JP2003283776A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2003283776A
JP2003283776A JP2002083644A JP2002083644A JP2003283776A JP 2003283776 A JP2003283776 A JP 2003283776A JP 2002083644 A JP2002083644 A JP 2002083644A JP 2002083644 A JP2002083644 A JP 2002083644A JP 2003283776 A JP2003283776 A JP 2003283776A
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松強 黄
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貴司 藤森
Mitsuhiko Sato
光彦 佐藤
Eiichi Motoyama
栄一 本山
Satoru Yamamoto
悟 山本
Hidenori Sunada
秀則 砂田
Hideyuki Ikegami
英之 池上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種々の画像処理パラメータ変更にも柔軟に対
応し、その変更に伴う画像処理時間を短縮したり、出力
画像の管理を容易にすることができる画像処理装置及び
画像処理方法を提供することである。 【構成】 画像処理の設定を行い、また設定された画像
処理を変更して、入力画像データを設定された或いは変
更された画像処理と対応付けて記憶部に格納し、その格
納された画像データを記憶部から読みだして設定された
或いは変更された画像処理を施し、その処理が施された
画像データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関し、特に、例えば、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ、スキャナなど入力画像に対して所定の画
像処理を施して出力あるいは蓄積するため画像処理装置
及び画像処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の画像サーバ装置の構成を
示すブロック図である。
【0003】図15に示されているように、従来の画像
サーバ装置は、入力画像データを受信する画像入力部1
01と、画像入力処理部101で受信した画像データに
対して所定の画像処理(変倍、濃度変換、色変換など)
を行う画像処理部102と、画像処理部102で処理さ
れた画像データを送信する画像出力処理部103と、画
像処理部102で処理された画像データを蓄積する記憶
部104、及びこれら各部を制御する制御部105によ
って構成される。
【0004】まず、以上の構成の画像サーバ装置におけ
る通常の動作を説明する。
【0005】動作開始の指令が制御部105に入力され
ると、画像入力処理部101は画像データの受信を開始
し、受信画像データを画像処理部102へ対して所定の
手順に従って転送する。
【0006】画像処理部102は画像入力処理部101
から転送されてくる画像データに対して、設定手段(不
図示)により設定された処理を施して画像出力処理部1
03に転送する。
【0007】画像出力処理部103は画像処理部102
から送られてくる画像データを、画像出力先に対して所
定の手順に従って送信する。
【0008】次に、画像を記憶する処理が加えられた場
合の動作について説明する。
【0009】入力開始の指令が制御部105に入力され
ると、画像入力処理部101は画像データの受信を開始
し、受信画像データを画像処理部102へ対して所定の
手順に従って転送する。
【0010】画像処理部102は画像入力処理部101
から転送されてくる画像データに対して、設定手段(不
図示)により設定された処理を施して記憶部104に転
送する。
【0011】そして、出力開始の指令が制御部105に
入力されると、記憶部104は画像出力処理部103へ
画像を転送する。
【0012】画像出力処理部103は記憶部104から
送られてくる画像データを、画像出力先に対して所定の
手順に従い送信する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の画像サーバ装置では、所定の画像処理を施した後に
画像を記憶しておき、入力指令に従って記憶しておいた
画像を出力している。従って、一旦記憶された画像に対
し、倍率の変更や、その他の画像処理の変更や追加、削
除などを行う場合、再度画像を受信する必要がある。そ
のため、例えば、画像入力元がスキャナであれば、画像
原稿の再読み込みが必要であり、画像入力元がコンピュ
ータなどのデータ生成機器であれば、データの再送信が
必要である。いずれにしても、このような処理には手間
と時間が必要となる。
【0014】また、スキャナなどで複数枚の画像原稿を
読み込んだ場合には、従来はそのページ毎に倍率などを
調整することはできなかったという問題もある。
【0015】さらに、画像処理パラメータの変更毎に画
像を出力する必要があるため、様々なパラメータを用い
て出力された画像がどのパラメータによるものであるの
か判別が難しく、複数種の出力画像の管理、選別、比較
が容易に行なえないという問題もあった。
【0016】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、種々の画像処理パラメータ変更にも柔軟に対応し、
その変更に伴う画像処理時間を短縮したり、出力画像の
管理を容易にすることができる画像処理装置及び画像処
理方法を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の画像処理装置は以下の構成からなる。
【0018】即ち、画像処理の設定を行なう設定手段
と、画像データを入力する入力手段と、前記設定手段に
よって設定された画像処理を変更する変更手段と、前記
入力手段によって入力された画像データを、前記設定手
段によって設定された或いは前記変更手段によって変更
された画像処理と対応付けて格納する記憶手段と、前記
記憶手段に格納された画像データを読みだして前記設定
手段によって設定された或いは前記変更手段によって変
更された画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理
手段によって画像処理が施された画像データを出力する
出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置を備
える。
【0019】なお、前記設定手段及び設定手段は夫々、
画像一頁毎に設定及び変更を行なうと良い。
【0020】さらに、前記画像処理手段によって画像処
理が施された画像データによって表現される画像をプレ
ビューする表示手段を有することが望ましい。
【0021】また、前記画像処理の設定が試しプリント
出力である場合は、前記出力手段は画像処理が施された
画像データを画像形成装置に出力し、その画像形成装置
から出力が予定される複数部の内、一部だけを画像形成
出力する。
【0022】またさらに、前記設定手段は複数種の画像
処理を設定できることが好ましい。
【0023】その場合、複数種の画像処理夫々の処理結
果をレイアウト編集して出力するレイアウト手段をさら
に有することが望ましく、その場合には、前記記憶手段
が複数種の画像処理各々に対応する画像処理パラメータ
とレイアウト編集された画像データとを格納することが
望ましい。さらには、その記憶手段が複数種の画像処理
各々に対応して処理された画像データを格納することも
できる。
【0024】またさらに、前記出力手段は、画像処理が
施された画像データを符号化して外部インタフェースを
介して出力するようにしても良い。
【0025】また他の発明によれば、画像処理の設定を
行なう設定工程と、画像データを入力する入力工程と、
前記設定手段において設定された画像処理を変更する変
更工程と、前記入力工程において入力された画像データ
を、前記設定工程において設定された或いは前記変更工
程において変更された画像処理と対応付けて記憶部に格
納する記憶工程と、前記記憶工程おいて格納された画像
データを前記記憶部から読みだして前記設定工程におい
て設定された或いは前記変更手段において変更された画
像処理を施す画像処理工程と、前記画像処理工程におい
て画像処理が施された画像データを出力する出力工程と
を有することを特徴とする画像処理方法を備える。
【0026】さらに他の発明によれば、上記の画像処理
方法の各工程を実行するプログラムを備える。
【0027】さらにまた、他の発明によれば、上記のプ
ログラムをコンピュータで実行可能なコードで記述し、
該コードを格納した記憶媒体を備える。
【0028】以上の構成により本発明は、画像処理の設
定を行い、画像データを入力し、また設定された画像処
理を変更して、入力画像データを設定された或いは変更
された画像処理と対応付けて記憶部に格納し、その格納
された画像データを記憶部から読みだして設定された或
いは変更された画像処理を施し、その処理が施された画
像データを出力する。
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0029】図1は本発明の代表的な実施形態である画
像サーバ装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、101は入力画像データを受信する画像入力処理
部、102は画像入力処理部101で受信した画像デー
タに対して所定の画像処理(変倍、濃度変換、色変換な
ど)を行う画像処理部、103は画像処理部102で処
理された画像データを送信する画像出力処理部、104
は画像処理部102で処理された画像データを蓄積する
記憶部、105は装置各部を制御する制御部、そして、
106は画像処理部102の処理モードを設定する設定
部である。
【0030】設定部106は、例えば、装置が複写動作
を実行する場合、詳細は後述するが、操作部で設定され
たモードから画像処理部1−2で行なう処理の設定デー
タを作成して設定する。また、画像入力処理部101に
は外部インタフェース(I/F)を介して画像データ
や、スキャナにより原稿画像を走査して電気信号に変換
された画像データが入力される。画像出力処理部103
からのデータは、詳細は後述する画像形成装置、外部イ
ンタフェース(I/F)、CRT、LED、LCD、P
DPなどの表示装置のドライバに出力される。
【0031】なお、制御部105にはCPU、ROM、
RAMなどを備え、ROMには以下に説明する種々の処
理を実行するプログラムを格納しておき、CPUがこれ
らを適宜読みだして実行する。また、ROM内のプログ
ラムは後述する種々の記憶媒体に格納されたプログラム
を適切な読み込み装置(フレキシブルディスクドライ
ブ、CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブな
ど)から読み込むことにより、新たな機能が追加された
プログラムに置換される。
【0032】次に、以上の構成の画像サーバ装置におい
て実行する様々な動作、つまり、従来の通常動作のよう
な画像入力処理部101→画像処理部102→画像出力
処理部103の順に画像データを転送して出力する以外
の動作について説明する。
【0033】(1)画像データの一時記憶 まず、動作開始すると、画像入力処理部101は所定の
手順に従って入力画像データを受信し、記憶部104に
画像を記憶する。
【0034】そして、設定部106により設定された画
像処理モードに従って、画像処理部102は記憶部10
4から画像データを読み出して所定の画像処理を施し、
画像出力処理部103へ処理済みの画像データを転送す
る。
【0035】画像出力処理部103では、画像処理部1
02から転送されてくる画像データを所定の手順に従っ
て出力する。
【0036】(2)画像データ出力と一時記憶との同時
実行 (1)で述べた動作において、一旦、画像処理部102
により所定の画像処理を施した画像データは画像処理部
102から転送され、再び記憶部104は処理済みの画
像データを記憶する。その際、制御部105は設定部1
06により設定された画像処理モードを記憶部104に
記憶させる画像データと対応付けて記憶部104に記憶
させる。
【0037】この時、設定部106により設定された画
像処理モードは1つ以上の画像でなるジョブ単位で設定
部106より設定され、記憶部104は画像データ毎に
対応づけて記憶する。また、画像データと対応付けされ
て記憶される設定データには、操作部(後述)で設定さ
れるモードのデータだけでなく、例えば、色変換処理の
閾値など画像処理のパラメータも共に含まれる。
【0038】次に、記憶部104に記憶された処理済み
画像データの出力開始により、記憶部104は処理済み
の画像データを画像出力処理部103へ転送し、画像出
力処理部103では所定の手順に従ってその画像データ
を出力する。
【0039】(3)プレビュー ここでは、設定部106により複数パターンの画像処理
モードが指定された場合の動作を説明する。
【0040】複数パターンの画像処理モードとは、オペ
レータが所望の画像処理が定まっておらず、いくつかの
画像処理モードを試してみたい場合に設定できるモード
である。例えば、複数の濃度、複数の色変換モード、複
数のトリミング/マスキング、複数の倍率、複数のレイ
アウトなど画像処理部102の備える画像処理の種類と
パラメータの組み合わせである。
【0041】オペレータは設定部106を介していくつ
かの画像処理モードを設定する。
【0042】オペレータは出力方法も指定できる。指定
できる出力方法は出力したいページ(指定ページのみ、
指定ページ範囲、全ページなど)や、出力したいレイア
ウト(指定した画像処理モードとは別)であり、出力レ
イアウトは設定した複数の画像処理モードを一覧形式で
出力したり、個別に出力することができる。
【0043】複数の画像処理モードと出力レイアウトの
指定はどちらが先でも良い。
【0044】図2は本発明の代表的な実施形態である画
像サーバ装置に接続される画像形成装置IPの主要部を
示す側断面図である。この画像形成装置は電子写真方式
に従ってカラー画像を形成する。特に、この装置では高
速カラー画像形成のために、カラー画像を構成する複数
の色成分に対応して複数の画像形成部を並列に配した構
造を採用している。
【0045】画像出力部IPは大別して、画像形成部
(4つのステーションPa、Pb、Pc、Pdが並設さ
れており、その構成は同一である)、中間転写ユニッ
ト、給紙ユニット、定着ユニット140、及び制御ユニ
ット(不図示)から構成される。
【0046】さらに、個々のユニットについて詳しく説
明する。
【0047】画像形成部は次に述べるような構成になっ
ている。
【0048】像担持体としての感光ドラム11a、11
b、11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に
回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に
対向してその回転方向に一次帯電器12a、12b、1
2c、12d、光学ユニット13a、13b、13c、
13d、現像装置14a、14b、14c、14dが配
置されている。
【0049】一次帯電器12a〜12dにおいて感光ド
ラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与え
る。次いで、光学ユニット13a〜13dにより、記録
画像信号に応じて変調した例えばレーザビームを感光ド
ラム11a〜11d上に露光走査させることによって、
そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナ
ー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによっ
てその静電潜像を顕像化する。
【0050】顕像化された可視画像は中間転写ベルト1
31の上に搭載された中間転写材に転写する画像転写領
域Ta、Tb、Tc、Tdの下流側では、クリーニング
装置15a、15b、15c、15dにより転写材に転
写されずに感光ドラム11a〜11d上に残されたトナ
ーを掻き落としてドラム表面の清掃を行う。
【0051】以上に示したプロセスにより、各トナーに
よる画像形成が順次行われる。
【0052】さて、給紙ユニットは、記録媒体Pを収納
するためのカセット21a、21b、及び手差しトレイ
27、記録媒体Pを一枚ずつ送り出すためのピックアッ
プローラ22a、22b、及び26、各ピックアップロ
ーラから送り出された記録媒体Pをレジストローラまで
搬送するための給紙ローラ対23、及び給紙ガイド2
4、そして画像形成部の画像形成タイミングに合わせて
記録媒体Pを二次転写領域Teへ送り出すためのレジス
トローラ25a、25bから成る。
【0053】次に、中間転写ユニットについて詳細に説
明する。
【0054】中間転写ベルト131(その材料として、
例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPV
DF(ポリフッ化ビニリデン)などが用いられる)は、
中間転写ベルト131を駆動する駆動ローラ32、ばね
(不図示)の付勢によって、中間転写ベルト31に適度な
張力を与えるテンションローラ33、そのベルトを挟ん
で二次転写領域Teに対向する従動ローラ34に巻回さ
せる。
【0055】これらの内、駆動ローラ32とテンション
ローラ33の間に一次転写平面Aが形成される。駆動ロ
ーラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン
またはクロロプレン)をコーティングしてベルトとのス
リップを防いでいる。駆動ローラ32はパルスモータ
(不図示)によって回転駆動される。
【0056】各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベ
ルト131が対向する一次転写領域Ta〜Tdには、中
間転写ベルト131の裏に一次転写ブレード35a〜3
5dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次
転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト131との
ニップによって二次転写領域Teを形成する。二次転写
ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧され
ている。また、中間転写ベルト上、二次転写領域Teの
下流には中間転写ベルト131の画像形成面をクリーニ
ングするためのクリーニング装置(不図示)が配され、
そのクリーニング装置は、クリーナーブレード(材質と
しては、ポリウレタンゴムなどが用いられる)および廃
トナーを収納する廃トナーボックスから成る。
【0057】定着ユニット140は、内部にハロゲンヒ
ータなどの熱源を備えた定着ローラ141aとそのロー
ラに加圧される141b(このローラにも熱源を備える
場合もある)、及びこれらローラ対のニップ部へ記録媒
体Pを導くためのガイド43、また、これらローラ対か
ら排出されてきた記録媒体Pをさらに装置外部に導き出
すための排紙ローラ44、排紙ローラ45などから成
る。
【0058】制御ユニットは、上記各ユニット内の機構
の動作を制御するための制御基板70、モータドライブ
基板(不図示)などから成る。
【0059】次に、図2の画像形成装置の画像形成過程
について簡単に説明する。
【0060】画像形成動作開始信号が発せられると、例
えば、ピックアップローラ22aにより、カセット21
aから記録媒体Pが一枚ずつ送り出される。そして、給
紙ローラ対23によって記録媒体Pが給紙ガイド24の
間を案内されてレジストローラ25a、25bまで搬送
される。その時、レジストローラは停止されており、記
録媒体P(例えば、記録紙)の先端はニップ部に突き当
たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイ
ミングに合わせてレジストローラは回転を始める。この
回転時期は、記録媒体Pと画像形成部より中間転写ベル
ト131上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領
域Teにおいてちょうど一致するようにそのタイミング
が設定されている。
【0061】一方画像形成部では、画像形成動作開始信
号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベ
ルト131の回転方向において一番上流にある感光ドラ
ム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加さ
れた一次転写用帯電器35dによって一次転写領域Td
において中間転写ベルト131に一次転写される。一次
転写されたトナー像は次の一次転写領域Tcまで搬送さ
れる。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される
時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上
にレジストを合わせて次のトナー像が転写される事にな
る。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー
像が中間転写ベルト131上において一次転写される。
【0062】その後、記録媒体Pが二次転写領域Teに
進入して中間転写ベルト131に接触すると、記録媒体
Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、
高電圧を印加させる。そして前述したプロセスにより中
間転写ベルト131上に形成された4色のトナー画像が
記録媒体Pの表面に転写される。その後、記録媒体Pは
搬送ガイド43によって定着ローラニップ部まで正確に
案内される。
【0063】そして、ローラ対141A、141Bの熱
及びニップの圧力によってトナー画像が記録媒体表面に
定着される。その後、排紙ローラ44、45により搬送
され、その記録媒体は装置外に排出される。
【0064】また、画像形成装置IPには、図2に示す
ように、画像データを発生させるスキャナ部が備えられ
ていても良い。このスキャナ部で発生した画像データは
図1で説明した画像サーバ装置の入力データとなり、画
像入力処理部101に出力されることになる。
【0065】そのスキャナ部は、画像原稿を載置する透
明のガラス部201、光源208からの光を光学レンズ
207及びミラー204〜206を介して画像原稿に照
射しを光学的に走査し画像を読み取る走査部202から
構成される。従って、画像形成装置IPはスキャナ部と
組み合わされて、複写機を構成することもできる。
【0066】図3は画像形成装置IPの複写動作を設定
する操作部のレイアウト図である。
【0067】図3において、621は電源が入っている
ことを示すパワーランプ、613は電源のON/OFF
の切り替えをするパワースイッチ、622は画像形成枚
数の設定やモード設定の数値入力に使用するテンキー、
623テンキー622で入力した設定のクリアをするク
リアキーであり、616は設定された画像形成枚数や動
作モードや選択給紙段等のモードを既定に戻すためのリ
セットキー、614はその押下により画像形成動作を開
始するスタートキー、615は複写動作の停止を行うた
めに使用するストップキーである。
【0068】なお、スタートキー614の中央にはスタ
ート可能か否かを示す赤色とグリーンのLEDが設けら
れており、スタートができない場合は、赤色のLEDが
点灯し、スタート可能な場合はグリーンのLEDが点灯
する。
【0069】また、617はその押下した後に、他のキ
ーを押下すると、そのキーにより設定できる機能の説明
が表示パネルに表示させるガイドキーである。このガイ
ド表示を解除する場合は、再度ガイドキー617を押下
する。
【0070】618はユーザ設定キーであり、このキー
を押下すると画像形成装置の設定をユーザーが変更可能
になる。ユーザが変更できる設定は、例えば、自動的に
設定をクリアするまでの時間や、リセットキー616を
押下した時のモードの既定値の設定等である。619は
割り込みキーであり、画像形成動作中にこのキーを押下
すると、他の画像形成動作を中止して、コピーを行うこ
とができる。
【0071】620はLCD表示パネルであり、詳細な
モード設定を容易にするべく、設定モードに応じて表示
内容が変わるようになっている。LCD表示パネル62
0の表面はタッチセンサになっている。
【0072】図3では、LCD表示パネル620の表示
画面は複写動作モードの設定画面の例を示している。ま
た、図3では、LCD表示パネル620内にキー624
〜632を表示しており、このキーの表示の位置を触れ
ることでキーの押下を判断して、モードを設定する。
【0073】これらのキーの内、キー627は用紙の選
択キーであり、このキーを押下すると、カセット21
a、21bのいずれから給紙を行うかを設定するメニュ
ーをLCD表示パネル620に表示する。
【0074】628〜631は複写動作の複写倍率を設
定するキーである。
【0075】626は応用モードの設定キーであり、こ
のキーを押下すると、多重動作や縮小レイアウトモー
ド、表紙・合紙モード等の応用機能モードの設定する画
面がLCD表示パネル620に表示され、応用機能モー
ドの設定キーの表示がされ、応用モードの設定を可能に
する。624は両面動作の設定キーであり、例えば、片
面原稿から両面複写出力を行う「片−両モード」、両面
原稿から両面複写出力を行う「両−両モード」、両面原
稿から記録紙2枚の片面出力を行う「両−片モード」の
3種類の両面モードの設定を行う。
【0076】625はソートキーであり、このキーの押
下でフィニッシャーの動作モードの設定や、画像メモリ
を用いての出力紙の仕分けモード設定する。LCD表示
パネル620内のキーの表示は通常の表示の他に、表示
のキーのモードが設定できない場合は、表示の線を点線
(網掛け)にすることで、そのキーが操作できない事を
ユーザに通知するようになっている。
【0077】LCD表示パネル620内の応用モードキ
ー626の横に、ユーザにより変更可能なキーがあり、
応用モードの設定画面で設定できる機能のキーを最大2
つまで登録可能である。応用モードの設定キーを図の位
置に出して表示することで、その登録したモードの設定
をより容易に行える様にすることができる。これらのキ
ーを総称してお好み機能キーと呼ぶ。
【0078】以下、以上の構成の画像サーバ装置、画像
形成装置を用いた種々の処理についての実施形態につい
て説明する。
【0079】<プレビューモード>図4はプレビューモ
ードによる処理動作を示すフローチャートである。
【0080】この処理は、画像形成開始時にメインの処
理シーケンスより、一定時間毎に又は必要に応じて呼び
だされる処理である。
【0081】まず、ステップS11では、画像処理の結
果をプレビューで確認するか否かを判断する。プレビュ
ーで確認しない場合は、処理はステップS18へ移行す
る。これに対して、プレビュー確認する場合は、処理は
ステップS12へ移行する。
【0082】ステップS12では、画像出力1ページ目
の画像データと設定処理データを記憶部104から読み
だし、さらにステップS13では記憶部104より読み
だした画像データを画像処理部102に転送して、処理
設定データに従って、画像データを処理し、これを画像
出力処理部103を通して、プレビュー用の表示手段に
転送する。この時、表示手段(CRT、LCD、PDP
など)の特性による色味の違いなどを調整するための色
味調整処理もあわせて画像処理部102では実行され
る。
【0083】次に、ステップS14では、画像出力処理
部103を通して表示手段に転送表示されたプレビュー
画像を画像形成出力して良いかどうか操作者が判断す
る。ここで、そのプレビュー結果が望ましくないと判断
した場合、処理はステップS15へ移行し、処理モード
の変更を行う。例えば、出力の色味を「赤色方向にシフ
トする」とか、倍率を調整したり、又、記憶部104に
処理設定データと共に記憶された自動判定の閾値などの
データを変更する。その設定変更後、処理はステップS
16へ移行し、記憶部104に変更された設定処理デー
タを保存する。
【0084】その後、処理はステップS12に戻り、再
度画像データと設定処理データを記憶部104から読み
だして、画像処理部102で画像処理を行いプレビュー
表示をする。このくり返しの処理は、ステップS15で
モード設定の変更後すぐに行っても良いし、或いは全て
の設定変更が終了した後に行ってもよい。
【0085】さて、ステップS14でのプレビュー表示
が望ましいと判断した場合、処理はステップS17へ移
行する。ステップS17では、プレビュー表示を行った
画像のページが最終ページであるか否かを判断する。こ
こで、それが最終ページでない場合は、処理は読みだす
画像のページを次のページに変更して、ステップS12
に戻る。これに対して、プレビューページが最終ページ
である場合は、処理はステップS18へ移行し、記憶部
104から各ページの画像データと処理設定データを読
みだし、画像処理部102で処理し、その後画像出力処
理部103を通して、画像形成部に送られる。この時、
画像形成部の特性による色味の違いなどを調整するデー
タも共に転送して、画像処理データを補正して画像処理
部102で処理できるようにする。画像出力処理部10
3から画像形成部に送られた画像データは操作部で設定
された必要部数分、画像形成され出力される。
【0086】<試しプリントモード>図5は試しプリン
トモードによる処理動作を示すフローチャートである。
なお、図5において、図4で既に説明したのと同じ処理
ステップには同じステップ参照番号を付してその説明は
省略する。
【0087】この処理は、画像形成開始時にメインの処
理シーケンスより、一定時間毎に又は必要に応じて呼び
だされる処理である。
【0088】まず、ステップS21で、現在の処理モー
ドが試しプリントモード、つまり、一部出力して、出力
結果を確認した後に、設定された全ての出力を行うモー
ドであるか否かを判断する。
【0089】現在のモードが試しプリントモードで無い
場合は、処理はステップS18へ移行する。これに対し
て、現在のモードが試しプリントモードである場合は、
処理はステップS22に進み、記憶部104に記憶され
ている画像データと画像データに対応した処理設定デー
タを順次読みだし、画像処理部102で画像処理を行
い、その後画像出力処理部103を通してその処理済み
データを画像形成部を転送して一部出力する。この時、
画像形成部の特性による色味の違いなどを調整するデー
タを画像処理部102にあわせて出力して画像データを
補正する処理も実行する。
【0090】その後、処理はステップS23において、
試しに出力した結果が良いかどうかを調べる。ここで、
その処理結果では良くない場合、処理はステップS24
へ移行する。その処理が満足のゆくものであれば処理は
ステップS18に進む。ステップS24では、1ページ
目の処理設定データを記憶部104から読みだしてモー
ドの変更、例えば、出力の色味を「赤色方向にシフトす
る」とか倍率補正や、また記憶部104に処理設定デー
タと共に記憶された自動判定の閾値などのデータを変更
などを行なう。
【0091】この変更全て終了後、処理はステップS2
5へ移行し、今変更した処理設定データを記憶部104
にこのページの画像データと対応づけて記憶する。その
後、処理はステップS26へと進み、今設定変更したペ
ージが最終ページであるかどうかを調べる。ここで、そ
のページが最終ページでない場合には、処理はステップ
S24に戻り、次のページの処理設定データを記憶部1
04から読みだして、設定変更を行う。これに対して、
そのページが最終ページであった場合は、全てのページ
の変更が終了したと判断し、処理はステップS22に戻
り、再度一部出力して確認する。
【0092】その後、再びステップS23で、現在の処
理設定に従う処理結果で良いかどうか確認する。ここ
で、その結果で満足である場合、処理はステップS18
に進み前述したような処理を行なう。
【0093】<外部機器への画像データ送信>図6は外
部機器への画像データ送信の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【0094】これは、記憶部104の記憶されている画
像データを外部インタフェースを介して外部機器に送信
する場合の動作であり、メインの処理シーケンスより、
一定時間毎に又は必要に応じて呼びだされる処理であ
る。
【0095】まず、ステップS31では外部インタフェ
ースを通して送信する画像データとその対応する処理設
定データを記憶部104から読みだす。次に、ステップ
S32では、外部インタフェースを介して通信する相手
が、本発明に従う画像サーバ装置と同じ機能を有する相
手か否かを判断する。ここで、同じ機能を有する通信相
手でないと判断した場合は、処理はステップS33へ移
行する。
【0096】ステップS33では、ステップS31で読
みだした画像データと処理設定データを画像処理部10
2へ送り、画像処理を実行し、さらにステップS34で
は画像出力処理部103において、外部インタフェース
を介してデータ通信するための符号化処理を実行して、
その符号化データを出力する。その後、処理はステップ
S36へ移行し、外部インタフェースを介して符号化デ
ータを送信する。
【0097】これに対して、ステップS32において、
通信相手が本発明に従う画像サーバ装置と同じ機能を有
する相手であると判断した場合、処理はステップS35
へと進み、ステップS31で読みだした画像データとそ
の画像データに対応した処理設定データとを含むデータ
あることを示す情報を付加して符号化する。その後、処
理はステップS36へ進む。
【0098】さて、外部インタフェースを介して画像デ
ータを受信した場合について説明する。
【0099】この場合、画像入力処理部101で受信画
像データの復号化を行い、そのデータが画像データと処
理設定データとを含むデータである場合(即ち、その送
信相手が本発明に従う画像サーバ装置と同じ機能をもつ
場合)、それぞれを記憶部104に対応づけて記憶す
る。これに対して、復号化データが画像データのみから
構成される場合、その画像データを記憶部104で記憶
するとともに、その画像データに対応した処理設定デー
タには“NULL”を設定する。
【0100】このようにして外部インタフェースより受
信したデータを出力する場合は、前述したとおりであ
り、記憶部104から画像データを読みだし、その画像
データに対応した処理設定データにこの画像サーバ装
置、画像形成装置、或いは表示手段の特性を考慮した画
像処理を画像処理部102で実行する。その時、処理設
定データを操作者が変更することで、画像処理を適宜変
更、調整可能であることは前述の通りである。
【0101】<複数の画像処理モード結果のプレビュー
モード>ここでは設定部106により、複数パターンの
画像処理モードが指定された場合の動作を説明する。
【0102】複数パターンの画像処理モードは、ユーザ
が所望の画像処理が定まっておらず、いくつかの画像処
理モード、例えば、複数の濃度、複数の色変換モード、
複数のトリミング/マスキング、複数の倍率、複数のレ
イアウトなど画像処理部のもつ画像処理の種類とパラメ
ータの組み合わせを試してみたい場合に設定できる。
【0103】この場合、ユーザは設定部106を介して
いくつかの画像処理モードを設定する。さらに、ユーザ
は出力方法もいくつか選択的に指定できる。例えば、出
力したいページ(指定ページのみ、指定ページ範囲、全
ページなど)を指定したり、出力したいレイアウト(指
定した画像処理モードとは別)を指定したり、その出力
レイアウト形式として設定した複数の画像処理モードを
一覧形式或いは個別的に出力する指定をすることができ
る。
【0104】複数の画像処理モードと出力レイアウトの
指定はどちらが先でも良い。
【0105】ここでは、画像処理モードとして、複数の
色味を指定し、出力レイアウトとして一覧形式を指定し
た場合を説明する。
【0106】図7は色味選定処理を実行するときのモー
ド設定のフローチャートである。
【0107】まずステップS41では設定部106を介
して画像処理モードを設定する。次にステップS42で
は全ての設定が終了したかどうかを確認する。ここで、
設定未終了の場合には、処理はステップS41に戻り、
次の画像処理モードの設定を行う。このようにして、複
数の画像処理モードが設定される。
【0108】ここでは、説明のために、元となる画像デ
ータ(原画像データ)の色味を「赤色方向にシフトす
る」指定をシフト量を変えて4つ、「緑色方向にシフト
する」指定をシフト量を変えて4つの合計8つの指定を
行なったとする。
【0109】次に、ステップS43では出力レイアウト
の指定を行う。
【0110】ここでは、一覧形式で出力する指定をした
とする。
【0111】以上で設定処理を終了である。
【0112】図8は一覧形式で出力した画像の例を示す
図である。
【0113】図8に示されている例では、画像有効エリ
アの中心に原画像データを縮小した画像、その周りに8
種類の画像処理後の画像データを縮小した画像をレイア
ウトしている。
【0114】また、各画像にはその画像処理モードを示
すID情報が付加されている。このID情報以外にも各
々の画像処理モードや、他の画像処理モードとの差異を
付加することもできる。
【0115】次に、原画像データの受信から画像処理及
び出力画像データの生成までの一連の処理を説明する。
【0116】図9はその一連の処理を示すフローチャー
トである。
【0117】まず、ステップS51では原画像データを
受信しこれを記憶部104へ記憶する。次に、ステップ
S52では画像処理部102に第1番目に設定した画像
処理モードを設定し、ステップS53では記憶された原
画像データを随時読み出し、ステップS52で設定され
た画像処理モードに従った画像処理を原画像データに施
し、さらにステップS53ではその画像処理後の画像デ
ータを記憶部104に記憶する。
【0118】そして、ステップS54では画像処理後の
画像データを記憶部104から読み出し、図8に示した
ようなレイアウトになるように縮小、移動処理を行い、
その処理後、処理済の画像データを記憶部104に記憶
する。
【0119】ステップS55では設定された全ての画像
処理モードについて処理を行ったかどうかを確認し、処
理が完了していないなら、全ての画像処理モードが完了
するまで、ステップS52〜S54の処理を繰り返す。
【0120】なお、レイアウト画像の生成については第
2番目に設定された画像処理モード以降の処理ではそれ
以前のレイアウト画像との合成処理を行うことで実現す
る。
【0121】もちろん、原画像データを受信/記憶しな
がら、画像処理および画像処理後の画像データの記憶を
行っても良いし、画像処理モードの設定と同時にレイア
ウト画像の生成を行っても良い。
【0122】さて、全ての画像処理モードの処理が完了
したら、処理はステップS56に進み、レイアウトされ
た画像データの読み出しと出力を行う。
【0123】図10は記憶部104のメモリマップの概
要を示す図である。
【0124】なお、この段階で、記憶部104は図10
に示したように原画像データの他に、設定された8つの
画像処理モード(設定1〜8)に対応した画像データと
レイアウト後の画像データとを記憶していることにな
る。
【0125】さらに詳細には図10にあわせて示した様
に、1つの画像データは、その画像処理モードを特定す
るためのID情報と設定画像処理パラメータ情報と画像
データで構成されている。
【0126】次に、以上のようにしてレイアウトされた
後の画像データを画像形成出力後、或いは表示画面にプ
レビュー後、ユーザが所望の画像処理モードを選択して
出力する処理場合について説明する。
【0127】図11は選択画像出力処理を示すフローチ
ャートである。
【0128】まず、ステップS61では、ユーザは設定
部106を介して所望の画像処理モードを選択して設定
する。次に、ステップS62では画像処理モードが設定
されたら、指定された画像処理モードに対応するデータ
を記憶部104から選択し読み出して画像出力処理部1
03から出力する。
【0129】もし、ユーザが所望の画像処理モードを指
定する代わりに、さらに画像処理モードを変更、追加、
削除した設定を設定部106を介して行った場合は、記
憶部104に記憶してある原画像データを使用して、再
度図9のフローチャートに示す処理に従ってレイアウト
画像を出力する。
【0130】<複数の画像処理モード結果のプレビュー
モードの変形例>ここでは、複数の画像処理が施された
あとの画像データを記憶部に保存しない場合について説
明する。
【0131】図12は原画像データの受信から画像処理
及び出力画像データの生成までの一連の処理を示すフロ
ーチャートである。なお、図12において、図9で説明
したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を
付してその説明は省略する。
【0132】ステップS51〜S52の処理後、ステッ
プS53aで記憶された原画像データを随時読み出し、
設定された画像処理モードに従って原画像データに施
し、図8に示したようなレイアウトになるように縮小、
移動処理を行い、レイアウト処理終了後の画像データを
記憶部104に記憶する。
【0133】以下、ステップS55〜S56の処理を前
述のように実行する。また、レイアウト画像の生成につ
いては図9に関連して説明したのと同様に行なう。
【0134】図13は記憶部104のメモリマップの概
要を示す図である。
【0135】なお、この段階で、記憶部104は図13
に示したように原画像データの他に、設定された8つの
画像処理モード(設定1〜8)に対応した画像処理設定
データとレイアウト後の画像データとを記憶しているこ
とになる。
【0136】さらに詳細には図13にあわせて示した様
に、1つの画像設定データは、その画像処理モードを特
定するためのID情報と設定画像処理パラメータ情報と
で構成されている。
【0137】次に、以上のようにしてレイアウトされた
後の画像データを画像形成出力後、或いは表示画面にプ
レビュー後、ユーザが所望の画像処理モードを選択して
出力する処理場合について説明する。
【0138】図14は選択画像出力処理を示すフローチ
ャートである・まず、ステップS81では、ユーザは設
定部106を介して所望の画像処理モードを選択して設
定する。次に、ステップS82では、選択設定された画
像処理モードに対応した画像処理パラメータを記憶部1
04から読み出して、さらにステップS83では画像処
理部102に設定する。
【0139】その後、ステップS84では画像処理部1
02が設定された画像処理パラメータに従って記憶部1
04に記憶された原画像データに画像処理を施して、そ
の処理済み画像データを画像出力処理部103を介して
出力する。
【0140】もし、ユーザが所望の画像処理モードを指
定する代わりに、さらに画像処理モードを変更、追加、
削除した設定を設定部106を介して行った場合は、記
憶部104に記憶してある原画像データを使用して、再
度図9のフローチャートに示す処理に従ってレイアウト
画像を出力する。
【0141】従って以上説明した実施形態に従えば、入
力した画像データを設定された画像処理パラメータのデ
ータとともに記憶部に格納しておくことができるので、
後になって倍率の変更や、その他の画像処理の変更や追
加、削除などを行う場合でも再び画像データを入力しな
くても対応することができる。これにより、画像処理の
変更や追加、削除に伴う時間を短縮し手間を省くことが
できる。
【0142】また、画像データ一頁毎に画像処理の設定
パラメータを保存することができるので、ページごとの
きめ細かい画像編集処理を行なうこともできる。
【0143】さらに、複数の画像処理パラメータに基づ
く処理結果をレイアウトしてまとめて出力することがで
きるので、様々なパラメータを用いて出力された画像が
どのパラメータによるものであるのか判別することが容
易になり、複数種の出力画像の比較、選別を容易に行な
うことができる。
【0144】なお、前述の説明では画像サーバ装置と画
像入力装置であるスキャナや画像形成装置であるプリン
タが別体であることを示唆したような記載をしていた
が、本発明はこれらの装置が別体でなくとも良い。例え
ば、図2に示した画像形成装置に大容量の記憶装置や外
部インタフェースなどを内蔵して画像サーバ機構を組み
込み、さらにスキャナが一体化したような装置によって
画像サーバ装置が構成されても良い。
【0145】さらには、カラーLCDなどの表示装置が
付加されたような画像ワークステーションのような構成
でも良い。
【0146】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダなど)か
ら構成されるシステムあるいは統合装置に適用しても、
ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。
【0147】また、前述した実施形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行す
ることによっても、本発明の目的が達成されることは言
うまでもない。
【0148】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0149】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、Zip、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディ
スク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DV
D−R、DVD−RAM、磁気テープ、強誘電性メモリ
(FeRAM)、不揮発性のメモリカード、ROMなど
を用いることができる。また、コンピュータが読み出し
たプログラムコードを実行することによって、前述した
実施形態の機能が実現される他、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSな
どが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によ
っても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0150】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現
され得る。
【0151】なお、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体から、そのプログラムをインターネットなどの
通信ネットワークを介して要求者にそのプログラムを配
信する場合にも適用できることは言うまでもない。
【0152】また上述の例ではプログラム処理するよう
にして説明したが、プログラム処理されるところをハー
ドウエアで処理するようにしても良い。
【0153】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明に従え
ば、画像処理の設定を行い、また設定された画像処理を
変更して、入力画像データを設定された或いは変更され
た画像処理と対応付けて記憶部に格納し、その格納され
た画像データを記憶部から読みだして設定された或いは
変更された画像処理を施し、その処理が施された画像デ
ータを出力するので、例えば、出力画像の倍率の変更
や、その他の画像処理の変更や追加、削除などを行う場
合、再度画像データを入力する必要がなくなるので、そ
の再入力に係る手間と時間が不要になるという効果があ
る。
【0154】さらに例えば、複数の画像処理の結果もレ
イアウト出力することで、容易に判別や選別ができ、そ
の場合の管理も容易になるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態である画像サーバ装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の代表的な実施形態である画像サーバ装
置に接続される画像形成装置IPの主要部を示す側断面
図である。
【図3】画像形成装置IPの複写動作を設定する操作部
のレイアウト図である。
【図4】プレビューモードによる処理動作を示すフロー
チャートである。
【図5】試しプリントモードによる処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】外部機器への画像データ送信の処理動作を示す
フローチャートである。
【図7】色味選定処理を実行するときのモード設定のフ
ローチャートである。
【図8】一覧(レイアウト)形式で出力した画像の例を
示す図である。
【図9】原画像データの受信から画像処理及び出力画像
データの生成までの一連の処理を示すフローチャートで
ある。
【図10】記憶部104のメモリマップの概要を示す図
である。
【図11】選択画像出力処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】原画像データの受信から画像処理及び出力画
像データの生成までの一連の処理を示すフローチャート
である。
【図13】記憶部104のメモリマップの概要を示す図
である。
【図14】選択画像出力処理を示すフローチャートであ
る・
【図15】従来の画像サーバ装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101 画像入力処理部 102 画像処理部 103 画像出力処理部 104 記憶部 105 設定部 106 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 本山 栄一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山本 悟 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 砂田 秀則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 池上 英之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C187 AC06 AD03 AD04 AE13 BF01 CD12 DB04 DB15 DB27 FA07 GA01 5B021 AA01 AA19 BB00 DD00 5C062 AB17 AB21 AB42 AC06 AC24 AF11 BA04 5C073 AB09 BB07 CC01 CE04 CE06 5C076 AA17 BA06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理の設定を行なう設定手段と、 画像データを入力する入力手段と、 前記設定手段によって設定された画像処理を変更する変
    更手段と、 前記入力手段によって入力された画像データを、前記設
    定手段によって設定された或いは前記変更手段によって
    変更された画像処理と対応付けて格納する記憶手段と、 前記記憶手段に格納された画像データを読みだして前記
    設定手段によって設定された或いは前記変更手段によっ
    て変更された画像処理を施す画像処理手段と、前記画像
    処理手段によって画像処理が施された画像データを出力
    する出力手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段及び設定手段は夫々、画像
    一頁毎に設定及び変更を行なうことを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段によって画像処理が施
    された画像データによって表現される画像をプレビュー
    する表示手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理の設定が試しプリント出力
    である場合は、前記出力手段は前記画像処理が施された
    画像データを画像形成装置に出力し、該画像形成装置か
    ら出力が予定される複数部の内、一部だけを画像形成出
    力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は複数種の画像処理を設定
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記複数種の画像処理夫々の処理結果を
    レイアウト編集して出力するレイアウト手段をさらに有
    することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、さらに、 前記複数種の画像処理各々に対応する画像処理パラメー
    タと、前記レイアウト手段によってレイアウト編集され
    た画像データとを格納することを特徴とする請求項6に
    記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、さらに、 前記複数種の画像処理各々に対応して処理された画像デ
    ータを格納することを特徴とする請求項7に記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記出力手段は、前記画像処理が施され
    た画像データを符号化して外部インタフェースを介して
    出力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 画像処理の設定を行なう設定工程と、 画像データを入力する入力工程と、 前記設定手段において設定された画像処理を変更する変
    更工程と、 前記入力工程において入力された画像データを、前記設
    定工程において設定された或いは前記変更工程において
    変更された画像処理と対応付けて記憶部に格納する記憶
    工程と、 前記記憶工程おいて格納された画像データを前記記憶部
    から読みだして前記設定工程において設定された或いは
    前記変更手段において変更された画像処理を施す画像処
    理工程と、 前記画像処理工程において画像処理が施された画像デー
    タを出力する出力工程とを有することを特徴とする画像
    処理方法。
  11. 【請求項11】 前記設定工程及び設定工程では夫々、
    画像一頁毎に設定及び変更を行なうことを特徴とする請
    求項10に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記画像処理工程において画像処理が
    施された画像データによって表現される画像を表示装置
    にプレビューするプレビュー工程をさらに有することを
    特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記設定工程は複数種の画像処理を設
    定することを特徴とする請求項10に記載の画像処理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記複数種の画像処理夫々の処理結果
    をレイアウト編集して出力するレイアウト工程をさらに
    有することを特徴とする請求項13に記載の画像処理方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至14のいずれかに記載
    の画像処理方法の各工程を実行するプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載されたプログラムを
    コンピュータで実行可能なコードで記述し、該コードを
    格納した記憶媒体。
JP2002083644A 2002-03-25 2002-03-25 画像処理装置及び画像処理方法 Pending JP2003283776A (ja)

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