JP2011065557A - 印刷制御装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ホットフォルダに入稿した複数の印刷データに関するジョブの処理状況を、容易に確認可能とすること。
【解決手段】ホットフォルダ3h〜3kのいずれかに印刷データが入稿された場合、データのファイル名、ジョブ登録順を含むジョブ名、ホットフォルダ名、指示元クライアント名、プリンタ名、ステータスを含むジョブステータス確認用ファイルを作成する。このジョブステータス確認用ファイルを印刷ジョブ毎に作成し、ジョブステータス確認用フォルダ3mに保存し、ディスプレイに一覧表示させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホットフォルダを用いて印刷を実行させる印刷制御装置、方法及びプログラムに関する。
従来、PC上で作成された電子データを、予め決められた印刷設定によって簡単に印刷するための方法として、ホットフォルダを用いた方法が知られている。ホットフォルダを用いた印刷では、監視プログラムを用いて一定時間毎に、ホットフォルダに対する印刷データの入稿を監視する。ホットフォルダに印刷データが入稿されると、その印刷データを、ホットフォルダに予め設定されている印刷設定に従って印刷するように、外部に接続されている印刷装置に指示する。これによって、ユーザは、印刷データを、ホットフォルダに入稿することにより、面倒な印刷設定を行うことなく、印刷を簡単に行うことができる。なお、ここで言うホットフォルダは、特定のものを指すのではない。印刷設定と関連付けられたフォルダに、マウス等の入力装置を用いて印刷対象の電子データをドラッグ&ドロップ等により入稿し、それに従って印刷装置に印刷を実行させるもの全てを指す。
しかし、従来、ホットフォルダを用いた印刷を行う場合、ユーザが印刷データを入稿した後は、この印刷データが印刷装置に送られ印刷が実行されるだけであり、このために、入稿した印刷データのジョブ処理状況を確認することができない。つまり、データファイル処理装置における処理状況を表示するが、データをデータファイル処理装置外に移動させた場合には、その状況がわからない装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。すなわち、データを印刷させようとすると、印刷データを印刷装置に転送した後には、処理状況を把握することができない。また、たとえば、入稿したデータの前に、どんなジョブが処理される予定であるのかが分からない。
そこで、印刷装置で実行されるジョブの処理状況を確認するために、別途ジョブ管理ユーティリティを用い、印刷装置のステータスやジョブ管理を行うものが知られている。
特開2005−166008号公報
しかし、上記ジョブ管理ユーティリティを用いる場合、ジョブ管理ユーティリティは、ホットフォルダとは独立しているので、ホットフォルダに入稿した印刷データを特定するのが困難であるという問題がある。また、他にどのようなジョブが存在しているかを把握することができないという問題がある。
本発明は、ホットフォルダに入稿した複数の印刷データに関するジョブの処理状況を、容易に確認することができる印刷制御装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の印刷制御装置は、印刷設定と関連付けられているホットフォルダに入稿されたデータに基づく印刷を、印刷装置に実行させるための印刷制御装置であって、ホットフォルダに印刷対象のデータが入稿された場合に、当該データに基づく印刷ジョブを特定する情報、印刷を実行する印刷装置を特定する情報、データが入稿されたホットフォルダを特定する情報、当該印刷ジョブのステータスを特定する情報を含むジョブステータスを作成する作成手段と、複数の印刷ジョブについて上記作成手段で作成されたジョブステータスの一覧を表示装置に表示させる表示制御手段とを有する。
本発明によれば、ホットフォルダに入稿された複数の印刷データに関するジョブの処理状況を容易に確認できるという効果を奏する。
実施例1である印刷システム100における処理を説明する図である。 印刷システム100における処理を説明するための図である。 印刷システム100における処理を説明するための図である。 ジョブステータスの一覧を示す図である。 ホットフォルダを用いた印刷の処理の流れを示すフローチャートである。
発明を実施するための形態は、次の実施例である。
図1は、本発明の実施例1である印刷システム100の概略構成を示すブロック図である。図1は、ホットフォルダの作成からホットフォルダを用いた印刷に係る処理を説明するための図である。
印刷システム100は、パーソナルコンピュータ等のクライアントPC1と、大判プリンタPR1とを含む。
クライアントPC1は、汎用的なPCにより実現可能であり、本実施例において説明するプログラムをインストールすることにより、以下に説明する処理が実行可能になる。クライアントPC1は、CPU、ハードディスクドライブ(HDD)、RAM、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入力装置などを含む。クライアントPC1は、本実施例のプログラムを、HDDに含まれるハードディスクから読み出し、RAMに展開してCPUが実行することによって、以下に説明する処理を実行する。
本実施例のプログラムは、ホットフォルダ作成アプリケーション1と、フォルダ監視アプリケーション4と、フォルダ実行アプリケーション8とを含む。また、本プログラムをインストールすることによって、HDD内にファイル記憶空間5が確保される。またクライアントPC1には、オペレーティングシステム(OS)17もインストールされ、本実施例のプログラムは、このOS17と連携しながら処理を実行する。大判プリンタPR1は、たとえば、インクジェット方式によってラージサイズの記録紙上に画像を印刷するものである。ただし、他の形態のプリンタであってもよい。また、クライアントPC1には、種々のアプリケーションによって作成された電子データを、大判プリンタPR1によって印刷させるための制御を行うプリンタドライバもインストールされている。クライアントPC1と大判プリンタPR1とは、ローカルインタフェースを介して、一対一に、またはネットワークインタフェースを介して、LAN経由で接続される。このクライアントPC1が、大判プリンタPR1による印刷を制御する印刷制御装置として機能する。印刷制御装置は、PC以外、接続された印刷装置に専用の装置とするなど、種々の形態での実現が可能である。
図1において、ホットフォルダ作成アプリケーション1は、ユーザインタフェース部2と、フォルダ設定/作成部3とを含む。ユーザインタフェース部2は、ユーザがホットフォルダを作成するための画面情報を提供する。ユーザは、ユーザインタフェース部2から提供された画面情報に基づいて、所望のホットフォルダの作成、このホットフォルダへのデータ入稿時の処理、このホットフォルダに対する印刷設定などを行う。すると、フォルダ設定/作成部3が、ホットフォルダとそれに対応する印刷設定の内容を、ファイル記憶空間5のフォルダ設定情報ファイル6に記憶するとともに、ここで作成したホットフォルダ7を記憶する。ホットフォルダ7を、複数作成することができる。
フォルダ監視アプリケーション4は、ファイル記憶空間5内のホットフォルダ7に、印刷対象のデータが入稿されたことを、一定時間の間隔で監視する。ユーザが所望のアプリケーションによって作成したファイルを、入力装置を用いてディスプレイ上に表示されているホットフォルダ7群のいずれかにドラッグ&ドロップすることによって、印刷対象のデータを入稿する。そして、印刷対象のデータがホットフォルダ7に入稿されたことを、フォルダ監視アプリケーション4が検知すると、フォルダ実行アプリケーション8が開始される。
フォルダ実行アプリケーション8には、プレビュー制御部9とジョブ実行部13とが含まれている。上述のフォルダ設定/作成部3がホットフォルダを作成する際、ホットフォルダへのデータ入稿時の処理として、対象のデータのプレビューを行ってから印刷を実行させるか、プレビューを行わずに印刷を実行させるかを指定できる。そして、データが入稿されたホットフォルダに対し、プレビューを行ってから印刷を実行させるように指定されていると、フォルダ実行アプリケーション8は、プレビュー制御部9にプレビューを実行させる。
プレビュー制御部9には、ユーザインタフェース部10、表示制御部11、レイアウト処理部12が含まれている。ユーザインタフェース部10は、プレビュー後に、ユーザに印刷の指示を行わせるためのボタン、プレビューの形態を切り替えるボタン、次のページや前のページのプレビューを指示するためのボタン等を表示させる。また、プレビュー後、印刷設定を変更して印刷を指示させるための設定画面を表示させることも可能である。表示制御部11は、ユーザインタフェース部10を介して行われた指示に従い、プレビューされる画像の表示を制御する。レイアウト処理部12は、データが入稿されたホットフォルダと関連付けられている印刷設定を、フォルダ設定情報ファイル6から読み出し、その印刷設定に対応しているレイアウト処理を実行し、プレビューに反映させる。
ジョブ実行部13には、レイアウト処理部14、描画処理部15、プリンタコマンド制御部16が含まれている。レイアウト処理部14は、データが入稿されたホットフォルダと関連付けられている印刷設定を、フォルダ設定情報ファイル6から読み出し、その印刷設定に対応しているレイアウト処理を実行する。描画処理部15は、レイアウト処理が実行された印刷対象のデータを、大判プリンタPR1が解釈可能な形式に描画処理し、印刷可能なデータを生成する。描画処理部15が行う描画処理は、RIP(Raster Image Processing)とも呼ぶ。プリンタコマンド制御部16は、フォルダ設定情報ファイル6から読み出された処理対象であるホットフォルダに対応する印刷設定による印刷を実行させるためのコマンドを生成する。そして生成されたコマンドは、描画処理部15が生成した印刷用データとともに、大判プリンタPR1に送信される。
図2は、図1の印刷システム100において、ホットフォルダに入稿されたデータの印刷に関するジョブのステータスを管理する処理を説明するための図である。
ジョブステータス管理ファイル編集部3aは、各ホットフォルダ3h〜3k(図1のホットフォルダ7群に相当)にデータが入稿されたことによって実行される印刷ジョブのステータスを示すステータス管理ファイルを編集する。
ジョブステータス管理ファイル編集部3aは、ホットフォルダに印刷対象のデータが入稿された場合に、ジョブステータスを作成する。上記ジョブステータスは、入稿されたデータに基づく印刷ジョブを特定する情報、印刷を実行する印刷装置を特定する情報、データが入稿されたホットフォルダを特定する情報、当該印刷ジョブのステータスを特定する情報を含む情報である。また、上記ジョブステータスには、複数の印刷ジョブの処理順序を特定可能な情報を含む。
ジョブステータス管理ファイル編集部3aは、後述するジョブ管理部3cから、各ホットフォルダに入稿されたデータの印刷ジョブの状況を取得する。そして、ジョブステータス管理ファイル編集部3aは、その結果(取得した印刷ジョブの状況)を、ジョブステータス確認用フォルダ3m内のジョブステータス管理ファイルに書き込む。ジョブステータス確認用フォルダ3mには、ジョブの投入順に、ジョブステータス管理ファイルが保存される。そして、ジョブステータス管理ファイルの一覧を、ディスプレイに表示させることができる。
表示制御部11は、複数の印刷ジョブについて上記作成手段で作成されたジョブステータスの一覧をディスプレイに表示させる。
画像処理部3bは、ホットフォルダに入稿されたデータを、ホットフォルダに関連付けられている印刷設定に従って処理し、図1のレイアウト処理部14、描画処理部15で行う処理に対応する。
ジョブ管理部3cは、ホットフォルダ3h〜3kにデータが入稿され、実行される印刷ジョブの状況を管理する。ジョブ管理部3cは、ホットフォルダ監視部3dから各ホットフォルダのいずれかに印刷対象のデータが入稿されたことが通知されると、そのデータについての印刷ジョブを特定するIDの付与を行い、印刷ジョブを登録する。ホットフォルダ監視部3dは、図1に示すフォルダ監視アプリケーション4に対応している。そして、ジョブ管理部3cは、入稿されたデータを印刷可能な形式に変換させるため画像処理部3bに渡すなどの処理を行う。ジョブ管理部3cが印刷ジョブを登録すると、ジョブステータス管理ファイル編集部3aが、ジョブステータスファイルを作成し、このジョブステータスファイルを、ジョブステータス確認用フォルダ3mに保存する。また、ジョブ管理部3cは、印刷ジョブの状況が変わる毎に、ジョブステータス管理ファイル編集部3aにその内容を通知し、ジョブステータス管理ファイルに反映させる。ホットフォルダ監視部3d(フォルダ監視アプリケーション4)は、ホットフォルダに入稿されたデータが印刷可能なタイプのデータであるかどうかを判断する。
プリンタ用言語変換部3e(図1のプリンタコマンド制御部16に相当)は、画像処理部3bが処理した印刷用データに、指定されたプリンタが解釈できる言語(コマンド)を付加する。
インタフェース(I/F)部3fは、クライアントPC1とプリンタ3g(図1の大判プリンタPR1)との間の通信を制御する。印刷ジョブのプリンタ3g側での状況は、I/F部3fを介して、プリンタ3gから受信する。
なお、ジョブステータス確認用フォルダ3mを別途設けずに、各ホットフォルダ(ホットフォルダ3h、ホットフォルダ3i、……、ホットフォルダ3k)内に、そのホットフォルダに関わるジョブステータス管理ファイルを保存するようにしてもよい。また、ジョブステータス確認用フォルダ3mには、クライアントPC1内の各ホットフォルダに入稿されたデータの印刷ジョブの状況を保存し、各ホットフォルダには、そのホットフォルダに入稿されたデータの印刷ジョブの状況を保存するようにしてもよい。また、ジョブステータス管理ファイルのデータ形式は、汎用的なテキストベースとすれば、それを種々のアプリケーションで閲覧可能になる。
次に、複数のクライアントPCがアクセス可能なサーバ上に、ホットフォルダを設ける場合の例について説明する。図3は、サーバにおいてホットフォルダを設けた場合の印刷システムの例を示す図である。この例では、サーバが印刷制御装置となる。
図3のサーバは、図1、図2のクライアントPCと同様に、汎用的なPCで実現される。そして、このサーバは、図1、図2に示すクライアントPC1と同様の構成を有する。また、このサーバは、ネットワークを介して、複数のクライアントPC1〜PCnと接続可能であり、各クライアントPCは、サーバにアクセスすることによって、各ホットフォルダを自身のディスプレイに表示し、所望のデータを入稿することができる。データをホットフォルダに入稿する操作を、各クライアントで実行すると、サーバは、そのデータ及びどのホットフォルダに入稿されたかを識別する情報などを受信する。また、サーバが接続されているネットワーク上には、複数の大判プリンタPR1〜PRyが接続されているものとする。サーバは、印刷ジョブを実行させるためのIP Engine A〜X(図1のジョブ実行部13に相当)を、各プリンタが有するものとする。IP Engineは、図1のフォルダ実行アプリケーション8に相当する。また、同様の機能を持つプリンタに対しては、IP Engineは共通に用いられる。そして、図3のサーバに含まれているジョブ管理部3cは、印刷ジョブのステータスの管理に際して、受け付けた印刷ジョブが、どのクライアントPCから指示されたものであるかを管理する。そして、受け付けた印刷ジョブが、どのプリンタで実行されるかを管理する。
図4は、図3の印刷システムにおいて、サーバ内のジョブステータス確認用フォルダ3mに記憶されるジョブステータスファイルの一覧を示す図である。ジョブステータスファイルは、1つの印刷ジョブに対し、1つ生成される。各印刷ジョブは、各ホットフォルダに投入された順に並んでいる。ジョブステータスファイルに含まれている属性として、図4において、左から順に示されたファイル名、ジョブ名、ホットフォルダ名、指示元のクライアント名、ステータスがある。
ファイル名は、各クライアントPCにおいて、アプリケーションを用いて印刷対象のデータに設定されたファイル名であり、ユーザが任意に設定できる。
ジョブ名は、サーバ内の複数のIP Engineのうちのいずれを用いて処理するかを示す情報と、何番目に処理されるかを示す登録順番号とで構成されている。図4の例において、一番上の印刷ジョブは、IP Engine Aで、RIPを含む処理が実行されるもので、No.01は、最初に実行されるものであることを表している。なお、ジョブの登録順番号は、サーバの電源がONされてからの順序を示している。
ホットフォルダ名は、どのホットフォルダに印刷対象のデータが入稿されたかを示す。
クライアント名は、複数のクライアントPCのいずれから受け付けた印刷ジョブであるかを示す登録者アカウント名である。クライアントPCの名前に代えて、あるいは加えてユーザ名としてもよい。
ステータスは、受け付けた印刷ジョブの現在のステータス(進捗状況、状態)を示す。ステータスは、変更する度に順次更新される。図4の例において、一番上の印刷ジョブは、大判プリンタPR1で印刷中であることを示している。2番目の印刷ジョブは、大判プリンタPR1による印刷を待っている(RIPは終了し、大判プリンタPR1の記憶装置内で待機している)状態であることを示している。3番目の印刷ジョブは、IP Engine AによるRIPを行っている状態であることを示している。4番目の印刷ジョブは、IP Engine AによるRIPのためサーバの記憶装置内で待機している(3番目の印刷ジョブのRIPが終了しているのを待機している)状態であることを示している。5番目の印刷ジョブは、大判プリンタPR3で印刷中であることを示している。また、エラーが発生した場合、その旨も提示するようにしてもよい。
なお、図1、図2に示す印刷システム100のクライアントPC1において、ジョブステータスファイルを管理する場合、図4の形式から不要な情報を省いたものとすればよい。たとえば、ジョブ名から、どのIP Engineを用いるかを示す情報を省き、指示元のクライアント名の項目を省く。
以上のようなジョブステータスファイルの一覧を、クライアントPCのディスプレイに表示させることによって、ユーザが実行する印刷ジョブの順番や現在の処理状況を、容易に識別可能である。また、この一覧は、ジョブの投入時間が古い順に表示されているが、他の条件で並べ替えるようにしてもよい。また、種々の条件(たとえば、ホットフォルダ毎)でグルーピングしてもよい。
図5は、ホットフォルダを用いた印刷を行わせる際の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、図1、図2に示す例の場合、クライアントPC1のCPUが、HDD内のハードディスクに記憶されているプログラムをRAMにロードし、このプログラムを実行することによって行われる処理の流れである。また、図3に示す例の場合、サーバのCPUが、HDD内のハードディスクに記憶されているプログラムをRAMにロードし、このプログラムを実行することによって行われる処理の流れである。以下では、図3の例について説明するが、図1、図2の例の場合、図1、図2の構成で不必要な情報及び処理が省かれる。
ステップS1において、ホットフォルダ3h〜3kのいずれにデータが入稿されたかを、フォルダ監視アプリケーション4(ホットフォルダ監視部3d)が判定する。データが入稿されたと判定されると、ステップS2に進み、入稿されたデータが、印刷処理可能なデータであるかどうかを判定する。ここで、印刷処理可能なデータではないと判定されると、その旨を示すエラー情報をディスプレイに表示し、ステップS1によるデータの入稿の監視を続ける。
ステップS2で入稿されたデータが印刷処理可能なデータであると判定されると、ステップS3に進み、入稿されたデータに従い、ジョブ管理部3cが印刷ジョブを登録する。この印刷ジョブの登録時に、入稿されたデータから、入稿されたデータのファイル名を識別する。そして、このデータが入稿されたホットフォルダから、ホットフォルダ名、ホットフォルダに関連付けられている印刷設定、プリンタ名を解析する。また、データの入稿時に、指示元のクライアントPC(登録者アカウント名)を識別する。続いてステップS4において、ジョブステータス管理ファイル編集部3aが、ジョブステータス確認用ファイルを作成し、また、作成されたファイルをジョブステータス確認用フォルダ3mへ保存する。データが入稿されたホットフォルダを示す情報が、ジョブステータス確認用ファイルへ書き込まれる。また、データが入稿されたホットフォルダに関連付けられているプリンタに対応するIP Engineを特定する情報とジョブ登録順番号とを含むジョブ名が、属性として書き込まれる。さらに、このホットフォルダに関連付けられているプリンタを特定するための登録先プリンタ名が、属性として書き込まれる。また、データの入稿に用いられたクライアントPCを特定する登録者アカウント名が、属性として書き込まれる。さらに、現在のステータス(データの入稿時はRIPを待機するところから開始されるので、ここではWaiting for RIP X)が属性として書き込まれる。
続いて、ステップS5では、IP Engineが、入稿されたジョブの処理に使える状態になったら、印刷用データを生成するためにRIP等を行う。そして、ステップS6で、この印刷ジョブのジョブステータス確認用ファイルに含まれているステータスを、RIP中(Ripping at RIP X)に書き換える。
そして、ステップS7でRIPが完了したと判定したら、ステータスを印刷待機(Waiting for Printer X)に書き換える。そして、ステップS8では、使用すべきプリンタが現在他のデータに基づく印刷を行っているかどうかを判定し、他のデータに基づく印刷を行っていれば、それが終了するまで待機する。I/F部3fを介して、プリンタに問合せ、ステータスを取得することによって、上記判定を行う。ここで他のデータに基づく印刷が終了したと判断され、ステップS3で登録された印刷ジョブが待ち行列の先頭に来た場合、ステップS9に進み、印刷を開始させる。ステップS9では、データが入稿されたホットフォルダと関連付けられている印刷設定に従って、ホットフォルダと関連付けられているプリンタに、ホットフォルダに入稿されたデータに基づく印刷を実行させる。そして、ステップS10で、このジョブのジョブステータス確認用ファイルのステータスを、印刷中(Printing at Printer X)に書き換える。
そして、ステップS11において印刷が終了すると、必要な後処理を行い、ステップS12で、ジョブステータス確認用ファイルのステータスを印刷完了(Complete of Printing at Printer X)に書き換える。
以上の処理は、ステップS13で本プログラムが終了されたと判断されるまで繰り返される。また、ステップS1によるホットフォルダへのデータの入稿の監視は、1つのデータが入稿され、以降の処理に移った後も続けて行われ、他のデータが入稿された場合、以降の処理が並行して行われる。そして、複数の印刷ジョブのジョブステータス確認用ファイルの一覧が生成され、この一覧がディスプレイ上に表示される。
以上説明した実施例によれば、ホットフォルダを用いて指示された複数の印刷ジョブのステータスを一瞥可能となる。即ち、ユーザは、どのホットフォルダを用いたジョブが、どの状況まで進んでいるのかを、容易に識別可能になる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100…印刷システム、
PC1…クライアント、
PR1…大型プリンタ、
3a…ジョブステータス管理ファイル編集部。

Claims (8)

  1. 印刷設定と関連付けられているホットフォルダに入稿されたデータに基づく印刷を、印刷装置に実行させるための印刷制御装置であって、
    ホットフォルダに印刷対象のデータが入稿された場合に、当該データに基づく印刷ジョブを特定する情報、印刷を実行する印刷装置を特定する情報、データが入稿されたホットフォルダを特定する情報、当該印刷ジョブのステータスを特定する情報を含むジョブステータスを作成する作成手段と;
    複数の印刷ジョブについて上記作成手段で作成されたジョブステータスの一覧を表示装置に表示させる表示制御手段と;
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 請求項1に記載の印刷制御装置であって、
    ネットワークに接続する接続手段を有し、ホットフォルダに入稿されるデータを、上記接続手段を介して上記ネットワークに接続されているクライアントから受け付けることを特徴とする印刷制御装置。
  3. 請求項2に記載の印刷制御装置であって、
    上記作成手段で作成するジョブステータスには、ホットフォルダにデータを入稿したクライアントを特定する情報をさらに含むことを特徴とする印刷制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の印刷制御装置であって、
    上記作成手段で作成するジョブステータスには、複数の印刷ジョブの処理順序を特定可能な情報をさらに含むことを特徴とする印刷制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の印刷制御装置であって、
    上記作成手段は、印刷ジョブのステータスが変更されたと判断する毎に情報を書き換えることを特徴とする印刷制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の印刷制御装置であって、
    上記作成手段は、印刷ジョブのステータスを、上記印刷装置から取得することを特徴とする印刷制御装置。
  7. 印刷設定と関連付けられているホットフォルダに入稿されたデータに基づく印刷を、印刷装置に実行させるための印刷制御方法であって、
    ホットフォルダに印刷対象のデータが入稿された場合に、当該データに基づく印刷ジョブを特定する情報、印刷を実行する印刷装置を特定する情報、データが入稿されたホットフォルダを特定する情報、当該印刷ジョブのステータスを特定する情報を含むジョブステータスを作成し、
    複数の印刷ジョブについて上記作成されたジョブステータスの一覧を表示装置に表示させることを特徴とする印刷制御方法。
  8. 請求項7に記載の印刷制御方法を、コンピュータにより実行させることを特徴とするプログラム。
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