JP2015060272A - 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】指定された印刷設定に基づく印刷を行う場合において、ユーザが期待した出来栄えの印刷結果が出力される可能性を高めること。【解決手段】印刷要求に係る印刷データを、ユーザが指定した印刷設定に基づいて印刷することの可否を、その印刷データの特性(例えば、文字情報と画像情報の配置あるいは文字情報と画像情報の割合等)が類似する過去の印刷データの特性と、その印刷に用いた印刷設定とに基づいて判定する。判定の結果、ユーザの指定した印刷設定に基づいて印刷できない場合は、過去の成功した印刷の印刷設定に変更して印刷を実行する。【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
プリンタ等の画像形成装置により文書を印刷する場合に、不適切な印刷設定で印刷が実行されると、ユーザが期待しない見栄えの印刷結果になってしまう。このため、ユーザは同じ内容の文書を再度印刷することになり、無駄な用紙が消費されることになる。このような不適切な印刷設定を事前に検知してユーザに警告することにより、無駄な用紙の消費を防ぐ技術が既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、過去に印刷ミスをした印刷データと印刷設定に基づいて、新たな印刷時における印刷ミスが起こる可能性が高いことをユーザに警告するだけであった。
そのため、ユーザは、印刷ミスが起こる可能性が高いことを事前に警告されても、その印刷データに適した印刷設定をすることができない場合は、印刷を中止するか、そのまま印刷を強行するしかなかった。
印刷を強行した場合、それが印刷ミスであれば、無駄な用紙の消費となり、それが印刷コストのアップにつながるという問題があった。
これは、印刷に限ったことではなく、指定された設定に従って情報処理を行い、処理された情報を出力するような情報処理システムにおいても起こり得る問題である。例えば、ある設定に従って、画像や音声を加工・修正処理して、再書き込みのできない記録媒体に記録するような場合である。さらに、処理結果の情報を保存するのみの場合であっても、設定をミスして処理を行い、所望の結果が得られないと、処理に要した時間、操作の手間、ハードウェア資源の専有時間等に無駄が生じることになる。
本発明は、上述のような事情に鑑み為されたものであり、指定された設定に基づく情報処理を行う場合において、ユーザが期待した出来栄えの結果が出力される可能性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るデータ管理システムは、指定された設定に基づいたデータの処理の要求を受け付ける受付手段と、該受け付けたデータの処理を行う実行手段と、上記実行手段が処理したデータの特性及び該処理に用いた設定を含む処理の履歴を履歴記憶手段に記憶させる履歴保存手段と、ある設定に基づいたデータの処理の要求を受け付けた時に、該受け付けた処理の要求に係るデータの特性及び設定と、上記履歴記憶手段に記憶されている履歴とに基づき、上記受け付けた要求に係る処理を上記ある設定に基づき実行すべきか否かを判定する判定手段を備え、上記判定手段の判定結果に応じた設定にて、上記実行手段が上記受付けたデータの処理を行うことを特徴とする。
以上のような構成の情報処理システムによれば、ある設定に基づくユーザからの情報処理の要求を受け付けた場合には、ユーザが期待した出来栄えの結果が出力される可能性が高くなる。
本発明の情報処理システムの第1実施形態の全体構成を示すブロック図である。 図1に示したプリンタのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示したクライアントPCのハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示した設定ミス予測装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示したプリンタ10、クライアントPC20及び設定ミス予測装置30の各機能構成とそれらの関係を示す機能ブロック図である。 印刷履歴を示すテーブルの一例である。 ミス印刷情報532dの一例を示すテーブルである。 第1実施形態における設定ミス予測装置30での処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における設定ミス予測装置30での処理の流れを示すフローチャートである。 プリンタ10、クライアントPC20及び設定ミス予測装置30の各機能構成とそれらの関係を示す、本発明の第3実施形態に係る機能ブロック図である。 印刷設定変更表示部521が表示する印刷設定変更画面の一例を示す図である。 第4実施形態における設定ミス予測装置30での処理の流れを示すフローチャートである。 印刷試行依頼画面の一例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔第1実施形態:図1乃至図8〕
図1は、プリンタ10、クライアントPC(以下「PC」という。)20及び設定ミス予測装置30を含む本発明の情報処理システムの一実施形態の構成について説明する図である。
図1に示す情報処理システムは、プリンタ10、PC20及び設定ミス予測装置30がネットワーク40を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク40は、たとえば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネット等が利用可能であり、有線/無線の別を問わない。
また、この実施形態の説明では、処理対象の「データ」とは、文字、画像を含む文書データを指し、「データの処理」とは、プリンタ10が所定の印刷設定に基づいて文書データを用紙に印刷することを指すものとする。ただし、この発明を適用できる範囲がこれらに限られないことは、後述の通りである。
プリンタ10は、データ処理の実行手段の一実施形態であり、文書データに基づき、用紙に画像(文字を含む。)を印刷する処理を実行する装置である。一般的なプリンタの他、プリント、スキャン、コピー、ファクシミリ通信、ネットワーク通信、データ保存等の機能を備えたデジタル複合機等でもよい。
PC20は、このシステムを利用するユーザが、PC20にインストールされているアプリケーションソフトや、ブラウザで動く同様なソフトを使用して文書(ドキュメント)を作成する機能を備える。ここで、アプリケーションソフトとは、例えば、文書作成ソフト、プレゼンテーションソフト、作画ソフト等である。
また、PC20は、アプリケーションソフトを使用して文書データを作成したユーザが、その文書データをプリンタ10で印刷する場合に、ユーザから印刷(データ処理の一形態)の指示を受け付ける機能も備える。
設定ミス予測装置30は、ネットワーク40を介して接続されたPC20が受け付けたデータの処理要求である印刷要求をPC20から受け取り、プリンタ10に印刷を実行させる機能を備える。
また、設定ミス予測装置30は、PC20から受け取った印刷データをユーザが指定した印刷設定に基づいて印刷することの可否を、その印刷データの特性(例えば、文字情報と画像情報の配置あるいは文字情報と画像情報の割合等を指すが、これに限られない)が類似する過去の印刷データとその印刷に用いた印刷設定とに基づいて判定する機能も備える。なお、設定ミス予測装置30の他の機能については後述する。
次に、図1に示した各装置の構成について詳細に説明する。
図2は、プリンタ10のハードウェア構成を示すブロック図である。プリンタ10はハードウェアとしては公知のプリンタと同様な構成を適宜採用できる。
例えば、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、通信I/F104、HDD105、エンジンI/F(インタフェース)106、UI(ユーザインタフェース)部I/F107をシステムバス108により接続した構成とすることができる。また、エンジンI/F106にはエンジン部109を、UI部I/F107にはUI部110をそれぞれ接続する。
そして、CPU101がRAM103をワークエリアとしてROM102あるいはHDD105に記憶されたプログラムを実行することにより、プリンタ全体の動作を制御し、印刷を始めとする種々の機能を実現することができる。通信I/F104は、LAN等のネットワーク40を介してPC20及び設定ミス予測装置30等の外部装置と通信するためのインタフェースである。
エンジン部109は、画像形成エンジン等の、外部に対して通信及び表示以外の物理的な出力(本実施形態の場合は、印刷)を行う手段を示す。エンジンI/F106は、エンジン部109とCPU101とを接続してエンジン部109をCPU101から制御可能とするためのインタフェースである。
UI部I/F107は、UI部110とCPU101とを接続してUI部110をCPU101から制御可能とするためのインタフェースである。
UI部110は、ユーザの操作を受け付けるための操作部や、ユーザに情報を提示するための表示部を含む操作受け付け手段である。外付けの操作部や表示部を用いてもよいことはもちろんである。
なお、ユーザの操作は、外部装置から操作内容を示すデータを受信することにより受け付けてもよい。また、ユーザへの情報の提示は、画面の表示内容を示すデータや画面に表示させるべきデータを外部装置へ送信することによって行ってもよい。
図3は、PC20のハードウェア構成を示すブロック図である。
PC20は、ハードウェアとしては公知のパーソナルコンピュータを適宜採用できる。例えば、図3に示すように、CPU201、ROM202,RAM203、通信I/F204、HDD(ハードディスクドライブ)205、UI部206をシステムバス207により接続した構成とすることができる。
そして、CPU201がRAM203をワークエリアとしてROM202あるいはHDD205に記憶されたプログラムを実行することにより、PC20全体の動作を制御し、種々の機能を実現する。
すなわち、ユーザからの印刷要求を受け付ける機能、及び設定ミス予測装置30が変更した印刷設定に基づいて印刷する旨をユーザに通知する通知手段としての機能を備える。
なお、通知手段としての機能は、CPU201が、ROM202等に記憶されている所要のプログラムを実行して、UI部206の表示部を制御することにより実現する。
HDD205は、基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、アプリケーションソフトウェア、所定の制御プログラムや印刷設定のためのプリンタドライバ等のデータを保持するデバイスである。
通信I/F204は、LAN等のネットワーク40を介して設定ミス予測装置30やプリンタ10等の外部装置と通信するためのインタフェースである。
UI部206は、ユーザの操作を受け付けるための操作部や、ユーザに情報を提示するための表示部を含む操作受け付け手段である。外付けの操作部や表示部を用いてもよいことはもちろんである。
図4は、設定ミス予測装置30のハードウェア構成を示すブロック図である。設定ミス予測装置30は、ハードウェアとしては、公知のPCを適宜採用できる。たとえば、図4に示すように、CPU301、ROM302、RAM303、通信I/F304、HDD305及びUI部306をシステムバス307により接続した構成とすることができる。通信I/F304及びUI部306は、上記通信I/F304及びUI部306と基本的に同じである。
また、HDD305は、後述の印刷履歴532a、印刷データ特性532b、印刷設定532c及びミス印刷情報532dを含む各種データを保管する機能を備える。外付けであっても構わない。台数も複数あってもよい。
そして、CPU301がRAM303をワークエリアとしてROM302あるいはHDD305に記憶された制御プログラムを実行することにより、設定ミス予測装置30全体の動作を制御し、後述する種々の機能を実現する。
図5は、図1に示したプリンタ10、PC20及び設定ミス予測装置30の各機能構成とそれらの関係を示す機能ブロック図である。
図5に示すPC20は、印刷受付部520を備えている。印刷受付部520は、プリンタドライバが提供する機能を備え、まず、ユーザからの文書の印刷要求を受け付ける機能を備える。すなわち、データの処理の要求を受付ける受付手段として機能する。また、印刷受付部520が実行する文書の印刷要求を受け付ける処理が、受付手順の処理に該当する。
なお、印刷要求には、印刷内容を示す印刷データと、印刷に用いる設定を示す印刷設定の指定とが含まれる。アプリケーションが編集した文書のデータである文書データを、印刷受付部520が扱うことのできる印刷データに変換する処理は、不図示のアプリケーションが担当する。
そして、印刷受付部520は、印刷設定に基づき、印刷データをプリンタ10が処理可能なPDL(ページ記述言語)データに変換し、プリンタ10の印刷実行部510に送信して印刷を実行させる機能も備える。すなわち、印刷受付部520は、データの処理を実行する実行手段として機能する。また、PDLデータへの変換及びPDLデータの送信に係る処理が、実行手順の処理の一部に該当する。
また、印刷受付部520は、この実施形態の特徴に関連する機能として、印刷に用いる印刷データと印刷設定とを後述の印刷ミス予測部534に送り、その印刷設定が設定ミスに係るものでないか確認を依頼する機能も備える。そして、印刷ミス予測部534から印刷設定の変更指示を受けた場合には、それに従って印刷設定を変更し、その変更後の印刷設定に従ってPDLデータへの変換を行う。
また、印刷受付部520は、後述の印刷履歴保存部531へ印刷履歴を送る機能も備えている。なお、印刷履歴とは、印刷実行部510が過去に印刷実行した印刷ジョブの履歴を示すデータである。例えば、印刷日時、ユーザ情報、印刷した文書データのファイル名、印刷設定等を含むことが考えられる。
図5に示すプリンタ10は、印刷実行部510を備えている。印刷実行部510は、PC20からPDLデータを受信した場合に、そのPDLデータに基づいて用紙に印刷を行う機能を備えている。すなわち、印刷実行部510は、データの処理を実行する実行手段として機能する。また、印刷実行に係る処理が、実行手順の処理の一部に該当する。
図5に示す設定ミス予測装置30は、印刷履歴保存部531、印刷履歴記憶部532、印刷ミス検知部533、印刷ミス予測部534及び印刷データ解析部535を備える。
このうち、印刷履歴保存部531は、印刷実行部510において印刷実行した文書の印刷データとその際に使用した印刷設定を印刷実行部510から受け取る。そして、印刷データ解析部535が印刷データを解析して得た、印刷データの特性の特性を示す特性情報とを関連付けて印刷履歴記憶部532に格納する、履歴保存手段として機能する。また、印刷履歴保存部531が実行する処理が、履歴保存手順の処理に該当する。
また、印刷履歴記憶部532は、印刷履歴に係る、印刷履歴532a、印刷データ特性532b、印刷設定532c及びミス印刷情報532dを含む種々のデータ群を格納する機能を備える。すなわち、履歴記憶手段として機能する。この機能は、上述のHDD305の機能に対応している。
このうち、印刷履歴532aは、例えば、印刷日時、ユーザID、ファイル名、特性ID、印刷設定IDが関連つけられたものである。印刷データ特性532bは、印刷データ解析部535の解析で得られた印刷データの特性情報であり、特性IDによって特定される。また、印刷設定532cは印刷設定IDによって特定される、印刷に用いた印刷設定情報である。
図6は、印刷履歴を示すテーブルの一例である。図6において、印刷日時とは、印刷実行部510が実際に印刷を実行した日時を表し、ユーザIDとは文書データの印刷を要求したユーザを識別するための識別情報である。
また、ファイル名とは、印刷された文書データのファイル名であり、例えば「X.doc」等である。特性IDとは、上述の通り、該当の印刷における印刷データの特性を表す特性情報の識別情報である。特性情報自体は印刷データ特性532bとして印刷履歴記憶部532に格納されている。印刷設定IDとは、印刷データからPDLデータを生成する際に用いた印刷設定の識別情報であり、印刷設定自体は印刷設定532cとして印刷履歴記憶部532に格納されている。
図5に戻り、印刷ミス検知部533は、印刷履歴532aを検索し、同じ印刷データ(又は同じファイル名の文書データ)が、短時間の間に異なる印刷設定で印刷されている履歴を印刷ミスと判定し、印刷履歴記憶部532の中にミス印刷情報532dとして保存する機能を備える。すなわち、同じ印刷データが短時間の間に印刷設定が変更されて再度印刷されたということは、印刷設定が変更される前の印刷はミスであった可能性が高いと判断できるからである。
例えば、図6に示すように、ユーザIDが「B」であるユーザが、「2013/1/20/10:30」に行った特性ID「G0002」を持つファイル名「Y.doc」の文書の印刷の印刷設定ID「F0001」が、15分後の「10:45」には「F0002」に変更されて再印刷された履歴があるとする。
印刷ミス検知部533はこれを検出し、図7に示すようなミス印刷情報532dのテーブルにミス印刷履歴として登録し、印刷履歴記憶部532に格納する。
図7は、ミス印刷情報532dの一例を示すテーブルである。ファイル名とは印刷された文書データのファイル名であり、特性IDとは、印刷された印刷データの特性情報を特定するための識別情報である。また、印刷ミスとは、上述のように、同じ印刷データが短時間(例えば20分以内)の間に印刷設定が変更されて再印刷された時の最初の印刷を意味し、印刷成功とは、印刷設定変更後の印刷を意味する。3回以上続けて印刷された場合、最後の印刷のみ印刷成功とし、それ以外は印刷失敗としてもよい。
再度図5に戻り、印刷ミス予測部534は、印刷受付部520から受け取った印刷データを印刷データ解析部535で解析して得た特性情報が、ミス印刷情報テーブル(図7)の中にあるか否かをチェックし、印刷受付部520から受け取った印刷設定に基づいて印刷を実行すべきか否かを判定する機能を備える。すなわち、印刷ミス予測部534は判定手段として機能する。また、印刷ミス予測部534が実行する処理が、判定手順の処理に該当する。この判定処理の詳細については後述する。
印刷データ解析部535は、印刷要求された印刷データを解析してその印刷データの特性を示す特性情報を取得する機能を備える。この特性は、ここでは、文字情報と画像情報の割合とするが、これに限られないことは上述の通りである。
図8は、この発明の情報処理システムの第1実施形態における設定ミス予測装置30での処理の流れを示すフローチャートである。各ステップにおける処理は、設定ミス予測装置30のCPU301が所定のプログラムに基づいて行うものである。
この第1実施形態は、印刷ミス予測部534が、印刷受付部520から受け取った印刷設定が、印刷ミス時の印刷設定であると判定した場合は、その判定結果に基づき、印刷成功した時の印刷設定のうち利用頻度が最も高い設定に変更するように指示した上で、PC20(印刷受付部520)に対して印刷開始を指示する例である。この場合、ミス印刷情報532dにおいて参照する特性IDは、印刷要求を行ったユーザのものとは限らない。
この処理は、印刷ミス予測部534が、PC20から印刷データと印刷設定を受け取り、設定ミスの確認依頼を受付けた時にスタートする。
以下、第1実施形態における処理の流れを、図8に基づいて説明する。
まず、CPU301は、受け取った印刷データから印刷データ特性を解析する(S1)。これは、印刷データ解析部535の機能と対応する処理である。
次に、CPU301は、ミス印刷情報532dを参照して、解析した印刷データ特性と、ミス印刷情報532dの特性IDと対応する印刷データ特性とを比較し、同一の印刷データ特性を有するミス印刷履歴が存在するか否かをチェックする(S2)。なお、特性が全く同じでなくても、特性の違いが所定の閾値以内であれば、同じとみなしてよい。
ミス印刷情報532dに、受け取った印刷データと一致する印刷データ特性のミス印刷履歴がない場合は(S3のN)、要求された印刷データについては過去に印刷ミスがないため、今回の印刷設定が設定ミスであるとする根拠がないと判断する。そこで、CPU301は、PC20に対して、PC20から受け取った印刷設定による印刷の開始を指示し(S6)、処理を終了する。
一方、ミス印刷情報532dに、受け取った印刷データと一致する印刷データ特性のミス印刷履歴がある場合は(S3のY)、CPU301は、PC20から受け取った印刷設定と、ミス印刷情報532dの当該ミス印刷履歴に含まれる、印刷ミス時の印刷設定とが同一であるか否かをチェックする。
同一であるものがない場合は(S4のN)、PC20から受け取った印刷データと印刷設定の組み合わせでは過去に印刷ミスが発生していないため、今回の印刷設定が設定ミスであるとする根拠がないと判断する。そこで、CPU301はPC20に対して、PC20から受け取った印刷設定に基づく印刷の開始を指示する(S6)。
一方、印刷設定が今回と同一であるミス印刷履歴が存在した場合は(S4のY)、今回受け取ったものと同じ特性の印刷データについて今回受け取った印刷設定で行った印刷がミス印刷であったことが以前にあることがわかる。そこで、CPU301は、今回受け取った印刷設定も設定ミスであると判断し、受け取った印刷設定を、当該印刷データの印刷成功時の印刷設定のうち利用頻度が最も高いものに変更して印刷するようにPC20に指示し(S5)、処理を終了する。なお、S2〜S6は、印刷ミス予測部534の機能と対応する処理である。
上記「利用頻度の高い」印刷設定は、図6の印刷履歴テーブルから、今回受け取った印刷データと同じ特性の印刷データに関する印刷履歴を抽出し、その中で印刷設定の種類毎に印刷回数を集計し、最も多いものとすることが考えられる。この中にはミス印刷も含まれるが、その回数は多くないと考えられるので、集計時に除外しなくても、ミス印刷時の設定が最も多くなることはないと考えられる。しかし、印刷履歴のうち、ミス印刷と判別したものを除いて集計してもよい。また、図7のミス印刷情報テーブルから、今回受け取った印刷データと同じ特性の印刷データに関するミス印刷履歴を抽出し、その中で印刷成功時の印刷設定について種類毎に印刷回数を集計してもよい。その他の手法も適宜採用可能である。
なお、PC20は、設定ミス予測装置30(印刷ミス予測部534)からステップS5の指示を受けると、上述したように、ユーザから受け付けた印刷設定を指示に従って変更した上で、その変更後の印刷設定に従って、PDLデータの生成及び送信を行う。また、ステップS6の指示を受けると、ユーザから受け付けた印刷設定を用いてPDLデータの生成及び送信を行う。
本実施形態による処理により、ある印刷設定に基づくユーザからの印刷の要求を受け付けた場合には、過去に発生したミス印刷の状況を考慮して、印刷要求した印刷データに適した印刷設定で印刷されるので、ユーザが期待した出来栄えの印刷結果になる可能性が高くなる。
[第2実施形態]
次に、本発明の情報処理システムの第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、設定ミス予測装置30が上述の図8の処理に代えて図9の処理を実行する点が第1の実施形態と異なり、その他の点は第1の実施形態と共通であるので、この相違点についてのみ説明する。また、第1の実施形態と共通する又は対応する部分には同じ符号を用いる。この点は以降の実施形態についても同様である。
図9は、第2実施形態における設定ミス予測装置30での処理の流れを示すフローチャートである。各ステップにおける処理は、設定ミス予測装置30のCPU301が所定のプログラムに基づいて行うものである。
この第2実施形態は、印刷ミス予測部534が、印刷受付部520から受け取った印刷設定が、印刷ミス時の印刷設定であると判定した場合は、その判定結果に基づき、印刷成功した時の印刷設定のうち、印刷要求したユーザの利用頻度が最も高い設定に変更した上で、PC20(印刷受付部520)に対して印刷開始を指示する例である。
第1実施形態と異なるのは、ミス印刷情報532dにおいて参照する特性IDは、印刷要求を行ったユーザのものに限る点である。従って、要求に係る印刷設定が、印刷ミス時の印刷設定であると判定された場合は、その判定結果に基づき、当該ユーザが過去に印刷成功した時に利用した印刷設定のうち、最も利用頻度が高い印刷設定に変更される。また、この処理に供するため、PC20の印刷受付部520は、印刷データと印刷設定に加え、その印刷を指示したユーザのユーザIDも印刷ミス予測部534に渡す。
図9の処理は、印刷ミス予測部534が、PC20から印刷データと印刷設定及びユーザIDを受け取り、設定ミスの確認依頼を受付けた時にスタートする。
以下、この発明の情報処理システムの第2実施形態における処理の流れを、図9に基づいて説明する。
S11の処理は、図8のS1と同じであるので説明は省略する。
次に、CPU301は、ミス印刷情報532dを参照して、PC20から受け取ったユーザID及びステップS11で解析した印刷データ特性と、ミス印刷情報532dの各ミス印刷履歴とを比較する。そして、PC20から受け取ったユーザIDと同じユーザIDが登録され、かつステップS11で解析した印刷データ特性と同じ印刷データ特性が登録されたミス印刷履歴が存在するか否かをチェックする(S12)。
ミス印刷情報532dに、今回受け取ったユーザID及び印刷データと一致するユーザID及び印刷データ特性のミス印刷履歴がない場合は(S13のN)、要求された印刷データについては過去に同じユーザが印刷ミスをした記録がないため、今回の印刷設定が設定ミスであるとする根拠がないと判断する。そこで、CPU301は、PC20に対して、PC20から受け取った印刷設定による印刷の開始を指示し(S16)、処理を終了する。
一方、ミス印刷情報532dに、ユーザID及び印刷データ特性が一致するミス印刷履歴がある場合は(S13のY)、CPU301は、PC20から受け取った印刷設定と、ミス印刷情報532dの当該ミス印刷履歴に含まれる、印刷ミス時の印刷設定とが同一であるか否かをチェックする(S14)。
同一であるものがない場合は(S14のN)、PC20から受け取ったユーザIDと印刷データと印刷設定の組み合わせでは過去に印刷ミスが発生していないため、今回の印刷設定が設定ミスであるとする根拠がないと判断する。そこで、CPU301はPC20に対して、PC20から受け取った印刷設定に基づく印刷の開始を指示する(S16)。
一方、S14において、同一であるものが存在した場合は(S14のY)、今回と同じユーザが、今回受け取ったものと同じ特性の印刷データについて今回受け取った印刷設定で行った印刷がミス印刷であったことが以前にあることがわかる。
そこで、CPU301は、今回受け取った印刷設定も設定ミスであると判断し、PC20から受け取った印刷設定を、当該印刷データについて当該ユーザが行った印刷成功時の印刷設定のうち、利用頻度が最も高いものに変更して印刷するようPC20に指示し(S15)、処理を終了する。なお、S12〜S16は、印刷ミス予測部534の機能と対応する処理である。
上記「利用頻度の高い」印刷設定の探索方法は、今回受け取ったユーザIDと同じユーザIDを持つ履歴のみ集計の対象とする点以外は、第1の実施形態の場合と同様である。
なお、PC20は、設定ミス予測装置30(印刷ミス予測部534)からステップS15の指示を受けると、上述したように、ユーザから受け付けた印刷設定を指示に従って変更した上で、その変更後の印刷設定に従って、PDLデータの生成及び送信を行う。また、ステップS16の指示を受けると、ユーザから受け付けた印刷設定を用いてPDLデータの生成及び送信を行う。
本実施形態による処理により、ある印刷設定に基づくユーザからの印刷の要求を受け付けた場合には、過去に発生したミス印刷の状況を考慮して、要求したユーザと印刷しようとする印刷データの組み合わせに適した印刷設定で印刷されるので、ユーザが好む印刷結果になる可能性が高くなる。
[第3実施形態]
次に、本発明の情報処理システムの第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は、設定ミス予測装置30が設定ミスを検出した場合に、ユーザに推奨の設定変更を通知するようにした点が第1の実施形態と異なり、その他の点は第1の実施形態と共通である。そこで、この相違点についてのみ説明する。
図10は、プリンタ10、PC20及び設定ミス予測装置30の各機能構成とそれらの関係を示す、本発明の第3実施形態に係る機能ブロック図である。図5に示す機能ブロック図と異なる点は、PC20において印刷設定変更表示部521が付加されたことのみである。
従って、ここでは、印刷設定変更表示部521の機能についてのみ説明し、その他の機能ブロックについての説明は省略する。
図10において、印刷設定変更表示部521は、印刷ミス予測部534が設定ミスを検出し、図8のステップS5における印刷ミス予測部534からの指示に基づき、印刷成功した時の印刷設定のうち利用頻度が最も高い設定に変更する際に、その設定を推奨設定として表示する機能を備える。すなわち、通知手段として機能する。
なお、第2実施形態との対応で言えば、図9のステップS15における印刷ミス予測部534からの指示に基づく印刷設定が、本実施形態における推奨設定になる。
図11は、印刷設定変更表示部521が表示する印刷設定変更画面の一例を示す図である。図11において、「指定の設定」51は、印刷受付部520がユーザから指定を受け付けた印刷設定である。
また、「推奨設定」52は、印刷ミス予測部534が図8のステップS5(又は図9のステップS15)で指示してきた、印刷成功した時の印刷設定のうち利用頻度が最も高い設定である。
この印刷設定変更画面に表示された推奨設定をユーザが修正できるように構成してもよい。図11において、設定を修正する場合、例えば「片面/両面」の設定を元の「両面」に戻したい場合は、予め設定してあるプルダウンリスト53をクリックして「両面」を選択すればよい。
OKボタン54は、その時点で印刷設定変更画面の「推奨設定」52に表示されている設定内容に従って印刷を実行すべきことを指示するためのボタンである。キャンセルボタン55は、印刷の中止を指示するためのボタンである。
この印刷設定変更画面においてOKボタン54が操作された場合、印刷受付部520は、表示時点から変更されたか否かに関わらず、その時点で「推奨設定」52に表示されている設定内容に従って、PDLデータの生成及び送信を行う。
なお、印刷ミス予測部534が実行する処理は、第1の実施形態で図8を用いて説明したものと同じでよい。また、印刷ミス予測部534がステップS6で印刷開始を指示した場合には、PC20は、印刷設定変更画面を表示することなく、PDLデータの生成及び送信に係る処理に進む。
本実施形態による処理により、印刷ミスを防止できるとともに、設定ミスと考えられる場合に適切と考えられる設定をユーザに通知して確認さえることができるため、ユーザが期待した出来栄えの印刷結果になる可能性が高くなる。また、この際、ユーザの好む印刷設定に修正することができるので、ユーザが好む印刷結果になる可能性がさらに高くなる。
[第4実施形態]
次に、本発明の情報処理システムの第4の実施形態について説明する。この第4の実施形態は、設定ミス予測装置30が上述の図9の処理に代えて図12の処理を実行し、設定ミスの多いユーザに対して印刷試行の依頼を表示するようにした点が第2の実施形態と異なる。その他の点は第2の実施形態と共通であるので、この相違点についてのみ説明する
図12は、第4実施形態における設定ミス予測装置30での処理の流れを示すフローチャートである。各ステップにおける処理は、設定ミス予測装置30のCPU301が所定のプログラムに基づいて行うものである。
以下、第4実施形態における処理の流れを、図12に基づいて説明する。この処理は、印刷ミス予測部534が、PC20から印刷データと印刷設定及びユーザIDを受け取り、設定ミスの確認依頼を受付けた時にスタートする。
なお、ステップS31〜S34は、図9のステップS11〜S14と同じであるので、説明は省略する。
ステップS34でYesの場合、CPU301はさらに、ミス印刷情報532dにある、今回PC20から受け取ったユーザIDを持つユーザについて、ミス印刷の件数が所定値以上であるかをチェックする。所定値以下である場合は(S35のN)、図9のステップS15と同様、要求に係る印刷設定を、当該印刷データの印刷成功時の印刷設定のうち当該ユーザの利用頻度が最も高いものに変更するようPC20に指示して(S36)、処理を終了する。
また、ステップS35でYesの場合には、CPU301は、PC20に対し、ステップS36と同様な印刷設定の変更に加えユーザに対して印刷試行の依頼を行うよう指示する(S37)。
ステップS33又はS34でNoの場合には、CPU301は、PC20に対し、図9のステップS16と同様に、印刷開始を指示し(S38)、処理を終了する。
なお、設定ミス予測装置30(印刷ミス予測部534)からステップS36又はS38の指示を受けた場合のPC20の動作は、それぞれ第2実施形態におけるS15又はS16の指示を受けた場合と同じである。しかし、PC20は、ステップS37の指示を受けると、図13に示す画面を表示して、ユーザに対して印刷試行の依頼を行う。また、この依頼は、設定ミスの恐れがあることの警告という意味合いもある。
また、この画面を表示するため、PC20は、図10に示したものと対応する印刷設定変更表示部521を備える。
図13は、印刷設定変更表示部521が表示する印刷試行依頼画面の一例を示す図である。
この印刷試行依頼画面においては、印刷設定変更表示部521は、設定表示部61にステップS36で指示された変更後の印刷設定を表示する。
またOKボタン62が操作された場合、印刷受付部520は、ユーザから印刷を指示された部数に関わらず、表示中の印刷設定により1部のみの印刷を印刷実行部510に実行させる。その後、残りの部数について同じ設定で印刷を行うか否かの指示を受け付けるための画面(不図示)を表示し、その画面において印刷続行が指示された場合、印刷受付部520は、残り部数についても同じ印刷設定で印刷実行部510に印刷を実行させる。
印刷試行依頼画面においてキャンセルボタン63が操作された場合、印刷受付部520は印刷を中止する。
本実施形態による処理により、ユーザが好まない印刷設定による印刷を防止することができ、かつ、無駄な用紙の消費を防ぐことができる。特に、多数部の印刷を行う場合、自動で設定を変更してしまうと、その変更後の設定がユーザの好みに合わなかった場合に無駄になる用紙が多くなることから、このように試し印刷の実行を勧めることが好ましい。
以上、発明を実施するための実施の形態について説明を行ったが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を損なわない範囲で変更することが可能である。
例えば、上記実施形態では、各機能がプリンタ10、PC20及び設定ミス予測装置30に分かれているが、これらの機能を一つの統合した1台の情報処理装置として構成してもよい。あるいは、プリンタ10、PC20及び設定ミス予測装置30の機能を、上述した実施形態とは異なる分け方で各装置に分散して設けたり、4台以上の装置に分散して設けたりしてもよい。
また、印刷設定同士を比較する際に、部数や出力先トレイなど、印刷物の内容に影響を与えない設定については無視して比較するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、「データ」が、文字、画像を含む文書データであり、「データの処理」が印刷である例について説明した。しかし、この発明を適用できる範囲はこれに限られない。例えば、音声データや映像データを加工処理する、立体図形データに従って工作機械や3Dプリンタに素材の加工を行わせるなど、データと特定の設定とに基づき装置に何らかの処理を実行させる任意のケースに、この発明は適用可能である。
また、この発明の実施形態であるプログラムは、1のコンピュータを、または複数のコンピュータを協働させて、上述したプリンタ10、PC20及び設定ミス予測装置30の機能の全部又は一部を実現させるためのプログラムである。そして、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMや他の不揮発性記憶媒体(フラッシュメモリ,EEPROM等)などに格納しておいてもよい。しかし、メモリカード、CD、DVD、ブルーレイディスク等の任意の不揮発性記録媒体に記録して提供することもできる。それらの記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータにインストールして実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部装置あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部装置からダウンロードし、コンピュータにインストールして実行させることも可能である。
さらに、以上説明した各実施形態、動作及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることはもちろんである。
10:プリンタ、20:クライアントPC、30:設定ミス予測装置、40:ネットワーク、301:CPU301、305:HDD、510:印刷実行部、520:印刷受付部、521:印刷設定変更表示部、531:印刷履歴保存部、532:印刷履歴記憶部、532a:印刷履歴、532b:印刷データ特性、532c:印刷設定、532d:ミス印刷情報、534:印刷ミス予測部、535:印刷データ解析部
特開2012−249219号公報

Claims (9)

  1. 指定された設定に基づいたデータの処理の要求を受付ける受付手段と、
    該受付けたデータの処理を行う実行手段と、
    前記実行手段が処理したデータの特性及び該処理に用いた設定を含む処理の履歴を履歴記憶手段に記憶させる履歴保存手段と、
    ある設定に基づいたデータの処理の要求を受け付けた時に、該受け付けた処理の要求に係るデータの特性及び設定と、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴とに基づき、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきか否かを判定する判定手段を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じた設定にて、前記実行手段が前記受付けたデータの処理を行うことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記履歴は、データの処理を適切に実行できたか否かの情報を含むものであり、
    前記判定手段は、前記ある設定が、前記履歴中の、前記受け付けた要求に係る処理対象のデータと同じ特性のデータについてデータの処理を適切に実行できなかった時の設定であるか否かに基づき、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記履歴は、データの処理を適切に実行できたか否かの情報を含むものであり、
    前記実行手段は、前記判定手段が、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきでないと判定した場合に、前記履歴中の、前記受け付けた要求に係る処理対象のデータと同じ特性のデータについてデータの処理を適切に実行できた時の設定のうち利用頻度の最も高い設定にて、前記受け付けたデータ処理を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記履歴は、各処理要求を行ったユーザの情報を含み、
    前記実行手段は、前記判定手段が、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきでないと判定した場合に、前記履歴中の、前記受け付けた要求に係る処理対象のデータと同じ特性のデータについて該受け付けた要求に係るユーザからの要求に従いデータの処理を適切に実行できた時の設定のうち、利用頻度の最も高い設定にて、前記受け付けたデータ処理を行うことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記履歴は、データの処理を適切に実行できたか否かの情報を含むものであり、
    前記判定手段は、前記ある設定が、前記履歴中の、前記受け付けた要求に係る処理対象のデータと同じ特性のデータについてデータの処理を適切に実行できなかった時の設定であるか否かに基づき、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきか否かを判定し、
    さらに、前記判定手段が前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきでないと判定した場合に、前記履歴中の、前記受け付けた要求に係る処理対象のデータと同じ特性のデータについてデータの処理を適切に実行できた時の設定に変更することを推奨する通知を行う通知手段を備えたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  6. 前記実行手段が処理するデータが文書データであり、
    前記処理対象のデータの特性は、該文書データに含まれる文字情報と画像情報の配置あるいは文字情報と画像情報の割合であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 指定された設定に基づいたデータの処理の要求を受付ける受付手順と、該受付けたデータの処理を行う実行手順とを備えた、情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    該情報処理方法が、
    前記実行手順で処理したデータの特性及び該処理に用いた設定を含む処理の履歴を履歴記憶手段に記憶する履歴保存手順と、
    ある設定に基づいたデータの処理の要求を受け付けた時に、該受け付けた処理の要求に係るデータの特性及び設定と、前記履歴保存手順で記憶した履歴とに基づき、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきか否かを判定する判定手順とをさらに備え、
    前記判定手順での判定結果に応じた設定にて、前記受付けたデータの処理を実行することを特徴とする情報処理方法。
  8. 指定された設定に基づいたデータの処理の要求を受付ける受付手段と、
    該受付けたデータの処理を行う実行手段と、
    前記実行手段が処理したデータの特性及び該処理に用いた設定を含む処理の履歴を履歴記憶手段に記憶させる履歴保存手段と、
    ある設定に基づいたデータの処理の要求を受け付けた時に、該受け付けた処理の要求に係るデータの特性及び設定と、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴とに基づき、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきか否かを判定する判定手段を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じた設定にて、前記実行手段が前記受付けたデータの処理を行うことを特徴とする情報処理装置。
  9. コンピュータを、
    指定された設定に基づいたデータの処理の要求を受付ける受付手段と、
    該受付けたデータの処理を行う実行手段と、
    前記実行手段が処理したデータの特性及び該処理に用いた設定を含む処理の履歴を履歴記憶手段に記憶させる履歴保存手段と、
    ある設定に基づいたデータの処理の要求を受け付けた時に、該受け付けた処理の要求に係るデータの特性及び設定と、前記履歴記憶手段に記憶されている履歴とに基づき、前記受け付けた要求に係る処理を前記ある設定に基づき実行すべきか否かを判定する判定手段として機能させ、
    前記判定手段の判定結果に応じた設定にて、前記実行手段が前記受付けたデータの処理を行うように動作させることを特徴とする情報処理プログラム。
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