JP2014224657A - ハム原木用急速冷却機及びこれに用いるハム原木搬送装置 - Google Patents

ハム原木用急速冷却機及びこれに用いるハム原木搬送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ハム原木の表面を均一に急速冷凍することができ、且つ、アルコール臭の残留がなく、経済性に優れたハム原木用急速凍結装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ハム原木の搬入口及び搬出口を備える冷却処理室と、該冷却処理室内へ冷気を循環させる空気冷却手段及び空気循環手段を備え、冷却処理室内に複数のハム原木の載置及び搬送を行うためのハム原木搬送装置を備え、ハム原木搬送装置はハム原木を載置するためのスロープ部と該スロープ部に沿って設けられるガイド装置とを備え、ガイド装置は複数の原木保持手段を備えたハム原木用急速冷却機。
【選択図】図3

Description

本発明は、主としてハム原木を急速冷凍するための急速冷却機と当該急速冷却機において使用するハム原木搬送装置に関するものである。
ハム原木は、長尺(例えば、直径10cm程度、長さ1m20cm程度等)の略円柱形状を有するハムの塊であり、スライス加工の対象となるものである。スライス加工は通常スライス刃によってハム原木を切断するものである。
ハム原木のスライス加工時には、当該ハム原木の表面の凍結具合が不十分であると、スライス刃による良好な切断が行えず、切断に伴うロスを生じやすい。このためスライス工程の前工程では、スライス刃による良好な切断を実現するためにハム原木の表面を均一に凍結させることが必要となる。
従来、ハム原木を含め、食品の急速冷凍を行う装置として、エアブラストによる凍結装置が用いられていた。このような装置の例としては、例えば、冷気を生成する空気冷却器、被凍結物の収納室、及び両者間に冷気を矯正循環させる送風機を備え、前記収納室の内部温度を所定の温度範囲内に維持すべく、前記送風機の運転及び停止を行う送風式凍結装置が公知である(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、エアブラストによる凍結装置でハム原木を冷却すると、冷風によって直接急冷される箇所と冷風による凍結が不十分な箇所とが生じ、均一に凍結を行うことが困難であった。凍結をより均一に行うためには冷風の風量や風向、ハム原木の配置等、多岐に亘る調整が必要であり、それでも常に十分に均一な冷却を行うことは困難であった。
一方、より均一な冷凍を行うものとして、アルコールブライン等の液体冷媒に食品を浸漬するものがある。特にハム原木について浸漬による冷凍を行う装置としては、例えば、冷凍媒体を収容するための冷凍部を備えた冷凍槽と、前記冷凍部内に設けられた無端搬送手段と、該無端搬送手段を駆動するための駆動手段と、前記無端搬送手段に取付けられた、上方開放端部を備えた有底部材からなる、食品を保持するための保持手段とを有し、前記無端搬送手段は、その上部において、前記保持手段の上方開放端部が水平平面よりも下方に傾けられる領域を有するように配置され、前記冷凍槽には、冷凍すべき食品を前記冷凍槽の外部から前記上方開放端部を介して前記保持手段に落とし入れるための投入口と、冷凍された食品を前記上方開放端部を介して前記保持手段から前記冷凍槽の外部に落とし出すための取出口とが設けられ、該取出口は、前記保持手段が前記水平平面よりも下方に傾けられる前記無端搬送手段の上部の前記領域に位置決めされ、前記投入口は、前記保持手段が前記水平平面よりも上方に傾けられる前記無端搬送手段の領域に位置決めされた食品冷凍装置が公知である(例えば、特許文献2参照。)。
特開平2−8676号公報 特開2000−46453号公報
上記特許文献2に係る冷凍装置は、送風式凍結装置と比較してハム原木の表面を均一に凍結させることができるものの、ハム原木自体を液体冷媒に浸漬するため、液体冷媒がハム原木に浸透し易い。この結果、スライス加工され最終製品として完成したハム自体にまでも僅かにアルコール臭が残留することが多い。
また、液体冷媒を用いることは熱効率面では有効ではあるものの、液体冷媒への熱源供給等によるランニングコストは高い。このため、より経済性に優れたハム原木用急速冷却機が切望されていた。更には、このようなハム原木用急速冷却機が、より衛生的に使用することができれば尚良いと考えられる。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、ハム原木の表面を均一に急速冷凍することができ、且つ、アルコール臭の残留がなく、また経済性には優れ、更に好ましくは衛生的に使用することができる、ハム原木の急速冷却に特化した、優れたハム原木用急速冷却機若しくはこれを備えたハム原木スライス前処理設備を提供することを、発明が解決しようとする課題とするものである。
本発明は、ハム原木の搬入口及び搬出口を備える冷却処理室と、該冷却処理室内へ冷気を循環させる空気冷却手段及び空気循環手段を備えたハム原木用急速冷却機において、冷却処理室内に、複数のハム原木の載置及び搬送を行うためのハム原木搬送装置を備え、前記ハム原木搬送装置は、ハム原木を載置するためのスロープ部と、該スロープ部に沿って設けられるガイド装置とを備え、該ガイド装置は複数の原木保持手段を備え、該原木保持手段の移動に伴い、前記複数の原木保持手段間でハム原木をスロープ部上にて転動させてハム原木の周面の向きを変更し、前記ハム原木に対してエアブラストによる冷却を行うことを特徴とするハム原木用急速冷却機を、課題を解決するための手段とする。
尚、「ハム原木を転動させる」とは、略円柱状のハム原木の周面の少なくとも一部を接地(スロープ部を含む)させ、転がして移動させることをいう。
また、本発明は、上記いずれかの発明の構成を前提として、スロープ部を構成する複数のスロープが、原木送り方向に対して平面視平行とならないように配置したことを特徴とするハム原木用急速冷却機を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、上記構成を前提として、ハム原木搬送装置は移動手段を備え、前記冷却処理室は前記ハム原木搬送装置を出入可能とする開閉部を備えたことを特徴とするハム原木用急速冷却機を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、上記いずれかの発明の構成を前提として、スロープ部を構成する複数のスロープ間からガイド装置の前後方向の複数の原木保持手段を上方へ突出させたことを特徴とするハム原木用急速冷却機を、課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、ハム原木用急速冷却機におけるハム原木搬送装置であって、スロープ部と、該スロープ部に沿って設けられるガイド装置と、該ガイド装置に設けられる複数の原木保持手段を備え、前記原木保持手段の移動に伴い、前記複数の原木保持手段間でハム原木をスロープ部上にて転動させてハム原木の周面の向きを変更させることを特徴とするハム原木搬送装置を、課題を解決するための手段とする。
請求項1に係るハム原木用急速冷却機は、ハム原木の搬入口及び搬出口を備える冷却処理室と、該冷却処理室内へ冷気を循環させる空気冷却手段及び空気循環手段を備えたハム原木用急速冷却機において、冷却処理室内に、複数のハム原木の載置及び搬送を行うためのハム原木搬送装置を備え、前記ハム原木搬送装置は、ハム原木を載置するためのスロープ部と、該スロープ部に沿って設けられるガイド装置とを備え、該ガイド装置は複数の原木保持手段を備えたことから、該原木保持手段の移動に伴い、前記複数の原木保持手段間でハム原木をスロープ部上にて転動させてハム原木の周面の向きを変更し、前記ハム原木に対してエアブラストによる冷却を行うことで、ハム原木の表面を均一に冷却することができる。
そして、上記構成によって、アルコールブライン等への浸漬を行うことなく、原木の表面を均一に冷却できるため、ハム原木に対するアルコール等の浸透をなくすことができる。このためアルコール臭の残留を生じることのない良好なスライスができるハム原木を提供することができ、更には、アルコールブライン等への熱源供給も不要となり、ランニングコストを大幅に低減できる優れたハム原木用急速冷却機を提供することができる。
請求項2に係るハム原木用急速冷却機は、上記請求項1に係る発明の構成を備えた上で、スロープ部を構成する複数のスロープが、原木送り方向に対して平面視平行とならないようにしたことによって、ハム原木におけるスロープとの接触部分が、スロープによって冷却を妨げられるところ、ハム原木の同じ箇所が何度も冷却の阻害を受けないようにすることで、ハム原木を均一に冷却することができる。
また請求項3に係るハム原木用急速冷却機は、上記いずれかの発明に係る構成を備えた上で、更に、ハム原木搬送装置は移動手段を備え、前記冷却処理室は前記ハム原木搬送装置を出入可能とする開閉部を備えたことによって、上記いずれかの発明の作用効果を奏する上に、冷却処理室内から簡単にハム原木搬送装置を外部へ移動させることができ、これによってハム原木用急速冷却機が有する洗浄・滅菌を容易に行うことができ、衛生管理能力を高め、より衛生的に使用できるため、更に優れたものとすることができる。
請求項4に係るハム原木用急速冷却機によれば、上記いずれかの発明に係る構成を備えた上で、スロープ部を構成する複数のスロープ間からガイド装置の前後方向の複数の原木保持手段を上方へ突出させた構成としたことから、上方へ突出された原木保持手段が移動した際にハム原木が自然に転動しない場合であっても、スロープの間から上方へ突出される他の原木保持手段によってハム原木が押されて転動されるため、確実にハム原木を転動させることができ、ハム原木用急速冷却機の信頼性を向上させることができる。
ハム原木用急速冷却機に使用するための請求項5に係るハム原木搬送装置によれば、スロープ部と、該スロープ部に沿って設けられるガイド装置と、該ガイド装置に設けられる複数の原木保持手段を備え、前記原木保持手段の移動に伴い、前記複数の原木保持手段間でハム原木をスロープ部上にて転動させてハム原木の周面の向きを変更させるものとしたから、例えば従来のハム原木用急速冷却機の冷却処理室に配置して、従来のエアブラスト装置を用いた冷却を行う場合であっても、上記いずれかに示した原木用急速冷却機と同等の作用効果を得ることができる。
本発明の実施例1及び2に係るハム原木用急速冷却機の正面図である。 本発明の実施例1及び2に係るハム原木用急速冷却機の左側面図である。 本発明の実施例1に係るハム原木用急速冷却機のA−A断面簡略図である。 本発明の実施例1に係るハム原木用急速冷却機のB−B断面簡略図である。 本発明の実施例1に係るハム原木用急速冷却機の(a)C−C断面簡略図、(b)ガイド装置とスロープ部の関係を示す斜視図である。 本発明の実施例2に係るハム原木用急速冷却機のC−C断面簡略図である。 本発明の実施例3に係るハム原木用急速冷却機の(a)C−C断面図、(b)ガイド装置とスロープの関係を示す斜視図である。 本発明の実施例3に係るハム原木用急速冷却機におけるハム原木搬送装置を示す側面図である。 本発明の実施例3に係るハム原木用急速冷却機におけるハム原木搬送装置を示す正面図である。
本発明は、ハム原木の搬入口及び搬出口を備える冷却処理室と、該冷却処理室内へ冷気を循環させる空気冷却手段及び空気循環手段を備えたハム原木用急速冷却機において、冷却処理室内に、複数のハム原木の載置及び搬送を行うためのハム原木搬送装置を備え、前記ハム原木搬送装置は、ハム原木を載置するためのスロープ部と、該スロープ部に沿って設けられるガイド装置とを備え、該ガイド装置は複数の原木保持手段を備え、該原木保持手段の移動に伴い、前記複数の原木保持手段間でハム原木をスロープ部上にて転動させてハム原木の周面の向きを変更し、前記ハム原木に対してエアブラストによる冷却を行うことにより、ハム原木の略円柱状の形状を利用して、原木保持手段で送り加減を制御しながら、前記ハム原木搬送装置のスロープ部上を転動させ、ハム原木の周面の向きを変更し、エアブラストによる冷却を行うことで、冷却処理室内で、ハム原木の表面を均一に冷却し、またハム原木搬送装置は移動手段を備え、前記冷却処理室は前記ハム原木搬送装置を出入可能とする開閉部を備えたことで、冷却処理室内から簡単にハム原木搬送装置を外部へ移動させることができ、これによってハム原木用急速冷却機が有する洗浄・滅菌を容易に行うことができ、衛生管理能力を高め、より衛生的に使用することができる、優れたハム原木用急速冷却機の提供を実現した。
本発明の実施例1に係るハム原木用急速冷却機1は、冷却処理室11を構成する冷却機本体10と、冷却処理室11内に配置されるハム原木搬送装置2及び空気冷却循環ユニット3とを備えた構成である。以下に、本発明の実施例1に係るハム原木用急速冷却機1について、図1から図5に示すとともに、詳細に説明する。
冷却機本体10は、後部側面10bにハム原木Hを搬入するための搬入口15を備え、該後部側面10bに対向する前部側面10aで前記搬入口15よりも低い位置に、ハム原木Hを搬出するための搬出口16を備えている。前記搬入口15及び搬出口16は夫々開閉可能なシャッター15a、16aを備えている。
搬入口15に連続する冷却処理室11の内壁には、ハム原木搬送装置2へハム原木Hを送るための第一補助スロープ18aを設けている。また、搬出口16へ連続する冷却処理室11の内壁にはハム原木Hを搬出口16へ送るための第二補助スロープ18bを備えている。
第一補助スロープ18a及び第二補助スロープ18bは、ハム原木搬送装置2の有するガイド棒21cの干渉を回避するための切欠部18cを備えている。
一方、冷却機本体10の左部側面10cには開閉部となる開閉扉13を、右部側面10dには点検用扉14を備えている。当該冷却機本体10が構成する冷却処理室11内には、支持架台12を備える。支持架台12上には、空気冷却循環ユニット3を設置している。
また底部には洗浄時の排水を外部へ排出するための排水口17を備える。冷却処理室11の床面は排水口17側へ使用済み洗浄水を流すために排水口17側へ僅かに傾斜している。
前記冷却処理室11内において、前記搬入口15と搬出口16との間に、本発明の特徴とするハム原木搬送装置2が設けられる。当該ハム原木搬送装置2は独立したハム原木H専用の搬送手段であるとともに、冷却処理室11内での冷凍処理を行う際の載置台として機能する。
本実施例1に係るハム原木搬送装置2は、スロープ部20と、ガイド装置21と、該ガイド装置21に設置される原木保持手段と、これらを保持するための装置主体22とを備えている。
前記スロープ部20は、ハム原木Hの送り方向を前方として前後方向を長手となるスロープ20aを、幅方向へ複数本並設し、搬入口15側となる端部を上方位置、搬出口16側となる端部を下方位置として、搬入口15及び搬出口16に高さを合わせ、傾斜して配置したものである。
本実施例1では傾斜角度は水平面に対して下り方向に約5°から20°程度として設定している。スロープ部20はハム原木Hを直接載置する部分である。スロープ部20は前記装置主体22に支持される。
前記スロープ部20におけるスロープ20aは、図5(b)に示すように、金属製線材200を合成樹脂製部材201により握持一体とした構成としている。当該構成とすることで、金属製線材200の堅牢性を発揮させつつ、合成樹脂製部材201により被覆してよりエンタルピー値を抑えた合成樹脂製部材がハム原木Hに当接することで、凍結によってスロープ20aにハム原木Hが固着されることを防止し、その結果ハム原木Hの転動を容易とするとともにその表面の剥離を防止する。
スロープ部20の下方に沿って、ガイド装置21が設置される。従ってガイド装置21はスロープ部20と平行となるように傾斜して配置している。
ガイド装置21は、電動機21aと、前後のガイド軸21eと、当該前後のガイド軸21eに掛け渡される輪状のチェーン21bとしたガイド送り手段と、該ガイド送り手段に一定間隔で配置される複数の原木保持手段となるガイド棒21cを備えた構成である。
複数のガイド棒21cは、前記スロープ部20の下方側から、スロープ部20を構成する複数のスロープ20a間を通して、スロープ部20の上方へ突出する。幅方向に並ぶ複数のガイド棒21cは、その基端を当該幅方向に延設される連結杆21dに固定されており、一体としている。前記ガイド送り手段であるチェーン21bを構成するプレート21fの一部にアタッチメント21gを一体に備えたものを有しており、当該チェーン21bのアタッチメント21gに前記連結杆21dを固定することで、チェーン21bとガイド棒21cを一体としている(図5(b)参照)。
前記装置主体22は、冷風の遮断を最大限回避すべく、主として複数の枠部材により概ね直方体輪郭形状に構成しており、底部には輸送用のキャスター22aを備えたベース部22bと該ベース部22b上に形成される支持部22cを備えている。該キャスター22aは公知のロック機構を備えており、予定しない不慮の移動を防止する。
また、前記ベース部22bの四隅から上方へ向けて第一の支持部22cを設けてスロープ部20を支持している。ベース部22bの他の位置から上方へ向けて設けた第二の支持部22dによりガイド装置21を支持している。
上記構成によって、電動機21aが駆動してガイド軸21eがこれに連動し、ガイド軸21eの回転に伴ってチェーン21b及び該チェーン21bに設けられた複数のガイド棒21cが移動する。ガイド棒21cは、スロープ部20のスロープ20aに干渉することなく、輪状のチェーン21bに従って、前後のガイド軸21e間を連続的に移動する。本実施例に係る装置は、電動機21aの制御を制御することで、他の工程と連携させるために、ガイド軸21eを設定した所定時間で連続的に動作させることもできるし、設定した所定時間間隔で間欠的に動作させることもできる。
前記開閉扉13は、冷却処理室11内を洗浄する際に、ハム原木搬送装置2を外部へ移動させるために設けたものである。開閉扉13によって冷却処理室11内の床面の高さ位置からハム原木搬送装置2の上端の高さまでを少なくとも開放できるものとしている。
また、冷却処理室11内には、前記ハム原木搬送装置2の移動を容易とするために当該ハム原木搬送装置2のキャスター22aをガイドするガイドレール23を設けている。
当該構成とすることで、ハム原木搬送装置2を容易に冷却処理室11から外へ移動させることができる。また、開閉扉13を開放した状態で、冷却処理室11内の前記ガイドレール23の高さと略同一の高さの載置面を有する台車を開閉扉13外に配置させることによって、ハム原木搬送装置2を台車へ移動させることが容易となり、メンテナンス性がより一層向上するものとしている。
尚、本実施例1に係るハム原木用急速冷却機1の搬入口15側の外部には、搬入用コンベア4を設けている。前記搬入用コンベア4は、ハム原木用急速冷却機1の搬入口15側にハム原木Hを投入するためのプッシャ装置40を備えている。
また、前記ハム原木用急速冷却機1の搬出口16側の外部には、凍結処理後のハム原木Hを次工程へ搬送するための搬送用コンベア5を設けている。
以上に示した本実施例1に係るハム原木用急速冷却機1は、以下に示す工程で処理を行う。適所に設けられた各種の検知器、電磁弁等とこれらを制御するシーケンサーによって行う。
搬入用コンベア4から未凍結のハム原木Hを搬送し、ハム原木Hがハム原木用急速冷却機1の搬入口15前に到達すると、搬入口15のシャッター15aが開き、搬入用コンベア4のプッシャ装置40が動作して、当該ハム原木Hを冷却処理室11内へ押し出す。
押し出されたハム原木Hは、ハム原木搬送装置2のスロープ部20上を転動し、スロープ部20のスロープ20a間から概ね上方へ突出したガイド棒21cに当接して停止する。
本実施例1においては、投入されたハム原木Hが停止した後、電動機21aが動作して次の新たなハム原木H1本がハム原木搬送装置2に載置可能となるように、チェーン21bとガイド棒21cを前方へ移動させる。
2本の未凍結のハム原木Hが搬入されると搬入口15のシャッター15aが閉となり、支持架台12上に設置された空気冷却循環ユニット3が動作し、エアブラストによる冷却が開始される。
本実施例1において、空気冷却循環ユニット3による送風方向は本装置の左側方向としてあり、冷気はハム原木搬送装置2の上方から下方へ向けて移動し、床面下に沿って右方向へ移動して、右壁に沿って上方へ向けて移動し、前記空気冷却循環ユニット3へと循環する。
従って、本実施例1の構成によれば、ハム原木搬送装置2上に載置されているハム原木Hは、上方から冷却される。
シャッター15a、16aが開き、電動機21aが動作して次の新たなハム原木H1本がハム原木搬送装置2に載置可能となるように、ガイド送り手段であるチェーン21bとガイド棒21cを前方へ移動させる。当該新たなハム原木H1本分の載置スペースが確保されると電動機21aは停止する。
新たに2本のハム原木Hが、上記した工程と同様に1本ずつハム原木搬送装置2に載置される。新たなハム原木Hが供給される度に、先に処理が開始されているハム原木Hは転動して搬出口16側へ移動する。そして、各ハム原木Hは、その周面の位置が変わるため、上方のみから冷風を受けるにもかかわらず、均等に冷却凍結処理を進行させることができる。
以上の要領で1本のハム原木Hは周面の向きを変えながら連続的にエアブラストを受け、その表面を均等に凍結させることができる。
エアブラストを受けて凍結処理がなされたハム原木Hは、新たなハム原木Hの搬入と略同時に、搬出口16から搬出される。搬出は保持しているガイド棒21cが先に移動することでハム原木Hが傾斜面を自然に転動することで行われるが、転動が起きない場合であっても、後方に隣接するガイド棒21cがハム原木Hを押すことによって、当該ハム原木Hに転動を生じさせることができる。
ハム原木Hを搬出した後、搬出口16のシャッター16aは閉となり、凍結処理がされたハム原木Hは次工程へ搬送される。このようにして処理されたハム原木Hは、表面が均一に凍結され、スライス工程におけるスライス処理を容易に行うことが可能なものとなる。
本発明の実施例2に係るハム原木用急速冷却機1は、上記実施例1に係るハム原木用急速冷却機1のハム原木搬送装置2の構成が一部異なるものであり、ハム原木搬送装置2以外の構成は、実施例1と共通する。このため、実施例2の説明のうち共通箇所については上記実施例1の構成の記載及び図面の記載と同一とする。
本実施例2に係るハム原木用急速冷却機1におけるハム原木搬送装置2は、スロープ部20の構成に特徴を有する。
本実施例2におけるスロープ部20は、図6に示すように、スロープ20aの向きを、搬送方向(前後方向)に平行とせずに、搬送方向を示す仮想直線Lに対して所定角度で交差するように方向を変更して配置した構成である。具体的には、スロープ20aを前後方向に二列、幅方向に各4本として設け、隣り合う各2本ずつを組として、前方側の相互の距離が狭くなるようにハの字状に配置している。ここで前記仮想直線Lに対するスロープ20aの交差角度は、ハム原木Hを転動させる機能を損なわない範囲で、任意に設定することができる。
本実施例2は、スロープ20aの向きを、搬送方向(前後方向)に平行とせずに、搬送方向を示す仮想直線Lに対して所定角度で交差するように方向を変更して配置したことによって、均等な冷却を高度に実現できるものである。
即ち、例えば、スロープ20aの向きを搬送方向(前後方向)に平行とした上記実施例1の構成においても、基本的には、ハム原木Hは周面の向きを変えてエアブラストを受け、その表面を均等に凍結させることができる。
しかしながら、搬送方向を示す仮想直線Lに平行にスロープ20aが配置されることによって、ハム原木Hの転動によりその周面の向きを変えても、ハム原木Hの幅方向から所定位置となるスロープ20aとの当接位置が、冷気を遮られ続けることとなり、その周面の特定の部位についてのみ僅かな幅ではあるが厳密には均等になり難いものとなりやすい。
実施例2に係る発明の構成は、このような点を解消できる構成としたものであり、スロープ20aを搬送方向(前後方向)に平行とならないように配置したことによって、ハム原木Hが転動した場合に、スロープ20aとハム原木Hの当接する幅方向の位置が変更され、幅方向から所定特定の部位のみが冷却されないということをなくすことができ、より一層、ハム原木Hの表面を均一に凍結処理することができる。
また、実施例2の構成によれば、スロープ20aを幅方向に4本備え、前記スロープ20aの幅方向左右それぞれの2本の間にガイド棒21cを備えることによって、実施例1で例示したハム原木Hの半分程度の長さのものをハム原木搬送装置2の幅方向に二本並べた場合に、一本のハム原木Hに対して少なくとも二本のスロープ20aと二本のガイド棒21cを対応させることができるため、幅方向に短いハム原木Hを複数本並べることができ、短いハム原木Hを冷却処理する際には、その処理効率を高めることが出来るものとしている。
本発明の実施例3に係るハム原木用急速冷却機1は、実施例2からスロープの形状を更に変更したものである。本実施例3に係るハム原木用急速冷却機1は、上記実施例1、2に係るハム原木用急速冷却機1と基本構成において共通する。このため、上記実施例1及び実施例2と共通する構成に関する記載については、実施例3においても同様の構成の記載とする。
本実施例3においては、図7に示すように、ハム原木急速冷却機1の第一補助スロープ18a、第二補助スロープ18bを設けない構成としてより構造を簡素化し、また、ハム原木搬送装置2の構成の一部、特にはスロープ部2の形状を変更したものである。
本実施例3に係るハム原木搬送装置2を図8及び図9に示す。本実施例3に係るハム原木搬送装置2は、実施例2と同様に、スロープ20aを搬送方向(前後方向)に平行とならないように配置したことによって、ハム原木Hが転動した場合に、スロープ20aとハム原木Hの当接する幅方向の位置が変更され、幅方向から所定特定の部位のみが冷却されないということをなくすことができ、より一層、ハム原木Hの表面を均一に凍結処理することができる。
また、実施例2の構成が搬送方向に向けて複数のスロープ20aに分断されているのに対して、本実施例3の構成は、波状のスロープ20aが搬入口15側から搬出口16側まで途切れることなく形成されているため、途中でスロープ20aの端部がハム原木Hに接触する虞を排除することができる。即ち、ハム原木を傷つける虞を低減することができる点で上記実施例2よりも更に優れるものである。
本実施例3に係るスロープ20aを構成する線材を、その断面視上方がやや細幅となる円弧状となるものとしている。当該形状とすることにより、ハム原木Hとスロープ20aとの当接位置の近傍においてもより冷却効率を低下させず、エアブラストによる均等な冷却を図るものとしている。また、断面視上方がやや細幅となっていることによってハム原木Hが載置された際に、当該上方部分とハム原木Hとの接触部分が低減でき、凍結によってスロープ20aにハム原木Hが固着されることを低減できる利点を有する。
上記各実施例においては、ハム原木Hを2本ずつ処理するものとしたが、本発明は上記各実施例に限定されず、例えば、ハム原木Hの投入本数、搬出本数、ハム原木Hの1本あたりのエアブラストの連続稼働時間、風力、風向等は任意に設定することができる。風向としては例えば、実施例においてはハム原木Hの上方から下方に向けるものとしているが、逆転させてハム原木Hの下方から上方へ向けるものとすることもできる。
上記実施例はいずれも一基の空気冷却循環ユニット3を用いているが、複数基を設置することもできる。また、上記実施例1、2においては、送風手段として空気冷却循環ユニット3を用いているが、これに代えて独立した冷却手段、送風手段を夫々用いることもできるし、実施例1、2の構成にこれらの手段を追加することもできる。
更に、本発明に係るハム原木用急速冷却機1は、上記実施例1、2に係るものに限定されるものではなく、生産現場等において種々の機器とともに使用し、又は組み合わせることで、更に利便性を向上させることができる。例えば、ハム原木Hを供給する供給手段と前記ハム原木用急速冷却機1から搬出されるハム原木Hの搬送手段を備えたハム原木スライス前処理設備等とすることができる。
また、上記実施例1、2において、キャスター22aを有する装置主体22はガイド装置21の下方に一体に設けたものとしているが、本発明は当該装置主体22をガイド装置21に一体としたものに限定されない。例えば、ガイド装置21及びスロープ部を搬入口15側及び搬出口16側へ着脱自在に固定して装置主体22とは別体とし、当該装置主体22を通常は冷却処理室11外で管理しておき、洗浄等を行う際に冷却処理室11内へ移動してガイド装置21を室外へ運搬する手段として用いることもできる。
加えて、上記実施例1において、スロープ20aは、合成樹脂製部材200で金属製線材201を握持一体とした構成としているが、上記構成に限定されるものではなく、金属製線材200を合成樹脂製部材201で完全に被覆しても良いし、金属製線材200と合成樹脂製線材201を積層するものでもよい。
また、形状等によって金属製線材200へのハム原木Hの固着が防止できる形状等を有していれば、実施例3のように金属製線材200のみとしてもよいし、当該スロープ20aの使用時に問題を生じない強度が確保できるのであれば合成樹脂等の部材のみとすることもできる。
また、上記実施例1及び2におけるスロープ20aは円柱状を有するが、本発明は上記実施例1及び2の形態に限らず、例えば、ハム原木Hが転動しやすい形状や材料、表面加工等を施すことができる。
また、本実施例1、2におけるスロープ部20及びガイド部の傾斜角度は、は約5°から20°としている。しかし、本発明はこれに限定するものではなく、ハム原木Hの転動(原木保持手段に保持されない状態で自然に転動する場合のみならず原木保持手段に押されることで転動する場合を含む。)を可能とする角度であれば任意に設定することができる。
例えば、スロープ部20の傾斜角度は5°未満であってもよいが、ハム原木Hが若干移動し難くなる場合には、ガイド棒21c及びこれを動作させる電動機21aにより負荷がかかり易くなる。また、傾斜角が20°を超える場合であってもよいが、角度が急勾配となればなるほど落下に近い状態でハム原木Hが移動するため、転動せずに移動する可能性が生じる。
更に、上記実施例1、2においては、ハム原木Hの直径の大きさに応じて、その転動距離に合わせ、転動前と転動後が異なる向きとなるようにガイド棒21cを配置できるように、ガイド送り手段であるチェーン21bを構成するプレート21fより多くにアタッチメント21gを一体に備えたものを設けることで、前後方向のガイド棒21cの間隔を調節することができる。
上記実施例においては、いずれも空気冷却循環ユニット3は、一旦作動すると搬入口15、搬出口16のシャッター15a、16aの開閉等にかかわらず動作を継続するものである。しかし本発明は上記構成に限らず、所定の設定時間の経過や、搬入口15、搬出口16のシャッター15a、16aの開閉等により、空気冷却循環ユニット3はその都度停止、開始を繰り返す構成であってもよい。
本発明におけるハム原木搬送装置2における装置主体22の構成は、ガイド装置21及びスロープ部20の機能を阻害しない限り、その構成は特に制限することなく、種々の構成を採用することができる。例えば、支持部22c、22dの形状、有無、数量、構造等は、適宜決定することができる。
また、電動機21aの配置等も同様に、ガイド装置21及びスロープ部20の機能を阻害しない限り、その構成は特に制限することなく、種々の構成を採用することができる。
また、上記実施例2、3においては、スロープ20aの形状を、ハム原木搬送装置2のハム原木Hの送り方向に対して平面視において平行とならないように構成するものであるが、当該スロープ20aの形状は、上記実施例2、3に限らず、ガイド棒21cと接触しない限り、種々の曲線状等の形状とすることができる。
また、本発明におけるスロープ部20について「原木送り方向に対して平面視平行とならないようにした」構成とは、例えば原木送り方向に平面視平行となる部分が一部に含まれていても、全体として原木送り方向に対して平面視平行とならないものを意味する。このため、平面視平行となる短いスロープ20aを原木送り方向に複数ずらして配置した場合も、全体としてスロープ20aはこれらを結ぶ形で配置されるから、原木送り方向に対して平面視平行とならないものである。
本発明において原木保持手段として示したガイド棒21cは、一定速度で連続的に動作するものであっても良いし、間欠的に動作するものであっても良い。上記各実施例に係る原木要求痩躯冷却機においては、図示されないスイッチの切換によってこれらの動作を選択的に行うことができる。
また、エアブラストは、ハム原木Hに対して連続的に行うものとしているが、たとえばシャッター15の開閉のタイミングに併せて一時的に停止させる等のように、間欠的に行うものとすることもできる。
また、本発明のいずれの実施例においても、電動機21aの動作を正転、逆転させることが可能であり、この結果、必要に応じて、電動機21aの動作を逆転させ、送り方向を逆向きにすることができる。
逆転させる場合には、重力を利用した自然な転動を利用することは出来ないが、ガイド棒21cで押し上げることによってハム原木Hを転動させることができる。このため、例えば、搬入口15よりも相対的に高い位置にある搬出口16に向けてハム原木Hを転動させることができる。
また、スロープ部20の傾斜角度αは、重力を利用した自然な転動を利用する場合には0°を超えて20°程度までの下り傾斜でよく、好ましくは5°から15°程度とすることができる。傾斜角度を過大とすると、落下に近い状態でハム原木が移動され、転落の原因になる他、スロープ20aとの接触が不十分となり、周方向への回転が不十分となる虞がある。尚、ハム原木の転動は、傾斜角度のみならず、スロープ20aの材質を含め表面の摩擦抵抗等の影響を受けるため、このような要素を勘案してスロープ部20の傾斜角度を適宜決定することができる。一方、スロープ部20を上り傾斜又は水平として使用する場合には、電動機21aによる動力を使用するため、スロープ20aの材質を含め表面の摩擦抵抗等の影響を勘案した上で、自由に設定することができる。
また、本発明におけるスロープ20a間にガイド棒21cを配置させるための具体的な構成は、図5(b)及び図7(b)に示しているが、本発明は当該構成に限定するものでなく、スロープ20aにガイド棒21cが干渉することなくハム原木Hがスロープ20a上を転動できる構成であればよく、本発明はこのための種々の公知の構成の組合せを含む趣旨である。
尚、本発明におけるハム原木用急速冷却機1は、本発明の構成を用いることによって、種々の長尺或いは柱状の食品類の急速冷却を行うことができる。また長尺とは本実施例に開示したハム原木のような具体的な長さを有するものに限らず、直径に対して相対的に長さ寸法が大きいものであればよい。従ってたとえば、直径が5cm未満程度のものであってもよい。またハム以外の肉類の原木であってもよい。長尺或いは柱状の食品となる他の例としては、例えば、練り製品等を挙げることができる。
1 ハム原木用急速冷却機
10 冷却機本体
10a 前部側面
10b 後部側面
10c 左部側面
10d 右部側面
11 冷却処理室
12 支持架台
13 開閉扉
14 点検用扉
15 搬入口
15a シャッター
16 搬出口
16a シャッター
17 排水口
18a 第一補助スロープ
18b 第二補助スロープ
18c 切欠部
2 ハム原木搬送装置
20 スロープ部
20a スロープ
200 金属製線材
201 合成樹脂製部材
21 ガイド装置
21a 電動機
21b チェーン(ガイド送り手段)
21c ガイド棒(原木保持手段)
21d 連結杆
21e ガイド軸
21f プレート
21g アタッチメント
22 装置主体
22a キャスター
22b ベース部
22c 支持部(第一の支持部)
22d 支持部(第二の支持部)
23 ガイドレール
3 空気冷却循環ユニット
4 搬入用コンベア
40 プッシャ装置
5 搬送用コンベア
H ハム原木
L 仮想直線
α 傾斜角度

Claims (4)

  1. ハム原木の搬入口及び搬出口を備える冷却処理室と、該冷却処理室内へ冷気を循環させる空気冷却手段及び空気循環手段を備えたハム原木用急速冷却機において、
    冷却処理室内に、複数のハム原木の載置及び搬送を行うためのハム原木搬送装置を備え、
    前記ハム原木搬送装置は、ハム原木を載置するためのスロープ部と、該スロープ部に沿って設けられるガイド装置とを備え、該ガイド装置は複数の原木保持手段を備え、
    該原木保持手段の移動に伴い、前記複数の原木保持手段間でハム原木をスロープ部上にて転動させてハム原木の周面の向きを変更し、前記ハム原木に対してエアブラストによる冷却を行うことを特徴とするハム原木用急速冷却機。
  2. スロープ部を構成する複数のスロープが、原木送り方向に対して平面視平行とならないようにしたことを特徴とする請求項1記載のハム原木用急速冷却機。
  3. ハム原木搬送装置は移動手段を備え、前記冷却処理室は前記ハム原木搬送装置を出入可能とする開閉部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のハム原木用急速冷却機。
  4. ハム原木用急速冷却機におけるハム原木搬送装置であって、スロープ部と、該スロープ部に沿って設けられるガイド装置と、該ガイド装置に設けられる複数の原木保持手段を備え、前記原木保持手段の移動に伴い、前記複数の原木保持手段間でハム原木をスロープ部上にて転動させてハム原木の周面の向きを変更させることを特徴とするハム原木搬送装置。
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