JPH11119952A

JPH11119952A - 画像形成装置及びその制御方法

Info

Publication number: JPH11119952A
Application number: JP9305072A
Authority: JP
Inventors: Masanori Wada; 正憲和田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1997-10-21
Filing date: 1997-10-21
Publication date: 1999-04-30

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】不要な画像形成処理をなくし、効率良く画像
形成処理を行うことができる画像形成装置及びその制御
方法を提供する。【解決手段】ページ数１０ページ、部数１部、片面印
刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷終了後、ページ数１０ペー
ジ、部数５部、片面印刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷を中断
し、操作部が印刷動作変更の画面を自動的に表示し、以
降の印刷動作を変更するか否かをユーザに選択させ、ユ
ーザが、操作部により印刷動作の変更を実施する画面で
印刷面を片面から両面に変更し、印刷部数を５部から１
０部に変更したとすると、フォーマッタ部８はハードデ
ィスク１３に保存している出力ページ数、出力部数、片
／両面印刷、給紙段等の印刷動作設定情報を更新し、保
存する。その後、操作部が印刷動作変更の画面を再表示
し、ユーザがこの画面上で続行を選択することにより、
プリンタ部２での印刷を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成処理の制
御に特徴を有する画像形成装置及びその制御方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、画像形成装置に情報処理装置から
ページ記述言語で記載されたデータを印刷する際に、情
報処理装置から転送されるデータの中に記載されている
設定に従い、全ての印刷を実現していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに情報処理装置から転送されるデータの中に記載され
ている設定に従い全ての印刷を行うと、情報処理装置か
らデータ転送後、又は印刷途中で印刷動作の設定を変更
することができず、再度印刷動作の設定をしなおし、情
報処理装置からデータを転送しなおさなければならなか
った。

【０００４】また、印刷結果が予測できない場合には、
試し刷りにより１部を印刷し、印刷された原稿を確認し
た上で、再度印刷動作の設定をしなおし、情報処理装置
からデータを再転送するか又は画像形成装置で複数部、
両面等に印刷しなければならなかった。

【０００５】そこで、本発明の目的は、上記問題を解消
すべく、不要な画像形成処理をなくし、効率良く画像形
成処理を行うことができる画像形成装置及びその制御方
法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の画像形成装置は、画像形成用のデータを
送信する情報処理装置に接続され、画像形成処理の設定
を変更する処理設定手段を備える画像形成装置におい
て、前記情報処理装置から送信された画像形成用のデー
タに基づいて画像形成処理を実行している途中で、前記
画像形成処理を一旦中断し、前記処理設定手段で前記中
断以降の画像形成処理の設定を変更し、前記変更された
画像形成処理の設定に基づいて前記中断していた画像形
成処理を再開するように構成されていることを特徴とす
る。

【０００７】請求項２の画像形成装置は、請求項１記載
の画像形成装置において、前記処理設定手段が前記情報
処理装置から送信された画像形成用のデータに基づいて
画像形成処理を実行している途中で、前記画像形成処理
を一旦中断すべく設定するように構成されていることを
特徴とする。

【０００８】請求項３の画像形成装置は、請求項１又は
２記載の画像形成装置において、前記変更された画像形
成処理の設定に基づいて前記中断された画像形成処理を
初めから実行し直すように構成されていることを特徴と
する。

【０００９】請求項４の画像形成装置は、請求項１乃至
３のいずれか１項記載の画像形成装置において、前記処
理設定手段が前記中断以降の画像形成処理の設定を変更
可能とするか否かを設定するように構成されていること
を特徴とする。

【００１０】請求項５の画像形成装置は、請求項１乃至
４のいずれか１項記載の画像形成装置において、前記画
像形成用のデータに前記中断以降の画像形成処理の設定
を変更可能とするか否かを設定するプログラムが付加さ
れていることを特徴とする。

【００１１】請求項６の画像形成装置は、請求項１乃至
５のいずれか１項記載の画像形成装置において、前記情
報処理装置から前記画像形成処理の設定を変更するよう
に構成されていることを特徴とする。

【００１２】請求項７の画像形成装置の制御方法は、画
像形成用のデータを送信する情報処理装置に接続され、
画像形成処理の設定を変更する処理設定手段を備える画
像形成装置の制御方法において、前記情報処理装置から
送信された画像形成用のデータに基づいて画像形成処理
を実行している途中で、前記画像形成処理を一旦中断
し、前記処理設定手段で前記中断以降の画像形成処理の
設定を変更し、前記変更された画像形成処理の設定に基
づいて前記中断していた画像形成処理を再開するように
構成されていることを特徴とする。

【００１３】請求項８の画像形成装置の制御方法は、請
求項７記載の画像形成装置の制御方法において、前記処
理設定手段が前記情報処理装置から送信された画像形成
用のデータに基づいて画像形成処理を実行している途中
で、前記画像形成処理を一旦中断すべく設定するように
構成されていることを特徴とする。

【００１４】請求項９の画像形成装置の制御方法は、請
求項７又は８記載の画像形成装置の制御方法において、
前記変更された画像形成処理の設定に基づいて前記中断
された画像形成処理を初めから実行し直すように構成さ
れていることを特徴とする。

【００１５】請求項１０の画像形成装置の制御方法は、
請求項７乃至９のいずれか１項記載の画像形成装置の制
御方法において、前記処理設定手段が前記中断以降の画
像形成処理の設定を変更可能とするか否かを設定するよ
うに構成されていることを特徴とする。

【００１６】請求項１１の画像形成装置の制御方法は、
請求項７乃至１０のいずれか１項記載の画像形成装置の
制御方法において、前記画像形成用のデータに前記中断
以降の画像形成処理の設定を変更可能とするか否かを設
定するプログラムが付加されていることを特徴とする。

【００１７】請求項１２の画像形成装置の制御方法は、
請求項７乃至１１のいずれか１項記載の画像形成装置の
制御方法において、前記情報処理装置から前記画像形成
処理の設定を変更するように構成されていることを特徴
とする。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。

【００１９】（１）第１の実施の形態図１は本発明の第１の実施の形態に係る画像形成装置の
構成を示す。本発明の第１の実施の形態に係る画像形成
装置はリーダ部１を備えており、リーダ部１はプリンタ
部２及び画像入出力制御部３に接続されている。

【００２０】画像入出力制御部３は、ファクシミリ部
４、ファイル部５、光磁気ディスクドライブユニット
６、ネットワークインターフェイス部７、フォーマッタ
部８、イメージメモリ部９、コア部１０、及びハードデ
ィスク１２，１３を備えている。

【００２１】ファクシミリ部４、ファイル部５、ネット
ワークインターフェイス部７、フォーマッタ部８、及び
イメージメモリ部９は、それぞれコア部１０に接続され
ている。また、コア部１０はリーダ部１に接続されてい
る。

【００２２】ファクシミリ部４はハードディスク１２及
び電話回線にそれぞれ接続されており、ファイル部５は
光磁気ディスクドライブユニット６に接続されている。
ネットワークインターフェイス部７はローカルエリアネ
ットワーク１４（以下、「LAN１４」という）を介して
パーソナルコンピュータ又はワークステーション１１
（以下、「PC／WS１１」という）に接続されている。フ
ォーマッタ部８はハードディスク１３に接続されてい
る。

【００２３】次に、各構成部分の機能を詳述する。リー
ダ部１は画像を読み取り、その画像データをプリンタ部
２及び画像入出力制御部３へ出力する。プリンタ部２は
リーダ部１及び画像入出力制御部３からの画像データに
応じた画像を記録用紙上に記録する。

【００２４】ファクシミリ部４は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データ
をコア部１０へ転送する、又はコア部１０から転送され
た画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを
電話回線を介して外部に送信する。また、ファクシミリ
部４で受信した圧縮された画像データをハードディスク
１２で一時的に保存することができる。

【００２５】ファイル部５はコア部１０から転送された
画像データを圧縮し、その画像データを検索するための
キーワードと共に光磁気ディスクドライブユニット６に
セットされた光磁気ディスクに記憶させる。

【００２６】また、ファイル部５はコア部１０を介して
転送されたキーワードに基づいて光磁気ディスクに記憶
されている圧縮された画像データを検索し、検索された
圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像デ
ータをコア部１０へ転送する。

【００２７】ネットワークインターフェイス部７は、PC
／WS１１とコア部１０との間のインターフェイスであ
り、フォーマッタ部８はPC／WS１１から転送された画像
を表すコードデータをプリンタ部２で印刷する画像デー
タに展開するものであり、フォーマッタ部８に接続され
ているハードディスク１３はフォーマッタ部８が受信し
たコードデータ又はフォーマッタ部８で展開した画像デ
ータを一時的に保存する。イメージメモリ部９は画像入
出力制御部３内で行き交うデータを一時的に記憶するも
のである。

【００２８】コア部１０は、リーダ部１、ファクシミリ
部４、ファイル部５、ネットワークインターフェイス部
７、フォーマッタ部８、及びイメージメモリ部９のそれ
ぞれの間のデータの流れを制御する。

【００２９】次に、図２は図１の画像形成装置のリーダ
部１及びプリンタ部２の構成を示す。

【００３０】まず、リーダ部１は、載置された原稿をプ
ラテンガラス１０２に搬送する原稿搬送装置１０１と、
搬送された原稿を読み取る際に使用するプラテンガラス
１０２とを備えている。

【００３１】更に、リーダ部１は、プラテンガラス１０
２の上に置かれた原稿を照射するランプ１０３を有して
おり、このランプ１０３の光により当該原稿を走査する
スキャナユニット１０４と、スキャナユニット１０４の
露光走査により生じる原稿の反射光をCCDイメージセン
サ（以下、「CCD」という）１０９に導くミラー１０
５，１０６，１０７及びレンズ１０８と、原稿の反射光
を画像データに変換するCCD１０９とを備えている。

【００３２】また、プリンタ部２は、リーダ部１から受
信した画像データに対応したレーザ光を発光するレーザ
発光部２０１と、レーザ発光部２０１を駆動するレーザ
ドライバ２２１と、レーザ光に照射され潜像を形成する
感光ドラム２０２と、感光ドラム２０２上に形成された
潜像に現像剤を付着させる現像器２０３と、感光ドラム
２０２に付着された現像剤を記録用紙に転写する転写部
２０６と、転写部２０６に給紙する記録用紙を積載する
給紙カセット２０４，２０５とを備えている。

【００３３】更に、プリンタ部２は、転写部２０６より
搬送される記録用紙の現像剤を熱と圧力により記録用紙
に定着させる定着部２０７と、定着部２０７を通過した
記録用紙を外部に排出する排出ローラ２０８と、排出さ
れた記録用紙をそれぞれのビンに収納して記録用紙の仕
分けを行うソータ２２０と、両面記録又は多重記録のた
めに記録用紙を再給紙搬送路２１０へ導くフラッパ２０
９と、転写部２０６へ再び記録用紙を搬送する再給紙搬
送路２１０とを備えている。

【００３４】次いで、リーダ部１及びプリンタ部２の動
作について詳述する。リーダ部１の原稿搬送装置１０１
は載置された原稿を最終頁から順に１枚ずつプラテンガ
ラス１０２上へ搬送し、原稿の読み取り動作終了後、プ
ラテンガラス１０２上の原稿を排出する。このとき、原
稿がプラテンガラス１０２上に搬送されると、ランプ１
０３を点灯し、そしてスキャナユニット１０４の移動を
開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの
反射光は、ミラー１０５，１０６，１０７、及びレンズ
１０８によってCCD１０９へ到達する。CCD１０９は原稿
からの反射光を読み取り、画像データに変換する。CCD
１０９から出力される画像データは、所定の処理が施さ
れた後、プリンタ部２及び画像入出力制御部３へ送信さ
れる。

【００３５】レーザ発光部２０１はリーダ部１から受信
した画像データに対応したレーザ光を発光する。このレ
ーザ光は感光ドラム２０２を照射し、レーザ光に対応し
た潜像を形成する。この感光ドラム２０２の潜像の部分
には現像器２０３によって現像剤が付着する。そして、
レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、給紙カセ
ット２０４及び給紙カセット２０５のいずれか一方から
記録用紙を給紙して転写部２０６へ搬送し、感光ドラム
２０２に付着された現像剤を記録用紙に転写する。現像
剤が転写された記録用紙は定着部２０７に搬送され、定
着部２０７の熱と圧力により現像剤は記録用紙に定着す
る。定着部２０７を通過した記録用紙は排出ローラ２０
８によって外部に排出され、ソータ２２０は排出された
記録用紙をそれぞれのビンに収納して記録用紙の仕分け
を行う。ビンに収納された記録用紙は設定によりステイ
プルされる。なお、ソータ２２０は仕分けが設定されて
いない場合は最上ビンに記録用紙を収納する。

【００３６】また、予め両面記録が設定されている場合
は、排出ローラ２０８のところまで記録用紙を搬送した
後、排出ローラ２０８の回転方向を逆転させ、フラッパ
２０９によって記録用紙を再給紙搬送路２１０へ導く。

【００３７】予め多重記録が設定されている場合は、記
録用紙を排出ローラ２０８まで搬送しないようにフラッ
パ２０９によって記録用紙を再給紙搬送路２１０へ導
く。再給紙搬送路２１０へ導かれた記録用紙は上述した
タイミングで転写部２０６へ給紙される。

【００３８】給紙カセットは、給紙カセット２０４，２
０５の２つに限られず、２つ以上搭載することができ
る。

【００３９】次に、図３は図１の画像形成装置のリーダ
部１の詳細な構成を示す。

【００４０】リーダ部１において、上述のCCD１０９
は、A/D・SH部１１０を介して画像処理部１１１に直列
的に接続されており、画像処理部１１１にはCPU１１４
が接続されている。このCPU１１４には処理設定手段と
しての操作部１１５及びメモリ１１６が接続されてい
る。A/D・SH部１１０と画像処理部１１１とには、イン
ターフェイス部１１３を介してコア部１０が接続されて
いる。さらに、画像処理部１１１にはプリンタ部２が接
続されている。

【００４１】A/D・SH部１１０は画像データのアナログ
／デジタル変換又はシェーディング補正を行い、画像処
理部１１１は画像データのトリミング処理又は回転等の
処理を行う。インターフェイス部１１３は画像データを
画像入出力制御部３のコア部１０へ送信するのに使用
し、CPU１１４は画像処理部１１１及びインターフェイ
ス部１１３を制御する。操作部１１５はユーザが本画像
形成装置の所望の動作を指定するのに使用し、メモリ１
１６はCPU１１４の制御プログラムを記憶する。

【００４２】CCD１０９から出力された画像データはA／
D・SH部１１０でアナログ／デジタル変換が行われると
ともに、シェーディング補正が行われる。A／D・SH部１
１０によって処理された画像データは画像処理部１１１
を介してプリンタ部２へ転送されるとともに、インター
フェイス部１１３を介して画像入出力制御部３のコア部
１０へ転送される。CPU１１４は操作部１１５で設定さ
れた設定内容に応じて画像処理部１１１及びインターフ
ェイス部１１３を制御する。

【００４３】例えば、操作部１１５でトリミング処理を
行った後に複写を行う複写モードが設定されている場合
は、画像処理部１１１で画像データのトリミング処理を
行った後にプリンタ部２へ画像データを送信する。ま
た、操作部１１５でファクシミリ送信モードが設定され
ている場合は、インターフェイス部１１３から画像デー
タとファクシミリモードに応じた制御コマンドとをコア
部１０へ送信する。画像処理部１１１及びインターフェ
イス部１１３を制御するCPU１１４の制御プログラムは
メモリ１１６に記憶されており、CPU１１４はメモリ１
１６に記憶されている制御プログラムを参照しながら制
御を行う。また、メモリ１１６はCPU１１４の作業領域
として使うこともできる。

【００４４】図４は図１の画像形成装置のコア部１０の
構成を示す。

【００４５】コア部１０は、リーダ部１に接続されたイ
ンターフェイス部１２２と、ファクシミリ部４、ファイ
ル部５、ネットワークインターフェイス部７、フォーマ
ッタ部８、及びイメージメモリ部９に接続されたインタ
ーフェイス部１２１とを備えている。インターフェイス
部１２１及び１２２はデータ処理部１２０を介して接続
されている。インターフェイス部１２１，１２２及びデ
ータ処理部１２０は、CPU１２３に接続されている。ま
た、CPU１２３にはメモリ１２４が接続されている。

【００４６】データ処理部１２０は画像データの回転処
理、変倍処理、又は合成等の処理を行い、インターフェ
イス部１２１は画像データ若しくは画像を表すコードデ
ータをデータ処理部１２０からファクシミリ部４、ファ
イル部５、ネットワークインターフェイス部７、フォー
マッタ部８、又はイメージメモリ部９への送信に使用す
る。インターフェイス部１２２は画像データをリーダ部
１からデータ処理部１２０への送信に使用し、CPU１２
３はコア部１０の全体の動作を制御し、メモリ１２４は
CPU１２３の制御プログラムを記憶する。

【００４７】リーダ部１はインターフェイス部１２２を
介してデータ処理部１２１へ画像データを送信すると共
に、インターフェイス部１２２を介してCPU１２３へ制
御コマンドを送信する。データ処理部１２０ではリーダ
部１から受信した画像データを回転処理、変倍処理、又
は合成等の処理を施し、CPU１２３から送信される制御
コマンドに応じて、インターフェイス部１２１を介して
ファクシミリ部４、ファイル部５、又はネットワークイ
ンターフェイス部７へ送信する。

【００４８】また、ネットワークインターフェイス部７
はPC/WS１１より画像を表すコードデータを受信し、イ
ンターフェイス部１２１を介してデータ処理部１２０に
送信し、データ処理部１２０はこのコードデータをイン
ターフェイス部１２１を介してフォーマッタ部８へ送信
する。フォーマッタ部８では、このコードデータを画像
データに展開し、インターフェイス部１２１を介してデ
ータ処理部１２０に画像データを送信し、データ処理部
１２０はインターフェイス部１２１を介してファクシミ
リ部４又はプリンタ部２へ画像データを送信する。

【００４９】ファクシミリ部４はインターフェイス部１
２１を介してデータ処理部１２０へ画像データを送信し
た後に、データ処理部１２０がインターフェイス部１２
１を介してプリンタ部２、ファイル部５、又はネットワ
ークインターフェイス部７へ送信する。

【００５０】また、ファイル部５はインターフェイス部
１２１を介してデータ処理部１２０へ画像データを送信
した後に、データ処理部１２０がインターフェイス部１
２１を介してプリンタ部２、ファクシミリ部４、又はネ
ットワークインターフェイス部７へ送信する。

【００５１】CPU１２３はメモリ１２４に記憶されてい
る制御プログラム及びリーダ部１から受信した制御コマ
ンドに従ってこのような制御を行う。また、メモリ１２
４はCPU１２３の作業領域としても使われる。

【００５２】このように、コア部１０を中心に、画像の
読み取り、画像の記録、画像の送受信、画像の保存、コ
ンピュータからのデータの入出力等の機能を複合させた
処理を行うことが可能である。

【００５３】次に、図１の画像形成装置の処理動作につ
いて説明する。まず、フォーマッタ部８がネットワーク
インターフェイス部７を介してPC／WS１１から画像を表
すコードデータを受信する。ここでは、この受信コード
データがページ数１０ページ、部数５部、片面印刷、給
紙段ＡＵＴＯであるとする。フォーマッタ部８はこの受
信コードデータをプリンタ部２で印刷する画像データに
展開し、ハードディスク１３にこの画像データを一時的
に保存する。この際、出力ページ数、出力部数、片／両
面印刷、給紙段等の印刷動作設定情報も一時的に保存す
る。

【００５４】その後、フォーマッタ部８はページ数１０
ページ、部数１部、片面印刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷を
行うのに必要な画像データをハードディスク１３からコ
ア部１０を介してプリンタ部２へ送信する。プリンタ部
２では送信されてきた画像データを受信し、印刷を行
う。

【００５５】ページ数１０ページ、部数１部、片面印
刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷終了後、ページ数１０ペー
ジ、部数５部、片面印刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷を中断
し、操作部１１５が図５に示すような印刷動作変更の画
面を自動的に表示し、以降の印刷動作を変更するか否か
をユーザに選択させる。ここで、ユーザが図５に示す印
刷動作変更の画面から変更を選択すると、操作部１１５
は図６に示すような印刷動作の変更を実施する画面を表
示する。ユーザが、操作部１１５で図７に示すように印
刷面を片面から両面に変更し、印刷部数を５部から１０
部に変更したとすると、フォーマッタ部８はハードディ
スク１３に保存している出力ページ数、出力部数、片／
両面印刷、給紙段等の印刷動作設定情報を更新し、保存
する。

【００５６】さらに、操作部１１５は図５に示すような
印刷動作変更の画面を再表示する。ここで、ユーザが図
５の画面から続行を選択することにより、プリンタ部２
での印刷を再開する。

【００５７】尚、印刷再開前の印刷データが有効に使用
できる場合に印刷を再開するときには、印刷動作設定情
報の更新に係る部分に基づいて印刷を行い、印刷再開前
の印刷データが有効に使用できない場合に印刷を再開す
るときには、更新された印刷動作設定情報に基づいて初
めから印刷を行う。

【００５８】また、上述した操作部１１５での設定及び
表示は、PC／WS１１のモニター上で実行することもでき
る。

【００５９】上述したように、第１の実施の形態によれ
ば、ページ数１０ページ、部数１部、片面印刷、給紙段
ＡＵＴＯの印刷終了後、ページ数１０ページ、部数５
部、片面印刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷を中断し、操作部
１１５が図５に示すような印刷動作変更の画面を自動的
に表示し、以降の印刷動作を変更するか否かをユーザに
選択させ、ユーザが、操作部１１５で図７に示すように
印刷面を片面から両面に変更し、印刷部数を５部から１
０部に変更したとすると、フォーマッタ部８はハードデ
ィスク１３に保存している出力ページ数、出力部数、片
／両面印刷、給紙段等の印刷動作設定情報を更新し、保
存する。その後、操作部１１５が図５に示すような印刷
動作変更の画面を再表示し、ユーザが図５の画面から続
行を選択することにより、プリンタ部２での印刷を再開
するので、ページ数１０ページ、部数４部、片面印刷、
給紙段ＡＵＴＯに相当する不要な印刷をなくし、効率良
く印刷を行うことができる。

【００６０】（２）第２の実施の形態本発明の第２の実施の形態に係る画像形成装置の構成は
上述した本発明の第１の実施の形態に係る画像形成装置
の構成と全く同様である。

【００６１】以下、本発明の第２の実施の形態に係る画
像形成装置の処理動作について説明する。まず、フォー
マッタ部８がネットワークインターフェイス部７を介し
てPC／WS１１から画像を表すコードデータを受信する。
ここでは、この受信コードデータがページ数１０ペー
ジ、部数５部、片面印刷、給紙段ＡＵＴＯであるとす
る。フォーマッタ部８はこの受信コードデータをプリン
タ部２で印刷する画像データに展開し、ハードディスク
１３にこの画像データを一時的に保存する。この際、出
力ページ数、出力部数、片／両面印刷、給紙段等の印刷
動作設定情報も一時的に保存する。

【００６２】その後、フォーマッタ部８はページ数１０
ページ、部数１部、片面の印刷を行うのに必要な画像デ
ータをハードディスク１３からコア部１０を介してプリ
ンタ部２へ送信する。プリンタ部２では送信されてきた
画像データを受信し、印刷を開始する。

【００６３】ページ数１０ページ、部数１部、片面印
刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷が開始されると操作部１１５
は図８に示すような印刷初期画面を表示する。この印刷
終了後、ユーザが図８の画面から印刷中断を選択すると
ページ数１０ページ、部数５部、片面印刷、給紙段ＡＵ
ＴＯの印刷を中断し、操作部１１５は図５に示すような
印刷動作変更の画面を表示し、中断以降の印刷動作を変
更するか否かをユーザに選択させる。

【００６４】ここで、ユーザが図５に示す印刷動作変更
の画面から変更を選択すると、操作部１１５は図６に示
すような印刷動作の変更を実施する画面を表示する。ユ
ーザが、操作部１１５で図７に示すように印刷面を片面
から両面に変更し、印刷部数を５部から１０部に変更し
たとすると、フォーマッタ部８はハードディスク１３に
保存している出力ページ数、出力部数、片／両面印刷、
給紙段等の印刷動作設定情報を更新し、保存する。

【００６５】さらに、操作部１１５は図５に示すような
印刷動作変更の画面を再表示する。ここで、ユーザが図
５の印刷動作変更の画面から続行を選択することによ
り、プリンタ部２での印刷を再開する。

【００６６】尚、印刷再開前の印刷データが有効に使用
できる場合に印刷を再開するときには、印刷動作設定情
報の更新に係る部分に基づいて印刷を行い、印刷再開前
の印刷データが有効に使用できない場合に印刷を再開す
るときには、更新された印刷動作設定情報に基づいて初
めから印刷を行う。

【００６７】また、操作部１１５が図８に示すような印
刷初期画面を表示したときに、ユーザが操作部１１５の
図８の印刷初期画面から設定を選択すると、操作部１１
５は図９に示すような印刷中断動作設定の画面を表示す
る。この画面では、印刷途中で印刷を一旦中断させ、操
作部１１５上で中断以降の印刷動作の変更を可能にする
か否かを設定することができる。従って、この設定がオ
ンの時は、上記のように印刷途中で印刷を一旦中断さ
せ、操作部１１５上で中断以降の印刷動作の変更を可能
にする一方、この設定がオフの時は、本画像形成装置の
電源がオフになるまでに行われる印刷が常に１度の中断
もなく行われる。尚、予めPC／WS１１からフォーマッタ
部８に転送するデータの中に、印刷途中で印刷を一旦中
断させ、中断以降の印刷動作の変更を可能にするか否か
を設定するプログラムを組み込んでおいても、上記と同
様の処理が実行できる。

【００６８】また、上述した操作部１１５での設定及び
表示は、PC／WS１１のモニター上で実行することもでき
る。

【００６９】上述したように、第２の実施の形態が第１
の実施の形態と異なる点は、ページ数１０ページ、部数
１部、片面印刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷が開始されると
操作部１１５が図８に示すような印刷初期画面を表示
し、この印刷終了後、ユーザが図８の印刷初期画面から
印刷中断を選択するとページ数１０ページ、部数５部、
片面印刷、給紙段ＡＵＴＯの印刷を中断し、操作部１１
５が図５に示すような印刷動作変更の画面を表示し、中
断以降の印刷動作を変更するか否かをユーザに選択させ
る点、及び図８の印刷初期画面から設定を選択すると、
操作部１１５が図９に示すような印刷中断動作設定の画
面を表示する点である。これにより、第２の実施の形態
では、ユーザが図８の印刷初期画面から印刷中断を選択
した場合には、印刷途中で印刷を一旦中断させ、操作部
１１５上で中断以降の印刷動作の変更を可能にする一
方、ユーザが印刷の中断を望まない場合には、図８の印
刷初期画面から設定を選択し、操作部１１５が図９に示
すような印刷中断動作設定の画面を表示し、この設定を
オフにすることによって、本画像形成装置の電源がオフ
になるまでに行われる印刷が常に１度の中断もなく行わ
れる。従って、不要な印刷をなくし、効率良く印刷を行
うことができる。

【００７０】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項１の
画像形成装置及び請求項７の画像形成装置の制御方法に
よれば、情報処理装置から送信された画像形成用のデー
タに基づいて画像形成処理を実行している途中で、画像
形成処理を一旦中断し、処理設定手段で中断以降の画像
形成処理の設定を変更し、変更された画像形成処理の設
定に基づいて中断していた画像形成処理を再開するの
で、不要な画像形成処理をなくし、効率良く画像形成処
理を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態に係る画像形成装置
の構成図である。

【図２】図１の画像形成装置のリーダ部１及びプリンタ
部２の構成図である。

【図３】図１の画像形成装置のリーダ部１の詳細な構成
図である。

【図４】図１の画像形成装置のコア部１０の構成図であ
る。

【図５】印刷動作変更の画面の例を示した図である。

【図６】印刷動作の変更を実施する画面の例を示した図
である。

【図７】印刷動作の変更を実施する画面の例を示した図
である。

【図８】印刷初期画面の例を示した図である。

【図９】印刷中断動作設定の画面の例を示した図であ
る。

【符号の説明】

１リーダ部２プリンタ部３画像入出力制御部４ファクシミリ部５ファイル部６光磁気ディスクドライブユニット７ネットワークインターフェイス部８フォーマッタ部９イメージメモリ部１０コア部１１パーソナルコンピュータ又はワークステーション
（PC／WS）１２，１３ハードディスク１４ローカルエリアネットワーク（LAN）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像形成用のデータを送信する情報処理
装置に接続され、画像形成処理の設定を変更する処理設
定手段を備える画像形成装置において、前記情報処理装置から送信された画像形成用のデータに
基づいて画像形成処理を実行している途中で、前記画像
形成処理を一旦中断し、前記処理設定手段で前記中断以
降の画像形成処理の設定を変更し、前記変更された画像
形成処理の設定に基づいて前記中断していた画像形成処
理を再開するように構成されていることを特徴とする画
像形成装置。
【請求項２】前記処理設定手段が前記情報処理装置か
ら送信された画像形成用のデータに基づいて画像形成処
理を実行している途中で、前記画像形成処理を一旦中断
すべく設定するように構成されていることを特徴とする
請求項１記載の画像形成装置。
【請求項３】前記変更された画像形成処理の設定に基
づいて前記中断された画像形成処理を初めから実行し直
すように構成されていることを特徴とする請求項１又は
２記載の画像形成装置。
【請求項４】前記処理設定手段が前記中断以降の画像
形成処理の設定を変更可能とするか否かを設定するよう
に構成されていることを特徴とする請求項１乃至３のい
ずれか１項記載の画像形成装置。
【請求項５】前記画像形成用のデータに前記中断以降
の画像形成処理の設定を変更可能とするか否かを設定す
るプログラムが付加されていることを特徴とする請求項
１乃至４のいずれか１項記載の画像形成装置。
【請求項６】前記情報処理装置から前記画像形成処理
の設定を変更するように構成されていることを特徴とす
る請求項１乃至５のいずれか１項記載の画像形成装置。
【請求項７】画像形成用のデータを送信する情報処理
装置に接続され、画像形成処理の設定を変更する処理設
定手段を備える画像形成装置の制御方法において、前記情報処理装置から送信された画像形成用のデータに
基づいて画像形成処理を実行している途中で、前記画像
形成処理を一旦中断し、前記処理設定手段で前記中断以
降の画像形成処理の設定を変更し、前記変更された画像
形成処理の設定に基づいて前記中断していた画像形成処
理を再開するように構成されていることを特徴とする画
像形成装置の制御方法。
【請求項８】前記処理設定手段が前記情報処理装置か
ら送信された画像形成用のデータに基づいて画像形成処
理を実行している途中で、前記画像形成処理を一旦中断
すべく設定するように構成されていることを特徴とする
請求項７記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項９】前記変更された画像形成処理の設定に基
づいて前記中断された画像形成処理を初めから実行し直
すように構成されていることを特徴とする請求項７又は
８記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項１０】前記処理設定手段が前記中断以降の画
像形成処理の設定を変更可能とするか否かを設定するよ
うに構成されていることを特徴とする請求項７乃至９の
いずれか１項記載の画像形成装置の制御方法。
【請求項１１】前記画像形成用のデータに前記中断以
降の画像形成処理の設定を変更可能とするか否かを設定
するプログラムが付加されていることを特徴とする請求
項７乃至１０のいずれか１項記載の画像形成装置の制御
方法。
【請求項１２】前記情報処理装置から前記画像形成処
理の設定を変更するように構成されていることを特徴と
する請求項７乃至１１のいずれか１項記載の画像形成装
置の制御方法。