JPH11301079A - 印刷方法、印刷システムおよび記録媒体 - Google Patents

印刷方法、印刷システムおよび記録媒体

Info

Publication number
JPH11301079A
JPH11301079A JP10116308A JP11630898A JPH11301079A JP H11301079 A JPH11301079 A JP H11301079A JP 10116308 A JP10116308 A JP 10116308A JP 11630898 A JP11630898 A JP 11630898A JP H11301079 A JPH11301079 A JP H11301079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
size
sheet
paper size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10116308A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Kida
晶子 木田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10116308A priority Critical patent/JPH11301079A/ja
Publication of JPH11301079A publication Critical patent/JPH11301079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際に印刷がなされる用紙のサイズを正確に
知って印刷を行なうことができる印刷方法、印刷システ
ム及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 コンピュータから設定された用紙サイズ
の印刷用紙に印刷が行なわれる。印刷に先立ち給紙部か
ら印刷用紙が給紙され、給紙された印刷用紙の先端から
後端までの搬送時間を測定して(S207)用紙の搬送
速度から用紙長が算出される(S209)。また用紙幅
を検知し、算出した用紙長と検知した用紙幅に基づいて
用紙サイズが導出され(S210)、この導出された用
紙サイズが登録される。この構成によれば、用紙サイズ
が正しく検知できない給紙部に搭載された用紙に対し
て、正しい用紙サイズを簡単に検知し、設定することが
できるので、設定時のオペレータの手間を軽減すること
ができるとともに、誤印刷や無駄な警告表示によるオペ
レータの混乱や余分な作業が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷方法、印刷シ
ステム、及び記録媒体、さらに詳細には、給紙部の用紙
サイズを印刷装置に登録し、該印刷装置に接続されたコ
ンピュータから用紙サイズを指示して印刷をおこなう印
刷方法、印刷システム、及びそのためのプログラムを格
納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ホストコンピュータ等に接続された印刷
装置においては、給紙部で給紙される用紙サイズを印刷
装置に登録し、ホストコンピュータで指示される用紙サ
イズと印刷装置に登録した用紙サイズが一致した場合に
印刷を実行している。一方、印刷要求の用紙サイズが、
印刷装置に登録されている用紙サイズと一致しない場合
には、操作パネル等を介して、用紙サイズが一致してい
ない旨の警告を表示し、オペレータに用紙を交換するよ
うに要求している。
【0003】このような用紙サイズに関して、一般的に
よく使用される用紙サイズはあらかじめ印刷装置に登録
されているが、異なる用紙サイズの用紙を搭載しようと
する場合には、ユーザが自分の印刷装置本体の操作パネ
ル等を介して印刷装置に登録しなければならない。
【0004】また、給紙する用紙サイズが明確でない手
差しトレイ等の給紙部においても、オペレータが操作パ
ネル等を介して用紙サイズを登録して、手差しトレイ等
から給紙される用紙サイズを決定する。
【0005】一方、用紙サイズの登録等は、印刷装置に
接続されているホストコンピュータ側においてもするこ
とができる。例えば、プリンタ言語を使用することによ
って、給紙部に搭載されている用紙サイズを検知した
り、用紙サイズを登録したり、印刷装置の状態を取得す
ることなどもホストコンピュータ側でおこなうことがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホスト
コンピュータから印刷要求された印刷用紙が給紙部に搭
載されていても、印刷装置に用紙サイズが登録されてい
ない場合には警告表示がなされてしまうという不都合が
あった。この警告が表示されると、印字を続行するため
には、オペレータの指示が必要となり、印刷処理の円滑
な操作を妨げていた。また、この警告の意味をオペレー
タが誤って解釈したために、セットした用紙を点検する
等の無駄な作業を行なってしまうなど、非効率な印刷処
理となっていた。
【0007】一方、ホストコンピュータ側で給紙部に搭
載している用紙サイズを取得可能な場合、登録された用
紙サイズと印刷要求の用紙サイズが一致すれば、印刷要
求が出されて印刷が実行される。しかしながら、ホスト
コンピュータが取得した用紙サイズと異なる用紙サイズ
の印刷用紙が給紙部に搭載されている場合には、実際に
印刷が開始されなければこの間違いを判断することがで
きなかったため、時間、用紙ともに無駄を生じることが
あった。
【0008】したがって、本発明の課題は、実際に印刷
がなされる用紙のサイズを正確に知って印刷を行なうこ
とができる印刷方法、印刷システム及びそのためのプロ
グラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、印刷装置に接続されたコンピュータから
設定された用紙サイズの印刷用紙に印刷を行なう印刷方
法、印刷システム、及びそのためのプログラムを格納し
てコンピュータにより読み取り可能な記録媒体におい
て、給紙部から印刷用紙を給紙すること、給紙された印
刷用紙の先端から後端までの搬送時間を測定して用紙の
搬送速度から用紙長を算出すること、用紙幅を検知する
こと、前記算出した用紙長と検知した用紙幅に基づいて
用紙サイズを導出すること、並びに前記導出された用紙
サイズを設定して印刷を行なうことを特徴としている。
【0010】この構成によれば、用紙サイズが正しく検
知できなかった給紙部に対して、正しい用紙サイズを簡
単に検知し、設定することができるので、オペレータの
手間を軽減することができる。また、印刷を実行する前
に正しい用紙サイズを設定することができ、これをコン
ピュータが知って印刷を行なうので、誤印刷や無駄な警
告表示によるオペレータの混乱や余分な作業を軽減する
ことができるので、時間や用紙の節約に効果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。
【0012】[第1実施形態]図1、及び図2は、本発
明にかかる印刷システムの構成を示したブロック図であ
る。図1においては、各種コンピュータ101a〜10
1dと各種印刷装置(以下プリンタという)102a〜
102cがネットワーク接続されていることを示してい
る。一方、図2においては、コンピュータ101eとプ
リンタ102dが一対一で接続されていることを示して
いる。本発明は、コンピュータとプリンタが図1あるい
は図2のどちらの接続方法で接続されていても実施可能
である。
【0013】図3は、本実施形態にかかるホストコンピ
ュータの内部構成を示したブロック図である。図3にお
いて、CPU1は、本実施形態にかかる印刷システムを
制御する。 RAM2は、CPU1のワークエリアを提
供する。ハードディスク3には、本発明の印刷プログラ
ムが格納されている。このハードディスク3は、フロッ
ピーディスク、CDROM等に代替可能である。ユーザ
ーコマンド入力装置4は、ユーザーのコマンドを入力す
るためのマウス、キーボード等である。表示部9は印刷
を行うプリンタの給紙部等をはじめとした設定情報及び
状態情報をユーザーに表示する。通信部A1は、プリン
タ或いはネットワークに接続された機器に接続するため
のもので、プリンタヘの送信データ及び受信データはこ
こを介して授受が行われる。各装置1〜4、9、A1
は、メインバス8を介して互いに接続されている。
【0014】なお、特に断らない限り、ホストコンピュ
ータでは、CPU1がメインバス8を介してRAM2、
ハードディスク3、ユーザーコマンド入力装置4、表示
部9、通信部A1を制御し、プリンタヘの受信バッファ
及び送信バッファはRAM2上に取られるものとして実
施する。
【0015】また、本発明では、ホストコンピュータ側
では、プリンタ言語を使用して設定データや印字データ
やコマンドをプリンタに送信することが可能であり、プ
リンタからプリンタ言語で用紙情報、設定情報及び状態
情報を受信し、解釈してユーザーに提示可能なプログラ
ムを持っている。
【0016】図4は、本実施形態にかかるプリンタの内
部構成を示したブロック図である。図4において、CP
U11は、本実施形態にかかるプリンタを制御する。R
AM12は、CPU11のワークエリアを提供する。R
OM13は、本発明のプログラムを提供する。このRO
M13は、フロッピーディスク、CDROM、ハードデ
ィスク等に代替可能である。用紙幅検出装置15は、プ
リンタ内部で印刷用紙の幅を検出する。紙搬送装置16
は、プリンタ内部で印刷用紙の搬送を制御する。転写装
置17は、印刷用紙に印刷を実行する機構を制御する。
用紙検知センサー19は用紙が搭載の有無及び、給紙時
点や排紙時点の検知等、用紙情報を取得する。通信部A
2はホストコンピュータ或いはネットワークに接続され
た機器に接続するためのもので、ホストコンピュータヘ
の送信データ及び受信データはここを介して授受が行わ
れる。各装置はメインバス18を介して互いに接続され
ている。
【0017】なお、プリンタでは、CPU11がメイン
バス18を介してRAM12,ROM13、用紙幅検出
装置15、紙搬送装置16、転写装置17、用紙検知セ
ンサー19、通信部A2を制御し、ホストコンピュータ
ヘの受信バッファ及び送信バッファはRAM12上に取
られるものとして実施する。
【0018】また、プリンタ側では、用紙検出センサー
19より現在の用紙情報やプリンタ内部のプログラムで
取得した状態情報を検出し、RAM12などに設定され
た設定情報を取得し、ホストコンピュータに送信した
り、またホストコンピュ一タから印字データと設定デー
タやコマンドを受信したとき、設定データに応じた設定
で印字したり、コマンドを実行するプログラムを持つ。
【0019】次に、図5および図6に示すフローチャー
トに基づいて、ホストコンピュータの用紙サイズ検出の
動作を説明する。
【0020】本実施形態では、ホストコンピュータ上
に、プリンタの設定等を行うプリンタユーティリティソ
フトの1メニューとして、本発明を実現した用紙サイズ
を検知する機能が実装されている。以下ではこの用紙サ
イズ検知機能を使用するためのメニューを「用紙サイズ
取得」メニューと呼ぶ。
【0021】オペレータが、プリンタユーティリティソ
フトのメニューから、「用紙サイズ取得」メニューを押
下すると、用紙サイズ検知メッセージが出され、用紙サ
イズ検知メッセージ処理部のプログラムが作動する(ス
テップS101)。これを受けて用紙サイズ検知処理が
開始される(ステップS102)。この用紙サイズ検知
処理により得た用紙サイズをプリンタ言語を使用して、
プリンタに送信、設定する(ステップS103)。
【0022】以上が、ホストコンピュータ側の概略動作
であり、上記用紙サイズ検知処理(ステップS102)
について、図6を用いて詳細に説明する。以下では「プ
リンタ」とは特に断らない限り、用紙サイズを検知した
い給紙部を持つプリンタを示し、例えば、「手差しトレ
イ」が本実施形態での用紙サイズを検知したい給紙部を
指すものとする。
【0023】まず、ホストコンピュータは、プリンタが
理解するプリンタ言語を用いて、機種名取得、用紙幅取
得、ステータス生成開始を示すコマンドを送信する(ス
テップS201)。ここで、ステータス生成開始コマン
ドにより、プリンタはプリンタに変化が生じた時にその
情報を生成し、ホストコンピュータヘの送信バッファに
書き込む。同時に、機種名取得及び用紙幅取得コマンド
もプリンタに解釈されて、各情報が送信バッファに書き
込まれる。これらの処理は、プリンタ側でおこなわれる
ので、後述のプリンタ側の動作で詳細に説明する。
【0024】次に、ホストコンピュータは、プリンタの
送信バッファの情報を読み取り、機種名A、用紙幅Wを
取得する(ステップS202)。そして、RAM2上に
あらかじめ用意しておいた改ぺ一ジのみのデータを、手
差しトレイを指定して、普通の印刷ジョブとしてプリン
タに送信する(ステップS203)。さらに、ホストコ
ンピュータは、プリンタから情報を取得して、給紙開始
ステータスであるか否かを判断する(ステップS20
4)。給紙開始ステータスでなければ、ステップS20
4を繰り返す。
【0025】情報が給紙開始ステータスであれば、ステ
ップS205へ移行し、給排紙に要した時間を計測する
ためのタイマーを始動する。そして、再びプリンタから
情報を取得して排紙完了ステータスであるか否かを判断
する(ステップS206)。排紙完了ステータスでなけ
れば、ステップS206を繰り返す。
【0026】情報が排紙完了ステータスであれば、ステ
ップS207へ移行し、前述のタイマーを終了させて、
給排紙時間Tを取得する。そして、ステップS208に
移行し、エンジンスピードVを取得する。このエンジン
スピードVは、図7で示すように、RAM2にあらかじ
めロードされている機種名Aに対応するエンジンスピー
ドVのデータベースに基づいて取得される。そして、ス
テップS209に移行し、エンジンスピードVと給排紙
時間Tを乗じて、用紙長Lを算出する。
【0027】続いて、ステップS210に移行し、ステ
ップS202で取得した用紙幅Wと用紙長Lから用紙サ
イズSを導出する。この用紙サイズSは、図8に示すよ
うに、RAM2にあらかじめロードされている用紙サイ
ズと、用紙幅Wおよび用紙長Lの関係を示した用紙情報
データベースに基づいて導出される。なお、この導出方
法は、例えば、用紙幅Wと用紙長Lが一致するか、用紙
幅Wと用紙長Lが一番近い用紙を選択する等の方法が考
えられるが、これは本発明の本質とは関係ないので説明
は省略する。
【0028】次に、プリンタ側の動作について図9に示
すフローチャ−トに基づいて説明する。
【0029】まず、プリンタを初期化するためにリセッ
トする(ステップS301)。次に、ホストコンピュー
タから送信されたデータがバッファされているプリンタ
の受信バッファのデータの有無を判定する(ステップS
302)。データを受信しなければ、ステップS302
を繰り返す。
【0030】データを受信したら、ステップS303に
移行し、印刷データであるかの判定を行う。印刷データ
であれば、印刷処理を行ない(ステップS304)、再
びステップS302へ移行する。一方、印刷データでな
ければ、プリンタ言語(以下、JLコマンドという)の
命令であるか否かの判定を行なう(ステップS30
5)。JLコマンドでなければ、再びステップS302
へ移行する。一方、JLコマンドであれば、ステップS
306へ移行し、そのコマンドが機種名コマンドである
か否かを判断する。そのコマンドが機種名コマンドであ
れば、ステップS307へ移行し、あらかじめROM1
3に設定されている機種名を送信バッファに書き込み、
ホストコンピュータヘ送信する。
【0031】一方、コマンドが機種名コマンドでなけれ
ば、ステップS308に移行し、用紙幅取得コマンドで
あるか否かを判定する。コマンドが用紙幅取得コマンド
であれば、ステップS309に移行し、用紙幅検出装置
15で検出した用紙幅Wを送信バッファに書き込み、ホ
ストコンピュータヘ送信する。このような用紙幅検出装
置は、例えば、用紙ガイドのようなものを用いるが、本
発明の本質とは関係ないので、その詳細な説明は省略す
る。
【0032】一方、コマンドが用紙幅取得コマンドでな
ければ、ステップS310に移行し、ステータス生成コ
マンドであるか否かを判定する。コマンドがステータス
生成コマンドであれば、ステップS311に移行し、ス
テータス生成処理を開始する。なお、このステータス生
成処理とは、プリンタのステータスが変化した時に情報
を生成する、プリンタの機種依存の情報を生成する処理
である。一般に用紙の有無の変化、用紙が給紙された
時、排紙された時、エラーを起こした時等、ユーザーが
必要とする類の情報を生成する既知の技術である。これ
らは、本発明の本質とは関係ないため、ここでは詳細な
説明は省略する。
【0033】一方、コマンドがステータス生成コマンド
でなければ、ステップS312に移行し、用紙サイズ設
定コマンドであるか否かを判定する。コマンドが用紙サ
イズ設定コマンドであれば、ステップS313に移行
し、プリンタの現設定として用紙サイズをRAM12に
書き込む。一方、コマンドが用紙サイズ設定コマンドで
なければ、その他のコマンドであると判断され、ステッ
プS314に移行し、適宜処理する。これは、本発明と
は関係のないコマンドであるため、その詳細な説明は省
略する。
【0034】以上の実施形態によれば、ホストコンピュ
ータからの命令で、手差しトレイ等の給紙部にある用紙
サイズを検知でき、この検知された用紙サイズがプリン
タに簡単に設定(登録)できるので、用紙サイズ設定時
のユーザの手間を軽減できるとともに、正しい用紙サイ
ズが設定されることにより誤印刷や無駄な警告表示によ
るオペレータの混乱あるいは余分な作業を軽減でき、印
刷時間、印刷用紙の節約に効果がある。また、この実施
形態は、プリンタのファームウェアの変更なしに簡単に
実現できるために、既存の機種にも実施できる。
【0035】[第2実施形態]第1実施形態において
は、印刷前に正しい用紙サイズを取得するために「用紙
サイズ取得」メニューの操作というオペレータの操作が
必要であったが、用紙の有無の状態変化があった時の情
報をホストコンピュータ側が取得することによって、プ
リンタのハードウェアを変更しなくとも、用紙サイズの
自動検知が可能となる。これを、図10に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0036】まず、ホストコンピュータ側で、用紙なし
フラグをFALSEにリセット(初期化)する(ステッ
プS401)。そして、プリンタが解析可能な前述のJ
Lコマンドを使用して、ステータス生成開始コマンドを
送信する(ステップS402)。
【0037】そして、ホストコンピュータがプリンタか
らデータを受信したか否かを判定する(ステップS40
3)。受信データがなければ、再度ステップS403へ
戻り、プリンタからのデータの受信を待つ。一方、受信
データがあれば、ステップS404へ移行し、データが
「用紙なし」ステータス情報であるか否かを判定する。
データが「用紙なし」ステータス情報であれば、ステッ
プS405に移行し、用紙なしフラグをTRUEにセッ
トする。
【0038】一方、データが「用紙なし」ステータス情
報でなければ、ステップS406へ移行し、用紙なしフ
ラグがTRUEであるかを判定する。用紙なしフラグが
TRUEであれば、ステップS407へ移行し、用紙サ
イズ検知処理を行う。これにより、用紙サイズSを取得
する。この用紙サイズ検知処理は、第1実施形態と同様
であるため説明を省略する。そして、プリンタに給紙部
の用紙サイズSを設定し(ステップS408)、用紙サ
イズの自動検知処理を終了する。
【0039】以上の方法によれば、用紙の有無の状態変
化があった時に、ホストコンピュータ側が自動的に用紙
サイズ取得処理を開始するので、用紙サイズ検知にユー
ザの操作を必要としない、という効果がある。また、第
1の実施形態と同様に、プリンタのファームウェアの変
更なしに簡単に実現できるために、既存の機種にも実施
可能である。
【0040】[第3実施形態]また、第1実施形態にお
いては、プリンタとホストコンピュータの通信時間が必
要となり、給紙開始、排紙に関するステータス取得にタ
イムラグが生じてしまうので、給排紙に要した時間に誤
差が生じる。本実施形態においては、第1実施形態で説
明した動作機能をプリンタのファームウェアに実装する
ことによって、タイムラグを生ずることなく用紙サイズ
を検知するものである。本実施形態では、用紙サイズ検
知機能がプリンタの操作パネルのメニュー内に選択可能
なプログラムとして搭載するものとする。他にも、プリ
ンタ本体にボタンを設置する等してユーザーが即使用可
能にする方法も考えられるが、この方法は本発明の本質
とは関係ないので、その詳細な説明は省略する。
【0041】図11及び図12は、本実施形態を説明す
るフローチャートであり、まず、プリンタ本体におい
て、初期化のためにリセットを行う(ステップS50
1)。続いて、プリンタの操作パネルからメニューが選
択されたか否かを判定する(ステップS502)。操作
パネルからメニューが選択されなければ、再びステップ
S502の判定へ戻る。
【0042】一方、操作パネルからメニューが選択され
たならば、ステップS503に移行し、用紙サイズ検知
メニューであるか否かの判定を行う。メニューが用紙サ
イズ検知メニューでなければ、再びステップS502の
判定へ戻る。一方、メニューが用紙サイズ検知メニュー
であれば、ステップS504に移行し、用紙サイズ検知
処理を行う(ステップS504)。この検知処理は、プ
リンタのファームウェアに実装された用紙サイズ検知処
理であり、これを図12に示したフローチャートに基づ
いて説明をおこなう。
【0043】まず、プリンタ側でステータス生成を開始
した後(ステップS601)、ROM13より機種名A
を取得し、用紙幅検出装置15で検出した用紙幅WをR
AM12に格納する(ステップS602)。次に、給紙
を開始して、タイマーを始動する(ステップS60
3)。
【0044】用紙検知センサー19で排紙完了のステー
タスを得るまで待機する(ステップS604)。排紙完
了のステータスを得ると、タイマーを終了し、給排紙時
間Tを得る(ステップS605)。そして、ステップS
606に移行し、エンジンスピードVを取得する。この
エンジンスピードVは、図7で示すように、あらかじめ
RAM12にロードしておいた機種名Aに対応するエン
ジンスピードVのデータベースに基づいて取得される。
そして、ステップS607に移行して、エンジンスピー
ドVと給排紙時間Tを乗じて、用紙長Lを算出する。
【0045】次に、ステップS608に移行し、図8に
示すような、予めRAM12にロードしておいた用紙情
報データベースより、ステップS602、S607で取
得した用紙幅Wと用紙長Lから用紙サイズSを導出する
(ステップS608)。なお、この導出方法は、例え
ば、用紙幅Wと用紙長Lが一致するか、用紙幅Wと用紙
長Lが一番近い用紙を選択する等の方法が考えられる
が、これは本発明の本質とは関係ないのでその説明は省
略する。
【0046】そして、ステップS608で導出した用紙
サイズSをRAM12に手差しトレイの用紙サイズの現
設定として書き込む(ステップS609)。
【0047】以上のように、第1実施形態と同等の動作
機能をプリンタのファームウェアに実装することによっ
て、プリンタとホストコンピュータ間の通信時間による
タイムラグが発生しないので、給排紙に要した時間を正
確に計測することが可能になる。従って、正確な用紙サ
イズを算出でき、総処理時間が短縮される。
【0048】[第4実施形態]また、第2実施形態も、
第1実施形態と同様に、プリンタとホストコンピュータ
の通信時間が必要となり、給紙開始、排紙に関するステ
ータス取得にタイムラグが生じてしまうので、給排紙に
要した時間に誤差が生じる。従って、第2実施形態で説
明した動作機能を、第3実施形態と同様に、プリンタの
ファームウェアに実装することによって、タイムラグを
生ずることなく用紙サイズの自動検知を可能としたもの
である。以下、その実施形態を図13に基づいて説明す
る。
【0049】まず、プリンタを初期化のためリセット
し、用紙なしフラグをFALSEにリセットする(ステ
ップS701)。そして、ステータス生成を開始する
(ステップS702)。次に、ステップS703に移行
し、生成情報が書き込まれるバッファに生成情報がある
か否かを確認する(ステップS703)。生成情報がな
ければ、再度ステップS703へ戻り、プリンタのデー
タ生成を待つ。
【0050】一方、生成情報があれば、ステップS70
4に移行し、その情報が「用紙なし」ステータス情報で
あるかを判定する。「用紙なし」ステータス情報であれ
ば、用紙なしフラグをTRUEにセットし(ステップS
705)、ステップS703に戻る。
【0051】一方、「用紙なし」ステータス情報でなけ
れば、ステップS706に移行し、用紙なしフラグがT
RUEであるかを判定する。用紙なしフラグが、TRU
EでなければステップS703に戻る。一方、用紙なし
フラグが、TRUEであれば、ステップS707に移行
し、用紙サイズ検知処理を行う(ステップS707)。
これにより、用紙サイズSを取得する。この用紙サイズ
検知処理は、前記第1実施形態の処理と同様であるため
説明を省略する。そして、プリンタに給紙部の用紙サイ
ズSを設定し(ステップS708)、用紙サイズの自動
検知処理を終了する。
【0052】以上のように、この実施形態では、第2実
施形態と比較して、プリンタとホストコンピュータ間の
通信時間によるタイムラグが発生しないため、給排紙に
要した時間が正確に計測でき、総処理時間が短縮され
る。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
においては、印刷前に正しい用紙サイズを検知して設定
することができるので、誤印刷あるいは無駄な警告表示
がなくなり、印刷効率を向上させることができる。
【0054】また、正しい用紙サイズが用紙サイズ取得
命令により、あるいは用紙サイズの有無の変化により簡
単に設定できるので、設定時のユーザーの手間を軽減で
きる。
【0055】更に、用紙サイズの取得機能を印刷装置側
に設けると、プリンタとホストコンピュータ間の通信時
間によるタイムラグが発生しないため、給排紙に要した
時間が正確に計測でき、総処理時間が短縮される、など
種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる印刷システムの全体構成を例示
した構成図である。
【図2】本発明にかかる印刷システムの他の構成を例示
した構成図である。
【図3】本発明に使用されるホストコンピュータの内部
構成を示したブロック図である。
【図4】本発明に使用されるプリンタの内部構成を示し
たブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を実行するためのホス
トコンピュータ側の概略動作を示したフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第1の実施形態において用紙検知処理
をおこなうためのホストコンピュータ側の詳細動作を示
したフローチャートである。
【図7】プリンタの機種名に対応したエンジンスピード
を示した表図である。
【図8】用紙幅および用紙長に対応する用紙サイズとの
関係を示した表図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を実行するためのプリ
ンタ側の動作を示したフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態を実行するためのホ
ストコンピュータ側の動作を示したフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第3の実施形態を実行するためのプ
リンタ側の動作を示したフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施形態において用紙サイズ
検知処理を実行するためのプリンタ側の動作を示したフ
ローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施形態を実行するためのプ
リンタ側の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ハードディスク 4 ユーザーコマンド入力装置 9 表示部 A1,A2 通信部 15 用紙幅検出装置 16 紙搬送装置 17 転写装置 18 メインバス 19 用紙検出センサー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置に接続されたコンピュータから
    設定された用紙サイズの印刷用紙に印刷を行なう印刷方
    法において、 給紙部から印刷用紙を給紙し、 給紙された印刷用紙の先端から後端までの搬送時間を測
    定して用紙の搬送速度から用紙長を算出し、 用紙幅を検知し、 前記算出した用紙長と検知した用紙幅に基づいて用紙サ
    イズを導出し、 前記導出された用紙サイズを設定して印刷を行なうこと
    を特徴とする印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記印刷用紙の給紙は、用紙サイズ取得
    命令により実行されることを特徴とする請求項1に記載
    の印刷方法。
  3. 【請求項3】 前記印刷用紙の給紙は、用紙の有無に変
    化が発生したとき自動的に行なわれることを特徴とする
    請求項1に記載の印刷方法。
  4. 【請求項4】 印刷装置に接続されたコンピュータから
    設定された用紙サイズの印刷用紙に印刷を行なう印刷シ
    ステムにおいて、 給紙部から印刷用紙を給紙する手段と、 印刷用紙の先端から後端までの搬送時間を測定する手段
    と、 該用紙搬送時間と用紙搬送速度から用紙長を算出する手
    段と、 用紙幅を検知する手段と、 算出された用紙長と検知された用紙幅に基づいて用紙サ
    イズを導出する手段と、 導出された用紙サイズを設定する手段と、 を有することを特徴とする印刷システム。
  5. 【請求項5】 印刷装置に接続されたコンピュータから
    設定された用紙サイズの印刷用紙に印刷を行なうための
    プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能
    な記録媒体において、 給紙部から印刷用紙を給紙する手順と、 給紙された印刷用紙の先端から後端までの搬送時間を測
    定して用紙の搬送速度から用紙長を算出する手順と、 用紙幅を検知する手順と、 前記算出した用紙長と検知した用紙幅に基づいて用紙サ
    イズを導出する手順と、 導出された用紙サイズを設定する手順と、 からなるプログラムを格納したコンピュータにより読み
    取り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記プログラムがコンピュータ側に格納
    されることを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記プログラムが印刷装置側に格納され
    ることを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
JP10116308A 1998-04-27 1998-04-27 印刷方法、印刷システムおよび記録媒体 Pending JPH11301079A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10116308A JPH11301079A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 印刷方法、印刷システムおよび記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10116308A JPH11301079A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 印刷方法、印刷システムおよび記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11301079A true JPH11301079A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14683798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10116308A Pending JPH11301079A (ja) 1998-04-27 1998-04-27 印刷方法、印刷システムおよび記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11301079A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8072619B2 (en) 2007-04-09 2011-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method for controlling the same
EP2428587A2 (en) 2006-10-13 2012-03-14 Metabolon Inc. Biomarkers related to metabolic age and methods using the same
EP2816414A1 (en) 2013-06-21 2014-12-24 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, method of controlling the same and computer program
JP2016076149A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 サトーホールディングス株式会社 プリンタシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2428587A2 (en) 2006-10-13 2012-03-14 Metabolon Inc. Biomarkers related to metabolic age and methods using the same
US8072619B2 (en) 2007-04-09 2011-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Printing apparatus and method for controlling the same
EP2816414A1 (en) 2013-06-21 2014-12-24 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, method of controlling the same and computer program
US9547812B2 (en) 2013-06-21 2017-01-17 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, method of controlling the same and storage medium
JP2016076149A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 サトーホールディングス株式会社 プリンタシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101497285B (zh) 图像形成装置和打印介质供给方法
JP3250718B2 (ja) プリントシステム
JP4416801B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
KR20060124497A (ko) 인쇄시스템 및 인쇄제어방법
US8248658B2 (en) Imaging apparatus with sheet size measuring device
JP2012173974A (ja) 情報処理装置、制御方法、およびプログラム
JPH11301079A (ja) 印刷方法、印刷システムおよび記録媒体
JPH1063443A (ja) 出力制御装置、出力制御方法及びコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶した記憶媒体
JP6515729B2 (ja) プリンターの制御方法、プログラム、記憶媒体、および、プリンター
US8570580B2 (en) Printing system, printing apparatus, printing method, control method and computer-readable medium relate to a technique that gives a printing instruction to a printing system in which a plurality of printing apparatuses are series-connected physically and generates one printed product on one printing medium
JP2001088404A (ja) 印刷装置及びその印刷制御方法と印刷システム
JP2019114200A (ja) 制御プログラム及び、情報処理装置
US11216227B2 (en) Printer for determining appropriate printing medium
JP5173354B2 (ja) 印刷システムおよび印刷用プログラム
JP2020119457A (ja) プリンタ及びコンピュータプログラム
JP2003272050A (ja) Posシステムのセットアップシステム、セットアップ方法および情報記録媒体
JP2006085638A (ja) 印刷システムおよび印刷処理プログラム
JP2002304268A (ja) 印刷システム、プリンタ、および印刷制御装置
JP2008037030A (ja) 印刷装置およびその制御方法
JP3059502B2 (ja) 情報処理装置及びその方法
JP3829385B2 (ja) 印刷装置
JP2024016507A (ja) プログラム
JPH08244318A (ja) 印刷装置
JP2024016506A (ja) プログラム
JPH10235973A (ja) 印刷システム及び印刷システムにおける印刷制御方法