JP2012187916A - サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄熱層に蓄熱された熱を効率よく放熱させ、鮮明な印画を行うことが可能なサーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタを提供する。
【解決手段】サーマルヘッドX1は、基板7と、基板7上の一部に設けられた蓄熱層13と、蓄熱層13上に設けられた発熱部9と、発熱部9に電気的に接続された電極と、発熱部9、および電極の一部を被覆する保護層25と、電極のうち保護層25に被覆されていない領域の一部を被覆するとともに、熱伝導性を有する絶縁層27とを備えており、絶縁層27が保護層25の一部を被覆し、かつ蓄熱層13上にまで延びている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタに関する。
従来、ファクシミリあるいはビデオプリンタ等の印画デバイスとして、種々のサーマルヘッドが提案されている。例えば、特許文献1に記載のサーマルヘッドは、基板と、基板上の一部に設けられた蓄熱層と、蓄熱層上に設けられた発熱部と、発熱部に電流を供給するための電極と、発熱部および電極の一部を被覆する保護層とを備えている。蓄熱層は、印画を行うための所定の温度まで発熱部の温度を短時間で上昇させるために、発熱部で発生した熱を蓄熱する機能を有している。
特開2001−260403号公報
しかしながら、印画後にも発熱部の温度が印画を行う所定の温度付近に上昇したままであると、記録媒体上の印画をすべきでない領域まで加熱してしまうおそれがある。その結果、意図しない画像が印画され、鮮明な印画を行うことができないという問題があった。このような問題は、記録媒体に高速で印画を行う場合に、特に顕著であった。
本発明の一実施形態に係るサーマルヘッドは、基板と、基板上の一部に設けられた蓄熱層と、蓄熱層上に設けられた発熱部と、発熱部に電気的に接続された電極と、発熱部、および電極の一部を被覆する保護層と、電極のうち保護層に被覆されていない領域の一部を被覆するとともに、熱伝導性を有する絶縁層とを備える。また、絶縁層が保護層の一部を被覆し、かつ蓄熱層上にまで延びている。
本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタは、上記に記載のサーマルヘッドと、発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、発熱部上に記録媒体を押圧するプラテンローラとを備える。
本発明によれば、蓄熱層に蓄熱された熱を効率よく放熱することができる。
本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドを示す平面図である。 (a)は図1に示すサーマルヘッドの左側面図であり、(b)は図1に示すサーマルヘッドの右側面図である。なお、本図では、蓄熱層上の保護層および第2絶縁層の図示を省略している。 図1に示すサーマルヘッドのI−I線断面図である。 図1に示すサーマルヘッドのII−II線断面図である。 図1に示すサーマルヘッドの左側面図である。 本発明のサーマルプリンタの一実施形態の概略構成を示す概略構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るサーマルヘッドを示す左側面図である。 サーマルヘッドと、インクリボンと、記録媒体との関係を示す図であり、(a)は図7に示すサーマルヘッドのIII−III線断面図であり、(b)は図7に示すサーマルヘッドのIV−IV線断面図である。 図8に示すサーマルヘッドと、インクリボンと、記録媒体との関係の変形例を示す図であり、(a)は図7に示すサーマルヘッドのIII−III線断面図に相当する断面図であり、(b)は図7に示すサーマルヘッドのIV−IV線断面図に相当する断面図である。 (a)は本発明の第3の実施形態にかかるサーマルヘッドを示す左側面図であり、(b)は図10(a)に示すサーマルヘッドのV−V線断面図である。 サーマルヘッドと、インクリボンと、記録媒体との関係を示す図であり、(a)は図10(b)に示すサーマルヘッドのVI−VI線断面図であり、(b)は図10(b)に示すサーマルヘッドのVII−VII線断面図である。 図1に示すサーマルヘッドの変形例を示す平面図である。 図2に示すサーマルヘッドの変形例を示す左側面図である。 図13に示すサーマルヘッドの変形例を示す左側面図である。 図14に示すサーマルヘッドの変形例を示す左側面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係るサーマルヘッドX1について、図面を参照しつつ説明する。図1〜4に示すように、サーマルヘッドX1は、放熱体1と、放熱体1上に配置されたヘッド基体3と、ヘッド基体3に接続されたフレキシブルプリント配線板5(以下、FPC5という)とを備えている。なお、図1では、FPC5の図示を省略し、FPC5が配置される領域を二点鎖線で示す。
図1〜4に示すように、放熱体1は、平面視して、矩形状の板状の台部1aと、台部1aの上面上に配置され、台部1aの一方の長辺に沿って延びる突起部1bとを備えている。放熱体1は、例えば、銅またはアルミニウム等の金属材料で形成されており、後述するようにヘッド基体3の発熱部9で発生した熱のうち、印画に寄与しない熱の一部を放熱する機能を有している。
図1,2に示すように、ヘッド基体3は、基板7と、基板7上に設けられた複数の発熱部9と、発熱部9の駆動を制御する駆動IC11とを備えている。基板7は、平面視して、矩形状をなしている。基板7は、第1端面7a、第2端面7b、第1主面7c、および第2主面7dを有している。第1端面7aは、第1主面7cおよび第2主面7dに隣接する面である。第2端面7bは、第1端面7aの反対側に位置する面である。第1主面7cは、第1端面7aおよび第2端面7bに隣接する面である。第2主面7dは、第1主面7cの反対側に位置する面である。発熱部9は、第1端面7a上に、基板7の長手方向に沿って列状に設けられている。駆動IC11は、第1主面7c上に複数設けられている。
ヘッド基体3は、図1〜4に示すように、放熱体1の台部1aの上面上に配置されており、第2端面7bが、放熱体1の突起部1bに対向するように配置されている。また、ヘッド基体3の第2主面7dと台部1aの上面とが、両面テープあるいは接着剤等からなる接着層12によって接着されている。なお、接着層12は、熱伝導性を有する。これにより、ヘッド基体3が台部1aに支持されている。そのため、第2主面7dが、紙、感熱紙あるいはカード等の記録される記録媒体の搬送方向の下流側に位置することとなる。
基板7は、アルミナセラミックス等の電気絶縁性材料あるいは単結晶シリコン等の半導体材料等によって形成されている。なお、基板7は、平面視して矩形状をなしているが、基板7の角部に面取り等を行ったものも、本発明における平面視して矩形状の基板に含ま
れる。
図3,4に示すように、基板7の第1端面7a上には、蓄熱層13が形成されている。基板7の第1端面7aは断面視して凸状の曲面形状を有しており、第1端面7a上に蓄熱層13が形成されている。そのため、蓄熱層13の表面も曲面形状となっている。局面形状である蓄熱層13は、発熱部9上に形成された後述する保護層25に印画する記録媒体を良好に押し当てるように機能する。
蓄熱層13は、例えば、ガラスにより形成されており、発熱部9で発生する熱の一部を一時的に蓄積する。なお、ガラスは、熱伝導性の低いガラスであることが好ましい。そのため、印画時において、発熱部9の温度を上昇させるのに要する時間を短くし、サーマルヘッドX1の熱応答特性を高めることができる。なお、本実施形態では、図3に示すように蓄熱層13が基板7の第1端面7a上にのみ形成されており、発熱部9に近い位置で蓄熱することができる。そのため、サーマルヘッドX1の熱応答特性をより効果的に向上させることできる。なお、蓄熱層13は、ガラス粉末に適当な有機溶剤を混合して得た所定のガラスペーストを従来周知のスクリーン印刷等によって基板7の第1端面7a上に塗布し、これを焼成することにより形成することができる。
図3,4に示すように、基板7の第1主面7c上、蓄熱層13上、基板7の第2主面7d上および第2端面7b上には、電気抵抗層15が設けられている。電気抵抗層15は、基板7および蓄熱層13と、後述する共通電極17、個別電極19およびIC−FPC接続電極21との間に介在している。
基板7の第1主面7c上に位置する電気抵抗層15の領域は、図1に示すように平面視して、共通電極17、個別電極19およびIC−FPC接続電極21と同形状に形成されている。
蓄熱層13上に位置する電気抵抗層15の領域は、図2に示すように側面視して、共通電極17および個別電極19と同形状に形成された領域と、共通電極17と個別電極19との間から露出した複数の露出領域とを有している。
基板7の第2主面7d上に位置する電気抵抗層15の領域は、詳細には図示しないが、図3,4に示すように、基板7の第2主面7dの全体にわたって設けられており、共通電極17と同形状に形成されている。
基板7の第2端面7b上に位置する電気抵抗層15の領域は、詳細には図示しないが、図3,4に示すように、基板7の第2端面7bの全体にわたって設けられており、共通電極17と同形状に形成されている。
このように電気抵抗層15の各領域が形成されているため、図1では、電気抵抗層15は、共通電極17、個別電極19およびIC−FPC接続電極21で覆われており、図示していない。また、図2では、電気抵抗層15は、共通電極17および個別電極19で覆われており、露出領域のみ図示されている。
電気抵抗層15の各露出領域は、上記の発熱部9を形成している。そして、複数の露出領域が、図2に示すように、蓄熱層13上に列状に配置されている。複数の発熱部9は、図2では簡略化して示しているが、例えば、180dpi〜2400dpi(dot per inch)等の密度で配置される。また、図2に示すように、発熱部9は、蓄熱層13上で、基板7の厚さ方向の略中央部に設けられている。以下、発熱部9が設けられている蓄熱層13の領域を、蓄熱層13の第1領域と称する。
電気抵抗層15は、例えば、TaN系、TaSiO系、TaSiNO系、TiSiO系、TiSiCO系またはNbSiO系等の電気抵抗の比較的高い材料によって形成されている。そのため、後述する共通電極17と個別電極19との間に電圧が印加され、発熱部9に電流が供給されたときに、ジュール発熱によって発熱部9が発熱することとなる。
図1〜4に示すように、電気抵抗層15上には、共通電極17、複数の個別電極19および複数のIC−FPC接続電極21が設けられている。共通電極17、個別電極19およびIC−FPC接続電極21は、導電性を有する材料で形成されており、例えば、アルミニウム、金、銀および銅のうちのいずれか一種の金属またはこれらの合金によって形成されている。
複数の個別電極19は、各発熱部9と駆動IC11とを接続するためのものである。図1〜3に示すように、各個別電極19は、一端部が発熱部9に接続され、基板7の第1端面7a上から基板7の第1主面7c上にわたって個別に帯状に延びている。
各個別電極19の他端部は、駆動IC11の配置領域に配置されており、各個別電極19の他端部が駆動IC11に接続されている。それにより、各発熱部9と駆動IC11との間が電気的に接続されている。より詳細には、個別電極19は、複数の発熱部9を複数の群に分け、各群の発熱部9を、各群に対応して設けられた駆動IC11に電気的に接続している。
複数のIC−FPC接続電極21は、駆動IC11とFPC5とを接続するためのものである。図1,3に示すように、各IC−FPC接続電極21は、基板7の第1主面7c上に帯状に延びており、一端部は駆動IC11の配置領域に配置されている。また、各IC−FPC接続電極21の他端部は基板7の第1主面7c上の第2端面7b側に位置する、共通電極17の主配線部17aの近傍に配置されている。そして、複数のIC−FPC接続電極21は、一端部が駆動IC11に電気的に接続されるとともに、他端部がFPC5に電気的に接続されることにより、駆動IC11とFPC5とを電気的に接続している。
より詳細には、各駆動IC11に接続された複数のIC−FPC接続電極21は、異なる機能を有する複数の電極で構成されている。IC−FPC接続電極21を構成する電極としては、電源電極(不図示)と、グランド電極(不図示)と、IC制御電極(不図示)とを例示することができる。電源電極は、駆動IC11を駆動させ、サーマルヘッドX1を駆動させる電圧を印加する機能を有している。グランド電極は、駆動IC11および駆動IC11に接続された個別電極19のそれぞれを0〜1Vのグランド電位に保持する機能を有している。IC制御電極は、駆動IC11の内部に設けられたスイッチング素子のオン・オフ状態を制御するための信号を供給する機能を有している。
駆動IC11は、図1に示すように、複数の発熱部9の各群に対応して配置されている。そして、駆動IC11は、個別電極19の他端部とIC−FPC接続電極21の一端部とに接続されている。駆動IC11は、各発熱部9の通電状態を制御するためのものであり、内部に有した複数のスイッチング素子(不図示)を切り替えることにより、各発熱部9の発熱駆動を制御している。
各駆動IC11は、各駆動IC11に接続された各個別電極19に対応するように、内部に複数のスイッチング素子が設けられている。そして、図3に示すように、各駆動IC11は、各スイッチング素子に接続された一方の接続端子11a(以下、第1接続端子11aと称する)が個別電極19に接続されている。各スイッチング素子に接続された他方
の接続端子11b(以下、第2接続端子11bと称する)がIC−FPC接続電極21に接続されている。より詳細には、駆動IC11の第1接続端子11aおよび第2接続端子11bは、はんだ(不図示)により、個別電極19およびIC−FPC接続電極21上に形成された後述する被覆層30上にはんだ接合されている。これにより、駆動IC11の各スイッチング素子がオン状態のときに、各スイッチング素子に接続された個別電極19とIC−FPC接続電極21とが電気的に接続される。
駆動IC11は、個別電極19およびIC−FPC接続電極21に接続された状態で、エポキシ樹脂あるいはシリコーン樹脂等の樹脂からなる被覆部材28によって被覆されることで封止されている。これにより、駆動IC11自体、および駆動IC11とこれらの配線との接続部を保護することができる。
共通電極17は、複数の発熱部9とFPC5とを電気的に接続するためのものである。共通電極17は、主配線部17aと、リード部17cを有している。主配線部17aは、図1,3,4に示すように、基板7の第2主面7dおよび第2端面7bの全体にわたって形成されるとともに、基板7の第1主面7c上において第2端面7bに沿って延びるように形成されている。リード部17cは、基板7の第1端面7a上に形成されており、一端部が基板7の第2主面7dに設けられた主配線部17aと、各発熱部9とを電気的に接続している。また、各リード部17cは、一端部が個別電極19に対向して配置されて各発熱部9に接続されている。
このようにして、共通電極17は、一端部が個別電極19の一端部に対向して配置され、発熱部9に接続されている。そして、基板7の第1端面7a上から、基板7の第2主面7d上、および基板7の第2端面7b上を介して、基板7の第1主面7c上にわたって延びている。
上記の電気抵抗層15、共通電極17、個別電極19およびIC−FPC接続電極21の形成方法について例示する。各々を構成する材料層を、蓄熱層13が形成された基板7上に、スパッタリング法等の従来周知の薄膜成形技術によって順次積層する。次に積層体を従来周知のフォトエッチング等を用いて所定のパターンに加工することにより形成することができる。また、電気抵抗層15の厚さは、例えば0.01μm〜0.2μmとし、共通電極17、個別電極19およびIC−FPC接続電極21の厚さは、例えば0.05μm〜2.5μmとすることができる。なお、第1主面7c上の共通電極17の厚みと、第2主面7d上の共通電極17の厚みとが異なる構成としてもよく、電極の部位により厚みを異なるものとしてもよい。
保護層25は、図1〜4に示すように、蓄熱層13上、基板7の第1主面7cおよび第2主面7d上に、発熱部9、共通電極17の一部および個別電極19の一部を被覆するように設けられている。図1,3,4に示すように、保護層25は、基板7の第1主面7cにおいては左側の領域を覆うように設けられている。保護層25は、蓄熱層13上においては全体を覆うように設けられている。保護層25は、基板7の第2主面7dにおいては基板7の第1主面7cと同様に左側の領域を覆うように設けられている。このようにして、保護層25は、基板7の第1端面7a上から基板7の第1主面7c上にわたって形成されているとともに、基板7の第1端面7a上から基板7の第2主面7d上にわたって形成されている。なお、説明の便宜上、図1では、保護層25の形成領域を一点鎖線で示し、図示を省略している。
保護層25は、発熱部9、共通電極17の一部および個別電極19の一部の被覆した領域を、大気中に含まれている水分等の付着による腐食、あるいは印画する記録媒体との接触による摩耗から保護する機能を有している。保護層25は、例えば、SiC系、SiN
系、SiO系およびSiON系等の材料で形成することができる。なお、AlあるいはTi等の他の元素を少量含有していてもよい。
保護層25は、例えば、スパッタリング法、蒸着法等の従来周知の薄膜成形技術あるいはスクリーン印刷法等の厚膜成形技術を用いて形成することができる。保護層25の厚さは、例えば3〜12μmとすることができる。また、保護層25は、複数の材料層を積層して形成してもよい。
また、保護層25は、上記のように共通電極17および個別電極19の腐食あるいは摩耗を抑制する機能を有することに加えて、熱伝導性を有している。そのため、発熱部9で発生した熱を、印画する記録媒体へ効率良く伝えることができる。
また、図1,3,4に示すように、基板7の第1主面7c上には、個別電極19およびIC−FPC接続電極21を部分的に被覆する第1絶縁層27が設けられている。第1絶縁層27は、図1に示すように基板7の第1主面7c上の保護層25よりも右側の領域を部分的に覆うように設けられている。なお、説明の便宜上、図1では、第1絶縁層27の形成領域を一点鎖線で示し、図示を省略している。
第1絶縁層27は、個別電極19およびIC−FPC接続電極21の被覆した領域を、大気との接触による酸化あるいは大気中に含まれている水分等の付着による腐食から保護する機能を有するものである。第1絶縁層27は、例えば、エポキシ樹脂あるいはポリイミド樹脂等の樹脂材料で形成することができる。また、第1絶縁層27は、例えば、スクリーン印刷法等の厚膜成形技術を用いて形成することができる。なお、第1絶縁層27は電気絶縁性を有しており、上記のように個別電極19を被覆しても、隣接する個別電極19間が短絡しない構成を有している。
なお、図1,3に示すように、後述するFPC5を接続するIC−FPC接続電極21の端部は、第1絶縁層27から露出して設けられており、FPC5と接続することができる。
また、第1絶縁層27は、駆動IC11を接続する個別電極19およびIC−FPC接続電極21の端部を露出させるための開口部27a(図3参照)が形成されている。個別電極19とIC−FPC接続電極21とは、開口部27aを介して駆動IC11に接続されている。本実施形態では、開口部27aから露出した個別電極19およびIC−FPC接続電極21の端部上に、後述する被覆層30が形成されている。そして、被覆層30を介して個別電極19およびIC−FPC接続電極21が、駆動IC11とはんだ接合されている。このように、駆動IC11を、めっきで形成された被覆層30上にはんだ接合することで、個別電極19およびIC−FPC接続電極21上への駆動IC11の接続強度を向上させることができる。
図3,4に示すように、基板7の第2主面7d上には、基板7の第2主面7d上の共通電極17を部分的に被覆する第2絶縁層29が形成されている。第2絶縁層29は、基板7の第2主面7dの略全体を覆いながら、基板7の長手方向に延びるように設けられている。より詳細には、第2絶縁層29は、第2主面7dの第2端面7b側から、第2主面7dの第1端面7a側の保護層25にまで延びるように設けられている。そして、基板7の第2主面7d上の保護層25よりも右側の共通電極17の領域を被覆するように形成されている。なお、本実施形態では、第2絶縁層29が、本発明における絶縁層に相当する。
第2絶縁層29は、共通電極17を被覆することにより、共通電極17の被覆した領域を、大気との接触による酸化あるいは大気中に含まれている水分等の付着による腐食から
保護する機能を有している。第2絶縁層29は、第1絶縁層27と同様、例えば、エポキシ樹脂あるいはポリイミド樹脂等の樹脂材料で形成することができる。また、第2絶縁層29は、例えば、スクリーン印刷法等の厚膜成形技術を用いて形成することができる。第2絶縁層29の厚さは、例えば20〜60μmにすることができる。
図3,4に示すように、第2絶縁層29はさらに、基板7の第2主面7d上から蓄熱層13上にまで延びている。そして、第2絶縁層29の蓄熱層13上の端部が、蓄熱層13の上記第1領域よりも基板7の第2主面7d側の蓄熱層13の領域(以下、第2領域という)上に位置する保護層25上に位置している。なお、本実施形態において、第2絶縁層29の蓄熱層13上の端部が、蓄熱層13の第2領域上に位置する保護層25上に位置しているとは、第2絶縁層29の端部が、蓄熱層13の第2領域の表面に対向する領域に位置することをいう。
このように、サーマルヘッドX1は、熱伝導性を有する第2絶縁層29が、基板7の第2主面7d上から蓄熱層13上にまで延びている。そして、蓄熱層13上の第2絶縁層29の端部が、蓄熱層13の第1領域よりも基板7の第2主面7d側の蓄熱層13の第2領域上に位置する保護層25上に位置している。そのため、蓄熱層13の第2領域に蓄積された熱が、蓄熱層13の第2領域上の保護層25に加え、保護層25上の第2絶縁層29にも伝わり易くなっている。そして、基板7の第2主面7d上の第2絶縁層29が放熱体1に接着されているため、蓄熱層13の第2領域から第2絶縁層29に伝わった熱がさらに、放熱体1に伝わり易くなっている。
そのため、本実施形態のサーマルヘッドX1によれば、蓄熱層13に蓄熱された熱の放熱性を向上させることができ、鮮明な印画を行うことができる。
より詳細には、蓄熱層13により蓄熱された熱は、基板7、電気抵抗層15、共通電極17、および保護層25を伝熱することにより、第2絶縁層29に伝熱される。そして、第2絶縁層29を伝熱した熱は、接着層12を介して放熱体1に伝熱され、外部に放熱されることとなる。
特に、サーマルヘッドX1においては、蓄熱層13の第2領域上にまで第2絶縁層29が形成されていることにより、蓄熱層13の第2領域上の保護層25に伝熱した熱を、第2絶縁層29を通じて効率よく放熱することができる。
また、サーマルヘッドX1は、熱伝導性を有する第2絶縁層29が、基板7の第2主面7d上から蓄熱層13上にまで延びており、第2主面7dが記録媒体の搬送方向の下流側に位置することにより、記録媒体の搬送方向の下流側における第2領域に、紙カスあるいはゴミ等が蓄積されることを低減することができる。
また、図5に示すように、端面視して、蓄熱層13上の第2絶縁層29は、基板7の長手方向の全体にわたって延びており、蓄熱層13上の第2絶縁層29の端部の形状が直線状となっている。ここで、端面視とは、第1端面7aから見ることをいう。
第2絶縁層29は、上記のように共通電極17の酸化あるいは腐食を抑制する機能を有することに加え、熱伝導性を有している。そのため、上記のように第2絶縁層29の端部が、蓄熱層13の第2領域上に位置することによって、蓄熱層13に蓄熱された熱が、保護層25に加え、第2絶縁層29に伝導し易くなっている。
図3,4に示すように、基板7の第2主面7d上に形成された第2絶縁層29は、接着層12によって放熱体1の台部1aに接着されている。これによって、上記のようにヘッ
ド基体3が放熱体1の台部1aに支持されている。また、第2絶縁層29が放熱体1に接着されていることにより、上記のように蓄熱層13から第2絶縁層29に伝導した熱が、放熱体1に伝導し易くなっている。
なお、図3,4に示すように、基板7の第2主面7d上に位置する共通電極17の第2端面7bの近傍の領域は、第2絶縁層29には被覆されておらず、後述するように被覆層30によって被覆されている。
図3,4に示すように、基板7の第1主面7cと第2端面7bとで形成される角部7e上、および基板の第2主面7dと第2端面7bとで形成される角部7e上に位置する共通電極17の領域は、めっきで形成された被覆層30で被覆されている。より詳細には、本実施形態では、被覆層30は、基板7の第1主面7cおよび第2端面7b上に位置する共通電極17の領域全体と、基板7の第2主面7d上に位置する共通電極17の全域と、第2主面7dおよび第2端面7bとで形成される角部7f上に位置する共通電極17の領域とを連続的に被覆している。
被覆層30は、金属または合金により形成することができ、例えば、周知の無電解めっき、あるいは電解めっきによって形成することができる。また、被覆層30として、例えば、共通電極17上にニッケルめっきからなる第1被覆層を形成し、第1被覆層上に金めっきからなる第2被覆層を形成してもよい。この場合、第1被覆層の厚さを例えば1.5μm〜4μmとし、第2被覆層の厚さを例えば0.02μm〜0.1μmとすることができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、めっきで形成された被覆層30が、後述するFPC5を接続するIC−FPC接続電極21の端部上にも形成されている。これにより、後述するように、FPC5が被覆層30上に接続されている。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、めっきで形成された被覆層30が、第1絶縁層27の開口部27aから露出した個別電極19およびIC−FPC接続電極21の端部上にも形成されている。これにより、上記のように、駆動IC11が被覆層30を介して個別電極19およびIC−FPC接続電極21に接続されている。
FPC5は、図1,3,4に示すように、基板7の長手方向に沿って延びており、上記のように基板7の第1主面7c上に位置する共通電極17の主配線部17aおよび各IC−FPC接続電極21に接続されている。FPC5は、絶縁性の樹脂層の内部に複数のプリント配線が配線された周知のものであり、各プリント配線がコネクタ31を介して図示しない外部の電源装置および制御装置等に電気的に接続されるようになっている。このようなプリント配線は、例えば、銅箔等の金属箔、薄膜成形技術によって形成された導電性薄膜、または厚膜印刷技術によって形成された導電性厚膜によって形成されている。また、金属箔あるいは導電性薄膜等によって形成されるプリント配線は、例えば、これらをフォトエッチング等により部分的にエッチングすることによってパターニングされている。
より詳細には、図3,4に示すように、FPC5は、絶縁性の樹脂層5aの内部に形成された各プリント配線5bが第2端面7b側の端部で露出し、接合材32によって接合されている。接合材32としては、導電性接合材料、はんだ材料、または電気絶縁性の樹脂中に導電性粒子が混入された異方性導電材料(ACF)等を例示することができる。そして、FPC5のプリント配線5bは、基板7の第1主面7c上に位置する共通電極17の主配線部17aの端部および各IC−FPC接続電極21の端部に接続されている。
なお、本実施形態では、基板7の第1主面7c上に位置する共通電極17上には、上記
のように被覆層30が形成されているため、共通電極17に接続されるプリント配線5bが、接合材32を介して被覆層30上に接続されている。また、被覆層30が、各IC−FPC接続電極21の端部上にも形成されているため、各IC−FPC接続電極21に接続されるプリント配線5bも接合材32を介して被覆層30上に接続されている。このように、プリント配線5bを、めっきで形成された被覆層30上に接続することにより、プリント配線5bと、共通電極17およびIC−FPC接続電極21との接続強度を向上させることができる。
そして、FPC5の各プリント配線5bがコネクタ31を介して図示しない外部の電源装置および制御装置等に電気的に接続されている。それにより、共通電極17は、例えば20〜24Vの正電位に保持された電源装置のプラス側端子に電気的に接続される。また、個別電極19は、駆動IC11およびIC−FPC接続電極21のグランド電極を介して、例えば0〜1Vのグランド電位に保持された電源装置のマイナス側端子に電気的に接続される。そのため、駆動IC11のスイッチング素子がオン状態のとき、発熱部9に電圧が印加され、発熱部9が発熱するようになっている。
また、同様に、IC−FPC接続電極21の上記のIC電源配線は、共通電極17と同様に、正電位に保持された電源装置のプラス側端子に電気的に接続される。これにより、駆動IC11が接続されたIC−FPC接続電極21のIC電源電極とグランド電極との電位差によって、駆動IC11に駆動IC11を動作させるための電源電流が供給される。また、IC−FPC接続電極21の上記のIC制御電極は、駆動IC11の制御を行う外部の制御装置に電気的に接続される。これにより、制御装置から送信された電気信号が駆動IC11に供給されるようになっている。電気信号によって、駆動IC11内の各スイッチング素子のオン・オフ状態を制御するように駆動IC11を動作させることで、各発熱部9を選択的に発熱させることができる。
また、FPC5は、放熱体1の突起部1bの上面に、両面テープあるいは樹脂等の接着剤(不図示)によって接着されることにより、放熱体1上に固定されている。
次に、本発明のサーマルプリンタの一実施形態について、図6を参照しつつ説明する。図6は、本実施形態のサーマルプリンタZの概略構成図である。
図6に示すように、本実施形態のサーマルプリンタZは、上述のサーマルヘッドX1、搬送機構40、プラテンローラ50、電源装置60および制御装置70を備えている。サーマルヘッドX1は、サーマルプリンタZの筐体(不図示)に設けられた取付部材80の取付面80aに取り付けられている。なお、サーマルヘッドX1は、発熱部9の配列方向が、記録媒体Pの搬送方向Sに直交する方向である主走査方向に沿うように、取付部材80に取り付けられている。そのため、サーマルヘッドX1においては、基板7の第1主面7c側が記録媒体Pの搬送方向の上流側となり、基板7の第2主面7d側が記録媒体Pの搬送方向の下流側となる。
搬送機構40は、感熱紙、受像紙、カード等の記録媒体Pを図6の矢印S方向に搬送して、サーマルヘッドX1の複数の発熱部9上に搬送するためのものであり、搬送ローラ43,45,47,49を有している。搬送ローラ43,45,47,49は、例えば、ステンレス等の金属からなる円柱状の軸体43a,45a,47a,49aを、ブタジエンゴム等からなる弾性部材43b,45b,47b,49bにより被覆して構成することができる。なお、図示しないが、記録媒体Pが受像紙あるいはカード等の場合は、記録媒体PとサーマルヘッドX1の発熱部9との間に、記録媒体Pとともにインクフィルムを搬送するようになっている。
プラテンローラ50は、記録媒体PをサーマルヘッドX1の発熱部9上に押圧する機能を有している。そして、プラテンローラ50は、記録媒体Pの搬送方向Sに直交する方向に沿って延びるように配置され、記録媒体Pを発熱部9上に押圧した状態で回転可能となるように両端部が支持されている。プラテンローラ50は、例えば、ステンレス等の金属からなる円柱状の軸体50aを、ブタジエンゴム等からなる弾性部材50bにより被覆して構成することができる。
電源装置60は、上記のようにサーマルヘッドX1の発熱部9を発熱させるための電圧および駆動IC11を動作させるための電圧を供給する機能を有している。制御装置70は、上記のようにサーマルヘッドX1の発熱部9を選択的に発熱させるために、駆動IC11の動作を制御する制御信号を駆動IC11に供給する機能を有している。
本実施形態のサーマルプリンタZは、搬送機構40によって記録媒体PをサーマルヘッドX1の発熱部9上に搬送しつつ、電源装置60および制御装置70によって発熱部9を選択的に発熱させる。それにより、記録媒体Pに所定の印画を行うことができる。なお、記録媒体Pが受像紙あるいはカード等の場合は、記録媒体Pとともに搬送されるインクフィルム(不図示)のインクを記録媒体Pに熱転写することによって、記録媒体Pへの印画を行うことができる。
<第2実施形態>
図7,8を用いて、第2の実施形態に係るサーマルヘッドX2について説明する。サーマルヘッドX2は、蓄熱層13側の第2絶縁層29の端が、端面視して、凹凸を有している。言い換えると、端面視して、蓄熱層13側の第2絶縁層29の端部の形状が、波形形状をなしている。その他の構成は、サーマルヘッドX1と同様であり、説明を省略する。
サーマルヘッドX2を構成する第2絶縁層29は、蓄熱層13側の端部において、発熱部9との距離が、基板7の長手方向において異なる構成となっている。具体的には、第2絶縁層29aが、第2絶縁層29bよりも蓄熱層13側に配置されている。そして、図8に示すように、第2絶縁層29aが、第2絶縁層29bよりも第1端面7a側に配置されることとなる。
カード等の硬い記録媒体に印画する場合において、記録媒体とサーマルヘッドとの間にインクリボンを介在させることにより、記録媒体に印画を行っている。ここで、高速印画に伴ってサーマルヘッドの駆動を高速化させた場合、インクリボンとサーマルヘッドとの剥離性が悪い場合あるいは記録媒体に静電気が生じている場合に、印画にかすれが生じる可能性がある。
これに対して、サーマルヘッドX2は、蓄熱層13側の第2絶縁層29の端が、端面視して、凹凸を有している。そのため、印画時に、インクリボンRが発熱部9上の保護層25と第2絶縁層29とに接触しながら搬送される場合に、インクリボンRを保護層25および第2絶縁層29から容易に離間させることができる。つまり、インクリボンRが保護層25上から第2絶縁層29上に搬送されてきたときに、凹部である第2絶縁層29bの端部において、図8(b)に示すように、インクリボンRが凹部である第2絶縁層29bから部分的に浮いた状態となる。そのため、例えば、インクリボンRが保護層25および第2絶縁層29に静電気等によって吸着していたとしても、インクリボンRを保護層25および第2絶縁層29から容易に離間させることができる。
また、端面視して、蓄熱層13側の第2絶縁層29の端部の形状が、波形形状であることから、上記のように、インクリボンRが第2絶縁層29から部分的に浮いた状態となる。そのため、インクリボンRを保護層25および第2絶縁層29から容易に離間させるこ
とができる。なお、端面視して、波形形状とは、第2絶縁層29の端部と発熱部9との距離が一定の値でないことを示しており、かつ第2絶縁層29の端部が、連続的な曲線を形成していることをいう。
第2絶縁層29の端部の形状である波形形状は、第2絶縁層29の端と、第2絶縁層29側の発熱部9の端部との距離を平均距離Wとしたとき、第2絶縁層29の端が、平均距離Wから±0.15mmの位置の位置にあることが好ましい。それにより、サーマルヘッドX2と、インクリボンRとの剥離を効率よく行うことができる。なお、波形形状は、第2絶縁層29を形成する際の印刷工程、あるいは第2絶縁層29を形成する樹脂の粘度を適宜調整することにより形成される。
なお、端面視して、第2絶縁層29の端が凹凸を有している例として、第2絶縁層29の端部が波形形状をなしている例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、階段状に段階的に第2絶縁層29の端部が凹凸を形成するようにしてもよい。
図9を用いてサーマルヘッドX2の変形例について説明する。サーマルヘッドX2´は、放熱体1と、接着層12と、第2絶縁層29との間に封止部材33が設けられている点でサーマルヘッドX2とは構成が異なり、その他の点はサーマルヘッドX2と同様である。
サーマルヘッドX2´は、放熱体1と、接着層12と、第2絶縁層29との間に封止部材33が設けられている。封止部材33は、第2絶縁層29上から放熱体1にまで設けられており、放熱体1と、接着層12と、第2絶縁層29との間の空間を封止するように設けられている。そのため、紙くずあるいはゴミ等が放熱体1と、接着層12と、第2絶縁層29との間に入り込む可能性を低減することができる。
封止部材33は、第1絶縁層27と同様、例えば、エポキシ樹脂あるいはポリイミド樹脂等の樹脂材料で形成することができる。また、封止部材33は、例えば、スクリーン印刷法等の厚膜成形技術を用いて形成することができる。紙くずあるいはゴミ等が入り込むことを防止する点から、基板7の長手方向の一端から他端にかけて設けられることが好ましい。
封止部材33は、発熱部9上に設けられた保護層25よりも突出しないように設けることが好ましい。言い換えると、発熱部9上に設けられた保護層25よりも第2端面7b側に位置することが好ましい。それにより、封止部材33と記録媒体あるいはインクリボンR等が接触する可能性を低減することができる。
また、熱導電性のある材料により、封止部材33を形成することにより、蓄熱層13に蓄熱された熱を、第2絶縁層29および封止部材33を介して伝熱させることができ、蓄熱層13の熱を効率よく放熱体1に伝熱することができる。
なお、図9では、サーマルヘッドX2´は、封止部材33が放熱体1と、第2絶縁層29との間に設け、封止部材33が、接着材12の近傍にまで設けられていない例を示したが、封止部材33が、接着材12の近傍にまで設けられていてもよい。言い換えると、放熱体1と、接着層12と、第2絶縁層29との間の空間に充填されていてもよい。
<第3の実施形態>
図10,11を用いて、本発明の第3の実施形態に係るサーマルヘッドX3について説明する。サーマルヘッドX3は、第2絶縁層29が、第2主面7dから蓄熱層13にまで設けられていることに加えて、第1主面7c上から第一端面7aの蓄熱層13にまで設け
られている点がサーマルヘッドX1と構成が異なる。その他の点はサーマルヘッドX1と同様であり説明を省略する。
図10(a)に示すように、サーマルヘッドX3では、第2絶縁層29は、第1主面7cから蓄熱層13にまで設けられた第1主面7c側の第2絶縁層29Aと、第2主面7dから蓄熱層13にまで設けられた第2主面7d側の第2絶縁層29Bとを有している。そのため、保護層25の第1主面7c側の領域が第2絶縁層29Aにより覆われることとなる。第2絶縁層29Aを有していることにより、蓄熱層13の熱を、保護層25を介して、第2絶縁層29Aに伝熱することができる。第2絶縁層29Aは、第1主面7cから蓄熱層13にまで設けられているため、蓄熱層13の熱を第1主面7c側に伝熱することができ、蓄熱層13の熱を放熱することができる。
すなわち、サーマルヘッドX3では、第2絶縁層29Bに加えて、第2絶縁層29Aを有しているので、蓄熱層13の熱を第2主面7d側に伝熱することに加えて、第1主面7c側にも伝熱することが可能となる。このため、サーマルヘッドX3では、蓄熱層13の熱をより放熱することができる。
そして、サーマルヘッドX3では、第2主面7d側に設けられた第2絶縁層29Bが、第1主面7c側に設けられた第2絶縁層29Aよりも蓄熱層13側に設けられている。つまり、第2主面7d側の第2絶縁層29Bと発熱部9との距離が、第1主面7c側の第2絶縁層29Aと発熱部9との距離よりも短い構成となっている。そのため、放熱体1に接着層12を介して接続されている第2絶縁層29Bを介して、蓄熱層13の熱を放熱体1に効率よく放熱することができる。
また、サーマルヘッドX3では、図10(b)に示すように、第2主面7d側に設けられた第2絶縁層29Bの端部は、表面に凹凸が設けられている。言い換えると、基板7の長手方向に第2絶縁層の29Bの厚みが異なる構成となっている。具体的には、第2絶縁層29Baの厚みが、第2絶縁層29Bbの厚みよりも厚い構成となっている。基板7の長手方向は主走査方向となっているため、サーマルヘッドX3は、第2絶縁層29Bの端部が主走査方向に凹凸を有する構成となる。
このように、第2絶縁層29Bの端部の表面が主走査方向に凹凸を有していることから、図10に示すように、厚みの厚い第2主面7d側の第2絶縁層29BaはインクリボンRと接触するが、厚みの薄い第1主面7c側の第2絶縁層29BbはインクリボンとRと接触しない構成となる。そのため、インクリボンRと第2絶縁層29Bとが接触しない部位が生じることとなり、インクリボンRと第2絶縁層29とを容易に離間させることができる。
また、第2主面7d側の第2絶縁層29Bと発熱部9との距離が、第1主面7c側の第2絶縁層29Aと発熱部9との距離よりも短いことから、インクリボンRと接触することにより密着が生じやすい第2主面7d側にて、第2絶縁層29Bが剥離を促す案内部材として機能することとなる。そのため、インクリボンRと第2絶縁層29とを容易に離間させることができる。
第2主面7dの第2保護層29Bの表面に設けられた凹凸は、研磨することにより形成することができる。また、樹脂によりあらかじめ凹凸形状を形成しておき、それを接合することにより、形成することができる。なお、凹凸の高低差は5〜20μmあればよい。
なお、第2主面7d側の第2絶縁層29Bのみに基板7の長手方向に凹凸を有した構成としたが、第1主面7c側の第2絶縁層29Aも凹凸を有する構成としてもよい。また、
第2主面7d側の第2絶縁層29Bと発熱部9との距離を第1主面7c側の第2絶縁層29Aとの距離と同じとしてもよい。
また、基板7の長手方向に、第2絶縁層29に凹凸を有する例を示したが、基板7の長手方向に、第2絶縁層29に凹部のみを有していてもよい。その場合においても、主走査方向における第2絶縁層29の一部分に、インクリボンRと接触しない部位を形成することができ、効果的にインクリボンRとサーマルヘッドX3との剥離性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態であるサーマルヘッドX1を用いたサーマルプリンタZを示したが、これに限定されるものではなく、サーマルヘッドX2,X2´,X3をサーマルプリンタZに用いてもよい。また、サーマルヘッドX1〜X3を適宜に組み合わせてもよい。
例えば、サーマルヘッドX2,X3を組み合わせて、第2絶縁層29が、端面視して、波形形状をなしており、基板7の長手方向に凹凸を有する構成としてもよい。その場合においても、インクリボンRと第2絶縁層29との剥離性を向上させることができる。
また、サーマルヘッドX1では、図3,4に示すように、第2絶縁層29が、基板7の第2主面7d上に形成された保護層25上に形成されている。また、基板7の第2主面7d上の保護層25よりも右側の共通電極17の領域を被覆するように形成されている。しかしながら、サーマルヘッドX1は、基板7の第2主面7d上の保護層25上に少なくとも形成されている限り、これに限定されるものではない。例えば、図示しないが、図3,4で第2絶縁層29によって被覆された共通電極17の領域を、保護層25で被覆し、保護層25上に第2絶縁層29を形成してもよい。
サーマルヘッドX1では、共通電極17は、基板7の第1端面7a上から、基板7の第2主面7d上、および基板7の第2端面7b上を介して、基板7の上面上にわたって延びているが、これに限定されるものではない。例えば、共通電極17を基板7の第1端面7aおよび第2主面7d上にのみ形成してもよい。この場合、基板7の第2主面7d上に形成された共通電極17とFPC5のプリント配線5bとを、別途設けたジャンパー線によって接続すればよい。
また、サーマルヘッドX1では、FPC5を介してヘッド基体3の基板7上に設けられた共通電極17およびIC−FPC接続電極21を外部の電源装置および制御装置等に電気的に接続しているが、これに限定されるものではない。例えば、FPC5のように可撓性を有するフレキシブルプリント配線板ではなく、硬質のプリント配線板を介してヘッド基体3の各種配線を外部の電源装置等に電気的に接続してもよい。この場合、例えば、ヘッド基体3の共通電極17およびIC−FPC接続電極21とプリント配線板のプリント配線とをワイヤーボンディング、ACF接続あるいは半田接続等によって接続すればよい。
また、サーマルヘッドX1では、図3,4に示されるように、電気抵抗層15が、蓄熱層13上のみならず、基板7の第1主面7cおよび第2主面7d上にも設けられているが、基板7の第1端面7a上のリード部17cと個別電極層19とに接続されている限り、これに限定されるものではない。例えば、蓄熱層13上にのみ設けられていてもよい。また、基板7の第1端面7a上の共通電極17および個別電極19を蓄熱層13上に直接形成し、蓄熱層13上の共通電極17の先端部と個別電極19の先端部との間の領域にのみ電気抵抗層15が設けられていてもよい。
また、サーマルヘッドX1では、共通電極17は、基板7の第1端面7a上から、基板7の第2主面7d上、および基板7の第2端面7b上を介して、基板7の第1主面7a上にわたって延びているが、これに限定されるものではない。例えば、共通電極17は、基板7の第1端面7a上から基板7の第2主面7d上に延び、基板7の第2主面7d上で折り返すようにして、基板7の第1端面7a上を介して基板7の第1主面7a上に延びていてもよい。より詳細には、図12,13に示すように、共通電極17は、基板7の第1端面7a上にて、各リード部17cの一端部が発熱部9に接続されている。他端部が基板7の第2主面7dに向かって延びている。各リード部17cが、基板7の第2主面7d上で基板7の第2主面7dの全体にわたって形成された主配線部(不図示)に接続されている。そして、基板7の第2主面7dの主配線部から基板7の第1端面7a上を介して基板7の上面上に副配線部17bが延びている。副配線部17bは、基板7の長手方向の両側の端部の近傍に帯状に延びている。このように形成された共通電極17は、図12に示すように、基板7の上面上で副配線部17bの端部がFPC5に接続されるようになっている。
また、図12,13に示すサーマルヘッドX1では、共通電極17のリード部17cが基板7の第1端面7a上から基板7の第2主面7dにわたって形成され、基板7の第2主面7d上の主配線部(不図示)に接続されているが、これに限定されるものではない。例えば、図14に示すように、リード部17cを基板7の第1端面7a上にのみ形成するとともに、主配線部17aを発熱部9の配列方向に沿って基板7の第1端面7a上にのみ形成し、主配線部17aに各リード部17cを接続してもよい。この場合、図14に示すように、主配線部17aの両端部に副配線部17bが接続される。
また、図14に示すサーマルヘッドX1では、複数の発熱部9の全てが共通電極17に共通して接続されているが、これに限定されるものではない。例えば、図15に示すように、共通電極17の代わりに、隣接する2つの発熱部9ごとに発熱部9を接続する発熱部接続配線18によって、複数の発熱部9を接続してもよい。この場合、詳細な説明は省略するが、発熱部接続配線18に接続された隣接する2つの発熱部9に接続された2本の個別電極19の間に電圧が印加されるように、駆動ICあるいは各種配線の構成を変更することで、発熱部9を発熱させることができる。
なお、図3に示すサーマルヘッドでは、保護層25が、蓄熱層13上および基板7の第2主面7d上に形成された共通電極17を被覆しているが、基板7の第1端面7a上から基板7の第2主面7d上にわたって形成されており、少なくとも第1端面7a上の発熱部9および共通電極17を被覆している限り、これに限定されるものではない。例えば、上記の図14,15に示すサーマルヘッドX1のように、基板7の第2主面7d上に共通電極17が形成されていなくてもよい。この場合、図13,14には図示していないが、保護層25が、基板7の第1端面7a上から基板7の第2主面7d上にわたって形成されているとともに、基板7の第1端面7a上から基板7の第1主面7c上にわたって形成されている。
また、上記実施形態のサーマルヘッドX1では、発熱部9が、蓄熱層13上で、基板7の厚さ方向の略中央に設けられているが、蓄熱層13の第1領域よりも基板7の第2主面7d側に、発熱部9が設けられていない蓄熱層13の第2領域を設けることができる限り、これに限定されるものではない。例えば、発熱部9が蓄熱層13上で、基板7の厚さ方向の略中央から基板7の第1主面7c側にずれた位置に配置されていてもよい。
また、上記実施形態のサーマルヘッドX1では、図3,4に示すように、基板7の第1端面7aが凸状の曲面形状を有しているが、基板7の第1端面7aの表面形状および傾斜
角度は特に限定されるものではなく、任意の形態をとることができる。例えば、基板7の第1端面7aは、平面形状であってもよいし、屈曲した面で形成されていてもよい。また、基板7の第1主面7cおよび第2主面7dと基板7の第1端面7aとのなす角度が直角ではなく、鈍角または鋭角であってもよい。
さらにまた、発熱部9が基板7の第1端面7aに設けられた例を示したがこれに限定されるものではない。発熱部9が、第1主面7cに設けられた平面ヘッドにおいても、本発明を適用することができる。
X1〜X3 サーマルヘッド
1 放熱体
3 ヘッド基体
5 フレキシブルプリント配線板
7 基板
7a 第1端面
7b 第2端面
7c 第1主面
7d 第2主面
9 発熱部
11 駆動IC
13 蓄熱層
17 共通電極
19 個別電極
21 IC−FPC接続電極
25 保護層
27 第1絶縁層
29 第2絶縁層

Claims (9)

  1. 基板と、
    該基板上の一部に設けられた蓄熱層と、
    該蓄熱層上に設けられた発熱部と、
    該発熱部に電気的に接続された電極と、
    前記発熱部、および前記電極の一部を被覆する保護層と、
    前記電極のうち前記保護層に被覆されていない領域の一部を被覆するとともに、熱伝導性を有する絶縁層と、を備え、
    前記絶縁層が前記保護層の一部を被覆し、かつ前記蓄熱層上にまで延びていることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記基板は、平面視して矩形状をなしており、
    前記基板は、第1主面、該第1主面の反対側に位置する第2主面、および前記第1主面と前記第2主面とに隣接する端面を有しており、
    前記蓄熱層は、前記端面上に設けられており、
    前記絶縁層が、前記第2主面上から前記端面上に位置する前記発熱部近傍の前記蓄熱層上にまで延びている、請求項1に記載のサーマルヘッド。
  3. 放熱体をさらに備え、
    該放熱体は、前記絶縁層を介して前記基板と接続される、請求項2に記載のサーマルヘッド。
  4. 前記絶縁層が、前記第1主面上から前記端面上に位置する前記発熱部近傍の前記蓄熱層上にまで延びている、請求項2または3に記載のサーマルヘッド。
  5. 記録媒体の搬送方向の下流側に前記第2主面が位置しており、
    前記第1主面上に設けられた前記絶縁層が、前記第2主面上に設けられた前記絶縁層よりも前記端面側に位置する、請求項4に記載のサーマルヘッド。
  6. 前記蓄熱層側の前記絶縁層の端部の表面は、凹凸を有している、請求項1乃至5のいずれかに記載のサーマルヘッド。
  7. 前記蓄熱層側の前記絶縁層の端が、端面視して、凹凸を有している、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のサーマルヘッド。
  8. 前記蓄熱層側の前記絶縁層の端部の形状は、端面視して、波形形状であることを特徴とする、請求項7に記載のサーマルヘッド。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のサーマルヘッドと、前記発熱部上に記録媒体を搬送する搬送機構と、前記発熱部上に記録媒体を押圧するプラテンローラとを備えることを特徴とするサーマルプリンタ。
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