JP2019168834A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】更新プログラムを速く受信することができる電子制御装置を提供すること。【解決手段】第1ECUは、プログラムを書き換え可能な状態で記憶した記憶部及びプログラムを実行する処理部を含む制御部と、制御部とゲートウェイECUとに第1通信線を介して接続された通信部と、第1通信線のノイズを低減する容量性のノイズ対策部とを備えている。第1ECUは、処理部がプログラムを実行していない間に、ゲートウェイECUから第1通信線を介して送信された更新プログラムを受信して更新プログラムでプログラムを書き換える。そして、制御部は、更新プログラムを受信する際に、ノイズ対策部を無効化する(S13)。そして、制御部は、ノイズ対策部が無効化された後で、第1通信線を介した通信の速度を、制御部がプログラムを実行しているときよりも高速化して更新プログラムを受信する(S14)。【選択図】図3

Description

本開示は、記憶部に記憶されたプログラムを書き換え可能な電子制御装置。
従来、記憶部に記憶されたプログラムを書き換え可能な電子制御装置の一例として、特許文献1に開示された電子制御装置がある。
コアによるフラッシュROMへのアクセスを管理するメモリ管理ユニット(以下、MMUと略称する)は、書換処理によって制御プログラムの内容を書き換える記憶領域として二つの記憶領域のうちひとつを選択して切替え、コアが制御プログラムを読み込む記憶領域として、二つの記憶領域のうちひとつを選択して切替えることができる。そして、MMUは、書換記憶領域として、読込記憶領域とは異なる記憶領域を選択して切替える。また、MMUは、書換処理による書き換えの完了後に書換処理の動作を停止させるとともに、切替準備が完了した場合に、書換対象の処理の動作を停止させる。さらに、MMUは、読込記憶領域として、書換処理により制御プログラムが書き換えられた記憶領域を選択して切り替える。
特開2013−254263号公報
ところで、プログラムを書き換えるための更新プログラムは、外部から送信され、一旦ゲートウェイECUに記憶されることが考えられる。この場合、電子制御装置は、ゲートウェイECUから通信線を介して更新プログラムを受信することになる。また、通信線には、通信時のノイズを抑制するために、容量性のノイズ対策部が設けられていることもある。
電子制御装置は、ゲートウェイECUとの間の通信速度が速ければ速いほど、更新プログラムを速く受信することができる。しかしながら、電子制御装置は、ゲートウェイECUとの間の通信速度を高速化すると、ノイズ対策部の静電容量で通信波形がなまるため、高速通信の速度に限界がある。
本開示は、上記問題点に鑑みなされたものであり、更新プログラムを速く受信することができる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示は、
プログラムを書き換え可能な状態で記憶した記憶部(12)及びプログラムを実行する処理部(11)を含む制御部(10)と、制御部と接続されるとともに外部機器(200、400)と通信線(L1)を介して接続された通信部(20)と、通信線に接続され通信線のノイズを低減する容量性のノイズ対策部(31、32)と、を備え、処理部がプログラムを実行していない間に、外部機器から通信線を介して送信された更新プログラムを受信して更新プログラムでプログラムを書き換える電子制御装置であって、
制御部は、
更新プログラムを受信する際に、ノイズ対策部を無効化する無効化部(S13、S13a、S13b)と、
ノイズ対策部が無効化された後で、通信線を介した通信の速度を、制御部がプログラムを実行しているときよりも高速化して更新プログラムを受信する高速受信部(S14)と、を備えている。
このように、本開示は、更新プログラムを受信する際にノイズ対策部を無効化するため、通信線に容量性のノイズ対策部が接続されていても、通信速度を速めた際に、ノイズ対策部の静電容量で通信波形がなまることを抑制できる。このため、本開示は、更新プログラムを受信する際に、プログラムを実行しているときよりも、通信線を介した通信速度を高速化することができる。よって、本開示は、通信速度を速めない場合よりも、更新プログラムを速く受信することができる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態における電子制御装置が搭載されたシステムの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における電子制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における電子制御装置の処理動作を示すタイムチャートである。 第2実施形態における電子制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 第3実施形態における電子制御装置が搭載されたシステムの概略構成を示すブロック図である。 第3実施形態における電子制御装置の処理動作を示すタイムチャートである。
以下において、図面を参照しながら、本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
図1〜図4を用いて、本実施形態の電子制御装置に関して説明する。まず、図1、図2を用いて、本実施形態の電子制御装置及び電子制御装置が搭載されたシステムの構成に関して説明する。本実施形態では、電子制御装置を車両に搭載された第1ECU101に適用した例を採用する。しかしながら、本開示は、これに限定されず、他のECU102〜10nに適用することもできる。なお、車両は、特に限定されないが、エンジンを動力源とするエンジン車、エンジンとモータを動力源とするハイブリッド車、モータを動力源とする電気自動車などを採用することができる。
図1に示すように、第1ECU101は、他のECU102〜10n、ゲートウェイECU200、無線通信機300などとともに車両に搭載されている。以下においては、第1ECU101をECU101、ゲートウェイECU200をゲートウェイ200と略称で記載することもある。
無線通信機300は、アンテナ310などを備えており、車両の外部設けられた機器との通信を行う装置である。無線通信機300は、ゲートウェイ200と第2通信線L2を介して接続されている。本実施形態では、一例として、二線式の第2通信線L2を採用している。無線通信機300と通信を行う機器の一例としては、車両の外部に設けられたリモートセンタ(以下センタ)などをあげることができる。
センタは、コンピュータや通信装置などを備えている。センタは、ECU101の記憶部12に記憶されているプログラムを更新するための更新プログラムを無線通信機300へ無線通信にて配信する。センタは、更新プログラムを生成する機能を備えていてもよい。このように、センタは、ディーラなどの更新プログラムの配信可能な施設とも言える。更新プログラムは、最新のプログラム、又は、最新のプログラムと記憶部12に記憶されたプログラムとの差分などを含んでいる。なお、無線通信機300は、センタから受信した更新プログラムをゲートウェイ200に送信する。
ゲートウェイ200は、特許請求の範囲における外部機器に相当し、記憶部や演算処理装置などを備えている。ゲートウェイ200は、ECU101と第1通信線L1を介して接続されている。詳述すると、ゲートウェイ200は、少なくとも一つのECU101と通信可能に接続されていればよく、本実施形態のように複数のECU101〜10nと接続されていてもよい。本実施形態では、一例として、二線式の第1通信線L1を採用している。第1通信線L1は、特許請求の範囲における通信線に相当する。
ここで、ゲートウェイ200の処理動作の一例を説明する。ゲートウェイ200は、例えば、ECU101におけるプログラムの書き換えを行う所定のタイミングで、書き換え対象のECU101と通信する。つまり、ゲートウェイ200は、無線通信機300から送信された更新プログラムを受信すると、ゲートウェイ200の記憶部に保存するとともに、ECU101に対して、プログラム書き換えの開始要求を送信する。そして、ゲートウェイ200は、ECU101からプログラムの書き換え許可を示す許可応答を受信すると、ECU101に対して、更新プログラムを送信する。なお、ECU101の制御部10は、ゲートウェイ200から書き換え要求を受けると、処理部11がプログラムを実行していないことを条件に、ゲートウェイ200に対して許可応答を送信する。
このプログラム書き換えの開始要求は、プログラムの書き換え要求に相当する。以下においては、プログラム書き換えの開始要求は、単に書き換え要求と略称で記載することもある。
図1に示すように、車両は、第1ECU101、第2ECU102、第nECU10nなどを備えている。このため、車両は、複数のECU101〜10nを備えていると言える。各ECU101〜10nは、同様の構成要素を備えているものの、それぞれ異なる制御を実行する。複数のECU101〜10nは、第1通信線L1を介して互いに通信可能に構成されている。また、複数のECU101〜10nの少なくともひとつは、プログラムの書き換えを行うことが可能に構成されている。ここでは、代表として第1ECU101を用いて説明する。
ECU101は、電子制御装置(Electronic Control Unit)である。ECU101は、少なくともひとつの演算処理装置(CPU)と、プログラムとデータとを記憶する記憶媒体としての少なくともひとつのメモリ装置(MMR)とを有する。ECU101は、CPUとMMR及び、コンピュータによって読み取り可能なフラッシュROMなどの記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納する。記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって提供されうる。さらに、ECU101は、データなどを一時的に記憶する記憶媒体を含んでいてもよい。
ECU101は、ひとつのコンピュータ、又はデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供されうる。プログラムは、ECU101によって実行されることによって、ECU101をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される方法を実行するようにECU101を機能させる。ECU101は、多様な要素を提供する。それらの要素の少なくとも一部は、機能を実行するための手段と呼ぶことができ、別の観点では、それらの要素の少なくとも一部は、構成的なブロック、又はモジュールと呼ぶことができる。
具体的には、ECU101は、制御部10、通信部20、第1ノイズ対策部31、第2ノイズ対策部32、スイッチ部40などを備えている。制御部10と通信部20は、通信線を介して接続されている。制御部10は、処理部11と記憶部12を含んでいる。処理部11は、CPUを含んでおり、各種演算処理を実行する。記憶部12は、少なくとも不揮発性メモリを含んでおり、揮発性メモリを含んでいてもよい。
制御部10は、処理部11が所定周期毎に、記憶部12のプログラムを実行することで各種制御を行う。つまり、処理部11は、記憶部12のプログラムを実行することで、車両に搭載された車載機器を制御する。以下においては、処理部11がプログラムを実行することで行う制御を通常制御とも称する。
また、制御部10は、センタから無線通信によって配信された更新プログラムを、通信部20を介して受信し、記憶部12に記憶しているプログラムを更新プログラムに書き換えることができる。つまり、処理部11は、記憶部12に記憶されたプログラムを消去してから、センタから送信された更新プログラムを記憶部12に書き込むことで、プログラムを更新プログラムに書き換える。詳述すると、処理部11は、プログラムを実行していない間に、ゲートウェイ200から第1通信線L1を介して送信された更新プログラムを受信して更新プログラムでプログラムを書き換える。
なお、ECU101は、記憶部12に記憶されているプログラムを更新プログラムに書き換えることでプログラムを更新すると言い換えることもできる。さらに、記憶部12に記憶されているプログラムを更新プログラムに書き換えることは、リプログラミング、もしくはリプログとも言える。
さらに、処理部11は、後程説明するスイッチ部40と電気的に接続されている。処理部11は、スイッチ部40の第1スイッチ41及び第2スイッチ42をオンからオフ、及びオフからオンに切り換えることができる。処理部11は、後程説明する第1ノイズ対策部31及び第2ノイズ対策部32の有効化と無効化を切り換えるために、第1スイッチ41及び第2スイッチ42をオンからオフに切り換える。以下においては、第1ノイズ対策部31と第2ノイズ対策部32とを区別する必要がない場合、まとめてノイズ対策部31、32とも称する。また、第1スイッチ41と第2スイッチ42とを区別する必要がない場合、まとめてスイッチ41、42とも称する。
本実施形態では、制御部10が、予め設定されたスケジュールに従い、通常制御と、プログラムの書き換えなどを行う例を採用している。詳述すると、制御部10は、予め設定されたスケジュールに従って、通常制御を行うとともに、スイッチ41、42のオンオフ、更新プログラムの受信、プログラムの更新プログラムへの書き換えなどを行う。
スケジュールは、予め記憶部12などに記憶されている。スケジュールは、少なくとも、1周期における、通常制御と、ノイズ対策部31、32の無効化の順序などが示されている。具体的には、スケジュールでは、処理部11が通常制御を実行していない期間で、無効化を実行することが決められている。つまり、スケジュールでは、通常制御の実行が終了すると、無効化を実行することが決められている。さらに、スケジュールでは、アイドル期間中に無効化を実行することが決められているとも言える。
なお、スケジュールは、各アイドル期間における更新プログラムの受信容量をできるだけ多くするために、通常制御が終了した直後に無効化を実行する内容であると好ましい。さらに、スケジュールは、通常制御において、第1通信線L1を介する通信が行われなくなるタイミングで、無効化を実行する内容であってもよい。この場合、通常制御時における第1通信線L1を介する通信に悪影響をおよぼすことなく、各アイドル期間における更新プログラムの受信容量をより一層多くすることができるため好ましい。
アイドル期間は、特許請求項の範囲における非実行期間に相当する。処理部11は、通常制御の実行が終了して、次の所定周期になるまでの間、アイドル状態となる。よって、図4のタイミングt1〜t2、t3〜t4、t5〜t6などは、アイドル期間と言える。
記憶部12は、不揮発性メモリに、CPUによって実行されるプログラムを記憶している。つまり、記憶部12は、プログラムを書き換え可能な状態で記憶している。このプログラムは、例えば、ECU101が車載機器を制御するための制御プログラムなどである。記憶部12に記憶された更新対象となるプログラムは、固定値などのデータを含んでいてもよい。しかしながら、本開示のプログラムは、これに限定されない。なお、記憶部12に記憶されたプログラムは、不揮発性メモリにプログラムが記憶されていることを示す。また、揮発性メモリは、処理部11が演算した結果などを一時的に記憶しておく。
通信部20は、制御部10と接続されるとともに、ゲートウェイ200と第1通信線L1を介して接続されている。通信部20は、制御部10と、ゲートウェイ200や他のECU102〜10nとが通信するための回路である。通信部20は、第1線L11及び第2線L12を介して、二線式の第1通信線L1と接続されている。また、通信部20は、第1通信線L1を介した通信の通信速度を切り換えることが可能に構成されている。つまり、通信部20は、処理部11からの指示に応じて通信速度に関する設定を変更し通信速度を切り換える。
なお、本実施形態では、第1ECU101と、他のECU102〜10n及びゲートウェイ200が第1通信線L1を介して通信可能に構成された例を採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されない。本開示は、第1ECU101と、他のECU102〜10nとが通信可能に構成されていなくもてよい。
第1ノイズ対策部31、第2ノイズ対策部32は、第1通信線L1に接続され、第1通信線L1のノイズを低減する容量性の回路である。詳述すると、第1ノイズ対策部31は、第1線L11とグランドとの間に設けられており、一方の端子が第1線L11に接続され、他方の端子が第1スイッチ41に接続されている。そして、第1ノイズ対策部31は、第1スイッチ41がオンの場合にグランドと電気的に接続され、第1スイッチ41がオフの場合にグランドから切り離される。グランドは、特許請求の範囲における所定電位の部位に相当する。
同様に、第2ノイズ対策部32は、第2線L12とグランドとの間に設けられており、一方の端子が第2線L12に接続され、他方の端子が第2スイッチ42を介してグランドに接続されている。そして、第2ノイズ対策部32は、第2スイッチ42がオンの場合にグランドと電気的に接続され、第2スイッチ42がオフの場合にグランドから切り離される。
このように、第1ノイズ対策部31、第2ノイズ対策部32は、第1線L11と第2線L12を介して第1通信線L1に接続されている。そして、第1ノイズ対策部31、第2ノイズ対策部32は、第1通信線L1のノイズとして、第1線L11と第2線L12のノイズを低減するための回路と言える。
スイッチ部40は、第1ノイズ対策部31とグランドとの間に設けられた第1スイッチ41と、第2ノイズ対策部32とグランドとの間に設けられた第2スイッチ42とを含んでいる。第1スイッチ41は、第1ノイズ対策部31とグランドとの間に設けられており、オンの場合に第1ノイズ対策部31とグランドとを電気的に接続して、第1ノイズ対策部31を有効化することができる。また、第1スイッチ41は、オフの場合に第1ノイズ対策部31とグランドとを電気的に切り離して、第1ノイズ対策部31を無効化することができる。
同様に、第2スイッチ42は、第2ノイズ対策部32とグランドとの間に設けられており、オンの場合に第2ノイズ対策部32とグランドとを電気的に接続して、第2ノイズ対策部32を有効化することができる。また、第2スイッチ42は、オフの場合に第2ノイズ対策部32とグランドとを電気的に切り離して、第2ノイズ対策部32を無効化することができる。このように、処理部11は、スイッチ部40を介して、第1通信線L1とグランドとを電気的に切り離すことで、ノイズ対策部31、32を無効化する、と言える。
なお、有効化とは、第1ノイズ対策部31、32を、ノイズを低減する回路として機能できる状態とすることである。一方、無効化とは、ノイズ対策部31、32を、ノイズを低減する回路として機能できない状態とすることである。
なお、ECU101が提供する手段及び/又は機能は、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせによって提供することができる。例えば、ECU101がハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路によって提供することができる。
ここで、図2、図3を用いて、ECU101(処理部11)の処理動作に関して説明する。処理部11は、所定周期毎に図3のフローチャートを実行する。処理部11は、例えば、図4のタイミングt2、t4、t6などで図3のフローチャートを実行する。なお、所定周期は、通常制御を実行する実行周期とも言える。また、所定周期毎のタイミングは、通常制御の実行を示す実行トリガとも言える。
ステップS10では、計時をスタートする。処理部11は、所定周期で通常制御を実行するために計時をスタートする。処理部11は、例えば、クロックをカウントすることで計時する。
ステップS11では、通常制御を実行する。処理部11は、スケジュールに従って、記憶部12のプログラムを実行することで通常制御を実行する。なお、処理部11は、例えば、図4のタイミングt0で許可応答を送信したものとする。また、処理部11は、例えば、図4のタイミングt2〜t3、t4〜t5、t6〜などで通常制御を実行する。
ステップS12では、許可応答済であるか否かを判定する。処理部11は、通常制御を終了すると、ゲートウェイ200に対する許可応答を送信済であるか否かを判定する。例えば、処理部11は、ゲートウェイ200に対する許可応答を送信すると、フラグをセットするなどして、許可応答を送信済であることを示す情報を記憶する。そして、処理部11は、後程説明するステップS18でプログラムの切り換えを完了すると、フラグを解除する。そして、処理部11は、許可応答が送信済であると判定した場合、ゲートウェイ200から更新プログラムが送信されるとみなしてステップS13へ進む。一方、処理部11は、許可応答が送信済であると判定しなかった場合、ゲートウェイ200から更新プログラムが送信されないとみなして図3のフローチャートを終了する。
ステップS13では、スケジュールに従いノイズ対策部を無効化する(無効化部)。処理部11は、更新プログラムを受信する際に、ノイズ対策部31、32を無効化する。本実施形態では、スケジュールに従って、ノイズ対策部31、32を無効化する処理部11を採用している。
処理部11は、上記のように、スイッチ部40によって、第1通信線L1とグランドとを電気的に切り離すことで、ノイズ対策部31、32を無効化する。よって、処理部11は、スイッチ41、42をオンからオフに切り換えるだけで、ノイズ対策部31、32を無効化することができる。つまり、ECU101は、ステップS14において第1通信線L1を用いた通信の通信速度を速めた際に、通信波形がなまることを容易に抑制できる。
特に、ECU101は、処理部11が通常制御を終了してから、次に通常制御を実行するまでのプログラムを実行していないアイドル期間において、更新プログラムを受信する際にノイズ対策部31、32を無効化すると好ましい。本実施形態では、一例として、図4のタイミングt3、t5などでノイズ対策部31、32を無効化する例を採用する。そして、本実施形態では、一例として、図4のタイミングt3〜t4、t5〜t6の期間で、ノイズ対策部31、32を無効化している例を採用する。
また、処理部11は、ゲートウェイ200に許可応答を送信済であり、且つ、予め設定されたタイミングでノイズ対策部31、32を無効化する。つまり、処理部11は、通常制御時などにノイズ対策部31、32を無効化するタイミングを設定するのではなく、予め決められたタイミングでノイズ対策部31、32を無効化する。第1ECU101は、ノイズ対策部31、32を無効化するタイミングが予め設定されているため、このタイミングになったか否かを判定するだけで、ノイズ対策部31、32を適切に無効化することができる。
例えば、処理部11は、スケジュールに従いノイズ対策部31、32を無効化することで、予め設定されたタイミングでノイズ対策部31,32を無効化する。つまり、処理部11は、予め設定されたスケジュール通りに通常制御や無効化を行うことで、予め設定されたタイミングでノイズ対策部31,32を無効化する。これによって、ECU101は、処理部11がプログラムを実行していない期間で、確実にノイズ対策部31、32を無効化することができる。つまり、ECU101は、処理部11がプログラムを実行している最中に、ノイズ対策部31、32を無効化することを確実に防止することができる。
なお、本実施形態では、ノイズ対策部31、32をグランドから切り離すことで無効化する例を採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されず、ノイズ対策部31、32の容量を小さくすることで無効化することもできる。つまり、ECU101は、ノイズ対策部31、32の容量を小さくすることで、第1通信線L1を用いた通信の通信速度を速めた際に通信波形がなまることを抑制できる。
ステップS14では、高速通信にて更新プログラムを受信する(高速受信部)。処理部11は、ステップS13で無効化した後で、通信部20の設定を変更することで、第1通信線L1を介した通信の速度を、処理部11がプログラムを実行しているときよりも高速化して更新プログラムを受信する。処理部11がプログラムを実行しているときとは、処理部11が通常制御を実行している状況であり、更新プログラムを受信しない場合と言い換えることもできる。このように、処理部11は、第1通信線L1を介した通信の速度を高速化して更新プログラムを受信する。
特に、処理部11は、アイドル期間において、無効化された後で、第1通信線L1を介した通信の速度を、処理部11がプログラムを実行しているときよりも高速化して更新プログラムを受信すると好ましい。本実施形態では、一例として、ノイズ対策部31、32を無効化したタイミングt3、t5から遅延させて、第1通信線L1を介した通信の速度を高速化し、更新プログラムの受信を開始する例を採用している。
これによって、ECU101は、通常制御の実行時に、第1通信線L1を介した通信の速度を高速化することを抑制できる。このため、ECU101は、通常制御の実行時に、通信波形がなまることを抑制できる。
なお、高速通信とは、上記のように、第1通信線L1を介した通信の速度を高速化した状態での通信のことを示している。これに対して、第1通信線L1を介した通信の速度を高速化する前の通信は、通常通信と称することができる。よって、通常通信は、高速通信よりも通信速度が遅い。また、第1ECU101は、通常制御を実行している際に、第1通信線L1を介して通信する場合、通常通信で通信を行うことになる。例えば、第1ECU101は、ゲートウェイ200から書き換え要求を受信する場合や、許可応答を送信する場合や、後程説明するリプログ完了フラグを送信する場合、通常通信で通信を行う。
ステップS15では、記憶部に更新プログラムをバッファする。処理部11は、ステップS14で受信した更新プログラムを記憶部12にバッファする。つまり、処理部11は、記憶部12におけるプログラムが記憶されている領域とは異なる領域に、受信した更新プログラムを一時的に記憶する。
これは、処理部11による通常制御に不具合が生じることを防止するためである。処理部11は、更新プログラムを受信した順に、記憶部12のプログラムを更新してしまうと、部分的にプログラムが更新されてしまう。つまり、更新プログラムが最新のプログラムの場合、記憶部12のプログラムは、部分的に更新された状態となる。また、更新プログラムが差分の場合、記憶部12のプログラムは、差分に対応する部分の一部のみが更新された状態となる。この場合、処理部11は、不十分に更新されたプログラムを実行することになるため、通常制御に不具合が生じる可能性がある。そこで、処理部11は、全ての更新プログラムを受信した後で、記憶部12のプログラムを更新プログラムに書き換えるために、受信した更新プログラムを一時的に記憶部12に記憶する。
ステップS16では、所定時間経過したか否かを判定する。処理部11は、所定周期毎に通常制御を実行するために、次回の通常制御の実行タイミングよりも前に更新プログラムの受信を終了させる必要がある。そこで、処理部11は、ステップS11からの経過時間が所定時間に達したか否かを判定する。そして、処理部11は、所定時間に達したと判定した場合は更新プログラムの受信を終了させる必要があるとみなしてステップS17へ進む。また、処理部11は、所定時間に達したと判定しなかった場合は更新プログラムの受信を継続させることができるとみなしてステップS14へ戻る。ここでの所定時間は、予め設定される時間であり、通常制御に要する時間よりも長く、各所定周期に相当する時間よりも短い時間である。言い換えると、所定時間は、通常制御を終了した後に開始した更新プログラムの受信を、次回の通常制御を実行する前に終了させることができる時間である。また、所定時間は、ステップS18、S19を実行する時間を考慮して設定されると好ましい。
なお、処理部11は、ステップS16でYES判定すると、通信部20の設定を変更することで、高速化していた第1通信線L1を介した通信の速度をもとに戻す。よって、第1ECU101は、ステップS17以降において、第1通信線L1を介して通信を行う場合は、通常通信で通信を行う。
ステップS17では、受信を完了したか否かを判定する。処理部11は、ゲートウェイ200から送信される更新プログラムの全を受信完了したか否かを判定する。そして、処理部11は、受信を完了したと判定した場合、次回の実行トリガで開始する通常制御後に更新プログラムを受信する必要がないとみなしてステップS18へ進む。言い換えると、処理部11は、受信を完了したと判定した場合、記憶部12に記憶されているプログラムを更新プログラムに切り換えるためにステップS18へ進む。また、処理部11は、受信を完了したと判定しなかった場合、次回の実行トリガで開始する通常制御後にも更新プログラムを受信する必要があるとみなして図3のフローチャートを終了する。
なお、処理部11は、ゲートウェイ200から送信される更新プログラムの送信完了を示す情報などによって、更新プログラムの全を受信完了したか否かを判定することができる。
ステップS18では、プログラムを切り換える。処理部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを、受信した更新プログラムに切り換える。これによって、記憶部12には、新しいプログラムが記憶されることになる。また、処理部11は、次回の実行トリガで、新しいプログラムを実行する。
ステップS19では、リプログ完了フラグを送信する。処理部11は、プログラムの更新プログラムへの書き換えが完了すると、ゲートウェイ200に対してリプログ完了フラグを送信する。つまり、処理部11は、ゲートウェイ200に対して、リプログが完了したことを知らせるために、リプログ完了フラグを送信する。
このように、ECU101は、更新プログラムを受信する際にノイズ対策部31、32を無効化する。このため、ECU101は、第1通信線L1に容量性のノイズ対策部31、32が接続されていても、通信速度を速めた際に、ノイズ対策部31、32の静電容量で通信波形がなまることを抑制できる。また、ECU101は、更新プログラムを受信する際に、処理部11がプログラムを実行しているときよりも、第1通信線L1を介した通信速度を高速化することができる。よって、ECU101は、通信速度を速めない場合よりも、更新プログラムを速く受信することができる。
また、ECU101は、アイドル期間に、ノイズ対策部31、32を無効化して、通信速度を高速化するため、処理部11が通常制御を間欠的に実行している状況であっても、プログラムを書き換えることができる。また、ECU101は、上記のように更新プログラムの受信に要する時間を短くすることができる。このため、ECU101は、アイドル期間を利用してプログラムの書き換えを行う際に、更新プログラムの受信タイミングを減らすことができる。言い換えると、ECU101は、プログラムの書き換えに要するトリップ数を少なくすることができる。さらに、ECU101は、アイドル期間でプログラムの書き換えを行うことができるため、センタなどから無線通信よって更新プログラムが送信される場合であっても、プログラムの書き換えを行うことができる。
以上、本開示の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本開示のその他の形態として、第2実施形態、第3実施形態に関して説明する。上記実施形態及び第2実施形態、第3実施形態は、それぞれ単独で実施することも可能であるが、適宜組み合わせて実施することも可能である。本開示は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
(第2実施形態)
図5を用いて、第2実施形態のECU101に関して説明する。本実施形態のECU101は、ノイズ対策部31、32を無効化するタイミングが上記実施形態と異なる。また、本実施形態の制御部10は、予め設定されたスケジュールに従って、通常制御と、プログラムの書き換えなどを行うものでなくてもよい。
なお、本実施形態は、上記実施形態と同様な箇所が多い。このため、同様な箇所に関しては、上記実施形態を参照して適用することができる。また、本実施形態では、便宜的に、上記実施形態と同じ符号を採用する。
なお、ECU101の構成は、上記実施形態のECU101と同様である。また、図5のフローチャートにおいては、図3と同様の処理に関して同じステップ番号を付与している。
処理部11は、ステップS12でYES判定した場合、ステップS13aの処理を実行する。ステップS13aでは、設定時間を経過したか否かを判定する。処理部11は、ステップS10でスタートした計時の結果が設定時間に達したか否かを判定する。処理部11は、設定時間に達したと判定した場合はノイズ対策部31、32を無効化するタイミングであるとみなしてステップS13bへ進む。また、処理部11は、設定時間に達したと判定しなかった場合はノイズ対策部31、32を無効化するタイミングではないとみなしてステップS13aを繰り返し実行する。
設定時間は、通常制御に要する時間を考慮して設定された、ノイズ対策部31、32を無効化するタイミングであるか否かを判定するための時間である。設定時間は、予め設定される時間であり、通常制御に要する時間よりも長い時間であり、各所定周期に相当する時間よりも短い時間である。また、設定時間は、上記所定時間よりも短い時間である。
設定時間は、アイドル期間での更新プログラムの受信時間を長くするために、通常制御に要する時間程度か、通常制御に要する時間よりも若干長い時間であると好ましい。さらに、設定時間は、ステップS10をスタートしてから、通常制御において第1通信線L1を介する通信が行われなくなるタイミングまでの時間であってもよい。この場合、通常制御時における第1通信線L1を介する通信に悪影響をおよぼすことなく、各アイドル期間における更新プログラムの受信容量をより一層多くすることができるため好ましい。なお、設定時間は、無効化開始時間と言い換えることもできる。
ステップS13bでは、ノイズ対策部を無効化する(無効化部)。処理部11は、ノイズ対策部31、32を無効化する。このように、処理部11は、予め設定されたスケジュールに従ってノイズ対策部31、32を無効化するのではなく、プログラムの実行開始からの経過時間と、予め設定された設定時間とを比較することで、ノイズ対策部31、32を無効化する。なお、プログラムの実行開始からの経過時間は、ステップS10でスタートした計時の結果に相当する。
ECU101は、上記実施形態と同様、更新プログラムを速く受信することができる。さらに、ECU101は、予めスケジュールを設定することなく、ステップS10で計時をスタートする経過時間と、設定時間とを比較することで、ノイズ対策部31、32を無効化できるとともに、プログラムを更新プログラムに書き換えることができる。
(第3実施形態)
図6、図7を用いて、第3実施形態のECU101に関して説明する。本実施形態のECU101は、更新プログラムの送信もと、及びノイズ対策部31、32を無効化するタイミングが上記実施形態と異なる。
なお、本実施形態は、上記実施形態と同様な箇所が多い。このため、同様な箇所に関しては、上記実施形態を参照して適用することができる。また、本実施形態では、便宜的に、上記実施形態と同じ符号を採用する。さらに、本実施形態では、被搭載機として車両を採用している。しかしながら、本開示は、これに限定されず、車両以外の機器に搭載されるECU101であっても採用できる。この点は、上記実施形態でも同様である。
図6に示すように、車両は、診断ツール400と機械的及び電気的に接続可能に構成されている。詳述すると、診断ツール400は、ディーラや工場などで用いられる装置である。診断ツール400は、車両に設けられたコネクタと機械的に接続することで、第1通信線L1を介して各ECU101〜10nなどと電気的に接続される。また、診断ツール400は、例えば、車両の各ECU101〜10nの異常などを診断する機能を有している。さらに、診断ツール400は、ECU101のプログラムを更新するための更新プログラムがある場合、ECU101に対して更新プログラムを送信する。よって、ECU101は、ディーラや工場などで、記憶部12に記憶されているプログラムを更新プログラムに書き換えることができる。なお、診断ツール400は、特許請求の範囲における外部機器に相当する。
ここで、図7を用いて、ECU101(処理部11)の処理動作に関して説明する。処理部11は、診断ツール400が車両に電気的に接続されると、図7のフローチャートを実行する。
ステップS13bでは、上記実施形態と同様に、ノイズ対策部31、32を無効化する(無効化部)。診断ツール400は、車両が駐車状態の場合に、車両に接続される。よって、ECU101は、診断ツール400が車両に接続された際、処理部11による通常制御が実行されていない。このため、処理部11は、プログラムを実行しない停止期間において、診断ツール400が車両に接続されて、診断ツール400と通信部20とが通信可能な状態になると、ノイズ対策部31,32を無効化する。
ステップS14では、上記実施形態と同様に、高速通信にて更新プログラムを受信する(高速受信部)。処理部11は、停止期間において、ノイズ対策部31、32が無効化された後で、第1通信線L1を介した通信の速度を、処理部11がプログラムを実行しているときよりも高速化して更新プログラムを受信する。
このように、ECU101は、処理部11がプログラムを実行していない間に、診断ツール400から第1通信線L1を介して送信された更新プログラムを受信して更新プログラムでプログラムを書き換える。また、ECU101は、上記実施形態と同様、更新プログラムを速く受信することができる。つまり、ECU101は、ディーラなどでプログラムの書き換えを行う際であっても、更新プログラムを速く受信することができる。このため、ECU101は、ユーザの待ち時間を短くすることができる。
10…制御部、11…処理部、12…記憶部、20…通信部、31…第1ノイズ対策部、32…第2ノイズ対策部、40…スイッチ部、41…第1スイッチ部、42…第2スイッチ部、101〜10n…第1ECU〜第nECU、200…ゲートウェイECU、300…無線通信機、310…アンテナ、400…診断ツール、L1…第1通信線、L11…第1線、L12…第2線、L2…第2通信線

Claims (8)

  1. プログラムを書き換え可能な状態で記憶した記憶部(12)及び前記プログラムを実行する処理部(11)を含む制御部(10)と、前記制御部と接続されるとともに外部機器(200、400)と通信線(L1)を介して接続された通信部(20)と、前記通信線に接続され前記通信線のノイズを低減する容量性のノイズ対策部(31、32)と、を備え、前記処理部が前記プログラムを実行していない間に、前記外部機器から前記通信線を介して送信された更新プログラムを受信して前記更新プログラムで前記プログラムを書き換える電子制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記更新プログラムを受信する際に、前記ノイズ対策部を無効化する無効化部(S13、S13a、S13b)と、
    前記ノイズ対策部が無効化された後で、前記通信線を介した通信の速度を、前記制御部が前記プログラムを実行しているときよりも高速化して前記更新プログラムを受信する高速受信部(S14)と、を備えている電子制御装置。
  2. 前記処理部は、所定周期毎に前記プログラムを実行するものであり、
    前記無効化部は、前記処理部が前記プログラムの実行を終了してから、次に前記プログラムを実行するまでの前記プログラムを実行していない非実行期間において、前記更新プログラムを受信する際に前記ノイズ対策部を無効化し、
    前記高速受信部は、前記非実行期間において、前記ノイズ対策部が無効化された後で、前記通信線を介した通信の速度を、前記制御部が前記プログラムを実行しているときよりも高速化して前記更新プログラムを受信する請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記制御部は、前記外部機器から前記プログラムの書き換え要求を受けると、前記処理部が前記プログラムを実行していないことを条件に、前記外部機器に対して書き換えの許可を示す許可応答を送信するものであり、
    前記無効化部は、前記許可応答を送信済であり、且つ、予め設定されたタイミングで前記ノイズ対策部を無効化する請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記無効化部(S13a、S13b)は、前記プログラムの実行開始からの経過時間が予め設定された設定時間に達すると、前記予め設定されたタイミングであるとみなして、前記ノイズ対策部を無効化する請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記制御部は、前記所定周期内における前記プログラムの実行と、前記プログラムの実行後に前記ノイズ対策部を無効化することを示したスケジュールを有しており、
    前記無効化部(S13)は、前記スケジュールに従い前記ノイズ対策部を無効化することで、前記予め設定されたタイミングで前記ノイズ対策部を無効化する請求項3に記載の電子制御装置。
  6. 前記ノイズ対策部は、前記通信線と所定電位の部位との間に設けられており、
    前記無効化部は、前記通信線と前記所定電位の部位とを電気的に切り離すことで、前記ノイズ対策部を無効化する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  7. 前記無効化部は、前記ノイズ対策部の容量を小さくすることで、前記ノイズ対策部を無効化する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  8. 被搭載機に搭載されるものであり、
    前記無効化部は、前記処理部が前記プログラムを実行しない停止期間において、前記外部機器が前記被搭載機に接続されて、前記外部機器と前記通信部とが通信可能な状態になると、前記ノイズ対策部を無効化し、
    前記高速受信部は、前記停止期間において、前記ノイズ対策部が無効化された後で、前記通信線を介した通信の速度を、前記制御部が前記プログラムを実行しているときよりも高速化して前記更新プログラムを受信する請求項1に記載の電子制御装置。
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