JP6573021B2 - 印刷製品 - Google Patents
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Description
本願発明の印刷製品に用いられるフィルムは、20℃の環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が150度以下である。そのため、容易に折り畳むことができ、紙の一部又は全部を上記フィルムに代えたとしても公知の製本装置で製本することができる。具体的には、公知の製本装置に紙及びフィルム又はフィルムのみを供給し、製本装置において1枚の紙又はフィルムを2〜数回折った後に天または天地を裁断し、それらの裁断されたフィルム及び紙を綴じることにより製本される。裁断については、例えば、1枚の紙又はフィルムを8ページ(2回折りの後に天を裁断)、12ページ(巻き3つ折りの後に天地を裁断)、16ページ(奉書折りの後に天地を裁断)となるように製本装置によって裁断することができる。また、印刷製品の綴じ方はいずれの綴じ方であってもよく、例えば、中綴じ、無線綴じ、平綴じなどが挙げられる。以下、製本装置で裁断される前のフィルムを「大フィルム」、製本装置で裁断された後のフィルムを「小フィルム」といい、単に「フィルム」と記載されている場合は、大フィルム・小フィルムを共に含むものとする。
フィルムは、その厚さが5μm以上、500μm以下であることが好ましく、より好ましくは30μm以上、400μm以下が好ましい。更に好ましくは45μm以上、350μm以下であり、最も好ましくは50μm以上、300μm以下である。5μm未満であると薄すぎるため、腰が不足し製本しづらくなるおそれがある。500μmを超えると厚すぎて製本装置において大フィルムを折り曲げづらくなるおそれがある。
上記積層フィルムの第一層は合成樹脂からなるものであり、第一層(以下、第一フィルムということもある)の合成樹脂は、ポリエステル樹脂であることが好ましい。フィルム中の第一層の割合は、15質量%以上が好ましく、より好ましくは20質量%以上である。フィルムは第一層のみの単層フィルムであってもよいが、キズのつきにくさの点や、熱収縮率を小さくする点で、第二層等他のフィルムを積層した積層フィルムであることが好ましい。フィルム中の第一層の割合は85質量%以下であることが好ましく、80質量%以下であることが更に好ましい。
超えると、デッドホールド性や厚み斑が悪いフィルムとなるおそれがある。
第二層は、第一層と同一の素材からなるものでも、第一層とは異なる素材からなるものでもよいが、第一層とは異なる素材からなるものとすることが好ましい。また、第二層は、合成樹脂からなるものでもよいし、合成樹脂以外の素材からなるものでもよい。第一層のデッドホールド性の良さを活かして、種々のシート状物を第二層として積層することによって、折り畳むことができる積層フィルムを提供できる。第二層は必ず必要というものでもないが、フィルム中の第二層の割合は、15質量%以上が好ましく、より好ましくは20質量%以上である。但し、第二層の割合が大きくなると、フィルムのデッドホールド性が損なわれる場合があるので、85質量%以下であることが好ましく、更に好ましくは80質量%以下である。
上記積層フィルムの第三層は、第二層とは異なる素材することが好ましい。第三層における素材、好適な組成、物性、製法などは、第一層での記載と同一となるため、説明を省略する。また、第三層は、第一層と同じ素材でも、異なる素材もよいが、第一層の素材と第三層の素材とが同一であることが好ましい。第三層は必ず必要というものでもないが、第一層同様、フィルム中で15質量%以上存在していることが好ましく、20質量%以上存在していることが更に好ましい。但し、第一層同様、あまりにもフィルム中の第三層の割合が大きくなると、キズがつきやすくなったり、熱収縮率が大きくなったりするので、85質量%以下であることが好ましく、80質量%以下であることが更に好ましい。
本発明で用いられる積層フィルムは、縦方向及び横方向の95℃熱水処理後の熱収縮率が16%以下であることが好ましく、より好ましくは14%以下である。16%を超えると積層フィルムの収縮が大きすぎ、加工性が悪くなるおそれがある。熱収縮率はゼロ%に近づくほどよく、実際にゼロ%とすることも可能である。また、熱収縮率は数%程度のマイナスの値を示す、すなわち極わずかな伸長挙動を示す場合もある。
本発明で用いられる積層フィルムを作製する際には、隣接する層同士をいかなる方法で接着させても構わないが、ドライラミネートや押出ラミネートにより隣接するフィルム同士を接着することが好ましい。ドライラミネートの場合は市販のドライラミネーション用接着剤を用いることができる。代表例としては、DIC社製ディックドライ(登録商標)LX−703VL、DIC社製KR−90、三井化学社製タケネート(登録商標)A−4、三井化学社製タケラック(登録商標)A−905などである。押出ラミネートの場合は、層間、又は層とその他の層の間にポリエチレンなどを溶融させて接着させることが好ましいが、層間の接着性を高めるためにアンカーコート層を積層しておくことも好ましい。
〔単層フィルム〕
20℃50%RH環境の恒温室で単層フィルムを24時間放置する。その後直ちに、単層フィルムを20℃65%RH環境で10cm×10cmの正方形に裁断し、軽く4つ折り(2.5cm×2.5cmの正方形が重なった状態)にし、テストシーラーで0.5kgの荷重を1秒間かけた。そして、図1に示すように、サンプル1の四隅がガラス板2に接する又はガラス板2近傍に位置する(折り目の頂点(4つ折り前のサンプル1の中央部)がガラス板2から離れたところに位置する)ように4つ折りにしたサンプル1をガラス板2上に置き、1分経過後に折られた単層フィルムが開いた角度3(完全に折りたたまれた状態を0度とした)を測定して折畳み保持角度を求めた。また、フィルム縦方向、横方向の両方の折畳み保持角度を測定し、角度が大きい方の値を折畳み保持角度とした。なお、折畳み保持角度の測定においては、フィルム縦方向と横方向が不明瞭なフィルムサンプルの場合、一方向を仮に縦方向と定め、前記仮の縦方向と直交する方向を仮の横方向とした。
2層以上積層した積層フィルムでも、以下の点を除いては上記測定方法と同様に折畳み保持角度を測定した。4つ折り状態とする際にまず2つ折りを行うが、積層フィルムの一方の面(表面)が山折り面となるように2つ折りした場合の折畳み保持角度と、積層フィルムの他方の面(裏面)が山折り面となるように2つ折りした場合の折畳み保持角度とを測定し、角度が小さい方の値を折畳み保持角度とした。
フィルムを10cm×10cmの正方形に裁断し、70℃±0.5℃の温湯中に無荷重状態で10秒間浸漬して熱収縮させた後、25℃±0.5℃の水中に10秒間浸漬し、水中から引き出してフィルムの縦および横方向の寸法を測定し、下記式(I)にしたがって、それぞれ熱収縮率を求めた。
また、70℃±0.5℃の温湯中に浸漬させるのに代えて、95℃±0.5℃の温湯中に浸漬させて、同様に縦および横方向の熱収縮率を求めた。
熱収縮率={(収縮前の長さ−収縮後の長さ)/収縮前の長さ}×100(%) …式(I)
ポリエステルA〜Eは以下の表1に記載の酸性分と多価アルコール成分とを公知の方法で反応させて得られたポリエステルであり、ポリエステルEに含有されている滑剤は富士シリシア社製サイリシア(登録商標)266である。上記ポリエステルA〜Eを用いてポリエステルフィルムNo.1〜8を作製した。以下に各フィルムの製膜方法について記載する。
上記したポリエステルA、ポリエステルB、ポリエステルD、及びポリエステルEを質量比5:66:24:5で混合して押出機に投入した。しかる後、その混合樹脂を280℃で溶融させてTダイから押出し、表面温度30℃に冷却された回転する金属ロールに巻き付けて急冷することにより、厚さ240μmの未延伸フィルムを得た。このときの未延伸フィルムの引取速度(金属ロールの回転速度)は、約20m/minであった。しかる後、その未延伸フィルムを、横延伸ゾーン、中間ゾーン、中間熱処理ゾーンを連続的に設けたテンター(第1テンター)に導いた。なお、中間ゾーンにおいては、フィルムを通過させていない状態で短冊状の紙片を垂らしたときに、その紙片がほぼ完全に鉛直方向に垂れ下がるように、延伸ゾーンからの熱風および熱処理ゾーンからの熱風が遮断されている。
上記フィルムNo.1の製膜において、溶融押出時における溶融樹脂の吐出量を変更した以外はほぼフィルムNo.1と同様にして、厚み12μmのポリエステルフィルムNo.2、厚み20μmのポリエステルフィルムNo.3、厚み30μmのポリエステルフィルムNo.4(以下、フィルムNo.2、3、4という)を得た。
上記フィルムNo.1の製膜において、ポリエステルBに替えてポリエステルCを同質量割合で用いた以外はほぼフィルムNo.1と同様にして、厚み9μmのポリエステルフィルムNo.5(以下、フィルムNo.5という)を得た。
表1に記載のポリエステルBとポリエステルAとを質量比90:10で混合し、滑剤としてSiO2(富士シリシア社製サイリシア(登録商標)266)を該ポリエステル混合
物に対して50ppmとなるように添加してY層の原料とした。また、ポリエステルBとポリエステルAとを質量比90:10で混合するに際し、更にポリスチレン樹脂(G797N 日本ポリスチレン社製)を混合物全体質量に対して10質量%、及び二酸化チタン(TA−300 富士チタン社製)を混合物全体質量に対して10質量%を加えて混合してX層の原料とした。X層及びY層の原料をそれぞれ別々の2軸スクリュー押出機に投入、混合、溶融したものをフィードブロックで接合したものをT−ダイスより280℃で溶融押出しし、表面温度30℃に冷却された回転する金属ロールに巻き付けて急冷することにより、厚さ520μmでY/X/Yの積層構造を持つ未延伸フィルムを得た(Y/X/Y=130μm/260μm/130μm)。そして、上記の如く得られた厚み520μmの未延伸フィルムを、複数のロール群を連続的に配置した縦延伸機へ導き、ロールの回転速度差を利用して、縦方向に延伸した。すなわち、未延伸フィルムを、予熱ロール上でフィルム温度が85℃になるまで予備加熱した後に、表面温度85℃に設定された低速回転ロールと表面温度30℃に設定された高速回転ロールとの間で回転速度差を利用して4.3倍に縦延伸した。
ポリエステルフィルムNo.6の製膜において、溶融押出時における溶融樹脂の吐出量を変更した以外はほぼフィルムNo.6と同様にして、厚み40μm(スキン層/コア層/スキン層の各層厚み:9.3μm/21.4μm/9.3μm)であるパール色調のポリエステルフィルムNo.7(以下、フィルムNo.7という)を得た。
ポリエチレンテレフタレート(東洋紡社製RE553、固有粘度:0.63dl/g)に対し1000ppmとなるようにシリカ(富士シリシア社製サイリシア(登録商標)グレード:310P、形状:不定形、平均粒径:2.7μm)を添加剤として加えポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を得た。該ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を押出し機にて溶融混練したものをTダイに供給し、Tダイ内部より樹脂温度285℃になるように押出し、更に温度25℃のキャスティングロールにてキャスティングし後、該フイルムを一方向(横方向)に90℃で3.9倍延伸して一軸延伸ポリエステルフィルムを得た。次いで、該フイルムを前記延伸方向に対して直角方向(縦方向)に80℃で3.3倍延伸し、90℃にて熱処理して厚さ18μmとなるポリエステルフィルムNo.8(以下、フィルムNo.8という)を得た。
(実施例1−1)
2つの30μmのフィルムNo.4をドライラミネーション用接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
30μmのフィルムNo.4と30μmのフィルムNo.6とを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
30μmのフィルムNo.3と9μmのアルミ箔とを接着剤(DIC社製ディックドライ(登録商標)LX−703VL)を用いて積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
12μmのフィルムNo.2の片面全体に東洋インキ社製インキを塗布し、さらに接着剤を塗布し、接着剤が塗布された面の上に20μmのフィルムNo.3を積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
12μmのフィルムNo.2の片面全体に東洋インキ社製インキを塗布し、さらに接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を塗布し、接着剤が塗布された面の上に40μmのフィルムNo.7を積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
12μmのフィルムNo.2の片面全体に東洋インキ社製インキを塗布し、さらに接着剤(DIC社製ディックドライ(登録商標)LX−703VL)を塗布し、接着剤が塗布された面の上に9μmのアルミ箔を積層し、9μmのアルミ箔のフィルムNo.2が積層されていない側の面全体に東洋インキ社製インキを塗布し、さらに接着剤(DIC社製ディックドライ(登録商標)LX−703VL)を塗布し、接着剤が塗布された面の上にさらに12μmのフィルムNo.2を積層し、3層フィルムを作製した。得られた3層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
ダイソー社製透明折り紙の折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
トーヨー社製教育セロファンの折畳み保持角度を測定し、その結果を表3に示す。
(実施例2−1)
9μmのフィルムNo.1と12μmのPETフィルム(東洋紡社製東洋紡エステル(登録商標)フィルムE5102)とを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表4に示す。
(実施例2−2)
9μmのフィルムNo.1と16μmのPETフィルム(東洋紡社製東洋紡エステル(登録商標)フィルムE5102)とを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表4に示す。
(実施例2−3)
9μmのフィルムNo.1と15μmのナイロンフィルム(東洋紡社製ハーデン(登録商標)フィルムN1102)とを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表4に示す。
(実施例2−4)
9μmのフィルムNo.1と25μmのナイロンフィルム(東洋紡社製ハーデン(登録商標)フィルムN1102)とを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層することによって、2層フィルムを作製した。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表4に示す。
(実施例2−5〜8)
実施例2−5では、実施例2−1において、厚みが9μmのフィルムNo.1から厚みが20μmのフィルムNo.3へと変更した以外は、実施例2−1と同様にして2層フィルムを得た。実施例2−6〜8では、実施例2−5と同様に、実施例2−2〜4において、厚みが9μmのフィルムNo.1から厚みが20μmのフィルムNo.3へと変更することによって2層フィルムを得た。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表4に示す。
(実施例2−9〜12)
実施例2−9では、実施例2−1において、厚みが9μmのフィルムNo.1から厚みが30μmのフィルムNo.4へと変更した以外は、実施例2−1と同様にして2層フィルムを得た。実施例2−10〜12では、実施例2−9と同様に、実施例2−2〜4において、厚みが9μmのフィルムNo.1から厚みが30μmのフィルムNo.4へと変更することによって2層フィルムを得た。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表4に示す。
実施例2−13では、実施例2−1において、厚みが9μmのフィルムNo.1から同じ厚みのフィルムNo.5へと変更した以外は、実施例2−1と同様にして2層フィルムを得た。得られた2層フィルムの折畳み保持角度を測定し、その結果を表4に示す。
(実施例3−1)
20μmのフィルムNo.3と20μmのP2261フィルムとを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層し、20μmのP2261フィルムのフィルムNo.3が積層されていない面に別の20μmのフィルムNo.3を接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて接着することによって、3層フィルムを得た。得られた3層フィルムの折畳み保持角度及び熱収縮率を測定し、その結果を表5に示す。
20μmのフィルムNo.3と25μmのN1202フィルムとを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層し、N1202フィルムのフィルムNo.3が積層されていない面に別の20μmのフィルムNo.3を接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて接着することによって、3層フィルムを得た。得られた3層フィルムの折畳み保持角度及び熱収縮率を測定し、その結果を表5に示す。
20μmのフィルムNo.3が1層のみである場合の折畳み保持角度及び熱収縮率を測定し、その結果を表5に示す。
20μmのP2261フィルムと20μmのフィルムNo.3とを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層し、フィルムNo.3のP2261フィルムが積層されていない面に別の20μmのP2261フィルムを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて接着することによって、3層フィルムを得た。得られた3層フィルムの折畳み保持角度及び熱収縮率を測定し、その結果を表5に示す。
25μmのN1202フィルムと20μmのフィルムNo.3とを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて積層し、フィルムNo.3のN1202フィルムが積層されていない面に別の25μmのN1202フィルムを接着剤(三井化学社製タケラック(登録商標)A−950)を用いて接着することによって、3層フィルムを得た。得られた3層フィルムの折畳み保持角度等を測定し、その結果を表5に示す。
上記の実施例1−1〜1−6、実施例2−1〜2−13、及び実施例3−1〜3−3に記載のフィルムを用いて、製本装置により製本を行ったところ、紙のみを用いたときの製本と同様に製本装置により製本することができた。但し、実施例3−3のフィルムはややキズがつきやすかった。一方、比較例3−1、3−2に記載のフィルムを用いた場合、フィルムがうまく折れず製本装置により製本することができなかった。
Claims (5)
- フィルムを含む印刷製品であって、
上記フィルムは透明ポリエステルフィルムからなる第一層と、透明フィルムからなる第二層とを含む積層フィルムであり、
上記第一層の透明ポリエステルフィルムを構成するポリエステルは、非晶質成分となり得る1種以上のモノマー成分を含有し全モノマー成分中の合計量が15モル%以上で、
上記第二層は、上記第一層と同一の素材又は異なる素材からなり、
20℃で上記印刷製品を24時間放置した後に、上記印刷製品を4つ折りにし、1分経過後の折畳み保持角度が150度以下であることを特徴とする印刷製品。 - 20℃で上記印刷製品を24時間放置した後に、上記印刷製品を4つ折りにし、1分経過後の折畳み保持角度が90度以下である、請求項1に記載の印刷製品。
- 複数枚のフィルムの一部又は全部に、文字、数字、記号、絵柄、図形、画像のいずれか一種以上を含む情報が印刷されており、
印刷された各フィルムの情報が、いずれも異なっている請求項1又は2のいずれか1項に記載の印刷製品。 - 製本装置により製造されてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷製品。
- フィルムにおいて、情報が印刷された部分以外が、透明である請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷製品。
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