JP2015014360A - ダンパ装置及びトルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents

ダンパ装置及びトルクコンバータのロックアップ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トーションスプリングを連結するための中間部材の構成を簡素化し、軸方向スペースの短縮及び部品の簡素化を図る。
【解決手段】この装置は、第1及び第2プレート48,49と、ドリブンプレート33と、複数の内周側トーションスプリング32と、中間子35と、を備えている。ドリブンプレート33は、第1及び第2プレート48,49の軸方向間に配置され、トーションスプリング32を収容する窓孔33aを有する。中間子35は2つのトーションスプリング32を直列的に作用させる。中間子35は、環状の連結部35aと、係合爪35bと、を有する。連結部35aは第1プレート48とドリブンプレート33との軸方向間に配置されている。係合爪35bは、連結部35aからドリブンプレート33の窓孔33aに向かって延び、直列的に作用する2つのトーションスプリング32の回転方向間に位置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ダンパ装置、及びそれを有するトルクコンバータのロックアップ装置に関する。
トルクコンバータにおいては、燃費低減のためにロックアップ装置が設けられている。ロックアップ装置は、タービンとフロントカバーとの間に配置されており、フロントカバーとタービンとを機械的に連結して両者の間でトルクを直接伝達するものである。
ロックアップ装置は、一般に、クラッチ部とダンパ機構とを有している。ダンパ機構は、捩じり振動を減衰するための機構である。このような装置では、フロントカバーからのトルクは、クラッチ部を介してダンパ機構に入力され、このダンパ機構で捩じり振動が減衰されてタービンに伝達される。
この種のダンパ機構を有するロックアップ装置が特許文献1に示されている。特許文献1に示された装置は、外周側及び内周側にダンパ機構が設けられている。各ダンパ機構は、複数のトーションスプリングを有しており、外周側のトーションスプリングと内周側のトーションスプリングとは、中間部材によって直列的に作用するように連結されている。中間部材は1対のプレートから構成されている。1対のプレートは、軸方向に対向して配置されており、これらの間にタービンに固定されたドリブンプレートが配置されている。そして、1対のプレートは、1対のプレートとドリブンプレートとの相対回転角度を規制するためのストップピンによって互いに固定されている。
特開2012−122584号公報
特許文献1のロックアップ装置では、外周側トーションスプリングと内周側トーションスプリングとを連結するための中間部材が1対のプレートで構成されており、かつ1対のプレートがストップピンにより固定されている。
ロックアップ装置では、捩じり振動をより効果的に抑制するために、内周側トーションスプリングにおいても直列的に作用させることが好ましい。しかし、特許文献1に示されたような中間部材によって内周側トーションスプリングを直列的に作用させると、部品点数が増加するだけではなく、そのための軸方向のスペースも必要になる。
本発明の課題は、トーションスプリング等の弾性部材を直列的に作用させるための中間部材の構成を簡素化し、軸方向スペースの短縮及び部品の簡素化を図ることにある。
本発明の第1側面に係るダンパ装置は、1対の第1プレート部材と、第2プレート部材と、複数の弾性部材と、中間子と、を備えている。1対の第1プレート部材は、軸方向に並べて配置され、回転可能である。第2プレート部材は、1対の第1プレート部材の軸方向間に1対の第1プレート部材と同軸上にかつ相対回転自在に配置され、円周方向に並べて配置された複数の開口を有する。複数の弾性部材は、第2プレート部材の開口に配置され、第1プレート部材と第2プレート部材とを回転方向に弾性的に連結する。中間子は複数の弾性部材のうちの少なくとも2つを直列的に作用させる。
そして、直列的に作用する2つの弾性部材は第2プレート部材の1つの開口に収容されている。また、中間子は、環状の連結部と、係合爪と、を有する。環状の連結部は1対の第1プレート部材の一方と第2プレート部材との軸方向間に配置されている。係合爪は、環状の連結部から第2プレート部材の開口に向かって延び、直列的に作用する2つの弾性部材の回転方向間に位置する。
この装置では、1対の第1プレート部材と第2プレート部材とは複数の弾性部材によって回転方向に弾性的に連結されている。したがって、一方のプレート部材から入力されたトルクは、複数の弾性部材を介して他方のプレート部材に伝達される。複数の弾性部材は第2プレート部材の複数の開口に配置されている。このうちの少なくとも1つの開口には2つの弾性部材が配置されており、2つの弾性部材は中間子によって直列的に作用する。
ここで、中間子の環状の連結部が第1プレート部材と第2プレート部材との間に挟まれており、また連結部から延びる係合爪が2つの弾性部材の間に配置されている。
このような構成のダンパ機構では、第1プレート部材と第2プレート部材との間の隙間に中間子を配置でき、中間子のために広いスペースが不要になる。また、中間子を支持するための部材等を不要になり、全体の部品点数を削減することができる。
本発明の第2側面に係るダンパ装置は、第1側面の装置において、1対の第1プレートの一方は、1対の第1プレート部材の他方側にかつ内周側にプレス加工して形成された第1位置決め部を有し、中間子は、外周面が第1位置決め部に当接することによって径方向に位置決めされている。
ここでは、中間子を軸方向に固定する第1プレート部材の一方によって中間子が径方向に位置決めされている。このため、構成がより簡単になる。
本発明の第3側面に係るダンパ装置は、第1又は第2側面の装置において、1対の第1プレートの他方は、1対の第1プレート部材の一方側にかつ内周側にプレス加工して形成された第2位置決め部を有し、第2プレート部材は、外周面が第2位置決め部に当接することによって径方向に位置決めされている。
ここでは、第2プレート部材を挟む第1プレート部材の他方によって第2プレート部材が径方向に位置決めされている。このため、構成がより簡単になる。
本発明の第4側面に係るダンパ装置は、第1から第3側面のいずれかの装置において、中間子の連結部は複数の弾性部材の外周側に配置されており、中間子の係合爪は連結部から径方向内方に延びている。
本発明の第5側面に係るダンパ装置は、第1から第3側面のいずれかの装置において、中間子の連結部は複数の弾性部材の内周側に配置されており、中間子の係合爪は連結部から径方向外方に延びている。
本発明の第6側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置は、エンジン側の部材に連結されるフロントカバーとトルクコンバータ本体との間に配置され、フロントカバーからのトルクをトルクコンバータ本体のタービンに直接伝達するための装置である。このロックアップ装置は、クラッチ部と、ダンパ装置と、を備えている。クラッチ部はフロントカバーからのトルクを出力側に伝達する。
ダンパ装置は、クラッチ部を介してトルクが入力されるとともに出力部がタービンに固定され、捩じり振動を減衰する。ダンパ装置は、1対の入力プレート部材と、出力プレート部材と、複数の弾性部材と、中間子と、を備えている。
1対の入力プレート部材は、軸方向に並べて配置され、トルクが入力される。出力プレート部材は、1対の入力プレート部材の軸方向間に1対の入力プレート部材と相対回転自在に配置されるとともにタービンに固定され、円周方向に並べて配置された複数の開口を有する。複数の弾性部材は、出力プレート部材の開口に配置され、入力プレート部材と出力プレート部材とを回転方向に弾性的に連結する。中間子は複数の弾性部材のうちの少なくとも2つを直列的に作用させる。
そして、直列的に作用する2つの弾性部材は出力プレート部材の1つの開口に収容されている。また、中間子は、環状の連結部と、係合爪と、を有している。環状の連結部は1対の入力プレート部材の一方と出力プレート部材との軸方向間に配置されている。係合爪は、環状の連結部から出力プレート部材の開口に向かって延び、直列的に作用する2つの弾性部材の回転方向間に位置する。
本発明の第7側面に係るトルクコンバータのロックアップ装置は、第6側面の装置において、ダンパ装置は、ドライブプレートと、複数の外周側弾性部材と、をさらに有する。ドライブプレートはクラッチ部からトルクが入力される。複数の外周側弾性部材は、複数の弾性部材の外周側に配置され、ドライブプレートと1対の入力プレート部材とを回転方向に弾性的に連結する。
以上のような本発明では、弾性部材を直列的に作用させるための中間部材の構成を簡素化でき、軸方向スペースの短縮及び部品の簡素化を図ることができる。
本発明の一実施形態によるロックアップ装置を備えたトルクコンバータの断面構成図。 図1のロックアップ装置を抽出して示す図。 図1の中間部材及びダイナミックダンパ装置を抽出して示す図。 図3の一部を拡大して示す図。 中間子の斜視部分図。 図3の一部を拡大して示す図。 ダイナミックダンパ装置の正面部分図。 ダイナミックダンパ装置を構成する第1イナーシャリングの正面部分図。 ダイナミックダンパ装置を構成する第2イナーシャリングの正面部分図。 エンジン回転数と回転速度変動の特性図。 中間子の他の実施形態を示す図。 中間子のさらに他の実施形態を示す図。
図1は、本発明の一実施形態によるダンパ機構付きロックアップ装置を有するトルクコンバータ1の断面部分図である。図1の左側にはエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。なお、図1に示すO−Oがトルクコンバータ及びロックアップ装置の回転軸線である。
[トルクコンバータの全体構成]
トルクコンバータ1は、エンジン側のクランクシャフト(図示せず)からトランスミッションの入力シャフトにトルクを伝達するための装置であり、入力側の部材に固定されるフロントカバー2と、3種の羽根車(インペラ3、タービン4、ステータ5)からなるトルクコンバータ本体6と、ロックアップ装置7と、から構成されている。
フロントカバー2は、円板状の部材であり、その外周部にはトランスミッション側に突出する外周筒状部10が形成されている。インペラ3は、フロントカバー2の外周筒状部10に溶接により固定されたインペラシェル12と、その内側に固定された複数のインペラブレード13と、インペラシェル12の内周側に設けられた筒状のインペラハブ14とから構成されている。
タービン4は流体室内でインペラ3に対向して配置されている。タービン4は、タービンシェル15と、タービンシェル15に固定された複数のタービンブレード16と、タービンシェル15の内周側に固定されたタービンハブ17と、から構成されている。タービンハブ17は外周側に延びるフランジ17aを有しており、このフランジ17aにタービンシェル15の内周部が複数のリベット18によって固定されている。また、タービンハブ17の内周部には、図示しないトランスミッションの入力シャフトがスプライン係合している。
ステータ5は、インペラ3とタービン4の内周部間に配置され、タービン4からインペラ3へと戻る作動油を整流するための機構である。ステータ5は主に、ステータキャリア20と、その外周面に設けられた複数のステータブレード21と、から構成されている。ステータキャリア20は、ワンウエイクラッチ22を介して図示しない固定シャフトに支持されている。なお、ステータキャリア20の軸方向両側には、スラストベアリング24,25が設けられている。
[ロックアップ装置7]
図2に、図1のロックアップ装置7を抽出して示している。ロックアップ装置7は、フロントカバー2とタービン4との間の環状の空間に配置されている。ロックアップ装置7は、クラッチ部28と、外周側に配置された第1ダンパ機構D1と、内周側に配置された第2ダンパ機構D2と、位置決め機構Pと、ダイナミックダンパ装置34と、を有している。
<クラッチ部28>
クラッチ部28は、複数のクラッチプレート36と、ピストン37と、油圧室形成部材38と、を有している。
−クラッチプレート36−
複数のクラッチプレート36は、フロントカバー2とピストン37との間に配置され、2枚の第1クラッチプレート36aと、2枚の第2クラッチプレート36bと、を有している。第1クラッチプレート36a及び第2クラッチプレート36bは、ともに環状に形成され、軸方向に交互に並べて配置されている。第1クラッチプレート36aは内周部に複数の歯が形成されている。第2クラッチプレート36bは、両面に摩擦フェーシングが固定されており、外周部に複数の歯が形成されている。
−ピストン37−
ピストン37は、環状に形成され、フロントカバー2のトランスミッション側に配置されている。ここで、フロントカバー2の内周部には、クラッチ用ボス40が固定されている。クラッチ用ボス40は、径方向外方に延びるフランジ40aと、軸方向タービン側に延びる円筒部40bと、を有している。ピストン37の内周面は、クラッチ用ボス40のフランジ40aの外周面に、軸方向に移動自在に支持されている。また、ピストン37の径方向中間部には、フロントカバー2側に突出する円筒部37aが形成されている。そして、この円筒部37aが、フロントカバー2の段付き部2aに、軸方向に移動自在に支持されている。円筒部37aの外周側には、円周方向に所定の間隔を開けて複数の開口37bが形成されている。
ピストン37の外周部は、複数のクラッチプレート36に軸方向に対向するように配置されており、複数のクラッチプレート36をフロントカバー2側に押圧する押圧部37cとなっている。
−油圧室形成部材38−
油圧室形成部材38はピストン37のタービン側に配置されている。油圧室形成部材38の内周部は、クラッチ用ボス40の円筒部40bに固定されている。油圧室形成部材38の径方向中間部には、フロントカバー2側に延びる円筒部を形成する段付き部38aが形成されている。また、段付き部38aの外周部には、フロントカバー2側に突出する複数の突出部38bが形成されている。複数の突出部38bは円周方向に所定の間隔で形成されており、この突出部38bに第1クラッチプレート36aの内周部に形成された歯が係合している。したがって、第1クラッチプレート36aと油圧室形成部材38とは、相対回転不能で、かつ軸方向に相対移動が可能である。
また、円板部38の外周部には、径方向外方に延長して延長部38cが形成されている。延長部38cは、ピストン37及びクラッチプレート36のタービン側を覆っている。
−油室−
以上のような構成において、クラッチ用ボス40のフランジ40aの外周面及びフロントカバー2の段付き部2aには、シール部材42,43が設けられている。これにより、ピストン37の内周面とクラッチ用ボス40との間及びピストン37の円筒部37aとフロントカバー2の段付き部2aとの間がシールされ、クラッチオフ用の第1油室44aが形成されている。また、ピストン37のタービン4側に突出した環状の突出部37dにはシール部材45が設けられている。これにより、ピストン37と油圧室形成部材38との間がシールされ、クラッチオン用の第2油室44bが形成されている。
クラッチ用ボス40には、第1油室44aに連通する第1油路40cと、第2油室44bに連通する第2油路40dが形成されている。
<第1ダンパ機構D1>
第1ダンパ機構D1は、ドライブプレート39と、複数の外周側トーションスプリング29と、フロート部材30と、を有している。この第1ダンパ機構D1は以下に詳細に説明するように、クラッチ部28に対して軸方向に移動自在である。
−ドライブプレート39−
ドライブプレート39はクラッチ部28に連結されている。具体的には、ドライブプレート39は、クラッチプレート36の外周側に設けられている。ドライブプレート39は、フロントカバー2側に延びるクラッチ係合部39aと、複数のスプリング係合部39bと、を有している。
クラッチ係合部39aは、円筒状に形成されており、円周方向に所定の間隔で軸方向に延びる溝が形成されている。そして、この溝に、第2クラッチプレート36bの外周部に形成された歯が係合している。したがって、第2クラッチプレート36bとドライブプレート39とは、相対回転不能であり、かつ軸方向に相対移動が可能である。
複数のスプリング係合部39bは、クラッチ係合部39aのタービン側から径方向外方に延びており、外周側トーションスプリング29の両端面に係合している。
また、クラッチ係合部39aとスプリング係合部39bとの間の部分39cには、タービン側に延びる複数の爪39dが形成されている。複数の爪39dはドライブプレート39の一部をタービン側に切り起こして形成されたものである。
−外周側トーションスプリング29及びフロート部材30−
複数の外周側トーションスプリング29は、例えば、1組2個で合計8個のスプリングからなり、各組の2個の外周側トーションスプリング29が直列に作用するように、フロート部材30が設けられている。
フロート部材30は、断面C字状で環状の部材であり、ドライブプレート39のクラッチ係合部39aの外周側に配置されている。このフロート部材30は、ドライブプレート39と相対回転可能に配置されており、外周部が外周側トーションスプリング29の外周部を支持し、側部が外周側トーションスプリング29のエンジン側の側部を支持している。すなわち、フロート部材30によって外周側トーションスプリング29の外周側及び軸方向エンジン側への飛び出しが規制されている。フロート部材30の軸方向トランスミッション側の先端部30aは、内周側でかつエンジン側に折り曲げられており、この先端部の折り曲げ部30aが1組の外周側トーションスプリング29の間に挿入されている。すなわち、折り曲げ部30aの円周方向の両端面が、対応する外周側トーションスプリング29の端面に当接している。
以上のように、複数の外周側トーションスプリング29は、1組の外周側トーションスプリング29の円周方向両端がドライブプレート39のクラッチ係合部39bに係合し、1組の外周側トーションスプリング29の中間部にフロート部材30の折り曲げ部30aが挿入されている。また、外周側トーションスプリング29の外周部はフロート部材30の外周部によって支持されている。
<第2ダンパ機構D2>
第2ダンパ機構D2は、入力部を構成する中間部材31と、複数の内周側トーションスプリング32と、出力部を構成するドリブンプレート33と、中間子35と、を有している。この第2ダンパ機構D2は、図1に示すように、ドリブンプレート33がリベット18によってタービンハブ17のフランジ17aに固定されることにより、径方向及び軸方向に位置決めされている。
−中間部材31−
図3は、第2ダンパ機構D2及びダイナミックダンパ装置34を抽出して示したものである。図3に示すように、中間部材31は、第1プレート48と第2プレート49とから構成されており、ドライブプレート39及びドリブンプレート33に対して相対回転自在である。第1及び第2プレート48,49はクラッチ部28とタービンシェル15との間に配置された環状かつ円板状の部材である。第1プレート48と第2プレート49とは軸方向に間隔をあけて配置されている。第1プレート48がエンジン側に配置され、第2プレート49がトランスミッション側に配置されている。第1プレート48と第2プレート49とは、外周部が複数のリベット50によって互いに相対回転不能でかつ軸方向に移動不能に連結されている。第1プレート48及び第2プレート49には、それぞれ軸方向に貫通する窓部48a,49aが形成されている。窓部48a,49aは、円周方向に延びて形成されており、内周部及び外周部には、軸方向に切り起こされた切り起こし部が形成されている。
また、第1プレート48の外周端には、外周側トーションスプリング29にまで延びる複数の係止部48bが形成されている。複数の係止部48bは第1プレート48の先端を軸方向エンジン側に折り曲げて形成されたものである。この複数の係止部48bは、円周方向に所定の間隔をあけて配置されており、2つの係止部48bの間に、直列に作用する1組の外周側トーションスプリング29が配置されている。
以上のような中間部材31によって、外周側トーションスプリング29と内周側トーションスプリング32とを直列的に作用させることが可能となる。
−内周側トーションスプリング32−
複数の内周側トーションスプリング32のそれぞれは、大コイルスプリングと、大コイルスプリングの内部に挿入され大コイルスプリングのスプリング長と同じ長さの小コイルスプリングと、の組合せからなる。各内周側トーションスプリング32は、中間部材31の両プレート48,49の窓部48a,49a内に配置されている。そして、各内周側トーションスプリング32は窓部48a,49aによって円周方向両端及び外周側及び内周側が支持されている。さらに、各内周側トーションスプリング31は窓部48a,49aの切り起こし部によって軸方向への飛び出しが規制されている。
−ドリブンプレート33−
ドリブンプレート33は、環状かつ円板状の部材であり、内周部がタービンシェル15とともにリベット18によってタービンハブ17のフランジ17aに固定されている。このドリブンプレート33は、第1プレート48と第2プレート49との間に、両プレート48,49に対して相対回転可能に配置されている。そして、ドリブンプレート33の外周部には、第1及び第2プレート48,49の窓部48a,49aに対応して、窓孔33aが形成されている。窓孔33aは軸方向に貫通する孔であり、この窓孔33aに内周側トーションスプリング32が配置されている。
ドリブンプレート33は第2プレート49によって径方向に位置決めされている。具体的には、図4に示すように、第2プレート49の外周部でリベット50によって第1プレート48と固定された部分の内周側には、複数の位置決め部(第2位置決め部)49dが形成されている。位置決め部49dは、円周方向に所定の間隔で設けられており、リベット50による固定部の内周側に形成された段付き部(第1プレート48側に折り曲げられた部分)を、さらに内周側にプレス加工して形成されている。そして、この位置決め部49dの内周面にドリブンプレート33の外周面が当接することによって、ドリブンプレート33が径方向に位置決めされている。
−中間子35−
前述のように、複数の内周側トーションスプリング32のそれぞれは、大コイルスプリング及び小コイルスプリングから構成されている。そして、ドリブンプレート33の1つの窓孔33aには、2つの内周側トーションスプリング32が配置されており、この2つの内周側トーションスプリング32は中間子35によって直列に作用する。すなわち、中間子35は、第1ダンパ機構D1におけるフロート部材30に相当するものである。
図3の一部拡大図である図4及び図5に中間子35を示している。なお、図5は中間子35及びドリブンプレート33を第1プレート48側から視た部分図である。
これらの図で示すように、中間子35は、連結部35aと、複数の係合爪35bと、を有している。連結部35aは、環状に形成されており、軸方向において第1プレート48とドリブンプレート33の外周部との間に挟持され、径方向において内周側トーションスプリング32の外周側に配置されている。複数の係合爪35bは、連結部35aから第2プレート49側にかつ内周側に延び、先端内周部はドリブンプレート33の窓孔33aに配置されている。この複数の係合爪35bは、円周方向に所定の間隔で形成されており、各係合爪35bはドリブンプレート33の窓孔33aに収容された2つの内周側トーションスプリング32の間に位置している。
中間子35は第1プレート48によって径方向に位置決めされている。具体的には、図4に示すように、第1プレート48の径方向中間部でリベット50によって第2プレート49と固定された部分の内周側には、複数の位置決め部(第1位置決め部)48dが形成されている。位置決め部48dは、円周方向に所定の間隔で設けられており、リベット50による固定部の内周側に形成された段付き部(第2プレート49側に折り曲げられた部分)を、さらに内周側にプレス加工して形成されている。そして、この位置決め部48dの内周面に中間子35の外周面が当接することによって、中間子35が径方向に位置決めされている。
<位置決め機構P>
位置決め機構Pは、第1ダンパ機構D1の一部を第2ダンパ機構D2の入力部に係合して、第1ダンパ機構D1を径方向及び軸方向に位置決めする機構である。以下、図3の一部拡大図である図6を用いて具体的に説明する。
前述のように、ドライブプレート39はクラッチ係合部39aと複数のスプリング係合部39bとを有しており、クラッチ係合部39aとスプリング係合部39bとの間の部分39cには、タービン側に延びる複数の爪39dが形成されている。
一方、第1及び第2プレート48,49の外周部には、軸方向に貫通する複数の孔48c,49cが形成されている。各孔48c,49cは円周方向に沿って延びる円弧状に形成されている。そして、この孔48c,49cにドライブプレート39の爪39dが挿入されている。爪39dの円周方向の長さは、孔48c,49cの円周方向の長さより短く、爪39dの円周方向両側には隙間が形成されている。したがって、この隙間の分だけ、ドライブプレート39は第1及び第2プレート48,49に対して相対回転が可能である。言い換えれば、ドライブプレート39の爪39dが第1及び第2プレート48,49の孔48c,49cに挿入されることによって、両者の相対回転角度範囲が規制されており、第1ダンパ機構D1の捩じり角度が制御されている。
爪39dの外周面は第1及び第2プレート48,49の孔48c,49cの内周面に当接しており、これにより、爪39dを有するドライブプレート39は径方向に位置決めされている。すなわち、第1ダンパ機構D1は、ドライブプレート39の爪39dが第1及び第2プレート48,49の孔48c,49cに係合することによって、径方向に位置決めされている。
また、爪39dには径方向に貫通する孔39eが形成されており、この孔39eにクリップ51が係合することによって、第1ダンパ機構D1が軸方向に位置決めされている。
より詳細には、クリップ51は、板状の部材であって、固定部51aと、弾性部51bと、を有している。固定部51aはリベット50によって第1プレート48のフロントカバー側の側面に固定されている。弾性部51bは、固定部51aの外周側においてタービン側に延びている。弾性部51bは、外周側に膨らむ突起部51cを有しており、この突起部51cは内周側に弾性変形が可能である。
そして、突起部51cが爪39dの孔39eに係合し、突起部51cの側面が孔39eの内面に当接することによって、ドライブプレート39の軸方向の移動が禁止されている。すなわち、第1ダンパ機構D1は、クリップ51の突起部51cがドライブプレート39の爪39dの孔39eに係合することによって、軸方向に位置決めされている。
<ダイナミックダンパ装置34>
ダイナミックダンパ装置34は、図3に示すように、中間部材31の第2プレート49の外周延長部であるダンパプレート52と、第1及び第2イナーシャリング53,54と、複数のコイルスプリング(ダイナミックダンパ用弾性部材)55と、を有している。
ダンパプレート52は、前述のように、中間部材31を構成する第2プレート49の外周を延長して形成された部分であり、図7に示すように、円周方向に所定の間隔で、複数のスプリング収納部52aを有している。このスプリング収納部52aには、円周方向に所定長さの開口52bが形成されている。
図8に第1イナーシャリング53の一部を、図9に第2イナーシャリング54の一部を、それぞれ示している。
第1イナーシャリング53には、円周方向に所定の間隔で複数の凹部53aが形成されている。この凹部53aはエンジン側に凹むように形成されている。そして、凹部53aの円周方向の長さはダンパプレート52の開口52bの長さと同じ長さである。隣接する凹部53aの円周方向間には、軸方向に貫通する孔53bと、インロー用突起53cと、が形成されている。孔53bは、両イナーシャリング53,54を連結するボルト(図示せず)が貫通する孔である。インロー用突起53cは、孔53bの外周側に形成されており、円周方向に所定の長さを有している。
第2イナーシャリング54には、円周方向に所定の間隔で複数の凹部54aが形成されている。凹部54aは、トランスミッション側に凹むように、かつ第1イナーシャリング53aに対向して形成されている。凹部54aの円周方向の長さはダンパプレート52の開口52bの長さと同じ長さである。隣接する凹部54aの円周方向間には、軸方向に延びるネジ孔54bと、インロー用凹部54cと、が形成されている。ネジ孔54bは、両イナーシャリング53,54を連結するボルト(図示せず)が螺合する。インロー用凹部54cは、ネジ孔54bの外周側に形成されており、円周方向に所定の長さを有している。そして、このインロー用凹部54cに第1イナーシャリング53のインロー用突起53cが係合する。
第1イナーシャリング53のインロー用突起53cが第2イナーシャリング54のインロー用凹部54cに係合した状態では、これらの円周方向間、すなわち凹部53a,54aが形成された部分を含む所定の角度範囲の間は、軸方向に所定の隙間が形成されている。この隙間に、ダンパプレート52のスプリング収納部52aが差し込まれている。そして、ダンパプレート52のスプリング収納部52aは、両イナーシャリング53,54の間の隙間に差し込まれた状態で、所定の角度範囲で相対回転が可能である。
複数のコイルスプリング55は、それぞれ両イナーシャリング53,54の凹部53c,54cによって形成される収納空間に収納され、かつダンパプレート52のスプリング収納部52aの開口52bに収納されている。
[動作]
まず、トルクコンバータ本体の動作について簡単に説明する。フロントカバー2及びインペラ3が回転している状態では、インペラ3からタービン4へ作動油が流れ、作動油を介してインペラ3からタービン4へトルクが伝達される。タービン4に伝達されたトルクはタービンハブ17を介してトランスミッションの入力シャフト(図示せず)に伝達される。
トルクコンバータ1の速度比があがり、入力シャフトが一定の回転速度になると、第1油圧室44aの作動油が第1油路40cを介してドレンされ、第2油圧室44bに第2油路40dを介して作動油が供給される。すると、ピストン37がフロントカバー2側に移動させられる。この結果、ピストン37の押圧部37cがクラッチプレート36をフロントカバー2側に押圧し、クラッチ部28はオンになる。
以上のようなクラッチオン状態では、トルクは、クラッチプレート36→ドライブプレート39→外周側トーションスプリング29→中間部材31→内周側トーションスプリング32→ドリブンプレート33の経路で伝達され、タービンハブ17に出力される。
ロックアップ装置7においては、トルクを伝達すると共にフロントカバー2から入力されるトルク変動を吸収・減衰する。具体的には、ロックアップ装置7において捩り振動が発生すると、外周側トーションスプリング29と内周側トーションスプリング32とがドライブプレート39とドリブンプレート33との間で直列に圧縮される。さらに、外周側トーションスプリング29及び内周側トーションスプリング32においても、1組の外周側トーションスプリング29及び内周側トーションスプリング32がそれぞれ直列に圧縮される。このため、捩り角度を広くすることができる。特に円周方向距離を長くとれる外周側トーションスプリング29において直列に作用させているので、より広い捩り角度を確保することができる。このことは、捩り特性をより低剛性化できることを意味し、振動吸収・減衰性能をより向上させることができる。
[ダイナミックダンパ装置の動作]
中間部材31に伝達されたトルクは、内周側トーションスプリング32を介してドリブンプレート33に伝達され、さらにタービンハブ17を介してトランスミッション側の部材に伝達される。このとき、中間部材31にはダイナミックダンパ装置34が設けられているので、エンジンの回転変動を効果的に抑制することができる。すなわち、ダンパプレート52の回転と2つのイナーシャリング53,54との回転は、コイルスプリング55の作用によって位相にズレが生じる。具体的には、イナーシャリング53,54の回転はダンパプレート52の回転に対して遅れる。この位相のズレによって、回転変動を吸収することができる。
また、本実施形態では、ダイナミックダンパ装置34を中間部材31に固定し、ダイナミックダンパ装置34とタービンハブ17との間に振動を抑えるための内周側トーションスプリング32を配置している。この内周側トーションスプリング32の作用によって、図10に示すように、より効果的に回転変動を抑えることができる。図10において、特性C1は、エンジンの回転変動を示している。特性C2はダイナミックダンパ装置をタービンハブに装着し、ダイナミックダンパ装置の出力側に弾性部材(トーションスプリング)がない場合の変動を示している。また、特性C3は本実施形態のように、ダイナミックダンパ装置を中間部材に装着し、ダイナミックダンパ装置の出力側に弾性部材(内周側トーションスプリング32)を設けた場合の変動を示している。
図10の特性C2と特性C3とを比較して明らかなように、ダイナミックダンパ装置の出力側に弾性部材を設けた場合は、回転変動のピークが低くなり、かつエンジン回転数の常用域においても回転変動が抑えることができる。
[特徴]
(1)内周側トーションスプリング32を直列的に作用させるための中間子35は、連結部35aが第1プレート48とドリブンプレート33との間の隙間に配置されているので、中間子35のために広いスペースが不要になる。
(2)中間子35及びドリブンプレート33が、第1プレート48及び第2プレート49によって径方向に位置決めされている。このため、構成がより簡単になる。
[他の実施形態]
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
(a)図11に中間子の別の実施形態を示している。この中間子35’は、環状の連結部35a’及び複数の係合爪35b’を有している。環状の連結部35a’は、内周側トーションスプリング32の内周側に配置され、この連結部35a’が第1プレート48とドリブンプレート33との軸方向間に配置されている。また、複数の係合爪35b’は、連結部35a’から外周側に延び、ドリブンプレート33の窓孔33a内に位置している。そして、各係合爪35b’は1つの窓孔33a内に配置された2つの内周側トーションスプリング32の間に配置されている。
(b)図12に中間子のさらに別の実施形態を示している。この中間子35’’は、環状の連結部35a’’及び複数の係合爪35b’’を有している。環状の連結部35a’’は、内周側トーションスプリング32の外周及び内周の両側に配置され、第1プレート48とドリブンプレート33との軸方向間に配置されている。また、複数の係合爪35b’’は、外周側の連結部35’’と内周側の連結部35’’とを径方向に連結しており、ドリブンプレート33の窓孔33a内に位置している。そして、各係合爪35b’’は1つの窓孔33a内に配置された2つの内周側トーションスプリング32の間に配置されている。
以上のような各実施形態によっても、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 トルクコンバータ
2 フロントカバー
4 タービン
6 トルクコンバータ本体
7 ロックアップ装置
28 クラッチ部
29 外周側トーションスプリング
31 中間部材
32 内周側トーションスプリング
33 ドリブンプレート
35 中間子
35a 連結部
35b 係合爪
39 ドライブプレート
48 第1プレート
48d 位置決め部
49 第2プレート
49d 位置決め部
D1,D2 ダンパ機構

Claims (7)

  1. 軸方向に並べて配置され、回転可能な1対の第1プレート部材と、
    前記1対の第1プレート部材の軸方向間に前記1対の第1プレート部材と同軸上にかつ相対回転自在に配置され、円周方向に並べて配置された複数の開口を有する第2プレート部材と、
    前記第2プレート部材の開口に配置され、前記第1プレート部材と前記第2プレート部材とを回転方向に弾性的に連結する複数の弾性部材と、
    前記複数の弾性部材のうちの少なくとも2つを直列的に作用させるための中間子と、
    を備え、
    前記直列的に作用する2つの弾性部材は前記第2プレート部材の1つの開口に収容されており、
    前記中間子は、
    前記1対の第1プレート部材の一方と前記第2プレート部材との軸方向間に配置された環状の連結部と、
    前記環状の連結部から前記第2プレート部材の開口に向かって延び、前記直列的に作用する2つの弾性部材の回転方向間に位置する係合爪と、
    を有する、
    ダンパ装置。
  2. 前記1対の第1プレートの一方は、前記1対の第1プレート部材の他方側にかつ内周側にプレス加工して形成された第1位置決め部を有し、
    前記中間子は、外周面が前記第1位置決め部に当接することによって径方向に位置決めされている、
    請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記1対の第1プレートの他方は、前記1対の第1プレート部材の一方側にかつ内周側にプレス加工して形成された第2位置決め部を有し、
    前記第2プレート部材は、外周面が前記第2位置決め部に当接することによって径方向に位置決めされている、
    請求項1又は2に記載のダンパ装置。
  4. 前記中間子の連結部は前記複数の弾性部材の外周側に配置されており、
    前記中間子の係合爪は前記連結部から径方向内方に延びている、
    請求項1から3のいずれかに記載のダンパ装置。
  5. 前記中間子の連結部は前記複数の弾性部材の内周側に配置されており、
    前記中間子の係合爪は前記連結部から径方向外方に延びている、
    請求項1から3のいずれかに記載のダンパ装置。
  6. エンジン側の部材に連結されるフロントカバーとトルクコンバータ本体との間に配置され、前記フロントカバーからのトルクを前記トルクコンバータ本体のタービンに直接伝達するためのロックアップ装置であって、
    前記フロントカバーからのトルクを出力側に伝達するクラッチ部と、
    前記クラッチ部を介してトルクが入力されるとともに出力部が前記タービンに固定され、捩じり振動を減衰するダンパ装置と、
    を備え、
    前記ダンパ装置は、
    軸方向に並べて配置され、トルクが入力される1対の入力プレート部材と、
    前記1対の入力プレート部材の軸方向間に前記1対の入力プレート部材と相対回転自在に配置されるとともに前記タービンに固定され、円周方向に並べて配置された複数の開口を有する出力プレート部材と、
    前記出力プレート部材の開口に配置され、前記入力プレート部材と前記出力プレート部材とを回転方向に弾性的に連結する複数の弾性部材と、
    前記複数の弾性部材のうちの少なくとも2つを直列的に作用させるための中間子と、
    を備え、
    前記直列的に作用する2つの弾性部材は前記出力プレート部材の1つの開口に収容されており、
    前記中間子は、
    前記1対の入力プレート部材の一方と前記出力プレート部材との軸方向間に配置された環状の連結部と、
    前記環状の連結部から前記出力プレート部材の開口に向かって延び、前記直列的に作用する2つの弾性部材の回転方向間に位置する係合爪と、
    を有する、
    トルクコンバータのロックアップ装置。
  7. 前記ダンパ装置は、
    前記クラッチ部からトルクが入力されるドライブプレートと、
    前記複数の弾性部材の外周側に配置され、前記ドライブプレートと前記1対の入力プレート部材とを回転方向に弾性的に連結する複数の外周側弾性部材と、
    をさらに有する、
    請求項6に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
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