JP2015009751A - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2015009751A
JP2015009751A JP2013138544A JP2013138544A JP2015009751A JP 2015009751 A JP2015009751 A JP 2015009751A JP 2013138544 A JP2013138544 A JP 2013138544A JP 2013138544 A JP2013138544 A JP 2013138544A JP 2015009751 A JP2015009751 A JP 2015009751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
occupant
spring
vehicle seat
detection sensor
cushion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013138544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5905413B2 (ja
Inventor
健介 溝井
Kensuke Mizoi
健介 溝井
創 大野
So Ono
創 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to JP2013138544A priority Critical patent/JP5905413B2/ja
Priority to PCT/JP2014/067116 priority patent/WO2015002076A1/ja
Publication of JP2015009751A publication Critical patent/JP2015009751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5905413B2 publication Critical patent/JP5905413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/002Seats provided with an occupancy detection means mounted therein or thereon
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/70Upholstery springs ; Upholstery
    • B60N2/7094Upholstery springs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

【課題】簡易な構造で乗員の有無を検知できる乗物用シートを提供する。【解決手段】シートフレームFと、当該シートフレームFに架設された複数のバネ部材21とを備える乗物用シートである。乗物用シートは、複数のバネ部材21同士を連結する樹脂製の連結部材30Dと、連結部材30Dに取り付けられた可撓性の乗員検知センサ40とを備える。乗員が座ったときに、乗員検知センサ40は、連結部材30Dとクッション部材とで挟まれることで乗員の有無を検知するように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、乗員の有無を検知する乗員検知センサを備える乗物用シートに関する。
近年、自動車のシートには、乗員が座っているか否かを検知する乗員検知センサが搭載されたものがある。これらの乗員検知センサは、シートベルトリマインダや、乗員拘束装置を作動させるため、乗員の有無を検知するのに用いられ、多くの場合、ウレタンフォームなどからなるクッション部材と表皮との間に設けられている。
ところで、乗員検知センサをクッション部材と表皮の間に設ける場合、乗員検知センサが正確に機能するように、シートに応じて乗員検知センサないし設置方法を再検討する必要がある。そこで、この検討を省略するため、クッション部材の下に設けられるシートスプリングに乗員を検知するためのセンサユニットを取り付けることが提案されている(特許文献1)。このセンサユニットは、薄いケース状のベースプレート内にフィルムタイプの圧力センサを内蔵させた構造とされている。
国際公開第2013/030009号
しかしながら、特許文献1のセンサユニットは、ベースプレートを必要としており、コスト高であるとともに、構造が複雑であるという問題がある。
そこで、本発明においては、簡易な構造で乗員の有無を検知できる乗物用シートを提供することを目的とする。また、本発明は、簡易な構造でありながら、乗員の検知の正確さを確保し、さらに、センサの取付が容易な乗物用シートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、シートフレームと、当該シートフレームに架設された複数のバネ部材と、当該複数のバネ部材の乗員側に配置されるクッション部材とを備える乗物用シートであって、前記複数のバネ部材同士を連結する樹脂製の連結部材と、前記連結部材に取り付けられた可撓性の乗員検知センサとを備え、乗員が座ったときに、前記乗員検知センサは、前記連結部材と前記クッション部材とで挟まれることで乗員の有無を検知するように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、連結部材とクッション部材とで可撓性の乗員検知センサを挟持することで乗員の有無を検知することが可能となる。そのため、先行技術のようなベースプレートは不要であり、構造を簡易にすることができ、低コスト化を図ることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記乗員検知センサは、基部と当該基部から延出した検知部とを有し、前記連結部材は、乗員側の面に、前記基部が配置された第1部位と、前記検知部が対向する第2部位とが設けられ、前記第1部位は、前記第2部位よりも前記クッション部材側に突出し、前記第2部位は前記クッション部材から離間していることが望ましい。
このような構成によれば、検知部が配置される第2部位がクッション部材から離間しているため、クッション部材に小さな荷重が掛かるだけでは乗員がいるとは検知されず、正確に乗員の有無を検知することができる。
また、前記した乗物用シートにおいて、前記乗員検知センサは、基部と当該基部から延出した検知部とを有し、前記連結部材は、乗員側の面に前記乗員検知センサが取り付けられた平面状のセンサ設置部が設けられ、前記クッション部材は、前記基部に対向する第3部位と、前記検知部に対向する第4部位とが設けられ、前記第3部位は、前記第4部位よりも前記センサ設置部側に突出しており、前記第4部位は前記センサ設置部から離間していることが望ましい。
この構成によれば、検知部に対向する第4部位がセンサ設置部から離間しているため、クッション部材に小さな荷重が掛かるだけでは乗員がいるとは検知されず、正確に乗員の有無を検知することができる。
前記した各乗物用シートにおいて、前記連結部材は、前記バネ部材に一体となるように成形されていることが望ましい。
この構成によれば、連結部材がバネ部材と一体となっているため、連結部材の姿勢が安定し、乗員検知センサが連結部材とクッション部材で挟まれることにより乗員を検知するときの感度が安定する。
前記した各乗物用シートにおいて、前記複数のバネ部材は、それぞれ、ジグザグに屈曲してなるバネであり、屈曲により一方向に開口するU字形状部を複数有し、前記複数のバネ部材は、第1のバネ部材と、当該第1のバネ部材に隣接して配置された第2のバネ部材とを含み、前記第1のバネ部材のU字形状部の開口と前記第2のバネ部材のU字形状部の開口とが対向するように配置され、前記開口が対向している2つのU字形状部の底部同士を連結する前記連結部材に前記乗員検知センサが取り付けられている構成とすることができる。
このような構成においては、2つのU字形状部の開口が対向し、2つのU字形状部の底部同士を連結する連結部材は比較的長いものとなる。そのため、乗員検知センサの設置面を大きく取ることができ、乗員検知センサの取付が容易となる。
前記した乗物用シートにおいて、前記検知部は、シートクッションの左右方向中央からずれた位置に配置されていることが望ましい。
このような構成によると、検知部に乗員の臀部または大腿部からの荷重がクッション部材にしっかりと掛かるため、乗員の有無を正確に検知することができる。
前記した各乗物用シートにおいて、前記乗員検知センサは、乗員の有無によって出力信号がON/OFF間で切り替わるセンサとすることができる。
このように、センサに掛かる荷重の値を出力するセンサではなく、乗員の有無によって信号出力がON/OFF間で切り替わるセンサを用いることで、正確かつ低コストで乗員の有無を検知することができる。
請求項1に記載の構成によれば、連結部材とクッション部材とで可撓性の乗員検知センサを挟持することで乗員の有無を検知することが可能となる。そのため、構造を簡易にすることができ、低コスト化を図ることができる。
請求項2に記載の構成によれば、検知部が配置される第2部位がクッション部材から離間しているため、クッション部材に小さな荷重が掛かるだけでは乗員がいるとは検知されず、正確に乗員の有無を検知することができる。
請求項3に記載の構成によれば、検知部に対向する第4部位がセンサ設置部から離間しているため、クッション部材に小さな荷重が掛かるだけでは乗員がいるとは検知されず、正確に乗員の有無を検知することができる。
請求項4に記載の構成によれば、連結部材がバネ部材と一体となっているため、連結部材の姿勢が安定し、乗員検知センサが連結部材とクッション部材で挟まれることにより乗員を検知するときの感度が安定する。
請求項5に記載の構成によれば、2つのU字形状部の開口が対向し、2つのU字形状部の底部同士を連結する連結部材は比較的長いものとなる。そのため、乗員検知センサの設置面を大きく取ることができ、乗員検知センサの取付が容易となる。
請求項6に記載の構成によれば、検知部に乗員の臀部または大腿部からの荷重がクッション部材にしっかりと掛かるため、乗員の有無を正確に検知することができる。
請求項7に記載の構成によれば、乗員の有無によって信号出力がON/OFF間で切り替わるセンサを用いることで、正確かつ低コストで乗員の有無を検知することができる。
車両用シートの全体斜視図である。 シートフレームの斜視図である。 乗員検知センサを設置したシートスプリングの平面図である。 (a)乗員検知センサの拡大斜視図と、(b)乗員検知センサの側面図である。 車両用シートの、図3のZ−Z断面に相当する断面図である。 乗員が座ったときの状態を示す図5に対応する図である。 変形例に係る車両用シートの、図3のZ−Z断面に相当する断面図である。 変形例において、乗員が座ったときの状態を示す図7に対応する図である。 検知部を2つ有する乗員検知センサを採用した場合の(a)車両用シートの断面図と、(b)シートスプリングの平面図である。 2つの乗員検知センサを配置した場合のシートスプリングの平面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、乗物用シートの一例としての車両用シートSは、シートクッションS1と、シートクッションS1に支持されたシートバックS2と、シートバックS2に支持されたヘッドレストS3とを備えて構成されている。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、車両用シートSに座る乗員を基準として用いる。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが内蔵されている。シートフレームFは、シートクッションS1を構成するクッションフレームF1と、シートバックS2を構成するシートバックフレームF2を有している。そして、図5にシートクッションS1を例示したように、シートフレームFにウレタンフォームからなるクッション部材51が被せられ、クッション部材51の上にさらに表皮52が被せられることで、車両用シートSが構成されている。
図2に戻り、シートフレームFの一部であるクッションフレームF1は、前後に長く延び、左右に離間して配置された一対のサイドフレーム11と、この一対のサイドフレーム11の前端部同士を接続する板金から構成されたパンフレーム12と、一対のサイドフレーム11の後端部同士を接続する金属パイプから構成された連結パイプ13とを備えて平面視で枠状に構成されている。
そして、クッションフレームF1のパンフレーム12と連結パイプ13との間には、シートスプリング20が架設されている。
図3に示すように、シートスプリング20は、前後に長く延び、左右に並んだ4つのバネ部材21(21A〜21D)と、これらのバネ部材21同士を連結する樹脂製の連結部材30A〜30Dにより構成されている。
各バネ部材21は、金属線を屈曲されてなり、後端に連結パイプ13に引っ掛けるためのフック部22が形成され(図2参照)、フック部22から前方に向けて延びるとともに左右にジグザグに(蛇行して)屈曲している。この屈曲により、左右の一方に開口した複数のU字形状部23が連続して形成されている。
本実施形態では、一例として、各バネ部材21は、左右に4回ずつ屈曲している。そして、隣接するバネ部材21同士は、平面視で左右対称になるように屈曲しており、そのため、左右に隣接するU字形状部23の開口23A同士が左右に対向しているとともに、底部23B同士も左右に対向している。各バネ部材21の前端は、左右に延びており、この左右に延びた部分が、パンフレーム12の後端に設けられたフック12A(図2参照)に引っ掛けられてパンフレーム12に支持されている。
4本のバネ部材21A〜21Dは、前後に離れた4箇所で、連結部材30A〜30Dにより連結されている。各連結部材30A〜30Dは、いずれも、インサート成形によりバネ部材21A〜21Dと一体に成形されている。そのため、各連結部材30A〜30Dは、バネ部材21と強固に接着されており、バネ部材21に対する姿勢が固定されている。
具体的に、最も後に配置された連結部材30Aは、4本のバネ部材21A〜21Dの一番後ろのU字形状部23の底部23B同士を連結するように形成されている。
そして、後から2番目に配置された連結部材30Bは、中央に配置された2本のバネ部材21B,21Cの後から2番目のU字形状部23の近接した底部23B同士を連結するように形成されている。
また、後から3番目に配置された連結部材30Cも、連結部材30Bと同様に、中央に配置された2本のバネ部材21B,21Cの後から4番目のU字形状部23の近接した底部23B同士を連結するように形成されている。
さらに、最も前に配置された連結部材30Dは、4本のバネ部材21A〜21Dの前から2番目のU字形状部23の底部23B同士を連結するように形成されている。この最前部の連結部材30Dには、乗員検知センサ40が取り付けられている。連結部材30Dが連結するバネ部材21の形状について説明すると、右から2番目のバネ部材21B(第1のバネ部材)における前から2番目のU字形状部23の開口23Aは左向きに開口し、右から3番目のバネ部材21C(第2のバネ部材)における前から2番目のU字形状部23の開口23Aは右向きに開口し、これらの開口23A同士が対向して配置されている。そのため、連結部材30Dのうち、バネ部材21BのU字形状部23の底部23Bとバネ部材21CのU字形状部23の底部23Bとを連結する部分は、左右に長く形成されており、乗員検知センサ40を配置するのに十分な大きさが確保されている。
ここで、図4(a),(b)を参照して乗員検知センサ40について説明する。図4(a)に示す乗員検知センサ40は、感圧性の電極42Aや配線43が印刷されたプラスチックフィルムを複数枚重ねて(図示省略)なる可撓性の部材である。乗員検知センサ40は、連結部材30Dに取り付けられる部分となる基部41と、基部41から延出した検知部42とを有する。検知部42には、前記した、感圧性の電極42Aが設けられ、乗員検知センサ40の下側の面(連結部材30Dに対向する側の面)には、図4(b)に示すように、電極42Aの位置に対応して、発泡性の樹脂などからなる弾性部材42Bが貼り付けられている。弾性部材42Bは、検知部42が連結部材30Dとクッション部材51で挟持されたときに、電極42Aに圧力を集中的に加えるために設けられている。感圧性の電極42Aは、圧力が加わっていない場合には、配線43からOFF信号を出力し、外部から所定以上の圧力が加わると、配線43からON信号を出力するようになっている。配線43からは、図示しない制御装置へ接続するためのケーブル44が引き出されている。
乗員検知センサ40は、外部からの圧力によって出力信号がON/OFF間で切り替わるセンサであるので、外部からの掛かる荷重の値を出力するセンサと比較して、正確かつ低コストで乗員の有無を検知することができるようになっている。
図5に示すように、連結部材30Dには、乗員検知センサ40の基部41が配置される第1部位31と、検知部42が対向する第2部位32とが隣接して設けられている。第1部位31は、第2部位32よりもクッション部材51側に突出しており、乗員がシートクッションS1に座っていない状態において、第2部位32は、クッション部材51の平面状の下面51Aから離間している。本実施形態においては、乗員が座っていない状態において、第1部位31も、クッション部材51の下面51Aから僅かに離間しているが、第1部位31は、下面51Aと接触していてもよい。なお、基部41は、両面テープまたは接着剤などにより第1部位31に接着されている。
第2部位32は、クッション部材51の下面51Aから離間していることで、クッション部材51との間に空間が確保され、この空間に検知部42が配置されている。このため、検知部42は、乗員が座っていない状態においてクッション部材51と連結部材30Dにより挟持されないので、圧力がかからず、通電しないOFF状態となっている。
乗員検知センサ40が設けられる部位は、乗員の臀部に相当する位置が望ましく、より望ましくは、大腿部に相当する位置であることが望ましい。例えば、本実施形態における乗員検知センサ40が設けられた連結部材30Dは、図2を参照して分かるように、検知部42がクッションフレームF1(シートクッションS1)の左右方向の中央から右に少しずれており、乗員の大腿部に対応する位置に設けられている。このように、左右方向の中央から左右に少しずれた位置に検知部42配置することで、検知部42に乗員の臀部または大腿部からの荷重がクッション部材51にしっかりと掛かるため、乗員の有無を正確に検知することができる。
以上のように構成された車両用シートSは、乗員が座ると、図6に示すように、クッション部材51が乗員の大腿部60により下に押されてクッション部材51の下面51Aが乗員検知センサ40の検知部42を下に押し付ける。これにより、検知部42が連結部材30Dとクッション部材51とで挟持されて、乗員検知センサ40は通電するON状態となり、乗員がいることを検知できる。
このようにして、本実施形態の車両用シートSによれば、連結部材30Dとクッション部材51とで可撓性の乗員検知センサ40の検知部42を挟持することで乗員の有無を検知することが可能となる。そして、本実施形態の車両用シートSにおける乗員検知センサ40の取付態様によれば、先行技術のようなベースプレートは不要であり、構造を簡易にすることができ、低コスト化を図ることができる。
また、表皮52とクッション部材41との間に乗員検知センサ40を配置した場合には、表皮52をクッション部材41に吊り込む部分の近傍を避けなければならないなど、配置箇所に制限があるが、本実施形態のように、クッション部材41と連結部材30の間に乗員検知センサ40を設ける構成にすると、配置の自由度が高くなる。
そして、乗員検知センサ40の検知部42が配置される第2部位32はクッション部材51から離間しているため、クッション部材51に小さな荷重が掛かるだけでは乗員がいるとは検知されず、正確に乗員の有無を検知することができる。
また、車両用シートSの連結部材30Dは、バネ部材21に一体となるように成形されているので、連結部材30Dの姿勢が安定し、乗員検知センサ40が連結部材30Dとクッション部材51で挟まれることにより乗員を検知するときの感度が安定する。
さらに、乗員検知センサ40は、2つのU字形状部23の開口23Aが対向し、2つのU字形状部23の底部23B同士を連結する連結部材30Dに取り付けられているので、乗員検知センサ40の設置面を大きく取ることができ、乗員検知センサ40の取付が容易である。
また、乗員検知センサ40は、乗員の大腿部60に対応する位置に配置されているため、乗員の大腿部60からの荷重がクッション部材51にしっかりと掛かり、乗員検知センサ40をON状態にするため、乗員の有無を正確に検知することができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されることなく適宜変形して実施することができる。
例えば、前記実施形態においては、クッション部材51の下面51Aを平面状にし、連結部材30Dの上面に段差を設ける構成としたが、連結部材30Dの上面を平面状にし、クッション部材51の下面51Aに段差を設けてもよい。例えば、図7に示す変形例のように、連結部材30Dの上側の面を平面状のセンサ設置部35とし、クッション部材51の下面51Aを、基部41に対向する第3部位53と、検知部42に対向する第4部位54とを設けるようにしてもよい。ここで、第3部位53は、第4部位54よりもセンサ設置部35側に突出しており、乗員が座っていない状態において、第4部位54は、センサ設置部35から離間し、検知部42から離間している。
このような構成の乗物用シートにおいても、乗員が座っていないときや、小さな荷重がシートクッションS1に掛かるだけのときには、検知部42がクッション部材51の第3部位53と連結部材30Dとの間で挟持されずにOFF状態とすることができる。そして、乗員が座ると、図8に示すようにクッション部材51が撓むことで第3部位53と連結部材30Dが検知部42を挟持してON状態とすることができる。すなわち、クッション部材51に小さな荷重が掛かるだけでは乗員がいるとは検知されず、正確に乗員の有無を検知することができる。
また、図9(a),(b)に示すように、乗員検知センサ140を、2箇所の検知部142を有する形態とすることもできる。この場合、連結部材30の中央の第1部位31に乗員検知センサ140の中央の基部141を配置し、第1部位31の両側の第2部位32に対面させて2箇所の検知部142を配置するとよい。
また、このように2箇所の検知部を配置する場合においては、図10に示すように、1箇所の検知部242を有する別個の乗員検知センサ240を離して配置してもよい。この場合、各検知センサ240の各基部241を第1部位31に配置し、各検知部242を、図9(b)の場合と同様、左右の各第2部位32に対面させて配置するとよい。
これらのように、複数の検知部142,242を備える乗員検知センサ142,242を採用すれば、一部の検知部142,242に接触不良などの不具合が発生したとしても、他の検知部142,242の検出結果を用いて乗員の有無を判定することが可能となる。
前記したシートスプリング20のバネ部材21の形状および配置は一例であり、U字形状部23は、図3のように直角に近い形で屈曲するのではなく、円弧状に屈曲した形状でもよい。また、U字形状部同士の位置関係も図3の形態には限定されない。また、複数の連結部材の配置も同様に、図3の形態に限定されず、バネ部材同士を連結するものであれば特に限定されない。さらに、バネ部材は、前後に架設されるものではなく、左右に架設されるものであってもよい。
前記実施形態においては、シートクッションS1のシートスプリング20の連結部材30Dに乗員検知センサ40を設ける例を説明したが、シートバックS2にシートスプリングを設けて、このシートスプリングを構成するバネ部材を連結する連結部材に乗員検知センサを取り付ける構成としてもよい。
前記実施形態においては、乗物用シートの一例として車両用シートを例示したが、乗物用シートは、その他の乗物、例えば、航空機や船舶などのシートとすることもできる。
11 サイドフレーム
12 パンフレーム
13 連結パイプ
20 シートスプリング
21(21A〜21D) バネ部材
22 フック部
23 U字形状部
23A 開口
23B 底部
30A〜30D 連結部材
31 第1部位
32 第2部位
35 センサ設置部
40 乗員検知センサ
41 基部
42 検知部
51 クッション部材
51A 下面
53 第3部位
54 第4部位
60 大腿部
F シートフレーム
F1 クッションフレーム
F2 シートバックフレーム
S 車両用シート
S1 シートクッション

Claims (7)

  1. シートフレームと、当該シートフレームに架設された複数のバネ部材と、当該複数のバネ部材の乗員側に配置されるクッション部材とを備える乗物用シートであって、
    前記複数のバネ部材同士を連結する樹脂製の連結部材と、
    前記連結部材に取り付けられた可撓性の乗員検知センサとを備え、
    乗員が座ったときに、前記乗員検知センサは、前記連結部材と前記クッション部材とで挟まれることで乗員の有無を検知するように構成されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記乗員検知センサは、基部と当該基部から延出した検知部とを有し、
    前記連結部材は、乗員側の面に、前記基部が配置された第1部位と、前記検知部が対向する第2部位とが設けられ、
    前記第1部位は、前記第2部位よりも前記クッション部材側に突出し、前記第2部位は前記クッション部材から離間していることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記乗員検知センサは、基部と当該基部から延出した検知部とを有し、
    前記連結部材は、乗員側の面に前記乗員検知センサが取り付けられた平面状のセンサ設置部が設けられ、
    前記クッション部材は、前記基部に対向する第3部位と、前記検知部に対向する第4部位とが設けられ、前記第3部位は、前記第4部位よりも前記センサ設置部側に突出しており、前記第4部位は前記センサ設置部から離間していることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  4. 前記連結部材は、前記バネ部材に一体となるように成形されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  5. 前記複数のバネ部材は、それぞれ、ジグザグに屈曲してなるバネであり、屈曲により一方向に開口するU字形状部を複数有し、
    前記複数のバネ部材は、第1のバネ部材と、当該第1のバネ部材に隣接して配置された第2のバネ部材とを含み、前記第1のバネ部材のU字形状部の開口と前記第2のバネ部材のU字形状部の開口とが対向するように配置され、前記開口が対向している2つのU字形状部の底部同士を連結する前記連結部材に前記乗員検知センサが取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  6. 前記検知部は、シートクッションの左右方向中央からずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  7. 前記乗員検知センサは、乗員の有無によって出力信号がON/OFF間で切り替わるセンサであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シート。
JP2013138544A 2013-07-02 2013-07-02 乗物用シート Active JP5905413B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138544A JP5905413B2 (ja) 2013-07-02 2013-07-02 乗物用シート
PCT/JP2014/067116 WO2015002076A1 (ja) 2013-07-02 2014-06-27 乗物用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013138544A JP5905413B2 (ja) 2013-07-02 2013-07-02 乗物用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015009751A true JP2015009751A (ja) 2015-01-19
JP5905413B2 JP5905413B2 (ja) 2016-04-20

Family

ID=52143654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013138544A Active JP5905413B2 (ja) 2013-07-02 2013-07-02 乗物用シート

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5905413B2 (ja)
WO (1) WO2015002076A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016144988A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 本田技研工業株式会社 乗物用シート
JP2016144986A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 本田技研工業株式会社 乗物用シート
JP2016144985A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 本田技研工業株式会社 乗物用シート
JP2016144984A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 株式会社フジクラ 着座センサユニット
JP2016144989A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP2017001456A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 本田技研工業株式会社 クッション部材の製造方法
WO2018020697A1 (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 株式会社フジクラ 荷重検知センサユニット
JP6356882B1 (ja) * 2017-07-31 2018-07-11 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造
JP2019034738A (ja) * 2018-12-10 2019-03-07 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP2019073289A (ja) * 2019-02-21 2019-05-16 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造
WO2019194125A1 (ja) * 2018-04-03 2019-10-10 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造及び車両用シート
JP2019182005A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造及び車両用シート
JP2020117226A (ja) * 2020-05-12 2020-08-06 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6463161B2 (ja) * 2015-02-06 2019-01-30 株式会社フジクラ 着座センサユニット
JP6513726B2 (ja) * 2017-02-23 2019-05-15 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
US11505090B2 (en) 2017-04-03 2022-11-22 Ts Tech Co., Ltd. Arrangement structure for biological sensors
JP7104293B2 (ja) * 2017-12-08 2022-07-21 テイ・エス テック株式会社 シートへの圧力センサーの配置構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125121A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Toyota Boshoku Corp 乗物シート用緩衝体
JP2011105278A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Aisin Seiki Co Ltd 着座検知装置
WO2013002289A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 株式会社フジクラ 着座センサ及び座席装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259685A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Bizen Hatsujo Kk スプリング構造体及びスプリング構造体の製造方法
WO2012053620A1 (ja) * 2010-10-22 2012-04-26 株式会社フジクラ 座席装置、及び、それに用いる着座センサの配置方法
JP5307194B2 (ja) * 2011-06-15 2013-10-02 日本発條株式会社 クッションシートのサスペンション構造及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125121A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Toyota Boshoku Corp 乗物シート用緩衝体
JP2011105278A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Aisin Seiki Co Ltd 着座検知装置
WO2013002289A1 (ja) * 2011-06-30 2013-01-03 株式会社フジクラ 着座センサ及び座席装置

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016144988A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 本田技研工業株式会社 乗物用シート
JP2016144986A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 本田技研工業株式会社 乗物用シート
JP2016144985A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 本田技研工業株式会社 乗物用シート
JP2016144984A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 株式会社フジクラ 着座センサユニット
JP2016144989A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP2017001456A (ja) * 2015-06-08 2017-01-05 本田技研工業株式会社 クッション部材の製造方法
KR102157558B1 (ko) * 2016-07-26 2020-09-18 가부시키가이샤후지쿠라 하중 검지 센서 유닛
EP3492314A4 (en) * 2016-07-26 2020-03-25 Fujikura Ltd. CHARGE DETECTION SENSOR UNIT
WO2018020697A1 (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 株式会社フジクラ 荷重検知センサユニット
KR20190016112A (ko) * 2016-07-26 2019-02-15 가부시키가이샤후지쿠라 하중 검지 센서 유닛
US11299077B2 (en) 2017-07-31 2022-04-12 Ts Tech Co., Ltd. Sensor disposition structure in seat
US10752144B2 (en) 2017-07-31 2020-08-25 Ts Tech Co., Ltd. Sensor disposition structure in seat
US11938852B2 (en) 2017-07-31 2024-03-26 Ts Tech Co., Ltd. Sensor disposition structure in seat
US11628756B2 (en) 2017-07-31 2023-04-18 Ts Tech Co., Ltd. Sensor disposition structure in seat
JP6356882B1 (ja) * 2017-07-31 2018-07-11 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造
JP2019026081A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造
WO2019026305A1 (ja) * 2017-07-31 2019-02-07 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造
JP2019182005A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造及び車両用シート
JP7121259B2 (ja) 2018-04-03 2022-08-18 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造及び車両用シート
WO2019194125A1 (ja) * 2018-04-03 2019-10-10 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造及び車両用シート
JP2019034738A (ja) * 2018-12-10 2019-03-07 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP7104329B2 (ja) 2019-02-21 2022-07-21 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造及び乗物用シート
JP2019073289A (ja) * 2019-02-21 2019-05-16 テイ・エス テック株式会社 シートへのセンサーの配置構造
JP2020117226A (ja) * 2020-05-12 2020-08-06 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート
JP7060817B2 (ja) 2020-05-12 2022-04-27 テイ・エス テック株式会社 乗物用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP5905413B2 (ja) 2016-04-20
WO2015002076A1 (ja) 2015-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5905413B2 (ja) 乗物用シート
JP5821538B2 (ja) 着座センサ
JP6453093B2 (ja) 乗物用シート
JP6446284B2 (ja) 乗物用シート
WO2013080369A1 (ja) 荷重検知装置
JP6263509B2 (ja) 車両用シート
JP5549197B2 (ja) 着座検知装置
CN111497691A (zh) 向座椅配置传感器的配置构造
JP5890161B2 (ja) 座席装置
JP2013126796A (ja) 車両用シート
JP6011190B2 (ja) 着座センサの配置構造
JP6600533B2 (ja) 車両用シート
JP2016144988A (ja) 乗物用シート
JP6705994B2 (ja) 乗物用シート
JP6517524B2 (ja) 乗物用シート
WO2011078012A1 (ja) 荷重検知装置の取付構造および取付方法ならびにシート装置
JP2012225880A (ja) 着座荷重検出装置
JP6434330B2 (ja) 乗物用シート
JP5577744B2 (ja) 車両シート用荷重検出装置
JP5761039B2 (ja) 車両用シート
JP6033739B2 (ja) 乗物用シート
JP6246604B2 (ja) 着座検出装置、センサ支持プレート、及びセンサの固定方法
US20170166152A1 (en) Motor vehicle seat arrangement occupancy detection
WO2021193552A1 (ja) 乗物用シート
WO2021014884A1 (ja) 乗員検知装置及びシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5905413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250