JP2015003477A5

JP2015003477A5 -

Info

Publication number: JP2015003477A5
Application number: JP2013131057A
Authority: JP
Filing date: 2013-06-21
Publication date: 2016-08-04

Description

図４（Ａ）及び（Ｂ）は、本実施形態に係る印刷装置１０１の動作の一例を示している。図４（Ａ）及び（Ｂ）では、印刷装置１０１が記憶（保存）している、給紙部７３５，７３６（ここでは給紙部７３５として説明する。）に積載された用紙のサイズを示す用紙サイズ情報を示している。印刷装置１０１は、用紙サイズ情報を、ＮＶＭＥＭ３０４に格納した状態で記憶している。なお、図４（Ａ）及び（Ｂ）に示す「不明」とは、用紙サイズ情報が消去された状態（未設定の状態）に対応し、給紙部７３５に積載された用紙のサイズが検知されておらず、当該サイズを印刷装置１０１が記憶していない状態を示している。また、印刷装置１０１の電源の起動時に、記憶していた用紙サイズ情報を消去する。なお、本実施形態では、印刷装置１０１は、給紙部７３５，７３６がユーザによって開閉されても、記憶していた用紙サイズ情報を消去しないものとする。

図４（Ａ）には、印刷装置１０１が、Ａ４サイズの用紙への印刷処理の完了後、Ａ５サイズの用紙の使用を指定した印刷指示を受けた場合を示している。この場合、記憶している用紙サイズ（Ａ４）と、印刷指示で指定された用紙サイズ（Ａ５）との不一致が生じたことにより、印刷装置１０１は、印刷処理の実行を中断し、Ａ５サイズの用紙への交換を促すメッセージを表示部３５０に表示する。ここで、印刷指示を受ける前に、積載されている用紙がＡ４サイズの用紙からＡ５サイズの用紙に交換されていた場合にも、印刷装置１０１は、印刷処理の実行を中断してメッセージを表示することになる。これは、給紙部７３５には用紙のサイズ及び有無を検知するためのセンサが設けられておらず、用紙が交換されたことを印刷装置１０１が認識できないためである。

そこで、本実施形態で、印刷装置１０１は、用紙の交換に伴って不必要に印刷処理を中断するのを避けるための仕組みを提供する。具体的には、図４（Ｂ）に示すように、印刷処理を実行していない間に、用紙サイズ情報を記憶している状態でユーザによってＰａｐｅｒキー３４１が操作されると、印刷装置１０１は、ＮＶＭＥＭ３０４に保存されている用紙サイズ情報をクリア（消去）する。このように、印刷装置１０１は、記憶している用紙サイズ情報を消去することで、その後に印刷指示を受けた際には、用紙サイズ情報を記憶していない状態となる。この状態で印刷処理を開始した際には、印刷装置１０１は、印刷指示で指定されている用紙のサイズによらず給紙部７３５から給紙して、印刷処理を実行する。したがって、図４（Ｂ）に示すように、Ｐａｐｅｒキー３４１が操作された後に、Ａ５サイズの用紙の使用を指定した印刷指示を受けたとしても、印刷処理が中断されることを回避できるとともに、用紙交換を促すメッセージが表示されることもなくなる。

ＣＰＵ３０１が、プリンタ部Ｉ／Ｆ３２２を介して、プリンタ部３３０に印刷処理の実行を指示すると、プリンタ部３３０からＣＰＵ３０１に、給紙部７３５から用紙の給紙を開始したことを示す信号が伝送される。印刷処理の実行によって給紙部７３５から給紙され、搬送路において用紙が搬送されている際には、搬送路に設けられた用紙長検知センサ７４１によって、搬送中の用紙のサイズが検知される。プリンタ部３３０は、用紙長検知センサ７４１からの出力情報をプリンタ部Ｉ／Ｆ３２２を介してＣＰＵ３０１に伝送する。ＣＰＵ３０１は、用紙長検知センサ７４１からの出力情報に基づいて、搬送中の用紙のサイズを検知し、検知した用紙サイズを示す情報を、印刷処理の完了までＲＡＭ３０３に保持しておく。また、プリンタ部３３０は、給紙部７３５から搬送路に用紙が給紙されず、給紙部７３５に積載されている用紙がなくなったと判断した場合には、そのことをＣＰＵ３０１に通知する。これにより、ＣＰＵ３０１は、印刷処理の実行中に、用紙切れが生じたことを検知可能である。

また、用紙エラーが発生した場合、ＣＰＵ３０１は、上述のように、給紙部７３５に積載されている用紙を、印刷指示で指定されているサイズの用紙への交換を促すメッセージを表示部３５０に表示する。ユーザは、用紙の交換を行って、Ｐａｐｅｒキー３４１を押下することで、印刷装置１０１に印刷処理の実行を再開させることが可能である。この場合、ＣＰＵ３０１は、Ｐａｐｅｒキー３４１が押下されると、給紙部７３５に積載されている用紙が交換されたと判断し、Ｓ５０７で、印刷処理の実行を再開するよう、プリンタ部３３０を制御する。

Ｓ５１０で、ＣＰＵ３０１は、印刷処理の実行中に検知した用紙サイズに対応する用紙サイズ情報を、給紙部７３５に積載された用紙のサイズを示すサイズ情報としてＮＶＭＥＭ３０４に保存する。なお、図４では、印刷指示により複数枚の用紙が給紙部７３５から連続して給紙され、印刷が行われる場合には、当該複数枚の用紙の全ての排紙が完了した際に、用紙サイズ情報を保存する例を示している。しかし、１枚目の用紙の排紙が完了した際に、用紙サイズ情報を保存してもよい。