JP6337981B2 - ポリエステル系フィルムロール - Google Patents

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Description

本発明は包装紙、紙製手提げ袋、折り紙等の紙の代替として使用可能な折畳み保持性に優れたポリエステル系フィルムをロール状に巻き取ってなるポリエステル系フィルムロールに関するものであり、耐水性、透明性、光沢性に優れている。
紙は優れた折畳み保持性により、包装紙、紙製手提げ袋、折り紙等に広く使用されている。しかし耐水性に劣り、雨や破れが生じ易く、印刷が変色することがある。その為 紙の代替としてフィルムが過去より検討されてきた。
折畳み保持性の優れたフィルムとして、透明性がよいセロハンが使用されている。しかしながら、セロハンは吸湿性を有するため特性が季節により変動し、一定の品質のものを常に供給することが困難であり、かつ厚みの不均一性に起因する加工性の悪さが欠点とされてきた。
一方、ポリエチレンテレフタレートフィルムは強靱性、耐熱性、耐水性、透明性等の優れた特性の良さがある反面、折畳み保持性の適性が劣るという欠点があった。かかる欠点を解消する方法として、共重合ポリエステルを二軸延伸した後、比較的高温(140〜235℃、好ましくは150〜230℃)で緊張熱処理を行い、配向度を低減させた(未延伸フィルムの平均屈折率をN0、二軸延伸フィルムの平均屈折率をN1とした時、0.003≦N1−N0≦0.021を満足させた)ポリエステルフィルムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1のポリエステルフィルムは折畳み保持性の適性には優れているが、比較的高温で緊張熱処理を行うため、厚みの均一性がよくなく、その結果、印刷や蒸着等の加工工程でシワが発生しやすいという欠点があった。また5℃の環境下では折畳み保持性は不十分であった。
また、エチレンテレフタレート成分を主体とするポリエステルとブチレンテレフタレート成分を主体とするポリエステルを混合し、横方向と縦方向に延伸した後に低温で熱処理し、厚み斑と折畳み保持性を両立したポリエステルフィルムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2のポリエステルフィルムも、5℃の環境下では折畳み保持性は不十分であった。
特開平1−11820号公報 特開2007−69523号公報
本発明は前記従来技術の問題点を解消しようとするものであり、低い温度の環境下でも優れた折畳み保持性を有する延伸ポリエステルフィルムをロール状に巻き取ってなるポリエステル系フィルムロールを提供するものである。
即ち、本発明は以下の構成よりなる。
1. エチレンテレフタレートを主たる構成成分とし、全モノマー成分中の非晶質成分となり得る1種以上のモノマー成分の合計が15モル%以上30モル%以下であるポリエステル樹脂から形成されており、下記要件(1)〜(3)を満たすことを特徴とするポリエステル系フィルムをロール状に巻き取ってなるポリエステル系フィルムロール。
(1)5℃の環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が30度以上60度以下
(2)密度が1.29g/cm以上1.33g/cm以下
(3)厚み斑が長手方向および幅方向のいずれの方向においても12%以下である
2. 前記ポリエステル系フィルムが一軸延伸フィルム又は二軸延伸フィルムであり、少なくとも一方向の引張り破壊強さが100MPa以上330MPa以下であることを特徴とする上記第1に記載のポリエステル系フィルムロール。
3. 前記ポリエステル系フィルムは、折り紙、紙製手提げ袋、本のカバー、包装紙から選ばれるに使用されることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のポリエステル系フィルムロール。
本発明のポリエステル系フィルムは、低温でも折畳み保持性を有しているうえ、透明性に優れ、印刷適性にも優れているため、折り紙、紙製手提げ袋、本のカバー、包装紙等の紙代替に使用することが可能である。
本発明のポリエステル系フィルムは、折り紙、紙製の手提げ袋、本のカバー、包装紙等の折畳み保持角度が必要とされる紙の代替に使用することが可能なフィルムである。印刷されていても、していなくても構わない。また他に折畳み保持性が優れたフィルムとラミネートして積層させて使用しても構わない。以下、ポリエステル系フィルムについて説明する。
本発明のポリエステル系フィルムに用いるポリエステルは、エチレンテレフタレートユニットを主たる構成成分とするものである。エチレンテレフタレートユニットは、ポリエステルの構成ユニット100モル%中、50モル%以上が好ましく、60モル%以上がより好ましい。本発明のポリエステルを構成する他のジカルボン酸成分としては、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、オルトフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、および脂環式ジカルボン酸等を挙げることができる。
また、3価以上の多価カルボン酸(例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸およびこれらの無水物等)をポリエステルに含有させないことが好ましい。これらの多価カルボン酸を含有するポリエステルを使用して得たポリエステル系フィルムは、あまり好ましくない。
ポリエステルを構成するジオール成分としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール等の脂肪族ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式ジオール、ビスフェノールA等の芳香族系ジオール等を挙げることができる。
本発明で用いるポリエステルは、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の環状ジオールや、炭素数3〜6個を有するジオール(例えば、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール等)のうちの1種以上を含有させて、ガラス転移点(Tg)を60〜70℃に調整したポリエステルが好ましい。
また、ポリエステルは、全モノマー成分中(ポリエステル樹脂中における多価アルコール成分100モル%中あるいは多価カルボン酸成分100モル%中)の非晶質成分となり得る1種以上のモノマー成分の合計が15モル%以上、好ましくは16モル%以上、より好ましくは17モル%以上、特に好ましくは18モル%以上である。また非晶質成分となり得るモノマー成分の合計の上限は30モル%である。非晶質成分となり得るモノマー成分の合計が30モル%を超えると、耐破れ性や耐熱性が不十分となり易く、あまり好ましくない。
非晶質成分となり得るモノマーとしては、例えば、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,2−ジエチル1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−イソプロピル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジ−n−ブチル−1,3−プロパンジオール、ヘキサンジオールを挙げることができる。これらの中でも、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールまたはイソフタル酸を用いるのが好ましい。
ポリエステルには、炭素数8個以上のジオール(例えば、オクタンジオール等)、または3価以上の多価アルコール(例えば、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリン、ジグリセリン等)を含有させないことが好ましい。また、ポリエステルには、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコールをできるだけ含有させないことも好ましい。
また、ポリエステル系エラストマーを併用すると非晶度合いが高まって、折畳み保持性が良好となるため、本発明の好ましい実施態様である。用い得るポリエステル系エラストマーは、高融点結晶性ポリエステルセグメント(ハードセグメント)と分子量400以上の低融点軟重合体セグメント(ソフトセグメント)からなるポリエステル系ブロック共重合体である。高融点結晶性ポリエステルセグメントは、その構成成分だけで重合体を形成した場合、融点が200℃以上になるセグメントであり、低融点軟重合体セグメントは、その構成成分だけで重合体を形成した場合、融点または軟化点が80℃以下になるセグメントをいう。
高融点結晶性ポリエステルセグメントは、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸の残基と、ペンタメチレングリコール、2,2−ジメチルトリメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、p−キシレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等の脂肪族、芳香族、または脂環族ジオールの残基とからなるポリエステル;p−(β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸、p−オキシ安息香酸ピバロラクトン等のオキシ酸の残基からなるポリエステル;1,2−ビス(4,4’−ジカルボキシメチルフェノキシ)エタン、ジ(4−カルボキシフェノキシ)エタン等の芳香族エーテルジカルボン酸の残基と上記の脂肪族、芳香族、または脂環族ジオールの残基とからなるポリエーテルエステル;ビス(N−パラカルボエトキシフェニル)テレフタルイミド等の芳香族アミドジカルボン酸の残基と上記の脂肪族、芳香族、または脂環族ジオールの残基とからなるポリアミドエステル等を示すことができる。また、上記のジカルボン酸の残基および/またはジオールの剤域を2種以上使用した共重合ポリエステル等も使用することができる。
分子量400以上の低融点軟重合体セグメント(ソフトセグメント)は、ポリエステル系ブロック共重合体中で、実質的に非晶の状態を示すものであり、このセグメントの構成成分だけで重合体を形成した場合の融点または軟化点が80℃以下のものである。この低融点軟重合体セグメントの分子量は、400〜8000が好ましく、700〜5000がより好ましい。またポリエステル系エラストマー中の低融点軟重合体セグメントの割合は1〜90質量%であるのが好ましい。特に好ましい割合は5〜80質量%である。
代表的な低融点軟重合体セグメントとしては、ポリエチレンオキサイドグリコール、ポリプロピレンオキサイドグリコール、ポリテトラメチレンオキサイドグリコール、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重合体のグリコール、エチレンオキサイドとテトラヒドロフランとの共重合体のグリコール等のポリエーテル、またはポリネオペンチルアゼレート、ポリネオペンチルアジペート、ポリネオペンチルセバケート等の脂肪族ポリエステル等があるが、ポリエステル系フィルムを構成するポリエステルとの相溶性の点から、ポリ−ε−カプロラクトン等のポリラクトンをソフトセグメントに用いたポリエステル系エラストマーが特に好ましい。
本発明では、テレフタル酸とブタンジオールとε−カプロラクトンの共重合ポリエステルからなるε−カプロラクトン系ポリエステルエラストマーが、非晶度合いを高めて、折畳み保持性を良好にする効果が大きいため、好ましく使用できる。これらの効果を充分に得るには、ポリエステル系フィルムを構成するポリエステル樹脂100モル%のうち、ε−カプロラクトン系ポリエステルエラストマーを1〜30モル%とすることが好ましい。3〜25モル%がより好ましく、5〜20モル%が特に好ましい。ε−カプロラクトン系ポリエステルエラストマーの量は30モル%を超えると、フィルムの耐破れ性、強度や耐熱性等の物理的強度が充分に得られないおそれがあるため好ましくない。
本発明のポリエステル系フィルムを形成する樹脂の中には、必要に応じて各種の添加剤、例えば、ワックス類、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶核剤、減粘剤、熱安定剤、着色用顔料、着色防止剤、紫外線吸収剤等を添加することができる。また、フィルムの作業性(滑り性)を良好にする滑剤としての微粒子を添加することが好ましい。微粒子としては、任意のものを選択することができるが、例えば、無機系微粒子としては、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム等、有機系微粒子としては、例えば、アクリル系樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子、架橋ポリスチレン粒子等を挙げることができる。微粒子の平均粒径は、0.05〜3.0μmの範囲内(コールターカウンタにて測定した場合)で、必要に応じて適宜選択することができる。
ポリエステル系フィルムを形成する樹脂の中に上記粒子を配合する方法としては、例えば、ポリエステル系樹脂を製造する任意の段階において添加することができるが、エステル化の段階、もしくはエステル交換反応終了後、重縮合反応開始前の段階でエチレングリコール等に分散させたスラリーとして添加し、重縮合反応を進めるのが好ましい。また、ベント付き混練押出し機を用いてエチレングリコールまたは水等に分散させた粒子のスラリーとポリエステル系樹脂原料とをブレンドする方法、または混練押出し機を用いて、乾燥させた粒子とポリエステル系樹脂原料とをブレンドする方法等によって行うのも好ましい。
さらに、本発明のポリエステル系フィルムには、フィルム表面の接着性を良好にするために、コロナ処理、コーティング処理や火炎処理等を施したりすることも可能である。
次に本発明のポリエステル系フィルムを紙包装の紙の代替用途として用いるに当たって好ましい特性を説明する。まず、本発明のポリエステル系フィルムは、28℃の環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が20度以上50度以下であることが好ましい。50度を超えると、折り紙や包装紙等で折った際に折り目が開き、きれいな美観を得られなくなるので好ましくない。48度以下が好ましく、46度以下がより好ましい。また折畳み保持角度は小さいほど好ましいが、現状では20度程度が下限である。
また、本発明のポリエステル系フィルムは、5℃の環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が30度以上60度以下であることが好ましい。60度を超えると、折り紙や包装紙等で折った際に折り目が開き、きれいな美観を得られなくなるので好ましくない。58度以下が好ましく、56度以下がより好ましい。また、5℃の環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度は小さいほど好ましいが、現状では20度程度が下限である。
また、本発明のポリエステル系フィルムは、密度が1.29g/cm以上1.33g/cm以下であることが好ましい。これは、本発明のポリエステル系フィルムを構成しているポリエステルが非晶質であることと関連があり、1.33g/cmを超える場合には、ポリエステルの結晶化が進みすぎており、折畳み保持角度や5℃の環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が大きくなり易く、あまり好ましくない。フィルムの密度は小さいことが好ましいが、全モノマー成分中の非晶質成分となり得る1種以上のモノマー成分の合計の上限を30モル%とすると、通常、フィルムの密度の下限は1.29g/cm程度になる。
また、本発明のポリエステル系フィルムは、少なくとも一方向の引張り破壊強さが100MPa以上330MPa以下であることが好ましい。通常、延伸されている方向の引張り破壊強さは大きな値を示すことが多い。引張り破壊強さが双方向に100MPa未満であると、どのように裁断使用しても強度が不足して、紙代替手提げ袋として用いた時に物を入れると破袋してしまうので好ましくない。引張り破壊強さは120MPa以上が好ましく、140MPa以上だとより好ましい。引張り破壊強さは大きいことが好ましいが、330MPaを超えて大きくしようとすると、製膜時に破断等を起こし易くなり、あまり好ましくない。
本発明のポリエステル系フィルムにおいてフィルムの厚みは特に限定されないが、3μm以上200μm以下が好ましい。フィルムの厚みが3μmより薄いと印刷等の加工が困難になるおそれがある。またフィルム厚みが200μmより厚くても構わないが、フィルムの使用重量が増えるのでコストが高くなるので好ましくない。フィルムの厚みは5μm以上190μm以下であるとより好ましく、7μm以上180μm以下であるとさらに好ましい。
本発明のポリエステル系フィルムは、後加工時の取扱性の観点から、後述の測定法による厚み斑が縦横双方向において、12%以下であることが好ましい。更に好ましくは10%以下である。厚み斑は小さいほど良いが、実用上は1%程度以上であって構わず、3%以上であっても後加工性に通常問題は生じない。
上述した本発明のポリエステル系フィルムは、上記したポリエステル原料を押出機により溶融押し出しして未延伸フィルムを形成し、その未延伸フィルムを以下に示す所定の方法により一軸延伸または二軸延伸することによって得ることができる。なお、ポリエステルは、前記した好適なジカルボン酸成分とジオール成分とを公知の方法で重縮合させることで得ることができる。また、通常は、チップ状のポリエステルを2種以上混合してフィルムの原料として使用する。
原料樹脂を溶融押し出しする際には、ポリエステル原料をホッパードライヤー、パドルドライヤー等の乾燥機、または真空乾燥機を用いて乾燥するのが好ましい。そのようにポリエステル原料を乾燥させた後に、押出機を利用して、200〜300℃の温度で溶融しフィルム状に押し出す。押し出しに際しては、Tダイ法、チューブラー法等、既存の任意の方法を採用することができる。
そして、押し出し後のシート状の溶融樹脂を急冷することによって未延伸フィルムを得ることができる。なお、溶融樹脂を急冷する方法としては、溶融樹脂を口金から回転ドラム上にキャストして急冷固化することにより実質的に未配向の樹脂シートを得る方法を好適に採用することができる。好ましい製造方法は次の通りである。
本発明の目的を達成するには、フィルムの延伸方向はフィルム縦(長手)方向、横(幅)方向のいずれでも構わない。以下では、最初に横延伸、次に縦延伸を実施する横延伸-縦延伸による二軸延伸法について説明するが、順番を逆にする縦延伸−横延伸であっても、主配向方向が変わるだけなので構わない。
まず、横方向の延伸を行う。横方向の延伸は、テンター(第1テンター)内でフィルムの幅方向の両端際をクリップによって把持した状態で、65℃〜85℃で3.5〜5倍程度、行うことが好ましい。横方向の延伸を行う前には、予備加熱を行っておくことが好ましく、予備加熱はフィルム表面温度が70℃〜100℃になるまで行うとよい。
横延伸の後は、フィルムを積極的な加熱操作を実行しない中間ゾーンを通過させることが好ましい。第1テンターの横延伸ゾーンと中間熱処理ゾーンで温度差がある場合、中間熱処理ゾーンの熱(熱風そのものや輻射熱)が横延伸工程に流れ込み、横延伸ゾーンの温度が安定しないためにフィルム品質が安定しなくなることがあるので、横延伸後で中間熱処理前のフィルムを、所定時間をかけて中間ゾーンを通過させた後に、中間熱処理を実施するのが好ましい。この中間ゾーンにおいては、フィルムを通過させていない状態で短冊状の紙片を垂らしたときに、その紙片がほぼ完全に鉛直方向に垂れ下がるように、フィルムの走行に伴う随伴流、横延伸ゾーンや中間熱処理からの熱風を遮断すると、安定した品質のフィルムが得られる。中間ゾーンの通過時間は、1秒〜5秒程度で充分である。1秒より短いと、中間ゾーンの長さが不充分となって、熱の遮断効果が不足する。また、中間ゾーンは長い方が好ましいが、あまりに長いと設備が大きくなってしまうので、5秒程度で充分である。
中間ゾーンの通過後は、縦延伸前の中間熱処理を行っても行わなくても どちらでも構わない。しかし横延伸後の中間熱処理の温度を高くすると、折畳み性に寄与する分子配向が緩和され、結晶化が進むため折畳み性は若干悪くなる。また厚み斑も同様に悪くなる。この観点から、中間熱処理は、140℃以下で行うことが好ましい。また、中間熱処理ゾーンの通過時間は、20秒以下が好ましい。中間熱処理ゾーンは長い方が好ましいが、20秒程度で充分である。これにより横一軸延伸ポリエステルフィルムが得られる。
本発明では、続いて縦延伸を行っても行わなくても良いが、行った方がフィルムの引張り破壊強さが向上するので好ましい。よって、横一軸延伸フィルムを、複数のロール群を連続的に配置した縦延伸機へと導入するとよい。縦延伸に当たっては、予熱ロールでフィルム温度が65℃〜110℃になるまで予備加熱することが好ましい。フィルム温度が65℃より低いと、縦方向に延伸する際に延伸し難くなり(すなわち、破断が生じやすくなる)好ましくない。また110℃より高いとロールにフィルムが粘着しやすくなり、連続生産によるロールの汚れ方が早くなり好ましくない。
フィルム温度が前記範囲になったら、縦延伸を行う。縦延伸倍率は、主配向方向を縦方向にするか、横方向にするかで異なる。主配向方向を縦方向にする場合は、縦延伸倍率を2〜5倍とするとよい。一方、主配向方向を横方向にする場合は、縦延伸倍率を1.2〜1.8倍とするとよい。
縦延伸後は、一旦フィルムを冷却することが好ましく、最終熱処理を行う前に、表面温度が20〜40℃の冷却ロールで冷却することが好ましい。縦延伸後に急冷することで、フィルムの分子配向が安定化し、製品となった後のフィルムの自然収縮率が小さくなるため、好ましい。
次に、縦延伸および冷却後のフィルムを、熱処理(リラックス処理)のための第2テンターへと導入し、熱処理やリラックス処理を行う。リラックス処理はフィルムの幅方向の両端際をクリップによって把持した状態で、0%〜30%でフィルムを弛ませる工程である。リラックス率により横方向の収縮率を変化させることができる。リラックス率は0%が下限であり、また上限は99%であるが、リラックス率が高いと、フィルム製品幅が短くなるというデメリットもあるので好ましくない。よって、リラックス率の上限は30%程度が好適である。
熱処理(リラックス処理)温度は、65℃〜140℃が好ましい。熱処理温度が65℃より低いと熱処理の意味をなさない。一方、熱処理温度が140℃より高いと、フィルムが結晶化してしまい、密度が1.33g/cmを超えて大きくなり易く、折畳み保持性や厚み斑が悪いフィルムとなり易いので好ましくない。
後は、フィルム両端部を裁断除去しながら巻き取れば、ポリエステル系フィルムロールが得られる。
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。
<ポリエステル原料の調製>
(合成例1)
撹拌機、温度計および部分環流式冷却器を備えたステンレススチール製オートクレーブに、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸ジメチル(DMT)100モル%と、多価アルコール成分としてエチレングリコール(EG)100モル%とを、エチレングリコールがモル比でジメチルテレフタレートの2.2倍になるように仕込み、エステル交換触媒として酢酸亜鉛を0.05モル%(酸成分に対して)用いて、生成するメタノールを系外へ留去しながらエステル交換反応を行った。その後、重縮合触媒として三酸化アンチモン0.225モル%(酸成分に対して)を添加し、280℃で26.7Paの減圧条件下、重縮合反応を行い、固有粘度0.75dl/gのポリエステル(A)を得た。このポリエステルはポリエチレンテレフタレートである。
(合成例2)
合成例1に対して若干の条件変更をした他は同様にして、表1に示したポリエステル(B)〜(F)を得た。表中、BDは1,4−ブタンジオール、NPGはネオペンチルグリコール、CHDMは1,4−シクロヘキサンジメタノール、DEGはジエチレングリコール、ε−CLはε−カプロラクトンである。なお、ポリエステル(F)の製造の際には、滑剤としてSiO2(富士シリシア社製サイリシア266)をポリエステルに対して7,000ppmの割合で添加した。ポリエステルB,C,D,E,Fの固有粘度は、それぞれ、0.72dl/g,0.80dl/g,1.20dl/g,0.77dl/g,0.75dl/gであった。各ポリエステルは、適宜チップ状にした。各ポリエステルの組成を表1に示す。表1中のTPAはテレフタル酸成分を示す。
ポリエステル系フィルムの評価方法を以下に示す。
[折畳み保持角度]
5℃環境の恒温室及び28℃環境の恒温室で各々フィルムを24時間放置する。その後直ちに、各々のフィルムを20℃65%RH環境で10cm×10cmの正方形に裁断し、4つ折にした(2.5cm×2.5cmの正方形)。その後 底面の大きさが3cm×3cmの5kgの錘を20秒間 4つ折りのフィルムに乗せた。錘を外した後、4つ折りのフィルムを30分間放置した。その後、折られたフィルムが開いた角度(完全に折畳まれた状態を0度とした)を測定して求めた。またフィルム縦方向、横方向の両方の折畳み保持角度を測定し、角度が大きい方の値を折畳み保持角度とした。
[密度]
管中に連続的な密度勾配を有する液体(硝酸カルシウム水溶液)が入った密度勾配管を用いて,試料をその液体中に24時間入れた後に,液体中で静止した平衡位置から,その試料の密度を読み取った(単位:g/cm)。
[引張破壊強さ]
測定方向をフィルム幅方向とすると、幅方向に140mm、測定方向と直交する方向(フィルム長手方向)に20mmの短冊状の試験片を作製した。万能引張試験機「DSS−100」(島津製作所製)を用いて、試験片の両端からチャックで各々20mmずつ把持(チャック間距離100mm)して、雰囲気温度23℃、引張速度200mm/minの条件にて引張試験を行い、引張破壊時の強度(応力)を引張破壊強さとした。長手方向の測定は、前記幅方向の測定と試料片の作成方向を90度変更して実施した。
[厚み斑]
長手方向を測定方向とする場合、フィルムを長さ1m×幅40mmの長尺な短冊状にサンプリングし、ミクロン測定器株式会社製の連続接触式厚み計を用いて、5(m/分)の速度で測定した。なお、上記したフィルム試料のサンプリングにおいては、フィルム試料の長さ方向をフィルムの測定方向とした。測定時の最大厚みをTmax.、最小厚みをTmin.、平均厚みをTave.とし、下式1からフィルムの厚み斑を算出した。
厚み斑={(Tmax.−Tmin.)/Tave.}×100 (%) ・・式1
一方、幅方向を測定方向とする場合、フィルム試料の作成方向を90度変更して実施した。
(実施例1)
上記したポリエステルAとポリエステルBとポリエステルDとポリエステルFを質量比5:60:30:5で混合して押出機に投入した。しかる後、その混合樹脂を280℃で溶融させてTダイから押出し、表面温度30℃に冷却された回転する金属ロールに巻き付けて急冷することにより、厚さ240μmの未延伸フィルムを得た。このときの未延伸フィルムの引取速度(金属ロールの回転速度)は、約20m/min.であった。しかる後、その未延伸フィルムを、横延伸ゾーン、中間ゾーン、中間熱処理ゾーンを連続的に設けたテンター(第1テンター)に導いた。なお、中間ゾーンにおいては、フィルムを通過させていない状態で短冊状の紙片を垂らしたときに、その紙片がほぼ完全に鉛直方向に垂れ下がるように、延伸ゾーンからの熱風および熱処理ゾーンからの熱風が遮断されている。
そして、テンターに導かれた未延伸フィルムを、フィルム温度が80℃になるまで予備加熱した後、横延伸ゾーンで横方向に70℃で4倍に延伸し、中間ゾーンを通過させた後に(通過時間=約1.2秒)、中間熱処理ゾーンへ導き、80℃の温度で8秒間に亘って熱処理することによって厚み60μmの横一軸延伸フィルムを得た。
さらに、その横延伸したフィルムを、複数のロール群を連続的に配置した縦延伸機へ導き、予熱ロール上でフィルム温度が70℃になるまで予備加熱した後に3倍に延伸した。しかる後、縦延伸したフィルムを、表面温度25℃に設定された冷却ロールによって強制的に冷却した。
そして、冷却後のフィルムをテンター(第2テンター)へ導き、第2テンター内で90℃の雰囲気下で10秒間に亘って熱処理した後に冷却し、両縁部を裁断除去することによって、厚みが約20μmの二軸延伸フィルムを所定の長さに亘って連続的に製膜してポリエステル系フィルムからなるフィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。測定環境温度が異なる折畳み保持角度、引張り破壊強さ、厚み斑のいずれにも優れたフィルムであった。
(実施例2)
実施例1において、ポリエステルBをポリエステルCに変えた以外は実施例1と同様にして、厚み約20μmの二軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。実施例1と同様に優れたフィルムであった。
(実施例3)
実施例1において、ポリエステルDをポリエステルEに変更した以外は実施例1と同様にして、厚み約20μmの二軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。実施例1と同様に優れたフィルムであった。
(実施例4)
実施例1において、無延伸フィルムの厚みを80μmに変更し、縦延伸、最終熱処理を実施せずに横方向のみ延伸した厚み約20μmの一軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。長手方向の引張り破壊強さは低下したが、それ以外は実施例1と同様に優れたフィルムであった。
(実施例5)
実施例1において、ポリエステルBの重量比率を60から80へ、ポリエステルDの重量比率を30から10へ変更した以外は実施例1と同様にして、厚み約20μmの二軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。実施例1より折畳み保持角度が優れたフィルムであった。
(実施例6)
実施例1において、ポリエステルAの重量比率を5から35へ、ポリエステルBの重量比率を60から50へ変更した以外は実施例1と同様にして、厚み約20μmの二軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。
(比較例1)
実施例1において、ポリエステルAの重量比率を5から35へ、ポリエステルBの重量比率を60から30へ変更した以外は実施例1と同様にして、厚み約20μmの二軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。実施例1より折畳み保持角度が大きく、実施例1より劣るフィルムであった。
(比較例2)
実施例4において、ポリエステルAの重量比率を5から35へ、ポリエステルBの重量比率を60から30へ変更した以外は実施例4と同様にして、厚み約20μmの二軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。実施例4より折畳み保持角度が大きく、実施例1より劣るフィルムであった。
(比較例3)
実施例6において、最終ねつしょり工程の温度を90℃から190へ変更した以外は実施例6と同様にして、厚み約20μmの二軸延伸フィルムロールを得た。そして、得られたフィルムの特性を上記した方法によって評価した。評価結果を表3に示す。実施例4より密度が高くて折畳み保持角度が大きく、厚み斑も悪く、実施例6より劣るフィルムであった。
本発明のポリエステル系フィルムは、異なる温度環境でも優れた折畳み保持性を有している。その為、包装紙、紙製手提げ袋、本のカバー、折り紙等の紙の代替として好ましく使用できるものである。

Claims (3)

  1. エチレンテレフタレートを主たる構成成分とし、全モノマー成分中の非晶質成分となり得る1種以上のモノマー成分の合計が15モル%以上30モル%以下であるポリエステル樹脂から形成されており、下記要件(1)〜(3)を満たすことを特徴とするポリエステル系フィルムをロール状に巻き取ってなるポリエステル系フィルムロール。
    (1)5℃の環境下で1日保管させた後の折畳み保持角度が30度以上60度以下
    (2)密度が1.29g/cm以上1.33g/cm以下
    (3)厚み斑が長手方向および幅方向のいずれの方向においても12%以下である
  2. 前記ポリエステル系フィルムが一軸延伸フィルム又は二軸延伸フィルムであり、少なくとも一方向の引張り破壊強さが100MPa以上330MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル系フィルムロール。
  3. 前記ポリエステル系フィルムは、折り紙、紙製手提げ袋、本のカバー、包装紙から選ばれる紙代替用途に使用されることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のポリエステル系フィルムロール。
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