JP3438164B2 - 食品の急速凍結方法と装置 - Google Patents
食品の急速凍結方法と装置Info
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Description
品、揚げ物、生ハンバーグ等または生ハンバーグの半凍
結食品を凍結処理対象品としてこれの急速凍結を連続的
に行う、食品の急速凍結方法と装置に関するものであ
る。
使用した食品の凍結を連続的に行う方法としては、例え
ば、 a 低温の液体(例えば、塩化カルシウムブライン等・
・以下、低温ブラインという)を利用したダブルコンタ
クト方法[ダブルコンタクトベルトフリーザ] b 低温ブラインと冷風を利用したシングルコンタクト
方法[スチールベルトフリーザ] c ベルトコンベア上に凍結用空気の平行流を循環形成
する冷風のみによる凍結方法[スチールベルトフリーザ
・・「トンネルフリーザ」(登録商標)] d 液化窒素ガス、液化炭酸ガス等の低温液化ガスを被
凍結食品に直接噴霧して、その蒸発潜熱と顕熱を利用し
て急速凍結させる液化ガス凍結方法 等が公知である。
いずれも低温ブラインを使用するものであって、aは被
凍結食品の下面を低温のスチールベルトと接触させ、ま
た被凍結食品の上面及び側面を、内部に低温ブラインを
循環するように薄膜で形成した容器で覆うようにして接
触させ、被凍結食品のほぼ全面から接触凍結を行う方法
であり、bはステンレス鋼製のエンドレスベルトを用
い、ベルト自体をその下面からの低温ブラインで冷却
し、被凍結食品の上面は、補助的に循環させる冷風によ
って凍結するものであることから、被凍結食品の形状に
関係なく比較的短時間に凍結処理できる点にメリットは
あるものの、イニシャルコスト、ランニングコストが高
くつくだけでなく、被凍結食品の上部表面を覆うエアー
フィルムによっての熱伝達が阻害されて、冷却及び凍結
処理時間に影響を及ぼしている点に課題があった。
される被凍結食品を、ベルトと平行または横方向からの
速度5〜10m/s で循環する冷風(−35〜−40℃)
のみにより急速凍結する方法であって、a,bに比べイ
ニシャルコスト、ランニングコストの面において多少優
れるものの、被凍結食品の表面を覆うエアーフィルムに
よる熱伝達がa、b以上に阻害され、凍結処理時間が長
くなるため、処理能力が低くなるのに加えて装置自体が
長さ方向に大型化し、装置製作、輸送、保管、設置作
業、占有設置面積の確保等に関連する経済的負担を大き
くする点に課題があった。
ス)、−79℃(液化炭酸ガス)という低温度を利用する
ため、凍結時間が短くて品質が良く、脱水目減りが少な
い上に小型化でき設置スペースが少ないなど、前記a乃
至cでは期待することのできない特長があるが、ランニ
ングコストが高いために、高級品や少量生産等の用途に
限定される点に課題ある。
するためには、従来から、粒状処理物(被処理物)、例
えば、スナック菓子、パン粉の材料等に熱風、温風或は
冷風などの通気処理を加える手段において実施されてい
る技術、即ち、搬送ベルトコンベアで搬送される被搬送
物に対し、その上方から搬送ベルトコンベア面に直角に
衝突又は搬送コンベアベルトによる送りに加えて被処理
物に送りを与える方向に衝突させるようにして、被処理
物を連続的に乾燥、冷却処理する技術(特開昭59−2
648号公報の特許請求の範囲前段に或は前記公報に記
載されている従来技術の記載参照)を参考として、凍結
処理時間の短縮とこれに付随する前記経済的負担を低減
を図ることが有益であることが判明した。
短時間に効率的に通気処理を行うことができるのである
が、このような通気処理の効率化の要因は、被処理物の
攪乱による噴射空気との接触機会を増大させるだけでな
く、被処理物表面に形成されているエアーフィルム(温
度境界層)を破壊し、熱伝導率の向上を図るところにあ
り、特に被処理物表面に形成されているエアーフィルム
の破壊と、被処理物の冷却及び凍結を、如何に経済的且
つ効率的に行い、前記参考となる技術を有利に食品の連
続凍結処理装置に利用するかが課題となっている。
り、被凍結対象物である平板状の生ハンバーグ等の半凍
結状態の被凍結食品の凍結効率を高めて凍結処理時間の
短縮を図るとともに、冷風の経済的利用を可能として、
少量、多品種の食品の冷却、凍結処理に最適とし、また
装置の小型化と効率的稼働を可能として、装置コストの
低廉化、設置スペースの縮小等によるイニシャルコスト
及び冷風の経済的利用と稼働効率の向上によるランニン
グコストを低減することのできる、食品の急速凍結方法
と装置の提供を目的とする。
方法とその装置からなり、その方法は、断熱壁(2) で囲
繞された横長の凍結用室(1) 内に、エンドレスの搬送用
コンベア(3) によって被凍結食品(F) を搬送通過させて
冷却又は凍結処理を行うにおいて、前記搬送用コンベア
(3) の往動側の上下にあって、搬送方向と交差する水平
方向位置から、冷気循環ユニット(5) によって供給され
る冷気を、搬送用コンベア(3) に向けて垂直にジェット
噴射して衝突させ、被凍結食品(F) の表裏面からの、直
接冷却若しくは表面からの直接冷却と裏面からの搬送用
コンベア(3) を介して間接冷却する冷却手段によって、
被凍結食品(F) を急速凍結し、噴射後の冷気をジェット
噴射に背圧等による影響を与えないように凍結用室(1)
内に流動させた後、前記冷気循環ユニット(5) へ戻して
循環させる方法である。
食品(F) を水平方向に搬送するエンドレスの搬送用コン
ベア(3) をネットコンベアとし、これが断熱壁(2) で囲
繞された横長の凍結用室(1) 内に貫設され、該凍結用室
(1) 内の搬送用コンベア(3)の往動がわ上下には、該コ
ンベアの搬送方向と水平な直交状となり且つコンベアに
向けて開設した長手方向のスリット又は長手方向に沿っ
て列設した小孔で形成される噴射口を具備した冷気噴射
管(7) の多数本を架設配管した冷気噴射部を、被凍結食
品(F) の通過間隔を十分確保して設けるとともに、回収
冷気による凍結用室(1) 内の冷却及び凍結作用を確保し
て、冷気循環ユニット(5) の吸引側を凍結用室(1) の内
部に開口連通させ、冷気の循環通路を形成した構成とす
る。
してネットコンベアを使用した場合について説明した
が、搬送用コンベア(3) をスチールコンベアとして使用
する場合には、その往動側の上下からの冷却の内、上方
からの冷却は冷気の垂直噴射により、また下方からはス
チールコンベアを介しての間接冷却となる。また、上方
の冷気噴射部の噴射口と搬送用コンベア(3) の上面との
間隔を、被凍結食品(F) の厚みに対応して又は該厚みと
搬送移動速度に対応して、噴射口の高さの変更により調
節できるようにすること、さらに、横長の凍結用室(1)
の縦方向断面形状を、左右を垂直壁とした六角形とし、
該凍結用室(1) 内を洗浄・滅菌する装置を具備させるこ
とによって、以下に説明する発明による効果を一層良好
なものとすることができる。
法とその装置によれば、凍結用室(1) 内の搬送用コンベ
ア(3) の往動側の上下で搬送方向と交差する水平方向位
置から搬送用コンベア(3) に向けて、冷気循環ユニット
(5) から供給する冷気を垂直にジェット噴射することに
より、搬送用コンベア(3) がスチールコンベアの場合に
おいては、その上から噴射される冷気の衝突で被凍結食
品(F) の表面に形成されているエアーフィルム(温度境
界層)を破壊してこれを効率的に直接冷却すること、下
からの噴射又は循環冷気によって、被凍結食品(F) の裏
面が搬送用コンベア(3) を介して間接冷却されること、
及び冷気循環ユニット(5) の吸引側を凍結用室(1)の内
部に開口して回収するようにして、冷気による凍結用室
(1) 内の冷却及び凍結作用を留保して冷気の循環通路を
形成することから、従来に見られる上方からジェット噴
射して衝突させ、循環させることなく回収する凍結手段
に比べ、被凍結食品(F) の凍結が極めて効率的となり、
急速な凍結処理を達成することができる。
ンベアを使用する場合には、被凍結食品(F) の下部から
の凍結が間接的とはならず、上下共に直接凍結となり、
またスチールコンベアを使用する場合には、被凍結食品
(F) の上部が直接凍結、下部がスチールコンベアに直接
接触する凍結となることから、その急速冷却又は急速凍
結効率はブライン凍結及び液化ガスによる凍結に匹敵又
は同等以上の凍結速度とすることができる。
等による影響を与えないように凍結用室(1) 内に流動さ
せた後に前記冷気循環ユニット(5) へ戻して循環させる
ことによって、凍結用室(1) 内全体の冷却に有効に作用
するだけでなく、冷気循環ユニット(5) の空気冷却器(5
1)での空気冷却のためのエネルギーが、液化ガスによる
凍結に比べて大幅に軽減されるようになり、ランニング
コストの低減に大きく貢献することができる。
れ、また冷風の経済的利用が可能となることから、少
量、多品種の被凍結食品(F) の冷却、急速凍結処理に最
適となるだけでなく、装置の小型化と効率的稼働を可能
として、装置コストの低廉化、設置スペースの縮小等に
よるイニシャルコスト及びランニングコストを低減する
ことのできる、食品の急速凍結方法と装置として安価に
提供できるのである。
とも上方の冷気噴射管(7) の噴射口と搬送用コンベア
(3) の上面との高さ間隔を、被凍結食品(F) の厚みに対
応して又は該厚みと搬送移動速度に対応して、変更調節
できるようにすることによって、被凍結食品(F) のサイ
ズに対応した高い急速冷却又は急速凍結効率を達成する
ことができる。
断面形状を、左右を垂直壁とした六角形としたことによ
り、円筒型に比べ運送が容易で設置面積も狭くすること
ができるとともに、凍結用室(1) の内底部がコーナーに
よる溝状となって、該凍結用室(1) 内を洗浄・滅菌する
装置(例えば、C.I.P 洗浄装置(K)、蒸気滅菌装置(M))
による洗浄液及び滅菌時の上記の凝縮水の流下が保証さ
れて溜りが形成されず、急速凍結装置の衛生的管理と被
凍結食品(F) の衛生管理を系統的に管理できることか
ら、HACCP(危害分析重要管理点)方式に適合した
被凍結食品(F) の凍結装置とすることができる。
装置の構成略図、図2は図1のA−A線における断面構
成拡大図、図3は本発明の実施例に係る食品の急速凍結
装置における、被凍結食品(F) への冷気の噴射状態を示
す部分拡大図である。
(2) で囲まれた横長トンネル状の凍結用室(1) を直結
し、その内部に、無端のネットコンベアを搬送用コンベ
ア(3) として貫通させるとともに、各凍結用室(1) 内に
凍結手段である冷気循環ユニット(5) を内蔵して、これ
から送られる冷気によって、搬送用コンベア(3) により
移送される被凍結食品(F) を冷却または凍結処理する点
において、従来と同様に構成されている。
を前提として、長さ約4.6 m、内幅1.4m、内高2m
の、横長トンネル状であって断熱壁(2) で囲繞された断
面縦長六角形の高さ約2.5 mの凍結用室(1) の二基を、
両側が垂直面となるように水平方向に連結し、その長手
水平方向にモータ等により駆動されるエンドレス(無
端)の搬送用コンベア(3) が0.85m高さに貫通して、そ
の始端部を被凍結食品(F)の供給側(G) 、終端部を搬出
側(H) として張り出した構成とする。
部制御されるC.I.P 洗浄装置(K) の一部として前記装置
に配管される洗浄液スプレー管(4) を、室内壁面、搬送
用コンベア(3) 及び以下に説明する支持架台(6) 、冷気
噴射管(7) 等、搬送用コンベア(3) を主とした洗浄がで
きるように、室内全域にわたって平均的に分岐させて配
管支持するとともに、搬送用コンベア(3) の移動の障害
とならないように、断熱壁(2) の内側下部を支持基盤と
して組み込み固定したアングル部材製の支持架台(6) 上
に、冷気循環ユニット(5) を支持固定する。
りも下位であって搬送用コンベア(3) の往動側の上下に
は、冷気噴射スリット(71)を形成した冷気噴射管(7) の
多数本を、搬送用コンベア(3) の移送方向と水平に直交
し且つ搬送用コンベア(3) 上に被凍結食品(F) の厚み以
上の間隔を確保し、しかもそれぞれ冷気噴射スリット(7
1)を搬送用コンベア(3) の往動側の面(表面及び裏面)
に垂直に向け且つ搬送方向に沿って所定間隔で前記支持
架台(6) に支持固定した構成とする。
装置(C) と配管した空気冷却送風手段であって、吸引し
た循環空気を低温化する空気冷却器(51)と、これにより
冷却された冷気を室内に送風するターボファンに代表さ
れる高風圧送風機(52)とからなり、該冷気供給源からの
冷気の、被凍結食品(F) へのジェット噴射と冷気の回収
構成は、前記高風圧送風機(52)の送風口と、前記搬送用
コンベア(3) の往動側の上下に配設した冷気噴射管(7)
とを、送風ダクト(8) で接続するとともに、冷気噴射管
(7) の冷気噴射スリット(71)から搬送用コンベア(3) に
向けて、約20〜40m/s の速度でエアーカーテン状にジェ
ット噴射された冷気を、搬送用コンベア(3) の周囲を通
して冷気循環ユニット(5) の吸引口へ回収する、循環経
路を形成する構成とし、各凍結用室(1) 内の前記冷気循
環ユニット(5) は、被凍結食品(F) の凍結効果を効率的
とするために、相互連結部の仕切壁(9) を挟んで高風圧
送風機(52)が対向した状態に配設した構成とする。
は、被凍結食品(F) と搬送用コンベア(3) が通過する通
路を確保し、該通路の周囲は仕切壁(9) で閉じられた状
態において構成され、各凍結用室(1) 内の循環経路での
流れを可能な限り乱さないようになっている。また、各
凍結用室(1) の内面底部(断面縦長六角形の角部で形成
される溝状底)には液流出口(10)が開設され、溝状底に
付した傾斜に沿って液流出口(10)へ流下させた洗浄液等
を、バルブ(V) を介して外部へ流出させ、洗浄した後、
再度、C.I.P 洗浄装置(K) の給水源に戻して利用するか
廃液とするようになっている。
装置(M) については、従来から公知の装置であることか
らその説明は省略するが、複数基の凍結用室(1) 内に個
別に装備させるか、共通使用するように装備させるか
は、被凍結食品(F) によって異なる汚れの度合いにより
選択するものとし、また凍結用室(1) には、内部確認用
の開閉扉を具備させるが図面上は省略した。
射された冷気の被凍結食品(F) への接触を阻害する要因
となる背圧の影響を考慮して、冷気噴射管(7) に冷気噴
射スリット(71)を形成し、搬送用コンベア(3) に向けて
エアーカーテン状にジェット噴射するようにしたが、多
数の冷気噴射用孔の列設によって、噴射冷気を被凍結食
品(F) に衝突させるようにしても良い。
する場合には、搬送用コンベア(3)の上方からのエアー
カーテン状にジェット噴射のみとし、下方からの冷却は
通常の冷気循環手段で間接冷却とすることもある。
(3) に対する冷気噴射管(7) の高さ間隔が一定の場合を
想定して説明したが、被凍結食品(F) の厚みに対応でき
るように、高さ調節手段、例えば、送風ダクト(8) に対
して冷気噴射管(7) が、気密状態を確保して上下に変更
調節できるように、長孔を穿設したフランジ等を用いて
接続する構成を具備させることにより、冷気噴射による
凍結効率を最良とする高さ位置に冷気噴射管(7) を調節
設定をすることができることに加えて、装置の汎用性を
高めることができる。
と、凍結運転終了後、まず、凍結用室(1) 内部に異常物
がないかを点検した後、空気冷却器(51)の上部より清水
を数分間シャワーしてデフロストを行い、次いで、清水
で搬送用コンベア(3) 、凍結用室(1) 内壁面を洗い流し
た後、洗浄液スプレー管(4) からの洗浄液で洗浄(フォ
ーミング洗浄の場合は、洗剤泡が付着したまま5〜10
分間放置)し、最後に清水ですすぎ洗浄して洗浄液を完
全に洗い流す。勿論、搬送用コンベア(3) に対しては、
その移動経路に公知のコンベア洗浄装置を装備させると
ともに、洗浄後、凍結用室(1) 内に減圧した蒸気を入
れ、搬送用コンベア(3) 、冷気循環ユニット(5) 及び冷
気噴射管(7) 等を含めて、凍結用室(1) 内を滅菌し、常
に搬送用コンベア(3) を衛生的条件下において稼働させ
るものとする。
成略図である。
る。
ける、被凍結食品(F) への冷気の噴射状態を示す部分拡
大図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 断熱壁(2) で囲まれた横長トンネル状の
凍結用室(1) を複数基直結し、前記凍結用室(1)の内部
に、無端のコンベアを搬送用コンベア(3) として貫通さ
せ、凍結用室(1) の各基内に冷気を発生させる冷気循環
ユニット(5)を内蔵し、前記冷気循環ユニット(5) から
送られる冷気によって、搬送用コンベア(3) により移送
される被凍結食品(F) を上下方向から冷却または凍結処
理する食品の急速凍結方法において、 前記冷気循環ユニット(5) から送られる冷気は、前記冷
気循環ユニット(5) の高風圧送風機(52)によって高風圧
になっていること及び前記搬送用コンベア(3) の上下方
向に設置された冷気噴射管(7) の冷気噴射スリット(71)
から前記搬送用コンベア(3)上の前記被凍結食品(F)に向
ってジェット噴射されること、冷気のジェット噴射が、
前記被凍結食品(F) の表面に形成されているエアーフィ
ルムを破壊し前記被凍結食品(F) を直接冷却すること、
冷気の流れが前記冷気循環ユニット(5) を出て、送風ダ
クト(8) を通り、前記冷気噴射管(7) の前記冷気噴射ス
リット(71)から前記被凍結食品(F) にジェット噴射さ
れ、前記搬送用コンベア(3) の周囲を通して前記凍結用
室(1)内に流動させた後、前記冷気循環ユニット(5) の
吸引口に戻る冷気循環経路を形成する ことを特徴とする
食品の急速凍結方法。 - 【請求項2】 断熱壁(2) で囲まれた横長の凍結用室
(1) と、複数基を直結した前記凍結用室(1) の内部に貫
通する搬送用コンベア(3) と、前記凍結用室(1) 内に設
置された冷気循環ユニット(5) と、前記冷気循環ユニッ
ト(5) から送られる冷気を前記搬送用コンベア(3) によ
って搬送される被凍結食品(F) に向けて噴射する冷気噴
射管(7)とからなる食品の急速凍結装置において、 前記冷気噴射管(7)が前記搬送用コンベア(3)の 搬送方向
と水平な直交状となり且つコンベアに向けて開設した長
手方向のスリット又は長手方向に沿って列設した小孔で
形成される噴射口を具備していること、前記冷気循環ユ
ニット(5) が外部の冷凍装置(C)に配管された空気冷却
器(51)、高風圧送風機(52)及び前記冷気噴射管(7) から
噴射された冷気を回収する吸引口からなっていること、
送風ダクト (8) が前記高風圧送風機(52)の送風口と前記
冷気噴射管(7) との間に接続されていることを特徴とす
る食品の急速凍結装置。 - 【請求項3】 冷気噴射管(7) の冷気噴射スリット(71)
を搬送用コンベア(3) の面に対して垂直に向け支持固定
したことを特徴とする請求項2記載の食品の急速凍結装
置。 - 【請求項4】 少なくとも上方の冷気噴射管(7) の噴射
口と、搬送用コンベア(3) の上面との間隔が、被凍結食
品(F) の厚みに対応して又は搬送移動速度に対応して変
更調節できるようにした請求項2又は3記載の食品の急
速凍結装置。 - 【請求項5】 横長の凍結用室(1) の縦方向断面形状
を、左右が垂直壁とした六角形とし、該凍結用室(1) 内
を洗浄・滅菌する装置を具備させた請求項2、3又は4
記載の食品の急速凍結装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33603497A JP3438164B2 (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 食品の急速凍結方法と装置 |
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