JPH0277708A - レンズ移動量を検出する装置を備えたレンズ鏡筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は自動合焦装置におりるレンズの移動量検出装置
、特にカメラ本体あるいはレンズ鏡筒内に配設された自
動焦点検出装置からの指令に基づいてフォーカス用レン
ズを移動させ、焦点調節を行う自動合焦装置におけるフ
ォーカス用レンズの移動量検出装置に関するものである
。

［従来の技術］ 従来、この種の装置として小型モータによりギヤ列を介
してヘリコイド環を回転駆動するものか知られている。

こうした装置においてはレンズの制御の際には数μ単位
の精度か要求され、レンズ駆動量検出機構はレンズの移
動量にして数μ単位の分解能か必要となる。該レンズ駆
動量検出機構は通常は前記ギヤ列の初段側に設けられて
いるが、ギヤの噛合においてはバツクラツシが必然的に
存在する為、レンズを駆動する際に検出駆動量（パルス
数）が所定値に達していても、実際のレンズ移動量はギ
ヤのバツクラツシによるガタ分だけ少なくなってしまう
という事態が発生した。さらに、レンズ駆動量がガタ量
に相当する程度の微小量の場合、モータは駆動されたが
レンズは全く移動しないという事態が発生した。

そして、上記問題点を解決するために、駆動制御上でバ
ックラッシの除去を行うようにした特願昭６２−４５９
４号の出願もあるが、レンズの駆動制御が複雑になり、
ギアのバツクラツシを除去するまでの時間が必要なため
、実際のフォーカスレンズを駆動するタイミングが遅れ
るという欠点がある。

また、ギヤ列を介さずにヘリコイド環を直接回転駆動し
、レンズ駆動量検出機構を距離リングと固定筒の関係に
おいて構成した特開昭６２−５８７０６号の出願もある
が、レンズ駆動量検出機構とレンズ系の間にはヘリコイ
ド部が介在しているので、へリコイド結合によるガタ量
０．０１〜０．０３ｍｍが存在し、レンズ系の制御に要
求される数μ単位の精度に対してガタ量が大きすぎるた
め、制御上問題があった。

［問題点を解決するための手段］ 本発明によればレンズ駆動量検出機構をレンズ系の支持
部材からギヤ列やヘリコイド部を介することなく、直接
読み取るよう構成したことにより、ギヤ列のバックラッ
シやヘリコイド部のガタの影響を受けずに精度の良いレ
ンズ移動量検出機構を実現したものである。

［実施例］ 以下に本発明の実施例を図面に従って説明する。第１図
は本発明の第１の実施例の縦断面図、第２図は本発明の
第１の実施例の要部斜視図である。

１は複数枚のレンズによフて構成させるレンズ群であり
、全体を光軸方向に移動させることでピント合わせを行
う。２は鏡筒な不図示のカメラ本体に装着するためのリ
ング状のマウントである。

３はこのマウント２と一体的に構成された第１の固定鏡
筒であり、その内周の一部に後述の移動鏡筒６と係合す
るキー部３ａを有している。４は回転リングてあり、内
周側にメスへリコイド部４ａが形成され、かつ外周側に
ギア部４ｂが形成されている。そしてこの回転リング４
は多数のボール５を介した回転軸受けにて、前記第１の
固定鏡筒３の内側に回転自在に支持されている。

６は移動鏡筒であり、オノヘリコイト部６ａ及びキー溝
部６ｂを有することで、上記回転リング４と第１の固定
鏡筒３に次のように係合している。すなわち、この移動
鏡筒６は径方向内側に前述のレンズ群１を固定的に保持
していて、前述の回転リング４のメスへリコイド部４ａ
に対し、オスへりコイド部６ａによってヘリコイド結合
されていると共に、前述の第１の固定鏡筒３のキー部３
ａがキー溝部６ｂに嵌入されている。これにより移動鏡
筒６は、回転リング４０回転に伴ない、非回転の状態で
光軸方向に移動される。７はオートフォーカス（ＡＦ）
駆動ユニットであり、ギア部７ａを有している。このＡ
Ｆ駆動ユニット７は前述の第１の固定鏡筒３に一体的に
固定されていて、ギア部７ａが前述の回転リング４のギ
ア部４ｂとかみ合っている。８は絞り駆動ユニットであ
り、絞り羽根８ａを有していて、前述の移動鏡筒６に一
体的に固定されている。９は第２の固定鏡筒であり、前
述のマウント２に一体的に固定されている。１０は半導
体装置検出素子であり、前述の第２の固定鏡筒９に固定
されている。１１はＬＥＤであり、前述の移動鏡筒６に
半導体装置検出素子１０の受光面に発光面が対向するよ
う固定されている。１２はマスク板であり、スリット部
１２ａを有し、前述０ＬＥＤＩＩの発光束を限定するよ
うに前述の移動鏡筒６に固定されている。

１３は電気接点端子であり、不図示のカメラボディから
送られてくる所定の電気信号を、リート線１４を介して
前述のＡＦ駆動ユニット７、絞り駆動ユニット８．半導
体装置検出素子１０及びＬＥＤＩＩに伝達する。

次に上記構成における本発明に動作について説明する。

上記構成においてオートフォーカスでピント合わせを行
なう場合、まず特開昭５９−１０７３１３号等で公知の
自動合焦装置によってデフォーカス量を算出し、それに
基つく電気信号がカメラボディ側から電気接点端子１３
及びリート線１４を介してＡＦ駆動ユニット７に伝達さ
れる。ＡＦ駆動ユニット７は送られてきた所定の電気信
号に従ってギア部７ａを正転あるいは逆転させ、回転リ
ング４にギア部４ｂを介して回転を伝達する。回転リン
グ４はメスヘリコイド部４ａと移動鏡筒６のオスヘリコ
イド部６ａを介して力を移動鏡筒６に伝達するが、上述
の如く移動鏡筒６はキー溝部６ｂに固定鏡筒３のキー部
３ａが置火しているので、回転はせずに光軸に沿う方向
に前後移動する。

そこで、移動鏡筒６に保持されているレンズ群１も光軸
に沿って前後移動する。また移動鏡筒６に固定されてい
るＬＥＤＩＩ及びマスク板１２もレンズ群１と一体的に
光軸に沿って前後移動し、ＬＥＤＩＩより発光された光
の一部がマスク板１２のスリット部１２ａを通り、第２
の固定鏡筒９に固定された半導体装置検出素子１ｏの受
光面を移動する事により、レンズ群１の移動量を検出す
る事ができる。このレンズ群１の移動量をリート線１４
及び電気接点端子１３を介して前述の自動合焦装置にフ
ィードバックし、レンズ群１の駆動制御を行ない、ピン
ト合わせが行なわれる。

［実施例２］ 以下に本発明の第２の実施例を述べる。第３図は本発明
の第２の実施例の要部斜視図である。

１５は、半導体装置検出素子であり、移動鏡筒６に固定
されている。１６はＬＥＤであり、第２の固定鏡筒９に
半導体装置検出素子】５の受光面に発光面が対向するよ
う固定されている。

１７はマスク板であり、スリット部１７ａを有し、前述
のＬＥＤ１６の発光束を限定するように、第２の固定鏡
筒９に固定されている。前述の移動鏡筒６、第２の固定
鏡筒９及び第３図に図示されていない部分は全て第１の
実施例と同じ構成となっているのでここでは説明を省略
する。

上記構成における動作について説明する。

カメラボディ側にある公知の自動合焦装置によって、移
動鏡筒６及び移動鏡筒６に保持されているレンズ群１を
光軸に沿う方向に前後移動させるのは第１の実施例と全
く同じである。ここで移動鏡筒６に固定されている半導
体装置検出素子１５は、レンズ群１と一体的に光軸に沿
って前後移動し、第２の固定筒９に固定されたＬＥＤ１
６から発光された光の一部はマスク板１７のスリット１
７ａを通り、半導体装置検出素子１５の受光面を移動す
る事によりレンズ群１の移動量を検出することができる
。このレンズ群１の移動量をリート線１４及び電気接点
端子１３を介して前述の自動合焦装置にフィードバック
し、レンズ群１の駆動制御を行ない、ピント合わせが行
なわれる。

「実施例３コ 以下に本発明の第３の実施例を述べる。第４図は本発明
の第３の実施例の要部斜視図である。

１８は、半導体装置検出素子であり、第２の固定鏡筒９
に固定されている。１９はＬＥＤであり、第２の固定鏡
筒９に半導体装置検出素子１８の受光面に発光面が対向
するよう固定されている。

２０はマスク板であり、スリット部２０ａを有し、前述
のＬＥＤ１９の発光束を限定するように、移動鏡筒６に
固定されている。前述の移動鏡筒６、第２の固定鏡筒９
及び第４図に図示されていない部分は全て第１の実施例
と同し構成となっているのでここでは説明を省略する。

上記構成における動作について説明する。

カメラボディ側にある公知の自動合焦装置によって、移
動鏡筒６及び移動鏡筒６に保持されているレンズ群１を
、光軸に沿う方向に前後移動させるのは、第１の実施例
と全く同しである。ここで移動鏡筒６に固定されている
マスク板２０は、レンズ群１と一体的に光軸に沿って前
後移動し、第２の固定筒９に固定されたＬＥＤ１８から
発光された光の一部はマスク板２０のスリット２０ａを
通り、第２の固定筒９に固定された半導体装置検出素子
１８の受光面を移動する事により、レンズ群１の移動量
を検出することができる。このレンズ群１の移動量をリ
ート線１４及び電気接点端子１３を介して前述の自動合
焦装置にフィードバックし、レンズ群１の駆動制御を行
ない、ピント合わせか行なわれる。

［発明の効果］ 以上、説明したように、レンズ移動検出機構をレンズ系
の支持部材からギヤ列やヘリコイド部を、介することな
く直接読み取れるよう構成したことにより、ギヤ列のバ
ックラッシやヘリコイド部のガタの影響を受けずに精度
の良いレンズ移動量検出を可能にでき、精度の良いピン
ト合わせな実現できる効果がある。さらに駆動制御上で
バックラッシの除去を行なう必要か無いため、フォーカ
スレンズを駆動するタイミングが遅れるということも無
く、迅速なピント合わせを実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例の縦断面図。 第２図は本発明の第１の実施例の要部斜視図。 第３図は本発明の第２の実施例の要部斜視図。 第４図は本発明の第３の実施例の要部斜視図。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）カメラに対して不動である固定鏡筒と、固定鏡筒
   とヘリコイド結合し、キー部材により光軸回りの回転を
   規制され、光軸に沿う方向に移動するフォーカスレンズ
   を保持した移動鏡筒を有し、モータの駆動力により前記
   移動鏡筒を移動させ、移動量検出手段の発生する信号に
   基づいてモータの駆動制御を行い、 フォーカスレンズを合焦位置に停止させるようにした自
   動合焦装置のフォーカスレンズ移動量検出装置において
   、 発光部であるＬＥＤと、受光部である半導体装置検出素
   子と、前記ＬＥＤから発光される光路を制限するマスク
   板を有し、前記半導体装置検出素子を前記固定鏡筒と前
   記移動鏡筒のいずれか一方に配置し、前記マスク板を他
   方に配置することにより、固定鏡筒と移動鏡筒の相対的
   な移動量を検出するよう構成したレンズ移動量検出装置
   を備えたレンズ鏡筒。