JP2014209446A - 有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法 Download PDF

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啓功 大崎
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裕介 河本
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Abstract

【課題】ロールツーロール方式を用いた製造方法であって、湾曲し難く且つ耐久性に優れた有機EL装置を製造する方法を提供する。
【解決手段】ロールツーロール方式を用い、有機エレクトロルミネッセンス素子が形成された帯状の支持基板21に張力を加えながらその基板を長手方向に搬送する途中で、張力を加えながら搬送される帯状の封止基板5を、前記支持基板21上に貼着する工程を有し、前記支持基板21又は封止基板5の何れか一方の基板が、他方の基板よりも引張弾性率が大きく、前記工程において、前記引張弾性率の小さい基板に、170N/m以下の張力を加え、且つ、前記引張弾性率の大きい基板に、前記引張弾性率の小さい基板に加える張力よりも大きい張力を加える有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法に関する。
以下、有機エレクトロルミネッセンスを「有機EL」と記す。
従来、支持基板と、前記支持基板上に設けられた有機EL素子と、前記有機EL素子上に設けられた封止基板と、を有する有機EL装置が知られている。前記有機EL素子は、第1電極と、第2電極と、前記両電極の間に設けられた有機層と、を有する。
前記有機EL装置の製造方法として、ロールツーロール方式が知られている。
かかるロールツーロール方式を用いた製造方法は、例えば、ロール状に巻かれた帯状の支持基板を繰り出す工程と、帯状の支持基板上に有機EL素子を複数形成する工程と、前記複数の有機EL素子上に、接着層を介して帯状の封止基板を貼着する工程と、前記支持基板と有機EL素子と封止基板を有する帯状の積層体をロール状に巻き取る巻取り工程と、を有する(特許文献1)。
ロールツーロール方式においては、複数の有機EL素子が設けられた帯状の支持基板に張力を加えながらそれを長手方向に搬送する途中で、張力を加えながら搬送されてくる帯状の封止基板を、前記支持基板に重ね合わせて、封止基板を支持基板上に貼り付けることにより、支持基板と有機EL素子と封止基板がこの順で積層された有機EL装置が得られる。
ところで、前記支持基板や封止基板としては、様々な基板が用いられる。例えば、支持基板と封止基板として、互いに引張弾性率が異なる基板が用いられることもある。
しかしながら、ロールツーロール方式を用いて、引張弾性率が異なる基板をそれぞれ張力を加えながら搬送すると、それぞれの基材の変形量が異なる結果、基板の内部応力が増加する。そのため、有機EL素子が損傷したり、或いは、封止基板が剥離するという問題がある。また、得られた有機EL装置が湾曲するおそれがあるので、有機EL装置の保管、運搬及び加工などの取り扱いが煩雑となる。
特開2010−097803
本発明の目的は、ロールツーロール方式を用い、湾曲し難く且つ耐久性に優れた有機EL装置を製造する方法を提供することである。
本発明の第1の有機EL装置の製造方法は、ロールツーロール方式を用い、有機EL素子が形成された帯状の支持基板に張力を加えながらその基板を長手方向に搬送する途中で、張力を加えながら搬送される帯状の封止基板を、前記支持基板の上に貼着する工程を有し、前記支持基板又は封止基板の何れか一方の基板が、他方の基板よりも引張弾性率が大きく、前記工程において、前記引張弾性率の小さい基板に、170N/m以下の張力を加え、且つ、前記引張弾性率の大きい基板に、前記引張弾性率の小さい基板に加える張力よりも大きい張力を加える。
本発明の第2の有機EL装置の製造方法は、ロールツーロール方式を用い、有機エレクトロルミネッセンス素子が形成された帯状の支持基板に張力を加えながらその基板を長手方向に搬送する途中で、張力を加えながら搬送される帯状の封止基板を、前記支持基板上に貼着する工程を有し、前記支持基板又は封止基板の何れか一方の基板が、他方の基板よりも引張弾性率が大きく、前記工程において、前記引張弾性率の小さい基板に、その引張弾性率(GPa)の数値の43倍以下の数値の張力(N/m)を加え、且つ、前記引張弾性率の大きい基板に、前記引張弾性率の小さい基板に加える張力よりも大きい張力を加える。
本発明の好ましい有機EL装置は、前記引張弾性率の大きい基板に加える張力が、200N/m以上である。
本発明の好ましい有機EL装置は、前記支持基板と封止基板の引張弾性率の差が、30GPa以上である。
本発明の好ましい有機EL装置の製造方法は、前記支持基板が、前記引張弾性率の大きい基板であり、前記封止基板が、前記引張弾性率の小さい基板である。
本発明の他の好ましい有機EL装置の製造方法は、前記支持基板が、前記引張弾性率の小さい基板であり、前記封止基板が、前記引張弾性率の大きい基板である。
本発明の好ましい他の有機EL装置の製造方法は、前記引張弾性率の大きい基板が、金属シートを含み、前記引張弾性率の小さい基板が、樹脂シートを含む。
本発明の他の好ましい有機EL装置の製造方法は、前記引張弾性率の大きい基板が、ガラスシートを含み、前記引張弾性率の小さい基板が、樹脂シートを含む。
好ましくは、前記樹脂シートにバリア層が積層されている。
本発明の好ましい有機EL装置は、前記封止基板を、接着層を介して前記支持基板上に貼着する。
本発明の有機EL装置の製造方法によれば、湾曲し難く且つ耐久性に優れた有機EL装置を得ることができる。この有機EL装置は、封止基板が剥がれ難く、又、有機EL素子が損傷し難い。かかる本発明の有機EL装置は、比較的長寿命であり、また、その取り扱いが煩雑となることはない。
本発明の1つの実施形態に係る有機EL装置の平面図。 図1のII−II線で切断した拡大断面図(有機EL装置を厚み方向で切断した拡大断面図)。 本発明の他の実施形態に係る有機EL装置を厚み方向で切断した拡大断面図。 枚葉状の有機EL装置の平面図。 本発明の1つ実施形態に係る製造方法における製造装置の模式図。 図5のVI−VI線断面図。
以下、本発明について、図面を参照しつつ説明する。ただし、各図における厚み及び長さなどの寸法は、実際のものとは異なっていることに留意されたい。
また、本明細書において、用語の頭に、「第1」、「第2」を付す場合があるが、この第1などは、用語を区別するためだけに付加されたものであり、その順序や優劣などの特別な意味を持たない。「帯状」とは、一方向における長さが他方向における長さよりも十分に長い略長方形状を意味する。前記帯状は、例えば、前記一方向における長さが他方向における長さの10倍以上の略長方形状であり、好ましくは30倍以上であり、より好ましくは100倍以上である。「長手方向」は、前記帯状の一方向(帯状の長辺と平行な方向)であり、「短手方向」は、前記帯状の他方向(帯状の短辺と平行な方向)である。「PPP〜QQQ]という表記は、「PPP以上QQQ以下」を意味する。
[有機EL装置の構成]
本発明の有機EL装置1は、図1及び図2に示すように、帯状の支持基板2と、前記帯状の支持基板2の上に設けられた有機EL素子3と、前記有機EL素子3の上に接着層4を介して貼着された帯状の封止基板5と、を有する。前記有機EL素子3は、帯状の支持基板2の長手方向に所要間隔を開けて複数並んで形成されている。
前記有機EL素子3は、端子31aを有する第1電極31と、端子32aを有する第2電極32と、前記両電極31,32の間に設けられた有機層33と、を有する。
前記有機EL素子3は、前記有機層33を基準にして、第1電極31の端子31aが第1側に配設され、且つ、第2電極32の端子32aが第2側に配設されている。前記第1側と第2側は、相反する側であり、第1側は、例えば、前記支持基板2の短手方向の一方側であり、第2側は、前記支持基板2の短手方向の他方側である。
前記帯状の封止基板5は、これらの端子31a,32aを除いて、有機EL素子3の表面を被覆するように、支持基板2の表面上に積層接着されている。
有機EL装置1の層構成は、図2に示すように、帯状の支持基板2と、帯状の支持基板2上に設けられた第1電極31と、第1電極31上に設けられた有機層33と、有機層33上に設けられた第2電極32と、第2電極32上に設けられた封止基板5と、を有する積層構造である。
支持基板2が導電性を有する場合には、電気的な短絡を防止するため、支持基板2と第1電極31の間に絶縁層(図示せず)が設けられる。
前記有機EL素子3は、例えば、平面略長方形状に形成されている。もっとも、有機EL素子3の平面形状は、略長方形状に限られず、例えば、略正方形状又は円形状などに形成されていてもよい。
前記有機EL素子3の有機層33は、発光層を含み、必要に応じて、正孔輸送層及び電子輸送層などの各種機能層を有する。有機層33の層構成は、後述する。
第1電極31の端子31aを形成するため、有機層33は、第1電極31の第1側の端部(端子31a)を除いて、第1電極31の表面上に設けられている。
また、有機層33の表面上には、有機層33の表面を被覆するように第2電極32が設けられている。第2電極32の端部は、第2電極32の端子32aを形成するため、有機層33の端部から第2側に延出されている。
前記第1電極31及び第2電極32の各端子31a,32aは、外部に接続する部分である。第1電極31の端子31aは、第1電極31の露出した表面からなり、第2電極32の端子32aは、第2電極32の露出した表面からなる。
前記封止基板5は、第1電極31及び第2電極32の各端子31a,32aを被覆しないように、有機EL素子3(第2電極32)の表面上に接着層4を介して接着されている。
前記封止基板5は、有機EL素子3に、酸素や水蒸気などが浸入することを防止するための層である。
封止基板5は、前記各端子31a,32aを除いて、有機EL素子3の全体を気密的に覆っている。詳しくは、封止基板5は、各端子31a,32aを除いて、接着層4を介して第2電極32の表面に接着され、さらに、図2に示すように、有機EL素子3の周端面に接着されている。また、封止基板5の周縁部は、支持基板2の表面、第1電極31の表面及び第2電極32の表面にそれぞれ接着されている。
なお、図3に示すように、必要に応じて、封止基板5の裏面に、バリア層59が積層されていてもよい。前記封止基板5の裏面は、有機EL素子3に対面する側の面である。従って、前記バリア層59は、封止基板5と第2電極32の間に介在されている。
また、図2に示す例では、封止基板5は有機EL素子3の周端面にまで接着されているが、例えば、図3に示すように、封止基板5が有機EL素子3の周端面を覆わずに接着されていてもよい(この場合、封止基板5は有機EL素子3の表面側のみに接着されている)。
前記帯状の有機EL装置1は、使用時に、隣接する有機EL素子3の境界部において適宜切断される。図1に、切断箇所を矢印で示している。帯状の有機EL装置1を、前記のように加工することにより、図4に示すような、枚葉状の有機EL装置10が得られる。
前記有機EL装置1,10は、その1つ又は複数を組み合わせて、照明装置や画像表示装置などの発光パネルとして利用できる。
以下、有機EL装置の形成材料及び製造方法などを具体的に説明する。
[支持基板及び封止基板]
前記帯状の支持基板及び帯状の封止基板は、いずれもフレキシブルなシート状物である。前記帯状の支持基板及び封止基板の長さ(長手方向の長さ)は、それぞれ特に限定されないが、例えば、10m〜1000mである。また、前記支持基板の幅(短手方向の長さ)も特に限定されないが、例えば、10mm〜300mmであり、好ましくは10mm〜100mmである。なお、図1に示す有機EL装置1は、支持基板2の短手方向の両側に端子31a,32aが配置されているので、前記封止基板5の幅は、支持基板2の幅よりも少し小さい。
前記支持基板及び封止基板は、両方の基板が不透明でないことを条件として、何れか一方の基板が透明で且つ他方の基板が不透明でもよく、或いは、両方の基板が透明でもよい。なお、前記透明は、無色透明又は有色透明を意味する。前記透明の指標としては、例えば、全光線透過率70%以上、好ましくは80%以上が例示できる。ただし、前記全光線透過率は、JIS K7105(プラスチックの光学的特性試験方法)に準拠した測定法によって測定される。ボトムエミッション型の有機EL装置を形成する場合には、透明な支持基板が用いられ、トップエミッション型の有機EL装置を形成する場合には、透明な封止基板が用いられる。
本発明においては、支持基板及び封止基板は、互いに引張弾性率が異なる基板であることを条件として、その材質及び厚みなどは特に限定されない。
例えば、支持基板が、封止基板よりも引張弾性率の大きい基板でもよい(この場合、封止基板は引張弾性率の小さい基板である)。或いは、支持基板が、封止基板よりも引張弾性率の小さい基板でもよい(この場合、封止基板は引張弾性率の大きい基板である)。
以下、本明細書において、引張弾性率の大きい基板を「大弾性基板」と記し、その大弾性基板よりも引張弾性率の小さい基板を「小弾性基板」と記す場合がある。
前記大弾性基板の引張弾性率は、例えば、前記小弾性基板の引張弾性率の3倍〜4000倍であり、好ましくは5倍〜300倍であり、より好ましくは10倍〜100倍である。
また、前記大弾性基板の引張弾性率は、特に限定されないが、例えば、30GPa〜400GPaであり、好ましくは40GPa〜350GPaであり、より好ましくは50GPa〜300GPaである。
前記小弾性基板の引張弾性率は、特に限定されないが、例えば、0.1GPa〜30GPaであり、好ましくは1GPa〜20GPaであり、より好ましくは2GPa〜10GPaである。
前記大弾性基板の引張弾性率と小弾性基板の引張弾性率の差(大弾性基板−小弾性基板)は、特に限定されないが、例えば、30GPa以上であり、好ましくは50GPa以上であり、より好ましくは120GPa以上である。
ただし、前記引張弾性率は、例えば、金属材料の基板についてはJIS Z 2280(金属材料のヤング率の試験方法)に準じて測定でき、樹脂材料の基板についてはJIS K 7127(プラスチックの引張特性の試験方法)に準じて測定できる。
前記支持基板及び封止基板としては、例えば、金属シート、樹脂シート、ガラスシート、セラミックシート、金属シート又はガラスシートなどに樹脂層が積層された積層シートなどを適宜選択して用いることができる。なお、本明細書において、シートとは、一般にフィルムと呼ばれるものを含む。
前記金属シートは、特に限定されないが、例えば、ステンレス、銅、チタン、アルミニウム、合金などからなるフレキシブルな薄板が挙げられる。前記金属シートの厚みは、例えば、10μm〜100μmである。
前記樹脂シートは、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル系樹脂;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のα−オレフィンをモノマー成分とするオレフィン系樹脂;ポリ塩化ビニル(PVC);酢酸ビニル系樹脂;ポリカーボネート(PC);ポリフェニレンスルフィド(PPS);ポリアミド(ナイロン)、全芳香族ポリアミド(アラミド)等のアミド系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)などからなるフレキシブルな合成樹脂シートが挙げられる。前記樹脂シートの厚みは、特に限定されないが、例えば、10μm〜200μmである。
なお、一般に、金属シート、樹脂シート及びガラスシートの各引張弾性率は、金属シートの引張弾性率>ガラスシートの引張弾性率>樹脂シートの引張弾性率、である。
また、駆動時に有機EL装置の温度上昇を防止するため、前記支持基板及び封止基板は、放熱性に優れていることが好ましい。また、有機EL素子に酸素や水蒸気が浸入することを防止するため、前記支持基板及び封止基板は、ガス及び水蒸気バリア性を有することが好ましい。このようなバリア性を付与するため、前記樹脂シートの少なくとも一方面に前記バリア層が積層されていてもよい。前記バリア層の形成材料は、特に限定されないが、金属酸化物膜、酸化窒化膜、窒化膜、酸化炭化窒化膜などが挙げられる。前記金属酸化物としては、例えば、MgO、SiO、Si、Al、GeO、TiOなどが挙げられる。前記バリア層は、酸化炭化窒化ケイ素膜(SiOCN)、酸化窒化ケイ素膜(SiON)、窒化ケイ素膜(SiN)が好ましい。前記バリア層の厚みは、特に限定されないが、例えば、50nm〜10μmである。
なお、支持基板及び封止基板として、導電性基板(金属シートなど)を用いる場合には、対面する電極に対して絶縁するため、前記支持基板の表面又は封止基板の裏面に絶縁層が設けられる。
1つの好ましい実施形態では、前記支持基板として、ステンレス薄板などの金属シート(上述のように、表面に絶縁層が設けられた金属シート)が用いられ、前記封止基板として、ポリエチレンテレフタレートシートなどの樹脂シート(好ましくは、バリア層が積層されている樹脂シート)、又は、両面に合成樹脂層が設けられているガラス板などのガラスシートが用いられる。
他の好ましい実施形態では、前記支持基板として、ポリエチレンテレフタレートシートなどの樹脂シート(好ましくは、バリア層が積層されている樹脂シート)、又は、両面に合成樹脂層が設けられているガラス板などのガラスシートが用いられ、封止基板として、ステンレス薄板などの金属シート(上述のように、裏面に絶縁層が設けられた金属シート)が用いられる。
前記金属シート及び樹脂シートには、それらのシートに所望の機能を付与するため、任意の層が積層されていてもよい。
[第1電極、有機層及び第2電極を有する有機EL素子]
前記第1電極は、例えば、陽極である。
前記第1電極(陽極)の形成材料は、特に限定されないが、例えば、インジウム錫酸化物(ITO);酸化珪素を含むインジウム錫酸化物(ITSO);アルミニウム;金;白金;ニッケル;タングステン;銅;合金;などが挙げられる。ボトムエミッション型の有機EL装置を形成する場合には、透明な第1電極が用いられる。
第1電極の厚みは、特に限定されないが、通常、0.01μm〜1.0μmである。
有機層は、少なくとも2つの層からなる積層構造である。有機層の構造としては、例えば、(A)正孔輸送層、発光層及び電子輸送層の、3つの層からなる構造、(B)正孔輸送層及び発光層の、2つの層からなる構造、(C)発光層及び電子輸送層、の2つの層からなる構造、などが挙げられる。
前記(B)の有機層は、発光層が電子輸送層を兼用している。前記(C)の有機層は、発光層が正孔輸送層を兼用している。
本発明に用いられる有機層は、前記(A)〜(C)の何れの構造であってもよい。
以下、前記(A)の構造を有する有機層について説明する。
正孔輸送層は、第1電極の表面に設けられる。もっとも、有機EL素子の発光効率を低下させないことを条件として、第1電極と正孔輸送層の間にこれら以外の任意の機能層が介在されていてもよい。
例えば、正孔注入層が、第1電極の表面に設けられ、その正孔注入層の表面に正孔輸送層が設けられていてもよい。正孔注入層は、陽極層から正孔輸送層へ正孔の注入を補助する機能を有する層である。
正孔輸送層の形成材料は、正孔輸送機能を有する材料であれば特に限定されない。正孔輸送層の形成材料としては、4,4’,4”−トリス(カルバゾール−9−イル)−トリフェニルアミン(略称:TcTa)などの芳香族アミン化合物;1,3−ビス(N−カルバゾリル)ベンゼンなどのカルバゾール誘導体;N,N’−ビス(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ビス(フェニル)−9,9’−スピロビスフルオレン(略称:Spiro−NPB)などのスピロ化合物;高分子化合物;などが挙げられる。正孔輸送層の形成材料は、1種単独で又は2種以上を併用してもよい。また、正孔輸送層は、2層以上の多層構造であってもよい。
正孔輸送層の厚みは、特に限定されないが、駆動電圧を下げるという観点から、1nm〜500nmが好ましい。
発光層は、正孔輸送層の表面に設けられる。
発光層の形成材料は、発光性を有する材料であれば特に限定されない。発光層の形成材料としては、例えば、低分子蛍光発光材料、低分子燐光発光材料などの低分子発光材料を用いることができる。
低分子発光材料としては、例えば、4,4’−ビス(2,2’−ジフェニルビニル)−ビフェニル(略称:DPVBi)などの芳香族ジメチリデン化合物;5−メチル−2−[2−[4−(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)フェニル]ビニル]ベンゾオキサゾールなどのオキサジアゾール化合物;3−(4−ビフェニルイル)−4−フェニル−5−t−ブチルフェニル−1,2,4−トリアゾールなどのトリアゾール誘導体;1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼンなどのスチリルベンゼン化合物;ベンゾキノン誘導体;ナフトキノン誘導体;アントラキノン誘導体;フルオレノン誘導体;アゾメチン亜鉛錯体、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq)などの有機金属錯体;などが挙げられる。
また、発光層の形成材料として、ホスト材料中に発光性のドーパント材料をドープしたものを用いてもよい。
前記ホスト材料としては、例えば、上述の低分子発光材料を用いることができ、これ以外に、1,3,5−トリス(カルバゾ−9−イル)ベンゼン(略称:TCP)、1,3−ビス(N−カルバゾリル)ベンゼン(略称:mCP)、2,6−ビス(N−カルバゾリル)ピリジン、9,9−ジ(4−ジカルバゾール−ベンジル)フルオレン(略称:CPF)、4,4’−ビス(カルバゾール−9−イル)−9,9−ジメチル−フルオレン(略称:DMFL−CBP)などのカルバゾール誘導体などを用いることができる。
前記ドーパント材料としては、例えば、スチリル誘導体;ペリレン誘導体;トリス(2−フェニルピリジル)イリジウム(III)(Ir(ppy))、トリス(1−フェニルイソキノリン)イリジウム(III)(Ir(piq))、ビス(1−フェニルイソキノリン)(アセチルアセトナト)イリジウム(III)(略称:Ir(piq)(acac))などの有機イリジウム錯体などの燐光発光性金属錯体;などを用いることができる。
さらに、発光層の形成材料には、上述の正孔輸送層の形成材料、後述の電子輸送層の形成材料、各種添加剤などが含まれていてもよい。
発光層の厚みは、特に限定されないが、例えば、2nm〜500nmが好ましい。
電子輸送層は、発光層の表面に設けられる。もっとも、有機EL素子の発光効率を低下させないことを条件として、第2電極と電子輸送層の間にこれら以外の任意の機能層が介在されていてもよい。
例えば、電子注入層が、電子輸送層の表面に設けられ、電子注入層の表面に、第2電極が設けられていてもよい。電子注入層は、前記第2電極から電子輸送層へ電子の注入を補助する機能を有する層である。
電子輸送層の形成材料は、電子輸送機能を有する材料であれば特に限定されない。電子輸送層の形成材料としては、例えば、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(4−フェニルフェノラト)アルミニウム(略称:BAlq)などの金属錯体;2,7−ビス[2−(2,2’−ビピリジン−6−イル)−1,3,4−オキサジアゾ−5−イル]−9,9−ジメチルフルオレン(略称:Bpy−FOXD)、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(略称:PBD)、1,3−ビス[5−(p−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン(略称:OXD−7)、2,2’,2’'−(1,3,5−フェニレン)−トリス(1−フェニル−1H−ベンズイミダゾール)(略称:TPBi)などの複素芳香族化合物;ポリ(2,5−ピリジン−ジイル)(略称:PPy)などの高分子化合物;などが挙げられる。電子輸送層の形成材料は、1種単独で又は2種以上を併用してもよい。また、電子輸送層は、2層以上の多層構造であってもよい。
電子輸送層の厚みは、特に限定されないが、駆動電圧を下げるという観点から、1nm〜500nmが好ましい。
第2電極は、例えば、陰極である。
前記第2電極の形成材料は、特に限定されないが、トップエミッション型の有機EL素子を形成する場合には、透明な第2電極が用いられる。透明及び導電性を有する第2電極の形成材料としては、インジウム錫酸化物(ITO);酸化珪素を含むインジウム錫酸化物(ITSO);アルミニウムなどの導電性金属を添加した酸化亜鉛(ZnO:Al);マグネシウム−銀合金などが挙げられる。第2電極の厚みは、特に限定されないが、通常、0.01μm〜1.0μmである。
[有機EL装置の製造方法]
本発明の有機EL装置の製造方法は、帯状の支持基板に複数の有機EL素子を形成する素子形成工程と、前記複数の有機EL素子を含んで前記帯状の支持基板の上に、フレキシブルな帯状の封止基板を貼着する積層工程と、前記帯状の支持基板と有機EL素子と封止基板を有する帯状の積層体をロール状に巻き取る巻取り工程と、を有する。
有機EL装置の製造方法においては、少なくとも上記積層工程がロールツーロール方式を用いて行われるが、素子形成工程及び積層工程が一連にロールツーロール方式を用いて行われてもよい。
(素子形成工程)
有機EL素子の形成工程は、従来と同様にして行われる。
簡単に説明すると、ロール状に巻かれた帯状の支持基板を繰り出し、支持基板を、必要に応じて洗浄槽にて洗浄し乾燥する。洗浄乾燥後、その支持基板の表面上に第1電極を形成する。
第1電極の形成方法は、その形成材料に応じて最適な方法を採用できるが、スパッタ法、蒸着法、インクジェット法などが挙げられる。例えば、金属によって陽極を形成する場合には、蒸着法が用いられる。なお、予め第1電極がパターニングされた支持基板を用いてもよい。予め第1電極が形成された支持基板を用いる場合には、それを繰り出し、洗浄乾燥する。
前記第1電極の表面上に、その端子を除いて、有機層を形成する。前記第1電極の表面に、例えば、正孔輸送層、発光層及び電子輸送層を順に形成することによって、有機層を形成できる。正孔輸送層及び電子輸送層の形成方法は、その形成材料に応じて最適な方法を採用できるが、例えば、スパッタ法、蒸着法、インクジェット法、コート法などが挙げられる。発光層の形成方法は、その形成材料に応じて最適な方法を採用できるが、通常、蒸着法によって形成される。
続いて、有機層の表面に、第2電極を形成する。第2電極は、第1電極の端子に重ならないように形成される。第2電極の形成方法は、その形成材料に応じて最適な方法を採用できるが、例えば、スパッタ法、蒸着法、インクジェット法などが挙げられる。
このようにして帯状の支持基板の長手方向に、所要間隔を開けて複数の有機EL素子を順に形成していく。なお、必要に応じて、第2電極の表面にバリア層を設けてもよい。
前記複数の有機EL素子の間隔は、特に限定されず、適宜設定できる。例えば、前記間隔は、0.5mm〜5mmである。
得られた有機EL素子が形成された支持基板(以下、素子形成済み支持基板という)は、必要に応じて、有機EL素子を外側にしてロール状に巻き取られる。
(積層工程)
積層工程は、前記帯状の素子形成済み支持基板に張力を加えながらその基板を長手方向に搬送する途中で、張力を加えながら搬送される帯状の封止基板を、前記基板の上に貼着する工程である。
図5において、前記素子形成済み支持基板21は、ローラ61に巻かれている。このローラ61には駆動モーター(図示せず)が備えられ、前記駆動用モーターにより素子形成済み支持基板21が搬送される。この素子形成済み支持基板21をローラ61から繰り出し、それをラインの長手方向に搬送する。ラインの途中には、封止基板5を素子形成済み支持基板21上に貼着ながら押圧する積層用ニップローラ62,62が設けられている。素子形成済み支持基板21は、封止基板5と共に積層用ニップローラ62,62の間を通過する。
また、ローラ61と積層用ニップローラ62の間には、搬送される素子形成済み支持基板21の張力を検知するセンサ63を備える第1張力検出ローラ64が設けられている。第1張力検出ローラ64によって、封止基板5が積層されるときの、素子形成済み支持基板21に加わっている張力が検知される。前記第1張力検出ローラ64による張力検出値は、制御部(図示せず)に送られる。制御部は、素子形成済み支持基板21に加わる張力が略設定値となるように、前記ローラ61に具備されたモーターの回転速度を調整する。
また、封止基板5は、ローラ71に巻かれている。このローラ71には駆動モーター(図示せず)が備えられ、前記駆動用モーターにより封止基板が積層用ニップローラ62へと搬送される。
前記積層用ニップローラ62に導入される前の封止基板5の裏面には、それを素子形成済み支持基板21に接着させるための、未硬化の接着層52が設けられている。
本実施形態では、封止基板5の裏面に予め未硬化の接着層52が塗布され、且つ、それがセパレータ53に仮貼付されたセパレータ付き封止基板51が用いられている。
従って、本実施形態では、封止基板5、未硬化の接着層52及びセパレータ53からなるセパレータ付き封止基板51が、前記ローラ71に巻かれている。
図6は、前記セパレータ付き封止基板51の断面図である。図6において、封止基板5の裏面には、未硬化の接着層52が塗布されている。なお、前記封止基板5には、バリア層が積層されていてもよい(図6に不図示)。前記未硬化の接着層52を帯状のセパレータ53に仮貼付することにより、セパレータ53、接着層52及び封止基板5が積層されたセパレータ付き封止基板51が構成されている。セパレータ53としては、未硬化の接着層52と容易に剥離するように、表面に離型処理が施された帯状のシート状物が用いられる。
前記接着層52を構成する接着剤は、熱硬化型又は光硬化型の接着剤を用いることができる。前記熱硬化型の接着剤としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂などを主成分とする接着剤が挙げられる。前記光硬化型の接着剤としては、代表的には、紫外線硬化型の接着剤を用いることができる。紫外線硬化型の接着剤としては、紫外線硬化性アクリル樹脂、紫外線硬化性ウレタンアクリレート樹脂、紫外線硬化性ポリエステルアクリレート樹脂、紫外線硬化性ポリウレタン樹脂、紫外線硬化性エポキシアクリレート樹脂、紫外線硬化性イミドアクリレート樹脂などを主成分とする接着剤が挙げられる。前記接着層の厚みは、例えば、5μm〜100μmである。
前記ローラ71からセパレータ付き封止基板51を繰り出す。それを積層用ニップローラ62に導入する前に、そのセパレータ付き封止基板51からセパレータ53のみを反転ローラ79にて反転させて引き剥がす。剥がされたセパレータ53は、回収ローラ72に回収される。セパレータ53の引き剥がしにより、封止基板5に設けられた未硬化の接着層52が露出する。
また、反転ローラ79と積層用ニップローラ62の間には、搬送される封止基板5の張力を検知するセンサ73を備える第2張力検出ローラ74が設けられている。第2張力検出ローラ74によって、素子形成済み支持基板21に積層するときの、封止基板5に加わっている張力が検知される。前記第2張力検出ローラ74による張力検出値は、制御部(図示せず)に送られる。制御部は、封止基板5に加わる張力が略設定値となるように、前記ローラ71に具備されたモーターの回転速度を調整する。
張力を加えながらそれぞれ搬送される素子形成済み支持基板21と封止基板5が、前記積層用ニップローラ62,62の間に導入されることにより、封止基板5の裏面が未硬化の接着層52を介して素子形成済み支持基板21に貼着される。
積層工程においては、小弾性基板に170N/m以下の張力を加え、且つ、大弾性基板に、前記小弾性基板に加える張力よりも大きい張力を加えながら、それぞれの基板を搬送する。
例えば、前記支持基板2として、前記封止基板5よりも引張弾性率の大きい基板が用いられている場合(このように支持基板2が大弾性基板である場合、封止基板5は小弾性基板である)、前記素子形成済み支持基板21に加えられる張力は、封止基板5に加えられる張力よりも大きくなるように設定され、且つ、前記封止基板5に加えられる張力は、170N/m以下に設定される。
他方、前記支持基板2として、前記封止基板5よりも引張弾性率の小さい基板が用いられている場合(このように支持基板2が小弾性基板である場合、封止基板5は大弾性基板である)、前記素子形成済み支持基板21に加えられる張力は、170N/m以下に設定され、且つ、封止基板2に加えられる張力は、前記素子形成済み支持基板21に加えられる張力よりも大きくなるように設定される。
好ましくは、前記小弾性基板に加える張力は、160N/m以下に設定され、より好ましくは、150N/m以下に設定され、特に好ましくは、120N/m以下に設定される。小弾性基板に加える張力の下限は、特に限定されず、理論上、零を超え、好ましくは5N/m以上である。
また、前記小弾性基板に加える張力は、小弾性基板の引張弾性率(GPa)の数値の43倍以下の数値の張力(N/m)を加えることが好ましく、さらに、その弾性率の数値の30倍以下の数値の張力を加えることがより好ましく、28倍以下の数値の張力を加えることが特に好ましい。例えば、小弾性基板の引張弾性率が4GPaである場合、小弾性基板に加える張力は、上述のように約170N/m以下(4×43倍以下)である。
他方、前記大弾性基板に加える張力は、小弾性基板に加える張力よりも大きいことを条件として、特に限定されない。好ましくは、前記大弾性基板に加える張力は、200N/m以上であり、より好ましくは、230N/m以上であり、特に好ましくは、250N/m以上である。前記大弾性基板に加える張力の上限は、特に限定されず、理論上、その基板が破断しないまであり、例えば、1500N/m以下である。
なお、素子形成済み支持基板21に加わる張力は、上述のように第1張力検出ローラ64によって検知され、その張力は、前記ローラ64と積層用ニップローラ62との間の張力に相当する。封止基板5に加わる張力は、上述のように第2張力検出ローラ74によって検知され、その張力は、前記ローラ74と積層用ニップローラ62との間の張力に相当する。
積層用ニップローラ62の下流側には、前記接着層52を硬化させるため、接着剤硬化装置78が設けられている。前記接着剤硬化装置78は、接着層を構成する接着剤の種類に応じて、適宜選定される。接着剤が熱硬化型である場合には、前記硬化装置78として加熱装置が用いられる。接着剤が光硬化型である場合には、前記硬化装置78として紫外線照射装置などの光照射装置が用いられる。
接着層を硬化させることにより、図1に示すような、帯状の有機EL装置1が得られる。
(巻取り工程)
前記帯状の有機EL装置1は、ローラ65に巻き取られる。
本発明の製造方法によれば、大弾性基板を大きな力で引っ張り且つ小弾性基板をこれよりも小さい170N/m以下で引っ張りながら両基板を積層接着している。このため、両基板(支持基板及び封止基板)の歪み差が大きくならず、前記張力を解除された後の、両基板の内部応力が比較的小さくなると考えられる。よって、前記製法で得られた有機EL装置は、湾曲し難く、ほぼ平坦状態に保たれる。
かかる有機EL装置は、封止基板が剥がれ難く、又、有機EL素子が損傷し難い。このような有機EL装置は、比較的長期間発光しうる。
[有機EL装置の製造方法の他の実施形態]
本発明の製造方法は、上記実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で様々に設計変更できる。
上記実施形態の製造方法においては、前記素子形成済み支持基板を一旦巻き取った後、その支持基板を再び繰り出して積層工程を行っているが、これに限定されない。例えば、素子形成工程後、(素子形成済み支持基板を巻き取らず)引き続いて積層工程を行ってもよい(図示せず)。
さらに、上記実施形態の製造方法においては、セパレータ付き封止基板が用いられているが、セパレータに仮貼付されていない封止基板を用いてもよい。この場合、封止基板に予め未硬化の接着層が塗布されていると、ロール状に巻き取られた封止基板がブロッキングする。このため、封止基板のみをローラに巻き、封止基板を積層用ニップローラに導入する直前で、その封止基板の裏面に未硬化の接着剤を塗布することが好ましい。
また、上記実施形態の製造方法においては、接着層を硬化させた後に帯状の有機EL装置を巻き取っているが、これに変えて、接着層の硬化前に有機EL装置を巻き取った後、その未硬化の接着層を硬化させてもよい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明をさらに詳述する。ただし、本発明は、下記実施例に限定されるわけではない。
[使用した基板]
(A)金属シート含有基板
金属シート含有基板として、厚み50μmのSUS304箔(東洋製箔(株)製)の上に、厚み3μmの絶縁層を積層したものを用いた。前記絶縁層は、アクリル樹脂(JSR(株)製、商品名「JEM−477」)を用い、その樹脂を前記ステンレス箔の一方面に塗布することによって形成した。
(B)金属シート基板
金属シート基板として、厚み50μmのSUS304箔(東洋製箔(株)製)をそのまま用いた。
(C)ガラスシート含有基板
シリコーン処理の施された2枚の剥離フィルム間に、下記化学式で表されるエポキシ系樹脂(式(1):式(2)=50:50(重量比))を主成分とする樹脂組成物を挟み込み、50μm間隔に固定された金属ロールの間に通して、厚み30μmのエポキシ系樹脂層を含む積層体を得た。次に、紫外線照射装置(コンベア速度:2.5m/分)を用いて、前記積層体の一方の側から、紫外線を照射(照射エネルギー:250mJ/cm)し、エポキシ系樹脂層を半硬化させて半硬化層を形成した。次に、一方の剥離フィルムを除去し、ラミネータを用いて、前記積層体の半硬化層を無機ガラス(松浪硝子工業(株)製の硼珪酸ガラス、厚み:30μm)の一方の面に貼着した。前記無機ガラスのもう一方の面についても同様の操作を行い、前記半硬化層を貼着した。次いで、残っていた剥離フィルムを取り除いた後、紫外線を再照射(照射エネルギー:5000mJ/cm以上)した。その後、130℃以上で加熱処理を10分以上施し、前記無機ガラスの両面の半硬化層を完全硬化させた。このようにして、10μmの樹脂層/30μmの無機ガラス/10μmの樹脂層の積層構造を有するガラス含有基板を得た。
Figure 2014209446
(D)樹脂シート含有基板
樹脂シート含有基板として、厚み50μmのポリエチレンナフタレートフィルム(帝人・デュポン社製)の一方面上に、スパッタ法によって厚み0.3μmのSiO層(バリア層)を積層したものを用いた。なお、この樹脂シート含有基板を、封止基板として用いる場合には、後述するように、前記バリア層上に接着層を設けた。
[基板の引張弾性率]
前記金属シート含有基板、金属シート基板、ガラスシート含有基板、及び樹脂シート含有基板の引張弾性率を表1に示す。
なお、金属シート含有基板及び金属シート基板の引張弾性率は、JIS Z 2280(金属材料のヤング率の試験方法)に準じて測定し、ガラスシート含有基板及び樹脂シート含有基板の引張弾性率は、JIS K 7127(プラスチックの引張特性の試験方法)に準じて測定した。
Figure 2014209446
[実施例1]
実施例1では、支持基板として、上記金属シート含有基板を用い、封止基板として、上記樹脂シート含有基板を用いた。なお、表1の通り、金属シート含有基板の引張弾性率は、樹脂シート含有基板のそれよりも大きい。従って、実施例1では、支持基板が、大弾性基板であり、封止基板が、小弾性基板である。
(素子形成工程)
ロール状に巻かれた帯状の金属シート含有基板(幅40mm、長さ100m)を繰り出し、前記金属シート含有基板の絶縁層上に、第1電極として厚み100nmのAl層、有機層のうち、正孔注入層として厚み10nmのHAT−CN(1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレンヘキサカルボニトリル)層、正孔輸送層として厚み50nmのNPB層、発光層及び電子輸送層として厚み45nmのAlq層、電子注入層として厚み0.5nmのLiF層をこの順に加熱蒸着した後、第2電極として、厚み5/15nmのMg/Ag層を共蒸着し、さらに、スパッタリングによって厚み50nmのITO層を成膜することにより、素子形成済み支持基板を作製した。その素子形成済み基板をロール状に巻き取った。
(積層工程及び巻取り工程)
積層工程では、図5に示すような貼付け装置を用いた。
封止基板として、バリア層上に厚み10μmの未硬化のエポキシ系熱硬化型接着剤層(未硬化の接着層)が設けられ且つその層の上にセパレータが設けられた帯状の樹脂シート含有基板(幅35mm、長さ100m)を用いた。
前記素子形成済み支持基板をローラ61から繰り出し、積層用ニップローラ62,62間に搬送した。他方、前記封止基板をローラ71から繰り出し、途中でセパレータを剥がしながら、未硬化の接着層を有する封止基板を積層用ニップローラ62,62間に搬送した。
前記積層用ニップローラ62,62に導入する前の前記素子形成済み支持基板と前記封止基板の張力をそれぞれ250N/m、60N/mに設定した。ニップローラ62,62間において、前記封止基板を、前記未硬化の接着層を介して前記素子形成済み支持基板に貼着した後、それを加熱して接着層を熱硬化させた。
このようにして帯状のトップエミッション型の有機EL装置を作製した後、それをローラ65で巻き取った。
[実施例2乃至6、比較例1乃至6]
素子形成済み支持基板に加える張力及び封止基板に加える張力を、それぞれ表2に示す値に設定したこと以外は、実施例1と同様にして、有機EL装置を作製した。
[実施例7乃至12、比較例7乃至12]
支持基板として、ガラスシート含有基板を用いたこと、及び、各張力を表3に示す値に設定したこと以外は、実施例1と同様にして、有機EL装置を作製した。
Figure 2014209446
Figure 2014209446
[実施例13]
実施例13では、支持基板として、上記樹脂シート含有基板を用い、封止基板として、上記金属シート含有基板を用いた。なお、表1の通り、樹脂シート含有基板の引張弾性率は、金属シート含有基板のそれよりも小さい。従って、実施例13では、支持基板が、小弾性基板であり、封止基板が、大弾性基板である。
(素子形成工程)
ロール状に巻かれた帯状の樹脂シート含有基板(幅40mm、長さ100m)を繰り出し、前記樹脂シート含有基板のバリア層上に、第1電極として厚み100nmのITOをスパッタリング法にて製膜した。この第1電極の上に、有機層のうち、正孔注入層として厚み10nmのHAT−CN(1,4,5,8,9,12−ヘキサアザトリフェニレンヘキサカルボニトリル)層、正孔輸送層として厚み50nmのNPB層、発光層及び電子輸送層として厚み45nmのAlq層、電子注入層として厚み0.5nmのLiF層、第2電極として、厚み100nmのAl層をこの順に加熱蒸着することにより、素子形成済み支持基板を作製した。その素子形成済み基板をロール状に巻き取った。
(積層工程及び巻取り工程)
積層工程では、図5に示すような貼付け装置を用いた。
封止基板として、裏面に厚み10μmの未硬化のエポキシ系熱硬化型接着剤層(未硬化の接着層)が設けられ且つその層の上にセパレータが設けられた帯状の金属シート基板(幅35mm、長さ100m)を用いた。
前記素子形成済み支持基板をローラ61から繰り出し、積層用ニップローラ62,62間に搬送した。他方、前記封止基板をローラ71から繰り出し、途中でセパレータを剥がしながら、未硬化の接着層を有する封止基板を積層用ニップローラ62,62間に搬送した。
前記積層用ニップローラ62,62に導入する前の前記素子形成済み支持基板と前記封止基板の張力をそれぞれ60N/m、250N/mに設定した。ニップローラ62,62間において、前記封止基板を、前記未硬化の接着層を介して前記素子形成済み支持基板に貼着した後、それを加熱して接着層を熱硬化させた。
このようにして帯状のボトムエミッション型の有機EL装置を作製した後、それをローラ65で巻き取った。
[実施例14乃至18、比較例13乃至18]
素子形成済み支持基板に加える張力及び封止基板に加える張力を、それぞれ表4に示す値に設定したこと以外は、実施例13と同様にして、有機EL装置を作製した。
[実施例19乃至24、比較例19乃至24]
封止基板として、ガラスシート含有基板を用いたこと、及び、各張力を表5に示す値に設定したこと以外は、実施例13と同様にして、有機EL装置を作製した。
Figure 2014209446
Figure 2014209446
[有機ELパネルの評価]
上記実施例1乃至24及び比較例1乃至24で得られた帯状の有機EL装置をそれぞれ、大気雰囲気下で、隣接する有機EL素子の境界部で切断することによって、有機ELパネル(長さ100mm、幅40mm)を得た。得られた各実施例及び各比較例の有機ELパネルについて、下記に示す輝度半減寿命を測定した。それらの結果を各表に示す。
[輝度半減寿命の測定]
輝度半減寿命は、各有機ELパネルの初期輝度が1000cd/mとなるように印加電圧を決定し、その電流値において、パネルの輝度が初期から半減するまでの時間を計測した。実施例2乃至12及び比較例1乃至12のトップエミッション型の有機ELパネルの輝度半減寿命の値は、実施例1の有機ELパネルの輝度半減寿命を100としたときの相対値とした。また、実施例14乃至24及び比較例13乃至24のボトムエミッション型の有機ELパネルの輝度半減寿命の値は、実施例13の有機ELパネルの輝度半減寿命を100としたときの相対値とした。
実施例1乃至12は、封止基板が小弾性基板で且つ支持基板が大弾性基板であり、実施例13乃至24は、支持基板が小弾性基板で且つ封止基板が大弾性基板である。そして、小弾性基板に加える張力を150N/m以下に設定した実施例1乃至24の有機ELパネルは、小弾性基板に加える張力を180N/m以上に設定した比較例1乃至24の有機ELパネルに比べ、輝度半減寿命が長いことが分かる。これは、支持基板に封止基板を貼着した後に発生する、基板の内部応力が小さかったためと推定される。
また、実施例及び比較例の結果から、小弾性基板に加える張力を概ね170N/m以下に設定することにより、本願の効果を奏する有機EL装置を得ることができると推定される。
なお、各実施例で使用した小弾性基板の引張弾性率は、いずれも6GPaであり、これらに加えた張力は150N/m以下なので、各小弾性基板には、その引張弾性率の数値の25倍以下の張力が加えられていた(150÷6)。引張弾性率が6GPaの小弾性基板に加える張力を、その弾性率の数値の概ね28倍以下に設定することにより、本願の効果を奏する有機EL装置を得ることができると推定される。
本発明の有機EL装置は、例えば、照明装置、画像表示装置などとして利用できる。
1,10…有機EL装置、2…支持基板、3…有機EL素子、4…接着層、5…封止基板、59…バリア層

Claims (10)

  1. 有機エレクトロルミネッセンス素子が形成された帯状の支持基板に張力を加えながらその基板を長手方向に搬送する途中で、張力を加えながら搬送される帯状の封止基板を、前記支持基板上に貼着する工程を有し、
    前記支持基板又は封止基板の何れか一方の基板が、他方の基板よりも引張弾性率が大きく、
    前記工程において、前記引張弾性率の小さい基板に、170N/m以下の張力を加え、且つ、前記引張弾性率の大きい基板に、前記引張弾性率の小さい基板に加える張力よりも大きい張力を加える、ロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  2. 有機エレクトロルミネッセンス素子が形成された帯状の支持基板に張力を加えながらその基板を長手方向に搬送する途中で、張力を加えながら搬送される帯状の封止基板を、前記支持基板上に貼着する工程を有し、
    前記支持基板又は封止基板の何れか一方の基板が、他方の基板よりも引張弾性率が大きく、
    前記工程において、前記引張弾性率の小さい基板に、その引張弾性率(GPa)の数値の43倍以下の数値の張力(N/m)を加え、且つ、前記引張弾性率の大きい基板に、前記引張弾性率の小さい基板に加える張力よりも大きい張力を加える、ロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  3. 前記引張弾性率の大きい基板に加える張力が、200N/m以上である、請求項1または2に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  4. 前記支持基板と封止基板の引張弾性率の差が、30GPa以上である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  5. 前記支持基板が、前記引張弾性率の大きい基板であり、前記封止基板が、前記引張弾性率の小さい基板である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  6. 前記支持基板が、前記引張弾性率の小さい基板であり、前記封止基板が、前記引張弾性率の大きい基板である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  7. 前記引張弾性率の大きい基板が、金属シートを含み、前記引張弾性率の小さい基板が、樹脂シートを含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  8. 前記引張弾性率の大きい基板が、ガラスシートを含み、前記引張弾性率の小さい基板が、樹脂シートを含む、請求項1乃至6の何れか一項に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  9. 前記樹脂シートにバリア層が積層されている、請求項7または8に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
  10. 前記封止基板を、接着層を介して前記支持基板上に貼着する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のロールツーロール方式を用いた有機エレクトロルミネッセンス装置の製造方法。
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