JP2007066679A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 本発明は、電線カバーを取付ける際の作業効率を向上させたレバー式コネクタを提供する。
【解決手段】 レバー式コネクタにおいて、レバー12は、雌ハウジング10に対して待受け位置に保持された状態で、電線引出し面32から斜め方向に突出する姿勢で保持される。電線引出し面32には、電線カバー13が、電線引出し面32に対して斜め方向から取付けられており、電線26は、電線カバー13内で略直角に屈曲して配索されている。レバー12のうち電線引出し面32から突出する部位には案内部48が形成されており、電線カバー13には、電線カバー13の取付け方向に沿う受け部53が形成されている。案内部48と受け部53とが当たりあうことで、電線カバー13は、姿勢を保持したまま取付け方向に沿って雌ハウジング10の取付け位置に誘導され、かつ、電線26の反力により回動することを防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
従来より、レバー式コネクタとしては、特許文献1記載のものが知られている。このものは、電線の端末に配設された端子金具を収容する雌ハウジングと、この雌ハウジングと嵌合可能な雄ハウジングとを備えてなり、雌ハウジングには、雄ハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝を備えた回動レバーが、カムピンがカム溝に係合するのを許容する初期位置と、両ハウジングが正規嵌合する終了位置との間で回動可能に取付けられると共に、電線が引き出される電線引出し面を覆うように電線カバーが取付けられてなる。電線引出し面から引き出された電線は、電線カバー内で略直角に屈曲した状態で配索されて、電線カバーの側面に形成された開口から引き出されるようになっている。
特開2005−203163公報(第4図)
上記の構成によると、電線カバーを雌ハウジングに取付ける際、電線カバーは、略直角に屈曲された電線の反力を受けて、電線が復帰変形しようとする方向に回動しようとする。このため作業者は、電線の反力に抗するために、電線カバーの背面を押圧しながらハウジングに組み付けなければならない。このため、電線の反力が強い場合には、電線カバーを雌ハウジングの取付け位置に配することが困難な場合がある。
そこで、雌ハウジングのうち電線カバーの取付け位置の近傍に、電線カバーを取付け位置に誘導するための案内部を設けることが考えられる。しかし上記の構成によると、電線カバーが雌ハウジングと係合する直前になって初めて、電線カバーと案内部とが係合することになる。このため、電線カバーが案内部と係合して以後の工程における作業者の負担は軽減されるが、電線カバーが電線と当接し始める取付け作業の初期工程から、電線カバーが雌ハウジングと係合する直前までの工程においては、やはり作業者は電線の反力に抗して電線カバーを押圧し続ける必要があるから、電線カバーの取付け作業の効率が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線カバーを取付ける際の作業効率を向上させたレバー式コネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の端末に配設された端子金具を収容する一方のコネクタハウジングと、前記一方のコネクタハウジングと嵌合可能な他方のコネクタハウジングとを備えてなり、前記一方のコネクタハウジングには、前記他方のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝が形成されたアーム部を備えたレバーが、前記カムピンが前記カム溝に係合するのを許容する待受け位置と、前記両コネクタハウジングが正規嵌合する嵌合位置との間で回動可能に取付けられると共に、前記電線が引き出された電線引出し面を覆うように電線カバーが取付けられており、前記電線引出し面から引き出された前記電線は、前記電線カバー内で略直角に屈曲した状態で配索されて、前記電線カバーの側面に開口された電線引出し口から引き出されるようになっているレバー式コネクタであって、前記電線カバーは、前記電線引出し面に対して斜め方向から取付けられるようになっており、前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングの幅方向に沿った側面に、前記待受け位置において、前記アーム部の少なくとも一部が、前記電線引出し面から前記電線カバーの取付け方向後方に突出する姿勢で保持されるようになっており、前記アーム部のうち前記電線引出し面から突出した部位には案内部が形成されると共に、前記電線カバーには前記案内部と係合する受け部が形成されており、前記案内部及び前記受け部の少なくとも一方は前記電線カバーの取付け方向に沿うように形成されており、前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記案内部と前記受け部とが当たりあうことで、前記電線カバーは、姿勢が保持されたまま前記取付け方向に沿って前記一方のコネクタハウジング側の取付け位置に誘導されると共に、前記電線の反力を受けて回動するのを規制可能とされることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記レバーは、一対の前記アーム部を操作部により連結した略門形状をなすと共に、前記待受け位置において、前記一方のコネクタハウジングの前記幅方向に沿った両側面をまたぐようにして保持されるようになっており、前記電線カバーは、前記一対のアーム部のうち前記電線引出し面から突出した部位の内面と当たりあうことで、前記幅方向と交差する方向の位置ズレが抑制された状態で、前記一対のアーム部の間に進入するようにして前記電線引出し面に取付けられることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記レバーは、前記待受け位置おいて、前記レバーの一部が前記電線引出し面の一部を覆うような斜め姿勢で保持されるようになっており、前記電線カバーは、前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記電線引出し面に対して、前記レバーの一部によって覆われている側の端部と反対側の端部側から斜め方向に取付けられるようになっており、前記一方のコネクタハウジング及び前記電線カバーのいずれか一方には、前記電線カバーの取付け方向に沿う案内面が形成されており、他方には、前記案内面と摺接することで、前記電線カバーを前記一方のコネクタハウジングの取付け位置へ誘導する摺接部が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、前記電線カバーは、前記レバーの組付け姿勢に対応して、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、前記レバー及び前記電線カバーが前記一方のコネクタハウジングに対して前記幅方向に対称ないずれの姿勢で組付けられた場合でも、前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記電線カバーの姿勢が保持されたまま前記案内部と前記受け部とが当たりあうことで、前記電線カバーは、前記取付け方向に沿って前記一方のコネクタハウジング側の取付け位置に誘導されると共に、前記電線の反力を受けて回動するのを規制可能とされるとされることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3記載のものにおいて、前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、前記電線カバーは、前記レバーの組付け姿勢に対応して、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、前記レバー及び前記電線カバーが前記一方のコネクタハウジングに対して前記幅方向に対称ないずれの姿勢で組付けられた場合でも、前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記電線カバーの姿勢が保持されたまま前記案内部と前記受け部とが当たりあうことで、前記電線カバーは、前記取付け方向に沿って前記一方のコネクタハウジング側の取付け位置に誘導されると共に、前記電線の反力を受けて回動するのを規制可能とされており、かつ、前記案内面と前記摺接部とが摺接することで、前記電線カバーが前記一方のコネクタハウジングの取付け位置へ誘導されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記端子金具は、前記電線引出し面側から、前記一方のコネクタハウジングに形成されたキャビティ内に挿入されるようになっており、前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記電線引出し面が前記端子金具の挿入方向後方に開放された状態になる端子金具挿入位置で保持可能とされることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6記載のものにおいて、前記端子挿入位置は、前記嵌合位置となっていることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、アーム部のうち電線引出し面から電線カバーの取付け方向後方に突出する部位には案内部が設けられており、電線カバーには案内部と係合する受け部が設けられているから、電線と電線カバーとが当接し始める取付け作業の初期工程から、電線カバーは、案内部と受け部とが当たりあうことで一方のコネクタハウジングの取付け位置に取付け方向に沿って誘導されると共に、電線の反力で回動することを規制されるようになっている。これにより、電線カバーを、電線の反力に抗して一方のコネクタハウジングに取付けることが容易になるから、電線カバーの取付け作業の効率を向上させることができる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、電線カバーは、一対のアーム部の内面と当たりあうことで、幅方向と交差する方向の位置ズレがアーム部の内面により抑制された状態で一方のコネクタハウジングに取付けることができる。これにより、電線カバーの取付け作業の効率を向上させることができる。
<請求項3の発明>
レバー式コネクタにおいては、レバーの一部が電線引出し面の一部を覆う位置に保持される場合がある。この場合、電線カバーと、レバーとの干渉を避ける必要があるため、電線カバーの取付け作業の効率が低下することが懸念される。
そこで、請求項3の発明においては、一方のコネクタハウジング及び電線カバーのいずれか一方に電線カバーの取付け方向に沿う案内面を設け、他方に案内面と摺接する摺接部を設ける構成とした。これにより、案内面と摺接部とを摺接させることで、電線カバーを、電線引出し面のうちレバーによって覆われている側の端部と反対側の端部側から斜め方向に変位させるというワンアクションの操作で、一方のコネクタハウジングに取付けることができる。
<請求項4及び請求項5の発明>
請求項4及び請求項5の発明によれば、例えばレバーの操作スペースが十分に確保できないためにレバーを回動操作しにくいような場合でも、レバーの取付け姿勢を、一方のコネクタハウジングに関して幅方向に対称な2つの姿勢のうちから選択することで、レバーを容易に回動操作可能とすることができる。この結果、両コネクタハウジングの嵌合作業を効率よく行うことができる。
<請求項6の発明>
レバー式コネクタにおいては、レバーの一部が電線引出し面の一部を覆う位置で保持される場合がある。この場合、端子金具をキャビティ内に挿入する際に、レバーと端子金具とが干渉するために、端子金具の挿入作業の効率が低下することが懸念される。
請求項6の発明によれば、レバーを端子金具挿入位置に保持して電線引出し面を端子金具の挿入方向後方に開放した状態にすることにより、レバーと端子金具とが干渉することなく、端子金具をキャビティ内に挿入することができる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、レバーを嵌合位置に保持した状態で、端子金具を雌ハウジングのキャビティ内に挿入できる。
本発明の一実施形態を図1ないし図13によって説明する。本実施形態に係るレバー式コネクタは、雌ハウジング10(本発明に係る一方のコネクタハウジングに相当)と、雄ハウジング11(本発明にかかる他方のコネクタハウジングに相当)と、雌ハウジング10に回動可能に取付けられたレバー12と、雌ハウジング10に取付けられる電線カバー13とからなる。なお、以下の説明においては、両ハウジング10,11の嵌合方向を前方として説明する。
雄ハウジング11は、合成樹脂製であって、前方に開口するフード部14を備えてなる。フード部14の奥壁には、雄端子金具15が奥壁を貫通する状態で配されており、雄端子金具15の一方の端部はフード部14内に突出するようになっている。フード部14の上壁及び下壁の外面のうち、前端寄りの位置には、上壁及び下壁の厚さ方向外方に突出する一対のカムピン16が形成されており、カムピン16の突出端には径方向外方に拡径されたフランジ17が形成されており、レバー12の回動操作時にカムピン16が後述するカム溝18から外れるのを防止するようになっている。カムピン16の側方には、フード部14の上壁及び下壁の外面からそれぞれの厚さ方向外方に突出すると共に、前後方向に延びると共にリブ状をなす一対の解除部19が形成されており、後述するレバー12の係止爪20と雌ハウジング10の係止部21との係合を解除可能になっている。
雌ハウジング10は、合成樹脂製であって、内筒部22と、内筒部22を包囲するように形成された外筒部23とを備えてなり、内筒部22と外筒部23との間の空間は雄ハウジング11のフード部14が挿入される嵌合空間24とされる。内筒部22には前後方向に貫通するキャビティ25が形成されており、このキャビティ25内には、電線26の端末に配された雌端子金具27(本発明に係る端子金具に相当)が、内筒部22の後面側から挿入されている。雌端子金具27は、電線26を圧着するバレル部28と、バレル部28の前方に連なる角筒部29とを備えてなる。この角筒部29内に前述の雄端子金具15が挿入されて、角筒部29内に形成された図示しない弾性接触片と弾性的に接触することで、雄端子金具15と雌端子金具27との電気的な接続が図られるようになっている。キャビティ25の内壁には、キャビティ25内に突出するランス30が設けられており、このランス30が雌端子金具27の角筒部29と係合することで、雌端子金具27の抜け止めがなされるようになっている。内筒部22の前端にはリテーナ31が被着されており、これにより雌端子金具27は二重係止されるようになっている。内筒部22の後端面からは電線26が引き出されており、電線引出し面32とされる。
外筒部23の上壁及び下壁には、前後方向に貫通すると共に、レバー12を収容するためのレバー収容室33が形成されている。レバー収容室33と嵌合空間24とを仕切る仕切り壁34のうち、レバー収容室33側の側面には、後端寄りの位置に、仕切り壁34の厚さ方向外方に突出すると共に略円柱状をなす一対の支軸35が形成されており、後述するレバー12の軸孔36に貫通するようになっている。仕切り壁34のうち幅方向の略中方付近は、仕切り壁34の前端縁から後方に向かって、略矩形状に切り欠かれており、切欠部37とされる。切欠部37の後端部は、幅方向内方に突設された一対の係止部21により幅狭になっており、後述するレバー12の係止爪20と係合可能になっている。外筒部23の左右両側壁の外側面には、両側壁の上下方向の略中央付近に、雌ハウジング10の幅方向外方に突出するロック部38が形成されており、後述するレバー12に形成されたロックアーム39の係止孔40と係合可能になっている。ロック部38の後面はロックアーム39がロック部38に乗り上げる動作を容易にするための斜面が形成されており、一方、ロック部38の前面は、係止孔40との係合を確実にするために切り立って形成されている。ロック部38は、雌ハウジング10の幅方向に関して対称な位置に形成されている。
内筒部22の上壁及び下壁の外側面の後端縁のうち、幅方向の両端部には、それぞれ、上壁及び下壁の厚さ方向外方に突出するロック突起41が形成されている。ロック突起41の後面には、後方に向かうに従って上壁及び下壁の厚さ方向内方に傾斜するガイド面42が形成されている。また、ロック突起41の幅方向外方の側面には、幅方向外方に向かうに従って上壁及び下壁の厚さ方向内方に傾斜するガイド面42が形成されている。これらのガイド面42は、後述する電線カバー13のロック受け部43がロック突起41に乗り上がる動作を容易にするようになっている。一方、ロック突起41の前面は、ロック受け部43との係合を確実にするために切り立って形成されている。内筒部22上壁に形成されたロック突起41同士は雌ハウジング10の幅方向に関して対称に形成されており、また、内筒部22の下壁に形成されたロック突起41同士も、雌ハウジング10の幅方向に関して対称に形成されている。そして、上壁に形成されたロック突起41と、下壁に形成されたロック突起41とは、雌ハウジング10の上下方向に関して対称に形成されている。
図7に示すように、内筒部22の上壁及び下壁のうち嵌合空間24側の側面には、それぞれ、幅方向の略中央付近に、上壁及び下壁の後端縁から前方に向かって延びると共にリブ状をなす一対の摺接部44が、上壁及び下壁の厚さ方向外方に突出して形成されている。この摺接部44の側面と、後述する電線カバー13の案内面45とが摺接することで、電線カバー13は、雌ハウジング10の取付け位置に誘導されるようになっている。摺接部44の突出端は、レバー収容室33の仕切り壁34に連なっている。
レバー12は合成樹脂製であって、上方から見て略半円形状をなす一対のアーム部46と、アーム部46のうち、図2における左斜め上側の端部からやや外方に張り出して形成されると共に、一対のアーム部46同士を連結する操作部47とを備えてなる。レバー12は、外筒部23の上壁及び下壁に形成されたそれぞれのレバー収容室33内に各アーム部46が収容されて、雌ハウジング10の幅方向に沿う上面及び下面をまたぐように配されると共に、待受け位置と、嵌合位置との間で回動可能に取付けられている。ここで、待受け位置とは、レバー12のアーム部46に形成されたカム溝18に、雄ハウジング11に形成されたカムピン16が進入するのを許容するレバー12の位置(図5参照)をいい、嵌合位置とは、両ハウジング10,11が正規嵌合した状態におけるレバー12の位置をいう(図6参照)。なお、詳細には図示しないが、レバー12は雌ハウジング10の幅方向に関して対称な2つの姿勢で選択的に取り付け可能となっている。
アーム部46の中心には、軸孔36が上下に貫通して形成されており、上述した支軸35が貫通するようになっている。また、アーム部46には、図2における軸孔36の下方に、カム溝18が形成されており、カム溝18内にカムピン16を係合させた状態でレバー12を回動することで、カムピン16がカム溝18に誘導されて、両ハウジング10,11を嵌合させるようになっている。アーム部46には、図2における軸孔36の右斜め下方に、レバー12を待受け位置に保持するための係止爪20が形成されている。この係止爪20は、細長い板状をなすと共に片持ち状に延出する形態となっており、常にはアーム部46の厚さ方向内方に突出するようになっている。係止爪20の自由端は、レバー12が待受け位置に保持された状態において、上述した雌ハウジング10の係止部21と係合するようになっている。また、係止爪20は、レバー12が待受け位置に保持された状態において、雄ハウジング11のフード部14が嵌合空間24内に進入したときに、雄ハウジング11の解除部19と当接する位置に配されており、解除部19が係止爪20の内面と当接することで係止爪20はアーム部46の厚み方向外方に撓み変形して係止部21との係合が解除されるようになっている。
操作部47の内面には案内部48が形成されており、この案内部48の内面は、レバー12が待受け位置に保持された状態で、電線カバー13を雌ハウジング10に取付ける際の取付け方向(後に詳述する)に沿うように形成されている。案内部48の外面には、案内部48の厚さ方向外方に突出する支持部49が形成されており、支持部49の突出端には、案内部48の厚さ方向に撓み変形可能なロックアーム39が形成されている。ロックアーム39のうち図2における左斜め下側の端部寄りの位置には、雌ハウジング10のロック部38と係合する係止孔40がロックアーム39を貫通して形成されている。また、ロックアーム39のうち図2における右斜め上側の端部は、ロック部38と係止孔40との係合を解除するための押圧部50が形成されている。
図2に示すように、レバー12は、雌ハウジング10に対して待受け位置に保持された状態においては、アーム部46の一部が電線引出し面32から後方に突出すると共に、操作部47が電線引出し面32のうち図2における左端部を覆うような斜め姿勢で保持されるようになっている。一方、図6に示すように、レバー12は、雌ハウジング10に対して嵌合位置に保持された状態においては、電線引出し面32が後方に開放された状態に保持されるようになっている。これにより、レバー12が嵌合位置に保持された状態においては、雌端子金具27が操作部47と干渉することなくキャビティ25内に挿入可能となっている。このように本実施形態においては、レバー12の嵌合位置は、雌端子金具27をキャビティ25内に挿入可能な端子金具挿入位置を兼ねるようになっている。
電線カバー13は、雌ハウジング10の電線引出し面32を覆うようにして取付けられている。この電線カバー13は、電線引出し面32に対して、レバー12の操作部47により覆われた側の端部(図2における左端部)と反対側の端部(図2における右端部)側から斜め方向(図2の矢線に示す方向)に取付けられるようになっている。図8ないし図10に示すように、電線カバー13は合成樹脂製であって、図8における下面側が開口する箱型に形成されている。電線カバー13のうち、図8における右側面は、図8における下面と連続して開口しており、電線26が電線カバー13から引き出されるための電線引出し口51とされる。電線引出し面32から引き出された電線26は、電線カバー13の内部で略直角に屈曲されて、電線引出し口51から引き出されるようになっている。電線カバー13の両側板のうち図8における下縁には、幅方向の左右両端部に下方に突出する一対のロック受け部43が形成されている。ロック受け部43は、幅方向に関して対称に形成されている。このロック受け部43と、雌ハウジング10の内筒部22に形成されたロック突起41とが弾性的に係合することで、電線カバー13は雌ハウジング10に取付けられるようになっている。なお、電線カバー13は、雌ハウジング10に対するレバー12の取付け姿勢に対応して、雌ハウジング10の幅方向に関して対称な2つの姿勢で選択的に取付け可能となっている。
電線カバー13の図9における上下方向の高さ寸法は、レバー12のアーム部46の内面同士の間隔よりも小さく設定されており、電線カバー13は、レバー12の一対のアーム部46の間に進入可能になっている。
電線カバー13のうち、図8における左側面は、角が傾斜した傾斜面52とされる。この傾斜面52の外面は、電線カバー13を雌ハウジング10に取付ける際の取付け方向に沿うように形成されており、レバー12の案内部48と当たりあうことで、電線カバー13の姿勢を保持した状態で取付け方向に沿って雌ハウジング10の取付け位置に誘導する受け部53とされる。また、傾斜面52の内面は、電線引出し面32から引き出された電線26の一部と当接することで、電線26が略直角に屈曲するように誘導可能となっている。
電線カバー13の側板のうち、一対のロック受け部43の間には、図2における下方に略山形に突出する突出部54が形成されている。この突出部54は、電線カバー13が雌ハウジング10に取付けられた際に、一対の摺接部44の間に進入するようになっている。
電線カバー13の傾斜面52側に形成されたロック受け部43の幅方向内側の端縁は、電線カバー13の取付け方向に沿うように形成されており、案内面45とされる。また、突出部54の端縁のうち、傾斜面52と反対側に位置する端縁も、電線カバー13の取付け方向に沿うように形成されており、案内面45とされる。これら案内面45は、電線カバー13を雌ハウジング10に取付ける際に、雌ハウジング10の摺接部44と摺接することで、電線カバー13を取付け方向に沿って雌ハウジング10の取付け位置に誘導可能になっている。
続いて、雌ハウジング10に電線カバー13を取付ける各工程における各部材同士の構成について説明する。
まず、レバー12が待受け位置に保持された状態で、かつ、雌ハウジング10と電線カバー13とが図3に示す位置に配された状態では、電線26の反力により、電線カバー13は図3における反時計回り方向に回動しようとする。このとき、傾斜面52の外面に形成した受け部53を、操作部47に形成した案内部48の内面に内方から当接することで、電線カバー13が回動しようとするのを受け部53で支持することで防止することができるようになっている。
また、レバー12が待受け位置に保持された状態では、操作部47は、電線引出し面32のうち図2における左端部を覆うように配されるようになっている。これにより、電線カバー13は、矢線で示すように、電線引出し面32に対して、図2における右斜め上方から、左斜め下方に向けて変位させて取付けるようになっている。そして、案内面45及び受け部53は、図2における右斜め上方から、左斜め下方に向けて傾斜して形成されており、上述した電線カバー13の取付け方向に沿って形成されている。これにより、案内面45を受け部53と摺接させることで、電線カバー13を雌ハウジング10の取付け位置に誘導することができるようになっている。
そのうえ、電線カバー13は、雌ハウジング10の幅方向の両側面をまたぐように配されたレバー12の間に当たりあいながら進入して取付けられるようになっているから、幅方向と交差する方向への変位を抑制されるようになっている。
次に雌ハウジング10と電線カバー13とが図4に示す位置に配されて、電線カバー13の案内面45を雌ハウジング10の摺接部44と当接する状態になると、案内面45は、図4における右斜め上方から、左斜め下方に向けて傾斜して形成されており、矢線で示す電線カバー13の取付け方向に沿って形成されているから、案内面45と摺接部44とを摺接させることで、電線カバー13は、雌ハウジング10の取付け位置に誘導されるようになっている。また、突出部54が摺接部44の間に突入するようになっており、突出部54が仕切り壁34と、仕切り壁34の厚さ方向の内方から当接することにより、仕切り壁34の厚さ方向の変位が規制されるようになっている。
さらに、雌ハウジング10と電線カバー13とが図5に示す位置に配されると、ロック受け部43がロック突起41に乗り上げた後、復帰変形し、ロック受け部43がロック突起41に前方から当接することで、電線カバー13が雌ハウジング10に取付けられるようになっている。
続いて、本実施形態に係るレバー式コネクタの作用、効果について説明する。まず、雌ハウジング10に対して、レバー12の操作部47を図2における左側に向けて、待受け位置にあるときと同じ姿勢で、レバー収容室33のうち仕切り壁34と対向する壁部を厚さ方向外方に撓み変形させつつ、後方からレバー収容室33内にアーム部46を挿入する。さらにレバー12を押し込むと、支軸35が軸孔36に嵌合する。これにより、レバー12は雌ハウジング10に対して待受け位置に保持される。
係止爪20を治具等により撓み変形させて係止部21との係合を解除し、レバー12を図2における反時計回り方向に回動させる。すると、ロックアーム39の先端がロック部38と係合してロック部38に乗り上げる。さらにレバー12を回動させると、ロックアーム39が復帰変形し、ロック部38と係止孔40とが係合することで、レバー12が嵌合位置に保持される。すると、電線引出し面32が後方に開放されて、雌端子金具27をレバー12と干渉させることなくキャビティ25内に挿入可能となる。
この状態で、電線26の端末に配設された雌端子金具27を、後方(電線引出し面32側)から、キャビティ25内に挿入する。すると、ランス30が角筒部29と係合することで雌端子金具27の抜け止めがなされる。さらに、リテーナ31を内筒部22の前方から被着することで、雌端子金具27が二重係止される。
雌端子金具27を収容し終えたら、ロックアーム39の押圧部50を押圧してロックアーム39を撓み変形させてロック部38と係止孔40との係合を解除し、レバー12を図2の時計回り方向に回動させて待受け位置に保持する。すると、レバー12の操作部47が、電線引出し面32のうち、図2における左端部を覆うように配される。このとき、係止爪20が係止部21と係合することで、レバー12が嵌合位置に不用意に回動しないようになっている。
続いて、電線カバー13を、開口を電線26引き出し面と対向させつつ、電線引出し口51を図2における右側に向けた姿勢で、雌ハウジング10に対し、操作部47により覆われていない端部側(図2における右端部側)から、操作部47との干渉を避けて、矢線に示す斜め方向から組み付ける。まず、電線引出し面32から引き出された電線26を一まとめに束ねつつ、電線カバー13内に収容し、傾斜面52の内面に電線26の一部を当接させることで電線26を屈曲させて電線引出し口51から導出する。
次に、受け部53の外面を案内部48の内面に内方から当接させる。これにより、電線26の反力により、電線カバー13が図2における反時計回り方向に回動することを防止できる。このように本実施形態においては、電線カバー13の取付け工程の初期の段階から、電線カバー13の回動を防止できるから、作業者は、電線26の反力に抗して電線カバー13を押圧しなくてもよくなる。続いて、受け部53と案内部48とを摺接させつつ、電線カバー13の姿勢を保持したままで、電線カバー13を図2における左斜め下方に変位させる。すると、上述したように、受け部53の外面と案内部48の内面は、電線カバー13の取付け方向に沿うように形成されているから、電線カバー13は、雌ハウジング10の取付け位置に誘導される。このとき、電線カバー13は、アーム部46の内面と当たりあいながら、アーム部46の間に進入するようにして組みつけられるから、上下方向の変位が抑制された状態になっている。これにより、電線カバー13の組付け作業の作業効率を向上させることができる。
この点、電線カバー13の回動を規制するためには、案内部48を、電線引出し面32から電線カバー13の取付け方向後方に突設することが考えられる。これにより、電線カバー13の取付け作業の初期から、電線カバー13は案内部48により雌ハウジング10の取付け位置に誘導されるから、作業者は電線26の反力に抗して電線カバー13を押圧しなくてもよくなる結果、電線カバー13の取付け作業の効率が向上することが期待される。
しかしながら上記の構成によると、案内部48は、電線引出し面32から突出しているため、異物が衝突した場合に破損することが懸念される。
上記の点を鑑み、本実施形態においては、レバー12の操作部47に案内部48を形成する構成としたから、異物が衝突した場合でも、案内部48が破損することを防止できる。
さらに、電線カバー13を押し込んで、図4に示す状態にして、電線カバー13の案内面45と、雌ハウジング10の摺接部44とを当接させる。すると、上述したように、案内面45は電線カバー13の取付け方向に沿うように形成されているから、案内面45と摺接部44とを摺接させることで、電線カバー13を雌ハウジング10側の取付け位置にまで誘導することができる。詳細には、図11ないし図13によって説明する。図11に示す状態から、図中の矢線で示す電線カバー13の取付け方向に沿って、電線カバー13を押し込む。続いて、図12に示すように、図12における右側の案内面45と、右側の摺接部44の右側面とを摺接させる。同時に、左側の案内面45と、左側の摺接部44の右側面とを摺接させる。この状態で、図中の矢線の方向にさらに押し込むと、図13に示すように、電線カバー13は、雌ハウジング10側の取付け位置に誘導される。
電線カバー13が図5に示す位置に変位すると、撓み変形したロック受け部43がロック突起41を乗り越えて復帰変形し、ロック突起41と前方から係合することで、電線カバー13が雌ハウジング10に対して正規位置で取付けられる。このように本実施形態によれば、案内面45と摺接部44とを摺接させることで、操作部47との干渉を避けつつ、電線カバー13を斜め方向からワンアクションで雌ハウジング10に取付けることができる。
続いて、雌雄の両ハウジング10,11を嵌合させる。まず、レバー12を雌ハウジング10に対して待受け位置で保持した状態で、雄ハウジング11と雌ハウジング10とを嵌合させて、カムピン16をカム溝18内に進入させる。すると、解除部19が係止爪20の内面と当接することにより、係止爪20がアーム部46の厚さ方向外方に撓み変形する。これにより、係止爪20と係止部21との係合が解除され、レバー12が図5における反時計回り方向に回動可能になる。
レバー12を図5における反時計回り方向に回動させると、カムピン16がカム溝18とのカム作用により誘導されて、両ハウジング10,11が互いに引き寄せられる。さらにレバー12を回動させると、ロックアーム39がロック部38に乗り上げて撓み変形し、その後、復帰変形して、ロック部38と係止孔40とが係合することで、レバー12が嵌合位置に保持されて、レバー12が待受け位置に不用意に回動しないようになっている。このようにして、両ハウジング10,11を正規嵌合することができる。このとき、雄端子金具15が接続部の弾性接触片と接触することで、両端子金具が電気的に接続される。
メンテナンス等により、両ハウジング10,11を離脱させる場合は、ロックアーム39の押圧部50を押圧して撓み変形させて、ロック部38と係止孔40との係合を解除し、レバー12を時計回り方向に回動させ、待受け位置にまで回動させる。するとカムピン16がカム溝18に誘導されて両ハウジング10,11が互いに離間する。そして、レバー12を待受け位置に保持した後、両ハウジング10,11を引き離せばよい。
本実施形態においては、電線引出し口51を図6における右側に向くようにする構成としたが、電線引出し口51を図6における左側を向くようにする構成とすることもできる。この場合は、雌ハウジング10にレバー12を組み付ける際に、レバー12の操作部47を図2における右側に向けてレバー収容室33内にアーム部46を挿入する。その後、レバー12の回動方向を上記とは逆に操作して、雌端子金具27を雌ハウジング10に収容する。そして、電線カバー13を、開口を電線引出し面32と対向させつつ、電線引出し口51を図2における左側を向けた姿勢で、雌ハウジング10に対し、操作部47により覆われていない図2における左端部側から、操作部47との干渉を避けて、斜め方向に組み付ける。その後、上記とは左右方向を逆にして、電線カバー13を雌ハウジング10に取付ける。続いて、上記とはレバー12の回動方向を逆に操作して、雌ハウジング10と雄ハウジング11とを嵌合させる。
このように、本実施形態によれば、レバー12の取付け姿勢を、雌ハウジング10の幅方向に関して2つの対称な姿勢から選択できる。これにより、レバー12の操作スペースが十分に確保できない場所にレバー式コネクタを設置する場合でも、レバー12の取付け姿勢を選択することで、レバー12を容易に回動操作可能とすることができるから、両ハウジング10,11の嵌合作業を効率よく行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、レバー12の操作部47の内面に案内部48が形成される構成としたが、これに限られず、例えば、アーム部46の内面には電線カバー13の取付け方向に沿う案内溝(本発明の案内部に相当)が形成され、この案内溝が電線カバー13に突設された案内突起(本発明の受け部に相当)と係合するようになっていてもよい。
(2)本実施形態では、レバー12は略門形状をなしていたが、これに限られず、板状のアーム部46からなる片持ち状であってもよい。このとき、アーム部46のうち電線引出し面32から後方に突出する側の端部から側方視略L字状に案内部48を突設する構成としてもよい。
(3)本実施形態では、電線カバー13に案内面45が形成され、雌ハウジング10に摺接部44が形成される構成としたが、これに限られず、雌ハウジング10に案内面45が形成され、電線カバー13に摺接部44が形成される構成としてもよい。
(4)本実施形態においては、レバー12は、雌ハウジング10の幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けが可能となっており、かつ、電線カバー13は、レバー12の取付け姿勢に対応して、雌ハウジング10の幅方向に関して対称な2つの姿勢で取付けが可能とされているが、これに限られず、レバー12及び電線カバー13は雌ハウジング10に対して単一の姿勢で組み付けられる構成としてもよい。
(5)本実施形態では、アーム部46は、待受け位置において、電線引出し面32から斜めに突出する姿勢で保持される構成であったが、これに限られず、アーム部46は、待受け位置において、電線引出し面32から略直行して突出する姿勢で保持される構成としてもよい。
(6)本実施形態では、レバー12の嵌合位置と、端子金具挿入位置とが一致する構成としたが、これに限られず、嵌合位置と、端子金具挿入位置とが異なる構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、一方のコネクタハウジングを雌ハウジング10とし、他方のコネクタハウジングを雄ハウジング11としたが、これに限られず、一方のコネクタハウジングを雄ハウジング11とし、他方のコネクタハウジングを雌ハウジング10としてもよい。
本実施形態に係るレバー式コネクタの断面図 雌ハウジングにレバーを待受け位置に保持した状態の平断面図と、電線カバーの平断面図 雌ハウジングに電線カバーを取付ける作業の初期状態を示す平断面図 図3よりも電線カバーの取付け作業が進行した状態を示す平断面図 雌ハウジングに電線カバーが取付けられた状態を示す平断面図 雄ハウジングと雌ハウジングとが正規嵌合した状態を示す平断面図 雌ハウジングに対してレバーを嵌合位置に保持した状態を示す背面図 電線カバーの平面図 電線カバーの正面図 図9におけるA−A線断面図 雌ハウジングの摺接部と電線カバーの案内面とが係合する前の状態を示す一部拡大斜視図 雌ハウジングの摺接部と電線カバーの案内面とが係合した状態を示す一部拡大斜視図 雌ハウジングに電線カバーが取付けられた状態を示す一部拡大斜視図
符号の説明
10…雌ハウジング(一方のコネクタハウジング)
11…雄ハウジング(他方のコネクタハウジング)
12…レバー
13…電線カバー
16…カムピン
18…カム溝
25…キャビティ
26…電線
27…雌端子金具(端子金具)
32…電線引出し面
44…摺接部
45…案内面
46…アーム部
47…操作部
48…案内部
51…電線引出し口
53…受け部

Claims (7)

  1. 電線の端末に配設された端子金具を収容する一方のコネクタハウジングと、前記一方のコネクタハウジングと嵌合可能な他方のコネクタハウジングとを備えてなり、
    前記一方のコネクタハウジングには、前記他方のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝が形成されたアーム部を備えたレバーが、前記カムピンが前記カム溝に係合するのを許容する待受け位置と、前記両コネクタハウジングが正規嵌合する嵌合位置との間で回動可能に取付けられると共に、前記電線が引き出された電線引出し面を覆うように電線カバーが取付けられており、
    前記電線引出し面から引き出された前記電線は、前記電線カバー内で略直角に屈曲した状態で配索されて、前記電線カバーの側面に開口された電線引出し口から引き出されるようになっているレバー式コネクタであって、
    前記電線カバーは、前記電線引出し面に対して斜め方向から取付けられるようになっており、
    前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングの幅方向に沿った側面に、前記待受け位置において、前記アーム部の少なくとも一部が、前記電線引出し面から前記電線カバーの取付け方向後方に突出する姿勢で保持されるようになっており、
    前記アーム部のうち前記電線引出し面から突出した部位には案内部が形成されると共に、前記電線カバーには前記案内部と係合する受け部が形成されており、前記案内部及び前記受け部の少なくとも一方は前記電線カバーの取付け方向に沿うように形成されており、
    前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記案内部と前記受け部とが当たりあうことで、前記電線カバーは、姿勢が保持されたまま前記取付け方向に沿って前記一方のコネクタハウジング側の取付け位置に誘導されると共に、前記電線の反力を受けて回動するのを規制可能とされることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記レバーは、一対の前記アーム部を操作部により連結した略門形状をなすと共に、前記待受け位置において、前記一方のコネクタハウジングの前記幅方向に沿った両側面をまたぐようにして保持されるようになっており、
    前記電線カバーは、前記一対のアーム部のうち前記電線引出し面から突出した部位の内面と当たりあうことで、前記幅方向と交差する方向の位置ズレが抑制された状態で、前記一対のアーム部の間に進入するようにして前記電線引出し面に取付けられることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記レバーは、前記待受け位置おいて、前記レバーの一部が前記電線引出し面の一部を覆うような斜め姿勢で保持されるようになっており、
    前記電線カバーは、前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記電線引出し面に対して、前記レバーの一部によって覆われている側の端部と反対側の端部側から斜め方向に取付けられるようになっており、
    前記一方のコネクタハウジング及び前記電線カバーのいずれか一方には、前記電線カバーの取付け方向に沿う案内面が形成されており、他方には、前記案内面と摺接することで、前記電線カバーを前記一方のコネクタハウジングの取付け位置へ誘導する摺接部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、
    前記電線カバーは、前記レバーの組付け姿勢に対応して、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、
    前記レバー及び前記電線カバーが前記一方のコネクタハウジングに対して前記幅方向に対称ないずれの姿勢で組付けられた場合でも、前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記電線カバーの姿勢が保持されたまま前記案内部と前記受け部とが当たりあうことで、前記電線カバーは、前記取付け方向に沿って前記一方のコネクタハウジング側の取付け位置に誘導されると共に、前記電線の反力を受けて回動するのを規制可能とされるとされることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレバー式コネクタ。
  5. 前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、
    前記電線カバーは、前記レバーの組付け姿勢に対応して、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記幅方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、
    前記レバー及び前記電線カバーが前記一方のコネクタハウジングに対して前記幅方向に対称ないずれの姿勢で組付けられた場合でも、前記レバーが前記待受け位置に保持された状態で、前記電線カバーの姿勢が保持されたまま前記案内部と前記受け部とが当たりあうことで、前記電線カバーは、前記取付け方向に沿って前記一方のコネクタハウジング側の取付け位置に誘導されると共に、前記電線の反力を受けて回動するのを規制可能とされており、かつ、前記案内面と前記摺接部とが摺接することで、前記電線カバーが前記一方のコネクタハウジングの取付け位置へ誘導されることを特徴とする請求項3記載のレバー式コネクタ。
  6. 前記端子金具は、前記電線引出し面側から、前記一方のコネクタハウジングに形成されたキャビティ内に挿入されるようになっており、
    前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングに対して、前記電線引出し面が前記端子金具の挿入方向後方に開放された状態になる端子金具挿入位置で保持可能とされることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のレバー式コネクタ。
  7. 前記端子挿入位置は、前記嵌合位置となっていることを特徴とする請求項6記載のレバー式コネクタ。
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