JP4136759B2 - カラー画像形成装置、カラー画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、白黒画像記録モードとカラー画像記録モードとを有する画像形成装置における記録モードの切り換えに関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は、画像形成装置(画像記録装置)の代表的な構成を示したブロック図である。
【0003】
図において、4001はスキャナ部であり、原稿画像を読取り画像データを出力する。4004はネットワーク部であり、ローカルエリアネットワークなどを介して外部の装置から画像データを入力する。4002は画像制御部であり、スキャナ部4001またはネットワーク部4004から入力された画像データに所定の処理を施し出力する。4003はプリンタ部であり、画像制御部4002からの画像データを記録媒体に記録する。4005は操作部であり、各種キーおよび表示部,タッチパネル等を有し、画像形成装置の各種設定および動作の指示を行うことができる。
【0004】
また、画像制御部4002は、入力された画像データが白黒画像であるかカラー画像であるかを判別するための自動色判別機能を有している。この自動色判別機能は、例えば特開平03-270381号公報等に記載された周知の技術を用いる。さらに、この自動色判別機能を使用するかどうかを、ユーザが操作部4005より指示することができる。また、操作部4005により自動色判別機能を使用しないと指示した場合には、ユーザは操作部4005から白黒画像記録モードで動作するか、又はカラー画像記録モードで動作するかを選択指示することができる。
【0005】
以下、図19,図20を参照して、図18に示した画像形成装置における画像形成動作手順の概略を、自動色判別機能を用いた場合と自動色判別機能を用いない場合に分けて説明する。
【0006】
まず、図19を用いて、自動色判別機能を用いた場合について示す。
【0007】
図19は、図18に示した画像形成装置における自動色判別機能を用いた場合の画像形成動作手順の概略を示す図である。
【0008】
図に示すように、まず、画像制御部4002は、スキャナ部4001から画像入力を行い、上述した自動色判別機能による色判別(色識別)を行う。
【0009】
次に、画像制御部4002は、この色判別結果を元に、プリンタ部4003へ色モード指定およびプリント準備指令を送信する。
【0010】
次に、プリンタ部4003は、画像制御部4002からのプリント準備指令を受けると、指定された色モードに応じたプリント準備動作を行い、プリント準備完了の通知を画像制御部4002に通知する。
【0011】
次に、画像制御部4002は、プリンタ部4003からのプリント準備完了の通知を受けると、プリンタ部4003へプリント開始を指示し、所定の手順に従って画像出力を行う。
【0012】
プリント開始が指示されたプリンタ部4003は、画像制御部4002から出力された画像信号に基づいてプリントする。
【0013】
このような動作を行うものとして、例えば、特許文献1,2に記載のものがある。
【0014】
次に、図20を用いて、自動色判別機能を用いない場合の画像形成動作手順について示す。
【0015】
図20は、図18に示した画像形成装置における自動色判別機能を用いない場合の画像形成動作手順の概略を示す図である。
【0016】
図に示すように、画像制御部4002は、スキャナ部4001から画像入力を行うと共に、プリンタ部4003へ操作部4005により指定された色モードとプリント準備指令を送信する。
【0017】
次に、プリンタ部4003は、画像制御部4002からの色モードとプリント準備指令を受けると、指定された色モードに応じたプリント準備動作を行い、プリント準備完了の通知を画像制御部4002に通知する。
【0018】
次に、画像制御部4002は、画像入力が完了し、プリンタ部4003からのプリント準備完了の通知を受けると、プリンタ部4003へプリント開始を指示し、所定の手順に従って画像出力を行う。
【0019】
プリント開始が指示されたプリンタ部4003は、画像制御部4002から出力された画像信号に基づいてプリントする。
【0020】
【特許文献1】
特開平05-137012号公報
【0021】
【特許文献2】
特開平09-172550号公報
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像形成動作手順では、プリンタ部4003が色モード指定を元にプリント準備を行うために、画像制御部4002は画像入力および色判別の後、プリント準備が完了するのを待つ必要があり、最初のプリント動作が完了するまでに時間がかかるといった問題点があった。
【0023】
また、1枚或いは複数枚のカラー画像のプリントと1枚或いは複数枚の白黒画像のプリントが交互に行われる場合、カラー画像記録モードと白黒画像記録モードの切り換えが頻繁に起こることになり、装置の寿命を縮めてしまうことがある。また、モードの切り換え動作に時間がかかるため、像形成のスループットが悪くなってしまう。
【0024】
また、自動色判別機能を用いた場合とそうでない場合の、最初のプリント動作が完了するまでの時間が異なり、普段はカラー画像記録モードを使用しているユーザが自動色判別機能を使用した場合、カラー画像記録モードを設定した場合より1枚目のプリントアウトまでの時間が長くなってしまうため、ユーザを苛つかせてしまったり、故障等の心配をさせてしまう等の問題点もあった。
【0025】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、色モードの切り換え動作に伴う装置の寿命とプリントに要する時間の増加を適切なバランスで両立させ、使い勝手を向上させることができる仕組みを提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像データを入力する画像入力手段(図3に示す画像入力部2900)と、記録色成分毎に設けられ、前記画像入力手段で入力された画像データに基づいて像形成する像形成手段(図1に示す像形成部a〜d)と、前記画像入力手段で入力された画像データを解析して、フルカラー記録モード或いは白黒記録モードを決定する自動カラー判別機能を使用するか否かを設定する記録モード設定手段(図4に示す操作部3500)と、前記自動カラー判別機能を使用することが選択された場合、前記入力部で入力された画像がカラー画像か白黒画像かを判別する判別手段(図4に示す画像制御部3000)と、前記判別手段による判別結果が得られる前に、前記像形成手段を白黒記録モードで準備動作させる第1の制御手段(図2に示すプリンタ制御部1000)と、前記判別手段により入力画像が白黒画像であると判別された場合、白黒記録モードで像形成を実行させ、入力画像がカラー画像であると判別された場合、黒の像形成部の動作を一旦停止させ、その後、記録色成分毎の像形成部を順次動作させることにより白黒記録モードからフルカラー記録モードへ移行させてフルカラー記録モードで像形成を実行させる第2の制御手段(図2に示すプリンタ制御部1000)とを有することを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態を示すカラー画像形成装置(カラー画像記録装置)は、後述のプリンタ部(図2)、スキャナ部(図3)、画像制御部(図4)、ネットワーク部4000、操作部3500から構成される。
【0043】
図1は、カラー画像形成装置のプリンタ部の要部構成を示す断面図である。
【0044】
図において、100は画像形成部で、4つの画像形成部a,b,c,d、一次転写ローラ15(4つの一次転写ローラ15a〜15d)、中間転写ベルト16、二次転写ローラ17から構成される。なお、画像形成装置の上部には、スキャナ部2000が設けられている。
【0045】
さらに、個々のユニットについて詳しく説明する。
【0046】
各画像形成部a,b,c,dは、それぞれ次に述べるような構成になっている。
【0047】
10は像担持体としての感光ドラムであり、その中心で軸支され、回転駆動される。感光ドラム10の外周面に対向してその回転方向に帯電ローラ11,光学系14,現像装置12が配置されている。
【0048】
以下、画像形成部100における潜像形成プロセスについて説明する。
【0049】
まず、帯電ローラ11において感光ドラム10の表面に均一な帯電量の電荷を与え、次いで光学系14により、画像信号に応じて変調した、例えばレーザビームなどの光線を感光ドラム10上に露光させることによって、感光ドラム10上に静電潜像を形成する。
【0050】
さらに、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置12によって感光ドラム10上の静電潜像を顕像化する。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。なお、顕像化された可視画像を中間転写体に転写する画像転写領域の下流側では、クリーニング装置13によりシートに転写されずに感光ドラム10上に残されたトナーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。
【0051】
また、各感光ドラム10と中間転写ベルト16が対向する一次転写領域には、中間転写ベルト16の裏に一次転写ローラ15a〜15dが配置されている。また、二次転写ローラ17は、中間転写体に対して適度な圧力で加圧されており、中間転写ベルト16とのニップによって二次転写領域を形成する。
【0052】
以下、装置の動作に即して説明を加える。
【0053】
画像形成動作開始信号が発せられると、不図示の給紙カセットからシート1が一枚ずつ送り出される。そして、画像形成部100で中間転写ベルト16上に一次転写されたトナー画像の先端とシート1の先端とが二次転写領域においてちょうど一致するタイミングで、シート1は搬送される。
【0054】
一方、画像形成部100では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述のプロセスにより一番上流にある感光ドラム10d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された一次転写ローラ15dによって中間転写ベルト16に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写ローラ15cまで搬送される。
【0055】
画像形成部cでは、各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われる。感光ドラム10c上に形成されたトナー像は、搬送されてきたトナー像の上にレジストを合わせて転写されることになる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト16上において一次転写される。
【0056】
その後シート1が二次転写領域に進入し、中間転写ベルト16に接触すると、シート1の通過タイミングに合わせて二次転写ローラ17に、高電圧を印加させる。そして中間転写ベルト16上に形成された4色のトナー画像がシート1の表面に転写される。その後シート1は不図示の定着ローラの熱及び定着ローラのニップの圧力によってトナー画像がシート上に定着される。その後、シート1は機外に排出される。
【0057】
図2は、本発明の画像形成装置におけるプリンタ制御部1000の構成を説明するブロック図である。
【0058】
図において、1100はCPUで、プリンタ部4003の動作の制御を行う。CPU1100には、制御プログラムが書き込まれたROM1200、処理を行うためのワークRAM1300、及びI/Oポート1500が、アドレスバス及びデータバスを介して接続されている。
【0059】
さらに、CPU1100には、諸々のタイミング制御を行うためにタイマ1400が接続されており、計時動作を行うことができる。I/Oポート1500にはプリンタ部4003内の画像形成部100に印加する電圧を制御するための高電圧制御部1700や、不図示のモータ,クラッチ,センサ等を制御するモータ制御部1800等が接続されている。
【0060】
さらに、I/Oポート1500には、後述する画像制御部3000とデータをやりとりするためのI/F部1600が接続され、制御信号や画像データのやりとりを行う。CPU1100は、ROM1200に書かれた制御プログラムに従って、所定タイミングでI/Oポート1500を介して入出力の制御を行い、画像形成動作を実行する。
【0061】
図3は、本発明の一実施形態を示すカラー画像形成装置におけるスキャナ制御部2000の構成を説明するブロック図である。
【0062】
図において、2100はCPUで、スキャナ部4001の基本制御を行う。このCPU2100には、制御プログラムが書き込まれたROM2200、処理を行うためのワークRAM2300、諸々のタイミング制御を行うためにタイマ2400が接続されている。主な構成はプリンタ制御部1000と同様であるため詳説は割愛する。
【0063】
2500はI/Oポートで、スキャナに載置された原稿を照明するための光源制御部2700や、不図示のモータ,センサなどを制御するモータ制御部2800、不図示のCCDにより電気データに変換された原稿画像情報をA/Dコンバータによりデジタルデータとして取り込む画像入力部2900が接続されている。また、I/Oポート2500は、後述する画像制御部3000とデータをやりとりするためのI/F2600が接続され、制御信号や画像データのやりとりを行う。
【0064】
図4は、本発明の一実施形態を示すカラー画像形成装置における画像制御部3000を説明するブロック図である。
【0065】
図において、3100はCPUで、画像処理の基本制御を行う。このCPU3100には、制御プログラムが書き込まれたROM3200及び処理を行うためのワークRAM3300、I/Oポート3400がアドレスバス及びデータバスを介して接続されている。CPU3100には、さらにカラー画像形成装置の状態などを表示する操作部3500が接続されている。
【0066】
また、CPU3100には、スキャナ制御部2000にて電気信号に変換された信号に対する処理を行う画像処理部3600と、画像処理部3600にて処理された画像データを蓄積するための画像メモリ部3700が接続されている。
【0067】
3800は外部I/F処理部で、プリンタ制御部1000,スキャナ制御部2000,ネットワーク4000及び外部装置とのデータ入出力の制御を行うものであり、例えば画像メモリ部3700に蓄積された画像データをプリンタ制御部1000に出力すること、スキャナ制御部2000を介して読み取られた画像データを画像メモリ部3700に入力すること、ネットワーク4000に接続された外部のクライアントからのPDLデータを画像メモリ部3700に入力すること等の処理を行う。
【0068】
以上、図2〜図4で示した、プリンタ制御部1000,スキャナ制御部2000,画像制御部3000は、各々が有するI/F部を介して互いに通信を行うことで独立な制御が可能である。
【0069】
また、画像制御部3000は、スキャナ部4001で読み取られスキャナ制御部2000から出力された原稿画像データあるいはネットワーク4000を介して入力された画像データの色成分を、画像制御部3000で解析し、画像がカラー或いは白黒であるかを自動的に判別する自動色判別機能(ACS)を有しており、その実体はCPU3100による自動色判別処理である。
【0070】
また、操作部3500からの指示またはネットワーク4000に接続された機器からの指示によってカラー印刷するか白黒印刷するか、もしくは上述した自動色判別機能を用いるかを選択できる。
【0071】
図5は、本発明の画像形成装置におけるイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(Bk)の4色のトナーによりフルカラーで画像形成する場合の画像形成タイミングを示したタイミングチャートである。
【0072】
図において、a,b,c,dは、各色の画像形成部の動作タイミングを示し、それぞれブラック(Bk),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の現像装置での現像タイミングに対応する。
【0073】
時間Tsは、動作開始から搬送経路の一番上流にあるイエロー(Y)の画像形成部において最初の画像形成が開始されるまでの時間、時間Tdcは、イエロー(Y)の画像形成部の動作が開始してからマゼンタ(M)の画像形成部の動作が開始するまでの時間、時間Tcbはマゼンタ(M)の画像形成部の動作が開始してからシアン(C)の画像形成部の動作が開始するまでの時間、時間Tbaは、シアン(C)の画像形成部の動作が開始してからブラック(Bk)の画像形成部が動作開始するまでの時間である。時間Tiは、記録シート1枚毎の画像形成にかかる時間である。
【0074】
この様に、フルカラーの場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の順に順次画像形成が行われる。
【0075】
次に、ブラックのみの画像形成を行う場合について、図6のタイミングチャートを参照して説明する。
【0076】
図6は、本発明の画像記録装置における1色(ブラック(Bk))のみにより画像形成する場合の画像形成タイミングを示したタイミングチャートであり、図5と同一のものには同一の符号を付してある。
【0077】
図に示すように、画像形成はブラックのみ行われるので、時間Ts経過後ブラックの画像形成部が動作開始する。
【0078】
なお、可能であればインターバル時間Tiは、図5に示した場合よりも短くても構わない。
【0079】
以下、図7,図8を参照して、上記の画像形成手順において、スキャナ部4001で読み取られた原稿画像あるいはネットワーク4000経由で入力された画像のプリント時の動作を説明する。
【0080】
図7は、本発明の画像形成装置におけるプリント動作開始までの画像制御部3000とプリンタ制御部1000の間の通信内容を示す模式図である。
【0081】
図に示すように、まず操作部3500により、カラー印刷するか白黒印刷するかが選択されている場合には該選択された色モードを画像制御部3000からプリンタ制御部1000へ送信する。一方、操作部3500により自動色判別機能(Auto Color Select;ACS)が選択されている場合には色モードとしてACSモードを画像制御部3000からプリンタ制御部1000へ送信する(f1)。
【0082】
次に、プリンタ制御部1000は、前記色モード設定を受信したことに応答して色モードACK(ACKnowledge)を画像制御部3000へ返信する(f2)。
【0083】
次に、画像制御部3000は、プリント準備の指示をプリンタ制御部1000に送信する(f3)。プリンタ制御部1000は、プリント準備指示信号を受信すると、いつでもプリント動作を開始できるように電子写真プロセスの準備を行い、プリント準備ができたことを示すプリント準備ACKを返信する(f4)。
【0084】
画像制御部3000は、次にプリンタ制御部1000に対してプリント開始の指示を送信する(f5)。プリンタ制御部1000は、プリント開始指示信号を受信するとプリント開始することを示すプリント開始ACKを返信し(f6)、プリント動作を開始する。
【0085】
なお、色モード設定(f1)は、この様に個別の通信ではなく、プリント準備(f3)のパラメータとしてプリンタ制御部1000に送信しても良く、その場合は色モードACK(f2)返信も行われない。
【0086】
図8は、本発明の画像形成装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、図7に示した手順で通信が行われた場合のプリンタ制御部1000の動作に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したCPU1100によりROM1200に格納されたプログラムに基づいて実行されるものとする。また、S1〜S3は各ステップを示す。
【0087】
まず、画像制御部3000より色モード設定(f1)が行われたとき、その色モードがフルカラーモードであるか、ACSモードであるか、それとも白黒モードであるかを判断する(ステップS1)。もし、ステップS1で、色モードが白黒モードであると判断された場合は、画像制御部3000からのプリント準備通知(f3)により、プリンタ制御部1000は白黒モードでの動作準備を行い(ステップS2)、画像制御部3000からのプリント開始通知(f5)を受信すると、白黒モードでの像形成を開始する。
【0088】
一方、ステップS1で、色モードがフルカラーモードまたはACSモードであると判断された場合は、画像制御部3000からのプリント準備通知(f3)により、プリンタ制御部1000はフルカラーモードでの動作準備を行い(ステップS3)、画像制御部3000からのプリント開始通知(f5)を受信すると、フルカラーモードでの像形成を開始する。
【0089】
なお、このように、本実施形態のカラー画像形成装置は、ACSモード動作時にフルカラーモードで準備動作するわけであるが、例えACSの判別結果が白黒であると判別されてもフルカラーモードのままで白黒の画像形成を行なう。この場合は、画像制御部3000において、色判別結果を元に、ブラック(Bk)以外の色成分(イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C))の画像濃度を「0」(プリンタ部で画像記録しない値、即ちドラム上に静電潜像を形成しない濃度)とするように画像処理部3600の画像処理を制御して、プリンタ部へのプリント画像出力を行うものとする。
【0090】
また、図8に示したフローチャートでは、ACSモード動作時にフルカラーモードで準備動作し、例えACSの判別結果が白黒であると判別された場合であっても、そのままフルカラーモードで白黒プリント動作を行う(この場合、プリンタ部へ入力される画像データによって白黒画像を保証する)場合について説明したが、ACSの判別結果が白黒であると判別された場合には、白黒モードへの移行をするように構成してもよい。この構成においても、ACSの判定結果がどちらであっても、引き続き画像形成動作への移行が可能である。
【0091】
この構成において、色モードがフルカラーモードでありかつACSの判別結果がフルカラーである場合には、図9のタイミングチャートに示す各タイミングで画像形成部の準備動作(帯電/現像などの高圧の立ち上げなど)が行われる。まず、最初にACSモードが指定されているため、4つの画像形成部a,b,c,dの準備動作が順次開始され、準備が完了するとプリンタ制御部1000よりACKが画像制御部3000に返信される。そして、画像制御部3000よりプリンタ制御部1000に、プリント開始通知においてフルカラーモードであることが通知される。この場合は、フルカラーモードで準備しているため、再度プリント準備をやり直す必要が無く、フルカラーモードの通知と同時にプリント可能状態となる。
【0092】
また、色モードがフルカラーでありかつACSの判別結果が白黒である場合には、図10のタイミングチャートに示すように、プリント開始通知によりACS結果が白黒モードであることがプリンタ制御部1000に通知されたタイミングで準備動作を再度行い、この再準備動作の後にプリント可能状態となる。なお、この場合の再準備動作(白黒モードへの移行動作)は、短時間で終了させることができる。
【0093】
以上の処理により、自動色判別機能(ACS)を用いた場合でも、最初のプリント動作が完了するまでの時間(FPOT:First Print Out Time)を短縮することができる。
【0094】
また、自動色判別機能を用いた場合のFPOTとユーザが操作部3500より手動でフルカラー/白黒モードを設定した場合のFPOTの差も小さくすることができる。
【0095】
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、設定された色モードがACSである場合に、フルカラーモードでの動作準備を行う構成について説明したが、色モードとしてACSが設定された場合にプリンタが動作準備する色モード(プリンタの基本色モード)を白黒モードになるように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0096】
図11は、本発明の画像形成装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。この例では、図7に示した手順で通信が行われた場合のプリンタ制御部1000の動作を示しており、色モードとしてACSが設定され、プリンタは白黒モードで待機している。即ち、ACSの基本色モードが白黒となっている。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したCPU1100により、ROM1200に格納されたプログラムに基づいて実行されるものとする。また、S20〜S24は各ステップを示す。
【0097】
まず、画像制御部3000より色モード設定(図7:f1)が行われたとき、その色モードが白黒モードであるか、ACSモードであるか、それともフルカラーモードであるかを判断する(ステップS20)。もし、ステップS20で、色モードがフルカラーモードであると判断された場合は、画像制御部3000からのプリント準備通知(図7:f3)により、フルカラーモードでの準備動作を行い(ステップS21)、画像制御部3000からのプリント開始通知(図7:f5)に応答してフルカラーモードでの動作を行う。この場合のタイミングチャートを後述する図12に示す。
【0098】
一方、ステップS20で、色モードが白黒モードまたはACSモードであると判断された場合は、画像制御部3000からのプリント準備通知(f3)により、白黒モードでの動作準備を行い(ステップS22)、画像制御部3000からのプリント開始通知(f5)で、ACSの結果を受け取り、ACS結果を判断する(ステップS23)。ACS結果が白黒であれば、そのまま白黒モードでの動作を行い、ACS結果がフルカラーであれば、フルカラーモードへの移行動作を行い(ステップS24)、フルカラーモードでの像形成動作を行う。ACS結果がフルカラーであった場合の例を図12に、白黒であった場合の例を図13に示す。
【0099】
図12では、ACS結果がフルカラーであったため、フルカラーモード移行動作が完了した時点でプリント可能状態になる。
【0100】
図13では、ACS結果が白黒であったので、プリント開始通知(f5)時点ですぐにプリント可能状態になる。
【0101】
なお、図12の例では、黒の画像形成部を立ち上げたままにしているが、すぐに黒の画像形成を行うわけではなく、Y,M,Cの画像形成の後に黒の像形成を行うので、ACS結果がフルカラーであることが判定されたら、黒の画像形成部の動作を一時的に停止させ、その後、図9に示すように、Y,M,C,Bkの順番に各画像形成部の動作を立ち上げる様にしても良い。このときのタイミングチャートを図14に示す。
【0102】
これにより、ACS結果がフルカラーであっても、黒画像形成部の動作を立ち上げたままにしないので黒画像形成部の寿命を長くさせることが可能となる。
【0103】
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、設定された色モードがACSである場合は、フルカラーモードでの動作準備を行い、プリント開始通知(f5)に応じて、フルカラーモードでプリント動作する構成について説明したが、色モードとしてACSが設定された場合にプリンタが動作準備する色モード(プリンタの基本色モード)を予め設定しておくように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0104】
図15は、本発明の画像形成装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。この例では、図7に示した手順で通信が行われた場合のプリンタ制御部1000の動作を示しており、色モードとしてACSが設定され、プリンタは予め設定されている色モードで待機している。なお、このフローチャートの処理は、図2に示したCPU1100によりROM1200に格納されたプログラムに基づいて実行されるものとする。また、S10〜S14は各ステップを示す。
【0105】
まず、画像制御部3000より色モード設定(f1)が行われたとき、その色モードがACSモードであるか否かを判断する(ステップS10)。もし、ステップS10で、色モードがACSモードでないと判断された場合は、その色モードが白黒モードであるか否かを判断する(ステップS12)。
【0106】
もし、ステップS12で、色モードが白黒モードであると判断された場合は、画像制御部3000からのプリント準備通知(f3)に応答して、白黒モードでの動作準備を行い(ステップS13)、画像制御部3000からのプリント開始通知(f5)に応答して白黒モードでの像形成動作を行う。
【0107】
一方、ステップS12で、色モードがフルカラーモードであると判断された場合は、画像制御部3000からのプリント準備通知(f3)に応答して、フルカラーモードでの動作準備を行い(ステップS14)、画像制御部3000からのプリント開始通知(f5)に応答してフルカラーモードでの像形成動作を行う。
【0108】
一方、ステップS10で、色モードがACSモードであると判断された場合は、予め設定されたプリンタの基本色モードがフルカラーモードであるか、それとも白黒モードであるかを判断する(ステップS11)。もし、ステップS11で、予め設定された基本色モードが白黒モードであると判断された場合は、ステップS13に進み、画像制御部3000からのプリント準備通知(f3)に応答して、白黒モードでの動作準備を行い、画像制御部3000からのプリント開始通知(f5)に応答して白黒モードでの像形成動作を行う。
【0109】
一方、ステップS11で、予め設定された基本色モードがフルカラーモードであると判断された場合は、ステップS14に進み、画像制御部3000からのプリント準備通知(f3)に応答して、フルカラーモードでの動作準備を行い、画像制御部3000からのプリント開始通知(f5)に応答してフルカラーモードでの像形成動作を行う。
【0110】
なお、基本色モードにフルカラーが設定されている場合は、上記第1実施形態の図8と同様に、ACSモード動作時に、フルカラーモードで動作する。しかし、ACSの判別結果が白黒であると判別されてもフルカラーモードで動作を開始する。この場合は、画像制御部3000において、色判別結果を元に、ブラック(Bk)以外の色成分(イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C))の画像濃度を「0」(プリンタ部で画像記録しない値、即ちドラム上に静電潜像を形成しない濃度)とするように画像処理部3600が画像処理を制御して、プリンタ部へのプリント画像出力を行う。
【0111】
また、基本色モードに白黒モードが設定されている場合は、ACSモード動作時に、白黒モードで動作する。しかし、ACSの判別結果がフルカラーであると判別された場合に、再度フルカラーモードで準備からやり直すように構成してもよいし、「ユーザに白黒モードでこのまま動作させる」か「カラーモードで再準備させる」かを選択させるように構成してもよい。
【0112】
例えば、フルカラーでの像形成に比べて白黒での像形成が圧倒的に多いというユーザの場合、基本色モードを白黒モードに設定しておくことにより、通常は白黒モードでのFPOTをさらに短くすることができる。もし、フルカラーで像形成する場合に誤ってACSモードを設定してしまいフルカラーモードでの準備からやり直すこととなったとしても、これは非常に稀なケースであるので、使用頻度が極端に多い白黒モードでのFPOTを短くするほうがユーザにとって都合がよい。
【0113】
さらに、「ユーザに白黒モードでこのまま動作させる」/「カラーモードで再準備させる」か選択させる場合、この選択は、スキャナ部から読み込んだ原稿に対するプリント処理の場合には、操作部3500から行わせ、ネットワーク4000等を介してコンピュータ等から受信したデータのプリント処理の場合には、コンピュータ等から選択させるように構成してもよい。
【0114】
以上の処理により、自動色判別機能を用いた場合でも、FPOT(FirstPrint Out Time)を短縮することができる。
【0115】
また、自動色判別機能を用いた場合FPOTとユーザが操作部3500より手動でフルカラー/白黒モードを設定した場合のFPOTの差も削減することができる。
【0116】
以下、図16を参照して、本発明の画像形成装置における自動色判別機能を用いた場合の画像形成動作手順の概略について説明する。
【0117】
図16は、本発明の画像形成装置における自動色判別機能を用いた場合の画像形成動作手順の概略を示す図である。
【0118】
図に示すように、まず、画像制御部3000は、スキャナ制御部2000から画像入力を行うとともに、プリンタ制御部1000へ色モード指定およびプリント準備を指示する信号を出力する。
【0119】
次に、プリンタ制御部1000は、画像制御部3000からのプリント準備指令を受けると、上述した図8又は図15のフローチャートに示したようにプリント準備動作を行い、プリント準備が完了するとプリント準備完了を示す信号を画像制御部3000へ通知する。
【0120】
また、画像制御部3000は、画像入力および色判別(色識別)を行い、プリンタ制御部1000からのプリント準備完了通知を受け取ると、プリンタ制御部1000へプリント開始を指示する信号を出力し、所定の手順に従いプリント対象画像の出力を行う。
【0121】
プリンタ制御部1000は、プリント開始通知を受け取ると画像制御部3000から出力されたプリント画像を出力する。
【0122】
このように、本実施形態の画像形成動作手順(図16)では、図19に示した従来の画像形成動作手順と比べて、FPOTを短縮することができる。
【0123】
また、自動色判別機能を用いた場合のFPOTとユーザが操作部3500より手動でフルカラー/白黒モードを設定した場合のFPOTとの差も小さくすることができ、ACSを用いた場合と色モードを設定した場合とのFPOTの差によるユーザの苛立ちも解消することができる。
【0124】
なお、上記各実施形態では、プリンタ部がレーザビーム方式である場合を例にして説明したが、レーザビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)でも、白黒モードの準備動作とフルカラーモードの準備動作が異なる記録方式であればどのような記録方式であっても本発明は適用可能である。
【0125】
また、上記各実施形態を組み合わせた構成も本発明に含まれるものである。
【0126】
以上説明したように、色モードに応じてプリンタ部の出力準備動作および出力動作が異なる場合でも、ACSを使用する旨をプリンタ部に通知し、プリンタ部はその通知を受けると、ACSの判定結果が出る前に、予め設定された色モード(例えばフルカラーモード)でプリント準備動作を開始する。もし、ACSの結果が白黒であってもフルカラーモードで白黒画像を出力(この場合、YMCの色成分が現像されない様にする)して、カラープリンタにおいて、ACS時のFPOTを短縮し、色モード(カラー/白黒モード)設定時との差も短縮することができる。
【0127】
以下、図17に示すメモリマップを参照して本発明に係るカラー画像形成装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0128】
図17は、本発明に係るカラー画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。なお、このメモリマップは複数の記憶媒体に分割されていてもよい。
【0129】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0130】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0131】
本実施形態における図8,図11,図15に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0132】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0133】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0134】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0135】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0136】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0137】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
【0138】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0139】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0140】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0141】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0142】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0143】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【0146】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、白黒記録モードからフルカラー記録モードへの色モードの切り換え動作に伴う黒の像形成部の寿命とプリントに要する時間の増加を適切なバランスで両立させ、使い勝手を向上させることがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置におけるプリンタ部の要部構成を示す断面図である。
【図2】カラー画像形成装置におけるプリンタ制御部の構成を説明するブロック図である。
【図3】カラー画像形成装置におけるスキャナ制御部を説明するブロック図である。
【図4】カラー画像形成装置における画像制御部を説明するブロック図である。
【図5】フルカラー画像形成する場合の画像形成タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】白黒画像形成する場合の画像形成タイミングを示すタイミングチャートである。
【図7】プリント動作開始までの画像制御部とプリンタ制御部の間の通信内容を示す模式図である。
【図8】第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】自動色判別結果がフルカラーであるときの動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】自動色判別結果が白黒であるときの動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図11】第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】自動色判別結果がフルカラーであるときの動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図13】自動色判別結果が白黒であるときの動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図14】自動色判別結果がフルカラーであるときの動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図15】第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図16】自動色判別機能を用いた場合の画像形成動作手順の概略を示す図である。
【図17】カラー画像形成装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【図18】カラー画像形成装置の代表的な構成を示すブロック図である。
【図19】自動色判別機能を用いた場合の従来の画像形成動作手順の概略を示す図である。
【図20】自動色判別機能を用いない場合の従来の画像形成動作手順の概略を示す図である。
【符号の説明】
1000 プリンタ制御部
1100 CPU
1200 ROM
1300 RAM
2000 スキャナ制御部
3000 画像制御部
3500 操作部
4000 ネットワーク
Claims (4)
- 画像データを入力する画像入力手段と、
記録色成分毎に設けられ、前記画像入力手段で入力された画像データに基づいて像形成する像形成手段と、
前記画像入力手段で入力された画像データを解析して、フルカラー記録モード或いは白黒記録モードを決定する自動カラー判別機能を使用するか否かを設定する記録モード設定手段と、
前記自動カラー判別機能を使用することが選択された場合、前記入力部で入力された画像がカラー画像か白黒画像かを判別する判別手段と、
前記判別手段による判別結果が得られる前に、前記像形成手段を白黒記録モードで準備動作させる第1の制御手段と、
前記判別手段により入力画像が白黒画像であると判別された場合、白黒記録モードで像形成を実行させ、入力画像がカラー画像であると判別された場合、黒の像形成部の動作を一旦停止させ、その後、記録色成分毎の像形成部を順次動作させることにより白黒記録モードからフルカラー記録モードへ移行させてフルカラー記録モードで像形成を実行させる第2の制御手段と、
を有することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 画像データを入力する画像入力ステップと、
記録色成分毎に設けられた像形成部により、前記画像入力ステップで入力された画像データに基づいて像形成する像形成ステップと、
前記画像入力ステップで入力された画像データを解析してフルカラー記録モード或いは白黒記録モードを決定する自動カラー判別機能を使用するか否かを設定する記録モード設定ステップと、
前記自動カラー判別機能を使用することが選択された場合、前記画像入力ステップで入力された画像がカラー画像か白黒画像かを判別する判別ステップと、
前記判別ステップで判別結果が得られる前に、前記像形成部を白黒記録モードで準備動作させる第1の制御ステップと、
前記判別ステップで入力画像が白黒画像であると判別された場合、白黒記録モードで像形成を実行させ、入力画像がカラー画像であると判別された場合、黒の像形成部の動作を一旦停止させ、その後、記録色成分毎の像形成部を順次動作させることにより白黒記録モードからフルカラー記録モードへ移行させてフルカラー記録モードで像形成を実行させる第2の制御ステップと、
を有することを特徴とするカラー画像形成装置の制御方法。 - 画像データの入力を制御するスキャナ制御部と、
前記スキャナ制御部からの画像データに対してプリントのための画像処理を施す画像制御部と、
前記画像制御部で処理された画像データに基づく像形成動作を制御するプリンタ制御部とを有し、
前記画像制御部は、入力された画像データを解析してフルカラー記録モード或いは白黒記録モードを決定する自動カラー判別機能を使用することが設定されているか否かを判定し、その判定結果を前記プリンタ制御部へ通知する記録モード設定部と、前記自動カラー判別機能を使用することが選択された場合、前記入力された画像がカラー画像か白黒画像かを判別し、判別結果を前記プリンタ制御部へ通知する判別部とを有し、
前記プリント制御部は、前記判別部による判別結果が得られる前に、白黒記録モードで像形成の準備動作を実行する第1制御部と、前記判別部により入力画像が白黒画像であると判別された場合、白黒記録モードで像形成を実行し、入力画像がカラー画像であると判別された場合、黒の像形成部の動作を一旦停止させ、その後、記録色成分毎の像形成部を順次動作させることにより白黒記録モードからフルカラー記録モードへ移行させた後、フルカラー記録モードで像形成を実行する第2制御部とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。 - 画像データの入力を制御するスキャナ制御部と、前記スキャナ制御部からの画像データに対してプリントのための画像処理を施す画像制御部と、前記画像制御部で処理された画像データに基づく像形成動作を制御するプリンタ制御部とを有するカラー画像形成装置の制御方法であって、
前記画像制御部は、入力された画像データを解析してフルカラー記録モード或いは白黒記録モードを決定する自動カラー判別機能を使用することが設定されているか否かを判定し、その判定結果を前記プリンタ制御部へ通知する記録モード設定ステップと、前記自動カラー判別機能を使用することが選択された場合、前記入力された画像がカラー画像か白黒画像かを判別し、判別結果を前記プリンタ制御部へ通知する判別ステップとを実行し、
前記プリント制御部は、前記判別ステップでの判別結果が得られる前に、白黒記録モードで像形成の準備動作を実行する第1制御ステップと、前記判別ステップで入力画像が白黒画像であると判別された場合、白黒記録モードで像形成を実行し、入力画像がカラー画像であると判別された場合は、黒の像形成部の動作を一旦停止させ、その後、記録色成分毎の像形成部を順次動作させることにより白黒記録モードからフルカラー記録モードへ移行させた後、フルカラー記録モードで像形成を実行する第2制御ステップとを実行することを特徴とするカラー画像形成装置の制御方法。
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