JP2014237784A - 水性インク、インクカートリッジ、記録装置、及び記録方法 - Google Patents

水性インク、インクカートリッジ、記録装置、及び記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強固な画像が得られる水性インクを提供すること。【解決手段】水と、光重合性化合物と、前記光重合性化合物に対する質量比が0.02以上0.10以下である光重合開始剤と、を含む光硬化型の水性インク。【選択図】なし

Description

本発明は、水性インク、インクカートリッジ、記録装置、及び記録方法に関する。
特許文献1には、複数色のインクを基材に付与した後、紫外線照射することにより該インクを定着させるインクジェット記録方法において、前記複数色のインクがカチオン重合性インクであり、紫外線照射時における基材上の未硬化インク量を、該インク中に含まれる光重合開始剤の吸収ピーク波長における紫外線透過率が0.1%以上となる量に制限することを特徴とするインクジェット記録方法が開示されている。
特許文献2には、選択的にインク滴の吐出制御可能な少なくとも一つのノズルを有する記録ヘッドで、活性光線により硬化するインクを記録材料面に吐出する画像形成方法において、インク着弾後の活性光線の照射条件を任意に可変する手段を有することを特徴とする画像形成方法が開示されている。
特許文献3には、少なくとも色材および内部硬化性の光重合開始剤を含有するインク組成物Aと、少なくとも重合性化合物、表面硬化性の光重合開始剤および重合促進剤を含有するインク組成物Bとから構成されるインク組成物セットを使用し、前記インク組成物Aを記録媒体に吐出し、前記インク組成物Bを記録媒体の前記インク組成物Aの上に吐出してから、紫外線を照射して、紫外線硬化を行う事で画像形成を行うことを特徴とするインクジェット記録方法が開示されている。
特許文献4には、種類の異なる開始剤を複数含有する放射線硬化性インクを複数の放射線で露光することを特徴とする放射線硬化性インクの硬化方法が開示されている。
国際公開第2006/061981号パンフレット 特開2003−191594号公報 特開2006−137183号公報 特開2003−213170号公報
本発明の課題は、強固な画像が得られる水性インクを提供することである。
上記課題は、以下の手段により改善される。即ち、
請求項1に係る発明は、
水と、光重合性化合物と、前記光重合性化合物に対する質量比が0.02以上0.10以下である光重合開始剤と、を含む光硬化型の水性インクである。
請求項2に係る発明は、
請求項1に記載の水性インクを収容したインクカートリッジである。
請求項3に係る発明は、
請求項1に記載の水性インクを吐出する吐出装置と、
吐出された前記水性インクに対して、光を照射する光照射装置と、
を備える記録装置である。
請求項4に係る発明は、
請求項1に記載の水性インクを吐出する工程と、
吐出された前記水性インクに対して、光を照射する工程と、
を有する記録方法である。
請求項1に係る発明によれば、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が上記範囲から外れる場合に比べ、強固な画像が得られる水性インクが提供される。
請求項2に係る発明によれば、水性インクにおける光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が上記範囲から外れる場合に比べ、強固な画像が得られるインクカートリッジが提供される。
請求項3に係る発明によれば、水性インクにおける光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が上記範囲から外れる場合に比べ、強固な画像が得られる記録装置が提供される。
請求項4に係る発明によれば、水性インクにおける光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が上記範囲から外れる場合に比べ、強固な画像が得られる記録方法が提供される。
本実施形態に係るインクジェット記録装置を示す概略構成図である。 本実施形態に係るインクジェット記録装置における記録ヘッド周辺を示す部分平面図である。
以下、本発明の水性インク、インクカートリッジ、記録装置、及び記録方法の実施形態について詳細に説明する。
[水性インク]
本実施形態に係る水性インク(以下、「インク」と称する場合がある)は、水と、光重合性化合物と、前記光重合性化合物に対する質量比が0.02以上0.10以下である光重合開始剤と、を含む。
なお、本実施形態の水性インクは、光が照射されることによって硬化する。具体的には、例えば、記録媒体等の表面にインクを吐出してインクの層を形成し、前記インクの層に光を照射することで、インクに含まれる光重合性化合物が重合して前記インクの層が硬化し、画像が得られる。
ここで「光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比」とは、光重合性化合物の質量を1としたときの光重合開始剤の質量の比であり、具体的には、インクに含まれる光重合開始剤の質量が、インクに含まれる光重合性化合物の質量の何倍かを示す値である。
また本実施形態において、例えばインク中に二種以上の光重合開始剤が含まれる場合、インク全体に含まれる当該二種以上の光重合開始剤の質量の合計を、前記「インクに含まれる光重合開始剤の質量」とする。
また本実施形態では、光重合開始剤と共に増感剤(光重合開始助剤)を用いる場合、前記「インクに含まれる光重合開始剤の質量」は、前記光重合開始剤の質量及び前記増感剤の質量の両方を含む値とする。すなわち、光重合開始剤と増感剤とを併用する形態においては、「光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比」は、光重合性化合物の質量を1としたときの、光重合開始剤及び増感剤の質量(合計)の比として定義される。
なお、光重合開始剤と共に増感剤(光重合開始助剤)を用いる場合において、「光重合開始剤」とは、光吸収によって、光重合性化合物の重合を開始させる活性種を生じる成分を意味する。また「増感剤」とは、単独では光照射しても光重合性化合物の重合を開始させないが、光重合開始剤と併用することで光重合性化合物の重合の開始を促進する成分を意味する。
本実施形態の水性インクは、上記構成であることにより、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が上記範囲から外れる場合に比べ、強固な画像が得られる。すなわち、本実施形態の水性インクを用いて画像を形成することにより、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が上記範囲から外れるインクを用いた場合に比べ、強固な画像が得られる。その理由は定かではないが、以下のように推測される。
本実施形態の水性インクは、光が照射されると、光重合開始剤の光吸収によって発生した活性種(例えばラジカル等)によって光重合性化合物の重合反応が開始され、前記重合反応が進むことによってインクが硬化すると考えられる。
ここで、例えば、インクを吐出して得られたインクの層に光を照射し、前記インクの層を硬化させて画像を得る場合、画像内に水が残留すると、画像の表面のべたつきが生じる場合がある。しかし、インクの層が硬化する際に、例えば重合反応で発生した熱等によって、インクの層に含まれる水が気化して除去されれば、画像内に残留した水に起因する画像の表面のべたつきは抑制され、強固な画像が得られると考えられる。
一方、前記インクの層に光を照射する場合、前記インクの層のなかでも光を照射した側の表面(以下、「光照射面」と称する場合がある)に近いほど、光重合開始剤が光を吸収しやすく、前記活性種が多く発生するため、インクの層の内部等(例えば、インクの層の内部や、インクの層のうち光を照射した側と反対側の表面等)に比べて重合反応が速く進みやすいと考えられる。
そして、インクの層の内部等に含まれる水の気化よりも、インクの層の光照射面における重合反応が速く進んで硬化膜が形成されると、その硬化膜によってインクの層の内部等に含まれる水の気化が阻害されると推測される。
これに対して本実施形態では、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が前記範囲内である。そのため、前記範囲よりも質量比が多い場合に比べて、インクの層の光照射面における活性種の発生量が抑えられ、前記硬化膜の形成が遅くなることで、インクの層の内部に含まれる水が気化しやすくなると推測される。
すなわち本実施形態では、インク全体に対する質量比(絶対量)ではなく、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比(相対量)を制御することによって、前記硬化膜の形成速度が抑制され、インクの層の内部等に含まれる水の気化が促進されているものと推測される。
また本実施形態では、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が前記範囲内であるため、前記範囲より少ない場合に比べて光重合性化合物の重合が促進されると考えられる。
このように本実施形態では、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が前記範囲から外れる場合に比べ、インクの光硬化時における水の気化と光重合性化合物の重合によるインクの硬化とが両立しやすく、強固な画像が得られるのであると推測される。
特に、前記光重合開始剤としてラジカル発生型の光重合開始剤を用いた場合、その他の光重合開始剤(例えばカチオン発生型の光重合開始剤等)を用いた場合に比べ、前記重合反応の速度が大きく、前記硬化膜による水の気化の阻害が顕著であると考えられる。そのためラジカル発生型の光重合開始剤を用いた場合は特に、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比を前記範囲内とすることで、前記範囲より多い場合に比べ、インクの層の内部に含まれる水の気化がより促進され、強固な画像が得られると考えられる。
また、例えば375nm以上450nm以下の波長領域に吸収を持つ(つまり、375nm以上450nm以下の光を吸収して活性種を生ずる)紫外線重合開始剤として、チオキサントン化合物等が挙げられるが、これらは非水溶性(25℃の水100質量部に対する溶解量が0.1質量部未満)である。
このような非水溶性の光重合開始剤を前記光重合開始剤として用いた場合、水溶性(例えば25℃の水100質量部に対する溶解量が0.1質量部以上)の光重合開始剤を用いた場合に比べ、インクの層の表面に光重合開始剤が偏在しやすく、前記硬化膜による水の気化の阻害が顕著に起こりやすいと考えられる。そのため非水溶性の光重合開始剤を用いた場合も特に、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比を前記範囲内とすることで、インクの層の内部に含まれる水の気化がより促進され、強固な画像が得られると考えられる。
本実施形態では、二種以上の光重合開始剤を用いる形態でもよいが、光重合開始剤を一種用いる形態でもよい。
具体的には、例えば、光重合を開始させる光の波長が異なる二種以上の光重合開始剤を併用し、それぞれの光重合開始剤に対応する波長の光をインクに照射する方法が挙げられる。そして、前記二種以上の光重合開始剤として、前記インクの層の表面に偏在しやすい光重合開始剤と、前記インクの層の内部に分散しやすい光重合開始剤と、を併用することで、インクの層全体を硬化させる方法が考えられる。しかしながら、この方法を用いる場合、二種以上の光照射装置(すなわち、一方の光重合開始剤に対応する波長の光を照射する装置、及び他方の光重合開始剤に対応する波長の光を照射する装置)が必要になることが考えられる。
これに対して本実施形態では、上記のように、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比を前記範囲内に制御することで、水の気化と光重合性化合物の重合との両方が促進され、強固な画像が得られるものであると考えられる。そのため、光重合開始剤を一種用いる形態や、一種の光照射装置が発する光で光重合が開始する二種以上の光重合開始剤(すなわち、同じ波長領域の光を吸収して重合を開始させる二種以上の光重合開始剤)を用いる形態でも、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が前記範囲内から外れる場合に比べ、強固な画像が得られる。そして本実施形態において、一種の光照射装置が発する光で光重合が開始する一種又は二種以上の光重合開始剤を用いることで、二種以上の光照射装置を必要とする場合に比べ、系や装置を複雑化させずに強固な画像が得られると考えられる。
本実施形態では、前記の通り、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が0.02以上0.10以下であるが、0.03以上0.07以下が好ましい。
なお本実施形態では、前記の通り、インク全体に対する質量比ではなく、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比が上記範囲であり、インク中に含まれる光重合開始剤の質量によって、インク中に含まれる光重合開始剤の質量の好ましい範囲が変わる。つまり本実施形態では、インク中に含まれる光重合開始剤の質量(絶対量)によらず、光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比(相対量)が上記範囲である。
次いで、本実施形態に係る水性インクを構成する各成分及び物性について詳細に説明する。
水性インクは、光硬化型の水性インクであり、その代表的なものとして紫外線硬化型の水性インクが挙げられる。なお、水性インクは、紫外線(紫外光)以外の活性エネルギー線(活性エネルギー光)硬化型の水性インクであってもよい。
水性インクは、水と、光重合性化合物と、光重合開始剤と、を含む。水性インクは、必要に応じて、着色剤、水溶性有機溶媒、界面活性剤、及びその他添加剤を含んでもよい。
<光重合性化合物>
光重合性化合物としては、紫外線によってラジカル重合する重合性基を有する化合物等が挙げられ、モノマー、オリゴマー、又はこれらを含む混合物であってもよい。この重合性基としては、例えば、エチレン性不飽和二重結合を有する基が挙げられ、具体的には、例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、ビニルエーテル基、エポキシ基、オキセタン基、無水マレイン酸基、N−置換マレイミド基等が挙げられる。なお、光重合性化合物は、カチオン重合性化合物であってもよい。
光重合性化合物は、水溶性の光重合性化合物であってもよいし、非水溶性の光重合性化合物であってもよい。なお、光重合性化合物において、水溶性とは、25℃の水100質量部に対する対象物質の溶解量が5質量部以上(好ましくは10質量部以上)であることを意味する。一方、非水溶性とは、25℃の水100質量部に対する対象物質の溶解量が5質量部未満であることを意味する。
水溶性の光重合性化合物としては、周知の光重合性化合物が挙げられ、具体的には、アクリロイルモロフォリン(ACMO)、ダイアセトンアクリルアマイド、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニル−ホルムアミド、ビニルナフタレンスルホン酸、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、無水琥珀酸と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとのエステル、オルソ無水フタル酸と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとのエステル等のラジカル重合性モノマーが挙げられる。
水溶性の光重合性モノマーとしては、多価アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、多価アルコールから誘導されるグリシジルエーテルの(メタ)アクリル酸エステル等のラジカル重合性モノマーも挙げられる。
水溶性の光重合性化合物としては、水溶性の光重合性モノマーが目的とする重合度で重合したオリゴマーも挙げられる。
非水溶性の光重合性化合物としては、周知の非水溶性の光重合性物質が挙げられ、具体的には、非水溶性の光重合性物質としては、アルコール、多価アルコール又はアミノアルコール類のアクリル酸エステル;アルコール又は多価アルコール類のメタクリル酸エステル;アクリル脂肪族アミド;アクリル脂環アミド;アクリル芳香族アミド類等のラジカル重合性モノマーが挙げられる。
非水溶性の光重合性化合物としては、非水溶性の光重合性モノマーが目的とする重合度で重合したオリゴマー;エポキシ骨格、ウレタン骨格、ポリエステル骨格又はポリエーテル骨格にアクリロイル基又はメタクリロイル基の付加したアクリレート(エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ウレタンメタクリレート、ポリエステルメタクリレート等)のオリゴマー;も挙げられる。
なお、非水溶性の光重合性化合物は、周知の手法によりエマルジョン化(乳化)して水性インク中に分散される。非水溶性の光重合性物質は、自己エマルジョン化型(自己乳化型)であってもよいし、分散剤によりエマルジョン化(乳化)するものであってもよい。
光重合性化合物は、1単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
光重合性化合物の含有量(濃度)は、例えば、インクに対して5質量%以上50質量%以下が好ましく、10質量%以上30質量%以下がより好ましく、15質量%以上25質量%以下がさらに好ましい。
<光重合開始剤>
光重合開始剤としては、水溶性の光重合開始剤であってもよいし、非水溶性の光重合開始剤であってもよい。なお、光重合開始剤において、水溶性とは、25℃の水100質量部に対する対象物質の溶解量が0.1質量部以上であることを意味する。一方、非水溶性とは、25℃の水100質量部に対する対象物質の溶解量が0.1質量部未満であることを意味する。
水溶性の光重合開始剤としては、ヒドロキシアセトフェノン類(1−フェニル−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパノン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパノン等)、アミノアセトフェノン類(2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等)、チオキサントンアンモニウム塩、ベンゾフェノンアンモニウム塩等の周知の光重合開始剤が挙げられる。
非水溶性の光重合開始剤としては、ベンゾイン化合物(ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等)、ベンゾフェノン、アシルホスフィンオキサイド化合物(ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルエトキシホスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド)、チオキサントン化合物(イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等)、アントラキノン化合物(エチルアントラキノン等)等の周知の光重合開始剤が挙げられる。
なお、非水溶性の光重合開始剤は、分散剤等を利用した周知の手法によりエマルジョン化(乳化)して水性インク中に分散させてもよいし、水溶性有機溶媒により溶解又は分散してインク中に分散させてもよい。
光重合開始剤の含有量は、例えば、インクに対して0.1質量%以上20質量%以下が好ましく、0.1質量%以上10質量%以下がより好ましく、1質量%以上10質量%以下がさらに好ましい。
ここで、光重合開始剤と共に、増感剤(重合開始助剤)を併用してもよい。増感剤(重合開始助剤)としては、脂肪族アミン、芳香族基を含むアミン(2−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−(ジメチルアミノ)安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等の3級アミン含有化合物)、ピペリジン、トリエタノールアミン等のアミン含有化合物;アリル尿素、o−トリルチオ尿素等の尿素含有化合物;ナトリウムジエチルジチオホスフェート、芳香族スルフィン酸の可溶性塩等のイオウ含有化合物;N、N、ジ置換pアミノベンゾニトリル等のニトリル含有化合物;トリnブチルホスフィン、ネトリウムジエチルジチオホスフィード等のリン含有化合物;ミヒラーケトン、Nニトリソヒドロキシルアミン誘導体、オキサゾリジン化合物、テトラヒドロ−1,3−オキサジン化合物、アルデヒド(ホルムアルデヒドまたはアセトアルデヒド)及びジアミンの縮合物等の窒素含有化合物:エポキシ樹脂とアミンの反応生成物の高分子化アミン;トリエタノールアミントリアクリレート等が挙げられる。
増感剤の含有量は、例えば、インクに対して0.01質量%以上20質量%以下が挙げられる。またインク全体に含まれる、光重合開始剤の質量に対する増感剤の質量比(光重合開始剤の質量を1としたときの増感剤の質量の比)としては、例えば、0.5以上0.7以下が挙げられる。
<水>
水としては、特に不純物の混入、又は微生物の発生を防止するという観点から、イオン交換水、超純水、蒸留水、限外濾過水が好適に挙げられる。
水の含有量は、例えば、インクに対して10質量%以上95質量%以下が好ましく、30質量%以上90質量%以下がより好ましい。
<着色剤>
着色剤としては、顔料が挙げられる。顔料としては、有機顔料、無機顔料が挙げられる。
黒色顔料の具体例としては、Raven7000,Raven5750,Raven5250,Raven5000 ULTRAII,Raven 3500,Raven2000,Raven1500,Raven1250,Raven1200,Raven1190 ULTRAII,Raven1170,Raven1255,Raven1080,Raven1060(以上コロンビアン・カーボン社製)、Regal400R,Regal330R,Regal660R,Mogul L,Black Pearls L,Monarch 700,Monarch 800,Monarch 880,Monarch 900,Monarch 1000,Monarch 1100,Monarch 1300,Monarch 1400(以上キャボット社製)、Color Black FW1,Color Black FW2,Color Black FW2V,Color Black 18,Color Black FW200,Color Black S150,Color Black S160,Color Black S170,Printex35,Printex U,Printex V,Printex140U,Printex140V,Special Black 6,Special Black 5,Special Black 4A,Special Black4(以上デグッサ社製)、No.25,No.33,No.40,No.47,No.52,No.900,No.2300,MCF−88,MA600,MA7,MA8,MA100(以上三菱化学社製)等を挙げられるが、これらに限定されるものではない。
シアン色顔料の具体例としては、C.I.Pigment Blue−1,−2,−3,−15,−15:1,−15:2,−15:3,−15:4,−16,−22,−60等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
マゼンタ色顔料の具体例としては、C.I.Pigment Red−5,−7,−12,−48,−48:1,−57,−112,−122,−123,−146,−168,−177,−184,−202, C.I.Pigment Violet −19等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
イエロー顔料の具体例としては、C.I.Pigment Yellow−1,−2,−3,−12,−13,−14,−16,−17,−73,−74,−75,−83,−93,−95,−97,−98,−114,−128,−129,−138,−151,−154,−180等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ここで、着色剤として顔料を使用した場合には、併せて顔料分散剤を用いることが望ましい。使用される顔料分散剤としては、高分子分散剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。
高分子分散剤としては、親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体が好適に用いられる。親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体としては、例えば縮合系重合体と付加重合体とが使用される。縮合系重合体としては、公知のポリエステル系分散剤が挙げられる。付加重合体としては、α,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の付加重合体が挙げられる。親水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体と疎水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体を組み合わせて共重合することにより目的の高分子分散剤が得られる。また、親水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の単独重合体も用いられる。
親水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、りん酸基等を有する単量体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸、フマル酸モノエステル、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、スルホン化ビニルナフタレン、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリロキシエチルホスフェート、ビスメタクリロキシエチルホスフェート、メタクリロオキシエチルフェニルアシドホスフェート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。
疎水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン誘導体、ビニルシクロヘキサン、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸フェニルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、クロトン酸アルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル等が挙げられる。
高分子分散剤として望ましい共重合体の例としては、スチレン−スチレンスルホン酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−メタクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸シクロヘキシルエステル−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。また、これらの重合体に、ポリオキシエチレン基、水酸基を有する単量体を共重合させてもよい。
高分子分散剤の重量平均分子量としては、例えば、2000以上50000以下がよい。
これら高分子分散剤は、単独で用いても、二種類以上を併用しても構わない。高分子分散剤の含有量は、顔料により大きく異なるため一概には言えないが、顔料に対し、0.1質量%以上100質量%以下であることがよい。
顔料としては、水に自己分散する顔料(以下自己分散型顔料と称する)も挙げられる。
自己分散型顔料とは、顔料表面に水に対する可溶化基を有し、高分子分散剤が存在しなくとも水中で分散する顔料のことを指す。自己分散型顔料は、例えば、顔料に対して酸・塩基処理、カップリング剤処理、ポリマーグラフト処理、プラズマ処理、酸化/還元処理等の表面改質処理を施すことにより得られる。
自己分散型顔料としては、上記顔料に対して表面改質処理を施した顔料の他、キャボット社製のCab−o−jet−200、Cab−o−jet−300、IJX−157、IJX−253、IJX−266、IJX−273、IJX−444、IJX−55、Cabot260、オリエント化学社製のMicrojet Black CW−1、CW−2等の市販の自己分散顔料等も挙げられる。
自己分散型顔料としては、その表面に官能基として少なくともスルホン酸、スルホン酸塩、カルボン酸、又はカルボン酸塩を有する顔料であることが望ましい。より望ましくは、表面に官能基として少なくともカルボン酸、又はカルボン酸塩を有する顔料である。
ここで、顔料としては、樹脂により被覆された顔料等も挙げられる。これは、マイクロカプセル顔料と呼ばれ、DIC化学工業社製、東洋インキ社製などの市販のマイクロカプセル顔料がある。なお、市販のマイクロカプセル顔料に限られず、目的に応じて作製したマイクロカプセル顔料を使用してもよい。
また、顔料としては、高分子化合物を顔料に物理的に吸着又は化学的に結合させた樹脂分散型顔料も挙げられる。
また、顔料としては、黒色とシアン、マゼンタ、イエローの3原色顔料のほか、赤、緑、青、茶、白等の特定色顔料や、金、銀色等の金属光沢顔料、無色又は淡色の体質顔料、プラスチックピグメント等も挙げられる。
また、顔料としては、シリカ、アルミナ、又は、ポリマービード等をコアとして、その表面に染料又は顔料を固着させた粒子、染料の不溶レーキ化物、着色エマルション、着色ラテックス等も挙げられる。
着色剤としては、顔料の他、その他、親水性のアニオン染料、直接染料、カチオン染料、反応性染料、高分子染料等や油溶性染料等の染料類、染料で着色したワックス粉・樹脂粉類やエマルション類、蛍光染料や蛍光顔料等も挙げられる。
着色剤の体積平均粒径は、例えば10nm以上1000nm以下であることが挙げられる。
着色剤の体積平均粒径とは、着色剤そのものの粒径、又は着色剤に分散剤等の添加物が付着している場合には、添加物が付着した粒径をいう。体積平均粒径の測定装置には、マイクロトラックUPA粒度分析計 9340 (Leeds&Northrup社製)により行う。その測定は、インク4mlを測定セルに入れ、測定を行った。なお、測定時の入力値として、粘度にはインクの粘度を、分散粒子の密度は着色剤の密度とした。
着色剤の含有量(濃度)は、例えば、インクに対して0.5質量%以上15質量%以下が好ましく、1質量%以上10質量%以下がより好ましい。
<水溶性有機溶媒>
水溶性有機溶媒としては、多価アルコール類、多価アルコール類誘導体、含窒素溶媒、アルコール類、含硫黄溶媒等が挙げられる。水溶性有機溶媒としては、その他、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等も挙げられる。なお、水溶性有機溶媒において、水溶性とは、25℃の水100質量部に対する対象物質の溶解量が1質量部以上であることを意味する。
多価アルコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,2−へキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、キシリトールなどの糖アルコール類;キシロース、グルコース、ガラクトースなどの糖類;等が挙げられる。
多価アルコール類誘導体としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジグリセリンのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
含窒素溶媒としては、ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
アルコール類としてはエタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
含硫黄溶媒としては、チオジエタノール、チオジグリセロール、スルフォラン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
ここで、水溶性有機溶媒としては、モルホリン骨格を持つモルホリン化合物も挙げられる。光重合開始剤として非水溶性の光重合開始剤(特にチオキサントン化合物(イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン等))を適用した場合、水溶性有機溶媒としてモルホリン化合物を使用すると、水性インク中において、当該非水溶性の光重合開始剤の溶解性又は分散性が高まり易くなるため好適である。
モルホリン化合物としては、下記一般式(MO)で示されるモルホリン化合物が挙げられる。
一般式(MO)中、Rmは、メチル基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基又はハロゲンを示す。Rmは、単結合、置換若しくは無置換のアルキレン基、カルボニル基、エステル基、又はこれらを組み合わせた基を示す。なお、Rmが単結合を示す場合、一般式(MO)で示されるモルホリン化合物は、RmがなくRmがモルホリン骨格に直結している化合物となる。
ここで、Rmが示すアルキレン基は、直鎖状又は分岐状のいずれであってもよく、炭素数1以上5以下(好ましくは1以上3以下)のアルキレン基が挙げられる。直鎖状のアルキレン基としては、メチレン基、エチレン基、n−プロピレン基、n−ブチレン基、n−ペンチレン基等が挙げられる。分岐状のアルキレン基としては、イソプロピレン基、イソブチレン基、sec−ブチレン基、tert−ブチレン基等が挙げられる。
Rmが示すアルキレン基に置換し得る置換基としては、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、ハロゲン原子等が挙げられる。
以下、一般式(MO)で示されるモルホリン化合物の具体例を例示するが、これに限られるものではない。
上記一般式(MO)で示されるモルホリン化合物以外のモルホリン骨格を有する化合物として、ジメチルモルホリンが挙げられる。
水溶性有機溶媒としては、さらにモルホリン骨格を持つ化合物以外に、アルコキシアルコールも挙げられる。
アルコキシアルコールとしては、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール、2−(2−(2−ブトキシエトキシ)エトキシ)エタノール、ジエチレングルコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。
水溶性有機溶媒は、1種類で使用しても2種類以上を併用してもよい。
水溶性有機溶媒の含有量は、水に対して1質量%以上60質量%以下が好ましく、1質量%以上40質量%以下がより好ましい。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、望ましくは、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤である。
アニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等が挙げられる。
これらの中でも、アニオン性界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸塩、モノブチルフェニルフェノールモノスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、ジブチルフェニルフェノールジスルホン酸塩等がよい。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキルアルカノールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコール、アセチレングリコールのポリオキシエチレン付加物等が挙げられる。
これらの中でも、ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコール、アセチレングリコールのポリオキシエチレン付加物がよい。
ノニオン性界面活性剤としては、その他、ポリシロキサンオキシエチレン付加物等のシリコーン界面活性剤;パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル等のフッ素界面活性剤;スピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチン等のバイオサーファクタント;等も挙げられる。
界面活性剤の親水性/疎水性バランス(HLB)は、溶解性等を考慮すると例えば3以上20以下の範囲がよい。
界面活性剤は、1種類で使用しても2種類以上を併用してもよい。
界面活性剤の含有量は、インクに対して0.1質量%以上10質量%以下が好ましく、0.1質量%以上5質量%以下がより好ましく、0.2質量%以上3質量%以下がさらに好ましい。
<その他添加剤>
その他添加剤としては、インク吐出性改善剤(ポリエチレンイミン、ポリアミン類、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等)、導電率/pH調整剤(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属類の化合物等)、反応性の希釈溶媒、浸透剤、pH緩衝剤、酸化防止剤、防カビ剤、粘度調製剤、導電剤、キレート化剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤等が挙げられる。
<水性インクの物性>
水性インクの表面張力は、例えば20mN/m以上45mN/m以下の範囲が挙げられる。
ここで、表面張力としては、ウイルヘルミー型表面張力計(協和界面科学株式会社製)を用い、23℃、55%RHの環境において測定した値を採用した。
水性インクの粘度は、例えば1.5mPa・s以上30mPa・s以下の範囲が挙げられる。ここで、粘度としては、レオマット115(Contraves製)を測定装置として用いて、測定温度は23℃、せん断速度は1400s−1の条件で測定した値を採用した。
[記録装置、記録方法]
次に、本実施形態に係る水性インクを用いた記録装置及び記録方法について説明する。
本実施形態に係る記録装置は、本実施形態に係る水性インク(光硬化型の水性インク)を吐出する吐出装置と、吐出された前記水性インクに対して、光を照射する光照射装置と、を少なくとも有するものである。
本実施形態に係る記録装置では、本実施形態に係る水性インク(光硬化型の水性インク)を吐出する工程と、吐出された水性インクに対して、光を照射する工程と、を有する記録方法が実施される。
本実施形態に係る記録装置には、本実施形態に係る水性インク(光硬化型の水性インク)を収容し、当該記録装置に着脱されるようカートリッジ化されたインクカートリッジを備えていてもよい。
以下、本実施形態に係る記録装置の一例について、図面を参照しつつ説明するが、これに限定されるわけではない。なお、図に示す主用部を説明し、その他はその説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置を示す概略構成図である。図2は、本実施形態に係るインクジェット記録装置における記録ヘッド周辺を示す部分平面図である。
本実施形態に係るインクジェット記録装置12は、例えば、図1に示すように、筐体14内の下部に、給紙容器16が備えられており、給紙容器16内に積層された用紙P(記録媒体の一例)を取り出しロール18で1枚ずつ取り出す機構を有している。取り出された用紙Pは、搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
給紙容器16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張力を付与されつつ支持された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッド30(吐出装置の一例)が配置されており、搬送ベルト28における平坦部分に対向している。この記録ヘッド30が搬送ベルト28の平坦部分に対向した領域が、記録ヘッド30から用紙Pにインクの液滴が吐出される吐出領域となっている。搬送ローラ対20で搬送された用紙Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域に至り、記録ヘッド30に対向した状態となり、記録ヘッド30から画像情報に応じて吐出されたインクの液滴が用紙Pの表面に付着する。
ここで、各色の記録ヘッド30は、それぞれ、インクジェット記録装置12に着脱される各色のインクカートリッジ30Aと供給管(不図示)を通じて連結され、インクカートリッジ30Aにより、各色のインクがそれぞれ記録ヘッド30へ供給される。
記録ヘッド30は、例えば、図2に示すように、有効な記録領域(インクを吐出するノズルの配置領域)が用紙Pの幅(用紙Pの搬送方向と交差(例えば直交)する方向の長さ)以上とされた長尺状の記録ヘッドである。
なお、記録ヘッド30は、これに限られず、用紙Pの幅よりも短尺状の記録ヘッドであって、用紙Pの幅方向に移動してインクを吐出する方式(所謂キャリッジ方式)の記録ヘッドであってもよい。
記録ヘッド30は、インクの液滴を熱により吐出する、所謂サーマル方式であってもよいし、インクの液滴を圧力により吐出する、所謂圧電方式等、公知のものが適用される。
記録ヘッド30としては、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つの記録ヘッドが搬送方向に沿ってアレイ状に配置されている。無論、記録ヘッド30は、上記4色のそれぞれに対応した4つの記録ヘッド30を配置する形態に限られず、目的に応じて、ブラック(K)に対応した一つの記録ヘッド30を配置した形態であってよいし、他の中間色を加えた4色以上のそれぞれに対応した4つ以上の記録ヘッド30を配置した形態であってもよい。
記録ヘッド30の上流側(用紙Pの搬送方向上流側)には、帯電ロール32が配置されている。帯電ロール32は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、接地された従動ロール26との間に電位差を生じさせ、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させる。
記録ヘッド30の下流側(用紙Pの搬送方向下流側)には、搬送ベルト28の上方に、紫外線照射装置50(光照射装置の一例)が配置されている。
紫外線照射装置50は、搬送ベルト28の上の用紙Pに付着したインクに対して、紫外線を照射する。
紫外線照射装置50は、例えば、図2に示すように、有効な紫外線照射領域(紫外線する光源の配置領域)が記録ヘッド30による記録可能領域の幅(用紙Pの搬送方向と交差(例えば直交)する方向)以上とされた長尺状の紫外線照射装置である。
なお、紫外線照射装置50は、これに限られず、記録ヘッド30による記録可能領域の幅よりも短尺状の紫外線照射装置であって、記録ヘッド30による記録領域の幅方向に移動して紫外線を照射する方式(所謂キャリッジ方式)の紫外線照射装置であってもよい。
紫外線照射装置50の光源としては、水銀ランプ(例えば数100Paから1MPaまでの動作圧力を有する低圧、中圧、高圧水銀ランプ)、メタルハライドランプ、キセノンランプ、冷陰極管、熱陰極管、発光ダイオード(LED)、半導体レーザ(LD、VCSEL)、レーザ波長変換光源等が挙げられる。
これらの中でも、紫外線照射装置50の光源としては、インクを硬化させるときの状態の変動(その水分量や温度の変動)が少ない、つまり硬化条件の変動が少なく、照射エネルギー密度の高い発光ダイオード(LED)か半導体レーザ(LD、VCSEL)がよい。
紫外線照射装置50の下流側(用紙Pの搬送方向下流側)には、剥離板34が配置されており、用紙Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された用紙Pは、剥離板34の下流側(用紙Pの搬送方向下流側)で排出経路36を構成する複数の排出ローラ対38で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙容器40に排出される。
次に、本実施形態に係る記録装置12の動作について説明する。
本実施形態に係る記録装置12では、用紙Pは、給紙容器16から取り出しロール18で1枚ずつ取り出され、搬入経路22を経由して搬送ベルト28へ搬送される。
次に、用紙Pは、帯電ロール32により搬送ベルト28に静電吸着され、搬送ベルト28の回転により記録ヘッド30の下方へ搬送される。
次に、用紙Pは、記録ヘッド30により、インクが吐出され、目的とする画像が記録される。
次に、用紙Pに付着したインクに対して、紫外線照射装置50により紫外線が照射され、インク中の紫外線重合性化合物の硬化反応(重合反応)が進行し、インク(インクによる画像)が硬化して用紙Pに固定化する。
ここで、紫外線照射装置50の紫外線照射条件としては、インク中に含まれる紫外線重合性化合物の種類等により変わるが、例えば、用紙P上に吐出されたインク中の紫外線重合性化合物の硬化反応(重合反応)が進行して硬化する条件であることがよい。
具体的には、紫外線照射条件としては、例えば、波長領域(中心波長)が375nm以上450nm以下、照射強度が10W/cm以上5000W/cm以下(望ましくは50W/cm以上500W/cm以下)、照射時間が0.1ミリ秒以上10秒以下(望ましくは10ミリ秒以上100ミリ秒以下)であることがよい。
次に、インク(インクによる画像)が固定化(形成)された用紙Pは、排出経路36を経由し、排紙容器40に排出される。
このようにして、本実施形態に係る記録装置12では、インク(インクによる画像)が固定化(形成)された用紙Pが得られる。
なお、本実施形態に係る記録装置12では、記録ヘッド30によってインクの液滴を用紙Pの表面に直接吐出する方式について説明したが、これに限られず、例えば中間転写体にインクの液滴を吐出した後に、中間転写体上のインクの液滴を用紙Pに転写する方式であってもよい。
また、本実施形態に係る記録装置12では、用紙Pとして枚葉紙にインク(インクによる画像)を固定化(形成)する方式について説明したが、連帳機を用いて、用紙Pとしてロール紙にインク(インクによる画像)を固定化(形成)する方式であってもよい。
また、本実施形態に係る記録装置12では、紫外線照射装置50を備えた形態について説明したが、光硬化型水性インクの種類に応じて、紫外線(紫外光)以外の活性エネルギー線(活性エネルギー光)を照射する照射装置を備えた形態であってもよい。
また、本実施形態は、限定的に解釈されるものではなく、本発明の要件を満足する範囲内で実現されることは、言うまでもない。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
[インクの作製]
<水性インク1>
・ウレタンアクリレートオリゴマー水性エマルション: 50質量部
(光重合性化合物、荒川化学工業社製、品名:ビームセットEM−92、紫外線重合性化合物成分40質量%、水含有量:60質量%)
・シアン顔料水性分散液: 20質量部
(着色剤、キャボット社製、品名:CAB−O−JET 250C、顔料濃度10質量%、水含有量:90質量%)
・4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン(水溶性有機溶媒、MO−1): 4質量部
・グリセリン(水溶性有機溶媒): 4質量部
・界面活性剤(品名:サーフィノール 440、日信化学社製): 3質量部
・pH調整剤: 1量部
・水: 17.5質量部
・Kayacure DETX−S(日本化薬社製): 0.3質量部
(紫外線重合開始剤:チオキサントン化合物:2,4−ジエチルチオキサントン)
・Kayacure EPA(日本化薬社製): 0.2質量部
(紫外線重合開始助剤、3級アミン化合物:4−ジメチルアミノ安息香酸エチル)
上記組成の材料を混合したのち、5μmのフィルターでろ過を行い、シアン色の紫外線硬化型水性インクを得た。
なお、Kayacure DETX−S(2,4−ジエチルチオキサントン)は、385nmに吸収ピークを有する。
<水性インク2〜水性インク15>
混合する材料の組成の添加量を下記表1とした以外は、水性インク1と同様にして、水性インク2〜水性インク15を得た。
なお、下記表1において、「ウレタンアクリレートオリゴマー水性エマルション(硬化性成分40質量%)」、「シアン顔料分散液(顔料濃度10質量%)」、「4−(2−ヒドロキシエチル)モルホリン」、「グリセリン」、「界面活性剤」、「pH調整剤」、「水」、「Kayacure DETX−S(開始剤)」、「Kayacure EPA(開始助剤)」は、上記水性インク1の作製で用いた材料と同じものを意味する。
また、下記表1において、「メトキシポリエチレングリコール♯400メタクリレート」は、メトキシポリエチレングリコール♯400メタクリレート(光重合性化合物、新中村化学工業社製、品番:A−400)を意味し、「IHT−PI TPO−L(開始剤)」は、IHT−PI TPO−L(紫外線重合開始剤:アシルホスフィンオキサイド化合物:2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルエトキシホスフィンオキサイド、東京化成工業社製)を意味し、「重合開始剤/重合性化合物比」は、インク中に含まれる光重合性化合物に対する光重合開始剤の質量比を意味する。
また、下記表1内における添加量を示す数字の単位は「質量部」である。

[インクの評価]
得られた水性インクについて、以下の評価を行った。評価結果を表2に示す。
−インク硬化性(画像強度)評価−
得られた水性インクをワイヤーバー(ROD No.8)によりOHP(overhead projector)フィルム上に膜厚18.3μmで塗布して水性インクの層を形成した後、395nmの発光波長を有するUV−LEDランプにより強度11W/cmの紫外線を照射し、硬化するまでの積算光量を測定した。なお、紫外線照射直後(光源の終端20mm以内)に、紫外線が照射された前記水性インクの層を指で触れ、痕が残るかどうかを目視で確認し、痕が残っていなければ硬化したと判断した。評価基準は以下の通りである。
G1:積算光量が4J/cm以下で硬化
G2:積算光量が5J/cm以下で硬化
G3:積算光量が5J/cmで硬化しない
−画像内における水の残留量の評価−
得られた水性インク1〜3について、前記インク硬化性評価と同様に、OHPフィルム上に塗布して紫外線を積算光量4J/cmで照射し、照射された水性インクの層内に水がどの程度残留したかを以下のようにして評価した。
具体的には、照射前後の重量変化から水分減少率を算出し、理論水分率と比較した。さらに、水分減少率/理論水分率の値を蒸発率と定義した。
上記結果から、本実施例では、比較例に比べ、硬化性が良好であり、強固な画像が得られることがわかる。
12 インクジェット記録装置
14 筐体
16 給紙容器
18 取り出しロール
20 搬送ローラ対
24 駆動ロール
26 従動ロール
28 搬送ベルト
30 記録ヘッド
30A インクカートリッジ
32 帯電ロール
34 剥離板
36 排出経路
38 排出ローラ対
40 排紙容器
50 紫外線照射装置
P 用紙

Claims (4)

  1. 水と、光重合性化合物と、前記光重合性化合物に対する質量比が0.02以上0.10以下である光重合開始剤と、を含む光硬化型の水性インク。
  2. 請求項1に記載の水性インクを収容したインクカートリッジ。
  3. 請求項1に記載の水性インクを吐出する吐出装置と、
    吐出された前記水性インクに対して、光を照射する光照射装置と、
    を備える記録装置。
  4. 請求項1に記載の水性インクを吐出する工程と、
    吐出された前記水性インクに対して、光を照射する工程と、
    を有する記録方法。
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