JP2015026339A - 本体装置、従属装置、及び、プログラム更新方法 - Google Patents

本体装置、従属装置、及び、プログラム更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従属装置を制御する従属制御部のためのプログラムの更新処理時間を短縮する。【解決手段】従属装置3を制御する従属制御部33のための従属装置更新プログラムP3を少なくとも含む更新プログラムP1を本体装置2において外部装置H1から取得し、更新プログラムP1が取得された場合に本体装置2と従属装置3との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有するノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制させ、その後、第1通信方法(第1通信速度V1)よりも高速の第2通信方法(第2通信速度V2)で本体装置2から従属装置3に従属装置更新プログラムP3を転送し、前記第1通信方法は、ノイズの発生を抑制する前に本体装置2と従属装置3との間で行う通信方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、本体装置、従属装置、及び、プログラム更新方法に関する。
画像形成装置として、外部装置に接続されたメインコントローラーから従たるエンジンコントローラーに複数種類のコマンドを送信して装置全体を制御するプリンターが知られている(特許文献1参照。)。このプリンターは、ファームウェアの書き換えを行う書換モードにおいては、メインコントローラーとエンジンコントローラーとの間の通信に使用されるコマンドを印刷モードと比べて限定することにより、メインコントローラーとエンジンコントローラーとの間での通信効率を向上させ、ファームウェアの書換効率を向上させている。
特開2004−29876号公報
プログラム自体の処理速度が向上した現在、ファームウェア書換処理の大部分を占める書換データ転送処理と比べてプログラム自体の処理時間が占める割合は小さく、短縮される時間は僅かしかない。しかし、画像を形成するためには給紙や印字といった処理のためにモーター等を動作させなければならず、メインコントローラーとエンジンコントローラーとの間でデータを転送する時にはモーターの動作等に由来するノイズ等の外乱があっても確実にデータを転送するためデータ転送速度を制限する必要がある。
なお、上記のような問題は、プリンターに限らず、本体装置と従属装置とが通信する種々の技術についても同様に存在する。
以上を鑑み、本発明の目的の一つは、従属装置を制御する従属制御部のためのプログラムの更新処理時間を短縮することにある。
上記目的の一つを達成するため、本発明は、従属装置と通信可能な本体装置であって、
前記従属装置を制御する従属制御部のための従属装置更新プログラムを少なくとも含む更新プログラムを外部装置から取得する取得部と、
前記本体装置を制御する本体制御部と、を備え、
前記取得部が前記更新プログラムを取得した場合、前記本体制御部は、前記本体装置と前記従属装置との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有するノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させ、その後、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で前記従属制御部に前記従属装置更新プログラムを送信し、
前記第1通信方法は、前記ノイズの発生を抑制する前に前記本体装置と前記従属装置との間で行う通信方法である、態様を有する。
上記態様では、更新プログラムが取得された場合にノイズ発生源からのノイズの発生が抑制されることにより、ノイズの発生を抑制する前に本体装置と従属装置との間で行う第1通信方法よりも高速の第2通信方法で従属制御部に従属装置更新プログラムを送信することができる。従って、上記態様は、従属装置を制御する従属制御部のためのプログラムの更新処理時間を短縮することが可能な本体装置を提供することができる。
ここで、本体装置と従属装置とは、別々の筐体に構成されるなどして分離可能とされてもよいし、同一の筐体に構成されるなどして分離不能とされてもよい。従って、本体制御部と従属制御部とは、別々の筐体内に位置してもよいし、同一の筐体内に位置してもよい。
更新プログラムは、本体制御部のための本体装置更新プログラム等を含んでいてもよいし、本体装置更新プログラム等を含んでいなくてもよい。
ノイズ発生源は、本体装置にあってもよいし、従属装置にあってもよいし、本体装置及び従属装置以外の場所にあってもよい。
ところで、前記本体制御部は、自らのための本体装置更新プログラムを含む前記更新プログラムに含まれる前記従属装置更新プログラムを前記従属制御部に送信した後、前記従属装置更新プログラムを用いたプログラム更新を前記従属制御部に対して実行させ、その後、前記本体装置更新プログラムを用いた自らのプログラム更新を実行してもよい。この態様は、従属制御部のプログラム更新が行われた後に本体制御部のプログラム更新が行われるので、プログラム更新の好適な処理例を提供することができる。
前記本体制御部は、前記ノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させた後、前記従属制御部に対して前記第2通信方法を用いる旨を通知してもよい。この態様は、第2通信方法が用いられることを従属制御部が把握することができるので、プログラム更新の好適な処理例を提供することができる。
前記本体装置と通信可能な従属装置は、複数設けられてもよい。前記ノイズ発生源は、前記本体装置と通信可能な第2従属装置に設けられてもよい。前記本体制御部は、前記第2従属装置に対して前記ノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させ、その後、前記第2通信方法で前記従属装置の従属制御部に前記従属装置更新プログラムを送信してもよい。本体制御部が第1の従属装置の従属制御部に従属装置更新プログラムを送信する際、本体装置及び第1の従属装置とは異なる第2従属装置に設けられたノイズ発生源からのノイズの発生が抑制されることにより、高速の第2通信方法で従属装置更新プログラムを送信することができる。従って、本態様は、プログラム更新の好適な処理例を提供することができる。
また、前記ノイズ発生源は、前記本体装置に設けられてもよい。前記本体制御部は、自らのための本体装置更新プログラムを含む前記更新プログラムに含まれる前記従属装置更新プログラムを前記従属制御部に送信した後、前記本体装置更新プログラムを用いた自らのプログラム更新を実行して再起動を行ってもよい。前記ノイズ発生源は、前記本体制御部の再起動に伴ってノイズの発生の抑制が終了されてもよい。この態様は、従属装置更新プログラムが従属制御部に送信された後に本体装置に設けられたノイズ発生源からのノイズの発生の抑制が終了するので、プログラム更新の好適な処理例を提供することができる。
さらに、前記ノイズ発生源は、前記従属装置に設けられてもよい。前記本体制御部は、前記従属制御部に前記従属装置更新プログラムを送信した後、前記従属装置更新プログラムを用いたプログラム更新を前記従属制御部に対して実行させて前記従属制御部を再起動させてもよい。前記ノイズ発生源は、前記従属制御部の再起動に伴ってノイズの発生の抑制が終了されてもよい。この態様は、従属装置更新プログラムが従属制御部に送信された後に従属装置に設けられたノイズ発生源からのノイズの発生の抑制が終了するので、プログラム更新の好適な処理例を提供することができる。
ところで、本発明は、更新プログラムを外部装置から取得する本体装置と通信可能な従属装置であって、
前記従属装置を制御する従属制御部であって自らのための従属装置更新プログラムを用いたプログラム更新を実行する従属制御部を備え、
前記本体装置を制御する本体制御部が前記更新プログラムに含まれる前記従属装置更新プログラムの送信を開始する場合、前記従属制御部は、前記本体装置と前記従属装置との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有するノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させ、その後、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で前記本体制御部から前記従属装置更新プログラムを受信し、
前記第1通信方法は、前記ノイズの発生を抑制する前に前記本体装置と前記従属装置との間で行う通信方法である、態様も有する。
上記態様では、従属装置更新プログラムの送信が開始される場合にノイズ発生源からのノイズの発生が抑制されることにより、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で本体制御部から従属装置更新プログラムを受信することができる。従って、上記態様は、従属装置を制御する従属制御部のためのプログラムの更新処理時間を短縮することが可能な従属装置を提供することができる。
また、本発明のプログラム更新方法は、従属装置を制御する従属制御部のための従属装置更新プログラムを少なくとも含む更新プログラムを本体装置において外部装置から取得する工程と、
前記更新プログラムが取得された場合に前記本体装置と前記従属装置との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有するノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させる工程と、
前記ノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させた後、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で前記本体装置から前記従属装置に前記従属装置更新プログラムを転送する工程と、を含み、
前記第1通信方法は、前記ノイズの発生を抑制する前に前記本体装置と前記従属装置との間で行う通信方法である、態様を有する。
上記態様では、更新プログラムが取得された場合にノイズ発生源からのノイズの発生が抑制されることにより、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で本体装置から従属装置に従属装置更新プログラムを転送することができる。従って、上記態様は、従属装置を制御する従属制御部のためのプログラムの更新処理時間を短縮することが可能なプログラム更新方法を提供することができる。
上述した発明は、本体装置と従属装置とを備えた並列処理型装置、この並列処理型装置を備えたシステム、本体装置の手段に対応した機能をコンピューターに実現させる本体プログラム、従属装置の手段に対応した機能をコンピューターに実現させる従属プログラム、並列処理型装置の手段に対応した機能をコンピューターに実現させるプログラム、前記システムの手段に対応した機能をコンピューターに実現させるプログラム、これらのプログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、これらのプログラムに対応した方法、等に適用可能である。
本体装置2と従属装置3とを備えた記録装置(並列処理型装置1)の動作を模式的に例示する図。 システムSY1の構成の概略を例示するブロック図。 第2従属装置を含む記録装置(並列処理型装置1)の構成の概略を模式的に例示する分解図。 記録装置(並列処理型装置1)の変形例を模式的に示す図。 システムSY1の動作を例示するシーケンス図。 システムSY1の動作の変形例を示すシーケンス図。 システムSY1の動作の変形例を示すシーケンス図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本体装置と従属装置とを備えた並列処理型装置の概略:
図1は、本体装置2と従属装置3とを備えた並列処理型装置1として、プリンター本体(本体装置2)の下に増設給紙カセットといった分離型給紙装置(従属装置3)を重ねたプリンター(記録装置)を模式的に例示している。むろん、プリンター(記録装置)には、インクジェットプリンター、ワイヤドットプリンター、レーザープリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ、これらの一部を組み合わせた複合機、等が含まれる。図2は、このプリンターを含む記録システムSY1の構成の概略を模式的に例示している。本体(2)には、主制御部としての機能をコンピューターに実現させる本体装置ファームウェアPF2が格納されている。給紙装置(3)には、主制御部に従属する制御部としての機能をコンピューターに実現させる従属装置ファームウェアPF3が格納されている。また、本体(2)は直接ホスト装置(外部装置H1)と通信可能である一方、給紙装置(3)はホスト装置と直接の通信手段を有していない。
印刷用紙(記録媒体)に印刷(記録)を行う通常モードの場合、プリンターは、例えば、ホスト装置から印刷用のデータD1を受信し、このデータD1に基づいて、給紙装置(3)のモーターを駆動して給紙を行い、本体(2)のモーターを駆動して印刷用紙を搬送したりヘッドを走査させたりし、本体(2)のヘッドを駆動して印刷を行う。印刷用のデータD1を受信するのは本体(2)であるのに対し、給紙装置(3)のモーターを駆動するのは給紙装置(3)である。そこで、給紙装置(3)のモーターを駆動するためのデータD2を本体の本体制御部23から給紙装置の従属制御部33に送信する必要がある。
ここで、モーターやヘッドが動作すると、電気的ノイズが発生する可能性がある。これらモーター等は、ノイズ発生源N1として、本体(2)と給紙装置(3)との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有する。特に、モーターは、高電圧の高電流が流れるため、強いノイズが発生し易い。例えば、ブラシモーターは、ブラシの継ぎ目があるため、ノイズが発生し易い。実験を行ったところ、数μsec(マイクロ秒)間隔程度のノイズの発生が見られた。
例えば、本体から給紙装置へのデータ転送の速度が120000bpsであるとすると、1bit当たりの転送時間は1000000/120000=8.3μsecであるため、数μsec間隔程度のノイズによりデータが変化すると、誤ったデータが転送される可能性がある。これに対し、本体から給紙装置へのデータ転送の速度が20000bpsであるとすると、1bit当たりの転送時間が50μsecになるため、多段フィルタリング等の対策によりデータを正確に転送することができる。そこで、数μsec間隔程度のノイズが発生しても本体制御部23から従属制御部33へ確実にデータを送信するため、本体(2)と給紙装置(3)との間の通信速度を例えば10000〜30000bps程度の比較的遅い第1通信速度V1(V1>0)に制限している。この第1通信速度V1による通信方法は、ノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制する前に本体装置2と従属装置3との間で行う第1通信方法である。
プリンターを発売した後、例えば、超高画質対応の新規の印刷用紙が発売された場合、この新規の印刷用紙にプリンターを対応させるため、ファームウェアを更新する必要性が生じる。ファームウェアの更新は、ファームウェア書換モードで行われる。
本技術の本体装置2は、従属装置3を制御する従属制御部33のための従属装置更新プログラムP3を少なくとも含む更新プログラムP1を外部装置H1から取得する取得部22(図2参照。)と、本体装置2を制御する本体制御部23と、を備えている。前記取得部22が更新プログラムP1を取得した場合、本体制御部23は、ノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制させ、その後、上記第1通信方法(第1通信速度V1)よりも高速の第2通信方法(第2通信速度V2)で従属制御部33に従属装置更新プログラムP3を送信する。
また、本技術の従属装置3は、従属装置3を制御する従属制御部33であって自らのための従属装置更新プログラムP3を用いたプログラム更新を実行する従属制御部33を備える。本体制御部23が更新プログラムP1に含まれる従属装置更新プログラムP3の送信を開始する場合、従属制御部33は、ノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制させ、その後、第1通信方法(第1通信速度V1)よりも高速の第2通信方法(第2通信速度V2)で本体制御部23から従属装置更新プログラムP3を受信する。
ファームウェアを転送して書き換える場合、モーター等のノイズ発生源N1を動作させる必要が無い。このため、ノイズ発生源N1を停止させたり、動作を低下させたりすることで、上述した数μsec間隔程度のノイズのようなノイズ発生源N1からのノイズが本体(2)と給紙装置(3)との間の通信に入ることが抑制(停止も含む)される。そのため、本体(2)と給紙装置(3)との間の通信を第1通信方法よりもノイズに弱い方法で行うことが可能になる。そこで、本体制御部23及び従属制御部33は、従属装置更新プログラムP3を転送する場合、本体(2)と給紙装置(3)との間の通信速度を例えば50000〜200000bps程度の比較的速い第2通信速度V2(V2>V1)に上げる。この第2通信速度V2による通信方法は、従属装置更新プログラムP3を転送するときに本体装置2と従属装置3との間で行う第2通信方法である。
以上より、ファームウェア書換処理の大部分を占める書換データ転送処理の時間が短縮される。従って、本技術は、従属装置3を制御する従属制御部33のためのファームウェアPF3といったプログラムの更新処理時間を短縮することが可能となる。
(2)本体装置と従属装置とを備えた並列処理型装置の構成:
図2に示す記録システムSY1は、プリンター(並列処理型装置1)とホスト装置(外部装置H1)を備えている。ホスト装置には、パーソナルコンピューターといったコンピューター、デジタルカメラ、スマートフォンといった携帯電話、等が含まれる。ホスト装置は、必要に応じてプリンタードライバー等のソフトウェアがインストールされ、画像を形成させるための記録用データをプリンター本体(本体装置2)へ送信する。また、ホスト装置は、プリンターのファームウェア用の更新プログラムP1を含むファームウェアアップデートプログラムPH1を入手し、このプログラムPH1に従って更新プログラムP1をプリンター本体(本体装置2)へ送信する。ファームウェアアップデートプログラムPH1の入手には、インターネットといった通信網を介したサーバーからのダウンロード、ディスク状記録媒体といったコンピューター読み取り可能な記録媒体からの読み込み、等が含まれる。図2に示す更新プログラムP1には本体装置更新プログラムP2と従属装置更新プログラムP3が含まれているが、更新プログラムP1に本体装置更新プログラムP2が含まれていなくてもよい。本体装置更新プログラムP2は、ファームウェアPF2全体を更新するためのプログラムでもよいし、ファームウェアPF2の一部のみ更新するためのプログラムでもよい。従属装置更新プログラムP3も、ファームウェアPF3全体を更新するためのプログラムでもよいし、ファームウェアPF3の一部のみ更新するためのプログラムでもよい。
プリンター本体(本体装置2)は、筐体21内に、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、このASICに直接又は間接的に接続された各部210〜216、等を備えている。ASIC内では、CPU(Central Processing Unit)201に、ホストI/F(インターフェイス)202、RAM(Random Access Memory)203、オプションI/F204、操作パネル制御部205、ヘッド制御部206、モーター制御部207、センサー制御部208、等が接続されている。本体装置ファームウェアPF2は、フラッシュメモリー210に格納されている。CPU201は、本体装置ファームウェアPF2に従って本体全体を制御する。ホストI/F202は、ホスト装置から印刷用のデータを受信したり更新プログラムP1を受信したりしてRAM203に格納する等、ホスト装置との間でデータ通信を行う。RAM203は、ASIC外に設けられてもよいし、ASIC内とASIC外の両方に設けられてもよい。オプションI/F204は、コネクターC21,C31を介して給紙用のデータを送信したり従属装置更新プログラムP3を送信したりする等、給紙装置のI/F302との間でデータ通信を行う。操作パネル制御部205は、操作パネル211の動作を制御する。ヘッド制御部206は、ヘッドドライバー212の動作を制御する。このヘッドドライバー212は、ヘッド制御部206からのヘッド制御信号に従った高電圧のヘッド駆動信号を生成してヘッド213に供給する。ヘッド213は、ヘッド駆動信号に従ってインクを吐出するなどして印刷用紙に印刷を行う。モーター制御部207は、モータードライバー214の動作を制御する。このモータードライバー214は、モーター制御部207からのモーター制御信号に従った高電圧のモーター駆動信号を生成してエンコーダー216付きモーター215に供給する。モーター215は、モーター駆動信号に従って印刷用紙を搬送するなど駆動対象を動作させる。センサー制御部208は、エンコーダー216からのパルス信号に基づいて印刷用紙等の駆動対象の位置を管理する。なお、従属装置3の有無や印刷用紙の有無といった被検出物を検出するセンサーからの検出信号を入力するインターフェイス等がASICに設けられてもよい。
分離型給紙装置(従属装置3)は、筐体31内に、ASIC、このASICに直接又は間接的に接続された各部310〜313、等を備えている。ASIC内では、CPU301に、I/F302、RAM303、モーター制御部304、センサー制御部305、等が接続されている。従属装置ファームウェアPF3は、フラッシュメモリー310に格納されている。CPU301は、従属装置ファームウェアPF3に従って給紙装置全体を制御する。I/F302は、コネクターC21,C31を介して給紙用のデータを受信したり従属装置更新プログラムP3を受信したりしてRAM303に格納する等、本体のオプションI/F204との間でデータ通信を行う。RAM303は、ASIC外に設けられてもよいし、ASIC内とASIC外の両方に設けられてもよい。モーター制御部304は、モータードライバー311の動作を制御する。このモータードライバー311は、モーター制御部304からのモーター制御信号に従った高電圧のモーター駆動信号を生成してエンコーダー313付きモーター312に供給する。モーター312は、モーター駆動信号に従って給紙するなど駆動対象を動作させる。センサー制御部305は、エンコーダー313からのパルス信号に基づいて印刷用紙等の駆動対象の位置を管理する。むろん、印刷用紙の有無といった被検出物を検出するセンサーからの検出信号を入力するインターフェイス等がASICに設けられてもよい。
ここで、ホストI/F202とRAM203は取得部22を構成し、本体のASICは本体制御部23を構成し、給紙装置のASICは従属制御部33を構成する。また、モーター215,312及びヘッド213は、ノイズ発生源N1を構成する。ノイズ発生源N1は、従属装置3に設けられずに本体装置2に設けられてもよいし、本体装置2に設けられずに従属装置3に設けられてもよいし、本体装置2及び従属装置3以外の場所に設けられてもよい。
本体のコネクターC21は、本体の底面部21aに配置されている。一方、給紙装置のコネクターC31は、給紙装置の上面部31aに配置されている。従って、コネクターC21,C31の位置を合わせて給紙装置上に本体を載置すると、本体の動作に合わせて給紙装置が動作するようになる。
また、図3に示す並列処理型装置1のように、分離型給紙装置(従属装置3,4)を複数段重ねることも可能である。
図3に示す本体装置2の筐体21には、ASIC(取得部22と本体制御部23)、及び、モータードライバー214等の周辺回路を実装したプリント基板PCB2が固定されている。筐体21の底面部21aに取り付けられたコネクターC21とASICとは、FFC(フレキシブルフラットケーブル)といった通信ケーブルで接続されている。
図3に示す従属装置3の筐体31には、ASIC(従属制御部33)、及び、モータードライバー311等の周辺回路を実装したプリント基板PCB3が固定されている。筐体31の上面部31aに取り付けられたコネクターC31と、筐体31の底面部31bに取り付けられたコネクターC32と、ASICとは、FFCといった通信ケーブルで接続されている。上面部31aのコネクターC31と本体装置2のコネクターC21とが接続される。
図3に示す第2従属装置4も、第1の従属装置3と同様である。この第2従属装置4の筐体41には、ASIC(第2従属制御部43)、及び、モータードライバー411等の周辺回路を実装したプリント基板PCB4が固定されている。筐体41の上面部に取り付けられたコネクターC41と、筐体41の底面部に取り付けられたコネクターC42と、ASICとは、FFCといった通信ケーブルで接続されている。上面部のコネクターC41と従属装置3のコネクターC32とが接続される。むろん、第2従属装置4の下に給紙装置等を重ねることも可能である。
さらに、図3に示すコネクターC22のように底面部21aのコネクターC21とは異なるコネクターC22を本体装置2に設けると、製本装置といったフィニッシャー等の第2従属装置5を本体装置2の底面部21aとは異なる位置に設けることができる。なお、第2従属装置は第1の従属装置とは異なる従属装置を意味し、複数の第2従属装置4,5の存在が許容される。図3に示す第2従属装置5は、ASIC及び周辺回路を実装したプリント基板PCB5が筐体51内に固定されている。筐体51に取り付けられたコネクターC51とASICとは、FFCといった通信ケーブルで接続されている。このコネクターC51と本体装置2のコネクターC22とが接続される。
ところで、図4に示す並列処理型装置1のように、同一の筐体21内に本体制御部23と従属制御部33とが位置してもよい。この場合、取得部22及び本体制御部23を構成するプリント基板PCB2が本体装置2を構成し、従属制御部33を構成するプリント基板PCB3が従属装置3を構成する。また、第2従属制御部43も筐体21内に位置する場合、第2従属制御部43を構成するプリント基板PCB4が第2従属装置4を構成する。本装置1は、本体制御部と同一筐体内の従属制御部のためのプログラムの更新処理時間を短縮することができる。
(3)プログラム更新方法の具体例:
図5は、本体装置2と従属装置3とを含む記録システムSY1の動作を例示している。この動作は、更新プログラムP1が本体装置更新プログラムP2と従属装置更新プログラムP3とを含み、ノイズ発生源N1がモーター215,312であるものとして示し、ホスト装置からのアップデートデータ転送をトリガーとしてアップデート処理を開始する仕様である場合のシーケンス図として示している。
外部装置H1が更新プログラムP1を本体装置2へ送信すると、本体装置2は、ホストI/F202から更新プログラムP1を入手してRAM203に蓄積する(ステップS1)。このステップS1は、更新プログラムを取得する取得工程であり、取得部22に対応している。次に、モータードライバー214をスリープ状態にさせるスリープ信号をモーター制御部207からモータードライバー214に出力し、モーター215を停止状態に維持する(ステップS2)。このとき、ヘッドドライバー212をスリープ状態にさせるスリープ信号をヘッド制御部206からヘッドドライバー212に出力し、ヘッド213を停止状態に維持してもよい。ステップS2の処理により、本体装置2に設けられたノイズ発生源N1からのノイズの発生が抑制される。むろん、本体装置にノイズ発生源が無ければ、ステップS2の処理を省略すればよい。
その後、本体制御部23は、従属制御部33に対してファームウェアのアップデート開始を通知する(ステップS3)。このときの本体装置2と従属装置3との通信は、ノイズ発生源N1からノイズが発生している可能性があるので、第1通信方法(第1通信速度V1)で行われる。
アップデート開始通知を受信した従属制御部33は、モータードライバー311をスリープ状態にさせるスリープ信号をモーター制御部304からモータードライバー311に出力し、モーター312を停止状態に維持する(ステップS4)。この処理により、従属装置3に設けられたノイズ発生源N1からのノイズの発生が抑制される。むろん、従属装置にノイズ発生源が無ければ、ステップS4の処理を省略すればよい。モーター312の停止処理が完了すると、従属制御部33は、本体制御部23に対して処理完了を通知する(ステップS5)。
上述したステップS2,S4は、ノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制させる抑制工程に対応している。
なお、ファームウェアのアップデート時には、例えば特開2004-29876号公報に開示されるように、使用するコマンドを限定することができる。そこで、上記ステップS3〜S5のいずれかにおいて使用可能なコマンドをノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制させる一部のコマンドに減らしてもよい。
その後、本体制御部23は、従属制御部33に対して転送レートを第1通信速度V1から第2通信速度V2に変更する旨を通知する(ステップS6)。この通知は、第2通信方法を用いる旨の通知である。この通知を受信した従属制御部33は、本体装置2と従属装置3との間の通信に第2通信方法(第2通信速度V2)を用いる設定に切り替え、本体制御部23に対して処理完了を通知する(ステップS7)。このように、ステップS6の処理により第2通信方法が用いられることを従属制御部が把握することができるので、本処理はプログラム更新の好適な例である。
その後、本体制御部23は、更新プログラムP1に含まれる従属装置更新プログラムP3を第2通信方法(第2通信速度V2)で従属制御部33に送信する(ステップS8)。従属制御部33は、本体制御部23から従属装置更新プログラムP3を入手してRAM303に蓄積する。ステップS8は、従属装置更新プログラムP3を転送する転送工程に対応している。従属制御部33は、従属装置更新プログラムP3の受信を完了すると、本体制御部23に対して処理完了を通知する(ステップS9)。
従属装置更新プログラムP3の転送が完了すると、ノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制する必要が無くなる。そこで、本例の本体制御部23は、従属制御部33に対して転送レートを第2通信速度V2から第1通信速度V1に変更する旨を通知する(ステップS10)。この通知は、第1通信方法を用いる旨の通知である。この通知を受信した従属制御部33は、本体装置2と従属装置3との間の通信に第1通信方法(第1通信速度V1)を用いる設定に切り替え、本体制御部23に対して処理完了を通知する(ステップS11)。このように、モーター215,312等の動作を許可するなどノイズ発生源N1からのノイズの発生の抑制を終了する前に第1通信方法が用いられることを従属制御部が把握することができるので、本処理はプログラム更新の好適な例である。
その後、本体制御部23は、従属制御部33に対してフラッシュメモリー310の従属装置ファームウェアPF3の書換指示を送信する(ステップS12)。この書換指示を受信した従属制御部33は、RAM303に蓄積した従属装置更新プログラムP3を用いたプログラム更新を実行する(ステップS13)。このフラッシュメモリー書換処理により、フラッシュメモリー310の従属装置ファームウェアPF3が書き換えられる。フラッシュメモリー書換処理が完了すると、従属制御部33は、本体制御部23に対して処理完了を通知する(ステップS14)。
その後、本体制御部23は、RAM203に蓄積した本体装置更新プログラムP2を用いたプログラム更新を実行する(ステップS15)。このフラッシュメモリー書換処理により、フラッシュメモリー210の本体装置ファームウェアPF2が書き換えられる。むろん、更新プログラムP1に本体装置更新プログラムP2が含まれていなければ、ステップS15の処理を省略すればよい。フラッシュメモリー書換処理が完了すると、本体制御部23は、外部装置H1に対して処理完了を通知する(ステップS16)。
上記ステップS12,S15の処理を行う本体制御部23は、従属装置更新プログラムP3の送信後、従属装置更新プログラムP3を用いたプログラム更新を従属制御部33に対して実行させ、その後、本体装置更新プログラムP2を用いた自らのプログラム更新を実行する。主制御部の機能を実現させる本体装置ファームウェアPF2が最後に書き換えられるので、本処理はプログラム更新の好適な例である。
フラッシュメモリー書換処理が完了しても、書換後のファームウェアPF2,PF3は実行されていない。そこで、従属制御部33は、ステップS13の処理後に書換後の従属装置ファームウェアPF3を実行する再起動処理を行う(ステップS17)。RAM303に格納されていた従属装置更新プログラムP3は、再起動までに削除されるか、揮発する。再起動処理が行われると、モーター制御部304からモータードライバー311へのスリープ信号が出力されなくなり、モーター312が動作可能となる。このように、従属制御部33の再起動に伴って従属装置3のノイズ発生源N1におけるノイズの発生の抑制が終了されるので、本処理はプログラム更新の好適な例である。
また、本体制御部23は、ステップS15の処理後に書換後の本体装置ファームウェアPF2を実行する再起動処理を行う(ステップS18)。RAM203に格納されていた更新プログラムP1は、再起動までに削除されるか、揮発する。再起動処理が行われると、モーター制御部207からモータードライバー214へのスリープ信号が出力されなくなり、ヘッド制御部206からヘッドドライバー212へのスリープ信号が出力されなくなり、モーター215やヘッド213が動作可能となる。このように、本体制御部23の再起動に伴って本体装置2のノイズ発生源N1におけるノイズの発生の抑制が終了されるので、本処理はプログラム更新の好適な例である。
以上説明したように、更新プログラムP1が取得された場合にノイズ発生源N1からのノイズの発生が抑制されることにより、ノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制する前に本体装置2と従属装置3との間で行う第1通信方法(第1通信速度V1)よりも高速の第2通信方法(第2通信速度V2)で本体装置2から従属装置3に従属装置更新プログラムP3を転送することができる。これにより、更新プログラム取得からプログラム更新までの処理の大部分を占める従属装置更新プログラム転送処理の時間が短縮される。従って、本技術は、従属制御部33のためのファームウェアPF3といったプログラムの更新処理時間を短縮することが可能となる。
(4)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、記録装置に適用可能な従属装置は、給紙装置やフィニッシャー以外にも、両面印刷ユニット等でもよい。記録装置を適用した並列処理型装置は、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造装置、有機ELディスプレー等の電極の製造装置、バイオチップ製造装置、等でもよい。
本体装置と従属装置の組合せには、プロジェクターと書画カメラの組合せ、充電ドックと電気自動車の組合せ、等が含まれる。プロジェクターのノイズ発生源としては、ランプや放熱用ファン等が考えられる。電気自動車のノイズ発生源としては、モーターやランプ等が考えられる。
また、第1や第2の通信速度も上述のものに限られず、ノイズ発生源に応じ、適切な通信速度とすればよい。
また、上述した処理は、順番を入れ替える等、適宜、変更可能である。例えば、主制御部である本体制御部の再起動処理は、従属制御部の再起動処理よりも後の方が好ましいものの、従属制御部の再起動処理よりも前、又は、従属制御部の再起動処理と同時でもよい。また、本体装置ファームウェアの書き換えは、従属装置ファームウェアの書き換えよりも後の方が好ましいものの、従属装置ファームウェアの書き換えよりも前、又は、従属装置ファームウェアの書き換えと同時でもよい。
図6は、記録システムSY1の動作の変形例を示している。この例は、図5で示した処理と比べたとき、ステップS3,S4がステップS2の前にあり、ステップS10,S11が除かれている。
本体装置2が更新プログラムP1を入手してRAM203に蓄積すると(ステップS1)、本体制御部23は、先に、従属制御部33に対してファームウェアのアップデート開始を通知する(ステップS3)。アップデート開始通知を受信した従属制御部33は、モーター312を停止状態に維持する(ステップS4)。アップデート開始通知を送信した本体制御部23は、モーター215を停止状態に維持する(ステップS2)。このようにしても、従属装置更新プログラムP3を転送する前にノイズ発生源N1からのノイズの発生を抑制させることができる。
また、従属装置更新プログラムP3の受信完了通知(ステップS9)を受信した本体制御部23は、従属制御部33に対して従属装置ファームウェアPF3を書き換えさせ(ステップS12〜S14)、その後、本体装置ファームウェアPF2を書き換えて(ステップS15)、外部装置H1に対して処理完了を通知する(ステップS16)。この時点では、本体装置2と従属装置3との間の通信に第2通信方法(第2通信速度V2)を用いる設定となっている。
ステップS13のフラッシュメモリー書換処理後、従属制御部33は、再起動処理を行う(ステップS17)。再起動処理が行われると、従属装置3における本体装置2との間の通信が第1通信方法(第1通信速度V1)に設定される。また、ステップS15のフラッシュメモリー書換処理後、本体制御部23は、再起動処理を行う(ステップS18)。再起動処理が行われると、本体装置2における従属装置3との間の通信が第1通信方法(第1通信速度V1)に設定される。このようにして、図5で示したステップS10,S11が無くても、本体装置2と従属装置3との間の通信方法が自動的に第2通信方法(第2通信速度V2)から第1通信方法(第1通信速度V1)に切り替わる。
また、ノイズ発生源がどこにあるか、いくつあるか、は上述のものに限られない。本体装置でもアップデートを行う従属装置でもない装置にノイズ発生源が存在してもよく、これら3つ又はそれ以上の装置のどこかに1つ以上ノイズ発生源が存在する場合に適用できる。もちろん、複数の装置のいずれにもノイズ発生源が存在していてもよい。
例えば、並列処理型装置1に第2従属装置4がある場合には、図5,6の処理において本体装置2と第2従属装置4との間のデータ通信も本体装置2と第1の従属装置3との間のデータ通信と同様に行い、第2従属制御部43が第1の従属制御部33と同様に処理を行えばよい。
図7は、プリンター本体(本体装置2)と給紙装置(従属装置3)と製本装置(第2従属装置4とする。)を有するシステムSY1の動作を例示している。更新プログラムP1は、本体装置更新プログラムP2と従属装置更新プログラムP3とを含んでいるが、第2従属制御部43のための第2従属装置更新プログラムを含んでいないものとする。第2従属装置4がモーター等を有している場合、第2従属装置4と第1の従属装置3とが直接には接続されていなくても、第2従属装置4のモーター等に由来するノイズが本体装置2を通って本体装置2と従属装置3との間に通信に入ることがある。このような場合、図7に示すような処理が有効となる。
本体装置2が更新プログラムP1を入手してRAM203に蓄積すると(ステップS1)、本体制御部23は、モーター215を停止状態に維持する(ステップS2)。次に、本体制御部23は、従属制御部33と第2従属制御部43に対してファームウェアのアップデート開始を第1通信方法(第1通信速度V1)により通知する(ステップS3)。アップデート開始通知を受信した従属制御部33は、モーター312を停止状態に維持し(ステップS4)、本体制御部23に対して処理完了を通知する(ステップS5)。アップデート開始通知を受信した第2従属制御部43は、第2従属装置4のモーターを停止状態に維持し(ステップS21)、本体制御部23に対して処理完了を通知する(ステップS5)。
その後、本体制御部23は、従属制御部33に対して転送レートをV1からV2に変更する旨を通知する(ステップS6)。第2従属制御部43に対しては、更新プログラムを転送しないので、転送レートを変更する旨を通知しなくてもよいが、通知してもよい。本体制御部23は、処理完了通知を受信すると(ステップS7)、従属装置更新プログラムP3を第2通信方法(第2通信速度V2)で従属制御部33に送信する(ステップS8)。ステップS9〜S15の処理が行われて更新プログラムP2,P3を用いたプログラム更新が実行され、外部装置H1に対して処理完了が通知されると(ステップS16)、本体制御部23は、第2従属制御部43に対して第2従属装置4のモーターの動作再開指示を通知する(ステップS22)。動作再開指示を受信した第2従属制御部43は、モータードライバー311へのスリープ信号の出力を停止して第2従属装置4のモーターの動作を許可するモーター動作再開処理を行う(ステップS23)。ステップS13のフラッシュメモリー書換処理後、従属制御部33は、再起動処理を行う(ステップS17)。また、ステップS15のフラッシュメモリー書換処理後、本体制御部23は、再起動処理を行う(ステップS18)。
本体制御部23が第1の従属装置3の従属制御部33に従属装置更新プログラムP3を送信する際、本体装置2及び第1の従属装置とは異なる第2従属装置4に設けられたノイズ発生源からのノイズの発生が抑制されることにより、高速の第2通信方法で従属装置更新プログラムP3を送信することができる。従って、本処理は、並列処理型装置に第2従属装置が含まれる場合にプログラム更新の好適な例となる。なお、製本装置のファームウェアを書き換える場合には、製本装置と給紙装置の立場を入れ替え、製本装置を第1の従属装置とし給紙装置を第2従属装置として処理を行えばよい。あるいは、第1の従属装置と第2従属装置とに対し、本体制御部23から同じステップで両方に通知やデータ転送を行うようにしてもよい。
(5)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、従属装置を制御する従属制御部のためのプログラムの更新処理時間を短縮する技術等を提供することができる。むろん、従属請求項に係る構成要件を有しておらず独立請求項に係る構成要件のみからなる技術等でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態及び変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
1…並列処理型装置、2…本体装置、3…従属装置、4,5…第2従属装置、21,31,41,51…筐体、22…取得部、23…本体制御部、33…従属制御部、43…第2従属制御部、H1…外部装置、N1…ノイズ発生源、P1…更新プログラム、P2…本体装置更新プログラム、P3…従属装置更新プログラム、PF2…本体装置ファームウェア、PF3…従属装置ファームウェア、PH1…ファームウェアアップデートプログラム、SY1…システム。

Claims (8)

  1. 従属装置と通信可能な本体装置であって、
    前記従属装置を制御する従属制御部のための従属装置更新プログラムを少なくとも含む更新プログラムを外部装置から取得する取得部と、
    前記本体装置を制御する本体制御部と、を備え、
    前記取得部が前記更新プログラムを取得した場合、前記本体制御部は、前記本体装置と前記従属装置との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有するノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させ、その後、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で前記従属制御部に前記従属装置更新プログラムを送信し、
    前記第1通信方法は、前記ノイズの発生を抑制する前に前記本体装置と前記従属装置との間で行う通信方法である、本体装置。
  2. 前記本体制御部は、自らのための本体装置更新プログラムを含む前記更新プログラムに含まれる前記従属装置更新プログラムを前記従属制御部に送信した後、前記従属装置更新プログラムを用いたプログラム更新を前記従属制御部に対して実行させ、その後、前記本体装置更新プログラムを用いた自らのプログラム更新を実行する、請求項1に記載の本体装置。
  3. 前記本体制御部は、前記ノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させた後、前記従属制御部に対して前記第2通信方法を用いる旨を通知する、請求項1又は請求項2に記載の本体装置。
  4. 前記ノイズ発生源は、前記本体装置と通信可能な第2従属装置に設けられており、
    前記本体制御部は、前記第2従属装置に対して前記ノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させ、その後、前記第2通信方法で前記従属装置の従属制御部に前記従属装置更新プログラムを送信する、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の本体装置。
  5. 前記ノイズ発生源は、前記本体装置に設けられ、
    前記本体制御部は、自らのための本体装置更新プログラムを含む前記更新プログラムに含まれる前記従属装置更新プログラムを前記従属制御部に送信した後、前記本体装置更新プログラムを用いた自らのプログラム更新を実行して再起動を行い、
    前記ノイズ発生源は、前記本体制御部の再起動に伴ってノイズの発生の抑制が終了される、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の本体装置。
  6. 前記ノイズ発生源は、前記従属装置に設けられ、
    前記本体制御部は、前記従属制御部に前記従属装置更新プログラムを送信した後、前記従属装置更新プログラムを用いたプログラム更新を前記従属制御部に対して実行させて前記従属制御部を再起動させ、
    前記ノイズ発生源は、前記従属制御部の再起動に伴ってノイズの発生の抑制が終了される、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の本体装置。
  7. 更新プログラムを外部装置から取得する本体装置と通信可能な従属装置であって、
    前記従属装置を制御する従属制御部であって自らのための従属装置更新プログラムを用いたプログラム更新を実行する従属制御部を備え、
    前記本体装置を制御する本体制御部が前記更新プログラムに含まれる前記従属装置更新プログラムの送信を開始する場合、前記従属制御部は、前記本体装置と前記従属装置との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有するノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させ、その後、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で前記本体制御部から前記従属装置更新プログラムを受信し、
    前記第1通信方法は、前記ノイズの発生を抑制する前に前記本体装置と前記従属装置との間で行う通信方法である、従属装置。
  8. 従属装置を制御する従属制御部のための従属装置更新プログラムを少なくとも含む更新プログラムを本体装置において外部装置から取得する工程と、
    前記更新プログラムが取得された場合に前記本体装置と前記従属装置との間の通信に対してノイズを発生させる可能性を有するノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させる工程と、
    前記ノイズ発生源からのノイズの発生を抑制させた後、第1通信方法よりも高速の第2通信方法で前記本体装置から前記従属装置に前記従属装置更新プログラムを転送する工程と、を含み、
    前記第1通信方法は、前記ノイズの発生を抑制する前に前記本体装置と前記従属装置との間で行う通信方法である、プログラム更新方法。
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