JP2014215590A - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒 Download PDF

Info

Publication number
JP2014215590A
JP2014215590A JP2013095382A JP2013095382A JP2014215590A JP 2014215590 A JP2014215590 A JP 2014215590A JP 2013095382 A JP2013095382 A JP 2013095382A JP 2013095382 A JP2013095382 A JP 2013095382A JP 2014215590 A JP2014215590 A JP 2014215590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
rectilinear
optical axis
axis direction
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013095382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6051473B2 (ja
Inventor
雄司 蓮沼
Yuji Hasunuma
雄司 蓮沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamron Co Ltd
Original Assignee
Tamron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamron Co Ltd filed Critical Tamron Co Ltd
Priority to JP2013095382A priority Critical patent/JP6051473B2/ja
Publication of JP2014215590A publication Critical patent/JP2014215590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6051473B2 publication Critical patent/JP6051473B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/08Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification adapted to co-operate with a remote control mechanism

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)

Abstract

【課題】長尺な位置センサが適用される場合であっても、大型化することがないレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】鏡筒10は、固定筒20と、固定筒20の外側に配設されたズームリング40と、ズームリング40と一体であり、固定筒20に対して回転する第1カム筒30と、第1レンズ群Aを保持し、固定筒20の内側に配置された第1及び第2直進筒50、60と、を備え、第1及び第2直進筒50、60は、固定筒20に対して第1カム筒30が回転することにより、光軸方向に移動可能であり、第3〜第5レンズ群C〜Eを保持するための第3レンズ群保持筒100が、第1直進筒50の後部に形成された取付部に接続されており、取付部を除く直進筒50の部分は、絞り機構101よりも対物側に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明はズームレンズ鏡筒に関する。
従来より、軸方向に略同一の径で延びる固定筒と、この固定筒に対して光軸方向に移動可能な直進筒と、ズームリングの回転を固定筒に対して直進筒を光軸方向に移動させ、駆動力に変換するためのカム筒と、を備えた構成のレンズ鏡筒が用いられている。このようなレンズ鏡筒には、例えば、特許文献1に記載されているような光学的にフォーカスレンズの位置を検出する位置センサが用いられている。しかしながら、このように光学的にフォーカスレンズの位置を検出する位置センサでは、電気的に位置を検出するため、経時劣化や電力消費量の増加などの問題がある。そこで、光軸方向に延びる長尺なセンサ本体と、センサ本体に対して光軸方向に移動可能な突起部とを備え、この突起部を直進筒の移動と連動させて、フォーカスレンズの位置を検出する位置センサも広く用いられている。
特開2013−24894号公報
一方、近年、鏡筒を通じてカメラボディーまで到達した入射光を光学式ファインダに導くためのレフレックスミラーを備えていないカメラが広く販売されている。このようなレフレックスミラーを備えていないカメラは、カメラボディーを小型軽量化することができるとともに、一眼レフカメラと同様に鏡筒を交換して用いることができる。また、このようなレフレックスミラーを備えていないカメラに用いられるズームレンズ鏡筒には、一眼レフカメラに用いられるズームレンズ鏡筒と同様に高倍率の長い繰り出し量を確保しつつ、カメラボディーと同様に小型化が求められる。
しかしながら、このような突起部を直進筒の移動と連動させて、フォーカスレンズの位置を検出する位置センサを、上記のようなレフレックスミラーを備えていないカメラの鏡筒に適用しようとしても、光軸方向に延びる空間を確保するためにレンズ鏡筒の径が大きくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、長尺な位置センサが適用される場合であっても、径が大きくなることがないレンズ鏡筒を提供することである。
本発明のズームレンズは、光軸方向に移動可能な第1レンズ群と、絞り機構よりも結像側に設けられた光軸方向に移動可能な一以上のレンズ群と、を少なくとも備えたズームレンズ鏡筒であって、固定筒と、固定筒の外側に配設されたズームリングと、ズームリングと一体であり、固定筒に対して回転する第1カム筒と、第1レンズ群を保持し、固定筒の内側に配置された直進筒と、を備え、直進筒は、固定筒に対して第1カム筒が回転することにより、光軸方向に移動可能であり、絞り機構よりも結像側に設けられた光軸方向に移動可能な一以上のレンズ群を保持するための保持部材が、直進筒の後部に形成された取付部に接続されており、取付部を除く直進筒の部分は、絞り機構よりも対物側に設けられている、ことを特徴とする。
本発明によれば、固定筒に対して光軸方向に移動する直進筒の取付部を除く部分が、絞り機構の前方に設けられているため、鏡筒の後部にスペースを確保できる。これにより、鏡筒の径が大きくなることなく、長尺な位置検出センサを鏡筒内に組み込むことができる。
本発明において、好ましくは、直進筒は、固定筒の内側に配置された第1の直進筒と、第1の直進筒の内側に配置された第2の直進筒とを含み、第1の直進筒は、第1カム筒が固定筒に対して回転することにより、光軸方向に移動可能であり、ズームレンズ鏡筒は、第2の直進筒の内側に配置され、第1の直進筒とともに光軸方向に移動するとともに1のカム筒と連動して回転する第2のカム筒と、第2のカム筒の内側に配置され、第1の直進筒とともに光軸方向に移動する直進ガイド筒と、を備え、第2の直進筒は、直進ガイド筒に対して第2のカム筒が回転することにより、第1の直進筒に対して光軸方向に移動する。
このような構成の本発明によれば、鏡筒の径が大きくなることなく、長い繰り出し量を確保することができる。
本発明において、好ましくは、固定筒は、光軸方向に結像側に向かって徐々に径が小さくなるような形状に形成されている。
このような構成の本発明によれば、鏡筒の接眼側の外周部にスペースを確保することができ、この部分にマニュアルフォーカス機構等の機構を組み込むことが可能となる。
本発明において、好ましくは、ズームレンズ鏡筒は、固定筒の内面に沿って、第1カム筒と連動して回転可能なズーム連動環と、固定筒の後部に取り付けられた位置センサと、を備え、位置センサは、光軸方向に延びるセンサ本体と、センサ本体に対して光軸方向に移動可能な突起部を備え、突起部はズーム連動環の回転に連動して、センサ本体に対して光軸方向に移動する。
本発明によれば、長尺な位置センサが適用される場合であっても、径が大きくなることがないレンズ鏡筒が提供される。
本実施形態のズームレンズ鏡筒を示し、広角状態における光軸を中心として異なる角度の平面における断面図(その1)である。 本実施形態のズームレンズ鏡筒を示し、広角状態における光軸を中心として異なる角度の平面における断面図(その2)である。 本実施形態のズームレンズ鏡筒を示し、広角状態における光軸を中心として異なる角度の平面における断面図(その3)である。 図1と同じ平面における望遠状態における断面図である。 本実施形態のズームレンズ鏡筒に用いられている第1直進筒を示す斜視図である。
以下、本発明のズームレンズ鏡筒の一実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、鏡筒の構成について説明する。
図1から図4は、本実施形態のズームレンズ鏡筒を示す断面図であり、図1から3は広角状態における光軸を中心として異なる角度の平面における断面図であり、図4は図1と同じ平面における望遠状態における断面図である。また、図5は、本実施形態のズームレンズ鏡筒に用いられている第1直進筒を示す斜視図である。
図1から図4に示すように、本実施形態の鏡筒10は、第1レンズ群A、第2レンズ群B、第3レンズ群C、第4レンズ群D、第5レンズ群E、及び第6レンズ群Fを備える。第3レンズ群Cは、手振れ防止のために光軸と直交する方向へシフトされるシフトレンズ群Crを含む。
鏡筒10は、カメラボディーに取り付けられるマウント11と、このマウント11に一体の固定筒20とを有する。
固定筒20の外側には、第1カム筒30が配置され、さらに、その外側にはズーム操作リング40が配置されている。また、固定筒20の内側には、第1直進筒50が配置されている。ズーム操作リング40と第1カム筒30とは結合されており、ズーム操作リング40の回転運動は第1カム筒30へ伝達される。第1カム筒30には周面に光軸方向に対して斜めに延びる第1直進筒カム溝31が形成されている。また、固定筒20の周面には光軸方向に延びる第1直進筒直進ガイド溝21が形成されている。第1直進筒50の外周面には、第1カム筒30の第1直進筒カム溝31、及び固定筒20の第1直進筒直進ガイド溝21に係合する直進筒連動コマ51が植設されている。これにより、第1カム筒30が固定筒20に対して回転すると、第1直進筒50が固定筒に対して回転することなく、光軸方向に移動する。
図1乃至図5に示すように、第1直進筒50は、対物側の前部50Aと、前部50Aよりも内径が小さい中間部50Bと、中間部50Bよりも内径が小さい後部50Cとを有する。なお、図5に示すように、後部50Cは中間部50Bから接眼側へ突出する突部として形成されており、この後部50Cには、貫通孔50Eが形成されている。また、図5に示すように、中間部50Bには、直進筒連動コマ51を植設するためのネジ孔50Dが形成されている。
第1直進筒50の前部50Aの内側には第2直進筒60が配置されている。また、第2の直進筒60の内側、及び、第1直進筒50の中間部50Bの内側には第2カム筒70が配置されている。また、第2カム筒70の内側、かつ、第1直進筒50の後部50Cの内側には第1ガイド筒80が配置されている。さらに、第1ガイド筒80の内側には、第3レンズ群保持筒100が配置されている。第1ガイド筒80の後端部と、第1直進筒50の後部50Cと、第3レンズ群保持筒100の前部とは、固定コマ82が直進筒50の後部50Cに形成された貫通孔50Eを貫通した状態で、固定コマ82により一体に固定されている。このため、第1ガイド筒80及び第3レンズ群保持筒100は、第1直進筒50の後部50Cに接続され、第1直進筒50とともに、固定筒20に対して回転することなく、光軸方向に移動する。
第1カム筒30には、光軸方向に延びる連動レバー直進ガイド溝32が形成されている。また、固定筒20には、周面に沿って光軸方向に傾斜した連動レバーニゲ22が形成されている。さらに、第1直進筒50の後端部には所定の角度範囲にわたって周方向に延びる切り欠き52が形成されている。また、第1直進筒50の後端部に形成された切り欠き52に沿って周方向に摺動可能な連動レバー110が設けられている。この連動レバー110には、伝達コマ111が植設されており、この伝達コマ111は、第1カム筒30に形成された光軸方向に延びる連動レバー直進ガイド溝32と係合している。これにより、第1カム筒30が回転すると、連動レバー110が、第1直進筒50とともに前進するとともに、第1カム筒30の回転に連動して回転する。
第2カム筒70の後端は、連動レバー110に接続されている。第2カム筒70には周面に沿って光軸方向に傾斜する第2直進筒カム溝71が形成されている。また、第1ガイド筒80には光軸方向に延びる第2直進筒直進ガイド溝81が形成されている。第2直進筒60の内面には第2直進筒連動コマ61が植設されており、この第2直進筒連動コマ61は第2カム筒70の第2直進筒カム溝71、及び、第1ガイド筒80の第2直進筒直進ガイド溝81と係合している。第1カム筒30が回転すると、第2カム筒70が第1カム筒30と連動して回転する。そして、第1ガイド筒80が固定筒20に対して回転することはないため、第2カム筒70の回転により、第2直進筒60が第1ガイド筒80に対して光軸方向に移動する。
なお、固定筒20内に配置された、第1直進筒50、及び、第2直進筒60を進退させるための機構、すなわち、第1直進筒50、第2直進筒60、第2カム筒70、及び第1ガイド筒80を繰り出し機構という。
また、第1ガイド筒80の内側には、第3カム筒90が配置されている。第3カム筒90の後端部は、伝達コマ91を介して連動レバー110に固定されている。これにより、第1カム筒30が回転すると、これと連動して第3カム筒90も回転する。また、第3カム筒90の内側には、第2レンズ群Bを保持する第2レンズ群摺動枠120が配置されている。第3カム筒90には、周面に沿って光軸方向に傾斜する第2レンズ群摺動枠カム溝92が形成されている。第1ガイド筒80の周面には、光軸方向に延びる第2レンズ群摺動枠直進ガイド溝83が形成されている。第2レンズ群摺動枠120の外周部には、第2レンズ群摺動枠連動コマ121が植設されている。また、この第2レンズ群摺動枠連動コマ121は、第1ガイド筒80の第2の直進ガイド溝83、及び、第3カム筒90の第2レンズ群摺動枠カム溝92に係合している。第1カム筒30が回転すると、第3カム筒90が第1カム筒30と連動して回転する。そして、第1ガイド筒80は固定筒20に対して回転することはないため、第3カム筒90の回転により、第2レンズ群摺動枠120が光軸方向に移動する。
上記の通り、第1ガイド筒80の後端部と、第1直進筒50の後部と、第3レンズ群保持筒100の前部とは、固定コマ82により一体に固定されている。さらに、第3レンズ群保持筒100の後端部には、第5レンズ群Eを保持する第5レンズ群保持枠130が接続されている。また、第3レンズ群保持筒100内には光軸方向に延びるガイドレール131が設けられており、第4レンズ群Dを保持する第4レンズ群枠140はこのガイドレール131に沿って光軸方向に移動可能に保持されている。かかる構成により、第3レンズ群C、第4レンズ群D、及び第5レンズ群Eは、第1直進筒50および第3レンズ群保持筒100の光軸移動と連動して、光軸方向に移動する。
さらに、第3レンズ群保持筒100には、外部からの入力に応じて回転するオートフォーカスモータ132が設けられている。このオートフォーカスモータ132が回転することにより、第4レンズ群枠140とともに第4レンズ群Dがガイドレール131に沿って第3レンズ保持筒100に対して光軸方向に移動する。
また、第3レンズ群保持筒100には、シフトレンズ群Crを保持する手振れ補正ユニット150が設けられている。この手振れ補正ユニット150は、鏡筒10内に設けられたジャイロ機構からの出力に応じて、シフトレンズ群Crを光軸と直交方向に移動させる。
さらに、第3レンズ群保持筒100の第3レンズ群Cの対物側には絞り機構101が設けられている。本実施形態では、第1直進筒50の前部50A及び中間部50B、第2直進筒60、第2カム筒70、及び第1ガイド筒80、すなわち、繰り出し機構は、絞り機構101の対物側に設けられている。また、後述するように、第3〜第5レンズ群C、D、Eは、第3レンズ群保持筒100内に保持されており、この第3レンズ群保持筒100は第1直進筒50の後部50Cに固定されている。したがって、第1直進筒50の絞りよりも後ろにあるレンズ群を保持する第3レンズ群保持筒100を接続するための取付部(後部50C)を除く部分、第2直進筒60、第2カム筒70、及び第1ガイド筒80は、絞り機構101よりも対物側に設けられている。
マウント11の内側には、第6レンズ群Fを保持する第6レンズ群保持枠160が取り付けられている。
固定筒20内の繰り出し機構の結像側には、固定筒20の内面に沿って回転可能なズーム連動環170が配置されている。第1カム筒30の後部の縁には、凹部が形成されている。また、固定筒20には周方向に延びる周方向溝23が形成されている。ズーム連動環170の外周面には伝達コマ171が植設されており、この伝達コマ171は周方向溝23を貫通し、第1カム筒30の後部の縁に形成された凹部に嵌りこんでいる。これにより、第1カム筒30が回転すると、伝達コマ171を介してズーム連動環170が連動して回転する。
固定筒20の繰り出し機構よりも結像側の部分には光軸方向に延びる切り欠きが形成され、この切り欠きないには位置検出センサ24が設けられている。この位置検出センサ24は、光軸方向に延びるセンサ本体24Bと、センサ本体24Bに対して光軸方向に移動可能な突起部24Aを備え、この突起部24Aの位置を検出する。ズーム連動環170には周面に沿って光軸方向に傾斜するようにガイド溝172が形成されている。位置検出センサ24の突起部24Aは、ズーム連動環170のガイド溝172に係合している。これにより、第1カム筒30に連動してズーム連動環170が回転すると、位置検出センサ24の突起部24Aがガイド溝172に案内されて光軸方向に移動される。これにより、位置検出センサ24により検出された突起部24Aの位置に基づき、ズーム連動環170の回転角度、すなわち、第1カム筒30の回転角度を検出することができる。
また、鏡筒10は、撮影対象までの距離を測定するための測距装置(図示せず)、及びオートフォーカスモータ132を制御する制御装置(図示せず)を備える。測距装置により測定された撮影対象までの距離、及び位置検出センサ24により検出された第1カム筒30の回転角度は、制御装置に入力される。そして、制御装置は、入力された撮影対象までの距離および第1カム筒30の回転角度に基づき、オートフォーカスモータ132を駆動する。
次に、本実施形態の鏡筒10におけるズーム作動について説明する。
ズーム作動は、ズーム操作リング40を回転させることにより行うことができる。ズーム操作リング40を回転させると、これと連動して第1カム筒30が回転する。
第1カム筒30が回転すると、第1直進筒50に植設された第1直進筒連動コマ51が、第1カム筒30の第1直進筒カム溝31、及び固定筒20の第1直進筒直進ガイド溝21に係合しているため、第1直進筒50が光軸方向に移動する。なお、第1直進筒50と第1ガイド筒80及び第3レンズ群保持筒100は一体に結合されているため、第1直進筒50の光軸方向の移動と連動して、第1ガイド筒80及び第3レンズ群保持筒100も回転することなく光軸方向に移動する。このようにして、ズーム操作リング40の回転に連動して、第3レンズ群C、第4レンズ群D,及び第5レンズ群Eが光軸方向に移動する。
また、第1カム筒30が回転すると、連動レバー110に植設された伝達コマ111が、第1カム筒30に形成された光軸方向に延びる連動レバー直進ガイド溝32と係合しているため、第1直進筒50とともに、連動レバー110が光軸を中心に回転しながら、光軸方向に移動する。そして、この連動レバー110の回転及び光軸方向移動は、第2カム筒70及び第3カム筒90に伝達される。
第2カム筒70が回転されると、第2直進筒60の内面に植切された第2直進筒連動コマ61が第2カム筒70の第2直進筒カム溝71、及び、第1ガイド筒80の第2直進筒直進ガイド溝81と係合しているため、第2直進筒60が第1ガイド筒80に対して光軸方向に移動する。このようにして、ズーム操作リング40の回転に連動して、第1レンズ群Aが光軸方向に移動する。
また、第3カム筒90が回転すると、第2レンズ群摺動枠120に植設された第2レンズ群摺動枠連動コマ121が、第1ガイド筒80の第2の直進ガイド溝83、及び、第3カム筒90の第2レンズ群摺動枠カム溝92に係合しているため、第2レンズ群摺動枠120が第1ガイド筒80に対して光軸方向に移動する。このようにして、ズーム操作リング40の回転に連動して、第2レンズ群Bが光軸方向に移動する。
また、第1カム筒30の回転は、伝達コマ171を介してズーム連動環170に伝達される。そして、ズーム連動環170が回転すると、位置検出センサ24の突起部24Aがズーム連動環170に形成されたガイド溝172に案内されて光軸方向に移動される。これにより、位置検出センサ24により検出された突起部24Aの位置に基づき、ズーム連動環170の回転角度、すなわち、第1カム筒30の回転角度が検出される。
次に、本実施形態の鏡筒10におけるフォーカス作動について説明する。
測距装置(図示せず)により測定された撮影対象までの距離、及び、位置検出センサ24により検出された第1カム筒30の回転角度は、制御装置に入力される。そして、制御装置が、入力された撮影対象までの距離および第1カム筒30の回転角度に基づき、カメラボディーに内蔵された光学素子上で結像するように、オートフォーカスモータ132を駆動する。
オートフォーカスモータ132が回転されると、第4レンズ群枠140とともに第4レンズ群Dがガイドレール131に沿って第3レンズ保持筒100に対して光軸方向に移動する。これにより、オートフォーカシングを行うことができる。
また、この第4レンズ群枠140は、手動により鏡筒10の外周に設けられたフォーカス操作リング180を回転させて、第4レンズ群枠140を光軸移動させることもできる。このようなマニュアルフォーカス機構は、鏡筒10内の後部の固定筒20の外周部分に形成されたスペースに組み込まれている。
本実施形態の鏡筒10によれば、繰り出し機構が絞り機構101の前方に設けられているため、鏡筒10の後部にスペースを確保できる。これにより、鏡筒10の径を大きくすることなく、長尺な位置検出センサ24を鏡筒10内に組み込むことができる。
また、一体となった第1カム筒30及びズーム操作リング40が固定筒20の外周に直接設けられている。これにより、固定筒20内のスペースを大きく確保することができ、固定筒20内に繰り出し機構を配置することができる。
また、固定筒20が対物側に向かって徐々に径が小さくなる形状であるため、鏡筒10の接眼側の外周部にスペースを確保することができ、この部分にマニュアルフォーカス機構等の機構を組み込むことが可能となる。
10 鏡筒
11 マウント
20 固定筒
21 第1直進筒直進ガイド溝
22 連動レバーニゲ
23 周方向溝
24 位置検出センサ
30 第1カム筒
31 第1直進筒カム溝
32 連動レバー直進ガイド溝
40 ズーム操作リング
50 第1直進筒
51 第1直進筒連動コマ
52 切り欠き
60 第2直進筒
61 第2直進筒連動コマ
70 第2カム筒
71 第2直進筒カム
80 第1ガイド筒
81 第2直進筒直進ガイド溝
82 固定コマ
83 第2レンズ群摺動枠直進ガイド溝
90 第3カム筒
91 伝達コマ
100 第3レンズ群保持筒
101 絞り機構
110 連動レバー
111 伝達コマ
120 第2レンズ群摺動枠
121 第2レンズ群摺動枠連動コマ
130 第5レンズ群保持枠
131 ガイドレール
132 オートフォーカスモータ
140 第4レンズ群保持枠
150 手振れ補正ユニット
160 第6レンズ群保持枠
170 ズーム連動環
171 伝達コマ
180 フォーカス操作リング

Claims (4)

  1. 光軸方向に移動可能な第1レンズ群と、絞り機構よりも結像側に設けられた光軸方向に移動可能な一以上のレンズ群と、を少なくとも備えたズームレンズ鏡筒であって、
    固定筒と、
    前記固定筒の外側に配設されたズームリングと、
    前記ズームリングと一体であり、前記固定筒に対して回転する第1カム筒と、
    第1レンズ群を保持し、前記固定筒の内側に配置された直進筒と、を備え、
    前記直進筒は、前記固定筒に対して前記第1カム筒が回転することにより、光軸方向に移動可能であり、
    絞り機構よりも結像側に設けられた光軸方向に移動可能な一以上のレンズ群を保持するための保持部材が、前記直進筒の後部に形成された取付部に接続されており、
    前記取付部を除く直進筒の部分は、前記絞り機構よりも対物側に設けられている、ことを特徴とするズームレンズ鏡筒。
  2. 前記直進筒は、
    前記固定筒の内側に配置された第1の直進筒と、前記第1の直進筒の内側に配置された第2の直進筒とを含み、
    前記第1の直進筒は、前記第1カム筒が前記固定筒に対して回転することにより、光軸方向に移動可能であり、
    前記ズームレンズ鏡筒は、前記第2の直進筒の内側に配置され、前記第1の直進筒とともに光軸方向に移動するとともに前記第1のカム筒と連動して回転する第2のカム筒と、前記第2のカム筒の内側に配置され、前記第1の直進筒とともに光軸方向に移動する直進ガイド筒と、を備え、
    前記第2の直進筒は、前記直進ガイド筒に対して前記第2のカム筒が回転することにより、前記第1の直進筒に対して光軸方向に移動する、ことを特徴とする請求項1に記載されたズームレンズ鏡筒。
  3. 前記固定筒は、光軸方向に結像側に向かって徐々に径が小さくなるような形状に形成されている、請求項1又は2に記載されたズームレンズ鏡筒。
  4. 前記ズームレンズ鏡筒は、前記固定筒の内面に沿って、前記第1カム筒と連動して回転可能なズーム連動環と、
    前記固定筒の後部に取り付けられた位置センサと、を備え、
    前記位置センサは、光軸方向に延びるセンサ本体と、前記センサ本体に対して光軸方向に移動可能な突起部を備え、
    前記突起部は前記ズーム連動環の回転に連動して、前記センサ本体に対して光軸方向に移動する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載されたズームレンズ鏡筒。
JP2013095382A 2013-04-30 2013-04-30 ズームレンズ鏡筒 Active JP6051473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013095382A JP6051473B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 ズームレンズ鏡筒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013095382A JP6051473B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 ズームレンズ鏡筒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014215590A true JP2014215590A (ja) 2014-11-17
JP6051473B2 JP6051473B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=51941353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013095382A Active JP6051473B2 (ja) 2013-04-30 2013-04-30 ズームレンズ鏡筒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6051473B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113439225A (zh) * 2019-02-21 2021-09-24 株式会社尼康 透镜镜筒以及摄像装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08136787A (ja) * 1994-11-04 1996-05-31 Nikon Corp ズームレンズ鏡筒
JPH09304676A (ja) * 1996-05-20 1997-11-28 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2011007856A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Hoya Corp レンズ鏡筒
JP2013011918A (ja) * 2012-10-19 2013-01-17 Panasonic Corp レンズ鏡筒
JP2013024894A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Fujifilm Corp 撮像レンズ位置算出装置およびその動作制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08136787A (ja) * 1994-11-04 1996-05-31 Nikon Corp ズームレンズ鏡筒
JPH09304676A (ja) * 1996-05-20 1997-11-28 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2011007856A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Hoya Corp レンズ鏡筒
JP2013024894A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Fujifilm Corp 撮像レンズ位置算出装置およびその動作制御方法
JP2013011918A (ja) * 2012-10-19 2013-01-17 Panasonic Corp レンズ鏡筒

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113439225A (zh) * 2019-02-21 2021-09-24 株式会社尼康 透镜镜筒以及摄像装置
US20220128788A1 (en) * 2019-02-21 2022-04-28 Nikon Corporation Lens barrel and imaging device
CN113439225B (zh) * 2019-02-21 2024-03-08 株式会社尼康 透镜镜筒以及摄像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6051473B2 (ja) 2016-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10139587B2 (en) Lens barrel and optical apparatus
JP6415102B2 (ja) レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
WO2013012063A1 (ja) レンズ鏡筒、撮像装置及びレンズ鏡筒の制御方法
JP2007279310A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP5612318B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2007101993A (ja) レンズ鏡筒
JP2013011802A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP4924632B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP6051473B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP6090132B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP5043069B2 (ja) レンズ鏡筒
JP6448186B2 (ja) レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器
JP6136089B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP5046784B2 (ja) レンズ鏡筒およびカメラ装置
US20120307383A1 (en) Lens barrel and imaging device
JP6064420B2 (ja) レンズ鏡筒および光学機器
US8654460B2 (en) Lens barrel
US8867152B2 (en) Optical barrel and optical apparatus
JP6171306B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2017122755A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2011232688A (ja) レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP2016126137A (ja) 光学機器
JP5434275B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2014186285A (ja) レンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器
JP2016009141A (ja) レンズ鏡筒およびそれを用いた光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160815

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6051473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250