JP2015020298A - 紙の代替使用が可能な折畳み保持性に優れたポリエステル系フィルム及び紙代替用途のフィルム製物品 - Google Patents

紙の代替使用が可能な折畳み保持性に優れたポリエステル系フィルム及び紙代替用途のフィルム製物品 Download PDF

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Abstract

【課題】隠蔽性に優れ、低温環境下でも優れた折畳み保持角度を有し、高温高湿環境でエージングされても折畳み保持角度の持続性が極めて良好なポリエステル系フィルムを提供すること。【解決手段】エチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル樹脂から形成されており、該ポリエステルに非相溶な熱可塑性樹脂を含んで空洞を含有する層を少なくとも1層有しており、特定の低温環境下での折畳み保持角度、特定の全光線透過率、特定の見かけ比重、及び、高温高湿雰囲気下でのエージング後も折畳み保持角度の持続性を有するポリエステル系フィルム。【選択図】なし

Description

本発明は包装、手提げ袋、折り紙等の紙の代替として使用可能な折畳み保持角度に優れたポリエステル系フィルムに関するものであり、耐水性、隠蔽性に優れている。
紙は優れた折畳み保持角度により、包装、手提げ袋、折り紙等に広く使用されている。しかし耐水性に劣り、雨等で濡れた場合に破れが生じ易く、印刷が変色することがある。そのため、紙の代替としてフィルムが過去より検討されてきた。
折畳み保持角度の優れたフィルムとして、透明性がよいセロハンが使用されている。しかしながら、セロハンは吸湿性を有するため特性が季節により変動し、一定の品質のものを常に供給することが困難であり、かつ厚みの不均一性に起因する加工性の悪さが欠点とされてきた。
一方、ポリエチレンテレフタレートフィルムは強靱性、耐熱性、耐水性、透明性等の優れた特性の良さがある反面、折畳み保持の適性が劣るという欠点があった。かかる欠点を解消する方法として、フィルムの密度を低下させることで折りたたみ保持角度を良好に保つことの出来るポリエチレンテレフタレートフィルムが開示されている。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1のポリエチレンテレフタレートフィルムでは、冬季の低温度環境下で折り畳み加工を行うと、折畳み保持角度が不十分となり、特に、例えば、5℃程度の温度環境下では不良品が多発してしまうという問題があった。このように、低温度による折畳み保持角度の低下が問題となるケースも見受けられ、さらには、包装対象物を見え難くしたり、不透明にしたりすることが必要な用途においては、要望に応え切れないという問題があった。
また、特許文献1のポリエチレンテレフタレートもしくはポリエステル系フィルムは、高温高湿環境で保管や運搬等をすることで時間が経つと(エージング)、折り畳み保持性が悪化してしまう問題もあった。
特開2007−301846号公報
本発明は前記従来技術の問題点を解消することを目的とするものである。即ち、隠蔽性に優れ、低温環境下でも優れた折畳み保持角度を有し、高温高湿環境でエージングされても折畳み保持角度の持続性が極めて良好なポリエステル系フィルムを提供しようとするものである。
即ち、本発明は以下の構成よりなる。
1. エチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル樹脂から形成されており、該ポリエステルに非相溶な熱可塑性樹脂を含んで空洞を含有する層を少なくとも1層有しており、下記要件(1)〜(5)を満たすことを特徴とするポリエステル系フィルム。
(1)28℃50%RH環境下で1日保管した後の折畳み保持角度が20度以上45度以下
(2)5℃50%RH環境下で1日保管した後の折畳み保持角度が30度以上55度以下
(3)全光線透過率が20%以上50%以下
(4)見かけ比重が0.95以上1.25以下
(5)30℃85%RH雰囲気下672時間エージング有無間での、28℃50%RH環境下で1日保管した後の折畳み保持角度の差が0度以上10度以下
2. 一軸延伸又は二軸延伸されており、延伸された少なくとも一方向の引張り破壊強さが100MPa以上300MPa以下であることを特徴とする上記第1に記載のポリエステル系フィルム。
3. 上記第1または第2に記載のポリエステル系フィルムが少なくとも一部に使用されてなる折り紙、紙製手提げ袋、本のカバー、包装紙から選ばれる紙代替用途のフィルム製物品。
本発明のポリエステル系フィルムは、低温でも優れた折畳み保持角度を有している上、高温高湿雰囲気下でエージングされても折畳み保持角度の変化が極めて小さく、さらに隠蔽性に優れ、印刷適性にも優れているため、折り紙、手提げ袋、本のカバー、包装紙等の紙代替に使用することが可能である。
折畳み保持角度の測定方法の説明図である。
本発明のポリエステル系フィルムは、折り紙、紙製の手提げ袋、本のカバー、包装紙等の折畳み保持が必要とされる紙の代替に使用することが可能なフィルムである。印刷されていても、されていなくても構わない。また他に折畳み保持角度が優れたフィルムとラミネートして積層させて使用しても構わない。以下、ポリエステル系フィルムについて説明する。
本発明のポリエステル系フィルムに用いるポリエステルは、エチレンテレフタレートユニットを主たる構成成分とするものである。ホモポリマーのポリエチレンテレフタレートでも構わないし、他に第三成分が共重合された共重合ポリエステルも好ましい。本発明のポリエステルを構成するテレフタル酸以外のジカルボン酸成分としては、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、オルトフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、および脂環式ジカルボン酸等を挙げることができる。
ポリエステルを構成するエチレングリコール以外のジオール成分としては、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール等の脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール、ビスフェノールA等の芳香族系ジオール等を挙げることができる。
本発明で用いるポリエステルは、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の環状ジオールや、炭素数3〜6個を有するジオール(例えば、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール等)のうちの1種以上を含有させて、ガラス転移点(Tg)を60〜80℃に調整したポリエステルが好ましい。
また、ポリエステルは、全モノマー成分中(ポリエステル樹脂中における多価アルコール成分100モル%中あるいは多価カルボン酸成分100モル%中)の非晶質成分となり得る1種以上のモノマー成分の合計が15モル%以上であることが好ましく、より好ましくは16モル%以上、さらに好ましくは17モル%以上、特に好ましくは18モル%以上である。また非晶質成分となり得るモノマー成分の合計の上限は30モル%である。非晶質成分となり得るモノマー成分の合計が30モル%を超えると、耐破れ性や耐熱性が不十分となり易く、あまり好ましくない。
非晶質成分となり得るモノマーとしては、例えば、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,2−ジエチル1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−イソプロピル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジ−n−ブチル−1,3−プロパンジオール、ヘキサンジオールを挙げることができる。これらの中でも、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールまたはイソフタル酸を用いるのが好ましい。
ポリエステルには、炭素数8個以上のジオール(例えば、オクタンジオール等)、または3価以上の多価アルコール(例えば、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリン、ジグリセリン等)を含有させないことが好ましい。また、ポリエステルには、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコールをできるだけ含有させないことも好ましい。
本発明において、低温度でも良好な折畳み保持角度を得て、かつエージング後でも折畳み保持角度の低下がなく、フィルムの隠蔽性を向上させるために、内部に微細な空洞を含有させることが好ましい。例えば発泡材などを混合して押出してもよいが、好ましい方法としてはポリエステル中にポリエステルとは非相溶な熱可塑性樹脂を混合し少なくとも1軸方向に延伸することにより、空洞を得ることである。本発明に用いられるポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂は任意であり、ポリエステルに非相溶性のものであれば特に制限されるものではない。具体的には、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、セルロース系樹脂などがあげられる。特に空洞の形成性からポリスチレン系樹脂あるいはポリメチルペンテン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリスチレン系樹脂とは、ポリスチレン構造を基本構成要素として含む熱可塑性樹脂を指し、アタクティックポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、アイソタクティックポリスチレン等のホモポリマーの外、その他の成分をグラフトあるいはブロック共重合した改質樹脂、例えば耐衝撃性ポリスチレン樹脂や変性ポリフェニレンエーテル樹脂等、更にはこれらのポリスチレン系樹脂と相溶性を有する熱可塑性樹脂例えばポリフェニレンエーテルとの混合物を含む。
ポリメチルペンテン系樹脂とは、80モル%以上、好ましくは90モル%以上が4−メチルペンテン−1から誘導される単位を有するポリマーであり、他の成分としてはエチレン単位、プロピレン単位、ブテン−1単位、3−メチルブテン−1等からの誘導単位が例示される。かかるポリメチルペンテンのメルトフローレートは200g/10分以下であることが好ましく、更に好ましくは30g/10分以下である。これは、メルトフローレートが200g/10分を超える場合には、フィルムの低比重化効果を得にくくなるからである。
本発明におけるポリプロピレン系樹脂としては、アイソタクティックポリプロピレン、シンジオタクティックポリプロピレン等のホモポリマーの外、その他の成分をグラフトあるいはブロック共重合した改質樹脂も含まれる。
本発明のポリエステルに非相溶性の熱可塑性樹脂は、ポリエステル中に球状もしくは楕円球状、もしくは糸状など様々な形状で分散した形態をとって存在する。該ポリエステルと該ポリエステルに非相溶な熱可塑性樹脂の混合物には、必要に応じて各種の添加剤、例えば、ワックス類、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶核剤、減粘剤、熱安定剤、着色用顔料、着色防止剤、紫外線吸収剤等を添加することができる。また、フィルムの作業性(滑り性)を良好にする滑剤としての微粒子や、全光線透過率を低下させる隠蔽補助剤としての微粒子を添加することが好ましい。微粒子としては、任意のものを選択することができるが、例えば、無機系微粒子としては、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム等、有機系微粒子としては、例えば、アクリル系樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子、架橋ポリスチレン粒子等を挙げることができる。微粒子の平均粒径は、0.05〜3.0μmの範囲内(コールターカウンタにて測定した場合)で、必要に応じて適宜選択することができる。
ポリエステル系フィルムを形成する樹脂の中に上記粒子を配合する方法としては、例えば、ポリエステル系樹脂を製造する任意の段階において添加することができるが、エステル化の段階、もしくはエステル交換反応終了後、重縮合反応開始前の段階でエチレングリコール等に分散させたスラリーとして添加し、重縮合反応を進めるのが好ましい。また、ベント付き混練押出し機を用いてエチレングリコールまたは水等に分散させた粒子のスラリーとポリエステル系樹脂原料とをブレンドする方法、または混練押出し機を用いて、乾燥させた粒子とポリエステル系樹脂原料とをブレンドする方法等によって行うのも好ましい。
本発明におけるフィルムは内部に多数の空洞を含有する層Aの少なくとも片面に空洞を含まない層Bを設けることが好ましい。こうすることにより表面の荒れが少なくなり、印刷した際に美観を損なわないフィルムとなる。また、フィルム中に空洞が多数存在しない部分が存在するため、フィルムの強度を著しく損なうことがなくなる。この構成にするためには、異なる原料をA、Bそれぞれ異なる押出機に投入、溶融し、T−ダイの前またはダイ内にて溶融状態で貼り合わせ、冷却ロールに密着固化させた後、後に述べる方法で延伸することが好ましい。特に好ましい積層構成はB/A/B型の二種三層構成である。前記の二種三層構成とすることにより、ポリエステルに非相溶な熱可塑性樹脂が熱せられることによる発煙による生産設備の汚れを防止でき、また、製品フィルムの両面を平滑にでき、特に好ましい。
さらに、本発明のポリエステル系フィルムには、フィルム表面の接着性を良好にするために、コロナ処理、コーティング処理や火炎処理等を施したりすることも可能である。
次に本発明のポリエステル系フィルムを用いるに当たって必要な特性を説明する。
まず、本発明のポリエステル系フィルムは、28℃50%RHの環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が20度以上45度以下であることが好ましい。45度を超えると、折り紙や包装等で折った際に折り目が開くことにより、きれいな美観を得られづらくなる場合がるのであまり好ましくない。43度以下がより好ましく、41度以下がさらに好ましい。また折畳み保持角度は小さいほど好ましいが、現状では20度程度が下限である。
また、本発明のポリエステル系フィルムは、5℃50%RHの環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が30度以上55度以下であることが好ましい。55度を超えると、折り紙や包装等で折った際に折り目が開くことにより、きれいな外観を得づらくなる場合があるのであまり好ましくない。53度以下がより好ましく、51度以下がさらに好ましい。また、5℃50%RHの環境下で1日保管した後の折畳み保持角度は小さいほど好ましいが、現状では30度程度が下限である。
また、本発明のポリエステル系フィルムの全光線透過率は、20%以上50%以下であることが好ましい。全光線透過率が50%を超えると、フィルムの隠蔽性が劣り、包装材として用いたときに被包装物が見えてしまう場合があるためあまり好ましくない。フィルムの全光線透過率は20%未満ならば尚良いが、現状では下限は20%程度である。
本発明のポリエステル系フィルムは、見かけ比重が0.95以上1.25以下であることが好ましい。見かけ比重が1.25を超えることはフィルム内部の空洞が少ないことを意味し、低温で折り畳み加工を施した際に折畳み保持角度が大きくなるためあまり好ましくない。フィルムを折畳む際、温度が低いほどフィルムを構成する樹脂による物理的な反発が大きくなるが、空洞を含むことにより、この反発が抑制されると考えている。見かけ比重は1.24以下であるとより好ましい。見かけ比重が0.95未満であると、空洞の数が増え、フィルムの強度が低下してしまうためあまり好ましくない。見かけ比重は0.96以上であるとより好ましい。
本発明のポリエステル系フィルムは、30℃85%RH雰囲気下で672時間エージングさせた場合と前記のエージングをしない場合との間で、28℃50%RHの環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度の差が0度以上10度以下であることが好ましい。30℃85%RH雰囲気下でのエージング有無フィルム間での折畳み保持角度の差が10度を超えると、フィルムを保管した後に折り紙や包装等で折った際に折り目が開くことにより、きれいな外観を得づらくなる場合があるのであまり好ましくない。エージング有無間での折畳み保持角度の差は8度以下がより好ましく、6度以下がさらに好ましい。反対に、30℃85%RH雰囲気下で672時間エージングしたフィルムが、前記エージングをしていないフィルムよりも28℃50%RHの環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が小さくなることはないので、エージング有無フィルム間での折畳み保持角度の差は0度を下限とした。実際の使用において前記の差は1度以上で構わない。
本発明のポリエステル系フィルムは、延伸された方向の引張り破壊強さが100MPa以上330MPa以下であることが好ましい。通常、延伸されている方向の引張り破壊強さは大きな値を示すことが多い。引張り破壊強さが双方向に100MPa未満であると、どのように裁断使用しても強度が不足して、紙代替手提げ袋として用いた時に物を入れると破袋してしまい易く好ましくない。引張り破壊強さは120MPa以上が好ましく、140MPa以上だとより好ましい。引張り破壊強さは大きいことが好ましいが、330MPaを超えて大きくしようとすると、製膜時に破断等を起こし易くなり、あまり好ましくない。
本発明のポリエステル系フィルムにおいてフィルムの厚みは特に限定されないが、3μm以上200μm以下が好ましい。フィルムの厚みが3μmより薄いと印刷等の加工が困難になるおそれがあるのであまり好ましくない。またフィルム厚みが200μmより厚くても構わないが、フィルムの使用重量が増えるのでコストが高くなるのであまり好ましくない。フィルムの厚みは5μm以上190m以下であるとより好ましく、7μm以上180μm以下であるとさらに好ましい。
上述した本発明のポリエステル系フィルムは、上記したポリエステル原料を押出機により溶融押し出しして未延伸フィルムを形成し、その未延伸フィルムを以下に示す所定の方法により一軸延伸または二軸延伸することによって得ることができる。なお、ポリエステルは、前記した好適なジカルボン酸成分とジオール成分とを公知の方法で重縮合させることで得ることができる。また、通常は、チップ状のポリエステルを2種以上混合してフィルムの原料として使用する。
原料樹脂を溶融押し出しする際には、ポリエステル原料をホッパードライヤー、パドルドライヤー等の乾燥機、または真空乾燥機を用いて乾燥するのが好ましい。そのようにポリエステル原料を乾燥させた後に、押出機を利用して、200〜300℃の温度で溶融しフィルム状に押し出す。押し出しに際しては、Tダイ法、チューブラー法等、既存の任意の方法を採用することができる。
そして、押し出し後のシート状の溶融樹脂を急冷することによって未延伸フィルムを得ることができる。なお、溶融樹脂を急冷する方法としては、溶融樹脂を口金から回転ドラム上にキャストして急冷固化することにより実質的に未配向の樹脂シートを得る方法を好適に採用することができる。好ましい製造方法は次の通りである。
本発明の目的を達成するには、フィルムの延伸方向はフィルム縦(長手)方向、横(幅)方向のいずれでも構わない。以下では、最初に縦延伸、次に横延伸を実施する縦延伸−横延伸法について説明するが、順番を逆にする横延伸−縦延伸であっても、主配向方向が変わるだけであるので構わない。また、延伸方向が縦方向のみ、もしくは横方向のみでも、本発明の構成要件を逸脱しない範囲であれば構わない。
まず、縦方向の延伸を行う。実質的に未配向のフィルムを、Tg以上Tg+30℃以下の温度で3.5倍以上4.5倍以下の倍率となるように縦延伸するのが好ましい。縦方向への延伸倍率が高くなると、以下2つの理由で好ましくない。一つの理由としては、縦方向への配向結晶化が促進されすぎてしまい、縦方向への延伸、または次工程の横延伸で破断が生じてしまう。もう一つの理由としては、延伸倍率が高くなるほど空洞が多数発現するため、比重が低下し過ぎることにある。特に、縦延伸の後に横延伸を行う場合は、この傾向が顕著である。縦延伸倍率の好ましい上限は4.4倍以下であり、4.3倍以下だとより好ましい。縦延伸後にフィルムを長手方向へ弛緩(リラックス)して比重をコントロールすることもできる。リラックスは、縦延伸後のフィルムをTg以上Tg+90℃以下の温度で加熱し、ロールの速度差を用いる、もしくは後述の横延伸で用いるテンター内でクリップ間の距離を縮める等の手段を用いることで、長手方向に任意の倍率でフィルムを弛緩することで行うことができる。加熱手段はロール、近赤外線、遠赤外線、熱風ヒータ等のいずれも用いることができる。
また、縦延伸倍率が3.5倍よりも低いと、いっそ1.8倍程度以下にしない限りフィルム長手方向の厚み斑が悪化してしまい、フィルムをロールとして巻き取った際に巻きズレ等の問題が生じるため、あまり好ましくない。最終的な縦方向の延伸倍率を3.5倍以下としたい場合は、縦延伸を3.5倍以上で実施した後にリラックスを実施することで比重をコントロールすることができる。縦延伸倍率の好ましい下限は3.6倍以以上であり、3.7倍以上だとより好ましい。上記したように、横延伸を実施するのであれば、縦延伸を実施しなくても構わない。
次に、横方向の延伸を行う。横方向の延伸は、テンター内でフィルム幅方向の両端際をクリップによって把持した状態で、70℃〜100℃で3.5〜5.0倍程度、延伸することが好ましい。横方向の延伸を行う前には、予備加熱を行っておくことが好ましく、予備加熱はフィルム表面温度が70℃〜110℃になるまで行うとよい。
横延伸の後は、フィルムの熱処理を行う。熱処理温度は、70℃〜140℃が好ましい。熱処理温度が70℃より低いと熱処理の効果が乏しくあまり好ましくない。一方、熱処理温度が140℃より高いと、フィルムが結晶化してしまい、折畳み保持角度や厚みムラが悪いフィルムとなるので好ましくない。また、熱処理の際に横方向のクリップ間距離を縮めるリラックス処理(前記の長手方向のリラックス処理とは異なる)を任意の倍率で行っても良い。横方向のリラックス処理によっても比重をコントロールすることが可能である。
後は、フィルム両端部を裁断除去しながら巻き取れば、ポリエステル系フィルムロールが得られる。
次に実施例及び比較例を用いて、本発明を具体的に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。
フィルムの評価方法は下記の通りである。
[折畳み保持角度]
5℃50%RH環境の恒温室及び28℃50%RH環境の恒温室で各々フィルムを24時間放置する。その後直ちに、各々のフィルムを20℃65%RH環境で10cm×10cmの正方形に裁断し、4つ折にした(2.5cm×2.5cmの正方形。図1参照。) その後 底面の大きさが3cm×3cmの5kgの錘を20秒間 4つ折りのフィルムに乗せた。錘を外した後、4つ折りのフィルムを30分間放置した。その後、折られたフィルムが開いた角度(完全に折畳まれた状態を0度とした)を測定して求めた。またフィルム縦方向、横方向の両方の折畳み保持角度を測定し、角度が大きい方の値を折畳み保持角度とした。(フィルム縦方向と横方向が不明瞭なフィルムサンプルの測定時は、一方向を仮に縦方向と定め、前記仮の縦方向と直交する方向を仮の横方向とすればよい。一度決めた仮の縦方向と仮の横方向は、5℃50%RH環境放置試験、28℃50%RH環境放置試験、下記エージング後の折畳み保持角度試験で統一するとよい。)
[エージング有無フィルム間での折畳み保持角度の差]
フィルムを30℃85%RH環境で672時間放置してエージング処理を行う。エージング処理後、28℃50%RH環境の恒温室でフィルムを24時間放置する。その後直ちに、フィルムを20℃65%RH環境で10cm×10cmの正方形に裁断し、4つ折にした。(2.5cm×2.5cmの正方形。図1参照。) その後 底面の大きさが3cm×3cmの5kgの錘を20秒間 4つ折りのフィルムに乗せた。錘を外した後、4つ折りのフィルムを30分間放置した。折られたフィルムが開いた角度(完全に折畳まれた状態を0度とした)を測定して求めた。またフィルム縦方向、横方向の両方の折畳み保持角度を測定し、角度が大きい方の値をエージングしたサンプルの折畳み保持角度とした。エージング有無サンプル間での折畳み保持角度の差は、下式によって求めた。
エージング有無フィルム間での折畳み保持角度の差
=(エージングされたサンプルの折畳み保持角度)
−(エージングされていないサンプルの折畳み保持角度)
[全光線透過率]
JIS-K-7136に準拠し、ヘイズメータ(日本電色工業株式会社製、300A)を用いて測定した。なお、測定は2回行い、その平均値を求めた。
[見かけ比重]
フィルムを10cm×10cmの正方形に切り出し、有効数字4桁で自動上皿天秤を用いて測定した重さをw(g)、マイクロメーターを用いて有効数字4桁で厚みを10点測定したときの平均厚み値を t(μm) とし、下式によって計算した。なお、見かけ比重は小数点以下2桁に丸めた。

見かけ比重(g/cm3)=w/(10×10×t/10000)
=w×100/t
[引張破壊強さ]
測定方向をフィルム幅方向とすると、幅方向に140mm、測定方向と直交する方向(フィルム長手方向)に20mmの短冊状の試験片を作製した。万能引張試験機「DSS−100」(島津製作所製)を用いて、試験片の両端からチャックで各々20mmずつ把持(チャック間距離100mm)して、雰囲気温度23℃、引張速度200mm/min.の条件にて引張試験を行い、引張破壊時の強度(応力)を引張破壊強さとした。長手方向の測定は、前記幅方向の測定と試料片の作成方向を90度変更して実施した。
[Tg(ガラス転移点)]
セイコー電子工業株式会社製の示差走査熱量計(型式:DSC220)を用いて、未延伸フィルム10mgを、-40℃から120℃まで、昇温速度10℃/分で昇温し、得られた吸熱曲線より求めた。吸熱曲線の変曲点の前後に接線を引き、その交点をTg(ガラス転移点)とした。
また、実施例および比較例に用いたポリエステルは以下の通りである。
・ポリエステル1:グリコール成分100モル%中、エチレングリコール70モル%,ネオペンチルグリコール30モル%と、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸のみからなるポリエステル(固有粘度 0.72dL/g)
・ポリエステル2:ポリエチレンテレフタレート(固有粘度 0.75dL/g)
・ポリエステル3:グリコール成分100モル%中、エチレングリコール70モル%,1,4−シクロヘキサンジメタノール30モル%と、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸のみからなるポリエステル(固有粘度 0.72dL/g)
(実施例1)
上記したポリエステル1とポリエステル2とを重量比90:10で混合し、滑剤としてSiO2(富士シリシア社製サイリシア266)を該ポリエステル混合物に対して50ppmとなるように添加してB層の原料とした。A層の原料は、前記同様ポリエステル1とポリエステル2とを重量比90:10で混合するに際し、更にポリスチレン樹脂(G797N 日本ポリスチレン製)10重量%及び二酸化チタン(TA−300 富士チタン製)10重量%を加えて混合した。A層及びB層の原料をそれぞれ別々の2軸スクリュー押出機に投入、混合、溶融したものをフィードブロックで接合したものをT−ダイスより280℃で溶融押出しし、表面温度30℃に冷却された回転する金属ロールに巻き付けて急冷することにより、厚さ520μmでB/A/Bの積層構造を持つ未延伸フィルムを得た(B/A/B=130μm/260μm/130μm)。そして、上記の如く得られた厚み520μmの未延伸フィルムを、複数のロール群を連続的に配置した縦延伸機へ導き、ロールの回転速度差を利用して、縦方向に延伸した。すなわち、未延伸フィルムを、予熱ロール上でフィルム温度が85℃になるまで予備加熱した後に、表面温度85℃に設定された低速回転ロールと表面温度30℃に設定された高速回転ロールとの間で回転速度差を利用して4.3倍に縦延伸した。
しかる後、縦延伸後のフィルムを、テンター内で幅方向の両端際をクリップによって把持した状態で、まずフィルムの表面温度が110℃になるまで予備加熱を行い、その後、100℃で横方向に4.0倍に延伸した。横延伸後のフィルムは、幅方向の両端際をクリップによって把持した状態でテンター内の熱処理ゾーンに導き、当該熱処理ゾーンにおいて、100℃の温度で10秒間に亘って熱処理を施した後に冷却した。しかる後、両縁部を裁断除去して幅400mmでロール状に巻き取ることによって、約30μm(スキン層/コア層/スキン層の各厚み:7μm/16μm/7μm)の二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製造した。
得られたフィルムの特性は、上記した方法によって評価した。評価結果を表1に示す。
得られた二軸延伸フィルムは、好ましい折畳み保持角度、全光線透過率の低いフィルムとなり、高温高湿雰囲気でのエージング後の折畳み保持角度の持続性等、総合的に大変好ましいものであった。
(実施例2)
実施例1と同じポリエステル原料を、未延伸シートの厚みが420μm(B/A/B=105μm/210μm/105μm)となるように実施例1と同様に溶融押し出しし、縦方向の延伸倍率を3.5とした以外は実施例1と同様の方法で縦方向の延伸を行い、その後、実施例1と同様の条件で製膜することによって、約30μmの二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表1に示す。実施例1と同様、良好なフィルムを得た。
(実施例3)
実施例1と同じポリエステル原料を、未延伸シートの厚みが280μm(B/A/B=70μm/140μm/70μm)となるように実施例1と同様に溶融押し出しし、実施例1と同様の方法で縦延伸を行った。縦延伸直後のフィルムを、熱風ヒータで95℃に加熱された炉内へ通し、加熱炉入口と出口のロール間の速度差を利用して45%長手方向にリラックス処理を施した。その後、実施例1と同様の条件で製膜することによって、約30μmの二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表1に示す。実施例1と同様、良好なフィルムを得た。
(実施例4)
実施例1においてA層の原料に添加したポリスチレン樹脂10重量%に代えて結晶性ポリプロピレン樹脂(FO−50F グランドポリマー製)10重量%に変更した以外は実施例1と同様の方法によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表1に示す。実施例1と同様、良好なフィルムを得た。
(実施例5)
実施例1と同じポリエステル原料を、未延伸シートの厚みが120μm(B/A/B=30μm/60μm/30μm)となるように実施例1と同様に溶融押し出しし、予熱温度80℃、延伸温度75℃、延伸倍率4.0倍で横延伸を行った。その後、75℃で熱処理し、実施例1と同様に巻き取ることによって、約30μmの二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表1に示す。実施例1と同様、良好なフィルムを得た。
(実施例6)
実施例1において押出機に投入するA層及びB層の原料樹脂を、ポリエステル1:ポリエステル2を重量比0:100で混合した以外は実施例1と同様の方法によってフィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表1に示す。実施例1と同様、良好なフィルムを得た。
(実施例7)
実施例1において押出機に投入するA層及びB層の原料樹脂として用いたポリエステル1に代えて、ポリエステル3を用いた以外は実施例1と同様の方法によってフィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表1に示す。実施例1と同様、良好なフィルムを得た。
(比較例1)
A層、B層ともに、上記したポリエステル2のみを原料として用い、滑剤としてSiO2(富士シリシア社製サイリシア266)を該ポリエステルに対して50ppmとなるように添加した。この原料を実施例1と同様の方法でフィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表1に示す。5℃における折畳み保持角度が大きく、全光線透過率も高く、あまり好ましくないフィルムであった。
(比較例2)
実施例1と同じポリエステル原料を、実施例1と同様の方法で溶融押出しして未延伸のフィルムを得た。その後、横延伸後の熱処理温度を230℃とした以外は実施例1と同様の条件で製膜することによって、約30μmの二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表1に示す。28℃と5℃における折畳み保持角度は大きく、あまり好ましくないフィルムであった。
(比較例3)
原料として、A層には実施例1と同様のものを用い、B層にはポリスチレン樹脂を30重量%とした以外は同様の樹脂を用い、実施例1と同様の条件で製膜することによって、約30μmの二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表1に示す。比重が低すぎるために強度が低く、あまり好ましくないフィルムであった。
(比較例4)
A層の原料として、実施例1で用いたポリスチレン10重量%に代えて、ジカルボン酸成分としてジメチルテレフタレート、グリコール成分としてブタンジオールとポリテトラメチレングリコールを共重合(ブタンジオールとポリテトラメチレングリコールのモル比は85:15)したポリエステルエラストマー10重量%を用いた。B層の原料は、実施例1と同じものを用いた。縦延伸温度を75℃、横延伸前のテンター内予備加熱温度を100℃、横延伸温度を90℃とした以外は実施例1と同様の条件で製膜することによって、約30μmの二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表1に示す。5℃における折畳み保持角度が高く、更に見かけ比重が大きいため、あまり好ましくないフィルムであった。
本発明のポリエステル系フィルムは、異なる温度環境、特に低温環境でも優れた折畳み保持性を有し、高温高湿エージング後の折畳み保持角度の持続性が良好で、優れた隠蔽性を有している。そのため、包装紙、紙製手提げ袋、本のカバー、折り紙等の紙の代替として好ましく使用できるものである。

Claims (3)

  1. エチレンテレフタレートを主たる構成成分とするポリエステル樹脂から形成されており、該ポリエステルに非相溶な熱可塑性樹脂を含んで空洞を含有する層を少なくとも1層有しており、下記要件(1)〜(5)を満たすことを特徴とするポリエステル系フィルム。
    (1)28℃50%RH環境下で1日保管した後の折畳み保持角度が20度以上45度以下
    (2)5℃50%RH環境下で1日保管した後の折畳み保持角度が30度以上55度以下
    (3)全光線透過率が20%以上50%以下
    (4)見かけ比重が0.95以上1.25以下
    (5)30℃85%RH雰囲気下672時間エージング有無間での、28℃50%RH環境下で1日保管した後の折畳み保持角度の差が0度以上10度以下
  2. 一軸延伸又は二軸延伸されており、延伸された少なくとも一方向の引張り破壊強さが100MPa以上300MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル系フィルム。
  3. 請求項1または2に記載のポリエステル系フィルムが少なくとも一部に使用されてなる折り紙、紙製手提げ袋、本のカバー、包装紙から選ばれる紙代替用途のフィルム製物品。
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