JP2015025582A - 固体燃料燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料の切り替えの度毎に粉砕機を停止すること無く、燃料の切り替えが連続して行われ、設備稼働率が向上できる固体燃料燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃料Aを粉砕して燃焼させている状態で、バンカに燃料Bを投入し、燃料Aから燃料Bへ連続的に燃料を切り替える固体燃料燃焼装置に、供給されている燃料Aと燃料Bの混合比を算出する混合比算出手段59と、混合比算出手段によって算出された混合比に応じて、粉砕機の運用条件を補正する粉砕機運用補正手段61を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体燃料を燃焼する固体燃料燃焼装置に係り、例えば石炭やバイオマスなどのように種類(性状)の異なる2つ以上の燃料の供給を連続的に切り替えて粉砕、燃焼する固体燃料燃焼装置に関するものである。
燃料として微粉炭を燃焼させる火力発電用の石炭焚きボイラプラントにおいて、燃料供給手段として給炭機を備えた竪型粉砕機が使用されている。
図15は、従来の竪型粉砕機に関わる制御系統の概略構成図である。同図に示したように、竪型粉砕機1は、給炭機などの燃料供給機2を備えている。そして竪型粉砕機1は、駆動部と粉砕部と分級部から構成されている。
前記駆動部では、竪型粉砕機1の外側に設置された粉砕テーブル駆動用モータ3から粉砕テーブル用減速機4に回転力を伝達し、その減速機4の回転力を上部に設置されている粉砕テーブル5に伝達する仕組みになっている。
前記粉砕部では、粉砕テーブル5の上に円周方向に沿って等間隔に複数個配置された粉砕ローラ6を加圧フレーム7などで支持している。竪型粉砕機1の外側に設置された油圧シリンダー8により、加圧フレーム7を介して竪型粉砕機1の内側に設置された加圧フレーム7を下側に引っ張ることで、粉砕ローラ6に粉砕荷重を加えている。
粉砕テーブル5の回転により粉砕ローラ6が連れ回り、給炭管9から投入された石炭などの固体燃料10を、粉砕テーブル5と粉砕ローラ6の噛み込み部で粉砕する。
前記分級部は粉砕部の上部に設置されており、多数枚の回転フィン11が給炭管9の外側に配置された中空状の回転軸により円周方向に沿って等間隔に配置・支持されており、その回転軸を介して回転フィン駆動用モータ12によって回転駆動される。
回転フィン11の径方向外側には、円周方向に沿って等間隔に複数枚の固定フィン13が配置されて、各固定フィン13は竪型粉砕機1の天井部に吊り下げられている。固定フィン13の下部には、擂り鉢状をした回収ホッパ14が連結されており、回収ホッパ14の下端開口部は粉砕ローラ6の中央部上面に向けて開放されている。
前記分配部は回転フィン11の上方に設置されており、分配器15と、ボイラ装置(図示せず)側に延びた複数本の分配管16から構成されている。
燃料供給機2は、石炭などの固体燃料10を貯留するバンカ22と、そのバンカ22内の固体燃料10を竪型粉砕機1に搬送する搬送ベルト23と、その搬送ベルト23を回転駆動する搬送ベルト駆動用モータ24から構成されている。
なお、図中の17は粉砕テーブル5の外周に設けられたスロート、18は搬送ガスダクト、19は搬送ガスウィンドボックス、20は各種部材を収納したハウジング、21は燃焼用1次空気を兼ねた搬送ガスである。
次にこの竪型粉砕機1の動作について説明する。
バンカ22に貯留されている石炭などの固体燃料10は、搬送ベルト23の回転により給炭管9に供給され、矢印で示したように粉砕テーブル5の中央部に落下する。
その粉砕テーブル5は、減速機4を介して駆動用モータ3によって回転駆動している。粉砕テーブル5上に落下した固体燃料10は、回転に伴う遠心力によって粉砕テーブル5上を渦巻き状の軌跡を描きながら外周部へ移動され、粉砕テーブル5と粉砕ローラ6の間に噛み込まれて粉砕される。
粉砕によって生成した粒子群は粉砕テーブル5の外周に設けられたスロート17から導入された搬送ガス21によって粉砕テーブル5の上方に吹き上げられる。吹き上げられた粒子群のうち粒度の大きいものは、分級部に搬送される途中で重力により落下し、粉砕部へと戻される(1次分級)。
分級部に到達した粒子群は、固定フィン13と回転フィン11により所定の粒度以下の微粒子と、所定の粒度を超えた粗粒子とに分離され(二次分級)、粗粒子は回収ホッパ14で回収され、粉砕部へ落下して再び粉砕される。一方、固定フィン13ならびに回転フィン11を通過した微粒子は、分配器15において複数の分配管16に分けられて、図示しないボイラ装置のバーナへ気相搬送される。
次にこの竪型粉砕機1の制御系統について図15を用いて説明する。
搬送ベルト23により供給される固体燃料10の重量は、重量検出器30によって検出される。一方、搬送ベルト23は搬送ベルト駆動用モータ24によりその回転数が変更可能になっており、そのモータ24の回転数は回転数検出器31によって検出される。
重量検出器30によって検出された固体燃料10の重量と、回転数検出器31によって検出されモータ24の回転数は、演算器32に入力されて、燃料流量に換算される。
演算器32によって算出された燃料流量は、予め設定されている燃料量指令値33と比較器34で比較され、その比較結果が制御器35に送信され、制御器35は前記比較結果に基づいて回転数調整信号をモータ24に送信して、モータ24の回転数を調整する。
また、前記燃料量指令値33は、粉砕機運用制御器36にも入力される。分配器15内にはミル出口温度検出器42が設置されており、ミル出口温度検出値43が粉砕機運用制御器36に入力される。
粉砕機運用制御器36では燃料量指令値33とミル出口温度検出値43に基づいて、1次空気量と燃料量との関係により1次空気量を算出し、さらにその算出した1次空気量に基づいて各ダンパ開度指令値37を作成し、それにより熱空気ライン38の流量調整機構(ダンパ機構)39と、冷空気ライン40の流量調整機構(ダンパ機構)41を用いて、搬送ガス(1次空気)21の流量を調整する。
また、粉砕機運用制御器36では、入力された燃料量指令値33は油圧指令値44に換算され、複数ある油圧シリンダー8の油圧を調整し、油圧シリンダー8を介して粉砕ローラ6の荷重を変更する。
さらに、粉砕機運用制御器36では、入力された燃料量指令値33は回転数指令値45に換算され、それにより回転フィン駆動用モータ12を介して回転フィン11の回転数を調整する。
さらにまた、粉砕機運用制御器36では、入力された燃料量指令値33は回転数指令値71に換算され、それにより粉砕テーブル駆動用モータ3を介して粉砕テーブル5の回転数を調整する。
これら油圧シリンダー8の油圧、回転フィン11の回転数ならびに粉砕テーブル5の回転数は、固体燃料の性状などによっても調整されるようになっている。
また、前記固定フィン13は長方形の板状部材から構成され、それの長手方向が固定式分級器の中心線と平行になるように、各固定フィン13は垂直方向に設置されている。
特開2010−242999号公報(特許文献1)では、バイオマスと石炭各々の専用粉砕が可能な共用竪型粉砕機を用いた微粉炭焚きボイラシステムが提案されている。
このシステムでは、利便性の面から、バイオマス専用粉砕⇔石炭専用粉砕への連続的な切り替えが求められる。この切り替え制御を実現することで、例えばバイオマスが調達できないときや石炭専用粉砕機が故障した際に、共用竪型粉砕機を石炭専用粉砕機として利用でき、粉砕機又はボイラ装置を止めることなく連続運転することができる。
しかし、竪型粉砕機における石炭の粉砕性とバイオマスの粉砕性は大きく異なり、バイオマスは竪型粉砕機における圧縮・摩擦粉砕では粉砕し難い燃料であるため、一般的な瀝青炭と比べて粉砕性は大幅に低下する。一方で、一般的にバイオマスは石炭と比べて、揮発分が多く、燃えやすい燃料である。
これらを考慮して、バイオマスと石炭の運用を考えなくてはいけない。バイオマス、特にペレットのように微粉を圧縮成形した燃料を竪型粉砕機で粉砕する際の運用として、燃えやすい燃料であることから、製品微粉粒度が多少粗くしても燃焼するため、粉砕ローラの低荷重、回転フィンの低回転数による運用、そして、粉塵爆発などのリスク回避のため、排ガス再循環ガスを用いる低酸素濃度の搬送ガスを用いる。
一方、石炭専用粉砕の場合、微粉炭を精製するため粉砕ローラの荷重を増加させ、回転フィンの回転数を増加させる。また、搬送ガスは空気を用いるなど、バイオマス専用粉砕時と大きく運用が異なる。
近年、高水分・高灰分である亜瀝青炭(低品位炭)と瀝青炭の混焼が行われており、その際の制御装置に関しては特開2006−57893号公報(特許文献2)に記載されている。しかし、バイオマス専用粉砕と石炭専用粉砕の運用切り替えほど極端な運用変更は行われない。
また、バイオマスと石炭とを混合粉砕する際の竪型粉砕機の制御装置に関しては特開2003−334460号公報(特許文献3)に記載されている。この特許文献3におけるバイオマスの混合割合は5〜15%程度の少ない量であり、バイオマス専用粉砕(バイオマス100%粉砕)から石炭専用粉砕(石炭100%粉砕)への切り替えモードについての考慮はないし、記載もない。
特開2010−242999号公報 特開2006−57893号公報 特開2003−334460号公報
近年、事業用ボイラにおいて、燃料コストの削減を目的に、瀝青炭から亜瀝青炭の使用を検討するケースが増加している。また、CO削減の観点からバイオマスの使用も検討されている。
これら、瀝青炭以外の固体燃料は、粉砕性、燃焼性が瀝青炭とは異なる。特に、バイオマスは瀝青炭に比べて粉砕性が悪いが、揮発分が多いので燃焼性は良い。このため、瀝青炭とそれ以外の固体燃料を1台の竪型粉砕機で切り替えながら運用(粉砕)するには、その竪型粉砕機の運用条件(粉砕条件)を大きく変える必要があり、竪型粉砕機を運用しながら供給燃料を変える場合、その運用を切り替えるタイミングを決めるための検出手段が無い。
そのため、一旦、粉砕機の運用を停止させた後、内部に残っている燃料を粉砕機やバンカから抜き出し、燃料をバンカに投入後、粉砕機の運用を開始するという方法をとっており、手間がかかり、設備稼働率が悪いという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みなされたものであり、その目的は、燃料の切り替えの度毎に粉砕機ならびにその周辺の設備を停止すること無く、燃料の切り替えが連続して行われ、そのために設備稼働率が向上できる固体燃料燃焼装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、
固体燃料を貯留するバンカと、
前記固体燃料を粉砕する粉砕機と、
前記バンカに貯留されている固体燃料を前記粉砕機に供給する燃料供給機と、
前記粉砕機によって粉砕された微粒子状の固体燃料を搬送ガスで搬送して燃焼するバーナを備え、
前記固体燃料としてかさ密度が異なる少なくとも燃料Aと燃料Bを用い、
前記バンカに貯留されている燃料Aを粉砕して燃焼させている状態で、当該バンカに前記燃料Bを投入し、燃料Aから燃料Bへ連続的に燃料を切り替えて、
または、バンカに貯留されている燃料Bを粉砕して燃焼させている状態で、当該バンカに前記燃料Aを投入し、燃料Bから燃料Aへ連続的に燃料を切り替えて、
前記粉砕機で粉砕して前記バーナで燃焼する固体燃料燃焼装置を対象とするものである。
そして本発明の第1の手段は、
前記燃料供給機によって供給されている前記固体燃料の燃料Aと燃料Bの混合比を算出する混合比算出手段と、
その混合比算出手段によって算出された混合比に応じて、例えば前記粉砕機における粉砕テーブルの回転数、粉砕ローラの荷重、回転フィンの回転数、固定フィンのベーン角度、前記搬送ガスの流量ならびに搬送ガスの温度などの前記粉砕機の運用条件を補正する粉砕機運用補正手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、
前記燃料供給機からの計測値に基づいてその燃料供給機によって供給されている前記固体燃料のかさ密度を算出するかさ密度算出手段を設け、
そのかさ密度算出手段によって算出された前記固体燃料のかさ密度と、前記燃料A単独のかさ密度と、前記燃料B単独のかさ密度に基づいて、前記混合比算出手段が前記固体燃料の燃料Aと燃料Bの混合比を算出する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第2の手段において、
前記燃料供給機は、所定の間隔をおいて配置された駆動プーリおよび従動プーリと、その駆動プーリと従動プーリの間に架設された搬送ベルトと、その搬送ベルトを回転駆動する搬送ベルト駆動用モータと、前記搬送ベルト上に搭載されている前記固体燃料の一定区間上の固体燃料の重量を計測する例えばロードセルなどの重量計測手段とを備え、
前記燃料供給機による前記固体燃料の供給量を一定にした状態で、前記重量計測手段によって計測した固体燃料の重量に基づいて、前記かさ密度算出手段が前記固体燃料のかさ密度を算出する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第2の手段において、
前記燃料供給機は、所定の間隔をおいて配置された駆動プーリおよび従動プーリと、その駆動プーリと従動プーリの間に架設された搬送ベルトと、その搬送ベルトを回転駆動する搬送ベルト駆動用モータと、その搬送ベルト駆動用モータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、
前記燃料供給機による前記固体燃料の供給量を一定にした状態で、前記回転数検出手段によって計測した回転数に基づいて、前記かさ密度算出手段が前記固体燃料のかさ密度を算出する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1の手段において、
前記燃料供給機によって供給される前記固体燃料の表面状態を検出する画像検出手段と、
その画像検出手段によって得られた画像を2値化処理する画像処理手段を設け、
その画像処理手段によって得られた画像上の少なくとも一方の燃料の面積割合に基づいて、前記混合比算出手段が前記固体燃料の燃料Aと燃料Bの混合比を算出する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は前記第1ないし第5のいずれかの手段において、
前記バンカに貯留されている前記固体燃料のレベルを検出するレベル検出手段を設け、
そのレベル検出手段によって前記固体燃料が一定レベル以下になったことを検出すると、前記粉砕機運用補正手段が補正動作するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は前記第1ないし第6のいずれかの手段において、
前記粉砕機は、
回転する粉砕テーブルと、その粉砕テーブル上に配置された複数の粉砕ローラと、その粉砕ローラの荷重を調整する例えば後述する油圧シリンダーなどの荷重調整手段を備えた粉砕部と、
その粉砕部の上部に設けられて、少なくとも回転フィンを有する分級部と、
前記粉砕部によって生成した粉体を前記分級部に搬送して粗粒子と微粒子に分級して、得られた微粒子状の固体燃料を前記バーナに搬送する前記搬送ガスを供給する搬送ガス供給手段を備え、
前記粉砕機運用補正手段により、前記粉砕テーブルの回転数、粉砕ローラの荷重、回転フィンの回転数、搬送ガスの流量ならびに搬送ガスの温度の少なくとも1つを、前記固体燃料の混合比に応じて補正することを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は前記第7の手段において、
前記燃料Aがバイオマス燃料で、前記燃料Bが石炭燃料であって、その燃料Aから燃料Bに切り替える際、前記粉砕テーブルの回転数、粉砕ローラの荷重、回転フィンの回転数、搬送ガスの流量ならびに搬送ガスの温度のうちで、前記粉砕テーブルの回転数を除く他の操作端の補正を先に行い、前記固体燃料中のバイオマスの割合が十分少なくなってから前記粉砕テーブルの回転数の補正を行う構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第9の手段は前記第1ないし第8のいずれかの手段において、
前記燃料Aがバイオマス燃料で、前記燃料Bが石炭燃料であって、
前記搬送ガスを供給する搬送ガス供給手段に搬送ガス中の酸素濃度を変更する酸素濃度変更手段が設けられ、
前記固体燃料の混合比に応じて、前記粉砕機運用補正手段を介して前記酸素濃度変更手段により前記搬送ガス中の酸素濃度が変更できることを特徴とする
ものである。
本発明は前述のような構成になっており、燃料の切り替えの度毎に粉砕機ならびにその周辺の設備を停止すること無く、燃料の切り替えが連続して行われ、そのために設備稼働率の向上が図れる。
本発明の実施例1に係る竪型粉砕機の制御系統の概略構成図である。 搬送ベルト上の燃料重量ならびに搬送ベルトのベルト回転速度を検出する方法を説明するための概略構成図である。 搬送ベルトのベルト回転速度と固体燃料のかさ密度の関係の一例を示した特性図である。 搬送されて来た固体燃料のかさ密度と、燃料Aと燃料Bの混合比の関係を模式的に示した特性図である。 燃料Aと燃料Bの混合比λと、竪型粉砕機の各操作端の関係の一例を示した特性図である。 固定式分級器を使用したときの固定フィンのベーン角度と混合比λの関係の一例を示した特性図である。 燃料A(バイオマス)から燃料B(石炭)へ移行する場合の、竪型粉砕機における各操作端などの状態を示したタイミングチャートである。 燃料B(石炭)から燃料A(バイオマス)へ移行する場合の、竪型粉砕機における各操作端などの状態を示したタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る竪型粉砕機の制御系統の概略構成図である。 画像検出器で得られた画像の一部を模式的に示した図である。 燃料A(バイオマス)の面積割合Xと固体燃料のかさ密度ρblkの関係を示した特性図である。 本発明の実施例3に係る竪型粉砕機の制御系統の概略構成図である。 燃料A(バイオマス)から燃料B(石炭)へ移行する場合の、竪型粉砕機における各操作端などの状態を示したタイミングチャートである。 本発明の実施例に係る竪型粉砕機を備えた事業用ボイラプラントの系統図である。 従来の竪型粉砕機に関わる制御系統の概略構成図である。
以下、本発明の各実施例を図面とともに説明する。
図14は、後述の実施例に係る竪型粉砕機を備えた事業用ボイラプラントの系統図である。
粉砕される固体燃料10が搬入コンベア101によりバンカ22に投入・貯留され、その後、固体燃料10は燃料供給機2によりにより竪型粉砕機1に投入される。
竪型粉砕機1の下部からは粉砕粒子の乾燥と燃焼用1次空気を兼ねた高温の搬送ガス21が供給され、竪型粉砕機1内で固体燃料10の粉砕と分級がなされ、微粒子の固体燃料がボイラ装置102のバーナ103にそれぞれ供給され、炉内で燃焼される。
この燃焼によって生成した燃焼排ガスは、脱硝装置104、空気予熱器105ならびに電気集塵機106などを通って浄化され、煙突(図示せず)から大気へ放出される。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係る竪型粉砕機の制御系統の概略構成図である。
図中の破線は、計測ならびに制御の信号流れを示している。
本実施例では、燃料Aとしてバイオマスを、燃料Bとして石炭を選択して説明する。燃料A(バイオマス)のかさ密度は約600〜700kg/m、一方、燃料B(石炭)のかさ密度は800〜900kg/mであり、燃料Aと燃料Bのかさ密度は明確に区別でき、本発明で規定する燃料条件(かさ密度:燃料A<燃料B)を満たしている。
図1に示したように竪型粉砕機1は、給炭機などの燃料供給機2を備えている。そして竪型粉砕機1は、駆動部と粉砕部と分級部から構成されている。
前記駆動部では、竪型粉砕機1の外側に設置された粉砕テーブル駆動用モータ3から粉砕テーブル用減速機4に回転力を伝達し、その減速機4の回転力を上部に設置されている粉砕テーブル5に伝達する仕組みになっている。
前記粉砕部では、粉砕テーブル5の上に円周方向に沿って等間隔に複数個配置された粉砕ローラ6を加圧フレーム7などで支持している。竪型粉砕機1の外側に設置された油圧シリンダー8により、加圧フレーム7を介して竪型粉砕機1の内側に設置された加圧フレーム7を下側に引っ張ることで、粉砕ローラ6に粉砕荷重を加えている。
粉砕テーブル5の回転により粉砕ローラ6が連れ回り、給炭管9から投入された石炭などの固体燃料10を、粉砕テーブル5と粉砕ローラ6の噛み込み部で粉砕する。
前記分級部は粉砕部の上部に設置されており、多数枚の回転フィン11が給炭管9の外側に配置された中空状の回転軸により円周方向に沿って等間隔に配置・支持されており、その回転軸を介して回転フィン駆動用モータ12によって回転駆動される。
回転フィン11の径方向外側には、円周方向に沿って等間隔に複数枚の固定フィン13が配置されて、各固定フィン13は竪型粉砕機1の天井部に吊り下げられている。固定フィン13の下部には、擂り鉢状をした回収ホッパ14が連結されており、回収ホッパ14の下端開口部は粉砕ローラ6の中央部上面に向けて開放されている。
前記分配部は回転フィン11の上方に設置されており、分配器15と、ボイラ装置(図示せず)側に延びた複数本の分配管16から構成されている。
燃料供給機2は、石炭などの固体燃料10を貯留するバンカ22と、そのバンカ22内の固体燃料10を竪型粉砕機1に搬送する搬送ベルト23と、その搬送ベルト23を回転駆動する搬送ベルト駆動用モータ24から構成されている。
なお、図中の17は粉砕テーブル5の外周に設けられたスロート、18は搬送ガスダクト、19は搬送ガスウィンドボックス、20は各種部材を収納したハウジング、21は燃焼用1次空気を兼ねた搬送ガスである。
次にこの竪型粉砕機1の動作について説明する。
バンカ22に貯留されている石炭などの固体燃料10は、搬送ベルト23の回転により給炭管9に供給され、矢印で示したように粉砕テーブル5の中央部に落下する。
その粉砕テーブル5は、減速機4を介して駆動用モータ3によって回転駆動している。粉砕テーブル5上に落下した固体燃料10は、回転に伴う遠心力によって粉砕テーブル5上を渦巻き状の軌跡を描きながら外周部へ移動され、粉砕テーブル5と粉砕ローラ6の間に噛み込まれて粉砕される。
粉砕によって生成した粒子群は粉砕テーブル5の外周に設けられたスロート17から導入された搬送ガス21によって粉砕テーブル5の上方に吹き上げられる。吹き上げられた粒子群のうち粒度の大きいものは、分級部に搬送される途中で重力により落下し、粉砕部へと戻される(1次分級)。
分級部に到達した粒子群は、固定フィン13と回転フィン11の分級機能により所定の粒度以下の微粒子と、所定の粒度を超えた粗粒子とに分離され(二次分級)、粗粒子は回収ホッパ14で回収され、粉砕部へ落下して再び粉砕される。一方、固定フィン13ならびに回転フィン11を通過した微粒子は、分配器15において複数の分配管16に分けられて、図示しないボイラ装置のバーナへ気相搬送される。
次にこの竪型粉砕機1の制御系統について説明する。
搬送ベルト23により供給される固体燃料10の重量は、重量検出器30によって検出される。一方、搬送ベルト23は搬送ベルト駆動用モータ24によりその回転数が変更可能になっており、そのモータ24の回転数は回転数検出器31によって検出される。
重量検出器30によって検出された固体燃料10の重量と、回転数検出器31によって検出されモータ24の回転数は、演算器32に入力されて、燃料流量に換算される。
演算器32によって算出された燃料流量は、予め設定されている燃料量指令値33と比較器34で比較され、その比較結果が制御器35に送信され、制御器35は前記比較結果に基づいて回転数調整信号をモータ24に送信して、モータ24の回転数を調整する。なお、モータ24の回転数に使用する固体燃料10の密度を掛け合わせることにより、燃料流量を算出することもできる。
石炭専用粉砕時の1次空気量の制御に関して説明する。
前記燃料量指令値33は粉砕機運用制御器36にも入力される。また、分配器15内にはミル出口温度検出器42が設置されており、ミル出口温度検出値43が粉砕機運用制御器36に入力される。
粉砕機運用制御器36では燃料量指令値33とミル出口温度検出値43を入力することで、予めプログラムされた燃料量とミル出口温度と1次空気量の関係により1次空気量を算出し、さらにその算出した1次空気量に基づいて各ダンパ開度指令値37を作成する。
それにより熱空気ライン38の流量調整機構(ダンパ機構)39と、冷空気ライン40の流量調整機構(ダンパ機構)41を用いて、搬送ガス(1次空気)21の流量を調整する。
また、粉砕機運用制御器36では、入力された燃料量指令値33は油圧指令値44に換算され、複数ある油圧シリンダー8の油圧を調整し、油圧シリンダー8を介して粉砕ローラ6の荷重を変更する。
さらに、粉砕機運用制御器36では、入力された燃料量指令値33は回転数指令値45に換算され、それにより回転フィン駆動用モータ12を介して回転フィン11の回転数を調整する。
油圧シリンダー8の油圧ならびに回転フィン11の回転数は、固体燃料の性状などによっても調整されるようになっている。
また、前記固定フィン13は長方形の板状部材から構成され、それの長手方向が固定式分級器の中心線と平行になるように、各固定フィン13は垂直方向に設置されている。
固定フィン13は、角度が変更可能な場合や角度が固定されている場合がある。角度が固定されている場合、燃料A、Bの切り替えにおいて、固定フィン13の角度が変わることは無いが、角度が変更可能である場合、燃料種が切り替わる途中で、固定フィン13の角度を変更することで、より安定した運用を行うことが可能である。
例えば、燃料A(バイオマス)の場合、ミル内部に溜め込まないように排出することが望ましいので、旋回力が小さくなるように、固定フィン13の角度を小さくすることが望ましい。
また、燃料B(石炭)の場合、製品微粉の粒径を細かくする必要があるため、固定フィン13の角度を大きくすることが望ましい。
バイオマス専用粉砕の場合は、揮発分が多く、燃焼性が良いため、製品微粉粒度が多少粗くても良いため、回転フィン11の回転数は、設備最低回転数程度に低く設定されている。
本発明の特徴部分は、燃料A専用粉砕から燃料B専用粉砕に切り替えるタイミング、あるいは反対に燃料B専用粉砕から燃料A専用粉砕に切り替えるタイミングを計る手段として、燃料供給機2における搬送ベルト23上の燃料重量50(または、搬送ベルト23のベルト回転速度51)を利用している。
図2は、燃料重量50ならびに搬送ベルト23のベルト回転速度51の検出を説明するための概略構成図である 。
同図に示したように、バンカ22の下方に駆動プーリ52と従動プーリ53が所定の間隔をおいて設置され、駆動プーリ52と従動プーリ53の間に搬送ベルト23が架設されている。搬送ベルト23の上側一端部はバンカ22の下方開口部と対向している。
搬送ベルト23の内側には計測用ローラ54が2本設置され、その計測用ローラ54の間に重量計量手段(ロードセル)55が設けられている。計測用ローラ54ならびに重量計量手段(ロードセル)55は、固体燃料10を搭載した搬送ベルト23の下面と接するように配置されており、重量計量手段(ロードセル)55により、計測用ローラ54間の固体燃料10の重量を計測する。
この搬送ベルト23を用いた燃料供給機2では、搬送ベルト23上に固体燃料10が均一の高さH、幅Wをもって竪型粉砕機1に供給される。また、重量計量手段(ロードセル)55が計測する重量q(燃料重量50)は、計測用ローラ54間の距離の1/2(図2の長さL)の重量である。よって、固体燃料10のかさ密度ρblkは下記の式(1)で求められる。
ρblk =q/(H×W×L)・・・(1)
また、搬送ベルト23のベルト回転速度51から計算することもできる。このベルト回転速度51は、搬送ベルト駆動用モータ24に付設している回転数検出器31によって検出される(図2参照)。
固体燃料10が一定量で供給される条件において、搬送ベルト23のベルト回転速度51と固体燃料10のかさ密度ρblkの関係を予めプログラムしておく。
図3は、搬送ベルト23のベルト回転速度51と固体燃料10のかさ密度ρblkの関係の一例を示した特性図である。固体燃料10の供給量が一定であるため、搬送ベルトの回転数が速くなったということは、搬送ベルト23上の固体燃料10の重量が低下しており、かさ密度が小さくなったことを意味する。
ここで、固体燃料10の供給量をQ、ベルト回転速度51をωとすると、固体燃料10の重量qは、下記の式(2)により推算される。
=Q/ω×L・・・(2)
よって、固体燃料10のかさ密度ρblkは前記式(1)より算出することが可能である。固体燃料10のかさ密度ρblkの計算は、図1ならびに図2に示したかさ密度計算機56によってなされる。
前述した計測用ローラ54、重量計量手段(ロードセル)55ならびに回転数検出器31は、従来の竪型粉砕装置にも設置されている計測器であるが、固体燃料を一定量供給するために使用されているものであって、本発明のように燃料A(バイオマス)専用粉砕から燃料B(石炭)専用粉砕に切り替えるタイミング、あるいは反対に、燃料B(石炭)専用粉砕から燃料A(バイオマス)専用粉砕に切り替えるタイミングを計る手段として用いるものではない。
前記式(2)の計算回路を追加することで、前記式(1)で求められたかさ密度から燃料Aと燃料Bの混合比を計算することができる。
図4は、搬送されて来た固体燃料のかさ密度と、燃料Aと燃料Bの混合比の関係を模式的に示した特性図である。予め燃料Aと燃料Bの単体のかさ密度を求めて、図1に示したように燃料A単体のかさ密度を燃料Aかさ密度記憶部57に、燃料B単体のかさ密度を燃料Bかさ密度記憶部58に、それぞれ記憶しておく。
前記式(1)で求められた固体燃料のかさ密度から下記の式(3)によりその固体燃料うちの燃料Aと燃料Bの混合比λを計算することができる。
λ=(ρblk−ρblkA)/(ρblkB−ρblkA)・・・(3)
式中ρblk:算出された固体燃料10のかさ密度、
ρblkA:燃料A単体のかさ密度、
ρblkB:燃料B単体のかさ密度である。
図1に示したように、かさ密度計算機56によって計算された固体燃料10のかさ密度ρblkと、かさ密度記憶部57に記憶されている燃料A単体のかさ密度ρblkAと、かさ密度記憶部58に記憶されている燃料B単体のかさ密度ρblkBが混合比計算機59に出力され、混合比計算機59で前記式(3)の計算が行われる。
混合比計算機59で算出された燃料Aと燃料Bの混合比λにより、予め与えられた竪型粉砕機1の運用補正曲線(運用補正係数)を用いて、竪型粉砕機1の運用条件を補正する。
図5は、燃料Aと燃料Bの混合比λと、竪型粉砕機1の各操作端の関係の一例を示した特性図である。同図の横軸に燃料Aと燃料Bの混合比λを、縦軸に燃料供給量、粉砕荷重、回転式分級機(回転フィン)の回転数、竪型粉砕機1に供給する搬送ガス量ならびに搬送ガスのミル出口温度を、それぞれとっている。
竪型粉砕機1の各種操作量は、燃料Aや燃料Bの諸性質ならびに物性などにより変化する。燃料Aと燃料Bの混合比λが0.3〜0.5付近(本実施例では混合比λが0.5付近)で、各操作端を変化(補正)させるようにしている。
これは、バイオマス(燃料A)と石炭(燃料B)の燃料の差異によるものである。バイオマスは難砕性であるため、例えば、分級機回転数を急に速くすると粉砕機の圧力損失が急激に増加するため、固体燃料中のバイオマスの供給量(割合)が十分少なくなるまで粉砕機の運用を変えない領域(不干渉帯)を設け、粉砕機の運用に支障をきたさないようにする。その後、混合比λに比例して、分級機回転数を増加(補正)している。
前記不干渉帯や混合比λに対する操作端の変化幅は、使用するバイオマスなどの燃料性状により異なり、本実施例は一例として記載するものである。
ここで、操作端の運用条件Yi、燃料Aの運用条件XA、燃料Bの運用条件XBとし、操作端の変化率(混合比λに対する操作端の変化幅)をf(λ)とすると、操作端の運用条件Yiは下記の式(4)で求めることができる。
Yi=(XB−XA)×f(λ)+XA・・・(4)
但し、λ≧λ1において使用すること。λ1は前記不干渉帯の最大値である。λ1は各操作端で独立した値を用いても良いし、共通の値を用いても良い。
この図5に示した例では、混合比λ=0(燃料Aのみ)から燃料Bの混入割合が徐々に増えても、混合比λが0.5になるまでは、粉砕荷重、分級機の回転数、搬送ガス量ならびに搬送ガスミル出口温度は、燃料Aのみの場合と同じである。
混合比λが0.5を超えた頃から粉砕荷重、搬送ガス量ならびに搬送ガスミル出口温度は増加傾向にあるが、分級機の回転数はまだそのままである。そして燃料Bの混合比λがさらに増えたところで、すなわち前記不干渉帯を超えたころから、最後に分級機の回転数を混合比λに応じて増加する運用になっている。
なお、燃料供給量は、常に一定である。ここでは、固定フィン11のフィンを構成する板状部材が回動可能となるケースについて説明を行う。
図6は、固定式分級器を使用したときの固定フィンのベーン角度と混合比λの関係の一例を示した特性図である。
前述のように固定フィンは長方形の板状部材からなり、各固定フィンは垂直方向に配置され、それの内側端部を軸として回動可能になっている。固定式分級器の中心軸から固定フィンの内側端部に向けて延ばした仮想線と固定フィンの垂直面のなす角度を固定フィンのベーン角度としている。
バイオマス(燃料A)粉砕時は粒度を石炭ほど細かくする必要がないため、本実施例の場合、ベーン角度を開けて(ベーン角度=0°)、すなわち固定フィンの垂直面が固定式分級器の中心軸方向を向くようにした運用になっている。
混合比λ=0(バイオマスのみ)から石炭(燃料B)の混入割合が徐々に増えても、混合比λが0.5を越えるまではベーン角度=0°に保ち、回転分級機と同様に、圧力損失などの急激な変化が起こらないように不干渉帯を設けている。混合比λが0.5を少し超えた時点から、固定フィンを回動してベーン角度を徐々に増やしている。
図1に示したように本実施例では回転フィン11(回転式分級機)と固定フィン13(固定式分級器)を併用しているから、燃料Bの混合比λが高くなると、その混合比λに応じて回転式分級機の回転数を上げるともに、固定式分級器の固定フィン13のベーン角度を大きくすることになる。
図7は、燃料Aにバイオマス、燃料Bに石炭を使用して、燃料A(バイオマス)から燃料B(石炭)へ移行する場合の、竪型粉砕機における各操作端などの状態を示したタイミングチャートである。
バイオマスは一般的に難砕性であるが、揮発分が多いため燃焼性が良好である。よって、粒度を石炭ほど細かくする必要がないため、粉砕ローラを低荷重にして、分級機の回転数を低く抑えている。一方、石炭の場合は、細かく粉砕する必要があるため、粉砕ローラの荷重ならびに分級機の回転数を増加させる必要がある。
図7の横軸は時間の経過をとっており、その時間の経過とともに燃料A運用モード⇒切り替え運用モード⇒燃料B運用モードの順に変化している。縦軸は搬送されて来る固体燃料のかさ密度、その固体燃料中の燃料Aと燃料Bの混合比、バンカ内の燃料レベル、燃料量供給指令信号、熱空気ダンパの開度指令信号、冷空気ダンパの開度指令信号、分級機回転数指令信号ならびに粉砕ローラの荷重指令信号などの各種操作端の変化をそれぞれ示している。
図1に示したようにバンカ22の所定位置にバンカ22内の固体燃料10のレベルを検出するレベル検出器60が設置されており、レベル検出器60からの検出信号を粉砕機運用補正器61のON/OFFスイッチ62として用いている。これにより、不干渉と予測される領域での不要な操作を避けている。
図7の「バンカ内燃料レベル」で示されている破線位置はレベル検出器60の閾値を示しており、バンカ22内の固体燃料10のレベルが閾値より下がるとレベル検出器60はONになり、固体燃料10のレベルが閾値より上がるとレベル検出器60はOFFになる。
まず最初は、燃料A運用モードになっており、燃料A(バイオマス)がある一定量(レベル)以下になるまでバンカ22内の燃料A(バイオマス)を消費(粉砕・燃焼)する。一定のレベルまで消費すると、燃料B(石炭)の投入を開始する(図中の時間=X時点)。
バンカ22内の下層にあるバイオマスは石炭よりもバンカ内レベルが燃料の消費に伴い低下する。ここで、一定量以下まで低下したとき、それをレベル検出器60で検出して、それのON/OFFスイッチ62によりバイオマス⇒石炭の切り替え補正器である粉砕機運用補正器61を有効にする。
この粉砕機運用補正器61の有効により、粉砕機運用補正器61で求めた粉砕機の運用条件の補正係数が粉砕機運用制御器36に送信される。
燃料B(石炭)の投入に伴い、固体燃料10のかさ密度ならびに混合比が徐々に上昇し、粉砕機運用補正器61ならびに粉砕機運用制御器36の働きで、粉砕荷重や分級機回転数などを増加(補正)する。
なお、燃料A運用モードと切り替え運用モードの境界は、設定した不干渉帯などにより各操作端で異なっている(図5、図7参照)。一方、切り替え運用モードと燃料B運用モードの境界(Y時点)は、本実施例では混合比λ=1になったときとする。
図8は、燃料B(石炭)から燃料A(バイオマス)へ移行する場合の、竪型粉砕機における各操作端などの状態を示したタイミングチャートである。
図7で説明したバイオマスから石炭への切り替えモードを利用しても良いが、石炭からバイオマスへの切り替えモードを別途設けても良い。
例えば、バイオマスは一般的に難砕性であるため、粉砕機圧力損失の急増を防止するため、分級機の回転数をバイオマス混合比が比較的低いところで低回転にするといったことが考えられる。また、粉塵爆発のリスクを減らすため、バイオマス混合比が低い時点で、搬送ガスのミル出口温度を低くするように調整するといったことが考えられる。
このような運用は、バイオマスの種類や性状などに依存した様々な危険性を回避するように設定されるため、普遍性のあるものではなく、任意に変えることができる。
図8に示した燃料B(石炭)から燃料A(バイオマス)へ移行する場合は、大体において、前述の図7に示した燃料A(バイオマス)から燃料B(石炭)へ移行する場合とは反対の変化を伴うものであるから、具体的な説明は省略する。
(実施例2)
図9は、本発明の実施例2に係る竪型粉砕機の制御系統の概略構成図である。本実施例では、画像検出器によって得られた固体燃料の画像により、固体燃料のかさ密度および燃料Aと燃料Bの混合比を求める。
図9に示したように、搬送ベルト23により搬送される固体燃料10の表面状態を画像検出器63で検出して、その画像データを画像処理部64に送る。図10は、画像検出器63で得られた画像の一部を模式的に示した図である。図中の符号68は、石炭で実際には黒色をしている。また符号69は、バイオマスで実際には白〜茶色をしているため、石炭68(黒色)と見分けることが可能である。
この画像データを画像処理部64に送り、白黒の2値化などの必要な処理を行い、その後、画像上から燃料A(バイオマス)の面積割合xAを求める。
この燃料A(バイオマス)の面積割合Xを基にして、下記の式(5)より固体燃料10のかさ密度ρblkを計算することができる。
ρblk=ρblkA×(X1.5+ρblkB×(1−X1.5・・・(5)
式中ρblkA:燃料A単体のかさ密度、
ρblkB:燃料B単体のかさ密度である。
式(5)に示したように面積割合Xを1.5乗しているが、密度は単位体積当たりの質量であるため、体積/面積=3/2=1.5としている。
図11は、燃料A(バイオマス)の面積割合Xと固体燃料10のかさ密度ρblkの関係を示した特性図である。前述の式(5)より燃料Aと燃料Bが混合した状態における固体燃料10のかさ密度ρblkを計算することができる。これら固体燃料10のかさ密度ρblkの計算は、図9に示すかさ密度の計算機56によって行われる。
得られた固体燃料10のかさ密度ρblkから混合比計算機59で固体燃料10の混合比λを計算して、その混合比λに基づいて粉砕機運用補正器61で粉砕機の運用条件の補正係数を求め、運用条件の補正係数は粉砕機運用制御器36に送信される。
(実施例3)
図12は、本発明の実施例3に係る竪型粉砕機の制御系統の概略構成図である。この実施例で前記実施例1と相違する点は、搬送ガス21の供給ライン70に、流量調整機構(ダンパ機構)66を有する排ガス循環ライン65を設けるとともに、供給ライン70の粉砕機入口側に酸素濃度検出器67を設けた点である。
一般にバイオマスは石炭と比べて粉塵爆発し易い粉体であるため、安全を考慮して低酸素濃度(〜18%)の搬送ガス21でバイオマスを搬送することが望ましいとされている。
バイオマス粉砕時は、排ガス循環ライン65から供給される排ガスにより低酸素濃度(〜18%)にして、バイオマスをボイラ装置のバーナまで搬送することが必要である。そのためバイオマス粉砕時は、粉砕機入口に設置されている酸素濃度検出器67により、搬送ガス21中の酸素濃度を計測し、その酸素濃度計測値を粉砕機運用制御器36に入力する。
粉砕機運用制御器36では、入力された酸素濃度計測値と予め設定されている目標酸素濃度との偏差を算出し、フィードバックをかけて排ガス循環ライン65に設けられている流量調整機構(ダンパ機構)66の開度を調整する。
また、熱空気ライン38に設けられている流量調整機構39ならびに冷空気ライン40に設けられている流量調整機構41の開度を調整することにより、搬送ガス21の流量ならびに粉砕機出口の搬送ガス温度を制御する。
また、本実施例では、固体燃料10の混合比と搬送ガス21中の酸素濃度の補正係数の関係が予め設定されており、石炭の混合比が高くなると搬送ガス21中の酸素濃度を高くし、反対に、バイオマスの混合比が高くなると搬送ガス21中の酸素濃度を低くするように設定されている。
図13は本実施例で、燃料A(バイオマス)から燃料B(石炭)へ移行する場合の、竪型粉砕機における各操作端などの状態を示したタイミングチャートである。
図13に示したように、バイオマスから石炭へ切り替える比較的初期に排ガス循環ライン65に設けられている流量調整機構66の開度を徐々に閉じるように、また、切り替える比較的後期に熱空気ライン38に設けられている流量調整機構39ならびに冷空気ライン40に設けられている流量調整機構41の開度を徐々に開くように、流量調整機構39、41、66の開度調整がなされる。
これにより、搬送ガス21中の酸素濃度、搬送ガス21の流量ならびに粉砕機出口の搬送ガス温度を制御することができる。
なお、燃料A運用モードから切り替え運用モードの切り替え点に関しては、図5で説明したときと同じように、混合比がある閾値を超えたときに操作端に補正が掛かるようにする。この混合比の閾値は、各操作端で同じであっても良いし、異なっていてもよい。
切り替え運用モードから燃料B運用モードへ切り替えるタイミングは、混合比λ=1となったときを基本として、レベル検出器60で検出した値を用いて燃料Aの残量を予測する。
具体的には、燃料Bの投入前の燃料Aのレベルを記憶して、その後燃料Bを投入する。燃料Bが同一のレベルに到達したとき、燃料Aの残量は少なくなり、燃料Bの投入が複数回繰り返されることで、燃料Aの残量は零になったと判断するようなことも可能である。

バンカに投入される燃料A、Bの流動に関して説明する。
燃料Aがバンカに入っている状態で燃料Bを投入して使用を続けると、バンカ内に蓄積されている燃料Aの量が徐々に減少していくが、ある時間、瞬時に 燃料Aから燃料Bへ切り替わるとは限らない。
これは、バンカ内の壁面などに燃料が付着して残留したり、バンカからの排出の特性上、バンカ内の中央付近の燃料レベル(高さ)が低く、バンカ内の中央付近の燃料から排出され易い傾向があるためである。
よって、粉砕機に投入される燃料が、燃料Aから燃料Bへ切り替わる際、特定の時間で瞬時に切り替わるのではなく、ある特定時間、燃料Aと燃料Bが混合したような状態で排出される。
その際、燃料Aと燃料Bで粉砕機の運用(例えば、粉砕荷重や分級機回転数など)が大きく異なるため、燃料が切り替わる過渡期における粉砕機の運用条件を工夫(変更)する必要がある。
すなわち、従来技術では、燃料Aから燃料Bへ切り替わる過渡期を検知する手段がないため、燃料Aから燃料Bへ粉砕機の運用条件を連続的に変えることは困難であった。
本発明は、燃料Aから燃料Bへ切り替わる過渡期を検知する手段を提案し、燃料Aから燃料Bへ切り替わる際の粉砕機の過渡期の運用条件を変更することが可能である。
前記実施例では燃料Aと燃料Bの2種類の燃料の切り替えについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3種類以上の燃料の切り替えにも適用可能である。
本発明に適用されるバイオマスとしては、例えば廃棄物系バイオマス、未利用バイオマス、資源作物(エネルギーや製品の製造目的に栽培される植物)などがある。具体的には、廃棄物系バイオマスとしては、例えば廃棄される紙類、家畜排泄物、食品廃棄物、建設発生木材、製材工場残材、下水汚泥物などが挙げられる。未利用バイオマスとしては、例えば稲わら、麦わら、籾殻などが挙げられる。資源作物としては、例えばサトウキビ、トウモロコシ、牧草などが挙げられる。
1:竪型粉砕機、2:燃料供給機、3:粉砕テーブル駆動用モータ、5:粉砕テーブル、6:粉砕ローラ、8:油圧シリンダー、10:固体燃料、11:回転フィン、12:回転フィン駆動用モータ、13:固定フィン、21:搬送ガス、22:バンカ、23:搬送ベルト、24:搬送ベルト駆動モータ、30:重量検出器、31:回転数検出器、36:粉砕機運用制御器、37:各ダンパ開度指令値、38:熱空気ライン、39,41,66:流量調整機構、40:冷空気ライン、42:ミル出口温度検出器、43:ミル出口温度検出値、44:油圧指令値、45:回転数指令値、50:燃料重量、51:ベルト回転速度、52:駆動プーリ、53:従動プーリ、55:重量計量手段(ロードセル)、56:かさ密度計算機、57:燃料Aかさ密度記憶部、58:燃料Bかさ密度記憶部、59:混合比計算機、60:レベル検出器、61:粉砕機運用補正器、62:ON/OFFスイッチ、63:画像検出器、64:画像処理部、65:排ガス循環ライン、67:酸素濃度検出器、68:石炭、69:バイオマス、70:搬送ガス供給ライン、71:回転数指令値、101:ボイラ装置、102:バーナ。

Claims (9)

  1. 固体燃料を貯留するバンカと、
    前記固体燃料を粉砕する粉砕機と、
    前記バンカに貯留されている固体燃料を前記粉砕機に供給する燃料供給機と、
    前記粉砕機によって粉砕された微粒子状の固体燃料を搬送ガスで搬送して燃焼するバーナを備え、
    前記固体燃料としてかさ密度が異なる少なくとも燃料Aと燃料Bを用い、
    前記バンカに貯留されている燃料Aを粉砕して燃焼させている状態で、当該バンカに前記燃料Bを投入し、燃料Aから燃料Bへ連続的に燃料を切り替えて、
    または、バンカに貯留されている燃料Bを粉砕して燃焼させている状態で、当該バンカに前記燃料Aを投入し、燃料Bから燃料Aへ連続的に燃料を切り替えて、
    前記粉砕機で粉砕して前記バーナで燃焼する固体燃料燃焼装置において、
    前記燃料供給機によって供給されている前記固体燃料の燃料Aと燃料Bの混合比を算出する混合比算出手段と、
    その混合比算出手段によって算出された混合比に応じて、前記粉砕機の運用条件を補正する粉砕機運用補正手段を備えたことを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記燃料供給機からの計測値に基づいてその燃料供給機によって供給されている前記固体燃料のかさ密度を算出するかさ密度算出手段を設け、
    そのかさ密度算出手段によって算出された前記固体燃料のかさ密度と、前記燃料A単独のかさ密度と、前記燃料B単独のかさ密度に基づいて、前記混合比算出手段が前記固体燃料の燃料Aと燃料Bの混合比を算出する構成になっていることを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  3. 請求項2に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記燃料供給機は、所定の間隔をおいて配置された駆動プーリおよび従動プーリと、その駆動プーリと従動プーリの間に架設された搬送ベルトと、その搬送ベルトを回転駆動する搬送ベルト駆動用モータと、前記搬送ベルト上に搭載されている前記固体燃料の一定区間上の固体燃料の重量を計測する重量計測手段とを備え、
    前記燃料供給機による前記固体燃料の供給量を一定にした状態で、前記重量計測手段によって計測した固体燃料の重量に基づいて、前記かさ密度算出手段が前記固体燃料のかさ密度を算出する構成になっていることを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  4. 請求項2に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記燃料供給機は、所定の間隔をおいて配置された駆動プーリおよび従動プーリと、その駆動プーリと従動プーリの間に架設された搬送ベルトと、その搬送ベルトを回転駆動する搬送ベルト駆動用モータと、その搬送ベルト駆動用モータの回転数を検出する回転数検出手段とを備え、
    前記燃料供給機による前記固体燃料の供給量を一定にした状態で、前記回転数検出手段によって計測した回転数に基づいて、前記かさ密度算出手段が前記固体燃料のかさ密度を算出する構成になっていることを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  5. 請求項1に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記燃料供給機によって供給される前記固体燃料の表面状態を検出する画像検出手段と、
    その画像検出手段によって得られた画像を2値化処理する画像処理手段を設け、
    その画像処理手段によって得られた画像上の少なくとも一方の燃料の面積割合に基づいて、前記混合比算出手段が前記固体燃料の燃料Aと燃料Bの混合比を算出する構成になっていることを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記バンカに貯留されている前記固体燃料のレベルを検出するレベル検出手段を設け、
    そのレベル検出手段によって前記固体燃料が一定レベル以下になったことを検出すると、前記粉砕機運用補正手段が補正動作するように構成されていることを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記粉砕機は、
    回転する粉砕テーブルと、その粉砕テーブル上に配置された複数の粉砕ローラと、その粉砕ローラの荷重を調整する荷重調整手段を備えた粉砕部と、
    その粉砕部の上部に設けられて、少なくとも回転フィンを有する分級部と、
    前記粉砕部によって生成した粉体を前記分級部に搬送して粗粒子と微粒子に分級して、得られた微粒子状の固体燃料を前記バーナに搬送する前記搬送ガスを供給する搬送ガス供給手段を備え、
    前記粉砕機運用補正手段により、前記粉砕テーブルの回転数、粉砕ローラの荷重、回転フィンの回転数、搬送ガスの流量ならびに搬送ガスの温度の少なくとも1つを、前記固体燃料の混合比に応じて補正することを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  8. 請求項7に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記燃料Aがバイオマス燃料で、前記燃料Bが石炭燃料であって、その燃料Aから燃料Bに切り替える際、前記粉砕テーブルの回転数、粉砕ローラの荷重、回転フィンの回転数、搬送ガスの流量ならびに搬送ガスの温度のうちで、前記粉砕テーブルの回転数を除く他の操作端の補正を先に行い、前記固体燃料中のバイオマスの割合が十分少なくなってから前記粉砕テーブルの回転数の補正を行う構成になっていることを特徴とする固体燃料燃焼装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の固体燃料燃焼装置において、
    前記燃料Aがバイオマス燃料で、前記燃料Bが石炭燃料であって、
    前記搬送ガスを供給する搬送ガス供給手段に搬送ガス中の酸素濃度を変更する酸素濃度変更手段が設けられ、
    前記固体燃料の混合比に応じて、前記粉砕機運用補正手段を介して前記酸素濃度変更手段により前記搬送ガス中の酸素濃度が変更できることを特徴とする固体燃料燃焼装置。
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