JP2007059386A - バックライト構造体及び両面粘着テープシート - Google Patents

バックライト構造体及び両面粘着テープシート Download PDF

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Abstract

【課題】FPCのポリイミド樹脂等の樹脂成分の黄褐色が点灯時に表示面や照明面等に黄線(暗線)やパターンとなって現れると言う欠陥を除去しつつ、コスト的にも安価となる液晶表示装置等の面光源装置用のバックライト構造体を提供する。
【解決手段】少なくとも反射板、導光板、拡散板を積層し、且つ、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープにより発光素子(LED等)実装フレキシブル印刷回路基板(FPC)を該導光板に固定して、バックライト構造体を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)等の発光素子を実装したフレキシブル印刷回路基板(flexible printed circuit board、以下「FPC」と略称する)を導光板に固定した液晶表示装置等の面光源装置用のバックライト構造体及びそれに用いる両面粘着テープに関する。本発明は、勿論、その原理が同じである限り、ワープロ、パソコン、電子手帳、携帯電話、PHS、ページャ、ハンディーターミナル、カーナビゲーター、液晶テレビ等の各種機器の表示装置用や看板等のその他の各種照明装置用の各種の面光源装置に適用できるが、以下、その代表例としての液晶表示装置に関連して主に説明する。
例えば、サイドライト型バックライト方式の液晶表示装置は、一般に、筐体の中に反射板、導光板、拡散板、必要に応じて通常は2枚のプリズムシート(輝度を高める)、液晶セルの順の積層構造を有し、且つ、導光板の側方に冷陰極管やLED等の光源(ランプ)とランプリフレクタ(LEDの場合は一般にランプリフレクタは無い)が配置されており、反射板から拡散板又はプリズムシートまでの積層構造と光源(及びランプリフレクタ)とで主にバックライトは構成されている。特に小型のものを中心とする液晶表示装置用のバックライト構造体では、一種の発光素子であるLEDを光源として用いる場合が多く、LED実装FPCを導光板に固定して組み立てる。以下、このLED実装FPCを用いる場合を中心として説明する。
従来、LED実装FPCは透明無色両面粘着テープを用いて導光板に固定されていた。FPCの樹脂成分としては一般にポリイミド樹脂が用いられ、これは黄褐色の透明樹脂である。そのため、上述の様に組み立てた液晶表示装置を点灯した時にポリイミド樹脂等の樹脂成分の黄褐色が液晶表示面(画面)に黄線(暗線)やパターンとなって現れると言う欠陥がある。この欠陥を無くすために、FPCの所定部分に白色インキの印刷を施し、得られる白色印刷層上に透明無色両面粘着テープを用いてFPCを導光板に固定する従来法もあった。しかし、この従来法はFPCへの白色インキの印刷に多大のコストが掛かり、バックライト構造体の製造のコストアップを招くと言う問題点があった。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑み、FPCのポリイミド樹脂等の樹脂成分の黄褐色が表示面や照明面等に黄線(暗線)やパターンとなって現れると言う欠陥を除去しつつ、製造コスト低減を実現できるバックライト構造体及び発光素子実装フレキシブル印刷回路基板固定用両面粘着テープを提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも反射板、導光板、拡散板の積層構造を有し、且つ、基材層及び二つの粘着剤層の少なくとも一つが隠蔽性の有色である両面粘着テープ、導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング又は印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープ、または、基材層及び二つの粘着剤層の少なくとも一つが隠蔽性の有色であり且つ導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング又は印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープ(即ち、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープ)により発光素子実装フレキシブル印刷回路基板が該導光板に固定されていることを特徴とするバックライト構造体、並びに、導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング又は印刷層にビーズを含んでいることを特徴とする発光素子実装フレキシブル印刷回路基板固定用両面粘着テープシートを提供するものである。ここで、「隠蔽性の有色」とは白色、グレー(あるいはその類似色)、銀反射色、アルミニウム反射色の何れかであることを意味する。
FPCの所定部分に白色インキの印刷を施し、得られる白色印刷層上に透明無色両面粘着テープを用いてFPCを導光板に固定する従来技術と比べて、基材層及び二つの粘着剤層の少なくとも一つが隠蔽性の有色である両面粘着テープ、導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層(コーティング/印刷層)が基材層に設けられている場合に該コーティング/印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープ、または、基材層及び二つの粘着剤層の少なくとも一つが隠蔽性の有色であり且つ導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング/印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープを用いることにより、FPCのポリイミド樹脂等の樹脂成分の黄褐色が表示面や照明面等に黄線(暗線)やパターンとなって現れるという欠陥を除去することができ、FPCの所定部分に白色インキの印刷を施す工程を省略でき、かかる両面粘着テープのシート製品が大量生産性に富んでいるので、著しいコストダウンを図ることが出来る。コストの面から粘着剤層及びコーティング/印刷層の中の一つにビーズを含ませるのが通常であり、それで充分な場合が多い。なお、念の為に付言しておくと、「導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング/印刷層にビーズを含んでいる」とは、導光板側の粘着剤層及びコーティング/印刷層の中の一つにビーズを含んでいれば、他の層については特に限定されていないということであり、例えば、もう一つの粘着剤層にビーズが含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
ところで、LEDの高輝度化が進んでいる。液晶表示装置等の面光源装置において、高輝度LED等の高輝度光源を用いた場合に点灯時にLED等の光源に近い画面部分だけがより明るくなり、画面に明暗(目玉)が現れる所謂「円拡散現象」が生じる場合もあった。白色、銀反射色、アルミニウム反射色の場合は、例えば一種の発光素子であるLEDの発光を導光板に効率的に導入できるが、液晶表示面のLED近接位置において明るくなり、画面全体の輝度が均一にならず、円拡散現象などが生じる場合もあるのに対して、グレー(あるいはその類似色)の場合はLEDの発光の導光板への導入効率が若干落ちるが、液晶表示面の画面全体の輝度が斑なく均一になる効果がある。「隠蔽性の有色」とすることで、両面粘着テープの基材層と両粘着剤層を合わせた光透過率を40%以下とするのが、FPCのポリイミド樹脂の黄褐色が表示面や照明面等に黄線(暗線)やパターンとなって現れると言う欠陥を除去する点で好ましく、30%以下とするのがより好ましく、25%以下とするのが更に好ましい。
上記バックライト構造体において、導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング/印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープを用いるのが好ましい。導光板側の粘着剤層に隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合については後に詳述する。導光板側の粘着剤層にビーズを含んでいる両面粘着テープは構造的に簡易な点では有利であるが、粘着剤による接着力が小さくなる虞があり、接着力の観点からは導光板側の粘着剤層にビーズを含まないで、導光板側の粘着剤層に隣接するコーティング/印刷層を基材層に設け且つ該コーティング/印刷層にビーズを含ませた両面粘着テープの方が好ましい。導光板側の層にビーズを含むことにより、例え隠蔽性の有色である層が無い場合にも効果は若干落ちることがあるとしても、ビーズが光拡散効果を発揮し、液晶表示装置等の面光源装置において、FPCのポリイミド樹脂等の樹脂成分の黄褐色が表示面や照明面等に黄線(暗線)やパターンとなって現れるという欠陥をほぼ実質的に除去することができ、また、ビーズを含んでいない両面粘着テープを用いる場合に使用時に光源に近い画面部分だけがより明るくなり、画面に明暗(目玉)が現れるという円拡散現象を防止することができるし、場合によっては画面の輝度向上が図れる。ビーズを含む層には、白色顔料が更に含まれているのが好ましく、その場合は光拡散性がより高くなり、液晶表示面等の画面の輝度向上にも更に寄与し得る。ビーズの粒径は、好ましくは1〜30μmで、より好ましくは1〜 20μmで、更に好ましくは1〜10μmである。ビーズの素材などにもよるが、ビーズの粒径が1μm未満では、画面の円拡散現象を防止する効果が不十分となる傾向にあり、30μmを超えると高い光拡散性の発揮が不十分となる傾向にある。粘着剤又はコーティング剤又は印刷インキ100重量部に対するビーズの含有量は、好ましくは1〜300重量部で、より好ましくは1〜100重量部で、更に好ましくは1〜50重量部、特に好ましくは1〜20重量部である。ビーズの素材などにもよるが、ビーズ含有量が1重量部未満では光拡散効果の発揮が不十分となる傾向にあり、300重量部を超えると粘着剤層やコーティング/印刷層の被膜の強度が不十分となる傾向にある。また、導光板側の粘着剤層に隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング/印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープのシートを作成する際には、基材層にビーズ入りコーティング/印刷層を形成する工程において、得られる中間製品をロール状に巻き取ることができ、その際にビーズがブロッキングの発生を防止する役割を果たすことができる。
本発明のバックライト構造体は、例えば、(a)前記両面粘着テープを発光素子実装FPCと導光板の間にテープ状のままに用いて両者を固定したことを特徴とするバックライト構造体、(b)前記両面粘着テープの発光素子対向部分以外のみを転写できる様に打ち抜いた状態で、前記両面粘着テープを発光素子実装FPCと導光板の間に用いて両者を固定したことを特徴とするバックライト構造体、または、(c)前記両面粘着テープの発光素子対向部分以外のみで接着できる様に導光板側の粘着剤層が部分的に存在する状態で、前記両面粘着テープを発光素子実装FPCと導光板の間に用いて両者を固定したことを特徴とするバックライト構造体の形で提供することが出来る。
LEDを用いた液晶表示装置の場合について主に説明すると、少なくとも反射板、導光板、拡散板の積層構造を有し、場合によっては通常2枚あるいは必要に応じて1枚のプリズムシートを更に積層してバックライト構造体は構成され、更に液晶セルが積層されて液晶表示装置は構成されている。バックライト構造体(a)は、液晶画面に黄線(暗線)やパターンが現れるのを抑制することができ、また、白色両面粘着テープの場合に液晶表示面の輝度を従来技術と比べて5〜10%上げることができる場合もある。バックライト構造体(b)は、特に或る種の導光板(例えば、図1に図示されるような導光板)を用いる場合に、LED光の透過効率が上がり、バックライト構造体(a)と比べて液晶画面の輝度を更に5〜10%上げることができるが、接着面積が小さくなるので、粘着剤層の接着力が小さくなり、また、多少の黄線が現れる場合も生じると共に、構造体の組み立て性そのものが若干劣る傾向にある。バックライト構造体(c)は、LED実装FPCに対する両面粘着テープの接着面積が大きくなり、それだけ信頼性を高めることができるし、バックライト構造体(b)と比べると構造体の組み立て性が若干良くなる傾向にある。また、両面粘着テープの両面の接着面積を大きくして信頼性を高めるため、LEDが無い部分に両面粘着テープが突出する平面形状で両面粘着テープを用いてもよい。
本発明によれば、FPCの所定部分に白色インキの印刷を施し、得られる白色印刷層上に透明無色両面粘着テープを用いてFPCを導光板に固定する従来の方法に比べて、バックライト構造体、延いては液晶表示装置等の面光源装置を薄型化できる場合もあるし、FPCの所定部分への白色インキの印刷工程を省くことができるので製造の工程数を少なくし、コスト的にも安価となる。隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープが、LED等の発光素子の光が黄褐色のFPCから反射して導光板を通って、拡散板、(プリズムシート)、液晶セルを経て液晶表示面に黄線やパターンとなって現れるのを防ぐ役割を果たし、また、液晶表示面の輝度の向上を図ることができる場合や、点灯時に光源に近い画面部分だけがより明るくなって画面に明暗(目玉)が現れる円拡散現象を防止することができる場合もある。
導光板側の粘着剤層及び/又はコーティング/印刷層がビーズ入りの両面粘着テープを用いる場合は、ビーズが光拡散効果を発揮し、液晶表示装置等の面光源装置において、ビーズ入りでない両面粘着テープを用いる場合に点灯時に光源に近い画面部分だけがより明るくなって画面に明暗(目玉)が現れる円拡散現象を防止することができるし、後述する「輝度ムラ」を高めることができることもある。
以下、本発明の実施の形態を説明するが、本発明がこれらに限定されるものでないことは言うまでもない。発光素子としてはLED、面光源装置としてはサイドライト型バックライト方式の液晶表示装置の場合について主に説明する。
先ず、隠蔽性の有色である両面粘着テープについて詳細に説明する。図3は、隠蔽性の有色である両面粘着テープの典型的な一例の概略断面図である。基材層11の両面に粘着剤層12と13が形成されており、使用前には図示されていないセパレータが粘着剤層12と13をカバーしていたと考えればよい。隠蔽性の有色層は、基材層11及び粘着剤層12と13の少なくとも一つである。また、使用時に導光板側に位置する粘着剤層をビーズ入りとすることもでき、あるいはこの粘着剤層に隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング/印刷層をビーズ入りとすることもでき、この場合には本発明の目的を達成するのに隠蔽性の有色層が無い構成とすることも可能であるが、隠蔽性の有色層がある構成であってもよい。
透明無色であってもよい基材層の素材としては、ポリプロピレン(PP)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ポリカーボネートフィルム等の各種のプラスチックフィルムやアルミニウム箔などを好適に用いることができるが、耐熱性や寸法安定性等の物性が良好な点ではPETフィルム、PENフィルム、ポリカーボネートフィルムが好ましく、更に適度の腰の強さやコスト等の点でPETフィルムが特に好ましい。白色の基材層の素材として、液晶表示装置バックライト用白色反射シートとして常用されている発泡によって微細セル(気泡)を形成させた白色PETフィルム(発泡白色PETフィルム)、PP等のポリオレフィン樹脂に白色顔料を練り込んで延伸させて微細溝(気泡溝)を形成したポリオレフィン系白色フィルム、ポリエステル樹脂と該樹脂と非相溶性の樹脂及び/又は有機や無機の粒子(炭酸カルシウムや硫酸バリウム等)との混合物を溶融押出しし延伸させて微細気泡を形成させた白色フィルム、極薄押出し白色フィルムを何層にも重ね、層間に微細気泡を包含させた白色フィルムなどや、上記のポリオレフィン樹脂の代りにPETやポリブチレンテレフタレート(PBT)の如き樹脂などを用い上記と同様に微細溝を形成した白色フィルムなども用いることができる。また、白色の基材層の素材として、PP、PET、PEN、ポリカーボネートフィルム等のプラスチック素材にチタンホワイト(二酸化チタン)や沈降性硫酸バリウム等の白色顔料を練り込んで作成した白色フィルムも好ましく用いることができる。上記の白色顔料と少量且つ適量のカーボンブラック等の黒色着色剤とを混合して上記プラスチック素材に練り込んで作成したグレーフィルムも場合によっては好ましく用いることができる。銀反射色やアルミニウム反射色の基材層の素材としては、上記プラスチック素材のフィルムの少なくとも一面上に銀又はアルミニウムを蒸着して作成したフィルムや、アルミニウム箔を用いることができる。
また、基材層の素材としての上記プラスチックフィルムの少なくとも一面上に、白色又はグレーコーティング剤を塗工して白色又はグレーコーティング剤層を形成したり、平版印刷、凸版印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等のべた刷りを施すことにより、白色又はグレーのインキの印刷層を形成させて隠蔽性の有色フィルムを作成してもよいが、基材層の厚みが増す点では必ずしも好適でない場合もある。着色塗工又は印刷によるコーティング/印刷層の厚みは特に限定されるものではなく、例えば、1〜30μmであるのが好ましく、2〜20μmであるのがより好ましく、3〜10μmであるのが更に好ましい。
かかる白色又はグレーコーティング剤又はインキに更にビーズを含有させて基材層にコーティング/印刷層を形成したフィルムを用いて両面粘着テープを作成し、このコーティング/印刷層を導光板側に位置させる様に両面粘着テープを使用することができる。また、上記白色又はグレーコーティング剤又はインキに代えて透明なクリアコーティング剤又はクリアインキにビーズを含有させて基材層にコーティング/印刷層を形成したフィルムを用いて両面粘着テープを作成し、このコーティング/印刷層を導光板側に位置させる様に両面粘着テープを使用することもできる。
銀又はアルミニウムを蒸着して作成したフィルムや、白色又はグレーコーティング剤を塗工したり白色又はグレーのインキを印刷して作成した隠蔽性の有色フィルムや、ビーズ含有コーティング剤/インキを塗工/印刷して作成したビーズ入りコーティング/印刷層を有するフィルムの場合は、本明細書では、蒸着層やコーティング層又は印刷層を含めた全体を「基材層」と言うものと定義する。従って、図3では基材層11に蒸着層やコーティング層又は印刷層が含まれていると考えればよい。これらの基材層の厚みは、例えば、5〜200μmであるのが好ましく、7〜100μmであるのがより好ましく、10〜50μmであるのが更に好ましく、10〜40μmであるのが特に好ましい。
粘着剤層の素材としては、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤などが挙げられ、電気絶縁性や耐寒性等の面ではシリコーン系粘着剤が、価格や耐久性等の面ではアクリル系粘着剤が好ましく、ずれ防止の為に架橋剤の使用や紫外線照射等の方法により若干架橋するのが好ましい。各粘着剤層の厚みは、3〜50μmであるのが好ましく、5〜40μmであるのがより好ましく、8〜30μmであるのが更に好ましい。粘着剤層の素材にチタンホワイト(二酸化チタン)や沈降性硫酸バリウム等の白色顔料を混合して白色粘着剤層を形成することができる。粘着剤の素材に上記の白色顔料及び少量且つ適量のカーボンブラックやニグロシン等の黒色着色剤とを混合してグレー粘着剤層を形成することができる。この様にして二層の粘着剤層の少なくとも一つを隠蔽性の有色なものとすることは簡易に隠蔽性の有色である両面粘着テープを作成することができる点では好ましい。
隠蔽性の有色である両面粘着テープの場合に、基材層は透明無色、白色、グレー、銀反射色、アルミニウム反射色の何れかであり得るし、粘着剤層は透明無色、白色、グレーの何れかであり得るので、少なくとも一層が隠蔽性の有色であることを条件として、あらゆる組み合わせが可能である。即ち、基材層が透明無色である場合は、一層の粘着剤層が白色又はグレーであればよいし、他の一層の粘着剤層は透明無色、白色又はグレーであり得る。基材層が白色、グレー、銀反射色、アルミニウム反射色の何れかである場合は、二層の粘着剤層は独立に透明無色、白色、グレーの何れかであり得る。一般に、白色、グレー、銀反射色又はアルミニウム反射色の隠蔽性の有色である層の数が増えると隠蔽性は高くなるが、液晶表示面の輝度は多少減少する傾向にある。
導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合にコーティング/印刷層に含ませることができるビーズの素材としては、例えば、ガラス、シリコーン系樹脂、アクリル系樹脂、ナイロン樹脂、スチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂、ウレタン系樹脂、アルキッド樹脂、ベンゾグアナミン系樹脂などを挙げることができる。これらは、要求性能に応じて、単独又はブレンドで用いることができる。導光板は通常アクリル製なので、これより屈折率の高いビーズが一般には好ましい。ビーズとしては、透明プラスチック小ビーズが好ましく、その素材樹脂類は無架橋でも良いが、粘着剤やコーティング剤/インキの有機溶剤等の溶液と透明プラスチック小ビーズを混合して粘着剤層やコーティング/印刷層を形成する場合には、その素材樹脂類は若干でも架橋されたものが好ましい。
本発明で用いられる両面粘着テープは、一般に発光素子実装フレキシブル印刷回路基板固定用のサイズに打ち抜き加工された5〜100個程度の複数の両面粘着テープが並んだシート製品の形で提供される。かかる両面粘着テープシートは、一般にその両粘着剤層の表面上にセパレータが用いられる。かかるセパレータといては、それ自体が剥離性を有するポリエチレンフィルム、PPフィルム、ポリメチルペンテンフィルム等をそのまま用いることもできるが、これらのフィルムやPETフィルム、ポリ塩化ビニールフィルム等の各種のプラスチックフィルムや紙に、シリコーン系又は弗素系化合物や弗素含有シリコーン系化合物などの剥離性を付与する化合物を塗布処理した剥離処理プラスチックフィルム又は剥離紙を用いることが、剥離の容易性などの観点から好ましい。これらの中でも、寸法安定性等の点でPETフィルムに上記の剥離性を付与する化合物を塗布処理した剥離処理フィルムが特に好ましい。
基材層の素材に練り込んだり、あるいは粘着剤層に混合したりしてもよい白色顔料としては、FPCの黄褐色を拾い液晶表示面に移り黄線やパターンが現れるのを効果的に防止することができる点で、チタンホワイト(二酸化チタン)や沈降性硫酸バリウムが好ましい。チタンホワイトは、隠蔽性に優れ、一方、沈降性硫酸バリウムは隠蔽性ではチタンホワイトに劣るが、反射率はチタンホワイトより高い。これらの両者を配合することもでき、その場合に配合割合に制限はなく、バックライトの設計、LEDの光度、両面粘着テープの厚みによるスペース等により最適の配合割合を決めればよい。また、カーボンブラック等の黒色着色剤を少量混合してグレーの両面粘着テープを作成でき、LED光度による液晶表示面の斑を実質的に防ぐこともできる。
次に、本発明のバックライト構造体に用いる両面粘着テープのシート製品の基本的な製造方法の一例を簡単に述べておく。例えば、基材層の素材となるプラスチックフィルム又はアルミニウム箔の片面上に粘着剤の有機溶剤溶液を塗工し、乾燥して粘着剤層を形成し、セパレータシートを貼り合せるか、或いは、セパレータシートの剥離面上に粘着剤の有機溶剤溶液を塗工し、乾燥して粘着剤層を形成し、基材層の素材となるプラスチックフィルム又はアルミニウム箔と貼り合せ、中間積層シートとする。他のセパレータシートの剥離面上に上記と同様に粘着剤層を形成し、中間積層シートの残りの基材層表面と貼り合わせ、両面粘着シートとする。
なお、導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング/印刷層が基材層に設けられている場合にコーティング/印刷層にビーズを含ませる場合は、例えば、粘着剤やコーティング剤/印刷インキの有機溶剤溶液にビーズを分散させて塗工や印刷に用いればよいことは勿論である。
この様にして作成された両面粘着シートを、例えば、適当なサイズの両面粘着テープ状に片方のセパレータシートを残して半抜きし、複数の両面粘着テープの並んだ両面粘着テープシート製品を得る。この両面粘着テープは、バックライト構造体(a)の製作に用いることができる。バックライト構造体(b)の場合は、上述の様にして得られた両面粘着シートの片方のセパレータシートを剥がし、他のセパレータシート以外の粘着剤層+基材層+粘着剤層を島飛び状に半抜きし、島飛び状部分以外の部分をカス取りし、セパレータシートを剥がした側にセパレータシートを再度貼り付け、片方のセパレータシートをカットする様に半抜きし、複数の島飛びタイプの両面粘着テープの並んだ両面粘着テープシート製品を得る。バックライト構造体(c)の場合は、上記の様にして得た中間積層シートの基材層面上に、例えば、スクリーン印刷法で部分的に粘着剤層を形成させて、その上にセパレータシートを貼り付け、両面粘着シートを作成し、例えば、該セパレータシート側から適当なサイズの両面粘着テープ状に他のセパレータシートを残して半抜きし、複数の両面粘着テープの並んだ両面粘着テープシート製品を得る。
次に、両面粘着テープによるFPCの導光板への固定の手順を簡単に説明する。例えば、上記の両面粘着テープのシート製品の半抜きされた各両面粘着テープ部分を剥ぎ取り、露出した粘着面により両面粘着テープをFPCの所定箇所に貼り付ける。次いで他方の粘着面上の他のセパレータを剥がして、該粘着面により導光板の所定箇所に貼り付け、FPCを導光板に固定する。固定した時点でFPCに実装されたLED等の発光素子の中心と導光板の中心線とが一致する様に両面粘着テープなどの厚みを設計するのが好ましい。筐体中において、基本的に反射板、FPCを固定した導光板、拡散板、必要に応じてプリズムシートをこの順で積層することによりバックライト構造体を構成し、更にその上に液晶セルを積層した積層構造とすることにより、液晶表示装置を組み立てる。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。LEDを用いたサイドライト型バックライト方式の液晶表示装置の場合について説明する。なお、各図の各層の厚みの比や各サイズの比等は実際のものを表す訳ではなく、単なる概念を表すものである。
図1は、本発明のバックライト構造体の基本的な構成を示す要部概略断面図である。図示されていない筐体の中で、反射板1上に導光板2が位置し、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープ3によりFPC4が該導光板2に固定され、それによってFPC4に実装されたLED5の位置が固定される。ビーズ入りの両面粘着テープの場合は、導光板2に隣接又は近い方にビーズ入り粘着剤及び/又はコーティング/印刷層がある。FPC4には端子部分6が付いており、これにより電池等の電源と接続される。図1の場合、導光板2は両面粘着テープ3で接合される部分は少し薄い厚みとなっているが、その全面に渡って平らな板状の導光板や、LEDと対面する側面から遠い方の側面に向かって次第に薄くなる板状の導光板などもある。導光板の上に図示されていない拡散板、必要に応じて1枚又は2枚のプリズムシート、液晶セルの順の積層構造を構築して、液晶表示装置を組み立てる。筐体中の反射板から拡散板又はプリズムシートまでの積層構造及びLED実装FPCとそれを導光板に固定した両面粘着テープとを主構成要素として液晶表示装置用の本発明のバックライト構造体は構成されている。
図2は、図1の本発明のバックライト構造体の基本的な構成を示す要部概略平面図である。斜線部「2+3+4」が、両面粘着テープ3によりFPC4が導光板2に固定された部分である。前述した従来の方法では、この斜線部に相当するFPCの部分に白色の印刷を施し、白色印刷部分上に無色透明な両面粘着テープの片面を貼り付け、他面を導光板に貼り付けて同様の構成としていたと考えればよい。
図3は、両面粘着テープ3の一例の概略断面図で、図1及び2のバックライト構造体において両面粘着テープ3をLED実装FPC4と導光板2の間にテープ状のままに用いて両者を固定した場合には両面粘着テープはこのような状態である。基材層11の両面に粘着剤層12及び13が形成され、使用前の両面粘着テープは両粘着剤層12及び13の表面にセパレータが設けられ、使用時にセパレータを剥がすことは勿論である。隠蔽性の有色の両面粘着テープの場合は、各層の色の組み合わせは、前述した様なあらゆる組み合わせが可能である。即ち、両面粘着テープ3が隠蔽性で有色であるためには、銀反射色又はアルミニウム反射色の場合には少なくともその一面上に銀又はアルミニウムを蒸着したプラスチック基材を用いて基材層とすればよいし、白色又はグレーの場合には基材層11と粘着剤層12及び13の三層の少なくとも一層を白色又はグレーに着色したものとすればよい。アルミニウム反射色の場合にアルミニウム箔を用いることも可能であるし、白色又はグレーの場合に白色又はグレーのコーティング又はべた刷り印刷層が施してあるプラスチック基材を用いることも可能である。図1の導光板の場合、導光板2側の粘着剤層12は少なくとも透明無色であるのが光透過性を増加させ液晶表示面の輝度向上の点では好ましいが、これに限定されない。ビーズ入りの両面粘着テープの場合は、導光板2に隣接又は近い方にビーズ入り粘着剤層及び/又はコーティング/印刷層が位置することになる様に構成する。
図4は、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープの他の一例の概略斜視図で、両面粘着テープのLED対向部分以外のみを転写できる様に打ち抜いた状態でいずれも図示されていないLED実装FPCと導光板の間に両面粘着テープを用いて両者を固定した場合には両面粘着テープはこのような状態である。基材層11の両面に粘着剤層12及び13が形成され、使用前の両面粘着テープは両粘着剤層12及び13の表面に図示されていないセパレータが設けられているが、基材層11と両粘着剤層12及び13は図示の部分のみ打ち抜かれて部分的に残存しており、その他の部分はカス取りされており、使用時にセパレータを剥がして利用する。粘着剤層12+基材層11+粘着剤層13の各島状部分間の間隔寸法はバックライト構造体の設計によって変わってくる。両面粘着テープ3が隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りであるための説明は、図3に関連して説明したのと同様なので、省略する。図4のタイプ(島飛びタイプ)の場合は、LEDの光が導光板に入る経路に相当する部分には実質的に基材層と両粘着剤層が存在しないので、光の透過効率が基材層と両粘着剤層で低下することが無く、液晶表示面の輝度がその分だけ上がるという効果を生じる。
図5は、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープの更に他の一例の概略斜視図で、導光板側の粘着剤層では両面粘着テープのLED対向部分以外のみを接着できる様に部分的に存在する状態でいずれも図示されていないLED実装FPCと導光板の間に両面粘着テープを用いて両者を固定した場合には両面粘着テープはこのような状態である。基材層11の両面に粘着剤層12及び13が形成され、使用前の両面粘着テープは両粘着剤層12及び13の表面にセパレータが設けられている。FPC側は全面的に粘着剤層13が形成されているが導光板側の粘着剤層12は例えば部分的にスクリーンべた刷り印刷することによって形成されている。使用時にセパレータを剥がして利用する。導光板側の粘着剤層12間の間隔寸法はバックライト構造体の設計によって変わってくる。両面粘着テープ3が隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りであるための説明は、図3に関連して説明したのと同様なので、省略する。図5のタイプ(部分粘着タイプ)の場合は、LEDの光が導光板に入る経路に相当する部分には実質的に粘着剤層が存在しないので、光の透過効率が粘着剤層で低下することが無く、液晶表示面の輝度がその分だけ上がるという効果を生じる。
図6は、異形平面形状タイプの隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープの一例の概略平面図で、LED5の存在しないFPCの部分に入り込む様に両面粘着テープを貼り付けて接着面積を大きくして信頼性を向上させた状態を示すものである。
[試験]
実施例1〜3のバックライト構造体を有する2.2インチのサイドエッジ(サイドライト)型バックライト方式の液晶表示装置を、筐体(樹脂ケース)中に基本的には反射板、3灯のLEDを実装したLED実装FPC固定導光板、拡散板、2枚のプリズムシート、液晶セルの積層構造とすることにより実際に組み立て、点灯して液晶表示面を調べたが、黄線やパターンは全く又は殆ど観察されなかった。実施例1、2、3でそれぞれ用いた両面粘着テープは、幅が約1.5mmで、チタンホワイト練り込みのPET白色フィルムからなる基材層11の厚みは約38μm、チタンホワイト混合のアクリル系粘着剤を架橋剤で多少架橋してなる粘着剤層12の厚みは約15μm、アクリル系粘着剤を架橋剤で多少架橋してなる粘着剤層13の厚みは約15μmであった。実施例1における液晶表示面の輝度に比べて、実施例2における液晶表示面の輝度は約8%アップし、実施例3における液晶表示面の輝度は約5%アップした。また、FPCの所定部分に白色インキの印刷を施し、得られる白色印刷層上に透明無色両面粘着テープを用いてFPCを導光板に固定する従来技術と比べて、実施例1における液晶表示面の輝度が決して劣らないことも確認した。
また、実施例1で用いた両面粘着テープにおける粘着剤層12の代わりにチタンホワイトを混合せず、粒径約5μmのベンゾグアナミン系樹脂ビーズを粘着剤100重量部に対して約5重量部含むアクリル系粘着剤を架橋剤で多少架橋してなる粘着剤層を形成し、その他は同じであるビーズ入り両面粘着テープを用いて上述と同様にして液晶表示装置を組み立てた。これを点灯して液晶表示面を調べたが、黄線やパターンは全く観察されず、また、画面に明暗(目玉)が現れる円拡散現象も生じなかった。また、上記実施例1における液晶表示面の「輝度ムラ」と比べて、このビーズ入り両面粘着テープを用いた場合の「輝度ムラ」は約5%アップしていた。なお、液晶画面はその中心の輝度が最も高く、周辺の輝度が最も低いのが通常であるが、ここで「輝度ムラ」とは最低輝度を最高輝度で割ったパーセント値であるものとし、従ってこの値が高い方が最低輝度と最高輝度の差が無く、液晶画面の輝度がより均一で優れていることを示す。
本発明によれば、FPCの樹脂成分の黄褐色が液晶表示装置等の面光源装置の点灯時にその画面に黄線(暗線)やパターンとなって現れると言う欠陥を防ぎ、且つ、バックライト構造体を薄型化できる場合もあるし、その製造の工程数が少なくなり、コスト的にも安価となり、場合によっては面光源装置の画面の輝度向上や輝度ムラ改善も図れる。LED等の発光素子を実装したFPCを導光板に固定した面光源装置用の本発明のバックライト構造体は、ワープロ、パソコン、電子手帳、携帯電話、PHS、ページャ、ハンディーターミナル、カーナビゲーター、液晶テレビ等の各種機器の表示装置用や看板等のその他の各種照明装置用の各種の面光源装置に適用できる。
図1は、本発明のバックライト構造体の基本的な構成を示す要部概略断面図である。 図2は、図1の本発明のバックライト構造体の基本的な構成を示す要部概略平面図である。 図3は、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープの一例の概略断面図である。 図4は、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープの他の一例の概略断面図である。 図5は、隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープの更に他の一例の概略斜視図である。 図7は、異形平面形状タイプの隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープの一例の概略平面図である。
符号の説明
1 反射板
2 導光板
3 隠蔽性の有色及び/又はビーズ入りの両面粘着テープ
4 FPC
5 LED
6 端子部分
11 基材層
12、13 粘着剤層

Claims (7)

  1. 少なくとも反射板、導光板、拡散板の積層構造を有し、且つ、基材層及び二つの粘着剤層の少なくとも一つが隠蔽性の有色である両面粘着テープ、導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング又は印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープ、または、基材層及び二つの粘着剤層の少なくとも一つが隠蔽性の有色であり且つ導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング又は印刷層にビーズを含んでいる両面粘着テープにより発光素子実装フレキシブル印刷回路基板が該導光板に固定されていることを特徴とするバックライト構造体。
  2. 前記両面粘着テープを発光素子実装フレキシブル印刷回路基板と導光板の間にテープ状のままに用いて両者を固定したことを特徴とする請求項1に記載のバックライト構造体。
  3. 前記両面粘着テープの発光素子対向部分以外のみを転写できる様に打ち抜いた状態で、前記両面粘着テープを発光素子実装フレキシブル印刷回路基板と導光板の間に用いて両者を固定したことを特徴とする請求項1に記載のバックライト構造体。
  4. 前記両面粘着テープの発光素子対向部分以外のみで接着できる様に導光板側の粘着剤層が部分的に存在する状態で、前記両面粘着テープを発光素子実装フレキシブル印刷回路基板と導光板の間に用いて両者を固定したことを特徴とする請求項1に記載のバックライト構造体。
  5. 導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング又は印刷層にビーズを含んでいることを特徴とする発光素子実装フレキシブル印刷回路基板固定用両面粘着テープシート。
  6. 導光板側の粘着剤層に及び/又はそれに隣接するコーティング又は印刷層が基材層に設けられている場合に該コーティング又は印刷層に、粘着剤又はコーティング剤又は印刷インキ100重量部に対して1〜300重量部の粒径1〜30μmのビーズを含んでいることを特徴とする請求項5に記載の発光素子実装フレキシブル印刷回路基板固定用両面粘着テープシート。
  7. 基材層及び二つの粘着剤層の少なくとも一つが隠蔽性の有色であることを特徴とする請求項5又は6に記載の発光素子実装フレキシブル印刷回路基板固定用両面粘着テープシート。
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