JP2016066547A - 発光装置および照明装置 - Google Patents

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Kazuhiro Takahashi
和宏 高橋
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Abstract

【課題】光の取り出し効率を向上させることができる発光装置および照明装置を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る発光装置は、第1の基板と;前記第1の基板と対峙して設けられた第2の基板と;前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間の空間を封止する封止部と;前記第1の基板の前記第2の基板と対峙する側の面に設けられ、有機エレクトロルミネセンスによる発光を生じる発光部と;前記第2の基板の前記第1の基板と対峙する側の面に、前記発光部と離隔して設けられた反射部と;を具備している。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、発光装置および照明装置に関する。
有機エレクトロルミネセンス(OEL:Organic Electro-Luminescence)により発光する発光部を備えた発光装置がある。
このような発光装置は、発光部を点灯させることで照明などに用いることができる。 ところが、このような発光装置には、光の取り出し効率が低いという問題がある。
特表2012−506604号公報
本発明が解決しようとする課題は、光の取り出し効率を向上させることができる発光装置および照明装置を提供することである。
実施形態に係る発光装置は、第1の基板と;前記第1の基板と対峙して設けられた第2の基板と;前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間の空間を封止する封止部と;前記第1の基板の前記第2の基板と対峙する側の面に設けられ、有機エレクトロルミネセンスによる発光を生じる発光部と;前記第2の基板の前記第1の基板と対峙する側の面に、前記発光部と離隔して設けられた反射部と;を具備している。
本発明の実施形態によれば、光の取り出し効率を向上させることができる発光装置および照明装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る発光装置1を例示するための模式断面図である。 第1の実施形態に係る発光装置1を例示するための模式断面図である。 第2の実施形態に係る発光装置51を例示するための模式断面図である。
実施形態に係る発明は、第1の基板と;前記第1の基板と対峙して設けられた第2の基板と;前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間の空間を封止する封止部と;前記第1の基板の前記第2の基板と対峙する側の面に設けられ、有機エレクトロルミネセンスによる発光を生じる発光部と;前記第2の基板の前記第1の基板と対峙する側の面に、前記発光部と離隔して設けられた反射部と;を具備した発光装置である。
この発光装置によれば、プラズモン損失を少なくすることができるので、光の取り出し効率を向上させることができる。
また、この発光装置は、前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間の空間に設けられた充填部をさらに具備することができる。
前記充填部の屈折率は、1.5以上2.1以下とすることができる。
この様にすれば、発光部と充填部との界面における光の全反射を抑制することができる。また、光の屈折角を小さくすることができるので、発光部から放射された光の一部が反射部に入射しやすくなる。
そのため、発光装置からの光の取り出し効率を向上させることができる。
また、この発光装置は、前記充填部の内部に設けられ、前記充填部の屈折率とは異なる屈折率を有する複数の微粒子をさらに具備することができる。
この様にすれば、発光部から放射された光が封止部などに入射しにくくなる。
発光部から放射された光が封止部などに入射しにくくなれば、発光装置から出射する光の量を多くすることができる。すなわち、光の取り出し効率を向上させることができる。
実施形態に係る発明は、上記の発光装置を具備した照明装置である。
この照明装置によれば、光の取り出し効率を向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、本明細書において、「光の透過性を有する」、「光を透過する」とは、光の透過率が100パーセントの場合に限定されない。「光の透過性を有する」、「光を透過する」とは、少なくとも可視光の波長を有する光に対して透過率がゼロでなければよい。
また、各図中の矢印X、Y、Zは互いに直交する三方向を表している。例えば、基板2(第1の基板の一例に相当する)または基板3(第2の基板の一例に相当する)の主面に対して垂直な方向をZ方向としている。また、基板2または基板3の主面に対して平行な平面内の1つの方向をY方向とし、Z方向とY方向とに垂直な方向をX方向としている。 また、本明細書において、「平面視」とは、Z方向から見た場合を表している。
(第1の実施形態)
図1および図2は、第1の実施形態に係る発光装置1を例示するための模式断面図である。
図1および図2に示すように、発光装置1には、基板2、基板3、封止部4、充填部5、反射部6および発光部10が設けられている。
図1および図2に例示をした発光装置1は、ボトムエミッション型の発光装置である。
基板2は、板状を呈している。
基板2は、絶縁性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。
基板2は、例えば、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分を含まない無アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス(ソーダガラスとも称する)、石英、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリルなどを用いて形成することができる。
基板3は、基板2に対峙して設けられている。
基板3は、板状を呈している。
基板3の材料には特に限定はない。
なお、基板3の材料は、基板2の材料と同じとすることもできる。
この場合、基板2と基板3は、透湿性の低い材料から形成することが好ましい。
例えば、基板2と基板3は、無アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、石英などの無機材料から形成することが好ましい。
封止部4は、枠状を呈し、基板2と基板3の間に設けられている。
封止部4は、基板2および基板3の周縁を封止している。
すなわち、封止部4は、基板2と基板3との間の空間を封止する。
封止部4は、例えば、UV硬化型の樹脂や、フリットなどのガラス材料などから形成することができる。
この場合、封止部4は、フリットなどのガラス材料のように透湿性の低い材料から形成することが好ましい。
充填部5は、基板2、基板3、および封止部4により画された空間内を埋めるように設けられている。
充填部5は、絶縁性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。
この場合、充填部5の屈折率は、電極14の屈折率と同等か若干低くなっている。
例えば、充填部5は、屈折率が1.5以上2.1以下の材料から形成することができる。
この様にすれば、光の取り出し効率を向上させることができる。
なお、充填部5の屈折率と、光の取り出し効率との関係については後述する。
反射部6は、基板3の基板2と対峙する側の面に設けられている。
この場合、反射部6は、発光部10(電極14)と離隔して設けられている。
そのため、反射部6と有機発光部13との間の距離Dを長くすることができる。
反射部6は、例えば、膜状を呈し、基板3の基板2と対峙する側の面を覆うように設けることができる。
反射部6は、有機発光部13から放射された光L1を反射して、光L1を発光装置1の正面側(発光部10が設けられた基板2側)に出射させる。すなわち、反射部6は、リフレクタの機能を有する。
そのため、反射部6は、有機発光部13から放射された光L1に対する反射率が高い材料を用いて形成されている。
反射部6は、例えば、銀、アルミニウム、銅、金、これらの合金などの金属を用いて形成することができる。
発光部10は、電極12、有機発光部13、および電極14を有する。
電極12、有機発光部13、および電極14が設けられた領域、すなわち発光部10では、有機エレクトロルミネセンスによる発光が生じる。
電極12は、膜状を呈し、基板2の基板3と対峙する側の面に設けられている。
電極12は、有機発光部13と接触し、電気的に接続されている。
電極12は、例えば、有機発光部13に正孔(ホール)を注入するための電極(陽極)とすることができる。
また、電極12は、有機発光部13からの光L1を放射する面に設けられているので、光L1を透過させる機能をも有している。
そのため、電極12は、導電性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。 電極12は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO(Zinc oxide)、IZO(登録商標)、IGZO、LiF/MgAg/Agからなる積層膜などを用いて形成することができる。
電極12は、封止部4の外側に設けられた図示しない端子と電気的に接続されている。
有機発光部13は、膜状を呈し、電極12の上に設けられている。
有機発光部13は、有機エレクトロルミネセンスにより発光する。
有機発光部13は、例えば、有機発光ダイオード(OLED;Organic light-emitting diode)などとすることができる。
有機発光部13は、例えば、4,4’−ビス[N−(2−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(一般的に、α−NPDともいう)を含む正孔輸送層、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム錯体(一般的に、Alq3ともいう)を含む有機発光層、フッ化リチウム(LiF)を含む電子注入層を積層したものとすることができる。
ただし、有機発光部13の材料や構成は例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、有機発光部13は、有機発光層のみからなる単層構造とすることもできるし、フタロシアニンなどを含む正孔注入層、フルオレン誘導体などを含む電子輸送層をさらに有する多層構造とすることもできる。
また、有機発光部13は、複数の有機発光層をHAT(CN)6などを含む電荷発生層(CGL;Charge Generation Layer)を介して直列に接続したマルチフォトンエミッション(MPE;Multi-Photo-Emission)構造を有するものとすることもできる。
電極14は、膜状を呈し、有機発光部13の上に設けられている。
この場合、電極14は、有機発光部13と電気的に接続されている。
電極14は、例えば、有機発光部13に電子を注入するための電極(陰極)とすることができる。
また、電極14は、有機発光部13から放射された光L1を透過させる。
そのため、電極14は、導電性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。 電極14は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO(Zinc oxide)、IZO(登録商標)、IGZO、LiF/MgAg/Agからなる積層膜などを用いて形成することができる。
この場合、電極14の材料は、電極12の材料と同じとすることもできるし、電極12の材料と異なるものとすることもできる。
電極14は、封止部4の外側に設けられた図示しない端子と電気的に接続されている。
次に、光の取り出し効率の向上についてさらに説明する。
前述した充填部5が設けられないものとすれば、発光装置1の内部の空間は、空気などの気体が充填されるか大気圧よりも減圧された雰囲気とされることになる。
また、有機発光部13および電極14の屈折率は、1.6〜2.1程度となる。
そのため、電極14の屈折率と、発光装置1の内部の空間における屈折率(例えば、空気の屈折率は、ほぼ1)との差が大きくなり、有機発光部13から放射された光L1が電極14と発光装置1の内部の空間との界面において全反射し易くなる。例えば、発光装置1の内部の空間に空気が充填されている場合には、有機発光部13から放射された光L1のうち20%程度しか取り出すことができなくなる。
また、有機発光部13から基板3側に向けて放射された光L1の一部は、電極14と、発光装置1の内部の空間との界面において屈折する。この場合、発光装置1の内部の空間に空気などが充填されていると、屈折角が大きくなる。屈折角が大きくなると、電極14から放射された光L1の一部が反射部6に入射しにくくなり、封止部4などに入射する場合がある。封止部4などに入射した光L1は、減衰したり、発光装置1の内部の空間の中で反射を繰り返したりするので、発光装置1からの光の取り出し効率が低くなるおそれがある。
発光装置1からの光の取り出し効率が低くなると、発光装置1を照明装置などに用いる場合に輝度が不足するおそれがある。
本実施の形態においては、充填部5の屈折率は、電極14の屈折率と同等か若干低くなっている。
この様にすれば、充填部5と電極14との界面における光L1の全反射を抑制することができる。
また、光L1の屈折角を小さくすることができるので、電極14から放射された光L1の一部が反射部6に入射しやすくなる。
そのため、発光装置1からの光の取り出し効率を向上させることができる。
また、光L1が金属からなる反射部6に入射すると、反射部6内の自由電子に作用して導波モードの一種であるプラズモンモードが発生する場合がある。プラズモンモードが発生すると、反射部6に入射した光L1の一部が反射部6の表面近傍に閉じ込められる。これによる損失は、プラズモン損失とよばれている。
この場合、反射部6と有機発光部13との間の距離Dが短くなればプラズモン損失が増加するので、光の取り出し効率が低くなるおそれがある。
例えば、電極14の上に反射部6を設けるようにすれば、反射部6と有機発光部13との間の距離Dが短くなるので、プラズモン損失が増加して、光の取り出し効率が低くなるおそれがある。
本実施の形態においては、反射部6は、基板3の基板2と対峙する側の面に設けられている。
また、反射部6は、発光部10と離隔して設けられている。
そのため、反射部6と有機発光部13との間の距離Dを長くすることができる。
その結果、プラズモン損失を少なくすることができるので、光の取り出し効率を向上させることができる。
本発明者の得た知見によれば、距離Dは、1μm以上1000μm以下とすることが好ましい。
この様にすれば、プラズモン損失を効果的に低減させることができる。
また、図2に示すように、充填部5の内部に、充填部5の屈折率とは異なる屈折率を有する複数の微粒子15などを分散させて、有機発光部13から放射された光L1が封止部4などに入射しにくくすることもできる。
この場合、微粒子15の平均粒径は、例えば、7μm以上15μm以下とすることができる。
有機発光部13から放射された光L1が封止部4などに入射しにくくなれば、発光装置1から出射する光L1の量を多くすることができる。すなわち、光の取り出し効率を向上させることができる。
例えば、TiO、ZnO、ZnOなどからなる複数の微粒子15を充填部5の内部に分散させることができる。
なお、充填部5に分散させる複数の微粒子15の材料は例示をしたものに限定されるわけではない。
この場合、微粒子15の透過率、平均粒径、添加量などによっては、光L1の減衰量が大きくなるおそれがある。
そのため、充填部5に添加する微粒子15の材料、微粒子15の平均粒径、添加量などは、光L1の減衰量、充填部5の屈折率、発光装置1の大きさなどに応じて適宜決定することができる。
(第2の実施形態)
図3は、第2の実施形態に係る発光装置51を例示するための模式断面図である。
図3に例示をした発光装置51は、透過型の発光装置である。
すなわち、発光装置51は、有機エレクトロルミネセンスにより発光する発光部20と、外部から入射した光L2を透過させる透過部30とを備えている。
また、発光装置51は、発光装置51の正面側および背面側に発光部20から放射された光L1を出射する。すなわち、発光装置51は、両面発光型の発光装置である。
図3に示すように、発光装置51には、基板2、基板3、封止部4、充填部25、反射部26、発光部20、および透過部30が設けられている。
充填部25は、基板2、基板3、および封止部4により画された空間内を埋めるように設けられている。
充填部25は、絶縁性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。
この場合、充填部25の屈折率は、電極24の屈折率と同等か若干低くなっている。
例えば、充填部25は、屈折率が1.5以上2.1以下の材料から形成することができる。
また、充填部25の内部に、前述した複数の微粒子15を分散させることもできる。
反射部26は、基板3の基板2と対峙する側の面に設けられている。
この場合、反射部26は、発光部20(電極24)と離隔して設けられている。
そのため、反射部26と有機発光部23との間の距離Dを長くすることができる。
反射部26は、例えば、X方向またはY方向に伸び、平面視において線状を呈したものとすることができる。
この場合、反射部26が伸びる方向は、発光部20が伸びる方向と同じ方向であってもよいし、交差する方向であってもよい。
線状を呈する反射部26は、複数設けることができる。
この場合、複数の反射部26の配設形態は、所定の間隔をおいて設けられたものであってもよいし、任意の間隔をおいて設けられたものであってもよい。
また、反射部26は、例えば、X方向に伸びる部分と、Y方向に伸びる部分とを有し、平面視において網目状の形態を有するものとすることもできる。
この場合、複数の網目の寸法は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
反射部26は、有機発光部23から放射された光L1を反射して、光L1を発光装置51の正面側に出射させる。すなわち、反射部26は、リフレクタの機能を有する。
そのため、反射部26は、有機発光部23から放射された光L1に対する反射率が高い材料を用いて形成されている。
反射部26の材料は、例えば、前述した反射部6の材料と同様とすることができる。
また、反射部26の幅寸法W1は、発光部20の幅寸法W2よりも長くすることができる。反射部26の幅寸法W1が発光部20の幅寸法W2よりも長くなれば、発光部20から発光装置51の背面側に放射された光L1を反射部26に入射させやすくなる。そのため、発光部20から発光装置51の背面側に放射された光L1が発光装置51の正面側に出射されやすくなる。
反射部26は、リフレクタの機能を有するため、発光装置51に入射した光L2が透過しない。
しかしながら、発光装置51に入射した光L2は、反射部26同士の間を透過することができる。
そのため、透過部30は、平面視における反射部26同士の間の領域となる。
発光部20は、電極22、有機発光部23、および電極24を有する。
電極22、有機発光部23、および電極24が設けられた領域、すなわち発光部20では、有機エレクトロルミネセンスによる発光が生じる。
電極22は、基板2の基板3と対峙する側の面に設けられている。
電極22の形態は、前述した反射部26の形態と同様とすることができる。すなわち、 電極22の形態は、平面視において線状または網目状とすることができる。
また、電極22の形態は、前述した電極12の形態と同様に膜状とすることもできる。
電極22は、例えば、有機発光部23に正孔(ホール)を注入するための電極(陽極)とすることができる。
電極22は、基板2の基板3と対峙する側の面に設けられているので、反射部26同士の間を透過する光L2を透過させる機能をも有している。
そのため、電極22は、導電性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。 電極22の材料は、例えば、前述した電極12の材料と同様とすることができる。
電極22は、封止部4の外側に設けられた図示しない端子と電気的に接続されている。
有機発光部23は、電極22の上に設けられている。
この場合、有機発光部23は、電極22と電気的に接続されている。
有機発光部23の形態は、平面視において線状または網目状とすることができる。
また、有機発光部23の形態は、平面視において複数の島状や点状などとすることもできる。すなわち、有機発光部23は、選択的に設けることができる。
有機発光部23の形態を複数の島状や点状などとした場合には、それぞれの有機発光部23を個別に点灯させるようにしてもよい。例えば、図示しないTFT(Thin Film transistor)などのスイッチング素子を電極22の下方などに設けて、複数の有機発光部23の一部のみを点灯させたり、全部を点灯させたりすることができる。
この様にすれば、文字、図形、画像などを表示することも可能となる。
有機発光部23は、有機エレクトロルミネセンスにより発光する。
有機発光部23は、例えば、有機発光ダイオードなどとすることができる。
有機発光部23の構成や材料は、例えば、前述した有機発光部13の構成や材料と同様とすることができる。
電極24は、有機発光部23の上に設けられている。
この場合、電極24は、有機発光部23と電気的に接続されている。
電極24の形態は、平面視において有機発光部23の形態と同様とすることができる。 電極24は、例えば、有機発光部23に電子を注入するための電極(陰極)とすることができる。
また、電極24は、有機発光部23から放射された光L2を透過させる。
そのため、電極24は、導電性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。 電極24の材料は、例えば、前述した電極14の材料と同様とすることができる。
電極24は、封止部4の外側に設けられた図示しない端子と電気的に接続されている。
本実施の形態においては、充填部25の屈折率は、電極24の屈折率と同等か若干低くなっている。
そのため、充填部25と電極24との界面における光L1の全反射を抑制することができる。また、光L1の屈折角を小さくすることができるので、電極24から放射された光L1の一部が反射部26に入射しやすくなる。
そのため、発光装置51からの光の取り出し効率を向上させることができる。
また、反射部26は、基板3の基板2と対峙する側の面に設けられている。
また、反射部26は、発光部20と離隔して設けられている。
そのため、反射部26と有機発光部23との間の距離Dを長くすることができる。
その結果、プラズモン損失を少なくすることができるので、光の取り出し効率を向上させることができる。
本発明者の得た知見によれば、距離Dは、1μm以上1000μm以下とすることが好ましい。
この様にすれば、プラズモン損失を効果的に低減させることができる。
また、充填部25の内部に、複数の微粒子15を分散させる様にすれば、発光部20から放射された光L1が封止部4などに入射しにくくなる。
発光部20から放射された光L1が封止部4などに入射しにくくなれば、発光装置51から出射する光L1の量を多くすることができる。すなわち、光の取り出し効率を向上させることができる。
次に、本実施の形態に係る照明装置について例示をする。
本実施の形態に係る照明装置は、前述した発光装置1または発光装置51を備えている。
本実施の形態に係る照明装置は、例えば、自動車などの移動体に設けられる照明装置、住宅などの建築物に設けられる照明装置、屋外施設に設けられる照明装置、読書灯などの器具に設けられる照明装置とすることができる。
また、例えば、本実施の形態に係る発光装置51を有する照明装置が自動車の窓などに設けられた場合には、昼間は外光を取り入れることができ、夜間などに車内を明るくしたい場合には照明装置として用いることができる。そのため、光の取り出し効率を向上させることができるとともに、外光を利用することができるので、省エネルギーとなる。また、自動車の窓などと一体化できるので、デザイン的、スペース的にも優れたものとすることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 発光装置、2 基板、3 基板、4 封止部、5 充填部、6 反射部、10 発光部、12 電極、13 有機発光部、14 電極、15 微粒子、20 発光部、22 電極、23 有機発光部、24 電極、25 充填部、26 反射部、30 透過部、51 発光装置

Claims (4)

  1. 第1の基板と;
    前記第1の基板と対峙して設けられた第2の基板と;
    前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間の空間を封止する封止部と;
    前記第1の基板の前記第2の基板と対峙する側の面に設けられ、有機エレクトロルミネセンスによる発光を生じる発光部と;
    前記第2の基板の前記第1の基板と対峙する側の面に、前記発光部と離隔して設けられた反射部と;
    を具備した発光装置。
  2. 前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間の空間に設けられた充填部をさらに具備し、
    前記充填部の屈折率は、1.5以上2.1以下である請求項1記載の発光装置。
  3. 前記充填部の内部に設けられ、前記充填部の屈折率とは異なる屈折率を有する複数の微粒子をさらに具備した請求項2記載の発光装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光装置を具備した照明装置。
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