JP2016162562A - 発光装置および照明装置 - Google Patents

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Kazuhiro Takahashi
和宏 高橋
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Abstract

【課題】水分の除去効果の向上と、有機発光部における損傷の発生の低減を図ることができる発光装置および照明装置を提供することである。【解決手段】実施形態に係る発光装置は、第1基板と;前記第1基板と対峙して設けられた第2基板と;前記第1基板の前記第2基板と対峙する側の面に設けられた第1電極と;前記第1電極の上に設けられ、有機エレクトロルミネセンスにより発光する有機発光部と;前記有機発光部の上に設けられた第2電極と;前記第1基板の周縁近傍と、前記第2基板の周縁近傍と、の間に設けられ、枠状を呈する第1封止部と;前記第1封止部の内側に設けられ、前記有機発光部が設けられた領域を覆い、有機金属化合物を含む第2封止部と;前記第1電極と、前記第2電極と、の間を絶縁する絶縁部と;を具備している。前記有機発光部の前記第1電極側の面以外の面は、前記第2電極および前記絶縁部の少なくともいずれかにより覆われている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、発光装置および照明装置に関する。
有機エレクトロルミネセンス(OEL:Organic Electro-Luminescence)により発光する有機発光部を備えた発光装置がある。
近年においては、このような発光装置を照明装置に用いるようになってきている。
ところが、有機エレクトロルミネセンスにより発光する有機発光部に水分(水蒸気)が侵入すると、発光特性が劣化する。
そのため、捕水剤(乾燥剤とも称される)を含む捕水剤層を備えた発光装置が提案されている。
この場合、有機発光部から離れた位置に捕水剤層を設けると、水分の除去効果が低下するおそれがある。
一方、有機発光部と、捕水剤層とを接触させると、有機発光部に損傷が発生する場合がある。
そのため、水分の除去効果の向上と、有機発光部における損傷の発生の低減を図ることができる発光装置および照明装置の開発が望まれていた。
特開2005−792号公報
本発明が解決しようとする課題は、水分の除去効果の向上と、有機発光部における損傷の発生の低減を図ることができる発光装置および照明装置を提供することである。
実施形態に係る発光装置は、第1基板と;前記第1基板と対峙して設けられた第2基板と;前記第1基板の前記第2基板と対峙する側の面に設けられた第1電極と;前記第1電極の上に設けられ、有機エレクトロルミネセンスにより発光する有機発光部と;前記有機発光部の上に設けられた第2電極と;前記第1基板の周縁近傍と、前記第2基板の周縁近傍と、の間に設けられ、枠状を呈する第1封止部と;前記第1封止部の内側に設けられ、前記有機発光部が設けられた領域を覆い、有機金属化合物を含む第2封止部と;前記第1電極と、前記第2電極と、の間を絶縁する絶縁部と;を具備している。
前記有機発光部の前記第1電極側の面以外の面は、前記第2電極および前記絶縁部の少なくともいずれかにより覆われている。
本発明の実施形態によれば、水分の除去効果の向上と、有機発光部における損傷の発生の低減を図ることができる発光装置および照明装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る発光装置1および照明装置100を例示するための模式断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 他の実施形態に係る発光部50を例示するための模式断面図である。 第2の実施形態に係る発光装置61および照明装置110を例示するための模式断面図である。
実施形態に係る発明は、第1基板と;前記第1基板と対峙して設けられた第2基板と;前記第1基板の前記第2基板と対峙する側の面に設けられた第1電極と;前記第1電極の上に設けられ、有機エレクトロルミネセンスにより発光する有機発光部と;前記有機発光部の上に設けられた第2電極と;前記第1基板の周縁近傍と、前記第2基板の周縁近傍と、の間に設けられ、枠状を呈する第1封止部と;前記第1封止部の内側に設けられ、前記有機発光部が設けられた領域を覆い、有機金属化合物を含む第2封止部と;前記第1電極と、前記第2電極と、の間を絶縁する絶縁部と;を具備した発光装置である。
前記有機発光部の前記第1電極側の面以外の面は、前記第2電極および前記絶縁部の少なくともいずれかにより覆われている。
この発光装置によれば、水分の除去効果の向上と、有機発光部における損傷の発生の低減を図ることができる。
また、前記第2電極は、前記有機発光部の前記第1電極側の面と対峙する面、および前記第1電極側の面と交差する面に設けることができる。
この様にすれば、有機発光部において発生した光を第1基板側に効率よく出射させることができる。そのため、発光装置における光の取り出し効率を向上させることができる。
また、前記第2電極の幅寸法は、前記有機発光部の幅寸法よりも長くすることができる。
この様にすれば、有機発光部と第2封止部とが接触するのを確実に防止することができる。
また、前記第2電極の幅寸法は、150μm以下とすることができる。
この様にすれば、外部から入射し、発光装置の内部を透過する光が減衰するのを抑制することができる。
また、前記第2電極の幅寸法と、前記有機発光部の幅寸法との差は、10μm以上とすることができる。
この様にすれば、有機発光部と第2封止部とが接触するのをさらに確実に防止することができる。
実施形態に係る発明は、筐体と;前記筐体の内部に設けられた上記の発光装置と;を具備した照明装置である。
この照明装置によれば、水分の除去効果の向上と、有機発光部における損傷の発生の低減を図ることができる。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、本明細書において、「光の透過性を有する」、「光を透過する」とは、光の透過率が100パーセントの場合に限定されない。「光の透過性を有する」、「光を透過する」とは、少なくとも可視光の波長を有する光に対して透過率がゼロでなければよい。
また、各図中の矢印X、Y、Zは互いに直交する三方向を表している。例えば、基板2(第1基板の一例に相当する)または基板3(第2基板の一例に相当する)の主面に対して垂直な方向をZ方向としている。また、基板2または基板3の主面に対して平行な平面内の1つの方向をY方向とし、Z方向とY方向とに垂直な方向をX方向としている。
また、本明細書において、「平面視」とは、Z方向から見た場合を表している。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る発光装置1および照明装置100を例示するための模式断面図である。
図2は、図1におけるA−A線断面図である。
まず、本実施の形態に係る発光装置1について説明する。
図1に示すように、発光装置1は、有機エレクトロルミネセンスにより発光する発光部10と、外部から入射した光L2を透過させる透過部20とを備えている。
すなわち、発光装置1は、透過型の発光装置である。
発光装置1には、基板2、基板3、第1封止部4、発光部10、絶縁部31、および第2封止部30が設けられている。
基板2は、板状を呈している。
基板2は、絶縁性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。
基板2は、例えば、ナトリウムやカリウムなどのアルカリ成分を含まない無アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス(ソーダガラスとも称する)、石英、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、アクリルなどを用いて形成することができる。
基板3は、基板2に対峙して設けられている。
基板3は、板状を呈している。
基板3の材料は、基板2の材料と同じとすることができる。
この場合、基板2と基板3は、透湿性が低く、アルコールなどの有機溶剤に対する耐性が高い材料から形成することが好ましい。
例えば、基板2と基板3は、無アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、石英などの無機材料から形成することが好ましい。
第1封止部4は、基板2と基板3の間に設けられている。
第1封止部4は、基板2の周縁近傍と、基板3の周縁近傍との間に設けられ、枠状を呈している。
第1封止部4は、基板2および基板3の周縁を封止している。
すなわち、第1封止部4は、基板2と基板3との間の空間を封止する。
第1封止部4は、例えば、紫外線硬化型の樹脂や、フリットなどのガラス材料などから形成することができる。
この場合、第1封止部4は、フリットなどのガラス材料のように透湿性の低い材料から形成することが好ましい。
発光部10は、電極11(第1電極の一例に相当する)、有機発光部12、および電極13(第2電極の一例に相当する)を有する。
電極11は、膜状を呈し、基板2の基板3と対峙する側の面に設けられている。
なお、電極11の形態は、平面視において線状または網目状とすることもできる。
電極11は、有機発光部12と接触し、電気的に接続されている。
電極11は、例えば、有機発光部12に正孔(ホール)を注入するための電極(陽極)とすることができる。
また、電極11は、有機発光部12からの光L1を放射する側に設けられているので、光L1を透過させる機能をも有している。
そのため、電極11は、導電性と光の透過性とを有した材料を用いて形成されている。 電極11は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、ZnO(Zinc oxide)、IZO(登録商標)、IGZO、LiF/MgAg/Agからなる積層膜などを用いて形成することができる。
電極11は、封止部4の外側に設けられた図示しない端子と電気的に接続されている。
有機発光部12は、電極11の上に設けられている。
有機発光部12は、平面視において線状を呈している。例えば、図2に示すように、有機発光部12は、Y方向に延びている。
有機発光部12は、X方向に所定の間隔を空けて、互いに平行となるように並べて複数設けられている。
有機発光部12は、有機エレクトロルミネセンスにより発光する。
有機発光部12は、例えば、有機発光ダイオード(OLED;Organic light-emitting diode)などとすることができる。
有機発光部12は、例えば、4,4’−ビス[N−(2−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(一般的に、α−NPDともいう)を含む正孔輸送層、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム錯体(一般的に、Alq3ともいう)を含む有機発光層、およびフッ化リチウム(LiF)を含む電子注入層を積層したものとすることができる。
ただし、有機発光部12の材料や構成は例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、有機発光部12は、有機発光層のみからなる単層構造とすることもできるし、フタロシアニンなどを含む正孔注入層、フルオレン誘導体などを含む電子輸送層をさらに有する多層構造とすることもできる。
電極13は、有機発光部12の上に設けられている。
電極13は、有機発光部12と接触し、電気的に接続されている。
電極13は、平面視において線状を呈している。例えば、図2に示すように、電極13は、Y方向に延びている。
電極13は、所定の間隔を空けて互いに平行となるように複数設けられている。
電極13は、例えば、有機発光部12に電子を注入するための電極(陰極)とすることができる。
電極13は、導電性と、アルコールなどの有機溶剤に対する耐性を有する材料から形成することができる。
なお、アルコールなどの有機溶剤に対する耐性については後述する。
電極13は、例えば、アルミニウムなどの金属から形成することができる。
また、電極13は、光の透過性をさらに有する材料から形成することもできる。
電極13が光の透過性をさらに有する材料から形成された場合には、有機発光部12から出射した光L1は、発光装置1の正面側および背面側に放射される。この場合、発光装置1は、両面発光型の発光装置となる。
光の透過性をさらに有する電極13は、例えば、ITO、ZnO、IZO(登録商標)、IGZO、LiF/MgAg/Agからなる積層膜などとを用いて形成することができる。
電極13は、封止部4の外側に設けられた図示しない端子と電気的に接続されている。
絶縁部31は、電極11と電極13の間に設けられている。
絶縁部31は、平面視において、枠状を呈し、複数の有機発光部12のそれぞれの周囲を囲むように設けられている。
絶縁部31は、電極11と電極13との間を絶縁する。また、絶縁部31は、外部から入射した光L2を透過させる。さらに、絶縁部31は、アルコールなどの有機溶剤に対する耐性を有する。
絶縁部31は、例えば、無アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、石英、酸化シリコン、窒化シリコンなどの無機材料や、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの有機材料を用いて形成することができる。
第2封止部30は、基板2、基板3、および第1封止部4により画された空間の内部を満たすように設けられている。すなわち、第2封止部30は、基板2、基板3、および第1封止部4により画された空間の内部に充填されている。
第2封止部30は、外部から侵入した水分(水蒸気)が有機発光部12に到達するのを抑制するために設けられている。
また、第2封止部30は、外部から入射した光L2を透過させる。
この場合、絶縁部31と第2封止部30が重なっている領域が、透過部20となる。
さらに、第2封止部30は、電極13同士の間を絶縁する。
第2封止部30は、絶縁性と光の透過性とを有した材料に捕水剤(乾燥剤)を添加したものから形成することができる。
この場合、絶縁性と光の透過性とを有した材料は、アルコールなどの有機溶剤に対する耐性をさらに有するものとすることが好ましい。
第2封止部30は、例えば、セルロース系のポリマー、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどに捕水剤を添加したものから形成することができる。
捕水剤は、例えば、有機金属化合物を含むものとすることができる。
第2封止部30は、水分の透過を抑制するフィラーをさらに含むものとすることができる。フィラーは、例えば、粒子状や繊維状を呈し、タルク(talc)などの無機材料を含むものとすることができる。
捕水剤の含有量やフィラーの含有量を増やせば、外部から侵入した水分が有機発光部12に到達し難くなる。
しかしながら、捕水剤の含有量やフィラーの含有量を増やせば、外部から入射した光L2の透過が妨げられるおそれがある。
そのため、捕水剤の含有量やフィラーの含有量は、発光装置1および照明装置100の用途、設置環境などを考慮して決定することが好ましい。
この場合、実験やシミュレーションを行うことで、適切な捕水剤の含有量やフィラーの含有量を求めることができる。
また、図1および図2においては、第2封止部30が、基板2、基板3、および第1封止部4により画された空間の内部を満たすように設けられている場合を例示したが、第2封止部30と第1封止部4との間に空間が設けられていてもよい。
すなわち、第2封止部30は、枠状の第1封止部4の内側に、空間を介して設けることもできる。
空間の内部は、発光装置1の外部環境よりも減圧された状態とすることもできるし、乾燥ガスが大気圧(1.0気圧)程度の圧力に充填された状態とすることもできる。
乾燥ガスは、例えば、乾燥した空気、乾燥した窒素ガス、乾燥した不活性ガス(例えば、アルゴンガスやヘリウムガスなど)などとすることができる。
また、空間は、第2封止部30の全周に設けられていてもよいし、分断された状態で第2封止部30の周縁に沿って設けられていてもよい。例えば、第2封止部30と第1封止部4とが接触している部分があってもよい。
第1封止部4と基板2の接合面、または、第1封止部4と基板3の接合面を介して、枠状の第1封止部4の内側に水分が侵入する場合がある。
第1封止部4の内側に侵入した水分は、第2封止部30に到達する。第2封止部30と第1封止部4との間に空間が設けられている場合には、水分は、空間を介して第2封止部30に到達する。この際、水分は、空間の内部を拡散して第2封止部30に到達する。そのため、第2封止部30に到達する単位面積当たりの水分量を低下させることができる。すなわち、侵入した水分が接触する第2封止部30の面積を大きくすることができる。
この場合、空間の内部に対流を生じさせることができれば、水分が拡散する範囲を拡げることができる。そのため、空間は、第2封止部30の全周に設けられ、乾燥ガスが充填されているようにすることが好ましい。
ここで、基板3の基板2と対峙する側の面に捕水剤を含む部材を設けたり、捕水剤を含み有機発光部12が設けられた領域を囲む枠状の部材を設けたりすることもできる。
すなわち、有機発光部12から離れた位置に捕水剤を含む部材を設けることもできる。 しかしながら、有機発光部12から離れた位置に捕水剤を含む部材を設けると、有機発光部12と捕水剤を含む部材の間を水分が通り抜けるおそれがある。
一方、有機金属化合物を含む捕水剤は、水分を化学吸着する際に以下のような化学反応を生じる。
Figure 2016162562

この場合、生成された物質は、アルコールなどの有機溶剤の性質を有する。
そのため、有機発光部12と捕水剤を含む部材とが接触していると、水分を化学吸着した際に生成された物質と有機発光部12が反応して、有機発光部12に損傷が発生するおそれがある。
そこで、有機発光部12の電極11側の面以外の面は、電極13および絶縁部31の少なくともいずれかにより覆われているようにしている。
図1に例示をしたものの場合には、有機発光部12の電極11側の面と対峙する面は電極13により覆われている。
有機発光部12の電極11側の面と交差する面(側面)は、絶縁部31により覆われている。
そのため、水分を化学吸着する際に生成された物質と有機発光部12が直接接触するのを抑制することができる。
その結果、有機発光部12における損傷の発生を低減させることができる。
また、電極13および絶縁部31は、アルコールなどの有機溶剤に対する耐性を有する材料から形成されている。そのため、水分を化学吸着した際に生成された物質と、電極13および絶縁部31が直接接触したとしても電極13および絶縁部31に損傷が発生するのを抑制することができる。
また、電極13の幅寸法は、有機発光部12の幅寸法よりも長くすることができる。
この様にすれば、有機発光部12と第2封止部30とが接触するのを確実に防止することができる。
この場合、電極13の幅寸法は、150μm以下とすることができる。
この様にすれば、外部から入射し、発光装置1の内部を透過する光L2が減衰するのを抑制することができる。
また、電極13の幅寸法と、有機発光部12の幅寸法との差は、10μm以上とすることができる。
この様にすれば、有機発光部12と第2封止部30とが接触するのをさらに確実に防止することができる。
また、第2封止部30は、有機発光部12が設けられた領域を覆うように設けられている。そのため、第2封止部30と基板3の接合面に水分が侵入したとしても、水分は、捕水剤を含む第2封止部30を透過しなければ有機発光部12に到達することができない。 その結果、有機発光部12から離れた位置に捕水剤を含む部材を設ける場合に比べて、水分の除去効果の向上を図ることができる。
また、第2封止部30にフィラーがさらに含まれている場合には、捕水剤に捕捉されなかった水分が有機発光部12に到達するのを抑制することができる。
次に、本実施の形態に係る照明装置100について説明する。
図1に示すように、照明装置100は、発光装置1と筐体101を備えている。
筐体101の内部には、発光装置1が設けられている。
筐体101の一方の端面には、窓部101aが設けられている。
窓部101aの内部には基板3が露出している。
筐体101の他方の端面には、窓部101bが設けられている。
窓部101bの内部には基板2が露出している。
そのため、照明装置100の一方の側から入射した光L2は、窓部101a、発光装置1、および窓部101bを介して、照明装置100の他方の側から出射する。
また、発光部10から出射した光L1は、窓部101bを介して照明装置100の外部に出射する。なお、両面発光型の発光装置の場合には、発光部10から出射した光L1は、窓部101aおよび窓部101bを介して照明装置100の外部に出射する。
ここで、第2封止部30と第1封止部4の間に空間が設けられている場合には、透過部20と、空間とでは材料や屈折率が異なる。
そのため、外部から入射した光L2が、透過部20と、空間を透過する場合、光L2は、材料や屈折率が異なる2つの領域を透過することになる。その結果、透過部20が設けられた中央領域と、空間が設けられた周縁領域とでは、透過した光L2の色味や明るさが異なるものとなるおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、平面視において、窓部101aおよび窓部101bの内部に空間が設けられた領域が露出しないようになっている。
すなわち、平面視において、空間が設けられた領域と、筐体101とが重なるようになっている。
そのため、発光装置1の周縁近傍において生じ得る色味や明るさが異なる領域を隠すことができる。
筐体101は、光L2が透過し難い材料から形成することができる。
光L2が透過し難い材料は、例えば、金属、不透明な樹脂、不透明な無機材料などとすることができる。
本実施の形態に係る照明装置100は、例えば、自動車などの移動体に設けられる照明装置、住宅などの建築物に設けられる照明装置、屋外施設に設けられる照明装置、読書灯などの器具に設けられる照明装置とすることができる。
また、例えば、本実施の形態に係る発光装置1を備えた照明装置100が自動車の窓などに設けられた場合には、昼間は外光(光L2)を取り入れることができ、夜間などに車内を明るくしたい場合には照明装置として用いることができる。そのため、外光を有効利用することができるので、省エネルギーとなる。また、自動車の窓などと一体化できるので、デザイン的、スペース的にも優れたものとすることができる。
図3は、他の実施形態に係る発光部50を例示するための模式断面図である。
図3に示すように、発光部50は、電極11、有機発光部12、および電極13a(第2電極の一例に相当する)を有する。
電極13aは、有機発光部12の表面に設けられている。
電極13aは、有機発光部12と接触し、電気的に接続されている。
電極13aは、平面視において線状を呈している。電極13aは、例えば、Y方向に延びている。
電極13aは、所定の間隔を空けて互いに平行となるように複数設けられている。
電極13aは、例えば、有機発光部12に電子を注入するための電極(陰極)とすることができる。
電極13aの材料は、電極13の材料と同様とすることができる。
絶縁部31aは、電極13aと電極11の間に設けられている。
絶縁部31aは、平面視において、枠状を呈し、複数の有機発光部12のそれぞれの周囲を囲むように設けられている。
絶縁部31aは、電極13aと電極11の間を絶縁する。
絶縁部31aの材料は、絶縁部31の材料と同様とすることができる。
本実施の形態においても、有機発光部12の電極11側の面以外の面は、電極13aおよび絶縁部31aの少なくともいずれかにより覆われている。
図3に例示をしたものの場合には、有機発光部12の電極11側の面と対峙する面は電極13aにより覆われている。
有機発光部12の電極11側の面と交差する面(側面)は、絶縁部31aおよび電極13aにより覆われている。
本実施の形態においても、前述した水分の除去効果の向上と、有機発光部12における損傷の発生の低減を図ることができる。
また、本実施の形態においては、電極13aは、有機発光部12の電極11側の面と対峙する面、および電極11側の面と交差する面に設けられている。
すなわち、電極13aは、有機発光部12の電極11側以外の面に設けられている。
この場合、電極13aは、アルミニウムなどの反射率の高い材料から形成することができるので、有機発光部12において発生した光L1を基板2側に効率よく出射させることができる。すなわち、発光装置における光の取り出し効率を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係る発光装置61および照明装置110を例示するための模式断面図である。
図4に示すように、照明装置110は、発光装置61と筐体111を備えている。
発光装置61は、ボトムエミッション型の発光装置である。そのため、発光装置61には、前述した透過部20が設けられていない。
発光装置61には、基板2、基板3、第1封止部4、発光部60、絶縁部31b、および第2封止部30が設けられている。
発光部60は、電極11、有機発光部62、および電極63(第2電極の一例に相当する)を有する。
有機発光部62は、膜状を呈し、電極11の上に設けられている。
有機発光部62は、例えば、有機発光ダイオードなどとすることができる。
有機発光部62の材料および構成は、例えば、前述した有機発光部12の材料および構成と同様とすることができる。
電極63は、膜状を呈し、有機発光部62の表面に設けられている。
電極63は、有機発光部62と接触し、電気的に接続されている。
電極63の材料は、前述した電極13の材料と同様とすることができる。
この場合、電極63がアルミニウムなどの金属から形成された場合には、有機発光部62から出射した光L1は、発光装置61の正面側に放射される。
電極63が導電性と光の透過性とを有する材料から形成された場合には、有機発光部62から出射した光L1は、発光装置61の正面側および背面側に放射される。この場合、発光装置61は、両面発光型の発光装置となる。
絶縁部31bは、平面視において、枠状を呈し、有機発光部62の周囲を囲んでいる。 絶縁部31bは、電極63と基板2の間に設けられている。
絶縁部31bは、電極63と電極11の間を絶縁する。
絶縁部31bの材料は、絶縁性を有するものであれば特に限定はない。
本実施の形態においても、有機発光部62の電極11側の面以外の面は、電極63および絶縁部31bの少なくともいずれかにより覆われている。
図4に例示をしたものの場合には、有機発光部62の電極11側の面と対峙する面は電極63により覆われている。
有機発光部62の電極11側の面と交差する面(側面)は、絶縁部31bおよび電極63により覆われている。
本実施の形態においても、前述した水分の除去効果の向上と、有機発光部62における損傷の発生の低減を図ることができる。
すなわち、発光装置61がボトムエミッション型の発光装置である場合も、前述した発光装置1と同様の効果を享受することができる。
また、本実施の形態においては、電極63は、有機発光部12の電極11側の面と対峙する面、および電極11側の面と交差する面に設けられている。
すなわち、電極63は、有機発光部12の電極11側以外の面に設けられている。
この場合、電極63は、アルミニウムなどの反射率の高い材料から形成することができるので、有機発光部12において発生した光L1を基板2側に効率よく出射させることができる。すなわち、発光装置における光の取り出し効率を向上させることができる。
筐体111の内部には、発光装置61が設けられている。
筐体111の端面には、窓部111aが設けられている。
窓部111aの内部には基板2が露出している。
発光部60から出射した光L1は、窓部111aを介して照明装置110の外部に出射する。なお、発光装置61が両面発光型の発光装置の場合には、前述した筐体101と同様に基板3が露出する窓部を設けるようにすればよい。
筐体111の材料などは、前述した筐体101と同様とすることができる。
本実施の形態においても、平面視において、窓部111aの内部に空間が設けられた領域が露出しないようになっている。
すなわち、平面視において、空間が設けられた領域と、筐体111とが重なるようになっている。
そのため、発光装置61の周縁近傍において生じ得る色味や明るさが異なる領域を隠すことができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 発光装置、2 基板、3 基板、4 第1封止部、10 発光部、11 電極、12 有機発光部、13 電極、13a 電極、20 透過部、30 第2封止部、31 絶縁部、31a 絶縁部、31b 絶縁部、50 発光部、60 発光部、61 発光装置、62 有機発光部、63 電極、100 照明装置、101 筐体、110 照明装置、111 筐体

Claims (6)

  1. 第1基板と;
    前記第1基板と対峙して設けられた第2基板と;
    前記第1基板の前記第2基板と対峙する側の面に設けられた第1電極と;
    前記第1電極の上に設けられ、有機エレクトロルミネセンスにより発光する有機発光部と;
    前記有機発光部の上に設けられた第2電極と;
    前記第1基板の周縁近傍と、前記第2基板の周縁近傍と、の間に設けられ、枠状を呈する第1封止部と;
    前記第1封止部の内側に設けられ、前記有機発光部が設けられた領域を覆い、有機金属化合物を含む第2封止部と;
    前記第1電極と、前記第2電極と、の間を絶縁する絶縁部と;
    を具備し、
    前記有機発光部の前記第1電極側の面以外の面は、前記第2電極および前記絶縁部の少なくともいずれかにより覆われている発光装置。
  2. 前記第2電極は、前記有機発光部の前記第1電極側の面と対峙する面、および前記第1電極側の面と交差する面に設けられている請求項1記載の発光装置。
  3. 前記第2電極の幅寸法は、前記有機発光部の幅寸法よりも長い請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第2電極の幅寸法は、150μm以下である請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光装置。
  5. 前記第2電極の幅寸法と、前記有機発光部の幅寸法と、の差は、10μm以上である請求項3または4に記載の発光装置。
  6. 筐体と;
    前記筐体の内部に設けられた請求項1〜5のいずれか1つに記載の発光装置と;
    を具備した照明装置。
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