JP6494461B2 - 電力供給装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

電力供給装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力供給装置、制御方法及びプログラムに関する。
接続している外部装置に対して給電を行うことができる装置が知られている。例えば、近年USBパワーデリバリという規格が制定されたことにより、USBパワーデリバリに対応する電力供給装置は、USBインタフェースを介して接続される外部装置からの給電要求に応じて、最大100Wに達する電力を供給可能となった。
特許文献1には、USBインタフェースを介して接続する外部装置に電力を供給できる装置が記載されている。
特開2015−88036号公報
ところで、特許文献1のような、外部装置に対して給電を行う電力供給装置において、給電と画像処理等の他の処理とが同時に実行される場合のピーク消費電力値について考慮されてなかった。
そこで、本発明は、出力可能電力値が小さい電源から出力される電力を用いて、給電と給電以外の処理を同時に実行することができる電力供給装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
そこで、上記目的を達成するために、本発明の電力供給装置は、
外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
前記外部装置と接続する接続手段と、
前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が電力を供給する処理を実行していない場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より、前記給電手段が供給している電力の電力値に応じて小さくすることを特徴とする。
また、本発明の電力供給装置は、
外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
前記外部装置と接続する接続手段と、
前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
前記実行手段は、前記給電手段が第1の電力値の電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が前記第1の電力値より小さい第2の電力値の電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくすることを特徴とする。
また、本発明の電力供給装置は、
外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
前記外部装置と接続する接続手段と、
前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が電力を供給する処理を実行していない場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくし、
前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理は、記録剤を吐出する複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を備える記録部を前記所定方向と交差する方向に走査させながら前記複数の吐出口から前記記録剤を吐出させることで、記録媒体上に画像を形成する画像処理であることを特徴とする。
また、本発明の電力供給装置は、
外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
前記外部装置と接続する接続手段と、
前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が電力を供給する処理を実行していない場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくし、
前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理は、記録媒体に転写された記録剤を、前記記録媒体を搬送しながら、加熱及び加圧して前記記録媒体に定着させることで、前記記録媒体上に画像を形成する画像処理であることを特徴とする。
本発明によれば、出力可能電力値が小さい電源から出力される電力を用いて、給電と給電以外の処理を同時に実行することができる。
本発明を適用した電力供給装置が実行する給電のための処理を示すフローチャート 本発明を適用した電力供給装置が実行する、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定の処理を示すフローチャート 本発明を適用した電力供給装置が画像処理中に実行する給電のための処理を示すフローチャート 本発明を適用した電力供給装置が実行する、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定の処理を示すフローチャート 印刷品質優先モード設定画面の一例を示す図 給電の拒否をユーザに通知するための画面の一例を示す図 印刷品質優先モード設定画面の一例を示す図 本発明を適用した電力供給装置の概略構成を示すブロック図 本発明を適用した電力供給装置を含む給電システムの概略図
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に説明する。ただし、本発明については、その趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下に記載する実施形態に対して適宜変更、改良が加えられたものについても本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(第1実施形態)
本発明を適用した電力供給装置及び、本発明を適用した電力供給装置から給電を受け付ける外部装置について説明する。本実施形態において、電力供給装置としてインクジェット方式のマルチファンクションプリンタ(MFP)を例示している。なお、電力供給装置は、外部装置への給電機能を有する装置であれば良く、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等の装置であっても良い。さらに、電力供給装置は、フルカラーレーザービームプリンタやモノクロプリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の装置であっても良い。さらに、それらの装置は、マルチファンクションであってもシングルファンクションであっても良い。また、本実施形態において、外部装置として携帯端末を例示している。なお、外部装置は、電力供給装置から給電を受ける装置であれば良く、例えば、スマートホン、PC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、ハードディスク(HDD)、電力供給装置に取り付け可能なオプション機器等の装置でもあっても良い。
図9は、本実施形態の給電システムを示す概略図である。本実施形態の給電システムは、MFP100と携帯端末200を含み、MFP100と携帯端末200は、USBケーブル300によって接続可能となっている。MFP100は、本発明を適用した電力供給装置である。MFP100は、給電機能としてUSB(Universal Serial Bus)パワーデリバリ機能を有しており、本実施形態の給電システムにおける給電装置として動作する。携帯端末200は、本実施形態における外部装置であり、本実施形態の給電システムにおける受電装置として動作する。USBケーブル300は、各種のUSB規格に準じて各装置を接続させており、各装置間のデータ通信や電力の供給を行う。なお、USBパワーデリバリ機能とは、USBインタフェースを介して接続している受電装置に対して電力を供給する機能である。具体的には、給電装置は、受電装置からの給電要求を受け付けると、受け付けた給電要求の内容に応じた電圧と電流にて、受電装置に電力を供給する。
図8は、MFP100の概略構成を示すブロック図である。
CPU801は、システム制御部であり、MFP100の全体を制御する。
ROM802は、CPU801が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(以下、OS)プログラム等の各種プログラムを格納する。本実施形態では、ROM802に格納されている制御プログラムは、ROM802に格納されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。
RAM803は、SRAM(static RAM)等のメモリで構成され、プログラム制御変数、ユーザが登録した設定値、MFP100の管理データ、給電プロファイルの情報、印刷モードの設定情報等を格納し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
操作部804は、電源キー、動作スタートキー、動作ストップキー、ホームポジションキーなどの操作ボタンと、タッチセンサーを備えた液晶表示器で構成され、MFP100の各種動作や各種設定を行うためのユーザーインタフェースである。操作部804は、ユーザから各種入力を受け付けると、受け付けた入力内容をCPU801に通知し、入力内容に応じた処理を実行させる。
パワーデリバリ電源部805は、USBパワーデリバリ機能に対応したUSBデバイス812に対し、USBパワーデリバリ機能で規定された給電プロファイルによって定められた電力値で給電を行う。なお、パワーデリバリ電源部805は、CPU801によって制御されることにより、USBパワーデリバリ機能のONとOFFとを切り替え可能である。
USB I/F806は、USBデバイス812と接続するためのコネクタを備えたインタフェースで、USBデバイス812とMFP100間の通信や、パワーデリバリ電源部805から供給される電力の送電を行う。
画像処理部807は、印刷対象の画像データに対し、画像処理制御部(不図示)を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施すことで、印刷対象の画像データを高精細な画像データに変換し、記録部809に出力する。
読取部808は、密着型イメージセンサ(CIS)もしくはCCD等の光電変換手段を具備し、CPU801の制御に基づいてCISまたはCCDを介して読み取った原稿の画像データを、順次画像処理部807に送る。
記録部809は、インクジェット方式のプリントデバイスを備え、USBデバイス812等から受信する印刷ジョブや操作部804に対する操作等に基づいて、プリントデバイス制御及び画像処理部807から出力される画像データの印刷を行う。具体的には、記録部809は、インク等の記録剤を用いて紙等の記録媒体上に画像を形成することで、印刷結果を出力する。
駆動部810は、読取部808及び記録部809が備える給排紙ローラを駆動するためのモータと、モータの駆動力を伝達するギヤ、モータを駆動するドライバ回路等から構成され、CPU801の制御により駆動する。
センサ部811は、原稿有無センサ、記録紙有無センサ、エンコ−ダ等から構成され、原稿および記録紙の状態を検出して、それらの搬送量等を制御する。
上記各種構成要素801〜811は、CPU801が管理するシステムバス813を介して、相互に接続されている。
また、MFP100は、MFP100が備える各構成に電力を供給する不図示の電源を有する。MFP100が有する電源は、MFP100が給電要求を受け付けた場合、パワーデリバリ電源部805を介して、給電の要求元の外部装置に対しても電力の供給を行う。また、MFP100が有する電源が出力する電力は、画像処理等のMFP100が実行する他の処理においても用いられる。そのため、MFP100が有する電源は、MFP100が給電と画像処理等の他の処理とを同時に実行する場合は、給電に使用される電力と他の処理に使用される電力とを同時に出力することになる。したがって、MFP100において給電以外に用いられる電力の消費量をそのままとした場合、MFP100の電源の出力可能電力値を大きくしなければならない。しかしながら、電源は、出力可能電力値が大きくなるほど、コストが高くなったり、大型化してしまう。そこで、本実施形態では、MFP100は、給電中には、給電以外の他の処理を省電力で行い、給電以外の他の処理において用いられる電力のピーク値(ピーク消費電力値)を小さくする。このような形態とすることで、MFP100は、出力可能電力値の小さい電源によって、給電と他の処理とを同時に実行することができる。なお、電源は、MFP100が有していなくても良く、MFP100は、他の装置が備えている電源から出力される電力にて、処理を実行しても良い。
USBデバイス812は、USBインタフェース部を備え、USBパワーデリバリ機能に対応した外部装置である。本実施形態において、携帯端末200がUSBデバイス812に該当する。USBデバイス812が、MFP100に接続するとUSB I/F806を介してMFP100と通信を行う。このとき、MFP100は、USBデバイス812から給電要求があれば、USBパワーデリバリ機能によって給電を行う。
給電要求とは、USBパワーデリバリで規定された形式の情報であり、給電装置に対して給電を要求するための情報である。なお、給電要求には、要求する電流の値や電圧の値といった、要求する給電に係る設定情報が含まれている。なお、給電要求の内容は、例えば、当該給電要求を送信する受電装置の機種や仕様に応じて定まる。また、本実施形態において、給電要求にて要求できる電流は、1.5、2、3、5Aのいずれかであり、要求できる電圧は、5、12、20Vのいずれかであるものとする。また、給電要求によって要求される電流の値と電圧の値の組み合わせによって、USBパワーデリバリ機能において供給する電力の電力値が定まる。本実施形態では、MFP100が供給可能な電力値は、10、18、36、60、100Wのいずれかであり、これらの電力値に対応して給電プロファイルが定められているものとする。なお、給電プロファイルはこれらに限定されず、安全規格要求を満たす電力値(100W以下)であれば、任意の電圧の値と電流の値を組合せて、任意の給電プロファイルを設定してもよい。
給電プロファイルとは、USBパワーデリバリ規格に準ずるプロファイルであり、USBパワーデリバリ機能においてどのような電力値で給電を行うかを定めたプロファイルである。給電プロファイルに係る情報は、RAM803等、MFP100が備えるメモリ内に格納されている。なお、本実施形態では、MFP100は、給電プロファイル1〜5の5つの給電プロファイルを有しており、給電要求の内容に応じてその中のいずれかの給電プロファイルを選択することで、供給する電力の電力値を決定する。給電プロファイル1〜5では、それぞれ10、18、36、60、100Wの電力値で給電を行うことが定められている。また、本実施形態では、それぞれの給電プロファイルに対応して印刷モードが設定されているものとし、CPU801は、いずれかの給電プロファイルを選択した場合、選択した給電プロファイルに対応する印刷モードを自身に設定する。具体的には、給電中には、給電要求に応じて供給する電力の値とMFP100の給電以外の処理において消費するする電力のピーク値との合計値が、MFP100が有する電源の出力可能電力値以下となるように、印刷モードを設定する。
ここで、印刷モードとは、記録部809が印刷を行う際にMFP100によって実行される制御を定めるために、MFP100に設定されるモードである。本実施形態において、MFP100に設定される印刷モードには、標準印刷モードと、標準印刷モードよりも消費電力の小さい省電力状態で印刷を実行する省電力印刷モードとがある。なお、標準印刷モードは、後述の省電力制御を実行せずに通常状態で印刷を実行するモードであり、MFP100が給電を実行していない場合に、MFP100に対して設定される。また、省電力印刷モードは、後述の省電力制御を実行して印刷を行うモードであり、本実施形態においては、MFP100が給電を実行している場合に、MFP100に対して設定される。なお、電力供給装置は、省電力印刷モードを1つ有していればよいが、省電力効果の異なる複数のモードを有していても良い。本実施形態では、電力供給装置は、省電力印刷モード1〜5を有するものとする。また、省電力印刷モードの詳細は任意に設定可能であり、本実施形態では、省電力印刷モード1が一番消費電力が大きく、順に消費電力が小さくなり省電力印刷モード5が一番消費電力が小さくなるように設定する。また、本実施形態では、MFP100が給電を実行している場合に省電力印刷モード1〜5のうちいずれが設定されるかは、給電要求の内容及び選択された給電プロファイルによって定まる。
省電力制御について説明する。省電力制御とは、省電力印刷モードが設定されているMFP100が実行する、給電以外の処理において用いられる電力のピーク値を小さくするための制御である。なお、1つの処理に対して実行される省電力制御の数は、1つであっても複数であっても良い。本実施形態では、MFP100は、給電以外の処理として印刷処理を省電力で実行することができるものとする。具体的には、省電力制御として、印刷処理を省電力で実行するために、以下の2つの省電力制御を行うものとする。本実施形態では、MFP100は、電圧値は変化させず、省電力制御によって記録ヘッド等の動作を抑制し、消費電流値を小さくすることで、消費電力のピーク値を小さくする。
1つ目の省電力制御は、記録媒体上にインクを吐出する位置に対応する記録画素が複数配置されたマスクパターンにしたがってインクを吐出し、単位領域に対して複数回走査することによって画像を形成する処理(印刷マスク処理)を実行する制御である。この制御は、通常状態の場合(標準印刷モードが設定されている場合)よりも、1回の記録ヘッドの走査において吐出口からインクが吐出される回数を減らすことで、吐出口からインクを吐出するための記録素子の駆動回数を減らす制御である。例えば省電力印刷モード1が設定されている場合は、MFP100は、1回の記録ヘッドの走査において吐出口からインクが吐出される回数を通常の場合より50%減らして、全吐出口幅を印刷する。そして、1回目の走査おいて印刷ドット数が間引かれた部分は、走査を再度行い、間引かれた部分を埋めるマスクパターンに従って記録を行う。この制御の実行によって、印刷速度は遅くなるが、記録素子を単位時間当たりに駆動させる回数を減らすことができるので、印刷処理におけるピーク消費電力値を低減できる。省電力印刷モード2〜5が設定されている場合は、MFP100は、同様の印刷マスク処理を実行するが、吐出口からインクが吐出される回数をより減らし、それに伴って同一ラインの走査回数を増やすことで印刷処理におけるピーク消費電力値の低減率を大きくしても良い。
2つ目の省電力制御は、インクジェット方式のプリンタの記録ヘッドの1回の走査において利用する吐出口の数を分割する処理(スキャン分割処理)を実行する制御である。記録ヘッドには、記録ヘッドの走査方向と交差する方向に吐出口が1000本以上配列されている。通常の場合(標準印刷モードが設定されている場合)、MFP100は、吐出口列に配列されている全吐出口を使用して、全吐出口幅を1回の走査で印刷する制御を実行する。これに対して、例えば省電力印刷モード4が設定されている場合は、MFP100は、1回の走査で使用する吐出口を2分割して、2回の走査で全吐出口幅を印刷する。この制御の実行によって、印刷速度は遅くなるが、吐出口が半分になるので印刷処理におけるピーク消費電力値を低減できる。しかしながら、この制御は、走査するライン数が増えるため、つなぎスジが多く発生してしまい、標準印刷モードと比べると印刷物の画質が劣化してしまう。なお、つなぎスジとは、後続ラインに打ち込まれた記録剤が先行ライン側に流れ込むことで先行ライン端部の記録剤濃度が上昇してしまうことで生じる課題である。そのため、印刷マスク処理は、よりピーク消費電力値の低減が求められる省電力印刷モード4及び5が設定されている場合のみ実行されるものとする。省電力印刷モード5が設定されている場合は、MFP100は、同様のスキャン分割処理を実行するが、使用する吐出口の分割数を増やすことで印刷処理におけるピーク消費電力値の低減率を大きくしても良い。なお、例えば、上述では、スキャン分割処理は省電力印刷モード4、5でしか実行されない構成を説明したが、これに限定されず、例えば、省電力印刷モード3〜5で実行されても良いし、全ての省電力印刷モードで実行されても良い。
省電力印刷モードにおいて実行される省電力制御はこれらに限定されず、例えば、記録媒体の搬送速度を下げる処理を実行する制御等、印刷処理におけるピーク消費電力値を低減させることができる種々の制御が利用可能である。また、これらの省電力制御の内容を変更したり、省電力制御の組合せを変更することによって、省電力印刷モードの内容を変更しても良いし、省電力印刷モードの数を増減させても良い。また、上述の説明では、インクジェット方式のプリンタにおいて実行される省電力制御の例について説明したが、MFP100が、例えば電子写真方式のプリンタ等、他の方式を利用するプリンタであれば、それに応じた省電力制御が実行される。例えば、電子写真方式のプリンタであれば、記録媒体に転写されたトナーを加熱及び加圧して記録媒体に定着させるための定着温度を下げる処理や、トナーを記録媒体に定着させる際の記録媒体搬送速度を下げる処理等が、省電力制御として実行される。
また、給電以外の処理としてスキャン処理において省電力制御を実行しても良く、この場合、MFP100は、例えば原稿の読み取り速度を下げる処理等の省電力制御を実行する。さらに、給電以外の処理として、印刷やスキャン等の画像処理以外の処理において省電力制御を実行しても良い。この場合、MFP100は、例えば、MFP100が備える表示部が画面を表示する処理において、表示部への電力の供給を停止し、画面の表示を停止する等の省電力制御を実行する。また、給電以外の処理が複数ある場合、その中の1又は2以上の処理において省電力制御を実行しても良い。この場合、用いられる電力のピーク値が大きい処理において省電力制御が実行されることで、より効果が大きくなる。
給電以外の処理で省電力制御する処理としては、上述した印刷処理やスキャン処理に限定されず、他の処理であってもよいし、これらのうち複数の処理としてもよい。
図1は、本実施形態においてMFP100が実行する給電のための処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートが示す処理は、CPU801が、ROM802又はMFP100が備えるHDD(不図示)等に記憶されている制御プログラムをRAM803にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。MFP100は、電源が投入されると、動作に必要な設定を行い、スタンバイ状態に入る。スタンバイ状態において、MFP100には、印刷モードとして標準印刷モードが設定されている。このフローチャートが示す処理は、MFP100がスタンバイ状態になっている状態で開始されるものとする。
まず、S101では、CPU801は、USB I/F806にUSBデバイス(ここでは携帯端末200)が接続されているか否かを判定する。CPU801は、携帯端末200が接続されている場合、S102の処理を行い、携帯端末200が接続されていない場合、S105の処理を行う。
S102では、CPU801は、USB I/F806と接続している携帯端末200から、給電要求を受け付けたか否かを判定する。CPU801は、給電要求を受け付けた場合、S103の処理を行い、給電要求を受け付けなかった場合、S107の処理を行う。
S103では、CPU801は、受け付けた給電要求に含まれる、電流値や電圧値等の給電に係る設定情報を参照して、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定を行う。この処理の詳細は、図2を用いて後述する。
続いて、S104では、CPU801は、USBパワーデリバリ機能をONにし、S104にて選択された給電プロファイル応じて供給する電力の電力値を定める。そして、CPU801は、給電要求に応じた電圧値及び電流値にて、携帯端末200に対して給電を開始する。なおこのとき、CPU801は、すでにUSBパワーデリバリ機能がONになっており、給電を開始している場合は、引き続き給電を行う。
S105では、CPU801は、CPU801は、MFP100に設定されている印刷モードを初期化(標準印刷モードに設定)する。このような形態とすることで、MFP100は、携帯端末200との接続が解除された場合に、MFP100の印刷モードを初期設定に戻し、省電力制御を行わない通常の印刷処理を再開することができる。
S106では、CPU801は、USBパワーデリバリ機能をOFFにし、携帯端末200への給電を中止する。
続いて、S107では、CPU801は、未処理の印刷ジョブがあるか否かを判定する。未処理の印刷ジョブがある場合、S108の処理を行い、未処理の印刷ジョブがない場合、再びS101の処理を行う。
S108では、CPU801は、MFP100に設定されている印刷モードに応じて省電力制御を実行しながら、印刷ジョブに応じた印刷を行う。なおこのとき、MFP100に標準印刷モードが設定されている場合は、CPU801は、省電力制御を実行しない。印刷終了後、CPU801は、再びS101の処理を行う。
このように、本実施形態においてMFP100は、給電要求の受付に応じて省電力印刷モードを設定することで、印刷処理におけるピーク消費電力値を低減することができ、要求されている通りの給電を行いつつ、印刷を実行することができる。さらに、MFP100は、受け付けた給電要求の内容に応じて、実行する省電力制御の内容を可変にできるため、給電要求の内容に応じた適切な印刷品質にて印刷を実行することができる。
次に、図2を用いて、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定の処理の詳細を説明する。
図2は、本実施形態においてMFP100が実行する、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定の処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートが示す処理は、CPU801が、ROM802又はMFP100が備えるHDD(不図示)等に記憶されている制御プログラムをRAM803にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。このフローチャートが示す処理は、S103の処理及び後述のS304の処理に対応しており、CPU801がS102又は後述のS303の処理を終えた場合等、MFP100が給電を開始することが決定した場合に開始されるものとする。
まず、S201では、CPU801は、給電要求の内容を確認し、「5V」の値の電圧が要求されているか否かを判定する。「5V」の値の電圧を要求している給電要求に対応する給電プロファイルは、10W(電圧値5V、電流値2A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル1である。そのため、CPU801は、「5V」の値の電圧が要求されている場合、S210にて、利用する給電プロファイルとして給電プロファイル1を選択する。その後、CPU801は、S215にて、給電プロファイル1に対応する印刷モードである省電力印刷モード1を自身に設定する。また、「5V」の値の電圧が要求されていない場合、CPU801は、S202の処理を行う。
S202では、CPU801は、給電要求の内容を確認し、「12V」と「20V」のいずれの値の電圧が要求されているかを判定する。「12V」の値の電圧が要求されている場合、CPU801は、S204の処理を行い、「20V」の値の電圧が要求されている場合、CPU801は、S203の処理を行う。
S203では、CPU801は、給電要求の内容を確認し、「3A」と「5A」のいずれの値の電流が要求されているかを判定する。CPU801は、「3A」の値の電流が要求されている場合、S207にて、利用する給電プロファイルとして60W(電圧値20V、電流値3A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル4を選択する。その後、CPU801は、S212にて、給電プロファイル4に対応する印刷モードである省電力印刷モード4を自身に設定する。また、CPU801は、「5A」の値の電流が要求されている場合、S206にて、利用する給電プロファイルとして100W(電圧値20V、電流値5A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル5を選択する。その後、CPU801は、S211にて、給電プロファイル5に対応する印刷モードである省電力印刷モード5を自身に設定する。
S204では、CPU801は、給電要求の内容を確認し、「1.5A」の値の電流が要求されているか否かを判定する。CPU801は、「1.5A」の値の電流が要求されている場合、S209にて、利用する給電プロファイルとして18W(電圧値12V、電流値1.5A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル2を選択する。その後、CPU801は、S214にて、給電プロファイル2に対応する印刷モードである省電力印刷モード2を自身に設定する。CPU801は、「1.5A」の値の電流が要求されていない場合、S205の処理を行う。
S205では、CPU801は、給電要求の内容を確認し、「3A」と「5A」のいずれの値の電流が要求されているかを判定する。CPU801は、「3A」の値の電流が要求されている場合、S208にて、利用する給電プロファイルとして36W(電圧値12V、電流値3A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル3を選択する。その後、CPU801は、S213にて、給電プロファイル3に対応する印刷モードである省電力印刷モード3を自身に設定する。また、CPU801は、「5A」の値の電流が要求されている場合、S207にて、利用する給電プロファイルとして60W(電圧値12V、電流値5A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル4を選択する。その後、CPU801は、S212にて、給電プロファイル4に対応する印刷モードである省電力印刷モード4を自身に設定する。
CPU801は、S211〜S215のいずれかの処理が終了して印刷モードの設定変更が完了したら、S104にて携帯端末200に対し給電を開始する。具体的には、CPU801は、USBパワーデリバリ機能をONにし、選択した給電プロファイルに応じて出力する電力の電力値を定め、給電要求の内容に応じた供給電圧値及び供給電流値にて携帯端末200に対し給電を開始する。
このように、MFP100は、携帯端末200に対し給電を行っている状態で印刷を実行する場合、省電力制御を実行することで印刷を省電力で実行することができる。このような形態とするとで、MFP100は、給電と印刷とを同時に実行する場合のピーク消費電力値を低減させることができる。さらに、本実施形態では、MFP100は、給電要求の内容及び選択した給電プロファイルに応じて印刷モードを変更することで、給電要求の内容及び選択した給電プロファイルに応じた適切な省電力制御を印刷時に実行することができる。
例えば、100Wの電力にて印刷を行う電力供給装置は、100Wの給電要求に応じるためには、電源の変換効率を加味すると250W相当の電力を出力可能な電源を備えている必要がある。しかしながら、印刷処理におけるピーク消費電力値を低減し、例えば50Wの電力にて印刷を行うことができれば、100Wの給電要求に応じる場合でも、200W相当の電力を出力可能な電源を備えていれば良いことになる。上述したように、本実施形態では、MFP100は、給電要求の内容に応じて印刷モードを変更し、印刷時に省電力制御を実行する。その結果、印刷処理におけるピーク消費電力値が低減するため、MFP100は、出力可能電力値の小さい電源で給電と印刷の双方を実行でき、電源のためのコストの削減や装置の小型化が実現できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、印刷の前に給電要求が合った場合、当該給電要求の内容に応じて印刷モードを変更することで、印刷時に省電力制御を実行してピーク消費電力を低減する電力供給装置について説明した。第2実施形態では、印刷中に給電要求が合った場合、印刷中に印刷モードを変更し、省電力制御を開始可能な電力供給装置について説明する。なお、本実施形態における給電システムは、第1実施形態にて説明した給電システムと同様のものとする。
図3は、本実施形態においてMFP100が実行する処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートが示す処理は、CPU801が、ROM802又はMFP100が備えるHDD(不図示)等に記憶されている制御プログラムをRAM803にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。このフローチャートが示す処理は、MFP100が印刷を行っている状態で開始されるものとする。
また、S301〜S308の処理は、S101〜S108の処理と同様であるので、説明を省略する。
S309では、CPU801は、S304にて設定された省電力印刷モードに応じた省電力制御を開始する。
S310では、CPU801は、S309で開始した省電力制御を停止し、標準印刷モードに応じた印刷を開始する。
S311では、CPU801は、印刷が終了しているか否かを判定する。CPU801は、印刷処理が終了していない場合、再びS301の処理を行い、印刷処理が終了している場合、処理を終了する。
このように、本実施形態では、MFP100は、印刷処理中に給電要求を受け付けた場合でも、給電要求の受け付けと共に省電力制御を開始し、印刷を停止させることなく給電要求に応じることができる。さらに、MFP100は、印刷処理中に携帯端末200との接続が解除され、給電を実行しなくなった場合に、省電力制御を行わない通常の印刷を再開することができる。
なお、本実施形態は、第1実施形態と組み合わせて利用されても良い。すなわち、本実施形態の処理は、S108において実行されても良い。さらに、本実施形態の処理が終了した場合は、CPU801は、S101の処理を行う構成としても良い。このような形態とすることで、印刷の前であっても印刷の最中であっても、給電要求に応じた印刷モードを設定し、印刷処理におけるピーク消費電力値を低減することができる。
なお、本実施形態では、印刷中に給電要求を受け付けた場合に、印刷中に印刷モードを切り替える構成を説明したが、印刷中に印刷モードを切り替えると、印刷モードを切り替える前と切り替えた後とで、記録する画像の質が変化する場合がある。そのため、本実施形態では、印刷中には小さい電力値の給電要求のみ受け付け、画像の質の変化が小さい印刷モードにのみ切り替わる構成としても良い。
(第3実施形態)
MFP100は、大きい電力値の電力の供給を要求する給電要求を受け付けた場合、省電力効果の高い省電力印刷モードを設定することで、実使用上問題ない画質を保ちはするが、印刷物の画質の劣化を伴ってしまう省電力制御を印刷時に実行する場合がある。しかしながら、ユースケースによっては、給電要求に応じた給電を確実に行うことよりも、印刷物の画質の劣化を避けることが優先される場合もある。
そこで、本実施形態では、小さい電力値の電力の供給を要求する所定の給電要求のみを受け付け、それに対応する所定の省電力印刷モードのみを設定する電力供給装置について説明する。なお、本実施形態における給電システムは、第1実施形態にて説明した給電システムと同様のものとする。
まず、印刷品質優先モードについて説明する。印刷品質優先モードとは、印刷物の画質の劣化を伴ってしまう省電力制御を実行する印刷モードの設定を回避するモードであり、ユーザの操作によりMFP100に設定される。図5は、印刷品質優先モードをMFP100に設定するための画面である、印刷品質優先モード設定画面である。なお、印刷品質優先モード設定画面は、操作部804がユーザから印刷品質優先モードを設定するための操作を受け付けることで、MFP100が備えるオペレーションパネル(不図示)に表示される。MFP100は、印刷品質優先モード設定画面を介したユーザの操作により標準モードが選択された場合は、標準モードを自身に設定し、受け付けた全ての給電要求に対応して、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定を行う。一方、MFP100は、ユーザの操作により印刷品質優先モードが選択された場合は、印刷品質優先モードを自身に設定する。そして、MFP100は、受け付けた給電要求のうち印刷品質優先モードに対応した給電要求のみに応じて、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定を行う。なお、印刷品質優先モードに対応した給電要求とは、任意に設定可能な所定の値の電力値以下の電力の供給を要求する給電要求である。本実施形態では、印刷物の画質の劣化を伴ってしまう省電力制御を実行しない印刷モードが設定されることになる、36W以下の電力の供給を要求する給電要求にのみ対応するものとする。このように、標準モードと印刷品質優先モードのいずれを設定するかをユーザが選択可能とすることで、ユーザは、給電要求に応じることと印刷品質を保つことのいずれを優先するかを選択することができる。
図4は、本実施形態においてMFP100が行う、給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定の処理を示すフローチャートである。なお、このフローチャートが示す処理は、CPU801が、ROM802又はMFP100が備えるHDD(不図示)等に記憶されている制御プログラムをRAM803にロードし、その制御プログラムを実行することで実現される。なお、このフローチャートが示す処理は、S104及びS105の処理に対応しており、ユーザの操作によって「印刷品質優先モード」がMFP100に設定されている場合且つMFP100が給電を開始することが決定した場合に開始されるものとする。
また、S401、S404、S408〜S410及びS413〜S415の処理は、S201、S204、S208〜S210及びS213〜S215の処理と同様であるので、説明を省略する。
S402では、CPU801は、給電要求の内容を確認し、「12V」と「20V」のいずれの値の電圧が要求されているかを判定する。「12V」の値の電圧が要求されている場合、CPU801は、S204の処理を行う。「20V」の値の電圧が要求されている場合、給電要求に対応する給電プロファイルは、100W(電圧値20V、電流値5A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル5である。また、給電プロファイル5に対応する印刷モードは省電力印刷モード5である。省電力印刷モード5が設定されているMFP100は、省電力制御処理としてスキャン分割処理を実行するため、印刷物の画質が劣化してしまう可能性がある。そこで、CPU801は、S416の処理を実行する。
S405では、CPU801は、給電要求の内容を確認し、「3A」と「5A」のいずれの値の電流が要求されているかを判定する。「3A」の値の電流が要求されている場合、CPU801は、S408の処理を行う。「5A」の値の電流が要求されている場合、給電要求に対応する給電プロファイルは、60W(電圧値12V、電流値5A)の電力値で給電を行うことが定められている給電プロファイル4である。また、給電プロファイル4に対応する印刷モードは省電力印刷モード4である。省電力印刷モード4が設定されているMFP100は、省電力制御処理としてスキャン分割処理を実行するため、印刷物の画質が劣化してしまう可能性がある。そこで、CPU801は、S416の処理を実行する。
S416では、CPU801は、給電要求に応じた給電を拒否する。そのため、CPU801は、給電プロファイルの選択や印刷モードの変更を行わない。このような形態とすることで、MFP100は、給電要求に応じることよりも、印刷品質を保つことを優先し、印刷品質を保てる場合のみ給電要求に応じることができる。なお、このとき、CPU801は、図6のような、給電の拒否をユーザに通知し、標準モードへの変更を促すための画面を、MFP100が備えるオペレーションパネル(不図示)に表示しても良い。
S417では、CPU801は、USBパワーデリバリ機能をONにし、給電要求の内容に応じて給電を開始する。
上述の実施形態では、60W以上の電力の供給を要求する給電要求を受け付けない構成とした。しかし、これに限定されず、省電力印刷モードの内容やMFP100が備えている電源の出力可能電力値に応じて、任意に設定可能な所定の電力値以上の電力の供給を要求する給電要求を受け付けない構成として良い。
なお、図7に示す設定画面のように複数の印刷品質優先モードを設けることで、対応する給電要求の範囲を選択できる構成としても良い。このとき、例えば、CPU801は、印刷品質優先モード1が設定されている場合は、省電力印刷モード1〜2が設定される給電要求のみに対応する。また、CPU801は、印刷品質優先モード2が設定されている場合は、省電力印刷モード1〜4が設定される給電要求のみに対応するようにする。
また、本実施形態では、印刷品質優先モードと標準モードとで切り替え可能な構成を説明したが、これに限定されない。例えば、MFP100に供給可能電力値が小さい電源しか備わっていない場合等、MFP100が大きい電力値の電力の供給を要求する給電要求には応じることができない場合がある。このような場合にも本実施形態は適用可能であり、MFP100は、所定の電力値以上の給電要求を排他するモード(本実施形態における印刷品質優先モード)のみで動作しても良い。この場合は、印刷物の画質の劣化を伴ってしまう省電力制御を印刷時に実行するか否かは関係なく、要求される電力値によって、排他する給電要求が定められる。
なお、本実施形態は、第2実施形態と組み合わせ、印刷の前であっても印刷の最中であっても、給電要求に応じた印刷モードを設定することができる構成としても良い。このとき、印刷処理中の給電プロファイルの選択及び印刷モードの設定の処理においても、印刷品質優先モードに応じた給電要求にのみ対応するようにする。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、MFP100がUSBパワーデリバリ規格に準じて給電を行っているものとしたが、これに限定されず、例えば、PoE(Power Over Ethernet(登録商標))等他の給電規格が用いられても良い。
上述の実施形態の効果を実現できれば、上述の実施形態のフローチャートの処理の順番を入れ替えても良いし、その全ての処理を実行しなくても良いし、処理の内容を変更しても良い。
上述の実施形態は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを実行する処理でも実現可能である。また、上述の実施形態は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (20)

  1. 外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
    前記外部装置と接続する接続手段と、
    前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
    前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
    前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が電力を供給する処理を実行していない場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より、前記給電手段が供給している電力の電力値に応じて小さくすることを特徴とする電力供給装置。
  2. 外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
    前記外部装置と接続する接続手段と、
    前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
    前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
    前記実行手段は、前記給電手段が第1の電力値の電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が前記第1の電力値より小さい第2の電力値の電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくすることを特徴とする電力供給装置。
  3. 外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
    前記外部装置と接続する接続手段と、
    前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
    前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
    前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が電力を供給する処理を実行していない場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくし、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理は、記録剤を吐出する複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を備える記録部を前記所定方向と交差する方向に走査させながら前記複数の吐出口から前記記録剤を吐出させることで、記録媒体上に画像を形成する画像処理であることを特徴とする電力供給装置。
  4. 前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給している場合に実行される前記画像処理において前記記録剤を吐出する前記吐出口の数を、前記給電手段が電力を供給していない場合に実行される前記画像処理において前記記録剤を吐出する前記吐出口の数より少なくすることを特徴とする請求項3に記載の電力供給装置。
  5. 前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給している場合に実行される前記画像処理において前記吐出口が前記記録部の1回の走査において前記記録剤を吐出する回数を、前記給電手段が電力を供給していない場合に実行される前記画像処理において前記吐出口が前記記録部の1回の走査において前記記録剤を吐出する回数より少なくすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電力供給装置。
  6. 外部装置に給電を行う電力供給装置であって、
    前記外部装置と接続する接続手段と、
    前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電手段と、
    前記給電手段が実行する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行手段と、を有し、
    前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給する処理を実行している場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が電力を供給する処理を実行していない場合の、前記給電手段が実行する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくし、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理は、記録媒体に転写された記録剤を、前記記録媒体を搬送しながら、加熱及び加圧して前記記録媒体に定着させることで、前記記録媒体上に画像を形成する画像処理であることを特徴とする電力供給装置。
  7. 前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給している場合に実行される前記画像処理において前記記録剤を加熱する温度を、前記給電手段が電力を供給していない場合に実行される前記画像処理において前記記録剤を加熱する温度より低くすることを特徴とする請求項6に記載の電力供給装置。
  8. 前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給している場合に前記記録媒体が搬送される速度を、前記給電手段が電力を供給していない場合に前記記録媒体が搬送される速度より遅くすることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の電力供給装置。
  9. 前記実行手段は、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を前記実行手段が実行している状態で前記給電手段による電力の供給が開始された場合、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を省電力状態で実行する処理を開始し、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を前記実行手段が実行している状態で前記給電手段による電力の供給が停止された場合、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を省電力状態で実行する処理を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  10. 前記接続手段が接続している外部装置から、所定の電力値の電力の供給を要求するための給電要求を受け付ける受け付け手段をさらに有し、
    前記給電手段は、前記受け付け手段が前記給電要求を受け付けた場合、前記接続手段が接続している外部装置に前記給電要求によって要求された電力値に応じた電力を供給することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  11. 前記受け付け手段が前記給電要求を受け付けた場合、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を前記実行手段が省電力状態で実行するモードを前記電力供給装置に設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項10に記載の電力供給装置。
  12. 前記給電手段は、前記受け付け手段が受け付けた給電要求によって要求された電力値が所定の電力値以上である場合、前記接続手段が接続している外部装置に電力を供給しないことを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電力供給装置。
  13. 前記受け付け手段が受け付けた給電要求によって要求された電力値が所定の電力値以上であり、前記接続手段が接続している外部装置に前記給電手段が電力を供給しない場合に、前記接続手段が接続している外部装置に前記給電手段が電力を供給しないことを通知する画面を表示する第1表示手段を有することを特徴とする請求項12に記載の電力供給装置。
  14. 前記受け付け手段が受け付けた給電要求によって要求された電力値が所定の電力値以上である場合に前記給電手段が電力を供給しない第1のモード又は、前記受け付け手段が受け付けた給電要求によって要求された電力値が所定の電力値以上である場合でも前記接続手段が接続している外部装置に前記給電手段が電力を供給する第2のモードのいずれかを前記電力供給装置に設定するための設定画面を表示する第2表示手段を有することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の電力供給装置。
  15. 前記実行手段が、前記給電手段が実行する処理以外の処理として複数の処理を実行する場合、
    前記実行手段は、前記給電手段が電力を供給する処理を実行している場合の、前記複数の処理のうち消費する電力のピーク値の大きい処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電手段が電力を供給する処理を実行していない場合の、当該消費する電力のピーク値の大きい処理において用いられる電力のピーク値より小さくする請求項1乃至請求項14のいずれか一項に記載の電力供給装置。
  16. 外部装置に給電を行う電力供給装置において実行される制御方法であって、
    前記外部装置と接続する接続ステップと、
    前記接続ステップにて接続した外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電ステップと、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行ステップと、
    前記実行ステップでは、前記給電ステップと同時に実行される場合の、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電ステップと同時に実行されない場合の前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より、前記給電ステップにて供給している電力の電力値に応じて小さくすることを特徴とする制御方法。
  17. 外部装置に給電を行う電力供給装置において実行される制御方法であって、
    前記外部装置と接続する接続ステップと、
    前記接続ステップにて接続した外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電ステップと、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行ステップと、を有し、
    前記実行ステップでは、前記給電ステップにて第1の電力値の電力を供給する処理が実行されている場合の、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電ステップにて前記第1の電力値より小さい第2の電力値の電力を供給する処理が実行されている場合の、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくすることを特徴とする制御方法。
  18. 外部装置に給電を行う電力供給装置において実行される制御方法であって、
    前記外部装置と接続する接続ステップと、
    前記接続ステップにて接続した外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電ステップと、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行ステップと、を有し、
    前記実行ステップでは、前記給電ステップと同時に実行される場合の、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電ステップと同時に実行されない場合の、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくし、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理は、記録剤を吐出する複数の吐出口が所定方向に配列された吐出口列を備える記録部を前記所定方向と交差する方向に走査させながら前記複数の吐出口から前記記録剤を吐出させることで、記録媒体上に画像を形成する処理であることを特徴とする制御方法。
  19. 外部装置に給電を行う電力供給装置において実行される制御方法であって、
    前記外部装置と接続する接続ステップと、
    前記接続ステップにて接続した外部装置に電力を供給する処理を、電源から出力される電力を用いて実行する給電ステップと、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理を、前記電源から出力される電力を用いて実行する実行ステップと、を有し、
    前記実行ステップでは、前記給電ステップと同時に実行される場合の、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値を、前記給電ステップと同時に実行されない場合の、前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理において用いられる電力のピーク値より小さくし、
    前記外部装置に電力を供給する処理以外の処理は、記録媒体に転写された記録剤を、前記記録媒体を搬送しながら、加熱及び加圧して前記記録媒体に定着させることで、前記記録媒体上に画像を形成する処理であることを特徴とする制御方法。
  20. 請求項1乃至請求項15のいずれか一項に記載の電力供給装置の各手段をコンピュータにより実現することを特徴とするプログラム。
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