JP2004029876A - 画像形成装置、情報処理システム、ファームウエアの書換方法、書換プログラムならびに記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、情報処理システム、ファームウエアの書換方法、書換プログラムならびに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】メインコントローラと、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有するエンジンコントローラとが互いに通信可能に接続され、メインコントローラから与えられる信号に応じてエンジンコントローラが該信号に対応する画像を形成する画像形成装置において、ファームウエアの書換を効率よく行う。
【解決手段】画像形成装置が印刷モードから書換モードに切り替わると、予めメインコントローラ11に用意されているコマンドのうち書換モードに対応する7つのコマンドのみが使用可能となるとともに、エンジンコントローラ12からメインコントローラ11に返信されるステータスもDLステータスのみ限定される。そして、これら7つのコマンドからなるコマンドセットと1つのステータスとを用いて2つのコントローラ11,12間で通信が行われてファームウエアの書換処理が実行される。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置、ならびに画像形成装置とホスト装置とを通信可能に接続した情報処理システムにおけるファームウエアの書換処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置として、例えば特開平8−161231号公報に記載されたように、2つのコントローラを通信インターフェースを介して相互に通信可能に接続したものが従来より知られている。この画像形成装置では、ホストコンピュータなどの外部装置や内蔵スキャナー等から画像信号がメインコントローラに与えられると、このメインコントローラで該画像信号を解析し、種々の画像処理を施した後、その画像処理済の信号(例えばビデオ信号)をエンジンコントローラに与える。このエンジンコントローラは、中央演算処理装置としてのCPUと、ファームウエアを記憶する書き換え可能な不揮発性メモリとを有しており、上記信号を受けると、フラッシュROMやEEPROMなどの不揮発性メモリに記憶されているファームウエアに基づきエンジン部を制御して複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートに画像信号に対応する画像を形成する。
【0003】
ここで、ファームウエアを書き換え可能な不揮発性メモリに記憶させているが、この理由は将来の機能追加やバージョンアップに柔軟に対応するためである。すなわち、機能追加やバージョンアップが必要となった場合には、機能追加などを盛り込んだファームウエアを新たに作成し、旧ファームウエアを新たなファームウエアに書き換えて更新する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来装置では、2つのコントローラ間で通信を行うために、メインコントローラをマスターとして機能させる一方、エンジンコントローラをスレーブとして機能させており、エンジンコントローラはメインコントローラにより指示または制御されている。すなわち、メインコントローラは予め複数種類のコマンドを用意しており、装置の動作状況に応じたコマンドやデータなどをエンジンコントローラに送信することで、エンジンコントローラがその受信したコマンド等に対応する処理、例えばファームウエアに基づき画像信号に対応する画像を形成する印刷処理(印刷モード)を実行したり、ファームウエアを書き換える書換処理(書換モード)を実行する。
【0005】
このように、従来装置では、エンジンコントローラはコマンド内容を判断し、その判断結果に応じて装置各部を制御するとともに、メインコントローラに対して装置各部の状態を示すステータスなどを返信する必要がある。特に、近年、装置の高機能化および複雑化が進行するのに伴ってメインコントローラから送信されるコマンドの種類が多くなるとともに、メインコントローラに返信しなければならないステータス内容も複雑なものとなっている。そのため、ファームウエアを書き換えるという限定的な処理を行う書換モードを実行する場合においても、メインコントローラから送信される全コマンドに対応するように構成する必要がある。つまり、メインコントローラから如何なるコマンドが送信されてきたとしても、そのコマンド内容を判断し、書換モードに無関係なコマンドであったとしても、該コマンドに対応したステータスを返信する必要があった。したがって、従来の画像形成装置ではファームウエアの書換処理が必ずしも効率的なものであるとは言えなかった。
【0006】
また、このような問題は、2つのコントローラを通信インターフェースを介して相互に通信可能に接続した画像形成装置に限定された問題ではなく、例えば特開平12−172453号公報に記載されたように、ホストコンピュータなどのホスト装置と、画像形成装置たるプリンタとを相互に通信可能に接続した情報処理システムにおいても生じる問題である。
【0007】
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、メインコントローラと、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有するエンジンコントローラとが互いに通信可能に接続され、メインコントローラから与えられる信号に応じてエンジンコントローラが該信号に対応する画像を形成する画像形成装置において、ファームウエアの書換を効率よく行うことを第1の目的とする。
【0008】
また、この発明は、ホスト装置と、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有する画像形成装置とが互いに通信可能に接続され、ホスト装置から与えられる信号に応じて画像形成装置が該信号に対応する画像を形成する情報処理システムにおいて、ファームウエアの書換を効率よく行うことを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、メインコントローラと、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有するエンジンコントローラとが互いに通信可能に接続され、メインコントローラからエンジンコントローラに複数種類のコマンドを送信して装置全体を制御する画像形成装置、ならびに該装置におけるファームウエアの書換方法、書換プログラムならびに記録媒体に関するものであって、上記第1の目的を達成するため、以下のように構成している。
【0010】
この発明にかかる画像形成装置は、ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、使用可能なコマンドの種類を減少させるように構成している。
【0011】
また、この発明にかかるファームウエアを書き換える方法は、ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドをメインコントローラからエンジンコントローラに送信して書換モードを実行している。
【0012】
また、この発明にかかる書換プログラムは、上記画像形成装置に、ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたか否かを判定する手順と、書換モードが選択されたときには複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドをメインコントローラからエンジンコントローラに送信してファームウエアを書き換える手順とを実行させている。
【0013】
さらに、この発明にかかる記録媒体は、上記書換プログラムを記録している。
【0014】
このように構成された発明では、書換モードにおいては複数種類のコマンドの一部のみが使用可能となっており、ファームウエアの書換と関係のないコマンドがメインコントローラからエンジンコントローラに送信されることはない。したがって、エンジンコントローラは書換モードで使用されるコマンドに対応したステータスのみを返信すればよく、メインコントローラとエンジンコントローラとの間での通信効率が向上し、ファームウエアの書換効率も向上する。
【0015】
この発明は、ホスト装置と、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有する画像形成装置とが互いに通信可能に接続され、ホスト装置から画像形成装置に複数種類のコマンドを送信して画像形成装置を制御する情報処理システム、ならびに該システムにおけるファームウエアの書換方法、書換プログラムならびに記録媒体に関するものであって、上記第2の目的を達成するため、以下のように構成している。
【0016】
この発明にかかる情報処理システムは、ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、使用可能なコマンドの種類を減少させるように構成している。
【0017】
また、この発明にかかるファームウエアを書き換える方法は、ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドをホスト装置から画像形成装置に送信して書換モードを実行している。
【0018】
また、この発明にかかる書換プログラムは、情報処理システムに、ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたか否かを判定する手順と、書換モードが選択されたときには複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドをホスト装置から画像形成装置に送信してファームウエアを書き換える手順とを実行させている。
【0019】
さらに、この発明にかかる記録媒体は、上記書換プログラムを記録している。
【0020】
このように構成された発明では、書換モードにおいては複数種類のコマンドの一部のみが使用可能となっており、ファームウエアの書換と関係のないコマンドがホスト装置から画像形成装置に送信されることはない。したがって、画像形成装置は書換モードで使用されるコマンドに対応したステータスのみを返信すればよく、ホスト装置と画像形成装置との間での通信効率が向上し、ファームウエアの書換効率も向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてフルカラー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成する装置である。この画像形成装置では、ホストコンピュータ100などの外部装置から画像信号が制御ユニット1のメインコントローラ11に与えられると、このメインコントローラ11で該画像信号を解析し、種々の画像処理を施した後、その画像処理済の信号をエンジンコントローラ12に与える。このエンジンコントローラ12は、フラッシュメモリ123に記憶されているファームウエアに基づきエンジン部EGの各部を制御して複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートSに画像信号に対応する画像を形成する。
【0022】
このエンジン部EGでは、7つのユニット:(a)感光体ユニット2;(b)イエロー現像ユニット(以下「Y現像ユニット」という)3Y;(c)マゼンタ現像ユニット(「M現像ユニット」)3M;(d)シアン現像ユニット(「C現像ユニット」)3C;(e)ブラック現像ユニット(「K現像ユニット」)3K;(f)中間転写ユニット4および(g)定着ユニット5が装置本体6に対して着脱自在となっている。そして、すべてのユニット2、3Y、3M、3C、3K、4、5が装置本体6に装着された状態で、図1に示すように、感光体ユニット2の感光体21が図1の矢印方向D1に回転するとともに、その感光体21の周りにその回転方向D1に沿って、帯電部22、現像ユニット3Y、3M、3C、3Kからなるロータリー現像部3およびクリーニング部23がそれぞれ配置される。
【0023】
7つのユニット2、3Y、3M、3C、3K、4、5のうち感光体ユニット2には感光体21、帯電部22およびクリーニング部23が収容されており、これらを一体的に装置本体6に対して着脱自在となっている。帯電部22には図示を省略する帯電バイアス発生部から帯電バイアスが印加されており、感光体21の外周面を均一に帯電させる。また、この感光体ユニット2には、感光体21の回転方向D1における帯電部22の上流側にクリーニング部23が設けられており、一次転写後に感光体21の外周面に残留付着しているトナーを掻き落とす。こうして、感光体21の表面クリーニングを行っている。
【0024】
帯電部22によって帯電された感光体21の外周面に向けて露光ユニット8から光ビームLが照射される。この露光ユニット8は、エンジンコントローラ12に設けられたレーザドライバ(図示省略)と電気的に接続されており、このレーザドライバから与えられる駆動信号に応じて露光ユニット8を制御し、光ビームLを感光体21上に露光して画像信号に対応する静電潜像を感光体21上に形成する。
【0025】
こうして形成された静電潜像はロータリー現像部3によってトナー現像される。このロータリー現像部3では、ブラック用の現像ユニット3K、シアン用の現像ユニット3C、マゼンタ用の現像ユニット3M、およびイエロー用の現像ユニット3Yが軸中心に回転自在に設けられている。そして、これらの現像ユニット3Y、3M、3C、3Kは予め決められた複数の位置に移動位置決めされるとともに、感光体21に対して選択的に現像位置で位置決めされる。図1ではブラック用の現像ユニット3Kが現像位置に位置決めされており、この位置決め状態で現像ユニット3Kに設けられた現像ローラ31が感光体21と対向配置されるが、その他の現像ユニット3Y、3M、3Cについても現像ユニット3Kと全く同様に現像ユニットの現像位置への位置決めにより各現像ユニットに設けられた現像ローラ31が感光体21と対向配置される。
【0026】
また、現像位置に位置決めされた現像ユニットでは、ユニットハウジング内に貯留されたトナーは現像ローラ31に担持されながら、現像位置に搬送される。そして、現像ローラ31に対して、所定の現像バイアスを印加することで現像位置に選択位置決めされたユニットハウジング内のトナーが現像ローラ31から感光体21に付着して静電潜像を顕像化する。こうして、選択された色のトナー像が感光体21の表面に形成される。
【0027】
上記のようにして現像部3で現像されたトナー像は、一次転写領域TR1で中間転写ユニット4の中間転写ベルト41上に一次転写される。すなわち、中間転写ユニット4は複数のローラに掛け渡された中間転写ベルト41と、中間転写ベルト41を回転駆動する駆動部(図示省略)とを備えており、カラー画像をシートSに転写する場合には、感光体21上に形成される各色のトナー像を中間転写ベルト41上に重ね合わせてカラー画像を形成する一方、単色画像をシートSに転写する場合には、感光体21上に形成されるブラック色のトナー像のみを中間転写ベルト41上に転写して単色画像を形成する。
【0028】
また、本実施形態にかかる画像形成装置では、パッチ画像の濃度を検出するために、中間転写ベルト41が掛け渡された一のローラに対向してパッチセンサPSが配置されている。
【0029】
こうして中間転写ベルト41上に形成された画像については、所定の二次転写領域TR2において、カセット9から取り出されたシートS上に二次転写する。そして、トナー画像が転写されたシートSを、ヒータ(図示省略)が内蔵された定着ユニット5に導入し、ここで加熱しながら圧力を加えることによってトナーをシートSに定着させる。こうして画像が形成されたシートSは装置本体6の上面部に設けられた排出トレイ部に搬送される。
【0030】
次に、図2を参照しつつ図1の画像形成装置の電気的構成について説明する。メインコントローラ11はホストインターフェース111、CPU112、ROM113、RAM114およびエンジンインターフェース115を備えている。このメインコントローラ11では、ホストインターフェース111によってホストコンピュータ100との間の通信処理を行うように構成されており、ホストコンピュータ100から送信された画像信号、後述するダウンロードプログラムやファームウェアファイルを受信する。そして、受信された画像信号などはRAM114に一次的に格納される。
【0031】
CPU112には、図示を省略する入出力ポートを介して装置本体6に取り付けられた操作パネル13と電気的に接続されている。この操作パネル13には、CPU112に対してユーザが種々の指令を与えるために複数のスイッチ131が設けられるとともに、ユーザに対してメッセージや印刷状況などを表示するために表示部132が設けられており、操作パネル13がマンマシンインターフェースとして機能している。
【0032】
また、ROM113には、予めメインコントローラ11用のプログラムが記憶されており、このプログラムにしたがってCPU112およびロジック回路(図示省略)が作動することで、受信した画像信号に対して種々の画像処理を施す。すなわち、ホストコンピュータ100から画像信号が与えられたメインコントローラ11では、その画像信号に対応する画像内の各画素のRGB成分の階調レベルを示したRGBデータを、対応するCMYK成分の階調レベルを示したCMYKデータに変換する。また、各画素のCMYKデータに対し階調補正を行った後、さらに誤差拡散法、ディザ法、スクリーン法などのハーフトーニング処理を行い、1画素1色当たり例えば8ビットのハーフトーンCMYKデータを作成する。そして、そのハーフトーンCMYKデータを用いて、エンジン部EGのCMYK各色画像の露光レーザパルスをパルス幅変調するためのビデオ信号を作成し、エンジンインターフェース115を介してエンジンコントローラ12に出力する。さらに、上記プログラムに基づきエンジンコントローラ12に対して種々のコマンドやデータなどを送信し、後述する印刷モードと書換モードとのモード切替、ならびに書換モードでは限定されたコマンドやデータをエンジンコントローラ12に送信してファームウエアの書換処理を実行する。なお、具体的なコマンドの種類については後で詳述する。
【0033】
一方、エンジンコントローラ12は、図2に示すように、メインインターフェース121、CPU122、フラッシュメモリ123およびRAM124を備えている。メインインターフェース121はメインコントローラ11との間で通信を行うためのものであり、メインコントローラ11から送信されるコマンドやデータなどを受信し、また受信したコマンド等に対応してメインコントローラ11に後述する「基本ステータス」、「紙ジャムステータス」および「DLステータス」などのステータスを返信可能となっている。
【0034】
また、この実施形態では、「ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリ」としてフラッシュメモリ123を用いており、そのメモリ領域の一部をライトプロテクトするとともに、そのライトプロテクト領域にイニシャル・プログラム・ローダ(IPL)を格納する一方、残りのメモリ領域にファームウエアを格納するように構成している。もちろん、イニシャル・プログラム・ローダを格納するためのROMを別途設け、フラッシュメモリ123にファームウエアのみを格納するようにしてもよい。
【0035】
そして、CPU122はファームウエアを実行することによりエンジン部EGの各部を制御して複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートSに画像信号に対応する画像を形成する(印刷モード)。また、このエンジンコントローラ12では、上記印刷モード以外にファームウエアの書き換えを行う書換モードを実行可能となっている。すなわち、イニシャル・プログラム・ローダに基づきダウンロードプログラムがRAM124にロードされ、CPU122がそのダウンロードプログラムを実行することでファームウエアの書換処理を実行する。
【0036】
次に、図3および図4を参照しつつファームウエアの書換処理について詳述する。図3はメインコントローラとエンジンコントローラとの間で行われる通信手順を示す図であり、図4はエンジンコントローラでのデータの転送状態を示す模式図である。
【0037】
上記のように構成された画像形成装置では、メインコントローラ11がエンジンコントローラ12に対してコマンドやデータ等を送信し、これを受けたスレーブとして動作しているエンジンコントローラ12がフラッシュメモリ123に格納されているファームウエアに基づきエンジン部EGの各部を制御して印刷処理を行っている(印刷モード)。このとき、エンジンコントローラ12でのメモリ状態は図4(a)である。
【0038】
また、印刷モードでは、メインコントローラ11からエンジンコントローラ12に与えるコマンドの種類については特に制限は加えられておらず、印字を開始する旨を指示する「印字開始」コマンド、テスト印字を開始する旨を指示する「テスト印字開始」コマンド、印刷モードから書換モードに切替える「書換モード」コマンドなどを適宜エンジンコントローラ12に送信可能となっている。一方、エンジンコントローラ12では、メインコントローラ11から送信されてくる全コマンドに対応すべく、「印刷開始不可」、「印刷中」などのエンジン部EGの状態を示す基本ステータスや紙ジャムなどのエラー情報を示す紙ジャムステータスなどをメインコントローラ11に対して返信可能となっている。
【0039】
そして、ファームウエアの書換が必要となると、画像形成装置に対して印刷モードから書換モードに切替える旨の指示を与えるとともに、ダウンロードプログラムおよび新しいファームウエアをメインコントローラ11に与える。具体的な手順としては、例えばユーザやサービスエンジニアなどが操作パネル13に設けられたスイッチ131群を操作してメインコントローラ11のCPU112に対し書換モードへのモード切替を指示する。また、ユーザやサービスエンジニアなどは、ダウンロードプログラムおよび新しいファームウエアが記録されたCD−ROMやフロッピー(登録商標)ディスクなどの外部記録媒体101をホストコンピュータ100にセットする。なお、LANなどによって画像形成装置に対して複数のホストコンピュータ100が接続されている場合には、任意のホストコンピュータ100を用いることができる。また、外部記録媒体101を用いる代わりに、LANを経由して所定のサーバに格納されているダウンロードプログラムおよび新しいファームウエアをホストコンピュータ100のハードディスク(図示省略)に予めダウンロードしておいてもよい。
【0040】
次に、ホストコンピュータ100からメインコントローラ11のRAM114にダウンロードプログラムおよび新しいファームウエアをコピーする。ここで、ホストコンピュータ100にインストールされているプリンタドライバを用いて上記コピー動作を実行させるように構成してもよい。すなわち、プリンタドライバを起動すると、ファームウエアの書換処理を選択するためのボタンがディスプレイ上に表示されるように構成することができる。そして、そのボタンをユーザやサービスエンジニアなどが選択すると、ディスプレイ上にファームウエアの書換処理に必要な処理手順が表示され、それにしたがって操作することで、自動的に記録媒体(CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)に格納されているダウンロードプログラムおよび新しいファームウエアがメインコントローラ11のRAM114にコピーされる。こうすることで、ユーザフレンドリーな装置となる。
【0041】
こうしてRAM114へのコピーが完了すると、図3に示すように、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「書換モード」コマンドを送信する。一方、このコマンドを受信したエンジンコントローラ12は「了解」ステータスを送信する。これによって、印刷モードから書換モードに切り替わる。
【0042】
この書換モードでは、予めメインコントローラ11に用意されているコマンドの一部のみが使用可能となる。すなわち、この実施形態では「印字開始」コマンド、「テスト印字開始」コマンドなどの複数種類のコマンドが予め用意されているが、この書換モードでは、以下の7つのコマンドのみ
(A)「DLステータス取得」コマンド…エンジンコントローラの状態を示すDLステータスを取得する、
(B)「準備開始」コマンド…エンジンコントローラに対しダウンロードを実行するための準備を指示する、
(C)「メモリ消去」コマンド…エンジンコントローラに対しフラッシュメモリを消去する旨を指示する、
(D)「メモリ書込」コマンド…エンジンコントローラに対し所定サイズのコードをフラッシュメモリに書込む旨を指示する、
(E)「バイトサイズ送信」コマンド…DLプログラムのバイトサイズとチェックサムを送信する、
(F)「DLプログラム送信」コマンド…DLプログラムのオブジェクトコードを所定バイト分とチェックサムを送信する、
(G)「ファーム送信」…ファームウエアのオブジェクトコードとチェックサムを送信する、
が使用可能となっており、これら以外のコマンドは使用禁止されている。
【0043】
また、このように使用可能なコマンドが制限されていることから、エンジンコントローラ12からメインコントローラ11に返信されるステータスは、「DLステータス」の1種類に限定されている。この「DLステータス」は、以下の6つのビット情報、
(a)「DL準備中」…書換実施前の準備中(エンジン部の停止、割込禁止など)を示すビット情報、
(b)「チェックサムエラ」…チェックサムが一致しなかった旨を示すビット情報、
(c)「メモリ消去中」…フラッシュメモリ123の消去中を示すビット情報、
(d)「消去エラ」…フラッシュメモリ123の消去に失敗したことを示すビット情報、
(e)「メモリ書込中」…フラッシュメモリ123へのデータの書込み中を示すビット情報、
(f)「書込エラ」…フラッシュメモリ123の書込に失敗したことを示すビット情報、
を有している。そして、書換モードでは、7つのコマンドからなるコマンドセットと1つのステータスとを用いて以下のような通信が行われてファームウエアの書換処理が実行される。
【0044】
(1)書換処理のための準備
まず、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「準備開始」コマンドを送信する。すると、このコマンドを受けたエンジンコントローラ12はイニシャル・プログラム・ローダ(IPL)を起動し、ファームウエアの書換のための準備処理(エンジン部EGの各部の停止、割込禁止処理など)を開始するとともに、書換準備中を示す「DLステータス」をエンジンコントローラ12からメインコントローラ11に返信する。それに続いて、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して所定時間間隔で「DLステータス取得」コマンドを送信する一方、エンジンコントローラ12は該コマンドを受信するたびに「DLステータス」をメインコントローラ11に返信する。そして、書換準備が完了すると同時あるいはその後にメインコントローラ11からの「DLステータス取得」コマンドを受信すると、エンジンコントローラ12は書換準備を完了している旨のビット情報を含む「DLステータス」をメインコントローラ11に返信する。これによって、メインコントローラ11は書換処理のための準備が完了したことを認識する。
【0045】
(2)ダウンロードプログラム102の書き込み(プログラム読込工程)
次に、IPLに基づきCPU122が作動してメインコントローラ11のRAM114に格納されているダウンロードプログラム102をエンジンコントローラ12のRAM124に書き込む。具体的には、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「バイトサイズ送信」コマンドを送信する。そして、これを受けたエンジンコントローラ12は「DLステータス」をメインコントローラ11に返信する。すると、メインコントローラ11はダウンロードプログラム102のプログラム長ステータスを示すバイトサイズおよびチェックサムをエンジンコントローラ12に順次送信する。そして、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「DLステータス取得」コマンドを送信する。すると、これに応じてエンジンコントローラ12から「DLステータス」がメインコントローラ11に返信され、次のようにしてダウンロードプログラム102の送信が開始される。
【0046】
メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「DLプログラム送信」コマンドを送信する。そして、これを受けたエンジンコントローラ12が「DLステータス」をメインコントローラ11に返信されると、メインコントローラ11はダウンロードプログラム102のコードを送信する。こうして送信されてきたダウンロードプログラム102については、エンジンコントローラ12がRAM124に格納する(図4(b))。また、メインコントローラ11はコードの送信に続いて、チェックサムをエンジンコントローラ12に送信する。さらに、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「DLステータス取得」コマンドを送信する。ここで、チェックサムが一致した際には、チェックサムが一致した旨を示す情報を有する「DLステータス」がメインコントローラ11に返信される。これによって、メインコントローラ11はダウンロードプログラム102のRAM124へのコピーが完了したことを認識する。
【0047】
もし、ここでチェックサムが一致しなかった場合には、その旨を示すビット情報を含む「DLステータス」がメインコントローラ11に返信されるのに対応し、所定のエラー処理を実行する。なお、チェックサムが一致しなかった場合のエラー処理については、後で説明するファームウエアの書込処理においても全く同様である。
【0048】
(3)旧ファームウエアの消去(消去工程)
次に、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「メモリ消去」コマンドを送信する。そして、このコマンドを受けたエンジンコントローラ12はダウンロードプログラムを起動し、旧ファームウエアの消去を開始するとともに、メモリ消去中を示す「DLステータス」をエンジンコントローラ12からメインコントローラ11に返信する。それに続いて、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して所定時間間隔で「DLステータス取得」コマンドを送信する一方、エンジンコントローラ12は該コマンドを受信するたびに「DLステータス」をメインコントローラ11に返信する。そして、メモリ消去が完了すると同時あるいはその後にメインコントローラ11からの「DLステータス取得」コマンドを受信すると、エンジンコントローラ12はメモリ消去を完了している旨のビット情報を含む「DLステータス」をメインコントローラ11に返信する。これによって、メインコントローラ11は旧ファームウエアの消去が完了したことを認識する。
【0049】
(4)ファームウエアの書込み(書込み工程)
旧ファームウエアの消去に続いて、メインコントローラ11はエンジンコントローラ12に対して「ファーム送信」コマンドを送信する一方、これを受けたエンジンコントローラ12は「DLステータス」をメインコントローラ11に返信する。それに続いて、メインコントローラ11は新ファームウエア103のコードを単位長さ、例えば128バイト単位でエンジンコントローラ12に送信する。こうしてエンジンコントローラ12に読み込まれたファームウエアは、一旦RAM124に格納された後、フラッシュメモリ123に書き込まれる(書込工程;書込手順)。また、メインコントローラ11は単位長さのコード送信に続いてチェックサムをエンジンコントローラ12に送信する。そして、チェックサムが一致した際には、エンジンコントローラ12はメインコントローラ11からの「DLステータス取得」コマンドに応じてチェックサムが一致した旨を示す情報を有する「DLステータス」をメインコントローラ11に返信する。これによって、メインコントローラ11は単位長さ分についてファームウエア103のフラッシュメモリ123への書き込みが完了したことを認識する。こうした単位長さごとの書込処理を複数回繰り返してファームウエア103全体をフラッシュメモリ123に書込む。具体的には、図4(d)〜同図(f)に示すような手順で書込処理を繰り返す。ここで、ファームウエア103のコードの書込動作を中心に同図(d)〜(f)を参照しつつ説明する。
【0050】
メインコントローラ11は新しいファームウエア103のヘッダ(Header)をメインコントローラ11に送信する一方、これを受けたメインコントローラ11は、図4(d)に示すように、該ヘッダを一旦RAM124に格納した後、フラッシュメモリ123に書き込む。それに続いて、メインコントローラ11は新ファームウエア103のコードを単位長さ、例えば128バイト単位でエンジンコントローラ12に送信する一方、エンジンコントローラ12は、図4(e)に示すように、単位長さのコードを一旦RAM124に格納した後、フラッシュメモリ123に書き込む。この動作を複数回繰り返す。そして、メインコントローラ11はファームウエア103のフッタ(Footer)をエンジンコントローラ12に送信する一方、これを受けたメインコントローラ11は、図4(f)に示すように、該ヘッダを一旦RAM124に格納した後、フラッシュメモリ123に書き込む。
【0051】
こうして、ファームウエアの書き換えが完了すると、メインコントローラ11は再起動処理を実行し、装置全体が再起動され、上記のようにして書き換えられたファームウエアを有効なものとする。
【0052】
以上のように、この実施形態によれば、印刷モードから書換モードに切り替わると、メインコントローラ11からエンジンコントローラ12に送信可能な複数のコマンドのうち書換処理に必要なコマンドのみが使用可能となっており、ファームウエアの書換と関係のないコマンドがメインコントローラ11からエンジンコントローラ12に送信されるのを規制している。したがって、エンジンコントローラ12は書換モードで使用される7つのコマンドに対応したDLステータスのみを返信すればよく、書換モードにおいてメインコントローラ11とエンジンコントローラ12との間での通信効率を向上させることができる。その結果、ファームウエアの書換効率を向上させることができる。
【0053】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、書換モードにおいて有効なコマンドセットとして7つのコマンドを用意しているが、コマンドの種類や個数などについては上記実施形態に限定されず、エンジンコントローラ12からメインコントローラ11に返信するステータスについてもDLステータスに限定されないことは言うまでもない。
【0054】
また、上記実施形態では、操作パネル13のスイッチ131群を操作することで書換モードへのモード切替を指示するように構成しているが、ホストコンピュータ100からのモード切替を指示する、例えばホストコンピュータ100で起動されたプリントドライバから上記モード切替を指示するように構成してもよい。
【0055】
また、上記実施形態では、ホストコンピュータ100からの画像信号に基づき画像を形成する画像形成装置、つまりプリンタに本発明を適用しているが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、互いに通信可能に接続された2つのコントローラにより画像形成を行う複写機やファクシミリ装置などの画像形成装置全般に適用することができる。
【0056】
さらに、上記実施形態では、2つのコントローラ11,12を通信インターフェースを介して相互に通信可能に接続した画像形成装置に対して本発明を適用しているが、例えば特開平12−172453号公報に記載されたように、ホストコンピュータなどのホスト装置と、プリンタなどの画像形成装置とを相互に通信可能に接続した情報処理システムに対しても本発明を適用することができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、請求項1ないし4の発明によれば、書換モードにおいては複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、ファームウエアの書換と関係のないコマンドがメインコントローラからエンジンコントローラに送信されるのを規制しているので、メインコントローラとエンジンコントローラとの間での通信効率を向上させることができ、その結果、高い効率でファームウエアの書換を行うことができる。
【0058】
また、請求項5ないし8の発明によれば、書換モードにおいては複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、ファームウエアの書換と関係のないコマンドがホスト装置から画像形成装置に送信されるのを規制しているので、ホスト装置と画像形成装置との間での通信効率を向上させることができ、その結果、高い効率でファームウエアの書換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】メインコントローラとエンジンコントローラとの間で行われる通信手順を示す図である。
【図4】エンジンコントローラでのデータの転送状態を示す模式図である。
【符号の説明】
11…メインコントローラ
12…エンジンコントローラ
101…外部記録媒体
102…ダウンロードプログラム
103…ファームウエア
123…フラッシュメモリ

Claims (8)

  1. メインコントローラと、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有するエンジンコントローラとが互いに通信可能に接続され、前記メインコントローラから前記エンジンコントローラに複数種類のコマンドを送信して装置全体を制御する画像形成装置において、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、使用可能なコマンドの種類を減少させることを特徴とする画像形成装置。
  2. メインコントローラと、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有するエンジンコントローラとが互いに通信可能に接続され、前記メインコントローラから前記エンジンコントローラに複数種類のコマンドを送信して装置全体を制御する画像形成装置においてファームウエアを書き換える方法であって、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、前記複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドを前記メインコントローラから前記エンジンコントローラに送信して前記書換モードを実行することを特徴とするファームウエアの書換方法。
  3. メインコントローラと、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有するエンジンコントローラとが互いに通信可能に接続され、前記メインコントローラから前記エンジンコントローラに複数種類のコマンドを送信して装置全体を制御する画像形成装置に、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたか否かを判定する手順と、
    前記書換モードが選択されたときには前記複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドを前記メインコントローラから前記エンジンコントローラに送信してファームウエアを書き換える手順と
    を実行させるための書換プログラム。
  4. メインコントローラと、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有するエンジンコントローラとが互いに通信可能に接続され、前記メインコントローラから前記エンジンコントローラに複数種類のコマンドを送信して装置全体を制御する画像形成装置に、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたか否かを判定する手順と、
    前記書換モードが選択されたときには前記複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドを前記メインコントローラから前記エンジンコントローラに送信してファームウエアを書き換える手順と
    を実行させるための書換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. ホスト装置と、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有する画像形成装置とが互いに通信可能に接続され、前記ホスト装置から前記画像形成装置に複数種類のコマンドを送信して前記画像形成装置を制御する情報処理システムにおいて、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、使用可能なコマンドの種類を減少させることを特徴とする情報処理システム。
  6. ホスト装置と、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有する画像形成装置とが互いに通信可能に接続され、前記ホスト装置から前記画像形成装置に複数種類のコマンドを送信して前記画像形成装置を制御する情報処理システムにおいてファームウエアを書き換える方法であって、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたときには、前記複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドを前記ホスト装置から前記画像形成装置に送信して前記書換モードを実行することを特徴とするファームウエアの書換方法。
  7. ホスト装置と、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有する画像形成装置とが互いに通信可能に接続され、前記ホスト装置から前記画像形成装置に複数種類のコマンドを送信して前記画像形成装置を制御する情報処理システムに、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたか否かを判定する手順と、
    前記書換モードが選択されたときには前記複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドを前記ホスト装置から前記画像形成装置に送信してファームウエアを書き換える手順と
    を実行させるための書換プログラム。
  8. ホスト装置と、ファームウエアを記憶する書き換え可能なメモリを有する画像形成装置とが互いに通信可能に接続され、前記ホスト装置から前記画像形成装置に複数種類のコマンドを送信して前記画像形成装置を制御する情報処理システムに、
    ファームウエアの書換を行う書換モードが選択されたか否かを判定する手順と、
    前記書換モードが選択されたときには前記複数種類のコマンドの一部のみを使用可能とし、その使用可能なコマンドを前記ホスト装置から前記画像形成装置に送信してファームウエアを書き換える手順と
    を実行させるための書換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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