JP2015065030A - 面状照明装置 - Google Patents

面状照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015065030A
JP2015065030A JP2013198262A JP2013198262A JP2015065030A JP 2015065030 A JP2015065030 A JP 2015065030A JP 2013198262 A JP2013198262 A JP 2013198262A JP 2013198262 A JP2013198262 A JP 2013198262A JP 2015065030 A JP2015065030 A JP 2015065030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
double
guide plate
sided tape
fpc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013198262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6046015B2 (ja
Inventor
真二 川井
Shinji Kawai
真二 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2013198262A priority Critical patent/JP6046015B2/ja
Publication of JP2015065030A publication Critical patent/JP2015065030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6046015B2 publication Critical patent/JP6046015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

【課題】面状照明装置の輝度むらの低減を図る。【解決手段】複数の光源の各々が接続されるFPC26が、導光板12の一方の主面12bに対し、両面テープ30で接着固定されることで、複数のLED14が導光板12の入光面12cに対向配置される構成を有している。そして、複数のLED14の各々が接続されるFPC26は、多層配線基板、すなわち、多層の配線パターン34と配線パターン34同士を電気的に結合するためのスルーホール40を有するものが用いられる。FPC26のスルーホール40が、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態で、FPC26の、両面テープ30と互いに重ならない領域に配置されることで、導光板12の主面12bと両面テープ30との間の、気泡の発生を回避することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置等の照明手段として用いられる面状照明装置に関するものである。
今日、パーソナルコンピュータや携帯電話等の電子装置の表示デバイスとして、液晶表示装置が一般的に使用されている。液晶は自発光型の表示素子ではないため、例えば透過型の液晶表示装置では、その液晶パネルに対して光を照射する照明手段が必須であり、外光を利用する半透過型の液晶表示装置でも、暗所での使用を可能にするために補助的な照明手段を備えている。このような液晶表示装置の照明手段としては、導光板と導光板の側方に配置された光源とを主要な構成要素とする面状照明装置が、薄型化が容易であるという利点を有することから、液晶表示装置と組合せて広く使用されている。又、近年の白色発光ダイオード(LED)の高性能化に伴い、面状照明装置のさらなる小型・薄型化及び低消費電力化を図るため、光源として白色LEDを使用した面状照明装置も一般的となっている(例えば、特許文献1参照)。
このような面状照明装置について、図8を例に説明する。面状照明装置100は、図8(a)に図示されるように、平面視で矩形の導光板12と、導光板12の入光面12cに対向して配置される複数の光源であるLED14とが、ハウジングフレーム16に収納された基本構成を有している。又、導光板12の光の出射面12a側には、光学シート22が配置されている。更に、導光板12の他方の主面である裏側の主面12b側には反射シート24が配置され、導光板12の光の出射面12aには、光学シート22の外周を保持するように、枠状の遮光シート28が配置されている。
又、LED14が実装されたFPC26の一部は、導光板12の出射面12aを平面視した状態で導光板12と重なり、この重なった部分が、導光板12の裏側の主面12bに対して、両面テープ30により接着固定される(例えば、特許文献1参照)。なお、図8(a)では、各構成要素の寸法や位置関係を便宜的に示している。従って、各構成要素の間に隙間を有するように図示されているが、実際には、最適な光学特性が得られるように、適宜、構成要素同士が密着するように配置され、又は、適切に固定されている。
特開2011−210378号公報
ところで、面状照明装置100のFPC26には、複数の導体層が積層された多層配線基板が用いられることによって、有効発光領域の拡大を目的とする狭額縁化や、LED14の高密度実装化に対応することができる。この、多層配線基板としてのFPC26は、図8(b)に示されるように、ベースフィルム32と、LED14に電力を供給するための配線パターン(導体層)34と、配線パターン34を保護するためのカバーレイフィルム36とを積層し、各層を粘着剤(接着剤層)38で密着させた、多層構造を有している。そして、各配線パターン34を電気的に接続するためのスルーホール(導体層)40が、ベースフィルム32及びベースフィルム32を挟む接着剤層38を貫通するようにして、設けられている。なお、スルーホール40は、カバーレイフィルム36及びこれを固定するための接着剤層38については貫通せず、外部に対する密閉性が確保されている。
このスルーホール40は、配線パターン34の外形形状に応じ、FPC26の適切な位置に形成されるものであり、上述の面状照明装置100の各構成要素との位置関係では、スルーホール40は、図8(c)に示されるように、両面テープ30と重なる位置に配置されることとなる。
そして、FPC26のカバーレイフィルム36は、スルーホール40が配置された部分で、FPC26の厚み方向内側に若干窪む傾向がある。この窪みが、導光板12の裏側の主面12bに対してFPC26を固定するための両面テープ30にも波及し、カバーレイフィルム36の窪みに倣って両面テープ30に窪みを生じることとなる。そして、導光板12の裏側の主面12bと両面テープ30との間に、窪みを中心とした互いに接着されない部分、即ち気泡42が形成されてしまう場合がある。
図8(a)に示される面状照明装置100において、LED14の光の出射方向前方(図の左から右方向)に対向する導光板12の入光面12cから入射した光Lが、導光板12の内部を進む過程で、一部の光L’は、両面テープ30によっても反射する。この際、導光板12と両面テープ30との間に気泡42が存在すると、導光板12の両面テープ30が正規に接着されている部分と、気泡42によって接着されていない部分とで、光の反射特性が異なることにより、気泡42の位置や大きさに応じた斑点状の輝度むらが、導光板12の光の出射面12aにおいて視認されることとなる。特に、温度や湿度の変化によって気泡42が大きく成長するようなケースでは、経時変化に伴い、輝度むらが顕著に現れてしまうことになる。
なお、上記課題は、FPC26のスルーホール40に起因する窪みに限らず、何らかの理由によってFPC26に凹凸が生じる場合にも、該当するものである。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、導光板と組み合わせて用いられる回路基板の凹凸に起因する、面状照明装置の輝度むらの発生を低減ないし無くすことにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)複数の光源と、該光源が対向配置される入光面、該入光面から入射した光の出射面となる主面及び該主面と対向する裏側の主面を有する導光板と、前記複数の光源の各々が接続される回路基板と、該回路基板及び/又はその他の回路基板を前記導光板の一方の主面に接着固定するための両面テープとを含み、前記複数の光源の各々が接続される回路基板及び/又は前記その他の回路基板は、多層の配線パターンと、該配線パターン同士を電気的に結合するためのスルーホールとを有し、該スルーホールが、前記導光板の出射面となる主面を平面視した状態で、前記回路基板の、前記両面テープと互いに重ならない領域に、及び/又は、前記光源の光の出射方向前方領域から外れる領域に、配置されている面状照明装置(請求項1)。
本項に記載の面状照明装置は、複数の光源の各々が接続される回路基板が、導光板の一方の主面に対し、両面テープで接着固定されることで、複数の光源が導光板の入光面に対向配置される構成を有しており、複数の光源の各々が接続される回路基板は、多層配線基板、すなわち、多層の配線パターンと配線パターン同士を電気的に結合するためのスルーホールとを有する回路基板が用いられるものである。
この、回路基板の表面に、スルーホールに起因する窪みが生じることにより、導光板の主面と両面テープとの間に、凹凸を中心とした互いに接着されない部分、即ち「気泡」が形成され得る状態にある。
そして、回路基板のスルーホールが、導光板の出射面となる主面を平面視した状態で、回路基板の、両面テープと互いに重ならない領域に配置される場合には、導光板の主面と両面テープとの間の、気泡の発生を回避するものである。
又、回路基板のスルーホールが、導光板の出射面となる主面を平面視した状態で、回路基板の、光源の光の出射方向前方領域から外れる領域に配置される場合には、導光板の主面と両面テープとの間に気泡が発生しても、気泡が光源から出射された光に照らされることを、基本的に無くすものとなる。なお、本説明において、導光板の入光面に対する光源の光の出射方向(主面を平面視した状態で、導光板の、入光面となる端面と対向する端面へと向かう方向)を前方という。
なお、本項のスルーホールは、配線パターンの外形形状と、両面テープが配置可能な領域とを適宜考慮して、回路基板の両面テープと互いに重ならない領域、及び、光源の光の出射方向前方領域から外れる領域の、一方又は双方に配置されるものである。
更に、面状照明装置の回路基板において、導光板の主面と両面テープとの間に、スルーホールに起因する窪みに限らず、他の要因によって気泡が生じることにより、凹凸を中心とした互いに接着されない部分、即ち「気泡」が形成され得る場合であっても、同様の作用が得られるものである。
また、回路基板の両面テープと互いに重ならない領域にスルーホール等を設ける構成は、その他の回路基板(複数の光源の各々が接続される回路基板以外の回路基板)にも適用できるものである。
(2)上記(1)項において、前記両面テープと重ならない領域が、前記回路基板の前方端縁寄りの領域である面状照明装置(請求項2)。
本項に記載の面状照明装置は、上記(1)項の、前記導光板の出射面となる主面を平面視した状態で、両面テープと互いに重ならない領域、すなわち、スルーホールが配置される領域が、配線パターンの外形形状に応じた適切な位置として、回路基板の前方端縁寄りの領域とするものである。特に、有効発光領域の拡大を目的とする狭額縁化や、光源の高密度実装化等の要請に対応するため、配線パターンの外形形状に制約を受け、配線パターンのスルーホールが回路基板の前方端縁寄りの領域に配置されるような場合において、配線パターンと両面テープとの位置関係を考慮した上で、気泡の発生を抑え、気泡の発生に起因する面状照明装置の輝度むらの発生を無くすに適した構成となる。
(3)上記(1)(2)項において、回路基板に、前記光源の各々が接続される一対の端子が複数組設けられ、前記光源の光の出射方向前方領域から外れる領域が、前記一対の端子に隣接する他の一対の端子寄りの領域である面状照明装置。(請求項3)。
本項に記載の面状照明装置は、上記(1)項の回路基板に、光源の各々が接続される一対の端子が複数組設けられている場合において、各光源は、一対の端子上に実装されることで、一対の端子と光源の端子とのセルフアライメント作用も受けて回路基板上に整列し、光源の光の出射方向前方領域は、光軸を中心とした、前方の所定の角度範囲内に集光されるようにして出射されることとなる。そこで、光源の光の出射方向前方領域から外れる領域が、一対の端子に隣接する他の一対の端子寄りの領域であることにより、スルーホールは、光源の光の出射方向前方領域から外れた、配線パターンの外形形状に応じた適切な位置に、配置されることとなる。特に、配線パターンの外形形状に制約を受け、スルーホールを、回路基板の、両面テープと互いに重ならない領域に配置できないような場合において、配線パターンと両面テープとの位置関係を考慮した上で、気泡の発生に起因する面状照明装置の輝度むらの発生を低減するに適した構成となる。
(4)上記(3)項において、前記一対の端子の一方と他方との境界部が、前記光源の光の出射方向前方領域から外れる領域に形成されている面状照明装置(請求項4)。
回路基板の表面に形成される凹凸は、スルーホールに起因するもののみならず、配線パターンの一対の端子の一方と他方との境界部にも出現し得るものである。そこで、本項に記載の面状照明装置は、一対の端子の一方と他方との境界部が、光源の光の出射方向前方領域から外れる領域に形成されていることで、この境界部に発生する気泡を原因とする、面状照明装置の輝度むらの発生を低減するに適した構成となる。
(5)上記(3)(4)項において、前記一対の端子を組み合わせてなる外形が、矩形状をなしている面状照明装置(請求項5)。
本項に記載の面状照明装置は、一対の端子を組み合わせてなる外形が、矩形状をなしていることにより、配線パターンの外形形状に制約を受ける中で、一対の端子の占有面積の最大化を図るものである。配線パターンの端子は放熱機能を発揮するものであり、一対の端子の面積が拡大することで、光源からの放熱性を良好にするものとなる。
(6)上記(1)から(5)項において、前記両面テープが、短冊状に形成されている面状照明装置(請求項6)。
本項に記載の面状照明装置は、両面テープが、短冊状に形成されていることで、両面テープの形状の単純化、既存形状の両面テープの適用等を可能とするものである。
本発明はこのように構成したので、導光板と組み合わせて用いられる回路基板の凹凸に起因する、面状照明装置の輝度むらの発生を低減ないし無くすことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る面状照明装置の要部を模式的に示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)の平面透視図である。 本発明の別の実施の形態に係る面状照明装置の要部を模式的に示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)の平面透視図である。 本発明の実施の形態に係る面状照明装置の、複数の光源の各々が接続される回路基板を示すものであり、(a)は平面図、(b)は裏面図である。 図3に示される回路基板の要部を拡大図示したものであり、(a)は平面図、(b)は裏面図である。 図3に示される回路基板の応用例に係る要部を拡大図示したものであり、(a)は平面図、(b)は裏面図である。 図3に示される回路基板の一部を示す裏面図である。 図3に示される回路基板の、更に別の応用例に係る要部を拡大図示した平面図である。 (a)は、従来の面状照明装置を模式的に示した断面図であり、(b)は、(a)の面状照明装置に採用される多層配線基板の構造を示す断面図であり、(c)は、(a)の面状照明装置の課題を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本説明において、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
本発明の実施の形態に係る面状照明装置10についても、図8に示される従来の面状照明装置100と同様の全体構成を有しており、詳しい説明は省略するが、平面視矩形状の導光板12と、導光板12の一側端面である入光面12cに対向して配置される点状光源としてのLED14と、これらの構成要素を収納するためのハウジングフレーム16とを含むものである。導光板12は、入光面12cの短手方向の両端から互いに対向して延びる一対の主面12a、12bを有し、一方の主面12a(表面)を光の出射面としている。
なお、導光板12はアクリル樹脂等の透明樹脂材料を成形してなるものである。LED14は、例えば、青色発光LEDチップを、硬質シリコーン系樹脂中に黄色発光の蛍光体であるセリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)微粒子を混入した透光性樹脂で封止した構造の白色LEDが用いられる。ハウジングフレーム16は、合成樹脂(白色合成樹脂)や金属で構成されている。
又、前述のように、導光板12の光の出射面12a側には、光学シート22が配置されている。更に、導光板12の裏側の主面12b側には反射シート24が配置される。反射シート24としては、反射率の大きい正反射フィルム(例えば、3M社製のESR反射フィルム又は相当品)が使用される。
導光板12の裏側の主面12bには、入光面12cから入射した光を出射面12a側へと屈折・反射させる光路変更手段としての、複数のドット32が形成されている。図示の例では、ドット32は裏側の主面12bの表面からドーム状に突出しており、かつ、適切な光学特性が得られるパターンで配置されている。
LED14が実装されたFPCを、導光板12の裏側の主面12bに対して接着固定するための両面テープ30は、光の透過性を有するものであっても、光の反射性あるいは吸収性を有するものであってもよい。
本発明の実施の形態に係る面状照明装置10のFPC26は、複数のLED14の各々が接続されるものであり、図8(b)に示されるものと同様に、多層の配線パターン34と、配線パターン34同士を電気的に結合するためのスルーホール40とを有する、多層配線基板が用いられている。
そして、図1に示される例では、FPC26のスルーホール40が、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態(図1(b)参照)で、FPC26の、両面テープ30と互いに重ならない領域に配置されている。又、図2に示される例では、FPC26のスルーホール40が、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態(図2(b)参照)で、LED14の光の出射方向前方領域から外れる領域に配置されている。
FPC26のスルーホール40の配置は、FPC26の配線パターン34の外形形状と、両面テープ30が配置可能な領域とを適宜考慮して定められるものであるが、これらの関係をより明確に理解するために、本実施の形態に係るFPC26の構成を、以下に詳述する。
FPC26の全体形状は、図3に示されるように帯状をなしており、その長手方向にLED14(図1、図2参照)が複数並ぶようにして実装されるものである。このため、FPC26には、複数のLED14を駆動するための、配線パターン34が形成されている。この配線パターン34は、3個一組のLED14を、A組からF組までの六組に区分し(図3(a)には、便宜上、LEDを符号14A〜14Fでのみ示す)、各組を独立して駆動することができるように、形成されているものである。
なお、FPC26は、面状照明装置10に組み込まれた状態において、図3(a)に示される表面、すなわち、LED14の実装面でかつ両面テープ30が貼着される面の、上方の端縁が前方を向く前方端縁26fであり、図3(b)に示される裏面の、上方の端縁が後方を向く後方端縁26rである。
より詳細には、FPC26の表面、すなわち、図3(a)に示されるLED14の実装面でかつ両面テープ30が貼着される面において、FPC26の一端(図3(a)の左側)から他端(図3(a)の右側)に向かって、各LED14は、第1グループG1、第2グループG2及び第3グループG3に区分けされており、各グループに、A組からF組までの六組のLED14A〜14Fが含まれている。そして、各LED14が実装される、FPC26の表面側の、一対の端子44(便宜上、第1グループG1のC組に係るLED14Cが実装される端子にのみ、符号44を示す。)と、FPC26の裏面側、すなわち、図3(b)に示される一対の配線(便宜上、符号34で総称して示されている)とが、一対のスルーホール40を介して、電気的に接続されている。そして、A組からF組までの各組のLED14A〜14Fが同一電圧で駆動されるように、FPC26の裏面において、全ての端子44と電気的に接続する配線パターン34が形成されている。
一対のスルーホール40の位置は、第1グループG1及び第2グループG2に属する一対の端子44の、一対のスルーホール40の位置は互いに接近し、かつ、図3のFPC26の長手方向右側に位置するものほど、FPC26の後方端縁26r寄り、すなわち、LED14が実装される側の端縁に位置している。これに対して、第3グループG3に属する一対の端子44は、配線パターンの設置上の制約から、一対の端子44の一方が共通配線34G(FPC26の最も後方端縁26r寄りに位置する、最も幅の広い配線)に接続するように、一対のスルーホール40の位置が設定されている。
換言すれば、第3グループG3に属する一対の端子44は、一対のスルーホール40のうち、一方のスルーホール40は、第1グループG1及び第2グループG2と同様に、FPC26の長手方向の右側に位置するものほど、FPC26の後方端縁26r寄りに配置されるが、他方のスルーホール40は、FPC26の長手方向の位置に関わらず、FPC26の最も後方端縁26r寄りに配置されることとなる。
図4には、FPC26の図3の第1グループG1のC組に係る、LED14Cが実装される端子の部分を例示的に抽出して示している。FPC26の表面側に形成される一対の端子44を構成する各端子441、442は、各々、外形が共に略同一の矩形状に形成されており、一対の端子44としても矩形状となっている。そして、FPC26の短手方向(図4(a)の上下方向)中央よりも後方端縁26r寄りに、FPC26の長手方向に延びる長穴44a(銅箔が存在しない部分)が形成されている。端子44に長穴44aが形成されることによって、カバーレイフィルム36の開口部36aから、両端部が平行状に延びる配線パターン34(図4(a)にハッチングが付された部分)が露出する。この、露出した配線パターン34に、LED14の一対の電極が実装される。
又、各端子44のスルーホール40は、互いに対をなす端子の隣接端縁寄りの領域に形成されている。すなわち、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態で、LED14の前方端縁26f寄りの領域に、一対のスルーホール40が形成されていることになる。なお、各端子44及びスルーホール40は、伝熱経路としての機能を発揮するものであり(特開2006−344472号公報参照)、この放熱性を確保するために、各端子44間の隙間は、極力小さくなるように形成されている。
一方、FPC26の裏面側に形成される配線パターン34は、前方端縁26fから順に、第1グループG1のA組からF組までの各組のLED14A〜14Fに、電力供給するための配線34A〜34Fが形成されており、FPC26の最も後方端縁26r寄りに、共通配線34Gが形成されている。そして、C組に係るLED14Cが実装される端子44に対応する配線34Cに、スルーホール40が形成されている。なお、図中の符号34Nで示される島状の配線パターンは、いわゆる捨てパターンであり、放熱性の向上に寄与するものである。
そして、図1に示される、FPC26のスルーホール40が、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態(図1(b)参照)で、FPC26の、両面テープ30と互いに重ならない領域に配置されている構成は、図4に示されるような、一対のスルーホール40が、FPC26の前方端縁26f寄りに配置されている場合に、適用するものである。この場合、可能な限り両面テープ30の前後方向の幅を狭くするか、若しくは、FPC26の短手方向(前後方向)の幅を可能な限り広くすることで、より確実に、スルーホール40に対して両面テープ30が重ならないようにすることができる。
又、FPC26の第3グループG3に属するスルーホール40については、図6に示されるように、配線パターン34のうちの共通配線34Gを、前方端縁26f側に迂回させるように構成することで、第3グループG3に属するスルーホール40の全てを、FPC26の前方端縁26f寄りに配置することが可能となり、図1に示される例が適用可能となる。
この場合には、両面テープ30として、短冊状すなわち長矩形状の外形を有するものを用いることが可能となる。そして、短冊状の両面テープ30を、図6に仮想線で示されるように、第3グループG3に属するスルーホール40の全てを避けて、FPC26の後方端縁26r寄りに配置することが可能となる。しかも、図6の例のごとく、両面テープ30をFPC26の後方端縁26r寄りに配置して、FPC26の前方端縁26f寄りを両面テープ30が貼着されない領域とする場合には、LED14の直前方の領域を、両面テープ30を介して導光板12に固定することができ、導光板12に対するLED14の位置関係の安定化を促進することも可能となる。
又、図2に示される例、即ち、FPC26のスルーホール40が、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態(図2(b)参照)で、LED14の光の出射方向前方領域から外れる領域に配置される構成は、以下のような配線パターンを有するFPC26との組み合わせに適している。
図5には、FPC26の図3の第1グループG1のC組に係るLED14Cが実装される端子の部分の、別例を示している。図4の例との相違点は、各一対の端子44に設けられる一対のスルーホール40が、一対の端子44に隣接する他の一対の端子寄りの領域に形成されていることである。ここで、LED14は、凹部を有するランプハウス14a内にLEDチップ14bを配置した構成を有していることから、LED14の光は、LED14の光軸を中心とした、前方の所定の角度範囲内に集光されるようにして、出射されることとなる。この、LED14の前方の、光が集光されて出射される範囲を、本説明では、「光の出射方向前方領域」という。そして、図5に示される一対のスルーホール40が形成された、一対の端子44に隣接する他の一対の端子寄りの領域には、LED14の光が基本的に進行せず、この領域がLED14の光によって照らされることが、基本的に無くなるものである。
図7には、さらに別の応用例に係る、FPC26の構成が開示されている。本例においても、FPC26の図3の第1グループG1のC組に係る、LED14Cが実装される端子の部分を、抽出して示している。図5の例との相違点としては、一対の端子44の一方441と、他方442との境界部443が、LED14の光の出射方向前方領域から外れる領域に、形成されているものである。
さて、上記構成を有する本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果が得られるものである。
即ち、本発明の実施の形態に係る面状照明装置10は、複数の光源の各々が接続されるFPC26が、導光板12の一方の主面12bに対し、両面テープ30で接着固定されることで、複数のLED14が導光板12の入光面12cに対向配置される構成を有している。そして、複数のLED14の各々が接続されるFPC26は、多層配線基板、すなわち、多層の配線パターン34と配線パターン34同士を電気的に結合するためのスルーホール40とを有するものが用いられる。
本発明の実施の形態では、図1に示されるように、FPC26のスルーホール40が、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態で、FPC26の、両面テープ30と互いに重ならない領域に配置されることで、導光板12の主面12bと両面テープ30との間の、気泡42(図8(c)参照)の発生を回避することができる。
又、図2に示されるように、FPC26のスルーホール40が、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態で、FPC26の、LED14の光の出射方向前方領域から外れる領域に配置されることで、導光板12の主面12bと両面テープ30との間に気泡42が発生したとしても、気泡42がLED14から出射された光に照らされることを、基本的に無くすことができる。
スルーホール40の位置は、図3〜図7に示されるような、FPC26の配線パターン34の外形形状と、両面テープ30が配置可能な領域とを適宜考慮して、FPC26の両面テープ30と互いに重ならない領域(図1)、及び、LED14の光の出射方向前方領域から外れる領域(図2)の、一方又は双方に配置されるものである。
更に、スルーホール40に起因する窪みに限らず、他の要因によって気泡が生じることにより、導光板の主面と両面テープとの間に、気泡42が形成され得る状態にある、面状照明装置10の回路基板に対しても、同様の作用効果が得られるものである。
又、導光板12の出射面となる主面12aを平面視した状態で、FPC26と両面テープ30とが互いに重ならない領域が、図1、図6に示されるように、FPC26の前方端縁24f寄りの領域であることにより、スルーホール40は、配線パターン34の外形形状に応じた適切な位置に配置されることとなる。特に、有効発光領域の拡大を目的とする狭額縁化や、LED14の高密度実装化等の要請に対応するため、配線パターン34の外形形状に制約を受け、配線パターン34のスルーホール40がFPC26の前方端縁26f寄りの領域に配置されるような場合において、配線パターン34と両面テープ30との位置関係を考慮した上で、気泡42の発生を抑え、気泡42の発生に起因する面状照明装置10の輝度むらの発生を、無くすことが可能となる。
又、各LED14は、一対の端子44上に実装されることで、一対の端子44(の配線パターン34)とLED14の端子とのセルフアライメント作用も受けて、FPC26上に整列し、LED14の光の出射方向前方領域は、光軸を中心とした前方の所定の角度範囲内、例えば、一対の端子44の設置幅を前方に延長した範囲に、集光されるようにして出射されることとなる。すなわち、LED14の光の出射方向前方領域から外れる領域が、一対の端子44に隣接する他の一対の端子寄りの領域となる。そこで、図2、図5に示されるように、LED14の光の出射方向前方領域から外れた、配線パターンの外形形状に応じた適切な位置に、スルーホール40が配置されることとなる。特に、配線パターン34の外形形状に制約を受け、スルーホール40を、FPC26の、両面テープ30と互いに重ならない領域に配置できないような場合において、配線パターン34と両面テープ40と位置関係を考慮した上で、気泡42の発生に起因する、面状照明装置10の輝度むらの発生を低減するに適した構成となる。
又、FPC26の表面に形成される凹凸は、スルーホール40に起因するもののみならず、配線パターン34の一対の端子44の一方と他方との境界部にも出現し得るものである。そこで、図7に示されるように、一対の端子44の一方441と他方442との境界部443が、LED14の光の出射方向前方領域から外れる領域に形成されていることで、この境界部443に発生する気泡を原因とする、面状照明装置10の輝度むらの発生を低減するに適した構成となる。
更に、一対の端子44を組み合わせてなる外形が、図4(a)、図5(a)及び図7に示されるように、矩形状をなしていることにより、配線パターン34の外形形状に制約を受ける中で、一対の端子44の占有面積の最大化を図るものである。配線パターン34の端子44は放熱機能を発揮するものであり、一対の端子44の面積が拡大することで、LED14からの放熱性を良好にすることができる。
又、両面テープ30が、短冊状に形成されていることで、両面テープ30の形状の単純化、既存形状の両面テープ30の適用等が可能となる。
10 面状照明装置、12 導光板、12a:主面(出射面)、12b:裏側の主面、12c:入光面、14:LED、26:FPC、26f:前方端縁、30:両面テープ、34:配線パターン、34A〜34G:配線、34G:共通配線、40:スルーホール、42:気泡、44:端子、441:一対の端子の一方、442:一対の端子の他方、443:境界部分

Claims (6)

  1. 複数の光源と、
    該光源が対向配置される入光面、該入光面から入射した光の出射面となる主面及び該主面と対向する裏側の主面を有する導光板と、
    前記複数の光源の各々が接続される回路基板と、
    該回路基板及び/又はその他の回路基板を前記導光板の一方の主面に接着固定するための両面テープとを含み、
    前記複数の光源の各々が接続される回路基板及び/又は前記その他の回路基板は、多層の配線パターンと、該配線パターン同士を電気的に結合するためのスルーホールとを有し、
    該スルーホールが、前記導光板の出射面となる主面を平面視した状態で、前記回路基板の、前記両面テープと互いに重ならない領域に、及び/又は、前記光源の光の出射方向前方領域から外れる領域に、配置されていることを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記両面テープと重ならない領域が、前記回路基板の前方端縁寄りの領域であることを特徴とする請求項1記載の面状照明装置。
  3. 回路基板に、前記光源の各々が接続される一対の端子が複数組設けられ、前記光源の光の出射方向前方領域から外れる領域が、前記一対の端子に隣接する他の一対の端子寄りの領域であることを特徴とする請求項1又は2記載の面状照明装置。
  4. 前記一対の端子の一方と他方との境界部が、前記光源の光の出射方向前方領域から外れる領域に形成されていることを特徴とする請求項3記載の面状照明装置。
  5. 前記一対の端子を組み合わせてなる外形が、矩形状をなしていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の面状照明装置。
  6. 前記両面テープが、短冊状に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の面状照明装置。
JP2013198262A 2013-09-25 2013-09-25 面状照明装置 Active JP6046015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198262A JP6046015B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 面状照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013198262A JP6046015B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 面状照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015065030A true JP2015065030A (ja) 2015-04-09
JP6046015B2 JP6046015B2 (ja) 2016-12-14

Family

ID=52832762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013198262A Active JP6046015B2 (ja) 2013-09-25 2013-09-25 面状照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6046015B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109308848A (zh) * 2017-07-28 2019-02-05 现代摩比斯株式会社 用于车辆的曲面显示装置及其制造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324355A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sharp Corp フレキシブル配線基板、電子部品搭載フレキシブル配線基板、および液晶表示装置
JP2007059386A (ja) * 2005-07-26 2007-03-08 Cosmo Tec:Kk バックライト構造体及び両面粘着テープシート
JP2007141729A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Minebea Co Ltd 面状照明装置
JP2013048076A (ja) * 2011-07-25 2013-03-07 Seiko Epson Corp 照明装置、表示装置および電子機器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006324355A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Sharp Corp フレキシブル配線基板、電子部品搭載フレキシブル配線基板、および液晶表示装置
JP2007059386A (ja) * 2005-07-26 2007-03-08 Cosmo Tec:Kk バックライト構造体及び両面粘着テープシート
JP2007141729A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Minebea Co Ltd 面状照明装置
JP2013048076A (ja) * 2011-07-25 2013-03-07 Seiko Epson Corp 照明装置、表示装置および電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109308848A (zh) * 2017-07-28 2019-02-05 现代摩比斯株式会社 用于车辆的曲面显示装置及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6046015B2 (ja) 2016-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4655087B2 (ja) 面状照明装置
JP5236366B2 (ja) 線状光源装置、および面状照明装置
JP2012204370A5 (ja)
KR101518457B1 (ko) 발광 다이오드 실장용 연성인쇄회로기판
JP6284277B2 (ja) 面状照明装置
CN109917584B (zh) 照明装置和显示装置
JP5973171B2 (ja) 面状照明装置
US10203448B1 (en) Backlight assembly, backlight module and display device
JP5586242B2 (ja) 光源装置、およびこれを備えた液晶表示装置
JP2019125519A (ja) 照明装置および表示装置
JP2009110811A (ja) 面状照明装置
KR20130030619A (ko) 발광 모듈 및 이를 구비한 백라이트 유닛
JP6180312B2 (ja) Ledバックライト
JP6220765B2 (ja) 面状照明装置
JP2011119180A (ja) 照明装置
KR20120107759A (ko) 광원 어셈블리 및 이를 포함하는 백라이트 어셈블리
US8303155B2 (en) Bifacial light emitting backlight
CN110286523B (zh) 背光模组及显示装置
JP6046015B2 (ja) 面状照明装置
JP2010276628A (ja) 液晶表示装置
JP6709768B2 (ja) 面状照明装置
JP2015225803A (ja) 照明装置
KR20130073471A (ko) 인쇄회로기판 및 그를 포함하는 백라이트유닛
US10120122B2 (en) Planar lighting device with external connection section
JP2009238406A (ja) バックライトユニットおよび反射シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160108

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161031

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6046015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350