JPH11260484A - レバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造 - Google Patents

レバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造

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JPH11260484A
JPH11260484A JP6351698A JP6351698A JPH11260484A JP H11260484 A JPH11260484 A JP H11260484A JP 6351698 A JP6351698 A JP 6351698A JP 6351698 A JP6351698 A JP 6351698A JP H11260484 A JPH11260484 A JP H11260484A
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JP
Japan
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lever
connector
hood
fitting
main body
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JP6351698A
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Inventor
Toshiaki Okabe
敏明 岡部
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雌雄のコネクタの嵌合状態を確実に検知す
る。 【解決手段】 本発明は、レバー嵌合式コネクタに用い
られて、フード部81内へのコネクタ本体の嵌合状態を
検知する嵌合検知構造であって、レバー82に検知凸部
86を設け、レバー82がフード部81内にコネクタ本
体を完全に嵌合させてロック手段によりフード部81に
係止された状態で検知凸部86が外方に臨む検知窓90
をフード部81に設けた。これにより、検知窓90から
外方に臨んだ検知凸部86を視認することにより、フー
ド部内にコネクタ本体が完全に嵌合されていることを確
認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌雄のコネクタ同
士の嵌合をレバーを操作することにより嵌合させるレバ
ー嵌合式コネクタに用いられて、雌雄のコネクタの嵌合
状態を検知する嵌合検知構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、特開平8−148220号公
報に記載されたレバー嵌合式コネクタ1を示す。このレ
バー嵌合式コネクタ1は、一方のコネクタハウジング1
にレバー3を回動自在に軸支すると共に、他方のコネク
タハウジング4にレバー3の案内凹部5と係合する導入
突起6が設けられている。また、レバー3の支承部7に
係止鉤8が突設され、一方のコネクタハウジング2には
係止鉤8と係合する係止段部9を有する弾性係止片10
が立設されている。この弾性係止片10の弾性によって
レバー3が反嵌合方向へ付勢されている。さらに、レバ
ー3には、ロック爪11が設けられており、このロック
爪11は、コネクタハウジング2、4同士が完全に嵌合
したときに、コネクタハウジング2後端部に設けられた
ロック部材12と係合する。
【0003】そして、レバー3に設けた係止鉤8と、コ
ネクタハウジング2に設けた弾性係止片10とを係合さ
せ、弾性係止片10によってレバー3が反嵌合方向へ付
勢されるようにしてあるため、コネクタハウジング2、
4相互の結合が半嵌合の状態においては、弾性係止片1
0の弾性によりレバー3が跳ね上げられた状態が保持さ
れる。
【0004】これにより、レバー3の位置を目視するこ
とによってコネクタハウジング2、4相互の結合の良否
を確認することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記レバー
嵌合式コネクタでは、レバー3のロック爪11がロック
部材12に係止する動作と、コネクタハウジング2、4
同士の半嵌合を検知する動作が連動していないので、コ
ネクタハウジング2、4同士が完全嵌合状態であっても
係止爪6がロック部材12に確実に係止されているか否
かを確認することができず、嵌合状態を確実に検知する
ことができないという問題を有している。
【0006】また、上記レバー嵌合式コネクタでは、コ
ネクタハウジング2、4同士の半嵌合状態はレバー3の
回動位置を目視確認することによって行われているた
め、レバー3の回動位置がロック爪11側にあれば、コ
ネクタハウジング2、4同士の完全嵌合状態であると識
別してしまい、実際には、ロック爪がロック部材12に
係止されていない場合であっても完全嵌合状態であると
誤認するおそれがある。
【0007】そこで、本発明は、雌雄のコネクタの嵌合
状態を確実に検知することができるレバー嵌合式コネク
タの嵌合検知構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、端子が収容されたハウジング部
と一体に設けられたフード部を有する雌コネクタ部と、
前記端子と接続される相手端子が収容されると共に前記
フード部に嵌合して前記端子と相手端子とが接続される
コネクタ本体を有する雄コネクタと、前記雌コネクタ部
のフード部内に前記雄コネクタのコネクタ本体を挿入・
嵌合させるレバーと、前記フード部内に前記コネクタ本
体を完全に嵌合させた状態のレバーを前記フード部に係
止させるロック手段とを備え、前記レバーが前記フード
部の内壁と前記コネクタ本体との間に配置されたレバー
嵌合式コネクタに用いられて、前記フード部内への前記
コネクタ本体の嵌合状態を検知する嵌合検知構造であっ
て、前記レバーに検知凸部を設け、前記レバーが前記フ
ード部内に前記コネクタ本体を完全に嵌合させて前記ロ
ック手段によりフード部に係止された状態で前記検知凸
部が外方に臨む検知窓を前記フード部に設けたことを特
徴としている。
【0009】このレバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造
では、雌コネクタ部のフード部に雄コネクタを位置合わ
せし、レバーを操作することによりコネクタ本体をフー
ド部内に挿入し、端子と相手端子とを接続する。そし
て、コネクタ本体をフード部内に完全に挿入すると、レ
バーはロック手段によってフード部に係止される。
【0010】このとき、レバーに設けた検知凸部がフー
ド部の検知窓から外方に臨むので、この検知窓から検知
凸部を視認することによって、レバーがフード部に確実
に係止したことが確認され、フード部内にコネクタ本体
が完全に嵌合したことを認識することができる。また、
ロック手段と連動して検知凸部が検知窓に挿入するの
で、ロック手段がレバーをフード部にロックしていない
にもかかわらずロックしていると誤認することがない。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のレバー
嵌合式コネクタの嵌合検知構造であって、前記レバーが
前記コネクタ本体に回動自在に支持されたレバー本体
と、このレバー本体の一側に設けられて前記フード部へ
のコネクタ本体の嵌合時にフード部に係止する突起部
と、他側に設けられて前記突起部のフード部への係止部
分を中心にレバー本体を回動させることで前記コネクタ
本体を前記フード部内に嵌合させる操作部とで形成し、
前記レバー本体が、前記コネクタ本体の両側壁の壁面上
で回転自在にそれぞれ支持された一対のレバー壁からな
り、前記突起部が前記レバー壁の一側にそれぞれ設けら
れ、前記操作部が一対のレバー壁の他側を連結して形成
され、前記検知凸部が、前記フード部の内壁に対向する
レバー壁に設けられていることを特徴としている。
【0012】このレバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造
では、雌コネクタ部のフード部に雄コネクタのコネクタ
本体を位置合わせし、レバー壁の一側をフード部に係止
する。次に操作部を操作することにより、レバー壁をフ
ード部への係止部分を中心に回動させることにより、コ
ネクタ本体がフード部内に挿入される。コネクタ本体を
フード部内に完全に挿入すると、レバー壁がロック手段
によりフード部に係止される。
【0013】このとき、レバー壁に設けた検知凸部がフ
ード部に設けた検知窓から外方へ臨むので、この検知窓
から検知凸部を視認することにより、レバー壁がフード
部に確実に係止したことが確認され、フード部内にコネ
クタ本体が完全に嵌合した完全嵌合状態であることを認
識することができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項2記載のレバー
嵌合式コネクタの嵌合検知構造であって、前記ロック手
段が、前記コネクタ本体に設けられた仮止め部と、前記
レバー壁に設けられて前記フード部へのコネクタ本体の
完全嵌合時に前記仮止め部が係止する係止凹部とからな
ることを特徴としている。
【0015】このレバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造
では、雌コネクタ部のフード部に雄コネクタのコネクタ
本体を位置合わせし、レバー壁の一側をフード部に係止
した状態で、レバー壁をフード部への係止部分を中心に
回動させることにより、コネクタ本体がフード部内に挿
入される。コネクタ本体をフード部内に完全に挿入する
と仮止め部がレバー壁に設けた係止凹部に係止する。
【0016】このとき、レバー壁に設けた検知凸部がフ
ード部に設けた検知窓から外方へ臨むので、この検知窓
から検知凸部を視認することにより、レバー壁がフード
部に確実に係止したことが確認され、フード部内にコネ
クタ本体が完全に嵌合した完全嵌合状態であることを認
識することができる。また、係止凹部への仮止め部の係
止と連動して検知凸部が検知窓に挿入されるので、係止
凹部に仮止め部が係止していないのに係止していると誤
認することがない。
【0017】請求項4の発明は、請求項2記載のレバー
嵌合式コネクタの嵌合検知構造であって、前記ロック手
段が、前記一対のレバー壁間の前記操作部側に設けられ
た可撓性のロック片と、前記フード部に設けられて前記
ロック片が前記フード部へのコネクタ本体の完全嵌合時
に係止する切欠部とからなることを特徴としている。
【0018】このレバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造
では、請求項2と同様に、雌コネクタ部のフード部に雄
コネクタのコネクタ本体を位置合わせし、レバー壁の一
側をフード部に係止した状態で、レバー壁をフード部へ
の係止部分を中心に回動させることにより、コネクタ本
体がフード部内に挿入される。コネクタ本体をフード部
内に完全に挿入すると、ロック片がフード部に設けた切
欠部に係止する。
【0019】このとき、レバー壁に設けた検知凸部がフ
ード部に設けた検知窓から外方へ臨むので、この検知窓
から検知凸部を視認することにより、レバー壁がフード
部に確実に係止したことが確認され、フード部内にコネ
クタ本体が完全に嵌合した完全嵌合状態であることを認
識することができる。
【0020】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれか一項に記載のレバー嵌合式コネクタの嵌合検
知構造であって、前記フード部と前記レバーとが、少な
くとも前記検知窓から外方へ臨んだ前記検知凸部が前記
フード部に対して識別可能な異なる色に形成されている
ことを特徴としている。
【0021】このレバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造
では、ロック手段によりレバーがフード部に係止され、
検知凸部が検知窓から外方に臨んだとき、検知凸部がフ
ード部と異なる色に形成されていることにより、検知凸
部が検知窓から外方に臨んだことを明瞭に確認すること
ができ、誤認を確実に防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレバー嵌合式
コネクタの嵌合検知構造の実施形態について説明する。
最初に図1(a)、(b)を用いて、本発明の嵌合検知
構造の基本的な構成を説明し、次にこの嵌合検知構造を
実際のレバー嵌合式コネクタに適用した実施形態につい
て説明する。
【0023】〔第1実施形態〕図1(a)、(b)は、
本発明の嵌合検知構造の基本的な構成を示す。これらの
図において、コネクタ本体(不図示)をフード部81内
に挿入するレバー82の端部には、可撓性のロックアー
ム83が形成され、このロックアーム83には、係止突
起84と、位置決め突起85とがそれぞれ突設されてい
る。また、ロックアーム83の両側部には、円柱状の検
知凸部86、86(ただし、図1には片側のみ図示)が
それぞれ突設されている。
【0024】一方、フード部81には、ロックアーム8
3に対向する壁部87に、矩形状の係止孔88が形成さ
れ、ロックアーム83の両側部に対向する壁部89に矩
形状の検知窓90が設けられている(ただし、図1に
は、片側にみ図示)。
【0025】そして、レバー82を回動させてロックア
ーム83をフード部81に挿入すると、ロックアーム8
3が撓んでフード部81の壁部87の内側に挿入され、
さらに、ロックアーム83をフード部81内に挿入する
と、係止突起84が係止孔88内に挿入し係止する。こ
のとき、検知凸部86が、係止孔88への係止突起84
の挿入と連動してフード部81の検知窓90内に挿入し
外方へ臨む。
【0026】従って、この検知窓90から外方へ臨んだ
検知凸部86を視認することによって、係止突起84が
係止孔88内に確実に係止されたことを確認することが
できる。
【0027】また、レバー82とフード部81とを異な
る色に形成しておくことにより、検知窓90内に挿入
し、外方に臨んだ検知凸部86をその周囲のフード部8
1と明瞭に識別することができ、確実に確認することが
できる。また、検知凸部86とフード部81とを異なる
色にしておいても良い。
【0028】以下に、上記嵌合検知構造を適用したレバ
ー嵌合式コネクタの実施形態について説明する。
【0029】〔第2実施形態〕図2乃至図5に示す第2
実施形態のレバー嵌合式コネクタ(以下「コネクタ」と
いう)15について説明する。このコネクタ15は、電
気接続箱の上カバーに用いられて、上カバーと下カバー
との間に積層される配線基板上のブスバーと、ワイヤー
ハーネスの端末部分とを接続する。
【0030】図2に示すように、コネクタ15は、上カ
バーのハウジング部21と一体にフード部22が形成さ
れた雌コネクタ部23と、この雌コネクタ部23のフー
ド部22内に挿入嵌合されるコネクタ本体24を有する
雄コネクタ25と、この雄コネクタ25のコネクタ本体
24に外装されてコネクタ本体24を雌コネクタ部23
のフード部22内に挿入・嵌合させるレバー26とから
なる。
【0031】雌コネクタ部23は、ハウジング部21内
に上記ブスバーの端末部分が収容され、端末部分の雄端
子部(不図示)はフード部22内に突設されている。フ
ード部22には、対向する壁部27、27に、フード部
22の内外を連通して切欠部28、28がそれぞれ2つ
ずつ形成されている。
【0032】また、フード部22の内壁29、29の中
間部には、コネクタ本体24の嵌合方向に沿って凹溝3
0、30がそれぞれ形成されている。このフード部22
内には、雄コネクタ25のコネクタ本体24が挿入さ
れ、コネクタ本体24内に収容された雌端子(不図示)
が雄端子部と導通接触する。
【0033】さらに、フード部22の内壁29、29に
は、矩形状の検知窓16が内外を貫通して設けられてい
る。この検知窓16には、後述する検知凸部17が挿入
・係止される。
【0034】雄コネクタ25は、コネクタ本体24内に
複数の端子収容室が設けられ、この端子収容室内に雌端
子がそれぞれ収容されている。端子収容室の一側から
は、相手雄端子が挿入され、他側からは雌端子が端末に
接続された電線Wがそれぞれ引き出されている。また、
コネクタ本体24の両側壁31、31(但し、図2には
片側のみ図示)の中央部分には、円柱状のボス部32が
突設され、このボス部32に対して図1において右上位
置には、ボス部32より小型の仮止め部33が突設され
ている。
【0035】ボス部32は、後述するレバー壁38に設
けた回転孔38a内に挿入され、回転孔38a内から突
出した先端部は、フード部22に設けられた凹溝30内
に挿入される。また、仮止め部33は、レバー壁38に
設けた仮止め穴38b内に挿入・係止される。
【0036】さらに、コネクタ本体24の側壁34、3
4には、嵌合面側の両側部に、仮止め突起39、39が
突設されている。これらの仮止め突起39、39は、コ
ネクタ本体24をフード部22内に挿入したとき(レバ
ー26を用いて嵌合させる前)フード部22の切欠部2
8、28にそれぞれ挿入・係止してフード部22に対し
てコネクタ本体24を仮止め状態に保持する。このコネ
クタ本体24にレバー26が外装されている。
【0037】レバー26は、雄コネクタ25のコネクタ
本体24に回動自在に支持されたレバー本体35と、こ
のレバー本体35の一側に設けられてフード部22への
コネクタ本体24の嵌合時にフード部22に係止する突
起部36と、他側に設けられて突起部36のフード部2
2への係止部分を中心にレバー本体35を回動させるこ
とでコネクタ本体24をフード部22内に嵌合させる操
作部37とで形成されている。そして、本実施形態のレ
バー26は、図4(a)、(b)に示すように、フード
部22へのコネクタ本体24の嵌合状態でレバー本体3
5がフード部22の内側に位置している。
【0038】レバー本体35は、コネクタ本体24の両
側壁31、31に、該両側壁31、31の壁面上で回転
自在にそれぞれ支持された薄板状の一対のレバー壁3
8、38からなり、突起部36、36がこのレバー壁3
8、38の一側にそれぞれ設けられ、操作部37が一対
のレバー壁38、38の他側を連結して形成されてい
る。レバー壁38の略中心部には回転孔38aが形成さ
れている。この回転孔38a内にボス部32を挿入する
ことでレバー壁38がコネクタ本体24の側壁31の壁
面上で回転自在となっている。
【0039】さらに、レバー壁38には、操作部37側
に仮止め穴38bが設けられている。この仮止め穴38
bは、コネクタ本体24の側壁31から突設された仮止
め部33が挿入・係止され、レバー本体35をコネクタ
本体24に対して仮止め位置に保持する。この仮止め部
33と仮止め穴38bとで仮止め手段が構成されてい
る。また、レバー壁38には、操作部37側に係止凹部
40がそれぞれ設けられている。この係止凹部40に
は、コネクタ本体24がフード部22内に完全に嵌合し
た状態で仮止め部33が係合する。そして、仮止め部3
3と係合凹部40とでロック手段が構成されている。
【0040】このレバー壁38、38は、フード部22
へのコネクタ本体24の完全嵌合状態で、フード部22
内の内壁29、29とコネクタ本体24の両側壁31、
31との間に挟み込まれる。
【0041】また、一方のレバー壁38には、検知凸部
17が突設されている。この検知凸部17は、雌コネク
タ部23のフード部22内に雄コネクタ25が完全に嵌
合したときに前述した検知窓16内に挿入され、検知窓
16から外方に臨むことができる。すなわち、係止凹部
40への仮止め部33の係合に連動して検知窓16内に
検知凸部17が挿入される。
【0042】次に本実施形態のコネクタにおいて、雄コ
ネクタ25を雌コネクタ部23に嵌合する手順について
説明する。
【0043】仮止め部33が仮止め穴孔38b内に挿入
・係止されてレバー26が、コネクタ本体24の仮止め
位置に仮止め穴された状態から、図4(a)及び図5
(a)に示すように、コネクタ本体24をフード部22
内に挿入する。この状態では、雌コネクタ部23の端子
部20aと、雄コネクタ25の端子とは接続されていな
い。
【0044】コネクタ本体24をフード部22内に挿入
すると、コネクタ本体24の仮止め突起39が切欠部2
8に係止すると共に、レバー26の突起部36が切欠部
28内に挿入・係止する。そして、操作部37を操作す
ることにより、突起部36の切欠部28への挿入係止部
分を中心にレバー26を回動させる。レバー26を回動
させると、コネクタ本体24がフード部22の奥方に挿
入され、図4(b)、図5(b)に示すように、最終的
にフード部22内に完全に嵌合される。
【0045】この状態では、レバー26はコネクタ本体
24に対して仮止め位置から回動して、仮止め部33が
仮止め穴38b内から外れており、係止凹部40に係合
している。また、レバー26のレバー壁38、38はコ
ネクタ本体24の側壁31とフード部22の内壁29、
29との間に挟み込まれている。さらに、レバー壁3
8、38は、コネクタ本体24の両側壁31、31上で
回動する。また、係止凹部40に仮止め部33が係止さ
れた状態、すなわち、フード部22内にコネクタ本体2
4が完全に嵌合された状態では、図5(b)に示すよう
に、仮止め部33の係合凹部40への係合に連動して検
知凸部17が検知窓16内に挿入され、外方に臨む。こ
の結果、この検知窓16から外方に臨んだ検知凸部17
を目視で確認することにより、フード部22内にコネク
タ本体24が完全に嵌合し、係止凹部40に仮止め部3
3が係止されたことを確認することができる。
【0046】また、レバー26とフード部22とを異な
る色に形成しておくことにより、検知窓16内に挿入
し、外方に臨んだ検知凸部17をフード部22と明瞭に
識別することができ、容易に確認することができる。ま
た、検知凸部17とフード部22とを異なる色にしてお
いても良い。この場合、例えば検知凸部17を黄色とし
たとき、フード部22を黒色としたり、検知凸部17を
緑色としたときフード部22を赤色等の補色関係の異な
る色とすることにより、検知凸部17をフード部22に
対してより明瞭に識別することができる。
【0047】次に図4(b)に示すように、コネクタ本
体24がフード部22内に完全に嵌合している状態か
ら、コネクタ本体24をフード部22内から抜き出すに
は、操作部37を上記とは逆方向に操作して、突起部3
6と切欠部28との係止部分を中心にレバー26を回動
させる。レバー26を回動させると、コネクタ本体24
がフード部22から抜き出て、図4(a)に示すように
仮止め位置、すなわち仮止め突起39が切欠部28に係
止している状態となる。また、この状態ではレバー26
は、仮止め部33が仮止め穴孔38aに挿入・係止され
て仮止め位置に位置する。そして、コネクタ本体24を
フード部22内から引き上げることで、雌コネクタ部2
3から雄コネクタを抜き出すことができる。
【0048】このように本実施形態のレバー嵌合式コネ
クタ15では、フード部22内にコネクタ本体24が完
全に嵌合されたことを、検知窓16から外方に臨んだ検
知凸部17を視認することによって容易に確認すること
ができる。この場合、係止凹部40への仮止め部33の
係止に連動して検知凸部17が検知窓16に挿入するこ
とにより、誤認するおそれがない。
【0049】また、レバー26とフード部22とを異な
る色に設定することによって、検知窓16から臨んだ検
知凸部17を明瞭に識別することができ、容易に確認す
ることができる。
【0050】また、本実施形態では、レバー26のレバ
ー壁38、38がコネクタ本体24の両側壁31、31
上で回動し、コネクタ本体24の両側壁31、31とフ
ード部22の内壁29、29との間に挟み込まれている
ので、レバー壁38が外側に撓もうとしてもフード部2
2の内壁29に規制されるため、レバー壁38がボス部
32から外れることがなく、コネクタ本体24をフード
部22内に確実に挿入・嵌合させることができ、しか
も、挿入・嵌合させる際の操作力を低減することができ
る。
【0051】また、本実施形態のレバー嵌合式コネクタ
15では、レバー26の板状のレバー壁38がコネクタ
本体24の両側壁31とフード部22の内壁29との間
に挟み込まれ、コネクタ本体24の両側壁上で回動自在
な構造となっているので、フード部22の外側に突出す
る部分が少なく、コネクタ全体として小型化を図ること
ができ、占有スペースを小さくすることができる。
【0052】また、本実施形態では、フード部22に設
けた切欠部28、28がフード部22の内外を連通して
いるので、この切欠部28、28内にレバー壁38、3
8の突起部36、36が挿入・係止しているか否かを外
部から容易に確認することができる。
【0053】また、本実施形態では、仮止め手段を設け
てレバー26をコネクタ本体24に対して仮止め位置に
仮止めすることにより、コネクタ本体24をフード部2
2に挿入する際に、レバー26ががたつくことがなく、
挿入作業の邪魔になることがない。
【0054】また、本実施形態では、フード部22内に
コネクタ本体24を完全に嵌合した状態で仮止め部33
が係止凹部40に挿入するので、レバー26の不用意な
回動を阻止することができる。
【0055】〔第3実施形態〕次に図6乃至図9に示す
第2実施形態のレバー嵌合式コネクタ(以下「コネク
タ」という)41について説明する。
【0056】図6に示すように、本実施形態のコネクタ
41は、上記第1実施形態と同様に電気接続箱の上カバ
ーのハウジング部21と一体にフード部42が形成され
た雌コネクタ部43と、雌コネクタ部43のフード部4
2内に挿入嵌合されるコネクタ本体44を有する雄コネ
クタ45と、この雄コネクタ45のコネクタ本体44に
外装されてコネクタ本体44を雌コネクタ部43のフー
ド部42内に挿入・嵌合させるレバー46とからなる。
【0057】雌コネクタ部43は、ハウジング部21内
にブスバーの端末部分が収容され、端末部分の雄端子部
はフード部42内に突設されている。フード部42の一
側には、両側に突出して形成されたリブガイド溝47、
47が形成されている。また、リブガイド溝47、47
を構成する外壁48には、一対の切欠部49、49が形
成されている。リブガイド溝47、47内には、後述す
るコネクタ本体44のリブ60、60が挿入され、切欠
部49、49内には、後述するレバー壁67、67の突
起部65、65がそれぞれ挿入・係止される。
【0058】フード部42の他側には、両側に突出して
ガイド溝50、50が形成されている。これらのガイド
溝50、50内には、コネクタ本体44に突設されたガ
イドリブ63、63が挿入される。またこれらのガイド
溝50、50よりさらに端部側には、レバーロック部5
1が設けられている。このレバーロック部51は、フー
ド部42の内側に向けて突設された一対のガイド壁5
2、52が設けられ、これらのガイド壁52、52間が
ロック片挿入空間53となっている。さらに、ガイド壁
52、52が突設されている外壁54には、切欠部54
aが形成されている。この切欠部54aには、ロック片
挿入空間53内に挿入されたレバー46のロック片69
が係止する。
【0059】さらに、フード部42の内壁55、55に
は、図8(b)に示すように、リブガイド溝47、47
側に、突起部係止用の肉盛り部56、56が設けられて
いる。
【0060】また、フード部42の内壁55、55に
は、ガイド溝50の側部に、内外を貫通して検知窓19
が設けられている。この検知窓19内には、後述する検
知凸部20が挿入して外方へ臨むようになっている。
【0061】このフード部42内には、雄コネクタ45
のコネクタ本体44がレバー46の操作により挿入・嵌
合され、コネクタ本体44内に収容された雌端子(不図
示)が雄端子部と導通接触する。
【0062】雄コネクタ45は、コネクタ本体44内に
複数の端子収容室が設けられ、この端子収容室内に雌端
子がそれぞれ収容されている。端子収容室の一側から
は、相手雄端子が挿入され、他側からは雌端子が端末に
接続された電線Wがそれぞれ引き出されている。
【0063】また、コネクタ本体44の両側壁57、5
7(但し、図6には片側のみ図示)の中央部分には、円
柱状のボス部58、58が突設され、このボス部58、
58に対して図6において右上位置には、ボス部58、
58より小型の仮止め部59、59が突設されている。
ボス部58、58は、後述するレバー壁67、67に設
けた回転孔67a、67a内に挿入される。また、仮止
め部59、59は、レバー壁67、67に設けた仮止め
穴67b、67b内に挿入・係止される。
【0064】さらに、コネクタ本体44の側壁57、5
7には、一側にリブ60、60が設けられている。これ
らのリブ60、60は、コネクタ本体44がフード部4
2内に挿入・嵌合されると、上記リブガイド溝47、4
7内にそれぞれ挿入される。また、リブ60、60に
は、コネクタ本体44のフード部42への嵌合方向に沿
って長孔61、61がそれぞれ設けられている。これら
の長孔61、61内には、後述するレバー壁67、67
の突起部65、65がそれぞれ挿入される。
【0065】また、コネクタ本体44の両側壁57、5
7には、ボス部58、58の下部側であってコネクタ本
体44の嵌合面側にがたつき防止用の肉盛り部62、6
2がそれぞれ形成されている。これらの肉盛り部62、
62に、ガイドリブ63、63が突設されている。この
コネクタ本体44にレバー46が外装されている。
【0066】レバー46は、雄コネクタ45のコネクタ
本体44に回動自在に支持されたレバー本体64と、こ
のレバー本体64の一側に設けられてフード部42への
コネクタ本体44の嵌合時にフード部42に係止する突
起部65と、他側に設けられて突起部65のフード部4
2への係止部分を中心にレバー本体64を回動させるこ
とでコネクタ本体44をフード部42内に嵌合させる操
作部66とで形成されている。そして、本実施形態のレ
バー46は、図8(a)、(b)、(c)、図9
(a)、(b)に示すように、フード部42へのコネク
タ本体44の嵌合状態でレバー本体64がフード部42
の内側に位置している。
【0067】レバー本体64は、図6及び図7に示すよ
うに、コネクタ本体44の両側壁57、57に、該両側
壁57、57の壁面上で回転自在にそれぞれ支持された
薄板状の一対のレバー壁67、67とからなり、突起部
65、65がこのレバー壁67、67の一側にそれぞれ
設けられ、操作部66が一対のレバー壁67、67の他
側を連結して形成されている。レバー壁67、67の略
中心部には回転孔67a、67aが形成されている。こ
の回転孔67a、67a内にボス部58、58を挿入す
ることでレバー壁67、67がコネクタ本体44の側壁
57、57の壁面上で回転自在となっている。
【0068】さらに、レバー壁67、67は、操作部6
6、66側に仮止め穴67b、67bが設けられてい
る。この仮止め穴67b、67bは、コネクタ本体44
の側壁57、57から突設された仮止め部59、59が
挿入・係止され、レバー本体64をコネクタ本体44に
対して仮止め位置に保持する。この仮止め部59と仮止
め穴67b、67bとで仮止め手段が構成されている。
また、レバー壁67、67には、操作部66側に係止凹
部68、68がそれぞれ形成されている。また、レバー
46がコネクタ本体44に外装された状態では、レバー
壁67、67は、がたつき防止用の肉盛り部62、62
上に位置し、突起部65、65は、コネクタ本体44の
リブ60、60に設けた長孔61、61内にそれぞれ挿
入されている。
【0069】さらに、レバー壁67、67間の操作部6
6側には、ロック片69が設けられている。このロック
片69は、レバー壁67、67の両側壁に可撓性の腕部
70、70を介して一体に形成されて、先端部にはフー
ド部42に設けた切欠部54aに係止される係止突起7
1が突設されている。
【0070】このレバー46は、図7に示すように、コ
ネクタ本体44に外装されて仮止め状態では、レバー壁
67、67ががたつき防止用の肉盛り部62、62上に
位置し、突起部65、65は、突起部係止用の肉盛り部
56の上面に当接すると共に、長孔61、61内に挿入
されている。そして、図8(a)、(b)、(c)に示
すようにフード部42内の内壁55、55とコネクタ本
体44の両側壁57、57との間に挟み込まれる。
【0071】また、一方のレバー壁67には、仮止め凸
部59の近傍に検知凸部20が突設されている。この検
知凸部20は、ロック片69の係止突起71が切欠部5
4aに係止されたロック状態で、すなわち、フード部4
2内にコネクタ本体44が完全に嵌合した状態で、切欠
部54aへの係止突起71の係止と連動して検知窓19
内に挿入して外方に臨む。この結果、この検知窓19か
ら外方に臨んだ検知凸部20を目視で確認することによ
り、フード部42内にコネクタ本体44が完全に嵌合
し、係止突起71が切欠部54aに係止されたことを確
認することができる。
【0072】次に第2実施形態のコネクタ41におい
て、雄コネクタ45を雌コネクタ部43に嵌合する手順
について説明する。
【0073】図7及び図8(a)に示すように、雄コネ
クタ45のコネクタ本体44にレバー46が外装され、
仮止め位置に仮止めされた状態で、図8(b)に示すよ
うにコネクタ本体44をフード部42内の仮止め位置ま
で挿入する。仮止め位置までコネクタ本体44をフード
部42内に挿入するとレバー壁67、67の下端面が肉
盛り部56に当接しレバー壁67、67の仮止めがなさ
れて突起部65、65が切欠部49、49内に挿入す
る。
【0074】この状態から操作部66を操作して、レバ
ー壁67をボス部58を中心にわずかに回動させると切
欠部49、49内の突起部65、65が切欠部49、4
9の内壁に当接し、さらに、レバー壁67、67を回動
させると、突起部65、65が切欠部49、49に当接
している係止部分を中心にレバー壁67、67が回動す
る。レバー壁67、67が回動するとコネクタ本体44
がフード部42の奥方向へ挿入・嵌合され、コネクタ本
体44がフード部42内に完全に挿入・嵌合すると、ロ
ック片69の係止突起71が切欠部54aに係止する。
これにより、コネクタ本体44がフード部42内に完全
に嵌合されて雄コネクタ45が雌コネクタ部43に嵌合
される。また、ロック片69の係止突起71が切欠部5
4aに係止されることで、レバー46の不用意な回動が
阻止される。
【0075】また、コネクタ本体44がフード部42に
完全に嵌合され、ロック片69の係止突起71が切欠部
54aに係止した状態では、切欠部54aへの係止突起
71の係止に連動して検知凸部20が検知窓19から外
方に臨む。この結果、検知窓19から検知凸部20を視
認することによって、係止突起71が切欠部54aに確
実に係止し、コネクタ本体44がフード部42内に完全
に嵌合したことを確認することができる。
【0076】また、レバー46とフード部42とを異な
る色に形成しておくことにより、検知窓19内に挿入
し、外方に臨んだ検知凸部20をフード部42と明瞭に
識別することができる。また、検知凸部20とフード部
42とを異なる色にしておいても良い。この場合、例え
ば検知凸部20を黄色としたとき、フード部42を黒色
としたり、検知凸部20を緑色としたときフード部42
を赤色等の補色関係の異なる色とすることにより、検知
凸部20をフード部42に対してより明瞭に識別するこ
とができる。
【0077】次に図8(c)に示すように、コネクタ本
体44がフード部42に完全に嵌合されている状態から
コネクタ本体44を抜き出すには、ロック片69を撓ま
せて係止突起71を切欠部54aから外した状態で操作
部66を操作し上記とは逆方向へレバー壁67、67を
回動させる。レバー壁67、67を回動させると、コネ
クタ本体44がフード部42内から抜き出て、仮止め位
置に位置する。この状態からコネクタ本体44をフード
部42の上方へ引き上げることで、コネクタ本体44を
フード部42内から抜き出すことができる。
【0078】本実施形態のコネクタ41では、係止突起
71が切欠部54aに係止した状態では、検知窓19に
検知凸部20が挿入し、外方に臨むため、検知窓19か
ら検知凸部20を視認することで、係止突起71が切欠
部54aに確実に係止されて、コネクタ本体44がフー
ド部42内に完全に嵌合したことを容易に確認すること
ができる。
【0079】また、本実施形態のコネクタ41では、レ
バー46のレバー壁67、67がコネクタ本体44の両
側壁57、57上で回動し、コネクタ本体44の両側壁
57、57とフード部42の内壁55、55との間に挟
み込まれているので、レバー壁67、67が外側に撓も
うとしてもフード部42の内壁55、55に規制される
ため、レバー壁67、67がボス部58、58から外れ
ることがなく、コネクタ本体44をフード部42内に確
実に挿入・嵌合させることができ、しかも、挿入・嵌合
させる際の操作力を低減することができる。
【0080】また、本実施形態のレバー嵌合式コネクタ
41では、レバー46の板状のレバー壁67、67がコ
ネクタ本体44の両側壁57、57とフード部42の内
壁55、55との間に挟み込まれ、コネクタ本体44の
両側壁57、57上で回動自在な構造となっているの
で、フード部42の外側に突出する部分が少なく、コネ
クタ全体として小型化を図ることができ、占有スペース
を小さくすることができる。
【0081】さらに、上記の効果に加えて、本実施形態
では、突起部65、65がリブ60、60の長孔61、
61内に挿入されているので、レバー壁67、67が仮
に撓んだとしても、切欠部49、49から突起部65、
65が外れることがなく、レバー46の回動によりコネ
クタ本体44をフード部42内に確実に挿入・嵌合する
ことができ、コネクタ本体44をフード部42から確実
に抜去することができる。
【0082】また、本実施形態では、フード部42の内
壁55、55にそれぞれ突起部係止用の肉盛り部56、
56を設けたことにより、レバー壁67、67の下端面
がこの肉盛り部56、56の上面に当接してレバー壁6
7、67の仮止めを行うため、突起部65、65を切欠
部49、49内に容易に、かつ確実に挿入・係止させる
ことができ、レバー壁67、67をわずかに回動させた
だけで突起部65、65を切欠部49、49の内壁に当
接させて係止することができる。
【0083】さらにまた、本実施形態では、コネクタ本
体44の側壁57、57にがたつき防止用の肉盛り部6
2を設けたことにより、フード部42内にコネクタ本体
44を嵌合した際に、コネクタ本体44がフード部42
内でがたつくことがなくなくなる。この結果、フード部
42内に突設している端子とコネクタ本体44内の端子
との接触部分にストレスが加わることがない。
【0084】また、本実施形態では、レバー46にロッ
ク片69を設けて、このロック片69の係止突起71を
フード部42の外壁54に設けた切欠部54aに係止さ
せることにより、レバー46の不用意な回動を防止する
ことができる。
【0085】また、本実施形態では、コネクタ本体44
にリブ60、60、ガイドリブ63、63を設けて、フ
ード部42にリブガイド溝47、47、ガイド溝50、
50を設けたことによりコネクタ本体44をフード部4
2に対して正規な嵌合方向に案内することができ、スム
ーズな嵌合動作を行うことができる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、レバーに設けた検知凸部がフード部の検知窓から
外方に臨むので、この検知窓から検知凸部を視認するこ
とによって、レバーがフード部に確実に係止したことが
確認され、フード部内にコネクタ本体が完全に嵌合した
ことを認識することができる。
【0087】請求項2の発明によれば、レバー壁に設け
た検知凸部がフード部に設けた検知窓から外方へ臨むの
で、この検知窓から検知凸部を視認することにより、レ
バー壁がフード部に確実に係止したことが確認され、フ
ード部内にコネクタ本体が完全に嵌合した完全嵌合状態
であることを認識することができる。
【0088】請求項3の発明によれば、レバー壁に設け
た検知凸部がフード部に設けた検知窓から外方へ臨むの
で、この検知窓から検知凸部を視認することにより、レ
バー壁がフード部に確実に係止したことが確認され、フ
ード部内にコネクタ本体が完全に嵌合した完全嵌合状態
であることを認識することができる。
【0089】請求項4の発明によれば、レバー壁に設け
た検知凸部がフード部に設けた検知窓から外方へ臨むの
で、この検知窓から検知凸部を視認することにより、レ
バー壁がフード部に確実に係止したことが確認され、フ
ード部内にコネクタ本体が完全に嵌合した完全嵌合状態
であることを認識することができる。
【0090】請求項5の発明によれば、ロック手段によ
りレバーがフード部に係止され、検知凸部が検知窓から
外方に臨んだとき、検知凸部がフード部と異なる色に形
成されていることにより、検知凸部が検知窓から外方に
確実に臨んだことを明瞭に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成の第1実施形態を示し、
(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図2】第2実施形態のレバー嵌合式コネクタを示す分
解斜視図である。
【図3】第1実施形態のレバー嵌合式コネクタの雄コネ
クタとこの雄コネクタに外装されたレバーを示す斜視図
である。
【図4】第1実施形態のレバー嵌合式コネクタを示し、
(a)はフード部にコネクタ本体を仮止め位置まで挿入
した状態を示す断面図、(b)はフード部にコネクタ本
体を完全に挿入・嵌合した状態を示す断面図である。
【図5】第1実施形態のレバー嵌合式コネクタを示し、
(a)はフード部にコネクタ本体を仮止め位置まで挿入
した状態を示す側面図、(b)はフード部にコネクタ本
体を完全に挿入・嵌合した状態を示す側面図である。
【図6】第2実施形態のレバー嵌合式コネクタを示す分
解斜視図である。
【図7】第2実施形態のレバー嵌合式コネクタの雄コネ
クタとこの雄コネクタに外装されたレバーを示す斜視図
である。
【図8】第2実施形態のレバー嵌合式コネクタにおい
て、雄コネクタを雌コネクタ部に嵌合する手順を示し、
(a)はコネクタ本体に対してレバーを仮止め位置に仮
止めした状態を示す断面図、(b)はフード部にコネク
タ本体を仮止め位置まで仮止めした状態を示す断面図、
(c)はフード部にコネクタ本体を完全に挿入・嵌合し
た状態を示す断面図である。
【図9】第2実施形態のレバー嵌合式コネクタにおい
て、(a)はフード部にコネクタ本体を仮止め位置まで
仮止めした状態を示す側面図、(b)はフード部にコネ
クタ本体を完全に挿入・嵌合した状態を示す側面図であ
る。
【図10】従来のレバー嵌合式コネクタを示す側面図で
ある。
【符号の説明】
81、22、42 フード部 82、26、46 レバー 86、17、20 検知凸部 90、16、19 検知窓 33 仮止め部(ロック手段) 40 係止凹部(ロック手段) 54a 切欠部(ロック手段) 71 係止突起(ロック手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子が収容されたハウジング部と一体に
    設けられたフード部を有する雌コネクタ部と、前記端子
    と接続される相手端子が収容されると共に前記フード部
    に嵌合して前記端子と相手端子とが接続されるコネクタ
    本体を有する雄コネクタと、前記雌コネクタ部のフード
    部内に前記雄コネクタのコネクタ本体を挿入・嵌合させ
    るレバーと、前記フード部内に前記コネクタ本体を完全
    に嵌合させた状態のレバーを前記フード部に係止させる
    ロック手段とを備え、前記レバーが前記フード部の内壁
    と前記コネクタ本体との間に配置されたレバー嵌合式コ
    ネクタに用いられて、前記フード部内への前記コネクタ
    本体の嵌合状態を検知する嵌合検知構造であって、前記
    レバーに検知凸部を設け、前記レバーが前記フード部内
    に前記コネクタ本体を完全に嵌合させて前記ロック手段
    によりフード部に係止された状態で前記検知凸部が外方
    に臨む検知窓を前記フード部に設けたことを特徴とする
    レバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレバー嵌合式コネクタの
    嵌合検知構造であって、前記レバーが前記コネクタ本体
    に回動自在に支持されたレバー本体と、このレバー本体
    の一側に設けられて前記フード部へのコネクタ本体の嵌
    合時にフード部に係止する突起部と、他側に設けられて
    前記突起部のフード部への係止部分を中心にレバー本体
    を回動させることで前記コネクタ本体を前記フード部内
    に嵌合させる操作部とで形成され、前記レバー本体が、
    前記コネクタ本体の両側壁の壁面上で回転自在にそれぞ
    れ支持された一対のレバー壁からなり、前記突起部が前
    記レバー壁の一側にそれぞれ設けられ、前記操作部が一
    対のレバー壁の他側を連結して形成され、前記検知凸部
    が、前記フード部の内壁に対向するレバー壁に設けられ
    ていることを特徴とするレバー嵌合式コネクタの嵌合検
    知構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレバー嵌合式コネクタの
    嵌合検知構造であって、前記ロック手段が、前記コネク
    タ本体に設けられた仮止め部と、前記レバー壁に設けら
    れて前記フード部へのコネクタ本体の完全嵌合時に前記
    仮止め部が係止する係止凹部とからなることを特徴とす
    るレバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のレバー嵌合式コネクタの
    嵌合検知構造であって、前記ロック手段が、前記一対の
    レバー壁間の前記操作部側に設けられた可撓性のロック
    片と、前記フード部に設けられて前記ロック片が前記フ
    ード部へのコネクタ本体の完全嵌合時に係止する切欠部
    とからなることを特徴とするレバー嵌合式コネクタの嵌
    合検知構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載のレバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造であって、
    前記フード部と前記レバーとが、少なくとも前記検知窓
    から外方へ臨んだ前記検知凸部が前記フード部に対して
    識別可能な異なる色に形成されていることを特徴とする
    レバー嵌合式コネクタの嵌合検知構造。
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