JP2015025283A - シールド掘進機、及びシールド工法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、内外二重カッタで、その中央カッタと外周カッタを二重反転駆動する技術も公知である(例えば特許文献3参照)。
なお、大径シールド本体の同一軸心状に小径シールド本体を組み込み、大径シールド本体から小径シールド本体を発進させる親子シールド機も公知である(例えば特許文献4参照)。
また、常に掘削時の負荷を低減すれば、装備するジャッキ、モータを小さくできる。
しかし、従来の内外二重カッタは、その中央カッタと外周カッタの前後方向相対位置が製造時に固定されて動かないものとなっていた。
さらに、本発明は、中央カッタと外周カッタの隙間部分の掘り残しによる掘削不能を防止することも課題としている。
中央カッタと外周カッタとを備えるシールド掘進機であって、
前記外周カッタの位置に対し前進動作する前記中央カッタを備えるとともに、
前記中央カッタの外周に突出動作する隙間余掘りカッタを備えることを特徴とする。
請求項1に記載のシールド掘進機であって、
前記外周カッタの位置に対し後退動作する前記中央カッタを備えるとともに、
前記外周カッタの内周に突出動作する隙間余掘りカッタを備えることを特徴とする。
請求項1または2に記載のシールド掘進機であって、
前記中央カッタと外周カッタを個別に回転駆動するカッタ回転駆動装置を備えることを特徴とする。
請求項2に記載のシールド掘進機であって、
前記中央カッタを外周カッタの位置に対し前進後退駆動するカッタ前進後退駆動装置を備えることを特徴とする。
請求項1から4のいずれか一項に記載のシールド掘進機を用いるシールド工法であって、
前記中央カッタを外周カッタの位置に対し前進させて掘進するとともに、
前記中央カッタ外周の前記隙間余掘りカッタを突出動作させて前記外周カッタ内周との隙間を余掘りすることを特徴とする。
請求項1から4のいずれか一項に記載のシールド掘進機を用いるシールド工法であって、
前記中央カッタを外周カッタの位置に対し後退させて掘進するとともに、
前記外周カッタ内周の前記隙間余掘りカッタを突出動作させて前記中央カッタ外周との隙間を余掘りすることを特徴とする。
さらに、中央カッタと外周カッタの隙間部分の掘り残しによる掘削不能を防止することができる。
(概要)
先ず、内外二重カッタにより、単一カッタでは、掘削効率を上げるために内周の刃の周速を大きくしようとして回転速度を上げると、外周の刃は周速がさらに大きくなり、摩耗量が大きいといった問題を解消できる。
そして、中央カッタを外周カッタとの面一位置よりも前進させると、山岳トンネルで知られている芯抜き効果により掘削抵抗が低減する。つまり、中央カッタが外周カッタより前進すると、先行した部分の周辺地盤が崩れやすくなり、硬い地山(地盤)で掘削の負荷を低減でき、すなわち、カッタを回転駆動するモータやシールド掘進機を推進するジャッキを小型化して、コストダウンでき、電力消費を抑制できる。
また、中央カッタを外周カッタとの面一位置よりも後退させると、緩い地山で外周カッタにより周りの崩壊を防止しながら掘進できる。
従って、施工途中でも土質毎に対応して掘削時の負荷を低減できる。
また、中央カッタが外周カッタより後退したときは、外周カッタ内周から隙間余掘りカッタを内周方向に突出動作させて、外周カッタから内周りの余掘りを行う。
従って、中央カッタと外周カッタの隙間部分の掘り残しによる掘削不能を防止できる。
図1及び図2は本発明を適用したシールド掘進機の一実施形態の構成として内外二重カッタ部分を示すもので、1は機体、20は中央カッタ、30は外周カッタ、40は中間カッタである。
この中央軸22が前記中央隔壁6の中央に軸受支持されている。
そして、中央隔壁6の背面に中央カッタ回転駆動用のモータ8が備えられている。このモータ8の回転駆動力は、ギヤ機構を介して中央軸22に伝達されて、中央軸22と一体に中央カッタ20が回転する。
カッタスポーク21間からチャンバに取り込まれた土砂は、中央隔壁6の固定攪拌翼7とカッタスポーク21の回転攪拌翼23で攪拌されて、中央隔壁6の底部に接続した排土スクリュー12により排土される。
そして、中央カッタ20には、カッタスポーク21の外周に突出動作する隙間余掘りカッタ25と連結ピン26(図3参照)が個別にそれぞれ組み込まれている。
なお、カッタスポーク41の内周には、中央カッタ20のカッタスポーク21外周から突出動作する連結ピン26が進入する連結穴が形成されている。
従って、外周カッタ30及び中間カッタ40は、モータ16の駆動により一体に回転する。
すなわち、隔壁2の背面に突出して設けた円筒部13・14において、リング状部材33がその内外周でそれぞれ軸受支持されている。
そして、隔壁2の背面に外周カッタ回転駆動用のモータ16が備えられている。このモータ16の回転駆動力は、ギヤ機構を介してリング状部材33に伝達されて、リング状部材33と一体に外周カッタ30が回転する。
カッタスポーク31間からチャンバに取り込まれた土砂は、隔壁2の固定攪拌翼15とカッタスポーク31の回転攪拌翼34で攪拌されて、隔壁2の底部に接続した排土スクリュー17により排土される。
なお、カッタスポーク31の内周には、中央カッタ20のカッタスポーク21外周から突出動作する連結ピン26が進入する連結穴が形成されている。
従って、単一カッタでは、掘削効率を上げるために内周の刃の周速を大きくしようとして回転速度を上げると、外周の刃は周速がさらに大きくなり、摩耗量が大きいといった問題を解消することができる。
すなわち、中央カッタ20が外周カッタ30及び中間カッタ40より前進すると、先行した中央カッタ20による掘削部分の周辺地盤が崩れやすくなり、硬い地山での外周カッタ30及び中間カッタ40による掘削の負荷を低減することができる。
従って、カッタを回転駆動するモータやシールド掘進機を推進するジャッキを小型化して、コストダウンすることができて、電力消費も抑制することができる。
以上の実施形態においては、外周カッタと中央カッタに固定可能な中間カッタを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、中間カッタは設けなくてもよい。
さらに、その他、カッタスポークのスポーク数や、隙間余掘りカッタ数など、具体的な細部構造等について適宜に変更可能であることは勿論である。
2 隔壁
3 内筒部
4 シール材
5 円筒部
6 中央隔壁
7 固定攪拌翼
8 中央カッタ回転駆動装置
9 バックアンカー
11 中央カッタ前進後退駆動装置
12 排土スクリュー
13 円筒部
14 円筒部
15 固定攪拌翼
16 外周カッタ回転駆動装置
17 排土スクリュー
20 中央カッタ
21 カッタスポーク
22 中央軸
23 回転攪拌翼
25 隙間余掘りカッタ
26 連結ピン
30 外周カッタ
31 カッタスポーク
32 アーム部材
33 リング状部材
34 回転攪拌翼
35 余掘りカッタ
38 隙間余掘りカッタ
40 中間カッタ
41 カッタスポーク
42 連結ピン
中央カッタと外周カッタとを備えるシールド掘進機であって、
前記外周カッタの位置に対し後退動作する前記中央カッタを備えるとともに、
前記外周カッタの内周に突出動作する隙間余掘りカッタを備えることを特徴とする。
請求項1に記載のシールド掘進機であって、
前記外周カッタの位置に対し前進動作する前記中央カッタを備えるとともに、
前記中央カッタの外周に突出動作する隙間余掘りカッタを備えることを特徴とする。
請求項1から4のいずれか一項に記載のシールド掘進機を用いるシールド工法であって、
前記中央カッタを外周カッタの位置に対し後退させて掘進するとともに、
前記外周カッタ内周の前記隙間余掘りカッタを突出動作させて前記中央カッタ外周との隙間を余掘りすることを特徴とする。
請求項2から4のいずれか一項に記載のシールド掘進機を用いるシールド工法であって、
前記中央カッタを外周カッタの位置に対し前進させて掘進するとともに、
前記中央カッタ外周の前記隙間余掘りカッタを突出動作させて前記外周カッタ内周との隙間を余掘りすることを特徴とする。
Claims (6)
- 中央カッタと外周カッタとを備えるシールド掘進機であって、
前記外周カッタの位置に対し前進動作する前記中央カッタを備えるとともに、
前記中央カッタの外周に突出動作する隙間余掘りカッタを備えることを特徴とするシールド掘進機。 - 前記外周カッタの位置に対し後退動作する前記中央カッタを備えるとともに、
前記外周カッタの内周に突出動作する隙間余掘りカッタを備えることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。 - 前記中央カッタと外周カッタを個別に回転駆動するカッタ回転駆動装置を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のシールド掘進機。
- 前記中央カッタを外周カッタの位置に対し前進後退駆動するカッタ前進後退駆動装置を備えることを特徴とする請求項2に記載のシールド掘進機。
- 請求項1から4のいずれか一項に記載のシールド掘進機を用いるシールド工法であって、
前記中央カッタを外周カッタの位置に対し前進させて掘進するとともに、
前記中央カッタ外周の前記隙間余掘りカッタを突出動作させて前記外周カッタ内周との隙間を余掘りすることを特徴とするシールド工法。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のシールド掘進機を用いるシールド工法であって、
前記中央カッタを外周カッタの位置に対し後退させて掘進するとともに、
前記外周カッタ内周の前記隙間余掘りカッタを突出動作させて前記中央カッタ外周との隙間を余掘りすることを特徴とするシールド工法。
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JP2013155108A JP5420787B1 (ja) | 2013-07-26 | 2013-07-26 | シールド掘進機、及びシールド工法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016169557A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 川崎重工業株式会社 | シールド掘進機及びトンネル掘削方法 |
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