JPH09290395A - テンパリング装置、搬送装置、スライサ、及び冷凍切断システム、並びにテンパリング方法 - Google Patents

テンパリング装置、搬送装置、スライサ、及び冷凍切断システム、並びにテンパリング方法

Info

Publication number
JPH09290395A
JPH09290395A JP10500996A JP10500996A JPH09290395A JP H09290395 A JPH09290395 A JP H09290395A JP 10500996 A JP10500996 A JP 10500996A JP 10500996 A JP10500996 A JP 10500996A JP H09290395 A JPH09290395 A JP H09290395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
frozen
conveyor
slicer
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10500996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuichi Inoue
拓一 井上
Masaaki Sekihara
正秋 関原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TERADA TRADING KK
Original Assignee
TERADA TRADING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TERADA TRADING KK filed Critical TERADA TRADING KK
Priority to JP10500996A priority Critical patent/JPH09290395A/ja
Publication of JPH09290395A publication Critical patent/JPH09290395A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工食品等の材料102を効率良く冷凍・切
断処理する冷凍切断システム100を提供する。 【解決手段】 テンパリング装置200は、材料102
を冷凍槽201に供給及び取り出すための供給・抽出ユ
ニット206と、材料102をスライサ400に搬送す
る搬送ユニット207とを備えている。このテンパリン
グ装置200で冷凍処理された材料102は、搬送装置
300を介してスライサ400に送られ、ここで所定の
厚みに切断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工食品等の少な
くとも表面を凍らせるテンパリング装置、このテンパリ
ング装置で冷凍された加工食品等をスライサに搬送する
搬送装置、及び上記加工食品等を所定の厚みに切断する
スライサ、並びにこれらテンパリング装置と搬送装置と
スライサとを組み合わせた冷凍切断システム、さらに加
工食品等を冷凍するテンパリング方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハムやベーコンなどのように
比較的柔らかい加工食料品を精度良く薄く切断する場
合、切断前に食料品の表面を凍らせている。また、野菜
等の生鮮食品の鮮度維持を目的として表面を凍らせる場
合もある。そこで、食料品の表面を凍らせる装置として
例えば図10に示すテンパリング装置500が使用され
ている。このテンパリング装置500は、冷媒であるア
ルコールを収容した水槽501を備えており、アルコー
ルはポンプ502により側壁503に設けられた複数の
噴出孔504から噴出した後、側壁503に対向する側
壁505に設けられた吸引孔506に吸引され、フィル
タ507で濾過された後、再び噴出孔504から噴出す
るようになっている。上記テンパリング装置500で食
料品の表面を凍らせる場合、図10に示すように、金属
製の籠508に食料品509を入れ、この籠508を水
槽501に所定時間浸漬させて表面を凍らせる。
【0003】上記テンパリング装置で表面を凍結した食
料品を切断する好適な装置として図11に示すスライサ
510がある。このスライサ510は、表面が凍結した
食料品509の端部をグリッパ511で把持し、上記グ
リッパ511を切断装置1512に向かって送りながら
切断装置512内のカッター(図示せず)で食料品50
9を所定の厚みに切断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記テ
ンパリング装置500では、食料品509が投入された
籠508を水槽501に浸ける作業や、表面の凍結した
食料品509を籠508から取り出す作業は手作業で行
われているため、作業効率が悪いばかりでなく、衛生面
においても多大な注意が必要になる。また、テンパリン
グ装置500では、投入/取り出しの作業効率等を考慮
して複数の食料品509を一度に凍結処理しているが、
スライサ510では複数の食料品509を一度に切断す
ることができず、1本ずつ切断作業が行われる。そのた
め、切断までに時間がかかった食料品509はその表面
が溶けて柔らかくなり、食料品509を精度良く切断す
ることができなくなるという問題点があった。
【0005】さらに、テンパリング装置500で凍結さ
れた食料品509をスライサ510に搬送したり、スラ
イサ510のグリッパ511に食料品509を保持させ
る作業も手作業で行われているが、食料品509の表面
が凍結しているためその取り扱い難しいし、衛生面で注
意を要するという問題があった。
【0006】そこで、本発明はこれらの問題点を解消す
るためになされたもので、効率面、衛生面に優れたテン
パリング装置、スライサ、およびこれらを組み合わせた
冷凍切断システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るテンパリング装置では、冷凍液を収容す
る冷凍液槽と、冷凍する材料を収容する複数の収容部
と、上記収容部に材料を装入する装入手段と、上記収容
部から冷凍された材料を取り出す抽出手段と、上記収容
部を動作して収容部と共に材料を冷凍液槽に出し入れす
る昇降手段と、からなることを特徴としている。
【0008】上記テンパリング装置では、装入手段によ
り収容部に材料を装入した後、昇降手段により収容部を
降下させ、被冷凍材料を冷凍液に浸漬して冷凍する。所
定時間の冷凍後、昇降手段により収容部を引き上げて冷
凍液から材料を取り出し、抽出手段により収容部から材
料を抽出する。
【0009】なお、装入手段と抽出手段は、材料が収容
部に装入されると同時に冷凍された材料が収容部から取
り出されるように構成してもよい。
【0010】また、テンパリング装置には、抽出手段に
よって収容部から取り出された冷凍済みの材料をこれを
切断するスライサに搬送する搬送手段を設けてもよい。
【0011】さらに、装入手段は装入テーブルを有する
一方、搬送手段は装入テーブルとほぼ同一レベルに搬送
テーブルを有し、収容部は多段に配置されており、これ
ら収容部は装入テーブル及び搬送テーブルとほぼ同一レ
ベルで停止するようにしてもよい。
【0012】上記テンパリング装置に好適なテンパリン
グ方法は、所定数の被冷凍材料を収容した収容部を冷凍
液中に所定時間浸漬する第1の工程と、第1の工程後に
材料を収容部と共に冷凍液中から取り出す第2工程と、
第2の工程後に最も長時間収容部に収容されている材料
を取り出すと共に新たな材料を収容部に装入する第3の
工程とを含み、上記第1から第3の工程を繰り返すもの
である。
【0013】次に、本発明に係る搬送装置では、少なく
とも表面を凍結した材料を傾斜した切断テーブルに沿っ
て上方から下方に搬送しながら所定の厚みに切断するス
ライサへの材料搬送装置であって、上記切断テーブルに
近接しかつ該切断テーブルと同一角度をもって傾斜した
位置と水平位置との間を移動できると揺動コンベアと、
該揺動コンベアに対して材料を供給する供給コンベア
と、傾斜した状態の揺動コンベアから切断テーブルに材
料を送る材料送り装置を備えている。
【0014】上記搬送装置では、水平位置に設定されて
いる揺動コンベアに対して供給コンベアから材料が供給
される。次に、揺動コンベアは切断テーブルと同一角度
に傾斜した位置に設定される。そして、材料送り装置に
より、揺動コンベアから切断テーブルに材料が送られ
る。
【0015】この搬送装置では、揺動コンベアと供給コ
ンベアは材料搬送方向に関して直列に配置し、これら揺
動コンベアと供給コンベアとの間にはそれらの下方に回
収容器を設けるのが好ましい。このようにすれば、揺動
コンベアを傾斜位置に設定すると該揺動コンベアと供給
コンベアとの間に材料落下通路が形成されるので、供給
コンベアにより搬送される材料は当該落下通路を介して
回収容器に回収することができる。
【0016】続いて、本発明に係るスライサは、少なく
とも表面を凍結した材料を搬送しながら所定の厚みに切
断するもので、材料を切断する切断手段と、該切断手段
に向かって下方に伸びる切断テーブルと、上記切断テー
ブル上で材料を保持するチャッキング手段と、該チャッ
キング手段を支持し上記切断テーブル上を切断手段に向
かって移動する移動手段と、上記切断テーブル上で材料
通路に進退する規制手段とを有し、上記規制手段で材料
を規制することによりチャッキング手段を作動して該チ
ャッキング手段に材料をチャッキングさせると共にチャ
ッキング手段に材料がチャッキングされると規制手段を
材料通路から退避させる制御手段とを設けている。
【0017】最後に、本発明に係る冷凍切断システムで
は、上記テンパリング装置により材料を冷凍し、上記搬
送装置で上記スライサ装置の切断テーブルに冷凍された
材料を搬送して、上記スライサにより材料を切断するよ
うにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】
(1)全体構成 図1において全体を符号100で示す冷凍切断システム
は、ハムやベーコンなどの被切断材料102の表面を凍
らせるテンパリング装置200、このテンパリング装置
200で表面が凍らされた材料102を搬送する搬送装
置300、この搬送装置300を通じて供給された表面
凍結材料102を所定の厚みにスライスするスライサ4
00を含む。
【0019】(2)テンパリング装置200(図2〜6
参照):テンパリング装置200は、図3に最も良く示
すように、冷凍液を有する冷凍ユニット201、処理さ
れる複数の材料102を収容する収容ユニット202、
この収容ユニット202を上下に動かして材料102を
冷凍ユニット201に出し入れする昇降ユニット20
5、収容ユニット202に材料102を供給すると共に
所定の冷凍処理が施された材料を収容ユニット202か
ら取り出す供給・抽出ユニット206、収容ユニット2
02から抽出された材料102を搬送装置300に送る
搬送ユニット207、これらのユニットを総合的に制御
する制御ユニット208(図4参照)を備えている。
【0020】i.冷凍ユニット201:冷凍ユニット2
01は、図5に最も良く示すように、内側冷凍液槽21
0と、該内側冷凍液槽210の周囲に配設された外側冷
凍液槽211とを備えており、内側冷凍液槽210から
越流した冷凍液が外側冷凍液槽211に回収されるよう
になっている。内側冷凍液槽210は、外部容器212
とその内側に所定の間隙213を置いて配置された内部
容器214からなり、これら外部容器212と内部容器
214はそれらの上端部で互いに連結されている。内部
容器214の下には空室216が形成され、この空室2
16に熱交換器217が収容されている。また、内側容
器214はその底部218と側壁219に多数の冷凍液
吐出孔220を備えている。
【0021】これら外側冷凍液槽211と内側冷凍液槽
210の底部には、それぞれ冷凍液排出配管221と冷
凍液供給配管222の一端部が接続され、これら配管2
21、222の他端部が循環ポンプ223に接続されて
おり(図2参照)、循環ポンプ223により冷凍液供給
配管222を通じて内側冷凍液槽210に供給された冷
凍液225は空室216で熱交換器217により所定の
温度に冷却された後、一部は内部容器214の底部吐出
孔220から内部容器214の内側に吐出し、残りは外
部容器212と内部容器214との間隙213を介して
側壁吐出孔220から内部容器214の内部に吐出し、
内側冷凍液槽210の頂部から越流した冷凍液225
は、外側冷凍液槽211に回収され、排出配管221を
介してポンプ223に送られるようにしてある。
【0022】なお、冷凍液225に含まれる不純物(通
常、この不純物は被冷凍材料102に付着して冷凍液2
25に入る)を捕獲するために、図5に示すように、外
側冷凍液槽211の上部に例えば20メッシュ程度のフ
ィルタ227、228を着脱自在に設け、これにより冷
凍液225の清潔さを保つようにするのが好ましい。ま
た、冷凍液225の制御温度と冷凍液225の種類は材
料102に応じて適宜決定され、例えば材料がハムやベ
ーコンの場合は、制御温度が−25℃、冷凍液としては
59%アルコールが使用される。
【0023】ii.収容ユニット202:収容ユニット
202は、図5に最も良く示すように、上下3段の棚2
30、231、232と、これらの棚230、231、
232をそれらの対向端部で連結した垂直部材234
と、これら垂直部材234をそれらの上端部で連結した
水平部材235と、この水平部材235を後述する昇降
ユニット205に連結する連結部材236とを備えてい
る。材料装入及び抽出方向に関する棚230、231、
232の幅は、本実施例では、各棚230、231、2
32に材料102が3列配置出来るサイズにしてある。
しかし、棚230、231、232の数や幅は、材料1
02の種類、冷凍条件、その他の装置の能力との関係か
ら適宜決定すればよい。
【0024】iii.昇降ユニット205:昇降ユニッ
ト205は、図2、3に最も良く示すように固定構造体
240を備えており、この構造体240には昇降フレー
ム241が矢印238方向に上下動自在に設けてある。
この昇降フレーム241は、収容ユニット202の連結
部材236に連結してある。昇降フレーム241はま
た、2つの昇降機構、例えばスクリュウとこれを案内す
るスクリュウリードからなるスクリュウリード機構24
2を介してモータ243に機械的に連結されており、こ
のモータ243の駆動に基づいて上下するようにしてあ
る。また、固定構造体240には、高さを違えて3つの
検出器例えば光電スイッチ245、246、247が設
けてあり、各棚230、231、232がそれぞれ材料
装入レベル248に位置した状態で各スイッチ245、
246、247が昇降フレーム241の一部を検出する
ようになっており、これらスイッチ245、246、2
47からの信号に基づいてモータ243を制御し、各棚
230、231、232が上記材料装入レベル248で
停止できるようにしてある。
【0025】iv.供給・抽出ユニット206:供給・
抽出ユニット206は、図3、4に最も良く示すよう
に、冷凍ユニット201の上に設けた装入テーブル25
0を備えており、材料102は装入テーブル250に一
旦載置された後、収容ユニット202の棚230、23
1、又は232に装入されるようになっている。装入テ
ーブル250に対して材料102を供給するコンベア2
51は、モータ252に駆動連結された駆動ローラ25
3と、従動ローラ254と、これらのローラに巻回され
たベルト255を備えている。このベルト255の外周
面には、図4に最も良く示すように、ベルト幅方向に所
定の間隔を置いた複数のストッパ板256がベルト周方
向に所定の間隔を置いて設けてあり、このストッパ板2
56により材料102が確実にベルト上に保持されるよ
うにしてある。上記コンベア251は、一方の従動ロー
ラ254を装入テーブル250に接近させると共に、他
方の他方の駆動ローラ253は作業員が材料102をベ
ルト255上に載せ易い高さに設定して斜めに配置され
る。また、上部の従動ローラ254の近傍には材料10
2を検出するスイッチ258が設けてあり、これにより
コンベア251で装入テーブル250の近傍に運ばれて
きた材料102が検出できるようになっている。さら
に、スイッチ258の材料検出信号に基づいて装入装置
260が動作し、材料102をコンベア251から装入
テーブル250に移すようにしてある。
【0026】装入装置260は周知のロッドレスシリン
ダ261を備えており、その可動部262が材料装入方
向(矢印264方向)に移動するように配置されてい
る。可動部262は、この可動部262の移動により所
定間隔を隔てたストッパ板256の間を通過する複数の
プッシャ板263を備えている。また、可動部262
は、通常、装入テーブル250から最も離れた位置で待
機しており、スイッチ258からの信号によりロッドレ
スシリンダ261が駆動されると、可動部262及びそ
のプッシャ板263が装入テーブル250に向かって移
動し、コンベア251によりその上端部に搬送された材
料102がプッシャ板263に押されて装入テーブル2
50に受け渡され、その後、図示するように装入テーブ
ル250と同一レベル248に設定された所定の棚23
0、231、232に材料102が押し込まれ、これと
同時に棚230、231、232の反対側に収容されて
いる材料102が後述する搬送装置207に押し出され
るようにしてある。
【0027】なお、図面では各棚230、231、23
2にそれぞれ3つの材料102を収容した状態が表され
ているが、各棚230、231、232にそれぞれ1つ
だけ材料102を収容する状況も考えられる。したがっ
て、ロッドレスシリンダ261による可動部262のス
トロークは、棚230、231、232に収容されてい
る材料102がここに新たに装入される材料に押されて
搬送装置207に取りだされるようにしなければならな
い。また、図3に示すように、装入テーブル250に
は、コンベア251側に落下防止用の窪み265を設
け、コンベア251から供給された材料102をこの窪
み265の位置で安定的に待機させるのが望ましい。
【0028】v.搬送ユニット207:搬送ユニット2
07は、図2、3、4に示すように、棚202から取り
出された材料102を受けてこれを抽出方向と直交する
方向(矢印267方向)に搬送する搬送テーブル268
を備えている。なお、搬送テーブル268は装入テーブ
ル250と同一レベル248に設けるのが好ましい。搬
送テーブル268は、搬送方向に沿ってガイド溝269
が形成されており、このガイド溝269にプッシャ板2
70が移動自在に設けてある。また、プッシャ板270
は、搬送テーブル268の下に固定したロッドレスシリ
ンダ271の可動部272に連結されており、この可動
部272と共にプッシャ板270がガイド溝269に沿
って移動するようにしてある。さらに、搬送テーブル2
68の両側にはガイド溝269に対して斜めに交差する
2つの仮想線上にそれぞれ光電スイッチ274、27
5、276、277が設けてあり、光電スイッチ274
と275、276と277により材料の先端と後端が検
出できるようになっている。
【0029】vi.制御ユニット208:制御ユニット
208は図2に示すように構造体240に設けてある。
この制御ユニット208は各ユニットに設けたスイッチ
からの信号に基づいてモータ等を所定の制御プログラム
に従って制御する。なお、制御ユニット208には、デ
ータ入力用の入力キーを備えた入力パネル279を備え
ており、これらの入力キーを操作することにより制御プ
ログラムにおける制御条件を設定できるようになってい
る。
【0030】(3)搬送装置300:搬送装置300
は、図7、8に最も良く示すように、搬送ユニット20
7から搬送されてきた材料102をさらに同一方向に搬
送するコンベアユニット301と、材料102をスライ
サ400に向けて搬送する横送りユニット302をを備
えている。
【0031】i.コンベアユニット301 コンベアユニット301は第1コンベア(供給コンベ
ア)305と第2コンベア(揺動コンベア)とを備えて
おり、これらは搬送ユニット207の材料搬送方向下流
側に一列に配置されている。上記第1コンベア305
は、所定の間隔を置いて対向する一対のフレーム308
と、これらのフレーム308に支持された2つのローラ
309、310と、これらのローラ309、310に巻
回されたベルト311を備えている。また、一方のロー
ラ310はその軸に歯車(図示せず)を備えており、こ
の歯車がベルト等を有する駆動伝達機構を介してモータ
313に駆動連結されており、このモータ313の駆動
に基づいてベルト311が所定の方向に回転し、材料1
02を矢印322方向に搬送するようにしてある。
【0032】第2コンベア306も第1コンベア305
と同様に、一対のフレーム314、ローラ315、31
6、ベルト317を備えており、モータ318の駆動に
基づいてベルト317が回転し、材料102を矢印32
3方向に搬送するようにしてある。また、第2コンベア
306は、材料搬送方向下流側のローラ316を中心と
して揺動自在(矢印324方向)としてあり、フレーム
314に連結したシリンダ319の駆動に基づいて、図
7に示すように実線位置と点線位置との間で動作できる
ようになっている。
【0033】また、第1コンベア305の材料搬送方向
下流側端部の下方には回収容器320が設けてあり、第
2コンベア306を点線位置に移動すると、第1コンベ
ア305で搬送されてきた材料102が、これら第1コ
ンベア305と第2コンベア306との間に形成される
通路から落下して回収容器320に落下回収されるよう
になっている。さらに、第1コンベア305と第2コン
ベア306には材料検出スイッチ320、321がそれ
ぞれ設けてあり、これにより材料の先端を検出し、モー
タ313、318、シリンダ319の動作が制御される
ようになっている。
【0034】ii.横送りユニット302 横送りユニット302は、第7図に示す点線状態すなわ
ち傾斜状態にある第2コンベア306上から、この傾斜
した第2コンベア306と同一角度に傾斜したスライサ
400のテーブル401へ材料を搬送する横送り装置3
25を備えている。この横送り装置325は、矢印33
2方向に配設されたロッドレスシリンダ326を有し、
その可動部327にプッシャ板328が設けてある。ロ
ッドレスシリンダ326の側部には可動部327をガイ
ドするガイドロッド329、330が配置されている。
プッシャ板328は、可動部327の移動に従って、傾
斜した状態の第2コンベア306上からスライサ400
のテーブル401上へ移動できるようにしてあり、これ
により第2コンベア306からテーブル401に材料1
02が送られるようになっている。
【0035】(4)スライサ400:スライサ400
は、上述のように、傾斜した状態の第2コンベア306
と同一角度をもって傾斜したテーブルユニット401を
備えている。このテーブルユニット401は、第2コン
ベア306から横送り装置325で供給された材料10
2を一時的に受ける中間テーブル403と、この中間テ
ーブル403から送られてきた材料102を縦方向に搬
送しながら切断するための切断テーブル404からな
る。
【0036】切断テーブル404上の下部領域には材料
102を一時停止させるためのストッパ405が設けて
ある。このストッパ405は、図9に詳細を示すよう
に、軸406を中心として切断テーブル404の表面に
沿って回動する材料規制板407と、この規制板407
を回動させるシリンダ408と、これら規制板407と
シリンダ408とを連結するリンケージ409とを備え
ており、シリンダ408の駆動に基づいて規制板407
が実線位置と点線位置との間を移動できるようにしてあ
る。また、シリンダ408には圧力スイッチ(図示せ
ず)が内蔵されており、後述するグリッパ410に材料
102をチャッキングする信号を出力するとともに、グ
リッパ410が材料をチャッキングした後に実線位置に
設定されている規制板407を点線位置に移動するため
にシリンダ408を駆動する信号を出力するようにして
ある。
【0037】グリッパ410は材料を保持する周知のチ
ャッキング機構411を備えている。このグリッパ41
0は、切断テーブル404上に縦方向に設けたレール4
12に沿って移動するモータ付可動部413に連結され
ており、可動部413の移動に従って切断テーブル40
4上を矢印414、421方向に移動するようにしてあ
る。また、切断テーブル404上に送られた材料102
が上記グリッパ410のチャッリング機構411により
チャッキングされるようになっている。
【0038】ストッパ405に対してグリッパ410の
反対側にはカッタを内蔵した材料切断装置415が設け
てあり、グリッパ410により縦方向に搬送される材料
がこのカッタにより所定の厚みに切断されるようになっ
ている。また、切断テーブル404には、グリッパ41
0のチャッキング機構により保持された不良部分を廃棄
するために、開閉自在な開口部416が設けてある。さ
らに、図7に示すように、スライサ400には、このス
ライサ400の各種装置や、搬送装置300のコンベア
ユニット301を動作制御する制御装置417が設けて
あり、この制御装置417の入力パネル418で制御プ
ログラムに材料搬送速度や切断速度などの値を入力でき
るようにしてある。なお、図8に示すように、切断装置
415の装入部419の上方にはこれを覆う安全カバー
420を設けるのが好ましい。ただし、切断テーブル4
04上へ材料を移動する際に安全カバー420が邪魔に
ならないように、この安全カバー420は横方向送り装
置325に連動して材料の通路を開放するように動作制
御する必要がある。
【0039】(5)動作:冷凍切断システム100の動
作を説明する。図3、4に示すように、テンパリング装
置200では、供給・抽出ユニット206において、モ
ータ252の駆動に基づいてコンベア251が動作す
る。例えばハムやベーコンなどの被切断材料102は、
作業員によりコンベア251上に載せられる。この材料
102はストッパ板256に支持されて装入テーブル2
50に向けて搬送される。そして、スイッチ258によ
り材料102が装入テーブル250の近傍に到達したこ
とが検出されると、装入装置260の可動部262が動
作してそのプッシャ板263により材料102が押され
て装入テーブル250に送られた後、収容ユニット20
2の所定の棚230、231、232に装入される。以
後、コンベア251により搬送されてくる材料102は
同様にして順次装入テーブル250に移された後、収容
ユニット202の所定の棚230、231、又は232
に装入される。
【0040】昇降ユニット205ではプログラムされた
冷凍プロセスに従ってモータ247が駆動し、所定時間
ごとに収容ユニット202の棚230、231、232
及びこれらの棚230、231、232に収容されてい
る材料102を冷凍液225に浸けてその表面を凍らせ
る。ここでの凍結処理について具体的に説明する。図
3、5に示すように、3段の棚230、231、232
にそれぞれ3つの材料102(合計9個の材料)を収容
するものとすると、材料102は供給される順番に従っ
て、最下段の棚230、中段の棚231、最上段の棚2
32に繰り返し装入されるものとする。また、各材料1
02を合計90秒間冷凍液225に浸けるものとする。
【0041】この場合、まず最下段の棚230を装入テ
ーブル250と同一レベル248に設定し、装入装置2
60のプッシャ板263により材料iを最下段の棚23
0に装入する。ここで、材料102が装入される位置は
図5において(L7)の符号を付した場所である。次
に、(L7)の場所に収容された材料102及びこれを
載せた収容ユニット202はモータ243の駆動に基づ
いて冷凍液225に浸漬され、材料102は10秒間冷
凍される。その後、材料102と収容ユニット202は
モータ243の駆動により上昇し、中段の棚231が装
入テーブル250と同一レベルに設定され、この中段の
棚231の場所(L8)に新たな材料102が装入され
る。次に、材料102はモータ243の駆動に基づいて
収容ユニット202と共に冷凍液225に浸漬され、材
料102は10秒間冷凍される。10秒間の冷凍後、材
料102と収容ユニット202はモータ243の駆動に
より上昇し、最上段の棚232が装入テーブル250と
同一レベル248に設定され、この最上段の棚232の
場所(L9)に新たな材料102が装入される。なお、
各段の棚230、231、232を装入テーブル250
と同一レベル248に設定する処理は、スイッチ24
5、246、247からの信号に基づいてモータ243
を駆動制御することで行われる。
【0042】その後、同様にして最下段の棚230、中
段の棚231、最上段の棚232に材料102が装入さ
れ、新たに材料が装入されるごとに各材料は冷凍液に浸
漬され、これにより各材料の累計冷凍時間が10秒づつ
累積される。なお、新たな材料が格段の棚すなわち場所
(L7)、(L8)、(L9)に装入されると、それま
でそこに収容されていた材料は新たに装入された材料に
押されて抽出側の場所(L4)、(L5)、(L6)に
移動する。同様にして新たな材料が場所(L7)、(L
8)、(L9)に装入されると、それまで場所(L
4)、(L5)、(L6)にあった材料は新たな場所
(L1)、(L2)、(L3)に移動し、場所(L
7)、(L8)、(L9)にあった材料は場所(L
4)、(L5)、(L6)に移動する。このようにして
各段の棚230、231、232のすべてに材料102
を収容した状態が図5に示してある。
【0043】そして、場所(L9)に収容されている材
料に対する最初の10秒間の冷凍処理が終了すると、次
の材料(図示せず)が最下段の棚230に装入されると
共に、これにより場所(L1)にある材料が棚230か
ら押し出されて搬送ユニット207の搬送テーブル26
8上に抽出される。結果として、抽出された材料は10
2は合計90秒冷凍されたことになる。
【0044】なお、本実施例では、説明を簡単にするた
めに材料102の累計冷凍時間は90秒としたが、この
冷凍時間は、冷凍する材料、冷凍した材料をスライサま
で搬送する時間などを考慮して決定する。
【0045】冷凍ユニット201では、図5に示すよう
に、冷凍液225は冷凍液供給配管222から内側冷凍
液槽210に供給される。供給された冷凍液225はま
ず熱交換器217で所定の温度に冷却された後、内部容
器214の底部218と側壁219の孔220から内部
容器214の内側に吐出され、材料102に対してその
下方と側方から吹き付けられる。したがって、各段の中
央部(L4)、(L5)、(L6)に位置する材料も十
分に冷やされる。次に、冷凍液225は内側冷凍槽21
0の開口部から越流して外側冷凍液槽211に入り、こ
こでフィルタ227、228で不純物が除去される。続
いて、冷凍液225は排出配管221を介して外側冷凍
液槽211から排出され、ポンプ223により供給配管
222を介して再び内側冷凍液槽210に供給される。
【0046】上述のようにして収容ユニット202から
押し出された材料102は、搬送ユニット207の搬送
テーブル268上に供給される。搬送ユニット207で
は、光電スイッチ274、275により材料102が検
出されると、その検出信号に基づいてロッドレスシリン
ダ271が駆動し、プッシャ板270が材料102を搬
送装置300に向けて搬送する。
【0047】搬送装置300では、搬送ユニット207
の光電スイッチ276、277により材料が検出される
と、第1コンベア駆動用モータ313が駆動してベルト
311を回転移動する。そして、搬送ユニット207の
搬送テーブル268からベルト311上に供給された材
料102は、ベルト311の移動と共に第2コンベア3
06に向けて搬送される。次に、スイッチ320により
第1コンベア305上の材料102が検出されると第2
コンベア駆動用モータ318が駆動してベルト317が
回転移動する。そして、第1コンベア305から第2コ
ンベア306に受け渡された材料102は、第2コンベ
ア306によりさらに縦方向に搬送される。
【0048】材料102の先端が第2コンベア306の
スイッチ321で検出されると、シリンダ319が駆動
して第2コンベア306を回動し、この第2コンベア3
06は実線位置から点線位置に設定される。次に、横送
り装置325のロッドレスシリンダ326が駆動して可
動部327が矢印332方向に移動し、プッシャ板32
8により材料102は中間テーブル403を介して切断
テーブル404に搬送される。このとき、安全カバー4
20は、材料102及びプッシャ板328との干渉を回
避するために、それらの通路を開放すべく開放される。
また、材料102が切断テーブル404上の所定の位置
に搬送されると、可動部327はもとの位置に戻り、安
全カバー420が閉鎖する。また、モータ318が駆動
して第2コンベア306は点線位置から実線位置に戻
る。
【0049】スライサ400ではモータ付可動部413
が駆動してグリッパ410が切断装置415に向かって
矢印414方向に移動し、材料102をストッパ405
の規制板407に対して押圧する。この状態がシリンダ
408内の圧力センサで検出されると、その検出信号に
よりグリッパ410のチャッキング機構411が材料1
02の後端部をチャッキングする。また、材料102が
規制板407に対して所定の圧力で押圧されると、これ
を圧力センサが検出し、シリンダ408が動作して規制
板407を図9に点線で示す位置425に退避させる。
これにより材料102の通路が開放され、グリッパ41
0は引き続き矢印414方向に移動して材料102の先
端が切断装置415に装入される。そして、切断装置4
15は材料の先端を検出すると切断動作をスタートし、
これにより材料が所定の厚さに切断される。
【0050】切断された材料102は、次の搬送装置4
40により例えば包装装置(図示せず)に搬送される。
このようにしてグリッパ410に保持されている材料1
02の後端部近傍の所定の位置まで材料が切断される
と、切断装置415が停止する。その後、モータ付可動
部413の回転が切り替えられ、可動部413とグリッ
パ410は矢印421方向に後退する。このとき、切断
テーブル404の開口部416が開放され、グリッパ4
10はそのチャッキング機構を解除してこれに保持され
ている材料後端部を開口部416に落下する。落下した
材料端部は図示しない容器に回収される。
【0051】スライサ400にトラブルが生じた場合の
処理について説明する。スライサ400が停止した場合
でも、すでにテンパリング装置200の収容ユニット2
02に装入されている材料102は設定されているプロ
グラムに従って処理され、次々と搬送装置300に送り
出される。搬送装置300では、シリンダ319を駆動
して第2コンベア306を傾斜させ、これにより第1コ
ンベア305から搬送されている材料102をそれらの
間から回収容器320に落下回収する。したがって、ト
ラブル処理中に融解した材料がトラブル解消後に切断装
置415に送られることはない。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るテンパリング装置では、収容部への材料の装入、
冷凍液への材料の浸漬、及び収容部からの材料の抽出
が、装入手段、昇降手段及び抽出手段により自動的に行
われるので、材料の冷凍処理を効率良く衛生的に行うこ
とができる。
【0053】また、装入手段と抽出手段は、材料が収容
部に装入されると同時に冷凍された材料が収容部から取
り出されるように構成することで、テンパリング装置の
構成を単純化することができるので、装置の製作費の削
減が可能となる。
【0054】さらに、収容部から取り出された材料をス
ライサに搬送する搬送手段を備えたテンパリング装置で
は、材料を効率良く衛生的にスライサへ搬送することが
できる。
【0055】また、収容部を多段に設けたテンパリング
装置では、昇降手段を昇降することにより、各収容部に
材料を装入するとともに、各収容部から材料を取り出す
ことができるので、各収容部に装入された材料を一つ一
つ所定時間冷凍処理することができる。したがって、複
数の材料をスライサによって切断する場合、冷凍処理の
終了時間を抽出から切断までの時間に合わせて適宜設定
し、切断までの間に被冷凍物の表面が溶けて柔らかくな
る等の不具合を防止することができる。これにより、冷
凍処理された材料は全て凍結された状態で精度良く切断
することができる。
【0056】次に、本発明に係るテンパリング方法によ
れば、被冷凍材料を予め決められた所定時間冷凍して一
定の時間を置いて送り出すことができる。
【0057】本発明に係る搬送装置では、冷凍処理され
てハンドリングが悪い材料であっても効率良く、かつ衛
生的にスライサの切断テーブルに搬送することができ
る。回収手段を設けた搬送装置では、スライサ装置等に
トラブルが発生した場合、回収手段で材料を回収するこ
とにより、表面が溶け出した材料のスライサへの搬送を
防止することができる。
【0058】本発明に係るスライサ装置では、材料が冷
凍処理されてハンドリングが悪い材料であっても、規制
手段によってチャッキング手段にチャッキングされるの
で、効率良くかつ、衛生的に優れた状態で所定の厚みに
切断される。
【0059】さらに、本発明に係る冷凍切断システムで
は、上記テンパリング装置により材料を冷凍し、搬送装
置でスライサの切断テーブルへ冷凍された材料を搬送し
た後、スライサにて材料を所定の厚みに切断するように
しているので、効率良くかつ衛生的に材料の冷凍処理及
び切断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷凍切断システムの正面図であ
る。
【図2】 テンパリング装置の正面図である。
【図3】 テンパリング装置の右側面図である。
【図4】 図2のII−II線矢視図である。
【図5】 冷凍ユニットの断面図である。
【図6】 冷凍ユニットの平面図である。
【図7】 スライサの正面図である。
【図8】 スライサの平面図である。
【図9】 ストッパの動作説明図である。
【図10】 従来のテンパリング装置の説明図である。
【図11】 従来のスライサの説明図である。
【符号の説明】
100…冷凍切断システム、102…材料、200…テ
ンパリング装置、206…供給・抽出ユニット、207
…搬送ユニット、300…搬送装置、301…コンベア
ユニット、302…横送りユニット、400…スライ
サ、415…切断装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍液を収容する冷凍液槽と、冷凍する
    材料を収容する複数の収容部と、上記収容部に材料を装
    入する装入手段と、上記収容部から冷凍された材料を取
    り出す抽出手段と、上記収容部を動作して収容部と共に
    材料を冷凍液槽に出し入れする昇降手段と、を備えたテ
    ンパリング装置。
  2. 【請求項2】 上記装入手段と抽出手段は、上記材料が
    収容部に装入されると同時に冷凍された材料が収容部か
    ら取り出されるように構成されている請求項1のテンパ
    リング装置。
  3. 【請求項3】 上記抽出手段によって収容部から取り出
    された冷凍済みの材料をこれを切断するスライサに搬送
    する搬送手段を備えた請求項1または2のテンパリング
    装置。
  4. 【請求項4】 上記装入手段は装入テーブルを有する一
    方、上記搬送手段は装入テーブルとほぼ同一レベルに配
    置された搬送テーブルを有し、上記収容部は多段に配置
    されており、これら収容部は装入テーブル及び搬送テー
    ブルとほぼ同一レベルで停止できるようにしてある請求
    項3のテンパリング装置。
  5. 【請求項5】 所定数の被冷凍材料を収容した収容部を
    冷凍液中に所定時間浸漬する第1の工程と、第1の工程
    後に材料を収容部と共に冷凍液中から取り出す第2工程
    と、第2の工程後に最も長時間収容部に収容されている
    材料を取り出すと共に新たな材料を収容部に装入する第
    3の工程とを含み、上記第1から第3の工程を繰り返す
    テンパリング方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも表面を凍結した材料を傾斜し
    た切断テーブルに沿って上方から下方に搬送しながら所
    定の厚みに切断するスライサへの材料搬送装置であっ
    て、上記切断テーブルに近接しかつ該切断テーブルと同
    一角度をもって傾斜した位置と水平位置との間を移動で
    きると揺動コンベアと、該揺動コンベアに対して材料を
    供給する供給コンベアと、傾斜した状態の揺動コンベア
    から切断テーブルに材料を送る材料送り装置とを設けた
    搬送装置。
  7. 【請求項7】 上記揺動コンベアと供給コンベアは材料
    搬送方向に関して直列に配置され、これら揺動コンベア
    と供給コンベアとの間にはそれらの下方に回収容器が設
    けてあり、傾斜した状態の揺動コンベアと供給コンベア
    との間に形成される通路を介して材料が上記回収容器に
    落下回収できるようにしてある請求項5の搬送装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも表面を凍結した材料を搬送し
    ながら所定の厚みに切断するスライサであって、上記材
    料を切断する切断手段と、該切断手段に向かって下方に
    伸びる切断テーブルと、上記切断テーブル上で材料を保
    持するチャッキング手段と、該チャッキング手段を支持
    し上記切断テーブル上を切断手段に向かって移動する移
    動手段と、上記切断テーブル上で材料通路に進退する規
    制手段とを有し、上記規制手段で材料を規制することに
    よりチャッキング手段を作動して該チャッキング手段に
    材料をチャッキングさせると共にチャッキング手段に材
    料がチャッキングされると規制手段を材料通路から退避
    させる制御手段とを設けたスライサ。
  9. 【請求項9】 請求項1のテンパリング装置と、請求項
    6の搬送装置と、請求項8のスライサとを組み合わせた
    冷凍切断システム。
JP10500996A 1996-04-25 1996-04-25 テンパリング装置、搬送装置、スライサ、及び冷凍切断システム、並びにテンパリング方法 Withdrawn JPH09290395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10500996A JPH09290395A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 テンパリング装置、搬送装置、スライサ、及び冷凍切断システム、並びにテンパリング方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10500996A JPH09290395A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 テンパリング装置、搬送装置、スライサ、及び冷凍切断システム、並びにテンパリング方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09290395A true JPH09290395A (ja) 1997-11-11

Family

ID=14396083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10500996A Withdrawn JPH09290395A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 テンパリング装置、搬送装置、スライサ、及び冷凍切断システム、並びにテンパリング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09290395A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1258326A2 (de) * 2001-05-18 2002-11-20 SILLER, Rudi Schneidvorrichtung für stabförmige Lebensmittel mit einem Speicher für das Schneidgut
DE102011103863A1 (de) * 2011-06-09 2012-12-13 Weber Maschinenbau Gmbh Breidenbach Verfahren zum Aufschneiden von Produkten
JP2014224657A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 高橋工業株式会社 ハム原木用急速冷却機及びこれに用いるハム原木搬送装置
DE102020129749A1 (de) 2020-11-11 2022-05-12 Multivac Sepp Haggenmüller Se & Co. Kg Liefergestell, Aufschneide-Einheit mit Liefergestell, sowie Verfahren für deren Betrieb

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1258326A2 (de) * 2001-05-18 2002-11-20 SILLER, Rudi Schneidvorrichtung für stabförmige Lebensmittel mit einem Speicher für das Schneidgut
DE102011103863A1 (de) * 2011-06-09 2012-12-13 Weber Maschinenbau Gmbh Breidenbach Verfahren zum Aufschneiden von Produkten
JP2014224657A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 高橋工業株式会社 ハム原木用急速冷却機及びこれに用いるハム原木搬送装置
DE102020129749A1 (de) 2020-11-11 2022-05-12 Multivac Sepp Haggenmüller Se & Co. Kg Liefergestell, Aufschneide-Einheit mit Liefergestell, sowie Verfahren für deren Betrieb

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6901832B2 (en) Method and apparatus to remove pieces cut from a bar-shaped workpiece with a cutting machine
US6503044B1 (en) Method for emptying parcel containers
JPH08257982A (ja) 食品スライス機
JP6618956B2 (ja) 食品収容方法と食品収容装置
CA2682399C (en) Tray-based continuous throughput blast freezer
US4340152A (en) Method and apparatus for removing the contents of flexible or collapsible containers
JPH09290395A (ja) テンパリング装置、搬送装置、スライサ、及び冷凍切断システム、並びにテンパリング方法
CN111248719B (zh) 烹饪设备
KR200344111Y1 (ko) 구이김 가공 자동화 시스템
KR101527540B1 (ko) 버섯 탈병장치
JPH043725A (ja) 冷凍製品パンの自動供給装置
CN114633959B (zh) 一种大口径管材单出生产线用翻料架及其操作方法
JP2003160207A (ja) 廃プラスチックの受入れ方法及びその受入れ施設
CN218840899U (zh) 一种双排料自动送料装置
CN215430881U (zh) 一种铝型材挤压用短棒输送装置
CN220222710U (zh) 一种料盒拆码垛设备
CN219669203U (zh) 一种收料机构
JP4002719B2 (ja) 解袋装置
JPS5849462B2 (ja) 殺菌処理における被処理物群のバスケット内出納処理方法およびプラント
JPH0751888Y2 (ja) 粘性食品の切断移送装置
KR20020054620A (ko) 마늘 선별장치 및 방법
WO2016130018A1 (en) Method and device for palletizing packages from a rack to a supporting device
JPS63143133A (ja) シ−ト状物の供給装置
JP4002705B2 (ja) 解袋装置
JP2555253B2 (ja) 蒟蒻用自動あく抜き装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030701