JP7332428B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
従来、レバー式コネクタとしては、相手ハウジングと嵌合可能で内部に端子が収容されるハウジングと、ハウジングに回動可能に組付けられ回動により相手ハウジングとハウジングとを嵌合させるレバーとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
このレバー式コネクタでは、相手ハウジングとハウジングとの嵌合に関与する回動範囲外に回動できるように、レバーがハウジングに組付けられている。
このレバーの相手ハウジングとハウジングとの嵌合に関与する回動範囲外には、ハウジングに対して端子を挿入可能とさせるレバーの端子挿入位置が設定されている。
このようなレバー式コネクタでは、レバーを端子挿入位置に回動させることにより、レバーが端子に干渉することなく、端子をハウジングに収容させることができる。
特開2013-48046号公報
しかしながら、上記特許文献1のレバー式コネクタでは、レバーが端子挿入位置に回動されたときに、さらなるレバーの回動範囲外への回動は規制されているが、レバーの回動範囲側への回動は規制されておらず、レバーが端子挿入位置で保持されていなかった。
このため、ハウジングへの端子の挿入作業中に、レバーが回動して端子とレバーが干渉する可能性があり、組付性が低下する虞があった。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、組付性を向上することができるレバー式コネクタを提供することにある。
本発明の態様に係るレバー式コネクタは、相手ハウジングと嵌合可能で内部に端子が収容されるハウジングと、前記ハウジングに回動可能に組付けられ回動により前記相手ハウジングと前記ハウジングとを嵌合させるレバーとを備え、前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記ハウジングに対して前記端子を挿入可能な端子挿入位置に前記レバーを保持する挿入保持部が設けられている。
前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合する前の回動初期位置に前記レバーを保持する初期保持部と、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合した回動完了位置に前記レバーを保持する完了保持部とが設けられていることが好ましい。
前記レバーの端子挿入位置は、前記レバーの回動軌跡において、前記レバーの回動初期位置と前記レバーの回動完了位置との間に配置されていることが好ましい。
前記挿入保持部と前記初期保持部と前記完了保持部とは、前記レバーの回動軌跡において、隣り合う前記レバーの前記端子挿入位置と前記回動初期位置と前記回動完了位置とでそれぞれ前記レバーを保持することが好ましい。
本発明によれば、組付性を向上することができるレバー式コネクタを提供することができる。
第1実施形態に係るレバー式コネクタと相手ハウジングの斜視図である。 第1実施形態に係るレバー式コネクタの分解斜視図である。 第1実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが回動初期位置に回動したときの断面図である。 図3IV-IV断面図である。 第1実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが回動初期位置に回動したときの断面図である。 第1実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが回動完了位置に回動したときの側面図である。 第1実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが回動完了位置に回動したときの断面図である。 第1実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが回動完了位置に回動したときの断面図である。 (a)は第1実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが端子挿入位置に回動したときの側面図である。(b)は図9(a)の要部拡大断面図である。 (a)は第1実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが端子挿入位置に回動したときの断面図である。(b)は図10(a)の要部拡大図である。 第2実施形態に係るレバー式コネクタの分解斜視図である。 第2実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが回動初期位置に回動したときの断面図である。 第2実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが端子挿入位置に回動したときの断面図である。 第2実施形態に係るレバー式コネクタのレバーが回動完了位置に回動したときの断面図である。
以下、図面を用いて本実施形態に係るレバー式コネクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1~図10を用いて第1実施形態について説明する。
本実施形態に係るレバー式コネクタ1は、相手ハウジング3と嵌合可能で内部に端子5が収容されるハウジング7と、ハウジング7に回動可能に組付けられ回動により相手ハウジング3とハウジング7とを嵌合させるレバー9とを備えている。
そして、ハウジング7とレバー9との間には、ハウジング7に対して端子5を挿入可能な端子挿入位置にレバー9を保持する挿入保持部11が設けられている。
また、ハウジング7とレバー9との間には、相手ハウジング3とハウジング7とが嵌合する前の回動初期位置にレバー9を保持する初期保持部13と、相手ハウジング3とハウジング7とが嵌合した回動完了位置にレバー9を保持する完了保持部15とが設けられている。
さらに、レバー9の端子挿入位置は、レバー9の回動軌跡において、レバー9の回動初期位置とレバー9の回動完了位置との間に配置されている。
また、挿入保持部11と初期保持部13と完了保持部15とは、レバー9の回動軌跡において、隣り合うレバー9の端子挿入位置と回動初期位置と回動完了位置とでそれぞれレバー9を保持する。
図1~図10に示すように、ハウジング7は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。このハウジング7は、相手ハウジング3と嵌合可能に筐体状に形成され、端子収容室17を備えている。端子収容室17は、ハウジング7の内部に、相手ハウジング3との嵌合方向に向けて延設されている。この端子収容室17は、ハウジング7の幅方向に複数列設けられ、ハウジング7の高さ方向に複数段設けられている。このような端子収容室17内には、係止ランス19が撓み可能に設けられている。係止ランス19は、端子収容室17に収容された端子5に係止され、端子収容室17からの端子5の抜け止めを行う。
図2,図4,図5に示すように、端子5は、箱状の接続部を有する雌型端子からなる。この端子5は、電源や機器などに電気的に接続された電線21の端末部に電気的に接続されている。このような端子5は、電線21の端末部に電気的に接続された状態で、ハウジング7の相手ハウジング3との嵌合面と反対側に形成された開口から端子収容室17に収容される。
図1,図2に示すように、ハウジング7には、相手ハウジング3との嵌合面側に形成された開口にフロントホルダ23が組付けられる。フロントホルダ23は、端子収容室17に収容された端子5が、端子収容室17から突き出ることを防止する。このハウジング7は、端子5に電気的に接続された電線21がハウジング7の外部に引き出される。このようなハウジング7には、相手ハウジング3が嵌合される。
図1に示すように、相手ハウジング3は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。この相手ハウジング3は、ハウジング7の内部に嵌合可能な筐体状に形成されている。このような相手ハウジング3内には、電源や機器などに電気的に接続されたタブ状の接続部を有する雄型端子からなる相手端子(不図示)が収容されている。この相手ハウジング3は、ハウジング7と嵌合することにより、端子5と相手端子とが電気的に接続される。このような相手ハウジング3とハウジング7との嵌合は、ハウジング7に回動可能に組付けられたレバー9の回動によって行われる。
図1~図10に示すように、レバー9は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。このレバー9は、一対の側壁25,25と、一対の側壁25,25を連結する連結部27とで、ハウジング7の幅より大きな幅を有するように形成されている。このようなレバー9には、軸孔29と、カム溝31とが設けられている。
軸孔29は、レバー9の両側壁25,25にそれぞれ貫通して設けられている。この軸孔29は、ハウジング7の両側面にそれぞれ突設された軸部33に係合される。このような軸孔29は、軸部33と係合することにより、レバー9がハウジング7の外周に回動可能に組付けられる。
カム溝31は、レバー9の両側壁25,25の内面にそれぞれ設けられている。このカム溝31は、相手ハウジング3とハウジング7との嵌合面側が開口されている。このようなカム溝31は、相手ハウジング3とハウジング7とが嵌合するときに、相手ハウジング3の両側面にそれぞれ突設されたカムピン35が開口から挿入される。このカム溝31にカムピン35が挿入された状態で、ハウジング7に対してレバー9を回動させる。このレバー9の回動により、カムピン35がカム溝31に沿って移動し、相手ハウジング3がハウジング7に引き込まれるように嵌合する。この相手ハウジング3とハウジング7との嵌合により、相手端子と端子5とが電気的に接続される。
このようなレバー9は、相手ハウジング3とハウジング7との嵌合において、回動初期位置と、回動完了位置との間で回動される。このレバー9の回動初期位置と回動完了位置とでは、ハウジング7とレバー9との間に設けられた初期保持部13と、完了保持部15とによって、その回動位置が保持される。
図2~図5に示すように、初期保持部13は、初期突起37と初期凹部39との係合と、係止突起41と溝部43との係合とを備えている。
初期突起37は、ハウジング7の両側壁にそれぞれ設けられている。この初期突起37は、ハウジング7の側面からレバー9側に向けて突設されている。初期凹部39は、レバー9の両側壁25,25の内面にそれぞれ設けられている。この初期凹部39は、ハウジング7の初期突起37と係合可能な形状に形成されている。
初期突起37と初期凹部39とは、ハウジング7に対してレバー9が回動初期位置に回動されたときに、初期突起37が初期凹部39に収容されるように係合される。この初期突起37と初期凹部39との係合により、レバー9がハウジング7に対して回動初期位置以上に回動することを規制することができる。
係止突起41は、レバー9の両側壁25,25に撓み可能に設けられている。この係止突起41は、自由端側がハウジング7の側面に向けて突出されている。溝部43は、ハウジング7の両側壁にそれぞれ設けられている。この溝部43は、ハウジング7の側壁を貫通し、相手ハウジング3との嵌合方向に沿って延設されている。
係止突起41と溝部43とは、ハウジング7に対してレバー9が回動初期位置に回動されたときに、係止突起41の撓みによって、係止突起41の自由端側が溝部43に収容される。この係止突起41の溝部43への収容により、係止突起41の外面と溝部43の内面とが係合される。この係止突起41と溝部43との係合により、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動完了位置側に回動することを規制することができる。
このような初期保持部13によって回動初期位置に保持されたレバー9は、相手ハウジング3とハウジング7とが嵌合するときに、回動完了位置側に向けて回動される。このレバー9の回動により、係止突起41が撓み、係止突起41と溝部43との係合が解除される。そして、レバー9の回動を継続することにより、カムピン35がカム溝31に沿って移動し、相手ハウジング3がハウジング7に引き込まれるように嵌合する。この相手ハウジング3とハウジング7との嵌合により、相手端子と端子5とが電気的に接続される。このとき、レバー9は、回動完了位置まで回動され、完了保持部15によって、その回動位置が保持される。
図2,図6~図8に示すように、完了保持部15は、規制壁45と規制面47との係合と、ロック部49と被ロック部51との係合とを備えている。
規制壁45は、ハウジング7の外面に設けられている。この規制壁45は、ハウジング7の外面から外方に向けてフランジ状に突設されている。規制面47は、レバー9の一対の側壁25,25と連結部27との規制壁45と対向する対向面に設けられている。
規制壁45と規制面47とは、ハウジング7に対してレバー9が回動完了位置に回動されたときに、規制面47が規制壁45に当接するように係合される。この規制壁45と規制面47との係合により、レバー9がハウジング7に対して回動完了位置以上に回動することを規制することができる。
なお、レバー9の回動完了位置以上への回動規制は、カム溝31の底部とカムピン35との当接、或いは相手ハウジング3とハウジング7との対向面同士の当接によっても、行うことができる。
ロック部49は、ハウジング7の上面に撓み可能に設けられたロックアーム53の自由端側に突設されている。なお、ロックアーム53のロック部49より自由端側には、押圧することによってロックアーム53を撓ませる操作部55が設けられている。被ロック部51は、レバー9の連結部27に設けられている。この被ロック部51は、ロックアーム53側に向けて突設されている。
ロック部49と被ロック部51とは、ハウジング7に対してレバー9が回動完了位置側へ回動されたときに、互いに当接される。この被ロック部51とロック部49との当接により、ロックアーム53が撓まされる。さらにハウジング7に対してレバー9が回動完了位置に回動されると、被ロック部51がロック部49を乗り越え、ロックアーム53が復元する。このロックアーム53の復元により、ロック部49と被ロック部51とが係合される。このロック部49と被ロック部51との係合により、レバー9がハウジング7に対して回動初期位置側に回動することを規制することができる。
このような完了保持部15によって回動完了位置に保持されたレバー9は、相手ハウジング3とハウジング7との嵌合を解除するときに、ロックアーム53の操作部55を押圧して、ロックアーム53を撓ませる。このロックアーム53の撓みにより、ロック部49と被ロック部51との係合が解除され、レバー9が回動初期位置側に向けて回動可能となる。そして、レバー9を回動初期位置側に向けて回動させることにより、カムピン35がカム溝31に沿って移動し、相手ハウジング3とハウジング7との嵌合が解除される。
このようなレバー式コネクタ1において、ハウジング7には、相手ハウジング3と嵌合する前の状態で、相手ハウジング3との嵌合面と反対側の開口から端子5が収容される。このハウジング7への端子5の収容時に、レバー9の連結部27がハウジング7の開口に位置していると、連結部27と端子5とが干渉してしまい、端子5をハウジング7に収容することができない。
そこで、レバー9は、ハウジング7に対して、連結部27がハウジング7の開口に位置しない回動位置である端子挿入位置が設定されている。この端子挿入位置にレバー9を回動させることにより、連結部27と端子5とが干渉することがなく、ハウジング7に端子5を収容することができる。しかしながら、レバー9が端子挿入位置で保持されていないと、端子5の挿入作業中に、レバー9が回動してしまい、端子5の挿入作業性が低下してしまう。
そこで、図2,図9,図10に示すように、ハウジング7とレバー9との間には、レバー9をハウジング7に対して端子挿入位置で保持する挿入保持部11が設けられている。挿入保持部11は、係止突起41と挿入突起57との係合と、ロック部49と被ロック部51との係合とを備えている。
挿入突起57は、ハウジング7の両側壁にそれぞれ設けられている。この挿入突起57は、ハウジング7の側面からレバー9側に向けて突設されている。このような挿入突起57は、レバー9の回動軌跡において、ハウジング7の両側壁にそれぞれ設けられた挿入溝部59よりレバー9の回動初期位置側に配置されている。挿入溝部59は、レバー9の回動軌跡に沿って形成されている。この挿入溝部59は、レバー9が端子挿入位置に回動されたときに、係止突起41が収容される。
係止突起41は、挿入溝部59に収容された状態で、レバー9が端子挿入位置から回動初期位置側に向けて回動しようとしたとき、挿入突起57と係合される。この係止突起41と挿入突起57との係合により、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動初期位置側に回動することを規制することができる。なお、係止突起41は、挿入突起57と係合される前に、挿入溝部59の端部に係合される。この係止突起41と挿入溝部59の端部との係合によっても、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動初期位置側に回動することを規制することができる。
ロック部49と被ロック部51とは、レバー9が端子挿入位置に回動されたときに、ロック部49上に被ロック部51が配置されるように係合される。このロック部49と被ロック部51との係合により、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動完了位置側に回動することを規制することができる。
このような挿入保持部11によってレバー9をハウジング7に対して端子挿入位置で保持することにより、不意な外力などによって、レバー9が回動初期位置側や回動完了位置側へ回動することがない。このため、ハウジング7への端子5の挿入作業中に、レバー9が回動することがなく、安定して端子5の挿入作業を行うことができ、端子5の挿入作業性を向上することができる。
このような挿入保持部11によって保持されたレバー9の端子挿入位置は、レバー9の回動軌跡において、レバー9の回動初期位置とレバー9の回動完了位置との間に配置されている。このようにレバー9の端子挿入位置を配置することにより、レバー9の端子挿入位置が、相手ハウジング3とハウジング7との嵌合に関与するレバー9の回動範囲外に設定されることがない。このため、ハウジング7への端子5の挿入作業であっても、レバー9を嵌合に関与する回動範囲外に回動させる必要がなく、レバー9の回動スペースを省スペース化することができる。加えて、挿入保持部11と初期保持部13と完了保持部15とを、嵌合に関与するレバー9の回動範囲内に集約して配置させることができ、ハウジング7とレバー9との間を省スペース化することができる。
このような挿入保持部11と初期保持部13と完了保持部15とは、レバー9の回動軌跡において、隣り合うレバー9の端子挿入位置と回動初期位置と回動完了位置とでそれぞれレバー9を保持している。
詳細には、図3,図4に示すように、係止突起41は、初期保持部13として機能する場合、レバー9の回動初期位置で、溝部43と係合し、レバー9の回動完了位置側への回動を規制する。一方、図9に示すように、係止突起41は、挿入保持部11として機能する場合、レバー9の端子挿入位置で、挿入突起57と係合し、レバー9の回動初期位置側への回動を規制する。
また、図10に示すように、被ロック部51は、挿入保持部11として機能する場合、レバー9の端子挿入位置で、ロック部49上に係合し、レバー9の回動完了位置側への回動を規制する。一方、図8に示すように、被ロック部51は、完了保持部15として機能する場合、レバー9の回動完了位置で、ロック部49と係合し、レバー9の回動初期位置側への回動を規制する。
このようにレバー9の回動軌跡で隣り合う挿入保持部11と初期保持部13と完了保持部15とを、レバー9の回動位置の保持に兼用化することにより、ハウジング7とレバー9の間の部品点数の増加や配置スペースの増大を抑制することができる。
なお、図2に示すように、レバー9の両側壁25,25の内面には、レバー9が回動初期位置に配置されたときに、挿入突起57との干渉を避けるために退避溝61がそれぞれ設けられている。しかしながら、レバー9が回動初期位置に配置されたときやレバー9が回動するときに、挿入突起57とレバー9とが干渉しない場合には、退避溝61を設ける必要はない。
このようなレバー式コネクタ1における相手ハウジング3との嵌合は、まず、ハウジング7に対してレバー9を端子挿入位置に回動させる。このとき、レバー9は、挿入保持部11としての係止突起41と挿入突起57との係合と、ロック部49と被ロック部51との係合とによって、端子挿入位置に保持される(図9,図10参照)。
次に、ハウジング7の嵌合面と反対側の開口から電線21の端末部に電気的に接続された端子5を端子収容室17に収容する。次に、ハウジング7に対してレバー9を回動初期位置に回動させる。このとき、レバー9は、初期保持部13としての初期突起37と初期凹部39との係合と、係止突起41と溝部43との係合とによって、回動初期位置に保持される(図3,図4参照)。次に、相手ハウジング3の嵌合面をハウジング7の嵌合面に近接して配置させ、相手ハウジング3のカムピン35をレバー9のカム溝31の開口に挿入させる。
そして、ハウジング7に対してレバー9を回動完了位置に回動させ、カムピン35がカム溝31に沿って移動するように、相手ハウジング3とハウジング7とを嵌合させる。このとき、レバー9は、完了保持部15としての規制壁45と規制面47との係合と、ロック部49と被ロック部51との係合とによって、回動完了位置に保持される(図6~図8参照)。
このようなレバー式コネクタ1では、ハウジング7とレバー9との間に、ハウジング7に対して端子5を挿入可能な端子挿入位置にレバー9を保持する挿入保持部11が設けられている。このため、ハウジング7への端子5の挿入作業中に、レバー9が回動して端子5とレバー9が干渉することがない。
従って、このようなレバー式コネクタ1では、ハウジング7への端子5の挿入作業を安定して行うことができ、組付性を向上することができる。
また、ハウジング7とレバー9との間には、回動初期位置にレバー9を保持する初期保持部13と、回動完了位置にレバー9を保持する完了保持部15とが設けられている。このため、相手ハウジング3とハウジング7との嵌合に対するレバー9の回動を安定して行うことができる。
さらに、レバー9の端子挿入位置は、レバー9の回動軌跡において、レバー9の回動初期位置とレバー9の回動完了位置との間に配置されている。このため、レバー9の端子挿入位置が、相手ハウジング3とハウジング7との嵌合に寄与するレバー9の回動範囲内に設定され、レバー9の回動範囲を省スペース化することができる。
また、挿入保持部11と初期保持部13と完了保持部15とは、レバー9の回動軌跡において、隣り合うレバー9の端子挿入位置と回動初期位置と回動完了位置とでそれぞれレバー9を保持する。このため、隣り合う挿入保持部11と初期保持部13と完了保持部15とをレバー9の保持に兼用することができ、部品点数の増加や配置スペースの増大を抑制することができる。
(第2実施形態)
図11~図14を用いて第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るレバー式コネクタ101は、初期保持部13と挿入保持部11とが、レバー9の回動軌跡において、隣り合うレバー9の回動初期位置と端子挿入位置とでそれぞれレバー9を保持する。
なお、第1実施形態と同様の構成には、同一の記号を記して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、第1実施形態と同一の構成であるので、得られる効果は同一である。
図11,図12に示すように、初期保持部13は、初期突起37と初期凹部39との係合と、兼用突起103と初期穴部105との係合とを備えている。初期突起37と初期凹部39との係合は、第1実施形態と同様であり、レバー9がハウジング7に対して回動初期位置以上に回動することを規制する。
兼用突起103は、ハウジング7の両側壁にそれぞれ設けられている。この兼用突起103は、ハウジング7の側面からレバー9側に向けて複数(ここでは2つ)突設されている。初期穴部105は、レバー9の両側壁25,25の内面にそれぞれ設けられている。この初期穴部105は、複数の兼用突起103とそれぞれ係合可能なように円形状に複数(ここでは2つ)形成されている。
兼用突起103と初期穴部105とは、ハウジング7に対してレバー9が回動初期位置に回動されたときに、複数の兼用突起103が複数の初期穴部105にそれぞれ収容されるように係合される。この兼用突起103と初期穴部105との係合により、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動完了位置側に回動することを規制することができる。
なお、レバー9は、回動初期位置において、第1実施形態と同様に、初期保持部13として機能する係止突起41と溝部43(図4参照)との係合によっても、回動完了位置側への回動が規制されている。
図11,図13に示すように、挿入保持部11は、兼用突起103と初期凹部39と、兼用突起103と挿入穴部107との係合を備えている。
初期凹部39は、ハウジング7に対してレバー9が端子挿入位置に回動されたときに、複数の兼用突起103のうちレバー9の回動初期位置側に位置する兼用突起103と係合される。この兼用突起103と初期凹部39との係合により、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動初期位置側に回動することを規制することができる。
挿入穴部107は、レバー9の両側壁25,25の内面にそれぞれ設けられている。この挿入穴部107は、ハウジング7の兼用突起103と係合可能なように円形状に形成されている。このような挿入穴部107は、ハウジング7に対してレバー9が端子挿入位置に回動されたときに、複数の兼用突起103のうちレバー9の回動完了位置側に位置する兼用突起103と係合される。この兼用突起103と挿入穴部107との係合により、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動完了位置側に回動することを規制することができる。
なお、係止突起41は、端子挿入位置において、ハウジング7の挿入溝部59内に収容されている。この挿入溝部59の端部には、レバー9が回動初期位置側に回動しようとしたときに、係止突起41と係合する係合段部109が設けられている。この係止突起41と係合段部109との係合は、挿入保持部11として機能し、不意な外力などによって、レバー9がハウジング7に対して回動初期位置側に回動することを規制することができる。
このように挿入保持部11によってレバー9をハウジング7に対して端子挿入位置で保持することにより、不意な外力などによって、レバー9が回動初期位置側や回動完了位置側へ回動することがない。このため、ハウジング7への端子5の挿入作業中に、レバー9が回動することがなく、安定して端子5の挿入作業を行うことができ、端子5の挿入作業性を向上することができる。
この挿入保持部11としての兼用突起103と初期凹部39とは、レバー9を回動初期位置に保持する初期保持部13としても機能する。このため、ハウジング7とレバー9の間の部品点数の増加や配置スペースの増大を抑制することができる。
なお、完了保持部15は、第1実施形態と同様であり、規制壁45と規制面47との係合(図14参照)と、ロック部49と被ロック部51との係合(図8参照)とからなる。
このようなレバー式コネクタ101では、初期保持部13と挿入保持部11とが、レバー9の回動軌跡において、隣り合うレバー9の回動初期位置と端子挿入位置とでそれぞれレバー9を保持する。このため、隣り合う初期保持部13と挿入保持部11とをレバー9の保持に兼用することができ、部品点数の増加や配置スペースの増大を抑制することができる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、挿入保持部が、レバーの回動軌跡において、初期保持部と完了保持部との間に設けられているが、これに限るものではない。例えば、レバーの回動軌跡において、挿入保持部、初期保持部、完了保持部の順に配置されるなど、挿入保持部を、レバーの回動軌跡において、初期保持部と完了保持部との間に設けなくともよい。
また、第2実施形態では、初期保持部が、係止突起と溝部との係合を備え、挿入保持部が、係止突起と係合段部との係合を備えているが、これに限るものではない。例えば、係止突起と溝部との係合や係止突起と係合段部との係合がなくとも、レバーを回動位置で保持できるのであれば、係止突起と溝部と係合段部(挿入溝部)を設けなくともよい。
1,101 レバー式コネクタ
3 相手ハウジング
5 端子
7 ハウジング
9 レバー
11 挿入保持部
13 初期保持部
15 完了保持部

Claims (3)

  1. 相手ハウジングと嵌合可能で内部に端子が収容されるハウジングと、
    前記ハウジングに回動可能に組付けられ回動により前記相手ハウジングと前記ハウジングとを嵌合させるレバーと、を備え、
    前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記ハウジングに対して前記端子を挿入可能な端子挿入位置に前記レバーを保持する挿入保持部が設けられており、
    前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合する前の回動初期位置に前記レバーを保持する初期保持部と、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合した回動完了位置に前記レバーを保持する完了保持部とが設けられており、
    前記レバーの端子挿入位置は、前記レバーの回動軌跡において、前記レバーの回動初期位置と前記レバーの回動完了位置との間に配置されている、レバー式コネクタ。
  2. 相手ハウジングと嵌合可能で内部に端子が収容されるハウジングと、
    前記ハウジングに回動可能に組付けられ回動により前記相手ハウジングと前記ハウジングとを嵌合させるレバーと、を備え、
    前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記ハウジングに対して前記端子を挿入可能な端子挿入位置に前記レバーを保持する挿入保持部が設けられており、
    前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合する前の回動初期位置に前記レバーを保持する初期保持部と、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合した回動完了位置に前記レバーを保持する完了保持部とが設けられており、
    前記挿入保持部と前記初期保持部と前記完了保持部とは、前記レバーの回動軌跡において、隣り合う前記レバーの前記端子挿入位置と前記回動初期位置と前記回動完了位置とでそれぞれ前記レバーを保持する、レバー式コネクタ。
  3. 相手ハウジングと嵌合可能で内部に端子が収容されるハウジングと、
    前記ハウジングに回動可能に組付けられ回動により前記相手ハウジングと前記ハウジングとを嵌合させるレバーと、を備え、
    前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記ハウジングに対して前記端子を挿入可能な端子挿入位置に前記レバーを保持する挿入保持部が設けられており、
    前記ハウジングと前記レバーとの間には、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合する前の回動初期位置に前記レバーを保持する初期保持部と、前記相手ハウジングと前記ハウジングとが嵌合した回動完了位置に前記レバーを保持する完了保持部とが設けられており、
    前記レバーの端子挿入位置は、前記レバーの回動軌跡において、前記レバーの回動初期位置と前記レバーの回動完了位置との間に配置されており、
    前記挿入保持部と前記初期保持部と前記完了保持部とは、前記レバーの回動軌跡において、隣り合う前記レバーの前記端子挿入位置と前記回動初期位置と前記回動完了位置とでそれぞれ前記レバーを保持する、レバー式コネクタ。
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