JP2014208647A - 鉱石物体の選鉱のための捕集剤組成物で使用されるジチオカルバメート化合物 - Google Patents

鉱石物体の選鉱のための捕集剤組成物で使用されるジチオカルバメート化合物 Download PDF

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Abstract

【課題】鉱石からの金属の選鉱および回収に有用なフロス浮選捕集剤を提供する。
【解決手段】下記の式(I)のジチオカルバメートを含んでなるフロス浮選捕集剤。
Figure 2014208647

[式中、RおよびR1はそれぞれ独立して、場合により置換されていてもよいC1-20アルキル、場合により置換されていてもよいC6-20アリール、場合により置換されていてもよいC2-20アルケニル、または場合により置換されていてもよいC7-20アラルキル基を表す。]
【選択図】なし

Description

本発明は一般的に、フロス(froth)浮選捕集剤並びに、鉱石物体からの、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、モリブデン、金、銀および、白金とパラジウム金属を含む白金群金属(PGM)のような金属有価物(metal values)の選鉱および回収のための同剤の使用のためのフロス浮選法に関する。更に具体的には、それは広範なpH値にわたり優れた冶金学的性能を示す、特定のジチオカルバメート化合物を含んでなる硫化物鉱物捕集剤を使用する方法に関する。
フロス浮選は有価鉱物を含む鉱石を選鉱するために広範に使用される方法である。典型的なフロス浮選法は、微粉砕鉱石粒子を含む水性スラリを泡立て剤(frothing agent)または起泡剤と混合してフロスを生成する工程を伴う。所望の鉱物を含む鉱石粒子は、フロスと、鉱石粒子の表面上に露出された鉱物間の親和性により、優先的にフロスに付着される。次に、それをフロスから分離することにより、生成された選鉱鉱物が回収される。
一般に、「捕集剤(collectors)」として知られる化学試薬をスラリに添加して分離工程の選択性および効率を増加させる。それら全体が、参照することにより本明細書に引用されたこととされる、米国特許第4,584,097、第6,732,867号、第6,820,746号、第6,988,623号および第7,011,216号は、捕集剤としてのN−アルコキシカルボニル−O−アルキルチオノカルバメートの使用を開示している。
フロス浮選は、特に微粉砕有価鉱物をそれらの結合母岩(gangue)から分離するためまたは有価鉱物を相互から分離するために有用である。鉱業処理が典型的に実施される規模の大きさ、および所望の鉱物と結合母岩間の価値の大きな差のために、分離効率の比較的僅かな増加すら、生産性の実質的な利益をもたらす。
改善された捕集剤および鉱石からの金属の回収のためのそれらの使用法は継続的に必要とされる。
1つの実施態様において、式(I):
Figure 2014208647
[式中、RおよびR1はそれぞれ独立して、場合により置換されていてもよいC1-20アルキル、場合により置換されていてもよいC6-20アリール、場合により置換されていてもよいC2-20アルケニル、または場合により置換されていてもよいC7-20アラルキル基を含ん
でなる]
のジチオカルバメート化合物が提供される。
他の実施態様において、少なくとも1種の式(I)のジチオカルバメート化合物を含んでなる、鉱石の浮選のための捕集剤組成物が提供される。
他の実施態様において、式(I)のジチオカルバメート化合物を製造する方法が提供される。該方法は、式(IV)のアルキルまたはアリールメルカプタンを、式(III)のアルコキシまたはアリールオキシカルボニルイソチオシアネートと反応させて、式(I)のジチオカルバメート化合物を形成する工程を含んでなり、ここで式(III)および(IV)におけるRおよびR1は前記の式(I)におけるように定義される:
Figure 2014208647
他の実施態様において、鉱石を浮選する方法が提供される。該方法は鉱石の粒子を含んでなるスラリを形成する工程を含んでなる。該方法は更に、そのスラリを、有効量の式(I)のジチオカルバメート化合物と混合して、複数の選鉱鉱物を含んでなるフロスを形成する工程を含んでなる。
これらおよびその他の実施態様は以下に更に詳細に説明される。
本発明の実施態様はフロス浮選捕集剤並びに、鉱石からの金属の選鉱および回収のための、式(I)のジチオカルバメートを使用するフロス浮選法を提供する。これらの金属は、それらに限定はされないが、銅、鉛、亜鉛、ニッケル、モリブデン、金、銀および、白金とパラジウムを含む白金群金属(PGM)を含むことができる。予期されなかったことには、式(I)のジチオカルバメートは鉱石物体を選鉱する種々のフロス浮選法において、匹敵するチオノカルバメートより有効であることが見いだされた。
式(I)のジチオカルバメートは種々の方法で製造することができる。例えば、1つの実施態様において、式(I)のジチオカルバメートは式(IV)のアルキルまたはアリールメルカプタンを前記の式(III)のアルコキシまたはアリールオキシカルボニルイソチオシアネートと反応させる工程により製造される。以下に示される実施例は式(I)の特定のジチオカルバメートを製造するための好適な反応条件を説明する。当業者は、本明細書に提供される指針を考慮して、広範な種類の式(I)のジチオカルバメートを製造するのに適切な反応条件を特定することができる。
式(III)のアルコキシまたはアリールオキシカルボニルイソチオシアネートは種々の方法で、例えば、市販源から、または当業者に知られた方法により得ることができ、例えば、中国特許第1,548,418号および米国特許第4,778,921号、第4,659,853号、第5,194,673号、第6,066,754号および第6,18
4,412号を参照されたい。1つの実施態様において、式(III)のアルコキシまたはアリールオキシカルボニルイソチオシアネートは、式(II)のハロホルメートをチオシアネート塩と反応させる工程により製造され、ここで式(II)中のXはハロゲンであり、式(II)中のRは前記の式(I)におけるように定義される。
Figure 2014208647
例えば、式(II)のブチルクロロホルメート(R=ブチル、X=クロロ)はナトリウムチオシアネートと反応させて、式(III)(Rはブチルである)のブトキシカルボニルイソチオシアネート中間体を形成することができる。チオシアネート塩(ナトリウムチオシアネートおよびカリウムチオシアネートのような)、アリールハロホルメートおよびアルキルハロホルメートは市販源から得るかまたは当業者に知られた方法により製造することができる。例えば、アルキルクロロホルメートはホスゲンを対応するアルキルメルカプタンと反応させることにより合成することができる。
式(I)〜(IV)中のRおよびR1はそれぞれ独立して、場合により置換されていてもよいC1-20アルキル(例えば、C2-6アルキル)、場合により置換されていてもよいC6-20アリール(例えば、フェニル)、場合により置換されていてもよいC2-20アルケニル(例えば、アリル)、または場合により置換されていてもよいC7-20アラルキル(例えば、ベンジル)を含んでなる。用語「場合により置換されていてもよい」は、C1-20アルキル、C6-20アリール、C2-20アルケニルおよび/またはC7-20アラルキル基が、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、C1-4ハロアルキル、アミノ、C1-4アルキルアミノおよびC1-4ジアルキルアミノから独立して選択される1個以上の基により1個以上の置換可能な位置で置換されていてもよい(しかし置換されねばならないことはない)ことを表す。1つの実施態様において、RおよびR1はそれぞれ独立して、C1-20アルキル、C6-20アリール、C2-20アルケニルまたはC7-20アラルキルを含んでなる。他の実施態様において、Rはエチル、プロピル、ブチル、アリルおよびフェニルから選択される。他の実施態様において、R1はエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、アリルおよびフェニルから選択される。
1つの実施態様において、式(I)の化合物はN−アリルオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメート、N−アリルオキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメートまたはN−アルコキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメートであってもよい。RおよびR1はそれぞれ独立してC2-6アルキルである。例えば、式(I)の化合物はN−アルコキシカルボニルS−エチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−プロピルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ペンチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ヘキシルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−ペントキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−ヘキソキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメートまたはそれらの混合物であってもよい。
適切なジチオカルバメートの例はそれらに限定はされないが、N−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−アロキシ(alloxy)カルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートおよびN−ブトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメートを含む。
1つの実施態様は、有効量の、本明細書で単にジチオカルバメートと呼ばれるかも知れない、本明細書に記載された式(I)の1種以上のジチオカルバメートを含んでなる、鉱石の選鉱のための捕集剤組成物を提供する。当業者は、本明細書で使用される用語「選鉱する」、「選鉱」および「選鉱された」はそれらの通常の意味をもち、そして本考察に関しては、工程が進行するに従って、鉱石中の所望の鉱物および/または金属の濃度が増加する、鉱石濃縮工程を表すことを理解するであろう。このような選鉱のために使用される捕集剤組成物は本質的には1種または複数のジチオカルバメートよりなるか、あるいは希釈剤(例えば、水、アルコール、油)、pH調整剤、他の捕集剤、泡立て剤、等のような他の成分を含んでもよい。他の捕集剤の例は、キサンテート、キサントゲンホルメート、チオホスフェート、チオ尿素およびジチオカルバメートを含む。泡立て剤の例はアルコール(例えば、2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2ペンタノールのようなC6-8アルカノール、グリコールおよびポリグリコール)、松根油およびクレゾール酸を含む。捕集剤組成物中の1種または複数のジチオカルバメートの量は広範に、例えば、必要に応じて、約1%〜約100%にわたることができる。式(I)のジチオカルバメートに加えて他の成分を含む捕集剤組成物は、鉱物のスラリと混合する前にまたは鉱物スラリの存在下で形成することができる。当業者は、選鉱のための「捕集剤」、「捕集剤組成物」、等の使用に対する本明細書における言及は、文脈がその他を示さない限り、本質的に本明細書に記載された1種または複数のジチオカルバメート並びに希釈剤、pH調整剤、他の捕集剤および/または前記に言及された泡立て剤のような他の成分を更に含んでなるものよりなる捕集剤組成物の使用を含むことを理解するであろう。
他の実施態様は、鉱石粒子を含んでなるスラリを形成する工程および、スラリを、有効量の捕集剤組成物(本質的に式(I)の化合物を含んでなるか、またはそれよりなる)、好適には泡立て剤と混合して、複数の選鉱された鉱物を含んでなるフロスを形成する工程、を含んでなる、鉱石を選鉱する方法を提供する。種々の鉱石を本明細書に記載の方法により選鉱することができる。鉱物は主として硫化物である鉱石ボディ(ore bodies)から回収することができるが、多少の酸化度をもつことができる。例えば、1つの実施態様において、硫化物および/または酸化物の金属および鉱物有価物が本明細書に記載の捕集剤組成物の存在下でフロス浮選法により回収される。好適な実施態様において、これらの捕集剤組成物は、広範なpH値にわたり、そしてより好適には、僅かに酸性、中性そして僅かにアルカリ性条件下で卑金属硫化物鉱石から硫化物鉱物有価物の増加した選鉱を提供する。以下に考察されるように、このクラスの捕集剤組成物はチオノカルバメートのような従来の捕集剤よりも金属の回収において著しい改善をもたらすことができる。
1つの実施態様において、スラリ中の鉱石粒子は、当業者に一般的に知られた方法で鉱石を粉砕して浮選粒度(flotation size)の鉱石粒子が提供される。例えば、鉱石は約−10メッシュの粒度に粉砕され、次に所望のメッシュ粒度に鋼のボールミル中で湿式粉砕(wet grinding)されることができる。あるいはまた、ペブ
ルミル(pebble milling)を使用することができる。結合母岩または非有価物から鉱物有価物を遊離させるために特定の鉱石をそこまで粉砕する粒度、すなわち遊離粒度(liberation size)は、典型的には鉱石毎に異なり、多数の因子に左右されることができる。これらの因子はそれらに限定はされないが、縞(striations)、凝塊およびコマトリックス(comatrices)のような、鉱石内の鉱床の幾何学構造を含むことができる。
粒子が所望の遊離粒度に粉砕されたことの決定は当業者に知られた方法を使用して、顕微鏡検査により実施することができる。一般に、そして限定されずに、適した粒度は約50メッシュ〜約400メッシュにわたることができる。好適には、鉱石は粉砕されて約+65メッシュ〜約−200メッシュの範囲の浮選粒度の粒子を提供する。好適な実施態様において、卑金属硫化物の鉱石は粉砕されて約10重量%〜約40重量%、好適には約14重量%〜約30重量%の+100メッシュの粒子、そして約40重量%〜約80重量%、好適には約45重量%〜約75重量%の−200メッシュ粒度の粒子を提供する。
鉱石の粒子を含んでなるスラリ(パルプまたはパルプスラリとしても知られる)は当業者に知られた種々の方法で形成することができる。スラリ形成の例は、それらに限定はされないが、遊離粒度の鉱石粒子を水と混合し、そして水の存在下で鉱石を粉砕する工程を含むことができる。
スラリのpHはスラリ形成工程のどんな段階でも調整することができる。1つの限定されない例において、選択されたpHをもつスラリを提供するために、酸または塩基のようなpH調整剤をスラリまたは粉砕期間中の粉砕物に添加する。1つの好適な実施態様において、pH調整剤は硫酸、炭酸ナトリウムおよび石灰を含む。従って、例えば、良好な選鉱は約1〜約12の範囲のパルプスラリpH値で、そして特には、約5〜約10.5のpH範囲で得ることができる。スラリのpHはフロス浮選のための鉱石を準備する工程で、またはフロス浮選工程自体の期間のあらゆる時点で調整することができる。鉱石粒子のスラリは好適には、総スラリ重量に基づいて約10重量%〜約60重量%のパルプ固形分、より好適には約25重量%〜約50重量%のパルプ固形分、そしてもっとも好適には、約30重量%〜約40重量%のパルプ固形分を提供するのに有効な水分量を含む。
好適な実施態様に従うと、硫化物含有鉱物の浮選が実施される。このような鉱物の例は、それらに限定はされないが、銅、ニッケル、モリブデン、鉛、亜鉛、金、銀および白金群(PGM)金属を含むことができる金属を含んでなるものを含む。浮選は約1〜約12、好適には約6〜約12、そしてもっとも好適には約9〜約11.5の範囲のpHで実施することができる。
本明細書に記載の捕集剤組成物の好適な実施態様は、フロス浮選が前記のpH範囲で実施される時に、減少した捕集剤用量においてすら、優れた捕集剤選択性とともに例外的に良好な捕集剤強度を提供することが発見された。1つの実施態様において、スラリは好適には、それを有効量の泡立て剤および捕集剤組成物(好適には、少なくとも1種の式(I)のジチオカルバメートを含んでなる)と混合して、選鉱された硫化物鉱物を含むフロスを形成する工程により調整される。泡立て剤、捕集剤およびスラリはどんな順序で混合されてもよい。例えば、従来の方法に従って、捕集剤をスラリおよび/または粉砕物に添加してもよい。「有効量」により、所望の金属有価物の所望のレベルの選鉱を提供する、それぞれの成分のあらゆる量を意味する。
当業者に知られたあらゆる泡立て剤をフロス浮選法に使用することができる。適切な泡立て剤の限定されない例は、C6-8アルカノール、2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2−ペンタノール(メチルイソブチルカルビノールまたはMIBCとしても知られ
る)のような直鎖または分枝鎖低分子量炭化水素アルコール、並びに松根油、クレゾール酸、グリコール、ポリグリコールおよびそれらの組み合わせ物:を含む。泡立て剤の典型的な量は、特定の状況においては、より高いまたは低い量の泡立て剤が有効であるかも知れないが、処理される鉱石1トン当たり約0.01〜約0.2ポンドの範囲内にある。
本明細書に記載された捕集剤組成物は、単独で、相互と組み合わせて、そして/または1種以上の第2の捕集剤、例えば、他の硫化物鉱物捕集剤と組み合わせて使用することができる。第2の捕集剤の例は、それらに限定はされないが、キサンテート、キサントゲンホルメート、チオホスフェート、チオ尿素および/またはジチオカルバメート、例えば、ジアルキルジチオカルバメートを含む。例えば、好適な実施態様において、捕集剤組成物(好適には式(I)のジチオカルバメートを含んでなる)をスラリ中1トンの鉱石中約0.005〜約5ポンド、同様な基礎に基づいて、好適には約0.1ポンド〜約2ポンド/トン、そしてより好適には0.01ポンド〜約1ポンド/トンの範囲内の捕集剤の量で泡立て剤およびパルプスラリと混合される。PGMを含んでなる鉱物を選択的に回収することが望ましいフロス浮選法において、捕集剤は好適にはスラリ中鉱石1トン当たり約0.01ポンド/トン〜約5ポンド/トンの量で使用される。バルクの硫化物フロス浮選法においては、しばしばより高いレベルの捕集剤が好適である。特定のフロス浮選法のための捕集剤の有効量は、本明細書に提供される指針により知らされる定常的実験により決定することができる。
有効量の泡立て剤および有効量の捕集剤組成物(例えば、式(I)のジチオカルバメート)とのスラリの混合は、好適には選鉱された硫化物鉱物を含むフロスを生成する方法で実施される。フロスの形成は適当に激しい混合条件を使用し、そして/またはスラリ中への空気の注入により促進させることができる。本明細書に提供される指針により知らされる従来のフロス浮選法に従う定常実験を使用して、フロス濃縮物中に所望の硫化物鉱物有価物を浮遊させ、そして好適には黄鉄鉱および他の母岩硫化物を選択的に除去するまたは低下させるために適する条件を決定することができる。特定の鉱石、特に貴金属および白金群金属およびニッケルを含むものに対しては、前記の有価金属とともに、黄鉄鉱、硫ヒ鉄鉱、方鉛鉱、閃亜鉛鉱および種々の他の金属硫化物を含むすべての硫化物鉱物を浮遊させ、回収することが必要かも知れない。
捕集剤組成物(例えば、式(I)のジチオカルバメート)は有利には、一般に鉱物パルプ中に容易に分散性である。例えば、これらの捕集剤は浮遊セルに添加されると、以下に提供される実施例に示されるように、典型的に、より高い金属回収率をもたらす。従って、捕集剤組成物を使用して、他の母岩硫化物、例えば、黄鉄鉱および硫ヒ鉄鉱および他の母岩物質、例えば、シリケート、カーボネート、等からの、特定の金属有価物硫化物、特に金、銅、モリブデン、PGM、鉛および亜鉛の硫化物を選択的に濃縮または回収することができる。これらの捕集剤はまた、主要硫化物鉱物に加えて、閃亜鉛鉱(ZnS)および硫化鉄、例えば黄鉄鉱および硫ヒ鉄鉱を含む鉱石中の実質的にすべての硫化物を捕集することが望ましい状況に使用することができる。
[実施例1]
N−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメートの合成
約20mLのn−ブチルメルカプタンを約10グラムのn−ブトキシカルボニルイソチオシアネートに添加する。n−ブトキシカルボニルイソチオシアネートは、それら全体が、参照することにより本明細書に引用されたこととされる米国特許第4,778,921号および第5,194,673号に記載の方法により生成される。反応は実質的に発熱性であり、温度は約25〜60℃に上昇する。メルカプタンの添加終結時に、バッチをその反応温度に約3〜4時間維持する。反応の実質的完了は約1960〜1990cm-1におけるN=C=S基の赤外(IR)吸収帯の実質的消失により示される。過剰なブチルメル
カプタンは減圧下ストリッピングにより実質的に除去されて、低融点の固体を与える。ヘキサンからの結晶化が、約26〜28℃の融点を有する、約12グラムのN−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメートの淡黄色の結晶を与える。
[実施例2]
N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメートの合成
約20mLのブチルメルカプタンを、米国特許第4,778,921号および第5,194,673号に記載の方法により生成された、約10グラムのエトキシカルボニルイソチオシアネートに添加する。反応は実質的に発熱性であり、温度は約25〜60℃に上昇する。メルカプタンの添加の終結時に、バッチをほぼその反応温度に約3〜4時間維持する。反応の実質的完了は1960〜1990cm-1におけるIR吸収帯のN=C=S基に対する実質的消失により示される。過剰なブチルメルカプタンは減圧下ストリッピングにより除去されて、低融点の固体を与える。ヘキサンからの結晶化が、約30〜32℃の融点を有する、約13グラムのN−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメートの黄色の結晶を与える。
[実施例3]
N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメートの合成
フェニルメルカプタンおよびアロキシカルボニルイソチオシアネートを使用して、実施例1の一般的方法を使用する。最終生成物、N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメートは約72〜74℃の融点を有する。
[実施例4]
N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメートの合成
アリルメルカプタンおよびフェノキシカルボニルイソチオシアネートを使用し、実施例1の一般的方法を使用する。最終生成物のN−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメートは約67〜69℃の融点を有する。
[実施例5]
N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメートの合成
フェニルメルカプタンおよびエトキシカルボニルイソチオシアネートを使用し、実施例1の一般的方法を使用する。最終生成物のN−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメートは約65〜67℃の融点を有する。
[実施例6]
N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメートの合成
フェニルメルカプタンおよびブトキシカルボニルイソチオシアネートを使用し、実施例1の一般的方法を使用する。最終生成物のN−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメートは約71〜73℃の融点を有する。
[実施例7〜12]
NBCNBDTSおよびNBCNBTCを使用する金属有価物の回収
銅(Cu)、モリブデン(Mo)および金(Au)有価物を含む鉱石物体をフロス浮選により選鉱する。各試験の浮選パラメーターは以下である:約2200g/トンの石灰、約30g/トンの、Oreprep501/Oreprep507起泡剤(Cytec Industries,Inc.,West Patterson,NJ)の約3:1混合物、(ここでパルプ固形分は約67%である)、および捕集剤をミルに添加する。本発明のN−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NBCNBDTS)捕集剤および、従来の実施に使用されるN−n−ブトキシカルボニル−O−n−ブチルチオノカルバメート(NBCNBTC)捕集剤を使用する、各金属有価物の回収率(Re
c.)が表1に報告される。pHの値、パルプ固形分1トン当たりの用量および粉砕時間は実施例7〜12において異なる。
Figure 2014208647
表1は、本発明のNBCNBDTS捕集剤が従来のNBCNBTC捕集剤より回収率を改善することを示す。
実施例7/7Cおよび8/8Cにおいて、pH約9.5の選鉱パラメーター、約6.5分の粉砕時間並びに約4g/トンおよび8g/トン(スラリ中の固形分のトン数に基づく)の用量が使用される。約4グラム/トンの用量により、NBCNBDTSはNBCNBTCより高率のAu、CuおよびMoを回収することが認められる。用量が約8g/トンに増加されると、捕集剤はほとんど一定の回収率を示す。更に、低用量の回収率は高用量の、従来のNBCNBTCより大きいことが認められる。従って、NBCNBDTSは従来のNBCNBTCより少量で使用されて、回収される単位金属当たりの経費節約を提供することができる。
実施例9/9Cおよび10/10Cにおいて、約pH9.5の選鉱パラメーター、約5.0分の粉砕時間並びに約4g/トンおよび約8g/トンの用量が使用される。4g/トンおよび8g/トン用量の双方で、NBCNBDTSはNBCNBDTSより高率のAu、CuおよびMoを回収する。
実施例11/11Cおよび12/12Cにおいて、約pH10.5の選鉱パラメーター、約5.0分の粉砕時間並びに約4g/トンおよび約8g/トンの用量を使用する。再度、4g/トンおよび8g/トンの用量で、NBCNBDTSはNBCNBDTSより高率のAu、CuおよびMoを回収する。
[実施例13〜17]
幾つかの同族のN−アルコキシカルボニルアルキルジチオカルバメートおよびN−アルコキシカルボニルアルキルチオノカルバメートを使用する、金属有価物の回収
白金群金属、より具体的には白金(Pt)およびパラジウム(Pd)を含む鉱石物体をフロス浮選により選鉱して、これらの高価値金属を回収する。各試験に対する浮選パラメーターは以下である:約2kgの鉱石が使用され;パルプのpHは〜8.6であり;起泡剤として、約15g/トンのBetafroth 206(Betachem(Pty)
Ltd,南アフリカ)を使用し;鉱石を67%固形分で70%−200メッシュに粉砕し;20g/トンの捕集剤を10:5:5の割合で、ミルおよび浮選の2段階に添加し;試薬に対する調整時間は典型的には2分であり、そして総浮選時間は15分であり;そしてタルクの抑制剤として40g/トンのグアガムを使用する。本発明のN−アルコキシカルボニルアルキルジチオカルバメート捕集剤および従来の実施に使用されるN−アルコキシカルボニルアルキルチオノカルバメート捕集剤を使用する、各金属有価物の回収率(Rec.)を実施例13〜17として表2に報告する。
Figure 2014208647
[実施例18〜22]
幾つかの同族のN−アルコキシカルボニルアルキルジチオカルバメートおよびN−アルコキシカルボニルアルキルチオノカルバメートを使用する、金属有価物の回収
主としてニッケル(Ni)有価物を含み、第2の有価金属として銅(Cu)を含む鉱石物体をフロス浮選により選鉱してこれらの高価値金属を回収する。各試験の浮選パラメーターは以下である:約0.5kgの鉱石を使用し;1.36kg/tの石灰をミルに添加して〜9.3のパルプpHを与え;約26g/トンのDOWFROTH 250(Dow
Chemical,Midland,MI,USA)を16:10の割合で浮選の2段階に起泡剤として添加し;鉱石を67%固形分で55%−200メッシュに粉砕し;8g/tの捕集剤をミルに添加し;セル中の調整時間は典型的には2分であり、そして総浮選時間は7分であり、そして浮選は3段階で約34%固形分で実施される。本発明のN−アルコキシカルボニルアルキルジチオカルバメート捕集剤および従来の実施に使用されるN−アルコキシカルボニルアルキルチオノカルバメート捕集剤を使用する各金属有価物(N
iおよびCu)の回収率(Rec.)が実施例18〜22として表3に報告される。
Figure 2014208647
[実施例23〜24]
N−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NBCNBDTS)、N−イソ−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NiBCNBDTS)およびN−n−ブトキシカルボニルO−n−ブチルチオノカルバメート(NBCNBTC)を使用する、金属有価物の回収
主として銅(Cu)有価物を含み、そして第2の高価値金属として金(Au)を伴う鉱石物体をフロス浮選により選鉱して、これらの高価値金属を回収する。各試験の浮選パラメーターは以下である:約1kgの鉱石を使用し;200g/tの石灰をミルに添加して〜9.5のパルプpHを与え;約20g/トンのメチルイソブチルカルビノール(MIBC)を15:5の割合で浮遊の2段階で添加された起泡剤として使用し;鉱石を67%固形分で18%+100メッシュに粉砕し;5g/tの捕集剤を3:2の割合でミルおよび浮遊の第2段階に添加し;試薬による調整時間は2分であり、そして総浮選時間は6分であり、そして浮選は2段階で約34%固形分で実施される。本発明のN−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NBCNBDTS)およびN−イソ−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NiBCNBDTS)並びに従来の実施に使用されるN−n−ブトキシカルボニルO−n−ブチルチオノカルバメート(NBCNBTC)を使用する各金属有価物(AuおよびCu)の回収率(Rec.)が実施例23〜24として表4に報告される。
Figure 2014208647
[実施例25〜29]
幾つかの同族のN−アルコキシカルボニルアルキルジチオカルバメートおよびN−アルコキシカルボニルアルキルチオノカルバメートを使用する、金属有価物の回収
主として銅(Cu)有価物を含み、そして第2の高価値金属として金(Au)を伴う鉱石物体をフロス浮選により選鉱して、これらの高価値金属を回収する。各試験の浮選パラメーターは以下である:約1.1kgの鉱石を使用し;1.2kg/tの石灰をミルに添加して〜10のパルプpHを与え;約12g/トンの、AEROFROTH 76AとOreprep X−133(Cytec Industries Inc.,West
Paterson,NJ,USA)の5:3比混合物を8:4の割合で浮遊の2段階に添加された起泡剤として使用し;鉱石を55%固形分で20%+100メッシュに粉砕し;11g/tの捕集剤を6:5の割合でミルおよび浮遊の第2段階に添加し;試薬による調整時間は1分であり、そして総浮選時間は6分であり、そして浮選は3段階で約38%固形分で実施される。本発明のN−アルコキシカルボニルアルキルジチオカルバメート捕集剤および従来の実施に使用されるN−アルコキシカルボニルアルキルチオノカルバメート捕集剤を使用する各金属有価物(CuおよびAu)の回収率(Rec.)が実施例25〜29として表5に報告される。
Figure 2014208647
[実施例30]
N−イソ−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NiBCNBDTS)、N−n−ブトキシカルボニルO−n−ブチルチオノカルバメート(NBCNBTC)およびカリウムアミルキサンテート(PAX)を使用する、金属有価物の回収
種々の硫化物鉱物−黄鉄鉱、硫ヒ鉄鉱、方鉛鉱、黄銅鉱、砒四面銅鉱、四面銅鉱、閃亜鉛鉱および少量の他の硫化物を含む−と結合された主要な有価金属として、主として金(Au)を含む鉱石物体をフロス浮選により選鉱して、Auおよび他の有価金属を回収する。この種の主要金鉱石の更なる産業の需要は、すべての硫化物鉱物の回収(総硫黄回収率として表す)を最大にすることである。各試験の浮選パラメーターは以下である:約0.5kgの鉱石を使用し;パルプのpHは〜8.5であり;約40g/トンの、Oreprep 501/Oreprep 507(Cytec Industries Inc.,West Paterson,NJ,USA)の1:3比混合物を10:10の割合で浮選の2段階に添加された起泡剤として使用し;鉱石を50%固形分で78%−200メッシュに粉砕し;50g/tの捕集剤を25:25の割合でミルおよび浮選の第3段階に添加し;75g/tのカリウムアミルキサンテート(PAX)を38:37の割合でミルおよび浮選の第3段階に第2の捕集剤として使用し;50g/tの炭素捕集剤、試薬S−7944(Cytec Industries Inc.,West Paterson,NJ)をミルに添加して、浮選の第1段階で炭素質物質を浮遊させ;試薬による調整時間は2分であり、そして総浮選時間は13分であり、そして浮選は3段階で実施される。比較の目的で、125g/tのPAXが、63:62の割合でミルおよび浮選の第3段階に添加、使用される唯一の捕集剤であることを除いて、同様な条件下で別の試験を実施する。(NiBCNBDTS+PAX)、(NBCNBTC+PAX)およびPAX単独を使用する各金属有価物(Auおよび総硫黄)の回収率(Rec.)が実施例30および3
0C1および30C2として表6に報告される。
Figure 2014208647
[実施例31]
N−イソ−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NiBCNBDTS)、N−n−ブトキシカルボニルO−n−ブチルチオノカルバメート(NBCNBTC)およびカリウムアミルキサンテート(PAX)を使用する、金属有価物の回収
実施例30に使用されたものと同様なそして同一鉱山からの鉱石物体が本実施例に使用される。その目的は実施例30と同様であり、Au有価物およびすべての結合硫化物鉱物の回収率(総硫黄回収率として表す)を最大にすることである。各試験の浮選パラメーターは、ここに記載される事項を除いて実施例30に使用されたものと同様である:パルプのpHは〜10.1であり;約40g/トンの、Oreprep 501/Oreprep 507(Cytec Industries Inc.,West Paterson,NJ)の1:3比混合物を30:5:5の割合で浮遊の3段階に添加される起泡剤として使用し;鉱石を67%固形分で73%−200メッシュに粉砕し;50g/tの捕集剤を2:1の割合で、浮選の第2および第3段階に添加し;75g/tのカリウムアミルキサンテート(PAX)を2:1の割合で浮選の第2および第3段階に添加される第2の捕集剤として使用し;50g/tの炭素捕集剤、試薬S−7944(Cytec Industries Inc.,West Paterson,NJ)をミルに添加して、浮選の第1段階で炭素質物質を浮遊させ;試薬による調整時間は2分であり、そして総浮選時間は13分であり、そして浮選は3段階で実施される。比較の目的で、150g/tのPAXが、2:1の割合で浮選の第2および第3段階に添加、使用される唯一の捕集剤であることを除いて、同様な条件下で別の試験を実施する。(NiBCNBDTS+PAX)、(NBCNBTC+PAX)およびPAX単独を使用する、各金属有価物(Auおよび総硫黄)の回収率(Rec.)が実施例31および31C1および31C2として表7に報告される。
Figure 2014208647
[実施例32]
N−イソ−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート(NiBCNBDTS)、N−イソ−ブトキシカルボニルO−イソ−ブチルチオノカルバメート(NiBCiBTC)、ナトリウムジイソブチルジチオホスフィネート(DIBDTPI)およびナトリウムエチルキサンテート(NaEX)を使用する、金属有価物の回収
主として、主要有価金属としてのニッケル(Ni)および優勢な珪酸マグネシウムを含む鉱石物体をフロス浮選により選鉱して、Ni有価物を回収する。これらの鉱石は、従来の捕集剤により得られる低いNi回収率およびNi回収率に不利な影響を与える珪酸マグネシウムの存在のためにやりがいがある。各試験の浮選パラメーターは以下である:約0.5kgの鉱石を使用し;6kg/tの炭酸ナトリウムをミルに添加して〜9.3の浮選pHを与え;約30g/トンのトリエトキシブタンを浮選の第1段階に添加される起泡剤として使用し;鉱石を66%固形分で65%−200メッシュに粉砕し;7.5g/tの本発明の捕集剤または対応する対照のチオノカルバメートをミルに添加し;双方ともミルに添加される、15g/tのナトリウムエチルキサンテート(NaEX)および7.5g/tのナトリウムジイソブチルジチオホスフィネート(DIBDTPI)を第2の捕集剤として使用し;試薬による調整時間は1分であり、そして総浮選時間は10分であり、そして浮選は3段階で約34%固形分で実施される。比較の目的のために、1試験において、30g/tのNaEXがミルに添加使用される唯一の捕集剤であり、そして他の試験では、それぞれ15g/tのNaEXおよびDIBDTPIがミルにそれぞれ添加、使用されることを除き、2種の別の試験を同一条件下で実施する。Niの回収率(Rec.)が実施例32、実施例32C1、32C2および32C3として表8に報告される。
Figure 2014208647
[実施例33〜46]
本発明の幾つかのジチオカルバメート化合物を使用する、金属有価物の回収
主としてニッケル(Ni)有価物を含み、第2の有価金属として銅(Cu)を伴う鉱石物体をフロス浮選により選鉱して、高価値金属を回収する。各試験の浮選パラメーターは以下である:約0.5kgの鉱石;1.36kg/tの石灰をミルに添加して〜9.3のパルプpHを与え;約26g/トンのDOWFROTH 250(Dow Chemical,Midland,MI,USA)を16:10の割合で浮選の2段階に添加される起泡剤として使用し;鉱石を67%固形分で55%−200メッシュに粉砕し;8g/tの捕集剤をミルに添加し;セル中の調整時間は典型的には2分であり、そして総浮選時間は7分であり、そして浮選は3段階で約34%固形分で実施される。各金属有価物(NiおよびCu)の回収率(Rec.)が実施例33〜46として表9に報告される。
Figure 2014208647
本発明の好適な実施態様は次の通りである。
1.
式(I):
Figure 2014208647
[式中、RおよびR1はそれぞれ独立して、場合により置換されていてもよいC1-20アルキル、場合により置換されていてもよいC6-20アリール、場合により置換されていてもよいC2-20アルケニル、または場合により置換されていてもよいC7-20アラルキルを含んでなる]
の化合物。
2.
RおよびR1がそれぞれ独立してC2-6アルキル、アリル、フェニルまたはベンジルを含んでなる、項目1の化合物。
3.
RおよびR1がそれぞれ独立してC2-6アルキルである、項目2の化合物。
4.
N−アルコキシカルボニルS−エチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−プロピルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ペンチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ヘキシルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−ペントキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメートおよびN−ヘキソキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメートよりなる群から選択される、項目3の化合物。
5.
N−アリルオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメート、N−アリルオキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメートおよびN−アルコキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート:よりなる群から選択される、項目1の化合物。
6.
N−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートおよびN−ブトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート:よりなる群から選択される、項目1の化合物。
7.
式(IV)のアルキルまたはアリールメルカプタンを式(III):
Figure 2014208647
のアルコキシまたはアリールオキシカルボニルイソチオシアネート[ここで、式(III)および(IV)中のRおよびR1は式(I)におけるものと同様な意味を有する]と反応させる工程を含んでなる、項目1〜6のいずれか1項の式(I)の化合物を製造する方法。
8.
有効量の項目1〜6のいずれか1項の化合物を含んでなる、鉱石の選鉱のための捕集剤組成物。
9.
キサンテート、キサントゲンホルメート、チオホスフェート、チオ尿素およびジチオカルバメートよりなる群から選択される少なくとも1種の第2の捕集剤を更に含んでなる、項目8の捕集剤組成物。
10.
泡立て剤および式(I):
Figure 2014208647
[式中、RおよびR1はそれぞれ独立して、場合により置換されていてもよいC1-20アルキル、場合により置換されていてもよいC6-20アリール、場合により置換されていてもよいC2-20アルケニル、または場合により置換されていてもよいC7-20アラルキル基を含んでなる]
の化合物を含んでなる捕集剤組成物。
11.
RおよびR1がそれぞれ独立して、C2-6アルキル、アリル、フェニルまたはベンジルを含んでなる、項目10の捕集剤組成物。
12.
RおよびR1がそれぞれ独立して、C2-6アルキルである、項目11の捕集剤組成物。
13.
化合物がN−アルコキシカルボニルS−エチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−プロピルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ペンチルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニルS−ヘキシルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメート、N−ペントキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメートおよびN−ヘキソキシカルボニルS−アルキルジチオカルバメートよりなる群から選択される、項目12の捕集剤組成物。
14.
化合物がN−アリルオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメート、N−アリルオキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメートおよびN−アルコキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート:よりなる群から選択される、項目10の捕集剤組成物。
15.
化合物がN−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートおよびN−ブトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート:よりなる群から選択される、項目10の捕集剤組成物。
16.
泡立て剤がアルコール、松根油およびクレゾール酸の少なくとも1つを含んでなる、項目10〜15のいずれか1項の捕集剤組成物。
17.
アルコールがC6-8アルカノール、グリコールおよびポリグリコールの少なくとも1つを含んでなる、項目16の捕集剤組成物。
18.
アルコールが2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2−ペンタノールの少なくとも一方を含んでなる、項目16の捕集剤組成物。
19.
鉱石の粒子を含んでなるスラリを形成する工程、および
スラリを、有効量の、項目8〜18のいずれか1項の捕集剤組成物と混合して、複数の選鉱鉱物を含んでなるフロスを形成する工程:
を含んでなる、鉱石を選鉱する方法。
20.
鉱石粒子が硫化物鉱物および酸化物鉱物から選択される少なくとも1つを含んでなる、項目19の方法。
21.
鉱石粒子が銅、ニッケル、モリブデン、鉛、亜鉛、金、銀、白金およびパラジウムの少なくとも1つを含んでなる、項目19の方法。
22.
スラリが約10重量%の固形分〜約60重量%の固形分を含む、項目19〜21のいずれか1項の方法。
23.
スラリが約25重量%の固形分〜約50重量%の固形分を含む、項目19〜21のいずれか1項の方法。
24.
スラリが約30重量%の固形分〜約40重量%の固形分を含む、項目19〜21のいずれか1項の方法。
25.
鉱石を粉砕して、鉱石の粒子を形成する工程を更に含んでなる、項目19〜24のいずれか1項の方法。
26.
鉱石粒子が湿式粉砕およびペブルミルの少なくとも一方により粉砕される、項目25の方法。
27.
スラリをpH調整剤と混合する工程を更に含んでなる、項目19〜26のいずれか1項の方法。
28.
スラリのpHが約6〜約12の範囲内にある、項目27の方法。
29.
スラリのpHが約9〜約11.5の範囲内にある、項目27の方法。
30.
泡立て剤をスラリと混合する工程を更に含んでなる、項目19〜29のいずれか1項の方法。
31.
泡立て剤がアルコール、松根油およびクレゾール酸の少なくとも1つを含んでなる、項目30の方法。
32.
アルコールがC6-8アルカノール、グリコールおよびポリグリコールの少なくとも1つを含んでなる、項目31の方法。
33.
アルコールが2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2−ペンタノールの少なくとも一方を含んでなる、項目32の方法。
34.
スラリ中の泡立て剤の濃度がスラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.01〜約2ポンドの範囲内にある、項目30〜33のいずれか1項の方法。
35.
スラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.005〜約5ポンドの式(I)の化合物の量で、スラリと式(I)の化合物を混合する工程を含んでなる、項目19〜34のいずれか1項の方法。
36.
スラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.1〜約2ポンドの式(I)の化合物の量で、スラリと式(I)の化合物を混合する工程を含んでなる、項目19〜34のいずれか1項の方法。
37.
N−アリルオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメート、N−アリルオキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメートおよびN−アルコキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート:よりなる群から選択される化合物。
38.
N−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートおよびN−ブトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート:よりなる群から選択される、項目37の化合物。
39.
式(IV)のアルキルまたはアリールメルカプタンを、式(III):
Figure 2014208647
のアルコキシまたはアリールオキシカルボニルイソチオシアネート[ここで、RおよびR1はそれぞれ独立して、C1-20アルキル、C6-20アリール、C2-20アルケニルまたはC7-20アラルキル基を含んでなる]と反応させる工程を含んでなる、項目37または38の化合物を製造する方法。
40.
有効量の項目37または38の化合物を含んでなる、鉱石の選鉱のための捕集剤組成物。
41.
キサンテート、キサントゲンホルメート、チオホスフェート、チオ尿素およびジチオカルバメートよりなる群から選択される少なくとも1種の第2の捕集剤を更に含んでなる、項目40の捕集剤組成物。
42.
泡立て剤並びにN−アリルオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメート、N−アリルオキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメートおよびN−アルコキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート:よりなる群から選択される化合物を含んでなる、捕集剤組成物。
43.
化合物がN−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートおよびN−ブトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート:よりなる群から選択される、項目42の捕集剤組成物。
44.
泡立て剤がアルコール、松根油およびクレゾール酸の少なくとも1つを含んでなる、項目42または43の捕集剤組成物。
45.
アルコールがC6-8アルカノール、グリコールおよびポリグリコールの少なくとも1つを含んでなる、項目44の捕集剤組成物。
46.
アルコールが2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2−ペンタノールの少なくとも一方を含んでなる、項目45の捕集剤組成物。
47.
鉱石粒子を含んでなるスラリを形成する工程、および
スラリを、有効量の項目40〜46のいずれか1項の捕集剤組成物と混合して、複数の選鉱鉱物を含んでなるフロスを形成する工程:
を含んでなる、鉱石を選鉱する方法。
48.
鉱石粒子が硫化物鉱物および酸化物鉱物から選択される少なくとも一つを含んでなる、項目47の方法。
49.
鉱石粒子が銅、ニッケル、モリブデン、鉛、亜鉛、金、銀、白金およびパラジウムの少なくとも1つを含んでなる、項目47の方法。
50.
スラリが約10重量%の固形分〜約60重量%の固形分を含む、項目47〜49のいずれか1項の方法。
51.
スラリが約25重量%の固形分〜約50重量%の固形分を含む、項目47〜49のいずれか1項の方法。
52.
スラリが約30重量%の固形分〜約40重量%の固形分を含む、項目47〜49のいずれか1項の方法。
53.
鉱石を粉砕して鉱石粒子を形成する工程を更に含んでなる、項目47〜52のいずれか1項の方法。
54.
鉱石粒子が湿式粉砕およびペブルミルの少なくとも一方により粉砕される、項目53の方法。
55.
スラリをpH調整剤と混合する工程を更に含んでなる、項目47〜54のいずれか1項の方法。
56.
スラリのpHが約6〜約12の範囲内にある、項目55の方法。
57.
スラリのpHが約9〜約11.5の範囲内にある、項目55の方法。
58.
泡立て剤をスラリと混合する工程を更に含んでなる、項目47〜57のいずれか1項の方法。
59.
泡立て剤がアルコール、松根油およびクレゾール酸の少なくとも1つを含んでなる、項目58の方法。
60.
アルコールがC6-8アルカノール、グリコールおよびポリグリコールの少なくとも1つを含んでなる、項目59の方法。
61.
アルコールが2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2−ペンタノールの少なくとも一方を含んでなる、請求項59の方法。
62.
スラリ中の泡立て剤の濃度がスラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.01〜約2ポンドの範囲内にある、項目58〜61のいずれか1項の方法。
63.
スラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.005〜約5ポンドの化合物の量で、化合物をスラリと混合する工程を含んでなる、項目47〜62のいずれか1項の方法。
64.
スラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.1〜約2ポンドの化合物の量で、化合物をスラリと混合する工程を含んでなる、項目47〜62のいずれか1項の方法。
65.
N−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートおよびN−ブトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート:よりなる群から選択される化合物。
66.
式(IV)のアルキルまたはアリールメルカプタンを、式(III):
Figure 2014208647
のアルコキシまたはアリールオキシカルボニルイソチオシアネート[ここで、Rはエチル、プロピル、ブチル、アリルおよびフェニルから選択され、そしてR1はエチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、アリルおよびフェニルから選択される]と反応させる工程を含んでなる、項目65の化合物を製造する方法。
67.
有効量の項目65の化合物を含んでなる、鉱石の選鉱のための捕集剤組成物。
68.
キサンテート、キサントゲンホルメート、チオホスフェート、チオ尿素およびジチオカルバメートよりなる群から選択される少なくとも1種の第2の捕集剤を更に含んでなる、項目67の捕集剤組成物。
69.
泡立て剤並びにN−n−ブトキシカルボニルS−n−ブチルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−アロキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニルS−アリルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニルS−フェニルジチオカルバメート、N−エトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートおよびN−ブトキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート:よりなる群から選択される化合物を含んでなる、捕集剤組成物。
70.
泡立て剤がアルコール、松根油およびクレゾール酸の少なくとも1つを含んでなる、項目69の捕集剤組成物。
71.
アルコールがC6-8アルカノール、グリコールおよびポリグリコールの少なくとも1つを含んでなる、項目70の捕集剤組成物。
72.
アルコールが2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2−ペンタノールの少なくとも一方を含んでなる、項目70の捕集剤組成物。
73.
鉱石粒子を含んでなるスラリを形成する工程、および
スラリを、有効量の項目67〜72のいずれか1項の捕集剤組成物と混合して、複数の選鉱鉱物を含んでなるフロスを形成する工程、
を含んでなる、鉱石を選鉱する方法。
74.
鉱石粒子が硫化物鉱物および酸化物鉱物から選択される少なくとも一つを含んでなる、項目73の方法。
75.
鉱石粒子が銅、ニッケル、モリブデン、鉛、亜鉛、金、銀、白金およびパラジウムの少なくとも1つを含んでなる、項目73の方法。
76.
スラリが約10重量%の固形分〜約60重量%の固形分を含む、項目73〜75のいずれか1項の方法。
77.
スラリが約25重量%の固形分〜約50重量%の固形分を含む、項目73〜75のいずれか1項の方法。
78.
スラリが約30重量%の固形分〜約40重量%の固形分を含む、項目73〜75のいずれか1項の方法。
79.
鉱石を粉砕して鉱石粒子を形成する工程を更に含んでなる、項目73〜78のいずれか1項の方法。
80.
鉱石粒子が湿式粉砕およびペブルミルの少なくとも一方により粉砕される、項目79の方法。
81.
スラリをpH調整剤と混合する工程を更に含んでなる、項目73〜80のいずれか1項の方法。
82.
スラリのpHが約6〜約12の範囲内にある、項目81の方法。
83.
スラリのpHが約9〜約11.5の範囲内にある、項目81の方法。
84.
泡立て剤をスラリと混合する工程を更に含んでなる、項目73〜83のいずれか1項の方法。
85.
泡立て剤がアルコール、松根油およびクレゾール酸の少なくとも1つを含んでなる、項目84の方法。
86.
アルコールがC6-8アルカノール、グリコールおよびポリグリコールの少なくとも1つを含んでなる、項目85の方法。
87.
アルコールが2−エチルヘキサノールおよび4−メチル−2−ペンタノールの少なくとも一方を含んでなる、項目85の方法。
88.
スラリ中の泡立て剤の濃度がスラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.01〜約2ポンドの範囲内にある、項目84〜87のいずれか1項の方法。
89.
スラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.005〜約5ポンドの化合物の量で、化合物をスラリと混合する工程を含んでなる、項目73〜88のいずれか1項の方法。
90.
スラリ中の鉱石粒子1トン当たり約0.1〜約2ポンドの化合物の量で、化合物をスラリと混合する工程を含んでなる、項目73〜88のいずれか1項の方法。

Claims (2)

  1. N−アリルオキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメート、N−アリルオキシカルボニル−S−アリールジチオカルバメート、N−アル コキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−アリールオキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−n−ブトキシカルボニル−S−n−ブチルジチオカルバメート、N−ブトキシカルボニル−S−フェニルジチオカルバメート、N−アルコキシカルボニル−S−ペンチルジチオカル バメート、N−アルコキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメート、N−ペントキシカル ボニル−S−アルキルジチオカルバメート、およびN−ヘキソキシカルボニル−S−アルキルジチオカルバメートよりなる群から選ばれる、鉱石選鉱のための捕集剤組成物で使用されるジチオカルバメート化合物。
  2. N−アリルオキシカルボニル−S−フェニルジチオカルバメート、N−フェノキシカルボニル−S−アリルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−エチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−プロピルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ブチルジチオカルバメート、N−プロポキシカルボニル−S−ペンチルジチオカルバメート、およびN−プロポキシカルボニル−S−ヘキシルジチオカルバメートよりなる群から選ばれる、請求項1に記載のジチオカルバメート化合物。
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