JP2014502507A - 立ち木の処理方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、立ち木の切断方法および装置を対象とする。本方法では、木の枝を切り幹を切断することのできる解体クロスカット装置(1)を制御して、除去しようとする木の幹に沿って上方に移動させる際、上昇の途中にある木の枝を切る。解体クロスカット装置(1)は、解体クロスカット装置(1)の長さを交番的に増したり縮めたりして木の幹に沿って段階的に上り下りするように制御する。電線に倒れかかった木などの傾いた姿勢にある木の除去については、解体クロスカット装置(1)に牽引ロープ(7)を固定して該ロープを木に引き込み、この牽引ロープ(7)によって木を牽引して直立にし、または電線から離す。
【選択図】図1

Description

詳細な説明
本発明は、立ち木を処理する請求項1に前段に記載の方法および請求項8の前段に記載の装置を対象とする。
本発明による解決策は、とくに、例えば電線に倒れかかった木を解体したり、活線状態の電線の頂部から枝を除去したりするなどの邪魔な木の除去に非常に適している。本発明による解決策はまた、例えば活線状態の電線の上方で電線に近すぎて配電を阻害する恐れのある立ち木を安全な作業方法で除去するような予防的整備などの電線通路の予防的維持管理、保守および保全にも適している。本発明はまた、住宅地や他の密集地に生えた木を除去するのにも非常に適している。また、本発明による解決策は、電線の保守および解体にも利用して、例えば本発明による装置は、樹木ではなく電柱に登って、電柱に支持されている電線を取り外すことができる。
例えば暴風や積雪の重みでも木が電線に倒れかかることがある。活線状態の電線に倒れかかった木を除去する場合、従来技術では、被害区間の電線を配電網から分離し、さらに被害区間の電線を接地することで電流を電線から遮断していた。接地は必ずしなければならないが、これはとりわけ、被害区間を配電網から分離しただけでは、電線に接続されている何らかの小さな発電装置が依然としてその電線に電流を供給することがあるからである。被害区間を配電網から分離しこれを接地することは、非常に労力を要し時間のかかる作業であるため、しばしば忘れがちである。しかし、そうすると、被害区間の復旧に従事する要員は生命を脅かす危険に曝され、これは、活線状態の電線から受ける感電が潜在的に致死的なものであるためである。被害区間の電線を配電網から分離しこれを接地した後、樹木伐採班が出向いて電動鋸や枝切り鋏と、場合によっては特殊工具を使って手作業で木を除去する。この種の従来のやり方における問題点はとりわけ、活線状態の電線から電流を遮断すると、電気を必要とする多くの家庭や農家および他の施設が停電状態におかれることである。電流が遮断されると、この種の停電箇所が数千にもなることがある。停電すれば、電力会社の損害やトラブルだけでなく、人々にも、とくに農業では動物にも、損害や安全上のリスクが生ずる。上述の従来方式には別の問題もある。つまり、感電の恐れ以外の理由でも作業が非常に危険であり、作業中、電線に倒れかかった木を除去する樹木伐採員には、簡単に事故が起こり得る。
従来知られているように、住宅地や他の密集地に生えた木を倒して、例えば倒木要員が木に登ってその頂部から段階的に木を切るようにする。しかしこのやり方には、むしろ作業が遅れ、かつ非常に危険であるという問題がある。また通常は、木に登った要員を補助する人が必要で、切断した枝や幹の断片を安全に地上まで誘導する。
フィンランド特許番号FI115501 (B)は、米国特許番号US7591292 (B2)に対応するが、立ち木の解体装置および解体方法を提示している。その方式は、林業機械などの電動工具の多関節ブームの末端に取り付けられたフレーム部と、フレーム部に接続された別個の枝切りヘッドとを含むものである。枝切りヘッドは、木の幹に沿って上昇し、木に登るとともに、必要ならば頂部から枝を切り始める。この装置は、歯車と蛇腹型緊締装置を有し、非常に複雑である。その部品点数が多いので、故障もし易い。切った枝や幹の断片が直接、木の幹の周りのフレーム部の下方に落下することがあり、これを損傷することがあるという別の問題がある。この公報はまた、電線の頂部に倒れかかった木の除去については、何ら記載されていない。それが分かるのは、装置がこの種の作業に全く適していないからである。フレーム部および枝切りヘッドは、直立した木の幹に配置できるにすぎず、倒れたり傾いたりした幹には配置できない。このフィンランド特許は、林業機械のブーム系へのフレーム部の取付けについて、フレーム部を所望の方向に回転させる回り継手でフレーム部をブーム系に取り付け、これによって互いに密集して横や前後に並んだ立ち木を簡単に解体できることを述べているにすぎない。傾けることは記載がない。この特許はまた、倒木を直立できる方法を提供していない。
ドイツ特許公報番号DE3702760 (A1)にも、直立した木に登る枝切り降ろし装置が提示されている。木に登る装置の一部分には無限軌道型のモータ制御手段が設けられ、この制御手段は、木の表面に載置され、移動しながら枝切りヘッドを垂直方向に動かす。この公報もまた、電線の頂部に倒れかかった木の除去については何ら記載がないし、この装置もそのような作業には適してすらない。さらに、この公報も電線に倒れかかった木を起こせるような解決策を提示していない。
本発明のひとつの目的は、上述の欠点を解消するとともに、安価で簡略、迅速で安全な立ち木の処理方法および装置を達成することである。本発明の目的はまた、電線や他の不適切な場所に倒れかかった木、および密集地の立ち木を簡単に解体し、切断し、除去することのできる方法および装置を達成することである。本発明による方法は、請求項1の特徴段に提示の事項を特徴とする。同じく、本発明による装置は、請求項8の特徴段に開示の事項を特徴とする。本発明の他の実施例は、他の請求項に開示の事項を特徴とする。
本発明による解決策のひとつの利点は、これを使えば、電線に倒れかかった木を活線状態の電線から電流を遮断せずに除去できることである。本方法が安全であることも別な利点である。それは、遠隔操作で作業を行なうことができ、そうすれば要員が電線に近付きすぎる必要もないからである。電線に倒れかかった木を電線から外してから木を切断することができるのも別な利点である。そうすれば、電線は木の除去による損傷を受けず、また電気が木を通って地中へ流れることもない。さらに、本発明による装置は軽いので、必要な場所に手でこれを持ち運ぶことができるのも別な利点である。そうすれば、不都合な場所に迷惑を与える立ち木を除去できる。本発明による方法および装置によれば、住宅地や他の密集地に生えた木を迅速かつ安全に除去できるのも別な利点である。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施態様の例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
電線に倒れかかった木を本発明による方法および装置で除去する状況を示す図である。 本発明による木登り装置を斜め横上方から見た図である。 本発明による木登り装置を斜め後上方から見た図である。 本発明による木登り装置の頂部を斜め横上方から見た図であり、横引きノコがひとつの位置にある。 本発明による木登り装置の頂部で横引きノコが第2の位置にある状態を斜め横上方から見た図である。 本発明による木登り装置の部分断面前面図である。 本発明による木登り装置の側面図である。 本発明による木登り装置が上昇モードまたは下降モードにある状態を斜め横前方から見た図である。 本発明による木登り装置のひとつの状態を示す頂面図である。 図8の状態にある本発明による木登り装置の頂面を示す図である。 本発明による木登り装置の第2の実施例を斜め横上方から見た図である。
図1は、木が電線に倒れかかり本発明による方法および装置でこれを除去しようとしている状況を示す。本発明による解体クロスカット装置1を電線に倒れかかった木の幹に取り付ける。解体クロスカット装置は、木の幹に沿って上昇し、上昇するにつれ、その途中や最後にある木の枝を、また必要に応じて適当な箇所で木の枝を切り落とし、また降りる際にも、必要に応じて適当な箇所で木の幹の切断もするように構成されている。以下、短縮形「クロスカット装置1」で解体クロスカット装置1を示す。図1に記載の状況では、クロスカット装置1は電線の頂部に倒れかかった木の幹に沿って上昇するところである。クロスカット装置1は、人力または特殊遠隔操作移送装置によって木の幹に装着するが、後者は図示されていない。遠隔操作移送装置は、木を除去するのに電線から電流を遮断する必要のないことを意味する。なぜなら、要員は常に電線から安全距離を保つことができるからである。遠隔操作する移送装置は、他のアクチュエータの他に作業灯やビデオカメラを有し、これらによってどんな状況でもクロスカット装置1を遠隔操作で木の幹の意図する位置に正確に配置することができる。
クロスカット装置1は、油圧駆動源2に油圧ホース3によって接続されている。また、例えば発電機やバッテリパックなどの電流源4が油圧駆動源2に搭載されている。電流源4は電気ケーブル5によってクロスカット装置1に接続されている。電気ケーブル5に沿って電気を必要とする制御系、作業灯、および場合によってはビデオカメラなどのクロスカット装置1の各部は、必要な制御電流および作動電流を電流源4から受ける。移送装置およびクロスカット装置1は、本システムに属する操作器6によって遠隔操作で制御される。クロスカット装置1の構成および各部は、以下、図面に詳細に提示されている。
クロスカット装置1は、鋼製ロープ7または牽引ロープとして機能する同様のロープを接続する固定点を有する。クロスカット装置1は、このロープを自身とともに幹に沿って引き上げる。クロスカット装置1が十分高く上昇すると、クロスカット装置1を木の幹の周りにしっかり固定し、ロープ7と滑車装置8などの何らかの適当な牽引装置によって木を電線から外して直立させる。ロープ7はこの場合、クロスカット装置1にある牽引ラグまたは牽引フックなどの固定点から外さない。牽引中、滑車装置8は、例えば牽引で生ずる応力に耐えるような立ち木9に固定されている。この後、除去すべき木の幹の頂部をクロスカット装置1内のチェーンソーによって切り離す。必要ならば、クロスカット装置1は、下降しながら木の幹をいくつかの適当な寸法の断片に切断するが、最終的な倒木や切断は後ほどでも行なうことができる。
携帯型操作器6は少なくとも、無線送信器を備えた無線機と、クロスカット装置1、移送装置および油圧駆動源2の各機能を遠隔操作で制御するそれぞれの制御装置とを含む。また、操作器6はディスプレイを有し、これによって、操作器6の使用者は、なかんずく移送装置やクロスカット装置1にあるビデオカメラの撮影した映像をモニタすることができる。移送装置のビデオカメラの映像をモニタすることで、遠隔操作器6の使用者は、移送装置を使って木に対してクロスカット装置1を操作し、クロスカット装置1を木の幹に遠隔操作で取り付けることができる。クロスカット装置1のカメラの映像をモニタすることで、木の幹におけるクロスカット装置の進行を逐次、モニタすることができる。
図2は、本発明によるひとつの木登りクロスカット装置1を示す。装置1は、少なくともフレーム10を有し、これは、横方向後方支持体10aと、下方支持体11および11aと、上方支持体12および12aも含む。また、フレーム10は2本の垂直支持体を有し、これらは、下方部分として下部グリッパ16用のヒンジ軸を形成する円柱状支持アーム17と、該支持アーム17の上方延伸部としての入れ子型支持アーム13および14と、前記支持アーム17の更なる上方延伸部としての第2の円柱状支持アーム21とを含む。この支持アーム21は、同時に上方グリッパ20用のヒンジ軸も形成している。横方向支持体12a〜12bは、垂直支持体13、14、17および21とともにクロスカット装置1を支持するフレーム10を形成している。このフレームの頂部19の底部15からの距離は、入れ子型アーム13および14によって可変であり、その全長は、位置センサ13aおよび14aを使って制御される。
下部グリッパ16は下部円柱状支持アーム17にヒンジ結合されている。下部グリッパは少なくとも、クロスカット装置1から後方に向かうヒンジアーム16aと、クロスカット装置1から前方に向かう内方曲状把持アームとからなり、把持アームは木の幹の周りに押圧される。互いに対向する2本の下方グリッパ16があり、それらは、フレーム10に対して互いに高さ位置が異なり、閉じた位置では、互いに対向する把持アーム16bが上方から見ると互いに重なるようになっている。線形動作を行なう油圧シリンダなどの駆動手段18は、下部グリッパ16のヒンジアーム16aを連結し、駆動手段は、遠隔操作器6によってグリッパ16の曲状把持アーム16bを互いに近付けたり離したりするように動かし、すなわち空間を形成する曲状把持アーム16bを同時に綴じたり開いたりする。
同様に、上部グリッパ20は、上部円柱状支持アーム21にヒンジ結合され、このグリッパは、下部グリッパ16と形状、構造および関節が基本的に同じである。線形動作を行なう駆動手段22は、図2には示していないが、上部グリッパ20のヒンジアームを連結している。駆動手段は、例えば油圧シリンダであり、これは、遠隔制御操作器6によってグリッパの曲状把持アームを互いに近付けたり離したりするように動かすように構成され、その様子は、駆動手段18が下部グリッパ16の把持アーム16bを動かすのと同じである。
上部グリッパ20の曲状把持アームの頂縁部は剪断ブレード20aであり、これを使ってクロスカット装置1は、上方に登るときにその途中にある木の枝を切り落とす。また、クロスカット装置1の頂部は第3の曲状切断ブレード23を有し、その頂縁部は、グリッパ20の曲状把持アームの頂縁部と同様の剪断ブレードを含んでいる。剪断ブレード23は、例えばフレーム10の横方向支持体12aに固定され、その固定位置は、把持アーム20の剪断ブレード20aとともに切断ブレード23の剪断ブレードが木の幹の周囲を実質的に少なくとも一周する円を形成するような位置である。そうすれば、木の剪断ブレードは、クロスカット装置1が木に沿って上昇するときに、どの方向に伸びる木の枝も切り落とすことができる。
クロスカット装置1の頂部はさらに、多関節クロスカットユニット24を有し、これは少なくとも、クロスカット手段として機能するチェーンソーなどの油圧ノコと、油圧シリンダ25aおよび27や回転軸26やレバーアーム26aなどのチェーンソー25を移送位置や様々なソーイング位置に回動させるアクチュエータとを含む。クロスカットユニット24は、木の幹を切断するためのものであるが、必要ならば太い枝もこれできることができる。
図3は、図2に示す木登りクロスカット装置1の斜め後方図である。図3には、図2にはないいくつかの部分が示されている。そのようなひとつの部分は制御箱28であり、これは他の図にはなく、クロスカット装置1の後側でフレーム10に取り付けられている。クロスカット装置1の制御および動作に必要な油圧弁や他の制御論理回路と遠隔制御受信器その他などの所要電子回路などの構成要素の大部分は、制御箱28の内部に組み込まれている。油圧駆動源2とクロスカット装置1の間の油圧ホース3や電気ケーブル5は、まずクロスカット装置1のフレーム10にある支持点で固定され、そこから制御箱28に張力なしで配線されている。固定点および油圧コネクタは図に示されていない。
また、クロスカット装置1の後方には、支持点、例えば上部横方向後方支持体10aに固定された牽引ラグ30または同様のものがある。牽引ラグには、牽引ロープとして機能する鋼製ロープ7が固定されてロープの端部を木へ引き込み、クロスカット装置1が木を起こす準備ができると、木を直立させる。
図4および図5は、本発明によるひとつのクロスカット装置1の頂部にクロスカットユニット24を備えた状態を示す。図4では、チェーンソー25は木の幹を切れる状態にある。ここで、チェーンソー25を油圧シリンダ27によって移送位置からソーイング位置に回動させる。ソーイング位置では、チェーンソー25のブレード29が木の幹を横断する方向にある。つまり、図5では、チェーンソー25のブレード29は、木の幹を切り終えた位置にある。この場合、油圧シリンダ25aによってブレード29は、木の幹を横切る平面上で回動しきっている。ソーイング機能はバネ負荷方法で実現することもでき、その場合、油圧シリンダ25aは、ノコ引き後、ソー25をその初期位置に戻すためのみに必要である。
図6には、本発明によるクロスカット装置1の前面側が一部断面で、また一部簡略化して示されている。各入れ子型支持アーム13および14の内側にはアクチュエータとして線形動作をする油圧シリンダ31があり、そのシリンダのピストンロッドの第1の端部は、クロスカット装置1の底部にある円柱状支持アーム17に固定され、また、そのシリンダのシリンダ部の第2の端部はクロスカット装置1の頂部にある円柱状支持アーム21に固定されている。したがって、クロスカット装置1の頂部19と底部15の間の距離、また同時に上部グリッパ20と下部グリッパ16の間の距離は、可変である。駆動手段として機能する油圧シリンダ31の長さを増すことによって、上部グリッパ20の底部グリッパ16からの距離も同時に増す。また、油圧シリンダ31の長さを短くすることによって、上部グリッパ20の底部グリッパ16からの距離も同時に減少する。このようにして、木の幹の方向における段階状の動きが得られ、この動きによってクロスカット装置1は、その長さを段階的に変えて木を登り、また木から降りる。提示した2本の油圧シリンダ31に代わって本装置は、例えば装置の中心線上で線形移動できるような油圧シリンダを1本だけ設けることもできる。
図7は、本発明によるクロスカット装置1の側面側を一部断面で、また一部簡略化して示す。図7では、フレーム10の長手方向において、下部グリッパ16が互いに異なった位置にあり、また上部グリッパ20も互いに異なった位置にある様子が分かる。このようにして各グリッパは、互いに重なることができる。
図8ないし図10には、本発明によるクロスカット装置1が一部簡略化して示され、これは、例えば木を垂直位置に引張るために、木登り位置にあって木の幹にしっかり固定されている。図8および図10は木登り状況を示し、クロスカット装置1は、その上部グリッパ20によって細い木の幹に固定され、下部グリッパ16は緩んだ状態で木の幹に接している。この状態で下部グリッパ16は、木の幹に沿って状況に応じて上昇または下降することができる。そこで、図9に記載の状態では、クロスカット装置1は、中程度の太さの木に上部および下部グリッパを巻き付けて固定されている。そこで、クロスカット装置1はしっかりとその位置にとどまり、電線に倒れかかった木を、例えば直立させることができる。
上述の油圧アクチュエータはすべて、または少なくともそれらの一部は、例えばスピンドルモータなどの電動アクチュエータであってもよい。また、地上にある油圧駆動源2や電流源4に代わって、クロスカット装置1に自装置用の充電式電流源を設けてもよく、これは、クロスカット装置1に搭載されクロスカット装置1とともに木に移動する1つ以上のアクチュエータなど、クロスカット装置1の全アクチュエータに給電する。このようにすれば、クロスカット装置1は遠隔操作により無線で、かつホースなしで作動することができる。
図11は、本発明による第2の好ましい木登り装置を示し、これは非常に軽量である。この実施例では、本発明による軽量クロスカット装置1は、後面側から見たもので、一部単純化してある。
クロスカット装置1は、少なくともフレーム32を有し、これは、底部35および頂部36と、頂部および底部の間にあって木の登り降り移動の方向にあるガイド34とを含んでいる。また、クロスカット装置1は、駆動源33として機能するスピンドルモータを含み、これによって底部35と頂部36の間の距離を上昇モードと下降モードで変えることができ、既述したのと実質的に変わりなくクロスカット装置1の階段状、すなわち反復的動きを形成することができる。底部と頂部の間の距離は、上昇モードおよび下降モードにおいて、例えばこの目的に適った位置検出器によって制御できる。登り移動および降り移動は上述したのと基本的に同様である。
携行用ハンドル37もクロスカット装置1のフレーム32に取り付けられている。このハンドルによってこの軽量構造の装置を携行することができ、また多関節多部品ブーム構体32aがロボットアーム様に機能する。ブーム構体32aの自由端には、チェーンソー25、またはクロスカット装置1とともに使用するレンチ、金属切断工具等の他の何らかの必要な工具などの工具用装着台32bがある。また、クロスカット装置1の頂部は、鉤状トングなどの固定手段41を含み、これを使ってクロスカット装置1は、処理すべき木にしっかり固定でき、例えばロープ7および牽引装置8を使って木を引いて直立させる。鉤状トング41は、例えばスピンドルモータなどのそれ用のアクチュエータによって作動し、好ましくは、緊締環または牽引フック等の手段が鉤トング41に配設され、ロープ7をクロスカット装置1に固定する。
クロスカット装置1の底部35は2本の把持アーム38aを含み、これらは、基本的に互いに類似しているが、互いに反対方向に動く。同様に、頂部36は2本の把持アーム38bを含み、これらは、基本的に互いに類似しているが、互いに反対方向に動く。こうして、クロスカット装置1は木の登り降り動作をすることができる。把持アーム38aおよび38bはいずれも支持ステム部40を含み、これは、底部および頂部においてガイド35b、36bに配設されている。これらのガイドは、クロスカット装置1の登り降り移動の方向に実質的に直交する方向、すなわち実際にはしばしば水平方向に配設されている。フレーム32の底部35は、把持アーム38aを互いに接近させるアクチュエータ35aとして機能するスピンドルモータを含み、またフレーム32の頂部36は、把持アーム38bを互いに接近させるアクチュエータ36aとして機能するスピンドルモータを含む。把持アーム38a、38bの自由端にはグリッパ39があり、その内面は曲状粗面であり、グリッパの木または柱に対する把持をできるだけ強固にするようになっている。
図11に記載のクロスカット装置1は、好ましくは、例えば1台以上のバッテリからなるバッテリパックなどの自装置用充電式電流源42を含み、これを使ってクロスカット装置1は、木に登ったり木から降りたりし、また遠隔操作により上述の必要な手順をすべて行なう。電流源42は、例えば別途、作業現場に運ぶことができ、クロスカット装置1に容易かつ迅速に取り付けることができる。装置自体の電流源42に代えて、またはこれに加えて、クロスカット装置1は、地上設置の油圧駆動源2や上述のスピンドルモータなどの電流源4を備えていてもよく、または上述のアクチュエータの少なくとも一部は、油圧式でもよい。
図11に記載のクロスカット装置1は、上述したものと基本的に同様の制御箱28を含み、クロスカット装置1は、既述のものと基本的に変わりなく遠隔制御操作器6を使って操作できる。制御箱28は、例えば論理回路・無線機を含み、これによってすべての制御コマンドを無線で与えることができる。しかしまた、有線制御も使用できる。また、クロスカット装置1は、有線または無線ビデオカメラおよび作業灯を含み、これらは既述のように動作する。
図11に記載のクロスカット装置1は、先に述べたクロスカット装置に対して、立ち木または柱を把持するグリッパ39にアクチュエータの動きを伝達するヒンジが構造内に含まれていないという利点を有する。
図11に記載のクロスカット装置1では、把持部39を木の幹に押圧し、また木の幹から外したりすることは、本質的に線形な動作で行なわれる。そこで、例えば下部把持部39を木の幹に向かって動かすには、互いに向かい合うグリッパ38aはそれらの把持アーム40とともに、アクチュエータとして機能するスピンドルモータ35aによって木の幹の方へ線形に引張られながら、線形ガイド35bによって案内され、これは、把持部39が木の幹にしっかり押し付けられ、その木への把持が十分な耐力を生ずるまで行なわれる。同様に、把持部39を木の幹から外すこともスピンドルモータ35aによって反対方向の線形動作で行なわれる。上部グリッパ38bは、その把持部39およびステム部40とともに、同じくガイド36bで案内されてスピンドルモータ36aで線形に動く。
本発明による方法では、迷惑を与える立ち木を、例えば次のようにして除去する。すなわち、クロスカット装置1を人力またはそれ用に適した移送装置で立ち木まで運搬し、これを木の幹の傍らから幹の周りに配置する。その際、グリッパ16、20、39を開放位置にしてクロスカット装置1をグリッパ16、20、39で前方へ木の幹に押し付け、この後、少なくとも下部グリッパ16、39を木の幹に固定する。この後、木登りコマンドを遠隔操作器6からクロスカット装置1に与える。そこでクロスカット装置1は、所定の制御論理と動作論理に応じて木を登ることになるが、上部グリッパ20、39が幹に固定されていたならば、まずこれを幹から緩める。
この後、クロスカット装置1のフレーム10、32の長さを増すが、これは、入れ子型支持アーム13、14と駆動手段として機能する油圧シリンダ31またはスピンドルモータ33を使用して行なう。こうして、上部グリッパ20、39と下部グリッパ16、39の間の距離が増す。この距離が最大、または、そうでなければ例えば検出器13a、14aで決まる正規の位置にあれば、上部グリッパ20、39は木の幹に固定され、また下部グリッパ2039は木の周りから緩められる。その後、クロスカット装置1のフレーム10、32の長さは、入れ子型支持アーム13および14によって、また油圧シリンダ31もしくはスピンドルモータ33によって短縮される。そこで、上部グリッパ20、39と下部グリッパ16、39の間の距離が縮まる。この距離が最小、または、そうでなければ例えば検出器13a、14aで決まる正規の位置にあれば、下部グリッパ20、39は木の幹に固定され、また上部グリッパ16、39は木の幹から緩められる。このようにして木登りを段階的に進めるとともに、所望の高さに達するまで、途中、剪断ブレード20aおよび切断ブレード23を使って、またはチェーンソー25を使って枝を切り落とす。
クロスカット装置1が所望の高さになると、立ち木の頂部をチェーンソー25で切り離し、頂部を木の根元に落とすことができる。この後、木から降りる旨のコマンドを遠隔操作器6からクロスカット装置1へ与え、必要ならば、降りる途中で木の幹からチェーンソー25で所望の寸法の断片を切り取る。この断片も木の根元に落とすことができる。
上述の手順は、例えば住宅地の密集地から木々を除去するのに良好に使用される。斜めの角度で電線に倒れかかった木を除去するには、これとは少し違った方法を本発明に従って使用するのがよい。クロスカット装置1を木の幹に配置し、木登りをさせ、枝を切り落とすのは、前に述べたのと同じようにして行なう。ここで違うのは、木を直立させるために、クロスカット装置を下に置いたまま、鋼製ロープ7または同様のロープをクロスカット装置上の牽引フック30に固定し、そのロープの自由端を、例えば滑車装置8に接続し、これをさらに、ある支持点、例えば十分に強い立ち木9に固定することである。クロスカット装置1は、木登りの際。ロープ7を木に引き込み、クロスカット装置1が所望の高さまで登ると、電線に斜めに倒れかかった木を滑車装置8とロープ7によって真直ぐに引き上げ、その後、木の頂部をチェーンソー25で切り離す。下降する際、所望に応じて木の幹を短片に切断する。
本方法では、クロスカット装置1は、遠隔操作器6を使って操作するが、これは、クロスカット装置1にあるビデオカメラのビデオ映像と、必要に応じて作業灯を補助的に使用するのは、前に説明した通りである。
当業者に明らかなように、本発明は上述の実施例のみに限定されず、以下の特許請求の範囲内で可変である。したがって、例えば本方法の動作モードは、上述のものと相違しても、また異なった順序でもよい。
さらに当業者に明らかなように、本装置は上述のものと構造が相違してもよい。
やはり当業者に明らかなように、本装置は、立ち木に沿ってだけでなく、あらゆる柱状構造物に沿って登るように構成してもよい。したがって、例を挙げれば本装置は、例えば電線や照明灯柱に沿って、または例えば様々な梁構体に沿って登るように構成してもよい。また、本装置は、柱状物の上で行なうさまざまな作業用のさまざまな工具を担持してもよい。

Claims (18)

  1. 枝を切り木の幹を切ることのできる解体クロスカット装置(1)を、遠隔操作器(6)で送信される遠隔制御により制御して、除去しようとする木の幹に沿って上方に移動させる際、前記解体クロスカット装置(1)の長さを交番的に増したり縮めたりして段階的に、または少なくとも1つのローラ型牽引手段によって移動させ、上昇の際、その途中にある木の枝を切り、前記解体クロスカット装置(1)は、前記遠隔操作器(6)で送信される遠隔制御により制御して、前記木の幹に沿って下降する際、該解体クロスカット装置(1)の長さを交番的に増したり縮めたりして段階的に、または少なくとも1つのローラ型牽引手段によって移動させる立ち木の処理方法において、該方法は、電線に倒れかかった木などの傾いた姿勢にある木の除去については、前記解体クロスカット装置(1)に牽引ロープ(7)を固定して該ロープを前記木に引き込み、該牽引ロープ(7)によって前記木を牽引して直立にし、または前記電線から離すことを特徴とする立ち木の処理方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記除去される木の幹は、前記解体クロスカット装置(1)の底部のグリッパ(16、39)および該解体クロスカット装置の頂部のグリッパ(20、39)によって交互に把持し、前記底部のグリッパ(16、39)および頂部のグリッパ(20、39)は、上昇モードでは前記木の幹の方向において上方に、および下降モードでは下方に、交番的に移送させることを特徴とする立ち木の処理方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、上昇モードでは、前記木の幹の方向における前記グリッパ(16、20、39)の動きは、油圧シリンダまたはスピンドルモータなどの1つ以上の駆動手段(31、33)で実現し、前記下部グリッパ(16、39)を前記木の幹に固定するときは前記駆動手段の長さを増し、また前記上部グリッパ(20、39)を前記木の幹に固定するときは、前記駆動手段の長さを短縮し、前記下部グリッパ(16、39)を前記木の幹から外すことを特徴とする立ち木の処理方法。
  4. 請求項1または2に記載の方法において、下降モードでは、前記木の幹の方向における前記グリッパ(16、20、39)の動きは、油圧シリンダまたはスピンドルモータなどの1つ以上の駆動手段(31)で実現し、前記上部グリッパ(20、39)を前記木の幹に固定するときは前記駆動手段の長さを増し、前記下部グリッパ(16、39)を前記木の幹から外し、また前記下部グリッパ(16、39)を該木の幹に固定するときは、前記駆動手段の長さを短縮し、該上部グリッパ(20、39)を該木の幹から外すことを特徴とする立ち木の処理方法。
  5. 前記請求項のいずれかに記載の方法において、前記木の幹に対する前記クロスカット装置(1)の把持部(39)の押付けおよび該把持部の前記木の幹からの取り外しは、基本的に線形の動きによって行ない、前記木の幹に向かって前記把持部(39)を動かすために、該互いに対向する把持部(38a)は、ガイド(35b、36b)で案内されながら、アクチュエータとしてのスピンドルモータ(35a、36a)で前記木の幹へ基本的に線形に引張られ、この動きは、前記把持部(39)が前記木の幹に対してしっかり押し付けられ、該木に対するその把持が十分な耐力を生ずるまで行ない、同様に、該木の幹からの前記把持部(39)の取り外しは、前記スピンドルモータ(35a、36a)による対向する線形の動きで行なわれることを特徴とする立ち木の処理方法。
  6. 前記請求項のいずれかに記載の方法において、電柱に倒れかかった木などの前記傾いた姿勢にある木の除去については、牽引ロープ(7)を前記解体クロスカット装置(1)に固定して該ロープを木に引き込み、該牽引ロープ(7)によって該木を引張って直立にし、電線から外してから、該木の頂部をチェーンソーなどの前記解体クロスカット装置(1)にある切断手段(25)で切断することを特徴とする立ち木の処理方法。
  7. 前記請求項のいずれかに記載の方法において、前記解体クロスカット装置(1)は、前記除去しようとする木の幹の周りに人力または前記遠隔操作器(6)で制御される移送装置で配置され、前記除去しようとする木にある前記解体クロスカット装置(1)の機能は、前記遠隔操作器(6)で制御することを特徴とする立ち木の処理方法。
  8. 少なくとも解体クロスカット装置(1)を含み、該装置は、フレーム(10、32)と、該解体クロスカット装置(1)を制御して、幹に沿って除去すべき木へ登らせ、また該木から下降させる移動手段と、上昇モードにおいて途中で枝を切る手段(20a、23、25)と、前記除去すべき木の幹を切る手段とを含み、さらに、前記解体クロスカット装置(1)を前記除去すべき木の幹に固定するグリッパ(16、20、39)と、該グリッパ(16、20、39)の間の距離を変える手段(31、33)、または前記解体クロスカット装置(1)を上昇および下降させる少なくとも1つのローラ様牽引手段とを含む立ち木の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)は、該解体クロスカット装置(1)に牽引ロープ(7)を固定する手段(30)を含むことを特徴とする立ち木の処理装置。
  9. 請求項8に記載の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)のフレーム(10、32)の底部(15、30)には第1のグリッパ(16、39)があり、該解体クロスカット装置(1)のフレーム(10、32)の頂部(19、36)には第2のグリッパ(20、39)があり、前記フレーム(10、32)の長さは、線形動作をする1つ以上の油圧シリンダまたはスピンドルモータなどの駆動手段(31、33)によって可変であることを特徴とする立ち木の処理装置。
  10. 請求項8または9に記載の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)は、該装置に容易に着脱可能な1つ以上の充電可能バッテリなどの自装置の電流源(42)を含むことを特徴とする立ち木の処理装置。
  11. 請求項8、9または10に記載の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)は、登り動作および下降動作に対して基本的に直交する方向にあるガイド(35b、36b)を含み、その上には把持部(39)を有する把持アーム(38a、38b)が配設され、該把持アームは、アクチュエータ(35a、36a)によって前記ガイド(35b、36b)に沿って前記木に向かい、また該木から離れる方向に動くことを特徴とする立ち木の処理装置。
  12. 上記請求項8ないし11のいずれかに記載の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)は、鉤トングなどの固定手段(41)と、アクチュエータの手段とを含み、該アクチュエータの手段を作動させると、前記解体クロスカット装置(1)は、例えばロープ(7)および牽引装置(8)によって処理すべき木を直立させるために該木にしっかり固定できることを特徴とする立ち木の処理装置。
  13. 上記請求項8ないし12のいずれかに記載の処理装置において、該装置は制御論理回路を含み、該回路は、前記解体クロスカット装置(1)の底部(15、35)のグリッパ(16、39)および頂部(19、36)のグリッパ(20、39)で交互に前記木の幹を把持し、前記底部のグリッパ(16、39)と前記頂部のグリッパ(20、39)を前記木の幹の方向に上昇モードでは上方に、また下降モードでは下方に交番的に移送することを特徴とする立ち木の処理装置。
  14. 上記請求項8ないし13のいずれかに記載の処理装置において、前記制御論理回路は、前記駆動手段(31、33)による前記木の幹の方向における前記グリッパ(16、20、39)の上昇モードにおいて、以下の動きを実現するように該制御論理回路を構成する手段を含み、前記動きにおいて、前記下部グリッパ(16、39)を前記木の幹に固定するときは、前記駆動手段(31、33)の長さを線形に増して、該木の幹から該上部グリッパ(20、39)を外し、また、前記上部グリッパ(20、39)を前記木の幹に固定するときは、前記駆動手段(31、33)の長さを短くして、該木の幹から該下部グリッパ(16、39)を外すことを特徴とする立ち木の処理装置。
  15. 上記請求項8ないし13のいずれかに記載の処理装置において、前記制御論回路は、前記駆動手段(31、33)による前記木の幹の方向における前記グリッパ(16、20、39)の下降モードにおいて、以下の動きを実現するように該制御論理回路を構成する手段を含み、前記動きにおいて、前記上部グリッパ(20、39)を前記木の幹に固定するときは、前記駆動手段(31、33)の長さを線形に増して、該木の幹から該下部グリッパ(16、39)を外し、また、前記下部グリッパ(16、39)を前記木の幹に固定するときは、前記駆動手段(31、33)の長さを短くして、該木の幹から該上部グリッパ(20、39)を外すことを特徴とする立ち木の処理装置。
  16. 上記請求項8ないし15のいずれかに記載の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)は、上方を向いた曲状切断ブレード(23)と、上方を向いた曲状剪断ブレード(20a)とを含み、該剪断ブレードは、前記上部グリッパ(20)に接続され、上昇モードにおいて前記解体クロスカット装置(1)の途上で枝を切り離し、該枝を切る力は、前記駆動手段(31)の線形動作から得ることを特徴とする立ち木の処理装置。
  17. 上記請求項8ないし16のいずれか記載の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)は、ロボットアーム様に機能する多関節多部品ブーム構体(23a)を含み、該ブーム構体の自由端には、チェーンソー(25)、または前記クロスカット装置(1)とともに使用するレンチ、金属切断工具もしくは同等物などの他の何らかの必要な工具などの工具用装着台(32b)があることを特徴とする立ち木の処理装置。
  18. 上記請求項8ないし17のいずれかに記載の処理装置において、前記解体クロスカット装置(1)は、該解体クロスカット装置(1)における機能を遠隔操作器(6)によって制御する遠隔制御受信器を含むことを特徴とする立ち木の処理装置。
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