JP2017091868A - 面発光モジュールおよび照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成を有し、封止性能を維持しつつ、輝度の不均一性を低減できる面発光光源および照明装置を提供する。【解決手段】面発光モジュール1は、表面10aと裏面10bを有し、少なくとも表面10a側に発光面R1が設けられた発光パネル10と、発光パネル10を封止する第1封止部材20と第2封止部材30と、第1封止部材20と第2封止部材30との間に充填された接着剤40と、を備え、第1封止部材20は、表面10a側に配置されるとともに、光透過性を有し、第2封止部材30は、裏面10b側に配置され、第1封止部材20および第2封止部材30の少なくとも一方が、光拡散性を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、面発光モジュールおよび照明装置に関する。
近年、有機EL(Electroluminescence)素子を用いた面発光モジュールが新しい光源として注目されている。有機EL素子は、水分・酸素等が有機材料に触れることにより、発光品質が劣化することが知られている。このため、有機EL素子を封止して保護することが重要となる。
光源とは異なるが、有機EL素子が用いられた表示パネルを封止した表示装置が開示された文献として、たとえば特開2011−27811号公報(特許文献1)が挙げられる。特許文献1に開示の表示装置は、表示パネルを一対の樹脂シートによって挟み込んで封止した構成を有する。一対の樹脂シートの外形は、表示パネルの外形よりも大きく、一対の樹脂シートの外周端部は、表示パネルよりも外側に突出している。
特開2011−27811号公報
有機EL素子を面発光モジュールに用いる場合においても、有機EL素子を保護する必要があり、有機EL素子が設けられた面発光パネルを一対の封止シートによって封止することが要求される。
高い封止性能を得るために、一対の封止シートの外形は、面発光パネルの外形よりも大きくなっており、一対の封止シートの外周端部は、面発光パネルの外側に突出する。面発光パネルは、光を発光する発光領域と、発光領域の周囲に設けられ、発光に寄与しない非発光領域とを含んでいる。面発光パネルから食み出す部分の一対の封止シートは発光には寄与しないため、面発光モジュールにおいては、非発光領域が大きくなる。
特許文献1のような表示パネルにおいては、表示領域において画像が表示されればよいため、表示パネルから一対の樹脂シートが食み出しても、画像品質は低下しない。一方、光源としての面発光パネルにおいては、パネルの周縁部において光を取り出せない非発光領域が大きくなることにより、発光領域と非発光領域との輝度差がより目立つようになる。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡易な構成を有し、封止性能を維持しつつ、輝度の不均一性を低減できる面発光モジュールおよび照明装置を提供することにある。
本発明に基づく面発光モジュールは、表面と裏面を有し、少なくとも上記表面側に発光面が設けられた面発光パネルと、上記面発光パネルを封止する第1封止部材と第2封止部材と、上記第1封止部材と上記第2封止部材との間に充填された接着剤と、を備え、上記第1封止部材は、上記表面側に配置されるとともに、光透過性を有し、上記第2封止部材は、上記裏面側に配置され、上記第1封止部材および上記第2封止部材の少なくとも一方が、光拡散性を有する。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記第1封止部材と上記第2封止部材とが、上記面発光パネルの上記表面の法線方向から見た場合に上記面発光パネルの外側に位置する部分に、外周に向かうにつれて互いに距離が近づく傾斜面または湾曲面を有することが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記第1封止部材は、光拡散性を有することが好ましく、上記第2封止部材は、光反射性を有することが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記第2封止部材は、光拡散性を有することが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記発光面から出射される出射光の最大強度方向が、上記発光面の法線方向から傾斜していることが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記面発光パネルは、相対する第1主面および第2主面を有する透明基板と、上記第2主面上に設けられた発光素子とを含むことが好ましく、上記面発光パネルの上記表面は、上記透明基板の上記第1主面によって構成されることが好ましい。この場合には、上記接着剤は、上記第1主面と上記第1封止部材との間に充填されていることが好ましく、上記透明基板の屈折率は、上記接着剤の屈折率よりも大きいことが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記接着剤は、光拡散性を有することが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記面発光パネルは、複数設けられていてもよい。この場合には、上記複数の面発光パネルは、互いに離間して平面状に配置されていてもよい。上記複数の面発光パネルが、上記第1封止部材と上記第2封止部材とによって封止されていることが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記面発光パネルは、複数設けられていてもよい。上記複数の面発光パネルの各々は、上記発光面の周囲に非発光領域を有することが好ましい。この場合には、上記複数の面発光パネルは、互いに隣り合う面発光パネルの上記非発光領域を重ねて行列状に配置されていてもよい。上記複数の面発光パネルが、上記第1封止部材と上記第2封止部材とによって封止されていることが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記第1封止部材は、光拡散性を有することが好ましく、上記第1封止部材のうち上記発光面に対向する部分のヘイズ値が、上記第1封止部材のうち上記発光面に対向しない部分のヘイズ値よりも小さいことが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記第1封止部材のうち上記発光面に対向する部分の透過率は、上記第1封止部材のうち上記発光面に対向しない部分の透過率よりも低いことが好ましい。
上記本発明に基づく面発光モジュールにあっては、上記第1封止部材および上記第2封止部材のうち光拡散性を有する封止部材のヘイズ値が50%以上であることが好ましい。
本発明に基づく照明装置は、上記いずれかに記載の面発光モジュールを複数備え、上記複数の面発光モジュールが、互いに端部が重なるように配置されている。
本発明によれば、簡易な構成を有し、封止性能を維持しつつ、輝度の不均一性を低減できる面発光モジュールおよび照明装置を提供することができる。
実施の形態1に係る面発光パネルの平面図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図である。 実施の形態1に係る面発光モジュールの断面図である。 図1に示す面発光パネルの垂直面内配光分布を示す図である。 比較例における面発光モジュールの断面図である。 実施の形態2に係る面発光モジュールの断面図である。 実施の形態3に係る面発光モジュールの断面図である。 実施の形態4に係る面発光モジュールの断面図である。 実施の形態5に係る面発光モジュールの断面図である。 実施の形態6に係る面発光モジュールの断面図である。 実施の形態7に係る面発光モジュールの断面図である。 実施の形態8に係る照明装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合は、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組み合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
(面発光パネル)
図1は、実施の形態1に係る面発光パネルの平面図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った断面図である。図1および図2を参照して、実施の形態1に係る面発光パネル10について説明する。
図1および図2に示すように、実施の形態1に係る面発光パネル10は、たとえば有機EL素子から構成される。面発光パネル10は、透明基板12、陽極13、有機層14、陰極15、封止層16、絶縁層17を含む。面発光パネル10は、表面10aおよび裏面10bを含む。
透明基板12は、相対する第1主面12aおよび第2主面12bを有する。透明基板12の第1主面12aは、面発光パネル10の表面10aを構成する。透明基板12としては、たとえば各種のガラス基板を用いることができる。透明基板12として、PET、PC等のフィルム基板を用いてもよい。透明基板12の第2主面12b上に、陽極13、有機層14、および陰極15が順次積層される。陽極13、有機層14、および陰極15は、発光素子2を構成する。
陽極13は、透明性を有する導電膜である。陽極13を形成するためには、スパッタリング法等によって、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等が透明基板12の第2主面12b上に成膜される。フォトリソグラフィ法等によりITO膜が所定の形状にパターニングされることによって、陽極13が形成される。実施の形態1における陽極13は、電極部18(陽極用)および電極部19(陰極用)を形成するために、パターニングによって2つの領域に分割されている。
有機層14(発光層)は、電力を供給されることによって光(可視光)を生成することができる。有機層14は、単層の発光層から構成されていてもよく、正孔輸送層、発光層、正孔阻止層、および電子輸送層などが順次積層されることによって構成されていてもよい。
陰極15は、たとえばアルミニウム(AL)である。陰極15は、真空蒸着法等によって有機層14を覆うように形成される。陰極15を所定の形状にパターニングするために、真空蒸着の際にはマスクが用いられるとよい。
陰極15と陽極13とが短絡しないように、陰極15と電極部18側の陽極13との間に絶縁層17が設けられる。陰極15の絶縁層17が設けられる側とは反対側の部分は、電極部19側の陽極13に接続される。絶縁層17は、たとえばスパッタリング法を用いてSiOなどが成膜された後、フォトリソグラフィ法等を用いて陽極13と陰極15とを互いに絶縁する箇所を覆うように所望のパターンに形成される。
封止層16は、絶縁性を有する樹脂またはガラス基板などから構成される。封止層16は、有機層14を水分等から保護するために形成される。封止層16は、陽極13、有機層14、および陰極15の略全体を透明基板12の第2主面12b上に封止する。陽極13の一部は、電気的な接続のために、封止層16から露出している。
陽極13の封止層16から露出している(図5左側の)部分は、電極部18を構成する。電極部18と陽極13とは互いに同じ材料で構成される。電極部18は、面発光パネル10の外周部に位置する。陽極13の封止層16から露出している(図5右側の)部分は、電極部19を構成する。電極部19と陽極13とは互いに同じ材料で構成される。電極部19も、面発光パネル10の外周部に位置する。電極部18および電極部19は、有機層14を挟んで相互に反対側に位置している。
面発光パネル10の電極部18,19は、たとえば不図示のフレキシブルプリント基板や配線部材等の通電部材が接続されている。通電部材には、電極ランド等の接続部が引き出されている。接続部は、後述する第2封止部材30から外部に向けて露出するように設けられている。この接続部にリード線を導線性接着剤等で接続することにより、外部への配線を取り出すことができ、この配線に対して電流を印加することにより、面発光パネル10が発光する。
以上のように構成される面発光パネル10においては、発光領域R1および非発光領域R2が形成される。発光領域R1および非発光領域R2は、面発光パネル10の表面10a側に形成される。発光領域R1が形成される部分は、表面10aの中央側に位置し、有機層14が形成されている領域に略対応している。非発光領域R2が形成される部分は、発光領域R1の外周に位置し、電極部18,19が形成されている領域に略対応している。面発光パネル10は、発光領域R1から光を出射する。面発光パネル10の表面10aのうち発光領域R1が形成されている部分は、面発光パネル10の発光面に相当する。
透明基板12の外形サイズは、たとえば、幅100mm×奥行き100mmである。発光領域R1の外形サイズは、たとえば幅90mm×奥行き90mmである。発光領域R1の両側に位置する非発光領域R2の幅は、それぞれ5mmである。
(面発光モジュール)
図3は、実施の形態1に係る面発光モジュールの断面図である。図3を参照して、実施の形態1に係る面発光モジュール1について説明する。
図3に示すように、実施の形態1に係る面発光モジュール1は、面発光パネル10、第1封止部材20、第2封止部材30および接着剤40を備える。第1封止部材20および第2封止部材30は、面発光パネル10を封止する。第1封止部材20と第2封止部材30との間には、接着剤40が充填されている。
第1封止部材20および第2封止部材30の外形は、面発光パネル10の外形よりも大きい。平面視した場合においては、第1封止部材20および第2封止部材30の端部は、面発光パネル10の端部よりも外側に位置する。
たとえば、第1封止部材20および第2封止部材30のうち面発光パネル10から外側に突出する部分の長さは、面発光パネル10の厚みの10倍程度である。面発光パネル10の厚みを500μm程度とした場合には、第1封止部材20および第2封止部材30のうち面発光パネル10より外側に突出する部分の長さは、5mm程度となる。
第1封止部材20および第2封止部材30の端部が、面発光パネル10の端部の外側に位置することにより、面発光モジュール1においては、第1封止部材20および第2封止部材30の外縁と発光領域R1との間に非発光領域R3が形成される。
第1封止部材20は、面発光パネル10の表面10a側に配置される。第1封止部材20は、光透過性を有する。第1封止部材20は、光拡散性を有する。第1封止部材20は、可撓性を有していてもよいし、有していなくてもよい。図3においては、第1封止部材20が可撓性を有さない場合を図示している。
第1封止部材20としては、粒子径、粒度分布および屈折率等において所望の値を有する光拡散剤(光拡散用の微粒子)がポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などの基材中に分散された光拡散板等を用いることができる。第1封止部材20は、光拡散板に限定されず、第1封止部材20として、光拡散シート、光透過散光光学フィルタまたは導光板なども好適に用いることができる。第1封止部材20としては、マイクロレンズアレイ(凹凸)状の表面形状を有する透明基材が用いられてもよい。第1封止部材20の厚みは、たとえば10μm〜数百μm程度である。
第1封止部材20のヘイズ値は、50%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、90%以上であることがさらに好ましい。第1封止部材20のヘイズ値が、ノングレア処理など外光反射対策で用いられる程度の値では、内部の光取り出しという観点において効果が低く、50%以上とすることにより、十分に光を取り出すことが可能となる。
第1封止部材20のヘイズ値は、面内分布を有することが好ましい。具体的には、第1封止部材20のうち上記発光領域R1に対向する部分のヘイズ値が、第1封止部材20のうち上記発光領域R1に対向しない部分(非発光領域R3に対応する部分)のヘイズ値よりも小さいことが好ましい。このようにヘイズ値に面内分布を設けることにより、発光領域R1と非発光領域R3との輝度差を低減させることができる。
第1封止部材20の透明度は、面内分布を有することが好ましい。具体的には、第1封止部材20のうち発光領域R1に対向する部分の透過率は、第1封止部材20のうち発光領域R1に対向しない部分(非発光領域R3に対応する部分)の透過率よりも低いことが好ましい。このように透過率に面内分布を設けることにより、発光領域R1と非発光領域R2との輝度差を低減させることができる。
第2封止部材30は、面発光パネル10の裏面10b側に配置される。第2封止部材30は、光透過性を有する。第2封止部材30は、可撓性を有していてもよいし、有していなくてもよい。図3においては、第2封止部材30が可撓性を有さない場合を図示している。
第2封止部材30としては、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の透明樹脂フィルムを用いることができる。また、第2封止部材30として、ガラス基板等を用いることができる。
接着剤40は、第1封止部材20と第2封止部材30との間に隙間なく充填されている。具体的には、接着剤40は、面発光パネル10との間に空隙が生じないように充填されている。
一般的に、第1封止部材20と第2封止部材30とによって面発光パネル10を挟み込む場合においては、面発光パネル10の周端面近傍に空隙が形成されやすくなる。このような場合には、透明基板12を伝播して当該透明基板12の周端面から放出された光が、当該空隙にて屈折し、接着剤40の内部を十分に伝播せずに、端部側から出射方向側に取出すことができなくなる。これにより、非発光領域R3側から取出すことができる光が損失する。
本実施の形態においては、上述のように、接着剤40が、面発光パネル10との間において、少なくとも周縁端部では空隙が生じないように充填されることにより、面発光パネル10の周端面から放出された光が、接着剤40内を十分に伝播し、端部側から出射方向側に取出すことができる。これにより、発光領域R1と非発光領域R3との輝度差を低減させることができる。
第1封止部材20と第2封止部材30とを用いて、面発光パネル10を封止する際には、たとえば、第1封止部材20および第2封止部材30の内側表面(面発光パネル10に面することとなる主面)に接着剤40を塗布する。接着剤40としては、たとえば、熱可塑性樹脂が用いられる。
続いて、第1封止部材20の上記内側表面が面発光パネル10の表面10aに対向し、第2封止部材30の上記内側表面が面発光パネル10の裏面10bに対向するように、第1封止部材20と第2封止部材30との間に面発光パネル10を挟み込んで、第1封止部材20と第2封止部材30とを接合する。
第1封止部材20と第2封止部材30とを接合する際には、ラミネート装置、真空貼り合せ装置等を用いる。この場合、加熱しながら、第1封止部材20と第2封止部材30とを接合することが好ましい。加熱により、熱可塑性樹脂が軟化して広がり、面発光パネル10の周囲に空隙を形成することなく、第1封止部材20と第2封止部材30との間に接着剤40を充填させることができる。
以上のように構成される面発光モジュール1においては、発光領域R1から発光されて、第1封止部材20に到達した光が、光拡散性を有する第1封止部材20によって拡散されて、外部に向かって放射される。
この際、発光領域R1から発光された光が、第1封止部材20によって、非発光領域R3側にも拡散されて、発光領域R1と非発光領域R3の両方から取り出されるため、発光領域R1と非発光領域R3との輝度の不均一性を低減することができる。
このように、本実施の形態に係る面発光モジュール1は、面発光パネル10を光拡散性および透過性を有する第1封止部材20と、透過性を有する第2封止部材30とによって封止することにより構成することができるため、簡易に構成することができる。
また、面発光パネル10を第1封止部材20と第2封止部材30とによって封止することにより、良好な封止性能を維持することができる。
図4は、図1に示す面発光パネルの垂直面内配光分布を示す図である。図4においては、実線にて、面発光パネル10の配向分布がランバーシャン分布を有する場合を示し、破線にて、面発光パネル10の配向分布が、発光面から出射される出射光の最大強度方向が発光面の法線方向から傾斜した分布を有する場合を示している。
図4の実線に示すように、面発光パネル10の配向分布がランバーシャン分布を有する場合には、主として、正面方向に出射される光の量が多くなる。
一方、図4の破線に示すように、面発光パネル10の配向分布が発光面から出射される出射光の最大強度方向が、発光面の法線方向から傾斜している場合には、正面側の斜め方向に向けて出射される光の量が、正面方向に向けて出射される光の量よりも多くなる。
図4の破線に示すような配向分布を有する面発光パネル10を用いる場合には、図4の実線に示すような配向分布を有する面発光パネル10を用いる場合と比較して、面発光パネル10から出射される光のうちより多くの光を面発光モジュール1の非発光領域R3側に導くことができる。さらに、非発光領域R3側に導かれて第1封止部材20に入射された光は、拡散されて外部に向けて放射されることとなるため、発光領域R1と非発光領域R3との輝度の不均一性をより目立たなくさせることができる。
(比較例)
(面発光モジュール)
図5は、比較例における面発光モジュールの断面図である。図5を参照して、比較例における面発光モジュール1Xについて説明する。
図5に示すように、比較例における面発光モジュール1Xは、実施の形態1に係る面発光モジュール1と比較した場合に、第1封止部材20Xおよび第2封止部材30Xのいずれもが光拡散性を有さず、透過性のみを有する点において相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
第1封止部材20Xおよび第2封止部材30Xとして、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の透明樹脂フィルムや、ガラス基板等が用いられている。
このように構成される場合には、面発光パネル10の発光領域R1から発光された光は、拡散されずに第1封止部材20を透過する。このため、面発光パネル10の発光領域R1から発光された光は、面発光モジュール1における非発光領域R3から十分に取り出すことができず、発光領域R1と非発光領域R3との輝度の不均一性を低減させることが困難となる。
(実施の形態2)
(面発光モジュール)
図6は、実施の形態2に係る面発光モジュールの断面図である。図6を参照して、実施の形態2に係る面発光モジュール1Aについて説明する。
図6に示すように、実施の形態2に係る面発光モジュール1Aは、実施の形態1に係る面発光モジュール1と比較した場合に、第1封止部材20Aおよび第2封止部材30Aが可撓性を有する点において相違する。
第1封止部材20Aおよび第2封止部材30Aが可撓性を有することにより、第1封止部材20Aと第2封止部材30Aとを接合した際に、第1封止部材20Aと第2封止部材30Aのうち平面視した場合に面発光パネル10の外側に突出する部分に、傾斜面25,35が形成される。
すなわち、実施の形態2に係る面発光モジュール1Aにおいては、第1封止部材20Aと第2封止部材30Aとが、面発光パネル10の表面10aの法線方向から見た場合に面発光パネル10の外側に位置する部分に、外周に向かうにつれて互いに距離が近づく傾斜面25,35を有する。なお、面発光パネル10の表面10aの法線方向から見た場合に面発光パネル10の外側に位置する部分の第1封止部材20Aおよび第2封止部材30Aには、傾斜面に代えて、湾曲面が設けられていてもよい。
傾斜面25を有することにより、接着剤40内を水平方向に伝播して、第1封止部材20Aに入射した光を正面方向に屈折させることができる。これにより、非発光領域R3から取り出される光の量を多くすることができる。
ここで、傾斜面25の傾斜角度は、面発光パネル10の端部から第1封止部材20Aと第2封止部材30Aとが接合されている外周端部までの距離L1と面発光パネル10の厚みである表面10aと裏面10bとの間の距離L2とに依存する。距離L1が短すぎると封止性能が不十分となり、長すぎると非発光領域が大きくなるため、距離L1は、距離L2の2倍から5倍の範囲にあることが好ましい。
また、面発光パネル10の透明基板12の屈折率をn1とし、接着剤40の屈折率をn2とした場合に、n1>n2とすることが好ましい。この場合には、図6中左側に示す矢印AR1のように、有機層14から発光された光が透明基板12から透明基板12の第1主面12aと第1封止部材20Aとの間に充填されている接着剤40に入射する際に、有機層14から発光された光のうち臨界角よりも大きい入射角を有する光が、透明基板12と接着剤40との界面において全反射されるようになる。
全反射された光の一部は、透明基板12内を伝播して透明基板12の端面から接着剤40に入射して、平面視した場合に面発光パネル10の外側に突出する部分における第1封止部材20Aと第2封止部材30Aとの間に位置する接着剤40内を水平方向に伝播する。上記接着剤40内を水平方向に伝播して第1封止部材20Aに入射した光の一部は、上記傾斜面25によって正面方向に取出される。
このように、n1>n2とすることにより、非発光領域R3側に向かう光の量を増加させることができ、非発光領域R3側から取り出される光の量を多くすることができる。
また、第1封止部材20Aの屈折率をn3とした場合には、n3<n1<n2とすることが好ましい。この場合には、図6中右側に示す矢印AR2のように、有機層14から発光された光が、接着剤40から第1封止部材20Aに入射する際に、臨界角よりも大きい入射角を有する光が、接着剤40と第1封止部材20Aとの界面において全反射されるようになる。全反射された光の一部は、透明基板12内に入射して、透明基板12と第2封止部材30A側に位置する接着剤40との界面において反射する。
このように、接着剤40と第1封止部材20Aとの界面、および、透明基板12と第2封止部材30A側に位置する接着剤40との界面とにおいて反射を繰り返しながら、非発光領域R3に向かう光が増加する。非発光領域R3に向かって進み、傾斜面25に到達した光は、上述同様に、正面方向に取出される。
このため、n3<n1<n2とすることにより、非発光領域R3側に向かう光の量をさらに増加させることができ、非発光領域R3側から取り出される光の量をさらに多くすることができる。
以上のような構成とすることにより、実施の形態2に係る面発光モジュール1Aにあっては、実施の形態1よりも非発光領域R3側から取り出される光の量を多くすることができるため、発光領域R1と非発光領域R3との輝度の不均一性をより低減することができる。
また、実施の形態2に係る面発光モジュール1Aは、実施の形態1同様に、面発光パネル10を第1封止部材20Aと第2封止部材30Aによって封止した構成であり、簡易な構成を有するともに、良好な封止性能を維持することができる。
(実施の形態3)
(面発光モジュール)
図7は、実施の形態3に係る面発光モジュールの断面図である。図7を参照して、実施の形態3に係る面発光モジュール1Bについて説明する。
図7に示すように、実施の形態3に係る面発光モジュール1Bは、実施の形態1に係る面発光モジュール1と比較した場合に、第2封止部材30Bが、光反射性を有する点において相違する。その他の構成についは、ほぼ同様である。
第2封止部材30Bは、反射面30aを有する。第2封止部材30Bは、たとえば、樹脂等の板状基材に反射金属膜を成膜することによって構成される。
このように構成することにより、第1封止部材20にて第2封止部材30B側に反射された光を、第2封止部材30Bによって第1封止部材20側に反射させることができる。これにより、第2封止部材30B側から光が透過してしまうことを抑制し、第2封止部材30Bによって反射された光を、発光領域R1および非発光領域R3から取り出すことができ、実施の形態1に係る面発光モジュール1と比較して光の取り出し効率を向上させることができる。
なお、反射面30aには、拡散機能を付与してもよい。拡散機能を付与する方法としては、板状の基材の表面を予め荒らしておく方法、反射金属膜を粗面化する方法、および樹脂バインダーに散乱用の粒子を混ぜた散乱層を反射金属膜上に設ける方法等が挙げられる。反射面30aとして金属膜を使用することにより封止性能も向上する。また、第2封止部材30Bとして、樹脂フィルムに金属が蒸着されたものを使用してもよい。
(実施の形態4)
(面発光モジュール)
図8は、実施の形態4に係る面発光モジュールの断面図である。図8を参照して、実施の形態4に係る面発光モジュール1Cについて説明する。
図8に示すように、実施の形態4に係る面発光モジュール1Cは、実施の形態1に係る面発光モジュール1と比較した場合に、第1封止部材20Cが光拡散性を有さず、光透過性を有し、第2封止部材30Cが、光拡散性を有する点において相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
第1封止部材20Cとしては、たとえば、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート等の透明樹脂フィルムや、ガラス基板等を用いることができる。
第2封止部材30Cは、光透過性を有していてもよいし、光反射性を有していてもよい。第2封止部材30Cが、上記光拡散性に加えて光透過性を有する場合には、第2封止部材30Cとしては、実施の形態1に係る第1封止部材20と同様のものを用いることができる。
第2封止部材30Cが、上記光拡散性に加えて光反射性を有する場合には、実施の形態3に記載の第2封止部材30Bの反射面30aに拡散機能を付与したものと同様のものを用いることができる。
実施の形態4に係る面発光モジュール1Cにおいては、面発光パネル10の発光領域R1から発光された光の大部分は、第1封止部材20Cを透過する。
一方、発光領域R1から発光された光の一部は、接着剤40と第1封止部材20Cとの界面において、第2封止部材30Cに向けて反射される。また、発光領域R1から発光された光の一部は、面発光パネル10の透明基板12と接着剤40との界面にて反射され、第2封止部材30Cに向けて反射される。
接着剤40と第1封止部材20Cとの界面、および上記透明基板12と接着剤40との界面にて反射された光は、非発光領域R3に向かいながら、第2封止部材30Cに到達する。当該光は、第2封止部材30Cによって散乱され、第1封止部材20Cに向けて反射される。第2封止部材30Cによって反射された光は、第1封止部材20Cによって拡散されて外部に取出される。
これにより、非発光領域R3からも光が取出されることとなり、実施の形態4に係る面発光モジュール1Cにおいても、発光領域R1および非発光領域R3の輝度の不均一を低減することができる。
また、実施の形態に係る面発光モジュール1Cは、実施の形態1同様に、面発光パネル10を第1封止部材20Cと第2封止部材30Cによって封止した構成であり、簡易な構成を有するともに、良好な封止性能を維持することができる。
(実施の形態5)
(面発光モジュール)
図9は、実施の形態5に係る面発光モジュールの断面図である。図9を参照して、実施の形態5に係る面発光モジュール1Dについて説明する。
図9に示すように、実施の形態5に係る面発光モジュール1Dは、実施の形態1に係る面発光モジュール1と比較した場合に、複数の面発光パネル10が第1封止部材20と第2封止部材30とによって封止されている点において相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
複数の面発光パネル10は、互いに離間して平面上に配置されている。複数の面発光パネル10は、行列状に配置されることが好ましい。複数の面発光パネル10が互いに離間して配置されることにより、互いに隣り合う面発光パネル10の発光領域R1間に非発光領域R4が形成される。
複数の面発光パネル10は、第1封止部材20と第2封止部材30とによって封止されている。この場合においても、各面発光パネル10の発光領域R1から発光されて第1封止部材20に到達した光は、光拡散性を有する第1封止部材20によって拡散されて、外部に向かって放射される。
この際、発光領域R1から発光された光が、非発光領域R3および非発光領域R4側に拡散されて、発光領域R1、非発光領域R3および非発光領域R4のいずれもから光が取出される。また、非発光領域R4においては、互いに隣り合う面発光パネル10の両方から出射された光を取り出すことができる。これにより、面発光モジュール1Dにおいて、発光領域R1、非発光領域R3および非発光領域R4の輝度の不均一性を低減することができる。
また、実施の形態に係る面発光モジュール1Dは、複数の面発光パネル10を第1封止部材20と第2封止部材30とによって封止した構成であり、簡易な構成を有するともに、良好な封止性能を維持することができる。また、面発光モジュール1Dの構成であれば、複数の光源(面発光パネル)を保持することができる。
(実施の形態6)
(面発光モジュール)
図10は、実施の形態6に係る面発光モジュールの断面図である。図10を参照して、実施の形態6に係る面発光モジュール1Eについて説明する。
図10に示すように、実施の形態6に係る面発光モジュール1Eは、実施の形態5に係る面発光モジュール1Dと比較した場合に、互いに隣り合う面発光パネル10が、通電部材60によって接続されている点において相違する。
通電部材60は、リード線等の配線部材や回路基板である。回路基板は、フレキシブルプリント基板等のように可撓性を有していてもよい。通電部材60は、互いに隣り合う面発光パネル10の電極部18同士、電極部19同士、または電極部18と電極部19とを電気的に接続する。すなわち、通電部材60は、面発光パネル10を並列または直列に接続する。通電部材60は、主として、非発光領域R4に配置される。
通電部材60は、第1封止部材20側に向けて光を反射する光反射性を有することが好ましい。通電部材60が光反射性を有することにより、第1封止部材20によって拡散されて、第2封止部材30側に反射された光を、再度第1封止部材20側に向けて反射させることができる。これにより、非発光領域R4から取り出される光の量が増加する。
ここで、通電部材60の反射率は、面発光パネル10からの光の主波長において50%以上であることが望ましく、90%以上であるとさらに望ましい。
有機EL素子は、外部から入射した外光の反射特性に波長依存性があるため、消灯時の外観が発光主波長の補色に色づいて見えやすく、通常これを抑制することが課題となっている。
本実施の形態においては、上記のように通電部材60の反射率を適切に設定することにより、主波長の輝度を高くしながら、消灯時に面発光パネル10が主波長の補色に色づいて見えることを防止することができる。また、面発光パネル10から出射される光が赤色の場合、通電部材60に褐色系のポリイミド製配線基板を用いることで、主波長である赤色の反射輝度を高めることができ、消灯時と点灯時の色を近づける効果がある。
通電部材60が、光反射性に加えて光拡散性を有する場合には、非発光領域R4から取り出される光の量がさらに増加する。また、通電部材60に回路基板を用いることにより、リード線を用いる場合と比較して、光を反射させる面積が増加するため、非発光領域R4から取り出される光の量が増加する。
このように、実施の形態6に係る面発光モジュール1Eは、実施の形態5に係る面発光モジュール1Dと比較して、非発光領域R4から取り出される光の量が多くなるため、発光領域R1、非発光領域R3および非発光領域R4の輝度の不均一性をさらに低減することができる。
加えて、剛性が低い面発光パネル10間の隙間に剛性が高い通電部材60が設けられることにより、面発光モジュール1E内における剛性および厚みのバラツキを低減させることができる。
(実施の形態7)
(面発光モジュール)
図11は、実施の形態7に係る面発光モジュールの断面図である。図11を参照して、実施の形態7に係る面発光モジュール1Fについて説明する。
図11に示すように、実施の形態7に係る面発光モジュール1Fは、実施の形態5に係る面発光モジュール1Dと比較した場合に、複数の面発光パネル10の配置が相違する。その他の構成については、ほぼ同様である。
複数の面発光パネル10は、互いに隣り合う発光パネルの非発光領域R2を重ねて行列状に配置される。面発光パネル10の非発光領域R2を重ねて配置することにより、実施の形態5と比較して、互いに隣り合う面発光パネル10の発光領域R1間に形成される非発光領域R4の面積を低減させることができる。一方で、非発光領域R4からは、互いに隣り合う面発光パネル10の両方から出射された光を取り出すことができるため、実施の形態5に係る面発光モジュール1Dと比較して、非発光領域R4から取り出される光の量が増加する。
したがって、実施の形態7に係る面発光モジュール1Fは、実施の形態5に係る面発光モジュール1Dと比較して、発光領域R1、非発光領域R3および非発光領域R4の輝度の不均一性をさらに低減することができる。
(実施の形態8)
(照明装置)
図12は、実施の形態8に係る照明装置の断面図である。図12を参照して、実施の形態8に係る照明装置100について説明する。
図12に示すように、実施の形態8に係る照明装置100は、複数の面発光モジュール1を互いに端部が重なるように配置することにより構成される。複数の面発光モジュール1は、実施の形態1に係る面発光モジュール1と同様の構成を有する。
複数の面発光モジュール1は、互いに隣り合う複数の面発光モジュール1の非発光領域R3を重ねて行列状に配置されることが好ましい。これにより、照明装置100を平面視した場合に、互いに隣り合う面発光パネル10の発光領域R1間に形成される非発光領域R4の面積を低減させることができる。
照明装置100においては、面発光モジュール1として、発光領域R1と非発光領域R3との輝度の不均一性を低減することができるものを用いており、上述のように端部同士を重ねて配置することにより、非発光領域R4の面積を低減させることができる。このため、照明装置100においても、発光領域R1、非発光領域R3および非発光領域R4の輝度の不均一性を低減させることができる。
また、照明装置100は、面発光モジュール1を複数配置することにより構成できるため、簡易に構成できる。面発光モジュール1の各々において、良好な封止性能が維持されていることから、照明装置100においても良好な封止性能は維持される。
[他の変形例]
上記のような思想は、面発光モジュールがトップエミッション型の有機ELから構成される場合にも適用できるし、面発光モジュールがボトムエミッション型の有機ELから構成される場合にも適用できる。また、面発光モジュールが表面側、裏面側の両方へ発光される両面発光型の有機ELで構成される場合にも適用できる。
上記のような思想は、面発光モジュールが無機EL素子から構成される場合にも適用できるし、面発光モジュールが複数の発光ダイオード(LED)およびこれら複数の発光ダイオードの出射面側に配置された光吸収層および光拡散層とから構成される場合にも適用できるし、面発光モジュールが冷陰極管等を用いて構成される場合にも適用できる。すなわち、発光素子が、有機EL素子に限定されず、無機EL素子、発光ダイオード素子、冷陰極管等であってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1X 面発光モジュール、2 発光素子、10 面発光パネル、10a 表面、10b 裏面、12 透明基板、12a 第1主面、12b 第2主面、13 陽極、14 有機層、15 陰極、16 封止層、17 絶縁層、18,19 電極部、20,20A,20C,20X 第1封止部材、25 傾斜面、30,30A,30B,30C,30X 第2封止部材、30a 反射面、35 傾斜面、40 接着剤、60 通電部材、100 照明装置。

Claims (13)

  1. 表面と裏面を有し、少なくとも前記表面側に発光面が設けられた面発光パネルと、
    前記面発光パネルを封止する第1封止部材と第2封止部材と、
    前記第1封止部材と前記第2封止部材との間に充填された接着剤と、を備え、
    前記第1封止部材は、前記表面側に配置されるとともに、光透過性を有し、
    前記第2封止部材は、前記裏面側に配置され、
    前記第1封止部材および前記第2封止部材の少なくとも一方が、光拡散性を有する、面発光モジュール。
  2. 前記第1封止部材と前記第2封止部材とが、前記面発光パネルの前記表面の法線方向から見た場合に前記面発光パネルの外側に位置する部分に、外周に向かうにつれて互いに距離が近づく傾斜面または湾曲面を有する、請求項1に記載の面発光モジュール。
  3. 前記第1封止部材は、光拡散性を有し、
    前記第2封止部材は、光反射性を有する、請求項1または2に記載の面発光モジュール。
  4. 前記第2封止部材は、光拡散性を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  5. 前記発光面から出射される出射光の最大強度方向が、前記発光面の法線方向から傾斜している、請求項1から4のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  6. 前記面発光パネルは、相対する第1主面および第2主面を有する透明基板と、前記第2主面上に設けられた発光素子とを含み、
    前記面発光パネルの前記表面は、前記透明基板の前記第1主面によって構成され、
    前記接着剤は、前記第1主面と前記第1封止部材との間に充填されており、
    前記透明基板の屈折率は、前記接着剤の屈折率よりも大きい、請求項1から5のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  7. 前記接着剤は、光拡散性を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  8. 前記面発光パネルは、複数設けられ、
    前記複数の面発光パネルは、互いに離間して平面状に配置され、
    前記複数の面発光パネルが、前記第1封止部材と前記第2封止部材とによって封止されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  9. 前記面発光パネルは、複数設けられ、
    前記複数の面発光パネルの各々は、前記発光面の周囲に非発光領域を有し、
    前記複数の面発光パネルは、互いに隣り合う面発光パネルの前記非発光領域を重ねて行列状に配置され、
    前記複数の面発光パネルが、前記第1封止部材と前記第2封止部材とによって封止されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  10. 前記第1封止部材は、光拡散性を有し、
    前記第1封止部材のうち前記発光面に対向する部分のヘイズ値が、前記第1封止部材のうち前記発光面に対向しない部分のヘイズ値よりも小さい、請求項1から9のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  11. 前記第1封止部材のうち前記発光面に対向する部分の透過率は、前記第1封止部材のうち前記発光面に対向しない部分の透過率よりも低い、請求項1から10のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  12. 前記第1封止部材および前記第2封止部材のうち光拡散性を有する封止部材のヘイズ値が50%以上である、請求項1から11のいずれか1項に記載の面発光モジュール。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の面発光モジュールを複数備え、
    前記複数の面発光モジュールが、互いに端部が重なるように配置された、照明装置。
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