JP2014532127A5 - - Google Patents
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Description
フィラメントは、マンドレル10にループされ、ループは、チップ12とマンドレル10の接合部に形成された切欠きにつかまる。例えば、図1A及び10に示されるように、各ワイヤ6は、ひとたびループされてマンドレル10に一時的に取り付けられると二つの編組フィラメント5a、bを形成する。これは、各ワイヤが二つの編組フィラメントを形成するのでよりより装填効率を提供する。代替的に、フィラメントは、接着テープのバンド、弾性バンド、環状クランプなどの拘束バンドによってマンドレルの先端部12に一時的に固定される。フィラメント5a−nは、直接的に隣接するフィラメントによって係合されたポイントから周方向距離dで離間されたポイントでディスク20の周縁22及び各係合縁部22の周りにおいて離間配置されるように配置される。
いくつかの実施形態では、マンドレルは、約10乃至1500のフィラメント、代替的には約10乃至1000フィラメント、代替的には約10乃至500フィラメント、代替的には約18乃至288フィラメント、代替的には104、144、288、360又は800のフィラメントが装填される。上述のように及び図10に示されるようにワイヤがマンドレルにゆるやかに掛けられる場合には、各ワイヤは二つの編組フィラメントを生じるのでフィラメントを半分の数になるであろう。フィラメント5a−nは、約0.0005乃至0.005インチ(0.5乃至5ミル)、代替的には約0.001乃至0.003インチ(1乃至3ミル)の横断寸法又は直径を有することができる。いくつかの実施形態では、編組は、複数のサイズのフィラメントから形成されてもよい。例えば、フィラメント5a−nは、約0.001乃至0.005インチ(1乃至5ミル)である横断寸法又は直径を有する大きなフィラメント及び約0.0005乃至0.0015インチ(0.5乃至1.5ミル)、より具体的には約0.0004乃至0.001インチである横断寸法又は直径を有する小さなフィラメントを含むことができる。さらに、小さなフィラメントと大きなフィラメントとの間の横断寸法又は直径の差は、約0.005インチ、代替的には約0.0035インチ未満、代替的には約0.002インチ未満にすることができる。様々なサイズのフィラメントを含む実施形態では、大きなフィラメントの数に対する小さなフィラメントの数は、約2対1乃至約15対1、代替的には約2対1乃至約12対1、代替的には約4対1乃至約8対1にすることができる。
円形ディスク20は、面及び周縁22を画定する。スッテプモータなどのモータは、ディスク20に取り付けられ、個別のステップでディスクを回転する。モータ及び制御システムは、ディスクの底部に接続された円筒ドラム60に収容される。いくつかの実施形態では、ドラム60は、ドラム60の長手方向の側面が、ディスクの縁を超えて延在するフィラメントを安定にする物理的なメカニズムとして作用するようにディスク20にほぼ等しい直径を有する。例えば、いくつかの実施形態では、フィラメントがディスクの縁を超えて延在するときに、フィラメントが実質的に垂直でありかつもつれないようにドラム60の側面に対して載置するように、エネルギー吸収するわずかに手触りがある溝付き表面、または、突起を有する表面でドラムの側面が作られる。
複数のキャッチ機構30(図7A参照)は、ディスク20の周囲の周りに配置され、各キャッチ機構30は、ディスク20の周縁22に向かって延在し、ディスク20の縁を超えて延在する個々のフィラメント5を選択的の補足するように配置されている。キャッチメカニズムは、フック、バーブ、磁石又は、一つ以上のフィラメントを選択的に補足するとともに解放することができる周知のあらゆる他の磁石又は機械部品を備える。例えば、図7Aに示されるように、一実施形態では、キャッチ機構は、キャッチ機構の両側に配置されたフィラメントを係合するために遠位端に二重のヘッドフック36を備える。フックの曲線は、フックにおけるフィラメントの保持を促進するために図示のようにわずかにJ形状にすることができる。代替的に、フックは、フックがフィラメントから離れて回転されるときに係合したフィラメントの解放を容易にするためによりL形状にすることができる。
キャッチ機構の数は、編組機に装填されることができるフィラメントの最大数、従って、その上に作られる編組のフィラメントの最大数を画定する。キャッチ機構の数は、フィラメントの最大数の半分に概ねすることができる。各キャッチ機構は、二つのスレッド(又はそれ以上)を処理でき、従って、例えば、編組機は、ディスク20の周りに円周方向に延在する144のキャッチ機構を有する。しかし、各キャッチ機構30は、別個に作動されるために、編組機は、フィラメントの範囲を有する編組を形成するためにあらゆる偶数のフィラメントが装填された部分的に装填された構成で作動されることができる。
各キャッチ機構30は、ディスク20の周縁22に向かう方向及びそれから離れる方向へのキャッチ機構の動きを制御するアクチュエータ40に接続され、一度にフィラメント5を交互に係合かつ解放する。アクチュエータ40は、電気的、電気機械的、機械的、油圧式などの周知のリニアアクチュエータ、又は、空気圧アクチュエータ、又は、ディスク20から離れる方向及びディスク20に向かう方向の双方向の設定距離でキャッチ機構及び係合されたフィラメントを動かすことが可能な当技術分野で公知の任意の他のアクチュエータにすることができる。キャッチ機構30及びアクチュエータ40は、ディスクの周囲の周りに配置され、アクチュエータの動作は、キャッチ機構を、ディスク20の周縁22から離れる方向及びそれに向かう方向概ね半径方向に移動させる。キャッチ機構30は、さらに、選択されたフィラメント5がディスク20の周縁を超えて延在するときにキャッチ機構30が選択されたフィラメント5と係合するように配置される。例えば、いくつかの実施形態では、キャッチ機構は、水平面内に配置され、ディスク20によって画定された平面のわずかに下に配置される。代替的に、キャッチ機構は、ディスクに向かって移動される特にディスク20によって画定された平面の下にあるポイントでフィラメントをとらえるように傾斜される。図1Aに示されるように、いくつかの実施形態では、複数のキャッチ機構30及びアクチュエータ40は、回転可能な円形トラック42に取り付けられる。スッテプモータなどのモータは、ディスク20に対して別個のステップにおいてキャッチ機構30を回転させるために円形トラック42に取り付けられる。代替的に、複数のキャッチ機構30及びアクチュエータ40は、円形ディスクを囲む固定トラックに取り付けられる。
使用では、図1B−Fに示されるように、マンドレル10は、円形ディスク20の周縁22を超えて半径方向に延在する複数のフィラメント5a−jが装填される。各フィラメント5a−jは、各直接隣接したフィラメントによって係合されたポイントから距離dの別個のポイントでディスク20の周縁22と係合する。いくつかの実施形態では、係合ポイントは、例えば、物理的なマーカーによって特定的に指定された一連の事前にマーキングされた位置を備える。他の実施形態では、係合ポイントは、さらに、微小特徴、テクスチャリング、溝、切欠き、又は他の突起などの物理的特徴を備える。図1Bに示されるように、キャッチ機構30a−eは、隣接するフィラメント5a−j間に等距離に最初に配置され、すなわち、キャッチ機構30aは、フィラメント5aと5bとの間に配置され、
キャッチ機構30aは、フィラメント5aと5bとの間に配置され、キャッチ機構30bは、フィラメント5cと5dとの間に配置され、キャッチ機構30cは、フィラメント5eと5fとの間に配置され、キャッチ機構30dは、フィラメント5gと5hとの間に配置され、キャッチ機構30aは、フィラメント5iと5jとの間に配置される。各キャッチ機構は、さらに、ディスク20の円周を超えて配置されたフックで配置される。
図1Cに示されるフィラメント5a、c、e、g、iの第1セットを係合するために、キャッチ機構30a、b、c、d、eに取り付けられたアクチュエータ40は、概ねディスク20に向かう半径方向において別個の距離を各キャッチ機構を移動させるように作動される。各キャッチ機構30a−eの遠位端は、好ましくは、フィラメントがディスク20の周縁22を超えて延在するように円形ディスク20の平面の下にあるポイントでフィラメント5a、c、e、g、iと係合する。例えば、図示のように、ひとたびフック36a−eが方向C2においてディスクに向かって移動されて、各フック36a−eが吊り下げられたフィラメント5a、c、e、g、iを超えて延在すると、キャッチ機構30a−eを保持するトラック42は、矢印C1の方向に反時計方向に回転されて、フィラメント5a、c、e、g、iと係合する。代替的に、ぢすく20は、時計方向に回転され、同様な方法でフィラメント5a、c、e、g、iをキャッチ機構30a−eと接触させて配置する。
図1Dに示されるように、ひとたびフィラメント5a、c、e、g、iがキャッチ機構30a−eと接触すると、キャッチ機構30a−eに取り付けられたアクチュエータは、再び作動されて、矢印Dの方向にキャッチ機構30a−eを引き込め、フック36a−eにおいてフィラメント5a、c、e、g、iと係合し、フィラメント5a、c、e、g、iを、ディスク20の周縁22を超えるポンチまで概ね半径方向にディスク20の周縁22から離れる方向に移動させる。
次に、図1Eに示されるように、トラック42は、矢印Eの方向に距離2dだけ時計方向に回転され、係合されていないフィラメント5b、d、f、h、j上に係合された5a、c、e、g、iを横切る。代替的に、上述のように、同じ相対運動が、距離2dだけ反時計方向にディスク20を回転させることにより生じることができる。
次に、図1Fに示されるように、キャッチ機構30a−eに取り付けられたアクチュエータ40は、再度作動されて、矢印Fによって示されるようにディスク20に向かう概ね半径方向に別個の距離でキャッチ機構を移動させる。フック36a−eは、それによってディスク20の方に移動され、各フック36a−eの先端は、吊り下げられたフィラメントによって形成された円周の内側に延在する。これは、再度、フィラメント5a、c、e、g、iを、ディスク20の周縁22と接触して配置し、フィラメント5a、c、e、g、iを解放する。さらに、キャッチ機構30a−eが時計方向に回転されると、フィラメント5d、f、h、jは、キャッチ機構30a−dの二重フック36a−dによって係合される。同じステップが、次に、反対方向において繰り返されて、係合されていないフィラメント5a、c、e、g、i上に係合された5b、d、f、h、jを横切って、1オーバー1アンダーのパターンのフィラメントを織り交ぜる。
図2Aに示されるように、フィラメント5a−nは、円形ディスクから延在するマンドレルの下端部に向かう最上先端12からマンドレル10を中心にして編組55に徐々に織り込まれる。図1B−1Dに示されたステップは、1オーバー1アンダーのパターン、すなわちダイヤモンドパターンの編組55を形成するが、あらゆる数の編組パターンは、係合されたスレッドのサブセット、回転される距離、及び/又は、繰り返しパターンを変更することにより、形成される。
図2Bに示されるように、フィラメント5a−nが編組を形成するために集束するポイントで、すなわち、倒れた又は編組ポイントで、フォーマーリング70は、マンドレル10と組み合わされて使用され、管状編組の寸法及び形状を制御する。フォーマーリング70は、編組55の外径及び内径を制御するマンドレルを制御する。理想的には、フォーマーリング70の内径は、マンドレル10の外側断面よりも大きい。このように、フォーマーリング70は、移動の短い経路でマンドレル10に対して短い距離で編組されたフィラメント5a−nを押し、編組55は、マンドレル10に対してしっかりと引っ張られ、それによって、高い構造的一体性を有する均一な編組を形成する。図2B−Cに示されるように、調整可能な内径72を有するフォーマーリング70は、選択されたマンドレル10の外径と密接に適合するように調整されると共に、マンドレル10に対してしっかりと編組55を引っ張るのに使用されることができる。調整可能なフォーマーリング70は、例えば、内径の範囲を提供するのに調整されることができるアイリスの形態の複数の重複するリーフ74a−hによって形成された調整可能な内径72を提供することによって作られる。そのような調整可能なフォーマーリングは、当該分野で知られており、そのような調節可能なリングの構築に関する詳細は、2004年1月20日に発行された、“編組製造及び編組製造方法のための調整可能な直径を有する成形リング”と題された、米国特許6679152号で見ることができ、それは、その全体が本明細書に参照によって組み込まれる。
代替的に、マンドレル10の外径と密接して適合するあらかじめ決められかつ調整不可能な内径を有する固定されたフォーマーリング75は、マンドレル10に対してしっかりと編組55を引っ張るのに使用されることができる。いくつかの実施形態では、図2Dに示されるように、フォーマーリング75は、フィラメント5a−nが管状編組55を形成するためにマンドレル10に対して引っ張られるようにフィラメント5a−nを下方に押す付加的な力を提供するために重み付けされることができる。例えば、フォーマーリング75は、管状編組55を形成するためにマンドレル10に対して引っ張られるときにフォーマーリング75によって引っ張られるフィラメント5a−n上の付加的な下方の力を提供するために使用されるフィラメントのタイプ及び大きさに依存して、約100乃至1000グラム、代替的には約200乃至600グラムの重さを含む。
図3−3Aに示されるように、代替的な実施形態では、多数のキャッチ機構30a−dは、効率のために単一の“レーキ”32に配置される。例えば、ここに示されるように、各レーキ32は、4つのキャッチ機構30a−d(図7Cを参照)を保持する。各レーキは、作動されるときにディスク20の周縁22に向かって又はそれから離れる方に概ね半径方向に全ての4つのキャッチ機構30a−dを同時に移動するアクチュエータ40に取り付けられる。これは、利点的には、キャッチ機構を駆動するために必要とされるアクチュエータの数を減少し、それによってシステムの効率を増大させる。レーキ32がディスク20に向かって又はそこから離れる方に半径方向に移動されるときに各キャッチ機構30a−dが移動する角度は、フィラメントが係合されてディスク及び/又はキャッチ機構が回転されるときに各フィラメントによって移動される円周方向の距離の一貫性を保持するために、ディスク20に対して実質的に放射状にしなければならない。
各個々のキャッチ機構30a−dの動きは、ディスク20に対して正確に半径方向ではないが、実質的に半径方向である半径方向の成分を有する。キャッチ機構が引っ張られる半径方向に対する角度は、直線的な動きの軸線から増加する円周方向の距離で増加するので、レーキ32により実施することができるキャッチ機構の数は限られている。理想的には、各キャッチ機構に関して半径方向に対する動きの角度の上限は、係合されたフィラメントによる相対的な周方向の距離の移動の一貫性を維持するために約45度、代替的には約40度、代替的には35度、代替的には30度、代替的には25度、代替的には20度、代替的には15度、代替的には10度、代替的には5度、である。例えば、各レーキは、半径方向に対して45度の角度で作動するときに360度の周囲の90度をカバーする。いくつかの実施形態では、レーキ32は、1−8のキャッチ機構、代替的には1−5のキャッチ機構、代替的には1−4のキャッチ機構を担持し、それに担持された全てのキャッチ機構に対する半径方向の動きからの許容偏差を維持する。
さらに、図4−4Bに示されるように、いくつかの実施形態では、円形ディスク20は、周縁22の周りに複数の切欠き26を有し、複数のフィラメント5a−xの各々に対する別個の係合ポイントを提供すると共に、フィラメント5a−xが編組プロセス中に順序及び間隔を維持するのを確実にする。いくつかの実施形態では、また、ディスク20の下部に接続された円筒状ドラム60は、ドラム60の円周の周りに長手方向に延在する複数の対応溝66を備える波形外層62を備える。ドラム60は、各フィラメント5a−xが載置する個々の溝66を提供することによってディスク20の縁を超えて延在するフィラメント5a−xを安定させるための付加的な物理的手段として縦方向の溝66が作用することができるように、ディスク20の直径に実質的に等しい直径を有する。理想的には、溝66は、円形ディスクの複数の切欠き26と数が等しくかつ整合される。例えば、いくつかの実施形態では、ディスクの周縁は、約100乃至1500の切欠き、代替的には約100乃至1000の切欠き、代替的には約100乃至500の切欠き、代替的には約100乃至300の切欠き、代替的には、108、144、288、360、又は800の切欠きを有する。同様に、いくつかの実施形態では、ドラムは、約100乃至1500の対応する溝、代替的には約100乃至1000の対応する溝、代替的には約100乃至500の対応する溝、代替的には約100乃至300の対応する溝、代替的には、108、144、288、360、又は800の対応する溝を有する外層を有する。
また、フィラメントは、ウェイトや、個々のフィラメントに約2乃至20グラムを適用するための技術分野で知られている任意の他のテンション要素などの複数のテンション要素6a−xで引っ張られる。テンション要素6a−xは、ドラム60の複数の溝66に適合するように寸法づけられる。例えば、各テンション要素は、図4−4Aに示された細長い円筒状ウェイトを備える。テンション要素6a−xは、各フィラメント5a−xに対して別個であり、各フィラメント5a−xに対して個々に接続される。従って、適用される張力の量は、フィラメント5a−xに対して変更されることができる。例えば、大きなテンション要素は、大径ワイヤに対して小径ワイヤにより張力をかけるために小径フィラメントに取り付けられることができる。各フィラメントを個々に張力する能力は、正確なテンションシステムを形成し、それは、編組の均一性と整合性を向上させ、編組機が多数の直径のワイヤで作動するのを可能にする。
他の代替的な実施形態では、図5に示されるように、複数のキャッチ機構30及びアクチュエータ40が、ディスク20の平面に対して傾斜される。ここで、キャッチ機構30および取り付けられたアクチュエータ40は、傾斜された支持ブラケット34(図7C参照)に取り付けられて、ディスクの平面に対し、キャッチ機構及びキャッチ機構の移動経路を傾斜させる。キャッチ機構30は、ディスク20の周縁に対して概ね半径方向に移動する。しかしながら、その動きは、垂直方向の成分を有する。具体的には、キャッチ機構30及びアクチュエータ40は、約15乃至60度、代替的には約25−55度、代替的には約35−50度、代替的には約40−50度、代替的には約45度でディスク20の平面に対して配向される。複数の各キャッチ機構30及びアクチュエータ40は、ディスク20に対してわずかに上昇されてディスク20の周縁22の周りに配置され、アクチュエータ40は、上昇ポイントから下方斜めの経路においてディスクの周縁22の方にキャッチ機構30を動かす。好ましくは、キャッチ機構30は、ディスク20の平面のわずかに下方のポイントでディスク29の周縁22を超えて延在するフィラメント5と係合する。さらに、アクチュエータ40が係合されたフィラメント5と共にディスク20の周縁から離れる方向に移動するために作動されるとき、フィラメント5は、円形ディスク20から離れる方に水平方向及び垂直方向に移動される。
図7Cに示されるように、傾斜されたブラケット34は、ディスク20の平面に対してレーキ32及びアクチュエータ40を配向するために多数のキャッチ機構30a−d及びアクチュエータ40を担持するレーキ32で使用されることができ、取り付けられたキャッチ機構30a−dのための運動の経路は、ディスク20の平面に対して傾斜される。上述のように、レーキ32及びアクチュエータ40は、約15乃至60度、代替的には約25−55度、代替的には約35−50度、代替的には約40−50度、代替的には約45度でディスク20の平面に対して配向される。
上述の水平方向に配向されたキャッチ機構の構成の他の代替例が、図7A及び7Bに示される。図7Aは、アクチュエータ40と組み合わされた単一のキャッチ機構30の実施形態を示す。この実施形態では、各キャッチ機構30は、円形ディスクに方へ及びそれから離れる方へのキャッチ機構の水平方向の移動を作動するためのアクチュエータ40に別個に取り付けられる。単一のキャッチ機構は、個々に制御されて、編組パターンの作成及び編組機の部分的負荷の柔軟性を可能にする。
図7Bは、多数のキャッチ機構−アクチュエータ装置の実施形態を示す。この実施形態では、各アクチュエータ40は、複数のキャッチ機構30a−dに取り付けられ、キャッチ機構30a−dを一括的に制御する。キャッチ機構30a−dは、好ましくはディスク20の曲線を反映する弓状構成でレーキ32に取り付けられる。次に、レーキ32は、レーキ32の水平方向の動きを作動するためのアクチュエータ40に取り付けられ、従って、キャッチ機構30a−dは、円形ディスクの方に向かうと共にそれから離れる方に向かう。キャッチ機構が引っ張られる半径方向に対する角度は、直線運動の軸線からの増加する円周距離で増加し、各個々のキャッチ機構30a−dの動きは、ディスク20に対して正確に放射状にならない。キャッチ機構30a−dの動きは、実質的に放射状になる必要があるので、レーキ32に担持されることができるキャッチ機構の数は制限される。例えば、レーキ32は、1乃至8のキャッチ機構、代替的には1乃至5のキャッチ機構、代替的には1乃至4のキャッチ機構を担持でき、それに担持されるキャッチ機構の全てに対する放射状の動きからの許容偏差を維持することができる。
本発明に係る編組機が、編組機の効率と、ロード構成及び可能な編組パターンの柔軟性との間の最適なバランスを達成するために円形ディスクの周りに配列された単一及び多数のキャッチ機構の実施形態の組み合わせを使用することができることがさらに想定される。上述のように、編組機は、多数の負荷設定を受け入れると共に、各別個のスッテプで係合されたフィラメントのサブセット及び/又は移動される距離を交互にすることによって多数の編組パターンを形成するために、作動されることができる。図8及び図9を参照すると、フローチャートは、様々な負荷設定における編組機を制御するために使用されるコンピュータ化された命令の例を示す。
図8では、フローチャートは、単一の1オーバー1アンダー又はダイヤモンドの編組パターンを形成するための図1−1Eに示された実施形態に示されたようなアクチュエータによって各々が別個に動作される複数の二重ヘッドフックを有する編組機を動作するための命令を示す。ひとたびマンドレル10が図1に示されるように複数のフィラメント5a−nが装填されると、フックまたはキャッチ機構30及び円形ディスク20の別個の動きを制御するための次の命令でプログラムされたソフトウェアは、マンドレル10に1オーバー1アンダーの編組を形成するために図1B−Dに示された方法で編組機を動作するために起動される。ステップ800で、アクチュエータは、概ね半径方向に円形ディスクに向かって複数のフックを移動するために作動される。ステップ802で、ディスクは、フィラメントの第1サブセットを係合するために第1方向に回転される。ステップ804で、アクチュエータは、概ね半径方向において円形ディスクから離れる方向に複数のフックを移動するために作動され、それによって、円形ディスクから係合されたフィラメントを取り除く。ステップ806で、ディスクは、円周距離2dによって第1方向に回転されて、隣接する係合されたフィラメントの下に係合されていないフィラメントの各々を横断させる。ステップ808で、アクチュエータは、概ね半径方向において円形ディスクに向かって複数のフックを移動するために作動される。フィラメントは、ディスクと係合すると、フックから解放される。ステップ810で、ディスクがフィラメントの第2サブセットと係合するために第2の反対方向に回転される。ステップ812で、アクチュエータは、概ね半径方向に円形ディスクから離れる方向に複数のフックを移動するために係合され、それによって、円形ディスクから係合されたフィラメントを取り除く。ステップ814で、ディスクは、隣接する係合されたフィラメントの下に係合されていないフィラメントの各々を横断するために第2の反対方向に円周方向の距離2dだけ回転される。ステップ816で、アクチュエータは、概ね半径方向において円形ディスクに向かって複数のフックを移動するために係合される。ステップ818で、ディスクは、再び、フィラメントの第1サブセットと係合するために第1方向に回転される。命令は、この後、マンドレル上の1オーバー1アンダーの管状編組を形成するためにステップ804から繰り返される。
図9では、フローチャートは、アクチュエータによって各々が個々に作動される複数の単一の二重ヘッドフックで交互にするアクチュエータによって各々が個々に作動される複数の二重ヘッドフックを含む複数のレーキを有する編組機を動作するための命令を示す。ひとたびマンドレル10が、図1に示されるように複数のフィラメント5a−nが装填されると、フックまたはキャッチ機構30及び円形ディスク20の別個の動きを制御するための次の命令でプログラムされたソフトウェアは、編組機を動作するために起動される。これらの指令は、個々のフック及び多数のフックのレーキの組み合わせのためにより複雑である。しかしながら、別個に作動されたフック及び共同的に作動されたフックを交互にするこの構成は、装填構成の柔軟性を維持しながら、アクチュエータの数の低減を可能にする。
ここで、ステップ900で、アクチュエータは、概ね半径方向に円形ディスクに向かってフックの全てを移動するために作動される。スッテプ902で、アクチュエータは、交互する(偶数の)ワイヤを係合するために第1方向に回転される。ステップ904で、アクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全てのフックを移動するために作動され、それによって、円形ディスクとの接触から係合されたフィラメントを取り除く。ステップ906で、ディスクは、隣接する係合されたフィラメントの下に係合されていないフィラメントの各々を横断するために円周方向の距離2dだけ第1方向に回転される。ステップ908で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、ワイヤがディスクと係合し、従って多数のフックレーキから解放されるまで、円形ディスクに向かって多数のフックレーキの全てを移動するために作動される。ステップ912で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全ての多数のフックレーキを移動するために作動される。ステップ914で、ディスクは、円周方向の距離xd(xは、セクションごとに装填されるワイヤの数に依存する)だけ第1方向に回転される。ステップ916で、アクチュエータは、ワイヤが係合し従って解放されるまで円形ディスクの方に全てのフックを移動するために作動される。ステップ918で、ディスクは、全てのフックにおいて交互する(奇数の)ワイヤを係合するために回転される。ステップ920で、アクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全てのフックを移動するように作動され、それによって、円形ディスクから係合された(奇数の)フィラメントを取り除く。ステップ922で、ディスクは、隣接する(奇数の)フィラメントの下に係合されていない(偶数の)フィラメントの各々を横断させるために第2の反対方向に円周方向の距離2dだけ回転される。ステップ924で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、ワイヤがディスクと係合し従って解放されるまで円形ディスクの方に全ての多数のフックレーキを移動するために作動される。ステップ928で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全ての多数のフックレーキを移動するために作動される。ステップ930で、ディスクは、円周方向の距離xd(xは、セクションごとに装填されるワイヤの数に依存する)だけ第2の反対方向に回転される。ステップ932で、アクチュエータは、ワイヤがディスクと係合し従って解放されるまで円形ディスクの方に全てのフックを移動するために作動される。ステップ934で、ディスクは、全てのフックにおいて交互する(偶数の)ワイヤを係合するために回転される。これらの命令は、その後、マンドレル上の管状編組を作成するためにステップ904から繰り返される。
編組機は、接続された半円形の経路にボビンキャリアを移動するために、ホーンギアと呼ばれる溝付きディスクを使用することができる。その結果、図11に示されるように、編組されるフィラメントの経路は、編組の軸線の周りに蛇行または正弦波状として記載された二つの連続した概ね円周方向に延在する波状経路を画定する。蛇行運動は、同時に半径方向及び円弧状の運動を有する。
別の実施形態では、本発明の装置は明らかに異なる非連続的な経路においてフィラメントの動きを提供する。フィラメント又はスプール(例えば、ボビン)は、編組マンドレルの軸線に対して一連の別個の半径方向及び円弧状の動作に移動する。いくつかの実施形態では、フィラメント又はスプールの動きは、図12に示されるように切欠きされた又はギア歯状の経路を画定する半径方向と円弧との間で交互する。
いくつかの実施形態では、円筒状ドラム60は、図13に示されるように複数の切欠き26又は保持する空間を画定する複数のバリア部材65を備える。バリア部材65は、図13Aに示されたドラムに対して実質的に垂直にすることができる。代替的に、図13Bに示されるように、バリア部材65は、切欠きの半径方向軸線に対して角度θを形成する。角度θは、約0乃至約25度、代替的に約0度乃至20度、代替的に約0度乃至15度、代替的に約0度乃至10度、代替的に約0度乃至5度の範囲にすることができる。いくつかの実施形態では、バリア部材は、図13に示されるように、V形状の切欠き及び角度αを形成する。角度αは、約30度乃至約75度、代替的に約40度乃至約60度、代替的に約45度乃至約55度の範囲にすることができる。バリア部材65は、ドラムが回転されるときに、ウェイト又はテンション要素6a−xの改善された安定性を提供する。改善された安定性は、編組機が増大された動作速度で動作されるのを許容する。
別の実施形態では、図14A−14Dに示されるように、編組機構は、固定の外側リング部材110及び回転する内側リング部材112を備える。代替的に、編組機構は、固定の内側リング及び回転する外側リングを有する。リング部材110、112の各々は、編組スライドウェイトハウジング124に各々が接続される複数のシャトル部材200、300を収容するために複数のスロット118を有する。シャトル部材の各々は、スロットが整合されると、内側リング部材112のスロットと外側リング部材110のスロットとの間で摺動する。編組スライドウェイトハウジング124の上端部で、フィラメント(又はワイヤ)ガイド部材(例えばプーリー)130は、マンドレル136から放射するフィラメント134をスライドの下に案内し、フィラメントの遠位端にあるテンション部材(例えば、図示しないウェイト)がスライドハウジング124(図14C参照)内に収容される。二つの例示的なシャトル部材200、300及びそれらの取り付けられた編組スライド及びウェイトハウジング124は、図14Cに示される。図14Dに示されるように、整合されたスロット118の各々は、一つのシャトル部材200、300を含む。
いくつかの実施形態では、外側リング110は、角度βで傾斜された又は円錐の面を形成する。図14Cに示されるように、角度βは、外側リングの軸線と、マンドレル136の軸線に対して垂直に横たわる水絵日方向の軸線との間に形成される。従って、内部リング及び外側リングのスロットは、実質的に同じ角度βで傾斜される。この傾斜は、外側リングのシャトルによって案内されたこれらのフィラメントが内側リングのこれらおフィラメントの上にあるようにフィラメントガイド部材130を案内する。この高さの違いは、より少ない摩擦でワイヤの交差を容易にする。いくつかの実施形態では、角度βは約10度乃至70度、代替的に約30度乃至約50度の範囲にすることができる。
使用では、シャトル部材200、300は、半径方向(内方及び外方の双方)に移動され、ソレノイド又は当分野で知られた他のアクチュエータなどのアクチュエータによって外側リング110及び内側リング112のスロット間で交互する。磁石、ピン、空気圧又は他の係合手段が、シャトル部材の制御を容易にするために使用されることができる。
図15A−Fは、6つの例示的なシャトル部材200a−c、300a−cの動きを示す。図15Aに見られるように、シャトル部材は、内側リング112のスロットに最初に配置される。シャトル部材のサブセットが、その後、外側リング110に動かされ、又は移動される。図15Bに見られるように、シャトル部材200a−cは、内側リング112の交互スロット(すなわち、他の全て)に配置され、シャトル部材300a−cは、外側リング110の交互スロット(すなわち、他の全て)に配置されている。次に、内側リング又は外側リングの一方が、回転される。図15Cに見られるように、内側リング112は、第1方向(例えば、反時計方向)に回転し、それによって、固定外側リング110に配置されたスロットに対して特定の距離dだけシャトル200a−cを移動する。一実施形態では、図15Cに見られるように、内側リング112に配置されたシャトル200a−cは、第1方向(例えば、反時計方向)において距離2dだけ離れたスロット位置まで移動され、ここで、dは、スロットの約幅である。内側リング112が距離2dだけ移動されると、シャトルに作動的に接続された編組フィラメントと共に内側リングのスロットに収容されたシャトルのサブセット300a−cは、他のフィラメントの下にフィラメントのサブセットを交差するための距離に対する弧状経路において移動される。次に、図15Dに見られるように、内側リングのシャトル部材200a−cは、外側リング110の整合されたスロットに対して上方に移動され、摺動され又は動かされる。同様に、シャトル部材300a−bは、外側リング110のスロットから内側リング112の整合されたリングまで移動され、摺動され又は動かされる。図15Eに見られるように、内側リング112は、その後、第1方向とは反対の第2の方向(例えば、時計方向)に回転され、それによって、固定外側リング110に配置されたスロットに対して特定の距離d(例えば、2d)だけシャトル300a−bを移動する。図15B−Eに示されたシーケンスは、その後、内側リング112の回転の交互の方向で編組を形成するために繰り返される。編組機は、図12に示されるように、ギア歯状経路でフィラメントを移動する。編組を形成する際の最後のステップとして、全てのシャトルは、再び、同じリング(内側又は外側リング)に移動される。図15Fに見られるように、外側リング110に配置されたシャトル200a−cは、内側リング112の対応する整合されたスロットの中に動かされ又は移動され、シャトル200a−c、300a−cの全ては、内側リング112のスロットにある。
代替の実施形態では、シャトルは、少なくとも約2dだけ離れた、代替的に少なくとも約3dだけ離れた、代替的に少なくとも約4dだけ離れた、代替的に少なくとも約5dだけ離れた、スロット位置まで移動される。代替的に、外側リングは、時計方向及び反時計方向に回転され、内側リングは固定される。
前述の発明は、明確さと理解を目的として、例示および実施例によっていくらか詳細に記載されているが、特定の変更および改変が実施でき、添付の特許請求の範囲内に含まれることが明らかであろう。
[形態1] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、フィラメントを係合するようになっている複数のキャッチ機構と、
ディスクの周縁に対して実質的に半径方向に複数のキャッチ機構を移動するようになっている複数のアクチュエータと、を備え、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態2] 形態1記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを更に備え、
複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、編組用機構。
[形態3] 形態1記載の編組用機構において、
別個の距離は、ほぼ等しい、編組用機構。
[形態4] 形態3記載の編組用機構において、
別個の距離は、円周方向の距離dである、編組用機構。
[形態5] 形態1記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態6] 形態1記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態7] 形態1記載の編組用機構において、
ディスクは、周縁の周りに半径方向に離間配置された複数の切欠きを有する、編組用機構。
[形態8] 形態7記載の編組用機構において、
ディスクは、約100乃至1500の切欠きを有する、編組用機構。
[形態9] 形態7記載の編組用機構において、
ディスクは、288の切欠きを有する、編組用機構。
[形態10] 形態7記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを更に備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態11] 形態7記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態12] 形態11記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態13] 形態12記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態14] 形態13記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを更に備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる溝内に載置する、編組用機構。
[形態15] 形態1記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態16] 形態1記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態17] 形態16記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態18] 形態1記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態19] 形態1記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態20] 形態19記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態21] 形態1記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態22] 形態21記載の編組用機構において、
ディスクは、距離2dの別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態23] 形態1記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態24] 形態23記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、距離2dの別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態25] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備える、編組用機構。
[形態26] 形態25記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の係合ポイントは、周縁の周りに半径方向に離間配置された複数の切欠きを備える、編組用機構。
[形態27] 形態26記載の編組用機構において、
ディスクは、約100乃至1500の切欠きを有する、編組用機構。
[形態28] 形態26記載の編組用機構において、
ディスクは、288の切欠きを有する、編組用機構。
[形態29] 形態26記載の編組用機構において、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態30] 形態25記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、概ね半径方向にディスクに周縁から離れる方向にキャッチ機構を引っ張るように作動される複数のアクチュエータに結合される、編組用機構。
[形態31] 形態30記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態32] 形態25記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態33] 形態25記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態34] 形態33記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態35] 形態25記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態36] 形態25記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態37] 形態25記載の編組用機構において、
複数のフィラメントは、約100乃至1500のフィラメントを有する、編組用機構。
[形態38] 形態25記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態39] 形態38記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態40] 形態25記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態41] 形態40記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態42] 形態41記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態43] 形態25記載の編組用機構において、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態44] 形態43記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態45] 形態44記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態46] 形態43記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態47] 形態46記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態48] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合するようになっている、複数のキャッチ機構と、
ディスクの周縁から離れる概ね半径方向において複数のキャッチ機構を引っ張るようになっている複数のアクチュエータと、
非一時的にコンピュータに可読な媒体に実施されるコンピュータプログラムであって、一つまたは複数のコンピュータで実行されるときに、複数のフィラメントのサブセットを係合するため及び別個のステップで互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を移動させるために指令を提供する、コンピュータプログラムと、を備える、編組用機構。
[形態49] 形態48記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントを更に備える、編組用機構。
[形態50] 形態48記載の編組用機構において、
ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にしてディスクを回転させるように構成されたモータを更に備える、編組用機構。
[形態51] 形態48記載の編組用機構において、
ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして複数のキャッチ機構を回転させるように構成されたモータを更に備える、編組用機構。
[形態52] 形態48記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態53] 形態48記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態54] 形態48記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、単一のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態55] 形態48記載の編組用機構において、
アクチュエータの第1サブセットは単一のキャッチ機構に結合され、アクチュエータの第2サブセットは複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態56] 形態48記載の編組用機構において、
コンピュータプログラムは、1オーバー1アンダーの編組パターンを形成するために互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を移動するための指令を備える、編組用機構。
[形態57] 形態48記載の編組用機構において、
コンピュータプログラムは、1オーバー3アンダーの編組パターンを形成するために互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を移動するための指令を備える、編組用機構。
[形態58] 形態48記載の編組用機構において、
コンピュータプログラムは、複数のキャッチ機構のサブセットを順次に移動させて、1オーバー1アンダーの(ダイヤモンドの)編組パターンを形成するために互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を回転させるための指令を備える、編組用機構。
[形態59] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
係合ポイントから距離dにある複数の別個の半径方向の位置でディスクの周縁に沿った係合ポイントで各フィラメントを係合するための手段と、
フィラメントのサブセットを補足する手段であって、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置されると共にディスクの周縁に向かって延在する、フィラメントのサブセットを補足する手段と、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に補足されたフィラメントのサブセットを移動する手段と、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段と、を備える、編組用機構。
[形態60] 形態59記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でディスクを回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態61] 形態59記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でフィラメントのサブセットを補足する手段を回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態62] 形態59記載の編組用機構において、
フィラメントのサブセットを補足する手段は、複数のフックからなる、編組用機構。
[形態63] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のアクチュエータと、を備える編組機構を提供するステップと、
マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップであって、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かって半径方向に延在し、各フィラメントは、周縁上の係合ポイントでディスクと接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離で離間配置される、マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップと、
複数のフィラメントのサブセットを係合するために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、フィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を備える、管状編組を形成する方法。
[形態64] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態65] 形態64記載の管状編組を形成する方法において、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するために複数のアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態66] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第3サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、フィラメントの第4サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第4サブセットを超えてフィラメントの第3のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第3サブセットを移動するために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第3サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第3サブセットを超えてフィラメントの第4のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第4サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態67] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップは、複数のフィラメントをマンドレルの遠位端に一時的に固定するスッテプを備える、管状編組を形成する方法。
[形態68] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
概ね半径方向は、半径方向の動きの成分を有する、管状編組を形成する方法。
[形態69] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するディスクから延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、複数のフィラメントは、ディスクの周縁に向かって半径方向に延在し、各フィラメントは、周縁上の係合ポイントでディスクと接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離で離間配置される、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
複数のフィラメントのサブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を備える、管状編組を形成する方法。
[形態70] 形態69記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態71] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び複数の切欠きを有する周縁を画定するディスクであって、各切欠きは、距離dだけ次の隣接する切欠きから離間されるディスクと、ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在する複数のキャッチ機構と、を備える編組用機構を提供するステップと、
ディスクの周縁に向かって延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、各フィラメントは切欠き内に配置され、各フィラメントは異なる切欠き内に載置する、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁から離れる概ね半径方向において係合されたフィラメントを引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させ、それによって全ての他の切欠きを空にするステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態72] 形態71記載の管状編組を形成する方法において、
反対方向にディスクを回転させるステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメント引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態73] 形態72記載の管状編組を形成する方法において、
第1方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態74] 形態73記載の管状編組を形成する方法において、
第2方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態75] ディスクの中心から垂直方向に延在するマンドレルの遠位端に複数のフィラメントを装填するステップであって、ディスクは平面及び周縁を画定し、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在し、隣接する係合ポイントから別個の距離dで離間配置された別個の係合ポイントでディスクの周縁と係合する、ステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、別個の距離でディスクと係合するフィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
管状編組を形成するために上記ステップを繰り返すステップと、を備える、プロセスによって作られる管状編組。
[形態76] 形態75記載の管状編組において、
編組パターンは、1オーバー1アンダーの(ダイヤモンドの)編組パターンである、管状編組。
[形態77] 形態75記載の管状編組において、
編組パターンは、1オーバー3アンダーの編組パターンである、管状編組。
[形態78] 形態75記載の管状編組において、
編組パターンは、2オーバー2アンダーの編組パターンである、管状編組。
[形態79] ディスクの中心から延在するマンドレルの遠位端に複数のフィラメントを一時的に取り付けるステップであって、ディスクは平面及び周縁を画定し、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在し、隣接する係合ポイントから別個の距離dで離間配置された別個の係合ポイントでディスクの周縁と係合する、ステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、別個の距離でディスクと係合するフィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を備えるプロセスによって作られる約0.00075乃至約0.005インチの範囲にあるフィラメントを備えるワイヤ金属合金編組であって、
ミリメートル単位の編組直径(D)に対するフィラメント数(F)の比率は、次式
によって決定され、
ここで、dは、インチ単位のフィラメントの直径である、ワイヤ金属合金編組。
[形態80] 形態79記載のワイヤ金属合金編組において、
編組パターンは、1オーバー1アンダーの(ダイヤモンドの)編組パターンである、ワイヤ金属合金編組。
[形態81] 形態79記載のワイヤ金属合金編組において、
編組パターンは、1オーバー3アンダーの編組パターンである、ワイヤ金属合金編組。
[形態82] 形態79記載のワイヤ金属合金編組において、
編組パターンは、2オーバー2アンダーの編組パターンである、ワイヤ金属合金編組。
[形態83] 管状編組を形成する方法であって、
ディスクの中心から延在するマンドレルの遠位端に複数のフィラメントを一時的に取り付けるステップであって、複数のフィラメントは約0.00075乃至約0.005インチの範囲にある複数の金属合金フィラメントからなり、ディスクは平面及び周縁を画定し、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在し、隣接する係合ポイントから別個の距離dで離間配置された別個の係合ポイントでディスクの周縁と係合する、ステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、別個の距離でディスクと係合するフィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
管状編組を形成するために上記ステップを繰り返すステップと、を備え、
ミリメートル単位の編組直径(D)に対するフィラメント数(F)の比率は、次式
によって決定され、
ここで、dは、インチ単位のフィラメントの直径である、管状編組を形成する方法。
[形態84] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備える、編組用機構。
[形態85] 形態84記載の編組用機構において、
ディスクは、約100乃至1500の切欠きを有する、編組用機構。
[形態86] 形態84記載の編組用機構において、
ディスクは、288の切欠きを有する、編組用機構。
[形態87] 形態84記載の編組用機構において、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態88] 形態87記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態89] 形態87記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態90] 形態84記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態91] 形態84記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態92] 形態84記載の編組用機構において、
複数のフィラメントは、約100乃至1500のフィラメントを有する、編組用機構。
[形態93] 形態84記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態94] 形態93記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態95] 形態84記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態96] 形態95記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態97] 形態96記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態98] 形態84記載の編組用機構において、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態99] 形態98記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態100] 形態99記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態101] 形態98記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態102] 形態101記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態103] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
係合ポイントから距離dにある複数の別個の半径方向の位置でディスクの周縁に沿った係合ポイントで各フィラメントを係合するための手段と、
フィラメントのサブセットを補足する手段であって、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置されると共にディスクの周縁に向かって延在する、フィラメントのサブセットを補足する手段と、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に補足されたフィラメントのサブセットを移動する手段と、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段と、を備える、編組用機構。
[形態104] 形態103記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でディスクを回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態105] 形態103記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でフィラメントのサブセットを補足する手段を回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態106] 管状編組を形成する方法であって、
フィラメントのサブセットを補足する手段は、複数のフックからなる、編組用機構。
[形態107] 平面及び複数の切欠きを有する周縁を画定するディスクであって、各切欠きは、距離dだけ次の隣接する切欠きから離間されるディスクと、ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在する複数のキャッチ機構と、を備える編組用機構を提供するステップと、
ディスクの周縁に向かって延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、各フィラメントは切欠き内に配置され、各フィラメントは異なる切欠き内に載置する、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁から離れる概ね半径方向において係合されたフィラメントを引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させ、それによって全ての他の切欠きを空にするステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態108] 形態107記載の管状編組を形成する方法において、
反対方向にディスクを回転させるステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメント引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態109] 形態108記載の管状編組を形成する方法において、
第1方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態110] 形態109記載の管状編組を形成する方法において、
第2方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態111] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
ディスクの周縁の係合ポイントは、周縁の周りに半径方向に離間配置された複数の切欠きを備える、編組用機構。
[形態112] 形態26記載の編組用機構において、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態113] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
複数のキャッチ機構は、概ね半径方向にディスクに周縁から離れる方向にキャッチ機構を引っ張るように作動される複数のアクチュエータに結合される、編組用機構。
[形態114] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
各キャッチ機構は、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態115] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態116] 形態115記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態117] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態118] 形態117記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態119] 形態117記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態120] 編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するディスクから延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、複数のフィラメントは、ディスクの周縁に向かって延在し、各フィラメントは、周縁上の係合ポイントでディスクと接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離で離間配置される、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
複数のフィラメントのサブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を備える、編組を形成する方法。
[形態121] 形態120記載の編組を形成する方法において、
フィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を更に備える、編組を形成する方法。
[形態122] 編組用機構であって、
平面を画定するフィラメントガイド部材の円形配列と、
フィラメントガイド部材の円形配列の中心から延在すると共にフィラメントガイド部材の円形配列の平面に対して概ね垂直に延在する、軸線を画定するマンドレルと、
半径方向の配列でマンドレルから延在する複数のフィラメントと、
フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして作動的に配置された複数のアクチュエータ機構であって、各アクチュエータは、一つ以上のフィラメントと係合すると共に、概ね半径方向にマンドレルから離れる方向に一つ以上のフィラメントを動かすようになっている、複数のアクチュエータ機構と、
マンドレルの軸線を中心にして一つ以上のフィラメントを回転させるように構成された回転機構と、を備え、
アクチュエータ機構及び回転機構は、一連の弧状及び半径方向の移動を備える経路においてマンドレルの軸線を中心にして一つ以上のフィラメントの各々を移動させるように構成される、編組用機構。
[形態123] 形態122記載の編組用機構において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、ディスクである、編組用機構。
[形態124] 形態123記載の編組用機構において、
ディスクは、周縁の周りにおいて半径方向に離間配置された複数の切欠きを備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態125] 形態123記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構を有し、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、編組用機構。
[形態126] 形態123記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、概ね半径方向にディスクに周縁から離れる方向にキャッチ機構を引っ張るように作動される複数のアクチュエータに結合される、編組用機構。
[形態127] 形態126記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態128] 形態123記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態129] 形態123記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態130] 形態129記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態131] 形態123記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態132] 形態123記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態133] 形態123記載の編組用機構において、
複数のフィラメントは、約100乃至1500のフィラメントを有する、編組用機構。
[形態134] 形態123記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態135] 形態134記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態136] 形態123記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態137] 形態136記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態138] 形態137記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態139] 形態123記載の編組用機構において、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態140] 形態139記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態141] 形態140記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態142] 形態139記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態143] 形態142記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態144] 形態122記載の編組用機構において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、ディスクの外縁に取り付けられた複数のバリア部材を備え、
複数のバリア部材は、隣接するバリア部材間の複数の切欠きを画定する、編組用機構。
[形態145] 形態144記載の編組用機構において、
複数のバリア部材は、フィラメントガイド部材の円形配列の外縁に実質的に垂直である、編組用機構。
[形態146] 形態144記載の編組用機構において、
複数のバリア部材は、切欠きの半径方向軸線に対して角度θを形成する、編組用機構。
[形態147] 形態146記載の編組用機構において、
角度θは、約0度乃至約25度である、編組用機構。
[形態148] 形態146記載の編組用機構において、
角度θは、約0度乃至約15度である、編組用機構。
[形態149] 形態144記載の編組用機構において、
複数の切欠きは、V形状であり、複数のバリア部材は、切欠きの軸線に対して角度αを形成する、編組用機構。
[形態150] 形態149記載の編組用機構において、
角度αは、約30度乃至約75度である、編組用機構。
[形態151] 形態149記載の編組用機構において、
角度αは、約40度乃至約60度である、編組用機構。
[形態152] 形態149記載の編組用機構において、
角度αは、約45度乃至約55度である、編組用機構。
[形態153] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして円周方向に配置される、編組用機構。
[形態154] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の上に配置される、編組用機構。
[形態155] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の下に配置される、編組用機構。
[形態156] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列内に配置される、編組用機構。
[形態157] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するフィラメントガイド部材の円形配列と、
フィラメントガイド部材の円形配列の中心から延在すると共にフィラメントガイド部材の円形配列の平面に対して概ね垂直に延在する、軸線を画定すると共にマンドレルからフィラメントガイド部材の円形配列まで延在する一つ以上のフィラメントを担持するようになっているマンドレルと、
フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして作動的に配置された複数のアクチュエータと、
一つ以上のフィラメントを回転させるようになっている回転機構と、を備える編組機構を提供するステップと、
複数のフィラメントをマンドレル上に装填するステップであって、複数のフィラメントの各々は、フィラメントガイド部材の円形配列の周縁の方に半径方向に延在すると共にフィラメント係合ポイントの半径方向の配列を形成する、複数のフィラメントをマンドレル上に装填するステップと、
複数のアクチュエータ及び回転機構を動作させて、各フィラメントに対する一連の弧状及び半径方向の移動を備える経路においてマンドレルの軸線を中心にしてフィラメントを移動させるステップと、を備える、管状編組を形成する方法。
[形態158] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
経路は、ギア歯のようなパターンを有する、管状編組を形成する方法。
[形態159] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
経路は、切欠きが付いたパターンを有する、管状編組を形成する方法。
[形態160] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、フィラメントガイド部材の円形配列の外縁に取り付けられた複数のバリア部材を備え、
複数のバリア部材は、隣接するバリア部材間の複数の切欠きを画定する、管状編組を形成する方法。
[形態161] 形態160記載の管状編組を形成する方法において、
複数のバリア部材は、フィラメントガイド部材の円形配列の外縁に実質的に垂直である、管状編組を形成する方法。
[形態162] 形態160記載の管状編組を形成する方法において、
複数のバリア部材は、切欠きの半径方向軸線に対して角度θを形成する、管状編組を形成する方法。
[形態163] 形態162記載の管状編組を形成する方法において、
角度θは、約0度乃至約25度である、管状編組を形成する方法。
[形態164] 形態160記載の管状編組を形成する方法において、
複数の切欠きは、V形状であり、複数のバリア部材は、切欠きの軸線に対して角度αを形成する、管状編組を形成する方法。
[形態165] 形態164記載の管状編組を形成する方法において、
角度αは、約30度乃至約75度である、管状編組を形成する方法。
[形態166] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、ディスクである、管状編組を形成する方法。
[形態167] 形態166記載の管状編組を形成する方法において、
ディスクは、周縁の周りにおいて半径方向に離間配置された複数の切欠きを備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、管状編組を形成する方法。
[形態168] 形態166記載の管状編組を形成する方法において、
ディスクは、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構を有し、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、管状編組を形成する方法。
[形態169] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして円周方向に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態170] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の上に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態171] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の下に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態172] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列内に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態173] 編組機構であって、
内径を有すると共に、平面を画定する円を画定する第1環状部材と、
第1環状部材の内径よりも小さい外径を有する、第1環状部材と同心である第2環状部材と、
第1環状部材の平面に対して垂直に延在すると共に、第1環状部材によって画定された円の中心で実質的に第1環状部材の平面と交差するマンドレルと、
第1環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第1環状部材の平面に対して垂直に延在する第1の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第1環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第1環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dで離間される、第1の複数の管状ワイヤガイドと、
第2環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第2環状部材の平面に対して垂直に延在する第2の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第2環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第2環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dでかつ第1環状部材の各隣接する管状ワイヤガイドから距離dで離間される、第2の複数の管状ワイヤガイドと、
マンドレルから延在する複数のワイヤであって、各ワイヤは、第1及び第2の複数の管状ワイヤガイドの一方の内部に収容される、複数のワイヤと、を備え、
第1環状部材及び第2環状部材の一方は、第1環状部材及び第2環状部材の他方に対して円周方向に回転し、
第1の複数の管状ワイヤガイドは、第2環状部材と整合するように半径方向内方に摺動し、
第2の複数の管状ワイヤガイドは、第1環状部材と整合するように半径方向外方に摺動する、編組機構。
[形態174] 形態173記載の編組機構において、
複数のワイヤに関連した複数のウェイトを更に備える、編組機構。
[形態175] 形態173記載の編組機構において、
第1環状部材の各管状ワイヤガイドは、管状ワイヤガイドを第1環状部材に摺動可能に取り付けるために動作可能であるシャトルによって、第1環状部材に接続される、編組機構。
[形態176] 形態173記載の編組機構において、
第2環状部材の各管状ワイヤガイドは、管状ワイヤガイドを第2環状部材に摺動可能に取り付けるために動作可能であるシャトルによって、第2環状部材に接続される、編組機構。
[形態177] 形態173記載の編組機構において、
第1環状部材は、第2環状部材に対して円周方向に回転する、編組機構。
[形態178] 形態173記載の編組機構において、
第2環状部材は、第1環状部材に対して円周方向に回転する、編組機構。
[形態179] 形態173記載の編組機構において、
第1環状部材及び第2環状部材は、角度βで傾斜される、編組機構。
[形態180] 形態179記載の編組機構において、
角度βは、約10度乃至約70度である、編組機構。
[形態181] 形態179記載の編組機構において、
角度βは、約30度乃至約50度である、編組機構。
[形態182] 編組方法であって、
内径を有すると共に、平面を画定する円を画定する第1環状部材と、
第1環状部材の内径よりも小さい外径を有する、第1環状部材と同心である第2環状部材と、
第1環状部材の平面に対して垂直に延在すると共に、第1環状部材によって画定された円の中心で実質的に第1環状部材の平面と交差するマンドレルと、
第1環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第1環状部材の平面に対して垂直に延在する第1の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第1環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第1環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dで離間される、第1の複数の管状ワイヤガイドと、
第2環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第2環状部材の平面に対して垂直に延在する第2の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第2環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第2環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dでかつ第1環状部材の各隣接する管状ワイヤガイドから距離dで離間される、第2の複数の管状ワイヤガイドと、
マンドレルから延在する複数のワイヤであって、各ワイヤは、第1及び第2の複数の管状ワイヤガイドの一方の内部に収容される、複数のワイヤと、を備える機械を提供するステップと、
第1環状部材を第1方向に第2環状部材に対して円周方向に回転させるステップと、
第2環状部材と整合するように半径方向内方に第1の複数の管状ワイヤガイドを摺動するステップと、
第1環状部材と整合するように半径方向外方に第2の複数の管状ワイヤガイドを摺動するステップと、を備える、編組方法。
[形態183] 形態182記載の編組方法において、
第1方向は、時計方向である、編組方法。
[形態184] 形態182記載の編組方法において、
第1環状部材を第2方向に第2環状部材に対して円周方向に回転させるステップを更に備える、編組方法。
[形態185] 形態184記載の編組方法において、
第2方向は、反時計方向である、編組方法。
[形態186] 形態184記載の編組方法において、
第2方向は、第1方向と反対の方向である、編組方法。
[形態187] 形態182記載の編組方法において、
ワイヤは、一連の弧状及び半径方向の移動を備える経路においてマンドレルを中心にして移動される、編組方法。
[形態188] 形態187記載の編組方法において、
経路は、ギア歯のようなパターンを有する、編組方法。
[形態189] 形態187記載の編組方法において、
経路は、切欠きが付いたパターンを有する、編組方法。
いくつかの実施形態では、マンドレルは、約10乃至1500のフィラメント、代替的には約10乃至1000フィラメント、代替的には約10乃至500フィラメント、代替的には約18乃至288フィラメント、代替的には104、144、288、360又は800のフィラメントが装填される。上述のように及び図10に示されるようにワイヤがマンドレルにゆるやかに掛けられる場合には、各ワイヤは二つの編組フィラメントを生じるのでフィラメントを半分の数になるであろう。フィラメント5a−nは、約0.0005乃至0.005インチ(0.5乃至5ミル)、代替的には約0.001乃至0.003インチ(1乃至3ミル)の横断寸法又は直径を有することができる。いくつかの実施形態では、編組は、複数のサイズのフィラメントから形成されてもよい。例えば、フィラメント5a−nは、約0.001乃至0.005インチ(1乃至5ミル)である横断寸法又は直径を有する大きなフィラメント及び約0.0005乃至0.0015インチ(0.5乃至1.5ミル)、より具体的には約0.0004乃至0.001インチである横断寸法又は直径を有する小さなフィラメントを含むことができる。さらに、小さなフィラメントと大きなフィラメントとの間の横断寸法又は直径の差は、約0.005インチ、代替的には約0.0035インチ未満、代替的には約0.002インチ未満にすることができる。様々なサイズのフィラメントを含む実施形態では、大きなフィラメントの数に対する小さなフィラメントの数は、約2対1乃至約15対1、代替的には約2対1乃至約12対1、代替的には約4対1乃至約8対1にすることができる。
円形ディスク20は、面及び周縁22を画定する。スッテプモータなどのモータは、ディスク20に取り付けられ、個別のステップでディスクを回転する。モータ及び制御システムは、ディスクの底部に接続された円筒ドラム60に収容される。いくつかの実施形態では、ドラム60は、ドラム60の長手方向の側面が、ディスクの縁を超えて延在するフィラメントを安定にする物理的なメカニズムとして作用するようにディスク20にほぼ等しい直径を有する。例えば、いくつかの実施形態では、フィラメントがディスクの縁を超えて延在するときに、フィラメントが実質的に垂直でありかつもつれないようにドラム60の側面に対して載置するように、エネルギー吸収するわずかに手触りがある溝付き表面、または、突起を有する表面でドラムの側面が作られる。
複数のキャッチ機構30(図7A参照)は、ディスク20の周囲の周りに配置され、各キャッチ機構30は、ディスク20の周縁22に向かって延在し、ディスク20の縁を超えて延在する個々のフィラメント5を選択的の補足するように配置されている。キャッチメカニズムは、フック、バーブ、磁石又は、一つ以上のフィラメントを選択的に補足するとともに解放することができる周知のあらゆる他の磁石又は機械部品を備える。例えば、図7Aに示されるように、一実施形態では、キャッチ機構は、キャッチ機構の両側に配置されたフィラメントを係合するために遠位端に二重のヘッドフック36を備える。フックの曲線は、フックにおけるフィラメントの保持を促進するために図示のようにわずかにJ形状にすることができる。代替的に、フックは、フックがフィラメントから離れて回転されるときに係合したフィラメントの解放を容易にするためによりL形状にすることができる。
キャッチ機構の数は、編組機に装填されることができるフィラメントの最大数、従って、その上に作られる編組のフィラメントの最大数を画定する。キャッチ機構の数は、フィラメントの最大数の半分に概ねすることができる。各キャッチ機構は、二つのスレッド(又はそれ以上)を処理でき、従って、例えば、編組機は、ディスク20の周りに円周方向に延在する144のキャッチ機構を有する。しかし、各キャッチ機構30は、別個に作動されるために、編組機は、フィラメントの範囲を有する編組を形成するためにあらゆる偶数のフィラメントが装填された部分的に装填された構成で作動されることができる。
各キャッチ機構30は、ディスク20の周縁22に向かう方向及びそれから離れる方向へのキャッチ機構の動きを制御するアクチュエータ40に接続され、一度にフィラメント5を交互に係合かつ解放する。アクチュエータ40は、電気的、電気機械的、機械的、油圧式などの周知のリニアアクチュエータ、又は、空気圧アクチュエータ、又は、ディスク20から離れる方向及びディスク20に向かう方向の双方向の設定距離でキャッチ機構及び係合されたフィラメントを動かすことが可能な当技術分野で公知の任意の他のアクチュエータにすることができる。キャッチ機構30及びアクチュエータ40は、ディスクの周囲の周りに配置され、アクチュエータの動作は、キャッチ機構を、ディスク20の周縁22から離れる方向及びそれに向かう方向概ね半径方向に移動させる。キャッチ機構30は、さらに、選択されたフィラメント5がディスク20の周縁を超えて延在するときにキャッチ機構30が選択されたフィラメント5と係合するように配置される。例えば、いくつかの実施形態では、キャッチ機構は、水平面内に配置され、ディスク20によって画定された平面のわずかに下に配置される。代替的に、キャッチ機構は、ディスクに向かって移動される特にディスク20によって画定された平面の下にあるポイントでフィラメントをとらえるように傾斜される。図1Aに示されるように、いくつかの実施形態では、複数のキャッチ機構30及びアクチュエータ40は、回転可能な円形トラック42に取り付けられる。スッテプモータなどのモータは、ディスク20に対して別個のステップにおいてキャッチ機構30を回転させるために円形トラック42に取り付けられる。代替的に、複数のキャッチ機構30及びアクチュエータ40は、円形ディスクを囲む固定トラックに取り付けられる。
使用では、図1B−Fに示されるように、マンドレル10は、円形ディスク20の周縁22を超えて半径方向に延在する複数のフィラメント5a−jが装填される。各フィラメント5a−jは、各直接隣接したフィラメントによって係合されたポイントから距離dの別個のポイントでディスク20の周縁22と係合する。いくつかの実施形態では、係合ポイントは、例えば、物理的なマーカーによって特定的に指定された一連の事前にマーキングされた位置を備える。他の実施形態では、係合ポイントは、さらに、微小特徴、テクスチャリング、溝、切欠き、又は他の突起などの物理的特徴を備える。図1Bに示されるように、キャッチ機構30a−eは、隣接するフィラメント5a−j間に等距離に最初に配置され、すなわち、キャッチ機構30aは、フィラメント5aと5bとの間に配置され、
キャッチ機構30aは、フィラメント5aと5bとの間に配置され、キャッチ機構30bは、フィラメント5cと5dとの間に配置され、キャッチ機構30cは、フィラメント5eと5fとの間に配置され、キャッチ機構30dは、フィラメント5gと5hとの間に配置され、キャッチ機構30aは、フィラメント5iと5jとの間に配置される。各キャッチ機構は、さらに、ディスク20の円周を超えて配置されたフックで配置される。
図1Cに示されるフィラメント5a、c、e、g、iの第1セットを係合するために、キャッチ機構30a、b、c、d、eに取り付けられたアクチュエータ40は、概ねディスク20に向かう半径方向において別個の距離を各キャッチ機構を移動させるように作動される。各キャッチ機構30a−eの遠位端は、好ましくは、フィラメントがディスク20の周縁22を超えて延在するように円形ディスク20の平面の下にあるポイントでフィラメント5a、c、e、g、iと係合する。例えば、図示のように、ひとたびフック36a−eが方向C2においてディスクに向かって移動されて、各フック36a−eが吊り下げられたフィラメント5a、c、e、g、iを超えて延在すると、キャッチ機構30a−eを保持するトラック42は、矢印C1の方向に反時計方向に回転されて、フィラメント5a、c、e、g、iと係合する。代替的に、ぢすく20は、時計方向に回転され、同様な方法でフィラメント5a、c、e、g、iをキャッチ機構30a−eと接触させて配置する。
図1Dに示されるように、ひとたびフィラメント5a、c、e、g、iがキャッチ機構30a−eと接触すると、キャッチ機構30a−eに取り付けられたアクチュエータは、再び作動されて、矢印Dの方向にキャッチ機構30a−eを引き込め、フック36a−eにおいてフィラメント5a、c、e、g、iと係合し、フィラメント5a、c、e、g、iを、ディスク20の周縁22を超えるポンチまで概ね半径方向にディスク20の周縁22から離れる方向に移動させる。
次に、図1Eに示されるように、トラック42は、矢印Eの方向に距離2dだけ時計方向に回転され、係合されていないフィラメント5b、d、f、h、j上に係合された5a、c、e、g、iを横切る。代替的に、上述のように、同じ相対運動が、距離2dだけ反時計方向にディスク20を回転させることにより生じることができる。
次に、図1Fに示されるように、キャッチ機構30a−eに取り付けられたアクチュエータ40は、再度作動されて、矢印Fによって示されるようにディスク20に向かう概ね半径方向に別個の距離でキャッチ機構を移動させる。フック36a−eは、それによってディスク20の方に移動され、各フック36a−eの先端は、吊り下げられたフィラメントによって形成された円周の内側に延在する。これは、再度、フィラメント5a、c、e、g、iを、ディスク20の周縁22と接触して配置し、フィラメント5a、c、e、g、iを解放する。さらに、キャッチ機構30a−eが時計方向に回転されると、フィラメント5d、f、h、jは、キャッチ機構30a−dの二重フック36a−dによって係合される。同じステップが、次に、反対方向において繰り返されて、係合されていないフィラメント5a、c、e、g、i上に係合された5b、d、f、h、jを横切って、1オーバー1アンダーのパターンのフィラメントを織り交ぜる。
図2Aに示されるように、フィラメント5a−nは、円形ディスクから延在するマンドレルの下端部に向かう最上先端12からマンドレル10を中心にして編組55に徐々に織り込まれる。図1B−1Dに示されたステップは、1オーバー1アンダーのパターン、すなわちダイヤモンドパターンの編組55を形成するが、あらゆる数の編組パターンは、係合されたスレッドのサブセット、回転される距離、及び/又は、繰り返しパターンを変更することにより、形成される。
図2Bに示されるように、フィラメント5a−nが編組を形成するために集束するポイントで、すなわち、倒れた又は編組ポイントで、フォーマーリング70は、マンドレル10と組み合わされて使用され、管状編組の寸法及び形状を制御する。フォーマーリング70は、編組55の外径及び内径を制御するマンドレルを制御する。理想的には、フォーマーリング70の内径は、マンドレル10の外側断面よりも大きい。このように、フォーマーリング70は、移動の短い経路でマンドレル10に対して短い距離で編組されたフィラメント5a−nを押し、編組55は、マンドレル10に対してしっかりと引っ張られ、それによって、高い構造的一体性を有する均一な編組を形成する。図2B−Cに示されるように、調整可能な内径72を有するフォーマーリング70は、選択されたマンドレル10の外径と密接に適合するように調整されると共に、マンドレル10に対してしっかりと編組55を引っ張るのに使用されることができる。調整可能なフォーマーリング70は、例えば、内径の範囲を提供するのに調整されることができるアイリスの形態の複数の重複するリーフ74a−hによって形成された調整可能な内径72を提供することによって作られる。そのような調整可能なフォーマーリングは、当該分野で知られており、そのような調節可能なリングの構築に関する詳細は、2004年1月20日に発行された、“編組製造及び編組製造方法のための調整可能な直径を有する成形リング”と題された、米国特許6679152号で見ることができ、それは、その全体が本明細書に参照によって組み込まれる。
代替的に、マンドレル10の外径と密接して適合するあらかじめ決められかつ調整不可能な内径を有する固定されたフォーマーリング75は、マンドレル10に対してしっかりと編組55を引っ張るのに使用されることができる。いくつかの実施形態では、図2Dに示されるように、フォーマーリング75は、フィラメント5a−nが管状編組55を形成するためにマンドレル10に対して引っ張られるようにフィラメント5a−nを下方に押す付加的な力を提供するために重み付けされることができる。例えば、フォーマーリング75は、管状編組55を形成するためにマンドレル10に対して引っ張られるときにフォーマーリング75によって引っ張られるフィラメント5a−n上の付加的な下方の力を提供するために使用されるフィラメントのタイプ及び大きさに依存して、約100乃至1000グラム、代替的には約200乃至600グラムの重さを含む。
図3−3Aに示されるように、代替的な実施形態では、多数のキャッチ機構30a−dは、効率のために単一の“レーキ”32に配置される。例えば、ここに示されるように、各レーキ32は、4つのキャッチ機構30a−d(図7Cを参照)を保持する。各レーキは、作動されるときにディスク20の周縁22に向かって又はそれから離れる方に概ね半径方向に全ての4つのキャッチ機構30a−dを同時に移動するアクチュエータ40に取り付けられる。これは、利点的には、キャッチ機構を駆動するために必要とされるアクチュエータの数を減少し、それによってシステムの効率を増大させる。レーキ32がディスク20に向かって又はそこから離れる方に半径方向に移動されるときに各キャッチ機構30a−dが移動する角度は、フィラメントが係合されてディスク及び/又はキャッチ機構が回転されるときに各フィラメントによって移動される円周方向の距離の一貫性を保持するために、ディスク20に対して実質的に放射状にしなければならない。
各個々のキャッチ機構30a−dの動きは、ディスク20に対して正確に半径方向ではないが、実質的に半径方向である半径方向の成分を有する。キャッチ機構が引っ張られる半径方向に対する角度は、直線的な動きの軸線から増加する円周方向の距離で増加するので、レーキ32により実施することができるキャッチ機構の数は限られている。理想的には、各キャッチ機構に関して半径方向に対する動きの角度の上限は、係合されたフィラメントによる相対的な周方向の距離の移動の一貫性を維持するために約45度、代替的には約40度、代替的には35度、代替的には30度、代替的には25度、代替的には20度、代替的には15度、代替的には10度、代替的には5度、である。例えば、各レーキは、半径方向に対して45度の角度で作動するときに360度の周囲の90度をカバーする。いくつかの実施形態では、レーキ32は、1−8のキャッチ機構、代替的には1−5のキャッチ機構、代替的には1−4のキャッチ機構を担持し、それに担持された全てのキャッチ機構に対する半径方向の動きからの許容偏差を維持する。
さらに、図4−4Bに示されるように、いくつかの実施形態では、円形ディスク20は、周縁22の周りに複数の切欠き26を有し、複数のフィラメント5a−xの各々に対する別個の係合ポイントを提供すると共に、フィラメント5a−xが編組プロセス中に順序及び間隔を維持するのを確実にする。いくつかの実施形態では、また、ディスク20の下部に接続された円筒状ドラム60は、ドラム60の円周の周りに長手方向に延在する複数の対応溝66を備える波形外層62を備える。ドラム60は、各フィラメント5a−xが載置する個々の溝66を提供することによってディスク20の縁を超えて延在するフィラメント5a−xを安定させるための付加的な物理的手段として縦方向の溝66が作用することができるように、ディスク20の直径に実質的に等しい直径を有する。理想的には、溝66は、円形ディスクの複数の切欠き26と数が等しくかつ整合される。例えば、いくつかの実施形態では、ディスクの周縁は、約100乃至1500の切欠き、代替的には約100乃至1000の切欠き、代替的には約100乃至500の切欠き、代替的には約100乃至300の切欠き、代替的には、108、144、288、360、又は800の切欠きを有する。同様に、いくつかの実施形態では、ドラムは、約100乃至1500の対応する溝、代替的には約100乃至1000の対応する溝、代替的には約100乃至500の対応する溝、代替的には約100乃至300の対応する溝、代替的には、108、144、288、360、又は800の対応する溝を有する外層を有する。
また、フィラメントは、ウェイトや、個々のフィラメントに約2乃至20グラムを適用するための技術分野で知られている任意の他のテンション要素などの複数のテンション要素6a−xで引っ張られる。テンション要素6a−xは、ドラム60の複数の溝66に適合するように寸法づけられる。例えば、各テンション要素は、図4−4Aに示された細長い円筒状ウェイトを備える。テンション要素6a−xは、各フィラメント5a−xに対して別個であり、各フィラメント5a−xに対して個々に接続される。従って、適用される張力の量は、フィラメント5a−xに対して変更されることができる。例えば、大きなテンション要素は、大径ワイヤに対して小径ワイヤにより張力をかけるために小径フィラメントに取り付けられることができる。各フィラメントを個々に張力する能力は、正確なテンションシステムを形成し、それは、編組の均一性と整合性を向上させ、編組機が多数の直径のワイヤで作動するのを可能にする。
他の代替的な実施形態では、図5に示されるように、複数のキャッチ機構30及びアクチュエータ40が、ディスク20の平面に対して傾斜される。ここで、キャッチ機構30および取り付けられたアクチュエータ40は、傾斜された支持ブラケット34(図7C参照)に取り付けられて、ディスクの平面に対し、キャッチ機構及びキャッチ機構の移動経路を傾斜させる。キャッチ機構30は、ディスク20の周縁に対して概ね半径方向に移動する。しかしながら、その動きは、垂直方向の成分を有する。具体的には、キャッチ機構30及びアクチュエータ40は、約15乃至60度、代替的には約25−55度、代替的には約35−50度、代替的には約40−50度、代替的には約45度でディスク20の平面に対して配向される。複数の各キャッチ機構30及びアクチュエータ40は、ディスク20に対してわずかに上昇されてディスク20の周縁22の周りに配置され、アクチュエータ40は、上昇ポイントから下方斜めの経路においてディスクの周縁22の方にキャッチ機構30を動かす。好ましくは、キャッチ機構30は、ディスク20の平面のわずかに下方のポイントでディスク29の周縁22を超えて延在するフィラメント5と係合する。さらに、アクチュエータ40が係合されたフィラメント5と共にディスク20の周縁から離れる方向に移動するために作動されるとき、フィラメント5は、円形ディスク20から離れる方に水平方向及び垂直方向に移動される。
図7Cに示されるように、傾斜されたブラケット34は、ディスク20の平面に対してレーキ32及びアクチュエータ40を配向するために多数のキャッチ機構30a−d及びアクチュエータ40を担持するレーキ32で使用されることができ、取り付けられたキャッチ機構30a−dのための運動の経路は、ディスク20の平面に対して傾斜される。上述のように、レーキ32及びアクチュエータ40は、約15乃至60度、代替的には約25−55度、代替的には約35−50度、代替的には約40−50度、代替的には約45度でディスク20の平面に対して配向される。
上述の水平方向に配向されたキャッチ機構の構成の他の代替例が、図7A及び7Bに示される。図7Aは、アクチュエータ40と組み合わされた単一のキャッチ機構30の実施形態を示す。この実施形態では、各キャッチ機構30は、円形ディスクに方へ及びそれから離れる方へのキャッチ機構の水平方向の移動を作動するためのアクチュエータ40に別個に取り付けられる。単一のキャッチ機構は、個々に制御されて、編組パターンの作成及び編組機の部分的負荷の柔軟性を可能にする。
図7Bは、多数のキャッチ機構−アクチュエータ装置の実施形態を示す。この実施形態では、各アクチュエータ40は、複数のキャッチ機構30a−dに取り付けられ、キャッチ機構30a−dを一括的に制御する。キャッチ機構30a−dは、好ましくはディスク20の曲線を反映する弓状構成でレーキ32に取り付けられる。次に、レーキ32は、レーキ32の水平方向の動きを作動するためのアクチュエータ40に取り付けられ、従って、キャッチ機構30a−dは、円形ディスクの方に向かうと共にそれから離れる方に向かう。キャッチ機構が引っ張られる半径方向に対する角度は、直線運動の軸線からの増加する円周距離で増加し、各個々のキャッチ機構30a−dの動きは、ディスク20に対して正確に放射状にならない。キャッチ機構30a−dの動きは、実質的に放射状になる必要があるので、レーキ32に担持されることができるキャッチ機構の数は制限される。例えば、レーキ32は、1乃至8のキャッチ機構、代替的には1乃至5のキャッチ機構、代替的には1乃至4のキャッチ機構を担持でき、それに担持されるキャッチ機構の全てに対する放射状の動きからの許容偏差を維持することができる。
本発明に係る編組機が、編組機の効率と、ロード構成及び可能な編組パターンの柔軟性との間の最適なバランスを達成するために円形ディスクの周りに配列された単一及び多数のキャッチ機構の実施形態の組み合わせを使用することができることがさらに想定される。上述のように、編組機は、多数の負荷設定を受け入れると共に、各別個のスッテプで係合されたフィラメントのサブセット及び/又は移動される距離を交互にすることによって多数の編組パターンを形成するために、作動されることができる。図8及び図9を参照すると、フローチャートは、様々な負荷設定における編組機を制御するために使用されるコンピュータ化された命令の例を示す。
図8では、フローチャートは、単一の1オーバー1アンダー又はダイヤモンドの編組パターンを形成するための図1−1Eに示された実施形態に示されたようなアクチュエータによって各々が別個に動作される複数の二重ヘッドフックを有する編組機を動作するための命令を示す。ひとたびマンドレル10が図1に示されるように複数のフィラメント5a−nが装填されると、フックまたはキャッチ機構30及び円形ディスク20の別個の動きを制御するための次の命令でプログラムされたソフトウェアは、マンドレル10に1オーバー1アンダーの編組を形成するために図1B−Dに示された方法で編組機を動作するために起動される。ステップ800で、アクチュエータは、概ね半径方向に円形ディスクに向かって複数のフックを移動するために作動される。ステップ802で、ディスクは、フィラメントの第1サブセットを係合するために第1方向に回転される。ステップ804で、アクチュエータは、概ね半径方向において円形ディスクから離れる方向に複数のフックを移動するために作動され、それによって、円形ディスクから係合されたフィラメントを取り除く。ステップ806で、ディスクは、円周距離2dによって第1方向に回転されて、隣接する係合されたフィラメントの下に係合されていないフィラメントの各々を横断させる。ステップ808で、アクチュエータは、概ね半径方向において円形ディスクに向かって複数のフックを移動するために作動される。フィラメントは、ディスクと係合すると、フックから解放される。ステップ810で、ディスクがフィラメントの第2サブセットと係合するために第2の反対方向に回転される。ステップ812で、アクチュエータは、概ね半径方向に円形ディスクから離れる方向に複数のフックを移動するために係合され、それによって、円形ディスクから係合されたフィラメントを取り除く。ステップ814で、ディスクは、隣接する係合されたフィラメントの下に係合されていないフィラメントの各々を横断するために第2の反対方向に円周方向の距離2dだけ回転される。ステップ816で、アクチュエータは、概ね半径方向において円形ディスクに向かって複数のフックを移動するために係合される。ステップ818で、ディスクは、再び、フィラメントの第1サブセットと係合するために第1方向に回転される。命令は、この後、マンドレル上の1オーバー1アンダーの管状編組を形成するためにステップ804から繰り返される。
図9では、フローチャートは、アクチュエータによって各々が個々に作動される複数の単一の二重ヘッドフックで交互にするアクチュエータによって各々が個々に作動される複数の二重ヘッドフックを含む複数のレーキを有する編組機を動作するための命令を示す。ひとたびマンドレル10が、図1に示されるように複数のフィラメント5a−nが装填されると、フックまたはキャッチ機構30及び円形ディスク20の別個の動きを制御するための次の命令でプログラムされたソフトウェアは、編組機を動作するために起動される。これらの指令は、個々のフック及び多数のフックのレーキの組み合わせのためにより複雑である。しかしながら、別個に作動されたフック及び共同的に作動されたフックを交互にするこの構成は、装填構成の柔軟性を維持しながら、アクチュエータの数の低減を可能にする。
ここで、ステップ900で、アクチュエータは、概ね半径方向に円形ディスクに向かってフックの全てを移動するために作動される。スッテプ902で、アクチュエータは、交互する(偶数の)ワイヤを係合するために第1方向に回転される。ステップ904で、アクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全てのフックを移動するために作動され、それによって、円形ディスクとの接触から係合されたフィラメントを取り除く。ステップ906で、ディスクは、隣接する係合されたフィラメントの下に係合されていないフィラメントの各々を横断するために円周方向の距離2dだけ第1方向に回転される。ステップ908で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、ワイヤがディスクと係合し、従って多数のフックレーキから解放されるまで、円形ディスクに向かって多数のフックレーキの全てを移動するために作動される。ステップ912で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全ての多数のフックレーキを移動するために作動される。ステップ914で、ディスクは、円周方向の距離xd(xは、セクションごとに装填されるワイヤの数に依存する)だけ第1方向に回転される。ステップ916で、アクチュエータは、ワイヤが係合し従って解放されるまで円形ディスクの方に全てのフックを移動するために作動される。ステップ918で、ディスクは、全てのフックにおいて交互する(奇数の)ワイヤを係合するために回転される。ステップ920で、アクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全てのフックを移動するように作動され、それによって、円形ディスクから係合された(奇数の)フィラメントを取り除く。ステップ922で、ディスクは、隣接する(奇数の)フィラメントの下に係合されていない(偶数の)フィラメントの各々を横断させるために第2の反対方向に円周方向の距離2dだけ回転される。ステップ924で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、ワイヤがディスクと係合し従って解放されるまで円形ディスクの方に全ての多数のフックレーキを移動するために作動される。ステップ928で、多数のフックのレーキのためのアクチュエータは、円形ディスクから離れる方向に全ての多数のフックレーキを移動するために作動される。ステップ930で、ディスクは、円周方向の距離xd(xは、セクションごとに装填されるワイヤの数に依存する)だけ第2の反対方向に回転される。ステップ932で、アクチュエータは、ワイヤがディスクと係合し従って解放されるまで円形ディスクの方に全てのフックを移動するために作動される。ステップ934で、ディスクは、全てのフックにおいて交互する(偶数の)ワイヤを係合するために回転される。これらの命令は、その後、マンドレル上の管状編組を作成するためにステップ904から繰り返される。
編組機は、接続された半円形の経路にボビンキャリアを移動するために、ホーンギアと呼ばれる溝付きディスクを使用することができる。その結果、図11に示されるように、編組されるフィラメントの経路は、編組の軸線の周りに蛇行または正弦波状として記載された二つの連続した概ね円周方向に延在する波状経路を画定する。蛇行運動は、同時に半径方向及び円弧状の運動を有する。
別の実施形態では、本発明の装置は明らかに異なる非連続的な経路においてフィラメントの動きを提供する。フィラメント又はスプール(例えば、ボビン)は、編組マンドレルの軸線に対して一連の別個の半径方向及び円弧状の動作に移動する。いくつかの実施形態では、フィラメント又はスプールの動きは、図12に示されるように切欠きされた又はギア歯状の経路を画定する半径方向と円弧との間で交互する。
いくつかの実施形態では、円筒状ドラム60は、図13に示されるように複数の切欠き26又は保持する空間を画定する複数のバリア部材65を備える。バリア部材65は、図13Aに示されたドラムに対して実質的に垂直にすることができる。代替的に、図13Bに示されるように、バリア部材65は、切欠きの半径方向軸線に対して角度θを形成する。角度θは、約0乃至約25度、代替的に約0度乃至20度、代替的に約0度乃至15度、代替的に約0度乃至10度、代替的に約0度乃至5度の範囲にすることができる。いくつかの実施形態では、バリア部材は、図13に示されるように、V形状の切欠き及び角度αを形成する。角度αは、約30度乃至約75度、代替的に約40度乃至約60度、代替的に約45度乃至約55度の範囲にすることができる。バリア部材65は、ドラムが回転されるときに、ウェイト又はテンション要素6a−xの改善された安定性を提供する。改善された安定性は、編組機が増大された動作速度で動作されるのを許容する。
別の実施形態では、図14A−14Dに示されるように、編組機構は、固定の外側リング部材110及び回転する内側リング部材112を備える。代替的に、編組機構は、固定の内側リング及び回転する外側リングを有する。リング部材110、112の各々は、編組スライドウェイトハウジング124に各々が接続される複数のシャトル部材200、300を収容するために複数のスロット118を有する。シャトル部材の各々は、スロットが整合されると、内側リング部材112のスロットと外側リング部材110のスロットとの間で摺動する。編組スライドウェイトハウジング124の上端部で、フィラメント(又はワイヤ)ガイド部材(例えばプーリー)130は、マンドレル136から放射するフィラメント134をスライドの下に案内し、フィラメントの遠位端にあるテンション部材(例えば、図示しないウェイト)がスライドハウジング124(図14C参照)内に収容される。二つの例示的なシャトル部材200、300及びそれらの取り付けられた編組スライド及びウェイトハウジング124は、図14Cに示される。図14Dに示されるように、整合されたスロット118の各々は、一つのシャトル部材200、300を含む。
いくつかの実施形態では、外側リング110は、角度βで傾斜された又は円錐の面を形成する。図14Cに示されるように、角度βは、外側リングの軸線と、マンドレル136の軸線に対して垂直に横たわる水絵日方向の軸線との間に形成される。従って、内部リング及び外側リングのスロットは、実質的に同じ角度βで傾斜される。この傾斜は、外側リングのシャトルによって案内されたこれらのフィラメントが内側リングのこれらおフィラメントの上にあるようにフィラメントガイド部材130を案内する。この高さの違いは、より少ない摩擦でワイヤの交差を容易にする。いくつかの実施形態では、角度βは約10度乃至70度、代替的に約30度乃至約50度の範囲にすることができる。
使用では、シャトル部材200、300は、半径方向(内方及び外方の双方)に移動され、ソレノイド又は当分野で知られた他のアクチュエータなどのアクチュエータによって外側リング110及び内側リング112のスロット間で交互する。磁石、ピン、空気圧又は他の係合手段が、シャトル部材の制御を容易にするために使用されることができる。
図15A−Fは、6つの例示的なシャトル部材200a−c、300a−cの動きを示す。図15Aに見られるように、シャトル部材は、内側リング112のスロットに最初に配置される。シャトル部材のサブセットが、その後、外側リング110に動かされ、又は移動される。図15Bに見られるように、シャトル部材200a−cは、内側リング112の交互スロット(すなわち、他の全て)に配置され、シャトル部材300a−cは、外側リング110の交互スロット(すなわち、他の全て)に配置されている。次に、内側リング又は外側リングの一方が、回転される。図15Cに見られるように、内側リング112は、第1方向(例えば、反時計方向)に回転し、それによって、固定外側リング110に配置されたスロットに対して特定の距離dだけシャトル200a−cを移動する。一実施形態では、図15Cに見られるように、内側リング112に配置されたシャトル200a−cは、第1方向(例えば、反時計方向)において距離2dだけ離れたスロット位置まで移動され、ここで、dは、スロットの約幅である。内側リング112が距離2dだけ移動されると、シャトルに作動的に接続された編組フィラメントと共に内側リングのスロットに収容されたシャトルのサブセット300a−cは、他のフィラメントの下にフィラメントのサブセットを交差するための距離に対する弧状経路において移動される。次に、図15Dに見られるように、内側リングのシャトル部材200a−cは、外側リング110の整合されたスロットに対して上方に移動され、摺動され又は動かされる。同様に、シャトル部材300a−bは、外側リング110のスロットから内側リング112の整合されたリングまで移動され、摺動され又は動かされる。図15Eに見られるように、内側リング112は、その後、第1方向とは反対の第2の方向(例えば、時計方向)に回転され、それによって、固定外側リング110に配置されたスロットに対して特定の距離d(例えば、2d)だけシャトル300a−bを移動する。図15B−Eに示されたシーケンスは、その後、内側リング112の回転の交互の方向で編組を形成するために繰り返される。編組機は、図12に示されるように、ギア歯状経路でフィラメントを移動する。編組を形成する際の最後のステップとして、全てのシャトルは、再び、同じリング(内側又は外側リング)に移動される。図15Fに見られるように、外側リング110に配置されたシャトル200a−cは、内側リング112の対応する整合されたスロットの中に動かされ又は移動され、シャトル200a−c、300a−cの全ては、内側リング112のスロットにある。
代替の実施形態では、シャトルは、少なくとも約2dだけ離れた、代替的に少なくとも約3dだけ離れた、代替的に少なくとも約4dだけ離れた、代替的に少なくとも約5dだけ離れた、スロット位置まで移動される。代替的に、外側リングは、時計方向及び反時計方向に回転され、内側リングは固定される。
前述の発明は、明確さと理解を目的として、例示および実施例によっていくらか詳細に記載されているが、特定の変更および改変が実施でき、添付の特許請求の範囲内に含まれることが明らかであろう。
[形態1] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、フィラメントを係合するようになっている複数のキャッチ機構と、
ディスクの周縁に対して実質的に半径方向に複数のキャッチ機構を移動するようになっている複数のアクチュエータと、を備え、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態2] 形態1記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを更に備え、
複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、編組用機構。
[形態3] 形態1記載の編組用機構において、
別個の距離は、ほぼ等しい、編組用機構。
[形態4] 形態3記載の編組用機構において、
別個の距離は、円周方向の距離dである、編組用機構。
[形態5] 形態1記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態6] 形態1記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態7] 形態1記載の編組用機構において、
ディスクは、周縁の周りに半径方向に離間配置された複数の切欠きを有する、編組用機構。
[形態8] 形態7記載の編組用機構において、
ディスクは、約100乃至1500の切欠きを有する、編組用機構。
[形態9] 形態7記載の編組用機構において、
ディスクは、288の切欠きを有する、編組用機構。
[形態10] 形態7記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを更に備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態11] 形態7記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態12] 形態11記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態13] 形態12記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態14] 形態13記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを更に備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる溝内に載置する、編組用機構。
[形態15] 形態1記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態16] 形態1記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態17] 形態16記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態18] 形態1記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態19] 形態1記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態20] 形態19記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態21] 形態1記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態22] 形態21記載の編組用機構において、
ディスクは、距離2dの別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態23] 形態1記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態24] 形態23記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、距離2dの別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態25] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備える、編組用機構。
[形態26] 形態25記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の係合ポイントは、周縁の周りに半径方向に離間配置された複数の切欠きを備える、編組用機構。
[形態27] 形態26記載の編組用機構において、
ディスクは、約100乃至1500の切欠きを有する、編組用機構。
[形態28] 形態26記載の編組用機構において、
ディスクは、288の切欠きを有する、編組用機構。
[形態29] 形態26記載の編組用機構において、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態30] 形態25記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、概ね半径方向にディスクに周縁から離れる方向にキャッチ機構を引っ張るように作動される複数のアクチュエータに結合される、編組用機構。
[形態31] 形態30記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態32] 形態25記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態33] 形態25記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態34] 形態33記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態35] 形態25記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態36] 形態25記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態37] 形態25記載の編組用機構において、
複数のフィラメントは、約100乃至1500のフィラメントを有する、編組用機構。
[形態38] 形態25記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態39] 形態38記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態40] 形態25記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態41] 形態40記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態42] 形態41記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態43] 形態25記載の編組用機構において、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態44] 形態43記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態45] 形態44記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態46] 形態43記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態47] 形態46記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態48] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合するようになっている、複数のキャッチ機構と、
ディスクの周縁から離れる概ね半径方向において複数のキャッチ機構を引っ張るようになっている複数のアクチュエータと、
非一時的にコンピュータに可読な媒体に実施されるコンピュータプログラムであって、一つまたは複数のコンピュータで実行されるときに、複数のフィラメントのサブセットを係合するため及び別個のステップで互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を移動させるために指令を提供する、コンピュータプログラムと、を備える、編組用機構。
[形態49] 形態48記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントを更に備える、編組用機構。
[形態50] 形態48記載の編組用機構において、
ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にしてディスクを回転させるように構成されたモータを更に備える、編組用機構。
[形態51] 形態48記載の編組用機構において、
ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして複数のキャッチ機構を回転させるように構成されたモータを更に備える、編組用機構。
[形態52] 形態48記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態53] 形態48記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態54] 形態48記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、単一のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態55] 形態48記載の編組用機構において、
アクチュエータの第1サブセットは単一のキャッチ機構に結合され、アクチュエータの第2サブセットは複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態56] 形態48記載の編組用機構において、
コンピュータプログラムは、1オーバー1アンダーの編組パターンを形成するために互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を移動するための指令を備える、編組用機構。
[形態57] 形態48記載の編組用機構において、
コンピュータプログラムは、1オーバー3アンダーの編組パターンを形成するために互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を移動するための指令を備える、編組用機構。
[形態58] 形態48記載の編組用機構において、
コンピュータプログラムは、複数のキャッチ機構のサブセットを順次に移動させて、1オーバー1アンダーの(ダイヤモンドの)編組パターンを形成するために互いに対してディスク及び複数のキャッチ機構を回転させるための指令を備える、編組用機構。
[形態59] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
係合ポイントから距離dにある複数の別個の半径方向の位置でディスクの周縁に沿った係合ポイントで各フィラメントを係合するための手段と、
フィラメントのサブセットを補足する手段であって、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置されると共にディスクの周縁に向かって延在する、フィラメントのサブセットを補足する手段と、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に補足されたフィラメントのサブセットを移動する手段と、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段と、を備える、編組用機構。
[形態60] 形態59記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でディスクを回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態61] 形態59記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でフィラメントのサブセットを補足する手段を回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態62] 形態59記載の編組用機構において、
フィラメントのサブセットを補足する手段は、複数のフックからなる、編組用機構。
[形態63] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のアクチュエータと、を備える編組機構を提供するステップと、
マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップであって、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かって半径方向に延在し、各フィラメントは、周縁上の係合ポイントでディスクと接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離で離間配置される、マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップと、
複数のフィラメントのサブセットを係合するために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、フィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を備える、管状編組を形成する方法。
[形態64] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態65] 形態64記載の管状編組を形成する方法において、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するために複数のアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態66] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第3サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、フィラメントの第4サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第4サブセットを超えてフィラメントの第3のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第3サブセットを移動するために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第3サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第3サブセットを超えてフィラメントの第4のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第4サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態67] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップは、複数のフィラメントをマンドレルの遠位端に一時的に固定するスッテプを備える、管状編組を形成する方法。
[形態68] 形態63記載の管状編組を形成する方法において、
概ね半径方向は、半径方向の動きの成分を有する、管状編組を形成する方法。
[形態69] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するディスクから延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、複数のフィラメントは、ディスクの周縁に向かって半径方向に延在し、各フィラメントは、周縁上の係合ポイントでディスクと接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離で離間配置される、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
複数のフィラメントのサブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を備える、管状編組を形成する方法。
[形態70] 形態69記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。
[形態71] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び複数の切欠きを有する周縁を画定するディスクであって、各切欠きは、距離dだけ次の隣接する切欠きから離間されるディスクと、ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在する複数のキャッチ機構と、を備える編組用機構を提供するステップと、
ディスクの周縁に向かって延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、各フィラメントは切欠き内に配置され、各フィラメントは異なる切欠き内に載置する、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁から離れる概ね半径方向において係合されたフィラメントを引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させ、それによって全ての他の切欠きを空にするステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態72] 形態71記載の管状編組を形成する方法において、
反対方向にディスクを回転させるステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメント引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態73] 形態72記載の管状編組を形成する方法において、
第1方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態74] 形態73記載の管状編組を形成する方法において、
第2方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態75] ディスクの中心から垂直方向に延在するマンドレルの遠位端に複数のフィラメントを装填するステップであって、ディスクは平面及び周縁を画定し、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在し、隣接する係合ポイントから別個の距離dで離間配置された別個の係合ポイントでディスクの周縁と係合する、ステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、別個の距離でディスクと係合するフィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
管状編組を形成するために上記ステップを繰り返すステップと、を備える、プロセスによって作られる管状編組。
[形態76] 形態75記載の管状編組において、
編組パターンは、1オーバー1アンダーの(ダイヤモンドの)編組パターンである、管状編組。
[形態77] 形態75記載の管状編組において、
編組パターンは、1オーバー3アンダーの編組パターンである、管状編組。
[形態78] 形態75記載の管状編組において、
編組パターンは、2オーバー2アンダーの編組パターンである、管状編組。
[形態79] ディスクの中心から延在するマンドレルの遠位端に複数のフィラメントを一時的に取り付けるステップであって、ディスクは平面及び周縁を画定し、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在し、隣接する係合ポイントから別個の距離dで離間配置された別個の係合ポイントでディスクの周縁と係合する、ステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、別個の距離でディスクと係合するフィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を備えるプロセスによって作られる約0.00075乃至約0.005インチの範囲にあるフィラメントを備えるワイヤ金属合金編組であって、
ミリメートル単位の編組直径(D)に対するフィラメント数(F)の比率は、次式
ここで、dは、インチ単位のフィラメントの直径である、ワイヤ金属合金編組。
[形態80] 形態79記載のワイヤ金属合金編組において、
編組パターンは、1オーバー1アンダーの(ダイヤモンドの)編組パターンである、ワイヤ金属合金編組。
[形態81] 形態79記載のワイヤ金属合金編組において、
編組パターンは、1オーバー3アンダーの編組パターンである、ワイヤ金属合金編組。
[形態82] 形態79記載のワイヤ金属合金編組において、
編組パターンは、2オーバー2アンダーの編組パターンである、ワイヤ金属合金編組。
[形態83] 管状編組を形成する方法であって、
ディスクの中心から延在するマンドレルの遠位端に複数のフィラメントを一時的に取り付けるステップであって、複数のフィラメントは約0.00075乃至約0.005インチの範囲にある複数の金属合金フィラメントからなり、ディスクは平面及び周縁を画定し、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在し、隣接する係合ポイントから別個の距離dで離間配置された別個の係合ポイントでディスクの周縁と係合する、ステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、別個の距離でディスクと係合するフィラメントの第2サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセットを別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
管状編組を形成するために上記ステップを繰り返すステップと、を備え、
ミリメートル単位の編組直径(D)に対するフィラメント数(F)の比率は、次式
ここで、dは、インチ単位のフィラメントの直径である、管状編組を形成する方法。
[形態84] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備える、編組用機構。
[形態85] 形態84記載の編組用機構において、
ディスクは、約100乃至1500の切欠きを有する、編組用機構。
[形態86] 形態84記載の編組用機構において、
ディスクは、288の切欠きを有する、編組用機構。
[形態87] 形態84記載の編組用機構において、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態88] 形態87記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態89] 形態87記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態90] 形態84記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態91] 形態84記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態92] 形態84記載の編組用機構において、
複数のフィラメントは、約100乃至1500のフィラメントを有する、編組用機構。
[形態93] 形態84記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態94] 形態93記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態95] 形態84記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態96] 形態95記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態97] 形態96記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態98] 形態84記載の編組用機構において、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態99] 形態98記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態100] 形態99記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態101] 形態98記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態102] 形態101記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態103] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルであって、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントを保持するようになっているマンドレルと、
係合ポイントから距離dにある複数の別個の半径方向の位置でディスクの周縁に沿った係合ポイントで各フィラメントを係合するための手段と、
フィラメントのサブセットを補足する手段であって、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置されると共にディスクの周縁に向かって延在する、フィラメントのサブセットを補足する手段と、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に補足されたフィラメントのサブセットを移動する手段と、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段と、を備える、編組用機構。
[形態104] 形態103記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でディスクを回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態105] 形態103記載の編組用機構において、
ディスク及び補足されたフィラメントのサブセットを互いに対して回転させる手段は、別個の距離でフィラメントのサブセットを補足する手段を回転させる手段を備える、編組用機構。
[形態106] 管状編組を形成する方法であって、
フィラメントのサブセットを補足する手段は、複数のフックからなる、編組用機構。
[形態107] 平面及び複数の切欠きを有する周縁を画定するディスクであって、各切欠きは、距離dだけ次の隣接する切欠きから離間されるディスクと、ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在する複数のキャッチ機構と、を備える編組用機構を提供するステップと、
ディスクの周縁に向かって延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、各フィラメントは切欠き内に配置され、各フィラメントは異なる切欠き内に載置する、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁から離れる概ね半径方向において係合されたフィラメントを引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させ、それによって全ての他の切欠きを空にするステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態108] 形態107記載の管状編組を形成する方法において、
反対方向にディスクを回転させるステップと、
他のフィラメントの全てを係合するため及びディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメント引っ張るために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁に向かって半径方向に各係合されたフィラメントを解放するために複数のキャッチ機構を作動させるステップと、を備え、
各フィラメントは、以前に占領された切欠きから円周方向の距離で配置された空の切欠きに配置される、管状編組を形成する方法。
[形態109] 形態108記載の管状編組を形成する方法において、
第1方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態110] 形態109記載の管状編組を形成する方法において、
第2方向の円周方向の距離は、2dである、管状編組を形成する方法。
[形態111] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
ディスクの周縁の係合ポイントは、周縁の周りに半径方向に離間配置された複数の切欠きを備える、編組用機構。
[形態112] 形態26記載の編組用機構において、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態113] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
複数のキャッチ機構は、概ね半径方向にディスクに周縁から離れる方向にキャッチ機構を引っ張るように作動される複数のアクチュエータに結合される、編組用機構。
[形態114] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
各キャッチ機構は、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態115] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態116] 形態115記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態117] 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備え、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態118] 形態117記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態119] 形態117記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態120] 編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するディスクから延在するマンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップであって、複数のフィラメントは、ディスクの周縁に向かって延在し、各フィラメントは、周縁上の係合ポイントでディスクと接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離で離間配置される、マンドレル上に複数のフィラメントを装填するステップと、
複数のフィラメントのサブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を備える、編組を形成する方法。
[形態121] 形態120記載の編組を形成する方法において、
フィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁から離れる方向に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
ディスクを円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
概ね半径方向にディスクの周縁の方に係合された複数のフィラメントのサブセットを移動させるステップと、
係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップであって、各解放されたフィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離にある係合ポイントでディスクの周縁と接触する、係合された複数のフィラメントのサブセットを解放するステップと、を更に備える、編組を形成する方法。
[形態122] 編組用機構であって、
平面を画定するフィラメントガイド部材の円形配列と、
フィラメントガイド部材の円形配列の中心から延在すると共にフィラメントガイド部材の円形配列の平面に対して概ね垂直に延在する、軸線を画定するマンドレルと、
半径方向の配列でマンドレルから延在する複数のフィラメントと、
フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして作動的に配置された複数のアクチュエータ機構であって、各アクチュエータは、一つ以上のフィラメントと係合すると共に、概ね半径方向にマンドレルから離れる方向に一つ以上のフィラメントを動かすようになっている、複数のアクチュエータ機構と、
マンドレルの軸線を中心にして一つ以上のフィラメントを回転させるように構成された回転機構と、を備え、
アクチュエータ機構及び回転機構は、一連の弧状及び半径方向の移動を備える経路においてマンドレルの軸線を中心にして一つ以上のフィラメントの各々を移動させるように構成される、編組用機構。
[形態123] 形態122記載の編組用機構において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、ディスクである、編組用機構。
[形態124] 形態123記載の編組用機構において、
ディスクは、周縁の周りにおいて半径方向に離間配置された複数の切欠きを備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、編組用機構。
[形態125] 形態123記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構を有し、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、編組用機構。
[形態126] 形態123記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、概ね半径方向にディスクに周縁から離れる方向にキャッチ機構を引っ張るように作動される複数のアクチュエータに結合される、編組用機構。
[形態127] 形態126記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。
[形態128] 形態123記載の編組用機構において、
各アクチュエータは、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。
[形態129] 形態123記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、フックを備える、編組用機構。
[形態130] 形態129記載の編組用機構において、
各フックは、二重ヘッドフックからなる、編組用機構。
[形態131] 形態123記載の編組用機構において、
フィラメントは、ワイヤである、編組用機構。
[形態132] 形態123記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。
[形態133] 形態123記載の編組用機構において、
複数のフィラメントは、約100乃至1500のフィラメントを有する、編組用機構。
[形態134] 形態123記載の編組用機構において、
各フィラメントから延在する複数のテンション要素を更に備える、編組用機構。
[形態135] 形態134記載の編組用機構において、
各テンション要素は、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。
[形態136] 形態123記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。
[形態137] 形態136記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなる、編組用機構。
[形態138] 形態137記載の編組用機構において、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。
[形態139] 形態123記載の編組用機構において、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。
[形態140] 形態139記載の編組用機構において、
ディスクは、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態141] 形態140記載の編組用機構において、
ディスクは、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態142] 形態139記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、ディスクの平面に対して垂直な軸線を中心にして回転されるようになっている、編組用機構。
[形態143] 形態142記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、別個のステップにおいて回転されるようになっている、編組用機構。
[形態144] 形態122記載の編組用機構において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、ディスクの外縁に取り付けられた複数のバリア部材を備え、
複数のバリア部材は、隣接するバリア部材間の複数の切欠きを画定する、編組用機構。
[形態145] 形態144記載の編組用機構において、
複数のバリア部材は、フィラメントガイド部材の円形配列の外縁に実質的に垂直である、編組用機構。
[形態146] 形態144記載の編組用機構において、
複数のバリア部材は、切欠きの半径方向軸線に対して角度θを形成する、編組用機構。
[形態147] 形態146記載の編組用機構において、
角度θは、約0度乃至約25度である、編組用機構。
[形態148] 形態146記載の編組用機構において、
角度θは、約0度乃至約15度である、編組用機構。
[形態149] 形態144記載の編組用機構において、
複数の切欠きは、V形状であり、複数のバリア部材は、切欠きの軸線に対して角度αを形成する、編組用機構。
[形態150] 形態149記載の編組用機構において、
角度αは、約30度乃至約75度である、編組用機構。
[形態151] 形態149記載の編組用機構において、
角度αは、約40度乃至約60度である、編組用機構。
[形態152] 形態149記載の編組用機構において、
角度αは、約45度乃至約55度である、編組用機構。
[形態153] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして円周方向に配置される、編組用機構。
[形態154] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の上に配置される、編組用機構。
[形態155] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の下に配置される、編組用機構。
[形態156] 形態122記載の編組用機構において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列内に配置される、編組用機構。
[形態157] 管状編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するフィラメントガイド部材の円形配列と、
フィラメントガイド部材の円形配列の中心から延在すると共にフィラメントガイド部材の円形配列の平面に対して概ね垂直に延在する、軸線を画定すると共にマンドレルからフィラメントガイド部材の円形配列まで延在する一つ以上のフィラメントを担持するようになっているマンドレルと、
フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして作動的に配置された複数のアクチュエータと、
一つ以上のフィラメントを回転させるようになっている回転機構と、を備える編組機構を提供するステップと、
複数のフィラメントをマンドレル上に装填するステップであって、複数のフィラメントの各々は、フィラメントガイド部材の円形配列の周縁の方に半径方向に延在すると共にフィラメント係合ポイントの半径方向の配列を形成する、複数のフィラメントをマンドレル上に装填するステップと、
複数のアクチュエータ及び回転機構を動作させて、各フィラメントに対する一連の弧状及び半径方向の移動を備える経路においてマンドレルの軸線を中心にしてフィラメントを移動させるステップと、を備える、管状編組を形成する方法。
[形態158] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
経路は、ギア歯のようなパターンを有する、管状編組を形成する方法。
[形態159] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
経路は、切欠きが付いたパターンを有する、管状編組を形成する方法。
[形態160] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、フィラメントガイド部材の円形配列の外縁に取り付けられた複数のバリア部材を備え、
複数のバリア部材は、隣接するバリア部材間の複数の切欠きを画定する、管状編組を形成する方法。
[形態161] 形態160記載の管状編組を形成する方法において、
複数のバリア部材は、フィラメントガイド部材の円形配列の外縁に実質的に垂直である、管状編組を形成する方法。
[形態162] 形態160記載の管状編組を形成する方法において、
複数のバリア部材は、切欠きの半径方向軸線に対して角度θを形成する、管状編組を形成する方法。
[形態163] 形態162記載の管状編組を形成する方法において、
角度θは、約0度乃至約25度である、管状編組を形成する方法。
[形態164] 形態160記載の管状編組を形成する方法において、
複数の切欠きは、V形状であり、複数のバリア部材は、切欠きの軸線に対して角度αを形成する、管状編組を形成する方法。
[形態165] 形態164記載の管状編組を形成する方法において、
角度αは、約30度乃至約75度である、管状編組を形成する方法。
[形態166] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントガイド部材の円形配列は、ディスクである、管状編組を形成する方法。
[形態167] 形態166記載の管状編組を形成する方法において、
ディスクは、周縁の周りにおいて半径方向に離間配置された複数の切欠きを備え、
複数のフィラメントの各々は、異なる切欠き内に載置する、管状編組を形成する方法。
[形態168] 形態166記載の管状編組を形成する方法において、
ディスクは、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構を有し、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、管状編組を形成する方法。
[形態169] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列を中心にして円周方向に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態170] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の上に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態171] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列の下に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態172] 形態157記載の管状編組を形成する方法において、
複数のアクチュエータ機構は、フィラメントガイド部材の円形配列内に配置される、管状編組を形成する方法。
[形態173] 編組機構であって、
内径を有すると共に、平面を画定する円を画定する第1環状部材と、
第1環状部材の内径よりも小さい外径を有する、第1環状部材と同心である第2環状部材と、
第1環状部材の平面に対して垂直に延在すると共に、第1環状部材によって画定された円の中心で実質的に第1環状部材の平面と交差するマンドレルと、
第1環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第1環状部材の平面に対して垂直に延在する第1の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第1環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第1環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dで離間される、第1の複数の管状ワイヤガイドと、
第2環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第2環状部材の平面に対して垂直に延在する第2の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第2環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第2環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dでかつ第1環状部材の各隣接する管状ワイヤガイドから距離dで離間される、第2の複数の管状ワイヤガイドと、
マンドレルから延在する複数のワイヤであって、各ワイヤは、第1及び第2の複数の管状ワイヤガイドの一方の内部に収容される、複数のワイヤと、を備え、
第1環状部材及び第2環状部材の一方は、第1環状部材及び第2環状部材の他方に対して円周方向に回転し、
第1の複数の管状ワイヤガイドは、第2環状部材と整合するように半径方向内方に摺動し、
第2の複数の管状ワイヤガイドは、第1環状部材と整合するように半径方向外方に摺動する、編組機構。
[形態174] 形態173記載の編組機構において、
複数のワイヤに関連した複数のウェイトを更に備える、編組機構。
[形態175] 形態173記載の編組機構において、
第1環状部材の各管状ワイヤガイドは、管状ワイヤガイドを第1環状部材に摺動可能に取り付けるために動作可能であるシャトルによって、第1環状部材に接続される、編組機構。
[形態176] 形態173記載の編組機構において、
第2環状部材の各管状ワイヤガイドは、管状ワイヤガイドを第2環状部材に摺動可能に取り付けるために動作可能であるシャトルによって、第2環状部材に接続される、編組機構。
[形態177] 形態173記載の編組機構において、
第1環状部材は、第2環状部材に対して円周方向に回転する、編組機構。
[形態178] 形態173記載の編組機構において、
第2環状部材は、第1環状部材に対して円周方向に回転する、編組機構。
[形態179] 形態173記載の編組機構において、
第1環状部材及び第2環状部材は、角度βで傾斜される、編組機構。
[形態180] 形態179記載の編組機構において、
角度βは、約10度乃至約70度である、編組機構。
[形態181] 形態179記載の編組機構において、
角度βは、約30度乃至約50度である、編組機構。
[形態182] 編組方法であって、
内径を有すると共に、平面を画定する円を画定する第1環状部材と、
第1環状部材の内径よりも小さい外径を有する、第1環状部材と同心である第2環状部材と、
第1環状部材の平面に対して垂直に延在すると共に、第1環状部材によって画定された円の中心で実質的に第1環状部材の平面と交差するマンドレルと、
第1環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第1環状部材の平面に対して垂直に延在する第1の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第1環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第1環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dで離間される、第1の複数の管状ワイヤガイドと、
第2環状部材に摺動可能に取り付けられると共に第2環状部材の平面に対して垂直に延在する第2の複数の管状ワイヤガイドであって、管状ワイヤガイドは第2環状部材の周囲の周りに取り付けられ、各管状ワイヤガイドは、第2環状部材の次に隣接する管状ワイヤガイドから距離2dでかつ第1環状部材の各隣接する管状ワイヤガイドから距離dで離間される、第2の複数の管状ワイヤガイドと、
マンドレルから延在する複数のワイヤであって、各ワイヤは、第1及び第2の複数の管状ワイヤガイドの一方の内部に収容される、複数のワイヤと、を備える機械を提供するステップと、
第1環状部材を第1方向に第2環状部材に対して円周方向に回転させるステップと、
第2環状部材と整合するように半径方向内方に第1の複数の管状ワイヤガイドを摺動するステップと、
第1環状部材と整合するように半径方向外方に第2の複数の管状ワイヤガイドを摺動するステップと、を備える、編組方法。
[形態183] 形態182記載の編組方法において、
第1方向は、時計方向である、編組方法。
[形態184] 形態182記載の編組方法において、
第1環状部材を第2方向に第2環状部材に対して円周方向に回転させるステップを更に備える、編組方法。
[形態185] 形態184記載の編組方法において、
第2方向は、反時計方向である、編組方法。
[形態186] 形態184記載の編組方法において、
第2方向は、第1方向と反対の方向である、編組方法。
[形態187] 形態182記載の編組方法において、
ワイヤは、一連の弧状及び半径方向の移動を備える経路においてマンドレルを中心にして移動される、編組方法。
[形態188] 形態187記載の編組方法において、
経路は、ギア歯のようなパターンを有する、編組方法。
[形態189] 形態187記載の編組方法において、
経路は、切欠きが付いたパターンを有する、編組方法。
Claims (18)
- 編組用機構であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、
ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、
ディスクの周縁の方にマンドレルから半径方向に延在する複数のフィラメントであって、複数のフィラメントの各々は、係合ポイントでディスクの周縁と接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離だけ離間配置される、複数のフィラメントと、
ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のキャッチ機構であって、各キャッチ機構は、ディスクの周縁の方に延在し、フィラメントを係合すると共に、概ね半径方向においてディスクの周縁から離れる方向にフィラメントを引っ張るようになっている、複数のキャッチ機構と、を備える、編組用機構。 - 請求項1記載の編組用機構において、
ディスクの周縁の係合ポイントは、周縁の周りに半径方向に離間配置された複数の切欠き、好ましくは100乃至1500の切欠き、より好ましくは144又は360の切欠き、を有する、編組用機構。 - 請求項1記載の編組用機構において、
複数のキャッチ機構は、概ね半径方向にディスクに周縁から離れる方向にキャッチ機構を引っ張るように作動される複数のアクチュエータに結合され、
各アクチュエータは、好ましくは、複数のキャッチ機構に結合される、編組用機構。 - 請求項1記載の編組用機構において、
各キャッチ機構は、ディスクの平面に対して傾斜される、編組用機構。 - 請求項1記載の編組用機構において、
フィラメントは、約0.5ミル乃至5ミルの直径を有する細いワイヤである、編組用機構。 - 請求項1記載の編組用機構において、
複数のフィラメントの各々から延在する複数のテンション要素を更に備え、
各テンション要素は、好ましくは、約2乃至20グラムの力をかける、編組用機構。 - 請求項1記載の編組用機構において、
フィラメントを安定にする要素を更に備える、編組用機構。 - 請求項7記載の編組用機構において、
ディスクは、第1側面及び第2側面を有し、
マンドレルは、第1側面から延在し、
フィラメントを安定にする要素は、ディスクの平面に対して概ね垂直方向に延在する、ディスクの第2側面に配置された円筒状ドラムからなり、
ドラムは、ドラムの円周の周りに縦方向に延在する複数の溝を有する、編組用機構。 - 請求項1記載の編組用機構において、
ディスク及び複数のキャッチ機構は、互いに対して移動するように構成される、編組用機構。 - 管状編組を形成する方法であって、
平面及び周縁を画定するディスクと、ディスクの中心から延在すると共にディスクの平面に対して概ね垂直であるマンドレルと、ディスクの周縁の周りに円周方向に配置された複数のアクチュエータと、を備える編組機構を提供するステップと、
マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップであって、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かって半径方向に延在し、各フィラメントは、周縁上の係合ポイントでディスクと接触し、各係合ポイントは、隣接する係合ポイントから別個の距離で離間配置される、マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセット又は第2サブセットの少なくとも一方を別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を備える、管状編組を形成する方法。 - 請求項10記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセット又は第2サブセットの少なくとも一方を別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。 - 請求項11記載の管状編組を形成する方法において、
複数のフィラメントの第1サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第1方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させるステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するために複数のアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。 - 請求項10記載の管状編組を形成する方法において、
フィラメントの第3サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、フィラメントの第3サブセット又は第4サブセットの少なくとも一方を別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第4サブセットを超えてフィラメントの第3のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第3サブセットを移動するために複数のアクチュエータを作動するステップと、
フィラメントの第4サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第3サブセット又は第4サブセットの少なくとも一方を別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第3サブセットを超えてフィラメントの第4のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第4サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、を更に備える、管状編組を形成する方法。 - 請求項10記載の管状編組を形成する方法において、
マンドレルに複数のフィラメントを装填するステップは、複数のフィラメントをマンドレルの遠位端に一時的に固定するスッテプを備える、管状編組を形成する方法。 - ディスクの中心から垂直方向に延在するマンドレルの遠位端に複数のフィラメントを装填するステップであって、ディスクは平面及び周縁を画定し、各フィラメントは、ディスクの周縁に向かってマンドレルから半径方向に延在し、隣接する係合ポイントから別個の距離dで離間配置された別個の係合ポイントでディスクの周縁と接触する、ステップと、
複数のフィラメントの第1サブセットを複数のアクチュエータと係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで概ね半径方向に係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第1方向に回転させ、それによって、別個の距離でディスクと係合するフィラメントの第1サブセット又は第2サブセットの少なくとも一方を別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第2サブセットを超えてフィラメントの第1のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第1サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第1サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
複数のフィラメントの第2サブセットを係合するステップと、
ディスクの周縁を超えた半径方向の位置まで係合されたフィラメントを移動させるために複数のアクチュエータを作動するステップと、
ディスク又は複数のアクチュエータの少なくとも一方を円周方向の距離だけ第2の反対方向に回転させ、それによって、フィラメントの第1サブセット又は第2サブセットの少なくとも一方を別個の距離だけ回転させ、フィラメントの第1サブセットを超えてフィラメントの第2のサブセットを横断するステップと、
ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップであって、第2サブセットの各フィラメントは、その前の係合ポイントから円周方向の距離でディスクの周縁と係合する、ディスクの周縁上の半径方向の位置までフィラメントの第2サブセットを移動するためにアクチュエータを作動するステップと、
管状編組を形成するために上記ステップを繰り返すステップと、を備える、プロセスによって作られる管状編組。 - 請求項15記載の管状編組において、
複数のアクチュエータは、複数のキャッチ機構に結合される、管状編組。 - 請求項15記載の管状編組において、
複数のキャッチ機構は、複数のフックからなる、管状編組。 - 請求項15記載の管状編組において、
複数のフィラメントの各々は、ニチノールからなり、約0.0005乃至約0.005インチ(約0.00127乃至約0.0127cm)の直径を有する、管状編組。
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