JP6828283B2 - 画像記録方法およびインクジェットインク組成物 - Google Patents
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Description
本発明に係る画像記録方法の一態様は、
顔料を含有するインクジェットインク組成物を用いた画像記録方法であって、
前記顔料の最大粒子径が2.5μm以下であり、
連続走査時間10分間以上で記録を行うことを特徴とする。
上記適用例において、
記録媒体の記録幅以上の幅を有するラインヘッドを有するラインプリンターを用いて、1パス印刷により記録を行うことができる。
上記適用例において、
前記インクジェットインク組成物の溶存酸素濃度が10kPa以下であることができる。
上記適用例において、
前記顔料が、アスペクト比が2.5以上、かつ、平均粒子径170nm以上を有することができる。
上記適用例において、
前記インクジェットインク組成物が、放射線硬化型インクジェットインク組成物であることができる。
上記適用例において、
下記一般式(Ι)で表される化合物および下記一般式(Ι)で表される化合物以外の芳香環骨格を有する単官能(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種を含有することができる。
CH2=CR1−COOR2−O−CH=CH−R3 ・・・(Ι)
(式(I)中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2は炭素数2〜20の2価の有機
残基であり、R3は水素原子又は炭素数1〜11の1価の有機残基である。)
上記適用例において、
前記顔料として、C.I.ピグメントイエロー 155およびC.I.ピグメントイエロー 128、C.I.ピグメントレッド 122からなる群から選択される少なくとも1種を含有することができる。
上記適用例において、
インク圧力室を備えるピエゾインクジェットヘッドを用いて、ノズルから液滴を1打滴ずつ吐出する記録方法であって、
下記式(1)を満たす打滴を少なくとも用いて記録を行うことができる。
0.13≦{(1打滴あたりの吐出量)/(インク圧力室の容積)}×100 ・・・(1)
本発明に係るインクジェットインク組成物の一態様は、
適用例1ないし適用例8のいずれか一例に記載の画像記録方法に用いることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る画像記録方法は、顔料を含有するインクジェットインク組成物を用いた画像記録方法であって、前記顔料の最大粒子径が2.5μm以下であり、連続走査時間10分間以上で記録を行うことを特徴とする。
本実施形態に係る画像記録方法に用いるインクジェット記録装置は、インクをノズルから吐出させる方式として、インクに圧電素子で圧力と記録情報信号を同時に加え、インクの液滴を吐出・記録させるピエゾ方式を採用したピエゾインクジェットヘッド(以下、単に「ヘッド」ともいう。)を備える。このようなインクジェット記録装置は、例えば、インク組成物を吐出するノズルと、このインク組成物に圧力を付与してノズルから吐出させる圧力室と、圧力室とノズルとを接続する接続部と、を備えるピエゾインクジェットヘッドを備えている。
うラインプリンターであるが、本発明で用いられるインクジェット記録装置はラインプリンターに限定されるものではなく、所定の方向に移動するキャリッジにヘッドが搭載されており、キャリッジの移動に伴ってヘッドが移動することにより記録媒体上に液滴を吐出するシリアルプリンターであってもよい。
器群600から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
図2は、プリンター1のラインヘッドを構成するピエゾインクジェットヘッド100を模式的に示す分解斜視図である。図3は、ピエゾインクジェットヘッド100の要部の断面の模式図であり、インクの吐出動作の際のインク供給室40からノズル12までのインクの流れを、破線矢印で模式的に示してある。
形成されている。ノズルプレート10に設けられるノズル孔12の数は、特に限定されない。本実施形態で用いられるヘッド100では、ノズル孔12の列方向におけるノズル密度は、200dpi以上であることが好ましい。すなわち、配列されたノズル孔12の隣り合うノズル孔12の間隔は、127μm以下であることが好ましい。ノズル密度を200dpi以上とすることにより、液滴を微小化した場合であっても、総インク打ち込み量を維持することができる。より好ましくは、ノズル密度は240dpi以上であり、さらに好ましくは250dpi以上、より好ましくは300dpi以上、さらに好ましくは400dpi以上、もっとも好ましくは500dpi以上である。ノズル密度の上限値は、好ましくは2000dpi以下であり、より好ましくは1000dpi以下である。
よび他方の電極が順次積層された全体として薄膜状の態様であることが好ましい。
ることができる。ここで、ノズル孔12のノズル径は、画質を優れたものにする点や、間欠性やミスト低減の点で、好ましくは5μm以上100μm以下であり、より好ましくは10μm以上60μm以下であり、さらに好ましくは10μm以上40μm以下である。
0.13≦{(1打滴あたりの吐出量)/(インク圧力室の容積)}×100 ・・・(1)
式(1)を満たすピエゾインクジェットヘッド100は、キャビテーションが発生し易く、吐出がインク組成による影響を受けやすいが、後述するインクと組み合わせることにより、キャビテーションの発生による吐出不良を低減させて吐出安定性に優れた画像記録方法を提供することができる。また、式(1)を満たすピエゾインクジェットヘッドを用いることにより、細線表現を良好とすることが可能となる。
0.13≦{(1打滴あたりの吐出量)/(インク圧力室の容積)}×100≦0.18 ・・・(2)
本実施形態では、式(2)を満たすピエゾインクジェットヘッドにおいても、後述するインクと組み合わせることにより、キャビテーションの発生による吐出不良を低減させて吐出安定性に優れた画像記録方法を提供することができる。
次に、図4を参照して、本実施形態の一例であるプリンター1について、さらに詳しく説明する。以下の説明に用いる図4においては、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
本実施形態において、プリンター1は、さらに、インクの脱気手段(図示せず)を備える構成としてもよい。
。加温手段としては、ヒーターなどの公知の加温手段を用いることができる。
本発明の一実施形態に係る画像記録方法に用いられるインクジェットインク組成物は、本実施形態に係る画像記録方法に用いることを特徴とする。
本実施形態に係る画像記録方法に用いるインクジェットインク組成物は、最大粒子径が2.5μm以下の顔料を含有する。最大粒子径が2.5μm以下の顔料を含有するインクジェットインク組成物を用いることにより、連続走査時間10分間以上の記録においても、吐出不良が低減されて吐出安定性に優れる画像記録方法が得られる。
酸化チタンを使用することができる。
330R、Rega1 660R、Mogul L、Monarch 700、Monarch 800、Monarch 880、Monarch 900、Monarch
1000、Monarch 1100、Monarch 1300、Monarch 1400など(キャボット社(CABOT JAPAN K.K.)製)、Color Black FW1、Color Black FW2、Color Black FW2V、Color Black FW18、Color Black FW200、Color B1ack S150、Color Black S160、Color Black S170、Printex 35、Printex U、Printex V、Printex 140U、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、Special Black 4(以上、デグッサ(Degussa)社製)が挙げられる。
げられる。
<アキュサイザー条件>
・注入サンプル量:20ml
・流速:1ml/s
・チャンネル数:128
・測定原理:光遮蔽法による個数カウント方式
・最大粒子径の定義:粗大粒子数が、400個/20mlを超えた時点のサイズを最大粒子径として定義。
軸の長さ)の比で算出される個々の顔料の一次粒子のアスペクト比の平均値である。具体的には、顔料粉体をTEM(透過型電子顕微鏡)やSEM(走査型電子顕微鏡)で観察し、個々の顔料粒子の画像を取得する。そして、取得した個々の顔料粒子の画像の重心から、角度0°から179°の範囲を間隔1°で粒子径(直径)を計測し、計測された180個の粒子径の最大値を長軸の長さ、最小値を短軸の長さとして、個々の顔料の一次粒子のアスペクト比を得る。また、アスペクト比の平均値は、この様にして得た50個以上の顔料粒子のアスペクト比の値の平均値を用いる。
放射線硬化型インクジェットインク組成物は重合性化合物を含む。重合性化合物は、単独で、または光重合開始剤の作用により、光照射時に重合して、記録媒体上のインクを硬化させることができる。重合性化合物としては、特に限定されないが、具体的には、従来公知の、単官能、2官能、および3官能以上の多官能のモノマーおよびオリゴマーが使用可能である。重合性化合物は1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。以下これら重合性化合物について例示する。
化2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシ化ノニルフェニル(メタ)アクリレート、アルコキシ化ノニルフェニル(メタ)アクリレート、p−クミルフェノールEO変性(メタ)アクリレート、及び2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレートが挙げられる。これらの市販品としては、例えば、ビスコート#192(大阪有機化学工業社製、商品名、フェノキシエチルアクリレート)、SR340(フェノキシエチルメタクリレート)、SR339A(フェノキシエチルアクリレート)、SR504(エトキシ化ノニルフェニルアクリレート)、CD614(アルコキシ化ノニルフェニルアクリレート)、及びCD9087(アルコキシ化2−フェノキシエチルアクリレート)(以上、全てサートマー社製商品名)が挙げられる。
CH2=CR4−COO−Ar ・・・(III)
(上記式(II)及び(III)中、R4は水素原子又はメチル基である。上記式(II)中、芳香環骨格を表すArは、少なくともアリール基を1個有し、当該アリール基を構成する炭素原子がR5で表される基に結合している1価の有機残基であり、またR5は炭素数1〜4の2価の有機残基である。上記式(III)中、芳香環骨格を表すArは、少なくともアリール基を1個有し、当該アリール基を構成する炭素原子が当該式中の−COO−に結合している1価の有機残基である。)
ートが好ましいが、臭気がより低いことからフェノキシエチル(メタ)アクリレートがさらに好ましい。
で表される化合物を含有することが好ましい。
CH2=CR1−COOR2−O−CH=CH−R3 ・・・(I)
(式(I)中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2は炭素数2〜20の2価の有機残基であり、R3は水素原子又は炭素数1〜11の1価の有機残基である。)
以下、一般式(I)で表されるビニルエーテル基含有(メタ)アクリレートを、単に「式(I)の化合物」と記載することがある。
キシプロピル、(メタ)アクリル酸1−ビニロキシメチルプロピル、(メタ)アクリル酸2−メチル−3−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸1,1−ジメチル−2−ビニロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ビニロキシブチル、(メタ)アクリル酸1−メチル−2−ビニロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ビニロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ビニロキシシクロヘキシル、(メタ)アクリル酸6−ビニロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸4−ビニロキシメチルシクロヘキシルメチル、(メタ)アクリル酸3−ビニロキシメチルシクロヘキシルメチル、(メタ)アクリル酸2−ビニロキシメチルシクロヘキシルメチル、(メタ)アクリル酸p−ビニロキシメチルフェニルメチル、(メタ)アクリル酸m−ビニロキシメチルフェニルメチル、(メタ)アクリル酸o−ビニロキシメチルフェニルメチル、メタアクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル(VEEA)、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシ)イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシ)イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシイソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシイソプロポキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエトキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシイソプロポキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシエトキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシイソプロポキシ)プロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエトキシ)イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシイソプロポキシ)イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシエトキシ)イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシイソプロポキシイソプロポキシ)イソプロピル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(ビニロキシエトキシエトキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(イソプロペノキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(イソプロペノキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(イソプロペノキシエトキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸2−(イソプロペノキシエトキシエトキシエトキシエトキシ)エチル、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコールモノビニルエーテル、及び(メタ)アクリル酸ポリプロピレングリコールモノビニルエーテルが挙げられる。
の総質量(100質量%)に対して、10質量%以上70質量%以下であることが好ましく、30質量%以上50質量%以下であることがより好ましい。含有量が10質量%以上であることにより、放射線硬化型インクジェットインク組成物を低粘度化でき、かつ、放射線硬化型インクジェットインク組成物の硬化性がより優れる。一方で、含有量が70質量%以下であることにより、インクジェット組成物の保存性がより優れるとともに、記録物の表面光沢により優れる。
用することがさらに好ましい。
放射線硬化型インクジェットインク組成物は、光重合開始剤を含有してもよい。光重合開始剤は、活性放射線を照射することによってラジカルやカチオンなどの活性種を発生し、上記モノマーの重合反応を開始させるものであれば特に制限されない。光重合開始剤としては、光ラジカル重合開始剤や光カチオン重合開始剤を使用することができるが、光ラジカル重合開始剤を使用することが好ましい。
チル−1−プロパン−1−オン)、IRGACURE 127(2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル−プロパン−1−オン)、IRGACURE 907(2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン)、IRGACURE 369(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1)、IRGACURE 379(2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン)、DAROCUR TPO(2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド)、IRGACURE 819(ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド)、IRGACURE 784(ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム)、IRGACURE OXE 01(1.2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)])、IRGACURE OXE 02(エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム))、IRGACURE 754(オキシフェニル酢酸、2−[2−オキソ−2−フェニルアセトキシエトキシ]エチルエステルとオキシフェニル酢酸、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルエステルの混合物)、Lucirin TPO、LR8893、LR8970(以上、BASFジャパン社製)、KAYACURE DETX−S(2,4−ジエチルチオキサントン)(日本化薬株式会社製)、ユベクリルP36(UCB社製)、Speedcure TPO(ジフェニル−2,4,6−トリメチルベンゾイルホスフィンオキサイド)、Speedcure TPO(ジフェニル−(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フォスフィンオキシド)(以上、Lambson社製)などが挙げられる。
本実施形態に係る放射線硬化型インクジェットインク組成物は、界面活性剤をさらに含むことができる。界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、シリコーン系界面活性剤(市販品としては、例えば、BYK UV3500、UV3570(ビックケミー・ジャパン社製商品名))、アクリル系界面活性剤(BYK350(ビックケミー・ジャパン社製商品名))が挙げられる。これらの中でも、シリコーン系界面活性剤を含むことにより、表面張力低下能に優れ、記録媒体に対する濡れ性を上げ、ベタ埋まりにより優れ、また表面張力を調整しやすい。
放射線硬化型インクジェットインク組成物は、顔料分散性をより良好なものとするため、分散剤をさらに含んでもよい。分散剤としては、特に限定されないが、例えば、高分子分散剤などの顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤が挙げられる。その具体例として、ポリオキシアルキレンポリアルキレンポリアミン、ビニル系ポリマーおよびコポリマー、アクリル系ポリマーおよびコポリマー、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、アミノ系ポリマー、含珪素ポリマー、含硫黄ポリマー、含フッ素ポリマー、およびエポキシ樹脂のうち一種以上を主成分とするものが挙げられる。高分子分散剤の市販品として、味の素ファインテクノ社製のアジスパーシリーズ、アベシア(Avecia)社やノベオン(Noveon)社から入手可能なソルスパーズシリーズ(Solsperse 36000など)、BYKChemie社製のディスパービックシリーズ、楠本化成社製のディスパロンシリーズが挙げられる。
本実施形態に係る放射線硬化型インクジェットインク組成物は、必要に応じて、重合禁止剤、光増感剤、重合禁止剤などの添加剤をさらに含んでもよい。
本実施形態に係る放射線硬化型インクジェットインク組成物は、重合禁止剤としてヒンダードアミン化合物やその他のものをさらに含んでもよい。その他の重合禁止剤として、以下に限定されないが、例えば、p−メトキシフェノール、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)、ヒドロキノン、クレゾール、t−ブチルカテコール、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−ブチルフェノール)、および4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)が挙げられる。重合禁止剤は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係る放射線硬化型インクジェットインク組成物は、光増感剤をさらに含んでもよい。光増感剤としては、アミン化合物(脂肪族アミン、芳香族基を含むアミン、ピ
ペリジン、エポキシ樹脂とアミンの反応生成物、トリエタノールアミントリアクリレートなど)、尿素化合物(アリルチオ尿素、o−トリルチオ尿素など)、イオウ化合物(ナトリウムジエチルジチオホスフェート、芳香族スルフィン酸の可溶性塩など)、ニトリル系化合物(N,N−ジエチル−p−アミノベンゾニトリルなど)、リン化合物(トリ−n−ブチルフォスフィン、ナトリウムジエチルジチオフォスファイドなど)、窒素化合物(ミヒラーケトン、N−ニトリソヒドロキシルアミン誘導体、オキサゾリジン化合物、テトラヒドロ−1,3−オキサジン化合物、ホルムアルデヒドまたはアセトアルデヒドとジアミンの縮合物など)、塩素化合物(四塩化炭素、ヘキサクロロエタンなど)などが挙げられる。
本実施形態に係る放射線硬化型インクジェットインク組成物の20℃における粘度は、好ましくは25mPa・s以下であり、より好ましくは5〜20mPa・sである。組成物の20℃における粘度が前記範囲にあると、ノズルから組成物が適量吐出され、組成物の飛行曲がりや飛散を一層低減することができるため、インクジェット記録装置に好適に使用することができる。なお、粘度の測定は、粘弾性試験機MCR−300(Pysica社製)を用いて、20℃の環境下で、Shear Rateを10〜1000に上げていき、Shear Rate200時の粘度を読み取ることにより測定することができる。
インクジェットインク組成物の製造(調製)は、インクが含有する各成分を混合し、成分が充分均一に混合するよう撹拌することにより製造することができる。本実施形態において、インクの調製は、調製の過程において、光重合開始剤と重合性化合物の少なくとも一部とを混合した混合物に対して脱気処理を施す工程を有することが好ましい。これによ
り、調製後のインクの溶存酸素量を低減することができ、吐出安定性や保存安定性に優れた組成物とすることができる。上記混合物は、少なくとも上記の成分を含むものであればよく、インクに含まれる他の成分を更に含むものでも良いし、インクに含まれる全ての成分を含むものでもよい。混合物に含む重合性化合物は、インクに含まれる重合性化合物の少なくとも一部であればよい。
インク調製の際、超音波処理により、光重合開始剤や顔料の粒子の内部や表面に付着して残存していた気泡が粒子から離脱してインク中に放出され、放出した気泡が音波の振動によりインクから追い出される。これにより、ヘッドからインクを吐出した際に、ヘッド内でキャビテーションが発生しにくくなるため、ノズル詰まりによる吐出不良が抑制され、吐出安定性が向上する。
インクの調製の際、前述の超音波処理を行う混合物として述べた混合物と同様の混合物に対して、超音波処理の代わりにあるいは加えて加温を施す加温処理を施すことにより、超音波処理と同様の効果が得られる。
ることがより好ましく、40℃以上75℃以下とすることがさらに好ましい。加温処理の処理時間は、適宜調整することができるが、上記の効果を充分得る点やインク調製の効率化の点で48時間以下であることが好ましく、24時間以下であることがより好ましく、20分以上200分以下であることが好ましい。加温は発熱体から発した熱をインクに直接または間接に付与したり、赤外線などを照射したりすることで行えばよい。
減圧処理は、前述の混合物や調製後のインクを減圧脱気するものであり、混合物やインク中の光重合開始剤や顔料から離脱し、インク中に放出された気泡をインクから追い出すための処理である。減圧脱気は、減圧ポンプなどを用いて、−50kPa以上−90MPa以下の減圧で行うことが好ましく、−70kPa以上−500kPa以下の減圧で行うことがより好ましい。また、減圧処理は、混合物やインクを攪拌しながら行うことが好ましく、また、超音波を照射したり、加温しながら行うことが好ましい。減圧処理の処理時間は、上記の効果を充分得る点やインク調製の効率化の点により、10分以上100分以下であることが好ましく、15分以上40分以下であることがより好ましい。
本実施形態に係る画像記録方法は、上記の最大粒子径が2.5μm以下の顔料を含有するインクジェットインク組成物を用いて、連続走査時間10分間以上で記録を行うものであり、上述のインクジェット記録装置を用いて記録する場合には、記録媒体に上記の放射線硬化型インクジェット組成物を付着させる工程、および、記録媒体上の放射線硬化型インクジェット組成物に対してUV−LED(紫外線発光ダイオード)の光を照射する工程を含む。このようにして、記録媒体上にインクが塗布された箇所に硬化膜が形成される。
0.13≦{(1打滴あたりの吐出量)/(インク圧力室の容積)}×100 ・・・(1)
さらに好ましく、5pl以上8pl以下がさらに好ましい。また、インク圧力室の容積は上述のようにすることができる。
0.13≦{(1打滴あたりの吐出量)/(インク圧力室の容積)}×100≦0.50 ・・・(2)
以下、本発明を実施例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例、比較例中の「部」および「%」は、特に断らない限り質量基準である。
まず、顔料、分散剤、各モノマーの一部を秤量して顔料分散用のタンクに入れ、タンクに直径1mmのセラミック製ビーズミルを入れて攪拌することにより、顔料を重合性化合物中に分散させた顔料分散液を得た。次いで、表1に記載のインクY1−Y3の組成となるように、ステンレス製容器である混合物用タンクに、残りのモノマー、重合開始剤、増感剤、重合禁止剤および界面活性剤を入れ、混合攪拌して完全に溶解させた後、上記で得られた顔料分散液を投入して、さらに常温で1時間混合撹拌し、さらに、後述する孔径の異なる各種フィルターで加圧ろ過することにより、インク中に含まれる粗大粒子の大きさを制御した実施例1−9および比較例1−5を得た。なお、各インクは、ろ過した後に、後述の脱酸素処理を行うことにより、インク中の溶存酸素濃度を調整した。
<顔料>
・PY155(C.I.ピグメントイエロー 155)
・PY180(C.I.ピグメントイエロー 180)
<モノマー>
・VEEA(商品名、株式会社日本触媒製、アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル)
・PEA(商品名「ビスコート#192、大阪有機化学工業株式会社製、フェノキシエチルアクリレート」)
・DPGDA(商品名「SR508」、サートマー・ジャパン株式会社製、ジプロピレングリコールジアクリレート)
・IBX−A(商品名、大阪有機化学株式会社製、イソボルニルアクリレート)
<重合開始剤および増感剤>
・TPO(商品名「DAROCUR TPO」、BASF社製、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド)
・819(商品名「IRGACURE 819」、BASF社製、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド)
・DETX(商品名「KAYACURE DETX−S」、日本化薬株式会社製、ビス(2,4−ジエチルチオキサンテン−9−オン)
<重合禁止剤>
・MEHQ(商品名「p−メトキシフェノール」、関東化学株式会社製、ヒドロキノンモノメチルエーテル)
<界面活性剤(スリップ剤)>
・BYK−UV3500(商品名、BYK Additives&Instruments社製、アクリル基を有するポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン)
走査型電子顕微鏡(SEM;株式会社日立ハイテクノロジーズ製、電界放出形走査電子顕微鏡 S−4500)による観察より算出した。まず、写真用紙上に、インクサンプルを滴下し、薄く広げた上で、乾燥したものを試料とした。次に、SEMにより、視野内の粒子を撮影して、顔料粒子50個について、その長い方の径(長径)と、短い方の径(短径)の長さをそれぞれ測定し、長径の平均値/短径の平均値をアスペクト比とした。
レーザー回析・散乱型粒子径分布測定装置(マイクロトラック・ベル株式会社製、マイクロトラックUPA150)を用いて、顔料の平均粒子径を測定した。まず、各インクサンプルを、EDGAC(エチルジグリコールアセテート)で希釈した。次に、UPA150を用いて、粒子径分布測定を実施し、測定結果からD50を求め、その値を平均粒子径とした。
A:日本ポール株式会社製、プロファイルII 孔径10.0μm
B:日本ポール株式会社製、プロファイルII 孔径5.0μm
C:日本ポール株式会社製、プロファイルII 孔径1.5μm
D:日本ポール株式会社製、プロファイルII 孔径1.0μm
E:日本ポール株式会社製、プロファイルII 孔径0.5μm
F:日本ポール株式会社製、ウルチプリーツ 孔径0.45μm
脱気A:減圧撹拌脱気 (−90kPa、15分、300rpm)
脱気B:真空超音波脱気 (−90kPa、30分、25kHz)
加熱A:インクエージング (70℃、24時間加熱)
脱気Aでは、攪拌機構と減圧ポンプを備えた装置に得られたインクを投入して密封し、真空ポンプで−90kPaまで減圧しながら、300rpmで15分間減圧攪拌した。脱気Bでは、超音波振動子を備えたタンク(真空超音波脱気装置、VSD−101、チヨダエレクトリック株式会社製)に得られたインクを投入して密閉し、真空ポンプで−90kPaまで減圧しながら、28kHzの超音波を30分間放射した。加熱Aでは、得られたインクを密閉容器に入れ、70℃に設定したオーブンに入れて24時間加熱処理を行った。
2.2.1.インク中の粗大粒子径の測定
得られたインクサンプルを、EDGAC(エチルジグリコールアセテート)で3000倍に希釈し、アキュサイザー780APS(株式会社ピーエスエスジャパン製)に希釈したサンプルを20ml投入して、下記の条件で粗大粒子径を測定した。
<アキュサイザー条件>
・注入サンプル量:20ml
・流速:1ml/s
・チャンネル数:128
・測定原理:光遮蔽法による個数カウント方式
・最大粒子径の定義:粗大粒子数が、400個/20mlを超えた時点の粒子径を最大粒子径として定義。
インクの溶存酸素濃度の測定は、セントラル科学株式会社製、DOメーターUC−12−SOL型を用いて測定した。
ラインプリンターとして、SurePress L-4033A(セイコーエプソン社製)を以下のように改造して用いた。図4に示すようにラインヘッド(記録媒体の画像が記録されるべき幅(記録幅)にほぼ相当する長さを有するヘッド)を4個、記録媒体の搬送方向に並べて構成し、各ヘッドの搬送方向下流に光源を配置した。なお、ラインプリンターによる記録では、図4に示すヘッド及び光源のうち、ヘッドKと仮硬化用照射部420a、本硬化用照射部440を使用し、その他のものは使用しなかった。なお、搬送ドラム260はアルミニウム製とし、搬送ドラム260の直径を500mm、印刷速度を285mm/秒、ドラム回転周期を5.5秒とした。ヘッドは、ノズル列の被記録媒体幅方向のノズル密度が600dpiのものを用いた。
(評価基準)
◎:ノズル抜け、曲がりノズル数が0本。
○:ノズル抜け、曲がりノズル数が1〜5本。
△:ノズル抜け、曲がりノズル数が6〜10本。
×:ノズル抜け、曲がりノズル数が11本以上。
<ベタパターンのOD値>
上記連続印刷評価に用いたベタパターンの硬化膜のOD値(OD−Y)をSpectrolino(Gretag社製)を用いて測定し、発色評価の指標とした。
(評価基準)
◎:OD値が、1.9以上。
○:OD値が、1.7以上1.9未満。
△:OD値が、1.5以上1.7未満。
×:OD値が、1.5未満
得られた印字画像について、キセノンフェードメーター(東洋精機社製、商品名:サンテストXLS+)により、50℃の環境で照度320W/mの出力で400時間照射した。色相評価は、上記ベタ印字画像の初期の色および耐光性試験投入後の色を、Macbeth CE−7000分光光度計(Macbeth製)で測定し、CIEで規定されている色差表示法のL*a*b*表色系の座標を求めた。測定したL*a*b*値から印字画像の初期の色と耐光性評価後の色との色差を求め、以下の評価基準で評価した。なお、色差は次式で定義される。
色差:△E*ab=[(△L*)2+(△a*)2+(△b*)2]1/2
(評価基準)
○:△E*ab≦5
△:5<△E*ab≦10
×:10<△E*ab
各実施例および比較例の評価結果を表2に示す。
室、30…振動板、32…圧電素子、34…圧電アクチュエーター、40…インク供給室、100…ピエゾインクジェットヘッド、110…連通板、120…圧力室基板、126…供給口、127…連通孔、128…吐出口、130…筐体、132…接続部、140…コンプライアンスシート、150…カバー、200…搬送ユニット、300…ヘッドユニット、400…照射ユニット、500…コントローラー、600…検出器群、700…プコンピューター、S…記録媒体
Claims (6)
- ノズルプレートに形成されたノズル孔と、振動板及び圧力室基板によって区画された圧力室と、前記圧力室から前記ノズル孔に連通する連通孔と、を有するピエゾインクジェットヘッドを備えたラインプリンターを用いて、顔料を含有するインクジェットインク組成物の打滴を吐出して記録を行う画像記録方法であって、
前記顔料は、一次粒子のアスペクト比が2.5以上であり、かつ、一次粒子の平均粒子径が170nm以上であり、最大粒子径が2.5μm以下であり、
前記顔料として、C.I.ピグメントイエロー 155およびC.I.ピグメントイエロー 128からなる群から選択される少なくとも1種を含有し、
前記インクジェットインク組成物の溶存酸素濃度が10kPa以下であり、
前記打滴が下記式(1)を満たし、かつ、連続走査時間10分間以上で記録を行う、画像記録方法。
0.13≦{(1打滴あたりの吐出量)/(圧力室と、連通孔と、ノズル孔との容積
の合計)}×100 ・・・(1) - 前記圧力室の1つ当たりの容積が3700pl以下であり、
前記連通孔の長さと前記ノズル孔の長さの和が500μm以上である、請求項1に記載の画像記録方法。 - 記録媒体の記録幅以上の幅を有するラインヘッドを有する前記ラインプリンターを用いて、1パス印刷により記録を行う、請求項1または請求項2に記載の画像記録方法。
- 前記インクジェットインク組成物が、放射線硬化型インクジェットインク組成物である、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像記録方法。
- 下記一般式(Ι)で表される化合物および下記一般式(Ι)で表される化合物以外の芳香環骨格を有する単官能(メタ)アクリレートからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項4に記載の画像記録方法。
CH2=CR1−COOR2−O−CH=CH−R3 ・・・(Ι)
(式(I)中、R1は水素原子又はメチル基であり、R2は炭素数2〜20の2価の有機残基であり、R3は水素原子又は炭素数1〜11の1価の有機残基である。) - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像記録方法に用いる、インクジェットインク組成物。
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C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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