JP2014506617A - 安定化された次亜リン酸塩を含有する難燃性ポリマー組成物 - Google Patents

安定化された次亜リン酸塩を含有する難燃性ポリマー組成物 Download PDF

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Abstract

少なくとも1つのポリマーと次亜リン酸塩とを含有し、前記次亜リン酸塩は、58mL/分の速度でのアルゴン流通下、298℃で3時間加熱した場合に、次亜リン酸塩1グラム当たり0.5mL未満のホスフィンしか生成しないほどに熱的に安定化されており、前記ポリマーは、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン、スチレンアクリロニトリル、耐衝撃性ポリスチレンとポリフェニレンエーテルとの混合物、スチレンブタジエンのゴム及び格子、ポリ乳酸、並びにポリ塩化ビニルからなる群から選択されるものである、難燃性ポリマー組成物が開示される。

Description

本発明は、難燃剤(以下「FR」ともいう)としての次亜リン酸塩を含有するポリマー組成物に関する。より詳しくは、本発明は安定化された次亜リン酸塩を利用する。
ハロゲンフリーの難燃性添加剤は、環境に無害でありながらもFR特性を発揮することから、強化ポリマー及び非強化ポリマーにおいて、より具体的には熱可塑性ポリマーにおいて関心が高まっている。これらハロゲンフリーの難燃剤の中でも、次亜リン酸塩や無機ホスフィン酸塩は、ポリマー用の優れたFR添加剤として知られている。しかし、例えば国際公開第2009/010812号パンフレットで述べられているように、ホスフィン酸塩は、それが添加されたポリマーを劣化させるおそれがある。更に、次亜リン酸塩は、製造時の高温でホスフィンを生成しやすいことが知られており、ホスフィンは、例えば米国特許出願公開第2007/0173572号明細書で述べられているように、自然発火性であり、強毒性であり、かつ高刺激性である。
米国特許出願公開第2007/0173572号明細書で教示されている問題解決案は、特定のポリマー、アミド、イミド、シアヌレート、ホスファジンとし得るホスフィン抑制剤の添加によって、他の生成物の中から生成されたホスフィンを捕捉することである。この方法の欠点は、ホスフィンの生成を防げずにホスフィンを無毒化することしかできない、別の添加剤がポリマー組成物に添加されることである。
したがってFR剤業界において、上述の欠点や早期の不安定化がない、あるいは大幅に低減された次亜リン酸塩を入手することの需要が常に存在している。危険な量のホスフィンが生成しないように十分に安定化された次亜リン酸塩を含有する、ポリマー組成物の提案が必要とされている。
詳細な研究及び開発の後、出願人は驚くべきことに、次亜リン酸塩からの、より詳しくはFRとしての用途における次亜リン酸塩からの、ホスフィンの生成を防止することのできる、あるいは少なくとも最小限にすることのできる、次亜リン酸塩の安定化方法を見出し、開発した。安定化された次亜リン酸塩は、いくつかの特定のポリマー中に特に好適であることが分かり、それによって難燃性となる。
本発明は、実際には、少なくとも1つのポリマーと次亜リン酸塩とを含有し、
−次亜リン酸塩は、58mL/分の速度でのアルゴン流通下、298℃で3時間加熱した場合に、次亜リン酸塩1グラム当たり0.5mL未満のホスフィンしか生成しないほどに熱的に安定化されており、
−少なくとも1つのポリマーは、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)とポリフェニレンエーテルとの混合物(PPO/HIPSなど)、スチレンブタジエンのゴム及び格子(SBR及びSB)、ポリ乳酸、並びにポリ塩化ビニル(PVC)からなる群から選択されるものである、
難燃性(「FR」)ポリマー組成物に関する。
次亜リン酸塩には好ましくは次亜リン酸カルシウムが含まれ、有利には次亜リン酸塩は次亜リン酸カルシウムである。本発明の組成物中に存在する次亜リン酸塩は、正確な性質がどのようであるかにかかわらず、58mL/分の速度でのアルゴン流通下、298℃で3時間加熱した場合に、次亜リン酸塩1グラム当たり0.5mL未満のホスフィンしか生成しないほどに熱的に安定化されている。この試験によれば、好ましくは次亜リン酸カルシウム1グラム当たり、0.1mL未満、より好ましくは0.05mL未満、特に好ましくは0.02mL未満のホスフィンしか生成しない。298℃における次亜リン酸塩の熱安定性は、添付の実施例で説明されているように、特にPH3検出用のGastec管を用いて試験することができる。
一般的に、本発明の難燃性ポリマー組成物は、難燃性ポリマー組成物の総重量基準で、次亜リン酸塩を0.1〜30重量%、好ましくは1〜25重量%、例えば5〜20重量%の量含有する。
有利には、本発明の難燃性ポリマー組成物は、組成物の難燃特性を向上させる、次亜リン酸塩以外の少なくとも1種の添加剤を含有していてもよく、本明細書ではこの添加剤を「難燃性添加剤」という。
本発明によれば、様々な種類の難燃性添加剤を用いることができる。これらは、吸熱分解、熱遮蔽、気相希釈、可燃部分の希釈、及びラジカルクエンチングなどの、複数の機能のメカニズムを提供することができる。
ポリマー組成物用の難燃性添加剤は、特に、Plastics Additives,Gaechter/Mueller,Hansen,1996年、709ページ及び各所に記載されている。有用な難燃性添加剤は、特に、米国特許第6344158号明細書、米国特許第6365071号明細書、米国特許第6211402号明細書、及び米国特許第6255371号明細書中に挙げられている。
本発明の組成物に用いられる難燃性添加剤は、好ましくは、以下のA)〜D)を含む群から選択される。
A)以下のものなどのリン含有難燃性添加剤:
−例えばトリフェニルホスフィンオキシド、トリ−(3−ヒドロキシプロピル)ホスフィンオキシド、及びトリ−(3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)ホスフィンオキシドなどのホスフィンオキシド。
−ホスホン酸及びその塩、並びに、ホスフィン酸及びその塩、例えば、ホスフィン酸の亜鉛、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、又はマンガン、特にはジエチルホスフィン酸のアルミニウム塩、ジメチルホスフィン酸のアルミニウム塩、又はジメチルホスフィン酸の亜鉛塩など。
−例えばAntiblaze 1045である二リン酸環状エステルなどの環状ホスホン酸塩。
−リン酸トリフェニルなどの有機リン酸塩。
−ポリリン酸アンモニウム及びポリリン酸ナトリウムなどの無機リン酸塩。
−安定化された、被覆された、粉末状の、などの複数の形状で存在しうる赤リン。
B)トリアジン、シアヌル酸及び/又はイソシアヌル酸、メラミン又は、シアヌル酸塩、シュウ酸塩、フタル酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、リン酸塩、ポリリン酸塩及び/又はピロリン酸塩などの、その誘導体、メレム、メラム、メロンなどのメラミンの縮合生成物、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ベンゾグアナミン、グアニジン、アラントイン、及びグルコルリルなどの窒素含有難燃性添加剤。
C)以下のものなどのハロゲン含有難燃性添加剤:
−ポリブロモジフェニルオキシド(PBDPO)、臭化ポリスチレン(BrPS)、ポリ(ペンタブロモベンジルアクリレート)、臭化インダン、テトラデカブロモジフェノキシベンゼン(Saytex 120)、1,2−ビス(ペンタブロモフェニル)エタン又はAlbemarle社のSaytex 8010、テトラブロモビスフェノールA及び臭素化エポキシオリゴマーなどの臭素含有難燃性添加剤。特には、次の化合物、すなわち、Chemtura社のPDBS−80、Albemarle社のSaytex HP3010又はDea Sea Bromine Group社のFR−803P、Dea Sea Bromine Group社のFR−1210、オクタブロモジフェニルエーテル(OBPE)、Dead Sea Bromine Group社のFR−245、Dead Sea Bromine Group社のFR−1025、Dead Sea Bromine Group社のF−2300又はF2400を用いることができる。
−OxyChem社のDechlorane plus(登録商標)(CAS 13560−89−9)などの塩素含有難燃性添加剤。
D)三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化セリウム、ホウ酸カルシウム等のホウ素含有化合物、などの無機難燃性添加剤。
これらの難燃性添加剤は、単独で用いても組み合わせて用いてもよい。必要であれば、炭化剤及び炭化触媒も使用してもよい。
本発明にかかる組成物は、熱的に安定化された次亜リン酸塩と、1〜20重量%のメラミンとを含有していてもよい。
本発明にかかる組成物は、熱的に安定化された次亜リン酸塩と、1〜20重量%のシアヌル酸メラミンとを含有していてもよい。
本発明にかかる組成物は、熱的に安定化された次亜リン酸塩と、1〜20重量%のメレムとを含有していてもよい。
本発明にかかる組成物は、熱的に安定化された次亜リン酸塩と、1〜20重量%の赤リン、特にはポリマーからなり赤リンを含有するマスターバッチ、とを含有していてもよい。
本発明にかかる組成物は、熱的に安定化された次亜リン酸塩と、1〜20重量%の、ホスフィン酸アルミニウム、ジエチルホスフィン酸のアルミニウム塩、及び/又はジメチルホスフィン酸のアルミニウム塩などのホスフィン酸塩とを含有していてもよい。
次亜リン酸塩は、例えばMg(OH)2等の、アルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類水酸化物、ハイドロタルサイト又はハイドロタルサイト様の化合物、及び/又は有機酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類塩などの複数の化合物で表面被覆されていてもよい。次亜リン酸塩は、好ましくは水酸化マグネシウム、合成ハイドロタルサイト、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、及び/又はステアリン酸カルシウムによって表面被覆され得る。
本発明にかかる難燃性ポリマー組成物中に存在する熱的に安定化された次亜リン酸塩は、特に、出発物質の次亜リン酸塩から、
a)出発物質の次亜リン酸塩を、pHが4〜11、好ましくは5〜8の値に制御された条件で、少なくとも1回、好ましくは2又は3回、洗浄する工程であって、前記次亜リン酸塩は水溶液及び/又は固体状態である工程と、
b)工程(a)の洗浄操作の後に得られた次亜リン酸塩を減圧下で乾燥して揮発成分を除去する工程と
を有する前記次亜リン酸塩を安定化するための方法によって、得ることができる。
有利には、本発明にかかる難燃性ポリマー組成物中に存在する熱的に安定化された次亜リン酸塩は、上述の工程a)及び(B)を含み、工程a)の後(及び一般的には工程b)の前)に、工程a1)すなわち、
a1)次亜リン酸塩を、水と混和性の有機溶媒で少なくとも1回洗浄する工程
を更に有する方法によって得られる。
上述した工程a)で用いられる有機溶媒は、好ましくは、アセトン、メタノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラン、及びアセトニトリルを含む群から選択される。
第1の可能な実施形態によれば、工程a)で用いられる出発物質の次亜リン酸塩は水溶液の形態であり得、pHが4〜6.5、好ましくは5〜6の値に設定されたスラリーを得るために反応器に入れられて無機酸又は有機酸と混合され得る。
これに関連して用いられる酸は、好ましくは、次亜リン酸、クエン酸、マレイン酸、酢酸、塩酸、及び硫酸を含む群から選択され、より好ましくは、酸は次亜リン酸である。
別の実施形態によれば、工程a)の出発物質の次亜リン酸塩は、あるいは、水溶液の形態であり、pHが7.5〜11、好ましくは8〜10の値に設定されたスラリーを得るために反応器に入れられて無機塩基又は有機塩基と混合されるものであってもよい。この場合、塩基は、好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、及び水酸化マグネシウムを含む群から選択され、更に好ましくは、塩基は水酸化カルシウム及び/又は酸化カルシウムである。
興味深い実施形態によれば、出発物質の次亜リン酸塩は、酸化カルシウムと、水と、次亜リン酸との反応によって得られる。より一般的には、出発物質の次亜リン酸塩は、いずれの製造方法によっても製造することができる。
次亜リン酸塩、及び、特に次亜リン酸カルシウムは、米国特許第5,225,052号明細書で教示されているように、例えばアルカリ条件下で、黄リン(P4)を、水酸化カルシウム又は酸化カルシウム、及び水と反応させることにより製造することができる。
カルシウム塩、又は中国特許第101332982号明細書で教示されているように単に石灰と、次亜リン酸との反応によって、次亜リン酸カルシウムを得ることも可能である。例えば、石灰懸濁液を次亜リン酸を用いて単に中和し、不純物を濾過によって除去し、生成物を上記と同様にして単離する。
他の次亜リン酸金属塩又は次亜リン酸から、イオン交換法によって次亜リン酸カルシウムを得ることもできる。
本発明のポリマー組成物の製造に有用な、出発物質である次亜リン酸塩を安定化する工程は、回分式、連続式又は半連続式とすることができ、不活性雰囲気下、閉鎖系でも開放系でも行うことができる。この不活性雰囲気は、例えば、二酸化炭素、アルゴン、又は窒素とすることができる。
出発物質である次亜リン酸塩を安定化する工程は、大気圧下、加圧下、又は真空下で実施することができる。
本発明を何らかの理論的根拠に全く結びつけることなしに、早期不安定性のほとんどは問題となる不純物の存在によるものと思われる。次亜リン酸塩の品質は、ARC(断熱反応熱量計)及びTGA(熱重量分析)などの熱分析手段を用いて残存する不純物を検出することによって測定することができる。試験は前述の加熱工程のいずれの段階でも行うことができる。
本発明で用いられる熱的に安定化された次亜リン酸塩の品質を検査する別の方法は、生成物単独に対して、又はプラスチックと混合された生成物に対して、高温で安定性試験を行って、試験中に生成したホスフィンの量を測定することである。生成物がポリアミドなどのプラスチックに配合される際に生成するホスフィンの量を測定することもできる。
本発明にかかる組成物中に存在する次亜リン酸塩は、好ましくは、下記式(1):
Figure 2014506617
(式中、nは1、2又は3であり、
Mは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、チタン及び亜鉛からなる群から選択される金属である。好ましくは、Mはカルシウム又はアルミニウムである)のものである。
ポリマー及び熱的に安定化された次亜リン酸塩に加えて、本発明の組成物は、フィラー、補強剤、及び/又は、潤滑剤(ステアリン酸、又はステアリン酸カルシウムなどのステアリン酸塩)又はポリ(テトラフルオロエチレン)(例えばPTFE SN3306など)等のドリップ防止剤などの他の添加剤を更に含有していてもよい。
より一般的には、本発明にかかる組成物は、ポリマー組成物の製造に通常使用される、特には成形目的のポリマー組成物に使用される、添加剤も含有していてもよい。したがって、可塑剤、造核剤、触媒、光及び/又は熱安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、着色剤、顔料、マット剤、カーボンブラック等の導電剤、成形用添加剤、又は他の従来の添加剤を挙げることができる。
ポリマー組成物の製造のため、フィラー及び添加剤は、例えば重合中に、あるいは溶融混合物として、従来の適切ないずれの手段によっても添加することができる。添加剤は、好ましくは溶融プロセス中、特には押出工程中のポリマーに添加される。あるいは、メカニカルミキサー中での固体プロセス中に添加され、固体混合物がその後、例えば押出法によって溶融されてもよい。
本発明にかかる組成物は、例えば射出成形によって、射出/ブロー成形によって、押出によって、又は押出/ブロー成形によって形成される物品製造を目的する、プラスチック加工分野の原材料として用いることができる。通常の一実施形態によれば、変性ポリアミドを例えば2軸スクリュー押出装置で棒状に押し出し、次いで前記棒を顆粒状に細かく切断する。その後、上述のように製造した顆粒を溶融し、溶融組成物を射出成形装置に供給することによって、成形部品が製造される。
本発明にかかる組成物から得られる物品は、例えば、ボンネットの中の部品、車体部品、配管及びタンク、又はコネクター等の電気・電子分野の物品などの、自動車産業の物品からなることができる。
本発明を、2つの異なる次亜リン酸塩、すなわち
−CaHypo COM:
Shanghai lingfeng chemical reagent co.,ltdから供給されている市販グレードの次亜リン酸カルシウムから製造した次亜リン酸カルシウム
−CaHypo HT:
「High Temperature」又は「HT」と呼ばれる次亜リン酸カルシウム、すなわち本発明にかかる、熱的に安定化された次亜リン酸カルシウム
について言及している以下の実施例によって更に説明する。
実施例1
CaHypo COM(102g)を反応器に入れ、水(161g)と混合した。次いで、50%次亜リン酸(34g)をゆっくり添加し、この混合物を30分間十分に撹拌し、pHを4〜6に調整した。その後、このスラリーを濾過し、75gの固体を得た。この固体を、水(40g)で洗浄し、次いでアセトン(75g)で洗浄した。このようにして得られた57.8gの未乾燥の固体を、減圧下、室温で一晩揮発成分を蒸発させた後、最終的に56gの乾燥CaHypo−HTを得た。
実施例2 熱劣化試験
2gのCaHypo COM及びCaHypo HT(実施例1より)を秤量し、別々のガラスバイアルに入れた。次いで、このバイアルを、空気中で290℃に予熱しておいたオーブンに入れた。その後、色の変化を比較するために、これらの試料の写真を経時的に撮影した。以下に示すように、得られた写真からは、CaHypo HTが、通常のCaHypoの市販グレードほどには急速に色が変化しないということが明確に示されている。CaHypo HTが8時間までは黄化しなかった一方で、CaHypo COM材料は、1〜5時間の間で著しく黄化し始めた。CaHypoの黄化は、一般的には、ホスフィンの生成と関連する赤リンの生成によるものである。試験結果を下記の表1にまとめる。
Figure 2014506617
実施例3 ホスフィン生成−スクラバー検出
この実験のために、2gのCaHypo(COM又は実施例1からのHT)を、アルゴンフロー下、300℃で30分間加熱した。発生したガスを5%の過酸化水素溶液に吹き込み、発生し得るホスフィンを除いた。その後、スクラバー溶液をイオンクロマトグラフィー(IC)によって分析し、リン酸塩の量を測定した。次に、検出された全てのリン酸塩がホスフィン由来であると仮定して、生成したホスフィンを計算した。CaHypo COMについては、CaHypo1g当たり合計555.8ppmのホスフィンが検出された一方で、CaHypo HTについてはCaHypo1g当たり235ppmのホスフィンしか検出されなかった。全体として、これらの条件下では、CaHypo HTによって生成するホスフィンの量は、市販の製品と比較して約60%減少する。
実施例4
この実験のために、2gのCaHypo(COM又は実施例1からのHT)を、アルゴンフロー下で298℃に加熱した。発生したガスをガス袋に捕集し、Gastec管を使用してホスフィンの濃度を経時的に測定した。結果(表2)は、CaHypo HTで生成したホスフィンの量が、市販のCaHypoと比較して最大で34分の1に減少していることを明確に示しており、これは、生成するホスフィン量が97%減少したことに相当する。
Figure 2014506617
実施例5 水洗浄
CaHypo COM(275g)を1Lのプラスチック瓶に入れ、水(119g)及びセラミック球(293g)と混合した。得られた混合物を4時間回転させ、pHを4〜6に調整した。その後、金網フィルターを用いてこの球を分離した。白色固体を水(40g)で洗浄し、次いで、アセトンで3回洗浄することによって、242gの未乾燥のCaHypo−HTを得た。最終生成物を減圧下室温で乾燥することによってあらゆる揮発成分を除去し、240gの生成物を得た。
実施例6 ガス中のPH3を測定するホスフィン生成
この実験のために、2gのCaHypo(COM又は実施例5からのHT)を、アルゴンフロー下で298℃に加熱した。発生したガスをガス袋に捕集し、Gastec管を使用してホスフィンの濃度を経時的に測定した。結果(表3)は、CaHypo HTを用いて生成したホスフィンの量が、市販のCaHypoと比較して最大で140分の1に減少していることを明確に示しており、これは、生成するホスフィン量が99.3%減少したことに相当する。
Figure 2014506617
実施例7−ガス中のPH3を測定するホスフィン生成−CaHypo+PA6,6
この実験では、6gのPA6,6をガラス管に入れ、アルゴン流通下、298℃で3時間加熱した。次に、2gのCaHypo(COM又は実施例5からのHT)を加えた。その後、発生したガスをガス袋に捕集し、Gastec管を使用してホスフィンの濃度を経時的に測定した。結果(表4)は、CaHypo HTを用いて生成したホスフィンの量が、市販のCaHypoと比較して最大で74分の1に減少していることを明確に示しており、これは、生成するホスフィン量が98.7%減少したことに相当する。
Figure 2014506617
実施例8 CaO及びHPAからのCaHypo−HTの製造
不活性雰囲気下、酸化カルシウム(39.2g、0.7mol)を水(398g)と混合した。pHをモニタリングしながら、50%の次亜リン酸(129g、0.98mol)を室温でゆっくり加えた。pHを5〜7に調整し、この溶液を3時間沸騰させた。その後、混合物を冷却し、その一部を濾過して284gを得た。この濾液を6.5〜7にpH調整し、減圧下で水を留去し、252gの留出物を得た。冷却後、この溶液を濾過し、8.6gのCaHypo−HTを得た。この生成物を、真空下、90℃で一晩乾燥した。
2gの材料をアルゴン下で298℃に加熱しつつ、オフガスをホスフィンについて分析することにより、このようにして得られた生成物をホスフィン生成に関して試験した。その結果は、30分後の生成したホスフィンの総量が0.007mLと低いことを示しており、これは、同じ条件でCaHypo COMで検出された量の51分の1である。全体として、ホスフィン生成は、市販のCaHypoと比較して98.1%減少する。
実施例9−再結晶処理
CaHypo COM(418g)を、不活性雰囲気下で水(3012g)に溶解し、加熱して還流させた。石灰を用いてこの溶液のpHを9〜10に調整し、この混合物を2時間還流させた。室温まで冷却後、この溶液を濾過した。その後、50%の次亜リン酸を使用して濾液を6〜7にpH調整し、次いで再度濾過した。得られた溶液を、CaHypoが沈殿するまで減圧下で濃縮した。このようにして得られた固体を室温で濾別し、307gの未乾燥物質を得た。生成物を減圧下、120℃で6時間乾燥後、297gの生成物を得た。
実施例10−ガス中のPH3を測定するホスフィン生成
この実験のために、2gのCaHypo(COM又は実施例9からのHT)を、アルゴンフロー下で298℃に加熱した。発生したガスをガス袋に捕集し、Gastec管を使用してホスフィンの濃度を経時的に測定した。結果(表5)は、CaHypo HTを用いて生成したホスフィンの量が、市販のCaHypoと比較して最大で70分の1に減少していることを明確に示しており、これは、生成するホスフィン量が98.6%減少したことに相当する。
Figure 2014506617
実施例11 ガス中のPH3を測定するホスフィン生成−粉砕試料
実施例9で得られたCaHypo HTは、100ミクロンを超える粒径を有することが分かった。この生成物の一部を、50ミクロン未満の粒径になるように、湿式ボールミルを用いて粉砕した。その後、2gをアルゴン下で298℃に加熱し、オフガスをホスフィンについて分析することにより、このようにして得られた物質のホスフィン発生に関して試験した。結果は表6にまとめられており、同じ条件でCaHypo COMを用いて得た結果と比べられている。CaHypo HTを用いて生成したホスフィンの量は市販の製品と比較して35分の1であり、これは、97.3%減少したことに相当する。この実験は、CaHypo HTの粒径を調整してもその性能は変わらないということを示している。
Figure 2014506617
実施例12−CaHypo HTの配合及び射出成形
実施例11の試料(粉砕したCaHypo HT)を、安全に配合できるか確認するために、押出機及び射出成形機で試験した。生成物を、最大加工温度270℃で、下の表に示されている通りに配合した。この配合物の試験を行い、全ての場合において押出は全く問題なく進行した。
この実験の間、発生したガスをガス袋に捕集し、Gastec管を使用してホスフィンの濃度を経時的に測定した。排出ガスの試料を分析したところ、ホスフィンを検出することはできなかった。これは、ホスフィンの量が0.05ppm未満であることを示している。
次いで、配合物を270℃の温度で射出成形し、0.8mmと1.6mmの試験片を作製した。この工程中もホスフィンを測定し、0.05ppm未満であることが分った。
結果は下の表6に報告されており、化合物の比率は重量部で示されている。
Figure 2014506617
実施例13−CaHypo HTとPLAの配合
実施例11の試料(粉砕したCaHypo HT)を、ポリ乳酸樹脂と配合し、押出機及び射出成形機で試験した。この配合物の試験を行い、全ての場合において押出は全く問題なく進行した。
この実験の間、発生したガスをガス袋に捕集し、Gastec管を使用してホスフィンの濃度を経時的に測定した。排出ガスの試料を分析したところ、ホスフィンを検出することはできなかった。これは、ホスフィンの量が0.05ppm未満であることを示している。
次いで、配合物を射出成形し、1.6mmの試験片を作製した。この工程中もホスフィンを測定し、0.05ppm未満であることが分った。
結果は下の表7に報告されており、化合物の割合は重量部で示されている。
Figure 2014506617

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのポリマーと次亜リン酸塩とを含有し、
    −前記次亜リン酸塩は、58mL/分の速度でのアルゴン流通下、298℃で3時間加熱した場合に、次亜リン酸塩1グラム当たり0.5mL未満のホスフィンしか生成しないほどに熱的に安定化されており、
    −前記少なくとも1つのポリマーは、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、スチレンアクリロニトリル(SAN)、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)とポリフェニレンエーテルの混合物(PPO/HIPSなど)、スチレンブタジエンのゴム及び格子(SBR及びSB)、ポリ乳酸、並びにポリ塩化ビニル(PVC)からなる群から選択される、
    難燃性ポリマー組成物。
  2. 前記次亜リン酸塩は、58mL/分の速度でのアルゴン流通下、298℃で3時間加熱した場合に、次亜リン酸塩1グラム当たり0.5mL未満のホスフィンしか生成しないほどに熱的に安定化されている、請求項1に記載の難燃性ポリマー組成物。
  3. 前記次亜リン酸塩が次亜リン酸カルシウムである、請求項1又は2に記載の難燃性ポリマー組成物。
  4. 前記難燃性ポリマー組成物の総重量基準で0.1〜30重量%の量の前記次亜リン酸塩を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の難燃性ポリマー組成物。
  5. A)ホスフィンオキシド、ホスホン酸及びその塩、ホスフィン酸及びその塩、環状ホスホン酸塩、有機リン酸塩、無機リン酸塩、又は赤リンなどのリン含有難燃性添加剤、
    B)トリアジン、シアヌル酸及び/又はイソシアヌル酸、メラミン又はその誘導体などの窒素含有難燃性添加剤、
    C)臭素含有難燃性添加剤又は塩素含有難燃性添加剤などのハロゲン含有難燃性添加剤、
    D)三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化セリウム、ホウ酸カルシウム等のホウ素含有化合物、などの無機難燃性添加剤、
    から選択される、前記組成物の難燃特性を向上させる、次亜リン酸塩以外の少なくとも1つの添加剤を更に含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の難燃性ポリマー組成物。
  6. 前記熱的に安定化された次亜リン酸塩が、
    a)出発物質の次亜リン酸塩を、pHが4〜11、好ましくは5〜8の値に制御された条件で、少なくとも1回、好ましくは2回又は3回、洗浄する工程であって、前記次亜リン酸塩が水溶液及び/又は固体状態である工程と、
    b)工程(a)の前記洗浄操作の後に得られた前記次亜リン酸塩を減圧下で乾燥して揮発成分を除去する工程と
    を有する、前記出発物質の次亜リン酸塩を安定化するための方法によって、前記出発物質の次亜リン酸塩から得られるものである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の難燃性ポリマー組成物。
  7. 工程a)の前記出発物質の次亜リン酸塩が水溶液の形態であり、pHが4〜6.5、好ましくは5〜6の値に設定されたスラリーを得るために反応器に入れられて無機酸又は有機酸と混合され、前記酸は好ましくは、次亜リン酸、クエン酸、マレイン酸、酢酸、塩酸、及び硫酸を含む群から選択され、酸次亜リン酸がより好ましい、請求項6に記載の難燃性ポリマー組成物。
  8. 工程a)の前記出発物質の次亜リン酸塩が水溶液の形態であり、pHが7.5〜11、好ましくは8〜10の値に設定されたスラリーを得るために反応器に入れられて無機塩基又は有機塩基と混合され、前記塩基は好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、及び水酸化マグネシウムを含む群から選択され、前記塩基はより好ましくは、水酸化カルシウム及び/又は酸化カルシウムである、請求項6に記載の難燃性ポリマー組成物。
  9. 前記出発物質の次亜リン酸塩が、酸化カルシウムと、水と、次亜リン酸との反応によって得られるものである、請求項6に記載の難燃性ポリマー組成物。
  10. 前記次亜リン酸塩が下記式(1):
    Figure 2014506617
    (式中、nは1、2、又は3であり、
    Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、アルミニウム、チタン、及び亜鉛からなる群から選択されるものであり、好ましくはカルシウム又はアルミニウムである)
    のものである、請求項1〜9のいずれか1項に記載の難燃性ポリマー組成物。
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