JP2011018977A - 画像形成装置、制御方法、プログラム - Google Patents

画像形成装置、制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 VDPジョブを処理可能な画像形成システムにおいて、レコード単位でVDPジョブの中断とプロモート処理を可能とし、無駄な印刷出力を省き、効率的なVDPジョブ印刷を可能とするVDPジョブ制御方法を提供する。
【解決手段】 複数ページのページ情報からなるレコードを複数有するVDPジョブを受信し、ページ情報に基づいて、出力物を出力可能な画像形成装置であって、印刷ジョブを受信するVDPジョブ受信部202と、受信した印刷ジョブの出力処理中に発生するエラーを検知するVDPジョブ解析部206と、エラーが検知された印刷ジョブがバリアブル印刷ジョブである場合に、エラーが検知されたレコードの出力処理を中断し、エラーが検知されたレコードの後続のレコードに含まれるページから出力処理を再開させるサスペンドレコード制御部204とを有することを特徴とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、バリアブル印刷ジョブを印刷可能な画像形成装置、その制御方法及びプログラムに関するものである。
顧客一人ひとりのニーズにあったデータを印刷するバリアブル印刷(Variable Data Printing)の需要が拡大している。バリアブル印刷ジョブ(VDPジョブ)は、1つのジョブに対して登録されている顧客データを各レコード単位で印刷するため、1つのジョブに大量(例えば数万レコード)のレコードが含まれる。また、VDPジョブでは、各レコードに対して、VDPオブジェクトが関連付けられ、背景となるマスターオブジェクトと合成されて印刷される。このようなVDPジョブは複数のレコードが含まれていてもジョブ単位で管理されている。
しかしながら、大量のレコードを含むジョブがジョブ単位で管理されているため、効率的に印刷処理できないケースが発生する。その例として、VDPジョブに含まれる1つのレコードが何らかのエラーが発生し印刷できなかった場合である。ここでVDPジョブにおいてレコード単位で発生するエラーの例としては、あるレコードが参照するVDPオブジェクトが指定された参照先に存在しなかった場合、あるレコード単位で指定された用紙が給紙段にセットされていない場合が挙げられる。
従来の印刷システムでは、ジョブ単位では、印刷不可となったジョブをサスペンドし、プリントキューに入っている実行可能な次のジョブをプロモートさせ、印刷を継続させるサスペンド/プロモート機能はある。しかし、この従来の機能では、VDPジョブに含まれるレコード単位でエラーが発生した場合に、エラーが発生したジョブ全体をサスペンドし、後続の印刷可能なジョブをプロモートしてしまう。そのため、エラーが発生したレコードの後続レコードが印刷可能なレコードであっても印刷を継続することができず、非効率的である。また、再印刷時には既に印刷済みのレコードも印刷対象となってしまい、無駄な印刷が発生することになる。
さらに、従来の印刷システムでは、通常のPDLジョブにおいてページ単位でエラー発生ページの印刷をスキップし、ジョブ内の残りのページを印刷可能とするエラースキップ機能がある。しかし、このエラースキップ機能はページ単位で動作しているため、VDPジョブに含まれる各レコードが複数ページで構成されているような場合には適していない。
このように従来のジョブ単位やページ単位のみのスキップ機能は複数のレコードを持つVDPジョブには最適ではない。また、特許文献1では、事前にVDP印刷中に使用されるVDPオブジェクトのアクセス可否チェックを行う。そして、アクセス不可能なVDPオブジェクトがあれば、その時点でオペレータに通知して印刷処理をキャンセルさせる。
特開2007−305119号公報
しかしながら特許文献1の方法では、アクセス不可能なVDPオブジェクトがあった場合にジョブ全体がキャンセルされてしまう。そのため、印刷実行中にアクセス不可能により、ジョブ全体がキャンセルされることは防げるが、印刷可能なレコードを優先的に印刷することができず、非効率的である。
そこで本発明では、レコード単位でのサスペンド処理とプロモート処理とを可能とし、無駄な印刷出力を防止し、VDPジョブの効率的な印刷を実現させる画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る画像形成装置は、複数ページのページ情報からなるレコードを複数有するバリアブル印刷ジョブを受信し、前記ページ情報に基づいて、前記レコード毎に固定のマスターオブジェクト及び前記レコード毎に可変のバリアブルオブジェクトからなる出力物を出力することが可能な画像形成装置であって、印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した印刷ジョブを出力物として出力するための出力処理を実行する出力手段と、前記出力処理の実行中に発生するエラーを検知する検知手段と、前記検知手段によりエラーが検知された印刷ジョブが前記バリアブル印刷ジョブである場合に、前記エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードに含まれるページの出力処理を中断し、当該バリアブル印刷ジョブに含まれるレコードのうち、前記エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードの後続のレコードに含まれるページから出力処理を再開させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明により、レコード単位でのサスペンド処理とプロモート処理とを可能とし、無駄な印刷出力を防止し、VDPジョブの効率的な印刷が可能となる。
本発明の一実施形態としてのコンピュータを含むシステムの構成図。 本発明の一実施形態としての典型的な画像形成装置のシステムのブロック図。 レコードデータベースの一例を示す図。 ジョブ、レコード、ページの階層構造の一例を示す概念図。 ジョブ印刷処理のフローチャート。 (A)VDPジョブのPPMLファイルの例を示す図。(B)VDPジョブの出力物の例を示す図。 レコード単位解析処理のフローチャート。 レコード単位RIP処理のフローチャート。 レコード単位印刷処理のフローチャート。 サスペンドレコード発生時の再開指示処理のフローチャート。 画像形成装置の操作画面の共通仕様設定画面の一例を示す図。 画像形成装置の操作画面のサスペンドモード画面の一例を示す図。 サスペンドレコード検出時の通知画面の一例を示す図。 (A)VDPジョブでまとめてサスペンドレコードを再開する指示を選択させる処理のフローチャート。(B)まとめて再開処理のフローチャート。 まとめて再開指示を通知する通知画面の一例を示す図。 VDPジョブの再印刷のフローチャート。 サスペンドレコードが発生した際のシフト排紙処理のフローチャート。 サスペンドレコードの格納レコード数に制限値に設けた処理のフローチャート。 サスペンドレコード記憶数が制限値を超えた際の通知画面の一例を示す図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、以下に説明する各実施形態を適用可能な画像形成システムについて図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る画像形成システムの基本構成の一例を示す構成図である。画像形成システムは、画像形成装置10、プリントサーバ20、ファイルサーバ30、及びクライアントPC40を有する。画像形成装置10、プリントサーバ20、ファイルサーバ30、及びクライアントPC40は、LAN,WANなどのネットワーク50を介して通信可能に接続されている。
画像形成装置10は、スキャン、プリント、コピーなどの様々な機能を有する。プリントサーバ20は、入力された印刷ジョブやネットワーク50を介して接続されている画像形成装置10を管理する。プリントサーバ20は、接続されている画像形成装置10と全ての印刷ジョブの状況を監視できるとともに、印刷ジョブの一字停止、設定変更、印刷再開、あるいはジョブの複製、異動、削除などの制御を行うことができる。
ファイルサーバ30は、バリアブル印刷に使用するバリアブルデータに係るデータベース、例えば宛先、住所、氏名などの顧客データからなる顧客データベースを保管する。クライアントPC40は、アプリケーションファイルの編集や印刷支持を行う機能を有する。また、クライアントPC40は、プリントサーバ20内で管理されている画像形成装置10や印刷ジョブの監視や制御を補佐する機能を有する。オペレータはクライアントPC40を利用してジョブのステータスなどを確認することができる。
図2は、画像形成装置10の基本構成を示すブロック図である。制御部201は、システムバス214を介して接続される各構成を制御し、画像形成装置10全体の動作を制御する。尚、制御部201は記憶部213に記憶されているプログラムを実行することで、画像形成装置10の各構成を制御する。
操作部210はオペレータが各種入力を行うためのものであり、各種キー、タッチパネル機能を備えたLCDやLEDなどの表示デバイス等により構成される。この操作部210でのオペレータの操作に従って再印刷指示やジョブのキャンセル指示を受け付ける。表示制御部205は、操作部210の表示デバイスに対して各種表示を行う。例えば、表示制御部205は、印刷中のサスペンドレコード検出通知メッセージを操作部210に表示し、次の処理をオペレータに促す。
VDPジョブ受信部202は、クライアントPC40から印刷指示が出てプリントサーバ20経由で入力されたVDPジョブを受信し、VDPジョブの処理指示があればVDPジョブ解析部206に受信したVDPジョブを送信する。ここで、受信するVDPジョブは、例えばPPML(Personalized Printer Marked Language)形式のファイルのように、ジョブに含まれるレコードの中のページ毎に、ページを出力するためのページ情報が含まれている。ここで、ページ情報とは例えば、VDPオブジェクト及びマスターオブジェクトの対応関係を示す情報、出力時に使用されるメディア情報、カラー/モノクロ出力情報、後処理情報、排出先情報などである。本実施例においては、VDPジョブは複数ページのページ情報からなるレコードを複数有する。そして、以下に記載する各構成での出力処理により、レコードに含まれるページ情報に基づいて、レコード毎に固定のマスターオブジェクトとレコード毎に可変のVDPオブオブジェクトからなる出力物が出力される。尚、本発明に適応するVDPジョブは上記の形式に限るものではない。例えば、VDPオブジェクト及びマスターオブジェクトの対応関係を示す情報はファイルサーバ30に用意されており、VDPジョブには含まれていなくても構わない。
VDPジョブ解析部206は、VDPジョブ受信部202から受信したVDPジョブのレコードを解析し、VDPジョブに含まれる複数のレコードに対してIDを付与する。また、VDPジョブ解析部206は、解析の結果、必要に応じてファイルサーバ30に格納されているレコードデータベース211を参照する。そして、VDPジョブ解析部206は、VDPジョブに含まれるページ情報または参照したレコードデータベース211の情報に従ってページ毎に使用するVDPオブジェクトとマスターオブジェクトとを関連付ける。尚、VDPオブジェクト及びマスターオブジェクトはオブジェクト記憶部212に格納されている。このときVDPジョブ解析部206は、それぞれのオブジェクトに対してアクセスができるかどうかを確認し、アクセスできない場合には後述するサスペンド処理を行う。VDPジョブ解析部206は解析済みのレコード情報と該レコードのIDとを解析後レコード記憶部207に送信する。以降では、VDPジョブ解析部206が行う処理を総称して解析処理と記載する。
解析後レコード記憶部207は、VDPジョブ解析部206から受け取ったレコード情報と該レコードのIDとを対応づけて格納する。RIP部208は制御部201の指示により、解析後レコード記憶部207の格納されているレコード情報を参照し、レコードに含まれる各ページのVDPオブジェクト、マスターオブジェクトに対してRIP処理を施し印刷データを生成する。尚、RIP処理の際に作られるRIP済みオブジェクトは、必要に応じてRIP部208内でリユーザブルオブジェクトとして再利用可能な状態で格納される。
印刷部209は、RIP部208でRIP処理が施された印刷データに対して印刷処理(記録用紙に印刷データを印字)を行い、出力物を排紙する。印刷部209内で各レコードに付加される印刷情報に基づいて必要なメディアを要求し、仕上がり設定や指定された排紙方式で排紙される。尚、本実施例において、受信したVDPジョブが出力物として排紙されるまでに行われるVDPジョブ解析処理、RIP処理、印刷処理の各処理をまとめて出力処理と表現する。
サスペンドレコード制御部204は、VDPジョブ解析処理、RIP処理、印刷処理の、それぞれの処理の過程でエラーが発生し処理が中断された場合に、実行されるサスペンド処理の制御を行う。サスペンド処理の詳細については後述する。サスペンドレコード記憶部203は、サスペンドレコード制御部204の指示によりサスペンド処理の対象となるレコード情報を一時的に格納する。またサスペンドレコード記憶部203は、サスペンドされたレコードに対して再印刷指示があれば、サスペンドされたレコードのレコード情報はジョブ終了後も記憶しておく。
図3は、レコードデータベース211に記憶されているデータベースの一例を示す図である。参照番号301から307はデータベースにおける各データフィールドである。301は顧客番号、302は名前、303は住所、304は年齢、305はマスターファイルのリンク先、306はコース1、307はコース2、308は詳細情報を示す。ここで、それぞれのコースや詳細情報のオブジェクトが格納されているリンク先が登録されていても良い。
図4は、本発明で表すVDPジョブ、レコード、及びページを階層的に示した概念図である。VDPジョブ401は、複数のレコード402を持つ。このレコード402の基となるレコード情報はファイルサーバ30に格納されている。本発明の例ではレコードデータベースに登録されている顧客の数が、印刷対象となるレコード402の数(レコード数)となる。各レコード402は一枚以上のページ403を含む。ここで各レコード402に含まれるページ数は必ずしも同一ページ数である必用はなく、各レコード402で指示される印刷内容によって異なる。本発明では、VDPジョブ解析部206がVDPジョブを解析し、各レコード402に対してIDを割り当てる。このレコードIDを利用してサスペンドレコード制御部204が管理すべきレコードを特定する。また、レコードだけでなく、VDPジョブにはジョブIDが割り当てられ、ページにページIDが割り当てられる。
図5は、本発明の画像形成システムがVDPジョブを受信し、出力物を排紙するまでの基本的なフローを示す。尚、図5に示されるフローの各ステップにおける処理は制御部201が記憶部213に記憶されているプログラムに従って、画像形成装置10の各構成を制御することで実行される。
ステップS501において、VDPジョブ受信部202は、プリントサーバ20から送信されたジョブを受信する。ステップS502において、VDPジョブ受信部202は、受信したジョブがVDPジョブであるかを判断する。判断の結果、VDPジョブであると判断された場合には、ステップS503へ移行する。一方、VDPジョブではないと判断された場合には、ステップS509へ移行する。
ステップS503において、VDPジョブ受信部202は、VDPジョブをレコード単位でサスペンド処理する設定がされているか否かを判定する。レコード単位でサスペンド処理する設定がされていると判定された場合にはステップS504へ移行する。一方、レコード単位でサスペンド処理する設定がされていないと判定された場合にはステップS508へ移行する。ここで、レコード単位でサスペンド処理する設定は、画像形成装置10の操作部210におけるオペレータの操作に従って、制御部201が設定する。この設定方法の詳細については後述する。また、ステップS503においてVDPジョブ受信部202は、制御部201により画像形成装置10で設定されているレコード単位でのサスペンド処理に関する設定を確認することで判定を行う。尚、画像形成装置10での設定に限らず、プリントサーバ20、クライアントPC40等の情報処理装置におけるオペレータの指示に従ってVDPジョブに対して設定されても構わない。この場合、VDPジョブ受信部202はVDPジョブに含まれるサスペンド処理の設定情報を確認することで判定を行う。
ステップS504において、VDPジョブ解析部206が、後述するレコード単位での解析処理を行う。ステップS505において、解析後レコード記憶部207は、ステップS504で各レコードに付与されたレコードID、解析が行われた各レコードのレコード情報と対応付けて記憶する。
ステップS506において、RIP部208は、解析後レコード記憶部207に記憶されているレコード情報を参照して、レコード単位でのRIP処理を行い、印刷データを生成する。ステップS507において、印刷部209は、ステップS505でRIP処理された印刷データに対してレコード単位での印刷処理を行い、出力物を排紙した後処理フローを終了する。尚、レコード単位でのRIP処理、レコード単位での印刷処理の詳細については後述する。
ステップ508において、VDPジョブ解析部206が、ジョブ単位での解析処理を行う。ステップS508において、RIP部208がVDPジョブ以外のジョブまたは、ステップS508において解析されたVDPジョブに対してジョブ単位でのRIP処理を行う。ステップS510において、印刷部209は、前記ステップS509でRIP処理された印刷データに対してジョブ単位での印刷処理を行い、出力物を排紙した後、処理フローを終了する。尚、ジョブ単位での解析処理、ジョブ単位でのRIP処理、ジョブ単位での印刷処理の詳細については後述する。
図6(A)は、VDPジョブの1つであるPPMLファイルの一例を示す図である。また、図6(B)はPPMLファイルの1レコードに対応する出力物を示す図である。図6(A)で示されるPPMファイルでは、1レコードが2ページからなり、図3に示したデータベースに基づいたVDPオブジェクトと再利用可能なリユーザブルオブジェクト(マスターオブジェクト)とを合成された出力が行われる。
各レコードの1ページ目には、参照するバリアブルオブジェクトの参照先を示す情報、リユーザブルオブジェクトの参照先を示す情報が記載されている。VDPオブジェクトの「A1」とは図3のデータベースにおける1番目の情報を参照先として示す情報である。この場合、図3のデータベースにおいて1番目のデータのCOURSE1のフィールドは「Aコース」となっている。そのため、リユーザブルオブジェクトのCOURSE1の部分には「Aコース」に対応するVDPオブジェクトがオブジェクト記憶部212より選択され、関連付けされる。
図6(A)で示されるPPMファイルでは、レコード毎に<Document>タグが付加され、各Document内にレコードは2ページ分の<Page>タグが付加されている。VDPジョブ解析部206は、このタグを用いることで、レコード及びページを認識することが可能となる。ここで、レコードを区別するタグは必ずしも<Document>タグを使用する必要はなく、PPMLファイルを生成するアプリケーションが付加するコメントの場合や、レコードを区別するタグを付加しない場合もある。
図7は、図5のステップS504におけるレコード単位での解析処理の詳細なフローチャートである。尚、図7に示されるフローの各ステップにおける処理は制御部201が記憶部213に記憶されているプログラムに従って、画像形成装置10の各構成を制御することで実行される。
ステップS701において、VDPジョブ解析部206は、受信したVDPジョブに付加されているDocumentタグに基づいて次のレコードを検出する。尚、レコードの検出はこの方法に限らず、VDPジョブの形式に適した方法を実行するものとする。ステップS702において、VDPジョブ解析部206は、検出されたレコードにレコードの識別するための識別情報であるレコードIDを付与する。
ステップS703において、VDPジョブ解析部206は、VDPジョブの記載に従って、ファイルサーバ30、オブジェクト記憶部212を参照し、レコードの出力に用いるVDPオブジェクトとマスターオブジェクトを関連付ける。ステップS704において、VDPジョブ解析部206は、ステップS703での関連付けの際に、リンク先のオブジェクトが存在しなかったことによるエラーを検知し、エラーが発生したかどうかを判断する。エラーが発生したと判断された場合にはステップS705に移行する。エラーが発生しなかったと判断された場合にはステップS706に移行する。
ステップS705において、VDPジョブ解析部206は、エラーが発生したページを有するレコードに含まれる複数のページに対する解析処理を中断する。そしてVDPジョブ解析部206は、エラーが発生したページを有するレコード(サスペンドレコード)をサスペンドレコード制御部204へ通知する。サスペンドレコード制御部204は、通知を受けたサスペンドレコードをサスペンドレコード記憶部203に記憶する。尚、VDPジョブ解析部206は、現在解析処理を行っているレコードのレコードIDを保持しておき、エラーが起こった際に、保持しているレコードIDに基づきサスペンドレコードを特定する。また、前述した方法に限らず、エラーが発生したページのページIDを元に、そのページIDを含むレコードをサスペンドレコードとして特定してもよい。尚、以降の説明においてもサスペンドレコードの特定は上記の方法により各種処理部(VDPジョブ解析部206、RIP部208、印刷部209)が行うものとする。
ステップS706において、VDPジョブ解析部206は、VDPジョブに含まれる全てのレコードの解析処理が終了したかどうかを判断する。全てのレコードの解析処理が終了したと判断されれば処理フローを終了し、全てのレコードの解析処理が終了していないと判断されればステップS701へ移行し、次の解析対象レコードの解析処理を開始する。
次に、図5のステップS508におけるジョブ単位での解析処理について説明する。ジョブ単位での解析処理において、VDPジョブ解析部206は、ジョブに含まれる全てのページに対して出力に用いるVDPオブジェクトとマスターオブジェクトを関連付ける。尚、関連付けの方法はレコード単位解析処理と同様である。そして、関連付けの際にエラーが検知されると、制御部201はVDPジョブ全体を中断し、画像形成装置10にストックされている次のジョブをプロモートして実行する。
図8は、図5のステップS506におけるレコード単位でのRIP処理の詳細なフローチャートである。尚、図8に示されるフローの各ステップにおける処理は制御部201が記憶部213に記憶されているプログラムに従って、画像形成装置10の各構成を制御することで実行される。
ステップS801において、RIP部208は、RIP処理の対象となる次のレコードのレコード情報を解析後レコード記憶部207から取得する。ステップS802において、RIP部208は、取得したレコード情報に従って、レコードの出力に用いるVDPオブジェクトとマスターオブジェクトのリンク先を確認する。
ステップS803において、RIP部208は、リンク先確認の結果、リンク先のオブジェクトが存在しなかった場合にエラーを検知し、エラーが発生したと判断する。エラーが検知され、エラーが発生したと判断された場合にはステップS805に移行する。エラーが発生しなかったと判断された場合にはステップS804に移行する。
ステップS804において、RIP部208は、レコードに含まれるオブジェクトのRIP処理を行い、印刷データを生成する。ステップS805において、RIP部208は、サスペンドレコードを特定し、サスペンドレコードに含まれる複数のページに対するRIP処理を中断する。そしてRIP部208は、サスペンドレコードをサスペンドレコード制御部204へ通知する。サスペンドレコード制御部204は、通知を受けたサスペンドレコードをサスペンドレコード記憶部203に記憶する。
ステップS806において、RIP部208は、VDPジョブに含まれる全てのレコードのRIP処理が終了したかどうかを判断する。全てのレコードのRIP処理が終了したと判断されれば処理フローを終了し、全てのレコードのRIP処理が終了していないと判断されればステップS801へ移行し、次のRIP対象レコードのRIP処理を開始する。
次に、図5のステップS509におけるジョブ単位でのRIP処理について説明する。ジョブ単位でのRIP処理において、RIP部208は、ジョブに含まれる全てのページに対してRIP処理を行う。そして、RIP処理の際にエラーが検知されると、制御部201はVDPジョブ全体を中断し、画像形成装置10にストックされている次のジョブをプロモートして実行する。
図9は、図5のステップステップS507におけるレコード単位での印刷処理の詳細なフローチャートである。尚、図9に示されるフローの各ステップにおける処理は制御部201が記憶部213に記憶されているプログラムに従って、画像形成装置10の各構成を制御することで実行される。
ステップS901において、印刷部209は、印刷対象レコードの印刷データを取得する。ステップS902において、印刷部209は、印刷対象レコードの印刷データを印刷する時に使用されるメディアが給紙段に正しくセットされているかを確認する。
ステップS903において、印刷部209は、ステップS209での確認の結果メディアが給紙段に正しく存在していなかった場合にエラーを検知し、エラーが発生したと判断する。エラーが検知され、エラーが発生したと判断された場合にはステップS905に移行する。エラーが発生しなかったと判断された場合にはステップS904に移行する。
ステップS904において、印刷部209は印刷対象レコードの印刷データを印刷し出力物として排紙する。ステップS905において、印刷部209は、サスペンドレコードを特定し、サスペンドレコードに含まれる複数のページに対する印刷処理を中断する。そして印刷部209は、サスペンドレコードをサスペンドレコード制御部204へ通知する。サスペンドレコード制御部204は、通知を受けたサスペンドレコードをサスペンドレコード記憶部203に記憶する。
ステップS906は、印刷部209はVDPジョブに含まれる全てのレコードの印刷処理が終了したかどうかを判断する。全てのレコードの印刷処理が終了したと判断されれば処理フローを終了し、全てのレコードの印刷処理が終了していないと判断されればステップS901へ移行し、次の印刷対象レコードの印刷処理を開始する。
次に、図5のステップS510におけるジョブ単位での印刷処理について説明する。ジョブ単位での印刷処理において、印刷部209は、ジョブに含まれる全てのページに対して印刷処理を行う。そして、印刷処理の際にエラーが検知されると、制御部201はVDPジョブ全体を中断し、画像形成装置10にストックされている次のジョブをプロモートして実行する。
尚、本実施例では、リンク先にオブジェクトが存在しない場合、印刷時に印刷に必要な正しいメディアが給紙段にセットされていない場合の2通りのエラーを挙げた。しかしこの2通りのエラーに限らず、その他のエラーであっても本発明は適応可能であることはいうまでもない。
本実施例では、VDPジョブの出力処理においてレコード単位での中断(サスペンド)を行い、中断された次のレコードから出力処理を再開する(プロモート処理)ことで、無駄な印刷出力を防止し、VDPジョブの効率的な印刷が可能となる。ここでレコード単位での中断とは、エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードに含まれるページの出力処理を中断することを指す。そして、中断された次のレコードから出力処理を再開するとは、バリアブル印刷ジョブに含まれるレコードのうち、エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードの後続のレコードに含まれるページから出力処理を再開させることを指す。
また、受信したジョブがVDPジョブか否かを判断し、VDPジョブであると判断されたジョブにはレコード単位での出力処理を行い、VDPジョブでないと判断されたジョブにはジョブ単位での出力処理を行う。これによりジョブの種類に適したサスペンド処理が可能となり、ジョブの効率的な印刷が可能となる。
(実施例2)
実施例2では、VDPジョブの出力処理中にエラーが発生し、レコードのサスペンドが行われた場合に、サスペンドレコードをオペレータに報知するために表示を行う。また、報知と共にサスペンドレコードの再開指示を促し、オペレータの再開指示に基づいて再出力処理を行う。尚、以降の実施例では図9を用いて説明を行ったレコード単位での印刷処理時のサスペンド処理を元に説明を行うが、印刷処理に限らず、解析処理、RIP処理とう他の出力処理にも適用可能である。また、以降の実施例では、解析対象レコード、RIP対象レコード、印刷対象レコードを総じて出力対象レコードと記載する。
図10は、実施例2における処理の流れを示すフローチャートである。尚、本実施例における、ステップS901〜ステップS906の処理は実施例1と同様であるため、説明を省略し、実施例1との差分であるステップS1001〜ステップS1005の処理についてのみ説明する。
ステップS1001において、表示制御部205は、印刷処理中にレコードがサスペンドされ、印刷が中断されたこと示す画面を操作部210に表示させオペレータに通知する。この時に、表示制御部205は、サスペンドレコードのレコードIDまたは顧客番号をサスペンドレコード記憶部203から取得し、操作部210に表示する。ここで表示されるメッセージの例は図13に示す。
ステップS1002において、サスペンドレコード制御部204は操作部210を介してオペレータによりサスペンドレコードの再開指示が行われたか否かを判定する。再開指示が行われたと判定された場合は、サスペンドレコード制御部204は再開指示を受け付け、ステップS1003へ移行し、再開指示が行われなかったと判定された場合は、ステップS1004へ以降する。
ステップS1003において、印刷部209は、再開指示に従ってサスペンドレコード記憶部203に格納されたサスペンドレコードに対応する印刷データを取得し、再印刷対象とし、ステップS902に移行する。
ステップS1004において、サスペンドレコード制御部204は、操作部210を介してオペレータによりサスペンドレコードを含むVDPジョブに対する継続処理指示が行われたか否かを判定する。継続処理指示が行われたと判定された場合は、ステップS9006へ移行し、継続処理指示が行われなかったと判定された場合は、ステップS1005へ以降する。
ステップS1005において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードを削除し、処理を終了する。そして、制御部201はVDPジョブ全体を中断し、画像形成装置10にストックされている次のジョブをプロモートして実行する。
本実施例では、サスペンドレコードをオペレータに報知するために表示を行い、報知と共にサスペンドレコードの再開指示を促し、受け付けたオペレータの再開指示に基づいて再出力処理を行う。これにより、オペレータはサスペンドレコードの通知を見て、エラーの原因を解決した後、サスペンドレコードの再印刷を開始させることが可能となる。
図11は、表示制御部205により操作部210に表示される共通仕様設定画面1101を示す図である。
共通仕様設定画面1101の例では、排紙トレイの用紙混載ボタン1102、サスペンドモード設定ボタン1103、機能制限モードボタン1104,シャットダウンモードボタン1105、閉じるボタン1106が設けられている。排紙トレイの用紙混載ボタン1102と機能制限モードボタン1104とシャットダウンモードボタン1105はそれぞれの機能を設定する共通仕様設定画面から設定可能な機能の例であるため、本発明とは直接関係しない。表示制御部205は、操作部210において閉じるボタン1106が押されたことを検知し、共通仕様設定画面1101を閉じる。
表示制御部205は、操作部210においてサスペンドモード設定ボタン1103が押されたことを検知し、図12で示すサスペンドモード設定画面を表示する。
図12は、共通仕様設定画面1101でサスペンドモード設定ボタン1103が押された際に表示されるサスペンドモード設定画面1201を示す図である。サスペンドモード設定画面1201には、ジョブ単位ボタン1202とレコード単位ボタン1203、キャンセルボタン1211とOKボタン1212が設けられている。
ジョブ単位ボタン1202は、出力処理中のサスペンド処理をジョブ単位で行うよう設定するためのボタンである。レコード単位ボタン1203は、出力処理中のサスペンド処理をレコード単位で行うよう設定するためのボタンである。また、表示制御部205はレコード単位ボタン1203がオペレータにより押されたことを検知し、レコード単位サスペンド処理の詳細設定画面1204を表示する。レコード単位サスペンド処理の詳細設定画面1204には、レコードサスペンドタイムアウト時間の設定、サスペンドレコードが検出毎にサスペンドレコードを表示する設定をそれぞれ設定可能な項目が設けられている。さらに、レコード単位サスペンド処理の詳細設定画面1204には、ジョブの出力処理終了後にサスペンドレコードをまとめて表示する設定設定可能な項目が設けられている。
オペレータは、レコードサスペンドタイムアウト時間1205をマイナスとプラスボタン1206で変更可能である。ここで、レコードサスペンドタイムアウト時間とは、サスペンドされた際に次のレコードがプロモートされるまでの待機時間を示す。このタイムアウトが発生するまでに、オペレータがサスペンドされているレコードの要因を回避できれば、サスペンドされたレコードの処理が続行される。また、オペレータは、サスペンドレコード検出毎にレコードがサスペンドされたことを通知するか否かをYesボタン1207とNoボタン1208で選択可能である。Yesボタン1207の押下が検知された場合には、図10のステップS1001における表示がなされるよう設定される。また、オペレータは、ジョブの最後にサスペンドレコードを表示するか否かをYesボタン1209とNoボタン1210で選択可能である。Yesボタン1209の押下が検知された場合には、1つのVDPジョブに含まれる印刷可能なレコードの出力処理が全て終了した際に当該ジョブでサスペンドされたレコード情報を取得し、一覧で表示する。出力処理終了時のサスペンドレコード表示については実施例3において後述する。
表示制御部205は、キャンセルボタン1211が押されたことを検知すると、サスペンドモード設定画面1201及びレコード単位サスペンド処理の詳細設定画面1204で設定変更された内容を破棄し、サスペンドモード設定画面1201を閉じる。また、表示制御部205は、OKボタン1212が押されたことを検知すると、サスペンドモード設定画面1201及びレコード単位サスペンド処理の詳細設定画面1204で設定変更された内容をサスペンドレコード制御部204へ通知する。そして、表示制御部205は、通知の終了後、サスペンドモード設定画面1201を閉じる。サスペンドレコード制御部204は通知された設定内容に従ってサスペンド処理の設定を行う。
図13は、図10のステップS1001におけるサスペンドレコードの表示例を示す図である。表示画面1301には、サスペンドされたレコードの印刷を再開する再開指示ボタン1303と、ジョブ内の処理可能なレコードを印刷するボタン1304と、現在のジョブを中断し、次のジョブを印刷するボタン1305が設けられている。表示制御部205が1302にレコードNo.XXXが何らかの理由で印刷処理が中断され、レコードがサスペンドされていることを表示する。ここでレコードNo.XXXはレコードIDである。また、レコードIDに限らず、図3のデータベースに含まれている情報を表示しても構わない。例えば、サスペンドレコードに対応する顧客番号や名前を表示することでオペレータはどのレコードでエラーが発生したのかを分かりやすく通知することが可能となる。
表示制御部205は、サスペンドレコードの再開指示ボタン1303が押されたことを検知すると、サスペンドレコード制御部204にサスペンドされているレコードが再印刷対象であることを通知する。この通知がされていると、図10のステップS1002において、サスペンドレコード制御部204は、操作部210を介してオペレータによりサスペンドレコードの再開指示が行われたと判定する。サスペンドエラーが発生した際に、オペレータがサスペンドエラーの原因を特定し、原因を回避した後に押下することが想定される。例えば印刷に必要なメディアが給紙段にセットされていないことが原因でレコードがサスペンドされた場合には、オペレータが用紙を給紙段にセットし直した後に再開指示ボタン1303を押下することで効率的に印刷が継続される。
表示制御部205は、ジョブ内の処理可能なレコードを印刷するボタン1304が押されたことを検知すると、サスペンドレコード制御部204に次のレコードの継続出力指示があることを通知する。この通知がされていると、図10のステップS1004において、サスペンドレコード制御部204は、操作部210を介してオペレータによりサスペンドレコードを含むVDPジョブに対する継続処理指示が行われたと判定する。オペレータは、サスペンドされたレコードの原因がすぐに特定、または回避できない場合にこのボタンを押下し、次のレコードのプロモート要求を出し、印刷を継続させる。このようにレコード単位でエラー発生時に次レコードをプロモート可能とすることで、VDPジョブ全体の印刷を中断することなく効率的に印刷可能となる。
表示制御部205は、サスペンドされたレコードを含む印刷中のジョブをキャンセルし、次のジョブをプロモートするボタン1305が押されたことを検知すると、サスペンドレコード制御部204にジョブキャンセル指示を通知する。この通知がされていると、図10のステップS1004において、サスペンドレコード制御部204は、操作部210を介してオペレータによりサスペンドレコードを含むVDPジョブに対する継続処理指示が行われていないと判定する。レコード全体にエラーが発生するような場合には、ボタン1305を押すことで、VDPジョブ全体をキャンセルし、次のジョブをプロモートすることで、効率的に出力処理を行うことが可能となる。
(実施例3)
実施例3では、VDPジョブの出力処理中に発生した、レコードのサスペンドを、VDPジョブに含まれる全てのレコードの出力処理が終了した後にまとめてオペレータに報知するために表示を行う。また、報知と共にサスペンドレコードの再開指示を促し、オペレータの再開指示に基づいて再出力処理を行う。
図14(A)は、実施例3における処理の流れを示すフローチャートである。尚、本実施例における、ステップS901〜ステップS905の処理は実施例1と同様であるため、説明を省略し、実施例1との差分であるステップS1400〜ステップS1402の処理についてのみ説明する。
ステップS1400において、印刷部209はVDPジョブに含まれる全てのレコードの印刷処理が終了したかどうかを判断する。全てのレコードの印刷処理が終了したと判断されればステップS1401へ移行し、全てのレコードの印刷処理が終了していないと判断されればステップS901へ移行し、次の出力対象レコードの印刷処理を開始する。
ステップS1401において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に、サスペンドレコードが格納されているかどうかを判断する。サスペンドレコードが格納されていると判断された場合は、ステップ1402に移行し、サスペンドレコードが格納されていないと判断された場合は、VDPジョブの出力処理を終了し、次のジョブをプロモートする。
ステップS1402では、VDPジョブにおいて発生したサスペンドレコードの情報をまとめてオペレータに報知され、オペレータの指示に従って再印刷が行われる、まとめて再開処理が実行される。
図14(B)は、ステップS1402におけるまとめて再開処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS1403において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードを取得する。
ステップS1404において、表示制御部205は、取得されたサスペンドレコードを操作部210に表示し、オペレータにVDPジョブで発生したサスペンドレコードの情報をまとめて報知する。この時表示される画面の例を図15に示す。ここで表示制御部205は、各レコードが保持するIDまたは顧客番号をサスペンドレコード記憶部203から取得し、表示する。
ステップS1405において、サスペンドレコード制御部204は、操作部210を介してオペレータにより、サスペンドレコードを今すぐに再開する指示が行われたか否かを判定する。サスペンドレコードを今すぐに再開する指示が行われたと判定された場合には、サスペンドレコード制御部204は指示を受け付け、ステップS1406へ移行する。一方、サスペンドレコードを今すぐに再開する指示が行われていないと判定された場合は、ステップS1407へ移行する。
ステップS1406において、サスペンドレコード制御部204は、今すぐに再開する指示に従って、指示が行われたサスペンドレコードの印刷データをサスペンドレコード記憶部203の情報に基づいて取得し、図14(A)のステップS902に移行する。
ステップS1407において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコードの情報をログとして記憶部213に保存する。ここでログとして残される情報は、エラー発生の理由、ジョブID、レコードID、出力処理日時等である。このように、サスペンドレコードのログを保存しておくことで、オペレータは、エラーの発生原因等の解析を行うことが可能となる。
ステップS1408において、サスペンドレコード制御部204は、操作部210を介してオペレータにより、サスペンドレコードを後で再印刷する指示が行われた否かを判定する。後で再印刷する指示が行われたと判定された場合にはステップS1409へ移行し、後で再印刷する指示が行われていないと判定された場合には、ステップS1411へ移行する。
ステップS1409において、サスペンドレコード制御部204は、現在出力処理を行っていたVDPジョブに含まれるサスペンドレコードのうち、後で再印刷する指示が行われたサスペンドレコード以外のサスペンドレコードを削除する。具体的には、サスペンドレコード制御部204は、後で再印刷する指示が行われたサスペンドレコードのレコードIDを表示制御部205から取得する。そして、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードのうち、現在出力処理を行っていたVDPジョブに含まれ、かつ、取得したレコードID以外のレコードを持つサスペンドレコードを削除する。
ステップS1410において、サスペンドレコード制御部204は、後で再印刷する指示が行われたサスペンドレコードの再印刷ジョブを生成し、サスペンドレコード記憶部203に保存する。ここで生成された再印刷ジョブには、再印刷対象のサスペンドレコードを含むVDPジョブと同じジョブIDが付与される。また、再印刷ジョブは、オペレータが操作部210において実行指示を行うことで、出力処理が行われる。再印刷ジョブの出力処理については図15を用いて後述する。また、再印刷ジョブに用いられる、リユーザブルオブジェクトが存在する場合には再印刷時の出力処理を効率化するため削除せず残しておくことが望ましい。尚、再印刷ジョブは画像形成装置10内での保存に限らず、例えばクライアントPC40、プリントサーバ20へ送信され、送信先でジョブの実行指示がされてもよい。このようにサスペンドされたレコードのみを別ジョブとして再印刷可能とすることで、既に印刷済みのレコードを再印刷し、無駄な出力物を出すことや、印刷済みのレコードを再印刷する時間を省くことができる。
ステップS1411において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードのうち、現在出力処理を行っていたVDPジョブに含まれるサスペンドレコードを全て削除し、処理を終了する。
本実施例においては、サスペンドレコードを、VDPジョブに含まれる全てのレコードの出力処理が終了した後にまとめてオペレータに報知するために表示を行う。これにより、ジョブの途中でエラーが発生した場合でも、次のレコードが出力され効率のより出力処理が行われる。さらに、オペレータは、サスペンドレコードをジョブ終了後にまとめて確認することができる。
また、本実施例においては、報知と共にサスペンドレコードの再開指示を促し、オペレータの再開指示に基づいて再出力処理を行う。これにより、オペレータは、サスペンドされ印刷の行われなかったレコードを、エラー原因に応じて自分の好きなタイミングで再印刷を行うことができる。
図15は、再印刷ジョブの出力処理の流れを示すフローチャートである。ステップS1501において、VDPジョブ受信部202は、操作部210を介してオペレータにより入力された再印刷ジョブの実行指示を受信する。尚、再印刷ジョブの実行指示は画像形成装置10の操作部210に限らず、プリントサーバ20またはクライアントPC40からも可能である。
ステップS1502において、VDPジョブ解析部206は、再印刷ジョブを解析し、再印刷ジョブのジョブIDを取得する。ステップS1503において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードの中から取得されたジョブIDを持つサスペンドレコードを全て検出する。そして、検出されたレコードをRIP部208へ渡す。
ステップS1504において、RIP部208は、レコードに含まれるオブジェクトのRIP処理を行い、印刷データを生成する。この時に既にRIP済みのオブジェクトがRIP部208に格納されていれば、そのオブジェクトに対しては再RIPを行わずにRIP済みオブジェクトを印刷データとして再利用を行う。ステップS1505において、印刷部209は出力対象レコードの印刷データを印刷し出力物として排紙する。
このように、再印刷ジョブをサスペンドレコード記憶部203に記憶されているレコード情報に基づいて処理することで、新規ジョブに比べて、効率よく出力処理を実行することが可能となる。
図16は、図14(B)のステップS1404におけるサスペンドレコードの表示例を示す図である。表示画面1601には、エラーメッセージ1602と、サスペンドレコード一覧1603と印刷を再開するボタン1604と後で再印刷ボタン1605とキャンセルボタン1606が設けられている。エラーメッセージ1602には、VDPジョブの印刷可能なレコードは全て印刷が終了し、サスペンドされたレコードが検出された旨をオペレータに報知するメッセ時が表示される。
サスペンドレコード一覧1603には、サスペンドレコードの一覧が表示される。図16では、レコードIDでの表示を行っているが、図3のデータベースに含まれている情報を表示しても構わない。オペレータはサスペンドレコード一覧1603のチェックボックスにチェックすることで、出力処理を再開するレコードまたは、後で再印刷をするために再印刷ジョブを生成するレコード選択することが可能である。
表示制御部205は、印刷を再開するボタン1604が押されたことを検知すると、サスペンドレコード一覧1603で選択されているレコードのレコードIDをサスペンドレコード制御部204に通知する。サスペンドレコード制御部204は、通知されたレコードIDに対応するレコードの出力処理を再開する。尚、印刷を再開するボタン1604が押された場合に、図14(B)のステップS1405において、サスペンドレコードを今すぐに再開する指示が行われたと判定される。
表示制御部205は、後で再印刷ボタン1605が押されたこを検知すると、サスペンドレコード一覧1603の一覧で選択されているレコードのレコードIDをサスペンドレコード制御部204に通知する。尚、後で再印刷ボタン1605が押された場合に、図14(B)のステップS1408において、後で再印刷する指示が行われたと判定される。
表示制御部205は、キャンセルボタン1606が押されたことを検知すると、ジョブ終了指示をサスペンドレコード制御部204に通知する。尚、キャンセルボタン1606が押された場合に、図14(B)のステップS1408において、後で再印刷する指示が行われなかったと判定される。
このように、サスペンドされたレコードをまとめて印刷終了直前に表示することで、オペレータはサスペンドされていたレコード数とサスペンドされたレコードを確認することが出来る。また、オペレータによるジョブ終了時直前にサスペンドされた複数のレコードの再開指示を可能とすることで、何らかの理由により印刷できないレコードを最小限にすることができる。
(実施例4)
実施例4では、サスペンドレコード発生時に、サスペンドレコードの後続のレコードの出力をシフト出力する。図17は、実施例4における処理の流れを示すフローチャートである。尚、本実施例における、ステップS901〜ステップS906の処理は実施例1と同様であるため、説明を省略し、実施例1との差分であるステップS1701、ステップS1702の処理についてのみ説明する。
ステップS1701において、印刷部209は、現在印刷処理中のレコード(対象レコード)の1つ前のレコードがサスペンドレコードか否かを判定する。前のレコードがサスペンドレコードであると判定された場合、ステップS1702へ移行し、前のレコードがサスペンドレコードでないと判定された場合、ステップS902に移行する。この時、サスペンドレコード記憶部203に対象レコードの1つ前のレコードが格納されているかをレコードIDを基に判定する。対象レコードのレコードID(i)の一つ前のレコードID(i−1)保持するレコードがサスペンドレコード記憶部203に格納されていることが検出された場合、前のレコードがサスペンドレコードであると判定される。
ステップS1803において、印刷部209は、対象レコードに対してシフト排紙指示を付加する。ここで付加されたシフト排紙指示はステップS906において印刷処理される場合に適応され、出力物に対してシフト排紙が実行される。
本実施例においてサスペンドされたレコードの次のレコードをシフト出力することでオペレータが容易にサスペンドレコードが発生した箇所を積載された出力物からも特定できるようにしている。しかし、出力物の中でサスペンドレコードを特定する手法はシフト出力に限定されるものにおいてなく、挿入紙(色紙)をサスペンドレコードが発生した位置に出力する手法や、排紙向きを通常出力物と変えた挿入紙を出力する手法などでも実施可能である。
(実施例5)
実施例5では、1つのVDPジョブにおけるサスペンドレコード数に制限値を設け、制限を越えた場合に、ジョブをキャンセルし、次のジョブをプロモートする。図18は、実施例5における処理の流れを示すフローチャートである。尚、本実施例における、ステップS901〜ステップS906の処理は実施例1と同様であるため、説明を省略し、実施例1との差分であるステップS1801〜ステップS1805の処理についてのみ説明する。
ステップS1801において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードの数が制限値以下かどうかを判定する。サスペンドレコードの数が制限値以下である判定された場合にはステップS906へ移行し、制限値以下ではないと判定された場合にはステップS1802へ移行する。
ステップS1802において、表示制御部205は、サスペンドレコードが制限値を超えた旨を伝えるメッセージをオペレータに通知する。この時表示される画面の例を図19に示す。
ステップS1803において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードの再開指示があったかを判定する。再開指示があったと判定された場合には、ステップS1804へ移行する。再開指示がなかったと判定された場合にはステップS1805へ移行する。
ステップS1804において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードに対応する印刷データを取得する。
ステップS1805において、サスペンドレコード制御部204は、サスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードを削除した後、現在出力処理を行っているVDPジョブをキャンセルし、出力処理を終了する。
VDPジョブは何万レコードも含まれているケースが多く、場合によってはサスペンドされるレコード数が多い可能性がある。このような場合に、サスペンド可能なレコード数に制限を設けておくことで記憶領域が上限値に達することを防ぐ。また、サスペンドレコードが多く発生するジョブでは、基本的なエラー原因が存在している可能性が高く、そのようなエラーが頻発するジョブをキャンセルし、次のジョブをプロモートすることで効率的な出力処理が可能となる。
図19は、サスペンドレコードの格納数が制限値を超えた場合にステップS1802において表示される画面の例を示す図である。
表示画面2001にはエラーメッセージ2002、キャンセルボタン2003、サスペンドレコード再開指示ボタン2004とサスペンドレコード確認ボタン2005が設けられている。
エラーメッセージ2002には、サスペンドレコードの数が制限値(例えば2000)を超えたことをオペレータに通知するためのメッセージを表示する。
表示制御部205は、キャンセルボタン2003が押されたことを検知すると、ジョブ終了指示をサスペンドレコード制御部204に通知する。尚、キャンセルボタン2003が押された場合に、図18のステップS1803において、サスペンドレコードの再開指示が行われなかったと判定される。
表示制御部205は、サスペンドレコード再開指示ボタン2004が押されたことを検知すると、サスペンドレコード制御部204に、サスペンドレコードの再開指示を出す。尚、サスペンドレコード再開指示ボタン2004が押された場合に、図18のステップS1803において、サスペンドレコードの再開指示が行われたと判定される。
表示制御部205は、サスペンドレコード確認ボタン2005が押されたことを検知すると、操作部210にサスペンドレコード記憶部203に格納されているサスペンドレコードの一覧を表示する。
以上、本発明の各実施例について具体例を挙げて説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
10 画像形成装置
201 制御部
202 VDPジョブ受信部
203 サスペンドレコード記憶部
204 サスペンドレコード制御部
205 表示制御部
206 VDPジョブ解析部
207 解析後レコード記憶部
208 RIP部
209 印刷部
210 操作部
401 VDPジョブ

Claims (21)

  1. 複数ページのページ情報からなるレコードを複数有するバリアブル印刷ジョブを受信し、前記ページ情報に基づいて、前記レコード毎に固定のマスターオブジェクト及び前記レコード毎に可変のバリアブルオブジェクトからなる出力物を出力することが可能な画像形成装置であって、
    印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した印刷ジョブを出力物として出力するための出力処理を実行する出力手段と、
    前記出力処理の実行中に発生するエラーを検知する検知手段と、
    前記検知手段によりエラーが検知された印刷ジョブが前記バリアブル印刷ジョブである場合に、前記エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードに含まれるページの出力処理を中断し、当該バリアブル印刷ジョブに含まれるレコードのうち、前記エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードの後続のレコードに含まれるページから出力処理を再開させる制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段によりエラーが検知された印刷ジョブが前記バリアブル印刷ジョブではない場合に、前記エラーが検知された印刷ジョブを中断し、当該印刷ジョブの後続の印刷ジョブから出力処理を再開させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段により中断されたレコードに関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記載されている前記中断されたレコードに関する情報をユーザに報知する報知手段とをさらに有することを特徴とする請求項1または2いずれかに記載の画像形成装置。
  4. 前記報知手段は、前記制御手段によりレコードに含まれるページの出力処理が中断されたことに基づいて、当該中断されたレコードに関する情報をユーザに報知することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記報知手段は、前記中断されたレコード以外の前記バリアブル印刷ジョブの出力処理が終了したことに基づいて、当該バリアブル印刷ジョブにおいて中断されたレコードに関する情報をユーザに報知することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段により中断されたレコードの再開指示をオペレータから受け付ける受付手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記受付手段により受け付けた前記再開指示に従って、前記中断されたレコードに含まれるページを前記出力手段に出力処理させることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段により中断されたレコードを再印刷するための再印刷ジョブを生成する生成手段を有することを特徴とする請求項1乃至6いずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、出力対象のレコードの1つ前のレコードが中断されたレコードである場合に、当該出力対象のレコードに含まれるページを前記出力手段にシフト排紙させることを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶される中断されたレコードの数が制限値を超えた場合には、前記バリアブル印刷ジョブを中断し、当該バリアブル印刷ジョブの後続の印刷ジョブから出力処理を再開させることを特徴とする請求項1乃至8いずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記出力手段が行う出力処理は、少なくとも前記ページ情報に従って前記マスターオブジェクトと前記バリアブルオブジェクトとの関連付けを行う解析処理、印刷データを生成するRIP処理、記録用紙に印刷データを印字する印刷処理のうち1つを含むことを特徴とする請求項1乃至9いずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 複数ページのページ情報からなるレコードを複数有するバリアブル印刷ジョブを受信し、前記ページ情報に基づいて、前記レコード毎に固定のマスターオブジェクト及び前記レコード毎に可変のバリアブルオブジェクトからなる出力物を出力することが可能な画像形成装置の制御方法であって、
    印刷ジョブを受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信した印刷ジョブを出力物として出力するための出力処理を実行する出力工程と、
    前記出力処理の実行中に発生するエラーを検知する検知工程と、
    前記検知工程でエラーが検知された印刷ジョブが前記バリアブル印刷ジョブである場合に、前記エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードに含まれるページの出力処理を中断し、当該バリアブル印刷ジョブに含まれるレコードのうち、前記エラーが検知されたページのページ情報を含むレコードの後続のレコードに含まれるページから出力処理を再開させる制御工程とを有することを特徴とする制御方法。
  12. 前記制御工程では、前記検知工程でエラーが検知された印刷ジョブが前記バリアブル印刷ジョブではない場合に、前記エラーが検知された印刷ジョブを中断し、当該印刷ジョブの後続の印刷ジョブから出力処理を再開させることを特徴とする請求項11に記載の制御方法。
  13. 前記制御工程で中断されたレコードに関する情報を記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程において記載された前記中断されるレコードに関する情報をユーザに報知する報知工程とをさらに有することを特徴とする請求項11または12いずれかに記載の制御方法。
  14. 前記報知工程では、前記制御工程でレコードに含まれるページの出力処理が中断されたことに基づいて、当該中断されたレコードに関する情報をユーザに報知することを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  15. 前記報知工程では、前記中断されたレコード以外の前記バリアブル印刷ジョブの出力処理が終了したことに基づいて、当該バリアブル印刷ジョブにおいて中断されたレコードに関する情報をユーザに報知することを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
  16. 前記制御工程で中断されたレコードの再開指示をオペレータから受け付ける受付工程をさらに有し、
    前記制御工程では、前記受付工程で受け付けた前記再開指示に従って、前記中断されたレコードに含まれるページを前記出力工程に出力処理させることを特徴とする請求項11乃至15いずれか1項に記載の制御方法。
  17. 前記制御工程で中断されたレコードを再印刷するための再印刷ジョブを生成する生成工程を有することを特徴とする請求項11乃至16いずれか1項に記載の制御方法。
  18. 前記制御工程では、出力対象のレコードの1つ前のレコードが中断されたレコードである場合に、当該出力対象のレコードに含まれるページを前記出力工程にシフト排紙させることを特徴とする請求項11乃至17いずれか1項に記載の制御方法。
  19. 前記制御工程では、前記記憶工程において記憶される中断されたレコードの数が制限値を超えた場合には、前記バリアブル印刷ジョブを中断し、当該バリアブル印刷ジョブの後続の印刷ジョブから出力処理を再開させることを特徴とする請求項11乃至18いずれか1項に記載の制御方法。
  20. 前記出力工程で行う出力処理は、少なくとも前記ページ情報に従って前記マスターオブジェクトと前記バリアブルオブジェクトとの関連付けを行う解析処理、印刷データを生成するRIP処理、記録用紙に印刷データを印字する印刷処理のうち1つを含むことを特徴とする請求項11乃至19いずれか1項に記載の制御方法。
  21. 請求項11乃至20のいずれか1項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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