JP2015011883A - Oledパネル及び照明器具 - Google Patents

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高志 金子
林 順也
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Abstract

【課題】実施形態によれば、端部からの漏れ光を有効活用することでパネル正面側の輝度を高めることが可能なOLEDパネル及び照明器具を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、OLEDパネルは、第1の面とその反対側の第2の面とを有する透明な基板と;前記基板に対向して設けられた封止板と;前記基板と前記封止板との間で前記基板の前記第2の面上に設けられたOLED(Organic Light-Emitting Diode)素子部と;前記基板の端部に設けられ、前記OLED素子部で発光し前記基板の前記端部に向かう光を前記基板の前記第1の面の外方に反射させる反射層と;を具備している。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、OLEDパネル及び照明器具に関する。
照明器具の光源として、有機エレクトロルミネッセンスを利用したOLED(Organic Light-Emitting Diode)が提案されている。OLEDでは、すべての光が正面から取り出せず、端部から漏れ光が生じており、その漏れ光の有効活用はできていない。
特開2005−78932号公報
実施形態によれば、端部からの漏れ光を有効活用することでパネル正面側の輝度を高めることが可能なOLEDパネル及び照明器具を提供する。
実施形態によれば、OLEDパネルは、第1の面とその反対側の第2の面とを有する透明な基板と;前記基板に対向して設けられた封止板と;前記基板と前記封止板との間で前記基板の前記第2の面上に設けられ、発光層を含む有機層と、前記有機層の一方の面に設けられた第1の電極と、前記有機層の他方の面に設けられた第2の電極とを有するOLED(Organic Light-Emitting Diode)素子部と;前記基板の端部に設けられ、前記OLED素子部で発光し前記基板の前記端部に向かう光を前記基板の前記第1の面の外方に反射させる反射層と;を具備している。
実施形態によれば、端部からの漏れ光を有効活用することでパネル正面側の輝度を高めることが可能となる。
実施形態のOLEDパネルの模式断面図。 実施形態のOLED素子部の模式断面図。 実施形態の照明器具の模式断面図。 実施形態のOLEDパネルの模式断面図。 実施形態のOLEDパネルの模式断面図。 実施形態のOLEDパネルの模式断面図。 実施形態のOLEDパネルの模式平面図。 実施形態のOLEDパネルの模式断面図。 実施形態の照明器具の模式断面図。 実施形態のOLEDパネルの模式断面図。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
(第1実施形態)
図1(a)は、第1実施形態のOLEDパネルの模式断面図である。
基板20と封止板40とが対向配置され、それら基板20と封止板40との間に、OLED(Organic Light-Emitting Diode)素子部50が設けられている。基板20は、第1の面20aと、その反対側の第2の面20bとを有する。第1の面20aが、OLEDパネル1の主光取り出し面となる。OLED素子部50は、基板20の第2の面20b上に設けられている。
基板20は、透明基板であり、例えばガラス基板である。あるいは、基板20は、透明樹脂基板であってもよい。
図2(a)は、OLED素子部50の一例を示す模式断面図である。
OLED素子部50は、有機層30と、有機層30の一方の面に設けられた第1の電極21と、有機層30の他方の面に設けられた第2の電極22とを有する。
有機層30は、発光層32を含む。発光層32は、赤色発光層、緑色発光層及び青色発光層を含む。発光層32は、さらにオレンジ色発光層を含んでいてもよい。
図2(a)に示すように、基板20の第2の面20b上に、第1の電極21が設けられている。第1の電極21は、透明電極であり、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、導電性高分子などからなる。
第1の電極21上に、有機層30が設けられている。有機層30は、発光層32と、正孔輸送層31と、電子輸送層33とを含む。第1の電極21上に正孔輸送層31が設けられ、正孔輸送層31上に発光層32が設けられ、発光層32上に電子輸送層33が設けられている。
電子輸送層33上に、第2の電極22が設けられている。また、第2の電極22は、基板20の表面の一部にも設けられている。第2の電極22は、基板20の表面から有機層30の上面にかけて、基板20の表面と有機層30の上面との間の段差を被覆するように連続して設けられている。
第2の電極22と有機層30の側面との間、および第2の電極22と第1の電極21の端部との間には、絶縁膜80が設けられている。
第2の電極22は、OLED素子部50の発光層32の発光光に対して不透明で有り、また反射性を有する。第2の電極22は、例えば、銀(Ag)膜やアルミニウム(Al)膜などの金属膜である。
基板20に対して、封止板40が封止体90を介して重ねられている。有機層30、第1の電極21及び第2の電極22を含む積層体は、基板20と封止板40との間に封止されている。
封止板40は、ガラス基板または透明樹脂である。封止体90は、例えば樹脂からなり、基板20と封止板40との間の領域の周囲に連続して設けられている。
発光層32の発光光は、基板20の第1の面20a側から外部(空気層)へと取り出される。しかし、OLED素子部50と、基板20(例えばガラス)と、空気とで屈折率が異なることから、すべての光が第1の面20aから取り出されず、図1(a)に示すように、一部の光は基板20の端部へと向かう。
そこで、実施形態によれば、基板20の端部に向かった光を、第1の面20aの外方(パネル正面側)に反射させる反射層61を基板20の端部に設けている。
反射層61は、発光層32の発光光に対して高い反射性を有する樹脂または金属からなる。
基板20は、例えば四角形状に形成されている。反射層61は、基板20の辺に沿って連続して設けられている。
図2(a)に示すOLED素子部50において、第1の電極21は陽極として機能し、第2の電極22は陰極として機能する。第1の電極21に相対的に高電位を、第2の電極22に相対的に低電位を印加すると、第1の電極21から正孔輸送層31を介して正孔が発光層32に注入され、第2の電極22から電子輸送層33を介して電子が発光層32に注入される。そして、正孔と電子が発光層32で再結合し、その時に発生するエネルギーで発光層32が発光する。発光層32は、可視光を発光する。
発光層32から第1の電極21側に向かった光は、透明な第1の電極21及び基板20を透過して、第1の面20aから外部に放射される。
また、発光層32から第2の電極22側に向かった光は、第2の電極22で反射して、基板20の第1の面20a側に取り出される。このため、光取り出し面側への放射光量を増大できる。
OLEDパネルは、基板20の第1の面20aを、天井面や壁面などの設置面の反対側に向けた状態で設置面に取り付けられる。
第1実施形態によれば、基板20の端部に反射層61を設けることで、発光層32で発光し、基板20の端部に向かった光を、パネル正面側に反射させて取り出すことができる。したがって、基板20の端部からの横方向への漏れ光を抑えて、正面側の輝度を向上させることができる。
OLED素子部としては、図2(b)に示す構造のものも用いることができる。
図2(b)は、OLED素子部の他の具体例を示す模式断面図である。
透明な基板20上に、第1の電極21が設けられている。第1の電極21は、ITOやIZOなどの透明電極である。その第1の電極21上に、発光層32、正孔輸送層31及び電子輸送層33を含む有機層30が設けられている。
有機層30の上面上(電子輸送層33上)には、第2の電極52が設けられている。第2の電極52は、発光層32の発光光に対して不透明な金属電極である。第2の電極52は、図2(b)において紙面を貫く方向に延びる線状に形成されている。その線状の複数本の第2の電極52が互いに間隔を隔てて有機層30上に配列されている。
発光層32は、第1の電極21と、線状の第2の電極52とで挟まれた領域で発光する。第1の電極21と第2の電極52との間で発光し、第2の電極52側に向かった光は第2の電極52で反射して基板20の第1の面20a側に取り出される。また、第2の電極52が設けられていない領域(隣り合う第2の電極52間の領域)では発光しない。第2の電極52間の領域を通じて、OLED素子部の表裏面を光が透過する。したがって、図2(b)のOLED素子部は、非点灯時は透明であり、点灯時は第1の面20a側に片面発光する。
第1実施形態において、基板20は封止板40よりも厚い。基板20の厚さは、2mm以上であり、例えば3mmである。この程度の厚さであれば、基板20の端部に反射層61を容易に形成することができる。また、パネルの強度を高めることもできる。
反射層層61は、図10に示すように、基板20の端部に加えて、封止板40の端部および基板20と封止板40との間の領域の端部に設けてもよい。基板20が例えば1mm以下の薄板の場合にも、反射層61を容易に組み合わせることができる。
また、基板20よりも裏側の領域の側方に向かう光も、反射層61で反射させて第1の面20a側に向かわせることができる。
図1(b)は、第1実施形態のOLEDパネルの他の具体例の模式断面図である。
基板20の端部に傾斜面20cが形成されている。傾斜面20cは、第1の面20a及び第2の面20bに対して傾斜している。
その傾斜面20cに、基板20の端部に向かった光を第1の面20aの外方(パネル正面側)に反射させる反射層62を設けている。反射層62は、基板20の辺に沿って連続して設けられている。
反射層62は、発光層32の発光光に対して高い反射性を有する樹脂または金属からなる。
基板20の端部に向かった光は、第1の面20aに対して垂直な反射面ではなく、傾斜した反射面で効率良く第1の面20a側に反射する。
図3は、第1実施形態のOLEDパネルを用いた照明器具の模式断面図である。
複数枚のOLEDパネルが、基板20の面方向(第1の面20aに対して平行な方向)に並べられている。このOLEDパネルにおける基板20の端部には、図1(b)の具体例と同様に傾斜面が形成されている。
そして、面方向で隣り合うOLEDパネルにおけるそれぞれの基板20の端部の間には、反射層63が設けられている。反射層63は、発光層32の発光光に対して高い反射性を有する樹脂または金属からなる。
したがって、隣り合うOLEDパネルの接続領域において、基板20の端部に向かった光を、反射層63によってパネル正面側へと反射させて、正面側の輝度を向上できる。
(第2実施形態)
図4(a)は、第2実施形態のOLEDパネルの模式断面図である。
第2実施形態によれば、基板20の第1の面20a(主光取り出し面)に、屈折率傾斜層71が設けられている。
基板(例えばガラス)20と空気層で屈折率が違うため、発光層で発生した光の多くが第1の面20aと空気層との境界で反射し、現状、約20%の光しか外部に取り出すことができない。
そこで、第2実施形態によれば、基板20の屈折率から空気層の屈折率へと屈折率が変化している屈折率傾斜層71を第1の面20aに設けることで、第1の面20a側からの光取り出しを向上できる。
基板20は、例えば屈折率が1.5のガラス基板である。空気層の屈折率は1.0である。OLED素子部50から基板20の第1の面20aに向かった光の、第1の面20aと空気層との境界での反射率は4%である。
基板20と空気層との間に、屈折率が1.3の層を設けると、第1の面20aでの反射率は2.10%となる。
また、屈折率傾斜層71として、第1の面20a側の1.5から空気層側の1.0まで0.1ずつ屈折率が変化した層を設けると、第1の面20aでの反射率は0.83%となる。
また、屈折率傾斜層71として、第1の面20a側の1.5から空気層側の1.0まで0.05ずつ屈折率が変化した層を設けると、第1の面20aでの反射率は0.42%となる。
また、屈折率傾斜層71として、第1の面20a側の1.5から空気層側の1.0まで0.025ずつ屈折率が変化した層を設けると、第1の面20aでの反射率は0.21%となる。
以上説明した第2実施形態は、前述した第1実施形態に適用することができる。
(第3実施形態)
基板20としてガラス基板を用いた場合には、割れが懸念され、また大面積化した場合には取り扱いが難しくなる。
そこで、第3実施形態によれば、図4(b)に示すように、OLED素子部50が形成され、OLED素子部50を支持する基板として、合わせガラス72を用いている。
合わせガラス72は、一対の板ガラス73aと73bとの間に、樹脂などの中間層74を挟んだ構造を有する。
あるいは、図5(a)に示すように、OLED素子部50が形成され、OLED素子部50を支持する基板として、飛散防止ガラス75を用いてもよい。飛散防止ガラス75は、強化ガラスにフッ素ウレタンなどの飛散防止膜が塗布された構造を有する。
OLEDパネルの光取り出し面側の透明基板として、合わせガラス72や飛散防止ガラス75を用いることで、OLEDパネルを別部材で補強することなく、強度を向上させることができる。
また、OLEDパネルの光取り出し面側の透明基板として、屈折率が1.5の一般的なガラス基板よりも屈折率が高く、屈折率が1.8〜1.9のガラス基板を用いることで、屈折率が1.5のガラス基板も用いた場合よりも、光取り出し効率を約10%向上させることができる。
また、図5(b)に示すように、基板(ガラス)20の第2の面20bに、例えばシリコン酸化膜などのパッシベーション膜76を形成することで、ガラスからの成分の溶出を抑制でき、OLED素子部50の寿命や効率の低下を抑制できる。
以上説明した第3実施形態は、前述した各実施形態に適用することができる。
(第4実施形態)
図6(a)は、第4実施形態のOLEDパネルの模式断面図である。
第4実施形態によれば、基板20の第1の面20aに、衝撃吸収層77を設けている。衝撃吸収層77は、OLED素子部50の光に対する高い透過性を有し、例えばシリコーンを主原料とするゲル状の材料からなる。
また、図6(b)に示すように、封止板40の裏面にも衝撃吸収層77を設けてもよい。
パネルの設置や取り付け時にパネル面に負荷がかかった際、あるいは落下した際に、衝撃吸収層77が衝撃を吸収することで、パネルが割れにくくなる。
以上説明した第4実施形態は、前述した各実施形態に適用することができる。
(第5実施形態)
図7(a)は、基板20の第2の面20b側の模式平面図である。
OLEDパネルにおいて、第1の電極21及び第2の電極22は、シート抵抗を低減するために、有機層30に重なる領域だけでなく、有機層30が設けられた領域(発光領域)のまわりの基板20の第2の面20bの周辺部にも設けられている。
図7(b)は、基板20の第1の面20a(発光面)側の模式平面図である。
第5実施形態によれば、発光領域の周辺部に設けられた第1の電極21及び第2の電極22の裏側の第1の面20aの周辺部に、放熱性に優れた樹脂または金属からなる放熱層91を設けている。放熱層91は、有機層30が設けられた発光領域には重ならないため、発光面を遮らない。
基板20周辺部に形成された第1の電極21及び第2の電極22のパターンに合わせて、その裏側に放熱層91を設けることで、電極付近の温度上昇を抑制することができ、発光ムラ改善につなげることができる。
また、放熱性が高まることで大幅に寿命を延ばすことができる。放熱層91を設けない場合には、輝度半減期が68649時間であったのが、放熱層91を設けることで、輝度半減期を119947時間に延ばすことができた。
以上説明した第5実施形態は、前述した各実施形態に適用することができる。
(第6実施形態)
図8(a)は、第6実施形態のOLEDパネルの模式断面図である。
第6実施形態では、光取り出し面側の透明基板として樹脂の基板78を用いている。基板78が樹脂の場合、帯電しやすく、埃などの付着による汚れや輝度低下が懸念される。
そこで、第6実施形態によれば、基板78の光取り出し面に、例えば界面活性剤などの帯電防止膜79を塗布形成している。これにより、光取り出し面への埃などの付着を抑えて、輝度低下を防ぐことができる。
あるいは、図8(b)に示すように、光取り出し面側の透明基板として、帯電防止剤を添加した樹脂基板81を用いてもよい。
以上説明した第6実施形態は、前述した各実施形態に適用することができる。
(第7実施形態)
図9(a)及び(b)は、第7実施形態の照明器具の模式断面図である。図9(a)は、OLEDパネル10の上端側から見た図であり、図9(b)は、OLEDパネル10の側面側から見た図である。
第7実施形態の照明器具は、造営材100に組み込まれている。造営材100は、壁や柱などの建物の構造材である。
器具外郭となる2枚の透光性カバー111及び112の一方の透光性カバー112に、OLEDパネル10が例えば両面テープで接着されている。
透光性カバー111及び112は、例えばガラス板であり、平行に対向配置されている。一方の透光性カバー112における他方の透光性カバー111に向き合う面に、OLEDパネル10が設けられている。
OLEDパネル10は、前述した図2(b)に示す構造を有する。すなわち、OLEDパネル10は、消灯時は透明で、点灯時は片面発光するパネルである。
透光性カバー111及び112は器具本体115に保持され、器具本体115は、造営材100に形成された開口部に組み込まれている。
透光性カバー111及び112の端部にはパッキン102が設けられ、OLEDパネル10は防湿された空間に内封されている。
器具本体115の上には電源ユニット120が設けられている。電源ユニット120は、器具本体115内を通されOLEDパネル10に接続された電源線121を介して、OLEDパネル10に電力を供給する。
消灯時は透明なOLEDパネル10を搭載することにより、昼光を建物内に採り入れることができ、室内の明るさを確保できる。
夜は点灯することにより、屋外を照らす照明となり、照射された屋外からは屋内が見えにくくなる。あるいは、OLEDパネル10は屋内に向けて発光するように設置してもよい。
透光性カバー111及び112には、紫外線カット処理が施されている。これにより、OLEDパネル10を紫外線から保護することができる。
(第8実施形態)
OLED素子部50を点灯させるために0Vから徐々に印加電圧を上昇させると、OLED素子部50全体に電圧がかからずに、ゴミやインピーダンス不良などが存在する部位に電圧が局所的にかかりショート不良や断線を起こす場合があり得る。
そこで、第8実施形態によれば、0Vから徐々に電圧を印加するのではなく、発光層が発光する励起電圧(例えば約3V)以上の電圧を、パルス的に印加して、OLED素子部50を点灯させる。これにより、点灯開始時にOLED素子部50全体に電圧がかかり、局所的なショート不良を抑制することができる。
また、複数枚のOLEDパネルが電気的に直列接続されている場合には、(発光層の励起電圧)×(パネル数)以上の電圧を、点灯開始時にパルス的に印加する。
以上説明した第8実施形態は、前述した各実施形態に適用することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
20…基板、20a…第1の面、20b…第2の面、21…第1の電極、22,52…第2の電極、30…有機層、32…発光層、40…封止板、50…OLED素子部、61〜63…反射層

Claims (3)

  1. 第1の面とその反対側の第2の面とを有する透明な基板と;
    前記基板に対向して設けられた封止板と;
    前記基板と前記封止板との間で前記基板の前記第2の面上に設けられ、発光層を含む有機層と、前記有機層の一方の面に設けられた第1の電極と、前記有機層の他方の面に設けられた第2の電極とを有するOLED(Organic Light-Emitting Diode)素子部と;
    前記基板の端部に設けられ、前記OLED素子部で発光し前記基板の前記端部に向かう光を前記基板の前記第1の面の外方に反射させる反射層と;
    を具備したOLEDパネル。
  2. 前記基板の前記端部は、前記第1の面に対して傾斜した傾斜面を有し、前記傾斜面に前記反射層が設けられている請求項1記載のOLEDパネル。
  3. 第1の面とその反対側の第2の面とを有する透明な基板と、前記基板に対向して設けられた封止板と、前記基板と前記封止板との間で前記基板の前記第2の面上に設けられ、発光層を含む有機層と、前記有機層の一方の面に設けられた第1の電極と、前記有機層の他方の面に設けられた第2の電極とを有するOLED(Organic Light-Emitting Diode)素子部と、をそれぞれが有し、前記基板の面方向に並べられた複数のOLEDパネルと;
    前記面方向で隣り合う前記複数のOLEDパネルにおけるそれぞれの前記基板の端部の間に設けられ、前記OLED素子部で発光し前記基板の前記端部に向かう光を前記基板の前記第1の面の外方に反射させる反射層と;
    を具備した照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018073492A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 株式会社ギバル 有機elモジュールおよび有機el照明装置

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