JP2018047564A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源容量を増大することなく、外部機器へ供給する電力を確保する。【解決手段】本発明の画像形成装置100は、外部機器61に対して電力を供給し、第1算出部501、第2算出部502、取得部503、第1判定部504及び第1決定部505を備える。第1算出部501は、第1パターンPT1を算出する。第2算出部502は、第2パターンPT2を算出する。取得部503は、外部機器61が要求する電力の第3パターンPT3を取得する。第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回ると第1判定部504が判定した場合に、第1決定部505は、第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する。第1パターンPT1は、画像形成装置100の性能を確保して、外部機器61へ供給する電力のパターンを示す。第2パターンPT2は、外部機器61へ供給する電力を確保して、外部機器61へ供給する電力のパターンを示す。【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1に記載の画像形成装置は、USB−PD(Power Delivery)規格に準拠して外部機器に電力を供給する。具体的には、上記画像形成装置は、外部機器に電力を供給する許可をユーザーから受け付けた場合に、外部機器への電力の供給を開始する。また、上記画像形成装置は、電力の供給中に印刷を実行する場合に電力の供給を停止する。そして、上記画像形成装置は、外部機器への電力の供給が停止すると印刷を実行する。更に、上記画像形成装置は、印刷が終了すると外部機器への電力の供給を再開する。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置では、印刷のような処理を画像形成装置が実行している間は、外部機器へ電力を供給することができない。換言すれば、上記画像形成装置では、処理中に外部機器へ電力を供給するためには、電源容量を増大する必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電源容量を増大することなく、外部機器へ供給する電力を確保できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、外部機器に対して電力を供給する画像形成装置であって、第1算出部、第2算出部、取得部、第1判定部及び第1決定部を備える。前記第1算出部は、前記外部機器へ供給する電力の第1パターンを算出する。前記第2算出部は、前記外部機器へ供給する電力の第2パターンを算出する。前記取得部は、前記外部機器が要求する電力の第3パターンを前記外部機器から取得する。前記第1判定部は、前記第3パターンが前記第1パターンを上回るか否かを判定する。前記第1決定部は、前記第3パターンが前記第1パターンを上回ると前記第1判定部が判定した場合に、前記外部機器へ供給する電力のパターンを前記第1パターン又は前記第2パターンに決定する。前記第1パターンは、前記画像形成装置の性能を確保して前記外部機器へ電力を供給する場合に、前記外部機器へ供給する電力のパターンを示す。前記第2パターンは、前記外部機器へ供給する電力を確保して前記外部機器へ電力を供給する場合に、前記外部機器へ供給する電力のパターンを示す。
本発明の画像形成装置によれば、電源容量を増大することなく、外部機器へ供給する電力を確保できる。
以下、本発明の実施形態について、図面(図1〜図9)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置100について説明する。図1は、画像形成装置100の構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置100は、複合機である。
画像形成装置100は、画像形成ユニット1、画像読取ユニット2、後処理ユニット3、及び制御部5を備える。
画像形成ユニット1は、用紙Pに画像を形成する。画像形成ユニット1は、例えば、いわゆる「電子写真方式」によって用紙Pに画像を形成する。用紙Pは、「記録媒体」の一例に相当する。
画像読取ユニット2は、原稿の画像を読み取る。画像読取ユニット2は、例えば、CIS(Contact Image Sensor)ユニットを備え、CISユニットが原稿の画像を読み取る。
後処理ユニット3は、画像形成ユニット1によって画像が形成された用紙Pに対して、後処理を行う。本実施形態では、後処理ユニット3は、複数枚の用紙Pの束に対してステープル処理を行う。
制御部5は、プロセッサー5A、及び記憶部5Bを備える。プロセッサー5Aは、例えばCPU(Central Processing Unit)を備える。記憶部5Bは、半導体メモリーのようなメモリーを備え、HDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。記憶部5Bは、制御プログラムを記憶している。
次に、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る制御部5の構成について説明する。図2は、制御部5の構成を示す図である。図2に示すように、制御部5は、第1算出部501、第2算出部502、取得部503、第1判定部504、第1決定部505、動作制御部506、第2判定部507、第2決定部508、第3判定部509、第3決定部510、及び第4決定部511を備える。具体的には、プロセッサー5Aが、記憶部5Bから制御プログラムを読み出して実行することによって、第1算出部501、第2算出部502、取得部503、第1判定部504、第1決定部505、動作制御部506、第2判定部507、第2決定部508、第3判定部509、第3決定部510、及び第4決定部511として機能する。
また、画像形成装置100は、接続部4を更に備える。接続部4には、外部機器6が接続される。また、接続部4は、制御部5からの指示に従って、外部機器6に電力を供給する。なお、接続部4は、本実施形態では、USB−PD(Power Delivery)規格に準拠して外部機器6に電力を供給する。
外部機器6は、本実施形態では、外部機器61、外部機器62、及び外部機器63を備える。外部機器61〜外部機器63は、それぞれ、バッテリーを備え、バッテリーから供給される電力で動作する。外部機器61〜外部機器63は、それぞれ、例えば、タブレット型パーソナルコンピューター、又はスマートフォンのような機器である。接続部4は、例えば、外部機器61に電力を供給して、外部機器61のバッテリーを充電する。以下の説明において、外部機器61〜外部機器63を、外部機器6と総称する場合がある。
第1算出部501は、外部機器61へ供給する電力の第1パターンPT1を算出する。第1パターンPT1は、画像形成装置100の性能を確保して外部機器61へ電力を供給する場合に、外部機器61へ供給する電力のパターンを示す。
第2算出部502は、外部機器61へ供給する電力の第2パターンPT2を算出する。第2パターンPT2は、外部機器61へ供給する電力を確保して外部機器61へ電力を供給する場合に、外部機器61へ供給する電力のパターンを示す。
取得部503は、外部機器61から第3パターンPT3を取得する。第3パターンPT3は、外部機器61が要求する電力のパターンを示す。
第1判定部504は、第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回るか否かを判定する。
第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回らないと第1判定部504が判定した場合に、第1決定部505は、外部機器61へ供給する電力のパターンを第1パターンPT1に決定する。一方、第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回ると第1判定部504が判定した場合に、第1決定部505は、ユーザーからの指示に基づいて、外部機器61へ供給する電力のパターンを第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する。
第1決定部505は、例えば、画像形成装置100に配置された図略のタッチパネルを介して、ユーザーからの指示を受け付ける。
例えば、ユーザーが画像形成装置100の性能の確保を所望する場合には、第1決定部505は外部機器61へ供給する電力のパターンを第1パターンPT1に決定する。一方、ユーザーが画像形成装置100の性能の確保を所望しない場合には、第1決定部505は外部機器61へ供給する電力のパターンを第2パターンPT2に決定する。
動作制御部506は、画像形成装置100の動作を制御する。具体的には、第1パターンPT1で外部機器61に電力を供給する場合には、動作制御部506は、「複数の処理」を並行して実行するように制御する。「複数の処理」は、画像形成装置100が並行して実行可能な処理である。一方、第2パターンPT2で外部機器61に電力を供給する場合は、動作制御部506は、「複数の処理」を並行することなく実行するように制御する。
第4決定部511は、複数の外部機器(本実施形態では、外部機器61〜外部機器63)が接続されている場合に、外部機器61〜外部機器63の各々に対して電力を供給する優先順位を決定する。本実施形態では、第4決定部511は、例えば、外部機器61に最優先に電力を供給する。
以上、図1及び図2を参照して説明したように、本実施形態では、外部機器61へ供給する電力のパターンを第2パターンPT2に決定することによって、外部機器61へ供給する電力を確保して外部機器61へ電力を供給できる。したがって、電源容量を増大することなく、外部機器61へ供給する電力を確保できる。
また、図2を参照して説明したように、本実施形態では、第1決定部505が、ユーザーからの指示に基づいて、外部機器61へ供給する電力のパターンを第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する。よって、ユーザーは、外部機器61へ供給する電力のパターンを第1パターンPT1に決定することによって、画像形成装置100の性能を確保できる。また、ユーザーは、外部機器61へ供給する電力のパターンを第2パターンPT2に決定することによって、外部機器61へ供給する電力を確保できる。
更に、図2を参照して説明したように、本実施形態では、外部機器61〜63が接続されている場合に、第4決定部511が、外部機器61〜63の各々に対して電力PWを供給する優先順位を決定する。よって、優先順位の高い外部機器6へ供給する電力PWを確保することが可能となる。
次に、図1〜図5を参照して第1パターンPT1、及び第2パターンPT2について説明する。図3は、画像形成装置100の消費電力PWの一例を示すグラフG1である。図3において、動作制御部506は画像形成装置100の性能を確保している。図3の横軸は時間Tを示し、縦軸は画像形成装置100の消費電力PWを示す。図3に示すように、動作制御部506は、「複数の処理」を並行して実行するように画像形成装置100を制御する。
具体的には、「複数の処理」は、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理を含む。用紙Pに画像を形成する処理は、画像形成ユニット1が実行する。原稿に形成された画像を読み取る処理は、画像読取ユニット2が実行する。ステープル処理は、後処理ユニット3が実行する。以下の説明においては、説明を簡略化するため、用紙Pに画像を形成する処理を「処理A」と記載し、原稿に形成された画像を読み取る処理を「処理B」と記載し、ステープル処理を「処理C」と記載する場合がある。
図3に示すように、まず、時点T11において、動作制御部506は処理Aと処理Bとを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW2になる。次に、時点T12において、動作制御部506は処理Cを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW3に増加する。そして、時点T13において、動作制御部506は処理Cを終了する。その結果、消費電力PWは消費電力PW2に減少する。そして、時点T14において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1に減少する。更に、時点T15において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロに減少する。
なお、処理Aに要する消費電力PWは消費電力PW1であり、処理Bに要する消費電力PWは消費電力(PW2−PW1)であり、処理Cに要する消費電力PWは消費電力(PW3−PW2)である。
次に、時点T21において、動作制御部506は処理Aと処理Bとを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW2になる。そして、時点T22において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1に減少する。更に、時点T23において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロに減少する。
次に、時点T31において、動作制御部506は処理Aと処理Bとを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW2になる。そして、時点T32において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1に減少する。更に、時点T33において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロに減少する。
次に、時点T41において、動作制御部506は処理Aと処理Bとを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW2になる。次に、時点T42において、動作制御部506は処理Cを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW3に増加する。そして、時点T43において、動作制御部506は処理Cを終了する。その結果、消費電力PWは消費電力PW2に減少する。そして、時点T44において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1に減少する。更に、時点T45において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロに減少する。
以上、図3を参照して説明したように、動作制御部506は、「複数の処理」、すなわち、処理A、処理B、及び処理Cを並行して実行するように制御するため、画像形成装置100の性能を確保できる。なお、図3に示すように、処理A及び処理Bがそれぞれ3回行われる度に、処理Cは1回実行される。換言すれば、本実施形態では、3枚コピー処理(画像読取処理及び画像形成処理)をする度に、3枚の用紙Pの束に対してステープル処理を行う。
また、処理A、処理B、及び処理Cを並行して実行するため、画像形成装置100の消費電力PWの最大値は、消費電力PW3になる。したがって、画像形成装置100の電源容量を最大電力PWXと記載すると、外部機器61に供給可能な電力PW6は、次の式(1)で求められる。
PW6=PWX−PW3 式(1)
すなわち、外部機器61に電力を一定値で供給する場合には、第1パターンPT1で供給できる電力は電力PW6になる。
PW6=PWX−PW3 式(1)
すなわち、外部機器61に電力を一定値で供給する場合には、第1パターンPT1で供給できる電力は電力PW6になる。
次に、図2及び図4を参照して、画像形成装置100の消費電力PWの変化について説明する。図4は、画像形成装置100の消費電力PWの別の一例を示すグラフG2である。図4において、動作制御部506は、外部機器61へ供給する電力PWを確保している。図4の横軸は時間Tを示し、縦軸は画像形成装置100の消費電力PWを示す。図4に示すように、動作制御部506は、「複数の処理」を並行することなく実行するように画像形成装置100を制御する。具体的には、動作制御部506は、処理A、処理B、及び処理Cを並行することなく実行する。すなわち、例えば、処理Aが終了した後に処理Bを開始し、処理Bが終了した後に処理Cを開始し、処理Cが終了した後に処理Aを開始する。
図4に示すように、まず、時点T51において、動作制御部506は処理Aを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1になる。次に、時点T52において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。そして、時点T53において、動作制御部506は処理Bを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW4になる。次に、時点T54において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。そして、時点T55において、動作制御部506は処理Cを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW5になる。次に、時点T56において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。
消費電力PW4は、処理Bに要する電力である。消費電力PW4は、図3に示す消費電力PW1及び消費電力PW2を用いて、次の式(2)で表される。
PW4=PW2−PW1 式(2)
また、消費電力PW5は、処理Cに要する電力である。消費電力PW5は、図3に示す消費電力PW2及び消費電力PW3を用いて、次の式(3)で表される。
PW5=PW3−PW2 式(3)
PW4=PW2−PW1 式(2)
また、消費電力PW5は、処理Cに要する電力である。消費電力PW5は、図3に示す消費電力PW2及び消費電力PW3を用いて、次の式(3)で表される。
PW5=PW3−PW2 式(3)
次に、時点T61において、動作制御部506は処理Aを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1になる。次に、時点T62において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。そして、時点T63において、動作制御部506は処理Bを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW4になる。次に、時点T64において動作制御部506は、処理Bを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。
次に、時点T71において、動作制御部506は処理Aを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1になる。次に、時点T72において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。そして、時点T73において、動作制御部506は処理Bを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW4になる。次に、時点T74において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。
次に、時点T81において、動作制御部506は処理Aを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW1になる。次に、時点T82において、動作制御部506は処理Aを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。そして、時点T83において、動作制御部506は処理Bを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW4になる。次に、時点T84において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。そして、時点T85において、動作制御部506は処理Cを開始する。その結果、消費電力PWは消費電力PW5になる。次に、時点T86において、動作制御部506は処理Bを終了する。その結果、消費電力PWはゼロになる。
以上、図4を参照して説明したように、動作制御部506は、「複数の処理」、すなわち、処理A、処理B、及び処理Cを並行することなく実行するように制御するため、画像形成装置100の消費電力PWを抑制できる。その結果、画像形成装置100は、外部機器61へ供給する電力を確保できる。なお、図4に示すように、処理A及び処理Bがそれぞれ3回行われる度に、処理Cは1回実行される。換言すれば、本実施形態では、3枚コピー処理(画像読取処理及び画像形成処理)をする度に、3枚の用紙Pの束に対してステープル処理を行う。
また、処理A、処理B、及び処理Cを並行することなく実行するため、画像形成装置100の消費電力PWの最大値は、消費電力PW1になる。したがって、画像形成装置100の電源容量を最大電力PWXと記載すると、外部機器61に供給可能な電力PW7は、次の式(4)で求められる。
PW7=PWX−PW1 式(4)
すなわち、外部機器61に電力を一定値で供給する場合には、第2パターンPT2で供給できる電力は電力PW7になる。
PW7=PWX−PW1 式(4)
すなわち、外部機器61に電力を一定値で供給する場合には、第2パターンPT2で供給できる電力は電力PW7になる。
次に、図2及び図5を参照して、外部機器61へ供給する電力のパターンについて説明する。図5は、外部機器61へ供給する電力のパターンの一例を示すグラフG31及びグラフG32である。図5の横軸は時間Tを示し、縦軸は電力PWを示す。
グラフG31は、第1パターンPT1の一例を示す。第1パターンPT1では、外部機器61に電力PW6を一定値で供給する。電力PW6は、上記の式(1)で表される。
グラフG32は、第2パターンPT2の一例を示す。第2パターンPT2では、外部機器61に電力PW7を一定値で供給する。電力PW7は、上記の式(4)で表される。
また、上記の式(2)と式(3)とから次の式(5)が得られる。
PW3−PW1=PW4+PW5 式(5)
更に、上記の式(1)、式(4)、及び式(5)から次の式(6)が得られる。
PW7−PW6=PW4+PW5 式(6)
すなわち、第2パターンPT2で外部機器61に供給できる電力PW7は、第1パターンPT1で外部機器61に供給できる電力PW6と比較して、消費電力PW4と消費電力PW5との和だけ大きい。なお、消費電力PW4は、原稿に形成された画像を読み取る処理での消費電力PWを示し、消費電力PW5は、ステープル処理での消費電力PWを示す。
PW3−PW1=PW4+PW5 式(5)
更に、上記の式(1)、式(4)、及び式(5)から次の式(6)が得られる。
PW7−PW6=PW4+PW5 式(6)
すなわち、第2パターンPT2で外部機器61に供給できる電力PW7は、第1パターンPT1で外部機器61に供給できる電力PW6と比較して、消費電力PW4と消費電力PW5との和だけ大きい。なお、消費電力PW4は、原稿に形成された画像を読み取る処理での消費電力PWを示し、消費電力PW5は、ステープル処理での消費電力PWを示す。
図4を参照して説明したように、動作制御部506は、「複数の処理」、すなわち、処理A、処理B、及び処理Cを並行することなく実行するように制御するため、画像形成装置100の処理に要する消費電力PWを低減できる。
以上、図1〜図5を参照して説明したように、本実施形態では、動作制御部506が、「複数の処理」を並行することなく実行するように制御するため、画像形成装置100の処理に要する消費電力PWを低減できる。なお、「複数の処理」は、画像形成装置100が並行して実行可能な処理である。したがって、外部機器61へ供給する電力PWを確保できる。
更に、図2〜図5を参照して説明したように、本実施形態では、「複数の処理」は、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理を含む。したがって、第1パターンPT1では、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理を並行して実行することによって、画像形成装置100の性能を確保できる。また、第2パターンPT2では、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理を並行することなく実行することによって、画像形成装置100の処理に要する消費電力PWを低減できる。その結果、外部機器61へ供給する電力PWを確保できる。
次に、図1〜図9を参照して、取得部503、第2判定部507、第2決定部508、第3判定部509、及び第3決定部510の処理について説明する。
まず、図2に戻って、制御部5の構成について説明する。
取得部503は、外部機器61から第3パターンPT3を取得した後に、外部機器61から第4パターンPT4、又は第5パターンPT5を取得する。また、第4パターンPT4は、外部機器61が要求する電力PWのパターンであって、第3パターンPT3より小さい。第5パターンPT5は、外部機器61が要求する電力PWのパターンであって、第3パターンPT3より大きい。
まず、図2に戻って、制御部5の構成について説明する。
取得部503は、外部機器61から第3パターンPT3を取得した後に、外部機器61から第4パターンPT4、又は第5パターンPT5を取得する。また、第4パターンPT4は、外部機器61が要求する電力PWのパターンであって、第3パターンPT3より小さい。第5パターンPT5は、外部機器61が要求する電力PWのパターンであって、第3パターンPT3より大きい。
外部機器61から第4パターンPT4を取得部503が取得した場合に、第2判定部507は、第4パターンPT4が第1パターンPT1以下であるか否かを判定する。
第4パターンPT4が第1パターンPT1以下であると第2判定部507が判定した場合には、第2決定部508は、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定する。一方、第4パターンPT4が第1パターンPT1以下ではないと第2判定部507が判定した場合には、第2決定部508は、外部機器61が要求する電力PWのパターンを変更しない。
外部機器61から第5パターンPT5を取得部503が取得した場合に、第3判定部509は、以下の処理を行う。すなわち、第3判定部509は、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回るか否かを判定する。
第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回ると第3判定部509が判定した場合には、第3決定部510は、ユーザーからの指示に基づいて、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する。一方、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回らないと第3判定部509が判定した場合には、第3決定部510は、外部機器61が要求する電力PWのパターンを変更しない。
第3決定部510は、例えば、画像形成装置100に配置された図略のタッチパネルを介して、ユーザーからの指示を受け付ける。
例えば、ユーザーが画像形成装置100の性能の確保を指示する場合には、第3決定部510は外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定する。一方、ユーザーが画像形成装置100の性能の確保を指示しない場合には、第3決定部510は外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定する。
次に、図2及び図6を参照して第3パターンPT3〜第5パターンPT5について説明する。図6は、外部機器61が要求する電力PWのパターンの一例を示すグラフG41、グラフG42、及びグラフG43である。図6の横軸は時間Tを示し、縦軸は外部機器61が要求する電力PWを示す。
図6のグラフG41で示すように、時点T9までは、外部機器61は、電力PW81を要求する。第3パターンPT3は、外部機器61が電力PW81を要求する電力PWのパターンである。時点T9で、外部機器61が要求する電力PWが減少する場合と、外部機器61が要求する電力PWが増加する場合とがある。外部機器61が要求する電力PWが減少する場合には、グラフG42で示すように、時点T9で、外部機器61が要求する電力PWが電力PW82に減少する。第4パターンPT4は、外部機器61が電力PW82を要求する電力PWのパターンである。外部機器61が要求する電力PWが増加する場合には、グラフG43で示すように、時点T9で、外部機器61が要求する電力PWが電力PW83に増加する。第5パターンPT5は、外部機器61が電力PW83を要求する電力PWのパターンである。
図6を参照して説明したように、第4パターンPT4は、外部機器61が電力PW82を要求する電力PWのパターンである。また、図5を参照して説明したように、第1パターンPT1は、外部機器61に電力PW6を供給する電力PWのパターンである。そこで、第2判定部507は、具体的には、第4パターンPT4に対応する電力PW82が、第1パターンPT1に対応する電力PW6以下であるか否かを判定する。
また、図6を参照して説明したように、第5パターンPT5は、外部機器61が電力PW83を要求する電力PWのパターンである。また、図5を参照して説明したように、第1パターンPT1は、外部機器61に電力PW6を供給する電力PWのパターンである。そこで、第3判定部509は、具体的には、第5パターンPT5に対応する電力PW83が、第1パターンPT1に対応する電力PW6より大であるか否かを判定する。
なお、外部機器61が要求する電力PWが減少する場合とは、例えば、外部機器61がオン状態からスリープ状態に変化する場合である。また、外部機器61が要求する電力PWが増加する場合とは、例えば、外部機器61のバッテリーの残量が所定値以下となった場合である。
次に、図2、及び図7〜図9を参照して、制御部5の処理について説明する。図7〜図9は、制御部5の処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、ステップS101において、第1算出部501が第1パターンPT1を算出する。
次に、ステップS103において、第2算出部502が第2パターンPT2を算出する。
そして、ステップS105において、取得部503が外部機器61から第3パターンPT3を取得する。
次いで、ステップS107において、第1判定部504が、第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回るか否かを判定する。
第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回ると第1判定部504が判定した場合(ステップS107でYES)には、処理がステップS111へ進む。一方、第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回らないと第1判定部504が判定した場合(ステップS107でNO)には、処理がステップS109へ進む。
そして、ステップS109において、第1決定部505は、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定し、処理がステップS113へ進む。
図7に示すように、まず、ステップS101において、第1算出部501が第1パターンPT1を算出する。
次に、ステップS103において、第2算出部502が第2パターンPT2を算出する。
そして、ステップS105において、取得部503が外部機器61から第3パターンPT3を取得する。
次いで、ステップS107において、第1判定部504が、第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回るか否かを判定する。
第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回ると第1判定部504が判定した場合(ステップS107でYES)には、処理がステップS111へ進む。一方、第3パターンPT3が第1パターンPT1を上回らないと第1判定部504が判定した場合(ステップS107でNO)には、処理がステップS109へ進む。
そして、ステップS109において、第1決定部505は、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定し、処理がステップS113へ進む。
一方、ステップS107でYESの場合には、ステップS111において、第1決定部505は、ユーザーからの指示に基づいて、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定するか否かを判定する。
外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定すると第1決定部505が判定した場合(ステップS111でYES)には、処理がステップS115へ進む。一方、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定しない、すなわち、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定すると第1決定部505が判定した場合(ステップS111でNO)には、処理がステップS113へ進む。
そして、ステップS113において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行して実行するように制御し、処理が図8のステップS117へ進む。
一方、ステップS111でYESの場合には、ステップS115において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行することなく実行するように制御し、処理が図8のステップS117へ進む。
外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定すると第1決定部505が判定した場合(ステップS111でYES)には、処理がステップS115へ進む。一方、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定しない、すなわち、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定すると第1決定部505が判定した場合(ステップS111でNO)には、処理がステップS113へ進む。
そして、ステップS113において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行して実行するように制御し、処理が図8のステップS117へ進む。
一方、ステップS111でYESの場合には、ステップS115において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行することなく実行するように制御し、処理が図8のステップS117へ進む。
次に、図8に示すように、ステップS117において、取得部503が第4パターンPT4を取得したか否かを判定する。
第4パターンPT4を取得していないと取得部503が判定した場合(ステップS117でNO)には、処理が図9に示すステップS125へ進む。一方、第4パターンPT4を取得したと取得部503が判定した場合(ステップS117でYES)には、処理がステップS119へ進む。
そして、ステップS119において、第2判定部507は、第4パターンPT4が第1パターンPT1以下であるか否かを判定する。
第4パターンPT4が第1パターンPT1以下ではないと第2判定部507が判定した場合(ステップS119でNO)には、処理が図9に示すステップS125へ進む。一方、第4パターンPT4が第1パターンPT1以下であると第2判定部507が判定した場合(ステップS119でYES)には、処理がステップS121へ進む。
そして、ステップS121において、第2決定部508は、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定する。
次に、ステップS123において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行して実行するように制御し、処理が図9に示すステップS125へ進む。
第4パターンPT4を取得していないと取得部503が判定した場合(ステップS117でNO)には、処理が図9に示すステップS125へ進む。一方、第4パターンPT4を取得したと取得部503が判定した場合(ステップS117でYES)には、処理がステップS119へ進む。
そして、ステップS119において、第2判定部507は、第4パターンPT4が第1パターンPT1以下であるか否かを判定する。
第4パターンPT4が第1パターンPT1以下ではないと第2判定部507が判定した場合(ステップS119でNO)には、処理が図9に示すステップS125へ進む。一方、第4パターンPT4が第1パターンPT1以下であると第2判定部507が判定した場合(ステップS119でYES)には、処理がステップS121へ進む。
そして、ステップS121において、第2決定部508は、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定する。
次に、ステップS123において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行して実行するように制御し、処理が図9に示すステップS125へ進む。
次に、図9に示すように、ステップS125において、取得部503が第5パターンPT5を取得したか否かを判定する。
第5パターンPT5を取得していないと取得部503が判定した場合(ステップS125でNO)には、処理がステップS135へ進む。一方、第5パターンPT5を取得したと取得部503が判定した場合(ステップS125でYES)には、処理がステップS127へ進む。
そして、ステップS127において、第3判定部509は、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回るか否かを判定する。
第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回らないと第3判定部509が判定した場合(ステップS127でNO)には、処理がステップS135へ進む。一方、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回ると第3判定部509が判定した場合(ステップS127でYES)には、処理がステップS129へ進む。
第5パターンPT5を取得していないと取得部503が判定した場合(ステップS125でNO)には、処理がステップS135へ進む。一方、第5パターンPT5を取得したと取得部503が判定した場合(ステップS125でYES)には、処理がステップS127へ進む。
そして、ステップS127において、第3判定部509は、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回るか否かを判定する。
第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回らないと第3判定部509が判定した場合(ステップS127でNO)には、処理がステップS135へ進む。一方、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回ると第3判定部509が判定した場合(ステップS127でYES)には、処理がステップS129へ進む。
そして、ステップS129において、第3決定部510は、ユーザーからの操作に基づいて、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定するか否かを判定する。
外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定すると判定した場合(ステップS129でYES)には、処理がステップS133へ進む。一方、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定しない、すなわち、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定すると判定した場合(ステップS129でNO)には、処理がステップS131へ進む。
そして、ステップS131において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行して実行するように制御し、処理がステップS135へ進む。
ステップS129でYESの場合には、ステップS133において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行することなく実行するように制御し、処理がステップS135へ進む。
そして、ステップS135において、制御部5が、外部機器61への電力PWの供給を終了するか否かを判定する。
外部機器61への電力PWの供給を終了しないと制御部5が判定した場合(ステップS135でNO)には、処理が図8に示すステップS117に戻る。一方、外部機器61への電力PWの供給を終了すると制御部5が判定した場合(ステップS135でYES)には、処理が終了する。
外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定すると判定した場合(ステップS129でYES)には、処理がステップS133へ進む。一方、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定しない、すなわち、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定すると判定した場合(ステップS129でNO)には、処理がステップS131へ進む。
そして、ステップS131において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行して実行するように制御し、処理がステップS135へ進む。
ステップS129でYESの場合には、ステップS133において、動作制御部506が、「複数の処理」を並行することなく実行するように制御し、処理がステップS135へ進む。
そして、ステップS135において、制御部5が、外部機器61への電力PWの供給を終了するか否かを判定する。
外部機器61への電力PWの供給を終了しないと制御部5が判定した場合(ステップS135でNO)には、処理が図8に示すステップS117に戻る。一方、外部機器61への電力PWの供給を終了すると制御部5が判定した場合(ステップS135でYES)には、処理が終了する。
以上、図1〜図9を参照して説明したように、本実施形態では、第4パターンPT4が第1パターンPT1以下であると第2判定部507が判定した場合には、第2決定部508は、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定する。その結果、画像形成装置100の性能を確保できる。なお、第4パターンPT4は、第3パターンPT3より小さい。
また、図2、図5、図6及び図7〜図9を参照して説明したように、本実施形態では、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回ると第3判定部509が判定した場合には、第3決定部510は、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する。第3決定部510が外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定した場合には、画像形成装置100の性能を確保できる。一方、第3決定部510が外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定した場合には、外部機器61へ供給する電力PWを確保できる。なお、第5パターンPT5は、第3パターンPT3より大きい。
更に、図2、図5、図6及び図7〜図9を参照して説明したように、本実施形態では、第5パターンPT5が第1パターンPT1を上回ると第3判定部509が判定した場合には、第3決定部510は、ユーザーからの指示に基づいて、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する。よって、ユーザーは、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定することによって、画像形成装置100の性能を確保できる。また、ユーザーは、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定することによって、外部機器61へ供給する電力PWを確保できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(5))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であり、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1を参照して説明したように、画像形成装置100は複合機であるが、本発明はこれに限定されない。画像形成装置100が「複数の処理」を実行する形態であればよい。例えば、画像形成装置がモノクロ複写機である形態でもよい。また、例えば、画像形成装置がカラーコピー機である形態でもよい。
(2)図1及び図2を参照して説明したように、後処理ユニット3がステープル処理を実行するが、本発明はこれに限定されない。後処理ユニット3が、いわゆる「後処理」を実行する形態であればよい。例えば、後処理ユニット3が、ステープル処理に換えて(又は、加えて)、パンチング処理を行う形態でもよい。
(3)図2〜図4を参照して説明したように、第1決定部505が、ユーザーからの指示に基づいて、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定するが、本発明はこれに限定されない。第1決定部505が、第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する形態であればよい。例えば、第1決定部505が、予め設定された基準に基づいて、第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する形態でもよい。「予め設定された基準」は、例えば、画像形成装置100が受け付けたコピー枚数が基準枚数以上であることである。具体的には、画像形成装置100が受け付けたコピー枚数が基準枚数以上である場合には、第1決定部505が、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1に決定する。一方、画像形成装置100が受け付けたコピー枚数が基準枚数以上ではない場合には、第1決定部505が、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第2パターンPT2に決定する。この形態では、ユーザーが画像形成装置100に対して指示をする必要がない。
(4)図2〜図4を参照して説明したように、第3決定部510が、ユーザーからの指示に基づいて、外部機器61へ供給する電力PWのパターンを第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定するが、本発明はこれに限定されない。第3決定部510が、第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する形態であればよい。例えば、第3決定部510が、予め設定された基準に基づいて、第1パターンPT1又は第2パターンPT2に決定する形態でもよい。この形態では、外部機器61へ供給する電力PWを確保できる。「予め設定された基準」は、例えば、画像形成装置100が受け付けたコピー枚数が基準枚数以上であることである。この形態では、ユーザーが画像形成装置100に対して指示をする必要がない。
(5)図2〜図4を参照して説明したように、「複数の処理」が、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理を含むが、本発明はこれに限定されない。「複数の処理」が、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理のうち、少なくとも2つの処理を含む形態であればよい。例えば、「複数の処理」が、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理とは相違する処理を含む形態でもよい。具体的には、「複数の処理」が、用紙Pにパンチ孔をあける処理を含む形態でもよい。また、例えば、「複数の処理」が、用紙Pに画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理のうち、いずれか2つの処理である形態でもよい。具体的には、「複数の処理」が、用紙Pに画像を形成する処理、及び原稿に形成された画像を読み取る処理である形態でもよい。
本発明は、画像形成装置に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
100 画像形成装置
1 画像形成ユニット
2 画像読取ユニット
3 後処理ユニット
4 接続部
5 制御部
501 第1算出部
502 第2算出部
503 取得部
504 第1判定部
505 第1決定部
506 動作制御部
507 第2判定部
508 第2決定部
509 第3判定部
510 第3決定部
511 第4決定部
6、61、62、63 外部機器
1 画像形成ユニット
2 画像読取ユニット
3 後処理ユニット
4 接続部
5 制御部
501 第1算出部
502 第2算出部
503 取得部
504 第1判定部
505 第1決定部
506 動作制御部
507 第2判定部
508 第2決定部
509 第3判定部
510 第3決定部
511 第4決定部
6、61、62、63 外部機器
Claims (8)
- 外部機器に対して電力を供給する画像形成装置であって、
前記外部機器へ供給する電力の第1パターンを算出する第1算出部と、
前記外部機器へ供給する電力の第2パターンを算出する第2算出部と、
前記外部機器が要求する電力の第3パターンを前記外部機器から取得する取得部と、
前記第3パターンが前記第1パターンを上回るか否かを判定する第1判定部と、
前記第3パターンが前記第1パターンを上回ると前記第1判定部が判定した場合に、前記外部機器へ供給する電力のパターンを前記第1パターン又は前記第2パターンに決定する第1決定部と
を備え、
前記第1パターンは、前記画像形成装置の性能を確保して前記外部機器へ電力を供給する場合に、前記外部機器へ供給する電力のパターンを示し、
前記第2パターンは、前記外部機器へ供給する電力を確保して前記外部機器へ電力を供給する場合に、前記外部機器へ供給する電力のパターンを示す、画像形成装置。 - 前記第1決定部は、ユーザーからの指示に基づいて、前記第1パターン又は前記第2パターンに決定する、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置の動作を制御する動作制御部を更に備え、
前記動作制御部は、前記第2パターンで前記外部機器に電力を供給する場合に、複数の処理を並行することなく実行するように制御し、
前記複数の処理は、前記画像形成装置が並行して実行可能な処理である、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記複数の処理は、記録媒体に画像を形成する処理、原稿に形成された画像を読み取る処理、及びステープル処理の少なくとも2つを含む、請求項3に記載の画像形成装置。
- 第4パターンが前記第1パターン以下であるか否かを判定する第2判定部と、
前記第4パターンが前記第1パターン以下であると前記第2判定部が判定した場合には、前記外部機器へ供給する電力のパターンを前記第1パターンに決定する第2決定部と
を更に備え、
前記取得部は、前記第3パターンを取得した後に、前記外部機器から前記第4パターンを取得し、
前記第4パターンは、前記外部機器が要求する電力のパターンであって、前記第3パターンより小さい、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 第5パターンが前記第1パターンを上回るか否かを判定する第3判定部と、
前記第5パターンが前記第1パターンを上回ると前記第3判定部が判定した場合には、前記外部機器へ供給する電力のパターンを前記第1パターン又は前記第2パターンに決定する第3決定部と
を更に備え、
前記取得部は、前記第3パターンを取得した後に、前記外部機器から前記第5パターンを取得し、
前記第5パターンは、前記外部機器が要求する電力のパターンであって、前記第3パターンより大きい、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第3決定部は、ユーザーからの指示に基づいて、前記外部機器へ供給する電力のパターンを前記第1パターン又は前記第2パターンに決定する、請求項6に記載の画像形成装置。
- 複数の前記外部機器が接続されている場合に、複数の前記外部機器の各々に対して電力を供給する優先順位を決定する第4決定部を備える、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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Publication Number | Publication Date |
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