JP5700185B1 - 面状発光ユニット - Google Patents

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Abstract

この面状発光ユニットの上記面状発光パネル(10)は、その面内において、発光領域(LA)の中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を有し、光学フィルタ(31)は、その面内において、発光領域(LA)の中央部に対向する領域よりも非発光領域(NLA)に対向する領域の方が透過率が高くなる光透過率分布を有する。

Description

本発明は、面状発光パネルを用いた面状発光ユニットの構造に関する。
近年、有機ELパネル(Organic Electroluminescence Panel)などの面発光素子を用いた発光効率の高い発光装置が注目を集めている。このような発光装置は、照明分野に限られず、液晶テレビ、計算機モニター、または、屋外広告などの各種電子機器のバックライト等としても用いられている。
特開2012−163785号公報(特許文献1)には、面直下型LEDバックライト照明においてLED光源輝度に合わせた光学シートを重ね、光学シートの透過率を中央と周辺とで割合を変えることによって均一な光源を得る手法が開示されている。
特開2012−163785号公報
面状発光パネルの発光輝度分布において、面状発光パネルの周辺部分には非発光領域が形成されることが知られている。したがって、この面状発光パネルを縦横に複数枚並べて大きな光源として用いた面状発光ユニットにおいては、面状発光ユニットの発光面に非発光領域に起因する輝度ムラが生じる課題が挙げられる。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、面状発光ユニットの発光面に面状発光パネルの非発光領域に起因する輝度ムラの発生を抑制することを可能とする、面状発光ユニットを提供することを目的とする。
この発明の一側面に従う面状発光ユニットにおいては、発光領域および上記発光領域の周辺に設けられる非発光領域を含む面状発光パネルと、上記面状発光パネルの発光面に対して間隙を隔てて配置された光学フィルタと、上記光学フィルタの上記面状発光パネルとは反対側に配置された光拡散部材と、を備える。
上記光学フィルタに対して、少なくとも2以上の上記面状発光パネルが並べられるようにして配置され、上記面状発光パネルは、その面内において、上記発光領域の中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を有し、上記光学フィルタは、その面内において、上記発光領域の中央部に対向する領域よりも上記非発光領域に対向する領域の方が透過率が高くなる光透過率分布を有する。
実施の形態における面状発光パネルの基本構成を示す平面図である。 図2中II−II線矢視断面図である。 実施の形態における面状発光パネルの基本構成を示す部分分解斜視図である。 実施の形態における面状発光ユニットの概略構成を示す断面図である。 実施例1から3および比較例における面状発光パネルの光源輝度分布を示す図である。 実施例1から3および比較例における光学フィルタの開口密度分布を示す図である。 実施例1から3および比較例における面状発光ユニットの正面輝度分布を示す図である。 実施例1から3および比較例における光学フィルタの開口密度分布を示す概念部分拡大図である。
本発明に基づいた各実施の形態における面状発光パネルおよびこの面状発光パネルを用いた面状発光ユニットについて、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。各実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(面状発光パネル10)
図1および図2を参照して、本実施の形態における面状発光パネル10の基本構成について説明する。図1は、面状発光パネル10を示す正面図であり、面状発光パネル10の背面19の側から面状発光パネル10を見たときの様子を示している。図2は、図1中II−II線矢視断面図である。
本実施の形態における面状発光パネル10は、有機ELから構成される。面状発光パネル10は、複数の発光ダイオード(LED)と拡散板とから面状発光パネルとして構成されていてもよいし、冷陰極管等を用いて面状発光パネルとして構成されていてもよい。
図1および図2を参照して、面状発光パネル10は、透明基板11(カバー層)、陽極(アノード)14、有機層15、陰極(カソード)16、封止部材17および絶縁層18を含む。陽極14、有機層15、および陰極16により面状発光素子1を構成する。
透明基板11は、面状発光パネル10の表面12、すなわち光取出し面(発光面)を形成し、透明基板11の外周端面は、面状発光パネル10の外周10Eを形成している。陽極(電極層)14、有機層15および陰極(電極層)16は、透明基板11の裏面13上に順次積層される。封止部材17は、面状発光パネル10の背面19を形成している。
透明基板11を構成する部材としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリカーボネイト(PC)等の光透過性のフィルム基板が用いられる。透明基板11に、各種ガラス基板を用いてもよい。
光透過性のフィルム基板としては、他にポリイミド、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリスチレン(PS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリプロピレン(PP)等が用いられる。
陽極14は、透明性を有する導電膜であり、透明電極を構成している。陽極14を形成するためには、スパッタリング法等によって、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等が透明基板11上に成膜される。陽極14に用いられる他の材料としては、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)が用いられる。
発光層(発光部)を形成する有機層15は、電力を供給されることによって光(可視光)を生成することができる。有機層15は、単層の発光層から構成されていてもよく、正孔輸送層、発光層、正孔阻止層、および電子輸送層などが順次積層されることによって構成されていてもよい。この有機層15による光の生成により、発光領域LAが形成される。
陰極16は、たとえばアルミニウム(Al)である。陰極16は、真空蒸着法等によって有機層15を覆うように形成される。陰極16を所定の形状にパターニングするために、真空蒸着の際にはマスクが用いられるとよい。陰極16の他の材料としては、フッ化リチウム(LiF)、AlとCaとの積層、AlとLiFとの積層、および、AlとBaとの積層等が用いられる。
陰極16と陽極14とが短絡しないように、陰極16と陽極14との間に絶縁層18が設けられる。絶縁層18は、たとえばスパッタリング法を用いてSiO2などが成膜された後、フォトリソグラフィ法等を用いて陽極14と陰極16とを互いに絶縁する箇所を覆うように所望のパターンに形成される。
封止部材17は、絶縁性を有する樹脂またはガラス基板などから構成される。封止部材17は、有機層15を水分等から保護するために形成される。封止部材17は、陽極14、有機層15、および陰極16(面状発光パネル10の内部に設けられる部材)の略全体を透明基板11上に封止する。陽極14の一部は、電気的な接続のために、封止部材17から露出している。
封止部材17には、PET、PEN、PS、PES、ポリイミド等のフィルムに、SiO、Al、SiNx等の無機薄膜と柔軟性のあるアクリル樹脂薄膜などを層状に複数層重ね合わせることでガスバリア性を備えたものが用いられる。電極部21および電極部22には、さらに金、銀、銅などを積層してもよい。
陽極14の封止部材17から露出している部分(図2左側)は、電極部21(陽極用)を構成する。電極部21と陽極14とは互いに同じ材料で構成される。電極部21は、図3によく表れるように、陽極14の一対の角部を取り囲むように大きく設けられ、面状発光パネル10の外周に位置している。電極部21は、矩形形状の陽極14の一辺の半分を超える長さに設定されている。
有機層15と陽極14側とは接触面積が大きく、また光を透過させるために陽極14は薄く形成されることから、ある程度の電気抵抗を有する。したがって、周辺部より電力を供給することで、陽極14の中央部では電圧降下が生じる。この電圧降下を利用して、その面内において、発光領域LAの中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を与えることが可能となる。
陰極16の封止部材17から露出している(図2右側の)部分は、電極部22(陰極用)を構成する。電極部22と陰極16とは互いに同じ材料で構成される。電極部22は、図3によく表れるように、陽極14の一対の角部とは異なる一対の角部に設けられ、面状発光パネル10の外周に位置している。
電極部21および電極部22は、有機層15を挟んで相互に反対側に位置している。隣り合う電極部21および電極部22同士の間には、分割領域20(図1参照)が形成されている。電極部21および電極部22には、はんだ付け(銀ペースト)等を用いて配線パターン(図示せず)が取り付けられる。図からも理解されるとおり、陰極16の電極部22と陽極14の電極部21とを対比すると、封止部材17から露出している領域は後者の方が大きい。換言すると、陽極14の電極部21は、面状発光パネル10の外周において、発光領域LAを囲繞するように形成されている。
以上のように構成される面状発光パネル10の有機層15には、外部の電源装置から、図示しない配線パターン、電極部21,22、陽極14および陰極16を通して電力が供給される。有機層15で生成された光は、陽極14および透明基板11を通して、表面12(発光面)から外部に取り出される。
表面12において、略有機層15に対応する領域が、光を発光する発光領域LAを構成し、発光領域LAを取り囲む周辺の領域が非発光領域NLAとなる。本実施の形態では、透明基板11の外形サイズは、100mm×100mmであり、発光領域LAは、90mm×90mmである。よって、非発光領域NLAは、発光領域LAの周辺に設けられ、幅は5mmである。
(面状発光ユニット100)
次に、図4を参照して、上記構成を備える面状発光パネル10を用いた面状発光ユニット100の概略構成について説明する。図4は、面状発光ユニット100の概略構成を示す断面図である。
この面状発光ユニット100は、2枚の面状発光パネル10を用いている。枚数に制限はなく、必要に応じた枚数を用いるとよい。本実施の形態において、2枚の面状発光パネル10は、透明基板11の外周10E(図2参照)同士が略当接するように配置される。よって、発光領域LAの間には、幅C(約10mm)の非発光領域NLAが形成される。
面状発光パネル10の発光面12側には、この発光面12に対して所定の間隙(b:約10mm)を隔てて光学フィルタ31が、発光面12に対して平行に配置されている。光学フィルタ31は、厚さ3mm程度の透明なアクリル板32に密着されている。
光学フィルタ31には、インクジェットを用いて光透過領域が円形の開口部を有するパターンが印刷されている。このパターンは、光学フィルタ31の透過率を調整する。開口部の直径は、たとえば、φ0.1mm、φ0.3mmである。これらの開口部を適宜組み合わせて、光学フィルタ31の開口密度が設定される。
開口サイズを一定にして、光学フィルタ31の開口率分布を作成する場合、光源サイズ(本実施の形態では、90mm×90mm)に対して、1/300以下の開口サイズ(本実施の形態では、0.3mm以下)で構成することが好ましい。開効率の差が付けやすくなるからである。好ましくは、光源サイズの1/900(本実施の形態では、0.1mm以下)であるとよい。面状発光ユニット100の発光面が大型化した場合において、発光面(画面)を俯瞰して観察した場合に開口が認識し難くなり、デザイン性を損なうことがないからである。
光学フィルタ31の面状発光パネル10とは反対側には、発光面12に対して所定の間隙(a)を隔てて光拡散板30が発光面12に対して平行に配置されている。光拡散板30は、アクリル板32に対して空気を介在させている。光学フィルタ31と光拡散板30との間には、隙間(d)が形成されている。
光拡散部材としての光拡散板30は、粒子径、粒度分布および屈折率等において所望の値を有する光拡散剤(光拡散用の微粒子)を選び、ポリカーボネート樹脂などの基材中にその光拡散材が分散されることで作製されることができる。光拡散部材としては、光拡散板に限られず、光拡散シート、光透過散光光学フィルタまたは導光板なども好適に用いることができる。光拡散部材としては、マイクロレンズアレイ(凹凸)状の表面形状を有する透明基材が用いられてもよい。
好ましくは、非発光領域NLAにおける光学フィルタ31と面状発光パネル10との間の空間には、高反射部材等を配置して、光学フィルタ31から面状発光パネル10への反射光を非発光領域NLAに反射させて、反射光を再利用するとよい。
(実施例)
次に、図5から図8を参照して、本実施の形態の各実施例および比較例おける、面状発光パネル10の光源輝度分布、光学フィルタ31の開口密度分布、および、面状発光ユニット100の正面輝度分布について説明する。面状発光ユニット100の構成は、図4に示す構成となる。
図5は、実施例1から3および比較例における面状発光パネル10の光源輝度分布を示す図、図6は、実施例1から3および比較例における光学フィルタ31の開口密度分布を示す図、図7は、実施例1から3および比較例における面状発光ユニット100の正面輝度分布を示す図、図8は、実施例1から3および比較例における光学フィルタの開口密度分布を示す概念部分拡大図である。
本実施例および比較例の面状発光ユニット100は、光学フィルタ31および光拡散板30は透明なアクリル板32の各面に形成される構成をとっている。アクリル板32の厚みは、3mmである(図4参照)。本実施例および比較例に用いた面状発光パネル10は、白色の発光光源である。
光学フィルタ31には、白色のインクを用いたインクジェット方式により、光透過率を調整する開口パターンを描画している。光学フィルタ31は、アクリル板32に密着している。光拡散板30は、アクリル板32の表面に空気を介在させた状態で、アクリル板32に貼り付けている。
このように面状発光パネル10が白色光源で構成される場合、光学フィルタ31は白色の開口パターンにより実現されることが好ましい。光源と同じ白色で構成することによって光源の光の吸収を抑え、光の利用効率を上げることができる。また、光学フィルタ31は、光を散乱する機能を有するとよい。
図8に示すように、光学フィルタ31は、光透過部材31pと、この光透過部材31pの表面に設けられる、複数の開口部を有する白色のパターン31sとを有する。光学フィルタ31の開口率分布の調整は、複数の開口部31dの配置位置および大きさ(開口径)を調整することにより行なわれている。
図8に示すように、領域31xの開口部31dの開口密度は、領域31yの開口部31dの開口密度よりも大きい分布を示している。開口部31dの開口径としては、φ0.9mm、φ0.3mm、φ0.01mm等が用いられる。
開口径を一定にして光学フィルタに開口を作成する場合、開口径は、光源サイズに対して1/100以下の開口径で構成するとよい。本実施の形態の場合では、90mm/100=φ0.9mmとなる。φ0.9mmの場合には、開口密度の差を付けやすくなる。好ましくは、光源サイズに対して1/1000であるとよい。本実施の形態の場合では、90mm/1000=φ0.09mmとなる。φ0.09mmの場合には、面状発光ユニットの発光面が大型化した場合に、発光面を俯瞰して観察しても開口を認識し難くなるからである。
(比較例)
図5の光源輝度分布に示す通り、比較例に用いた面状発光パネル10は、光源面上はランバート配光光源が、正面輝度が均一になるように分布している。光学フィルタ31には、透過率66%の白インク(白膜)によって開口径φ0.3mmを用いて、図6に示すような開口密度分布によって開口率を調整した開口密度となっている。
図7に示すように、比較例における面状発光ユニット100の発光面における正面輝度分布は、2枚並べた面状発光パネル10の間に生じる非発光領域に対応する領域で、輝度が低下していることが確認できる。
(実施例1:5%輝度分布)
実施例1における面状発光ユニット100は、図1から図4に示した、周辺部からの給電量を多くした面状発光パネル10を用いる。この面状発光パネル10は、電子やホールの注入性のよい周辺部で明るくなる面発光光源である。図5に、実施例1の光源輝度分布を光源分布に示す。周辺部において中央部よりも5%輝度が高くなるように構成している。
実施例1に用いる光学フィルタ31は、図6の光学フィルタ開口密度分布に示す通り、比較例と同様である。アクリル板32も比較例と同様である。
実施例1の面状発光ユニット100に用いる面状発光パネル10は、その面内において、発光領域LAの中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を有し、光学フィルタ31は、その面内において、発光領域LAの中央部に対向する領域よりも非発光領域NLAに対向する領域の方が開口密度が高くなる開口密度分布を有している。
その結果、図7に示すように、実施例1における面状発光ユニット100の発光面における正面輝度分布は、2枚並べた面状発光パネル10の間に生じる非発光領域に対応する領域で、比較例に比べて輝度が大きく向上し、輝度ムラの発生を軽減していることが確認できる。
(実施例2:20%輝度分布)
実施例2における面状発光ユニット100は、図1から図4に示した、周辺部からの給電量を多くした面状発光パネル10を用いる。この面状発光パネル10は、電子やホールの注入性のよい周辺部で明るくなる面発光光源である。図5に、実施例2の光源輝度分布を示す。周辺部において中央部よりも20%輝度が高くなるように構成している。
実施例2に用いる光学フィルタ31は、図6の光学フィルタ開口密度分布に示す通り、比較例と同様である。アクリル板32も比較例と同様である。
実施例2の面状発光ユニット100に用いる面状発光パネル10は、その面内において、発光領域LAの中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を有し、光学フィルタ31は、その面内において、発光領域LAの中央部に対向する領域よりも非発光領域NLAに対向する領域の方が開口密度が高くなる開口密度分布を有している。
その結果、図7に示すように、実施例2における面状発光ユニット100の発光面における正面輝度分布は、2枚並べた面状発光パネル10の間に生じる非発光領域に対応する領域で、実施例1に比べてさらに輝度が大きく向上し、輝度ムラの発生を軽減していることが確認できる。
(実施例3:20%輝度分布、φ0.1mm)
実施例3における面状発光ユニット100は、図1から図4に示した、周辺部からの給電量を多くした面状発光パネル10を用いる。この面状発光パネル10は、電子やホールの注入性のよい周辺部で明るくなる面発光光源である。図5に、実施例3の光源輝度分布を光源分布に示す。実施例2と同様に、周辺部において中央部よりも20%輝度が高くなるように構成している。
実施例3に用いる光学フィルタ31は、開口径がφ0.1mmであり、図6に示すように、実施例1の光学輝度よりも高い輝度となる光学フィルタ開口密度を有している。開口サイズが小さくなることで、細やかな輝度補正が可能となる。
実施例3の面状発光ユニット100は、面状発光パネル10は、その面内において、発光領域LAの中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を有し、光学フィルタ31は、その面内において、発光領域LAの中央部に対向する領域よりも非発光領域NLAに対向する領域の方が開口密度が高くなる開口密度分布を有している。
その結果、図7に示すように、2枚並べた面状発光パネル10の間に生じる非発光領域に対応する領域で、実施例1に比べると輝度は上昇しているが、実施例2に比べると輝度は低下している。
しかし、実施例2と比較すると、実施例3においては全体的に、特に面状発光パネル10の間に生じる非発光領域の近傍において輝度がなだらかに変化しており、実施例2よりも実施例3の方が輝度分布がなめらかであり非発光領域とその近傍との輝度差は小さい。これは、明暗の差が小さいことを意味しており、発光面の発光の均一化との観点では、実施例2よりも実施例3の方が優れている。
このように本実施の形態における面状発光ユニット100によれば、面発光光源の周辺部正面輝度を、面発光光源の中央部正面輝度よりも強くすること、光学フィルタによって補正する面光源中央部と周辺部との輝度ムラの発生を緩和する。さらには、周辺部に対応する光学フィルタによって光源側へ戻された光を効率よく非発光部へ導き、面状発光ユニット100の非発光領域に対応する発光面の輝度を高めることを可能とする。
さらに、光学フィルタの開口密度を、光源中央部よりも非発光部で高くすることによって、非発光部の輝度をそのままにし、光源中央部の輝度を抑えることで、面状発光ユニットの全面において輝度ムラの少ない大型面光源を構成することができる。
上記本実施の形態では、光学フィルタ31の光透過率を調整する一つの方法として、開口密度を調整する方法について説明したが、この方法に限定されない。たとえば、光学フィルタ31の光透過率を調整する他の方法としては、パターン自体の濃淡を変える方法が挙げられる。この場合の光透過率分布の調整方法としては、全体に同じパターンを用い、光透過率を高くしたい領域はパターンの濃度を淡くし、光透過率を低くしたい領域はパターンの濃度を濃くすることで、光学フィルタ31の光透過率を調整することができる。また、パターン自体の濃淡の調整に加えて、上述した開口パターンと同様に、光透過領域の配置位置および大きさを更に調整するようにしてもよい。
上説明した面状発光ユニットにおいては、発光領域および上記発光領域の周辺に設けられる非発光領域を含む面状発光パネルと、上記面状発光パネルの発光面に対して間隙を隔てて配置された光学フィルタと、上記光学フィルタの上記面状発光パネルとは反対側に配置された光拡散部材と、を備える。
上記光学フィルタに対して、少なくとも2以上の上記面状発光パネルが並べられるようにして配置され、上記面状発光パネルは、その面内において、上記発光領域の中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を有し、上記光学フィルタは、その面内において、上記発光領域の中央部に対向する領域よりも上記非発光領域に対向する領域の方が透過率が高くなる光透過率分布を有する。
上記面状発光パネルはその一例として、発光層と、当該発光層を両側から挟む一対の電極層と、当該一対の電極層に対する給電を行なうためにそれぞれの電極層に接続された電極部とを備えている。そして、上記電極層のうち、面状発光パネルの光取出し面側、すなわち発光面側が透明電極層で構成され、当該透明電極層に接続された電極部が面状発光パネルの外周においてその発光領域を囲繞するよう形成されている。
他の形態では、上記光学フィルタは、光透過部材と、上記光透過部材の表面に形成される、複数の光透過領域を有するパターンとを有し、上記光学フィルタの光透過率分布の調整は、複数の上記光透過領域の配置位置および大きさを調整することにより行なわれている。
他の形態では、上記面状発光パネルは白色光源であり、上記パターンは白色材料を用いて形成されている。
上記構成を採用することにより、面状発光ユニットの発光面に面状発光パネルの非発光領域に起因する輝度ムラの発生を抑制することを可能とする面状発光ユニットの提供が可能となる。
以上、本発明の各実施の形態における面状発光ユニットについて説明したが、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 面状発光素子、10 面状発光パネル、10E 外周、11 透明基板、12 表面、13 裏面、14 陽極、15 有機層、16 陰極、17 封止部材、18 絶縁層、19 背面、30 光拡散板、31 光学フィルタ、31s、31t 領域、31d 開口、31s パターン、31p 光透過部材。

Claims (4)

  1. 発光領域および前記発光領域の周辺に設けられる非発光領域を含む面状発光パネルと、
    前記面状発光パネルの発光面に対して間隙を隔てて配置された光学フィルタと、
    前記光学フィルタの前記面状発光パネルとは反対側に配置された光拡散部材と、
    を備え、
    前記光学フィルタに対して、少なくとも2以上の前記面状発光パネルが並べられるようにして配置され、
    前記面状発光パネルは、その面内において、前記発光領域の中央部正面輝度よりも周辺部正面輝度が強くなる光源輝度分布を有し、
    前記光学フィルタは、その面内において、前記発光領域の中央部に対向する領域よりも前記非発光領域に対向する領域の方が透過率が高くなる光透過率分布を有する、面状発光ユニット。
  2. 前記面状発光パネルは、
    発光層と、
    前記発光層を両側から挟む一対の電極層と、
    前記一対の電極層に対する給電を行なうためにそれぞれの電極層に接続された電極部と、
    を備え、
    前記電極層のうち、面状発光パネルの光取出し面側が透明電極層で構成され、前記透明電極層に接続された電極部が、前記面状発光パネルの外周においてその発光領域を囲繞するよう形成されている、請求項1に記載の面状発光ユニット。
  3. 前記光学フィルタは、
    光透過部材と、
    前記光透過部材の表面に形成される、複数の光透過領域を有するパターンとを有し、
    前記光学フィルタの光透過率分布の調整は、複数の前記光透過領域の配置位置および大きさを調整することにより行なわれている、請求項1または請求項2に記載の面状発光ユニット。
  4. 前記面状発光パネルは白色光源であり、前記パターンは白色材料を用いて形成されている、請求項3に記載の面状発光ユニット。
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