JP2014213834A - レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型で突出する部分が少なく、簡単な操作でスポット送風とマイルド送風を切り替えることができるレジスタを提供する。【解決手段】円環フレーム部22を有した可動ベゼル2が固定ベゼル1の内側に中心軸Sの回りで回動可能に嵌合される。回動ルーバー3の円環フレーム35は可動ベゼル2の円環フレーム部22に対し中心軸Sの回りで回動可能に嵌合される。固定ベゼル1のフランジ部1と可動ベゼル2のフランジ部21との間に隙間14が設けられる。隙間14に向けて空気流を吹出すための吹出口13が固定ベゼル1の内周部に所定の角度間隔で複数個設けられる。可動ベゼル2の回動操作に応じて吹出口13を開閉する凸状開閉部23が可動ベゼル2に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の空調装置の吹出口として使用されるレジスタに関し、特に車室内の天井部分において好適に使用可能な円形の空気吹出口を有する薄型のレジスタに関する。
従来、円形の空気吹出口を有する丸型のレジスタとして、円筒状のハウジング内に、丸型の中間グリルケースと先端グリルケースを引き出し可能に配設し、先端グリルケースの中央に1対のフィンを開閉可能に設けたレジスタが、下記特許文献1などにより知られている。
特開2005−238920号公報
このレジスタは、円形の空気吹出口を有するハウジングの内側に、丸型の中間グリルケースを回動及び引き出し可能に嵌め込むとともに、中間グリルケース内に丸型の先端グリルケースを回動及び引き出し可能に嵌め込み、先端グリルケース内には、送風方向と直角の支軸で支持され開閉可能な2枚のフィンを有する回動ルーバーを設けた構造である。
このレジスタは、速度や風量の大きい所謂スポット送風を受けたい場合、使用者は、回動ルーバーの1対のフィンを開き、先端グリルケースの円形開口部からスポット風を使用者に向けて送風するようにし、一方、速度や風量の少ない所謂マイルド風を受けたい場合、回動ルーバーのフィンを閉鎖し、先端グリルケースまたは中間グリルケースのみ、或いは先端グリルケースと中間グリルケースの両方をハウジングから手前に引き出し、それにより、先端グリルケースまたは中間グリルケースの側壁に設けた側部吹出孔を開放し、側部吹出孔を通して壁面或いは天井面に略沿ったマイルド風を送風するように使用される。
しかしながら、上記レジスタは、スポット風とマイルド風の切替を行う場合に操作する先端グリルケース及び中間グリルケースを、ハウジングに対し手前に引き出すように摺動させるが、その軸方向の摺動性に難点があり、また、ハウジングに対し先端グリルケース、中間グリルケースが車内側に突出する構造であるため、先端グリルケース及び中間グリルケースを押し戻さずに放置した場合、先端グリルケース及び中間グリルケースがハウジングから車内の天井部分から突出した状態となり、その突出状態で、乗員の頭部などがレジスタに近づいた場合、頭部などが当たりやすいという不具合がある。
さらに、先端グリルケース及び中間グリルケースをハウジング内に収納した状態で、マイルド風を送風したい場合、先端グリルケースまたは中間グリルケースを引き出して側部吹出孔を開くようにするが、グリルケースに把持する部分がないため、使用者は、先ず、先端グリルケースの先端のフィンを開放し、そのフィンを把持しながら、先端グリルケース及び/または中間グリルケースを引き出す必要があった。
本発明は、上述の課題に鑑みなされたものであり、薄型で突出する部分が少なく、簡単な操作でスポット送風とマイルド送風を切り替えることができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレジスタは、略円形の空気吹出口の内側に、円環フレームを有した回動ルーバーが該円環フレーム内の通風路の通風方向と平行な中心軸の回りで回動可能に配設され、該回動ルーバーの円環フレーム内に、該通風方向と直角方向に複数の可動フィンが該直角方向の支軸により回動可能に軸支され、該支軸を軸に該可動フィンを回動させて該空気吹出口を開閉するレジスタにおいて、
円環フレーム部を有した可動ベゼルが固定ベゼルの内側に前記中心軸の回りで回動可能に嵌合され、前記回動ルーバーの該円環フレームは該可動ベゼルの該円環フレーム部に対し該中心軸の回りで回動可能に嵌合され、
該固定ベゼルのフランジ部と該可動ベゼルのフランジ部との間に隙間が設けられるとともに、該隙間に向けて空気流を吹出すための吹出口が該固定ベゼルの内周部に所定の角度間隔で複数個設けられ、
該可動ベゼルの回動操作に応じて該吹出口を開閉する開閉部が該可動ベゼルの固定ベゼル側外周部に設けられたことを特徴とする。
この発明によれば、上記回動ルーバーを操作してその可動フィンを閉鎖した状態で、上記可動ベゼルのフランジ部などを持って可動ベゼルをその中心軸の回りで回すと、固定ベゼルの内周部に設けた複数の吹出口が開閉部によって開閉され、吹出口が開放された場合には、拡散風が、それらの吹出口から固定ベゼルと可動ベゼルの隙間を通り、天井面近傍或いは壁面に向けて可動ベゼルの周囲にマイルド風(拡散風)として送風される。
一方、可動ベゼルを回して開閉部が吹出口を閉鎖した場合には、吹出口からの送風が停止し、その状態で、回動ルーバーの可動フィンを操作して、回動ルーバーを開放状態とすれば、回動ルーバーの可動フィンの間をスポット風が通過し、例えば天井面から真下に或いは可動フィンを向けた方向にスポット風(直接風)を送風することができる。
また、このレジスタは、固定ベゼルの前部に可動ベゼルを僅かな間隔をおいて回動可能に取り付けるのみの、比較的簡単な構造とすることができるので、従来のレジスタと比べ極めて薄型となり、天井面や壁面に取り付けたとき、天井面や壁面からの可動ベゼルの突出長を最少とすることができる。
ここで、上記可動ベゼルの開閉部は、可動ベゼルの円環フレーム部の外周に凸状開閉部として、所定の角度間隔をおいて突設することができる。
また、上記固定ベゼルまたは可動ベゼルに、ボールプランジャを取り付け、該ボールプランジャの先端ボールが相対する可動ベゼルまたは固定ベゼルの一部に当接する状態とし、可動ベゼルを回動操作したとき、クリック感が生じるように構成することができる。これにより、使用者はクリック感を感じながら、可動ベゼルを回動操作して、マイルド風の送風と遮断を切り替えることができる。
また、上記可動ベゼルの円環フレーム部の内周部分に、複数の係止爪部を背面側に突き出すように設け、該係止爪部には外側係止爪を設け、該外側係止爪を上記固定ベゼルの内周部に係止させ、該可動ベゼルを固定ベゼルの内側に回動可能に保持するように構成することができる。これによれば、固定ベゼルの内側に可動ベゼルを簡単に回動可能に組み付けることができる。
さらに、上記係止爪部には内側係止爪を設け、内側係止爪を上記回動ルーバーの円環フレームの外周部に係止させ、該回動ルーバーを可動ベゼルの内側に回動可能に保持するように構成することができる。これによれば、簡単な構造で、可動ベゼルの内側に、回動ルーバーを回動操作可能に簡単に組み付けることができる。
本発明のレジスタによれば、薄型で突出する部分が少なく、簡単な操作でスポット送風とマイルド送風を切り替えることができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 同レジスタの背面図である。 同レジスタの左側面図である。 同レジスタの平面図である。 (a)は同レジスタの回動ルーバーを閉じた状態の斜視図、(b)は同レジスタの回動ルーバーを開いた状態の斜視図である。 同レジスタの分解斜視図である。 (a)は正面側から見た可動ベゼルの斜視図、(b)は背面側から見た可動ベゼルの斜視図である。 (a)は可動ベゼルの正面図、(b)は可動ベゼルの背面図である。 (a)は可動ベゼルの平面図、(b)は可動ベゼルの左側面図である。 (a)は固定ベゼルの正面側から見た斜視図、(b)は固定ベゼルの背面側から見た斜視図である。 (a)は固定ベゼルの正面図、(b)は固定ベゼルの背面図である。 (a)は固定ベゼルの平面図、(b)は固定ベゼルの左側面図である。 (a)図1のA−A断面図、(b)は図2のB−B断面図である。 使用状態を示し、回動ルーバーを開放した状態の断面図である。 同回動ルーバーを閉じた状態の断面図である。 (a)は回動ルーバーを開放した状態の可動フィンの長手方向に沿った断面図、(b)は回動ルーバーを閉じ、拡散風用の吹出口を開放した状態の、可動フィンの長手方向に沿った断面図である。 回動ルーバーを閉じ、且つ拡散風用の吹出口を閉じた状態の、可動フィンの横断方向に沿った断面図である。 レジスタの使用状態を示す斜視図である。 レジスタの使用状態を示す、回動ルーバー開放時の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1、2に示すように、本レジスタは自動車の天井などに装着される丸型レジスタとして構成され、概略的には、円環状の固定ベゼル1の前面内側に、やはり円環状の可動ベゼル2を回動可能に取り付け、可動ベゼル2の内側に複数の可動フィンを備えた回動ルーバー3を回動可能に取り付けて構成される。
可動ベゼル2は、固定ベゼル1に対しその中心軸S(図3、14)の回りで回動可能に嵌合され、回動ルーバー3はその円環フレーム35を可動ベゼル2の円環フレーム部22の内側に回動可能に嵌合させている。回動ルーバー3の円環フレーム35内に空気吹出口39が形成され、且つその円環フレーム35内に複数の可動フィン31〜34が回動操作可能に軸支される。
すなわち、回動ルーバー3の円環フレーム35内には、通風方向と直角方向に複数(ここでは4枚)の可動フィン31〜34が図2に示すように、支軸31a〜34aによって回動開閉可能に軸支され、回動ルーバー3の円環フレーム35は、可動ベゼル2の円環フレーム部22に対し中心軸Sの回りで回動可能に嵌合支持される。
さらに、図3のように、固定ベゼル1のフランジ部11と可動ベゼル2のフランジ部21との間に隙間14が設けられ、隙間14に向けて空気流を吹出すための吹出口13が、図15に示す如く、固定ベゼル1の内周部12に、所定の角度間隔で複数個設けられる。可動ベゼル2には、その回動操作に応じて吹出口13を開閉する凸状開閉部23が、図14に示すように、可動ベゼル2の固定ベゼル1側外周部に、所定の角度間隔で複数個設けられている。
固定ベゼル1は、図10〜図12に示すように、合成樹脂等により円環状に形成され、外側にフランジ部11が、固定部位となる自動車の天井面に取付固定可能に形成され、そのフランジ部11の内側に、僅かな段差を介して円環状の内周部12が形成される。固定ベゼル1の内周部12の内側は円形空間であり、空気流の流路となる部分である。その内周部12には、例えば15°の角度間隔で、複数(ここでは12個)の吹出口13が所定の角度幅をもって形成される。
内周部12の段差は内周部12がフランジ部11より背面側にシフトするように形成され、その段差による薄い空間が前面側に形成され、その内周部12の前面の空間に、可動ベゼル2の凸状開閉部23が回動可能に位置することとなる。なお、内周部12に設ける複数の吹出口13の大きさは任意であり、その数は12個より少ない複数個であってもよく、12個より多数とすることもでき、吹出口13は内周部12の円周上に等間隔で放射状に配置すればよい。
さらに、固定ベゼル1の内周部12には、ボールプランジャ15がその先端ボールを可動ベゼル2の凸状開閉部23に当接させるように取り付けられる。このボールプランジャ15は可動ベゼル2が回動操作されたとき、凸状開閉部23が吹出口23を開閉するごとに、クリック感を発生させるように作用する。ボールプランジャは、固定ベゼル1に代えて可動ベゼル2側に取り付け、その先端ボールを固定ベゼル1の内周部12に当接させるように構成することもできる。
可動ベゼル2は、図7〜図9に示すように、合成樹脂等のより円環状に形成された円環フレーム部22の前面側に、フランジ部21を一体形成し、円環フレーム部22の背面側に、複数の凸状開閉部23を円周上に所定の角度間隔で設けて構成される。複数の凸状開閉部23と凸状開閉部23との間には、図7,8に示すように、凹部形状の開放部24が形成され、歯車状に凸状開閉部23が形成されることとなる。
また、フランジ部21と凸状開閉部23との間には、図9などに示すように、空気流の通風路となる空間が隙間として形成されている。フランジ部21は回動操作する際の把持部となる部位であり、フランジ部21の円周状の外周縁部は、使用者が容易に把持して回動操作することができる大きさに形成される。
凸状開閉部23は、固定ベゼル1の内周部12の吹出口13に対応して、例えば15°の角度間隔で、吹出口13の角度幅より少し広い角度幅を持って、円周上に12個設けられる。可動ベゼル2を固定ベゼル1の前面に取り付けたとき、凸状開閉部23が内周部12上に位置し、可動ベゼル2を回動操作したとき、凸状開閉部23が吹出口13を開閉するようになっている。
つまり、可動ベゼル2の回動操作時、凸状開閉部23は、吹出口13の前面に回動移動したとき、吹出口13を閉鎖し、吹出口13と吹出口13の間つまり開放部24が吹出口13上に回動移動したとき、吹出口13を開放するように構成されている。なお、上記凸状開閉部23は回動時に固定ベゼル1側の吹出口13を開閉する構造であればよく、凸状形状とせずに、円環板状の内周部に方形開口部を所定角度間隔で形成した形状の開閉部とすることもできる。
さらに、可動ベゼル2の円環フレーム部22には、各部材の組付用に、4本の係止爪部25が90°間隔で背面側に突設される。これらの係止爪部25には、外側と内側に、各々外側係止爪25aと内側係止爪25bが設けられ、可動ベゼル2が固定ベゼル1の前面側に組み付けられる際、その外側係止爪25aが固定ベゼル1の内周部12の縁部に、回動可能に係止されるようになっている。これにより、可動ベゼル2は、固定ベゼル1に対しその前面から押し込むように嵌入したとき、外側係止爪25aが固定ベゼル1の内周部12に回動可能に係止され、固定ベゼル1に対し可動ベゼル2を簡単に組み付けることができる。なお、図示は省略されているが、可動ベゼル2の回動角度範囲は、凹凸部嵌合部などを相互に設けることにより、所定の角度範囲に設定することができる。
一方、係止爪部25の内側の内側係止爪25bは、円環フレーム部22内に回動ルーバー3の円環フレーム35を組み付ける際に使用される。図6に示すように、回動ルーバー3はその円環フレーム35を可動ベゼル2の円環フレーム部22の背面側から内側係止爪25bの内側に挿入して組み付けられるが、円環フレーム35を可動ベゼル2の円環フレーム部22の背面側から挿入したとき、円環フレーム35の外周縁部が内側係止爪25bに回動可能に係止される構造となっている。これにより、回動ルーバー3を可動ベゼル2に対し簡単に組み付けることができる。
すなわち、回動ルーバー3は、可動ベゼル2の内側に、中心軸S(通風方向と平行な軸線)の回りで回動可能に取り付けられる。回動ルーバー3は、図6に示すように、円形リング状の円環フレーム35の内側に、例えば4枚の可動フィン31〜34を通風方向と直角方向に配置して構成される。回動ルーバー3の可動フィン31〜34は通風方向と直角方向の支軸31a〜34aにより回動可能に軸支され、円環フレーム35内に空気吹出口39が形成され、可動フィン31〜34の向く方向に送風が行なわれる。
円環フレーム35には、その水平横断方向に4本の支軸31a〜34aを支持するために、軸受部36a〜36dが両側に形成される。図2に示すように、最上部(実際にレジスタを取り付けて使用する場合、その上下位置は変わるので、便宜上の位置である。)の可動フィン31の支軸31aを軸支する軸受部36aは円環フレーム35の両側最上部に設けられ、軸受部36aの下側に、第2段目の可動フィン32の支軸32aを軸支する軸受部36bが両側に設けられる。同様に、軸受部36bの下側に、第3段目の可動フィン33の支軸33aを軸支する軸受部36cが両側に設けられ、軸受部36cの下側に、第4段目の可動フィン34の支軸34aを軸支する軸受部36dが両側に設けられる。
4枚の可動フィン31,32,33、34は、各々両端部に、支軸31a,32a,33a,34aがフィンの長手方向と平行に突設され、各々の支軸31a〜34aは、図14,15のように、円環フレーム35の内側に、約90°の角度範囲で、中心軸Sと平行な開放状態から直角の閉鎖状態(空気吹出口39の閉鎖)まで、回動可能に軸支される。
また、各可動フィン31〜34の内側には、図3、14のように、各々、アーム31b、32b、33b、34bを介して連結軸31c、32c、33c、34cが設けられ、これらの連結軸31c、32c、33c、34cは1本のリンクバー37により連結され、4枚の可動フィン31〜34が連動して回動するようになっている。
最上部の可動フィン31は、図5に示すように、略弦状形状(前部円弧状)に形成され、使用者が操作する際、指を可動フィン31近傍に挿入しやすく、可動フィン31を指で把持しやすい形状としている。また、図15に示すように、回動ルーバー3の下3枚の可動フィン32〜34は、中心軸Sと直角の閉鎖位置まで回動したとき、縁部が相互に重なり合い、空気吹出口39を略完全に閉鎖する構造となっている。なお、この回動ルーバー3では4枚の可動フィン31〜34を設けているが、2枚、3枚、或いは5枚等、複数の可動フィンを設けることもできる。
上記構成のレジスタは、図18,19に示すように、例えば自動車の車室内の天井部分のボディパネル(装飾材を含むパネル)Bに設けた通気穴に嵌め込むように取り付けられ、その通気穴に接続された空調用のダクトD(図14等)の開口部に、固定ベゼル1の背面部を嵌め込むように取り付けられる。
レジスタは、固定ベゼル1を天井面に付けて固定され、その可動ベゼル2は固定ベゼル1の前面に僅かな隙間14を介して配設され、可動ベゼル2は非常に薄い構造でコンパクトに構成されるため、図14に示すように、天井面から下方に突出する突出長は、従来のこの種のレジスタに比して、非常に短いものとなり、乗員の頭部などがレジスタの突出部に接触する不具合を最少としている。
レジスタからスポット風(直接風)を送風する場合、図14に示すように、固定ベゼル1の吹出口13を閉じた状態で、回動ルーバー3を操作してその可動フィン31〜34を開放する(図19)。このとき、使用者は、回動ルーバー3の端部に位置する可動フィン31の上部を押せば、簡単に可動フィン31を図14の反時計方向に支軸31aを軸に回動させて、開放することができ、可動フィン31の回動に伴い、リンクバー37と連結軸31c〜34cを介して連結された他の可動フィン32〜34も、同様に回動し、回動ルーバー3は図19のように開放状態となる。
このため、天井のダクトDを通して送風される空気流は、真直ぐに車室内に送風され、スポット風(直接風)が乗員に送風されることとなる。なお、このとき、固定ベゼル1の吹出口13は、凸状開閉部23によって、図14のように閉鎖されていることが好ましいが、開放状態であっても、問題なくスポット風を送風することができる。
また、回動ルーバー3は、図14に示すように、その可動フィン31〜34をその支軸31a〜34aを軸に回動操作し、その向きを変えることができ、且つ中心軸Sの回りで回動操作することができるので、任意の方向にスポット風(直接風)を送風することができる。
一方、マイルド風(拡散風)を送風する場合は、図15に示すように、回動ルーバー3の可動フィン31〜34を図の時計方向に回動させ、回動ルーバー3を閉鎖状態とする。このとき、使用者は可動フィン31〜34の何れかの前面を押して回動ルーバー3を閉鎖すれば、簡単な操作で空気吹出口39を閉じることができる。
次に、使用者は可動ベゼル2のフランジ部21を把持して、可動ベゼル2をその中心軸Sの回りで所定の方向に所定の角度(例えば約15°)だけ回動操作し、吹出口13を開放する(図15、図18)。このとき、可動ベゼル2のフランジ部21は把持しやすい大きさの円形に形成されているので、使用者は容易にフランジ部21を把持して回すことができる。また、可動ベゼル2の所定角度の回動操作では、ボールプランジャ15の作用により、クリック感が発生するので、使用者はクリック感を感じながら、確実に所定の角度だけ可動ベゼル2を回すことができる。
これにより、可動ベゼル2が回動して、凸状開閉部23が吹出口13から外れる位置に移動し、凸状開閉部23間の開放部24が吹出口13の前面に位置する状態となり、固定ベゼル1の内周部12の全ての吹出口13が図15のように開放される。
このため、図15のように、ダクトDを通してレジスタに送風される空気流は、円周上の全ての吹出口13を通り、さらに固定ベゼル1と可動ベゼル2の隙間14を通過し、天井面に略沿って放射状に送風され、マイルド風(拡散風)が車室内に送風されることとなる。
一方、レジスタからの送風を全て停止する場合は、可動ベゼル2のフランジ部21を把持して、可動ベゼル2を何れかの方向に所定角度だけ回せば、図17のように、可動ベゼル2の凸状開閉部23が吹出口13の前面を覆う位置に移動し、固定ベゼル1の内周部12の全ての吹出口13が閉鎖され、回動ルーバー3も図17のように閉鎖状態であるから、送風は全て停止されることとなる。
このように、可動ベゼル2のフランジ部21を持って可動ベゼル2をその中心軸Sの回りで回すと、固定ベゼル1の吹出口13が開閉され、吹出口13が開放された場合には、拡散風が、それらの吹出口13を通り、固定ベゼル1と可動ベゼル2の隙間14を通過して、図18のように、天井面近傍にマイルド風を送風することができる。
また、可動ベゼル2を回して吹出口13を閉鎖して、吹出口13からの送風を停止し、回動ルーバー3の可動フィン31〜34を回動操作して、回動ルーバー3を開放状態とすれば、図19のように、回動ルーバー3の空気吹出口39からスポット風を任意の方向に送風することができ、簡単な操作で、スポット風とマイルド風を切り替えることができる。
このようなレジスタは、その構成部材が、比較的簡単な構造の固定ベゼル1、可動ベゼル2、及び回動ルーバー3を組み付けて構成できるので、薄型で且つコンパクトに製造することができ、天井面や壁面からの突出長が少なく、また低コストで容易に製造することができる。
なお、上記実施形態の回動ルーバー3には、4枚の可動フィン31〜34を設けたが、例えば可動フィンの数を2枚、3枚或いは5枚とすることもできる。
また、上記可動ベゼル2のフランジ部21は円環状以外の異形であってよく、円環状の円環フレーム部22があれば、使用者が把持しやすい任意の形状にフランジ部を形成することもできる。
また、固定ベゼル1のフランジ部11の形状も、円環状の内周部があれば、任意の形状に形成することができる。
1 固定ベゼル
2 可動ベゼル
3 回動ルーバー
11 フランジ部
12 内周部
13 吹出口
14 隙間
15 ボールプランジャ
21 フランジ部
22 円環フレーム部
23 凸状開閉部
24 開放部
25 係止爪部
25a 外側係止爪
25b 内側係止爪
31 可動フィン
31a 支軸
31b アーム
31c 連結軸
32 可動フィン
32a 支軸
33 可動フィン
33a 支軸
34 可動フィン
34a 支軸
35 円環フレーム
36a 軸受部
36b 軸受部
36c 軸受部
36d 軸受部
37 リンクバー
39 空気吹出口

Claims (5)

  1. 略円形の空気吹出口の内側に、円環フレームを有した回動ルーバーが該円環フレーム内の通風路の通風方向と平行な中心軸の回りで回動可能に配設され、該回動ルーバーの円環フレーム内に、該通風方向と直角方向に複数の可動フィンが該直角方向の支軸により回動可能に軸支され、該支軸を軸に該可動フィンを回動させて該空気吹出口を開閉するレジスタにおいて、
    円環フレーム部を有した可動ベゼルが固定ベゼルの内側に前記中心軸の回りで回動可能に嵌合され、前記回動ルーバーの該円環フレームは該可動ベゼルの該円環フレーム部に対し該中心軸の回りで回動可能に嵌合され、
    該固定ベゼルのフランジ部と該可動ベゼルのフランジ部との間に隙間が設けられるとともに、該隙間に向けて空気流を吹出すための吹出口が該固定ベゼルの内周部に所定の角度間隔で複数個設けられ、
    該可動ベゼルの回動操作に応じて該吹出口を開閉する開閉部が該可動ベゼルの固定ベゼル側外周部に設けられたことを特徴とするレジスタ。
  2. 前記可動ベゼルの円環フレーム部の外周部に、前記開閉部として凸状開閉部が所定の角度間隔をおいて外側に突き出すように突設されたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記固定ベゼルまたは前記可動ベゼルに、ボールプランジャが取り付けられ、該ボールプランジャの先端ボールが相対する該可動ベゼルまたは該固定ベゼルの一部に当接し、該可動ベゼルを回動操作したとき、クリック感が生じるように構成したことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  4. 前記可動ベゼルの円環フレーム部に複数の係止爪部が背面側に突出して設けられ、該係止爪部の外側に外側係止爪が設けられ、該可動ベゼルは該外側係止爪を前記固定ベゼルの内周部に係止させて該固定ベゼルの前面に回動可能に保持されることを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  5. 前記係止爪部の内側に内側係止爪が設けられ、前記回動ルーバーは円環フレームの外周部を該内側係止爪に係止させて前記可動ベゼルの円環フレーム部の内側に回動可能に保持されることを特徴とする請求項4記載のレジスタ。
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