JP2015009471A - サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2015009471A
JP2015009471A JP2013136983A JP2013136983A JP2015009471A JP 2015009471 A JP2015009471 A JP 2015009471A JP 2013136983 A JP2013136983 A JP 2013136983A JP 2013136983 A JP2013136983 A JP 2013136983A JP 2015009471 A JP2015009471 A JP 2015009471A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print head
protective film
thermal print
layer
head according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013136983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6219076B2 (ja
Inventor
忠司 山本
Tadashi Yamamoto
忠司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2013136983A priority Critical patent/JP6219076B2/ja
Publication of JP2015009471A publication Critical patent/JP2015009471A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6219076B2 publication Critical patent/JP6219076B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】 エネルギ効率の向上を図ることの可能なサーマルプリントヘッドを提供すること。
【解決手段】 基材主面111を有する基材11と、基材主面111に形成された抵抗体層4と、基材主面111に形成され且つ抵抗体層4に導通する電極層3と、抵抗体層4および電極層3を覆う保護層6と、を備え、電極層3は、隙間39を介して第1方向X1に互いに離間する第1導電部31および第2導電部32を含み、抵抗体層4は、基材11の厚さ方向Z視において、第1導電部31および第2導電部32に跨る発熱部41を含み、保護層6は、第1厚さL11の第1部位と、第2厚さL12の第2部位と、を含み、第1部位は、厚さ方向Z視において隙間39に重なる領域であり、第2部位は、厚さ方向Z視において第1導電部31に重なる領域であり、且つ、第1方向X1において、第1部位に隣接しており、第1厚さL11は、第2厚さL12よりも厚い。
【選択図】 図7

Description

本発明は、サーマルプリントヘッドと、サーマルプリンタと、に関する。
従来から知られているサーマルプリントヘッドは、基板と、グレーズ層と、発熱抵抗体と、電極と、保護層と、を備える。このようなサーマルプリントヘッドは、たとえば特許文献1に開示されている。同文献に開示のサーマルプリントヘッドにおいて、グレーズ層は基板に形成されている。グレーズ層は、発熱抵抗体にて発生した熱を蓄熱する役割を果たす。発熱抵抗体は、グレーズ層に形成されている。発熱抵抗体は、複数の発熱部を含む。各発熱部は、電極のうち互いに離間した2つの部分に跨るように、形成されている。保護層は発熱部を覆っている。
このようなサーマルプリントヘッドにおいて、保護層は、発熱部に重なる箇所において凹んでいる。そのため、保護層を印刷媒体へと接触させにくく、発熱部にて発生した熱を適切に印刷媒体へと伝えにくい。このことは、サーマルプリントヘッドのエネルギ効率を低下させる要因となっている。
特開2006−346887号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、エネルギ効率の向上を図ることの可能なサーマルプリントヘッドを提供することをその主たる課題とする。
本発明の第1の側面によると、基材主面を有する基材と、前記基材主面に形成された抵抗体層と、前記基材主面に形成され且つ前記抵抗体層に導通する電極層と、前記抵抗体層および前記電極層を覆う保護層と、を備え、前記電極層は、隙間を介して第1方向に互いに離間する第1導電部および第2導電部を含み、前記抵抗体層は、前記基材の厚さ方向視において、前記第1導電部および前記第2導電部に跨る発熱部を含み、前記保護層は、第1厚さの第1部位と、第2厚さの第2部位と、を含み、前記第1部位は、前記厚さ方向視において前記隙間に重なる領域であり、前記第2部位は、前記厚さ方向視において前記第1導電部に重なる領域であり、且つ、前記第1方向において、前記第1部位に隣接しており、前記第1厚さは、前記第2厚さよりも厚い、サーマルプリントヘッドが提供される。
好ましくは、前記第1部位は、前記基材主面の向く側を向く第1露出面を有し、前記第2部位は、前記基材主面の向く側を向く第2露出面を有し、前記第1露出面は、前記第2露出面と面一、あるいは、前記第2露出面よりも前記基材主面の向く側に位置している。
好ましくは、前記保護層には、前記第1部位および前記第2部位の間に、溝が形成されている。
好ましくは、前記溝は、前記基材の厚さ方向視において、前記隙間に重なる領域に配置されている。
好ましくは、前記第1部位は、前記基材主面の向く側に膨らむ凸状の部位を形成している。
好ましくは、前記第1露出面は、平坦な部分を有する。
好ましくは、前記保護層は、互いに積層された第1保護膜および第2保護膜を含み、前記第1保護膜および前記第2保護膜はいずれも、前記厚さ方向視において、少なくとも一部が前記発熱部に重なる。
好ましくは、前記第1保護膜および前記第2保護膜のいずれか一方は、前記第1部位を構成するかさ上げ部を有する。
好ましくは、前記第1保護膜および前記第2保護膜のいずれか一方は、前記かさ上げ部に連続してつながる周辺膜を有し、前記周辺膜の厚さは、前記かさ上げ部の厚さよりも薄い。
好ましくは、前記かさ上げ部は、前記基材の厚さ方向に交差する方向を向くかさ上げ部側面を有し、前記かさ上げ部側面は、前記基材の厚さ方向視において、前記隙間に位置している。
好ましくは、前記かさ上げ部は、前記第1保護膜における部分であり、前記かさ上げ部は、前記第2保護膜と前記発熱部との間に介在している。
好ましくは、前記かさ上げ部は、前記第2保護膜における部分であり、前記第1保護膜は、前記かさ上げ部と前記発熱部との間に介在している。
好ましくは、前記第2保護膜を構成する材料の熱伝導率は、前記第1保護膜を構成する材料の熱伝導率よりも、大きい。
好ましくは、前記第1保護膜は、Si34よりなり、前記第2保護膜は、Si3NまたはSiAlONよりなる。
好ましくは、前記第1保護膜の最大厚さは、3〜6μmであり、前記第2保護膜の最大厚さは、3〜8μmである。
好ましくは、配線基板と、複数のワイヤと、前記配線基板、前記複数のワイヤ、および、前記保護層を覆う樹脂層と、を更に備える。
好ましくは、前記保護層には、貫通窓が形成されており、前記電極層は、前記貫通窓から露出するボンディング部を含み、前記ボンディング部には、前記複数のワイヤのいずれかがボンディングされている。
好ましくは、前記樹脂層は、前記保護層に直接接している。
好ましくは、前記電極層に電流を流す駆動ICを更に備える。
好ましくは、前記抵抗体層は、ポリシリコン、TaSiO2、および、TiONの少なくともいずれかよりなる。
好ましくは、前記電極層は、Au、Ag、Cu、Cr、Al−Si、および、Tiの少なくともいずれかよりなる。
好ましくは、前記基材を支持する放熱板を更に備える。
本発明の第2の側面によると、本発明の第1の側面によって提供されるサーマルプリントヘッドと、前記サーマルプリントヘッドに正対するプラテンローラと、を備える、サーマルプリンタが提供される。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態のサーマルプリンタの部分断面図である。 本発明の第1実施形態のサーマルプリントヘッドの平面図である。 図2に示したサーマルプリントヘッドの部分拡大平面図(一部構成省略)である。 図3の領域IVの部分拡大平面図である。 図4から、電極層および絶縁層を省略して示す平面図である。 図3、図4のVI−VI線に沿う部分拡大断面図である。 図6の部分拡大断面図である。 本発明の第1実施形態のサーマルプリントヘッドの製造工程の一工程を示す断面図である。 図8に続く一工程を示す断面図である。 図9に続く一工程を示す断面図である。 図10に続く一工程を示す断面図である。 図11に示す工程を行ったときの部分拡大平面図である。 図11に続く一工程を示す断面図である。 図13に続く一工程を示す断面図である。 図14に示す工程を行ったときの部分拡大平面図である。 図14に続く一工程を示す部分拡大断面図である。 図16に示す工程を行ったときの平面図である。 図16に続く一工程を示す断面図である。 図18に示す工程を行ったときの平面図である。 図19に続く一工程を示す平面図である。 図20に続く一工程を示す断面図である。 図21に続く一工程を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の変形例のサーマルプリントヘッドの部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態のサーマルプリントヘッドの部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図22を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のサーマルプリンタの部分断面図である。
同図に示すサーマルプリンタ800は、印刷媒体801に印刷を施す。印刷媒体801としては、たとえばバーコードシートやレシートを作成するための感熱紙が挙げられる。サーマルプリンタ800は、サーマルプリントヘッド501と、プラテンローラ802と、を備える。プラテンローラ802は、サーマルプリントヘッド501に正対している。
図2は、本発明の第1実施形態のサーマルプリントヘッドの平面図である。図3は、図2に示したサーマルプリントヘッドの部分拡大平面図(一部構成省略)である。
これらの図に示すサーマルプリントヘッド501は、基材11と、配線基板12と、放熱板13と、蓄熱部2と、電極層3と、抵抗体層4と、絶縁層5と、保護層6(図2では省略)と、駆動IC7と、複数のワイヤ81と、樹脂層82と、コネクタ83とを備える。サーマルプリントヘッド501は、印刷媒体801に印刷を施すプリンタに組み込まれるものである。このような印刷媒体801としては、たとえばバーコードシートやレシートを作成するための感熱紙が挙げられる。
図1に示す放熱板13は、基材11からの熱を放散させるためのものである。放熱板13は、たとえばAlなどの金属よりなる。放熱板13は、基材11および配線基板12を支持している。
基材11は板状を呈している。本実施形態においては、基材11は半導体材料よりなる。基材11を構成する半導体材料としては、たとえば、Si、SiC、AlN、GaP、GaAs、InP、およびGaNが挙げられる。本実施形態においては、基材11は半導体材料よりなるが、基材11は半導体材料からなっていなくてもよい。たとえば、基材11は、セラミックなどの絶縁材料よりなっていてもよい。本実施形態において、基材11を構成する材料の熱伝導率は、100〜300W/(m・K)である。本実施形態においては、蓄熱部2(後述)の熱伝導率と基材11の熱伝導率との比は、1:10〜600であって、より望ましくは1:100〜200である。基材11の厚さはたとえば0.625〜0.720mmである。図2に示すように、基材11は、方向Yに長く延びる平板状である。基材11の幅(基材11の方向Xにおける寸法)は、たとえば、3〜20mmである。基材11の方向Yにおける寸法は、たとえば、10〜300mmである。
図4は、図3の領域IVの部分拡大平面図である。図5は、図4から、電極層および絶縁層を省略して示す平面図である。図6は、図3、図4のVI−VI線に沿う部分拡大断面図である。
図6に示すように、基材11は基材主面111を有する。基材主面111は、方向Xと方向Yとに広がる平面状である。基材主面111は、方向Yに沿って長手状に延びる。基材主面111は、基材11の厚さ方向Zの一方(以下、方向Zaと言う。図6では上方)を向く。すなわち、基材主面111は、抵抗体層4の位置する側を向く面である。
図1、図6に示すように、蓄熱部2は基材11に形成されている。蓄熱部2は、基材11の基材主面111の全体を覆っている。蓄熱部2は、発熱部41(後述)にて発生した熱を蓄えるためのものである。蓄熱部2の厚さは、たとえば、3μm以上である。図6に示すように、蓄熱部2は蓄熱部表面21を有する。蓄熱部表面21は方向Zaを向く。すなわち、蓄熱部表面21は、抵抗体層4の位置する側を向く面である。本実施形態では、蓄熱部表面21は全体にわたって平坦である。蓄熱部表面21が平坦であると、半導体プロセスによって抵抗体層4や絶縁層5を形成しやすい。蓄熱部2は、たとえば、SiO2よりなる。
図2、図3、図6に示す電極層3は基材11に形成されている。図3における電極層3には、理解の便宜上、砂模様を付している。電極層3は蓄熱部2に積層されている。また、電極層3は抵抗体層4に積層されている。本実施形態においては、電極層3と蓄熱部2との間に、抵抗体層4が介在している。電極層3は、抵抗体層4に導通している。電極層3は、抵抗体層4に通電するための経路を構成している。電極層3を構成する材料としては、たとえば、Au、Ag、Cu、Cr、Al−Si、および、Tiが挙げられる。本実施形態とは異なり、電極層3は、蓄熱部2と抵抗体層4との間に介在していてもよい。
図4、図6に示すように、電極層3は、第1導電部31と第2導電部32とを含む。第1導電部31および第2導電部32は、互いに離間している。具体的には、第1導電部31および第2導電部32は、隙間39を介して方向X(第1方向)に互いに離間している。第1導電部31と第2導電部32の離間寸法は、たとえば、105μmである。
本実施形態においては、図3に示すように、電極層3は、複数の個別電極33(同図には6つ示す)と、1つの共通電極35と、複数の中継電極37(同図には6つ示す)とを含む。より具体的には、次のとおりである。
複数の個別電極33は、互いに導通していない。そのため、各個別電極33には、サーマルプリントヘッド501の組み込まれたプリンタが使用される際に、個別に、互いに異なる電位が付与されうる。各個別電極33は、個別電極帯状部331と、屈曲部333と、直行部334と、斜行部335と、ボンディング部336とを有する。図4、図6に示すように、各個別電極帯状部331は、電極層3における第1導電部31を構成しており、方向Xに沿って延びる帯状である。各個別電極帯状部331は、抵抗体層4に積層されている。屈曲部333は、個別電極帯状部331につながり、方向Yおよび方向Xのいずれに対しても傾斜している。直行部334は、方向Xにまっすぐ延びている。斜行部335は、方向Yおよび方向Xのいずれに対しても傾斜した方向に延びている。ボンディング部336は、ワイヤ81がボンディングされる部分である。本実施形態においては、個別電極帯状部331、屈曲部333、直行部334、および斜行部335の幅が、たとえば47.5μm程度であり、ボンディング部336の幅がたとえば80μm程度である。
共通電極35は、サーマルプリントヘッド501の組み込まれたプリンタが使用される際に複数の個別電極33に対して電気的に逆極性となる部位である。共通電極35は、複数の共通電極帯状部351と、複数の分岐部353と、複数の直行部354と、複数の斜行部355と、複数の延出部356と、一つの基幹部357とを有する。共通電極帯状部351は、方向Xに延びる帯状である。図4、図6に示すように、各共通電極35において、複数の共通電極帯状部351は、電極層3における第1導電部31を構成しており、方向Yに互いに離間し、且つ、互いに導通している。各共通電極帯状部351は、抵抗体層4に積層されている。各共通電極帯状部351は、個別電極帯状部331と方向Yに離間している。本実施形態においては、互いに隣接した2つずつの共通電極帯状部351が、2つの個別電極帯状部331に挟まれている。複数の共通電極帯状部351、および複数の個別電極帯状部331は、方向Yに沿って配列されている。分岐部353は、2つの共通電極帯状部351と1つの直行部354をつなぐ部分であり、Y字状である。直行部354は、方向Xにまっすぐ延びている。斜行部355は、方向Yおよび方向Xのいずれに対しても傾斜した方向に延びている。延出部356は、斜行部355につながり、方向Xに沿って延びている。基幹部357は、方向Yに延びる帯状であり、複数の延出部356がつながっている。本実施形態においては、共通電極帯状部351、直行部354、斜行部355、および延出部356の幅が、たとえば47.5μm程度である。
複数の中継電極37はそれぞれ、複数の個別電極33のうちの一つと共通電極35との間に電気的に介在する。各中継電極37は、2つの中継電極帯状部371と連結部373とを有する。図4、図6に示すように、各中継電極帯状部371は、電極層3における第2導電部32を構成しており、方向Xに延びる帯状である。すなわち、電極層3における第2導電部32と第1導電部31とは、互いに離間しており、本実施形態においては、方向Xに互いに離間している。複数の中継電極帯状部371は、方向Yに互いに離間している。各中継電極帯状部371は、抵抗体層4に積層されている。複数の中継電極帯状部371は、抵抗体層4上において、複数の帯状部331,351とは方向Xにおいて反対側に配置されている。各中継電極37における2つの中継電極帯状部371の一方は、複数の共通電極帯状部351のいずれか一つと、方向Xに互いに離間している。各中継電極37における2つの中継電極帯状部371の他方は、複数の個別電極帯状部331のいずれか一つと、方向Xに互いに離間している。複数の連結部373はそれぞれ、方向Yに沿って延びている。各連結部373は、各中継電極37における2つの中継電極帯状部371につながる。これにより、各中継電極37における2つの中継電極帯状部371どうしが互いに導通している。
なお、電極層3は、必ずしも中継電極37を含む必要はなく、たとえば、複数の個別電極と、これらの個別電極に隣接する共通電極と、を含むものであってもよい。
図1、図3〜図6に示す抵抗体層4は基材11に形成されている。本実施形態では、抵抗体層4は、蓄熱部2を介して基材11に形成されている。本実施形態においては、抵抗体層4は、複数の矩形状の部分を有する。抵抗体層4は、電極層3からの電流が流れた部分が発熱する。このように発熱することによって印字ドットが形成される。抵抗体層4は、電極層3を構成する材料よりも抵抗率が高い材料よりなる。抵抗体層4を構成する材料としては、たとえば、ポリシリコン、TaSiO2、および、TiONが挙げられる。本実施形態においては、抵抗体層4には、抵抗値の調整のため、イオン(たとえば、ホウ素)がドーピングされている。抵抗体層4の厚さは、たとえば、0.2μm〜1μmである。
図4〜図6に示すように、抵抗体層4は、第1端面416と、第2端面417とを有する。
図4〜図6に示すように、第1端面416は、第2導電部32(中継電極帯状部371)の位置する側とは反対側(すなわち、図6の右方向)を向いている。第2端面417は、第1導電部31(個別電極帯状部331もしくは共通電極帯状部351)の位置する側とは反対側(すなわち、図6の左方向)を向いている。
図6に示すように、抵抗体層4は、サーマルプリントヘッド501の使用時に発熱する発熱部41を含む。図4、図5に示すように、発熱部41は、基材11の厚さ方向視において、第1導電部31および第2導電部32に跨っている。各発熱部41は蓄熱部2に積層されている。
図6に示すように、発熱部41は、第1当接部411および第2当接部412を含んでいる。第1当接部411は、電極層3における第1導電部31に当接している。第2当接部412は、電極層3における第2導電部32に当接している。
図6に示すように、絶縁層5は、発熱部41および電極層3の間に介在している部分を有する。絶縁層5を構成する材料としては、たとえば、SiO2、および、SiAlO2が挙げられる。絶縁層5は、第1介在部51と、第2介在部52と、中間部53とを含む。図4〜図6に示すように、第1介在部51は、第1導電部31および発熱部41の間に介在している部位である。第2介在部52は、第2導電部32および発熱部41の間に介在している。中間部53は、基材11の厚さ方向Z視において、第1介在部51と第2介在部52とに挟まれている。中間部53は、第1介在部51および第2介在部52につながっている。
図4〜図6に示すように、本実施形態において、第1介在部51には、少なくとも1以上の第1開口511が形成されている。図4にて第1開口511は円形状である例を示しているが、第1開口511の形状は円形状に限られない。たとえば、第1開口511は矩形状であってもよい。図4にて第1介在部51に第1開口511が複数形成されている例を示しているが、第1介在部51に形成されている第1開口511の個数は、1つであってもよい。第1開口511と重なる位置に、上述の発熱部41における第1当接部411が位置している。図6に示すように、本実施形態においては更に、第1開口511内に、第1導電部31の一部が形成されている。
本実施形態において、第2介在部52には、少なくとも1以上の第2開口521が形成されている。図4にて第2開口521は円形状である例を示しているが、第2開口521の形状は円形状に限られない。たとえば、第2開口521は矩形状であってもよい。図4にて第2介在部52に第2開口521が複数形成されている例を示しているが、第2介在部52に形成されている第2開口521の個数は、1つであってもよい。第2開口521と重なる位置に、上述の発熱部41における第2当接部412が位置している。図6に示すように、本実施形態においては更に、第2開口521内に、第2導電部32の一部が形成されている。
図4〜図6に示すように、本実施形態においては、絶縁層5は、部分581,582を含む。部分581は、第1介在部51につながり且つ第1端面416を覆う部分である。部分582は、第2介在部52につながり且つ第2端面417を覆う部分である。部分581,582はそれぞれ、蓄熱部2に直接接している。すなわち、絶縁層5に直接接する部分を、蓄熱部2が有している。本実施形態とは異なり、絶縁層5が部分581,582を含んでいなくてもよい。本実施形態とは異なり、サーマルプリントヘッド501が、絶縁層5を有していなくてもよい。
図1、図6に示す保護層6は、電極層3と抵抗体層4と絶縁層5とを覆っており、電極層3と抵抗体層4と絶縁層5とを保護するためのものである。保護層6は、絶縁材料よりなる。
図7は、図6の部分拡大断面図である。
保護層6は、第1部位61Aと、第2部位61Bと、第3部位61Cと、を含む。
第1部位61Aは、厚さ方向Z視において、隙間39に重なる部位である。第1部位61Aは第1露出面61Aaを有する。第1露出面61Aaは、基材主面111の向く側(方向Za)を向いている。本実施形態では、第1露出面61Aaは平坦な部分を有し、平面視において矩形状である。
本実施形態では、第2部位61Bは、厚さ方向Z視において、第1導電部31および抵抗体層4に重なっている。第2部位61Bは、第1導電部31および第2導電部32が離間する方向Xにおいて、第1部位61Aに隣接している。第2部位61Bは第2露出面61Baを有する。第2露出面61Baは、基材主面111の向く側(方向Za)を向いている。本実施形態では、第2露出面61Baは平坦な部分を有する。
第3部位61Cは、厚さ方向Z視において、第2導電部32に重なる部位である。本実施形態では、第3部位61Cは、厚さ方向Z視において、第2導電部32および抵抗体層4に重なっている。第3部位61Cは、第1導電部31および第2導電部32が離間する方向Xにおいて、第1部位61Aに隣接している。また、厚さ方向Z視において、第1部位61Aは、第2部位61Bと、第3部位61Cとの間に配置されている。第3部位61Cは第3露出面61Caを有する。第3露出面61Caは、基材主面111の向く側(方向Za)を向いている。本実施形態では、第3露出面61Caは平坦な部分を有する。
本実施形態においては、第1部位61Aの第1厚さL11は、第2部位61Bの第2厚さL12よりも厚い。同様に、第1部位61Aの第1厚さL11は、第3部位61Cの第3厚さL13よりも厚い。第1厚さL11は、たとえば、3〜10μmである。第2厚さL12および第3厚さL13はそれぞれ、たとえば、3〜8μmである。
より好ましくは、第1露出面61Aaは、第2露出面61Baと面一、あるいは、第2露出面61Baよりも基材主面111の向く側(方向Za)に位置している。同様に、より好ましくは、第1露出面61Aaは、第3露出面61Caと面一、あるいは、第3露出面61Caよりも基材主面111の向く側(方向Za)に位置している。図7では、第1露出面61Aaが第2露出面61Baよりも基材主面111の向く側(方向Za)に位置している例を示している。また、同図では、第1露出面61Aaが第3露出面61Caよりも基材主面111の向く側(方向Za)に位置している例を示している。一方、本実施形態の変形例として、図23では、第1露出面61Aaが第2露出面61Baと面一である例を示している。また、同図では、第1露出面61Aaが第3露出面61Caと面一である例を示している。
なお、本実施形態とは異なり、第1露出面61Aaは、第2露出面61Baよりも基材主面111の向く側とは反対側(方向Zb)に位置していてもよい。同様に、第1露出面61Aaは、第3露出面61Caよりも基材主面111の向く側とは反対側(方向Zb)に位置していてもよい。
本実施形態においては更に、保護層6には2つの溝63が形成されている。2つの溝63のうちの一つは、第1部位61Aと第2部位61Bとの間に形成されている。同様に、2つの溝63のうちの一つは、第1部位61Aと第3部位61Cとの間に形成されている。そのため、本実施形態では、第1部位61Aは、基材主面111の向く側に膨らむ凸状の部位を形成している。本実施形態では、各溝63は、厚さ方向Z視において、隙間39に重なる領域に配置されている。本実施形態とは異なり、各溝63が隙間39に重なる領域に配置されておらず、たとえば、第1導電部31や第2導電部32に重なる領域に配置されていてもよい。また本実施形態とは異なり、保護層6に溝63が形成されていなくてもよい。
本実施形態では保護層6は二層構造である。具体的には、保護層6は、第1保護膜65および第2保護膜66を有する。
第1保護膜65および第2保護膜66は互いに積層されている。第1保護膜65および第2保護膜66はいずれも、厚さ方向Z視において、少なくとも一部が発熱部41に重なっている。本実施形態では、第1保護膜65は、第2保護膜66と発熱部41との間に介在している。
第1保護膜65および第2保護膜66のいずれか一方は、かさ上げ部671を有している。そして、本実施形態では、第1保護膜65がかさ上げ部671を有している。
かさ上げ部671は、第1部位61Aを構成している。かさ上げ部671は、厚さ方向Z視において発熱部41に重なっている。また、かさ上げ部671は、発熱部41および第2保護膜66の間に介在している。好ましくは、かさ上げ部671の厚さは、たとえば、電極層3の厚さの2分の1以上である。更に好ましくは、かさ上げ部671の厚さは、たとえば、電極層3の厚さ以上である。更に好ましくは、かさ上げ部671の厚さは、たとえば、電極層3の厚さの1.5倍以上である。かさ上げ部671の厚さは、たとえば、3〜6μmである。この厚さは、第1保護膜65の最大厚さとなる。
かさ上げ部671は、かさ上げ部主面671Aと、かさ上げ部側面671Bとを有している。
かさ上げ部主面671Aは、基材主面111の向く方向(方向Za)を向いている。かさ上げ部側面671Bは、かさ上げ部主面671Aにつながっており、厚さ方向Zに交差する方向を向いている。本実施形態では、厚さ方向Z視において、かさ上げ部側面671Bは隙間39に位置している。そして、かさ上げ部側面671Bは、第1導電部31および第2導電部32の各々から離間している。
第1保護膜65および第2保護膜66のいずれか一方は、かさ上げ部671に連続してつながる周辺膜673を有している。本実施形態では、第1保護膜65が周辺膜673を有している。
周辺膜673は、第1導電部31および第2導電部32に重なっている。周辺膜673の厚さは、かさ上げ部671の厚さよりも薄い。周辺膜673の厚さは、たとえば、2〜3μmである。
周辺膜673のうち、第1導電部31の側面に形成された部分と、かさ上げ部671とによって、凹部675が形成されている。この凹部675は、厚さ方向Z視において、上述の溝63に重なっている。同様に、周辺膜673のうち、第2導電部32の側面に形成された部分と、かさ上げ部671とによって、凹部675が形成されている。この凹部675は、厚さ方向Z視において、上述の溝63に重なっている。
なお、本実施形態とは異なり周辺膜673が全く形成されていなくてもよい。
第2保護膜66と基材11との間に、第1保護膜65が配置されている。本実施形態では、第2保護膜66は、第1露出面61Aaと、第2露出面61Baと、第3露出面61Caとを構成している。更に、本実施形態では、第2保護膜66に上述の溝63が形成されている。第2保護膜66の厚さは、全体にわたって略一様である。第2保護膜66の最大厚さは、たとえば、3〜8μmである。
第1保護膜65を構成する材料と第2保護膜66を構成する材料とは、たとえば、互いに同一である。この場合、第1保護膜65を構成する材料、および、第2保護膜66を構成する材料は、たとえばSi34である。一方、第1保護膜65を構成する材料と第2保護膜66を構成する材料とが、異なっていてもよい。この場合、第1保護膜65を構成する材料は、たとえば、Si34であり、第2保護膜66を構成する材料は、たとえば、SiAlONである。また、第1保護膜65を構成する材料の熱伝導率よりも、第2保護膜66を構成する材料の熱伝導率が大きい構成を採用してもよい。
保護層6には、複数の貫通窓61(図1には1つ示す)が形成されている。各貫通窓61からは、ボンディング部336が露出している。
図1に示す配線基板12は、たとえば、プリント配線基板である。配線基板12は、基材層と図示しない配線層とが積層された構造を有する。基材層は、たとえばガラスエポキシ樹脂よりなる。配線層は、たとえばCuよりなる。
図1、図3に示す駆動IC7は、各個別電極33にそれぞれ電位を付与し、各発熱部41に流す電流を制御するものである。各個別電極33にそれぞれ電位が付与されることにより、共通電極35と各個別電極33との間に電圧が印加され、各発熱部41に選択的に電流が流れる。駆動IC7は、配線基板12に搭載されている。図3に示すように、駆動IC7は、複数のパッド71を含む。複数のパッド71は、たとえば、2列に形成されている。
図1、図3に示す複数のワイヤ81は、たとえば、Auなどの導体よりなる。複数のワイヤ81のうちワイヤ811はそれぞれ、駆動IC7にボンディングされ、且つ、電極層3にボンディングされている。より具体的には、各ワイヤ811は、駆動IC7におけるパッド71にボンディングされ、且つ、ボンディング部336にボンディングされている。これにより、駆動IC7と各個別電極33とが導通している。図3に示すように、複数のワイヤ81のうちワイヤ812は、それぞれ、駆動IC7におけるパッド71にボンディングされ、且つ、配線基板12における配線層にボンディングされている。これにより、当該配線層を介して、駆動IC7とコネクタ83とが導通している。同図に示すように、複数のワイヤ81のうちワイヤ813は、共通電極35における基幹部357にボンディングされ、且つ、配線基板12における配線層にボンディングされている。これにより、共通電極35と上記配線層とが導通している。
図1に示す樹脂層82は、たとえば、黒色の樹脂よりなる。樹脂層82は、駆動IC7、複数のワイヤ81、および、保護層6を覆っており、駆動IC7および複数のワイヤ81を保護している。樹脂層82は保護層6に直接接する。コネクタ83は、配線基板12に固定されている。コネクタ83は、サーマルプリントヘッド501の外部からサーマルプリントヘッド501へ電力を供給し、駆動IC7を制御するためのものである。
次に、サーマルプリントヘッド501の使用方法の一例について簡単に説明する。
サーマルプリントヘッド501は、プリンタに組み込まれた状態で使用される。図1に示したように、当該プリンタ内において、サーマルプリントヘッド501の各発熱部41はプラテンローラ802に対向している。当該プリンタの使用時には、プラテンローラ802が回転することにより、印刷媒体801が、方向Xに沿ってプラテンローラ802と各発熱部41との間に一定速度で送給される。印刷媒体801は、プラテンローラ802によって保護層6のうち各発熱部41を覆う部分に押しあてられる。一方、図3に示した各個別電極33には、駆動IC7によって選択的に電位が付与される。これにより、共通電極35と複数の個別電極33の各々との間に電圧が印加される。そして、複数の発熱部41には選択的に電流が流れ、熱が発生する。そして、各発熱部41にて発生した熱は、保護層6を介して印刷媒体801に伝わる。そして、印刷媒体801上の方向Yに線状に延びる第1ライン領域に、複数のドットが印刷される。また、各発熱部41にて発生した熱は、蓄熱部2にも伝わり、蓄熱部2にて蓄えられる。
更に、プラテンローラ802が回転することにより、印刷媒体801が、方向Xに沿って一定速度で引き続き送給される。そして、上述の第1ライン領域への印刷と同様に、印刷媒体801上の方向Yに線状に延びる、第1ライン領域に隣接する第2ライン領域への印刷が行われる。第2ライン領域への印刷の際、印刷媒体801には、各発熱部41にて発生した熱に加え、第1ライン領域への印刷時に蓄熱部2にて蓄えられた熱が伝わる。このようにして、第2ライン領域への印刷が行われる。以上のように、印刷媒体801上の方向Yに線状に延びるライン領域ごとに、複数のドットを印刷することにより、印刷媒体801への印刷が行われる。
次に、サーマルプリントヘッド501の製造方法の一例について簡単に説明する。本実施形態においてサーマルプリントヘッド501を製造するには、半導体プロセスを用いる。
まず、図8に示すように、半導体基板19を用意する。本実施形態において半導体基板19はSiよりなる。次に、図9に示すように、半導体基板19の表面を熱酸化する。次に、CVDもしくはスパッタを行う。これにより、基材11に積層された蓄熱部2が形成される。図示することは省略するが、基材11の裏面にもSiO2層が形成される。なお、本実施形態とは異なり、半導体基板19の表面を熱酸化する必要は必ずしもなく、CVDもしくはスパッタによって、直接、蓄熱部2を形成してもよい。
次に、図10に示すように、抵抗体層4’を形成する。抵抗体層4’の形成は、たとえば、CVDもしくはスパッタにより行う。抵抗体層4’は、基材11の表面の全面に形成する。次に、図11、図12に示すように、抵抗体層4’をエッチングすることにより、抵抗体層4’’を形成する。抵抗体層4’のエッチングは、フォトリソグラフィの後に、ドライエッチングをすることにより行う。図12に示すように、本実施形態では、抵抗体層4’’は、一方向に沿って帯状に延びる形状である。次に、抵抗体層4が所望の抵抗値になるように、抵抗体層4’’にイオンを打ち込む(図示略)。
次に、図13に示すように、絶縁層5’を形成する。絶縁層5’の形成は、たとえば、CVDもしくはスパッタにより行う。次に、図14、図15に示すように、絶縁層5’をエッチングすることにより、上述の絶縁層5を形成する。絶縁層5’をエッチングする当該工程を経ることにより、図15に示すように、上述の第1開口511および第2開口521が形成される。
次に、図16、図17に示すように、電極層3’を形成する。電極層3’の形成は、たとえば、スパッタもしくはCVDにより行う。次に、図18、図19に示すように、電極層3’をエッチングすることにより、上述の形状の電極層3を形成する。電極層3’のエッチングは、フォトリソグラフィの後に、ウェットエッチングにより行う。
次に、図20に示すように、抵抗体層4’’をエッチングすることにより、複数の矩形状の部分を有する上述の抵抗体層4が形成される。これは、サーマルプリントヘッド501の使用時において、抵抗体層4内を図20の横方向に電流が流れることを防止するためである。なお、本実施形態とは異なり、帯状の抵抗体層4’’を形成することなく、抵抗体層4’を一度エッチングすることにより、複数の矩形状の部分を有する上述の抵抗体層4を形成してもよい。
次に、図21に示すように、保護層6’を形成する。保護層6’の形成は、たとえば、CVDにより行う。本実施形態では、具体的には次のとおりである。
まず、図21に示すように、第1保護膜65’をCVDによって形成する。同図では、第1保護膜65’を2点鎖線を用いて示している。次に、フォトリソグラフィを行う。フォトリソグラフィの際、同図の上方から下方に向かって、光を照射する。次に、第1保護膜65’の一部をエッチング(ドライエッチング)する。エッチングにより、第1保護膜65’のうち、エッチングされなかった部分が、上述のかさ上げ部671として残存する。一方、第1保護膜65’のうち、エッチングされた領域は、周辺膜673として形成される。そして、かさ上げ部671と、電極層3との間に、上述の凹部675が形成される。
次に、図22に示すように、第2保護膜66’をCVDによって形成する。これにより、保護層6’が形成される。そして、凹部675と重なる位置に、上述の溝63が形成される。
次に、図示は省略するが、保護層6’をエッチングすることにより、図1に示した貫通窓61を形成する。保護層6’のエッチングは、フォトリソグラフィを用いたドライエッチングにより行う。
次に、図示は省略するが、基材11の裏面を研磨することにより、基材11の厚みを低減させる。次に、抵抗体層4の抵抗値の測定、および、基材11のダイシングを行ったのち、ダイシング後の製品と、配線基板12とを放熱板13に配置する。次に、図1に示した、駆動IC7を配線基板12に搭載し、ワイヤ81を所望の箇所にボンディングし、樹脂層82を形成する。これらの工程を経るなどして、図1に示したサーマルプリントヘッド501が製造される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態では、保護層6は、第1厚さL11の第1部位61Aと、第2厚さL12の第2部位61Bと、を含む。第1部位61Aは、厚さ方向Z視において隙間39に重なる領域である。第2部位61Bは、厚さ方向Z視において第1導電部31に重なる領域であり、且つ、第1方向X1において、第1部位61Aに隣接している。第1厚さL11は、第2厚さL12よりも厚い。このような構成によると、第1部位61Aを印刷媒体801により接近させることができる。これにより、第1部位61Aを、印刷媒体801により密着させることが可能となる。そのため、発熱部41にて発生した熱を、より効率的に印刷媒体801に伝えることができる。したがって、サーマルプリントヘッド501のエネルギ効率の向上を図ることができる。
本実施形態では、基材11は、Siよりなる。Siは、熱伝導率が大きいため、発熱部41にて発生した熱を、より速く基材11の外部(本実施形態では放熱板13)へと伝える。そのため、高温になった発熱部41の温度を、より速く、低下させることができる。このことは、印刷媒体801への印字の高速化に適する。一方、より速く基材11の外部(本実施形態では放熱板13)へと熱を伝えることは、発熱部41にて発生した熱を印刷媒体801に伝えにくくなることを意味する。しかしながら本実施形態によると、上述のように発熱部41にて発生した熱を、より効率的に印刷媒体801に伝えることができるから、本実施形態の構成は、発熱部41にて発生した熱を印刷媒体801に伝えにくい、基材11がSiよりなる構成において、特に有用である。
本実施形態では、第1部位61Aは、基材主面111の向く側を向く第1露出面61Aaを有する。第2部位61Bは、基材主面111の向く側を向く第2露出面61Baを有する。第1露出面61Aaは、第2露出面61Baと面一、あるいは、第2露出面61Baよりも基材主面111の向く側に位置している。このような構成によると、第1部位61Aを印刷媒体801に更に接近させることができる。これにより、第1部位61Aにおける第1露出面61Aaを印刷媒体801に更に密着させることが可能となる。そのため、発熱部41にて発生した熱を、更に効率的に印刷媒体801に伝えることができる。したがって、サーマルプリントヘッド501のエネルギ効率の更なる向上を図ることができる。
本実施形態では、保護層6には、第1部位61Aおよび第2部位61Bの間に、溝63が形成されている。溝63は、基材11の厚さ方向Z視において、隙間39に重なる領域に配置されている。これはは、かさ上げ部671が、第1導電部31上や第2導電部32上に重ならないようにするためである。第1導電部31上や第2導電部32上の部分が極端に盛り上がることを防止できる。これにより、より適切に発熱部41にて発生した熱を、印刷媒体801に伝えることが可能となる。
本実施形態では、図21にて示したように、第1保護膜65’の一部をエッチングすることにより、かさ上げ部671を残存させて第1保護膜65を形成する。このようにエッチングすることにより厚さの厚いかさ上げ部671を形成する方法は、製造の容易化に適する。
また、サーマルプリントヘッド501の使用の際、第1露出面61Aaのうち発熱部41の中心に重なる部分が最も高温となる。そして、第1露出面61Aaの周囲に向かうにつれて、温度が低くなる。一方、第1露出面61Aaのうち周囲の箇所が、印刷媒体801に強く押し当てられる。そして、第1露出面61Aaの中心に向かうにつれて、印刷媒体801に押し当てられる強さが小さくなる。よって、本実施形態によると、矩形状の第1露出面61Aa全体が、均一に印刷媒体801に熱が伝えることができる。そのため、印刷媒体801への印字のドットがより綺麗になる。
本実施形態においては、サーマルプリントヘッド501は絶縁層5を備える。絶縁層5は、電極層3および発熱部41の間に介在している部分を有する。このような構成によると、電極層3と発熱部41とが接触する領域を小さくすることができる。そうすると、発熱部41に電流が流れて発熱した際に、電極層3と発熱部41とが共晶してしまう領域を小さくすることができる。電極層3と発熱部41とが共晶する領域を小さくできると、サーマルプリントヘッド501の使用時に、サーマルプリントヘッド501の抵抗値が変化してしまう不具合を抑制できる。
本実施形態においては、絶縁層5は、第1介在部51と第2介在部52とを有する。第1介在部51は、第1導電部31および発熱部41の間に介在している。このような構成によると、第1導電部31と発熱部41とが共晶することを、抑制できる。本実施形態においては、第2介在部52は、第2導電部32および発熱部41の間に介在している。このような構成によると、第2導電部32と発熱部41とが共晶することを、抑制できる。第1導電部31と発熱部41とが共晶すること、または、第2導電部32と発熱部41とが共晶することを防止できると、電極層3と発熱部41とが共晶する領域を小さくできる。これにより、サーマルプリントヘッド501の使用時に、サーマルプリントヘッド501の抵抗値が変化してしまう不具合を抑制できる。
仮に、電極層3が抵抗体層4と蓄熱部2との間に介在している場合には、抵抗体層4における発熱部41にて発生した熱は、電極層3に逃げてしまうおそれがある。電極層3に逃げてしまった熱は、印刷媒体801への伝熱には寄与しない。一方、本実施形態においては、抵抗体層4は、電極層3および蓄熱部2の間に介在している。このような構成によると、抵抗体層4における発熱部41にて発生した熱が電極層3に伝わっても、電極層3に伝わった熱は、印刷媒体801への伝熱に寄与しうる。そのため、発熱部41にて発生した熱をより効率的に、印刷媒体801に伝えることができる。すなわち、サーマルプリントヘッド501における印刷媒体801に接触する部位(保護層6)を、より速く、高温にすることが可能となる。これにより、印刷媒体801への高速印字が可能となる。
以下の説明では、上記と同一もしくは類似の構成については上記と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
<第2実施形態>
図24を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。
図24は、本発明の第2実施形態のサーマルプリントヘッドの部分拡大断面図である。
本実施形態では保護層6は二層構造である。具体的には、保護層6は、第1保護膜65および第2保護膜66を有する。
第1保護膜65および第2保護膜66は互いに積層されている。第1保護膜65および第2保護膜66はいずれも、厚さ方向Z視において、少なくとも一部が発熱部41に重なっている。
第2保護膜66と基材11との間に、第1保護膜65が配置されている。本実施形態では、第2保護膜66は、第1露出面61Aaを構成している。一方、第1保護膜65が、第2露出面61Baと、第3露出面61Caとを構成している。第1保護膜65の厚さは、全体にわたって略一様である。
第1保護膜65および第2保護膜66のいずれか一方は、かさ上げ部671を有している。本実施形態では、第2保護膜66がかさ上げ部671を有している。そして、本実施形態では更に、第2保護膜66はかさ上げ部671のみからなる。
かさ上げ部671は、第1部位61Aを構成している。かさ上げ部671は、厚さ方向Z視において、発熱部41に重なっている。また、かさ上げ部671と、発熱部41との間に、第1保護膜65が介在している。好ましくは、かさ上げ部671の厚さは、たとえば、電極層3の厚さの2分の1以上である。更に好ましくは、かさ上げ部671の厚さは、たとえば、電極層3の厚さ以上である。更に好ましくは、かさ上げ部671の厚さは、たとえば、電極層3の厚さの1.5倍以上である。かさ上げ部671の厚さは、たとえば、3〜6μmである。
かさ上げ部671は、かさ上げ部主面671Aと、かさ上げ部側面671Bとを有している。
かさ上げ部主面671Aは、基材主面111の向く方向(方向Za)を向いている。かさ上げ部側面671Bは、かさ上げ部主面671Aにつながっており、厚さ方向Zに交差する方向を向いている。本実施形態では、かさ上げ部側面671Bは、方向Z視において、隙間39に位置している。また、かさ上げ部側面671Bは空隙に露出している。
第1保護膜65を構成する材料と第2保護膜66を構成する材料は、たとえば、互いに同一である。この場合、第1保護膜65を構成する材料、および、第2保護膜66を構成する材料は、たとえばSi34である。一方、第1保護膜65を構成する材料と第2保護膜66を構成する材料とが、異なっていてもよい。この場合、第1保護膜65を構成する材料は、たとえば、Si34であり、第2保護膜66を構成する材料は、たとえば、SiAlONである。また、第1保護膜65を構成する材料の熱伝導率よりも、第2保護膜66を構成する材料の熱伝導率が大きい構成を採用してもよい。
本実施形態によると、第1実施形態の作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
第1保護膜65を構成する材料の熱伝導率よりも、第2保護膜66を構成する材料の熱伝導率が大きい場合、発熱部41にて発生した熱は、平面視において広範囲に広がりにくい。そして、第2保護膜66に至った熱は、そのまま直上の印刷媒体801に伝達される。よって、本実施形態によると、より効率的に発熱部41にて発生した熱を印刷媒体801へと伝えることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
上述の本実施形態では、保護層6が二層構造であったが、第2保護膜66上に、第3保護膜が形成されていてもよい。第3保護膜は、たとえばSiAlONよりなり、保護層6の摩耗を防止できる。
上述の実施形態では、保護層6が二層構造であったが、一層構造であってもよい。
501 サーマルプリントヘッド
11 基材
111 基材主面
12 配線基板
13 放熱板
19 半導体基板
2 蓄熱部
21 蓄熱部表面
3 電極層
3’ 電極層
31 第1導電部
32 第2導電部
33 個別電極
331 個別電極帯状部
333 屈曲部
334 直行部
335 斜行部
336 ボンディング部
35 共通電極
351 共通電極帯状部
353 分岐部
354 直行部
355 斜行部
356 延出部
357 基幹部
37 中継電極
371 中継電極帯状部
373 連結部
39 隙間
4 抵抗体層
4’ 抵抗体層
4’’ 抵抗体層
41 発熱部
411 第1当接部
412 第2当接部
416 第1端面
417 第2端面
5 絶縁層
5’ 絶縁層
51 第1介在部
511 第1開口
52 第2介在部
521 第2開口
53 中間部
581 部分
582 部分
6,6’ 保護層
61 貫通窓
61A 第1部位
61Aa 第1露出面
61B 第2部位
61Ba 第2露出面
61C 第3部位
61Ca 第3露出面
63 溝
65,65’ 第1保護膜
66,66’ 第2保護膜
671 かさ上げ部
671A かさ上げ部主面
671B かさ上げ部側面
673 周辺膜
675 凹部
7 駆動IC
71 パッド
800 サーマルプリンタ
801 印刷媒体
802 プラテンローラ
81 ワイヤ
811 ワイヤ
812 ワイヤ
813 ワイヤ
82 樹脂層
83 コネクタ
L11 第1厚さ
L12 第2厚さ
L13 第3厚さ
X,Y,Z,Za,Zb 方向

Claims (23)

  1. 基材主面を有する基材と、
    前記基材主面に形成された抵抗体層と、
    前記基材主面に形成され且つ前記抵抗体層に導通する電極層と、
    前記抵抗体層および前記電極層を覆う保護層と、を備え、
    前記電極層は、隙間を介して第1方向に互いに離間する第1導電部および第2導電部を含み、
    前記抵抗体層は、前記基材の厚さ方向視において、前記第1導電部および前記第2導電部に跨る発熱部を含み、
    前記保護層は、第1厚さの第1部位と、第2厚さの第2部位と、を含み、
    前記第1部位は、前記厚さ方向視において前記隙間に重なる領域であり、
    前記第2部位は、前記厚さ方向視において前記第1導電部に重なる領域であり、且つ、前記第1方向において、前記第1部位に隣接しており、
    前記第1厚さは、前記第2厚さよりも厚い、サーマルプリントヘッド。
  2. 前記第1部位は、前記基材主面の向く側を向く第1露出面を有し、
    前記第2部位は、前記基材主面の向く側を向く第2露出面を有し、
    前記第1露出面は、前記第2露出面と面一、あるいは、前記第2露出面よりも前記基材主面の向く側に位置している、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
  3. 前記保護層には、前記第1部位および前記第2部位の間に、溝が形成されている、請求項1または請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
  4. 前記溝は、前記基材の厚さ方向視において、前記隙間に重なる領域に配置されている、請求項3に記載のサーマルプリントヘッド。
  5. 前記第1部位は、前記基材主面の向く側に膨らむ凸状の部位を形成している、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  6. 前記第1露出面は、平坦な部分を有する、請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
  7. 前記保護層は、互いに積層された第1保護膜および第2保護膜を含み、
    前記第1保護膜および前記第2保護膜はいずれも、前記厚さ方向視において、少なくとも一部が前記発熱部に重なる、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  8. 前記第1保護膜および前記第2保護膜のいずれか一方は、前記第1部位を構成するかさ上げ部を有する、請求項7に記載のサーマルプリントヘッド。
  9. 前記第1保護膜および前記第2保護膜のいずれか一方は、前記かさ上げ部に連続してつながる周辺膜を有し、
    前記周辺膜の厚さは、前記かさ上げ部の厚さよりも薄い、請求項8に記載のサーマルプリントヘッド。
  10. 前記かさ上げ部は、前記基材の厚さ方向に交差する方向を向くかさ上げ部側面を有し、前記かさ上げ部側面は、前記基材の厚さ方向視において、前記隙間に位置している、請求項8または請求項9に記載のサーマルプリントヘッド。
  11. 前記かさ上げ部は、前記第1保護膜における部分であり、
    前記かさ上げ部は、前記第2保護膜と前記発熱部との間に介在している、請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  12. 前記かさ上げ部は、前記第2保護膜における部分であり、
    前記第1保護膜は、前記かさ上げ部と前記発熱部との間に介在している、請求項8ないし請求項10のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  13. 前記第2保護膜を構成する材料の熱伝導率は、前記第1保護膜を構成する材料の熱伝導率よりも、大きい、請求項7ないし請求項12のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  14. 前記第1保護膜は、Si34よりなり、前記第2保護膜は、Si3NまたはSiAlONよりなる、請求項7ないし請求項13のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  15. 前記第1保護膜の最大厚さは、3〜6μmであり、前記第2保護膜の最大厚さは、3〜8μmである、請求項7ないし請求項14のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  16. 配線基板と、
    複数のワイヤと、
    前記配線基板、前記複数のワイヤ、および、前記保護層を覆う樹脂層と、を更に備える、請求項1ないし請求項15のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  17. 前記保護層には、貫通窓が形成されており、
    前記電極層は、前記貫通窓から露出するボンディング部を含み、
    前記ボンディング部には、前記複数のワイヤのいずれかがボンディングされている、請求項16に記載のサーマルプリントヘッド。
  18. 前記樹脂層は、前記保護層に直接接している、請求項16または請求項17に記載のサーマルプリントヘッド。
  19. 前記電極層に電流を流す駆動ICを更に備える、請求項1ないし請求項18のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  20. 前記抵抗体層は、ポリシリコン、TaSiO2、および、TiONの少なくともいずれかよりなる、請求項1ないし請求項19のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  21. 前記電極層は、Au、Ag、Cu、Cr、Al−Si、および、Tiの少なくともいずれかよりなる、請求項1ないし請求項20のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  22. 前記基材を支持する放熱板を更に備える、請求項1ないし請求項21のいずれかに記載のサーマルプリントヘッド。
  23. 請求項1ないし請求項22のいずれかに記載のサーマルプリントヘッドと、
    前記サーマルプリントヘッドに正対するプラテンローラと、を備える、サーマルプリンタ。
JP2013136983A 2013-06-28 2013-06-28 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ Expired - Fee Related JP6219076B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136983A JP6219076B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013136983A JP6219076B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015009471A true JP2015009471A (ja) 2015-01-19
JP6219076B2 JP6219076B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=52303089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013136983A Expired - Fee Related JP6219076B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6219076B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111284141A (zh) * 2020-04-03 2020-06-16 厦门芯瓷科技有限公司 一种热敏打印头及其制造方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174862A (ja) * 1984-09-21 1986-04-17 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPS6223764A (ja) * 1985-07-24 1987-01-31 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPS6227157A (ja) * 1985-07-26 1987-02-05 Sony Corp サ−マルヘツド
JPS6248567A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPS6260664A (ja) * 1985-09-11 1987-03-17 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツドの製造方法
JPS6360768A (ja) * 1986-09-01 1988-03-16 Nikon Corp サ−マルヘツド
JPS63197665A (ja) * 1987-02-12 1988-08-16 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド及びその製造方法
JPH03219967A (ja) * 1990-01-25 1991-09-27 Nec Corp サーマルヘッド
JPH04110166A (ja) * 1990-08-30 1992-04-10 Fuji Xerox Co Ltd 厚膜型サーマルヘッドおよびその製造方法
JPH0655754A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Shinko Electric Co Ltd サーマルヘッド
JP2010179551A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルヘッドおよびその製造方法
JP2011201190A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルプリントヘッドおよびその製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6174862A (ja) * 1984-09-21 1986-04-17 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPS6223764A (ja) * 1985-07-24 1987-01-31 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPS6227157A (ja) * 1985-07-26 1987-02-05 Sony Corp サ−マルヘツド
JPS6248567A (ja) * 1985-08-29 1987-03-03 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド
JPS6260664A (ja) * 1985-09-11 1987-03-17 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツドの製造方法
JPS6360768A (ja) * 1986-09-01 1988-03-16 Nikon Corp サ−マルヘツド
JPS63197665A (ja) * 1987-02-12 1988-08-16 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド及びその製造方法
JPH03219967A (ja) * 1990-01-25 1991-09-27 Nec Corp サーマルヘッド
JPH04110166A (ja) * 1990-08-30 1992-04-10 Fuji Xerox Co Ltd 厚膜型サーマルヘッドおよびその製造方法
JPH0655754A (ja) * 1992-08-11 1994-03-01 Shinko Electric Co Ltd サーマルヘッド
JP2010179551A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルヘッドおよびその製造方法
JP2011201190A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Toshiba Hokuto Electronics Corp サーマルプリントヘッドおよびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111284141A (zh) * 2020-04-03 2020-06-16 厦门芯瓷科技有限公司 一种热敏打印头及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6219076B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6371529B2 (ja) サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ
JP6181244B2 (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP6178669B2 (ja) サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ
JP6650264B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JP5918383B2 (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP2012187916A (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP2017114057A (ja) サーマルプリントヘッド
JP6676369B2 (ja) サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ
JP5972654B2 (ja) サーマルプリントヘッド、および、サーマルプリントヘッドの製造方法
JP6209019B2 (ja) サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ
JP6219076B2 (ja) サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ
JP6557066B2 (ja) サーマルプリントヘッドの製造方法およびサーマルプリントヘッド
JP5670130B2 (ja) サーマルヘッド
JP6786669B2 (ja) サーマルプリントヘッド、サーマルプリンタ
JP2021100826A (ja) サーマルプリントヘッド
JP6654628B2 (ja) サーマルプリントヘッド、および、サーマルプリントヘッドの製造方法
JP2021003809A (ja) サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JP7271248B2 (ja) サーマルプリントヘッド
JP2015003437A (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP2009066854A (ja) サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JP2009131994A (ja) サーマルプリントヘッドおよびその製造方法
JP5473634B2 (ja) 記録ヘッドおよびこれを備える記録装置
JP2021120231A (ja) サーマルプリントヘッド
JP2015024620A (ja) サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ
JP2018130831A (ja) サーマルプリントヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6219076

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees