JP2015004272A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁力線のリークを抑制して電動モータの出力トルクを確保しつつ装置の小型化を図り得る内燃機関の可変動弁装置を提供する。
【解決手段】電動モータ12のモータハウジング5と減速機構のケーシングは、該ケーシング側からモータハウジング方向へ挿通された複数のボルト7によって結合され、仕切壁5bの永久磁石14,15の一端部14a、15aと軸方向から対向する前端面5e外周部に、前記ボルトの先端部が螺着する雌ねじ孔5hが形成された突出部6が設けられていると共に、前記突出部以外の前記前端面5eが前記永久磁石の一端部から離間して配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁や排気弁の開閉タイミングを制御する内燃機関の可変動弁装置に関する。
近時、電動モータの駆動回転力によって吸気弁や排気弁の開閉タイミングを制御する可変動弁装置であるバルブタイミング制御装置が提供されている。
例えば、本出願人が先に出願した以下の特許文献1に記載されたバルブタイミング制御装置の電動モータは、ステータを構成する円筒状のモータハウジングを有し、このモータハウジングの内周面周方向に沿って永久磁石が設けられていると共に、該永久磁石の内側にモータ出力軸の外周に固定された鉄心ロータにコイルが巻回されたブラシ付きDCモータが用いられている。
また、前記電動モータと該電動モータの回転駆動力を減速する減速機構との間には、両者を仕切る金属製の仕切壁が設けられており、この仕切壁の外周側には、前記モータハウジングと減速機構のケーシングとを軸方向から結合させるボルトの先端部が螺着する雌ねじ孔を構成する環状凸部が一体に形成されている。
また、前記仕切壁を、前記電動モータに対して軸方向から可及的に近接配置して、装置の軸方向の長さを短くして小型化を図るようになっている。
特開2011−231700号公報
しかしながら、前記公報記載の従来技術にあっては、前記環状凸部を含めた仕切壁全体を、前記電動モータに過度に近接配置する、つまり、前記永久磁石の軸方向の一端部に過度に近接配置すると、モータハウジングと永久磁石との間に形成される磁力線(磁束)が、永久磁石の全周から前記仕切壁にリークしてしまい、永久磁石の磁気効率が低下して電動モータによる十分な出力トルクを得ることができなくなるおそれがある。
本発明は、磁力線のリークを抑制して電動モータの出力トルクを確保しつつ装置の小型化を図ることのできる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の発明は、とりわけ、電動モータは、内部に収容空間を有する磁性材からなるモータハウジングと、前記収容空間の内周に設けられ、周方向に複数の磁極を形成する永久磁石と、該永久磁石の内周側に相対回転自在に設けられ、通電されることによって周方向に磁束を形成するコイルが巻回されたロータと、前記コイルへの通電状態を切り換える切換用ブラシ及びコミュテータと、を備え、
前記モータハウジングと減速機構のケーシングは、該ケーシング側からモータハウジング方向へ挿通された複数のボルトによって結合され、
前記モータハウジングの前記永久磁石の一端部と軸方向から対向する部位に、内部に前記ボルトの先端部が螺着する雌ねじ孔が形成された凸状の段差部を形成し、
該段差部の軸方向前端面における前記雌ねじ孔の軸方向位置に突出部を設けると共に、該突出部以外の前記軸方向前端面を、前記永久磁石の一端部から離間して配置したことを特徴としている。
この発明によれば、突起部によって段差部の軸方向の長さを短くできることから装置の小型化を図りつつ段差部への磁束のリークを抑制して電動モータの出力トルクを確保することができる。
本発明に係る可変動弁装置の第1実施形態を示す縦断面図である。 本実施形態における主要な構成部材を示す分解斜視図である。 本実施形態に供されるモータハウジングの斜視図である。 同モータハウジングの背面図である 図1のD部拡大図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 本発明の第2実施形態に供されるモータハウジングの斜視図である。 本実施形態の要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に供されるモータハウジングの斜視図である。 本発明の第4実施形態に供されるモータハウジングの斜視図である。
以下、本発明に係る内燃機関の可変動弁装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この可変動弁装置は、図1及び図2に示すように、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体であるタイミングスプロケット1と、シリンダヘッド40上に軸受42を介して回転自在に支持され、前記タイミングスプロケット1から伝達された回転力によって回転する出力部材であるカムシャフト2と、チェーンカバー49と該チェーンカバー49に固定されたカバー部材3に覆われて、機関運転状態に応じて前記タイミングスプロケット1とカムシャフト2の相対回転位相を変更する位相変更機構4と、を備えている。
前記タイミングスプロケット1は、全体が鉄系金属によって環状一体に形成され、内周面が段差径状のスプロケット本体1aと、該スプロケット本体1aの外周に一体に設けられて、巻回された図外のタイミングチェーンを介してクランクシャフトからの回転力を受けるギア部1bと、前記スプロケット本体1aの前端側に一体に設けられた内歯噛み合い部である内歯構成部19と、から構成されている。
また、このタイミングスプロケット1は、スプロケット本体1aと前記カムシャフト2の前端部に設けられた後述する従動部材9との間に、軸受である1つの大径ボールベアリング43が介装されており、この大径ボールベアリング43によって、タイミングスプロケット1と前記カムシャフト2が相対回転自在に支持されている。
前記大径ボールベアリング43は、外輪43aと、内輪43b及び該両輪43a、43bの間に介装されたボール43cと、から構成され、前記外輪43aがスプロケット本体1aの内周側に固定されているのに対して内輪43bが後述する従動部材9の外周側に固定されている。
前記スプロケット本体1aは、内周側に、前記カムシャフト2側に開口した円環溝状の外輪固定部60が切欠形成されている。この外輪固定部60は、段差径状に形成されて、前記大径ボールベアリング43の外輪43aが軸方向から圧入されると共に、該外輪43aの軸方向一方側の位置決めをするようになっている。
前記内歯構成部19は、前記スプロケット本体1aの前端部に一体に設けられ、位相変更機構4の電動モータ12方向へ延出した比較的肉厚な円筒状に形成されていると共に、内周には波形状の複数の内歯19aが形成されている。
さらに、スプロケット本体1aの内歯構成部19と軸方向反対側の後端部には、円環状の保持プレート61が配置されている。この保持プレート61は、金属板材によって一体に形成され、図1に示すように、外径が前記スプロケット本体1aの外径とほぼ同一に設定されていると共に、内周部61aの内径が前記大径ボールベアリング43の外輪43aの内径よりも小さく形成されている。前記保持プレート61の内周部61aは、前記外輪43aの軸方向の外端面に対し僅かな押し付け力によって軸方向から位置決め支持している。
また、前記内周部61aの内周縁所定位置には、径方向内側、つまり中心軸方向に向かって突出したストッパ凸部61bが一体に設けられている。このストッパ凸部61bは、図1及び図7に示すように、ほぼ扇状に形成されて、先端縁61cが後述するストッパ溝2bの円弧状内周面に沿った円弧状に形成されている。さらに、前記保持プレート61の外周部には、前記各ボルト7が挿通する6つのボルト挿通孔61eが周方向の等間隔位置に貫通形成されている。
前記スプロケット本体1a(内歯構成部19)及び保持プレート61のそれぞれの外周部には、それぞれボルト挿通孔1c、61eが周方向のほぼ等間隔位置に6つ貫通形成されている。
なお、前記スプロケット本体1aと内歯構成部19が、後述するローラ減速機構8のケーシングとして構成されている。
また、前記スプロケット本体1aと前記内歯構成部19、保持プレート61は、それぞれの外径がほぼ同一に設定されている。
前記チェーンカバー49は、図1に示すように、シリンダヘッド40とシリンダブロックの前端側に前記タイミングスプロケット1に巻回された図外のチェーンを覆うよう上下方向に沿って配置固定され、前記位相変更機構4に対応した位置に開口部49aが形成されている。また、この開口部49aを構成する環状壁49bの円周方向の4箇所にボス部49cが一体に形成されていると共に、環状壁49bから各ボス部49cの内部に亘って雌ねじ孔49dがそれぞれ形成されている。
前記カバー部材3は、図1及び図2に示すように、アルミニウム合金材によってカップ状に一体に形成されて、膨出状のカバー本体3aと、該カバー本体3aの開口側の外周縁に一体に形成された円環状の取付フランジ3bとから構成されている。前記カバー本体3aは、後述する電動モータ12のモータハウジング5の前端部を覆うように設けられていると共に、外周部側には円筒壁3cが軸方向に沿って一体に形成されている。この円筒壁3cは、内部に後述するブラシ保持体28を保持する保持用孔3dが形成されている。
前記取付フランジ3bは、円周方向のほぼ等間隔位置に突設された4つの突片3eにそれぞれボルト挿通孔3gが貫通形成され、この各ボルト挿通孔3gに挿通したボルト54によって、前記チェーンカバー49に形成された各雌ねじ孔49dを介してカバー部材3がチェーンカバー49に固定されている。
また、前記カバー本体3aの外周側の段差部内周面と前記モータハウジング5の外周面との間には、図1及び図2に示すように、大径なオイルシール50が介装されている。この大径オイルシール50は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、合成ゴムの基材の内部に芯金が埋設されていると共に、外周側の円環状基部が前記カバー部材3の内周面に設けられた段差円環部3fに嵌着固定されている。
前記モータハウジング5は、鉄系金属材をプレス成形によって有底筒状に形成された筒状部であるハウジング本体5aと、該ハウジング本体5aの前端開口を封止する合成樹脂の非磁性材からなる封止プレート11と、を備えている。
前記ハウジング本体5aは、後端側の内周に前記減速機構8と電動モータ12とを隔成する円板状の仕切壁5bが一体に形成されている。この仕切壁5bは、ほぼ中央に後述の偏心軸部39を挿通する大径な軸部挿通孔5cが形成されていると共に、該軸部挿通孔5cの孔縁には、カバー部材3方向へ突出した円筒状の延出部5dが一体に設けられている。また、仕切壁5bは、前端面5eが前記延出部5dによって凹状部位に形成されている。
前記カムシャフト2は、外周に図外の吸気弁を開作動させる一気筒当たり2つの回転カムを有していると共に、前端部に前記フランジ部2aが一体に設けられている。なお、前記回転カムは、一般的な卵型であって、バルブリフターを介して前記吸気弁をバルブスプリングのばね力に抗して開作動させるようになっている。
このフランジ部2aは、図1に示すように、外径が後述する従動部材9の固定端部9aの外径よりも僅かに大きく形成されて、各構成部品の組み付け後に、前端面の外周部が前記大径ボールベアリング43の内輪43bの軸方向外端面に当接配置されるようになっている。また、前端面が従動部材9に軸方向から当接した状態でカムボルト10によって軸方向から結合されている。
また、前記フランジ部2aの外周には、図7に示すように、前記保持プレート61のストッパ凸部61bが係入するストッパ凹溝2bが円周方向に沿って形成されている。このストッパ凹溝2bは、円周方向へ所定長さの円弧状に形成されて、この長さ範囲で回動したストッパ凸部61bの両端縁が周方向の対向縁2c、2dにそれぞれ当接することによって、タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の最大進角側あるいは最大遅角側の相対回転位置を規制するようになっている。
なお、前記ストッパ凸部61bは、内周部61aよりもカムシャフト2の回転カム側に折曲偏倚して、前記従動部材9の固定端部9aとは非接触状態になっている。これによって、ストッパ凸部61bと固定端部9aとの干渉を抑制できる。
前記ストッパ凸部61bとストッパ凹溝2bによってストッパ機構が構成されている。
前記カムボルト10は、図1に示すように、頭部10aの軸部10b側の端面10cが後述する小径ボールベアリング37の内輪に軸方向から当接していると共に、軸部10bの外周に前記カムシャフト2の端部から内部軸方向に形成された雌ねじ部に螺着する雄ねじ部が形成されている。
前記従動部材9は、鉄系金属によって一体に形成され、図1に示すように、前端側に形成された円板状の固定端部9aと、該固定端部9aの内周前端面から軸方向へ突出した円筒部9bと、前記固定端部9aの外周部に一体に形成されて、複数のローラ48を保持する保持部材である円筒状の保持器41とから構成されている。
前記固定端部9aは、後端面が前記カムシャフト2のフランジ部2aの前端面に当接配置されて、前記カムボルト10の軸力によってフランジ部2aに軸方向から圧接固定されている。
前記円筒部9bは、図1に示すように、中央に前記カムボルト10の軸部10bが挿通される挿通孔9cが貫通形成されていると共に、外周側にニードルベアリング38が設けられている。
前記保持器41は、図1及び図2に示すように、前記固定端部9aの外周部前端から縦断面ほぼ横コ字形状に形成されて、前記円筒部9bと同じ方向へ突出した有底円筒状に形成されている。この保持器41の筒状先端部41aは、前記仕切壁5bと前記延出部5dとの間に形成された円環状の空間部44を介して前方方向へ延出している。また、前記筒状先端部41aの周方向のほぼ等間隔位置に、前記複数のローラ48をそれぞれ転動自在に保持するほぼ長方形状の複数のローラ保持孔41bが周方向の等間隔位置に形成されている。このローラ保持孔41b(ローラ48)は、その全体の数が前記内歯構成部19の内歯19aの全体の歯数よりも1つ少なくなっている。
また、前記固定端部9aの外周部と保持器41の底部側結合部との間には、前記大径ボールベアリング43の内輪43bを固定する内輪固定部63が切欠形成されている。
この内輪固定部63は、前記外輪固定部60と径方向から対向した段差状に切欠形成されて、外周面には、大径ボールベアリング43の内輪43bが軸方向から圧入されると共に、段差面には、圧入された前記内輪43bの内端面が当接して軸方向の位置決めがされるようになっている。
前記位相変更機構4は、前記カムシャフト2のほぼ同軸上前端側に配置された前記電動モータ12と、該電動モータ12の回転速度を減速してカムシャフト2に伝達する前記ローラ減速機構8と、から構成されている。
前記電動モータ12は、図1及び図2に示すように、ブラシ付きのDCモータであって、前記タイミングスプロケット1と一体に回転し、磁性材である前記ハウジング本体5aを有するモータハウジング5と、前記ハウジング本体5aの内部に回転自在に設けられたモータ出力軸13と、ハウジング本体5aの内周面に固定されたステータであるそれぞれ半円弧状の一対の第1磁束形成部であるフェライト材からなる永久磁石14,15と、前記封止プレート11に固定された固定子16と、を備えている。
前記モータ出力軸13は、段差円筒状に形成されてアーマチュアとして機能し、軸方向のほぼ中央位置に形成された段差部13cを介してカムシャフト2側の大径部13aと、ブラシ保持体28側の小径部13bと、から構成されている。前記大径部13aの外周には、第2磁束形成部である鉄心ロータ17が固定されていると共に、該大径部13aの先端部に偏心軸部39が軸方向から一体に形成されている。
一方、前記小径部13bの外周には、円環部材20が圧入固定されていると共に、該円環部材20の外周面にコミュテータ21が軸方向から圧入固定されて前記段差部13cの軸方向端面によって軸方向の位置決めがなされている。前記円環部材20は、その外径が前記大径部13aの外径とほぼ同一に設定されていると共に、軸方向の長さが小径部13bよりも僅かに短く設定されている。
前記小径部13bの内周面には、モータ出力軸13や偏心軸部39内に供給されて前記各ベアリング37,38を潤滑するための潤滑油の外部への漏洩を抑制する栓体55が圧入固定されている。
前記鉄心ロータ17は、複数の磁極を持つ磁性材によって形成され、外周側がコイル18のコイル線を巻回させるスロットを有するボビンとして構成されている。
前記コミュテータ21は、導電材によって円環状に形成されて、前記鉄心ロータ17の極数と同数に分割された各セグメントに前記コイル18の引き出された図外のコイル線の端末が電気的に接続されている。つまり、内周側に形成された折り返し部に、コイル線の端末先端を挟み込んで電気的に接続されるようになっている。
前記永久磁石14,15は、全体が円筒状に形成されて円周方向に複数の磁極を有していると共に、その軸方向の位置が前記鉄心ロータ17の固定位置よりも前方にオフセット配置されている。すなわち、前記永久磁石14,15は、図1に示すように、その軸方向の中心が前記鉄心ロータ17の軸方向の中心に対して所定の距離分だけ前方向、つまり、前記固定子16側にオフセット配置されている。
これによって、前記永久磁石14,15の他端部である前端部が、径方向で前記コミュテータ21や固定子16の後述する第1ブラシ25a、25bなどとオーバーラップするように配置されている。
また、前記永久磁石14,15の内周面と鉄心ロータ17の外周面との間には、図5にも示すように、磁束密度を確保するための円環状のエアギャップGが形成されており、このエアギャップGは、例えば03〜0.5mm程度の微小の径方向幅βに設定されている。
前記固定子16は、図8に示すように、前記封止プレート11の内周側に一体的に設けられた円板状の樹脂プレート22と、該樹脂プレート22の内側に設けられた一対の樹脂ホルダー23a、23bと、該各樹脂ホルダー23a、23bの内部に径方向に沿って摺動自在に収容配置されて、コイルスプリング24a、24bのばね力で各先端面が前記コミュテータ21の外周面に径方向から弾接する切換用ブラシ(整流子)である一対の第1ブラシ25a、25bと、前記樹脂ホルダー23a、23bの前端面に、各外端面を露出した状態で埋設固定された内外二重の円環状のスリップリング26a、26bと、前記各第1ブラシ25a、25bと各スリップリング26a、26bを電気的に接続するピグテールハーネス27a、27bと、から主として構成されている。
前記封止プレート11は、前記モータハウジング5の前端部内周に形成された凹状段差部にかしめによって位置決め固定されている。また、中央位置には、モータ出力軸13の一端部などが挿通される軸挿通孔11aが貫通形成されている。
前記カバー本体3aには、合成樹脂材によって一体的にモールドされたブラシ保持体28が固定されている。このブラシ保持体28は、図1に示すように、側面視ほぼL字形状に形成され、前記保持用孔3cに挿入されるほぼ円筒状のブラシ保持部28aと、該ブラシ保持部28aの上端部に有するコネクタ部28bと、前記ブラシ保持部28aの両側に一体に突設されて、前記カバー本体3aに固定される一対のブラケット部28c、28cと、前記ブラシ保持体28の内部に大部分が埋設された一対の端子片31、31と、から主として構成されている。
前記一対の端子片31,31は、上下方向に沿って平行かつクランク状に形成されて、一方側(下端側)の各端子31a、31aが前記ブラシ保持部28aの底部側に露出状態で配置されている一方、他方側(上端側)の各端子31b、31bが前記コネクタ部28bの雌型嵌合溝28d内に突設されている。また、前記他方側端子31b、31bは、図外の雄端子を介してバッテリー電源に電気的に接続されている。
前記ブラシ保持部28aは、ほぼ水平方向(軸方向)に延設されて、内部の上下位置に形成された円柱状の貫通孔内にスリーブ状の摺動部29a、29bが固定されていると共に、該各摺動部29a、29bの内部に、各先端面が前記各スリップリング26a、26bに軸方向からそれぞれ当接する第2ブラシ30a、30bが軸方向へ摺動自在に保持されている。
この各第2ブラシ30a、30bは、ほぼ長方体状に形成されて、各貫通孔の底部側に臨む前記一方側端子31a、31aとの間に弾装された第2コイルスプリング32a、32bのばね力によってそれぞれ前記各スリップリング26a、26b方向に付勢されている。
また、前記第2ブラシ30a、30bの後端部と前記一方側端子31a、31aとの間には、可撓性を有する一対のピグテールハーネス33a、33bが溶接固定されて、前記両者を電気的に接続している。このピグテールハーネス33a、33bは、その長さが前記第2ブラシ30a、30bが前記各コイルスプリング32a、32bによって最大に進出した際に、前記各摺動部29a、29bから脱落しないように、その最大摺動位置を規制する長さに設定されている。
また、前記ブラシ保持部28aの基部側外周に形成された円環状の嵌着溝内に、環状のシール部材34が嵌着保持されており、前記ブラシ保持部28aが前記保持用孔3cに挿通された際に、前記シール部材34が前記円筒壁3bの先端面に弾接してブラシ保持部28a内をシールするようになっている。
前記コネクタ部28bは、上端部に図外の雄型端子が挿入される前述の嵌合溝28dに臨む前記他方側端子31b、31bが前記雄型端子を介して図外のコントロールユニットに電気的に接続されている。
前記ブラケット部28c、28cは、図2に示すように、ほぼ三角形状に形成されて、両側部に貫通形成された各ボルト挿通孔28e、28eに、各ボルトが挿通されて各ブラケット部28c、28cを介して前記ブラシ保持体28がカバー本体3aに固定されるようになっている。
前記モータ出力軸13と偏心軸部39は、前記カムボルト10の頭部10a側の軸部10bの外周面に設けられた小径ボールベアリング37と、前記従動部材9の円筒部9bの外周面に設けられて小径ボールベアリング37の軸方向側部に配置された前記ニードルベアリング38とによって回転自在に支持されている。
前記小径ボールベアリング37は、内輪37aが前記従動部材9の円筒部9bの段差状前端縁とカムボルト10の頭部端面10cとの間に挟持状態に固定されている一方、外輪37bが前記モータ出力軸13の段差部13c付近の外周面に圧入固定されていると共に、前記段差部13cの内側段差面に当接して軸方向の位置決めがなされている。
前記ニードルベアリング38は、偏心軸部39の内周面に圧入された円筒状のリテーナ38aと、該リテーナ38aの内部に回転自在に保持された複数の転動体であるニードルローラ38bとから構成されている。前記リテーナ38aは、軸方向一端が小径ボールベアリング37の外輪37bの対向側面に当接している一方、ニードルローラ38bは、前記従動部材9の円筒部9bの外周面を転動している。
また、前記モータ出力軸13(偏心軸部39)の外周面と前記モータハウジング5の延出部5dの内周面との間には、ローラ減速機構8の内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止する小径なオイルシール46が設けられている。
前記コントロールユニットは、図外のクランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ、アクセル開度センサなど各種のセンサ類から情報信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、機関制御を行うと共に、前記コネクタ端子31bや第2ブラシ30a、30bなどを介してコイル18に制御電流を出力してモータ出力軸13の回転制御を行うようになっている。
前記ローラ減速機構8は、図1及び図2に示すように、偏心回転運動を行う前記偏心軸部39と、該偏心軸部39の外周に設けられた中径ボールベアリング47と、該中径ボールベアリング47の外周に設けられた前記ローラ48と、該ローラ48を転動方向に保持しつつ径方向の移動を許容する前記保持器41と、該保持器41と一体の前記従動部材9と、から主として構成されている。
前記偏心軸部39は、段差径の円筒状に形成されて、前端側が前述したモータ出力軸13の大径部13aに軸方向から一体に結合されている共に、外周面に形成されたカム面39aの軸心Yがモータ出力軸13の軸心Xから径方向へ僅かに偏心している。
前記中径ボールベアリング47は、前記ニードルベアリング38の径方向位置で全体がほぼオーバーラップする状態に配置され、内輪47aと外輪47b及び両輪47a、47bとの間に介装されたボール47cとから構成されている。前記内輪47aは、前記偏心軸部39のカム面39aに圧入固定されているのに対して、前記外輪47bは、軸方向で固定されることなくフリーな状態になっている。つまり、この外輪47bは、軸方向の電動モータ12側の一端面がどの部位にも接触せず、また軸方向の他端面がこれに対向する保持器41の内側面との間に微小な隙間が形成されてフリーな状態になっている。
また、この外輪47bの外周面には、前記各ローラ48の外周面が転動自在に当接していると共に、この外輪47bの外周側には、図1に示すように円環状の隙間C1が形成されて、この隙間C1によって中径ボールベアリング47全体が前記偏心軸部39の偏心回転に伴って径方向へ偏心移動可能になっている。
前記各ローラ48は、鉄系金属によって形成され、前記中径ボールベアリング47の偏心動に伴って径方向へ移動しつつ前記内歯構成部19の内歯19aに嵌入すると共に、保持器41のローラ保持孔41bの両側縁によって周方向にガイドされつつ径方向に揺動運動させるようになっている。
前記ローラ減速機構8の内部には、潤滑油供給手段によって潤滑油が供給されるようになっている。この潤滑油供給手段は、前記シリンダヘッドの軸受の内部に形成されて、図外のメインオイルギャラリーから潤滑油が供給される油供給通路と、図1に示すように、前記カムシャフト2の内部軸方向に形成されて、前記油供給通路にグルーブ溝を介して連通した油供給孔51と、前記従動部材9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が該油供給孔51に環状通路51aを介して開口し、他端が前記ニードルベアリング38と中径ボールベアリング47の付近に開口した前記小径なオイル孔52と、から構成されている。
この潤滑油供給手段によって、前記空間部44に潤滑油が供給されて滞留し、ここから中径ボールベアリング47や各ローラ48を潤滑すると共に、さらには偏心軸部39とモータ出力軸13の内部に流入してニードルベアリング38や小径ボールベアリング37などの可動部の潤滑に供されるようになっている。また、前記空間部44内に流入した潤滑油は、前記小径オイルシール46によってモータハウジング5内へのリークが阻止されるようになっている。
そして、前記ハウジング本体5aと一体に形成された前記仕切壁5bは、図1、図3〜図5に示すように、対向部位である前記平坦な前端面5eに前記コイル18の一側部が近接して配置されている。すなわち、前記コイル18は、スプロケット本体1a側の一側部が円筒状の前記延出部5dを介して前端面5e側に嵌合された状態に配置されている。
前記ハウジング本体5aは、後端側の内周と前記仕切壁5bとの間に円環凸状の段差部5fが一体に形成されている。この段差部5fは、内径が前記ハウジング本体5aの内径よりも小さく形成されていると共に、軸方向の後端側が前記仕切壁5bと一体に結合されている。
さらに、前記段差部5fの軸方向前端面5gは、前記永久磁石14,15の軸方向の各一端部14a、15aと軸方向から対向配置されており、前記段差部5fの軸方向前端面5gと前記各永久磁石14,15の一端部14a、15aとの間は、図1に示すように十分に離間して配置されて各永久磁石14,15の磁束の流れに影響を与えないようになっている。
また、前記段差部5fの軸方向前端面5gには、6つの突出部6が設けられている。この各突出部6は、前記各ボルト挿通孔1c、61eと対応した位置に配置されていると共に、前記段差部5fの軸方向前端面5gからモータハウジング5の前側軸方向に向かって突出している。この各突出部6が形成されている部分の前記段差部5fには、内部軸方向に沿って前記スプロケット本体1a側から穿たれた有底状の雌ねじ孔5hがそれぞれ形成されており、前記各ボルト挿通孔1c、61eに挿通して前記雌ねじ孔5hに螺着した6本のボルト7によって前記タイミングスプロケット1と保持プレート61及びモータハウジング5が軸方向から共締め固定されている。
また、この各突出部6は、図5に示すように、先端部外面がほぼ球面状に形成されて、該先端部外面と前記永久磁石14,15の各一端部14a、15aの先端面との間に所定の隙間幅αの隙間Sが形成されている。この隙間幅αは、前記永久磁石14,15と鉄心ロータ17との間の前記エアギャップGの径方向幅βよりも大きく設定されている。
〔本実施形態の作用〕
以下、本実施形態の作用について説明すると、まず、機関のクランクシャフトが回転駆動するとタイミングチェーン42を介してタイミングスプロケット1が回転して、その回転力が内歯構成部19と仕切壁5b(各突出部6)を介してモータハウジング5、つまり電動モータ12が同期回転する。一方、前記内歯構成部19の回転力が、各ローラ48から保持器41及び従動部材9を経由してカムシャフト2に伝達される。これによって、カムシャフト2の回転カムが吸気弁を開閉作動させる。
そして、機関始動後の所定の機関運転時には、前記コントロールユニットから各端子片31,31や各ピグテールハーネス32a、32b、第2ブラシ30a、30b、各スリップリング26a、26bなどを介して電動モータ12のコイル18に通電される。これによって、モータ出力軸13が回転駆動され、この回転力がローラ減速機構8を介してカムシャフト2に減速された回転力が伝達される。
すなわち、前記モータ出力軸13の回転に伴い偏心軸部39が偏心回転すると、各ローラ48がモータ出力軸13の1回転毎に保持器41の各ローラ保持孔41bで径方向へガイドされながら前記内歯構成部19の一の内歯19aを乗り越えて隣接する他の内歯19aに転動しながら移動し、これを順次繰り返しながら円周方向へ転接する。この各ローラ48の転接によって前記モータ出力軸13の回転が減速されつつ前記従動部材9に回転力が伝達される。このときの減速比は、前記ローラ48の個数などによって任意に設定することが可能である。
これにより、カムシャフト2がタイミングスプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相が変換されて、吸気弁の開閉タイミングを進角側あるいは遅角側に変換制御するのである。
また、前記タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の正逆相対回転の最大位置規制(角度位置規制)は、前記ストッパ凸部61bの各側面が前記ストッパ凹溝2bの各対向面2c、2dのいずれか一方に当接することによって行われる。これによって、吸気弁の開閉タイミングが進角側あるいは遅角側へ最大に変換されて、機関の燃費や出力の向上が図れる。
そして、前記従来技術のように、軸方向にある程度の長さが必要である前記雌ねじ孔5hを形成するために、全体的に前記段差部5fの軸方向の厚さ幅を大きくしてしまうと、軸方向長さが過度に大きくなってしまう。しかし、本実施形態のように、前記雌ねじ孔5hに対応する部分のみに前記突出部6を設けることによって、雌ねじ孔5hの長さを確保しつつ他の部分である段差部5fの軸方向の長さを短く形成することによって、装置全体の軸方向の長さを短くすることが可能になり、装置の小型化を図ることができる。
しかも、前記段差部5fの軸方向長さを短く形成することにより、前記ハウジング本体5aの前記段差部5fの軸方向前端面5gが、前記各永久磁石14,15の一端部14a、15aと十分に離間されていることから、各永久磁石14,15と鉄心ロータ17及びハウジング本体5aとの間に形成された磁力線(磁束)が仕切壁5b側へリークすることが少なくなる。
このため、前記永久磁石14,15による磁気効率の低下が抑制されて、電動モータ12による十分な出力トルクを得ることができる。
また、前記各突出部6の先端部外面と前記永久磁石14,15の各一端部14a、15aの先端面との間に形成された隙間Sの隙間幅αが、前記永久磁石14,15の内周面と鉄心ロータ17の外周面との間の前記エアギャップGの径方向幅βよりも大きく設定されていることから、前記隙間Sを通過する磁束の通過量を十分に抑制することができる。
また、前記各突出部6は、その数が全体で6つだけであるから、磁束が前記隙間Sをたとえ通過したとしても、その量は僅かである。したがって、前記永久磁石14,15による磁気効率の低下を抑制することができる。
また、前記突出部6の外面がほぼ球面状に形成されていることから、多角形状に形成される場合に比較して鉄心ロータ17が回転した場合の空気の流れが阻害され難くなる。
前記段差部5fは、前記ハウジング本体5aを鍛造によって成形する際に同時に成形できるため、コスト低減効果があると共に、強度の向上が図れる。
〔第2実施形態〕
図9及び図10は本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態の構成を前提構成として、前記各突出部6の外面と各永久磁石14,15の一端部14a、15aの先端面との間の前記隙間Sに、透磁率が小さい部材である例えば合成樹脂製の非磁性材53を配置したものである。
この非磁性材53は、前記段差部5fの前面を覆うように円環板状に形成されていると共に、前記前記各突出部6の外面と対応する位置に6つの孔53aがそれぞれ形成されている。この各孔53aによって前記各突出部6外面が露出した状態になっている。
そして、該非磁性材53は、前記各突出部6外面と段差部5fの軸方向前端面5gに塗布された接着剤などによって予め固定されている。なお、各突出部6の外面には、前記接着剤が塗布されているが、前記各孔53aによって各突出部6との接着には供しないものの絶縁効果をもたしている。
したがって、この実施形態によれば、前記非磁性材53によって各永久磁石14,15から各突出部6から仕切壁5bへの磁束のリークを遮断することができるので、各永久磁石14,15の磁気効率の低下をさらに抑制することができる。
本実施形態では、装置の軸方向長さを抑えるために、前記非磁性部材53の各突出部6に対応する位置に前記各孔53aを形成しているが、該孔53aを形成せずに、前記各突出部6及び段差部5fの軸方向前端面5gを全体的に覆うようにすることも可能である。
〔第3実施形態〕
図11は本発明の第3実施形態を示し、前記ハウジング本体5aは、前記段差部5fの代わりに、前記仕切壁5bの前端面5eの外周側に6つの凸部56が一体に設けられている。この凸部56は、前記各ボルト挿通孔1c、61eと対応した位置に配置されていると共に、前記仕切壁前端面5eからモータハウジング5の前側軸方向に向かって突出している。
この凸部56は、内部軸方向に沿って前記スプロケット本体1a側から穿設された有底状の雌ねじ孔5hがそれぞれ形成されており、前記各ボルト挿通孔1c、61eに挿通して前記雌ねじ孔5hに螺着した6本のボルト7によって、前記タイミングスプロケット1と保持プレート61及びモータハウジング5が軸方向から共締め固定されている。
また、凸部56は、各雌ねじ孔5hの底部側の先端部に外面が球面状の突出部57が形成されて、前記外面と永久磁石14,15の各一端部14a、15aの先端面との間に所定の隙間幅αの隙間Sが形成されている、隙間幅αは、永久磁石14,15の鉄心ロータ17との間の前記エアギャップGの径方向幅βよりも大きく設定されている。
この場合、前記前端面5eの前記各凸部56以外の部分が前記段差部5fを設ける場合と比較してより前記永久磁石14,15の各一端部14a、15aの先端面と離間していることから、より磁気効率低下の抑制が図れる。
〔第4実施形態〕
図12は第4実施形態を示し、第3実施形態の構成を前提として、前記各凸部56の各突出部57と各永久磁石14,15の一端部14a、15aの先端面との間の前記隙間Sに、透磁率が小さい部材である例えば合成樹脂製の非磁性材58をそれぞれ設けたものである。
前記非磁性材58は、小径な円環板状に形成されて、前記各突出部57の外面に接着剤などによって予めそれぞれ固定されている。
したがって、この実施形態によれば、前記各非磁性材58によって各永久磁石14,15から各突出部57及び仕切壁5bへの磁束のリークを遮断することができる。この結果、各永久磁石14,15の磁気効率の低下をさらに抑制することができる。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、前記第1磁束形成部である各永久磁石をモータ出力軸側に設け、第2磁束形成部である鉄心に巻回されたコイルをモータハウジングの内周側に配置することも可能である。
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記突出部と永久磁石の一端との間は隙間を介して離間していることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項b〕請求項aに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記永久磁石の一端と突出部との間の隙間幅は、前記ローラの外周面と永久磁石の内周面との間のエアギャップの径方向幅よりも大きく形成されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項c〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記突出部は、軸方向の外面が曲面凸状に形成されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項d〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記突出部の軸方向先端が閉止されて、前記ボルトの軸部先端部が貫通しないように形成されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項e〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記モータハウジングの前記減速機構側の軸方向一端部には、前記突出部と一体に形成された仕切壁が設けられ、該仕切壁によって前記電動モータと減速機構とを隔成してことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項f〕請求項eに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記仕切壁は、前記突出部以外の部位が減速機構側へ凹状に形成され、該凹状部位に前記コイルの一部が近接して配置されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項g〕請求項6に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記コイルは、一部が前記仕切壁の凹状部位の内部に軸方向から嵌合状態に配置されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
この発明によれば、コイルの一部を凹状部位の内部に嵌合状態に配置されていることから、装置の軸方向の長さを短くする
〔請求項h〕請求項gに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記仕切壁の中心部位に形成された軸部挿通孔には、前記ロータの回転を前記減速機構に伝達するモータ出力軸が挿通配置されていると共に、前記仕切壁とモータ出力軸との間には、前記減速機構の各構成部材を潤滑する潤滑油が前記モータハウジング内へ流入するのを規制するシール部材が設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項i〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記電動モータの駆動力を前記減速機構によって減速してカムシャフトに伝達することによって機関弁のバルブタイミングを変更する位相変更機構に用いられ、
スリップリングと該スリップリングに当接しながら摺動する給電用ブラシによって前記電動モータに通電して回転駆動させることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項j〕請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記透磁率が小さい部位は、空間部によって構成されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項k〕請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記透磁率が小さい部位は、非磁性材によって構成されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項l〕請求項kに記載内燃機関の可変動弁装置において、
前記各挿通部の前端面に、前記非磁性材が設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
1…タイミングスプロケット(駆動回転体)
1a…スプロケット本体(ケーシング)
2…カムシャフト(出力部材)
4…位相変更機構
5…モータハウジング
5a…ハウジング本体
5b…仕切壁
5c…軸部挿通孔
5d…延出部
5e…前端面(対向部位)
5f…段差部
5g…軸方向前端面
5h…雌ねじ孔
6…突出部
7…ボルト
8…ローラ減速機構
9…従動部材(従動回転体)
12…電動モータ
13…モータ出力軸
14・15…永久磁石
14a・15a…一端部
17…鉄心ロータ
18…コイル
19…内歯構成部(ケーシング)
21…コミュテータ
25a…切換用ブラシ

Claims (3)

  1. 電動モータの駆動力を減速機構によって減速して出力部材に伝達することにより機関弁の作動特性を変更する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記電動モータは、内部に収容空間を有する磁性材からなるモータハウジングと、前記収容空間の内周に設けられ、周方向に複数の磁極を形成する永久磁石と、該永久磁石の内周側に相対回転自在に設けられ、通電されることによって周方向に磁束を形成するコイルが巻回されたロータと、前記コイルへの通電状態を切り換える切換用ブラシ及びコミュテータと、を備え、
    前記モータハウジングと減速機構のケーシングは、該ケーシング側からモータハウジング方向へ挿通された複数のボルトによって結合され、
    前記モータハウジングの前記永久磁石の一端部と軸方向から対向する部位に、内部に前記ボルトの先端部が螺着する雌ねじ孔が形成された凸状の段差部を形成し、
    該段差部の軸方向前端面における前記雌ねじ孔の軸方向位置に突出部を設けると共に、該突出部以外の前記軸方向前端面を、前記永久磁石の一端部から離間して配置したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 電動モータの駆動力を減速機構によって減速してカムシャフトに伝達することによって機関弁の作動特性を変更する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記電動モータは、内部に収容空間を有する磁性材からなるモータハウジングと、該モータハウジングの収容空間の内周に設けられ、周方向に複数の磁極を形成する永久磁石と、該永久磁石の内周側に相対回転自在に設けられ、通電されることによって周方向に磁束を形成するコイルが巻回されたロータと、前記コイルへの通電状態を切り換える切換用ブラシ及びコミュテータと、を備え、
    前記モータハウジングと減速機構のケーシングは、該ケーシング側からモータハウジング方向へ挿通された複数の締結部材によって結合され、
    前記モータハウジングの前記永久磁石の一端部と軸方向から対向する部位であって、前記モータハウジングの周方向に形成された前記各締結部材がそれぞれ挿通する複数の挿通部の軸方向の外面に、該各挿通部よりも透磁率が小さい部位が設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  3. 電動モータの駆動力を減速機構によって減速してカムシャフトに伝達することによって機関弁の作動特性を変更する内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記電動モータは、内部に収容空間を有する磁性材からなるモータハウジングと、該モータハウジングの収容空間の内周に設けられ、周方向に複数の磁極を形成する第1磁束形成部と、該第1磁束形成部の内周側に相対回転自在に設けられ、通電されることによって周方向に磁束を形成する第2磁束形成部を有するロータと、を備え、
    前記モータハウジングと減速機構のケーシングは、該ケーシング側からモータハウジング方向へ挿通された複数の締結部材によって結合され、
    前記モータハウジングにおける前記第1磁束形成部の軸方向一端部と対向する部位であって、少なくとも前記モータハウジングの周方向の前記各締結部材がそれぞれ挿通する複数の挿通部の軸方向の外面と前記第1磁束形成部との間には、空間または非磁性材が介装されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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