JP4085561B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、プリンタに関し、特に、プリンタの給紙装置にセットされた用紙のサイズを検出するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、例えば、「ホストベースプリンタ」又は「ダムプリンタ」と呼ばれる低価格なプリンタには、コスト削減の観点から、給紙装置(給紙トレー、又は給紙カセットともいう)にセットされた用紙サイズを検知するセンサが設けられていないものがある。この種のプリンタを使用して印刷を行なう場合は、ユーザは、プリンタドライバ或いはプリンタのコントロールパネルを用いて、給紙装置にセットされた用紙のサイズを入力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した用紙サイズ入力の操作は、給紙装置の用紙を交換したときはその度に行なわなければならない。
【0004】
また、上述した種のプリンタにおいて給紙装置が複数あるものには、「給紙装置自動選択」のモードが設けられているものがあるが、このモードを指定して印刷を実行するためには、各給紙装置毎に用紙のサイズを入力しておく必要がある。
【0005】
以上のように、給紙装置にセットされた用紙サイズを検知するセンサが設けられていないプリンタを使用して印刷する場合には、上述した煩わしい入力操作が必要になるので、ユーザにとって不便である。
【0006】
従って、本発明の目的は、給紙装置にセットされた用紙サイズを検知するセンサが設けられていないプリンタを使用して印刷をする場合に、給紙装置にセットされた用紙サイズを入力する必要をなくすことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に従うプリンタは、1又は複数の給紙装置と、いずれかの給紙装置から給紙した後の紙送り過程で給紙した用紙のサイズを検出する手段を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、給紙装置にセットされた用紙のサイズを検出できなくても、印刷の過程で給紙装置にセットされた用紙サイズを検出することができる。
【0009】
好適な実施形態では、検出した用紙サイズが印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するか否かをチェックする手段と、検出した用紙サイズが印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するときは給紙した給紙装置の用紙サイズを印刷ジョブ指定の用紙サイズとみなして記憶する手段とが更に備えられる。また、1又は複数の給紙装置の用紙の有無をチェックする手段と、用紙ナシの給紙装置又は用紙交換された給紙装置の用紙サイズを不明とみなし記憶する手段とが更に備えられる。
【0010】
更に好適には、印刷ジョブが指定する用紙サイズと、上記記憶した用紙サイズとに基づいて、1又は複数の給紙装置からいずれかの給紙装置を自動的に選択する手段が備えられる。具体的には、上記記憶した用紙サイズのなかに、印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するものと、上記不明となっているものとのどちらか一方があれば、少なくともそのどちらか一方の用紙サイズの給紙装置を自動的に選択して印刷処理を実行する。また、上記記憶した用紙サイズのなかに、印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するものと、上記不明となっているものとの両方があれば、印刷ジョブ指定の用紙サイズの給紙装置を優先的に選択して印刷を実行し、その優先的に選択した給紙装置の用紙が空になったときは、用紙サイズが不明の給紙装置に切換えて印刷を続ける。
【0011】
好適な実施形態では、上記用紙サイズチェックの結果、検出した用紙サイズが印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致しないとき、或いは、上記記憶した用紙サイズのなかに印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するものと上記不明となっているものとのいずれも存在しないときは、ユーザにエラーを通知する。
【0012】
好適な実施形態では、用紙サイズを不明とした給紙装置を使用して印刷したときの用紙のサイズが、前記用紙サイズチェックの結果、印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致しないときは、印刷を停止してユーザにエラーを通知することを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態のプリントシステムの構成を示す。
【0014】
本実施形態のプリンタ3は、ホスト装置1側でビットマップ展開されたイメージデータをホスト装置1から受信して電子写真方式によりページ単位で印刷するホストベースのページプリンタである(但し、これは一例であって、他のタイプのプリンタに本発明の原理は適用できる)。このプリンタ3は、パラレルインタフェースのような専用インタフェース又はLANのようなネットワークを介して、ホスト装置1と双方向通信可能に接続され、ホスト装置1からはコマンドデータ及びビットマップ展開されたイメージデータを受信し、また、ホスト装置1へはプリンタの各種ステータス情報(例えば、受信バッファの空きサイズ、プリンタレディ情報、印刷成功情報、エラー情報等)を送信することができる。ホスト装置1から受信したイメージデータを蓄えるための受信バッファは、プリンタ3内のDRAM21内に固定又は可変の容量で確保されている。この受信バッファの容量は、1ページ分のイメージデータのサイズより小さくても構わない。CPU23のワークエリアもDRAM21内に確保されており、このワークエリアには、上述したプリンタのステータスなどが書込まれる。
【0015】
プリンタ3は、電子写真プロセスを実行する機構である印刷エンジン27と、ホスト装置1との双方向通信によりイメージデータをホスト装置1から受信して必要な加工を施し印刷エンジン27に渡す一連の処理回路、すなわちホストインタフェース回路11、DMAコントローラ13、データ伸張回路15、ビデオコントローラ17、後処理回路19及びタイマ30を有している。これらの処理回路11〜19、30は、例えば専用ハードウェアロジック回路で構成されていて純粋にハードウェアだけでそれぞれ動作をするので、ソフトウェアに依って動作するものに比較して高速である。
【0016】
さらに、プリンタ3は、ホスト装置1からの要求の解釈やエラーの検出やプリンタステータスの管理や上記処理回路11〜19、30の制御や動作履歴(トナー消費量、印刷枚数など)の管理などを行なうためのマイクロコンピュータ、つまり、CPU23と、CPU23のためのプログラムや固定データ等を格納したROM25と、主として受信バッファとして用いられる前述のDRAM21と、上記の動作履歴を保存するためのEEPROM29などを有している(EEPROM29には後述するようにプリンタ3が検出した用紙サイズが記録される)。このマイクロコンピュータ21〜25、29はバス32を介して上述したハードウェア処理回路11〜19、30とデータ授受可能に接続されている。各部の機能は次のとおりである。
【0017】
ホストインタフェース回路11は、ホスト装置1からのコマンドデータやイメージデータの受信や、ホスト装置1への上記ステータス情報の送信などの、ホスト装置1との双方向通信の制御を行なう。図示していないが、ホストインタフェース回路11内には、ホスト装置1からの受信したデータを一時保持する入力FIFO(先入先出)バッファと、ホスト装置1へ送信すべきデータを一時保持する出力FIFOバッファがある。
【0018】
DMAコントローラ13は、DRAM21内に設けられた受信バッファへのイメージデータの書込み及び受信バッファからのイメージデータの読出しをDMA(Direct Memory Access)により行なう。DMAによるイメージデータのDRAM21への入出力経路には、受信DMA31と転送DMA33の2チャンネルがある。受信DMA31を通じて、ホスト装置1からのイメージデータがDRAM21に書込まれる。また、転送DMA33を通じて、イメージデータがDRAM21からデータ伸張回路15へ転送される。
【0019】
データ伸張回路15は、ホスト装置1からのイメージデータが圧縮されていた場合、これを元のデータに伸張してからビデオコントローラ17へ渡し、一方、ホスト装置1から圧縮されずに来たデータには、そのままビデオコントローラ17へ渡す。ビデオコントローラ17は、印刷エンジン27へのイメージデータの転送(ビデオ転送という)のタイミングを制御する。
【0020】
後処理回路19は、イメージデータの解像度を印刷エンジン27に合わせるための解像度変換、文字などの輪郭を滑らかなものにするエッジスムージング、ガンマ特性などを考慮して階調値を調整する階調制御などの後処理をイメージデータに施し、その後処理したイメージデータを印刷エンジン27に送る。上述した解像度変換は、例えば印刷エンジン27の解像度が600dpiである場合、ホスト装置1から受信したデータが300dpiであったならば、これを印刷エンジン27と同じ600dpiに変換する機能である。この解像度変換があることによって、例えば、ホスト装置1から最初に600dpiのイメージデータを送ったところデータ量が多すぎて印刷も失敗した場合、次にホスト装置1から解像度300dpiに落としたイメージデータを再送して印刷をリトライする、といったことが可能になる。
【0021】
CPU23は、印刷の開始時にホスト装置1からの要求を受けてプリンタ情報(通信モード、RAMサイズなどの1つの印刷ジョブで或程度固定的な状態、用紙あり/なし、エラー情報など)をホスト装置1に通知したり、印刷の最中にプリンタ3の現在のステータス(印刷エンジン27の状態、受信バッファの空き容量、エラーが発生中か否か、各ページ毎に印刷が成功したかなどの時々刻々変動する状態情報)を実時間で取得してDRAM21内のワークエリアに記録し、ホスト装置1から要求があるとそのステータスをホスト装置1に通知したり、DMAコントローラ13が行なう受信DMA31や転送DMA33の開始タイミングや開始アドレス等を制御したり、プリンタ3の動作履歴を計算してEEPROM29に保存したりする。
【0022】
図2は、DRAM21の構成を示す。
【0023】
既に説明したように、DRAM21内にはワークエリア41と受信バッファ43が確保されている。ワークエリア41はヒープメモリ及びスタックメモリとして使用され、上述したプリンタのステータス情報などが書込まれる。受信バッファ43はリングバッファとして利用される。図示の例では、DRAM21の全エリアのうちバッファ先頭アドレスBUFTOPからバッファ最終アドレスBUFBTMまでが受信バッファ43である。受信DMAでは、そのアドレスポイント(受信DMAアドレス)RADを、バッファ先頭アドレスBUFTOPからバッファ最終アドレスBUFBTMへ向かう方向へ進めていき、バッファ最終アドレスBUFBTMに達するとバッファ先頭アドレスBUFTOPに戻る。同様に、転送DMAでも、そのアドレスポイント(転送DMAアドレス)TADを、バッファ先頭アドレスBUFTOPからバッファ最終アドレスBUFBTMへ向かう方向へ進めていき、バッファ最終アドレスBUFBTMに達するとバッファ先頭アドレスBUFTOPに戻る。
【0024】
図示の例では、受信バッファ43にBページのデータ53を蓄積中であり、且つBページの前のAページのデータ51のビデオ転送を開始しようとしている状態を示している。各ページのデータ51、53には、各ページイメージに関するホスト情報(解像度、トータルバンド数など)、各バンド情報(圧縮ON/OFF、圧縮バンドサイズなど)及び各バンドのイメージデータなどが含まれている。
【0025】
上述したプリンタ3は、後述するように給紙装置を複数備えており、ユーザが所望の給紙装置を指定する印刷モードと、給紙装置を自動的に選択する印刷モード(以下、給紙装置自動選択モードという)とを有している。プリンタ3は、各給紙装置にセットされた用紙のサイズを印刷開始前に検出するセンサを持っておらず、以下のような用紙サイズ検出のためのセンサ回路を有している。
【0026】
図3は、プリンタ3における用紙サイズ検出のための構成を示す。
【0027】
このプリンタ3に備えられる給紙装置は、例えば、給紙カセット101と、給紙トレー103であり(給紙カセット101、給紙トレー103は共に複数あっても良い)、給紙カセット101又は給紙トレー103にセットされた用紙は、図示しない給紙ローラーによって給紙され、点線矢印に沿って送られて排出される。このプリンタ3は、給紙装置101又は103から給紙されて排出された用紙(つまり印刷し終えた用紙)の紙送り方向の長さを算出するセンサ回路105を備えている。センサ回路105は、紙送り速度と、用紙が用紙検出地点Pを通過した時間長から、印刷し終えた用紙の紙送り方向の長さを算出し、算出した用紙の長さから用紙サイズを検出する。プリンタ3は、検出した用紙サイズと、印刷ジョブが指定する用紙サイズとを比較し(或いは、上記算出した用紙の長さと、ジョブ指定の用紙サイズの長さとを比較し)、それらが一致すれば、その印刷で使用した給紙装置の用紙サイズをジョブ指定の用紙サイズにみなす。
【0028】
プリンタ3は、最初は、給紙カセット101及び給紙トレー103に用紙がセットされたときは両方とも用紙サイズを「不明」にする(プリンタ3の電源投入時に、給紙カセット101及び給紙トレー103の用紙サイズを「不明」にしても良い)。給紙装置101又は103から1枚給紙し印刷し終えたとき、プリンタ3は、センサ回路105により上記用紙サイズの検出を行い、検出した用紙サイズと、印刷ジョブが指定する用紙サイズ(ユーザが要求した用紙サイズ、例えば「A4」)とを比較する。それらが一致すれば、プリンタ3は、給紙した給紙装置101又は103の用紙サイズを「A4」とみなし、以後、給紙装置101又は103の用紙がなくなるまで(使用されている給紙装置が給紙カセット101であれば給紙カセット101が引き抜かれるまでも含む)、給紙装置101又は103の用紙サイズを「A4」に固定する(給紙装置101又は103の用紙が無くなったときは(使用されている給紙装置が給紙カセット101の場合は給紙カセット101が引き抜かれたときも)、用紙サイズを「不明」とする)。
【0029】
一方、上記検出サイズとジョブ指定サイズ「A4」とが一致しなければ、プリンタ3は、印刷を中止してユーザに印刷エラーを通知する。
【0030】
上述したセンサ回路105は、ジョブ指定の用紙サイズに、給紙された用紙のサイズが一致するか否かを判定できる程度の精度(性能)で良い、換言すれば、給紙された用紙のサイズがどのようなサイズであるかまでを正確に認識できる必要はない。
【0031】
なお、プリンタ3には、従来のようにユーザが各給紙装置101、103にセットした用紙のサイズを入力することもでき、プリンタ3は、ユーザ入力情報に基づいて「給紙装置自動選択」モードを実行することもできる。
【0032】
例えば、印刷ジョブ「A4サイズ10枚」を実行するときに、給紙カセット101にA4サイズの用紙が5枚、給紙トレーにA4サイズの用紙が6枚セットされている場合において、給紙カセット101の用紙サイズが「A4」に固定、給紙トレー103の用紙サイズが「不明」の状態であるときは、プリンタ3は、用紙サイズが「A4」と分かっている給紙カセット101を使って印刷を開始し(このときも上記用紙サイズの検出及び比較を行なう)、給紙カセット101の用紙が無くなったときは、給紙カセット101の用紙サイズを「不明」にして給紙トレー103に切換えて印刷を続行する。このときも、プリンタ3は、上記用紙サイズの検出及び比較を行ない、検出用紙サイズがジョブ指定サイズ「A4」に一致すれば、印刷中は給紙トレー103の用紙サイズを「A4」にする。上記印刷ジョブの印刷を終えたときは、プリンタ3は、A4サイズの印刷を成功した給紙トレーの用紙サイズを「A4」にセットしたままにしておく。この後、用紙サイズの異なる印刷ジョブ、例えば「B4サイズ10枚」を実行するときは、プリンタ3は、給紙カセット101の用紙サイズも給紙トレー103の用紙サイズも「A4」と記憶しているので、印刷実行前にどの給紙装置101、103にも適切な用紙サイズがセットされていない旨を検出して、その旨(後述の「用紙交換エラー」)をユーザに通知する。
【0033】
給紙装置自動選択モードでは、例えば、給紙カセット101の用紙サイズも給紙トレー103の用紙サイズもジョブ指定サイズに一致していれば、給紙カセット101を優先的に使用して印刷するようにする。これにより、ユーザは、給紙カセット101の固定された用紙サイズ以外の印刷ジョブを行なうときは、給紙トレー103の用紙を印刷ジョブの用紙サイズのものに交換するだけで良く、給紙トレー103は用紙の交換が行ない易いので、ユーザにとって便利である。
【0034】
以下、この実施形態におけるホスト装置1及びプリンタ3の動作を説明する。
【0035】
図4は、ホスト装置1がプリンタ3へイメージデータを送るときに各ページ毎に行なう制御のフローを示す。
【0036】
ホスト装置1は、まず、印刷しようとするページが1ページ目か2ページ目以降かを判断し(ステップS1)、1ページ目であれば(S1でYes)、プリンタ3からプリンタ情報を取得する(S2)。このプリンタ情報には、通信モード(プリンタ3とホスト装置1との間のネゴシエーションで成立した通信モードであって、例えばパラレル通信の場合はCompatibilityやECPなど)、DRAMサイズ、各給紙装置101、103の用紙の有無、又はエラー情報(紙ジャム、カバーオープン、エンジン異常等)などが含まれており、これらのプリンタ情報が準備できていない場合には準備中を示す情報が含まれる。2ページ目以降は(S1でNo)、プリンタ情報の取得は行なわない。また、1ページ目のときだけでなく、紙ジャムや用紙無しなどの印刷エラーが発生した後もプリンタ情報を取得し、プリンタ3がエラーから復帰しているか否かをチェックする。
【0037】
プリンタ3からプリンタ情報を受けると、ホスト装置1は、そのプリンタ情報が有効か無効か、つまり上述した通信モードやDRAMサイズなどを示した有効なプリンタ情報であるか、或いは準備中を示す無効なプリンタ情報かを判断し(S3)、情報が準備中(無効)の場合は、ホスト装置1は、有効なプリンタ情報を受けるまでプリンタ3からプリンタ情報を繰り返しリードする。なお、プリンタ情報が準備中(無効)になる原因は、プリンタ3がプリンタイニシャライズ中か、又はエラーからの復帰中であることである。
【0038】
有効なプリンタ情報を取得すると、ホスト装置1は、プリンタ3の通信モードやRAMサイズを基にイメージデータの送信モード(解像度など)を決定する。さらに、ホスト装置1は、プリンタ3との通信で用いるポートの種類(パラレル、USB、イーサネットなど)、又はプリンタ3から通知された通信モード(例えば、パラレルの場合のCompatibility、ECPなど)に応じて、プリンタ3がビデオ転送を開始するタイミング(1ページ中の何バンド目のデータを受信したらビデオ転送を開始するか)を決定する。このビデオ転送開始タイミングは、次のような考えに基づいて決定する。即ち、ホスト装置1からプリンタ3へのデータ送信速度をx〔バイト/秒〕、プリンタ3内でのビデオ転送の速度をy〔バイト/秒〕、ホスト装置1から送るイメージデータの圧縮率をα、1ページの全イメージデータ数をT〔バイト〕、受信バッファのサイズをM〔バイト〕、ビデオ転送を開始する時点で受信バッファに蓄えられているデータサイズをP〔バイト〕とする。通常、データ受信速度xよりもビデオ転送速度yの方が高速であり、この高速のビデオ転送の転送DMAアドレス(図2のTAD)が低速のデータ受信の受信DMAアドレス(図2のRAD)に追いついてしまうと、そこでビデオ転送がストップしてしまい印刷失敗となる(これを「アンダーランエラー」という)。しかし、
P≦M …(1)
(α×T−P)/x<T/y …(2)
を満足するようにPを設定しておけば、ビデオ転送の転送DMAアドレスがデータ受信の受信DMAアドレスに追いつかないうちに1ページ分のデータ受信が完了するので、アンダーランエラーは生じない。(1)、(2)式より、
M≧P>T(α−x/y) …(3)
が導かれる。この(3)式を満たすようにPを設定すればアンダーランエラーは生じない。そこで、(3)式を満たす最小のP〔バイト〕を圧縮バンドサイズ〔バイト〕で割って、その商に1を加えたバンド数を、ビデオ転送の開始タイミング(つまり、このバンド数分のデータが受信バッファに受信された時点でビデオ転送を開始する)として設定する。その際、通信ポートの種類や通信モードによって上記データ送信速度xが異なるから、それに応じて上記ビデオ転送開始タイミングとしてのバンド数(以下、「指定バンド数」)を変える。例えば、パラレルポートのように常に帯域を確保できる場合はフライングスタート(つまり、1ページの全バンド数を受信する前に印刷開始)を行なうよう、また、ネットワーク通信のように帯域が安定してないポートの場合は1ページの全バンド数を受信してから印刷を開始するよう、指定バンド数(ビデオ転送開始タイミング)を設定する。また、パラレルポートの中でも、ECPのように送信速度xの早いモードについては、開始タイミングを早くし(指定バンド数を少なくし)、Compatibilityのように送信速度xの遅いモードについては、開始タイミングを遅く(指定バンド数を多く)設定する。
【0039】
このようにイメージデータの解像度、ビデオ転送開始タイミング(指定バンド数)を決定した上で、ホスト装置1は、これから印刷しようとするページのイメージデータに関するホスト情報(決定した給紙装置、印刷枚数、イメージデータの解像度、1ページのトータルバンド数、及び指定バンド数(ビデオ転送開始タイミング)など)をプリンタ3へ送信する(S4)。プリンタ3は、このホスト情報を基に、レジスタの設定やバッファクリアなどのページ設定を行なう。
【0040】
次に、ホスト装置1は、プリンタ3からプリンタステータス(エンジンの状態、空きバッファ容量、エラーが発生中か、各ページ毎に印刷が成功したか、など)を受信し(S5)、これに基づきプリンタ3が1バンドのイメージデータを受信可能かチェックする(S6、S8)。すなわち、次の(1)〜(4)の条件が満たされているか否かをチェックする。
【0041】
(1)印刷エンジン27が印刷動作可能である。すなわち、印刷エンジン27がデータ受信可能であり、印刷不能状態(紙無し、紙ジャム、カバーオープン、エンジン異常など)でなく、且つ、定着器の温度が規定値である。
(2)プリンタ3のページ設定が完了している。
(3)プリンタ3の受信バッファに1バンド分以上の空きがある。
(4)プリンタ3にエラーが発生していない。
【0042】
ホスト装置1は、(4)の条件が満たされていない(例えば、印刷し終えた用紙サイズ(上記検出用紙サイズ)とジョブ指定サイズとが一致してない)場合は(S6でYes)、エラー処理を実行し(S7)、その処理において、後述するように、ユーザに「再印刷(エラーが発生したページと同じページを印刷)」、「継続(エラーが発生したページの次のページから印刷)」、或いは「中止」を選択させる。(1)〜(4)の条件がすべて満たされていれば、ホスト装置1は、1バンドのイメージデータを受信可能と判断する(S8でYes)。
【0043】
また、プリンタ3は1ページの印刷が終了する度に、印刷の成功/失敗のフラグを立てる。ホスト装置1は、プリンタ3から取得したステータスに含まれる印刷成功/失敗のフラグを見て(S6)、「成功」であればそのページのイメージデータをホスト装置1内から削除し、「失敗」であれば、ステップS1に戻り失敗したページからイメージデータを再送信する。再送信する場合、例えば印刷失敗の原因がアンダーランエラーであるときには、イメージデータの解像度をもっと低い値に変換して(例えば、600dpiから300dpiに落とし)、再送信する。解像度を落とすことによってデータサイズが小さくなるので、再送信ではアンダーランエラーが生じにくくなる。
【0044】
ステップS8でプリンタ3が1バンドを受信可能と判断した場合にのみ、ホスト装置1は1バンドのイメージデータを送信する(S9)。これにより、オーバーランエラー(イメージデータの展開と書込みが非常に早くてバッファメモリが満杯になり後続のデータが書込めなくなるエラー)が回避される。ホスト装置1は、バンドイメージデータを送信する前に、そのバンドデータが圧縮によってサイズが縮小するか否かを判断し、縮小する場合にはそのバンドデータを圧縮し、縮小しない場合には圧縮しない。そして、ホスト装置1は、バンドイメージデータの送信前に、プリンタ3に対し、そのバンドデータが圧縮データであるか否か(圧縮ON/OFF)、圧縮したバンドデータのサイズ(圧縮OFFの場合は、元のバンドデータサイズ)を通知しておく。プリンタ3は、そのバンドイメージデータをDRAM21の受信バッファに蓄え、所定バンド数のデータが蓄えられたらビデオ転送をスタートする。
【0045】
次にホスト装置1は、1ページ全てのバンドデータを送信し終えたか否かをチェックし(S10)、送信し終えていなければステップS5へ戻る。このようにして、ホスト装置1は、バンド単位でイメージデータをプリンタ3に送信し、その都度、送信前にプリンタステータスをチェックしてプリンタ3が1バンド分のデータを受信できるか確認する。よって、プリンタ3は、少なくとも1バンド分の空きバッファ容量があるときに、多くとも1バンドサイズのデータを受信することになる(圧縮OFFで1バンド、圧縮ONでは1バンド未満)。これにより、前述したようにオーバーランエラーが回避される。
【0046】
図5は、ステップS7のエラー処理の流れを示す。
【0047】
ホスト装置1は、プリンタ3から通知されたエラーをチェックする(S7−1)。ここで、そのエラーが、「用紙サイズエラー(後述するように、用紙サイズが「不明」となっている給紙装置101又は103を使ったときに上記検出した用紙サイズがジョブ指定用紙サイズと異なっていたためにプリンタ3でセットされたもの)」であれば、ホスト装置1は、「再印刷(その1ページの印刷をやり直す)」、「継続(エラーに構わずに印刷を続ける)」、又は「中止(この印刷のジョブデータを削除する)」のいずれかを選択するための画面を表示する(S7−2)。また、そのエラーが、「用紙交換エラー(後述するように、用紙サイズが固定された給紙装置101又は103の用紙サイズのうちジョブ指定サイズに一致するものがなかったためにプリンタ3でセットされたもの)」であれば、ホスト装置1は、「継続」又は「中止」のどちらかを選択するための画面を表示する(S7−3)。
【0048】
ステップS7−2、又はステップS7−3で表示した画面において、ユーザに「再印刷」が選択されたときは(S7−4で「再印刷を選択」)、ホスト装置1は、プリンタ3に「再印刷」を通知し、「用紙サイズエラー」が発生したページから再送するためにステップS1へ移行する(S7−5)。また、上記画面において、ユーザに「継続」が選択されたときは、ホスト装置1は、プリンタ3に「継続」を通知してステップS8へ移行し(S7−6)、ユーザに「中止」が選択されたときは、プリンタ3に「中止」を通知しそのドキュメントデータを削除してステップS1へ移行する(S7−7)。
【0049】
以上が、この実施形態におけるホスト装置1の動作である。次に、プリンタ3の動作を説明する。
【0050】
図6は、プリンタ3がホスト装置1からデータを受信して印刷を行なうときの動作フローを示す。
【0051】
まず、ホスト装置1がプリンタ情報を要求してきた場合(ステップS11でYes)、プリンタ3のCPU23が、通信モード(例えば、パラレル通信の場合のECPやCompatibility)やDRAMサイズなどのプリンタ情報をホスト装置1に送信する(S13)。また、プリンタ情報が準備できていない場合には(S12でNo)、準備中であること(具体的には、プリンタイニシャライズ中であること、又はエラーからの復帰中であること)をホスト装置1に知らせる(S14)。
【0052】
プリンタ情報をホスト装置1に送信した後、プリンタ3のCPU23は、ホスト装置1からイメージデータに関する情報(解像度300dpi/600dpi、トータルバンド数)を受信し、その情報を基にデータ受信に関するレジスタ設定、バッファクリアなどのページ設定を行なう(S15)。
【0053】
続いて、ホスト装置1から1バンドのイメージデータを受信するための処理に入る(S16)。この1バンド受信の制御フローを図7に示す。
【0054】
図7に示すように、まずホスト装置1からプリンタステータスの要求が来たときに(S21でYes)、用紙ナシや紙ジャム等のエラーが発生していれば(S22でYes)、エラーのステータスをホスト装置1に送信する(S23)。その後、ホスト装置1から印刷の「継続」の通知を受けなければ(S24でNo)、受信バッファのデータを削除して(S25)、図6のステップS11へ移行する。ホスト装置1から「継続」の通知を受けたときは(S24でYes)、1バンドのイメージデータを受信可能か否か、すなわち、次の(a)及び(b)の条件が満たされているか否かをチェックする(S26)。
【0055】
(a)カバーオープン、紙ジャム、印字エラー、又は用紙無し等のエラーが発生していない、或いはエラーから回復した。
(b)受信バッファに、1バンド分のバンドデータのサイズ以上の空きがある。
【0056】
これらが全て満たされていれば(S26でYes)、プリンタ3は、1バンド以上のイメージデータの受信が可能であることを示したプリンタステータスをホスト装置1に送信する(S28)。なお、プリンタ3は、そのプリンタステータスには、用紙の有無、受信バッファの空き容量、カバーオープンか否か、又はトナー残量などの種々のステータスを含ませるようにすることができる。
【0057】
プリンタ3は、上記プリンタステータスを送信した後、1バンドデータを受信する(S29)。前述のように、受信する1バンドデータは、バンドヘッダ(圧縮ON/OFF、バンド圧縮サイズ(圧縮OFFのときはバンドサイズ)のバンド情報)とバンドのイメージデータから構成される。プリンタ3は、このバンドデータのバンドヘッダに基づいてDMAを設定し、バンド単位のイメージデータ受信はDMAで行なう。
【0058】
ステップS26での1バンドデータ受信可能か否かのチェックにおいて、上記(a)又は(b)の条件を満たしていないときは(S26でNo)、プリンタ3は、ホスト装置1に対し、エラーを表したステータスを送信して(S27)、ステップS21の動作に戻る。なお、プリンタ3は、エラーを表したステータスに、用紙の有無、受信バッファの空き容量、カバーオープンか否か、又はトナー残量などの種々のステータスを含ませてから、ホスト装置1に送信するようにすることができる。
【0059】
ステップS22において、エラーが発生していないときは(S22でNo)、ステップS26へ移行して上述した動作を行なう。
【0060】
再び図6を参照する。プリンタ3は、上述した1バンドデータ受信のフローを終えて(S16)、ホスト装置1からイメージデータを所定バンド数受信したら(S17でYes)、例えば、ホスト装置1からのホスト情報にある指定バンド数分のデータが受信バッファに蓄えられたら、又は、受信バッファの空きサイズが1バンド未満になったら、DMAコントローラ13にビデオ転送を許可する(S18)。
【0061】
ビデオ転送許可後、プリンタ3は、再度ホスト装置1から1バンドデータを受信し(S19)、その1バンドデータ受信を、1ページのデータ受信が完了するまで繰り返す。1ページのデータ受信が完了したら(S20でYes)、プリンタ3は、ステップS11の動作に戻る。
【0062】
給紙装置自動選択モードが指定されている場合を例に、図8を参照して、ビデオ転送に関してプリンタ3のCPU23が行なう制御フローを説明する。
【0063】
プリンタ3のCPU23は、ビデオ転送が可能であるか(すなわち、イメージデータがホスト装置1から指示された指定バンド数以上受信済みか、又は受信バッファの空きサイズが1バンドのデータサイズ未満か)否かをチェックし(ステップS30)、ビデオ転送が可能であれば(S30Yes)、各給紙装置101、103の用紙の有無をチェックする(S31)。
【0064】
全ての給紙装置101及び103に用紙が無い場合は(S32でYes)、いずれかの給紙装置101又は103に用紙がセットされるまで待ち、用紙がセットされたら(S33でYes)、用紙がセットされたのは全ての給紙装置101及び103であるか否かをチェックする(S34)。一方、ステップS32において、いずれかの給紙装置101又は103に用紙が有る場合は(S32でNo)、ステップS34へ移行する。
【0065】
ステップS34において、いずれかの給紙装置101又は103に用紙が無ければ(S34でNo)、用紙ナシの給紙装置101又は103の用紙サイズを「不明」に設定してそれをEEPROM29に書込み(S35)、ジョブ指定用紙サイズに基づいて給紙装置101又は103を選択する(S39)。
【0066】
一方、ステップS34において、全ての給紙装置101、103に用紙が有れば(S34でYes)、EEPROM29から各給紙装置101、103の固定された用紙サイズを読出しチェックする(S36)。ここで、全部の給紙装置101及び103の用紙サイズがジョブ指定用紙サイズと異なっている場合は(S36でYes)、「用紙交換エラー」をセットしてホスト装置1に通しするようにし(S37)、ホスト装置1から印刷の「継続」の指示を受ければ(S38でYes)、ステップ39へ、「継続」の指示を受けなければ(つまり「再印刷」或いは「中止」の指示を受ければ)(S38でNo)、ステップS30へ移行する。ステップS36において、いずれかの給紙装置101又は103の用紙サイズがジョブ指定サイズと一致していれば(S36でNo)、その用紙サイズの給紙装置101又は103を選択する(S39)。
【0067】
給紙装置101又は103を選択したら、パラメータ設定、つまり、イメージデータに関するホスト情報(解像度、トータルバンド数、指定された給紙装置)を基に、ビデオ転送に関するレジスタ設定を行なう(S40)。
【0068】
次に、CPU23は、DMAコントローラ13に1バンドの転送DMAを実行し(S41)、それを、1ページのビデオ転送(データ受信と非同期に実行)が完了するまで、1バンドの情報設定とビデオDMA転送を繰り返す。1ページのビデオ転送が完了したら(S42でYes)、1ページの印刷が開始される。この印刷では、既に説明したように、ステップS39で選択された給紙装置101又は103から用紙を給紙して排出する過程で、上述したセンサ回路105によってその用紙の紙送り方向の長さを算出し、印刷し終えた用紙のサイズを検出する。
【0069】
ここで、その検出用紙サイズがジョブ指定用紙サイズと一致しているときは(S43でNo)、その用紙を持つ給紙装置の用紙サイズをジョブ指定用紙サイズとみなして更新し(ジョブ指定用紙サイズをその給紙装置の用紙サイズとしてEEPROM29に書込み)(S44)、印刷成功のフラグをセットする(S48)。検出用紙サイズがジョブ指定用紙サイズと異なっているときは(S43でYes)、既にホスト1から「継続」の指示があれば(S45でYes)、その印刷に対し印刷成功のフラグをセットし(S48)、「継続」の指示を受けていなければ(S45でNo)、「用紙サイズエラー」をセットしてホスト1に通知するようにして(S46)、ホスト1からの指示を待つ。その後、ホスト1から「再印刷」或いは「中止」を指示されたら(S47でNo)、ステップS30へ移行し、「継続」を指示されたら(S47でYes)、その印刷に対し印刷成功のフラグをセットして(S48)、ステップS30に戻る。印刷成功フラグは、プリンタ3がホスト装置1にプリンタステータスを送信することで、ホスト装置1に通知される(印字が完了した時点とホスト装置1への通知は同期していない)。印刷成功フラグは、ホスト装置1がそのプリンタステータスを読込んだときに解消され、そのときに、ホスト装置1は、その1ページのイメージデータを削除する。
【0070】
なお、本実施形態では、プリンタ3は、「用紙サイズエラー」を検出して印刷を停止したときに、「継続」を受信したときは、それ以降の印刷は停止しないようにする、換言すれば、ジョブ実行中に印刷停止する回数は1回だけにする。
【0071】
以上が、本実施形態でのホスト装置1及びプリンタ3の動作の説明である。
【0072】
この実施形態によれば、プリンタ3に、各給紙装置101、103の用紙のサイズを印刷開始前に検出するセンサが備えられていなくても、上述したセンサ回路105によって、各給紙装置101、103にセットされた用紙のサイズを印刷過程において検出することができる。これにより、印刷開始前に各給紙装置の用紙サイズを検出するセンサを持たないプリンタを使用するときに、従来必要とされていた、各給紙装置101、103の用紙サイズ入力操作が必要無くなり、且つ、その入力操作が無くても給紙装置自動選択モードによる印刷を行えるので、ユーザにとって便利になる。
【0073】
以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプリントシステムの構成を示すブロック図。
【図2】DRAM21のメモリマップ。
【図3】プリンタ3における用紙サイズ検出のための構成を示す図。
【図4】ホスト装置1がプリンタ3へイメージデータを送るときに各ページ毎に行なう制御を示すフローチャート。
【図5】ステップS7のエラー処理の流れを示す図。
【図6】プリンタ3がホスト装置1からデータを受信して印刷を行なうときの動作を示すフローチャート。
【図7】1バンドデータ受信におけるプリンタ3の動作を示すフローチャート。
【図8】ビデオ転送に関してプリンタ3のCPU23が行なう制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ホスト装置
3 ページプリンタ
11 ホストインターフェース回路
13 DMAコントローラ
15 データ伸張回路
17 ビデオコントローラ
19 後処理回路
21 DRAM
23 CPU
25 ROM
27 印刷エンジン
29 EEPROM

Claims (8)

  1. 給紙トレーと給紙カセットを含んだ複数の給紙装置と、
    各給紙装置に対応した各用紙サイズを記憶する記憶手段と、
    用紙ナシの給紙装置又は用紙交換された給紙装置に対応する用紙サイズとして不明を前記記憶手段に記憶させる手段と、
    印刷ジョブが指定する用紙サイズと前記記憶手段に記憶されている用紙サイズとに基づいて、前記複数の給紙装置からいずれかの給紙装置を自動的に選択する選択手段と、
    前記選択された給紙装置から給紙した後の紙送り過程で前記給紙した用紙のサイズを検出する検出手段と、
    前記検出した用紙サイズが印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するか否かの用紙サイズチェックを行う用紙サイズチェック手段と、
    前記用紙サイズチェックの結果、前記検出した用紙サイズが前記印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するときは、前記給紙した給紙装置の用紙サイズを前記印刷ジョブ指定の用紙サイズとみなして前記記憶手段に記憶し、前記印刷ジョブに従う印刷を継続する印刷制御手段と、
    を備え
    前記選択手段が、
    (1)前記記憶手段において前記給紙カセットに対応付けられた用紙サイズと前記給紙トレーに対応付けられた用紙サイズとが同じであり、且つ、前記印刷ジョブ指定の用紙サイズがそれらの用紙サイズと同じであれば、前記給紙カセットを選択し、
    (2)前記記憶手段において前記給紙カセットに対応付けられた用紙サイズと前記給紙トレーに対応付けられた用紙サイズとのいずれかが不明であり、且つ、前記印刷ジョブ指定の用紙サイズが、前記記憶手段において対応付けられている用紙サイズと異なっていれば、不明に対応した給紙装置を選択し、
    前記印刷制御手段が、前記(2)の際、前記選択された給紙装置から給紙された用紙について、前記用紙サイズチェックを行い、前記検出した用紙サイズが前記印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するときは、前記印刷ジョブに従う印刷を継続する、
    プリンタ。
  2. 前記記憶手段には、前記印刷ジョブに従う印刷が終わっても、前記記憶された用紙サイズが記憶されたままであり、
    前記選択手段は、前回の印刷ジョブにおいて前記記憶手段に記憶されている用紙サイズを基に、今回の印刷ジョブにおいて、給紙装置を選択する、
    請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記優先的に選択した給紙装置の用紙が空になったことが検出されたときは、前記用紙サイズが不明の給紙装置に切換えて印刷を続けることを特徴とする請求項記載のプリンタ。
  4. 前記用紙サイズチェック結果、前記検出した用紙サイズが前記印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致しないとき、或いは、前記記憶手段に記憶されている用紙サイズのなかに印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するものと前記不明となっているものとのいずれも存在しないときは、ユーザにエラーを通知することを特徴とする請求項記載のプリンタ。
  5. 用紙サイズを不明とした給紙装置を使用して印刷したときの用紙のサイズが、前記用紙サイズチェックの結果、印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致しないときは、印刷を停止してユーザにエラーを通知することを特徴とする請求項記載のプリンタ。
  6. 複数の給紙装置と、
    各給紙装置に対応した各用紙サイズを記憶する記憶手段と
    前記記憶手段に記憶されている用紙サイズのなかに印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致する用紙サイズが無いが用紙サイズとして不明の用紙サイズがあればその不明の用紙サイズに対応した給紙装置を前記複数の給紙装置から自動的に選択する選択手段と、
    前記選択された給紙装置から給紙した後の紙送り過程で前記給紙した用紙のサイズを検出する検出手段と、
    前記検出した用紙サイズが印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致するか否かの用紙サイズチェックを行う用紙サイズチェック手段と、
    エラーをユーザに通知する印刷制御手段と
    を備え、
    前記印刷制御手段は、前記用紙サイズチェックの結果、前記検出した用紙サイズが前記印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致しないときは、印刷を停止してユーザにエラーを通知するよう構成されており、もし、その印刷ジョブについてエラーの通知後にユーザから継続の指示を受領済みであるならば、前記用紙サイズチェックの結果、前記検出した用紙サイズが前記印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致しないときでも、印刷を停止せず継続する、
    プリンタ。
  7. 前記記憶手段には、前記印刷ジョブに従う印刷が終わっても、前記記憶された用紙サイズが記憶されたままであり、
    前記選択手段は、前回の印刷ジョブにおいて前記記憶手段に記憶されている用紙サイズを基に、今回の印刷ジョブにおいて、給紙装置を選択する、
    請求項6記載のプリンタ。
  8. 前記印刷制御手段は、前記記憶手段に記憶されている用紙サイズのなかに印刷ジョブ指定の用紙サイズと一致する用紙サイズも用紙サイズとして不明の用紙サイズも無い場合に、エラーをユーザに通知する、
    請求項6記載のプリンタ。
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