JPH01313310A - 次亜リン酸ソーダの製造法 - Google Patents

次亜リン酸ソーダの製造法

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JPH01313310A
JPH01313310A JP14373588A JP14373588A JPH01313310A JP H01313310 A JPH01313310 A JP H01313310A JP 14373588 A JP14373588 A JP 14373588A JP 14373588 A JP14373588 A JP 14373588A JP H01313310 A JPH01313310 A JP H01313310A
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tank
sodium hypophosphite
phosphine
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recovered
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Hiroyuki Matsubara
宏之 松原
Akio Iso
磯 晃男
Shozo Ichimura
市村 正三
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は次亜リン醸ソーダの製造法に関し、更に言えば
1次亜リン酸ソーダ製造時に発生するホスフィンから元
素リンを回収して、この元素リンを再利用する次亜リン
酸ソーダの製造法に関する。
[従来の技術] 従来より、次亜リン酸ソーダは黄リンと苛性ソーダを直
接に反応させることにより製造されている0反応条件に
より反応式は種々表わされるが代表的な反応式は以下の
通りである。
4P+3NaOH+3H20−+ 3Na)IzPO?
+PH3また。他の方法として黄リンと消石灰とを反応
させて次亜リン酸カルシウムを生成し、次いでこの次亜
リン酸カルシウムをソーダ灰と反応させて製造している
0反応式で表わせば次の通りである。  − BP+30aCOH)?+6H20−+30aCH2P
O2)2+2PH−+Ca(H2PO2)z+Na2c
O:+−+ 2NaH2PO2+CaCO3従って、い
ずれの方法においてもホスフィン(PH3)の発生があ
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記の様に次亜リン酸ソーダ製造時には必ずといってよ
い程にホスフィンの発生がある。
この副生ずるホスフィンは各種リン化合物誘導体の出発
物質、還元剤、半導体原料等として利用されているが、
あくまで、次亜リン酸ソーダ製造時の副生物であって、
需要と供給のバランスは不安定である。大部分のホスフ
ィンは燃焼されリン酸として回収されている。
即ち1次亜リン酸ソーダ製造時に副生ずるホスフィンの
有効利用が課題であった。
そこで、本発明者は鋭意研究をした結果本発明を得た。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、次亜リン酸ソーダの製造法において、
副生ずるホスフィンをリン合金粉末に接触させて熱分解
して生成する元素リンを回収し、該元素リンを次亜リン
酸ソーダ製造の反応系へ返送して循環使用することを特
徴とする次亜リン酸ソーダの製造法である。
本発明における、ホスフィンが副生ずる次亜リン酸ソー
ダの製造法としては、原料に元素リンを使用し、副生物
としてホスフィンが発生するものであれば、特に限定は
なく1例えば、 ■黄すンと苛性ソーダを直接反応させて次亜リン酸ソー
ダとホスフィンとを生成させる製造法、(?)黄リンと
消石灰を反応させて次亜リン酸カルシウムとホスフィン
とを生成させ、次いで、この次亜リン酸カルシウムをソ
ータ灰と反応させて次亜リン酸ソーダと炭酸カルシウム
を生成させる製造法等が挙げられる。
以ドに本発明の代表的実施態様を図面に基づいて説明す
る。
:JS1図において、黄リン槽1から液状黄リンを苛性
ソーダ槽2から苛性ソーダ溶液を、消石灰槽3から消石
灰スラリーをそれぞれ攪拌4m!5の付いた反応槽4に
添加して次亜リン酸ソーダの製造反応を行なう。
生成した次亜リン酸ソーダは導管6を通り、次亜リン醜
ソーダ回収槽7に溶液として回収される。− 生成したホスフィンは導管8を通り脱水塔9で脱水され
た後、ホスフィン分解塔10へ移行する。
このホスフィン分解塔lOには、第2図に示すように、
リン合金粉末16が充填されている。リン合金粉末とし
てはクロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、チタ
ン等から選ばれた1種以上の金属とリンとの合金粉末が
挙げられ、その太ささ、形状等は、特に限定するもので
はない。
ホスフィン分解塔lOの外側には加熱器11が付設され
、ホスフィンの分解が効果的に行なわれるように温度コ
ントロールされている。このホスフィン分解塔における
温度は420〜500℃で行なうのが好ましい、その理
由は、420℃未満ではホスフィンの分解が充分に行な
われず、又、500℃を越えると、黄リンの赤リン化が
生じ、好ましくないからである。
生成した元素リンは、約50℃程度に制御された黄リン
回収槽13に液体の黄リンとして回収される。
マタ、ホスフィン中に含まれる窒素ガス、炭酸ガス等は
、オフガス排出口12より除かれる。
[実施例] Xム璽ユ 次亜リン酸ソーダを第1図に示す装置で製造した。
即ち、黄リン槽lから黄リン30kg、消石灰槽2から
20%消石灰スラリー 126 kgおよび水2501
’を、攪拌機の付設された反応槽4に挿入し、60〜8
0℃に加熱し攪拌して黄リンを微粒子に分散させた0次
いで、この分散液に苛性ソーダ槽から25%苛性ソーダ
水溶液91kgを滴下して反応させた0反応の進行に従
い、次亜リン酸ソーダの生成と共にホスフィンの良好な
発生が見られた0滴下終r後、更に75〜90℃におい
て45分間加熱し、攪拌して反応を完結させた。
生成した次亜リン酸ソーダは導管6を通り、次亜リン酸
ソーダ回収槽に溶液として回収された。
また、発生したホスフィンは活性炭の充填された脱水塔
9を通して除湿した後、リン合金の充填されたホスフィ
ン分解塔lOへ導入した。リン合金は第1表に示す種々
のものに変えて用いたが、ホスフィン分解条件は以下の
通りである。
温度      450±5℃ ホスフィン流量 17i 100%PHz/sin空間
速度    204 (1/H) 反応管内径   87膳1 リン合金    51 ホスフィンの分解によって生成した元素リンは50℃に
制御された黄リン回収槽13に黄リンとして第1表に示
す量が回収された。
ホスフィン中に含まれるN2ガス、CO2ガス、N2ガ
ス等はオフガス排出口12より除去される。
回収された黄リンは、ボンダ14を介し導管15を通り
、黄リン槽へと移行し、次亜リン酸ソーダ製造の原料と
して、循環使用された。
(以下余白) 実」θ1ヱ リン合金にr Fe−PJを使用し、温度を400゜4
20、440.450℃に設定した以外は、実施例1と
同様の操作を行なった。
その結果を第2表に示す。
第2表 [発明の効果] 従来は次亜リン酸ソーダ製造時に発生するホスフィンは
需要のあるなしに係わらず、全てホスフィンとして回収
しなければならなかったが、本発明によればホスフィン
の需要のある時はホスフィンとして回収し、それ以外の
時には元素リンとして回収して、原料として再び反応系
に循環使用できるため、無駄なホスフィンの貯蔵はなく
なるばかりでなく、次亜リン酸ソーダの収率も向上する
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1つの実施態様を示す工程図であり、
第2図はホスフィン分解塔の拡大図である。 l・・・黄リン槽       2・・・^Y性ソーダ
槽3・・・消石灰槽      4・・・反応槽5・・
・撹拌Ia       6・・・導管7・・・次亜リ
ン酸ソーダ回収槽 8・・・導管        9・・・脱水槽IO・・
・ホスフィン分解塔  11・・・加熱器12・・・オ
フガス排出口   13・・・黄リン回収槽14・・・
ポンプ       15・・・導管1B・・・リン合
金粉末 出願人  日本化学工業株式会社 代理人  豊  1) 善  雄 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 次亜リン酸ソーダの製造法において、副生するホスフィ
    ンをリン合金粉末に接触させて熱分解して生成する元素
    リンを回収し、該元素リンを次亜リン酸ソーダ製造の反
    応系へ返送して循環使用することを特徴とする次亜リン
    酸ソーダの製造法。
JP14373588A 1988-06-13 1988-06-13 次亜リン酸ソーダの製造法 Granted JPH01313310A (ja)

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JPH01313310A true JPH01313310A (ja) 1989-12-18
JPH0516367B2 JPH0516367B2 (ja) 1993-03-04

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013508249A (ja) * 2009-10-23 2013-03-07 ロディア チャイナ カンパニー、リミテッド 次亜リン酸塩を安定化するためのプロセス
JP2014506617A (ja) * 2011-02-24 2014-03-17 ロディア オペレーションズ 安定化された次亜リン酸塩を含有する難燃性ポリマー組成物
JP2015515439A (ja) * 2012-04-06 2015-05-28 ローディア オペレーションズ 次亜リン酸塩の製造方法
CN107973281A (zh) * 2017-12-01 2018-05-01 合肥学院 一种无水管状金属次磷酸盐及其制备方法

Cited By (5)

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CN107973281B (zh) * 2017-12-01 2019-12-03 合肥学院 一种无水管状金属次磷酸盐及其制备方法

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JPH0516367B2 (ja) 1993-03-04

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