JP2004110460A - 電子機器及び制御プログラムダウンロード方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダウンロードした制御プログラムによってメモリを更新する処理を、簡素な構成の電子機器により、また、効率的な伝送処理によって実現する。
【解決手段】周辺装置51制御信号伝送用のコネクタ2で着脱可能に接続される画像形成装置1において、制御プログラムを供給するメンテナンス用装置81がコネクタ2に接続されたことを検知手段10で検知すると、更新手段11がコネクタ2を通して伝送される制御プログラムによってEEPROM3に保持された制御プログラムを更新する。また、このプログラム伝送に際して通信方式変更手段12が通信速度が速くなるように通信方式を変更する。
【選択図】 図5
【解決手段】周辺装置51制御信号伝送用のコネクタ2で着脱可能に接続される画像形成装置1において、制御プログラムを供給するメンテナンス用装置81がコネクタ2に接続されたことを検知手段10で検知すると、更新手段11がコネクタ2を通して伝送される制御プログラムによってEEPROM3に保持された制御プログラムを更新する。また、このプログラム伝送に際して通信方式変更手段12が通信速度が速くなるように通信方式を変更する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリに格納されている電子機器の動作を制御する制御プログラムを外部から伝送した制御プログラムによって更新する技術に関し、特に、当該伝送のために必要な電子機器の構成を簡素化し、また、伝送処理を効率的に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子写真複写装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、これらの複合装置などの画像形成装置、更には、これらの装置に接続されるフィーダ、フィニッシャ、ソータなどの周辺機器は、制御プログラムを格納したメモリと、当該制御プログラムを実行して動作制御を行うCPUなどのプロセッサを備えている。
【0003】
このような電子機器の動作を司る制御プログラムは、バージョンアップ、不具合部分の改善などのために更新を必要とする場合がある。
このようなプログラム更新に関して、メモリに格納されている電子写真複写装置の制御プログラムを、装置に備えたプログラム伝送用のコネクタを通して外部から伝送し、これで電気的に書き換えることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−80602号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、それほど使用頻度の高くないプログラム更新のために専用コネクタを装置に設けておかなければならないという問題があった。
具体的には、通常の装置動作に必要なI/Oポートの他に当該専用コネクタを設けるためのI/Oポートも確保しなければならない。
【0006】
また、専用コネクタを装置に設けるためのスペースが必要であるため、装置の小型化を図る上での障害となってしまう。
また、専用コネクタを設けることによって部品点数が増加してしまうため、上記の設計コストなども含めたコストが増大してしまう。
【0007】
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、制御プログラムを外部からダウンロードして更新する機能を有した電子機器において、プログラム伝送用のコネクタを廃止して電子機器の構成を簡素化することを目的とする。
更に、本発明は、このような電子機器において、制御プログラム伝送を効率的に行うことを目的としている。
なお、本発明の更なる目的は以下の説明において明らかなところである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の画像形成装置、その周辺機器を初めとした電子機器に適用されるものであり、制御プログラム伝送のためのコネクタを既存のコネクタと共用することにより、電子機器の構成を簡素化するものである。
【0009】
本発明では、他の電子機器と制御信号を伝送するために用いているコネクタにメンテナンス用機器が接続されたことを検知手段により検知すると、当該コネクタを通してメンテナンス用機器から伝送される制御プログラムによって、内蔵のフラッシュメモリやEEPROMなどの電気的に書き換え可能なメモリに保持された当該電子機器を制御する制御プログラムを更新手段により更新する。
したがって、制御信号の伝送用に通常使用されているコネクタを制御プログラムの伝送用にも使用することができ、装置構成の簡素化を実現することができる。
【0010】
本発明では、メンテナンス用機器がコネクタに接続された場合に、当該コネクタを通して行う通信方式を当該メンテナンス用機器に適合した方式に変更するようにしてもよい。制御プログラムは制御信号に較べて伝送量がかなり大きくなるため、例えば通信速度を速めるように方式変更することにより、効率的なプログラム伝送を行うことができる。
【0011】
また、本発明では、更新処理を専用の回路で行うようにしてもよいが、プロセッサがメモリに保持された更新処理プログラムを実行することにより行うようにしてもよく、この場合に更新対象の制御プログラムと更新処理プログラムとを同じメモリに格納しているときには、メンテナンス用機器がコネクタに接続されたことを検知したこと応じて、メモリに保持された更新処理プログラムを他のメモリに退避させてプロセッサに更新処理を実行させればよい。
【0012】
また、本発明では、コネクタにメンテナンス用機器が接続されたことを電気的に自動検知するようにしてもよいが、ユーザインタフェースから入力されたユーザ指示によって検知するようにしてもよい。
なお、本発明では、既存の制御プログラムを後から書き換える場合を意味するだけではなく、メモリに新たに制御プログラムを書き込む場合をも意味しており、本発明は保守点検作業のみならず、電子機器の製造時にも適用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1には本発明を適用した画像形成装置1及び周辺装置51の一例を示してあり、画像形成装置1は電子写真複写機能、プリンタ機能、及び、ファクシミリ機能を備えた複合機、周辺装置51は画像平形成装置1から排出されて印刷物をステイプル止めして製本するフィニッシャである。
【0014】
なお、画像形成装置及びその周辺装置を例にとって説明するが、本発明は、電気的に書き換え可能なメモリに制御プログラムを保持して、他の電子機器と制御信号を通信するコネクタを有した電子機器に広く適用することができる。
【0015】
画像形成装置1と周辺装置51はそれぞれ接続用のコネクタ2、52を備えており、これらコネクタ2、52を嵌め合せることにより画像形成装置1と周辺装置51は接続され、図2に示すように、画像形成装置1から周辺装置51への下りの制御信号、及び、周辺装置51から画像形成装置1への上りの制御信号がコネクタ2、52を通して伝送される。
なお、画像形成装置1によって印刷された印刷物は、画像形成装置1から周辺装置51へ排出されて、周辺装置51によって所定の処理がなされる。
【0016】
ここで、コネクタ2、52(更には、後述するメンテナンス用装置のコネクタ82)は、嵌め合せ及びその解除が可能であればよく、本発明では公知の種々な着脱可能式のコネクタを使用することができる。
また、これらコネクタはお互いを直接嵌合させることにより接続するようにしても、両端に対応するコネクタを有したケーブルを介して接続するようにしてもよい。
【0017】
図3には、本例に係る画像形成装置1及び周辺装置51の主要な構成を示してある。
まず、画像形成装置1は、装置の動作制御を行うための制御プログラムを格納した電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ(本例では、EEPROM)3、当該制御プログラムを実行して装置の動作制御を行うプロセッサ(本例では、CPU)4、プロセッサ4の作業領域を提供する揮発性メモリ(本例では、RAM)5、コネクタ2を通した通信処理を行う通信回路部6、装置の動作状態のユーザへの提示やユーザからの指示入力の受付けを行うユーザインタフェース7を有している。
【0018】
周辺装置51は、処理の内容は異なるが画像形成装置1と同様であり、装置の動作制御を行うための制御プログラムを格納した電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ(本例では、EEPROM)53、当該制御プログラムを実行して装置の動作制御を行うプロセッサ(本例では、CPU)54、プロセッサ54の作業領域を提供する揮発性メモリ(本例では、RAM)55、コネクタ52を通した通信処理を行う通信回路部56、装置の動作状態のユーザへの提示やユーザからの指示入力の受付けを行うユーザインタフェース57を有している。
【0019】
すなわち、画像形成装置1と周辺装置51とがコネクタ2、52によって接続されると、画像形成装置1の動作に伴う周辺装置51への制御信号が通信回路部6からコネクタ2及びコネクタ52を介して通信回路部56により受信され、これに応じてプロセッサ54による周辺装置51の動作制御がなされ、また、周辺装置51の動作に伴う画像形成置1への制御信号が通信回路部56からコネクタ52及びコネクタ2を介して通信回路部6により受信され、これに応じてプロセッサ4による画像形成装置1の動作制御がなされる。
【0020】
図4には画像形成装置1又は周辺装置51と接続されてEEPROM3、53に格納される制御プログラムを供給するメンテナンス用装置81の主要な構成を示してある。
メンテナンス用装置81は、画像形成装置1又は周辺装置51の制御信号用コネクタ2、52に接続できるコネクタ82、装置の動作制御を行うための制御プログラムや画像形成装置1又は周辺装置51へ供給するための更新用ログラムCPを格納したメモリ83、自装置用の制御プログラムを実行して更新用のプログラム供給などの装置動作の制御を行うプロセッサ84、コネクタ82を通した通信処理を行う通信回路部86、装置の動作状態のユーザへの提示やユーザからの指示入力の受付けを行うユーザインタフェース87を有している。
【0021】
本発明ではメンテナンス用装置81は特別なものではなく、画像形成装置1又は周辺装置51にその制御信号用コネクタ2、52で接続することができるコネクタ82を有して、これら画像形成装置1又は周辺装置51に更新用のプログラムCPを送信できる装置であればよい。
なお、図4には画像形成装置1と接続した場合を代表的に示したが、メンテナンス用装置81を周辺装置51と接続した場合も同様である。
また、本発明に係る処理を実現するために周辺装置51が備える機能や処理手順についても画像形成装置1と同様であり、以下、画像形成装置1を代表的に説明する。
【0022】
本例では主に上記プロセッサ4が制御プログラムを実行することによって、図5に示すように、画像形成装置1には本発明に係る処理を実行するための機能手段が構成される。
なお、各機能手段は専用の回路として構成するようにしてもよい。また、周辺装置51についても同様であり、同様な機能手段が構成される。
【0023】
すなわち、画像形成装置1には、周辺装置51に代わってメンテナンス用装置81が制御信号用コネクタ2に接続されたことを検知する検知手段10、検知手段10によりメンテナンス用装置81が接続されたことを検知したこと応じてコネクタ2を通して伝送される制御プログラムによってEEPROM3に格納された制御プログラムを更新する更新手段11、検知手段10によりメンテナンス用装置81が接続されたことを検知したこと応じてコネクタ2を通して行う通信方式をメンテナンス用装置10に適合した方式に変更する通信方式変更手段12が構成される。
【0024】
また、制御プログラムとともにEEPROM3に格納されている更新処理プログラムをプロセッサ4が実行することにより更新手段11が構成される本例では、更新手段11には退避手段13が構成されている。この退避手段13は、図6に示すように、EEPROM3への更新処理を実現するために、当該更新処理プログラムRPをRAM5へ退避させてプロセッサ4により実行させ、既存の制御プログラムMPをメンテナンス用装置81からダウンロードした更新用制御プログラムCPで上書きする更新処理を行う。
【0025】
すなわち、EEPROM3上の制御プログラムを更新する際には、EEPROM3上で他のプログラムを動作させることができなくなるため、更新処理プログラムRPをRAM5上へコピーして退避させ、この退避させた更新処理プログラムRPへポインタを移すことによりプロセッサ4による制御を移して、EEPROM3への更新処理を実行する。本例では、この更新処理においてEEPROM3の更新処理プログラムRPを格納している領域は書き換えを行わないので、EEPROM3上には元の更新処理プログラムRPが保持されたままであり、更新処理が終了した後は、RAM5上へ退避させた更新処理プログラムRPからポインタを外し、退避させた更新処理プログラムRPを破棄すればよい。
なお、EEPROM3の更新処理プログラムRPを格納している領域にも更新書き換えを及ばせるようにした場合には、EEPROM3への更新処理が終了した後に、退避させた更新処理プログラムRPをEEPROM3に復帰格納させればよい。
【0026】
なお、更新処理を専用の回路で実施する場合や、更新処理プログラムを制御プログラムとは別なメモリに格納する場合には、このような退避処理を行わずとも更新処理を実施することができる。
【0027】
検知手段10による検知は、例えば、メンテナンス用装置81が識別信号を送信して、コネクタ2から受信した識別信号によってメンテナンス装置81がコネクタ2に接続されたことを検知する方法など種々な方法を採用することができるが、このような信号処理による検知の他に、例えば図7に示すようなコネクタのピン構成を利用した検知方法も採用することができる。
【0028】
例えば、画像形成装置1のコネクタ2とこれに接続されるメンテナンス用装置81のコネクタ82とにそれぞれ10本のピンが設けられている場合に、制御信号の送受信用(TX、TX’、RX、RX’)として4本、入出力用(出力1、2、3と、出力1、2)として5本、検出用として1本のピンを割り当てる。周辺装置51のコネクタ52の同様なピンの割り当て構成とし、周辺装置51は検出用ピンを0ボルト電位に設置し、メンテナンス用装置81は検出用ピンを5ボルト電位に印加しておけば、検知手段10はこの検知用ピンの電位変化でコネクタ2に周辺装置51が接続されているのか或いはメンテナンス用装置81が接続されているのかを即座に検出することができる。
【0029】
また、画像形成装置1と周辺装置51との間でコネクタ2、52と通して伝送する制御信号は両装置の協働を迅速に行う必要もあって一般的に比較的小さなデータであり、比較的大きな制御プログラムを伝送しようとするメンテナンス用装置81の通信方式に適合しない場合がある。そこで、本例では、通信方式変更手段12によって画像形成装置1の通信方式をメンテナンス用装置81の通信方式に変更して制御プログラムの伝送を円滑且つ迅速に行い、このプログラム伝送が終了したときに(又は、周辺装置51にコネクタ2に接続されたときに)、制御信号を伝送する通常の通信方式に復帰させるようにしている。
【0030】
具体的には、制御信号の伝送時よりも制御プログラム伝送時は通信速度が速くなるようにするのが好ましい。また、制御信号は一般にシリアル伝送されるが、制御信号用コネクタが多ピン構成である場合には、シリアル伝送をパラレル伝送方式に変更して、制御プログラムの伝送を行うようにしてもよい。
【0031】
次に、本例に係る制御プログラムの更新処理を画像形成装置1の場合を例にとって説明する。
画像形成装置1の通常の動作制御において検知手段10は上記コネクタ2の監視を行っており、コネクタ2の接続状態に変化が生じたときに図8に示す処理手順が割り込み実行される。まず、コネクタ2の接続状態に変化が生じたときには、検知手段10がコネクタ2に既接続の周辺装置が接続されたのか或いはメンテナンス用装置81が接続されたのかを判定し(ステップS1)、周辺装置である場合には通常の動作制御に戻る(ステップS2)。
【0032】
一方、メンテナンス用装置81がコネクタ2に接続された場合には、通信方式変更手段12がコネクタ2を通した通信方式を制御プログラム伝送用の通信方式に変更する(ステップS3)。そして、通信部6がコネクタ2を通してメンテナンス用装置81から伝送されてくる更新用の制御プログラムCPを受信し、上記のようにして更新手段11がEEPROM3に格納されている制御用プログラムMPを更新用制御プログラムCPで書き換えて更新する(ステップS4)。
【0033】
なお、この更新処理は、伝送される更新用プログラムCPを全て受信してRAM5に一旦保持し、その後に制御用プログラムMPを書き換えるようにしても、また、伝送される更新用プログラムCPのブロックを受信する毎に制御用プログラムMPの対応するブロックを順次書き換えるようにしてもよい。
【0034】
上記のダウンロード及び書き換え処理が終了すると(ステップS5)、通信方式変更手段12がコネクタ2を通した通信方式を制御信号伝送用の通常の通信方式に変更し(ステップS6)、また、EEPROM3に更新格納した制御プログラムをプロセッサ4が実行できるように更新手段11がポインタ設定をするなどのリセット処理を行って(ステップS7)、通常の動作制御に戻る。
したがって、メンテナンス用装置81を制御信号用のコネクタ2に接続することにより、このコネクタ2を共用して、制御プログラムの伝送及び更新処理を行うことができる。
【0035】
ここで、上記の例ではメンテナンス用装置81のコネクタ2への接続を検知手段10が自動的に検知するようにしたが、ユーザインタフェース7からの更新処理を開始するユーザ入力に応じて、コネクタ2による通信方式の変更、メンテナンス用装置81からの制御プログラムのダウンロード、更新処理を行うようにしてもよい。すなわち、コネクタ2にメンテナンス用装置81を接続し、図9に示すように、ユーザがインタフェース7から更新処理開始指示を入力すると、当該指示が検知手段10に入力されて、メンテナンス用装置81の接続を各機能手段が認識し、これによって、上記のような処理が行われてEEPROM3に格納される制御用プログラムを更新するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、画像形成装置とその周辺機器のような電子機器において、既存の制御信号伝送用のコネクタを共用して制御プログラム伝送を行うようにできるので、電子機器の構成を簡素化してコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置及び周辺装置の一例を示す図である。
【図2】本発明を適用する画像形成装置と周辺装置との関係を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像形成装置及び周辺装置の構成を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例に係るメンテナンス用装置の構成を説明する図である。
【図5】本発明の一実施例に係る画像形成装置の機能構成を説明する図である。
【図6】本発明の一実施例に係る更新処理プログラムの退避を説明する図である。
【図7】本発明の一実施例に係るコネクタピン構成を説明する図である。
【図8】本発明の一実施例に係る更新処理の手順を説明する図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る画像形成装置の機能構成を説明する図である。
【符号の説明】
1:画像形成装置、 2:制御信号用コネクタ、
3:EEPROM、 4:CPU、
5:RAM、 6:通信部、
7:ユーザインタフェース、 10:検知手段、
11:更新手段、 12:通信方式変更手段、
13:退避手段、 51:周辺装置、
52:制御信号用コネクタ、 53:EEPROM、
54:CPU、 55:RAM、
56:通信部、 57:ユーザインタフェース、
81:メンテナンス用装置、 82:コネクタ、
MP:制御プログラム、 CP:更新用制御プログラム、
RP:更新処理プログラム、
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリに格納されている電子機器の動作を制御する制御プログラムを外部から伝送した制御プログラムによって更新する技術に関し、特に、当該伝送のために必要な電子機器の構成を簡素化し、また、伝送処理を効率的に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子写真複写装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、これらの複合装置などの画像形成装置、更には、これらの装置に接続されるフィーダ、フィニッシャ、ソータなどの周辺機器は、制御プログラムを格納したメモリと、当該制御プログラムを実行して動作制御を行うCPUなどのプロセッサを備えている。
【0003】
このような電子機器の動作を司る制御プログラムは、バージョンアップ、不具合部分の改善などのために更新を必要とする場合がある。
このようなプログラム更新に関して、メモリに格納されている電子写真複写装置の制御プログラムを、装置に備えたプログラム伝送用のコネクタを通して外部から伝送し、これで電気的に書き換えることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−80602号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、それほど使用頻度の高くないプログラム更新のために専用コネクタを装置に設けておかなければならないという問題があった。
具体的には、通常の装置動作に必要なI/Oポートの他に当該専用コネクタを設けるためのI/Oポートも確保しなければならない。
【0006】
また、専用コネクタを装置に設けるためのスペースが必要であるため、装置の小型化を図る上での障害となってしまう。
また、専用コネクタを設けることによって部品点数が増加してしまうため、上記の設計コストなども含めたコストが増大してしまう。
【0007】
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたもので、制御プログラムを外部からダウンロードして更新する機能を有した電子機器において、プログラム伝送用のコネクタを廃止して電子機器の構成を簡素化することを目的とする。
更に、本発明は、このような電子機器において、制御プログラム伝送を効率的に行うことを目的としている。
なお、本発明の更なる目的は以下の説明において明らかなところである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の画像形成装置、その周辺機器を初めとした電子機器に適用されるものであり、制御プログラム伝送のためのコネクタを既存のコネクタと共用することにより、電子機器の構成を簡素化するものである。
【0009】
本発明では、他の電子機器と制御信号を伝送するために用いているコネクタにメンテナンス用機器が接続されたことを検知手段により検知すると、当該コネクタを通してメンテナンス用機器から伝送される制御プログラムによって、内蔵のフラッシュメモリやEEPROMなどの電気的に書き換え可能なメモリに保持された当該電子機器を制御する制御プログラムを更新手段により更新する。
したがって、制御信号の伝送用に通常使用されているコネクタを制御プログラムの伝送用にも使用することができ、装置構成の簡素化を実現することができる。
【0010】
本発明では、メンテナンス用機器がコネクタに接続された場合に、当該コネクタを通して行う通信方式を当該メンテナンス用機器に適合した方式に変更するようにしてもよい。制御プログラムは制御信号に較べて伝送量がかなり大きくなるため、例えば通信速度を速めるように方式変更することにより、効率的なプログラム伝送を行うことができる。
【0011】
また、本発明では、更新処理を専用の回路で行うようにしてもよいが、プロセッサがメモリに保持された更新処理プログラムを実行することにより行うようにしてもよく、この場合に更新対象の制御プログラムと更新処理プログラムとを同じメモリに格納しているときには、メンテナンス用機器がコネクタに接続されたことを検知したこと応じて、メモリに保持された更新処理プログラムを他のメモリに退避させてプロセッサに更新処理を実行させればよい。
【0012】
また、本発明では、コネクタにメンテナンス用機器が接続されたことを電気的に自動検知するようにしてもよいが、ユーザインタフェースから入力されたユーザ指示によって検知するようにしてもよい。
なお、本発明では、既存の制御プログラムを後から書き換える場合を意味するだけではなく、メモリに新たに制御プログラムを書き込む場合をも意味しており、本発明は保守点検作業のみならず、電子機器の製造時にも適用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1には本発明を適用した画像形成装置1及び周辺装置51の一例を示してあり、画像形成装置1は電子写真複写機能、プリンタ機能、及び、ファクシミリ機能を備えた複合機、周辺装置51は画像平形成装置1から排出されて印刷物をステイプル止めして製本するフィニッシャである。
【0014】
なお、画像形成装置及びその周辺装置を例にとって説明するが、本発明は、電気的に書き換え可能なメモリに制御プログラムを保持して、他の電子機器と制御信号を通信するコネクタを有した電子機器に広く適用することができる。
【0015】
画像形成装置1と周辺装置51はそれぞれ接続用のコネクタ2、52を備えており、これらコネクタ2、52を嵌め合せることにより画像形成装置1と周辺装置51は接続され、図2に示すように、画像形成装置1から周辺装置51への下りの制御信号、及び、周辺装置51から画像形成装置1への上りの制御信号がコネクタ2、52を通して伝送される。
なお、画像形成装置1によって印刷された印刷物は、画像形成装置1から周辺装置51へ排出されて、周辺装置51によって所定の処理がなされる。
【0016】
ここで、コネクタ2、52(更には、後述するメンテナンス用装置のコネクタ82)は、嵌め合せ及びその解除が可能であればよく、本発明では公知の種々な着脱可能式のコネクタを使用することができる。
また、これらコネクタはお互いを直接嵌合させることにより接続するようにしても、両端に対応するコネクタを有したケーブルを介して接続するようにしてもよい。
【0017】
図3には、本例に係る画像形成装置1及び周辺装置51の主要な構成を示してある。
まず、画像形成装置1は、装置の動作制御を行うための制御プログラムを格納した電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ(本例では、EEPROM)3、当該制御プログラムを実行して装置の動作制御を行うプロセッサ(本例では、CPU)4、プロセッサ4の作業領域を提供する揮発性メモリ(本例では、RAM)5、コネクタ2を通した通信処理を行う通信回路部6、装置の動作状態のユーザへの提示やユーザからの指示入力の受付けを行うユーザインタフェース7を有している。
【0018】
周辺装置51は、処理の内容は異なるが画像形成装置1と同様であり、装置の動作制御を行うための制御プログラムを格納した電気的に書き換え可能な不揮発性メモリ(本例では、EEPROM)53、当該制御プログラムを実行して装置の動作制御を行うプロセッサ(本例では、CPU)54、プロセッサ54の作業領域を提供する揮発性メモリ(本例では、RAM)55、コネクタ52を通した通信処理を行う通信回路部56、装置の動作状態のユーザへの提示やユーザからの指示入力の受付けを行うユーザインタフェース57を有している。
【0019】
すなわち、画像形成装置1と周辺装置51とがコネクタ2、52によって接続されると、画像形成装置1の動作に伴う周辺装置51への制御信号が通信回路部6からコネクタ2及びコネクタ52を介して通信回路部56により受信され、これに応じてプロセッサ54による周辺装置51の動作制御がなされ、また、周辺装置51の動作に伴う画像形成置1への制御信号が通信回路部56からコネクタ52及びコネクタ2を介して通信回路部6により受信され、これに応じてプロセッサ4による画像形成装置1の動作制御がなされる。
【0020】
図4には画像形成装置1又は周辺装置51と接続されてEEPROM3、53に格納される制御プログラムを供給するメンテナンス用装置81の主要な構成を示してある。
メンテナンス用装置81は、画像形成装置1又は周辺装置51の制御信号用コネクタ2、52に接続できるコネクタ82、装置の動作制御を行うための制御プログラムや画像形成装置1又は周辺装置51へ供給するための更新用ログラムCPを格納したメモリ83、自装置用の制御プログラムを実行して更新用のプログラム供給などの装置動作の制御を行うプロセッサ84、コネクタ82を通した通信処理を行う通信回路部86、装置の動作状態のユーザへの提示やユーザからの指示入力の受付けを行うユーザインタフェース87を有している。
【0021】
本発明ではメンテナンス用装置81は特別なものではなく、画像形成装置1又は周辺装置51にその制御信号用コネクタ2、52で接続することができるコネクタ82を有して、これら画像形成装置1又は周辺装置51に更新用のプログラムCPを送信できる装置であればよい。
なお、図4には画像形成装置1と接続した場合を代表的に示したが、メンテナンス用装置81を周辺装置51と接続した場合も同様である。
また、本発明に係る処理を実現するために周辺装置51が備える機能や処理手順についても画像形成装置1と同様であり、以下、画像形成装置1を代表的に説明する。
【0022】
本例では主に上記プロセッサ4が制御プログラムを実行することによって、図5に示すように、画像形成装置1には本発明に係る処理を実行するための機能手段が構成される。
なお、各機能手段は専用の回路として構成するようにしてもよい。また、周辺装置51についても同様であり、同様な機能手段が構成される。
【0023】
すなわち、画像形成装置1には、周辺装置51に代わってメンテナンス用装置81が制御信号用コネクタ2に接続されたことを検知する検知手段10、検知手段10によりメンテナンス用装置81が接続されたことを検知したこと応じてコネクタ2を通して伝送される制御プログラムによってEEPROM3に格納された制御プログラムを更新する更新手段11、検知手段10によりメンテナンス用装置81が接続されたことを検知したこと応じてコネクタ2を通して行う通信方式をメンテナンス用装置10に適合した方式に変更する通信方式変更手段12が構成される。
【0024】
また、制御プログラムとともにEEPROM3に格納されている更新処理プログラムをプロセッサ4が実行することにより更新手段11が構成される本例では、更新手段11には退避手段13が構成されている。この退避手段13は、図6に示すように、EEPROM3への更新処理を実現するために、当該更新処理プログラムRPをRAM5へ退避させてプロセッサ4により実行させ、既存の制御プログラムMPをメンテナンス用装置81からダウンロードした更新用制御プログラムCPで上書きする更新処理を行う。
【0025】
すなわち、EEPROM3上の制御プログラムを更新する際には、EEPROM3上で他のプログラムを動作させることができなくなるため、更新処理プログラムRPをRAM5上へコピーして退避させ、この退避させた更新処理プログラムRPへポインタを移すことによりプロセッサ4による制御を移して、EEPROM3への更新処理を実行する。本例では、この更新処理においてEEPROM3の更新処理プログラムRPを格納している領域は書き換えを行わないので、EEPROM3上には元の更新処理プログラムRPが保持されたままであり、更新処理が終了した後は、RAM5上へ退避させた更新処理プログラムRPからポインタを外し、退避させた更新処理プログラムRPを破棄すればよい。
なお、EEPROM3の更新処理プログラムRPを格納している領域にも更新書き換えを及ばせるようにした場合には、EEPROM3への更新処理が終了した後に、退避させた更新処理プログラムRPをEEPROM3に復帰格納させればよい。
【0026】
なお、更新処理を専用の回路で実施する場合や、更新処理プログラムを制御プログラムとは別なメモリに格納する場合には、このような退避処理を行わずとも更新処理を実施することができる。
【0027】
検知手段10による検知は、例えば、メンテナンス用装置81が識別信号を送信して、コネクタ2から受信した識別信号によってメンテナンス装置81がコネクタ2に接続されたことを検知する方法など種々な方法を採用することができるが、このような信号処理による検知の他に、例えば図7に示すようなコネクタのピン構成を利用した検知方法も採用することができる。
【0028】
例えば、画像形成装置1のコネクタ2とこれに接続されるメンテナンス用装置81のコネクタ82とにそれぞれ10本のピンが設けられている場合に、制御信号の送受信用(TX、TX’、RX、RX’)として4本、入出力用(出力1、2、3と、出力1、2)として5本、検出用として1本のピンを割り当てる。周辺装置51のコネクタ52の同様なピンの割り当て構成とし、周辺装置51は検出用ピンを0ボルト電位に設置し、メンテナンス用装置81は検出用ピンを5ボルト電位に印加しておけば、検知手段10はこの検知用ピンの電位変化でコネクタ2に周辺装置51が接続されているのか或いはメンテナンス用装置81が接続されているのかを即座に検出することができる。
【0029】
また、画像形成装置1と周辺装置51との間でコネクタ2、52と通して伝送する制御信号は両装置の協働を迅速に行う必要もあって一般的に比較的小さなデータであり、比較的大きな制御プログラムを伝送しようとするメンテナンス用装置81の通信方式に適合しない場合がある。そこで、本例では、通信方式変更手段12によって画像形成装置1の通信方式をメンテナンス用装置81の通信方式に変更して制御プログラムの伝送を円滑且つ迅速に行い、このプログラム伝送が終了したときに(又は、周辺装置51にコネクタ2に接続されたときに)、制御信号を伝送する通常の通信方式に復帰させるようにしている。
【0030】
具体的には、制御信号の伝送時よりも制御プログラム伝送時は通信速度が速くなるようにするのが好ましい。また、制御信号は一般にシリアル伝送されるが、制御信号用コネクタが多ピン構成である場合には、シリアル伝送をパラレル伝送方式に変更して、制御プログラムの伝送を行うようにしてもよい。
【0031】
次に、本例に係る制御プログラムの更新処理を画像形成装置1の場合を例にとって説明する。
画像形成装置1の通常の動作制御において検知手段10は上記コネクタ2の監視を行っており、コネクタ2の接続状態に変化が生じたときに図8に示す処理手順が割り込み実行される。まず、コネクタ2の接続状態に変化が生じたときには、検知手段10がコネクタ2に既接続の周辺装置が接続されたのか或いはメンテナンス用装置81が接続されたのかを判定し(ステップS1)、周辺装置である場合には通常の動作制御に戻る(ステップS2)。
【0032】
一方、メンテナンス用装置81がコネクタ2に接続された場合には、通信方式変更手段12がコネクタ2を通した通信方式を制御プログラム伝送用の通信方式に変更する(ステップS3)。そして、通信部6がコネクタ2を通してメンテナンス用装置81から伝送されてくる更新用の制御プログラムCPを受信し、上記のようにして更新手段11がEEPROM3に格納されている制御用プログラムMPを更新用制御プログラムCPで書き換えて更新する(ステップS4)。
【0033】
なお、この更新処理は、伝送される更新用プログラムCPを全て受信してRAM5に一旦保持し、その後に制御用プログラムMPを書き換えるようにしても、また、伝送される更新用プログラムCPのブロックを受信する毎に制御用プログラムMPの対応するブロックを順次書き換えるようにしてもよい。
【0034】
上記のダウンロード及び書き換え処理が終了すると(ステップS5)、通信方式変更手段12がコネクタ2を通した通信方式を制御信号伝送用の通常の通信方式に変更し(ステップS6)、また、EEPROM3に更新格納した制御プログラムをプロセッサ4が実行できるように更新手段11がポインタ設定をするなどのリセット処理を行って(ステップS7)、通常の動作制御に戻る。
したがって、メンテナンス用装置81を制御信号用のコネクタ2に接続することにより、このコネクタ2を共用して、制御プログラムの伝送及び更新処理を行うことができる。
【0035】
ここで、上記の例ではメンテナンス用装置81のコネクタ2への接続を検知手段10が自動的に検知するようにしたが、ユーザインタフェース7からの更新処理を開始するユーザ入力に応じて、コネクタ2による通信方式の変更、メンテナンス用装置81からの制御プログラムのダウンロード、更新処理を行うようにしてもよい。すなわち、コネクタ2にメンテナンス用装置81を接続し、図9に示すように、ユーザがインタフェース7から更新処理開始指示を入力すると、当該指示が検知手段10に入力されて、メンテナンス用装置81の接続を各機能手段が認識し、これによって、上記のような処理が行われてEEPROM3に格納される制御用プログラムを更新するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、画像形成装置とその周辺機器のような電子機器において、既存の制御信号伝送用のコネクタを共用して制御プログラム伝送を行うようにできるので、電子機器の構成を簡素化してコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像形成装置及び周辺装置の一例を示す図である。
【図2】本発明を適用する画像形成装置と周辺装置との関係を説明する図である。
【図3】本発明の一実施例に係る画像形成装置及び周辺装置の構成を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例に係るメンテナンス用装置の構成を説明する図である。
【図5】本発明の一実施例に係る画像形成装置の機能構成を説明する図である。
【図6】本発明の一実施例に係る更新処理プログラムの退避を説明する図である。
【図7】本発明の一実施例に係るコネクタピン構成を説明する図である。
【図8】本発明の一実施例に係る更新処理の手順を説明する図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る画像形成装置の機能構成を説明する図である。
【符号の説明】
1:画像形成装置、 2:制御信号用コネクタ、
3:EEPROM、 4:CPU、
5:RAM、 6:通信部、
7:ユーザインタフェース、 10:検知手段、
11:更新手段、 12:通信方式変更手段、
13:退避手段、 51:周辺装置、
52:制御信号用コネクタ、 53:EEPROM、
54:CPU、 55:RAM、
56:通信部、 57:ユーザインタフェース、
81:メンテナンス用装置、 82:コネクタ、
MP:制御プログラム、 CP:更新用制御プログラム、
RP:更新処理プログラム、
Claims (7)
- 協働して作業を行う他の電子機器とコネクタを介して着脱可能に接続されて、当該コネクタを通して制御信号を伝送する電子機器において、
電子機器を制御する制御プログラムを電気的に書換え可能に保持するメモリと、
制御プログラムを供給するメンテナンス用機器が前記コネクタに接続されたことを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記メンテナンス用機器が接続されたことを検知したこと応じて、当該コネクタを通して伝送される制御プログラムによって前記メモリに保持された制御プログラムを更新する更新手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記検知手段により前記メンテナンス用機器が接続されたことを検知したこと応じて、当該コネクタを通して行う通信の方式を当該メンテナンス用機器に適合した方式に変更する通信方式変更手段を備えたことを特徴とする電子機器。 - 請求項1又は請求項2に記載の電子機器において、
前記更新手段は前記メモリに保持された更新処理プログラムを実行することにより前記制御プログラムの更新を行い、
前記検知手段により前記メンテナンス用機器が接続されたことを検知したこと応じて、前記メモリに保持された前記更新処理プログラムを他のメモリに退避させる退避手段を備えたことを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至請求項3に記載の電子機器において、
ユーザからの指示入力を受け付けるインタフェース手段を備え、
前記検知手段はユーザからの指示入力で前記メンテナンス用機器が接続されたことを検知することを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至請求項4に記載の電子機器において、
画像形成装置又は周辺機器であり、前記他の電子機器は周辺機器又は画像形成装置であることを特徴とする電子機器。 - 協働して作業を行う他の電子機器と制御信号を伝送するために着脱可能に接続するコネクタを備えた電子機器に、当該電子機器の制御プログラムをダウンロードする方法であって、
制御プログラムを供給するメンテナンス用機器が前記コネクタに接続されたことに応答して更新処理を開始し、
当該コネクタを通して前記メンテナンス用機器から伝送される制御プログラムによって電気的に書き換え可能なメモリに保持された制御プログラムを更新することを特徴とする電子機器の制御プログラムダウンロード方法。 - 協働して作業を行う他の電子機器と制御信号を伝送するために着脱可能に接続するコネクタを備えた電子機器に、当該電子機器の制御プログラムをダウンロードする方法であって、
制御プログラムを供給するメンテナンス用機器が前記コネクタに接続されたことに応答して、当該コネクタを通す通信速度が速くなるように変更し、
当該コネクタを通して前記メンテナンス用機器から伝送される制御プログラムによって電気的に書き換え可能なメモリに保持された制御プログラムを更新することを特徴とする電子機器の制御プログラムダウンロード方法。
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