JP2013024894A - 撮像レンズ位置算出装置およびその動作制御方法 - Google Patents

撮像レンズ位置算出装置およびその動作制御方法 Download PDF

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Abstract

【目的】フォーカス・レンズの位置を検出できる範囲を広げる。
【構成】鏡筒の光軸方向に移動自在な撮像レンズに光源装置が固定され,光源装置から鏡筒の内壁面に向かって光が照射される。光は光軸に対して斜めに開口されている細長いスリット9Aを通ってPSD41に入射する。(A),(B)および(C)に示すように,撮像レンズが移動し,スリット9AとPSD41との相対的な位置関係が変わると,PSD41によって検出される光の位置も変わる。PSD41によって検出された光の位置にもとづいて撮像レンズの位置が算出される。
【選択図】図3

Description

この発明は,撮像レンズ位置算出装置およびその動作制御方法に関する。
鏡枠同士を位置決めする場合にPSD(Position Sensitive Detector)を利用するものがある(特許文献1)。第1の鏡枠が光軸方向に進退し,第2の鏡枠が第1の鏡枠に対して相対移動し,第1の鏡枠と第2の鏡枠とが光学的に検出される。また,撮影レンズの移動量を検出する場合に,遮光部を有するスケール部をレンズの移動に合わせて移動させ,光学的に移動量を読み取るものがある(特許文献2)。さらに,レンズとともに移動する遮蔽板が2個のフォトインタラプタを横切ることで位置を検出するものもある(特許文献3)。
図11から図14は,鏡筒内部を側面から示すもので,従来の位置検出の一例を示している。
図11および図12は,MR(Magneto Resistive)センサを利用している。
鏡筒1Aの先端(左側)には,前玉レンズ4が支持部材3により固定されている。また,鏡筒1A内には,フォーカス・レンズ5が支持部材6によって支持されている。支持部材6は,光軸方向に伸びている直線状のウォーム10およびスライド軸12が移動自在に通されている。上側の支持部材6の内部には,ねじが形成されており,このねじにウォーム10が噛み合っている。ウォーム10は,鏡筒1Aの内壁に固定されている支持部材11に回転自在に通されている。スライド軸12は,鏡筒1Aの内壁に固定されている支持部材13に固定されている。
ウォーム10の右端部(後端部)にはギア14が固定されている。このギア14にフォーカス・モータ15の出力軸に固定されているギア16が噛み合っている。
上側の支持部材6の上面には後端側に延びている基台7が形成されている。基台7上にS極とN極とが繰り返されている磁石60が配置されている。磁石60と向かい合う鏡筒1Aの内壁にMRセンサ40Aが固定されている。
ズーム・レンズ20は,支持部材25に固定されている。支持部材25の上部は,ウォーム22に通され,支持部材25の下部はスライド軸24に通されている。ウォーム22は,回転自在に,鏡筒1Aの内壁に固定されている支持部材21に通されている。スライド軸24は鏡筒1Aの内壁に固定されている支持部材23に固定されている。ウォーム22もズーム・モータ(図示略)によって回転する。
鏡筒1A内にはCCD30が内蔵されている。このCCD30は,鏡筒1Aの内壁に固定されている支持部材31に固定されている。
フォーカス・モータ15が駆動すると,フォーカス・モータ15の出力軸が回転し,ウォーム10が回転する。すると,図12に示すように,フォーカス・レンズ5が光軸方向に移動する。支持部材6の上部の基台7には磁石100が配置されており,その磁石100と対向する位置にMRセンサ40Aが配置されているから,フォーカス・レンズ5が光軸方向に移動すると,MRセンサ40Aによって磁石100のS極とN極が検出される。その検出回数と磁石100のS極とN極とのピッチとからフォーカス・レンズ5の移動距離がわかる。
図13および図14は,図11および図12と同様に,鏡筒内部を側面から示すもので,従来の位置検出の一例を示している。これらの図において,図11および図12に示すものと同一物については同一符号を付している。
図13および図14に示すものは,PSDを利用している。
フォーカス・レンズ5の支持部材6の上部に形成されている基台7上に発光ダイオード61が設けられている。また,発光ダイオード101と対向する位置であって,鏡筒1Bの内壁にはPSD40が固定されている。発光ダイオード101の出射光がPSD40に入射すると,その入射光の位置がPSD40によって検出される。
図14に示すように,フォーカス・レンズ5が光軸方向に移動すると,PSD40に入射する光の位置が変わるから,PSD40によってフォーカス・レンズ5の位置が分る。
特開平7-218798号公報 特開2003-139570号公報 特開2007-286225号公報
特許文献1に記載のものでは,反射光をPSDで受光しているので精度が悪いことがある。また,特許文献2に記載のものでは,移動量が分るにすぎず絶対位置は分らない。さらに,特許文献3に記載のものでは,所定の範囲内の移動量しか検出できない。
さらに,図11および図12に示すものでは,S極とN極とのピッチと,検出されたS極とN極との組み合わせの数から移動距離を算出するので精度が悪いことがある。また,レンズの絶対位置を検出することができない。図13および図14に示すものでは,検出範囲はPSD40の光軸方向の幅となってしまう。
この発明は,撮像レンズの絶対位置の検出範囲を広げることを目的とする。
この発明による撮像レンズ位置算出装置は,鏡筒の光軸方向に移動自在な撮像レンズ,上記撮像レンズに固定され,鏡筒の光軸に対して斜め方向に伸びている線状光を,鏡筒の内壁に向かって照射する光源装置,鏡筒内部に固定され,鏡筒の光軸方向における幅が上記光源装置から照射される線状光の光軸方向の長さの割合よりも短く,かつ鏡筒の光軸方向に垂直方向における幅が上記線状光の幅よりも広い受光面に入射した上記線状光の位置を検出する光位置センサ,および上記光位置センサにおいて検出された光の入射位置にもとづいて上記撮像レンズの位置を算出するレンズ算出手段を備えていることを特徴とする。
この発明は,上記撮像レンズ位置算出装置に適した動作制御方法も提供している。すなわち,この方法は,撮像レンズが,鏡筒の光軸方向に移動自在であり,光源装置が,上記撮像レンズに固定され,鏡筒の光軸に対して斜め方向に伸びている線状光を,鏡筒の内壁に向かって照射し,光位置センサが,鏡筒内部に固定され,鏡筒の光軸方向における幅が上記光源装置から照射される線状光の光軸方向の長さの割合よりも短く,かつ鏡筒の光軸方向に垂直方向における幅が上記線状光の幅よりも広い受光面に入射した上記線状光の位置を検出し,レンズ算出手段が,上記光位置センサにおいて検出された光の入射位置にもとづいて上記撮像レンズの位置を算出するものである。
この発明によると,光源装置は撮像レンズに固定されており,鏡筒の内壁面に向かって,鏡筒の光軸に対して斜め方向に線状光を照射する。鏡筒内部には光源装置から照射される光の入射位置を検出する光位置センサが設けられている。撮像レンズが光軸方向に移動すると,その移動に応じて光位置センサへの光の入射位置が変わるので,撮像レンズの絶対位置を検出できる。光源装置からは線状光が鏡筒の光軸に対して斜めに照射されるので,撮像レンズが長い距離移動しても光位置検出センサには光源装置からの光が入射するようになる。検出範囲が広くなる。
上記光源装置は,たとえば,光源,および上記撮像レンズまたは鏡筒に固定され,鏡筒の光軸方向に対して斜め方向のスリットが形成されており,かつ上記光源からの光を上記スリットを通して鏡筒の内壁に向かって照射するスリット基板を備える。
上記スリット基板は,たとえば,矩形であり,上記スリットが上記スリット基板側辺に対して並行に形成されており,上記スリット基板の上記スリットが,鏡筒の光軸方向に対して斜めとなるように上記撮像レンズまたは鏡筒に固定されているものである。
上記光源装置は,上記撮像レンズに固定され,鏡筒の光軸方向にたいして斜め方向に鏡筒の内壁に向かって細長い光を照射する細長い光源,または光源からの光を,鏡筒の光軸方向に対して斜め方向に鏡筒の内壁に向かって細長く導き,上記撮像レンズに固定されている導光板でもよい。
鏡筒の光軸方向に移動自在に,上記撮像レンズを鏡筒の光軸方向と垂直方向に付勢または引っ張る手段をさらに備えてもよい。
上記光位置センサの受光面の鏡筒の光軸方向と垂直方向の幅は,たとえば,上記光源装置から出射される線状光の鏡筒の光軸方向と垂直方向の割合以上である。上記光位置センサを,上記光源装置から照射される線状光の光軸方向の割合に対応する距離ごとに複数個配置するようにしてもよい。
鏡筒内部を示す断面図である。 PSDセンサ,スリット板,発光素子,およびレンズ枠の分解斜視図である。 (A)から(C)は,フォーカス・レンズが移動した場合のPSDセンサとスリット板との位置関係を示している。 鏡筒の電気的構成を示すブロック図である。 スリット板の一例を示す平面図である。 スリット板,発光素子,およびレンズ枠の分解斜視図である。 スリット板,発光素子およびレンズ枠の位置関係を示している。 図1のVIII−VIII線から見た断面図である。 図8に対応する断面図の他の一例である。 (A)から(D)は,フォーカス・レンズが移動した場合のPSDセンサとスリット板との位置関係を示している。 鏡筒内部を示す断面図である。 鏡筒内部を示す断面図である。 鏡筒内部を示す断面図である。 鏡筒内部を示す断面図である。
図1は,鏡筒1の内部を示すもので,側面から見た断面図である。この図において,図10から図13に示すものと同一物については同一符号を付して説明を省略する。
フォーカス・レンズ5のレンズ枠6の上部に形成されている基台7には,面発光素子(LED)8が配置されている。面発光素子8の上方にはスリット板9が形成されている。スリット板9に対向する鏡筒1の内壁の上部にはPSDセンサ40が固定されている。
基台7の側面には鏡筒1の光軸方向に伸びている鉄板7が固定されている。図1においては,基台7,面発光素子8,スリット基板9およびPSDセンサ40の位置関係が分りやすくなるように,後述する磁石71(図8参照)などは図示が省略されている。
図2は,レンズ枠6の上部と面発光素子8とスリット板9とPSDセンサ40との位置関係を示す分解斜視図である。
上述のように,矩形の基台7上に矩形の面発光素子8が配置され,面発光素子8の発光面(上面)上に矩形のスリット板9が被される。スリット板9には,細長いスリット9がスリット板9の対角線上に斜めに形成されている。PSDセンサ40の受光面はスリット板9の上面と対向するように筺体1の内壁の上部に固定される。面発光素子8の出射光がスリット9Aを通過することにより線状光となる。その線状光がPSDセンサ40の受光面に入射する。
図3(A)は,フォーカス・レンズ5が鏡筒1の光軸方向に移動した場合のスリット板9とPSDセンサ40の受光面41との位置関係を示している。
図3(A)は,フォーカス・レンズ5が移動可能範囲のうち最先端に位置決めされているときのスリット板9とPSDセンサ40との位置関係を示している。
上述したように,スリット板9の対角線上に斜めにスリット9Aが形成されている。図3(A)に示すようにフォーカス・レンズ5が最先端に位置決めされている場合には(図1も参照),スリット板9に形成されているスリット9Aの後端部がPSDセンサ40の受光面と対向する。図3(A)において,PSDセンサ40の受光面41の下部にスリット9Aが位置決めされ,面発光素子8から出射した光のうちスリット9Aを透過した光はPSDセンサ40の受光面41の下部に入射する。
受光面41の鏡筒1の光軸方向における幅H1は,スリット9Aを通過する線状光の光軸方向の長さの割合h1(スリット9Aと光軸Oとのなす角をθ,スリット9Aの長さをhとするとh1=hcosθ)よりも短く,受光面41の光軸方向に垂直方向における幅H2がスリット9Aの垂直方向の幅の割合h2(h2=hsinθ)以上である。また,スリット9Aは,光軸方向に対して斜めに形成されている。さらに,受光面41の光軸方向に垂直方向における幅H2はスリット9Aの幅h3よりも広い。
図3(B)は,フォーカス・レンズの移動可能範囲のうち中央部に位置決めされているときのスリット板9とPSDセンサ40との位置関係を示している。
上述したように,スリット板9は,レンズ枠6に形成されている基台7に形成されているから,フォーカス・レンズ5が光軸方向に移動すると,スリット板9も移動する。PSDセンサ40は鏡筒1に固定されているから,フォーカス・レンズ5が移動してもPSDセンサ40は移動しない。
フォーカス・レンズ5が後端側に移動し,移動可能範囲のほぼ中央の位置に位置決めされると,PSDセンサ40の受光面41は,スリット板9の中央部分と対向するようになる。スリット9Aは,PSDセンサ40の受光面41に対して斜め(鏡筒1の光軸Oに対して斜め)に形成されているから,フォーカス・レンズ5が後端側に移動し,スリット板9の中央部分がPSDセンサ40の受光面41に対向するようになると,面発光素子8から出射した光のうちスリット9Aを透過した光はPSDセンサ40の受光面41の中央部に入射する。
図3(C)は,フォーカス・レンズ5の移動可能範囲のうち後端部に位置決めされているときのスリット板9とPSDセンサ40との位置関係を示している。
フォーカス・レンズ5が後端側に移動し,移動可能範囲の最後端部の位置に位置決めされると,PSDセンサ40の受光面41は,スリット板9の先端部分と対向するようになる。スリット9Aは,PSDセンサ40の受光面41に対して斜め(鏡筒1の光軸Oに対して斜め)に形成されているから,フォーカス・レンズ5が後端側に移動し,スリット板9の先端部分がPSDセンサ40の受光面41に対向するようになると,面発光素子8から出射した光のうちスリット9Aを透過した光はPSDセンサ40の受光面41の上部に入射する。
このように,フォーカス・レンズ5がPSDセンサ41の幅よりも長い距離移動しても光がPSDセンサ40に入射するフォーカス・レンズ5の移動量に応じてPSDセンサ40の受光面41の入射位置が変わることとなる。フォーカス・レンズ5の移動範囲が広くても,受光面41にはスリット9Aを通過する線状光が入射することとなるので,フォーカス・レンズ5の位置を検出できるようになる。
上述の実施例では,面発光素子8から平面状の光を出射し,細長いスリット9Aが形成されているスリット板9を通過させることにより,鏡筒1の光軸Oに対して斜めの細長い光を得ているが,面発光素子8ではなく,細長い棒状の発光素子または,点状の発光素子などから出射した光を平面上の導光板を用いて平面上の光を出射するようにしてもよい。また,スリット板9を利用せずに細長い棒状の発光素子または細長い棒状の導光板を用いて細長い光を出射するようにしてもよい。鏡筒1の光軸Oに対して斜めの細長い光がPSDセンサ40の受光面41に入射し,フォーカス・レンズ5が鏡筒1の光軸方向に移動することに応じて,PSDセンサ40に入射する位置が鏡筒1の光軸方向と垂直方向に変わればよい。
上述の実施例では,フォーカス・レンズ5の位置を検出するものであるが,ズーム・レンズ20の位置も同様にして検出できるのはいうまでもない。
図4は,鏡筒1に含まれているフォーカス・レンズ5などを制御する電気的構成を示すブロック図である。
CPU50によって制御動作が統括される。
鏡筒1が装着されるカメラには測距ユニット51が含まれている。この測距ユニット51によって被写体までの距離が測定される。測定された距離にもとづいて,撮像した被写体像が合焦するようなフォーカス・レンズ5の位置が算出される。算出された位置となるようにフォーカス・モータ15が制御され,フォーカス・レンズ5が位置決めされる。フォーカス・レンズ5の位置は,上述したように,PSDセンサ40によって検出され,フォーカス・レンズ5が合焦位置に位置決めされる。
同様に,ズーム・モータ26が制御され,ズーム・レンズ20も所望の位置に位置決めされる。
図5は,スリット板60を示すもので,平面図である。
上述した実施例では,スリット板9は矩形のものであり,かつスリット板9に形成されているスリット9Aはスリット板9の対角線上に形成されている。これに対して,次に示す変形例ではスリット板60は矩形であるが,スリット板60に形成されているスリット61は対角線上に形成されずにスリット板60の中央部分に側辺と平行に形成されている。上述したように矩形のスリット板9に斜めに正確にスリット9Aを形成することは比較的面倒であるが,平行に形成することは比較的簡単であるからである。
図6は,図2に対応するもので,レンズ枠6の上部に形成されている基台7と面発光素子8Aとスリット板60との位置関係を示す分解斜視図である。
矩形の基台7上に,側辺が平行となるように矩形の面発光素子8Aが配置される。その面発光素子8Aの対角線上にスリット61が位置決めされるようにスリット基板60が基台7上に固定される。
図7は,基台7上に面発光素子8Aおよびスリット基板60が配置された様子を示す平面図である。
矩形のスリット基板60に形成されているスリット61がスリット基板の側辺に平行であってもスリット基板60の側辺が基台7の側辺に斜めとなるようにスリット基板60を基台7に固定することにより,上述したように,鏡筒1の光軸Oに対して斜めの光を出射できるようになる。
図8は,図1のVIII−VIII線から見た断面図である。図8において,図1,図10から図13に示すものと同一物については同一符号を付して説明を省略する。
正面(先端)から見てレンズ枠6上部の基台7の右側面には,上述したように鏡筒1の光軸方向に沿って鉄板70が固定されている。その鉄板70に対向するように鏡筒1の光軸方向に沿って鉄板70に対向している細長い棒磁石71が支持部材72に固定されている。支持部材72は鏡筒1の内壁に固定されている。
棒磁石71によって,レンズ枠6は,スライド軸12を中心に先端側から見て右方向に引っ張られるようになる。フォーカス・レンズ5は先端側から見て左右にずれてしまうことがあり,特にフォーカス・レンズ5が鏡筒1の光軸Oに沿って長い距離移動する場合には,その左右のずれが大きくなってしまうことがあるが,棒磁石71によってレンズ枠6を,先端側から見て右側に引っ張っているので,その左右のずれを抑えることができるようになる。
図9は,図8に対応する変形例を示すもので,図1のVIII−VIII線から見た断面図に相当している。図9において,図8に示すものと同一物については同一符号
付して説明を省略する。
鏡筒1の内壁の上部において水平方向に支持部材80が突出している。この支持部材80は,鏡筒1の光軸方向におけるフォーカス・レンズ5の移動範囲のほぼ中心位置に形成されている。支持部材80の先端には圧縮ばね81が固定されており,圧縮ばね81の先端には取り付け部材によって,軸83を中心に回転自在なローラ84が取り付けられている。ローラ84が基台7の右側面に接している。
圧縮ばね81によって基台7が先端から見て左側に付勢されるので,レンズ枠6の左右のずれが防止される。
図10(A)から図10(D)は,スリット板9,二つのPSDセンサ41Aおよび41Bとの位置関係を示している。
第1のPSDセンサ41Aおよび第2のPSDセンサ41B(二つ以上のPSDセンサが設けられていてもよい)が光軸方向に所定距離dだけ離れて配置されている。二つのPSDセンサ41Aと41Bとの間の距離dは,スリット9Aの光軸方向に対する割合h1以下である。
図10(A)は,フォーカス・レンズ5が最先端側にあるときの状態を示している。フォーカス・レンズ5が最先端側にあるときには,後端側に設けられている第2のPSDセンサ41Bはスリット板9とは対向しないが,先端側に設けられている第1のPSDセンサ41Aがスリット板9の後端部分と対向する。第1のPSDセンサ41Aの下部においてスリット9Aを通過した光が受光されるので,その受光位置からフォーカス・レンズ5の位置が算出される。
図10(B)は,フォーカス・レンズ5が移動範囲の中間にあるときの状態を示している。フォーカス・レンズ5が移動範囲の中間にあるときには,第1のPSDセンサ41Aはスリット板9の先端部分と対向し,第2のPSDセンサ41Bはスリット板9の後端部分と対向する。スリット9Aを通過した光は,第1のPSDセンサ41Aの上部および第2のPSDセンサ41Bの下部に入射する。第1のPSDセンサ41Aの光の入射位置または第2のPSDセンサ41Bの光の入射位置の少なくとも一方からフォーカス・レンズ5の位置が算出される。
図10(C)は,フォーカス・レンズ5が移動範囲の中間から少し後端側にあるときの状態を示している。フォーカス・レンズ5が移動範囲の中間から少し後端側に移動すると,第1のPSDセンサ41Aはスリット板9と対向しなくなる。第2のPSDセンサ41Bは,スリット板9に対向しており,スリット9Aを通過した光を中央部分で受光する。第2のPSDセンサ41Bの光の入射位置にもとづいてフォーカス・レンズ5の位置が算出される。
図10(D)は,フォーカス・レンズ5が最後端側にあるときの状態を示している。フォーカス・レンズ5が最後端側にあると,第2のPSDセンサ41Bはスリット板9の先端部分と対向する。スリット9Aを通過した光が第2のPSDセンサ41Bの上部に入射するので,その入射位置からフォーカス・レンズ5の位置が算出される。
上述した実施例では,二つのPSDセンサ41Aおよび41Bが設けられているが,三つ以上のPSDセンサを光軸方向の所定距離だけ離して配置するようにしてもよい。フォーカス・レンズ5の移動範囲が広く,スリット板9の光軸方向の長さが短くともフォーカス・レンズ5の位置を算出できるようになる。
上述の実施例においては,ウォーム(スクリュー・ギア)によりレンズが駆動されているが,スクリュー・ギアによる駆動だけでなく,リニア・モータ等の直動アクチュエータで直接光軸(スライド軸)方向にレンズを駆動する構造であってもかまわない。
1 鏡筒
5 フォーカス・レンズ
6 レンズ枠
8 面発光素子
9,60 スリット板
9A,61 スリット
40 PSDセンサ

Claims (8)

  1. 鏡筒の光軸方向に移動自在な撮像レンズ,
    上記撮像レンズに固定され,鏡筒の光軸に対して斜め方向に伸びている線状光を,鏡筒の内壁に向かって照射する光源装置,
    鏡筒内部に固定され,鏡筒の光軸方向における幅が上記光源装置から照射される線状光の光軸方向の長さの割合よりも短く,かつ鏡筒の光軸方向に垂直方向における幅が上記線上光の幅よりも広い受光面に入射した上記線状光の位置を検出する光位置センサ,および
    上記光位置センサにおいて検出された光の入射位置にもとづいて上記撮像レンズの位置を算出するレンズ算出手段,
    を備えた撮像レンズ位置算出装置。
  2. 上記光源装置は,
    光源,および
    上記撮像レンズに固定され,鏡筒の光軸方向に対して斜め方向のスリットが形成されており,かつ上記光源からの光を上記スリットを通して鏡筒の内壁に向かって照射するスリット板,
    を備えた請求項1または2に記載の撮像レンズ位置算出装置。
  3. 上記スリット板は,矩形であり,上記スリットが上記スリット板側辺に対して平行に形成されており,上記スリット基板の上記スリットが,鏡筒の光軸方向に対して斜めとなるように上記撮像レンズに固定されている,
    請求項2に記載の撮像レンズ位置算出装置。
  4. 上記光源装置は,
    上記撮像レンズに固定され,鏡筒の光軸方向に対して斜め方向に鏡筒の内壁に向かって線状光を照射する線状光源,または光源からの光を,鏡筒の光軸方向に対して斜め方向に鏡筒の内壁に向かって細長く導き,上記撮像レンズに固定されている導光板である,
    請求項1または2に記載の撮像レンズ位置算出装置。
  5. 上記撮像レンズを,鏡筒の光軸方向に移動自在に鏡筒の光軸方向と垂直方向に付勢または引っ張る手段,
    をさらに備えた請求項1から4のうちいずれか一項に記載の撮像レンズ位置算出装置。
  6. 上記光位置センサの受光面の鏡筒の光軸方向と垂直方向の幅が,上記光源装置から出射される線状光の鏡筒の光軸方向と垂直方向の割合以上である,
    請求項1から5のうち,いずれか一項に記載の撮像レンズ位置算出装置。
  7. 上記光位置センサが,
    上記光源装置から照射される線状光の光軸方向の割合に対応する距離ごとに複数個配置されている,
    請求項1から6のうち,いずれか一項に記載の撮像レンズ位置算出装置。
  8. 撮像レンズが,鏡筒の光軸方向に移動自在であり,
    光源装置が,上記撮像レンズに固定され,鏡筒の光軸に対して斜め方向に伸びている線状光を,鏡筒の内壁に向かって照射し,
    光位置センサが,鏡筒内部に固定され,鏡筒の光軸方向における幅が上記光源装置から照射される線状光の光軸方向の長さの割合よりも短く,かつ鏡筒の光軸方向に垂直方向における幅が上記線上光の幅よりも広い受光面に入射した上記線状光の位置を検出し,
    レンズ算出手段が,上記光位置センサにおいて検出された光の入射位置にもとづいて上記撮像レンズの位置を算出する,
    撮像レンズ位置算出装置の動作制御方法。
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